JP2010165236A - 表示領域決定装置、表示領域決定方法およびプログラム - Google Patents

表示領域決定装置、表示領域決定方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】グラフィカルユーザインタフェースの操作に応じて適切に画面表示の対象領域を移動させることのできる表示領域決定装置の提供。
【解決手段】グラフィカルユーザインタフェースにおいて、表示領域決定装置は、利用者の操作後に取得した画面画像(現画面)と、操作前の画面画像(前画面)とを比較し、前記前画面に対して変化した現画面上の領域を差分領域として抽出し、その差分領域を新たに表示対象領域に設定し、表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、GUI(Graphical User Interface)を用いて対話的に画面を切り替えるコンピュータにおいて、次に表示する画面を最適化する表示領域決定装置、表示領域決定方法およびプログラムに関する。
非特許文献1は、携帯電話端末を用いて、自宅や会社にあるPC(Personal Computer)をコントロールする環境を提供するクライアントソフトウェアの操作方法が記載されている。同文献によれば、クライアントソフトウェアは、設定項目として「自動ウィンドウ移動」機能を有しており、同機能をオンにすると、新たにウィンドウや、ダイアログ、アラートが開いた場合や、背後のウィンドウをクリックした場合等のトップウィンドウの変化が生じると、新しいトップウィンドウの左上隅の位置へ自動的に移動することが記載されている。
また、特許文献1には、コンピュータ画面を特定のタイミングで蓄積し、蓄積した画像情報間の差異から操作履歴を抽出する手段と、抽出した操作履歴を文字情報の連結でデータベースに蓄積する手段を設けた入力履歴蓄積装置が開示されている。
特開2000−163602号公報
株式会社キットピーク、"Mobile2PCiアプリ操作編"、[online]、[平成20年12月8日検索]、インターネット〈URL:http://www.kittpeak.co.jp/mobile2pc/iappli.html#autojump〉
しかしながら、非特許文献1の「自動ウィンドウ移動」機能では、あくまでトップウィンドウの変化により動作するものであり、トップウィンドウに変化のない場合の操作には対応していないという問題点がある。例えば、利用者の操作により、ウィンドウ内の領域やウィンドウ以外の領域に変化が生じたとしても、当該領域に表示領域を移動させることは不可能である。
特許文献1は、ウィンドウ内の領域やウィンドウ以外の領域の変化から利用者の操作を抽出する技術であるが、抽出した操作履歴やその過程で得られる画像データの差分情報を表示に反映することには全く触れられていない。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、上記トップウィンドウの変化が伴わないような操作であっても、適切に表示領域を移動させることのできる表示領域決定装置、表示領域決定方法およびプログラムを提供することにある。
本発明の第1の視点によれば、利用者の操作後に取得した画面画像(現画面)と、操作前の画面画像(前画面)とを比較し、前記前画面に対して変化した現画面上の領域を差分領域として抽出する差分領域抽出手段と、前記差分領域を表示領域の移動先候補として設定する移動先領域設定手段とを備える表示領域決定装置が提供される。
本発明の第2の視点によれば、利用者の操作後に取得した画面画像(現画面)と、操作前の画面画像(前画面)とを比較し、前記前画面に対して変化した現画面上の領域を差分領域として抽出し、前記差分領域を表示領域の移動先候補として設定する移動先領域決定方法が提供される。
本発明の第3の視点によれば、利用者の操作後に取得した画面画像(現画面)と、操作前の画面画像(前画面)とを比較し、前記前画面に対して変化した現画面上の領域を差分領域として抽出する処理と、前記差分領域を表示領域の移動先候補として設定する処理とをコンピュータに実行させるプログラムが提供される。
本発明によれば、利用者の操作が、トップウィンドウに変更が生じさせないものであっても、望ましい表示領域の移動先候補を設定することが可能となる。その理由は、画像が変化した領域(差分領域)を抽出した上で、その領域を表示領域の移動先候補として設定するよう構成したことにある。
本発明の第1の実施形態に係る表示領域決定装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る表示領域決定装置の動作例を示すフローチャートである。 画面転送システムに本発明を適用した構成を示す図である。 画面転送システムのサーバコンピュータに表示されているデスクトップ画面の例である。 画面転送システムのクライアント端末を操作する利用者が図4のデスクトップ画面の別のフォルダを選択した状態を示す図である。 画面画像取得手段により画面画像記憶部に記憶される情報を示す図である。 図5の操作により抽出される差分領域を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る表示領域決定装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る表示領域決定装置の動作例を示すフローチャートである。 画面転送システムに本発明を適用した構成を示す別の図である。 本発明の第3の実施形態に係る表示領域決定装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る表示領域決定装置の動作例を示すフローチャートである。 画面転送システムに本発明を適用した構成を示す別の図である。 画面転送システムのサーバコンピュータに表示されているデスクトップ画面の別の例である。 画面画像取得手段により画面画像記憶部に記憶される情報を示す図である。 差分領域抽出手段により差分領域記憶部に記憶される情報を示す図である。 画面転送システムのクライアント端末を操作する利用者が図14のデスクトップ画面の別のフォルダを選択した状態を示す図である。 画面転送システムのクライアント端末を操作する利用者が図14のデスクトップ画面の別のフォルダを選択した時点において画面画像記憶部に記憶される情報を示す図である。 