JP2010165214A - 医療情報管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】医療機関に設置される売上データ処理装置を利用して少ない設備投資で電子カルテシステムを導入できるようにする。
【解決手段】本発明に係るレジスタ2のICカードリーダ27により患者の診察券に記録されている個人情報キーが読み取られると、読み取られた個人情報キーが通信部によりサーバ1に送信される。サーバ1においては、レジスタ2から個人情報キーが受信されると、受信された個人情報キーに対応する患者の電子カルテ情報が電子カルテ情報DBから読み出されて通信部によりレジスタ2が設置された医療機関の電子カルテPC3に送信される。サーバ1において、電子カルテPC3において更新された電子カルテ情報が通信部により受信されると、受信された電子カルテ情報により電子カルテ情報DBの該当患者の電子カルテ情報が更新される。
【選択図】図1

Description

本発明は、医療情報管理システムに関する。
近年、大規模な医療機関ではカルテを電子情報として記録し管理する電子カルテシステムの導入が進んでいる。また、電子カルテシステムに保存されている電子カルテ情報を外部の病院や患者が参照することを可能とするシステムも知られている。例えば、特許文献1には、病院に設置された電子カルテシステムの電子カルテ情報を医師や患者が携帯電話で参照できるようにしたシステムが記載されている。
特開2008−15820号公報
しかしながら、電子カルテシステムを導入するには、電子カルテ情報を保存、管理するための専用のサーバ等を設置する必要があるため、多大な設備投資やスペースが必要となる。また、個人情報保護の問題もある。そのため、規模の小さい病院での電子カルテシステムの導入は難しいのが現状である。
また、患者に電子カルテ情報を公開する場合、特許文献1に記載の技術では、電子カルテ参照用の専用のアプリケーションをダウンロードする必要があり、携帯電話の操作が不慣れな人には利用しづらいといった問題がある。
本発明の課題は、医療機関に設置される売上データ処理装置を利用して少ない設備投資で電子カルテシステムを導入できるようにすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
医療機関に設置された売上データ処理装置及び端末装置と、サーバとを備え、前記売上データ処理装置及び前記端末装置が通信ネットワークを介して前記サーバと相互に通信可能に接続される医療情報管理システムであって、
前記売上データ処理装置は、患者の診察券に記録されている患者識別情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られた患者識別情報を前記サーバに送信する第1の制御手段をと備え、
前記サーバは、
各患者の患者情報及び電子カルテ情報を患者識別情報と対応付けて記憶する記憶手段と、
前記売上データ処理装置からの患者識別情報を受信した際に、前記受信された患者識別情報に対応する患者の電子カルテ情報を前記記憶手段から読み出して前記売上データ処理装置が設置された医療機関の端末装置に送信する第2の制御手段とを備え、
前記端末装置は、
患者に対する診療結果又は投薬結果を入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された診療結果又は投薬結果に基づいて前記サーバから受信した前記患者の電子カルテ情報を更新し、更新後の電子カルテ情報を前記サーバに送信する第3の制御手段とを備え、
前記第2の制御手段は、前記端末装置から電子カルテ情報が受信された際に、当該受信された電子カルテ情報により前記記憶手段に記憶されている前記患者の電子カルテ情報を更新する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記サーバは、前記各患者の携帯端末と通信ネットワークを介して通信接続可能に構成され、
前記第2の制御手段は、患者別に前記電子カルテ情報に基づくレポート情報を公開するためのウェブページを生成して前記記憶手段に記憶し、前記携帯端末から前記ウェブページへのアクセス要求があった場合に、当該携帯端末から送信される認証情報に基づいて認証を行い、当該携帯端末に対応する患者についてのウェブページを前記記憶手段から読み出して前記携帯端末に送信する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、
前記各患者の診察券には、予め前記患者別のウェブページにアクセスするためのアドレス情報を示す二次元コードが付与されており、
前記携帯端末は、前記診察券の二次元コードを読み取って前記ウェブページのアドレス情報を取得する二次元コード読取手段を有する。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、
前記患者別のウェブページのアドレス情報は、前記ウェブページの対象である患者の携帯端末情報を含み、
前記第2の制御手段は、前記携帯端末から前記ウェブページへのアクセス要求があった場合に、前記携帯端末に認証情報として携帯端末情報の送信を要求し、前記携帯端末から送信された携帯端末情報と前記アクセス要求されたウェブページに含まれる携帯端末情報とを照合し、一致した場合に、前記携帯端末にウェブページを送信する。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の何れか一項に記載の発明において、
前記レポート情報は、通院情報を含む。
請求項6に記載の発明は、請求項2〜4の何れか一項に記載の発明において、
前記レポート情報は、処方箋情報を含む。
請求項7に記載の発明は、請求項2〜4の何れか一項に記載の発明において、
前記レポート情報は、投薬情報を含む。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載の発明において、
前記記憶手段は、前記売上データ処理装置が設置されている医療機関の会計情報を記憶し、
前記第1の制御手段は、患者の会計時に当該患者に対する診療又は投薬についての会計用データを生成し、当該生成された会計用データを前記サーバに送信し、
前記第2の制御手段は、前記売上データ処理装置からの会計用データに基づいて前記記憶手段に記憶されている前記売上データ処理装置が設置されている医療機関の会計情報を更新する。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、
前記第2の制御手段は、月毎に、前記記憶手段に記憶されている会計情報に基づいて、前記医療機関の診療報酬請求用のデータを生成し、生成された診療報酬請求用のデータを前記医療機関に設置されている端末装置に送信する。
本発明によれば、医療機関に設置される売上データ処理装置を利用して少ない設備投資で電子カルテシステムを導入することが可能となる。
本発明の実施形態における医療情報管理システムの全体構成例を示す図である。 図1のサーバの機能的構成を示すブロック図である。 図2の患者情報DBのデータ構成例を示す図である。 図2のレジスタ情報DBのデータ構成例を示す図である。 図2の電子カルテ情報DBのデータ構成例を示す図である。 図2の会計情報DBのデータ構成例を示す図である。 図1のレジスタの機能的構成を示すブロック図である。 図1の電子カルテPCの機能的構成を示すブロック図である。 図1の携帯端末の機能的構成を示すブロック図である。 図1のレジスタのCPUにより実行される受付処理を示すフローチャートである。 図1のサーバのCPUにより実行される電子カルテ情報送信処理を示すフローチャートである。 図1のサーバのCPUにより実行される電子カルテ情報送信処理を示すフローチャートである。 図1の電子カルテPCのCPUにより実行される電子カルテ情報更新処理を示すフローチャートである。 図1の電子カルテPCのCPUにより実行される電子カルテ情報更新処理を示すフローチャートである。 図1のサーバのCPUにより実行される電子カルテ情報DB更新処理を示すフローチャートである。 図1のサーバのCPUにより実行される電子カルテ情報DB更新処理を示すフローチャートである。 図1のレジスタのCPUにより実行される会計処理を示すフローチャートである。 図1のレジスタのCPUにより実行される会計処理を示すフローチャートである。 図1のサーバのCPUにより実行される会計情報更新処理を示すフローチャートである。 図1の携帯端末のCPUにより実行される患者別専用履歴サイト表示処理を示すフローチャートである。 図1のサーバのCPUにより実行される患者別専用履歴サイト送信処理を示すフローチャートである。 図9の表示部に表示される患者別専用履歴サイトの一例を示す図である。 図1のレジスタのCPUにより実行される精算開始要求処理を示すフローチャートである。 図1のサーバのCPUにより実行される入出金締め処理を示すフローチャートである。 図1のサーバのCPUにより実行される入出金締め処理を示すフローチャートである。 図1のサーバのCPUにより実行される診療報酬請求用データ生成処理を示すフローチャートである。 図1のサーバのCPUにより実行される診療報酬請求用データ生成処理を示すフローチャートである。 図1の電子カルテPCのCPUにより実行される申請データ作成処理を示すフローチャートである。
以下、図を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
(医療情報管理システム100の構成)
図1に、本発明の実施形態に係る医療情報管理システム100の全体構成例を示す。図1に示すように、医療情報管理システム100は、データセンタに設置されたサーバ1と、医療機関A1〜Anのそれぞれに設置されたレジスタ2及び電子カルテPC(Personal Computer)3と、携帯端末4と、を含んで構成されている。レジスタ2、電子カルテPC3は、通信ネットワークNを介してサーバ1と相互に通信接続可能に構成されている。携帯端末4は、基地局B及び通信ネットワークNを介してサーバ1と相互に通信接続可能に構成されている。通信ネットワークNは、専用線や既存の公衆回線、インターネット、移動体通信網等を利用して構築された情報通信網である。
レジスタ2は、電子式金銭登録機、電子キャッシュレジスタ、ECR(Electronic Cash Register)等の売上データ処理装置である。医療機関A1〜Anは、病院、クリニック等の医療施設の他、薬局も含まれる。
