JP2010160950A - 表示装置、検査方法及び製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造工程における駆動回路部または発光部単独の特性検査ができ、かつ、製造歩留まりの向上及び製造コストの低減が可能な高品質表示装置を提供する。
【解決手段】複数の発光画素95Aが2次元状に配置された表示装置100であって、発光画素95Aのそれぞれは、発光画素95Aごとに形成された第1電極20と、複数の発光画素95Aに共通して形成された第2電極60と、第1電極20と第2電極60との間であって発光画素95Aごとに発光領域に形成された発光層50と、第2電極60と電気絶縁され第1電極20と電気導通し、発光画素95Aごとに形成された端子電極40と、画素平面上で隣接する2つの発光層50の間に形成された隔壁30とを備え、端子電極40は、隔壁30の上、隔壁30の発光領域以外に設けられた開口部45の下、または、開口部45に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像を表示する表示装置、検査方法及び製造方法に関するものであって、特に、製造歩留まりの向上及び低コスト化を実現する表示装置、検査方法及び製造方法に関する。
電流駆動型の発光素子を用いた画像表示装置として、有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、有機EL素子と記す。)を用いた有機ELディスプレイが知られている。この有機ELディスプレイは、視野角特性が良好で、消費電力が少ないという利点を有するため、次世代のFPD(Flat Panal Display)候補として注目されている。
有機ELディスプレイでは、通常、画素を構成する有機EL素子がマトリクス状に配置される。複数の行電極(走査線)と複数の列電極(データ線)との交点に有機EL素子を設け、選択した行電極と複数の列電極との間にデータ信号に相当する電圧を印加するようにして有機EL素子を駆動するものをパッシブマトリクス型の有機ELディスプレイと呼ぶ。
一方、複数の走査線と複数のデータ線との交点に薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)を設け、このTFTに駆動トランジスタのゲートを接続し、選択した走査線を通じてこのTFTをオンさせてデータ線からデータ信号を駆動トランジスタに入力し、その駆動トランジスタによって有機EL素子を駆動するものをアクティブマトリクス型の有機ELディスプレイと呼ぶ。
各行電極(走査線)を選択している期間のみ、それに接続された有機EL素子が発光するパッシブマトリクス型の有機ELディスプレイとは異なり、アクティブマトリクス型の有機ELディスプレイでは、次の走査(選択)まで有機EL素子を発光させることが可能であるため、デューティ比が上がってもディスプレイの輝度減少を招くようなことはない。従って、低電圧で駆動できるので、低消費電力化が可能となる。しかしながら、従来のアクティブマトリクス型の有機ELディスプレイでは、駆動トランジスタや有機EL素子の特性のばらつきに起因して、製造歩留まりの低下による高コスト化が生じてしまう。また、完成品の各画素に同じデータ信号を与えても、各画素において有機EL素子の輝度が異なり、輝度むらが発生するという欠点がある。
このため、従来の有機ELディスプレイでは、製造コストの低減及び輝度ムラの補償のため、製造工程において、駆動トランジスタや有機EL素子の良否検査および特性の不均一を検出する方法がいくつか提案されている。
図8は、特許文献1に開示された従来の発光パネル用基板の回路構成図である。図8に記載された発光パネル用基板800は、マトリクス状に配置された複数の画素810と、行毎に配置された制御線CL及びテスト線TESTと、列毎に配置されたデータ線DL及び電源線PLとを備える。発光パネル用基板800は、発光パネルの完成品として有機EL素子が形成される前段階の仕掛品である。画素810は、FETからなるスイッチングトランジスタ811と、FETからなる駆動トランジスタ812と、保持容量813と、及びFETからなる検査用トランジスタ814とを備える。そして、スイッチングトランジスタ811のドレイン電極はデータ線DLと、ゲート電極は制御線CLと、ソース電極は保持容量813と駆動トランジスタ812のゲート電極とに接続されている。また、駆動トランジスタ812のドレイン電極は電源線PLと、ソース電極は検査用トランジスタ814のドレイン電極及びゲート電極に接続されている。また、検査用トランジスタ814のソース電極はテスト線TESTに接続されている。
この構成における通常の発光動作を説明する。まず、制御線CLに選択信号が入力され、スイッチングトランジスタ811を開状態にすると、データ線DLを介して供給されたデータ信号が電圧値として保持容量813に書き込まれる。そして、保持容量813に書き込まれた保持電圧は、1フレーム期間を通じて保持される。この保持電圧により、駆動トランジスタ812のコンダクタンスがアナログ的に変化し、駆動電流が検査用トランジスタ814に供給される。完成品としての発光パネルには、さらに駆動トランジスタ812のソース電極には有機EL素子のアノードが接続されており、テスト線TESTは有機EL素子のカソードよりも高い電圧に設定されることにより、発光階調に対応した順バイアス電流が有機EL素子に流れる。