図17の操作により抽出される差分領域を示す図である。 差分領域からの非関連差分領域の削除を説明するための図である。 本発明の第4の実施形態に係る表示領域決定装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る表示領域決定装置の動作例を示すフローチャートである。 画面転送システムに本発明を適用した構成を示す別の図である。 図13の画面転送システムのデスクトップ画面を閲覧するクライアント端末の表示領域の遷移を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る表示領域決定装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態に係る表示領域決定装置の動作例を示すフローチャートである。 画面転送システムに本発明を適用した構成を示す別の図である。 図27の画面転送システムのデスクトップ画面を閲覧するクライアント端末の表示領域の遷移を示す図である。
続いて、本発明の好適な実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る表示領域決定装置の構成例を示すブロック図である。図1を参照すると、本発明の第1の実施形態に係る表示領域決定装置は、利用者からの入力を判定し、その入力時間を取得する入力判定手段101と、画面の画像が変化する度にその画面画像を取得する画面画像取得手段102と、画面画像取得手段が取得した画面画像を記憶しておく画面画像記憶部103と、入力前後の画像を比較し、差分が認められた領域を抽出する差分領域抽出手段104と、差分領域抽出手段104で抽出された領域を表示領域の移動先候補として設定する移動先領域設定手段105とを、備えて構成される。
入力判定手段101は、利用者によるマウスやキー入力などを認識し、入力直後に、その入力のあったタイミングとして、入力時間を差分領域抽出手段104へ伝える。
画面画像取得手段102は、画面画像が更新される度にその画像データと更新された時間を取得する。そして、時間データと取得した画像データとを画面画像記憶部103に記憶させる。また、画面画像取得手段102が画面画像を取得するタイミングは、画面画像更新の都度としているが、予め設定した一定時間とすることもできる。
画面画像記憶部103は、画面画像取得手段102より受信した時間データと画像データとを対応させて記憶する。
差分領域抽出手段104は、入力判定手段101から入力時間を受信すると、その時間の前後の画像データを画面データ記憶部103から参照及び比較することで、それら画像データにおいて画像が変化した領域を抽出し、その領域を表す座標情報を移動先領域設定手段105に送信する。このとき、差分領域抽出手段104が、抽出し、移動先領域設定手段105に送信する領域は複数であってもよい(図7参照)。
移動先領域設定手段105は、差分領域抽出手段104から受信した座標で表される領域を表示領域の移動先候補として設定する。
これらの手段は、表示領域決定装置を構成する1または2以上のコンピュータに実行させる1または2以上のプログラムによって実現可能である。
次に、上記本実施形態に係る表示領域決定装置の動作について図面を参照して詳細に説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る表示領域決定装置の動作例を示すフローチャートである。図2を参照すると、まず、利用者から入力があった場合、入力判定手段101が、直ちに入力のあった時間を差分領域抽出手段104に伝える(ステップS1101のY)。
差分領域抽出手段104は、入力判定手段101から入力時間を受信すると、基準画面及び現画面としてその時間の前後の画像データを画面データ記憶部103から参照及び比較することで、それら画像データにおいて画像が変化した領域(差分領域)を抽出し(ステップS1102)、その領域を表す座標情報を移動先設定手段105に送信する。
移動先設定手段105は、差分領域抽出手段104から受信した座標で表される領域を表示領域の移動先候補として設定する(ステップS1103)。
このようにして設定された移動先候補を、自動的に表示領域として表示させてもよい。またあるいは、一つ以上の移動先候補を利用者に提示し、利用者にいずれかの領域を選択させることとしてもよい。
また、移動先領域設定手段105が移動先候補として設定する領域は複数であってもよい。例えば、差分領域抽出手段104から受信した領域が複数あった場合にそれら領域を移動先候補として設定することができる。
また例えば、差分領域抽出手段104から得た単一の領域に対し、移動先領域設定手段105が、その領域内の表示内容を詳細に見られるサイズに縮小した領域を併せて設定することとしてもよい。
本実施形態の効果について説明する。本実施形態では、ウィンドウ情報を用いずに、差分領域抽出手段104が入力半判定手段101から受信した入力時間の直前と直後の画面画像を比較によって差分領域を抽出した上で、移動先領域設定手段105がその領域を表示領域の移動先候補として設定するので、利用者の操作に関連する領域がウィンドウ内の領域やウィンドウ以外の領域であったとしても、その領域に表示領域を移動できる。
例えば、非特許文献1のような携帯電話端末を用いて、自宅や会社にあるPCをコントロールする環境を提供するクライアントソフトウェアに適用することが可能である。この場合、トップウィンドウの変化のみならず、利用者の操作に応じて画面に生じた変化に基づいて、自動的に表示領域を変える表示領域移動機能を実現することが可能になる。特に非特許文献1のような、画面データに対して表示画面サイズが小さい機器においては、利用者の操作量を大きく低減し、操作性を向上させることが可能になる。
[具体的実施態様1]
上記本発明の第1の実施形態の作用効果をより具体的に説明すべく、図3〜図7を用いて詳細に説明する。
図3は、サーバコンピュータとクライアント端末構成を持つ画面転送システムに、本実施形態の構成を適用した例を示している。入力判定手段101〜移動先領域設定手段105までの各手段は、上記した第1の実施形態の各手段にそれぞれ対応する。
