JP2010162961A - 遠隔制御装置及び遠隔制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両の制御装置において不必要な処理が実行される回数を低減し、車両にかかる負荷を軽減させた遠隔制御装置及び遠隔制御方法を提供する。
【解決手段】 複数の携帯機10と無線通信を行う、車両に搭載された遠隔制御装置21であって、複数の携帯機10と無線信号の送受信を行う通信部212と、携帯機10から送信された指示信号を受信すると、複数の携帯機10に指示信号の受信を通知する処理と、携帯機10から送信された要求信号に応じた処理を実行する車両の制御装置に処理を依頼する処理と、車両の制御装置から処理の完了通知を受信すると、要求信号を送信した携帯機に処理の完了を通知する通知信号を送信する処理とを実行するマイコン214とを有している。
【選択図】 図5

Description

本発明は、複数の携帯機から送信された指示信号を受信して、車両を制御する制御装置に当該指示信号に応じた命令を通知する遠隔制御装置及び遠隔制御方法に関する。
近年の車両は、リモコン等の携帯機からの指示でドアの開閉、ドアのロック、アンロック、エンジンの始動、停止等を行うことができるようになってきている。また、携帯機から車両を制御できる距離も長距離化しており、例えば、200〜300m離れたところからでも電波が車両に届くように設計された携帯機もある。
さらに、1つの車両に複数の携帯機を登録することが可能になってきており、複数人で1つの車両の携帯機を持ち合うこともある。
特許文献1にも1つの車両に複数の携帯機を登録して使用する技術が開示されており、特許文献1では複数のキーにメイン、サブの設定を行い、メインに設定されたキーだけがエンジンの操作が可能となるようにしている。
特開2008−8111号公報
複数の携帯機を車両に登録可能な環境においては、例えば、複数の携帯機から車両の制御装置に重複して命令が入力される場合がある。エンジンのスタート命令が重複すると、エンジン始動後に再度クランキング制御を実施するなど無駄な制御が実施されてしまう。また、無駄な制御となるばかりでなくエンジンやスタータモータにも不必要な負荷をかけてしまうことになる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、車両の制御装置において不必要な処理が実行される回数を低減し、車両の制御装置にかかる負荷を軽減させた遠隔制御装置及び遠隔制御方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明の遠隔制御装置は、複数の携帯機と無線通信を行う、車両に搭載された遠隔制御装置であって、複数の携帯機と無線信号の送受信を行う送受信部と、携帯機から送信された要求信号を受信すると、複数の携帯機に要求信号の受信を通知する通知処理と、携帯機から送信された要求信号に応じた処理を実行する車両の制御装置に該処理を依頼する依頼処理と、車両の制御装置から処理の完了通知を受信すると、要求信号を送信した携帯機に処理の完了を通知する通知信号を送信する送信処理と、を実行する実行部とを有する構成としている。
従って、携帯機からの要求信号を受信した遠隔制御装置は、複数の携帯機に要求信号の受信を通知するので、要求信号に応じた処理の実行中に他の携帯機からさらに要求信号が送信されないようにすることができる。このため、車両の制御装置において不必要な処理が実行される回数を低減することができる。従って、車両にかかる負荷を軽減させることができる。
上記遠隔制御装置において、前記実行部は、要求信号を受信してから、該要求信号を送信した携帯機に要求信号に応じた処理の完了通知を送信するまでの間に他の携帯機から要求信号を受信すると、該他の携帯機から送信された要求信号に応じた処理の処理要求を車両の制御装置には依頼しない構成を備えている。
従って、1つの処理を実行中に他の携帯機から要求された処理が実行されることがない。このため処理が重複した場合に、車両で処理が重複して行われることがなく、不必要な処理が実行される回数を低減することができる。従って、車両にかかる負荷を軽減させることができる。
上記遠隔制御装置において、前記実行部は、要求信号を受信してから、該要求信号を送信した携帯機に要求信号に応じた処理の完了通知を送信するまでの間に、他の携帯機から要求信号を受信すると、前記他の携帯機に、他の処理を実行中である旨を通知する通知処理を実行する構成を備えている。