次に、この構成における駆動トランジスタ812の駆動電流の検査を説明する。まず、電源線PLに直流電圧Vccを印加するとともに、テスト線TESTをVccよりも低い電圧とする。次に、測定対象となる発光画素に接続された制御線CLを選択するとともに、画素810に接続されたデータ線DLに供給する電圧Vgを変化させる。その際に、テスト線TESTに流れる電流Idを測定することによって、画素810毎のId−Vg特性が得られる。
これにより、駆動トランジスタの特性の不均一を検出することができ、駆動トランジスタの特性のばらつきに起因した輝度ムラを補償している。
特開2006−139079号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の発光パネル用基板800では、各画素における駆動回路の駆動電流の測定のために、専用のテスト線TEST及び画素810毎の検査用トランジスタ814がパネル内に設けられている。このため、配線数や素子数増加による製造歩留まり低下や、検査用のパネル端子の増加によるFPC(Flexible Printed Circuit)配線の面積増加等が発生する。
また、特性ばらつきは、駆動トランジスタにのみ起こるものではなく、有機EL素子にも起こるが、特許文献1に記載された構成では、有機EL素子の特性を単独で検出する手段を有しない。これに対し、有機EL素子の特性を単独で測定するには、測定対象の有機EL素子を選択するためのスイッチング素子およびこれを制御する制御線が別途必要となり、上述した場合と同様の問題が発生する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、製造工程における駆動回路部または発光部単独の特性検査ができ、かつ、製造歩留まりの向上及び製造コストの低減が可能な高品質表示装置、検出方法及び製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、複数の発光画素が2次元状に配置された表示装置であって、前記発光画素のそれぞれは、前記発光画素ごとに形成された陽極と、前記複数の発光画素に共通して形成された陰極と、前記陽極と前記陰極との間であって前記発光画素ごとに発光領域に形成された発光層と、前記陰極と電気絶縁され前記陽極と電気導通し、前記発光画素ごとに形成された端子電極と、画素平面上で隣接する2つの発光層の間に形成された絶縁層とを備え、前記端子電極は、前記絶縁層の上、前記絶縁層の開口部または当該開口部の下に設けられていることを特徴とする。
この構成をとることにより、例えば、各発光画素に形成された端子電極をプロービングすることにより当該発光層の電気特性を測定することが可能となる。よって、各発光画素の有する発光層の特性を測定するための専用配線や回路素子が不要となり、製造歩留まりの向上及び製造コストの低減が可能となる。
また、前記表示装置は、さらに、基板と前記陽極との間に形成され、前記発光画素ごとに駆動素子を有する駆動回路層を備え、前記駆動素子は、前記発光画素ごとに前記陽極と接続され、前記発光層の発光を決定してもよい。
これにより、例えば、各発光画素に形成された端子電極をプロービングすることにより、さらに駆動素子の電気特性を測定することが可能となる。よって、各発光画素の有する発光層及び駆動素子の特性を測定するための専用配線や回路素子が不要となり、製造歩留まりの向上及び製造コストの低減が可能となる。
また、前記端子電極は、前記絶縁層の下まで延在した、開口部を有する前記陽極であってもよい。
これにより、発光層及び駆動素子の特性を測定するための端子電極を別途形成する必要がないので、製造工程の簡略化が図られる。
また、前記端子電極は、前記絶縁層の下まで延在した、開口部を有する前記陽極と前記開口部において接続されていてもよい。
これにより、端子電極と陽極とは、絶縁層の範囲内で接続されるので、発光層及び駆動素子の特性を測定するために発光領域を制約する必要がない。
また、本発明は、このような特徴的な手段を備える表示装置として実現することができるだけでなく、表示装置の検査方法として実現することができる。
本発明の表示装置の検査方法は、前記端子電極をプロービングすることにより、前記陰極と前記端子電極との間に所定の電圧を直接印加して、前記発光層の電流を測定することを特徴とする。
また、駆動トランジスタである前記駆動素子のソース及びゲートにそれぞれ所定の電圧を印加し前記端子電極をプロービングすることにより、前記駆動素子の駆動電流を測定してもよい。
この検査方法により、各発光画素の有する発光層の特性を測定するための専用配線や回路素子が不要となり、製造歩留まりの向上及び製造コストの低減が可能となる。
また、前記発光層及び前記陰極の形成前に、前記駆動素子の駆動電流を測定してもよい。
これにより、発光層形成前の状態で検査されることにより、発光層形成工程以降の歩留まりが向上し、製造工程全体での歩留まりが向上する。