(サーバ1の構成)
サーバ1は、患者情報DB(Data Base)151、レジスタ情報DB152、電子カルテ情報DB153、会計情報DB154(図2参照)等を備え、医療機関A1〜Anで診療や投薬を受けた患者の電子カルテ情報及び会計情報を一括管理する。また、サーバ1は、Web(World Wide Web)サーバとしての機能を有し、患者別に電子カルテ情報に基づいて生成されるレポート情報を公開するWebページ(患者別専用履歴サイトという;図18参照)のページデータ(HTMLファイル等)を生成し、携帯端末4からのアクセスに応じて当該携帯端末4に対応する患者のページデータを送信する。
図2に、サーバ1の機能構成例を示す。図2に示すように、サーバ1は、CPU11、入力部12、表示部13、RAM14、記憶部15、通信部16等を備えて構成され、各部はバス17により接続されている。
CPU11は、記憶部15に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM14内に展開し、該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU11は、記憶部15に記憶されている各種処理プログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述する電子カルテ情報送信処理、電子カルテ情報DB更新処理、会計情報更新処理、患者別専用履歴サイト送信処理、入出金締め処理、診療報酬請求用データ生成処理を始めとする各種処理を実行することにより、第2の制御手段として機能する。
入力部12は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された指示信号をCPU11に出力する。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成され、CPU11から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
RAM14は、CPU11により記憶部15から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等を一時的に格納する。
記憶部15は、半導体の不揮発メモリやHDD(Hard Disc Drive)等により構成される。記憶部15は、CPU11で実行されるシステムプログラムや、各種処理を実行するためのプログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。プログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU11は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
また、記憶部15は、患者情報DB(Data Base)151、レジスタ情報DB152、電子カルテ情報DB153、会計情報DB154を備えている。
患者情報DB151は、医療機関A1〜Anを利用する各患者の患者情報を格納するためのデータベースである。図3に、患者情報DB151のデータ構成例を示す。図3に示すように、患者情報DB151は、各患者についての「A−1.氏名」、「A−2.住所」、「A−3.保険証・診察券」、「A−4.通院履歴」、「A−5.薬の処方履歴」、「A−6.電子カルテID」等の項目からなる患者情報を1レコードとして格納する。
「A−1.氏名」は、「患者ID」、「氏名(現姓)」、「旧姓」、「携帯端末情報」等の情報を含む。「患者ID」は、患者を識別するために、各患者に一意に割り当てられた識別情報である。患者情報DB151では、「患者ID」毎に1レコードが作成され、格納される。「携帯端末情報」は、携帯端末4の電話番号等、患者が所有する携帯端末4の識別情報である。
「A−2.住所」は、「現住所」、「過去住所」、「電話(固定・携帯)・FAX番号」、「郵便番号」等の情報を含む。
「A−3.保険証・診察券」は、「A−3−1.健康保険状況」、「A−3−2.診察券情報」の詳細項目に分類される。「A−3−1.健康保険状況」は、「現行加入健康保険情報」、「労災対象診療区分」、「事故対象診療区分」、「過去加入健康保険情報」、「介護保険適用区分」、「乳幼児医療助成適用区分」、「その他保険助成適用区分」等の情報を含む。「A−3−2.診察券情報」は、「診察券作成先医療機関ID」、「診察券NO.」、「最終通院時診察券情報」等の情報を含む。診察券は、医療機関A1〜Anで共通であり、一人の患者に一枚発行されるものである。
「A−4.通院履歴」は、「通院先病院履歴」、「症状別通院履歴」、「通院先診療科目情報」「アレルギー副作用情報」、「担当医情報(通院先病院別)」、「担当医情報(診療科目別)」、「セカンドオピニオン関連情報」等の情報を含む。
「A−5.薬の処方履歴」は、「処方箋発行元医療機関(最新)」、「調剤薬局・担当薬剤師情報(最新)」、「薬取得情報(最新)」、「処方箋発行過去履歴」、「調剤薬局・担当薬剤師過去履歴」、「アレルギー・副作用情報」、「診療科目別投薬過去履歴」、「セカンドオピニオン関連情報」等の情報を含む。
「A−4.通院履歴」の「セカンドオピニオン関連情報」は、「A−4.通院履歴」の「通院先病院履歴」〜「担当医情報(診療科目別)」の情報をまとめたもので、他の病院にセカンドオピニオンを求めるときにこのデータのみを提示できるようにしたデータである。同様に、「A−5.薬の処方履歴」の「セカンドオピニオン関連情報」は、「A−5.薬の処方履歴」の「処方箋発行元医療機関(最新)」〜「診療科目別投薬過去履歴」、の情報をまとめたもので、他の病院にセカンドオピニオンを求めるときにこのデータのみを提示できるようにしたデータである。
「A−6.電子カルテID」は、各患者のカルテを識別するために、各患者に一意に割り当てられた識別情報である。すなわち、医療情報管理システム100においては、患者一人に対し1つの電子カルテIDが割り当てられ、全医療機関共通の一つの電子カルテ情報が作成される。
レジスタ情報DB152は、医療機関A1〜Anのそれぞれに設置されたレジスタ2及び電子カルテPC3に関する情報を格納するためのデータベースである。図4に、レジスタ情報DB152のデータ構成例を示す。図4に示すように、レジスタ情報DB152は、各医療機関に設置されたレジスタ2についての「B−1.レジ所在地」、「B−2.医療機関データ」、「B−3.レジ端末情報」、「B−4.ネットワーク情報」、「B−5.医療機関ID情報」、「B−6.PC情報」等の項目からなる情報を1レコードとして格納する。
「B−1.レジ所在地」は、「レジ所在地」、「レジ機器構成情報」等の情報を含む。「レジ所在地」は、レジスタ2が設置されている住所を示す情報である。
「B−2.医療機関データ」は、レジスタ2が設置された医療機関に関する情報であり、「病院名・薬局名」、「設置場所電話番号」、「診療科目情報」等の情報を含む。
「B−3.レジ端末情報」は、「設置機種名」、「端末シリアルNO.・テクノNO.」、「担当販売店データ」、「設置日」、「開通日」等の情報を含む。
「B−4ネットワーク情報」は、「B−4−1.MACアドレス」、「B−4−2.ネットワーク情報」の詳細項目に分類される。「B−4−1.MACアドレス」は、「レジMACアドレス」等の情報を含む。「B−4−2.ネットワーク情報」は、レジスタ2の「IPアドレス」、「ネットワーク構成情報」、「ネットワーク環境情報」等の情報を含む。
「B−5.医療機関ID情報」は、「医療機関ID」、「データセンタ用顧客ID」等の情報を含む。「医療機関ID」は、医療情報管理システム100のサービスに加盟している医療機関A1〜Anを識別するために、各医療機関に一意に割り当てられた識別情報である。レジスタ情報DB152においては、医療機関ID毎に1つのレコードが作成され、格納されている。「データセンタ用顧客ID」は、データセンタで医療機関を管理するためのIDである。
「B−6.PC情報」は、このレジスタ2と同じ医療機関に設置されている電子カルテPC3の情報であり、「PC個体情報」、「担当医情報」等の情報を含む。PC個体情報は、PCのMACアドレス、IPアドレス、型番、製造番号等である。
電子カルテ情報DB153は、医療機関A1〜Anで共通に利用される電子カルテ情報を格納するデータベースである。図5に、電子カルテ情報DB153のデータ構成例を示す。図5に示すように、電子カルテ情報DB153は「C−1.通院履歴」、「C−2.処方箋情報」、「C−3.投薬情報」、「C−4.体質情報」、「C−5.検査履歴」、「C−6.過去病歴」、「C−7.医療機関ID情報」、「C−8.診察券NO.」、「C−9.電子カルテID」、「C−10.薬品情報」等の項目を含む電子カルテ情報を1レコードとして格納する。なお、上述のように、電子カルテ情報は、各患者に対し1つ(1レコード)作成され格納されるものである。
「C−1.通院履歴」は、「最新通院日」、「診療科目別通院履歴」、「症状別通院履歴」「診断書発行履歴」等の情報を含む。
「C−2.処方箋情報」は、「最新箋出力日」、「処方箋出力担当者(診察医)」、「処方箋過去履歴」、「セカンドオピニオン用データ」等の情報を含む。
「C−3.投薬情報」は、「最新投薬日」、「過去投薬履歴」、「調剤薬局名」、「調剤担当薬剤師」等の情報を含む。新規に投薬が行われた場合、「過去投薬履歴」に投薬履歴が追加される。
「C−4.体質情報」は、「投薬による副作用履歴」、「アレルギー情報及び症状履歴」、「最新の症状発生情報及び対応情報」、「症状過去発生履歴」、「症状発生時対応履歴」等の情報を含む。「投薬による副作用履歴」には、診察医及び薬剤師情報が含まれる。
「C−5.検査履歴」は、「最新検査日及び検査予約日」、「検査箇所及び検査項目」、「最新検査結果」、「検査結果履歴」、「検査後経過観察記録」等の情報を含む。
「C−6.過去病歴」は、「過去病歴」、「過去入院履歴」、「紹介状履歴及び紹介先通院履歴」、「一定期間経過後の病歴管理」、「一定期間経過後の投薬管理」、「一定期間経過後の診断書発行履歴」、「その他過去履歴データ」等の情報が含まれる。
「C−7.医療機関ID情報」は、「医療機関ID」、「データセンタ用顧客ID」等の情報を含む。患者が複数の医療機関を利用した場合には、複数の医療機関ID及びデータセンタ用顧客IDの組み合わせとなる。