以下、図4のようなデスクトップ画面画像10がサーバコンピュータに表示され、その一部の画像(表示領域16)がクライアント端末に送信されているものとして説明する。このデスクトップ画面画像10は、1280×1024ピクセルのサイズとする。また、現在、この画面の座標(300,200)と座標(860,600)に囲まれる領域にウィンドウ11が表示されている。このウィンドウ11は、フォルダペイン12とメインペイン13で構成されている。利用者は、サーバコンピュータから送信されるこのデスクトップ画面画像10をクライアント端末上で閲覧し、また操作する。表示領域16はクライアント端末上の画面で表示されている領域を示している。利用者はこの表示領域16を画面画像10上の任意の位置に移動したり、表示領域16のサイズを拡大・縮小したりしてクライアント端末上での表示を制御できる。
例えば、今、表示領域16は、左上が座標(400,400)にあり、そのサイズは120×140であるものとする。現在、フォルダペイン12内のフォルダ14が選択され、メインペイン13内にはフォルダ14に対応する情報が表示されている。
利用者は、ここで、表示領域16に示されたフォルダ15をクリックして新たに選択する。入力判定手段101は、このクリック入力を認識し、入力時間「00:15:50.300」を差分領域抽出手段104に伝える。
すると、0.5秒後に図5のようにメインペイン13内はフォルダ15と対応する情報が表示される。画面画像取得手段102は、メインペイン13内の表示が変化したことで画面画像10が更新されたので、更新直後の画面画像と更新された時間「00:15:50.800」を取得する。そして、取得した画面画像と時間データとを画面画像記憶部103に記憶させる。
図6は、画面画像記憶部103に記憶される情報を表している。画面画像取得手段102より受信した時間データと画面画像とを、「00:15:50.800,000150(画面画像データID)」といったように対応させて記憶する。
差分領域抽出手段104は、入力判定手段101から入力時間「00:15:50.300」を受信すると、画面データ記憶部103から、「00:15:50.300」以前で最も近い時間である「00:15:41.000」と対応付けられている画面画像データ「000149」と、「00:15:50.300」以後で最も近い時間である「00:15:50.800」と対応付けられている画面画像データ「000150」とを参照し、図7に示すように画面画像データ「000149」と「000150」との差分領域17と差分領域18を抽出する。
差分領域抽出手段104は、前記抽出した差分領域17「(430,480)、(490,530)」と差分領域18「(500,260)、(860,600)」の座標を移動先領域設定手段105に送信する。
移動先領域設定手段105は、差分領域抽出手段104から受信した差分領域17「(430,480)、(490,530)」と差分領域18「(500,260)、(860,600)」を表示領域の移動先候補として設定する。
クライアント端末が、表示領域16を、上記のようにして設定された移動先候補のうちの差分領域18に自動的に移動することで、フォルダ内のファイルを操作しようとする利用者の操作負担が軽減される。
また、移動先候補(差分領域17、差分領域18)を利用者に提示し、利用者からいずれかの差分領域の選択を受け付けた上で、選択された差分領域に表示領域16を自動移動させてもよい。
以上、本発明の第1の実施形態をサーバコンピュータとクライアント端末から構成された画面転送システムに適用した例を挙げて説明したが、サーバコンピュータ(クライアント端末)側に配された各手段をクライアント端末(サーバコンピュータ)側に配置することで、単一のクライアントにおいても実現することが可能である。
また、上記構成において、サーバコンピュータは、デスクトップ画面画像10の全体をクライアント端末に伝送するのではなく、差分領域抽出手段104が出力した領域の画像をクライアント端末に伝送し、クライアント端末側で更新を行うことで、伝送データ量を削減することも可能である。
[第2の実施形態]
続いて、上記第1の実施形態に変更を加えて、より差分領域に移動先候補としての妥当性の程度を示す重要度を付加して、移動先候補をするか否かを判定するようにした第2の実施形態について説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る表示領域決定装置の構成例を示すブロック図である。図8を参照すると、本発明の第2の実施形態に係る表示領域決定装置は、上記第1の実施形態の構成に加えて、差分領域重要度付加手段206を備える。また、移動先領域設定手段205は、上記第1の実施形態の移動先領域設定手段105と一部動作が異なるため符号を変えている。なお、その他の構成要素については、第1の実施形態と同様であるため、図1と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
差分領域重要度付加手段206は、差分領域抽出手段104によって抽出された領域(差分領域)に、所定の重要度付加規則に従って重要度を付加する。例えば、領域の中心座標がカーソルからの距離に応じて重要度を決定する重要度付加規則の場合、カーソルからの距離が遠い領域程、高い重要度を付加することができる。また、領域の面積に応じて重要度を決定する重要度付加規則の場合、面積が大きい程、高い重要度を付加することができる。そして、差分領域重要度付加手段206は、移動先領域設定手段205に重要度情報と併せて、各差分領域の情報を送信する。
差分領域重要度付加手段206は、表示領域決定装置を構成する1または2以上のコンピュータに実行させる1または2以上のプログラムによって実現可能である。
移動先領域設定手段205は、差分領域重要度付加手段206より受信した差分領域の情報と重要度情報を参照して、複数の差分領域がある場合は重要度の高い領域を優先的に移動先領域として設定する。重要度に応じた領域の選択方法としては、例えば、重要度が1位の領域だけを移動先領域として設定する方法が挙げられる。また例えば、重要度の順位で予め設定された上位いくつかの領域だけを移動先候補として設定する方法が挙げられる。また例えば、重要度の順位ではなくて、予め設定された閾値以上の重要度を持つ領域だけを移動先領域として設定する方法等が挙げられる。
次に、上記本実施形態に係る表示領域決定装置の動作について図面を参照して詳細に説明する。
