JP2010163276A - ワーク供給装置及びこの装置を用いたワーク供給方法。 - Google Patents

ワーク供給装置及びこの装置を用いたワーク供給方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】分離溝に分離されたワークの揺れや、位置のバラつきや、姿勢のバラつきを低減することができるワーク供給装置を提供する。
【解決手段】ワーク10を懸垂して搬送するためのネジ溝6aが形成された搬送部6と、該搬送部6により搬送された複数のワークを1個ずつ分離可能な環状の分離溝7と、分離されたワーク10bを係止するストッパ部8を有する搬送ロッド2と、該搬送ロッド2をその軸周りに回転させる回転駆動手段とを備え、前記分離溝7を構成する一の面を、その径がストッパ部8に向って漸減する形状としたことを特徴とするワーク供給装置。
【選択図】図10

Description

本発明は、ワーク供給装置及びこの装置を用いたワーク供給方法に関する。
従来、複数のワークから1個ずつワークを分離して次工程に供給するワーク供給装置として、図24に示す供給装置101が知られている。
この供給装置101は、搬送用ネジ102を有し、該搬送用ネジ102には、その軸方向に沿って螺旋状に形成されたネジ溝103と、端部においてワーク1個のみを懸垂させることができる凹状の分離用溝部104が形成されている(特許文献1参照)。以下、これを従来技術1という。
この従来技術1は、先ず、複数のワーク105を、ワーク投入装置等により、搬送用ネジ102に懸垂させる。
次に、モータ等の回転駆動手段106により、搬送用ネジ102を正回転させることにより、複数のワーク105がネジ溝103に沿って搬送用ネジ102の一方の側から分離用溝部104が形成された他方の側に向って順に送られ、先頭の1個のワーク105aのみが、凹状の分離用溝部104に落下する。
次に、搬送用ネジ102を回転駆動手段106により逆回転させることにより、残りのワーク105は、搬送用ネジ102の一方の側へネジ溝103に沿って順に戻され、分離用溝部104に落下した1個のワーク105aとは分離される。
次に、分離用溝部104に分離された1個のワーク105aを、ロボットハンド等により、取り出して、次工程に供給する。
また、この分離用溝部として、図25、26に示すように、円筒状の搬送用ネジ(棒状部材)201に、その軸方向断面がコ字状となる直角溝202を形成したものが知られている(特許文献2参照)。以下、これを従来技術2という。
また、図27に示すように、ネジ溝301が形成された搬送用ネジ302の先端側(図示しない回転駆動手段に接続されていない側)303が開放されたワーク供給装置304も知られている。このワーク供給装置304は、分離用溝部305が、搬送用ネジ302の先端側303に形成されている。前記分離用溝部305は、図27に示すように、その軸方向断面が直角のコ字状の溝で、かつ、環状に形成されている。以下、これを従来技術3という。
特開平6−255765号公報 特開2003−146425号公報
前記従来技術2、3における分離用溝部202、305は、複数のワークの中からワーク1個のみを分離する必要があるため、分離用溝部202、305の軸方向の幅は、図28に示すように、ワーク1個分の厚みよりも大きく、ワークを2個並べた際の厚みよりも小さく設定されている。また、この分離用溝部202、305は、断面がコ字状の直角溝に形成されているため、軸周りに回転する分離用溝部305の縦壁306、306(軸方向における前後壁)及び、横壁(底壁)307とワーク308とが面接触した状態で摺接することにより、図28に示すように、ワーク308が回転方向に動かされて前後・左右に揺さぶられ、分離用溝部202、305におけるワーク308の位置及び姿勢がばらついてしまい、ロボットハンド等によるワーク308の取出しが行いにくくなるという問題がある。この問題は、ワーク308が板状体である場合に顕著に生じる。
そこで、本発明は、このような問題を解決したワーク供給装置及びこの装置を用いたワーク供給方法を提供することを目的とするものである。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、ワークを懸垂して搬送するためのネジ溝が形成された搬送部と、該搬送部により搬送された複数のワークを1個ずつ分離可能な環状の分離溝と、分離されたワークを係止するストッパ部を有する搬送ロッドと、
該搬送ロッドをその軸周りに回転させる回転駆動手段とを備え、
前記分離溝を構成する一の面を、その径がストッパ部に向って漸減する形状としたことを特徴とするワーク供給装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のワーク供給装置において、前記分離溝を構成する一の面を、その径が前記搬送ロッドの先端方向に向って漸減する形状とし、その小径側にストッパ部を設けたことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のワーク供給装置において、前記ストッパ部を、その径が前記分離溝を構成する一の面に向って漸減する面で形成したことを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2又は3記載のワーク供給装置において、前記分離溝を構成する一の面、及び/又は、前記ストッパ部を形成する面が、曲面を含んだ形状に形成されていることを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の何れか1項に記載のワーク供給装置において、前記搬送部における先端側部の外径を、基端側部の外径よりも小さくしたことを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の何れか1項に記載のワーク供給装置において、前記ストッパ部を有する部材と、前記分離溝を構成し、かつ、一方から他方に向って径が漸減する面が形成された部材の相互、
及び/又は、前記分離溝を構成し、かつ、一方から他方に向って径が漸減する面が形成された部材と、前記搬送部を有する部材の相互を、互いに分離可能に設けたことを特徴とするものである。
請求項7記載の発明は、ワークを懸垂して搬送するためのネジ溝が形成された搬送部と、該搬送部により搬送された複数のワークを1個ずつ分離可能な環状の分離溝と、分離されたワークを係止するストッパ部を有する搬送ロッドと、
該搬送ロッドをその軸周りに回転させる回転駆動手段とを備え、
前記分離溝を構成する一の面を、その径がストッパ部に向って漸減する形状としたワーク供給装置を用い、
先ず、ワーク投入手段により、複数のワークを、前記搬送ロッドの搬送部に懸垂し、
その後に、前記回転駆動手段により搬送ロッドを一方向に回転させて、懸垂させた全てのワークを搬送部の先端側に移動させて、最も先端側方向に位置するワークのみを前記分離溝に懸垂させ、
その後に、前記回転駆動手段により搬送ロッドを他方向に回転させて、最も先端側に位置するワーク以外の懸垂させた全てのワークを搬送部の基端側方向に移動させて、1個のワークを分離溝に分離し、