なお、「C−1.通院履歴」に含まれる「診療科目別通院履歴」、「症状別通院履歴」、「診断書発行履歴」、「C−2.処方箋情報」に含まれる「処方箋過去履歴」、「セカンドオピニオン用データ」等は、一定期間経過後、過去データとしてアーカイブ化され、「C−6.過去病歴」に含まれる「一定期間経過後の病歴管理」、「一定期間経過後の投薬管理」、「一定期間経過後の診断書発行履歴」等に移行される。
電子カルテ情報DB153は、外部からの不正なデータ書き込みを防止するため、書き込み禁止となっており、書き込み禁止を解除しない限りはデータの書き込みができないようになっている。
会計情報DB154は、医療機関A1〜Anの各医療機関の会計情報を格納するデータベースである。図6に、会計情報DB154のデータ構成例を示す。図6に示すように、会計情報DB154は、「D−1.医療機関ID情報」、「D−2.入出金集計」、「D−3.負担区分別金額」、「D−4.診療費明細」、「D−5.年代別集計」、「D−6.時間帯別集計」、「D−7.月度別・年度別集計」、「D−8.レセプト請求区分別データ」、「D−9.クレジット請求用データ」等の項目からなる会計情報を1レコードとして格納する。会計情報は、1つの医療機関に対し1つ(1レコード)作成され格納される。
「D−1.医療機関ID情報」は、「医療機関ID」、「会計担当者ID」等の情報を含む。
「D−2.入出金集計」は、「前日現金繰越残高」、「当日現金出納」、「入金区分別集計」、「当日現金入金総計」、「翌日現金繰越残高」等の情報を含む。入金区分は、現金、クレジット会社(会社別)の区分等からなる。
「D−3.負担区分別金額」は、「現行加入健康保険」、「労災対象診療区分」、「事故対象診療区分」「過去加入健康保険」、「介護保険適用区分」、「乳幼児医療助成適用区分」、「その他保険助成適用区分」等の保険区分別の当日の請求金額、及び「当日集計(区分別)」「当日集計(全体)」の情報を含む。
「D−4.診療費明細」は、「初診・再診料明細」、「各種診察料明細」、「各種検査料明細」、「食事代・個室料明細」、「雑費扱明細」等の当日の医療費の項目別金額、及び「当日集計(項目別)」、「当日集計(全体)」の情報を含む。
「D−5.年代別集計」は、「小児明細」、「高齢者明細(非後期高齢者)」、「後期高齢者明細」、「一般明細」、「その他明細」等の当日の医療費の年代別集計の情報を含む。
「D−6.時間帯別集計」は、「一般診察時間帯別」、「特殊時間帯別」、「自治体指定当番時間帯別」、「その他設定時間帯別」等の当日の医療費の時間帯別集計の情報及び「過去データ」を含む。
「D−7.月度別・年度別集計」は、「月度別集計用日計データ」、「月度別集計」、「一般会計年度集計」、「確定申告用年度集計」、「その他年度別集計」、「過去データ」等の情報を含む。「月度別集計用日計データ」は、当月の各日付の「D−2.入出金集計」〜「D−6.時間帯別集計」のデータである。「月度別集計」は、直近12ヶ月分の月度別の「月度別集計用日計データ」を蓄積したものである。
「D−8.レセプト請求区分別データ」は、「当月レセプト作成分データ」、「請求後〜還付前集計データ」、「還付後集計データ」、「請求チェック、還付チェックデータ」、「過去データ」等の情報を含む。
「D−9.クレジット請求用データ」は、「クレジット会社提出用データ」、「過去データ」等の情報を含む。
また、記憶部15は、患者別専用履歴サイトのページデータ、患者別専用履歴サイトへの初回アクセス時に携帯端末4に表示させるためのページデータ、患者の携帯端末4とは異なる端末から患者別専用履歴サイトにアクセスがあった場合に端末にエラーを表示させるためのエラーページのデータを記憶している。患者別専用履歴サイトのページデータは、患者別に、患者IDと対応付けて、その患者の携帯端末4の携帯端末情報を含むURL(Uniform Resource Locator)が示す格納場所に格納されている。
また、記憶部15は、各医療機関の診療報酬請求用データを記憶する。
更に、記憶部15は、アレルギーと、そのアレルギーの体質の人には処方してはいけない薬品との対応付けを示すテーブル等を記憶している。
図2に戻り、通信部16は、モデム、ルータ等により構成され、通信ネットワークNを介してレジスタ2及び電子カルテPC3等の外部機器とデータ送受信を行う。
(レジスタ2の構成)
レジスタ2は、医療機関に設置された医療機関用の売上データ処理装置である。
図7に、レジスタ2の機能構成例を示す。図7に示すように、レジスタ2は、CPU21、入力部22、表示部23、印刷部24、RAM25、記憶部26、ICカードリーダ27、通信部28、ドロア29を備えて構成され、各部はバス201により接続されている。
CPU21は、記憶部26に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM25内に展開し、該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU21は、記憶部26に記憶されている各種処理プログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述する受付処理、会計処理、精算開始要求処理を始めとする各種処理を実行することにより、第1の制御手段として機能する。
入力部22は、電源キー、カーソルキー、文字、数字入力キー等の各種機能キー等を備えたレジ用のキーボードを含む構成とし、オペレータによる各キーの操作信号をCPU21に出力する。また、表示部23の画面上に設けられたタッチパネルを含む。タッチパネルは、表示部23の上面を覆うように設置されており、オペレータの指などを用いた操作によって押圧入力された所望の入力位置を検出し、その検出信号をCPU21に出力する。また、入力部22は、商品に設けられたバーコードを読み取るバーコードリーダやバーコードスキャナ等を備える。
表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成され、CPU21から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
印刷部24は、例えば、サーマルプリンタ(感熱式プリンタ)であり、レシート用、ジャーナル用のロール紙(感熱紙)を有し、CPU21から入力される指示信号に従って、各ロール紙に対して金額等のデータをプリントアウトする。
RAM25は、CPU21により記憶部26から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等を一時的に格納する。
記憶部26は、半導体の不揮発メモリ等により構成される。記憶部26は、CPU21で実行されるシステムプログラムや、各種処理を実行するためのプログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。プログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU21は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
また、記憶部26は、サーバ1でレジスタ2の個体を識別するためのレジ識別キーを記憶している。レジ識別キーは、レジスタ2の所在地、病院名・薬局名、端末シリアルNO.・テクノNO.、医療機関IDからなるデータである。
ICカードリーダ27は、ICカードにより構成される診察券に記録されている患者の個人情報キーを読み取ってCPU21に出力する読取手段である。個人情報キーは、患者の個人を識別するための患者識別情報であり、本実施形態においては、患者ID、氏名、携帯端末情報、診察券NO.電子カルテIDからなるデータである。
通信部28は、モデム、ルータ等により構成され、通信ネットワークNを介してサーバ1等の外部機器とデータ送受信を行う。
ドロア29は、硬貨や紙幣等の現金を収納する引出しである。ドロア29は、CPU21の指示により、引出しが開けられる。
(電子カルテPC3の構成)
電子カルテPC3は、医療機関に設置され、医師が電子カルテ情報の入力を行うための医療機関用の端末装置である。
図8に、電子カルテPC3の機能構成例を示す。図8に示すように、電子カルテPC3は、CPU31、入力部32、表示部33、RAM34、記憶部35、通信部36、メディア書き込み部37等を備えて構成され、各部はバス38により接続されている。
CPU31は、記憶部35に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM34内に展開し、該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU31は、記憶部35に記憶されている各種処理プログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述する電子カルテ情報更新処理、申請データ作成処理を始めとする各種処理を実行することにより、第3の制御手段として機能する。
入力部32は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された指示信号をCPU31に出力する。
表示部33は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成され、CPU31から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
RAM34は、CPU31により記憶部35から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等を一時的に格納する。
記憶部35は、半導体の不揮発メモリやHDD(Hard Disc Drive)等により構成される。記憶部35は、CPU31で実行されるシステムプログラムや、各種処理を実行するためのプログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。プログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU31は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
通信部36は、モデム、ルータ等により構成され、通信ネットワークNを介してサーバ1等の外部機器とデータ送受信を行う。