従って、1つの処理を実行中に他の携帯機から要求信号が送信される頻度を低減することができる。このため重複した処理が要求される回数を低減することができる。
上記遠隔制御装置において、前記実行部は、エンジンの始動又は停止を要求する要求信号を受信してから、該要求信号を送信した携帯機に要求信号に応じた処理の完了通知を送信するまでの間に、他の携帯機からエンジンの始動を要求する要求信号を受信すると、該他の携帯機から送信されたエンジンの始動要求を車両の制御装置には依頼しない構成を備えている。
エンジンの始動制御又はエンジンの停止制御が連続して実行されると、エンジン及びその周辺回路への負担が大きくなるので、エンジン及びその周辺回路への負担を軽減させることができる。
本発明の遠隔制御方法は、複数の携帯機と無線通信を行って、車両を遠隔制御する遠隔制御方法であって、携帯機から送信された要求信号を受信すると、複数の携帯機に要求信号の受信を通知するステップと、携帯機から送信された要求信号に応じた処理を実行する車両の制御装置に該処理を依頼するステップと、車両の制御装置から処理の完了通知を受信すると、要求信号を送信した携帯機に処理の完了を通知する通知信号を送信するステップとを有している。
本発明によれば、車両の制御装置において不必要な処理が実行される回数を低減し、車両にかかる負荷を軽減させることができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の最良の実施例を説明する。
まず、図1を参照しながら本発明を適用したシステムの構成について説明する。本システムは、ユーザの携帯する複数の携帯機10A、10B、10Cと、車両1に搭載された遠隔制御装置(本発明の遠隔制御装置に相当する:詳細は、図5参照)との間で無線によって通信を行う通信システムである。なお、図1には3つの携帯機10A、10B、10Cを示しているが、携帯機の数は3つに限定されるものではない。例えば、1つや2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。また、携帯機10A、10B、10Cはほぼ同一の構成を有しているので、以下では携帯機10A、10B、10Cを区別する必要がない場合には、単に携帯機10と表記する。
図2を参照しながら車両1に搭載された複数の制御装置のネットワーク構成について説明する。車両1には、複数の制御装置が搭載されており、各制御装置がネットワーク接続されている。図2に示すシステムでは、第1ネットワークと第2ネットワークとがゲートウェイ装置30を介して接続されている。第1ネットワークには、遠隔制御装置21と、リモートエンジンスタータ(以下、RES_ECUと表記する)22と、ボディECU(Electronic Control Unit)23とが通信バス20によって接続されている。また、第2ネットワークには、エンジンECU41とABS_ECU(Anti-lock Brake System_ECU)42とが通信バス40によって接続されている。また、ゲートウェイ装置30は、第1ネットワークに接続された制御装置と第2ネットワークに接続された制御装置との間で、データ通信を実現するためのデータ転送を行う。なお、第1ネットワークと第2ネットワークとに接続された各制御装置は、例えば、CAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)のプロトコルに従って通信を行う。
RES_ECU22は、遠隔制御装置21からのエンジン始動要求に従ってエンジンの始動制御を行う制御装置である。RES_ECU22は、遠隔制御装置21からエンジンの始動要求を入力すると、スタータモータ(不図示)を駆動してエンジンを始動させると共にエンジンECU41にエンジンの始動制御を要求する。また、RES_ECU22は、センサ等によって測定されるエンジン回転数を入力し、入力したエンジン回転数が所定の回転数を超えた場合に、エンジンの始動が完了したと判定し、遠隔制御装置21にエンジンの始動完了通知を出力する。ここで、所定の回転数とは、エンジンが始動したと判定できる回転数の閾値であり、例えば、700回転とする。
また、RES_ECU22は、遠隔制御装置21からエンジン停止要求を受けると、エンジンECU41にエンジンの停止要求を出力する。そして、RES_ECU22は、センサによって測定されたエンジン回転数が0になると、遠隔制御装置21にエンジンが停止したことを通知する。