図9は、本発明の第2の実施形態に係る表示領域決定装置の動作例を示すフローチャートである。図9のステップS1101〜S1102までの動作は上記第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
差分領域抽出手段104によって抽出された領域(差分領域)を受け取ると、差分領域重要度付加手段206は、抽出された差分領域に重要度を付加する(ステップS2104)。
移動先領域設定手段205は、差分領域重要度付加手段206より受信した各差分領域の情報と重要度情報に基づいて、重要度の高い領域を優先的に移動先領域として選択し、選択したものを移動先領域として設定する(ステップS2103)。
以上のように、本実施形態では、差分領域抽出手段104によって抽出された差分領域に重要度を付加するので、複数の領域の中から、操作により強く関連する領域や、利用用途により適した領域を移動先領域とすることができる。
[具体的実施態様2]
上記本発明の第2の実施形態の作用効果をより具体的に説明すべく、図7、図10を用いて詳細に説明する。
図10は、サーバコンピュータとクライアント端末構成を持つ画面転送システムに、本実施形態の構成を適用した例を示している。入力判定手段101〜差分領域重要度付加手段206までの各手段は、上記した第2の実施形態の各手段にそれぞれ対応する。
図7に示したように、差分領域抽出手段104が差分領域17と差分領域18を抽出したものとする。差分領域抽出手段104は、差分領域17「(430,480)、(490,530)」と差分領域18「(500,260)、(860,600)」を差分領域重要度付加手段206に送信する。
領域の面積が大きい程、重要度を高く付加するという重要度付加規則を用いる場合を例にすると、差分領域重要度付加手段206は、受信した2つの差分領域それぞれの面積を求める。差分領域17の面積は60×50=3000、差分領域18の面積は360×340= 122400と算出される。差分領域重要度付加手段206は、面積が大きい差分領域18の重要度を1位とし、差分領域17の重要度を2位として、各差分領域の座標を移動先領域設定手段205に送信する。
移動先領域設定手段205は、差分領域重要度付加手段206より受信した差分領域17と差分領域18のうち、重要度1位の差分領域18だけ移動先候補として設定する。
クライアント端末が、図5に示した表示領域16を、上記のようにして設定された移動先候補のうちの差分領域18に自動的に移動することで、フォルダ内のファイルを操作しようとする利用者の操作負担が軽減される。
なお、上記の例では、差分領域重要度付加手段206は、面積が大きい順に差分領域に重要度を付加するものとして説明したが、面積をそのまま重要度としてもよい。また、面積の他に入力時のカーソル位置からの距離に応じて差分領域に重要度を付加する重要度付加規則を用いることも可能である。
また、上記の例では、移動先領域設定手段205は、重要度1位の差分領域のみを移動先候補として設定しているが、先にも述べたように、予め設定された上位数位の差分領域を移動先候補として設定してもよい。また、順位ではなくて、予め設定された閾値以上の重要度を持つ差分領域のみ移動先領域として設定してもよい。例えば、面積が100000ピクセル以上の差分領域のみ移動先領域として設定すれば、100000ピクセル未満の差分領域が移動先候補として設定されることを防ぐことが可能になる。
[第3の実施形態]
続いて、上記第1の実施形態に変更を加えて、移動先候補から利用者の操作に関連の少ない差分領域を除外できるようにした第3の実施形態について説明する。
図11は、本発明の第3の実施形態に係る表示領域決定装置の構成例を示すブロック図である。図11を参照すると、本発明の第3の実施形態に係る表示領域決定装置は、上記第1の実施形態の構成に加えて、差分領域記憶部307と、非関連差分領域削除手段308とを備える。また、差分領域抽出手段304は、上記第1の実施形態の差分領域抽出手段104と一部動作が異なるため符号を変えている。なお、その他の構成要素については、第1の実施形態と同様であるため、図1と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
差分領域抽出手段304は、上記第1の実施形態の差分領域抽出手段104が入力判定手段101より入力時間を受信したときだけ画面画像が変化した領域を抽出するのに対して、それ以外のときも画面画像記憶部103の画面が更新される度に、画面画像記憶部103の最も新しい画面画像と、その次に新しい画面画像とを比較して、差分領域を抽出する。そして、差分領域抽出手段304は、その領域を表す座標と、画面画像記憶部103内で参照した最新の画面画像の更新時間とを、差分領域記憶部307に送信する。
差分領域記憶部307は、差分領域抽出手段304より受信した座標と時間とを対応させて記憶する。ここで、差分領域記憶部307は、予め設定された時間よりも以前に記憶したデータは自動的に削除してもよい。
また、差分領域抽出手段304は、入力判定手段101より入力時間を受信すると、受信した入力時間以前で最近の画面と、入力時間以降一定時間のうちに更新された画面群とを比較して差分領域を抽出する。その差分領域を表す座標については、非関連差分領域削除手段308に送信する。ここで、差分領域抽出手段304が、入力判定手段101より入力時間を受信した場合に、受信した入力時間以前で最近の画面と、その入力時間以降の一定時間のうちに更新された画面群とを比較する理由は、入力からその入力に関する表示変化が発生するまでの間に、入力と関連しない表示変化が発生している可能性があるので、第1の実施形態の具体的実施態様1における差分領域抽出手段104のように入力後の最初の画面画像のみを比較対象にしたのでは、入力に関する表示変化が発生した画面画像が比較対象から漏れる可能性があり、それを防ぐためである。
非関連差分領域削除手段308は、差分領域抽出手段304から抽出された差分領域を表す座標を受信すると、差分領域記憶部307に記憶されている領域データを参照し、それら参照した領域と一致する領域を、差分領域抽出手段304から受信した領域から削除する。非関連差分領域削除手段308は、その結果、残った領域を表す座標を移動先領域設定手段105に送信する。
