JP2010162110A - ミシンの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ミシン1台又は同一作業の複数のミシンにおいて複数の設定項目に対するパラメータの設定を容易にし、その内容を容易に管理することが可能なミシンの制御装置を提供する。
【解決手段】設定されたパラメータに基づいて制御を行う制御手段6とを備え設定手段11により設定し得る複数の設定項目に対する各パラメータの全ての組み合せに対して、それぞれ対応する固有のコードが定義されたデータテーブルが記憶された記憶手段8と、固有のコードを表示する表示手段10と、各パラメータが設定された際に、データテーブルを参照して、設定された各パラメータの組み合わせに対応する固有のコードを表示手段に表示する表示制御手段6と、固有のコードを入力する入力手段11とを備え、入力手段により固有のコードが入力された際にデータテーブルを参照して入力された固有のコードに対応する各パラメータを特定して駆動部の制御を行うことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ミシンの各機能に関するパラメータの設定を容易に行うことが可能なミシンの制御装置に関する。
従来、電気的な制御により制御される駆動部を有するミシンにおいては、例えば、ミシンの種々の回転数(最大速度、糸切り速度等)、縫い始めや縫い終わりの返し縫いの針数、上糸張力など、ミシンの動作に関する多数の設定項目に対する各パラメータ(設定値)を設定する設定手段を備え、設定した各パラメータの内容に基づいて、対応する前記駆動部を制御して縫製をするように構成されている。
そして、例えば、引用文献1においては、次に同じパラメータの組み合わせで縫製する際のパラメータの設定作業を容易かつ正確にするために、一度設定した複数の設定項目に対する各パラメータの組み合わせに対しパターン番号等の識別番号を付して記憶手段に記憶させ、そのパターン番号を呼び出すことで、以前と同一のパラメータで縫製を行うことができるミシンが記載されている。また、引用文献2においては、フロッピィディスクなどの外部記憶媒体のデータを読み書きすることのできる入出力装置を設け、外部記憶媒体を介して一度設定した各パラメータを読み込みことで各パラメータの設定を容易かつ正確にすることのできるミシンが記載されている。
特開平11−009859号公報 特開平11−333166号公報
しかしながら、引用文献1に記載のミシンにおいては、パターン番号を入力することにより一度設定したパラメータの設定を容易に呼び出すことができるものの、複数台のミシンで同じ内容の縫製作業を行う場合に、各ミシンにおいて複数の設定項目毎に同一のパラメータを設定しなければならず、設定作業に非常に手間がかかるとともに、正確に同一の設定がなされたかどうかの確認をする際にも各設定項目を選択してパラメータを表示されるしか方法がなく、設定の確認にも非常に手間がかかるものとなっていた。また、それまでの各ミシンの使用履歴に応じてパラメータの記憶に用いられている使用中のパターン番号が異なることになるから、同一のパラメータを設定してもそれぞれミシンで同一のパターン番号が付されると限らず、各ミシン毎にパターン番号とパラメータの設定内容とが相違してしまい、パターン数の増加にともなって複数のミシンについて実質的にパターン番号とパラメータの設定内容とを管理することができなくなるという問題があった。
また、引用文献2に記載のミシンのように、外部記憶媒体に書き込まれた各パラメータを読み込むことのできる入出力装置を備えるミシンであれば、それらのミシンの間で同一のパラメータを正確かつ容易に設定することは可能である。しかし、その場合、同じ縫製作業を行う全てのミシンに入出力装置が備えられていなければならないという問題があった。しかも、その場合でも、それらのミシン間でパターン番号とパラメータの設定内容とを常に一致させておかない限り、ミシン毎に既に使用中のパターン番号が異なることから、パターン番号とパラメータの設定内容とを複数のミシンに関して管理することができないという問題があった。
また、上述のように、従来のミシンは、各パターンの複数の設定項目に対するパラメータの設定内容を確認するためには、各設定項目毎にパラメータの設定内容を確認する以外に確認方法がなく、同一の設定内容に対し、複数のパターン番号が設定されてしまっても容易に確認できないという問題もあった。
そこで、本発明はこのような点に鑑み、ミシンの動作に関する複数の設定項目に対するパラメータの設定を容易かつ正確に行うことができるとともに、複数のミシンで同じ縫製作業をする場合でも、各ミシン毎の複数の設定項目に対するパラメータの設定内容を容易に管理することが可能なミシンの制御装置を提供することを目的としている。