また、本発明は、このような特徴的な手段を備える表示装置または検査方法として実現することができるだけでなく、表示装置に含まれる特徴的な手段をステップとする表示装置の製造方法として実現することができる。
本発明によれば、製造工程における駆動回路部または発光部単独の特性を、専用配線や回路素子を付加せずに単位画素に形成された端子電極で直接測定できるので、製造歩留まりが高く製造コストが低減された高品質表示装置、その検出方法及び製造方法を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態および各図面において、同じ構成要素には同じ符号を付し説明する。また、以下では、上面発光方式の陽極(アノード)を第1電極、陰極(カソード)を第2電極とする有機EL素子からなる表示装置を例に説明するが、これに限られない。
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態1における表示装置について、図面を用いて説明する。
図1(a)は、本発明の実施の形態1における表示装置の要部を説明する部分平面図である。また、図1(b)は、図1(a)のA−A’線に沿って切断した要部断面図である。
図1(b)に記載された本実施の形態1に係る表示装置100は、基板10と、基板10上に設けられたTFT(Thin Film Transistor)基板11と表示部100Aとを備える。
TFT基板11は、発光部を駆動する駆動素子を形成した駆動回路層111と、駆動回路層111上に形成された層間絶縁層112とを備える。駆動回路層111は、例えば、TFTトランジスタなどのFET(Field Effect Transistor)で構成された駆動素子(図示せず)からなる。また、駆動素子となるTFTトランジスタは、一般にゲート電極と絶縁膜を挟んで対向するソース電極とドレイン電極とから構成されるが、詳細な説明は省略する。また、層間絶縁層112は、駆動回路層111の上に形成されている。そして、層間絶縁層112に形成された導電ビア113を介して、第1電極20と駆動素子の電極端子(図示せず)とが接続されている。
表示部100Aは、層間絶縁層112上に形成されており、第1電極20と、隔壁30と、端子電極40と、発光層50と、第2電極60と、薄膜封止層70と、保護膜80とを備える。また、隔壁30には、開口部45が設けられている。
また、図1(a)に記載されたように、表示装置100は、発光部95を備える発光画素95Aがマトリクス状に配置され、絶縁層である隔壁30が、隣接する発光画素95Aの間に設けられている。なお、図1(b)に記載された第2電極60及び薄膜封止層70は、図1(a)に記載された部分平面図の開口部45以外の全面にわたって形成されている。
第1電極20は、発光画素95Aごとに離間して形成されている。
端子電極40は、隔壁30に形成された開口部45において、第1電極20と電気接続されている。また、端子電極40は、薄膜封止層70の介在により第2電極60とは電気絶縁されており、隔壁30の上にも形成されている。保護膜80が形成される前の発光層50の特性検査時に、この隔壁30上に形成された端子電極40の領域にプローバの端子先を直接接触させることにより、発光画素ごとの発光部95の発光電流または駆動回路層111の駆動電流を測定することが可能となる。
薄膜封止層70は、第2電極60と端子電極40とを電気絶縁する機能を有する。よって、薄膜封止層70は、光に対し透過性を有するのであれば、開口部45以外の全領域に形成されていれもよいし、また、当該透過性に関係なく開口部45以外の隔壁30上にのみ形成されてもよい。
なお、本発明において、開口部とは、平面上で隣接する2つの発光部の間にあり、隔壁30の上端から下端まで、隔壁30が形成されていない、貫通された領域と定義する。また、この領域には、本発明の表示装置が完成した段階では、保護膜やその他の材料が充填されていてもよい。
また、発光部95は、第1電極20、隔壁30の間に形成された発光層50及び第2電極60から構成され、発光層50に注入された電子と正孔の再結合により発生する光を第2電極60面側から放出する。なお、第1電極20は、発光部95に対応して離間して複数個別に設けられている。
ここで、基板10としては、特に限定されないが、例えば、ガラス基板、石英基板などが用いられる。また、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルホンなどのプラスチック基板を用いて、表示装置に曲げ性を付与することもできる。特に本実施の形態のように、上面発光方式の場合、不透明プラスチック基板やセラミック基板を用いることができる。
また、第1電極20および端子電極40としては、特に限定されないが、電気抵抗率が小さい材料を用いることが好ましく、例えば銀、アルミニウム、ニッケル、クロム、モリブデン、銅、鉄、白金、タングステン、鉛、錫、アンチモン、ストロンチウム、チタン、マンガン、インジウム、亜鉛、バナジウム、タンタル、ニオブ、ランタン、セリウム、ネオジウム、サマリウム、ユーロピウム、パラジウム、銅、コバルト、のうちのいずれかの金属、これらの金属の合金、またはそれらを積層したものを用いることできる。