ボディECU23は、ドアロック機構やパワーウインドウ機構等の車両搭載機構を制御する。ボディECU23は、不図示のフードスイッチ、ドア開閉スイッチ、ドアロックスイッチ、シフトポジションスイッチおよびパーキングブレーキスイッチから、各スイッチの開閉状態を表す信号を受信することによって、エンジンルームのフードの開閉状態、ドアの開閉状態、ドアの施錠状態、シフト(変速機)の状態およびブレーキの状態を認識する。
エンジンECU41は、RES_ECU22からエンジンの始動要求を受け付けて、エンジンを制御する。エンジンECU41は、アクセル開度センサ、車速センサ、ブレーキセンサ、スロットル開度センサ等に接続されている。エンジンECU41は、これらのセンサによって測定されたセンサ信号に基づき、エンジンECU41内のROMに格納されたプログラムに従って、エンジンを制御する。
ABS_ECU42は、マスタシリンダとホイルシリンダとを結ぶブレーキ配管中に配置された複数の電磁弁(以下、ABSアクチュエータと呼ぶ)を制御するECUである。ABS_ECU42は、車輪がロックするおそれがない状況下では、ホイルシリンダとマスタシリンダとが連通するようにABSアクチュエータを制御する。また、車輪がロック状態となるおそれがある場合は、適宜、ホイルシリンダとマスタシリンダとの連通が遮断されるようにABSアクチュエータを制御する。
次に、図3を参照しながら携帯機10の構成について説明する。携帯機10は、アンテナ101、通信部103、マイコン104、操作部106、表示部107を主な構成として備えている。
通信部103は、発振子102で生成された基準クロックを分周、又は逓倍したクロックを動作クロックとして使用し、マイコン104の制御に従って遠隔制御装置21と通信を行う。通信部103はマイコン104で生成されたデータを含む信号をアンテナ101を介して遠隔制御装置21に送信する。また、通信部103は、遠隔制御装置21から送信された信号をアンテナ101を介して受信し、受信した信号をマイコン104に出力する。
マイコン104は、発振子105で生成される基準クロックを分周、又は逓倍したクロックを動作クロックとして使用し、通信部103を介して車両1の遠隔制御装置21と通信を行う。マイコン104は、操作部106で入力したユーザの操作情報を取得し、取得した操作情報に応じた指示信号を生成して通信部103から遠隔制御装置21に送信する。また、指示信号に応じて遠隔制御装置21から送信される応答信号を通信部103を介して受信し、受信結果を表す情報を表示部107に表示させる。
操作部106には、3つのボタン111、112、113が設けられている。ボタン111は、ドアをロックするボタンである。ボタン111は、ドアのロックを解除するアンロックボタンである。ボタン113は、エンジンを始動させるボタンである。なお、操作部106に設けられるボタンの数は3つに限定されるものではなく、例えば、車両がスライドドアを備えていれば、スライドドアを開閉するボタン等を設けてもよい。
また、表示部107には、図4(A)に示すようにLED(Light Emitting Diode)121、LED122、LED123が備えられ、これらのLED121、122、123の点灯、点滅によって情報を表示させる。
例えば、図4(B)〜(D)に示すようにLED121、122、123のいずれか1つを点灯又は点滅させる表示や、図4(E)、(F)に示すようにLED121、122、123のいずれか2つを点灯又は点滅させる表示や、図4(G)に示すようにLED121、122、123をすべて点灯又は点滅させる表示が挙げられる。
また、携帯機10は、電池109を電源として動作する。電池109の電圧を昇圧部108で3Vに昇圧し、昇圧した電圧を通信部103やマイコン104に供給している。
次に、図5を参照しながら遠隔制御装置21の構成について説明する。
遠隔制御装置21は、アンテナ211、通信部212、マイコン214を主な構成として備えている。
通信部212は、発振子213で生成される基準クロックを分周、又は逓倍したクロックを動作クロックとして使用し、マイコン214の制御に従って携帯機10と通信を行う。通信部212はマイコン214で生成されたデータを含んだ信号をアンテナ211を介して携帯機10に送信する。また、携帯機10から送信された信号をアンテナ211を介して受信し、受信した信号をマイコン214に出力する。
マイコン214は、発振子215で生成される基準クロックを分周、又は逓倍したクロックを動作クロックとして使用し、通信部212を介して携帯機10と通信を行う。また、マイコン214は、携帯機10から送信された指示信号を受信し、受信した指示信号で指示された制御を実施する車両の制御装置に指示信号を転送する。例えば、携帯機10から受信した指示信号がドアのロックを指示する信号であれば、ドアのロック指示をボディECU23に送信する。また、指示信号がエンジンの始動を要求する信号であれば、エンジンの始動指示をRES_ECU22に送信する。
