JP2010164414A - 遊星ローラ式動力伝達装置 - Google Patents

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【課題】遊星ローラ式動力伝達装置に用いる簡単な構成で低コストの内ローラの傷検出手段を提供する。
【解決手段】入力軸15と一体の太陽ローラ15aと、ケーシング11に回転方向を固定され外周が開いているコの字型断面を有しリング側面13bに押し力を付与することにより内側に変形して内径を小さくする弾性リング内ローラ13と、出力軸16と一体のキャリア16aに固設されたキャリアピン14に回転自在に支承された複数の遊星ローラ18とにより構成され、それぞれのローラが予圧状態で外接及び内接されてなる遊星ローラ式動力伝達装置において、弾性リング内ローラ13の外向き溝内に該溝に沿って導線が巻き付けられたコイル31が形成され、コイル31に交流電流を流してインピーダンスを測り、該インピーダンスの変化より弾性リング内ローラ13のひび、割れ等の傷の故障を検出する手段を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽ローラと、ケーシングに回転方向を拘束された内ローラと、複数の遊星ローラと、それぞれのローラが予圧状態で外接及び内接されてなる遊星ローラ式動力伝達装置の内ローラ摩擦面に生じる傷、ひび等の早期検出手段に関する。
特許文献1に提案された遊星ローラ式動力伝達装置は、入力軸と一体の太陽ローラと、ケーシングに回転方向を固定され外周が開いているコの字型断面を有しリング面に押し力を付与することにより内側に変形して内径を小さくする弾性リング内ローラと、出力軸と一体のキャリアに固設されたキャリアピンに回転自在に支承された複数の遊星ローラとにより構成され、それぞれのローラが予圧状態で外接及び内接されてなる遊星ローラ式動力伝達装置である。
特許文献2に提案されたすべり軸受の摩耗検出装置は、すべり軸受の外周に導線を軸方向に一定ピッチで複数巻きつけて交流電流を流し、該すべり軸受をコアとする検出コイルとし、すべり軸受の摩耗によって生じる前記コイルのインダクタンスの変化を検出することにより軸受の摩耗量を算定する摩耗量の検出装置である。
実公昭63−36202号公報(第1図、第4図) 特許第2686588号公報(図1、図4)
特許文献1に提示された遊星ローラ式動力伝達装置はその無振動性と静粛さによりフィルム製造設備、印刷機等に採用されてきたが、弾性リング内ローラの摩擦走行面に異物噛み込みにより生じる傷等に起因するひび割れが同内ローラの破損に繋がり、この破損は可動運転中に突然起こるため、生産設備の突然の停止による生産物の破断や不良品の発生にも繋がる可能性が有った。
特許文献2に提案されたすべり軸受の摩耗検出装置は、すべり軸受の摩耗量を見出すことができるが、遊星ローラ式動力伝達装置の内ローラの傷の検出には適用できない。
本発明は、遊星ローラ式動力伝達装置に用いる簡単な構成で低コストの内ローラの傷検出手段を提供することを狙いとする。
上記の問題点に対し、本発明は以下の各手段により課題の解決を図る。
(1)第1の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、入力軸と一体の太陽ローラと、ケーシングに回転方向を固定され外周が開いているコの字型断面を有しリング側面に押し力を付与することにより内側に変形して内径を小さくする弾性リング内ローラと、出力軸と一体のキャリアに固設されたキャリアピンに回転自在に支承された複数の遊星ローラとにより構成され、それぞれのローラが予圧状態で外接及び内接されてなる遊星ローラ式動力伝達装置において、前記弾性リング内ローラの外向き溝内に該溝に沿って導線が巻き付けられたコイルが形成され、該コイルに交流電流を流してインピーダンスを測り、該インピーダンスの変化より前記弾性リング内ローラのひび、割れ等の傷の故障を検出する手段を有することを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。
(2)第2の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、入力軸と一体の太陽ローラと、ケーシングに回転方向を固定され外周が開いているコの字型断面を有しリング側面に押し力を付与することにより内側に変形して内径を小さくする弾性リング内ローラと、出力軸と一体のキャリアに固設されたキャリアピンに回転自在に支承された複数の遊星ローラとにより構成され、それぞれのローラが予圧状態で外接及び内接されてなる遊星ローラ式動力伝達装置において、前記弾性リング内ローラの外向き溝内に該溝に沿って導線が巻き付けられたコイルが形成され、該コイルに交流電流を流してリアクタンスを測り、該リアクタンスの変化より前記弾性リング内ローラのひび、割れ等の傷の故障を検出する手段を有することを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。