前述した目的を達成するため、本発明のミシンの制御装置は、電気的な制御により制御される駆動部を有するミシンの動作に関する複数の設定項目に対する各パラメータを設定する設定手段と、前記設定された各パラメータに基づいてミシンの前記駆動部の制御を行う制御手段とを備えたミシンの制御装置において、前記設定手段により設定し得る前記複数の設定項目に対する各パラメータの全ての組み合せに対して、それぞれ対応する固有のコードが定義されたデータテーブルが予め記憶された記憶手段と、前記固有のコードを表示する表示手段と、前記設定手段により前記各パラメータが設定された際に、前記データテーブルを参照して、設定された各パラメータの組み合わせに対応する前記固有のコードを前記表示手段に表示する表示制御手段と、前記固有のコードを入力する入力手段とを備え、前記制御手段は、前記入力手段により前記固有のコードが入力された際に、前記データテーブルを参照して、前記入力された固有のコードに対応する各パラメータを特定して、特定された各パラメータに基づいて前記駆動部の制御を行うことを特徴とする。
このように構成されたミシンの制御装置によれば、前記設定手段によりミシンの動作に関する複数の設定項目に対応する各パラメータを設定すると、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されたデータテーブルを参照し、それらのパラメータの組み合わせに対応する固有のコードを特定して、その特定された固有のコードを前記表示手段に表示するようになっている。そして、次回以降、同一の設定内容に設定する場合には、この固有のコードを入力手段により入力すると、制御手段は記憶手段に記憶されたデータテーブルを参照して、その固有のコードに対応する各パラメータを特定し、そのパラメータに基づいてミシンの各駆動部の制御を行うようになっている。
また、上述のミシンの制御装置と同様の制御装置を有する他のミシンにおいて、各パラメータを設定した際に前記表示手段に表示された固有のコードを前記設定入力手段により入力した場合にも、同様に、前記制御手段は、前記記憶手段を参照して、その固有のコードに対応する各パラメータを特定し、このパラメータに基づいてミシンの各駆動部の制御を行うようになっている。
本発明に係るミシンの制御装置によれば、一度設定した設定内容に再度設定する場合や、複数台のミシンを同一に設定する場合などには、固有のコードを設定入力手段により入力することで、ミシンの各動作に関する複数の設定項目に対する各パラメータを一括して設定することができる。さらに、複数台のミシンについても同一の固有のコードを入力することで、複数台のミシンの間で容易かつ正確に設定内容の共有を行うことが可能である。したがって、設定作業の容易化と正確化を図り、初期設定作業や複数台のミシンに関する設定内容の保守管理作業などの作業効率を向上させることができる。
本発明のミシンの制御装置の一実施形態の全体構成を示すブロック図 本発明に係るミシンに配設された操作パネルの概略図 本実施形態のミシンの制御装置において設定し得るパラメータの例 本実施形態のミシンの制御装置におけるデータテーブルの概略図 本実施形態のミシンにおいて各機能の設定動作を示すフローチャート 本実施形態のミシンの制御装置において定義されるコードの他の例
以下、本発明のミシンの制御装置の実施形態について説明する。
図1は、ミシンの制御装置4の全体構成を示すブロック図である。本実施形態に係るミシンは、縫い針や釜機構を駆動する主軸機構、縫い糸を切断する糸切り機構、縫い始めや縫い終わりの返し縫いを行う返し縫い機構及び上糸に所定の張力を付与する上糸調子機構等の電気的な制御により制御される複数の駆動部(何れも不図示)を有しており、これら各駆動部はそれぞれミシンモータ5、糸切りソレノイド13、返し縫いソレノイド14及び上糸調子ソレノイド15の駆動源を備えており、後述する制御装置4のCPU6の駆動制御により一連の縫製作業が行われるようになっている。
前記ミシンモータ5にはミシンモータ駆動回路7が、前記糸切りソレノイド13には糸切りソレノイド駆動回路16が、前記開始縫いソレノイド14には返し縫いソレノイド駆動回路17が、前記上糸調子ソレノイド15には上糸調子ソレノイド駆動回路18がそれぞれ併設され、これらの各駆動回路7、16、17、18は、図示しないインターフェイスを介してCPU6と接続されている。
この制御装置4は、種々の命令、縫製のパラメータ、制御データなどに基づいて、ミシンの各駆動部の制御を行うための各種の制御プログラムなどが格納されたROM8と、制御プログラムを実行して各種の処理および制御を行う制御手段としてのCPU6と、各種の制御プログラムやデータが一時的に格納されて作業領域となるRAM9と、CPU6の制御に従い所定の表示を行う表示手段としての液晶パネル10(図2参照)と、上述の各種駆動部がミシンが各種の縫製に対応して動作するように、作業者がCPU6に対して複数の設定項目に対するパラメータを設定する設定手段及び後述する固有のコード(以下、単にコードとも称する)を入力する入力手段としての操作パネル11(図2参照)と、操作パネル11により設定される各パラメータが記憶されるEEPROM19とを備えている。