また、隔壁30としては、ポリイミド樹脂などの樹脂材料を用いることができる。このとき、発光部95で発生する光が隣接する発光部へ透過することを防止するために、例えばカーボン粒子などを樹脂中に含有させてもよい。
また、発光部を形成する発光層50としては、低分子系または高分子系の有機発光材料を用いることができる。高分子系の発光材料としては、例えばポリパラフェニレンビニレン(PPV)、ポリフルオレンなどのポリマー発光材料などを用いることができる。また、低分子系の発光材料としては、Alq3やBe−ベンゾキノリノール(BeBq2)の他に、2,5−ビス(5,7−ジ−t−ペンチル−2−ベンゾオキサゾリル)−1,3,4−チアジアゾール、4,4’−ビス(5,7−ベンチル−2−ベンゾオキサゾリル)スチルベン、4,4’−ビス〔5,7−ジ−(2−メチル−2−ブチル)−2−ベンゾオキサゾリル〕スチルベン、2,5−ビス(5,7−ジ−t−ベンチル−2−ベンゾオキサゾリル)チオフィン、2,5−ビス(〔5−α,α−ジメチルベンジル〕−2−ベンゾオキサゾリル)チオフェン、2,5−ビス〔5,7−ジ−(2−メチル−2−ブチル)−2−ベンゾオキサゾリル〕−3,4−ジフェニルチオフェン、2,5−ビス(5−メチル−2−ベンゾオキサゾリル)チオフェン、4,4’−ビス(2−ベンゾオキサゾリル)ビフェニル、5−メチル−2−〔2−〔4−(5−メチル−2−ベンゾオキサゾリル)フェニル〕ビニル〕ベンゾオキサゾリル、2−〔2−(4−クロロフェニル)ビニル〕ナフト〔1,2−d〕オキサゾールなどのベンゾオキサゾール系、2,2’−(p−フェニレンジビニレン)−ビスベンゾチアゾールなどのベンゾチアゾール系、2−〔2−〔4−(2−ベンゾイミダゾリル)フェニル〕ビニル〕ベンゾイミダゾール、2−〔2−(4−カルボキシフェニル)ビニル〕ベンゾイミダゾールなどのベンゾイミダゾール系などの蛍光増白剤や、トリス(8−キノリノール)アルミニウム、ビス(8−キノリノール)マグネシウム、ビス(ベンゾ〔f〕−8−キノリノール)亜鉛、ビス(2−メチル−8−キノリノラート)アルミニウムオキシド、トリス(8−キノリノール)インジウム、トリス(5−メチル−8−キノリノール)アルミニウム、8−キノリノールリチウム、トリス(5−クロロ−8−キノリノール)ガリウム、ビス(5−クロロ−8−キノリノール)カルシウム、ポリ〔亜鉛−ビス(8−ヒドロキシ−5−キノリノニル)メタン〕などの8−ヒドロキシキノリン系金属錯体やジリチウムエピンドリジオンなどの金属キレート化オキシノイド化合物や、1,4−ビス(2−メチルスチリル)ベンゼン、1,4−(3−メチルスチリル)ベンゼン、1,4−ビス(4−メチルスチリル)ベンゼン、ジスチリルベンゼン、1,4−ビス(2−エチルスチリル)ベンゼン、1,4−ビス(3−エチルスチリル)ベンゼン、1,4−ビス(2−メチルスチリル)2−メチルベンゼンなどのスチリルベンゼン系化合物や、2,5−ビス(4−メチルスチリル)ピラジン、2,5−ビス(4−エチルスチリル)ピラジン、2,5−ビス〔2−(1−ナフチル)ビニル〕ピラジン、2,5−ビス(4−メトキシスチリル)ピラジン、2,5−ビス〔2−(4−ビフェニル)ビニル〕ピラジン、2,5−ビス〔2−(1−ピレニル)ビニル〕ピラジンなどのジスチルピラジン誘導体や、ナフタルイミド誘導体や、ペリレン誘導体や、オキサジアゾール誘導体や、アルダジン誘導体や、シクロペンタジエン誘導体や、スチリルアミン誘導体や、クマリン系誘導体や、芳香族ジメチリディン誘導体などが用いられる。さらに、アントラセン、サリチル酸塩、ピレン、コロネンなども用いられる。あるいは、ファク−トリス(2−フェニルピリジン)イリジウムなどの燐光発光材料を用いることもできる。
なお、発光部95は、発光層50と第1電極20との間に少なくとも正孔輸送層及び正孔注入層のうちいずれか1層を含んでいてもよい。また、発光部95は、発光層50と第2電極60との間に少なくとも電子輸送層及び電子注入層のうちいずれか1層を含んでいてもよい。
ここで、正孔輸送層とは、正孔輸送性の材料を主成分とする層である。正孔輸送性の材料とは、電子ドナー性を持ち陽イオン(正孔)になりやすい性質と、生じた正孔を分子間の電荷移動反応により伝達する性質を併せ持ち、第1電極20から発光層50までの電荷輸送に対して適正を有する材料のことである。
また、正孔注入層とは、正孔注入性の材料を主成分とする層である。正孔注入性の材料とは、第1電極20側から注入された正孔を安定的に、又は正孔の生成を補助して発光層50へ注入する機能を有する材料である。正孔注入層としては、例えばPEDOT(ポリエチレンジオキシチオフェン)などを用いることができる。