(3)第3の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、入力軸と一体の太陽ローラと、ケーシングに回転方向を固定され外周が開いているコの字型断面を有しリング側面に押し力を付与することにより内側に変形して内径を小さくする弾性リング内ローラと、出力軸と一体のキャリアに固設されたキャリアピンに回転自在に支承された複数の遊星ローラとにより構成され、それぞれのローラが予圧状態で外接及び内接されてなる遊星ローラ式動力伝達装置において、前記弾性リング内ローラのリング側面に押し力を計測する圧力センサを設置し、該圧力センサが検出する押し力の変化より前記弾性リング内ローラのひび、割れ等の傷の故障を検出する手段を有することを特徴とする。
(4)第4の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、上記(2)の遊星ローラ式動力伝達装置において、前記弾性リング内ローラのリング側面を押す圧力センサは、上記ケーシングに取り付けられ、同弾性リング内ローラに等角に設置した複数の圧電素子であることを特徴とする。
(5)第5の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、上記(3)の遊星ローラ式動力伝達装置において、前記ケーシングにそれぞれの圧電素子を弾性リング内ローラに向かって押す方向に移動可能な調整ねじを設け、同弾性リング内ローラのリング側面を押す押し力を調整できるようにしたことを特徴とする。
請求項1に係わる発明は、上記第1の手段の遊星ローラ式動力伝達装置であり、弾性リング内ローラの走行面に発生した傷を早期に見つけるために、弾性リング内ローラの溝の中に円周に沿ってコイルを設置し、コイルに交流電流を送り、走行面の傷によって生じるインダクタンスの変化により傷を検出し、傷の程度を診断できるので、傷の早期の発見により減速機の重大な損傷を防止することが可能となる。また、簡単な構成で低コストで信頼性が高い。
請求項2に係わる発明は、上記第2の手段の遊星ローラ式動力伝達装置であり、弾性リング内ローラの走行面に発生した傷を早期に見つけるために、弾性リング内ローラの溝の中に円周に沿ってコイルを設置し、コイルに交流電流を送り、走行面の傷によって生じるリアクタンスの変化により傷を検出し、傷の程度を診断できるので、傷の早期の発見により減速機の重大な損傷を防止することが可能となる。また、簡単な構成で低コストで信頼性が高い。
また、第3〜第5の手段の遊星ローラ式動力伝達装置は、弾性リング内ローラの走行面の傷を早期に見つけるために、弾性リング内ローラの側面押し力を複数箇所圧電素子によって常時測定して側面押し力の変化により傷の発生を見つけ出す手段であり、第1の手段の装置と同じ効果を有するとともに、圧電素子の角度位置によって、傷の位置を確認することが可能である。
本発明の第1の実施の形態に係わる遊星ローラ減速機の側面断面図である。 図1のA−A断面図である。 図1の遊星ローラ減速機の弾性リング内ローラを側面から押したときのローラ接触面の変形を示す断面図である。 図1の弾性リング内ローラの傷を示す斜視図の1部である。 図1の弾性リング内ローラの傷を検出する傷診断回路のブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係わる遊星ローラ減速機の側面断面図である。 図6のB−B断面図である。 図6の遊星ローラ減速機の弾性リング内ローラを側面から押したときのローラ接触面の変形を示す断面図である。 図6の弾性リング内ローラの傷を検出する傷診断回路のブロック図である。
(第1の実施の形態)
本実施の形態の構成を図に基づいて説明する。遊星ローラ式動力伝達装置の一例として、遊星ローラ減速機の場合について説明する。(第2の実施の形態の場合も同様。)図1は本発明の実施の形態に係わる遊星ローラ減速機の側面断面図、図2は図1の遊星ローラ減速機のA−A断面図、図3は図1の遊星ローラ減速機の弾性リング内ローラを側面から押したときのローラ接触面の変形を示す断面図、図4は図1の弾性リング内ローラの割れ傷を示す斜視図の1部、図5は図1の弾性リング内ローラの割れ傷を検出する内ローラ割れ傷診断回路のブロック図である。
図において、遊星ローラ減速機10は、入力軸15と一体の太陽ローラ15aと、ケーシング11とケーシング蓋12によりリング板17、19を介して両側面を挟まれ複数のボルト27により締め付けて固定された弾性リング内ローラ13と、出力軸16と一体のキャリア16aに固設されたキャリアピン14に回転自在に支承された複数の遊星ローラ18とにより構成される。弾性リング内ローラ13は、外周が開いているコの字型断面を有し、リング板17,19の板圧調節によりリング側面13bに押し力を付与することにより内側に変形して内径を小さくして、遊星ローラ18と太陽ローラ15aとに動伝摩擦圧である圧接力を付与する。