前記CPU6は設定された前記パラメータに基づいて、所定の制御信号を出力し、前記各駆動回路7、16、17、18はこの制御信号に従って、ミシンモータ5、前記糸切りソレノイド13、返し縫いソレノイド14及び上糸調子ソレノイド15などを駆動して上述の各駆動部の制御を行う制御手段として機能する。
前記液晶パネル10には、図1に示すように、液晶パネル駆動回路12が併設されており、この液晶パネル駆動回路12は、図示しない入出力インターフェイスを介してCPU6と接続され、CPU6の制御に従って所定の表示を行う。
本実施形態のミシンの制御装置4においては、例えば、図3に示すように、ミシンモータ5の最大速度及び糸切り時の回転速度である糸切り速度、糸調子機構が上糸に付与する上糸張力、縫い始め返し縫い針数、縫い終わり返し縫い針数などのミシンの動作に関する複数の設定項目に対して個別の数値からなるパラメータ(設定値とも称する)が設定され、予めEEPROM19に格納されている。また、液晶パネル10により設定し得る複数の設定項目の各パラメータの全ての組み合わせに対して、それぞれ対応する固有のコードとしての識別番号が定義された図4に示すデータテーブル20が記憶手段としてのROM8に予め格納されている。なお、複数のミシンについて、上記と同一内容のデータテーブル20がそれぞれ設けれられている。また、各設定項目毎に設定可能な設定分解能が定められ、図3に示すパラメータの場合、最大速度は、設定分解能100rpm毎に1000〜5000rpmの範囲で設定可能とされ、他の設定項目については、それぞれ設定分解能毎に150〜250rpm毎に1〜10rpmの数値範囲で設定可能とされている。この場合、これらパラメータの全ての組み合わせに対する固有のコードとしては、各パラメータの設定範囲をそれぞれの設定分解能で除した値を乗じた値となり、この場合、400,000通りとなる。
前記操作パネル11は、図2(a)に示すように、液晶パネル10の下方に併設されており、通常設定ボタン11a、設定完了ボタン11b、コード入力ボタン11c、コード表示ボタン11d、選択キー11e、増減入力キー11fを備え、図示しない入出力インターフェイスを介してCPU6に接続されている。
この操作パネル11からは、ミシンの動作に関する複数の設定項目に対する各パラメータを1つ1つ入力して設定することが可能となっている。また、液晶パネル10には、設定可能な一連のミシンの設定項目の名称と、各設定項目について現在設定されているパラメータとが1組づつ表示されるようになっている。詳しくは、通常設定ボタン11aが押下されると、液晶パネル10には、所定の設定項目の名称とパラメータとが表示され、さらに通常設定ボタン11aが押下される度に、所定の設定項目の名称とパラメータとが1組ずつ順に表示される。また、続けて増幅入力キー11fが押下されると、液晶パネル10に表示されている設定項目について表示されているパラメータの数値が変更される。また、その後、設定完了ボタン11bが押下されると、その設定項目について変更された新たなパラメータが設定されるようになっている。
したがって、作業者が、各設定項目に対するパラメータを1つ1つ入力して設定する場合には、まず、通常設定ボタン11aを押下し、液晶パネル10の表示内容を確認しながら選択キー11eで設定したい設定項目を選択し、増減入力キー11fによりパラメータを入力した後、設定完了ボタン11bを押下することによって、各設定項目についてパラメータを設定することが可能となっている。
このように各設定項目についてのパラメータが設定されると、CPU6は、この設定されたパラメータに基づいてミシンの各駆動部の制御を行うようになっている。また、各パラメータが設定された後、コード表示ボタン11dが押下されることにより、CPU6は、ROM8を参照して、設定完了ボタン11bが押下されることにより設定された各パラメータの組み合わせに対応する固有のコードを特定し、液晶パネル10に表示する表示制御手段として機能するようになっている。
また、操作パネル11からは、固有のコードを入力することでミシンの各パラメータを一括して設定することが可能となっている。詳しくは、コード入力ボタン11cが押下されると、液晶パネル10には、図2(b)に示すように最後に設定完了ボタン11bが押下されて設定された各パラメータの組み合わせに対応する固有のコードが表示されるとともに表示された固有のコードの最小桁部分に編集対象の桁であることを示す下線が表示される。そして、続けて増減入力キー11fが押下されることにより、液晶パネル10に表示されている固有のコードの下線部分の数値が変更される。また、この状態で、選択キー11eが押下されると現在表示されている下線が隣の桁に移動する。その後、固有のコードの全ての桁の入力が終了して設定完了ボタン11bが押下されると、固有のコードが変更された新たなコードに設定される。これにより、CPU6は、ROM8を参照し、設定されたコードに対応した各パラメータを特定し、そのパラメータに基づいてミシンの各駆動部の制御を行うようになっている。なお、固有のコードの数値は、10進数としても良いが、入力時の桁の移動回数を少なくするために、16進数とすることが望ましい。