また、電子輸送層とは、電子輸送性の材料を主成分とする層である。電子輸送性の材料とは、電子アクセプター性を有し陰イオンになりやすい性質と、発生した電子を分子間の電荷移動反応により伝達する性質を併せ持ち、第2電極60から発光層50までの電荷輸送に対して適正を有する材料のことである。電子輸送層としては、例えば、1,3−ビス(4−tert−ブチルフェニル−1,3,4−オキサジアゾリル)フェニレン(OXD−7)などのオキサジアゾール誘導体、アントラキノジメタン誘導体、ジフェニルキノン誘導体、シロール誘導体からなるポリマー材料など、あるいは、ビス(2−メチル−8−キノリノレート)−(パラ−フェニルフェノレート)アルミニウム(BAlq)、バソフプロイン(BCP)などが用いられる。このとき、以降で説明するように、例えばリチウム、ナトリウム、カルシウム、ルビジウム、セシウム、フランシムなどのアルカリ金属および、例えばマグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、ラジウムアルカリ土類金属のうち少なくとも一方を主成分とする金属の層を積層して電子輸送層を構成してもよい。また、金属の層として、アルカリ金属およびアルカリ土類金属を2種類以上含有していてもよい。
また、電子注入層とは、電子注入性の材料を主成分とする層である。電子注入性の材料とは、第2電極60側から注入された電子を安定的に、又は電子の生成を補助して発光層50へ注入する機能を有する材料である。
また、第2電極60としては、特に限定されないが、上面発光方式の場合、インジウムスズ酸化物やインジウム亜鉛酸化物を用いることが好ましい。
次に、表示部100Aと駆動回路層111について、回路構成図を用いて説明する。図2は、本発明の実施の形態における表示装置の主要な回路構成図である。同図に示されるように、駆動回路層111は、駆動素子としてNch−FETからなるスイッチングトランジスタTr1と、Pch−FETからなる駆動トランジスタTr2と、保持容量Cとを備える。そして、Tr1のドレイン電極はデータ線と、Tr1のゲート電極は走査線と、さらにTr1のソース電極は、保持容量CとTr2のゲート電極とに接続されている。また、Tr2のドレイン電極は電源Vddと、Tr2のソース電極は発光部の第1電極20と接続されている。
この構成において、走査線に選択信号が入力され、Tr1を開状態にすると、データ線を介して供給されたデータ信号が電圧値として保持容量Cに書き込まれる。そして、保持容量Cに書き込まれた保持電圧は、1フレーム期間を通じて保持され、この保持電圧により、Tr2のコンダクタンスがアナログ的に変化し、発光階調に対応した順バイアス電流が第1電極20(アノード)に供給される。さらに、第1電極20(アノード)に供給された順バイアス電流は、発光層50及び第2電極60(カソード)へと流れる。これにより、発光層50が発光し画像として表示される。
なお、駆動回路層111は、上述した回路構成に限定されない。つまり、スイッチングトランジスタTr1、駆動トランジスタTr2及び保持容量Cは、データ信号の電圧値に応じた駆動電流を発光層50に流すために必要な回路構成要素であるが、上述した形態に限定されない。また、上述した回路構成要素に、別の回路構成要素が付加される場合も、本発明に係る駆動回路層111に含まれる。
次に、本発明の実施の形態1における表示装置の製造方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図3及び図4は、本発明の実施の形態1における表示装置の製造方法を説明する構造断面図である。
まず、図3(a)に示すように、基板10上に、上述した駆動回路層111を備えたTFT基板11を形成する。なお、TFT基板11の最上層には、例えば、駆動回路などによる凹凸を解消するために、層間絶縁層112層を平坦化して形成することが好ましい。
次に、図3(b)に示すように、TFT基板11上に、Alを、例えば、真空蒸着法やスパッタリング法を用いて全面に形成する。そして、フォトリソグラフィ法を用いて、Alをエッチングして、所定の位置に第1電極20を形成する。このとき、第1電極20は、発光画素95Aに対応して個別に形成される。
なお、駆動回路層111の有する駆動トランジスタTr2と第1電極20とは、導電ビア113を介して接続されているが、この接続手段に限られない。図3(a)に記載された工程で導電ビア113を形成せずに第1電極20を積層することにより、層間絶縁層112の開口部において駆動トランジスタTr2と第1電極20とを接続する。その後、駆動回路層111及び第1電極20による凹凸を解消するために、必要に応じて、平坦化層を設けてもよい。
次に、図3(c)に示すように、ネガ型のフォトレジスト30Aを全面に塗布する。
次に、図3(d)に示すように、ネガ型のフォトレジスト30Aの上に、発光部95及び開口部45に相当する位置に遮光部を有するマスク120を位置合わせして載置する。そして、このマスク120を介して、フォトリソグラフィ法を用いてフォトレジスト30Aを露光する。
次に、図3(e)に示すように、マスク120を取り外し、現像処理をして、発光部95と開口部45とを構成する隔壁30を形成する。