その後に、分離された1個のワークを、ワーク取出し手段により取り出して次工程へ供給し、
以後、前記ワークの移動と分離と取出しを繰り返すことを特徴とするワーク供給方法である。
請求項8記載の発明は、請求項7記載のワーク供給方法において、複数の前記ワーク供給装置と、所定の位置に配置したワーク投入手段と、ワーク取出し手段と、各ワーク供給装置を前記ワーク投入手段による投入可能な位置と前記ワーク取出し手段により取出し可能な位置に移動させる移動手段を設け、
一のワーク供給装置への、前記ワーク投入手段によるワークの投入が終了した後に、前記分離溝に1個のワークを分離させ、
その後に、このワーク供給装置を前記移動手段によって、前記ワーク取出し手段により取出し可能な位置まで移動させ、
その後に、該ワーク取出し手段により、分離されたワークを取出し、
その後に、このワーク供給装置により、分離溝へ搬送ロッドに懸垂された残りのワークを逐次分離するとともに、分離されたワークを前記ワーク取出し手段により取り出すことを特徴とするものである。
請求項9記載の発明は、請求項7記載のワーク供給方法において、複数の前記ワーク供給装置と、所定の位置に配置したワーク投入手段と、ワーク取出し手段と、各ワーク供給装置を前記ワーク投入手段による投入可能な位置と前記ワーク取出し手段により取出し可能な位置に移動させる移動手段を設け、
一のワーク供給装置への、前記ワーク投入手段によるワークの投入が終了した後に、このワーク供給装置によりワークの分離動作を開始させ、
この分離動作を行うとともに、このワーク供給装置を前記移動手段により、前記ワーク取出し手段により取出し可能な位置まで移動させ、
その後に、該ワーク取出し手段により、分離されたワークを取出し、
その後に、このワーク供給装置により、搬送ロッドに懸垂された残りのワークを分離溝へ逐次分離するとともに、分離されたワークを前記ワーク取出し手段により取り出すことを特徴とするものである。
請求項10記載の発明は、請求項7又は8又は9記載のワーク供給方法において、前記分離溝を構成する一の面を、その径が前記搬送ロッドの先端方向に向って漸減する形状とし、その小径側にストッパ部を設けたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明によれば、分離溝を構成する一の面を、その径がストッパ部に向って漸減する形状としたことにより、ストッパ部に当って係止し、かつ、ワークの自重によりワークがストッパ部に確実に押し付けられた状態で係止されるため、従来技術と比較して分離されたワークの揺れや、位置のバラつきや、姿勢のバラつきを低減することができる。そのため、分離されたワーク10bをワーク取出し手段により容易に取り出すことができ、従来技術と比較して安定した次工程へのワークの供給を行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、更に、前記分離溝を構成する一の面を、その径が搬送ロッドの先端方向に向って漸減する形状としたことにより、搬送部と分離溝との段差をできるだけ小さくすることができ、ワークが自重により搬送部から分離溝に落下する際の衝撃を小さくし、ワークの揺れをより低減することができる。
請求項3記載の発明によれば、更に、ストッパ部を、その径が前記分離溝に向って漸減する面で形成したことにより、ワークの孔周辺部が平坦面である場合には、ストッパ部とワークの孔周辺部とが面接触せず、ストッパ部と孔の周辺部とが点接触となり、ストッパ部が軸に対して直交する平面であるものと比較して、ストッパ部とワークとの接触面積が低減でき、ストッパ部の回転振動をワークに伝達し難くなり、ワークの揺れをより低減できる。
請求項5記載の発明によれば、更に、搬送部の先端側部の外径を、基端側部の外径よりも小さくしたことで、必要な搬送部の剛性を確保し かつ、外径が全長にわたって同径のものと比較して、ストッパ部の高さを大きくすることができるため、より分離したワークのストッパ部から先端方向への抜け落ちを抑制することができる。
請求項6記載の発明によれば、更に、ワークの種類に応じ、搬送部、分離溝の形状、ストッパ部の形状等を容易に変更でき、処理するワークに合わせたチューニングが容易に行える。
請求項7乃至9記載の発明によれば、分離溝を構成する一の面を、その径がストッパ部に向って漸減する形状として、前記従来技術と比較して分離されたワークの揺れや、位置のバラつきや、姿勢のバラつきを低減することができるワーク供給装置を用いることにより、従来技術と比較して次工程への安定したワークの供給を行なうことができる。
また、このワーク供給措置により、ワークの揺れや、位置のバラつきや、姿勢のバラつきを低減が可能となったことにより、ワークの揺れ等により従来技術のワーク供給装置では行うことができなかった、ワーク供給装置の移動前又は移動中にワーク供給装置によるワークの分離動作を行うことが可能となり、ワーク取出し手段へのワークの供給効率を従来技術と比較して向上することができる。
請求項10記載の発明によれば、更に、前記分離溝を構成する一の面を、その径が先端方向に向って漸減する形状としたことにより、搬送部と分離溝との段差をできるだけ小さくすることができ、ワークが自重により搬送部から分離溝に落下する際の衝撃を小さくし、ワークの揺れをより低減することができ、より安定したワークの供給を行うことができる。
本発明の実施例1におけるワーク供給装置の側面図。 本発明の実施例に用いる搬送ロッドの側面図。 図2の要部拡大側面図。 図3のA−A線断面図。 本発明の実施例1に用いるワークの側断面図。 図1のワーク供給装置によるワーク分離操作を説明するための図で、複数のワークを搬送ロッドに懸垂させた状態の側面図。 図6の状態から、搬送ロッドを正回転させた状態の側面図。 図7の状態から、搬送ロッドを逆回転させた状態の側面図。 図8の状態から、ワークを分離後、搬送ロッドを正回転させた状態の側面図。 図3の分離溝にワークを分離した状態におけるワークを切断した要部拡大側面図。 複数のワーク供給装置を用いた際の動作等を説明するための図。 本発明の実施例2における搬送ロッドの分解側断面図。 本発明の実施例3における搬送ロッドの分解側断面図。 本発明の実施例4における搬送ロッドの分解側断面図。 本発明の実施例5における搬送ロッドの分解側断面図。 本発明の実施例6における搬送ロッドの要部拡大側面図。 図16の分離溝にワークを分離した状態におけるワークを切断した要部拡大側面図。 本発明の実施例7における搬送ロッドの要部拡大側面図。 本発明の実施例8における搬送ロッドの要部拡大側面図。 本発明の実施例8における搬送ロッドの他の例を示す要部拡大側面図。 本発明の実施例9における搬送ロッドの側面図。 本発明の実施例10における搬送ロッドの要部拡大側面図。 本発明の実施例11における搬送ロッドの要部拡大側面図。 従来技術1のワーク供給装置の斜視図。 従来技術2の分離用溝部の側面図。 図25のD−D線断面図。 従来技術3の搬送ロッドの要部側面図。 図27の搬送ロッドを用いてワークを分離した状態におけるワークを切断した要部側面図。
本発明を実施するための形態を図1乃至図22に示す実施例に基づいて説明する。
図1乃至図11は本発明の実施例1を示す。