メディア書き込み部37は、CPU31からの指示によりCD−RやDVD−R等の記録メディアにデータを書き込む。
(携帯端末4の構成)
携帯端末4は、患者が所有する携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等の端末である。携帯端末4は、Webブラウザ機能を有し、サーバ1等のWebサーバにアクセスしてWebページを表示することが可能である。
図9に、携帯端末4の機能構成例を示す。図9に示すように、携帯端末4は、CPU41、入力部42、表示部43、RAM44、記憶部45、無線通信部46、読取部47等を備えて構成され、各部はバス48により接続されている。
CPU41は、記憶部45に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM44内に展開し、該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU41は、記憶部45に記憶されている各種処理プログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述する患者別専用履歴サイト表示処理を始めとする各種処理を実行する。
入力部42は、テンキー、カーソルキー、電源ON/OFFキー、各種ファンクションボタン等を有し、キーやボタンの押下信号による操作信号をCPU41に出力する。
表示部43は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成され、CPU41から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
RAM44は、CPU41により記憶部45から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等を一時的に格納する。
記憶部45は、半導体の不揮発メモリ等により構成される。記憶部45は、CPU41で実行されるシステムプログラムや、各種処理を実行するためのプログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。プログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU41は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
また、記憶部45は、携帯端末4の携帯端末情報を記憶する。
無線通信部46は、無線アンテナ(図示せず)を備えて構成され、基地局Bとアンテナとの間で信号の送受信を行うことにより、基地局Bを介して通信ネットワークNに接続されたサーバ1を始めとする各種装置との通信を行う。
読取部47は、例えば、デジタルカメラ,イメージリーダ等の撮影装置を含み、QRコード等の二次元コードを読み取ってCPU41に出力する二次元コード読取手段である。本実施形態において、診察券には、上述の個人情報キーが記録されている他、患者別専用履歴サイトにアクセスするためのURLを示す二次元コードが表示されている。読取部47は、診察券に表示されている二次元コードを読み取ってURLを取得する。
なお、患者別専用履歴サイトにアクセスするためのURLは、所定の桁に対象患者の携帯端末情報を含んでいる。患者別専用履歴サイトは、URLに含まれる携帯端末情報と一致する携帯端末情報を有する携帯端末4からアクセスがあった場合にのみ閲覧可能となっている。
(医療情報管理システム100の動作)
次に、医療情報管理システム100の各装置における動作について説明する。
〔受付処理〕
医療機関A1〜Anにおいて、患者が来院(来局)し、受付担当に診察券が提出されると、受付担当は入力部22により受付開始指示を入力するとともにレジスタ2のICカードリーダ27に診察券をかざして診察券の読み取り操作を行うことで患者の受付を行う。
図10に、レジスタ2において実行される受付処理のフローチャートを示す。当該処理は、入力部22により受付開始指示が入力された際に、CPU21と記憶部26に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
ICカードリーダ27において診察券が検知されると(ステップS1)、診察券のICチップ内に記録されている個人情報キーの読み取りが開始される(ステップS2)。
診察券からの個人情報キーの読み取りが成功すると(ステップS3;YES)、処理はステップS6に移行する。診察券からの個人情報キーの読み取りが失敗した場合(ステップS3;NO)、診察券状態の確認が行われ、異常がない(診察券内のICチップからのデータの読み出しが可能である)と判断されると(ステップS4;異常なし)、処理はステップS3に戻る。診察券状態が異常であり、ICチップからのデータの読み出しができない(例えば、ICチップが破損していて応答がない)と判断されると(ステップS4;異常あり)、表示部23に診察券再発行の指示が表示され(ステップS5)、処理はステップS1に戻る。
ステップS6においては、通信部28によりサーバ1への接続が開始される(ステップS6)。サーバ1との通信が確立すると(ステップS7;YES)、記憶部26に記憶されているレジ識別キーが読み出され、個人情報キー及びレジ識別キーのそれぞれが所定のアルゴリズムで暗号化され(ステップS8)、カルテ送信要求及び個人情報キー及びレジ識別キーの暗号化データが通信部28によりサーバ1へ送信され(ステップS9)、受付処理は終了する。暗号化は、同じデータであっても毎回異なる結果となるように行うことが好ましい。
一方、サーバ1との通信が確立しなかった場合(ステップS7;NO)、表示部23に、通信部28により出力されるサーバ1との通信が確立しなかった理由(原因)を示すエラーコードが表示され(ステップS10)、続いてエラーコードに応じた修理対応を促す表示が表示され(ステップS11)、受付処理は終了する。
〔電子カルテ情報送信処理〕
図11A〜図11Bに、サーバ1において、通信部16によりレジスタ2からカルテ送信要求が受信された際に実行される電子カルテ情報送信処理のフローチャートを示す。当該処理は、CPU11と記憶部15に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、レジスタ2から送信された個人情報キー及びレジ識別キーの暗号化データが通信部16により受信される(ステップS21)。
次いで、個人情報キー及びレジ識別キーが復号され(ステップS22)、個人情報キーに含まれる診察券NO.と「A−3.保険証・診察券」の「診察券NO.」が一致するレコードが患者情報DB151において検索され、検索されたレコードの「A−4.通院履歴」内の「通院先病院履歴」、及び「A−5.薬の処方履歴」内の「調剤薬局・担当薬剤師過去履歴」がRAM14に読み出される(ステップS23)。
次いで、レジ識別キーに含まれる病院・薬局名がRAM14に読み出される(ステップS24)。
次いで、ステップS23で読み出された「通院先病院履歴」及び「調剤薬局・担当薬剤師過去履歴」内において、ステップS24で読み出された病院名・薬局名の検索が行われる(ステップS25)。検索の結果、「通院先病院履歴」又は「調剤薬局・担当薬剤師過去履歴」にレジ識別キーの病院名・薬局名が存在した場合、その診察券の患者がカルテ要求元のレジスタ2の設置されている病院又は薬局を利用したことがあること示す。診察券の患者の「通院先病院履歴」又は「調剤薬局・担当薬剤師過去履歴」にレジ識別キーの病院名・薬局名が存在しなかった場合、その診察券の患者がカルテ要求元のレジスタ2の設置されている病院又は薬局を利用したことがないこと示す。
診察券の患者の「通院先病院履歴」又は「調剤薬局・担当薬剤師過去履歴」にレジ識別キーの病院名・薬局名が存在した場合(ステップS26;YES)、個人情報キーの診察券NO.と「C−8.診察券NO.」が一致するレコードが電子カルテ情報DB153から検索され(ステップS27)、処理はステップS30に移行する。
一方、診察券の患者の「通院先病院履歴」又は「調剤薬局・担当薬剤師過去履歴」にレジ識別キーの病院名・薬局名が存在しなかった場合(ステップS26;NO)、個人情報キーに含まれる電子カルテIDと「C−9.電子カルテID」が一致するレコードが電子カルテ情報DB153から検索され、検索されたレコードの「医療機関ID」にレジ識別キーに含まれる医療機関IDが追加される(ステップS28)。これにより、カルテ要求元のレジスタ2の設置されている医療機関が患者の利用したことのある医療機関として電子カルテ情報に記録されることとなる。また、ステップS28において電子カルテ情報DB153において検索されたレコードに含まれる「C−8.診察券NO.」と「A−3.保険証・診察券」の「診察券NO.」が一致するレコードが患者情報DB151から検索され(ステップS29)、処理はステップS30に移行する。
ステップS30においては、患者情報DB151において検索されたレコードの「A−6.電子カルテID」と電子カルテ情報DB153において検索されたレコードの「C−9.電子カルテID」が照合され、両者が一致しなかった場合(ステップS30;NO)、通信部16によりカルテ要求元のレジスタ2に該当患者の電子カルテ情報が検索できない旨のエラー通知が送信され(ステップS39)、電子カルテ情報送信処理は終了する。
患者情報DB151において検索されたレコードの「A−6.電子カルテID」と電子カルテ情報DB153において検索されたレコードの「C−9.電子カルテID」とが一致した場合(ステップS30;YES)、電子カルテ情報DB153において検索されたレコード(診察券の患者の電子カルテ情報)への書き込み禁止が解除される(ステップS31)。
そして、レジ識別キーの医療機関IDによりレジスタ情報DB152が検索され、医療機関IDがレジ識別キーと一致するレコードの「PC個体情報」からカルテ要求元のレジスタ2と対応する、即ち同じ医療機関に設置されている電子カルテPC3のアドレスが取得され(ステップS32)、通信部16により、取得されたアドレスに書き込み禁止が解除された電子カルテ情報が送信される(ステップS33)。次のステップS34では、電子カルテPC3への電子カルテ情報の送信が成功したか否かが判別され、電子カルテPC3への電子カルテ情報の送信が成功すると(ステップS34;YES)、電子カルテ情報送信処理は終了する。