次に、図4(a)に示すように、発光部95内に、例えばインクジェット法などを用いて、発光層50となるペースト材料を塗布する。このとき、発光層50となるペースト材料は、発光部95から表面張力により盛り上がった状態で塗布される。そして、このペースト材料を、例えば、80℃30分程度乾燥させることによりペースト材料の溶剤成分を揮発させて発光層50を形成する。なお、このとき、発光部95が少なくとも3つのRGBなどの異なるサブ画素から構成される場合、サブ画素ごとに、図4(a)に記載された工程を繰り返すことにより、サブ画素に異なる色を有する発光層50を形成した画素が形成される。
なお、必要に応じて、図3(e)に記載された工程と図4(a)に記載された工程との間に、正孔注入層及び正孔輸送層を、例えば、インクジェット法などを用いて形成する工程を設けてもよい。
次に、図4(b)に示すように、発光層50の上に、例えば、インジウムスズ酸化物などを、スパッタリング法を用いて成膜し、開口部45以外の全面に第2電極60を形成する。この形成工程としては、インジウムスズ酸化物を成膜する前工程として開口部45にパターニングされたレジストを形成しておき、インジウムスズ酸化物の成膜後に、リフトオフ法により第2電極60を所望の位置に形成する工程が挙げられる。あるいは、メタルマスクにより開口部45をマスキングしてインジウムスズ酸化物を成膜する工程が挙げられる。
なお、必要に応じて、図4(a)に記載された工程と図4(b)に記載された工程との間に、電子輸送層及び電子注入層を、例えば、インクジェット法などを用いて形成する工程を設けてもよい。
次に、図4(c)に示すように、第2電極60の上面及び側面を覆うように、例えばSiO2を、CVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて成膜し、開口部45以外の全面に薄膜封止層70を形成する。この形成工程としては、SiO2を成膜する前工程として開口部45にパターニングされたレジストを形成しておき、SiO2の成膜後に、リフトオフ法により薄膜封止層70を所望の位置に形成する工程が挙げられる。あるいは、メタルマスクにより開口部45をマスキングして薄膜封止層70を成膜する工程が挙げられる。
なお、薄膜封止層70は、光に対し透過性を有するのであれば、開口部45以外の全領域に形成してもよいし、また、当該透過性に関係なく開口部45以外の隔壁30上にのみ形成してもよい。
次に、図4(d)に示すように、開口部45及び隔壁30の上に、例えば、Alを真空蒸着法やスパッタリング法を用いて成膜し、端子電極40を形成する。この形成工程としては、メタルマスクにより発光部95をマスキングしてAlを成膜することにより、端子電極40を所望の位置に形成する工程が挙げられる。あるいは、Alを成膜する前工程として発光部95にパターニングされたレジストを形成しておき、Alの成膜後に、リフトオフ法により端子電極40を所望の位置に形成する工程が挙げられる。
最後に、劣化防止のための保護膜80として、例えば、樹脂層やガラスなどを全面に形成することにより、表示装置100が完成する。
次に、本実施の形態に係る表示装置の検査方法について説明する。
図5は、本発明の実施の形態1に係る表示装置の製造工程における仕掛品の構造断面図である。同図に記載された実施の形態1に係る表示装置の仕掛品200は、基板10と、基板10上に設けられたTFT基板11と、第1電極20と、隔壁30と、端子電極40と、発光層50と、第2電極60と、薄膜封止層70とを備える。また、隔壁30には、開口部45が設けられている。
図5に記載された表示装置の仕掛品200は、図1(b)に記載された表示装置100と比較して、保護膜80が形成されていない点のみが異なる。つまり、仕掛品200は、図4に記載された表示装置100の製造工程において、図4(d)の工程が完了した状態である。
この仕掛品200の状態で、特性測定用プローバの端子先を端子電極40に接触させることにより、各発光画素95Aの有する発光層50の特性を測定するための専用配線や回路素子が不要となり、製造歩留まりの向上及び製造コストの低減が可能となる。
例えば、発光部95の電圧−電流特性を製造工程にて測定する場合、図2に記載された回路構成図において、アノードである端子電極40とプローバの端子先とを接触させる。また、プローバ装置と仕掛品200との接地電位を共通にしておく。また、駆動トランジスタTr2に駆動電流が流れないように各制御線を設定しておく。これにより、製造工程において、発光部95の電圧−電流特性を高精度に測定することが可能となる。
また、駆動トランジスタTr2のゲート電圧−駆動電流特性を製造工程にて測定する場合、アノードである端子電極40とプローバの端子先とを接触させる。また、プローバ装置と仕掛品200との接地電位を共通にしておく。また、駆動トランジスタTr2に駆動電流が流れるようにゲート電圧及び電源線電圧を設定しておく。これにより、製造工程において、駆動トランジスタTr2のゲート電圧−駆動電流特性を高精度に測定することが可能となる。
本実施の形態の表示装置及びその製造方法によれば、保護膜80が形成される前に、各発光画素95Aに形成された端子電極にプローバ等の端子先を直接接触させて発光層50の電気特性または駆動回路層111の有する駆動トランジスタTr2の電気特性を直接測定することが可能となる。よって、各発光画素95Aの有する発光層50や駆動トランジスタTr2の特性を測定するための専用配線や回路素子が不要となり、製造歩留まりの向上及び製造コストの低減が可能となる。