図1はワーク供給装置1を示すもので、該ワーク供給装置1は、ワークを搬送する搬送ロッド2と、該搬送ロッド2を正逆回転可能に支持するモータ等の回転駆動手段3と、第1ワーク確認センサ4と、第2ワーク確認センサ5とを有する。
前記搬送ロッド2は、図2に示すように、搬送部6と、分離溝7と、ストッパ部8を有し、この搬送部6、分離溝7、ストッパ部8が、搬送ロッド2の基端2a側(回転駆動手段3側)から搬送ロッド2の先端2b側に向って順に形成されている。前記搬送ロッド2は、図1に示すように、その基端2a(以下単に基端2aともいう)側のみが回転駆動手段3に支持され、この基端2a側以外は、支持されておらず、また、搬送ロッド2の先端2b(以下単に先端2bともいう)側は開放されている。
前記ワーク供給装置1により、次工程に供給するワーク10は、図5に示すように、板状に形成され、その表裏を貫通する孔11が形成されている。
前記搬送部6は、図1乃至図4に示すように、軸X−X方向の径が全て軸X−Xを中心とする同径である円筒状で、かつ、中実又は中空状に形成されている。
前記搬送部6の外周面には軸方向に沿って1条の螺旋状のネジ溝6aが、転造等の塑性加工や切削加工により形成されている。該ネジ溝6aは、前記搬送ロッド2を回転駆動手段3により正回転させた場合、ネジ溝6aにより搬送部6に懸垂させたワーク10を基端2a側に搬送し、前記搬送ロッド2を逆回転させた場合、ネジ溝6aによりワーク10を先端2b側に搬送できるように形成されている。
前記ネジ溝6aのねじピッチPは、ワーク10の形状や設定搬送時間等に応じて設定される。前記ネジ溝6aの幅L1は、ワーク10の孔11の縁における板厚L2以上で、前記ネジ溝6aのピッチPよりも小さく設定されている。ピッチPは、軸方向において全て同一に設定されている。
前記搬送部6の直径D1は、前記ワーク10の孔11の孔径D2よりも小さく、かつ、一度に処理するワークの総重量に耐えうるだけの強度が確保できる径に設定されている。前記搬送部6の軸方向の長さL3は、後述するように分離溝7にワーク10が1個分離され、残りのワーク10が基端2a側に整列した状態において(図9参照)、分離溝7に懸垂されたワーク(分離された1個のワーク)10をロボットハンド等のワーク取出し手段により処理する際に、搬送部6に懸垂された他のワーク10やワーク供給装置1の本体にワーク取出し手段が干渉しない距離を確保できる長さで、かつ、一度に処理するワーク10の総重量に耐えうるだけの強度が確保できる長さに設定されている。
前記分離溝7は、図3に示すように、前記搬送部6の先端2b側に形成され、かつ、図4に示すように、軸X−Xを中心とする環状に形成されている。分離溝7は、搬送部6側に形成した第1の面7Aとストッパ部8側に形成した第2の面7Bの2面で構成されている。
前記分離溝7の第1の面7Aは、軸X−Xを中心とする環状に形成され、搬送部6側の縁の外径は、図3に示すように、前記搬送部6の直径D1と同一に設定され、かつ、基端2a側から先端2b側に向って、すなわち、搬送部6側からストッパ部8側に向って外径が漸減するテーパ形状のテーパ面7aに形成されている。
該テーパ面7aの搬送部6側には、前記搬送部6のネジ溝6aと同様のネジ溝7bが形成され、該ネジ溝7bは、搬送部6のネジ溝6aと連続するように形成されている。なお、前記ネジ溝7bの形状は、径差、溝形状、深さ、溝の加工方法により異なるため、図においては仮想線として二点鎖線で表示する。
前記分離溝7を構成する一の面である前記テーパ面7aの軸X−Xに直交する面に対する角度αは、ワーク10がその自重により、搬送部6から分離溝7に滑らかに落下する角度に設定されている。この角度αは、例えば、ワーク10の重量が比較的重い場合には70°に設定され、ワーク10の自重が比較的軽い場合には45°に設定される。
前記分離溝7の軸X−X方向の幅L4は、図10に示すように、1個のワーク10の孔11の縁における板厚L2以上で、かつ、2個のワーク10、10が重なり合った状態における厚みL5よりも小さく設定されている。これにより、分離溝7には、1個のワークのみを懸垂することができるようになっている。
前記分離溝7の先端2b側には、前記ストッパ部8が形成された先部材13が固設されている。該先部材13における前記テーパ面7a側の面が、図3に示すように、分離溝7の一面を形成するとともにストッパ部8を形成している。
前記ストッパ部8は、図3に示すように、軸X−Xに直交する平面からなる係止面8aで構成され、前記分離溝7の第2の面7Bを構成している。したがって、分離溝7は、テーパ面7aと係止面8aの2つの面で構成されている。
前記ストッパ部8を構成する係止面8aの外径D3は、搬送部6の直径D1よりも大きく設定され、かつ、前記ワーク10の孔11の孔径D2よりも小さく設定されている。これにより、ストッパ部8は、分離溝7に懸垂されたワーク10を分離溝7よりも先端2b側に移動しないように係止することができる。また、先部材13の全ての外径は、ワーク10の孔11の孔径D2よりも小さく設定されている。
前記搬送部6、分離溝7、ストッパ部8の軸芯は全て同一となるように設定され、かつ、本実施例1では、前記搬送部6を有する第1部材14と、分離溝7を構成するとともに、一方から他方(基端2a側から先端2ab側)に向って径が漸減するテーパ面7aが形成された第2部材15と、ストッパ部8を有する先部材13とが一体に形成されている。
なお、前記ストッパ部8である係止面8aの全部又は少なくともその一部を、ゴムや樹脂等の緩衝材で形成しても良い。
前記第1ワーク確認センサ4は、分離溝7の近傍にワーク10が存在するか否かを確認するセンサで、第2ワーク確認センサ5は、搬送ロッド2の基端2a部近傍にワーク10が存在するか否かを確認するセンサである。
次に、ワーク供給装置1のワーク分離動作及び制御について説明する。
先ず、図6に示すように、図示しないワーク投入装置又は手動等のワーク投入手段により、複数のワーク10を、それぞれが同じ向きとなるように、その孔11を搬送ロッド2の先端2b側から貫挿し、搬送部6に懸垂させる。このように、1度の工程で処理する全てのワーク10をワーク投入手段によりワーク供給装置1へ投入させる。
次に、回転駆動手段3を作動させ、回転駆動手段3により搬送ロッド2を正回転させて搬送部6のネジ溝6aにより、全てのワーク10を搬送部6の基端2a側に移動させ、最も基端2a側に位置するワーク10aが、搬送部6の基端2a近傍に位置すると、第2ワーク確認センサ5がONとなり、その後、所定の時間搬送ロッド2の正回転状態を保持した後に、回転駆動手段3を停止させて、搬送ロッド2の回転を停止させる。これにより、図7に示すように、全てのワーク10が搬送部6の基端2a側に位置するようになる。
次に、回転駆動手段3を作動させて、回転駆動手段3により搬送ロッド2を逆回転させて搬送部6のネジ溝6aにより、全てのワーク10を搬送部6において搬送ロッド2の先端2b側に移動させ、最も先端2b側に位置するワーク10bが、搬送部6の先端部まで移動した(図10に点線部)後に、更に、ネジ溝6a、7bにより先端2b側へ移動してテーパ面に達すると、図10の実線で示すように、そのワーク10bの自重で、分離溝7のテーパ面7aに沿って滑らかに落下し(滑り落ち)、ストッパ部8に付き当って係止される。