差分領域記憶部307および非関連差分領域削除手段308は、表示領域決定装置を構成する1または2以上のコンピュータに実行させる1または2以上のプログラムによって実現可能である。
次に、上記本実施形態に係る表示領域決定装置の動作について図面を参照して詳細に説明する。
図12は、本発明の第3の実施形態に係る表示領域決定装置の動作例を示すフローチャートである。図12のステップS1101、S1103の動作は上記第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
差分領域抽出手段304は、利用者からの入力がない間(ステップS1101のN)は画面が更新される度に、画面画像記憶部103の最も新しい画面画像と、その次に新しい画面画像とを比較して、差分領域を抽出する(ステップS3106)。そして、差分領域抽出手段304は、その領域を表す座標と、画面画像記憶部103内で参照した最新の画面画像の更新時間とを、差分領域記憶部307に送信する。
差分領域記憶部307は、差分領域抽出手段304より受信した座標と時間とを対応させて記憶する(ステップS3107)。なお、図12では省略しているが、予め設定された時間よりも以前に記憶したデータを差分領域記憶部307に削除させるステップを追加してもよい。
一方、入力判定手段101より入力時間を受信すると(ステップS1101のY)、差分領域抽出手段304は、入力判定手段101より入力時間を受信すると、受信した入力時間以前で最近の画面と、入力時間以降一定時間のうちに更新された画面群とを比較して差分領域を抽出する(ステップS3102)。その差分領域を表す座標については、非関連差分領域削除手段308に送信する。
非関連差分領域削除手段308は、差分領域抽出手段304から抽出された差分領域を表す座標を受信すると、差分領域記憶部307に記憶されている領域データを参照し、それら参照した領域と一致する領域を、差分領域抽出手段304から受信した領域から削除する(ステップS3105)。
非関連差分領域削除手段308は、その結果、残った領域を表す座標を移動先領域設定手段105に送信し、移動先領域設定手段105は受信したその領域を移動先候補として設定する(ステップS1103)。
上記非関連差分領域削除手段308により非関連差分領域を削除する処理は、利用者の入力以後に画像が変化していた領域から、利用者の入力に関係なく画像が変化していた領域を取り除く処理に相当する。
従って、本実施の形態によれば、利用者の操作に関連しない差分領域を移動先候補から外すことができる。その理由は、利用者の入力とは拘りなく差分領域抽出手段304が差分領域を抽出する動作を繰り返し、差分領域記憶部307にその領域を記憶しておいた上で、非関連差分領域削除手段308が、利用者の入力後に抽出された差分領域から、それら領域を非関連差分領域として削除するよう構成したことにある。
[具体的実施態様3]
上記本発明の第3の実施形態の作用効果をより具体的に説明すべく、図13〜図20を用いて詳細に説明する。
図13は、サーバコンピュータとクライアント端末構成を持つ画面転送システムに、本実施形態の構成を適用した例を示している。入力判定手段101〜非関連差分領域削除手段308までの各手段は、上記した第3の実施形態の各手段にそれぞれ対応する。
以下、図14のようなデスクトップ画面画像10がサーバコンピュータに表示され、その一部の画像(表示領域16)がクライアント端末に送信されているものとして説明する。先に第1の実施形態の具体的動作に説明した図4との相違点は動画再生領域37上で動画が再生されている点である。動画再生領域37は、左上が(500,700)、右下が(860,900)の座標を持つ領域であり、デスクトップ画面画像10やウィンドウ11のサイズや構成は、図4と同様であるものとする。
動画再生領域37には動画の再生に合わせて画面画像が表示される。従って、動画の再生中は、画面画像更新の度に、画面画像取得手段102は、デスクトップ画面画像を取得し、その時間とデスクトップ画面画像とを対応させて図15のように画面画像記憶部103に記憶させる。例えば、今、画面画像記憶部103が記憶している画面画像情報のうち、最新の画面画像情報を「00:15:50.200,000144」とし、次に新しい画面画像情報を「00:15:50.100,000143」とする。
差分領域抽出手段304は、画面画像が更新される度に画面画像が変化した領域を抽出するので、更新時における最新の画面画像と次に新しい画面画像とを比較し、差分領域を抽出する。例えば、図15のように、画面画像記憶部103が記憶している画面画像情報のうち最新の画面画像情報が「00:15:50.200,000144」の場合、この000144の画像と、次に新しい画面画像情報の「00:15:50.100,000143」から参照される000143の画像とを比較して、差分領域を算出する。この場合、差分領域抽出手段304は、動画再生領域37の左上座標(500, 700)と右下座標(860, 900)を差分領域として抽出し、「(500,700)、(860,900)」という差分領域の座標情報と、最も新しい画面画像と対応している時間「00:15:50.200」とを対応させて、差分領域記憶部307に送信する。差分領域記憶部307は図16のようにその座標を記憶する。
ここで、利用者が、ここでフォルダ15をクリックして新たに選択する。入力判定手段101は、このクリック入力を認識し、入力時間「00:15:50.300」を差分領域抽出手段304に伝える。
すると、0.5秒後には図17のようにメインペイン13内にフォルダ15と対応する情報が表示される。画面画像取得手段102は、メインペイン13内の表示が変化したことで画面画像10が更新されたので、更新直後の画面画像と更新された時間「00:15:50.800」を取得する。そして、取得した画面画像と時間データとを画面画像記憶部103に記憶させる。
図18は、画面画像記憶部103に記憶される情報を表している。画面画像記憶部103は、画面画像取得手段102より受信した時間データと画面画像とを、「00:15:50.800,000150(画面画像データID)」といったように対応させて記憶する。