電子カルテPC3への電子カルテ情報の送信が失敗した場合(ステップS34;NO)、通信部16によりカルテ要求元のレジスタ2にエラーが通知される(ステップS35)。通信部16によりレジスタ2から応答が受信されると(ステップS36;YES)、レジスタ2に個人情報キー及び識別情報キーの再送信依頼が送信され(ステップS37)、電子カルテ情報送信処理は終了する。レジスタ2から応答が受信されない場合(ステップS36;NO)、表示部13に「電子カルテ情報の送信が失敗しました」等のメッセージが表示され(ステップS38)、電子カルテ送信処理は終了する。
なお、サーバ1においては、後述する電子カルテ情報DB更新処理が終了するまでレジスタ2から送信された個人情報キー、レジ識別キー、及び電子カルテ情報の送信先となった電子カルテPC3のIPアドレス等を対応付けてRAM14に記憶しておき、電子カルテ情報更新中の医療機関のレジスタ2及び電子カルテPC3を管理する。
〔電子カルテ情報更新処理〕
図12A〜図12Bに、電子カルテPC3において、サーバ1から送信された電子カルテ情報が受信された際に実行される電子カルテ情報更新処理のフローチャートを示す。当該処理は、CPU31と記憶部35に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、通信部36により受信された電子カルテ情報が表示部33に表示される(ステップS50)。 入力部32により今回の診察(投薬)結果が入力されると(ステップS51)、入力された内容に応じて電子カルテ情報が更新される(ステップS52)。例えば、病院では、今回の診療内容に基づいて、最新通院日、診療科目、症状、処方箋出力日、処方箋出力担当者、処方箋の内容、該当する体質情報、検査日、検査予約日、検査箇所、検査項目、最新検査結果等が入力され、内容が確定されると、電子カルテ情報の入力された内容に対応する項目の情報が更新される。また、薬局では、最新投薬日、調剤薬局名、調剤担当薬局等が入力され、内容が確定されると、電子カルテ情報の入力された内容に対応する項目の情報が更新される。
更新が完了すると、電子カルテ情報の更新終了通知が作成及び暗号化され(ステップS53)、通信部36によりサーバ1に更新終了通知が送信される(ステップS54)。次のステップS55では、更新終了通知の送信が成功したか否かが判別され、更新終了通知の送信が成功すると(ステップS55;YES)、処理はステップS61に移行する。
一方、更新終了通知の送信が失敗すると(ステップS55;NO)、通信部36により更新終了通知が再送信される(ステップS56)。更新終了通知の再送信が成功すると(ステップS57;YES)、処理はステップS61に移行する。 更新終了通知の再送信が失敗すると(ステップS57;NO)、タイムアウトにより一旦通信が打ち切られ(ステップS58)、更新終了通知が再度暗号化される(ステップS59)。通信障害の復旧後、通信部36により暗号化された更新終了通知がサーバ1に再送信され(ステップS60)、処理はステップS55に戻る。なお、更新終了通知を再度暗号化するのは、異なる暗号化処理によって暗号化しセキュリティを確保するためである。
ステップS61において、通信部36によりサーバ1からの更新分送信要求が受信されると(ステップS61)、更新された電子カルテ情報が暗号化される(ステップS62)。そして、暗号化された電子カルテ情報が通信部36によりサーバ1へ送信される(ステップS63)。次のステップS64では、暗号化された電子カルテ情報の送信が成功したか否かが判別され、暗号化された電子カルテ情報の送信が失敗すると(ステップS64;NO)、更新された電子カルテ情報が再度暗号化され(ステップS65)、通信部36によりサーバ1に再送信される(ステップS66)。次のステップS67では、暗号化された電子カルテ情報の再送信が成功したか否かが判別される。
再送信が成功すると(ステップS67;YES)、電子カルテ情報更新処理は終了する。再送信が失敗した場合(ステップS67;NO)、タイムアウトにより通信が一旦打ち切られ(ステップS68)、通信復旧後、暗号化された電子カルテ情報が再送信され(ステップS69)、処理はステップS64に戻る。ステップS64において、暗号化された電子カルテ情報の送信が成功すると(ステップS64;YES)、電子カルテ情報更新処理は終了する。
〔電子カルテ情報DB更新処理〕
図13A〜図13Bに、電子カルテPC3への電子カルテ情報の送信後、サーバ1において実行される電子カルテ情報DB更新処理のフローチャートを示す。当該処理は、CPU11と記憶部15に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
通信部16により電子カルテPC3から更新終了通知が受信されると(ステップS81;YES)、電子カルテPC3に更新分送信要求が送信される(ステップS82)。次のステップS83では、更新分送信要求の送信が成功したか否かが判別され、更新分送信要求の送信が成功すると(ステップS83;YES)、処理はステップS87に移行し、電子カルテPC3からの電子カルテ情報の受信待ち状態となる。
更新分送信要求の送信が失敗すると(ステップS83;NO)、通信部16により電子カルテPC3に更新分送信要求が再度送信される(ステップS84)。次のステップS85では、ステップS83と同様に、更新分送信要求の送信が成功したか否かが判別され、更新分送信要求の送信が成功すると(ステップS85;YES)、処理はステップS87に移行する。更新分送信要求の送信が失敗すると(ステップS85;NO)、通信障害が復旧され次第、通信部16により電子カルテPC3に、更新分送信要求が再度送信され(ステップS86)、処理はステップS83に戻る。
ステップS87において、通信部16により電子カルテPC3からの電子カルテ情報が受信されると(ステップS87)、受信された電子カルテ情報が復号される(ステップS88)。そして、受信された電子カルテ情報の更新前後の差分がチェックされる(ステップS89)。具体的には、受信された電子カルテ情報と「C−9.電子カルテID」が一致するレコードが電子カルテ情報DB153において検索され、検索されたレコードと受信された電子カルテ情報の差分がチェックされる。また、差分データの整合性がチェックされる(ステップS90)。
整合性チェックでは、データ形式等のチェックの他、データ内容のチェックも行われる。例えば、更新前の電子カルテ情報の「C−4.体質情報」に含まれる「投薬による副作用履歴」に存在する薬品が更新後の「C−2.処方箋情報」に含まれる「処方箋過去履歴」に今回処方分として含まれている場合、整合性チェックでNGとなる。また、サーバ1の記憶部15には、アレルギーと、そのアレルギーの体質の人には処方してはいけない薬品との対応付けテーブルが記憶されており、更新前の「C−4.体質情報」の「アレルギー情報」に含まれるアレルギーに対応する薬品が更新後の「C−2.処方箋情報」の「処方箋過去履歴」に今回処方分として含まれている場合、整合性チェックでNGとなる。
整合性チェックの結果、整合性がOKであると判断された場合(ステップS91;OK)、受信された電子カルテ情報に基づいて、電子カルテ情報DB153が更新される(ステップS92)。即ち、ステップS89で検索されたレコード(該当患者の電子カルテ情報)が受信された電子カルテ情報に基づき更新される。次いで、受信された電子カルテ情報の「C−9.電子カルテID」と「A−6.電子カルテID」が一致するレコードが患者情報DB151において検索され(ステップS93)、検索されたレコードの「A−4.通院履歴」「A−5.薬の処方履歴」の各項目の内容が受信された電子カルテ情報の内容に基づいて更新される(ステップS94)。また、受信された電子カルテ情報に基づいて、患者に対し今回の診療、投薬の結果等を示すレポート情報(図18参照)を公開するためのページデータが生成され、記憶部15に記憶されている対象患者の患者別専用履歴サイトのページデータ(即ち、記憶部15においてステップS93で検索されたレコードの「患者ID」が対応付けて記憶されているページデータ)が更新される(ステップS95)。そして、通信部16により患者別専用履歴サイトの更新完了が送信元の電子カルテPC3に対応するレジスタ2に通知される(ステップS96)。
更新が完了すると、電子カルテ情報DB153の更新されたレコードの書き込みロックが再開され(ステップS97)、更新された電子カルテ情報に対応する患者の会計開始が可能となった旨が通信部16によりレジスタ2に通知され(ステップS98)、電子カルテDB更新処理は終了する。ステップS98により送信される通知には、会計開始可能となった患者の診察券NO.等が含まれる。
一方、整合性チェックの結果、整合性がNGであると判断された場合(ステップS91;NG)、通信部16により送信元の電子カルテPC3に整合性エラーが通知される(ステップS99)。そして、エラー原因を更新後のデータから特定する処理が行われ(ステップS100)、エラー原因が特定されると(ステップS101;YES)、特定した原因と対応策を示す情報が電子カルテPC3に送信され(ステップS102)、電子カルテ情報DB更新処理は終了する。エラー原因が特定されない場合は(ステップS101;NO)、カルテ情報DB更新処理は終了する。
電子カルテPC3側では、整合性エラーが通知されると、エラー修正が行われ、修正後の電子カルテ情報が暗号化され、サーバ1に送信されることとなる。
〔会計処理〕
図14A〜図14Bに、レジスタ2において実行される会計処理のフローチャートを示す。当該処理は、入力部22により会計処理開始が指示された際にCPU21と記憶部26に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
ICカードリーダ27により診察券が読み取られると(ステップS111)、診察券に対応する患者についての会計開始が可能であるか否かが判断される(ステップS112)。ここで、図13のステップS98においてサーバ1から送信される、会計開始可能となった旨の通知が通信部28により受信されると、レジスタ2においてはRAM25に会計開始可能通知が記憶される。ステップS112においては、RAM25が参照され、診察券から読み取られた診察券NO.等に基づいて、診察券に対応する患者の会計開始が可能であるか否かが判断される。