ワーク10bが、分離溝7へ落下すると、第1ワーク確認センサ4がONとなる。第1ワーク確認センサ4がONとなった後、所定の時間搬送ロッド2の逆回転状態を保持した後に、回転駆動手段3を停止させて、搬送ロッド2の回転を停止させる。これにより、図8に示すような状態となる。
次に、回転駆動手段3を作動させ、回転駆動手段3により搬送ロッド2を正回転させると、搬送部6のネジ溝6aにより、最も先端2b側に位置するワーク10bのみが分離溝7に残され、それ以外の全てのワーク10が搬送部6の基端2a側に移動し、上記と同様に、第2ワーク確認センサ5がONとなった後、所定の時間経過後に搬送ロッド2の回転を停止させる。これにより、図9に示すように、複数のワーク10から、1つのワーク10bのみを分離することが出来る。
次に、多関節型ロボットのハンド部による把持方式や、ソレノイド(電磁石)方式や、負圧吸着(バキューム)方式等の任意のワーク取出し手段により、分離部7に分離されたワーク10bを、分離溝7から取り出し、図示しないワーク加工ステージ等の次の工程に供給する。
上記工程を繰り返して、搬送部6に懸垂されたワーク10を1個ずつ、逐次次工程に供給する。
なお、回転駆動手段3により搬送ロッド2を正回転させ始めてから所定の時間経過後において、第1ワーク確認センサ4及び第2ワーク確認センサ5が共にONとならない場合には、ワーク10が欠品していると判断するようになっている。
ワーク供給装置1は、前記のような構造を有することにより次のような作用、効果を奏する。
分離溝7を構成する一の面7Aを、その搬送部6側縁部の外径を、搬送部6の直径D1と同一に設定し、その縁部からストッパ部8に向って漸減する形状のテーパ面7aとしたことにより、搬送部6と分離溝7との間に段差が無く、かつ、ワーク10が自重により分離溝7に沿って滑らかに落下し、ストッパ部8に当って係止し、かつ、ワーク10bの自重によりワーク10bがストッパ部8に確実に押し付けられた状態で係止されるため、前記従来技術2、3と比較して、ワーク10bが搬送部6から分離溝7へと滑らかに移動でき、分離されたワーク10bの揺れや、位置のバラつきや、姿勢のバラつきを低減することができる。そのため、分離されたワーク10bをワーク取出し手段により容易に取り出すことができ、従来技術と比較して安定した次工程へのワークの供給を行うことができる。
ストッパ部8をゴムや樹脂等の緩衝材で形成した場合には、ワーク10bが自重でテーパ面7aを滑り落ちてストッパ部8に当接する際に生じる衝撃力を緩和することが出来る。また、ワーク10bの揺れを一層低減することができる。
なお、前記のワーク供給装置1は、1基のみを用いて、ワーク10を次工程に供給しても良いし、複数基のワーク供給装置1を用いてワーク10の供給をおこなっても良い。
次に、この複数のワーク供給装置1を用いたワーク10の分離、供給動作及び制御について説明する。
図11に示すように、移動手段であるインデックス装置19、例えば、ロータリ式インデックステーブル上に、2基のワーク供給装置1A、1Bを、第1のワーク供給装置1Aに対し、第2のワーク供給装置1Bをインデックス装置19の中心に対して180°回転させた位置に、夫々搬送ロッド2の先端2bが外側方向に向くように、すなわち、搬送ロッド2の先端2bが逆向きとなるようにして搭載する。図11のB側の投入ステージに、図示しないワーク投入手段を設け、C側の取出しステージに図示しないワーク取出し手段を設ける。
そして、先ず、図11に示すように、第1のワーク供給装置1Aの先端2bが、B側の投入ステージ、すなわち、ワーク投入手段により、第1のワーク供給装置1Aにワークが投入可能な位置となるまでインデックス装置19を回動させ、停止させる。
次に、図示しないワーク投入装置等のワーク投入手段により、複数のワーク10を、第1のワーク供給装置1Aの搬送ロッド2に貫挿懸垂させる。
次に、インデックス装置19を180°回動させ、第1のワーク供給装置1Aを、その先端2bが、C側の取出しステージに、すなわち、ワーク取出し手段により、第1のワーク供給装置1Aに懸垂させたワークを取出し可能な位置となるまで、回転して停止させる。
次に、取出しステージCにおいて、上述したように、第1のワーク供給装置1Aの搬送ロッド2を正逆回転させ、複数のワーク10を1個ずつ分離溝7に分離するとともに、多関節型ロボット等のワーク取出し手段により前記分離されたワークを随時取り出し、次の工程に供給する。
前記インデックス装置19の回動により、第2のワーク供給装置1Bの先端は、ワーク投入ステージBに位置するため、第1のワーク供給装置1Aからワーク取出し手段によりワークを随時取出す作業と同時に、図示しないワーク投入手段により、新たな複数のワーク10を、第2のワーク供給装置1Bの搬送ロッド2に貫挿懸垂させる。
そして、第1のワーク供給装置1Aから全てのワーク10が取り出された後に、第1のワーク供給装置1Aを投入ステージB側に、第2のワーク供給装置1Bを取出しステージC側に位置するように、インデックス装置19を180°回動させ、停止させる。
次に、第2のワーク供給装置1Bから前記のようにワーク10を取り出すとともに、新たなワーク10を第1のワーク供給装置1Aの搬送ロッド2に貫挿懸垂させる。
上記工程を繰り返し行うことにより、一方のワーク供給装置へのワーク10の投入と、他方のワーク供給装置からのワーク10の取り出し作業を同時に行うことができ、1基のワーク供給装置のみを使用した場合と比較して、ワーク取出し手段へのワーク10の供給効率を向上することができる。
なお、ワーク投入ステージB側において、ワーク投入手段によるワーク供給装置1へのワークの投入作業が終了した後、インデックス装置19を停止させた状態で、そのワーク供給装置1によりワーク10を1個分離させた後に、この1個のワーク10bを分離した状態のままインデックス装置19を回動させ、そのワーク供給装置1をワーク取出しステージC側へ移動してもよい。
また、ワーク投入手段によるワーク供給装置1へのワークの投入作業が終了した後、インデックス装置19を回動させるとともに、このインデックス装置19の回動中にワーク供給装置1によるワーク10の分離を開始しても良い。
従来技術のワーク供給装置においては、前記のように分離したワーク10bの位置や姿勢がばらつき易いため、インデックス装置19による移動前、又は移動中におけるワークの分離動作は行うことができなかったために、ロスタイムが生じていた。これに対し、本発明のワーク供給装置1は、分離溝7を構成する一の面7Aを、その径がストッパ部8に向って漸減する形状としたことにより、前記従来技術と比較して分離されたワーク10bの揺れや、位置のバラつきや、姿勢のバラつきを低減でき、分離溝7にワーク10bを分離した後での移動や、ワーク10bの分離動作中にワーク供給装置1を移動させても、分離されたワーク10bの位置や姿勢が安定しているため、ワーク取出し手段によるワークの取出しを容易に行うことができる。これにより、上記ロスタイムとなっていた時間を、有効に活用することができ、ワーク取出し手段へのワーク10の供給効率をより向上することができる。