入力軸15は軸受23を介してケーシング蓋12に、軸受26を介してキャリア16aに回転自由に支えられる。出力軸16は軸受24と軸受25によって回転自由に支えられる。21は軸受23を軸方向に固定する軸受カバー、22は軸受24、25を軸方向に固定する軸受カバーである。リング板17、19は遊星ローラ18の軸方向の脱軸防止手段を兼ねている。
遊星ローラ減速機10の作用を説明する。弾性リング内ローラ13が固定され、遊星ローラ18が弾性リング内ローラ13と太陽ローラ15aとに予圧状態で外接及び内接されて入力軸15が回転駆動すると、遊星ローラ18を支えているキャリア16aが回され、出力軸16が減速して駆動され、減速比=太陽ローラ15aの径÷(太陽ローラ15aの径 +弾性リング内ローラ13の内径)となることは公知である。
遊星ローラ減速機10はその無振動性と静粛さによりフィルム製造設備、印刷機等に採用されてきたが、弾性リング内ローラ13の摩擦走行面13aに異物噛み込みにより傷が付くと図3、図4に示すように、ひび、割れ等の傷Gが生じる。この傷Gは遊星ローラ減速機10が稼動運転中に弾性リング内ローラ13に加えられる曲げ応力により、徐々に広がり、終には弾性リング内ローラ13の破損に繋がる。この破損が設備の可動運転中に起こったときは、生産設備の突然の停止による生産物の破断や不良品の発生にも繋がる可能性が有った。
弾性リング内ローラ13の摩擦走行面13aに生じる傷Gの探傷手段(診断手段)、方法について説明する。ケーシング11に回転方向を固定されている弾性リング内ローラ13の外向き溝13c内に導線を所定のピッチで巻きつけたコイル31が形成され、図5に示すように、コイル31に常時、電源32から交流電流を流し、その交流回路からコンデンサー33により交流波形を取出し、インピーダンス又は、リアクタンスの波形変化を比較回路34を用いて、基準電圧36からの常態の運転時の基準電圧波形(例えば基準交流インピーダンス波形)と比較し、基準電圧波形との有意差の程度により弾性リング内ローラ13のひび、割れ等の傷Gの故障と判定し、出力回路35より出力し、遊星ローラ減速機10及び同減速機10に駆動される生産設備等を停止させる。必要に応じて検出波形のモニター37を設置してもよい。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態の遊星ローラ減速機30の弾性リング内ローラの傷診断手段が第1の実施の形態の診断手段と異なる点は、第1の実施の形態の手段が、コイルによるインピーダンス又はリアクタンスの変化により同内ローラの傷を直接探傷する構成に対し、第2の実施の形態の診断手段は、弾性内ローラの傷の存在を同内ローラ側面の押し力の変化により検出する間接的な診断手段の構成である。
第2の実施の形態の弾性リング内ローラの傷診断手段の構成を図に基づいて説明する。図6は本実施の形態に係わる遊星ローラ減速機の側面断面図、図7は図6の遊星ローラ減速機のB−B断面図、図8は図6の遊星ローラ減速機の弾性リング内ローラを側面から押したときのローラ接触面の変形を示す断面図、図9は図6の弾性リング内ローラの傷を検出する傷診断回路のブロック図である。
第2の実施の形態の遊星ローラ減速機30の構成は、弾性リング内ローラの傷診断部分以外は全て第1の実施の形態の遊星ローラ減速機10と同じであるので、重複する遊星ローラ減速機構についての説明は省略し、弾性リング内ローラの傷診断手段を主体に説明する。
図6は入力軸15と一体の太陽ローラ15aと、ケーシング11に回転方向を固定された弾性リング内ローラ13と、出力軸16と一体のキャリア16aに固設されたキャリアピン14に回転自在に支承された複数の遊星ローラ18とにより構成される第1の実施の形態と同じ遊星ローラ減速機に、圧電素子39を設置し、同圧電素子39によって弾性リング内ローラ13の走行面のひび、割れ等の傷Gを見出すようにした遊星ローラ減速機30を示す図である。
圧電素子39はケーシング蓋42に明けられた穴42a(図8)に、弾性リング内ローラ13のリング側面13b(図8)に等角位置に複数個(本実施の形態では6個)遊動可能に嵌め込まれる。ケーシング蓋42の圧電素子39と同軸位置に明けられたねじ孔42bに調整ねじ43が螺合される。圧電素子39の端面は弾性リング内ローラ13のリング側面13bに当てられ調整ねじ43によって押し力の合計が弾性リング内ローラ13の摩擦走行面13aの内方向の撓みとなるような押し力(各ローラ間の駆動摩擦力を発生するために必要な)が付与される。