読み取られた診察券に対応する患者についての会計開始が可能ではないと判断されると(ステップS112;NO)、表示部23に会計開始が未だ可能ではない旨のメッセージが表示され(ステップS113)、処理はステップS111に戻る。
読み取られた診察券に対応する患者についての会計開始が可能であると判断されると(ステップS112;YES)、診察券から読み取られた個人情報キーと、記憶部26から読み出されたレジ識別キーとがそれぞれ暗号化され(ステップS114)、会計処理要求、暗号化された個人情報キー及びレジ識別キーが通信部28によりサーバ1に送信される(ステップS115)。次のステップS116では、サーバ1への会計処理要求等の送信が成功したか否かが判別され、会計処理要求等の送信が失敗した場合(ステップS116;NO)、送信が失敗した理由を示すエラーコードが表示部23に表示され(ステップS117)、処理はステップS111に戻る。
サーバ1への会計処理要求等の送信が成功すると(ステップS116;YES)、通信部36によるサーバ1からの会計開始通知の受信が待機される(ステップS118)。会計開始通知は、レジスタ2で実施する会計処理に応じてサーバ1において会計情報DB154の更新が可能となったことを示す通知である。通信部36によりサーバ1からの会計開始通知が受信されると(ステップS118;YES)、表示部23にサーバ1で会計情報の更新が可能となった旨が表示される(ステップS119)。
会計開始通知の受信後、入力部22により売上明細(診療費明細や負担区分別の金額)や担当医(薬剤師)名等が入力されると(ステップS120)、入力部22からの入力に応じて今回の患者請求金額、保険者の負担区分別金額等が算出される(ステップS121)。
入力部22には、会計情報DB154の「D−4.診療費明細」に対応する各明細を入力するためのキー(初診・再診料キー、診察料明細キー等)、保険者の負担区分を入力するためのキー(負担区分キー)、担当医(薬剤師)名を入力するための機能キー等が備えられている。会計では、これらのキー及びテンキーの操作に応じて、売上明細(診療費明細)や担当医(薬剤師)名等が入力され、患者請求金額や負担区分別の金額が算出される。
また、入力部22により患者から受け取った預かり金額が入力されると、預かり金額と患者請求金額に基づきつり銭等の算出が行われ(ステップS122)、印刷部24によりレシートが発行される(ステップS123)。クレジットカードでの支払いの場合は、クレジットカードでの決済処理が行われ、印刷部24により明細等が発行される。
次いで、患者に対する今回の会計の結果を示す患者会計データ(今回の現金収支、入金区分(現金かクレジットかを示す区分)、診療費明細の項目別の請求金額、負担区分別の請求金額、担当医(薬剤師)名、医療機関の医療機関ID、名称等)が生成され(ステップS124)、通信部28によりサーバ1に対し会計情報更新要求とともに患者会計データが送信される(ステップS125)。そして、サーバ1からの会計情報更新終了通知の待ち状態となる(ステップS126)。
通信部28によりサーバ1からの会計情報更新終了通知が受信されると(ステップS126;YES)、サーバ1において会計情報の更新が終了した旨が表示部23に表示され(ステップS127)、サーバ1からの患者別専用履歴サイトの更新終了通知の待ち状態となる。サーバ1からの患者別専用履歴サイトの更新終了通知が受信されると(ステップS128;YES)、表示部23に患者別専用履歴サイトの更新終了が表示され(ステップS129)、会計処理は終了する。レジスタ2のオペレータ(会計担当)は、表示部23に患者別専用履歴サイトの更新終了が表示されると、患者に診察券を渡し、患者別専用履歴サイトの閲覧が可能となったことを通知する。
〔会計情報更新処理〕
図15に、サーバ1において、通信部16によりレジスタ2から送信された会計処理要求が受信された際に実行される会計情報更新処理のフローチャートを示す。当該処理は、CPU11と記憶部15に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
通信部16により会計処理要求及び暗号化された個人情報キー及びレジ識別キーが受信されると(ステップS131)、暗号化された個人情報キー及びレジ識別キーが復号され(ステップS132)、個人情報キーに含まれる診察券NO.により患者情報DB151から会計対象患者のレコードが検索される(ステップS133)。また、レジ識別キーに含まれる医療機関IDに基づいて会計情報DB154からレジスタ2が設置された医療機関のレコードが検索される(ステップS134)。そして、通信部16により会計処理要求元のレジスタ2に会計開始通知が送信され(ステップS135)、処理はレジスタ2からの患者会計データの受信待ち状態となる。
通信部16によりレジスタ2から会計情報更新要求及び患者会計データが受信されると(ステップS136;YES)、受信された患者会計データに基づいて、会計情報DB154においてステップS134で検索されたレコードの「D−2.入出金集計」〜「D−6.時間帯別集計」の該当する項目が加算等されて更新される(ステップS137)。また、更新後の「D−2入出金集計」〜「D−6時間帯別集計」のデータにより、検索されたレコードの「D−7月度別、年度別集計」の「月度別集計用日計データ」の当日分のデータが書き換え更新される(ステップS138)。また、受信された患者会計データに基づいて、患者情報DB151の「A−3−1.健康保険状況」の「健康保険状況」、「A−3−2.診察券情報」の「最新通院時診察券情報」、「A−4通院履歴」の「通院先病院履歴」「担当医情報(通院先病院別)」「担当医情報(診療科目別)」が更新される(ステップS139)。そして、通信部16により会計処理要求元のレジスタ2に会計情報更新終了通知が送信される(ステップS140)。
会計情報更新終了通知の送信が完了すると、患者会計データに基づいて、記憶部15に記憶されている患者別専用履歴サイトのページデータの更新が行われる(ステップS141)。具体的には、患者が今回支払った医療費の情報が追加される。更新完了後、通信部16により患者別専用履歴サイトの更新終了通知が要求元のレジスタ2に送信され(ステップS142)、会計情報更新処理は終了する。
〔患者別専用履歴サイト表示処理〕
図16に、携帯端末4において実行される患者別専用履歴サイト表示処理のフローチャートを示す。当該処理は、CPU41と記憶部45に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
読取部47により診察券の二次元バーコードが読み取られると(ステップS151)、読み取られた二次元バーコードが示すURLが表示部43に表示される(ステップS152)。
入力部42によりURLがクリックされると(ステップS153;YES)、無線通信部46によりサーバ1に患者別専用履歴サイトの開示要求(アクセス要求)が送信される(ステップS154)。
無線通信部46によりサーバ1から携帯端末情報の送信要求が受信されると(ステップS155;YES)、記憶部45に記憶されている携帯端末情報が暗号化されて無線通信部46によりサーバ1に送信される(ステップS156)。
無線通信部46によりサーバ1からページデータが受信されると(ステップS157;YES)、受信されたページデータが表示部43に表示され(ステップS158)、患者別専用履歴サイト表示処理は終了する。
ここで、サーバ1においては、携帯端末4からの患者別専用履歴サイトの開示要求に応じて後述する患者別専用履歴サイト送信処理が実行され、開示要求が初めての携帯端末4に対しては「はじめまして」画面等の患者別専用履歴サイトの利用方法や注意書き等の書かれた初回ページのページデータが送信される。開示要求が2回目以降の携帯端末4に対しては、図18に示す患者別専用履歴ページのページデータが送信される。携帯端末情報がサーバ1側の情報と一致しないなどのエラーが生じた場合には、エラー画面を表示するページデータが送信される。ステップS158においては、患者別専用履歴サイトへのアクセスが初めてか否か、エラーが生じたか否かに応じてサーバ1から送信されたページデータに基づきページが表示される。
〔患者別専用履歴サイト送信処理〕
図17に、サーバ1において実行される患者別専用履歴サイト送信処理のフローチャートを示す。当該処理は、CPU11と記憶部15に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
通信部16により携帯端末4からURL及び患者別専用履歴サイトの開示要求が受信されると(ステップS161)、通信部16により携帯端末4に携帯端末情報の送信要求が送信される(ステップS162)。ここで、携帯端末情報は、携帯端末4を認証するための認証情報として要求される。通信部16により携帯端末4から携帯端末情報が受信されると(ステップS163;YES)、受信された携帯端末情報が復号され(ステップS164)、ステップS161で受信されたURLと照合される。ここで、患者別専用履歴サイトは患者別に表示されるものであり、URLは患者毎に異なる。URLは、上述のように患者別専用履歴サイトの表示対象の患者の携帯端末情報を含んでいる。そこで、URLに含まれる携帯端末情報と携帯端末情報の照合の結果、一致した場合に、そのURLの表示対象となっている患者であることが認証される。
照合の結果、URLに含まれる携帯端末情報と受信された携帯端末情報が一致すると判断されると(ステップS166;YES)、このURLへの開示要求の回数が初回であるか2回目以降であるかが判断される(ステップS167)。開示要求の回数が初回であると判断された場合(ステップS167;初回)、「はじめまして」画面を表示する初回ページのページデータが記憶部15から読み出され、通信部16により携帯端末4に送信される(ステップS168)。開示要求の回数が2回目以降であると判断された場合(ステップS167;2回目以降)、URLに対応する患者の患者別専用履歴サイトのページデータが記憶部15から読み出され、通信部16により携帯端末4に送信される(ステップS169)。そして、患者別専用履歴サイト送信処理は終了する。
一方、照合の結果、URLに含まれる携帯端末情報と受信された携帯端末情報が一致しないと判断されると(ステップS166;NO)、エラー画面を表示するエラーページのページデータが記憶部15から読み出され、通信部16により携帯端末4に送信され(ステップS170)、患者別専用履歴サイト送信処理は終了する。