また、遠隔制御装置21は、車両に搭載されたバッテリ218から電源の供給を受けて動作する。遠隔制御装置21は、バッテリ218から供給された電源を降圧部216で降圧して5Vとし、降圧した5V電源をマイコン214に供給する。また、降圧した5V電源をさらに降圧部217で降圧して3Vとし、降圧した3V電源を通信部212に供給する。
次に、図6を参照しながらマイコン104と、マイコン214のハードウェア構成について説明する。なお、マイコン214のハードウェア構成はマイコン104とほぼ同一であるので、ここではマイコン104の構成を説明することでマイコン214の説明に代える。
マイコン104(214)内は、プログラムが格納されたROM(Read Only Memory)141(241)と、ROM141(241)に格納されたプログラムを読み込んで処理を実行するCPU(Central Processing Unit)142(242)と、CPU142(242)が処理を実行する際に、処理途中のデータや、処理後のデータを保存するRAM(Random Access Memory)143(243)と、データの入出力を行う入出力部144(244)と、電源の供給が停止してもデータが消えない不揮発性メモリ145(245)とを備えている。なお、遠隔制御装置21の不揮発性メモリ245に保存されるデータとして、登録された携帯機10を識別するID等の識別情報が含まれる。また、CPU142(242)がROM141(241)に格納されたプログラムに従って行う処理の詳細についてはフローチャートを参照しながら後ほど説明する。
本実施例は、図1に示すように車両に搭載された遠隔制御装置21が複数の携帯機10と通信を行うシステムである。このようなシステムにおいて、1つの携帯機10から遠隔制御装置21に指示信号が送信され、この指示信号に応じた処理を車両の制御装置で実行中に他の携帯機10から同一、又は同様の種類の指示信号が再度入力されると、車両に不必要な負担をかけてしまうことになる。例えば、エンジン始動要求が携帯機10Aから送信され、RES_ECU22でスタータモータに電源を供給してエンジンの始動制御を行っている間に、他の携帯機10Bからもエンジンの始動要求が入力された場合が挙げられる。このような場合、RES_ECU22は、エンジンの始動制御を行っている最中又は始動制御が終了した直後に再度スタータモータによりエンジンを始動させることになるため、スタータモータやエンジンに不要な負担をかけることになる。
そこで、本実施例の遠隔制御装置21は、携帯機10からの指示信号を受信すると、指示信号を送信した携帯機10だけでなく、指示信号を送信していない他の全ての携帯機10に対して指示信号を受信したことを通知する応答信号を送信する。
また、遠隔制御装置21は、携帯機10から指示信号を受信すると、所定時間の間、又は受信した指示信号に応じた処理が終了するまでの間は、他の携帯機10からの指示信号を受信してもこの指示信号に応じた処理を実行しない。また、携帯機10から指示された処理が終了すると、指示信号を送信してきた携帯機10に処理の完了を通知する。なお、処理の完了通知は、全ての携帯機10に通知するものであってもよい。
次に、図7、8に示すフローチャートを参照しながら携帯機10の処理手順を説明する。
電池109が携帯機10にセットされ電源が供給されると、マイコン104は起動する。起動したマイコン104は、まず、電源がOFFされたかどうかを判定し(ステップS1)、次にユーザからの操作入力があったか否かを判定する(ステップS2)。ユーザからの操作入力を操作部106で受け付けた場合には(ステップS2/YES)、マイコン104は、受け付けた操作入力に応じた指示信号を生成して遠隔制御装置21に送信する(ステップS3)。遠隔制御装置21への指示信号の送信を完了すると、マイコン104は、遠隔制御装置21への指示信号の送信完了を示すフラグをRAM143に記録する(ステップS4)。また、ステップS2で操作入力がなかった場合(ステップS2/NO)、又は指示信号の送信完了を示すフラグをRAM143に記録した場合には(ステップS4)、マイコン104は遠隔制御装置21からの信号の受信待ち状態になる(ステップS5)。