ただし、クリック入力を認識した時間からメインペイン13内の表示が変化する間にも、また表示が変更した後も動画再生領域37上で動画は再生されているので、画面画像の更新は行われている。したがって、画面画像取得手段102はその間の画面画像も画面画像記憶部103に記憶させている。その結果、画面画像記憶部103では、図18に示すように、クリック入力時間「00:15:50.300」から、メインペイン13内の表示が変化した時間「00:15:50.800」の間、及び「00:15:50.800」以降も画面画像が記憶されている。
差分領域抽出手段304は、入力判定手段101から入力時間「00:15:50.300」を受信すると、図18に示す画面画像記憶部103の情報から「00:15:50.300」以前で最近の更新画面画像情報である「00:15:50.300,000145」を参照して000145の画像と、「00:15:50.300」以後1秒間以内(00:15:50.400〜00:15:51.300)にある画面画像情報を参照して000146〜000155の画像それぞれとを比較することで、図19のように差分領域17〜19を抽出する。
なお、ここでの入力時間後1秒間は、差分領域抽出手段304に対して予め設定された時間であり、サーバコンピュータの性能やサービス対象のクライアント端末の数などに基づいて適宜変更することができる。
差分領域抽出手段304は、上記抽出した差分領域を表す座標である差分領域17「(430,480)、(490,530)」、差分領域18「(500,260)、(860,600)」、差分領域19「(500,700)、(860,900)」と、受信した入力時間「00:15:50.300」を非関連差分領域削除手段308に送信する。
非関連差分領域削除手段308は、差分領域抽出手段304から上記の座標データと入力時間「00:15:50.300」を受信すると、差分領域記憶部307に記憶されている画面画像情報のうち、図16にあるように受信した入力時間「00:15:50.300」以前1秒間(00:15:49.300〜00:15:50.200)の差分領域「(500,700), (860,900)」を参照する。そして、非関連差分領域削除手段308は、差分領域抽出手段304から受信した座標データのうち、差分領域19「(500, 700)、(860,900)」と、差分領域記憶部307より参照した差分領域「(500,700),(860,900)」とが一致していることを認識し、非関連差分領域と判定する。その結果、差分領域抽出手段304から受信した差分領域データから非関連差分領域「(500,700),(860,900)」を図20のように削除する。
なお、差分領域抽出手段304より得た差分領域が、差分領域記憶部307に記憶されている入力前の領域を包含している場合に、非関連差分領域削除手段308はその領域は削除しなくてもよい。
また、差分領域抽出手段304より得た差分領域が、差分領域記憶部307に記憶されている入力前の領域の一部に重畳している場合は、非関連差分領域削除手段308はその重畳している領域は削除しなくてもよい。
以上のようにして、非関連差分領域削除手段308は、図20の差分領域から動画再生領域37を取り除き、残った差分領域である差分領域17「(430,480)、(490,530)」及び差分領域18「(500,260)、(860,600)」の座標を移動先領域設定手段105に送信する。
また、差分領域記憶部307に、例えば、30秒前など予め設定した時間以前に記憶した領域データを自動的に記憶メモリから削除するよう動作させてもよい。
[第4の実施形態]
続いて、上記第2の実施形態に変更を加えて、表示領域の移動を自動的に行えるようにした第4の実施形態について説明する。
図21は、本発明の第4の実施形態に係る表示領域決定装置の構成例を示すブロック図である。図21を参照すると、本発明の第4の実施形態に係る表示領域決定装置は、上記第2の実施形態の構成に加えて、表示領域移動手段409を備える。なお、その他の構成要素については、第2の実施形態と同様であるため、図8と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
表示領域移動手段409は、移動先領域設定手段205によって移動先候補として設定された領域内へ表示領域を移動する。
表示領域移動手段409は、表示領域決定装置を構成する1または2以上のコンピュータに実行させる1または2以上のプログラムによって実現可能である。
次に、上記本実施形態に係る表示領域決定装置の動作について図面を参照して詳細に説明する。
図22は、本発明の第4の実施形態に係る表示領域決定装置の動作例を示すフローチャートである。図22のステップS1101〜S2103の動作は上記第2の実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
ステップS2103にて移動先領域設定手段205より重要度を考慮して設定した移動先領域が入力されると、表示領域移動手段409は、移動先領域設定手段205によって設定された領域内へ表示領域を移動する(ステップS4108)。
本実施形態では、移動先領域設定手段205によって移動先候補として設定された領域に合わせて、表示領域移動手段409が表示領域を移動するので、利用者は、表示領域を移動する操作を行わなくても、操作に関連する領域へ移動しその領域内の情報を確認できるという効果を奏する。
[具体的実施態様4]
上記本発明の第4の実施形態の作用効果をより具体的に説明すべく、図7、図23、図24を用いて詳細に説明する。
図23は、サーバコンピュータとクライアント端末構成を持つ画面転送システムに、本実施形態の構成を適用した例を示している。入力判定手段101〜表示領域移動手段409までの各手段は、上記した第4の実施形態の各手段にそれぞれ対応する。
図7に示したように、差分領域抽出手段104が差分領域17と差分領域18を抽出し、差分領域重要度付加手段206が各領域に重要度を付加したものとする。そして、第2の実施形態の具体的実施態様2と同様に、移動先領域設定手段205が、両者に付与された重要度に基づいて差分領域18「(500,260)、(860,600)」を移動先領域として設定したものとする。
表示領域移動手段409は、移動先領域設定手段205から差分領域18の座標「(500,260)、(860,600)」を受信すると、図24(A)のように差分領域18の左上の座標に表示領域の左上が一致するように表示領域を移動させる。つまり、表示領域16の左上座標を(400,400)から(500,260)に移動させる。このときのクライアント端末での画面内の表示は図24(B)のように変化する。