また、端子電極40は、第1電極20と隔壁30の範囲内で接続され、隔壁30の範囲内に形成されるので、発光層50及び駆動トランジスタTr2の特性を測定するために発光領域を制約する必要がない。
なお、上記特性測定時に、プローバ等の端子先が、開口部45の下に形成された第1電極20の表面と直接接触できるのであれば、端子電極40を形成しなくてもよい。この場合には、端子電極40と第2電極60とを絶縁させる薄膜封止層70も不要である。これにより、発光層50及び駆動トランジスタTr2の特性を測定するための端子電極を別途形成する必要がないので、製造工程の簡略化が図られる。
なお、本発明の実施の形態では、端子電極40を形成する構成として隔壁30に開口部45を設け、開口部45に端子電極40を薄膜にて形成する構成を挙げたが、これに限られない。例えば、隔壁30にビアを設け、これと電気接続された端子電極を隔壁30の上に形成してもよい。
(実施の形態2)
本実施の形態に係る表示装置の検査方法について説明する。
図6は、本発明の実施の形態2に係る表示装置の製造工程における仕掛品の構造断面図である。同図に記載された実施の形態2に係る表示装置の仕掛品300は、基板10と、基板10上に設けられた駆動回路層111と、層間絶縁層112と、第1電極20と、隔壁30とを備える。また、隔壁30には、開口部45が設けられている。
図6に記載された表示装置の仕掛品300は、図1(b)に記載された実施の形態1に係る表示装置100と比較して、端子電極40、発光層50、第2電極60、薄膜封止層70及び保護膜80が形成されていない点が異なる。つまり、仕掛品300は、図3に記載された表示装置100の製造工程において、図3(e)の工程が完了した状態である。
この仕掛品300の状態で、特性測定用プローバの端子先を開口部45の下に形成された第1電極20に接触させることにより、駆動回路層111の有する駆動トランジスタTr2の特性を測定するための専用配線や回路素子が不要となるので、製造歩留まりの向上及び製造コストの低減が可能となる。また、この製造工程にて、駆動トランジスタTr2の特性を測定することにより、本工程までの仕掛品の良否判定が可能となる。これにより、本工程以降の工程における歩留まりが向上する。また、本工程にて隔壁30形成直後における駆動トランジスタTr2の特性を測定した後、図4(d)の工程にて発光層50の電圧−電流特性の測定を実行することにより、発光層50のみの電圧−電流特性を高精度に把握することが可能となる。
例えば、駆動トランジスタTr2のゲート電圧−駆動電流特性を製造工程にて測定する場合、開口部45の下に形成された第1電極20とプローバの端子先とを接触させる。また、プローバ装置と仕掛品300との接地電位を共通にしておく。また、駆動トランジスタTr2に駆動電流が流れるようにゲート電圧及び電源線電圧を設定しておく。これにより、駆動トランジスタTr2のゲート電圧−駆動電流特性を製造工程にて高精度に測定することが可能となる。
本実施の形態の表示装置の検査方法によれば、発光層50が形成される前に、開口部45の下に形成された第1電極20にプローバ等の端子先を直接接触させて駆動回路層111の有する駆動トランジスタTr2の電気特性を直接測定することが可能となる。よって、駆動トランジスタTr2の特性を測定するための専用配線や回路素子が不要となり、製造歩留まりの向上及び製造コストの低減が可能となる。
また、駆動トランジスタTr2の電気特性を測定するための接触点は、第1電極20と隔壁30の範囲内で接続され、隔壁30の範囲内に形成されるので、駆動トランジスタTr2の特性を測定するために発光領域を制約する必要がない。
なお、プローバ等の端子先が、開口部45の下に形成された第1電極20の表面と直接接触できない場合には、図3(e)の工程の直後に、開口部45及び隔壁30の上に形成され第1電極20と接触する端子電極を形成してもよい。隔壁30上の上記端子電極領域にプローバの端子先を接触させることにより、駆動トランジスタTr2の特性を製造工程にて測定することが可能となる。また、この場合には、図4(b)の工程にて形成される第2の電極60が、上記端子電極と接触しないようパターニングされて形成される必要がある。
以上、本発明の表示装置、検査方法及び製造方法について、実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明に係る表示装置、検査方法及び製造方法は、上記実施の形態に限定されるものではない。実施の形態1及び2における任意の構成要素を組み合わせて実現される別の実施の形態や、実施の形態1及び2に対して本発明の主旨を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例や、本発明に係る表示装置、検査方法及び製造方法を内蔵した各種機器も本発明に含まれる。
また、例えば、本発明に係る表示装置、検査方法及び製造方法は、図7に記載されたような薄型フラットTVに内蔵または適用される。製造歩留まりの高い表示装置、検査方法及び製造方法により、低コストかつ高品質な薄型フラットTVが実現される。