遠隔制御装置21からの信号の受信待ち状態で、遠隔制御装置21からの信号を受信した場合には(ステップS5/YES)、図8に示すフローに従って処理を行う。この処理の詳細については後述する。また、遠隔制御装置21からの信号の受信待ち状態で、遠隔制御装置21からの信号を受信することができなかった場合には(ステップS5/NO)、マイコン104は、指示信号の送信完了を示すフラグがRAM143に記録されているか否かを判定する(ステップS6)。フラグがRAM143に記録されている場合には(ステップS6/YES)、マイコン104は指示信号を送信してからの経過時間を判定する(ステップS7)。指示信号を送信してからの経過時間が所定時間を経過している場合には(ステップS7/YES)、マイコン104は遠隔制御装置21からの応答なしを示す表示を表示部107に表示させる(ステップS8)。例えば、図4(B)に示すようにLED121を点滅させることで、遠隔制御装置21からの応答がないことを表示させる。また、まだ所定時間を経過していなかった場合には(ステップS7/NO)、ステップS5に戻り、引き続き遠隔制御装置21からの信号の受信待ち状態となる。
また、ステップS6において、指示信号を送信したことを示すフラグがRAM143に記録されていない場合には(ステップS6/NO)、ステップS1に戻り、処理フローの最初から処理を行う。また、ステップS1において、電源がOFFされた場合には(ステップS1/YES)、マイコン104はこのフローを終了して処理を終了する。
次に、図8を参照して遠隔制御装置21からの信号を受信した場合のマイコン104の処理手順について説明する。
遠隔制御装置21からの信号を受信したマイコン104は、まず、受信信号に異常があるか否かを判定する(ステップS9)。受信信号に異常がある場合には(ステップS9/YES)、マイコン104は表示部107に信号異常を示す表示を表示させる(ステップS10)。例えば、図4(C)に示すようにLED122を点滅させることで、遠隔制御装置21からの応答がないことを表示させる。
また、受信信号に異常がなかった場合(ステップS9/NO)、マイコン104は、遠隔制御装置21から受信した信号が、指示信号を受信して処理を開始したことを通知する信号である否かを判定する(ステップS11)。処理を開始したことを示す信号であった場合には(ステップS11/YES)、指示した処理を実行中であることを示す表示を表示部107に表示させる(ステップS12)。例えば、図4(E)に示すようにLED121、122を点滅させることで指示した処理を実行中であることを表示させる。
また、指示した処理を実行中であることを通知する信号ではなかった場合には(ステップS11/NO)、マイコン104は他の携帯機10からの指示信号を受信して処理中であることを通知する信号であるか否かを判定する(ステップS13)。他の携帯機10から指示された処理を実行中であった場合には(ステップS13/YES)、他の携帯機10から指示された処理を実行中であることを示す表示を表示部107に表示させる(ステップS14)。例えば、図4(D)に示すようにLED123を点滅させることで他の携帯機10から指示された処理を実行中であることを表示させる。
また、他の携帯機10から指示された処理を実行中ではなかった場合(ステップS13/NO)、マイコン104は送信した指示信号で指示した処理の正常完了を通知する信号であるか否かを判定する(ステップS15)。指示した処理の正常完了を通知する信号であった場合には(ステップS15/YES)、マイコン104は、指示した処理の正常完了を示す表示を表示部107に表示させる(ステップS16)。例えば、図4(G)に示すようにLED121、122、123を点灯させることで処理の正常完了を表示させる。
また、指示した処理の正常完了を通知する信号ではなった場合には(ステップS15/NO)、マイコン104は処理の異常終了であると判定し、異常終了を示す表示を表示部107に表示させる(ステップS17)。例えば、図4(G)に示すようにLED121、122、123を点滅させることで処理の異常完了を表示させる。
次に、図9、10に示すフローチャートを参照しながら遠隔制御装置21の処理フローを説明する。