なお、ワーク供給装置1を3基以上を、1基のインデックス装置19に搭載する構成でも良い。
例えば、インデックス装置19上にワーク供給装置1を120度の間隔で3基載置し、ワーク投入手段を1基、ワーク取出し手段を2基を所定の位置に配置した場合について説明する。
最初に、ワーク投入手段により、複数のワーク10を、第1のワーク供給装置1に投入する。
その後に、第1のワーク供給装置1から第1のワーク取出し手段による取出しが可能な位置までインデックス装置19を120度回転する。
その後に、第1のワーク供給装置1から第1のワーク取出し手段により投入したワーク10の半分を逐次取り出すとともに、ワーク投入手段により第2のワーク供給装置1に新たな複数のワーク10を投入する。
その後に、第1のワーク供給装置1から第2のワーク取出し手段による取出しが可能で、かつ、第2のワーク供給装置1から第1のワーク取出し手段による取出しが可能な位置までインデックス装置19を120度回転する。
その後に、第1のワーク供給装置1から第2のワーク取出し手段により残り半分のワーク10を全て逐次取り出すとともに、第2のワーク供給装置1から第1のワーク取出し手段により投入したワーク10の半分を逐次取り出し、更に、ワーク投入手段により第3のワーク供給装置1に新たな複数のワーク10を投入する。
上記工程を繰り返し行うことにより、ワーク10の供給効率をより向上することができる。
図12は実施例2の一例を示す。
前記実施例1においては、搬送部6を有する第1部材14と、分離溝7を構成し、かつ、一方から他方(基端2a側から先端2b側)に向って径が漸減するテーパ面7aが形成された第2部材15と、ストッパ部8を有する先部材13を一体に形成したが、図12の実施例2に示すように、第1部材14と第2部材15を一体に形成し、この第1部材14及び第2部材15に対して、先部材13を別部材で構成し、先部材13を第1部材14及び第2部材15に対して脱着可能に、すなわち、先部材13と第2部材15を互いに分離可能に設けても良い。
例えば、前記先部材13には、図12に示すように、前記ストッパ部8より基端2a側に突出する円筒部13aが形成され、該円筒部13a内に、その軸方向に貫通する円筒状の小径取付孔13bが形成され、また、先部材13内に、その軸方向において、前記小径取付孔13bと先端2b側に開口し、かつ、前記小径取付孔13bより大径の円筒状の大径取付孔13cが形成されている。前記小径取付孔13bと大径取付孔13cは連通している。
前記第1部材14及び第2部材15には、図12に示すように、その先端2b側に向って開口する円筒状の中空部15aが形成され、該中空部15aの内径D4は、前記円筒部13aの外形D5と略同径に設定され、かつ、該中空部15aの奥行きは、前記円筒部13aが没入する長さに設定されている。前記中空部15aの底面から基端2b方向に向って、雌ネジ14aが刻設されている。
そして、前記先部材13の円筒部13aを、前記中空部15a内に嵌合した後に、ボルト17を、先部材13の先端2b側から大径取付孔13c及び小径取付孔13bへ挿通し、雌ネジ14aに螺合することにより、先部材13を、第1部材14及び第2部材15に対して脱着可能に固定することができるようになっている。
その他の部材及び構成は前記実施例1と同様であるため、前記実施例1と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例2においても、前記実施例1と同様の作用、効果を奏する。
本実施例2においては、更に、ストッパ部8を有する先部材13を、第2部材15に対して脱着可能に設けたことにより、処理するワーク10の種類の変更を行う際に、そのワークに適したストッパ部8に変更する場合、ストッパ部8を有する先部材13のみを交換すれば良く、搬送ロッド2全体を交換する必要がない。
図13は実施例3の一例を示す。
前記実施例1においては、搬送部6を有する第1部材14と、分離溝7を構成し、かつ、一方から他方(基端2a側から先端2b側)に向って径が漸減するテーパ面7aが形成された第2部材15と、ストッパ部8を有する先部材13を一体に形成したが、図13の実施例3に示すように、先部材13と第2部材15を一体に形成するとともに、これらを、第1部材14と別部材で構成し、先部材13及び第2部材15を、第1部材14に対して脱着可能に、すなわち、第1部材14と第2部材15が互いに分離可能に設けても良い。
例えば、前記第2部材15には、図13に示すように、前記第2部材15より基端2a側に突出する円筒部15bが形成され、該円筒部15bと第2部材15と先部材13内に、その軸方向に貫通する円筒状の小径取付孔13bが形成され、また、先部材13内に、その軸方向において、前記小径取付孔13bと先端2b側に開口し、かつ、小径部13bより大径の円筒状の大径取付孔13cが形成されている。前記小径取付孔13bと大径取付孔13cは連通している。
前記第1部材14には、図13に示すように、その先端2b側に開口する円筒状の中空部14bが形成され、該中空部14bの内径D4は、前記円筒部15bの外形D5と略同径に設定され、かつ、該中空部14bの奥行きは、前記円筒部15bが没入できる長さに設定されている。中空部14bの底面から基端2b方向に向って、雌ネジ14aが刻設されている。
前記第2部材15の円筒部15bを、前記中空部14b内に嵌合した後に、ボルト17を、先部材13の先端2b側から大径取付孔13c及び小径取付孔13bへ挿通し、雌ネジ14aに螺合することにより、先部材13及び第2部材15を、第1部材14に対して脱着可能に固定することができるようになっている。
その他の部材及び構成は前記実施例1と同様であるため、前記実施例1と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例3においても、前記実施例1と同様の作用、効果を奏する。
本実施例3においては、更に、ストッパ部8を有する先部材13と分離溝7を構成する第2部材15を一体に形成するとともに、これらを、第1部材14に対して脱着可能に設けたことにより、処理するワーク10の種類の変更を行う際に、そのワークに適したストッパ部8及び分離溝7に変更する場合、そのワークに適したストッパ部8を有する先部材13及びそのワークに適した分離溝7を構成するテーパ面7aが形成された第2部材15を一体に交換すれば良く、搬送ロッド2全体を交換する必要がない。
図14は実施例4の一例を示す。
前記実施例1においては、搬送部6を有する第1部材14と、分離溝7を構成し、かつ、一方から他方(基端2a側から先端2b側)に向って径が漸減するテーパ面7aが形成された第2部材15と、ストッパ部8を有する先部材13を一体に形成したが、図14の実施例4に示すように、前記先部材13と、前記第2部材15と、前記第1部材14とを別部材の3部品で構成し、先部材13と、第2部材15を、第1部材14に対して脱着可能に、すなわち、先部材13と第2部材15の相互と、及び、第2部材15と第1部材14の相互とを互いに分離可能に設けても良い。