したがって、作業者が固有のコードを入力して、ミシンの各パラメータを設定する場合には、まず、コード入力ボタン11cを押下し、液晶パネル10に表示される数値を確認しながら選択キー11eを押下して編集すべき桁を選択しつつ増減入力キー11fにより固有のコードを入力し、全ての桁の入力終了後、設定完了ボタン11bを押下することにより、所定の固有のコードに対応するパラメータに設定することが可能となっている。
以下に、本実施形態のミシンの制御装置4によるミシンの各機能の設定動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、図5のフローチャートは、一台のミシンにおいて、コードまたはパラメータを入力することにより(以下、それぞれ、コード入力およびパラメータ入力という)、設定する場合を示している。
まず、ステップST1において、作業者はコード入力をするかどうか判断する。例えば、同一のミシンにおいて、以前に設定した設定内容に設定したい場合や複数のミシンを同一の設定内容に設定したい場合であって、その設定内容に対応するコードが予め分かっている場合などには、コード入力を行う(ステップST1のYes)。また、それ以外の場合、このミシンにおいて、パラメータを1つ1つ検討しながら設定する場合には、後述するパラメータ入力を行う(ステップST1のNo)。
そして、コード入力を行う場合には(ステップST1のYes)、作業者は、まず、操作パネル11のコード入力ボタン11cを押下し(ステップST2)、選択キー11e及び増減入力キー11fにより所定のコードを入力した後(ステップST3)、コードの全ての桁の入力が完了したか否かを判断し、コードの全ての桁の入力が完了したと判断した場合には、設定完了ボタン11bを押下する(ステップST4のYes)。これにより、CPU6は入力したコードを読み込み、ROM8に予め記憶されているデータテーブル20における複数の設定項目に対するパラメータの組み合わせの中からこのコードに対応するパラメータを特定する。この特定は、例えば、CPU6が入力された固有のコードを、図4に記載のデータテーブル20の固有のコードと順番に比較して、両者が一致したときの対応する各パラメータの組見合わせを特定することにより、行われる。そして、作業者がミシンを操作することにより、所定の縫製処理が行われる。この際、CPU6は、これらのパラメータに基づいてミシンの各駆動部の制御を行う(ステップST5)。一方、作業射が未だコードの全ての桁の入力を完了していないと判断した場合(ステップST4のNo)には、ステップST3に戻り、上記と同様に未入力の桁のコード入力を行う。
次に、作業者が縫製処理を終了する場合には(ステップST6のYes)、CPU6はミシンの各駆動部の制御を終了する。また、作業者が縫製処理を継続し(ステップST6のNo)、設定変更を行う場合には(ステップST7のYes)、ステップST1に戻り、上記と同様のコード入力または後述するパラメータ入力を行う。
パラメータ入力を行う場合には(ステップST1のNo)、作業者は、まず、操作パネル11の通常設定ボタン11aを押下し(ステップST8)、液晶パネル10の表示内容を確認しながら選択キー11eで設定したい設定項目を選択し(ステップST9)、増減入力キー11fによりパラメータ値を入力した後(ステップST10)、全ての設定項目についてのパラメータの設定が完了したか否かを判断し、全ての設定項目についてのパラメータの設定が完了したと判断した場合には、設定完了ボタン11bを押下する(ステップST11のYes)。一方、作業者は、未だ全ての設定項目についてのパラメータの設定が完了していないと判断した場合(ステップST11のNo)には、ステップS9に戻って上記と同様に未設定の設定項目についてのパラメータの設定を行う。
作業者は、ステップS11で設定完了ボタン11bを押下した後、次に、同じミシンにおいて、後に再度、同じ設定を行う予定がある場合や、他のミシンにも同一の設定を行いたい場合には、コード表示ボタン11dを押下する(ステップST2のYes。これにより、CPU6は、設定されたパラメータの組み合わせに対応したコードをROM8に記憶されたデータテーブル20を参照して特定し(ステップST13)、液晶パネル10にそのコードを表示する(ステップST14)。なお、このコードの特定は、例えば、CPU6が入力されたパラメータの組み合わせを、図4に記載のデータテーブル20のパラメータの組み合わせと順番に比較して、両者が一致したときの対応する固有のコードをせを特定することにより、行われる。作業者は、このとき表示されたコードを読み取って、後に同一の設定をするときに使用するために記憶しておくことができる。そして、コードの表示を行った後、または、コードの表示を行わない場合(ステップ12のNo)、作業者がミシンを操作することにより、所定の縫製処理が行われる。この際、CPU6は、入力されたパラメータに基づいてミシンの各駆動部の制御を行う(ステップST15)。