バッテリ218からの電源供給が開始されると、マイコン214は起動する。起動したマイコン214は、まず、電源がOFFされたかどうかを判定し(ステップS21)、電源がOFFされていない場合には(ステップS21/NO)、携帯機10からの信号を受信したかどうかを判定する(ステップS22)。携帯機10からの信号を受信していない場合には(ステップS22/NO)、マイコン214はステップS21に戻り、バッテリの電源がオフされたか否かを判定する(ステップS21)。また、信号を受信した場合には(ステップS22/YES)、マイコン214は受信信号を解析して(ステップS23)、登録された携帯機10からの指示信号であるか否かを判定する(ステップS24)。登録された携帯機10からの指示信号ではなかった場合には(ステップS24/NO)、マイコン214は、この処理を終了させる。また、登録された携帯機10からの指示信号であった場合には(ステップS24/YES)、マイコン214は、指示信号の受信を通知する信号を全ての携帯機10に通知する(ステップS25)。次に、携帯機10は、受信信号に異常があるか否かを判定する(ステップS26)。受信信号に異常がある場合には(ステップS26/YES)、マイコン214は受信信号に異常があることを通知する信号を生成して、指示信号を送信した携帯機10に送信する(ステップS27)。
引き続き、図10に示すフローチャートを参照しながら遠隔制御装置21の処理手順を説明する。
携帯機10からの指示信号を正常に受信することができた場合(ステップS26/NO)、マイコン214は、指示信号がエンジンの始動又は停止を指示するものであるか否かを判定する(ステップS28)。エンジンの始動又は停止を指示するものであった場合(ステップS28/YES)、マイコン214は、現在、エンジンの始動制御中又は停止制御中であるか否かを判定する(ステップS29)。現在、エンジンの始動制御中又は停止制御中であった場合(ステップS29/YES)、マイコン214は、現在実行中の始動制御又は停止制御を指示した携帯機からの指示信号であるか否かを判定する(ステップS30)。現在実行中の始動制御又は停止制御を指示した携帯機からの指示信号であった場合には(ステップS30/YES)、マイコン214は現在実行中の制御がエンジンの始動制御であり、携帯機10からの指示信号がエンジンの停止制御であるか否かを判定する(ステップS31)。肯定判定の場合には(ステップS31/YES)、マイコン214は、エンジンの停止要求をRES_ECU22に出力する(ステップS32)。また、否定判定である場合には(ステップS31/NO)、マイコン214は、現在実行中の制御がエンジンの停止制御であり、携帯機10からの指示信号がエンジンの始動制御であるか否かを判定する(ステップS33)。肯定判定であった場合(ステップS33/YES)、マイコン214はエンジンの始動要求をRES_ECU22に出力する(ステップS34)。また、否定判定であった場合(ステップS33/NO)、マイコン214は、処理を終了する。
またステップS29で否定判定であった場合(ステップS29/NO)、マイコン214は、エンジンの始動要求、又は停止要求をRES_ECU22に出力する。そして、マイコン214は、RES_ECU22からエンジンの始動要求又は停止要求を受信すると、エンジンの始動制御又は停止制御の完了を通知する信号を携帯機10に送信する(ステップS36)。
また、ステップS30で否定判定であった場合(ステップS30/NO)、すなわち、別の携帯機10からエンジンの始動要求又は停止要求を受信した場合には、マイコン214は他の携帯機10からの要求を処理中である旨を示す信号を該当する携帯機10に送信する(ステップS35)。
また、ステップS28の判定が否定判定、すなわち携帯機10からの指示信号がエンジンの始動要求又は停止要求ではなかった場合には(ステップS28/NO)、マイコン214は指示信号はドアのロック又はアンロック要求であるか否かを判定する(ステップS37)。指示信号がドアのロック又はアンロックを要求する信号であった場合(ステップS37/YES)、マイコン214はドアのロック又はアンロックを要求する信号をボディECU23に送信する。そして、ボディECU23からドアのロック又はアンロックを完了した旨の通知を受信すると、マイコン214は該当する携帯機10に処理の完了を通知する信号を送信する(ステップS38)。また、指示信号がドアのロック又はアンロックを要求する信号ではなかった場合(ステップS37/NO)、マイコン214はこの処理を終了する。
以上の説明より明らかなように本実施例の遠隔制御装置21は、携帯機10から指示信号を受信すると他の携帯機10に指示信号の受信を通知する。従って、例えば、エンジンの始動、停止制御などの指示信号に応じた処理の実行中に他の携帯機10からさらにエンジンの始動、停止などの指示信号が送信されないようにすることができる。このため、エンジンECU41等の車両の制御装置において不必要な処理が実行される回数を低減することができ、車両にかかる負荷を軽減させることができる。