リング板44は圧電素子39が干渉しないように切り欠き孔44aが明けられ、ケーシング蓋42と弾性リング内ローラ13の間に浮動状態で、遊星ローラ18の脱軸防止の役割だけをしている。
図9により弾性リング内ローラ13の遊星ローラ18の走行面の探傷手段(診断手段)、方法を説明する。図9には圧電素子39を3組だけ図示しているが、実用的には図7の如く6組以上設けた方が検出精度が上がる。51は遊星ローラ18の転動によって圧電素子39に発生する交流電流の負荷抵抗である。この交流回路の交流波形をコンデンサー41により電圧の比較回路54に伝える。
比較回路54において、この交流波形を基準電圧56の波形と比較し、両者の波形に有意差を検出したとき、弾性リング内ローラ13の押し力が変化したと判断して、出力回路55より出力し、弾性リング内ローラ13のひび、割れ等の傷Gの故障として検出し、遊星ローラ減速機30及び、同減速機30により駆動される稼動設備の動力停止操作をする。必要に応じて検出波形のモニター57を設置する。
第2の実施の形態の診断手段は、弾性リング内ローラ13の側面押し力を複数箇所の圧電素子39によって常時測定して側面押し力の変化により傷Gの発生を見つけ出す診断手段であり、第1の実施の形態の診断手段と同じ効果を有するとともに、複数の圧電素子39の角度位置によって、傷Gの位置を確認することが可能である。
10、30 遊星ローラ減速機
11 ケーシング
12,42 ケーシング蓋
13 弾性リング内ローラ
14 キャリヤピン
15 入力軸
15a 太陽ローラ
16 出力軸
16a キャリヤ
18 遊星ローラ
31 コイル
33、41 コンデンサー
39 圧電素子
43 調整ねじ
G 傷

Claims (5)

  1. 入力軸と一体の太陽ローラと、ケーシングに回転方向を固定され外周が開いているコの字型断面を有しリング側面に押し力を付与することにより内側に変形して内径を小さくする弾性リング内ローラと、出力軸と一体のキャリアに固設されたキャリアピンに回転自在に支承された複数の遊星ローラとにより構成され、それぞれのローラが予圧状態で外接及び内接されてなる遊星ローラ式動力伝達装置において、前記弾性リング内ローラの外向き溝内に該溝に沿って導線が巻き付けられたコイルが形成され、該コイルに交流電流を流してインピーダンスを測り、該インピーダンスの変化より前記弾性リング内ローラのひび、割れ等の傷の故障を検出する手段を有することを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。
  2. 入力軸と一体の太陽ローラと、ケーシングに回転方向を固定され外周が開いているコの字型断面を有しリング側面に押し力を付与することにより内側に変形して内径を小さくする弾性リング内ローラと、出力軸と一体のキャリアに固設されたキャリアピンに回転自在に支承された複数の遊星ローラとにより構成され、それぞれのローラが予圧状態で外接及び内接されてなる遊星ローラ式動力伝達装置において、前記弾性リング内ローラの外向き溝内に該溝に沿って導線が巻き付けられたコイルが形成され、該コイルに交流電流を流してリアクタンスを測り、該リアクタンスの変化より前記弾性リング内ローラのひび、割れ等の傷の故障を検出する手段を有することを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。
  3. 入力軸と一体の太陽ローラと、ケーシングに回転方向を固定され外周が開いているコの字型断面を有しリング側面に押し力を付与することにより内側に変形して内径を小さくする弾性リング内ローラと、出力軸と一体のキャリアに固設されたキャリアピンに回転自在に支承された複数の遊星ローラとにより構成され、それぞれのローラが予圧状態で外接及び内接されてなる遊星ローラ式動力伝達装置において、前記弾性リング内ローラのリング側面に押し力を計測する圧力センサを設置し、該圧力センサが検出する押し力の変化より前記弾性リング内ローラのひび、割れ等の傷の故障を検出する手段を有することを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。
  4. 請求項3に記載する遊星ローラ式動力伝達装置において、前記弾性リング内ローラのリング側面を押す圧力センサは、上記ケーシングに取り付けられ、同弾性リング内ローラに等角に設置した複数の圧電素子であることを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。
  5. 請求項4に記載する遊星ローラ式動力伝達装置において、前記ケーシングに前記それぞれの圧電素子を弾性リング内ローラに向かって押す方向に移動可能な調整ねじを設け、同弾性リング内ローラのリング側面を押す押し力を調整できるようにしたことを特徴とする遊星ローラ式動力伝達装置。
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