このように、利用者がフォルダを選択する操作に合わせて、表示領域を移動するため、表示画面の小さいクライアント端末であっても、例えば、図24(B)のカメラアイコンをクリックする等、速やかに次の操作に移行することが可能になる。
上記の例では、移動先候補として受信した差分領域の左上に表示領域の左上を一致させたが、表示領域の移動位置の位置合わせは適宜変更することができる。例えば、表示領域の中心を差分領域の中心に合わせるなどしてもよい。
[第5の実施形態]
続いて、上記第4の実施形態に変更を加えて、表示領域に表示する内容の拡大・縮小を自動的に行えるようにした第5の実施形態について説明する。
図25は、本発明の第5の実施形態に係る表示領域決定装置の構成例を示すブロック図である。図25を参照すると、本発明の第5の実施形態に係る表示領域決定装置は、上記第5の実施形態の構成に加えて、表示領域ズーム手段510を備える。なお、図25に示した構成に代えて、表示領域ズーム手段510は、表示領域移動手段409に代わって移動先領域設定手段205と接続し、表示領域移動手段409は表示領域ズーム手段510と接続して、表示領域移動手段409から出力する構成も採用可能である。また、その他の構成要素については、第4の実施形態と同様であるため、図21と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
表示領域ズーム手段510は、移動先領域設定手段105によって設定された領域に合わせて表示領域を拡大・縮小する。例えば、移動先領域設定手段105によって設定された領域全体が収まるように表示領域を拡大・縮小する。また、あるいは移動先領域設定手段105によって設定された領域内の表示内容が予め設定されたサイズで画面上に表示されるように表示領域を拡大・縮尺してもよい。
表示領域ズーム手段510は、表示領域決定装置を構成する1または2以上のコンピュータに実行させる1または2以上のプログラムによって実現可能である。
次に、上記本実施形態に係る表示領域決定装置の動作について図面を参照して詳細に説明する。
図26は、本発明の第5の実施形態に係る表示領域決定装置の動作例を示すフローチャートである。図26のステップS1101〜S4108の動作は上記第4の実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
表示領域移動手段409による表示領域の移動が終わると、表示領域ズーム手段510は、移動先領域設定手段205によって設定された領域の大きさや表示内容等に応じて、表示領域を拡大または縮小する(ステップS5109)。なお、ここでは、ステップS4108の後にステップS5109の処理を実行しているが、上述のとおり表示領域移動手段409と表示領域ズーム手段510との順序を変えた場合には、ステップS4108の前にステップS5109を実行することになる。
移動先領域設定手段205によって設定された領域の大きさ等に応じた表示領域の拡大または縮小として、例えば、移動先領域設定手段105によって設定された領域全体が収まるように表示領域を拡大・縮小することができる。また、あるいは移動先領域設定手段105によって設定された領域内の表示内容が予め設定されたサイズで画面上に表示されるように表示領域を拡大・縮尺してもよい。
以上のように本実施形態では、移動先領域設定手段205によって設定された領域に合わせて表示領域ズーム手段510が表示領域を拡大・縮小するので、利用者は表示領域を拡大・縮小する操作を行わなくても、操作に関連する領域内の情報を適切な縮尺で確認できる。
[具体的実施態様5]
上記本発明の第5の実施形態の作用効果をより具体的に説明すべく、図7、図27、図28を用いて詳細に説明する。
図27は、サーバコンピュータとクライアント端末構成を持つ画面転送システムに、本実施形態の構成を適用した例を示している。入力判定手段101〜表示領域ズーム手段510までの各手段は、上記した第5の実施形態の各手段にそれぞれ対応する。
図7に示したように、差分領域抽出手段104が差分領域17と差分領域18を抽出し、差分領域重要度付加手段206が各領域に重要度を付加したものとする。そして、第4の実施形態の具体的実施態様4と同様に、表示領域移動手段409が、移動先領域設定手段205から差分領域18の座標「(500,260)、(860,600)」を受信すると、図24(A)のように差分領域18の左上の座標に表示領域の左上が一致するように表示領域を移動させたものとする。
表示領域移動手段409は、移動先領域設定手段205から受信した差分領域18の座標「(500,260)、(860,600)」を、表示領域ズーム手段510に送信する。
表示領域ズーム手段510は、差分領域18の座標「(500,260)、(860,600)」を受信すると、差分領域18の幅を860−500=360と算出し、図28(A)に示すように表示領域の幅が差分領域の幅360となるように表示領域のサイズを120×140から360×420に拡大する。このとき表示内容は、3倍となり、その分縮小することとなる。このときのクライアント端末での画面内の表示は図28(B)のように変化する。
このように、利用者がフォルダを選択する操作に合わせて、表示領域を移動しかつ拡大するため、表示画面の小さいクライアント端末であっても、例えば、図28(A)のフォルダ15に含まれるファイルを確認し、目的のファイルを探す等、速やかに次の操作に移行することが可能になる。
なお、上記の例では、表示領域ズーム手段510は、表示領域の幅を差分領域の幅に合わせたが、表示領域の高さを差分領域の高さに合わせてもよい。また、表示領域内に差分領域が全て収まるように、差分領域の幅と高さの内、長い方の辺に表示領域の対応する辺を合わせてもよい。
また、上記の例では、表示領域ズーム手段510は、表示領域のサイズを拡大したが、縮小してもよい。例えば、予め表示文字が可読サイズで表示される表示領域のサイズを設定しておき、元々の表示領域サイズが、文字が可読な表示領域サイズよりも大きかった(表示倍率が低かった)場合には、表示領域のサイズを縮小するなどしてもよい。