例えば、前記先部材13には、図14に示すように、前記ストッパ部8より基端2a側に突出する円筒部13aが形成され、該円筒部13a内に、その軸方向に貫通する円筒状の小径取付孔13bが形成され、また、先部材13内に、その軸方向において、前記小径取付孔13bと先端2b側に開口し、かつ、前記小径取付孔13bより大径の円筒状の大径取付孔13cが形成されている。前記小径取付孔13bと大径取付孔13cは連通している。
前記第2部材15には、図14に示すように、その軸部にその軸方向に貫通する貫通孔15cが形成され、該貫通孔15cの内径D6は、前記円筒部13aの外形D5と略同径に設定されている。
そして、前記先部材13の円筒部13aを、前記第2部材の貫通孔15cに貫通するとともに、第1部材14の中空部14b内に嵌合した後に、ボルト17を、先部材13の先端2b側から大径取付孔13c及び小径取付孔13bへ挿通し、雌ネジ14aに螺合することにより、先部材13と、第2部材15を、第1部材14に対して脱着可能に固定することができるようになっている。
その他の部材及び構成は前記実施例1と同様であるため、前記実施例1と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例4においても、前記実施例1と同様の作用、効果を奏する。
本実施例4によれば、更に、先部材13と第2部材15の相互と、及び、第2部材15と第1部材14の相互とを互いに分離可能に設けたことにより、処理するワーク10の種類の変更を行う際に、そのワークに適したテーパ面7aを有する第2部材15と、ワークに適したストッパ部8を有する先部材13を選択して交換れば良く、搬送ロッド2全体を交換する必要がなく、処理するワークに合わせたチューニングが容易に行える。
図15は実施例5の一例を示す。
前記実施例2、4においては、先部材13にストッパ部8を一体に形成したが、図15の実施例に示すように、前記先部材13をストッパ部8を有する部材16と他の部材18との2種類の部材で形成し、これらを前記ボルト17により互いに分離可能(取外し可能)に連結して構成してもよい。
なお、前記部材16には貫通孔16aを形成し、この孔16aを、他の部材17に形成した円筒部13aに嵌めて、実施例2、4のような先部材13を構成する。
その他の部材及び構成は前記実施例2、4と同様に形成されているので、前記実施例2、4と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例5においても、前記実施例2、4と同様の作用、効果を奏する。
本実施例によれば、更に、ストッパ8のみの変更が可能となる。
図16、図17は実施例6を示す。
前記実施例1乃至5においてはストッパ部8である係止面8aを、軸X−Xに直交する平面に形成したが、図16、図17の実施例6に示すように、ストッパ部20の径が先端2b側から基端2a側に向って、すなわち、先端2b側から前記分離溝7を構成する一の面7Aであるテーパ面7aに向って漸減するテーパ形状のテーパ面20aに形成してもよい。
このストッパ部20を形成するテーパ面20aの軸X−Xに直交する面に対する角度βは、ワーク10の孔11の周辺部の面形状に応じ、ワーク10に面接触しないような角度に任意に設定するものである。
その他の部材及び構成は前記実施例1乃至5と同様であるため、前記実施例1乃至5と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例6においても、前記実施例1と同様の作用、効果を奏する。
更に、本実施例6においては、図5に示すようなワーク10の孔11の周辺部が平坦面である場合には、ストッパ部20を先端2b側から前記分離溝7のテーパ面7aに向って漸減するテーパ形状のテーパ面20aとしたことにより、図17に示すように、分離溝7に分離されたワーク10bの孔11の周辺部がストッパ部20と面接触せずに、ワーク10bの孔11の周縁とストッパ部20のストッパ面20aとが点接触となる。これにより、ワーク10bの孔11の周辺部が面接触する前記実施例1乃至5と比較して、ストッパ部20とワーク10bとの接触面積が低減し、ストッパ部20の回転振動がワーク10bに伝達し難くなり、ワーク10bの揺れを前記実施例1乃至5よりも更に低減できる。
図18は実施例7を示す。
前記実施例6におけるストッパ部20は、テーパ面20aで形成したが、このテーパ面20aを、図18に示す実施例7のように、先端2b側から前記分離溝7のテーパ面7aに向って外径が漸減し、かつ、前記実施例6のテーパ面20aに対して外側に突出する曲面25aで形成してストッパ部25としても良い。この曲面25aの曲率は任意に設定し、単一の曲率、もしくは複合した曲率のどちらとしても良い。
また、このストッパ部25を、先端2b側から前記分離溝7に向って外径が漸減し、かつ、内側に凹む曲面で形成しても良い。この曲面の曲率は任意に設定し、単一の曲率、もしくは複合した曲率のどちらとしても良い。
その他の部材及び構成は前記実施例6と同様に形成であるため、前記実施例6と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例7においても、前記実施例6と同様の作用、効果を奏する。
図19、20は実施例8を示す。
前記実施例1乃至7においては分離溝7を構成する一の面である第1の面7Aを、截頭円錐状のテーパ面7aに形成したが、図19の実施例8に示すように、分離溝30を構成する一の面である第1の面30Aを、搬送部6側からストッパ部8側に向って漸減し、かつ、前記実施例1乃至7のテーパ面7aに対して外側に突出する曲面30aで形成しても良い。この曲面30aの曲率は任意に設定し、単一の曲率、もしくは複合した曲率のどちらとしても良い。
また、この分離溝を構成する前記第1の面7Aは、ワーク10bが自重により分離溝に滑らかに落下する形状であれば、搬送部6側からストッパ部8側に向って漸減し、かつ、内側に凹む曲面で形成しても良い。この曲面の曲率は任意に設定し、単一の曲率、もしくは複合した曲率のどちらとしても良い。
また、図20に示すように、分離溝33を構成する第1の面33Aと第2の面33Bの2面をともに曲面で形成しても良い。図20においては、第1の面33Aを図19に示す曲面30aで形成し、第2の面33Bであるストッパ部25を前記図18に示す実施例7の曲面25aで形成した。
その他の部材及び構成は前記実施例1乃至7と同様であるため、前記実施例1乃至7と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例8においても、前記実施例1乃至7と同様の作用、効果を奏する。
図21は実施例9の一例を示す。
前記実施例1乃至8においては搬送部6を、軸方向の外径が全て同径の円筒状に形成したが、例えば図21に示すように、その外径が、先端側部の外径を、基端側部の外径よりも小さくし、基端2a側から先端2b側に向って漸減するように形成してもよい。
搬送部6の外径を、その軸方向全体に亘って徐々に縮径するように形成しても良いし、図21に示すように、搬送部6の外径を、その基端2aから先部付近までを同一の径(直径D9)に形成し、それより先端方向を、先端側に向って一定の割合で徐々に縮径するテーパ部6cとし、それより搬送部6の先端までを前記直径D9よりも小径(直径D10)で同一径の小径部6eに形成しても良い。