図18に、図16のステップS158において表示部43に表示される患者別専用履歴サイトの一例を示す。図18に示すように、患者別専用履歴サイトには、例えば、診察券NO.、患者氏名、最新通院情報(通院日、通院した病院及び診療した科目)、処方箋情報(処方された薬)、投薬情報(投薬した薬、薬の効能・副作用・注意点)、その他注意事項、医療費内訳、直近○ヶ月分の診療内容、過去診察情報リンク等のレポート情報が表示される。
〔精算開始要求処理〕
医療機関A1〜Anにおいて一日の診療が終了すると、会計担当者がレジスタ2において入力部22により精算開始指示を入力する。
図19に、レジスタ2において実行される精算開始要求処理のフローチャートを示す。当該処理は、入力部22により精算開始の指示が入力された際にCPU21と記憶部26に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
入力部22により精算開始の指示が入力されると、通信部28によりサーバ1に対し精算開始要求及びレジ識別キーが送信される(ステップS181)。通信部28によりサーバ1から締め処理終了通知が受信されると(ステップS182;YES)、表示部23に締め処理終了を示す旨が表示され(ステップS183)、精算開始要求処理は終了する。
通信部28によりサーバ1からエラー箇所の修正依頼が受信されると(ステップS184;YES)、表示部23にエラー箇所の修正依頼を示す内容が表示され(ステップS185)、精算開始要求処理は終了する。なお、レジスタ2においては、入力部22の入力に応じてエラー修正データを生成し、サーバ1に送信する。サーバ1においては、エラー修正データに基づいて会計情報の修正を行った後、後述する入出金締め処理を行う。
〔入出金締め処理〕
図20A〜図20Bに、サーバ1において実行される入出金締め処理のフローチャートを示す。当該処理は、通信部16によりレジスタ2からの精算開始要求が受信された際にCPU11と記憶部15に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
通信部16によりレジスタ2から送信された精算開始要求及びレジ識別キーが受信されると(ステップS191)、会計情報DB154において、精算開始要求元のレジスタ2が設置された医療機関の会計情報、即ち、レジ識別キーの医療機関IDと「D−1.医療機関ID情報」の「医療機関ID」が一致するレコードが検索される(ステップS192)。
次いで、検索されたレコードの「D−2.入出金集計」の「前日現金繰越残高」、「当日現金出納」及び「当日現金入金総計」のデータが取得され(ステップS193)、整合性が確認される(ステップS194)。「当日現金出納」の残高から「前日現金繰越残高」を減算した値と「当日現金入金総計」が一致すれば、整合性確認の結果はOKとなり、一致しない場合、NGとなる。
整合性確認結果がNGである場合(ステップS195;NG)、「D−2.入出金集計」内の「当日現金出納」のからエラー部分が検索され(ステップS196)、エラー箇所の修正依頼が通信部16により精算開始要求元のレジスタ2に送信され(ステップS197)、入出金締め処理は終了する。
整合性確認結果がOKである場合(ステップS195;OK)、「D−2.入出金集計」内の「入金区分別集計」が参照され、現金以外の区分があるか否かが確認される(ステップS198)。確認の結果、現金以外の区分(クレジット)がある場合(ステップS199;YES)、現金以外の区分の金額が「D−9.クレジット請求用データ」の「クレジット会社提出用データ」に加算され(ステップS201)、処理はステップS201に移行する。現金以外の区分(クレジット)がない場合(ステップS199;NO)、処理はステップS201に移行する。
ステップS201においては、「D−2.入出金集計」内の「翌日現金繰越残高」の値が「当日現金出納」の残高の値により書き換えられて更新される(ステップS201)。また、「D−2.入出金集計」内の「前日現金繰越残高」の値が「当日現金入金総計」の値により書き換えられて更新される(ステップS202)。また、「D−2.入出金集計」の「当日現金出納」「入金区分別集計」「当日現金入金総計」及び「D−3.負担区分別金額」「D−4.診療費明細」「D−5.年代別集計」「D−6.時間帯別集計」の値がリセット(0クリア)される(ステップS203)。そして、通信部16により精算開始要求元のレジスタ2に締め処理終了通知が送信され(ステップS204)、入出金締め処理は終了する。
〔診療報酬請求用データ生成処理〕
図21A〜図21Bに、サーバ1において実行される診療報酬請求用データ生成処理のフローチャートを示す。当該処理は、入力部12から診療報酬請求用データ生成処理の開始指示が入力された際にCPU11と記憶部15に記憶されているプログラムとの協働により実行される。診療報酬請求用データ生成処理は、月毎に実行される。
まず、処理対象のレコードが選択され(ステップS211)、会計情報DB154の「D−8.レセプト請求区分別集計」の「当月レセプト作成分データ」が「請求後〜還付前集計データ」に移行される(ステップS212)。次いで、当月の「負担区分別金額」と「診療費明細」のそれぞれの整合性が確認される(ステップS212)。例えば、負担区分別金額については、「D−7.月度別、年度別集計」の「月度別集計用日計データ」における「負担区分別金額」の「当日総計(区分別)」の総計と、「当日総計(全体)」の総計がそれぞれ集計され、両者が一致するか否かの確認が行われる。診療費明細については、「D−7.月度別、年度別集計」の「月度別集計用日計データ」における「診療費明細」の「当日総計(項目別)」の総計と、「当日総計(全体)」の総計がそれぞれ集計され、両者が一致するかの確認が行われる。負担区分別金額及び診療費明細集計の双方の総計が一致している場合、整合性確認結果はOKとなる。少なくとも一方の総計が一致していない場合は、整合性確認結果はNGとなる。
整合性確認結果がNGである場合(ステップS214;NG)、「D−7.月度別、年度別集計」の「月度別集計用日計データ」の「負担区分別金額」及び「診療費明細」からエラー部分が検索され(ステップS215)、エラー箇所の修正依頼が通信部16により要求元のレジスタ2に送信され(ステップS216)、診療報酬請求用データ生成処理は終了する。
整合性確認結果がOKである場合(ステップS214;OK)、当月分の負担区分別金額の全体総計及び区分別総計が集計される(ステップS217)。また、当月分の診療費明細の全体総計及び項目別総計が集計される(ステップS218)。次いで、ステップS217及びステップS218で集計された結果が診療報酬請求用のデータ形式に組み込まれて診療報酬請求用データが生成され記憶部15に記憶される(ステップS219)。そして、通信部16により、現在処理対象となっているレコードに対応する医療機関の電子カルテPC3に診療報酬請求用データ更新通知が送信される(ステップS220)。具体的には、処理対象となっているレコードの「医療機関ID」と医療機関IDが一致するレコードがレジスタ情報DB152から検索され、検索されたレコードの「B−6.PC情報」の「PC個体情報」に格納されているアドレスに診療報酬請求用データ更新通知が送信される。診療報酬請求用データ更新通知は、例えば、診療報酬請求用データにアクセスするためのURLが含まれ、この通知を受信した電子カルテPC3からこのURLにアクセスすると、診療報酬請求用データをダウンロードすることができる。
次のステップS221では、診療報酬請求用データ更新通知の送信が成功したか否かが判別される。
診療報酬請求用データ更新通知の送信が成功すると(ステップS221;YES)、処理はステップS223に移行する。診療報酬請求用データ更新通知の送信が失敗した場合(ステップS221;NO)、医療機関の電子カルテPC3に診療報酬請求用データ更新通知が再送信される(ステップS222)。
ステップS223において、通信部16により電子カルテPC3から請求用データ取出完了通知が受信されると(ステップS223;YES)、ステップS217、S218で集計されたデータが「D−8.レセプト請求区分データ」の「当月レセプト作成分データ」に書き込まれて更新される(ステップS224)。
次いで、「D−7.月度別、年度別集計」の「月度別集計」の前年同月分のデータが「過去データ」に移行され(ステップS225)、「月度別集計用日計データ」のデータが「月度別集計」に追加される(ステップS226)。そして、「月度別集計用日計データ」のデータがクリアされる(ステップS227)。
次いで、会計情報DB154の全てのレコードについてステップS211〜S227の処理が終了したか否かが判断され、終了していないと判断されると(ステップS228;NO)、処理はステップS221に戻り、次のレコードが選択されてステップS221以降の処理が実行される。会計情報DB154の全てのレコードについてステップS211〜S227の処理が終了したと判断されると(ステップS228;YES)、診療報酬請求用データ生成処理は終了する。
〔申請データ作成処理〕
図22に、電子カルテPC3において実行される申請データ作成処理のフローチャートを示す。当該処理は、通信部36によりサーバ1から送信された診療報酬請求用データ更新通知が受信された際にCPU31と記憶部35に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
通信部36によりサーバ1から送信された診療報酬請求用データ更新通知が受信されると(ステップS231;YES)、受信された通知に含まれるURLへのアクセスが行われ、診療報酬請求用データがダウンロードされる(ステップS232)。
ダウンロードが終了すると、通信部36によりサーバ1に請求用データ取出完了通知が送信される(ステップS233)。次のステップS234では、サーバ1への請求用データ取出完了通知の送信が成功したか否かが判別され、請求用データ取出完了通知の送信が成功した場合(ステップS234;YES)、処理はステップS236に移行する。請求用データ取出完了通知の送信が失敗した場合(ステップS234;NO)、請求用データ取出完了通知の再送信が行われ(ステップS235)、処理はステップS234に戻る。