また、上記の例では、表示領域移動手段409が表示領域を移動させてから、表示領域ズーム手段510が表示領域を拡大・縮小したが、表示領域ズーム手段510が表示領域を拡大・縮小してから、表示領域移動手段409が表示領域を移動させてもよい。さらにまた、予め表示領域の位置とサイズを算出してから、位置とサイズの変化を同時に表示出力してもよい。
以上、本発明の好適な実施形態及びその具体的実施態様を説明したが、本発明は、上記した実施形態やその具体的実施態様に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で、更なる変形・置換・調整を加えることができる。
例えば、各差分領域に付加された重要度を用いて、表示領域ズーム手段510に表示領域のサイズを決定させるといった変形実施が可能である。
本発明は、表示画面サイズが小さい表示装置に、より大きな画面データを表示することのある機器全般に適用できる。特に、表示画面に表示する領域の移動・表示倍率変化するための操作効率が低い場合において利用すると好適である。
また、シンクライアントシステムなどにおいて画面データを転送する場合にも適用でき、特に狭帯域環境において利用すると好適である。
10 デスクトップ画面画像
11 ウィンドウ
12 フォルダペイン
13 メインペイン
14、15 フォルダ
16 表示領域
17、18、19 差分領域
37 動画再生領域
101 入力判定手段
102 画面画像取得手段
103 画面画像記憶部
104、304 差分領域抽出手段
105、205 移動先領域設定手段
206 差分領域重要度付加手段
307 差分領域記憶部
308 非関連差分領域削除手段
409 表示領域移動手段
510 表示領域ズーム手段

Claims (15)

  1. 利用者の操作後に取得した画面画像(現画面)と、操作前の画面画像(前画面)とを比較し、前記前画面に対して変化した現画面上の領域を差分領域として抽出する差分領域抽出手段と、
    前記差分領域を表示領域の移動先候補として設定する移動先領域設定手段とを備える表示領域決定装置。
  2. 利用者からの入力を判定し、その入力のあったタイミングを出力する入力判定手段と、
    所定の時間間隔で画面画像を記憶する画面画像記憶部と、を備え、
    前記差分領域抽出手段は、前記画面画像記憶部から、前記入力判定手段より指示されたタイミングよりも前に表示されていた画面画像(前画面)と前記タイミングよりも後の画面画像(現画面)とを読み出して差分領域を抽出する請求項1に記載の表示領域決定装置。
  3. 前記差分領域抽出手段は、前記タイミングの入力に拘りなく、所定の時間間隔で前記画面画像記憶部から画面画像を読み出して差分領域を抽出する処理を繰り返し実行し、
    更に、前記差分領域抽出手段により所定の時間間隔で抽出される差分領域を記憶する差分領域記憶部と、
    前記入力判定手段から指示されたタイミングの前後の画面画像から抽出した差分領域から、前記差分領域記憶部を参照して、前記タイミングよりも前に抽出された差分領域(非関連差分領域)を削除する非関連差分領域削除手段と、を備える請求項2に記載の表示領域決定装置。
  4. 更に、前記移動先領域設定手段に入力される差分領域に重要度を付加する抽出領域重要度付加手段を備え、
    前記移動先領域設定手段は、前記重要度を用いて移動先候補とするか否かを決定する請求項1から3いずれか一に記載の表示領域決定装置。
  5. 前記抽出領域重要度付加手段は、差分領域の面積に応じ、面積が大きい程、高い重要度を付加する請求項4に記載の表示領域決定装置。
  6. 前記抽出領域重要度付加手段は、利用者の入力時のカーソル位置と差分領域の中心座標との距離に応じ、距離が大きい程、高い重要度を付加する請求項4に記載の表示領域決定装置。
  7. 更に、前記移動先候補とされた領域に表示領域を移動する表示領域移動手段を備える請求項1乃至6いずれか一に記載の表示領域決定装置。
  8. 更に、前記移動先候補として設定された領域に応じて、表示領域を拡大又は縮小する表記領域ズーム手段を備える請求項7に記載の表示領域決定装置。
  9. 前記表記領域ズーム手段は、移動先に決定した差分領域の幅又は高さと、出力先の画面の幅又は高さとが適合するよう、表示領域を拡大・縮小する請求項8に記載の表示領域決定装置。
  10. 前記非関連差分領域削除手段は、前記タイミングよりも前に抽出された差分領域(非関連差分領域)が、前記入力判定手段から指示されたタイミングの前後の画面画像から抽出した差分領域に包含されている場合には、前記非関連差分領域の削除を抑止する請求項3乃至9いずれか一に記載の表示領域決定装置。
  11. 前記非関連差分領域削除手段は、前記タイミングよりも前に抽出された差分領域(非関連差分領域)と、前記入力判定手段から指示されたタイミングの前後の画面画像から抽出した差分領域とが重なっている場合には、前記非関連差分領域の削除を抑止する請求項3乃至10いずれか一に記載の表示領域決定装置。
  12. 利用者の操作後に取得した画面画像(現画面)と、操作前の画面画像(前画面)とを比較し、前記前画面に対して変化した現画面上の領域を差分領域として抽出し、
    前記差分領域を表示領域の移動先候補として設定する移動先領域決定方法。
  13. 前記利用者の操作の有無に拘りなく、所定の時間間隔で前記画面画像記憶部から画面画像を読み出して差分領域を抽出して所定時間分記録する処理を実行し、
    前記利用者の操作の前後の画面画像から抽出した差分領域から、前記記録した差分領域から前記操作の前に抽出された差分領域(非関連差分領域)を削除し、移動先候補として設定する請求項12に記載の表示領域決定方法。
  14. 更に、所定の重要度付加規則に従って、前記利用者の操作の前後の画面画像から抽出された差分領域に重要度を付加し、
    前記重要度を用いて移動先候補とするか否かを決定する請求項12又は13に記載の表示領域決定方法。
  15. 利用者の操作後に取得した画面画像(現画面)と、操作前の画面画像(前画面)とを比較し、前記前画面に対して変化した現画面上の領域を差分領域として抽出する処理と、
    前記差分領域を表示領域の移動先候補として設定する処理とをコンピュータに実行させるプログラム。
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