なお、縮径する割合は、図21に示すように一定の割合としてもよいし、変化させた割合で曲面としても良い。
その他の部材及び構成は前記実施例1乃至8と同様であるため、その説明を省略する。
本実施例9においても、前記実施例1乃至8と同様の作用、効果を奏する。
前記実施例1乃至8においては、ストッパ部8、20、25の外径D3は、ワーク10の孔11の孔径D2よりも小さく設定されているため、ストッパ部の外径D3を大きくするのには限界があり、また、搬送部6は全長にわたって同径に形成されているため、所定の搬送部6の剛性を確保する観点から搬送部6の外径D1を小さくするのにも限界がある。そのため、ストッパ部8、20、25の高さH1(図3参照)を大きくすることにも限界がある。
それに対し、本実施例9は、搬送部6の小径部6eの外径を、基端側部の外径よりも小さくしたことで、必要な搬送部6の剛性を確保し かつ、搬送部6の小径部6eの外径D10とストッパ部の外径D3との差を、前記実施例1乃至8のものよりも大きくとることができる。これにより、ストッパ部8、20、25の高さH2を、前記実施例1乃至8におけるストッパ部8、20、25の高さH1ものよりも大きくすることができ、分離したワーク10bのストッパ部8、20、25から先端2b方向への抜け落ちをより抑制することができる。
図22は実施例10の一例を示す。
前記実施例1乃至9における分離溝7の第1の面7Aの基端2b側の縁の外径は、搬送部6の直径D1と同一に設定されているが、図22に示すように、分離溝37の第1の面37Aの基端2b側の縁の外径D7を、搬送部6の直径D1より小さく設定して、段部35を形成しても良い。
前記分離溝37は、図22に示すように、第1の面37Aと、第2の面37Bと、第3の面37Cの3面で構成される。
前記第1の面37Aは、前記実施例1乃至9の第1の面7Aと同様に、軸X−Xを中心とする環状に形成され、かつ、基端2a側から先端2b側に向って、すなわち、搬送部6側からストッパ部8側に向って漸減する形状に形成されている。前記第2の面37Bは、前記実施例1乃至9の第2の面7Bと同様に、ストッパ部8、20、25である係止面8a、20a、25aで構成されている。前記第3の面37Cは、搬送部6の先端2bの側において軸X−Xに直行する平面で形成されている。
なお、ワーク10bが、搬送部6から分離溝37へ移行(落下)する際の衝撃を少なくし、ワーク10bの揺れをできるだけ少なくするためには、前記段差35、すなわち、第1の面37Aの基端2b側の縁の外径D7と搬送部6の直径D1との差をできるだけ少なく設定することが望ましい。
また、ネジ溝7bの形状は、径差、溝形状、深さ、溝の加工方法により異なり、表われる場合も表われない場合もあり、図23においては仮想線の二点鎖線で表示する。
その他の部材及び構成は前記実施例1乃至9と同様であるため、前記実施例1乃至9と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例10においても、前記実施例1乃至9と同様の作用、効果を奏する。
図23は実施例11の一例を示す。
前記実施例1乃至10においては分離溝7、37を構成する第1の面7A、37Aを、搬送ロッド2の基端2a側から先端2b側に向って、すなわち、搬送部6側からストッパ部8、20、25側に向って漸減する形状に形成したが、図23に示すように、分離溝40を構成する第1の面40Aを、先端2b側から基端2a側に向って漸減する形状に形成してもよい。すなわち、前記分離溝40は、図23に示すように、第1の面40Aと、第2の面40Bと、第3の面40Cの3面で構成されている。
前記第1の面40Aは、図23に示すように、軸X−Xを中心とする環状に形成され、かつ、先端2b側から基端2a側に向って、すなわち、先部材13側からストッパ部45(搬送部6)側に向って漸減するテーパ形状のテーパ面40aに形成され、テーパ面40aの基端2a端の外径D8は、搬送部6の外径D1よりも小さく設定されており、該テーパ面40aと搬送部6の端部には段差を有する。
前記段差により形成された前記第2の面40Bは、搬送部6の先端2b側の縁においてストッパ部45を構成し、該ストッパ部45は、軸X−Xに対し直交する平面で形成されている。
前記第3の面40Cは、先部材13の基端2a側の縁に形成され、かつ、軸に直交する平面で構成されている。
なお、前記第1の面40Aは、基端2a側から先端2b側に向って漸減する形状、すなわち、先端2b側からストッパ部45基端2a側に向って漸減する形状であれば良く、前記実施例8のような曲面形状に形成しても良い。
また、ネジ溝7bの形状は、径差、溝形状、深さ、溝の加工方法により異なり、表われる場合も表われない場合もあり、図23においては仮想線の二点鎖線で表示する。
その他の部材及び構成は前記実施例1乃至10と同様であるため、前記実施例1乃至10と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
分離溝40を構成する一の面である第1の面40Aを、その径が先端2b側からストッパ部45に向って漸減する形状としたことにより、ワーク10bが自重により分離溝40に落下した後に、分離溝40の第2の面40Bであるストッパ部45に当って係止し、かつ、ワーク10bの自重によりワーク10bがストッパ部45に確実に押し付けられた状態で係止することができるため、本実施例11においても、前記実施例1乃至10と同様の作用、効果を奏する。
前記実施例1乃至11においては、ワーク10をワーク投入手段によりワーク供給装置1へ投入した後に、搬送ロッド2を正回転させて全てのワーク10を搬送部6の基端側方向に移動させて、全てのワーク10を搬送部6の基端2a側に位置するようにした後に、搬送ロッド2を逆回転させてワーク10を先端2b側へ移動させてワーク10bの分離溝7への分離を行うようにしたが、ワーク10をワーク投入手段によりワーク供給装置1へ投入した後に、ワーク10の分離動作が可能な位置まで移動させた後に、搬送ロッド2を逆回転させてワーク10を先端2b側へ移動させてワーク10bの分離溝7への分離を行うようにしてもよい。
例えば、全てのワーク10を基端2a側に移動させて基端2a側に位置するようにすることなく、最先端に位置するワーク10を、搬送部2の軸方向の中央部まで移動させた後に、搬送ロッド2を逆回転させて分離溝7へのワーク10bの分離を行うようにしてもよい。
その他の部材及び構成は前記実施例1乃至11と同様であるため、その説明を省略する。
本実施例11においても、前記実施例1乃至11と同様の作用、効果を奏する。
前記実施例1乃至12においてはネジ溝6aのピッチPを、軸方向において全て同一に設定したが、例えば、ネジ溝6aのピッチPを基端2a側から先端2b側に向って漸増又は漸減するような不等ピッチとしてもよい。
その他の部材及び構成は前記実施例1乃至12と同様であるため、その説明を省略する。
本実施例13においても、前記実施例1乃至12と同様の作用、効果を奏する。