また、遠隔制御装置21は、指示信号を受信してから携帯機10に指示信号に応じた処理の完了通知を送信するまでの間に、他の携帯機10から指示信号を受信すると、他の携帯機10から受信した指示信号に応じた処理の処理要求を車両の制御装置には依頼しない。このため、1つの処理を実行中に他の携帯機10から要求された処理が実行されることがない。従って、複数の携帯機10からエンジンの始動要求などが重複して送信された場合に、車両の制御装置で処理が重複して行われることがない。
また、遠隔制御装置21は、指示信号を受信してから、複数の携帯機10に指示信号に応じた処理の完了通知を送信するまでの間に、他の携帯機10から指示信号を受信すると、他の携帯機10に他の処理を実行中である旨を通知する。特に、エンジンの始動又は停止制御を実行中に他の携帯機10からエンジンの始動要求が出された場合には、他の携帯機10に他の処理を実行中である旨を通知する。従って、1つの処理の実行中又は実行後に他の携帯機10から指示された他の処理を実行してしまうことがない。特に、エンジンの始動制御又はエンジンの停止直後の始動制御などが連続して実行されると、エンジン及びその周辺回路への負担が大きくなるので、エンジン及びその周辺回路への負担を軽減させることができる。
上述した実施例は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形が実施可能である。
実施例のシステム構成を説明するための図である。 車両に搭載された制御装置のネットワーク構成図である。 携帯機の構成を示す図である。 携帯機の表示例を示す図である。 遠隔制御装置の構成を示す図である。 携帯機と遠隔制御装置のハードウェア構成を示す図である。 携帯機の処理手順を示すフローチャートである。 携帯機の処理手順を示すフローチャートである。 遠隔制御装置の処理手順を示すフローチャートである。 遠隔制御装置の処理手順を示すフローチャートである。
10 携帯機
21 遠隔制御装置
22 RES_ECU
23 ボディECU
30 ゲートウェイ装置
41 エンジンECU
42 ABS_ECU
103 通信部
104 マイコン
106 操作部
107 表示部
212 通信部
214 マイコン

Claims (5)

  1. 複数の携帯機と無線通信を行う、車両に搭載された遠隔制御装置であって、
    複数の携帯機と無線信号の送受信を行う送受信部と、
    携帯機から送信された要求信号を受信すると、複数の携帯機に要求信号の受信を通知する通知処理と、
    携帯機から送信された要求信号に応じた処理を実行する車両の制御装置に該処理を依頼する依頼処理と、
    車両の制御装置から処理の完了通知を受信すると、要求信号を送信した携帯機に処理の完了を通知する通知信号を送信する送信処理と、
    を実行する実行部と
    を有する、遠隔制御装置。
  2. 前記実行部は、要求信号を受信してから、該要求信号を送信した携帯機に要求信号に応じた処理の完了通知を送信するまでの間に他の携帯機から要求信号を受信すると、該他の携帯機から送信された要求信号に応じた処理の処理要求を車両の制御装置には依頼しない、請求項1記載の遠隔制御装置。
  3. 前記実行部は、要求信号を受信してから、該要求信号を送信した携帯機に要求信号に応じた処理の完了通知を送信するまでの間に、他の携帯機から要求信号を受信すると、前記他の携帯機に、他の処理を実行中である旨を通知する通知処理を実行する、請求項2記載の遠隔制御装置。
  4. 前記実行部は、エンジンの始動又は停止を要求する要求信号を受信してから、該要求信号を送信した携帯機に要求信号に応じた処理の完了通知を送信するまでの間に、他の携帯機からエンジンの始動を要求する要求信号を受信すると、該他の携帯機から送信されたエンジンの始動要求を車両の制御装置には依頼しない、請求項2記載の遠隔制御装置。
  5. 複数の携帯機と無線通信を行って、車両を遠隔制御する遠隔制御方法であって、
    携帯機から送信された要求信号を受信すると、複数の携帯機に要求信号の受信を通知するステップと、
    携帯機から送信された要求信号に応じた処理を実行する車両の制御装置に該処理を依頼するステップと、
    車両の制御装置から処理の完了通知を受信すると、要求信号を送信した携帯機に処理の完了を通知する通知信号を送信するステップと、
    を有する、遠隔制御方法。
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