JP2010160687A - 短縮操作実行装置 - Google Patents

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康裕 岡田
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Abstract

【課題】メニュー操作の手数が少なく、容易に目的の操作を実行できる短縮操作実行装置を実現する。
【解決手段】操作実行モード時には、操作実行部12が操作選択部11で受け付けたユーザからの操作指示に従って機器に動作を実行させると共に、操作ショートカット作成部13および操作ショートカット文章生成部14が操作指示から操作ショートカットデータを生成して操作ショートカットデータ記憶部16に記憶させる。操作ショートカット実行モード時には、操作ショートカット文章表示部17が操作ショートカットデータ記憶部16に記憶させてある操作ショートカット説明文章を表示して、操作選択部11が操作ショートカット説明文章の選択指示の入力を受け付け、操作実行部12が選択された操作ショートカット説明文章に対応する操作指示に従って機器に動作を実行させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、複数の操作手順を経る複雑な操作をショートカットとして登録しておき、操作の簡便化を図る短縮操作実行装置に関するものである。
近年、情報機器のユビキタス化に伴い、カーナビゲーション装置、携帯電話等の小型の情報端末が普及し、狭小な画面と限られた情報入力手段で、円滑な機能実行を実現する方策への要求が高まっている。特にカーナビゲーション装置は、自動車の車内に設置するために設置容積および画面サイズに制約があり、キーボードのような文字入力装置の設置も困難である。そのため、文字入力にタッチパネル、リモコン、音声認識等の手段を用いるものが主流となっている。また、近年のカーナビゲーション装置は、従来からの道案内機能に加え、オーディオ機能、テレビ機能、ビデオ閲覧機能等、多機能化が進んでおり、その多くの機能をスムーズに操作するためのメニュー構成および操作方法に関して工夫が施されてきた。その中の1つとして、ショートカット機能が広く用いられている。ショートカット機能とは、行き先設定時に過去に設定した施設名、地名等の履歴を保持しておき、履歴をリスト表示し、ユーザがその中から所望の名称を指定することで過去に来訪した地点の指定操作を簡便化するものである。
カーナビゲーション装置が搭載する多くの機能をわかりやすく操作する手法の1つとして、例えば非特許文献1,2に記載の方法があった。このカーナビゲーション装置は、搭載された機能を階層的に分類し、先ず上位機能としてナビゲーション機能とAV機能とに大別して各々をボタンで切り替える構成としていた。そして、ナビゲーション機能の下位機能として「行き先・場所」、「情報・通信」、「編集・設定」という3つの機能をメニューで示し、「行き先・場所」メニューが選択されれば「行き先・場所」機能の更なる下位機能として目的地の設定方法を表示していた。
また、非特許文献2には、カーナビゲーション装置の目的地設定において、設定する目的地を過去の検索履歴から探し出す方法が記載されている。このカーナビゲーション装置は、過去に検索した場所、目的地とした場所等を蓄積しておき、ユーザによって「行き先・場所」メニューが選択されると、更なる下位機能として「検索履歴」をメニュー表示していた。「検索履歴」メニューが選択されれば、カーナビゲーション装置は蓄積していた検索履歴を表示し、その中から所望の履歴名をユーザに指定させる。これにより、ユーザは過去に行なった検索操作を繰り返すことなく、操作をショートカットして目的地を設定することができる。さらに、検索履歴のソート機能を備えて、日付順、読み順、距離が近い順に並べ替えを選択させるように構成して、ユーザが少ない手数で目的地設定できるように工夫していた。
パイオニア AVIC−VH9000 スタートブック/入門編 第24頁 パイオニア AVIC−VH9000/H9000/ZH9000 ナビゲーションブック/応用編 第10頁、第39頁
従来のカーナビゲーション装置は以上のように構成されているので、道案内機能、オーディオ機能、テレビ機能、ビデオ閲覧機能等、機能の種別が大きく異なる操作を行なう場合には、ユーザは所望の操作を実現するために、その都度、上位機能のメニュー画面から階層的なメニューを深く辿って操作を実現するための機能を探し出して実行する必要があった。そのため、操作の迅速性が要求される車載機器においては、必ずしも最適な機能実行方法ではなかった。