本発明の表示装置、検査方法及び製造方法は、低コストかつ高品質が要望される、テレビ、パーソナルコンピュータのディスプレイなどの技術分野に有用である。
(a)は、本発明の実施の形態1における表示装置の要部を説明する部分平面図である。(b)は、図1(a)のA−A’線に沿って切断した要部断面図である。 本発明の実施の形態における表示装置の主要な回路構成図である。 本発明の実施の形態1における表示装置の製造方法を説明する構造断面図である。 本発明の実施の形態1における表示装置の製造方法を説明する構造断面図である。 本発明の実施の形態1に係る表示装置の製造工程における仕掛品の構造断面図である。 本発明の実施の形態2に係る表示装置の製造工程における仕掛品の構造断面図である。 本発明の表示装置、検査方法及び製造方法を適用した薄型フラットTVの外観図である。 特許文献1に開示された従来の発光パネル用基板の回路構成図である。
10 基板
11 TFT基板
20 第1電極
30 隔壁
30A フォトレジスト
40 端子電極
45 開口部
50 発光層
60 第2電極
70 薄膜封止層
80 保護膜
95 発光部
95A 発光画素
100 表示装置
100A 表示部
111 駆動回路層
112 層間絶縁層
113 導電ビア
120 マスク
200、300 仕掛品
800 発光パネル用基板
810 画素
811 スイッチングトランジスタ
812 駆動トランジスタ
813 保持容量
814 検査用トランジスタ

Claims (10)

  1. 複数の発光画素が2次元状に配置された表示装置であって、
    前記発光画素のそれぞれは、
    前記発光画素ごとに形成された陽極と、
    前記複数の発光画素に共通して形成された陰極と、
    前記陽極と前記陰極との間であって前記発光画素ごとに発光領域に形成された発光層と、
    前記陰極と電気絶縁され前記陽極と電気導通し、前記発光画素ごとに形成された端子電極と、
    画素平面上で隣接する2つの発光層の間に形成された絶縁層とを備え、
    前記端子電極は、
    前記絶縁層の上、前記絶縁層の開口部または当該開口部の下に設けられている
    表示装置。
  2. 前記表示装置は、さらに、
    基板と前記陽極との間に形成され、前記発光画素ごとに駆動素子を有する駆動回路層を備え、
    前記駆動素子は、前記発光画素ごとに前記陽極と接続され、前記発光層の発光を決定する
    請求項1記載の表示装置。
  3. 前記端子電極は、前記絶縁層の下まで延在した、開口部を有する前記陽極である
    請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記端子電極は、前記絶縁層の下まで延在した、開口部を有する前記陽極と前記開口部において接続されている
    請求項1または2に記載の表示装置。
  5. 請求項1記載の表示装置の検査方法であって、
    前記端子電極をプロービングすることにより、前記陰極と前記端子電極との間に所定の電圧を印加して前記発光層の電流を測定する
    表示装置の検査方法。
  6. 請求項2記載の表示装置の検査方法であって、
    駆動トランジスタである前記駆動素子のソース及びゲートにそれぞれ所定の電圧を印加し、前記端子電極をプロービングすることにより、前記駆動素子の駆動電流を測定する
    表示装置の検査方法。
  7. 前記駆動素子の駆動電流は、前記発光層及び前記陰極の形成前に測定される
    請求項6記載の表示装置の検査方法。
  8. 複数の発光画素が2次元状に配置された表示装置の製造方法であって、
    基板上に、発光領域を含み発光画素ごとに陽極を形成する陽極形成ステップと、
    前記陽極形成ステップの後、平面上で隣接する2つの発光領域の間であって前記陽極を含む領域の上に第1絶縁層を形成する第1絶縁層形成ステップと、
    前記第1絶縁層に、下層の一部である前記陽極が露出するように、開口部を形成する開口部形成ステップと、
    前記絶縁層形成ステップの後、前記発光領域に発光層を形成する発光層形成ステップと、
    前記発光層形成ステップの後、前記開口部以外の領域に陰極を形成する陰極形成ステップとを含む
    表示装置の製造方法。
  9. 前記陰極形成ステップの後、前記開口部付近における前記陰極の上面及び端面に第2絶縁層を形成する第2絶縁層形成ステップと、
    前記第2絶縁層形成ステップの後、前記開口部から露出した前記陽極と前記開口部において接続されるよう、かつ、前記第2絶縁層の上に、端子電極を形成する端子電極形成ステップとを含む
    請求項8記載の表示装置の製造方法。
  10. さらに、
    前記陽極形成ステップの前に、前記基板と前記陽極との間に、前記発光画素ごとに前記陽極と接続された駆動素子を有する駆動回路層を形成する回路層形成ステップを含む
    請求項8または9に記載の表示装置の製造方法。
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