本実施例13においては、更に、搬送部2の基端側部のネジ溝6aのピッチよりも先端側部のピッチを大きくした場合には、ワーク10に付着した油等によりワーク10相互が付着して重なり合ったワーク10を、先端側部のネジ溝6aのピッチが大きいことにより、相互に剥がすことができ、ワーク取出し手段によるワーク10の取出し精度を上げることができる。
また、先端2b側においてワーク10の搬送速度を速くすることができ、分離操作に要する時間を短縮できる。
また、前記実施例1乃至13においてはネジ溝6aを、回転駆動手段3により前記搬送ロッド2を正回転させた場合、ネジ溝6aによりワーク10を基端2a側に搬送され、前記搬送ロッド2を逆回転させた場合、ネジ溝6aによりワーク10を先端2b側に搬送されるように形成したが、これとは逆向き方向にネジ溝を形成しても良い。
また、前記実施例1乃至13においては搬送部6に1条のネジ溝6aを形成したが、複数条のネジ溝6aを形成しても良い。
また、前記実施例1乃至13においては搬送部6を、軸方向の外径が全て同径、又は、その外径が基端2a側から先端2b側に向って漸減するように形成したが、その外径が基端2a側から先端2b側に向って漸増するように形成しても良い。
また、前記実施例1乃至13のワーク供給装置により次工程に供給されるワークは、図5に示すようなワーク10に限定されるものではなく、搬送ロッド2に対して取外し可能に懸垂できるワークであれば良く、貫通孔を形成したものや、C字状やU字等に形成したものを用いることが出来る。
その他の部材及び構成は前記実施例1乃至13と同様であるため、その説明を省略する。
本実施例11においても、前記実施例1乃至13と同様の作用、効果を奏する。
1、1A、1B ワーク供給装置
2 搬送ロッド
3 回転駆動手段
6 搬送部
6a ネジ溝
7、30、33、37、40 分離溝
7A、7a、30a、33A、37A、40A 分離溝を構成する一の面
8、20、25、40B ストッパ部
10 ワーク
13 先部材(ストッパ部を有する部材)
14 第1部材(搬送部を有する部材)
15 第2部材(分離溝を構成するテーパ面が形成された部材)
18 移動手段

Claims (10)

  1. ワークを懸垂して搬送するためのネジ溝が形成された搬送部と、該搬送部により搬送された複数のワークを1個ずつ分離可能な環状の分離溝と、分離されたワークを係止するストッパ部を有する搬送ロッドと、
    該搬送ロッドをその軸周りに回転させる回転駆動手段とを備え、
    前記分離溝を構成する一の面を、その径がストッパ部に向って漸減する形状としたことを特徴とするワーク供給装置。
  2. 前記分離溝を構成する一の面を、その径が前記搬送ロッドの先端方向に向って漸減する形状とし、その小径側にストッパ部を設けたことを特徴とする請求項1記載のワーク供給装置。
  3. 前記ストッパ部を、その径が前記分離溝を構成する一の面に向って漸減する面で形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のワーク供給装置。
  4. 前記分離溝を構成する一の面、及び/又は、前記ストッパ部を形成する面が、曲面を含んだ形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2又は3記載のワーク供給装置。
  5. 前記搬送部における先端側部の外径を、基端側部の外径よりも小さくしたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のワーク供給装置。
  6. 前記ストッパ部を有する部材と、前記分離溝を構成し、かつ、一方から他方に向って径が漸減する面が形成された部材の相互、
    及び/又は、前記分離溝を構成し、かつ、一方から他方に向って径が漸減する面が形成された部材と、前記搬送部を有する部材の相互を、互いに分離可能に設けたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のワーク供給装置。
  7. ワークを懸垂して搬送するためのネジ溝が形成された搬送部と、該搬送部により搬送された複数のワークを1個ずつ分離可能な環状の分離溝と、分離されたワークを係止するストッパ部を有する搬送ロッドと、
    該搬送ロッドをその軸周りに回転させる回転駆動手段とを備え、
    前記分離溝を構成する一の面を、その径がストッパ部に向って漸減する形状としたワーク供給装置を用い、
    先ず、ワーク投入手段により、複数のワークを、前記搬送ロッドの搬送部に懸垂し、
    その後に、前記回転駆動手段により搬送ロッドを一方向に回転させて、懸垂させた全てのワークを搬送部の先端側に移動させて、最も先端側方向に位置するワークのみを前記分離溝に懸垂させ、
    その後に、前記回転駆動手段により搬送ロッドを他方向に回転させて、最も先端側に位置するワーク以外の懸垂させた全てのワークを搬送部の基端側方向に移動させて、1個のワークを分離溝に分離し、
    その後に、分離された1個のワークを、ワーク取出し手段により取り出して次工程へ供給し、
    以後、前記ワークの移動と分離と取出しを繰り返すことを特徴とするワーク供給方法。
  8. 複数の前記ワーク供給装置と、所定の位置に配置したワーク投入手段と、ワーク取出し手段と、各ワーク供給装置を前記ワーク投入手段による投入可能な位置と前記ワーク取出し手段により取出し可能な位置に移動させる移動手段を設け、
    一のワーク供給装置への、前記ワーク投入手段によるワークの投入が終了した後に、前記分離溝に1個のワークを分離させ、
    その後に、このワーク供給装置を前記移動手段によって、前記ワーク取出し手段により取出し可能な位置まで移動させ、
    その後に、該ワーク取出し手段により、分離されたワークを取出し、
    その後に、このワーク供給装置により、分離溝へ搬送ロッドに懸垂された残りのワークを逐次分離するとともに、分離されたワークを前記ワーク取出し手段により取り出すことを特徴とする請求項7記載のワーク供給方法。
  9. 複数の前記ワーク供給装置と、所定の位置に配置したワーク投入手段と、ワーク取出し手段と、各ワーク供給装置を前記ワーク投入手段による投入可能な位置と前記ワーク取出し手段により取出し可能な位置に移動させる移動手段を設け、
    一のワーク供給装置への、前記ワーク投入手段によるワークの投入が終了した後に、このワーク供給装置によりワークの分離動作を開始させ、
    この分離動作を行うとともに、このワーク供給装置を前記移動手段により、前記ワーク取出し手段により取出し可能な位置まで移動させ、
    その後に、該ワーク取出し手段により、分離されたワークを取出し、
    その後に、このワーク供給装置により、搬送ロッドに懸垂された残りのワークを分離溝へ逐次分離するとともに、分離されたワークを前記ワーク取出し手段により取り出すことを特徴とする請求項7記載のワーク供給方法。
  10. 前記分離溝を構成する一の面を、その径が前記搬送ロッドの先端方向に向って漸減する形状とし、その小径側にストッパ部を設けたことを特徴とする請求項7又は8又は9記載のワーク供給方法。
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