また、非特許文献2は、目的地の検索における履歴のみを用いてショートカット操作を行なうものであり、目的地設定機能への移行指示、「検索履歴」実行の指示、所望の検索履歴を目的地または経由地等に設定するための指示を行なう必要があった。そのため、履歴を用いて目的地設定を行なう操作に対して、未だ多くの手数の操作が必要となってしまう課題があった。また、過去に検索したことがある施設か否かが不確かな場合には、一旦「検索履歴」を実行して、履歴として記録されているか否かを確認する必要があり、過去に検索したことがない施設であった場合には一連の操作が無駄となってしまう課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、カーナビゲーション装置等の小型の情報端末の操作に関し、操作が多岐にわたる機能を実行する際に、階層的なメニュー選択を廃し、機器への指示内容を説明文章で表現した操作ショートカットで表示し、それを選択させることで機能実行を行なう。また、過去の操作履歴に関しては、施設名称等の操作対象のみでなく、目的地設定、経由地設定等の機器への指示内容を含めたショートカットとして登録しておき、機器の指示内容そのものを直接実行可能とする。これにより、メニュー操作の手数が少なく、容易に目的の操作を実行できる短縮操作実行装置を実現することを目的とする。
この発明に係る短縮操作実行装置は、外部からの入力を受け付ける操作選択部と、機器に対する操作指示に従って当該機器に動作を実行させる操作実行部と、操作選択部で受け付けた操作指示の内容に応じた操作指示データを生成する操作ショートカット作成部と、操作ショートカット作成部により生成された操作指示データに基づき、操作指示の内容を説明する操作ショートカット説明文章を生成する操作ショートカット文章生成部と、操作指示データおよび操作ショートカット説明文章を対応付けて、操作ショートカットデータとして記憶する操作ショートカットデータ記憶部と、操作ショートカットデータ記憶部に記憶されている操作ショートカット説明文章を表示する操作ショートカット文章表示部とを備え、操作実行モードにおいて、操作実行部が操作選択部で受け付けた操作指示に従って機器に動作を実行させると共に、操作ショートカット作成部および操作ショートカット文章生成部が操作指示から操作ショートカットデータを生成して操作ショートカットデータ記憶部に記憶させ、操作ショートカット実行モードにおいて、操作ショートカット文章表示部が操作ショートカットデータ記憶部に記憶させてある操作ショートカット説明文章を表示して、操作選択部が操作ショートカット説明文章の選択指示の入力を受け付け、操作実行部が選択された操作ショートカット説明文章に対応する操作指示に従って機器に動作を実行させるようにしたものである。
この発明によれば、操作ショートカットデータ記憶部に記憶させてある操作ショートカット説明文章を表示して選択指示の入力を受け付け、選択された操作ショートカット説明文章に対応する操作指示に従って機器に動作を実行させるようにしたので、メニュー操作の手数が少なく、容易に目的の操作を実行できる短縮操作実行装置を実現することができる。
この発明の実施の形態1に係る短縮操作実行装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る短縮操作実行装置の操作ショートカットデータ記憶部に格納された操作ショートカットデータの例を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る短縮操作実行装置の文生成用語辞書に格納された用語の例を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る短縮操作実行装置の操作実行モード動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る短縮操作実行装置の目的地設定における画面表示を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る短縮操作実行装置の操作ショートカット実行モード動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る短縮操作実行装置の操作履歴メニュー利用時の画面表示を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る短縮操作実行装置の操作履歴メニュー利用時に絞り込みを行なった画面表示を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る短縮操作実行装置の操作ショートカット実行モード動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る短縮操作実行装置の操作履歴メニュー利用時の画面表示を示す説明図である。 