次に、作業者が縫製処理を終了する場合には(ステップST16のYes)、CPU6はミシンの各駆動部の制御を終了する。また、作業者が縫製処理を継続し(ステップST16のNo)、設定変更を行う場合には(ステップST17のYes)、ステップST1に戻り、上記と同様のコード入力またはパラメータ入力を行う。
本実施形態のミシンの制御装置4によれば、同一のミシンにおいて、一度設定した設定内容に再度設定する場合や、複数台のミシンを同一に設定する場合などには、所定のコードを操作パネル11により入力することで、ミシンの各機能の各パラメータを一括して設定することができる。
また、複数台のミシンについて同一の設定内容に設定したい場合には、まず、基準となるミシンにおいて、各機能についてパラメータを1つ1つ検討しながら操作パネル11より入力した後、コード表示ボタン11dを押下すると、そのパラメータの組み合わせに対応したコードが特定され、液晶パネル10に表示されるようになっている。そして、二台目以降のミシンについては、そのコードを操作パネル11より入力することで、そのコードに対応する各パラメータを特定し、そのパラメータに基づいてミシンの各駆動部の制御が行われるようになっている。これにより、所定のコードを入力する容易な作業を行うだけで、複数台のミシンの間で設定内容の共有を行うことが可能である。したがって、設定作業の正確化を図り、初期設定作業や設定内容の保守作業などの作業効率を向上させることができる。
なお、前記実施形態においては、ミシンの各機能のパラメータの組み合わせについてそれぞれコードを定義しているが、頻繁に使用されるコードについては、複数のコードを一まとまりにし(パターンコード化し)、それぞれのまとまりについて、新たに別のコードを定義するようにしてもよい。例えば、図6に示すように、縫製の用途(通常縫い、厚物縫い、特殊縫い)に対応した複数の設定コードを一まとまりにして、それぞれについて新たにコードL、M、Nの識別記号を定義し、ROM8に格納して、設定作業において、縫製の用途に応じてコードL、M、Nのいずれかを入力するようにしてもよい。
また、前記実施形態においては、図4に示すようなデータテーブル20を用いて各種パラメータとを対応する固有のコードとを記憶しているが、設定項目数が多い場合には、メモリの消費量を節約するために、所定のアルゴリズムに基づいてパラメータの組み合わせから固有のコードを逐次算出したり、固有のコードからパラメータの組み合わせを設定することも可能である。
また、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更できるものとする。
例えば、前記実施形態においては、液晶パネル10には、設定される各種パラメータと対応する固有のコードが同時に表示されるようになっていないが、表示面を大きくして各種パラメータと対応する固有のコードとを同時に表示するように構成しても良い。
4 制御装置
6 CPU
8 ROM
9 RAM
10 液晶パネル
11 操作パネル
11a 通常設定ボタン
11b 設定完了ボタン
11c コード入力ボタン
11d コード表示ボタン
11e 選択キー
11f 増減入力キー
19 EEPROM

Claims (1)

  1. 電気的な制御により制御される駆動部を有するミシンの動作に関する複数の設定項目に対する各パラメータを設定する設定手段と、
    前記設定された各パラメータに基づいてミシンの前記駆動部の制御を行う制御手段とを備えたミシンの制御装置において、
    前記設定手段により設定し得る前記複数の設定項目に対する各パラメータの全ての組み合せに対して、それぞれ対応する固有のコードが定義されたデータテーブルが予め記憶された記憶手段と、
    前記固有のコードを表示する表示手段と、
    前記設定手段により前記各パラメータが設定された際に、前記データテーブルを参照して、設定された各パラメータの組み合わせに対応する前記固有のコードを前記表示手段に表示する表示制御手段と、
    前記固有のコードを入力する入力手段とを備え、
    前記制御手段は、前記入力手段により前記固有のコードが入力された際に、前記データテーブルを参照して、前記入力された固有のコードに対応する各パラメータを特定して、特定された各パラメータに基づいて前記駆動部の制御を行うことを特徴とするミシンの制御装置。
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