ステップS236においては、診療報酬請求用プログラムが実行され(ステップS236)、受信された診療報酬請求用データに基づいて当月分申請データの作成が行われる(ステップS237)。申請データは、各自治体に応じた診療報酬請求の申請用フォーマットのデータである。当月分申請データの作成が完了すると、メディア書き込み部37により、当月分の申請データが記録メディアに書き込まれ(ステップS238)、申請データ作成処理は終了する。
以上説明したように、医療情報管理システム100によれば、レジスタ2のICカードリーダ27により患者の診察券に記録されている個人情報キーが読み取られると、CPU21により、読み取られた個人情報キーが通信部28によりサーバ1に送信される。サーバ1においては、レジスタ2から個人情報キーが受信されると、受信された個人情報キーに対応する患者の電子カルテ情報がCPU21により電子カルテ情報DB153から読み出されて通信部16によりレジスタ2が設置された医療機関の電子カルテPC3に送信される。電子カルテPC3において更新された電子カルテ情報が通信部16により受信されると、サーバ1のCPU11において、受信された電子カルテ情報により電子カルテ情報DB153の該当患者の電子カルテ情報が更新される。
従って、個々の医療機関において、電子カルテ情報を保存、管理するための専用のサーバ等を設置することなく、少ない設備投資で電子カルテシステムを導入することが可能となる。また、医療機関において受付等に設置されるレジスタ2により診察券に記録されている患者識別情報を読み取るだけで、患者識別情報に対応する電子カルテ情報が読み出されて診察室等に設置された電子カルテPC3に送信されるので、診察や投薬時にはサーバ1から電子カルテ情報を取得するための操作をしたり取得まで待機したりすることなく、効率よく診察等を行うことが可能となる。
また、電子カルテ情報DB153が更新されると、サーバ1のCPU11により、患者別に電子カルテ情報に基づくレポート情報を公開するための患者別専用履歴サイトが生成されて記憶部15に記憶され、携帯端末4から患者別専用履歴サイトへのアクセス要求があった場合に、当該携帯端末4から送信される認証情報に基づいて認証が行われ、当該携帯端末4に対応する患者についての患者別専用履歴サイトが記憶部15から読み出されて携帯端末4に送信される。
従って、電子カルテ情報に基づくレポート情報を参照するための専用のアプリケーションを携帯端末4にダウンロードすることなく、患者が携帯端末4により容易に自己の診療や投薬に係るレポート情報を確認することが可能となる。
また、各患者の診察券には、予め患者別専用履歴サイトにアクセスするためのアドレス情報であるURLを示す二次元コードが付与されており、携帯端末4の読取部47により診察券の二次元コードが読み取られると、その患者の専用履歴サイトのURLにアクセスが行われるので、患者は、容易な操作で患者別専用履歴サイトにアクセスし、診療結果や投薬状況を確認することができる。
また、患者別専用履歴サイトのURLは、患者の携帯端末情報を含み、サーバ1のCPU11においては、携帯端末4から送信された携帯端末情報と開示要求(アクセス要求)されたURLに含まれる携帯端末情報とが照合され、一致した場合に、携帯端末4に患者別専用履歴サイトのページデータが送信される。従って、サーバ1において記憶部15から携帯端末情報を検索して読み出すことなく認証を行うことが可能となるので、処理を高速化することができる。
また、患者別専用履歴サイトのレポート情報は通院情報を含むので、患者は自己の通院情報を容易に確認することが可能となる。
また、患者別専用履歴サイトのレポート情報は処方箋情報を含むので、患者は自己の処方箋情報を容易に確認することが可能となる。
また、患者別専用履歴サイトのレポート情報は投薬情報を含むので、患者は自己の投薬情報を容易に確認することが可能となる。
また、レジスタ2においては、患者の会計時にCPU21により当該患者に対する診療又は投薬についての会計用データ(患者会計データ)が生成されて通信部28によりサーバ1に送信され、サーバ1においては、CPU11により、レジスタ2からの会計用データに基づいてレジスタ2が設置されている医療機関の会計情報DB154が更新される。従って、各医療機関のレジスタ2において、売上の集計等を行う必要がなくなり、利便性の良い電子カルテシステムを提供することができる。
また、サーバ1においては、CPU11により、月毎に会計情報DB154に記憶されている会計情報に基づいて各医療機関の診療報酬請求用のデータが生成され、生成された診療報酬請求用のデータが通信部16により医療機関に設置されている電子カルテPC3に送信されるので、各医療機関で会計情報を集計して診療報酬請求用のデータを生成する必要がなくなり、利便性の良い電子カルテシステムを提供することができる。
なお、上記実施形態における記述内容は、本発明に係る医療情報管理システム100の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態において示した患者情報DB151、レジスタ情報DB152、電子カルテ情報DB153、会計情報DB154のデータ構成は一例であり、これに限定されるものではない。また、サーバ1における各DBの更新態様についても、上記の説明に限定されるものではない。
その他、医療情報管理システム100を構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
100 医療情報管理システム
1 サーバ
11 CPU
12 入力部
13 表示部
14 RAM
15 記憶部
151 患者情報DB
152 レジスタ情報DB
153 電子カルテ情報DB
154 会計情報DB
16 通信部
17 バス
2 レジスタ
21 CPU
22 入力部
23 表示部
24 印刷部
25 RAM
26 記憶部
27 ICカードリーダ
28 通信部
29 ドロア
201 バス
3 電子カルテPC
31 CPU
32 入力部
33 表示部
34 RAM
35 記憶部
36 通信部
37 メディア書き込み部
38 バス
4 携帯端末
41 CPU
42 入力部
43 表示部
44 RAM
45 記憶部
46 無線通信部
47 読取部
48 バス

Claims (9)

  1. 医療機関に設置された売上データ処理装置及び端末装置と、サーバとを備え、前記売上データ処理装置及び前記端末装置が通信ネットワークを介して前記サーバと相互に通信可能に接続される医療情報管理システムであって、
    前記売上データ処理装置は、患者の診察券に記録されている患者識別情報を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた患者識別情報を前記サーバに送信する第1の制御手段をと備え、
    前記サーバは、
    各患者の患者情報及び電子カルテ情報を患者識別情報と対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記売上データ処理装置からの患者識別情報を受信した際に、前記受信された患者識別情報に対応する患者の電子カルテ情報を前記記憶手段から読み出して前記売上データ処理装置が設置された医療機関の端末装置に送信する第2の制御手段とを備え、
    前記端末装置は、
    患者に対する診療結果又は投薬結果を入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された診療結果又は投薬結果に基づいて前記サーバから受信した前記患者の電子カルテ情報を更新し、更新後の電子カルテ情報を前記サーバに送信する第3の制御手段とを備え、
    前記第2の制御手段は、前記端末装置から電子カルテ情報が受信された際に、当該受信された電子カルテ情報により前記記憶手段に記憶されている前記患者の電子カルテ情報を更新する医療情報管理システム。
  2. 前記サーバは、前記各患者の携帯端末と通信ネットワークを介して通信接続可能に構成され、
    前記第2の制御手段は、患者別に前記電子カルテ情報に基づくレポート情報を公開するためのウェブページを生成して前記記憶手段に記憶し、前記携帯端末から前記ウェブページへのアクセス要求があった場合に、当該携帯端末から送信される認証情報に基づいて認証を行い、当該携帯端末に対応する患者についてのウェブページを前記記憶手段から読み出して前記携帯端末に送信する請求項1に記載の医療情報管理システム。
  3. 前記各患者の診察券には、予め前記患者別のウェブページにアクセスするためのアドレス情報を示す二次元コードが付与されており、
    前記携帯端末は、前記診察券の二次元コードを読み取って前記ウェブページのアドレス情報を取得する二次元コード読取手段を有する請求項2に記載の医療情報管理システム。
  4. 前記患者別のウェブページのアドレス情報は、前記ウェブページの対象である患者の携帯端末情報を含み、
    前記第2の制御手段は、前記携帯端末から前記ウェブページへのアクセス要求があった場合に、前記携帯端末に認証情報として携帯端末情報の送信を要求し、前記携帯端末から送信された携帯端末情報と前記アクセス要求されたウェブページに含まれる携帯端末情報とを照合し、一致した場合に、前記携帯端末にウェブページを送信する請求項3に記載の医療情報管理システム。
  5. 前記レポート情報は、通院情報を含む請求項2〜4の何れか一項に記載の医療情報管理システム。
  6. 前記レポート情報は、処方箋情報を含む請求項2〜4の何れか一項に記載の医療情報管理システム。
  7. 前記レポート情報は、投薬情報を含む請求項2〜4の何れか一項に記載の医療情報管理システム。
  8. 前記記憶手段は、前記売上データ処理装置が設置されている医療機関の会計情報を記憶し、
    前記第1の制御手段は、患者の会計時に当該患者に対する診療又は投薬についての会計用データを生成し、当該生成された会計用データを前記サーバに送信し、
    前記第2の制御手段は、前記売上データ処理装置からの会計用データに基づいて前記記憶手段に記憶されている前記売上データ処理装置が設置されている医療機関の会計情報を更新する請求項1〜7の何れか一項に記載の医療情報管理システム。
  9. 前記第2の制御手段は、月毎に、前記記憶手段に記憶されている会計情報に基づいて、前記医療機関の診療報酬請求用のデータを生成し、生成された診療報酬請求用のデータを前記医療機関に設置されている端末装置に送信する請求項8に記載の医療情報管理システム。
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