この発明の実施の形態3に係る短縮操作実行装置の予め登録しておいた操作ショートカットデータおよび操作実行モードにて作成した操作ショートカットデータを用いた操作ショートカット実行モード動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係る短縮操作実行装置の履歴および操作アシストメニュー利用時の画面表示を示す説明図である。 この発明の実施の形態3に係る短縮操作実行装置の履歴および操作アシストメニュー利用時に絞り込みを行なった画面表示を示す説明図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る短縮操作実行装置10の構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態では、短縮操作実行装置10を、ナビゲーション機能およびAV機能を有するカーナビゲーション装置(以下、機器とする)に適用した場合を例に説明する。図において、短縮操作実行装置10は、外部からの入力を受け付ける操作選択部11と、機器に対する操作指示に従って機器に動作を実行させる操作実行部12と、操作指示の内容に応じた操作指示データを生成する操作ショートカット作成部13と、操作ショートカット作成部13により生成された操作指示データに基づき操作指示の内容を説明する操作ショートカット説明文章を生成する操作ショートカット文章生成部14と、操作指示の内容と対応した用語であって、操作ショートカット説明文章の構文構造を規定する用語を格納している文生成用語辞書15と、操作指示データおよび操作ショートカット説明文章を対応付けて操作ショートカットデータとして記憶する操作ショートカットデータ記憶部16と、操作ショートカットデータ記憶部16に記憶されている操作ショートカット説明文章を表示する操作ショートカット文章表示部17から構成される。
操作選択部11は、ユーザに対してメニュー表示等の情報提供を行なうと共に、ユーザによるメニュー選択操作および入力文字列を取得する等の情報取得を行なう。操作実行部12は、操作選択部11を経て入力されたメニュー選択操作に従って、機器への操作指示を生成し、機器を動作させる。
操作ショートカット作成部13は、操作実行部12で生成した機器に対する操作指示を、操作ショートカットデータのデータ形態に変換する。詳細は後述するが、操作指示のデータから操作対象、操作種別および機器への指示内容の各データが抽出され、変換される。各データを変換した操作指示データは、操作ショートカット文章生成部14および操作ショートカットデータ記憶部16に出力される。
操作ショートカット文章生成部14は、操作ショートカット作成部13で生成した操作指示データに含まれる操作対象データと操作種別データを用いて、文生成用語辞書15に格納された用語に従い、操作ショートカットの内容を説明する文章を生成する。説明文章のデータは、操作ショートカットデータ記憶部16に出力される。文生成用語辞書15は、機器を操作する際の操作対象と操作種別に応じて、操作ショートカット説明文章の構文構造を規定した用語が記憶されている。
操作ショートカットデータ記憶部16は、操作ショートカット作成部13で生成した操作履歴データ(操作対象、操作種別および機器への指示内容の各データ)と、操作ショートカット文章生成部14で生成した操作ショートカット説明文章のデータとを対応付けて、操作ショートカットデータとして蓄積する。
操作ショートカット文章表示部17は、操作選択部11からの検索指示に従い、操作ショートカットデータ記憶部16に格納された操作ショートカットデータから検索条件に合致する操作ショートカットデータを抽出し、その説明文章を表示する。
図2は、この発明の実施の形態1に係る短縮操作実行装置10の操作ショートカットデータ記憶部16に格納された操作ショートカットデータの例を示す説明図である。操作ショートカットデータは、操作対象を示す「大分類種別」、「詳細種別」、「表記」、「読み」の4種類のデータと、操作対象に対する操作内容を示す「操作種別」、「機器への指示内容」の2種類のデータと、操作ショートカット説明文章の「表記」、「読み」の2種類のデータからなる。操作対象、操作種別および機器への指示内容のデータは操作ショートカット作成部13で生成されたデータであり、操作ショートカット説明文章のデータは操作ショートカット文章生成部14で生成されたデータであり、操作ショートカットデータ記憶部16がこれら各データを対応付けて保持する。
図3は、この発明の実施の形態1に係る短縮操作実行装置10の文生成用語辞書15に格納された用語の例を示す説明図である。文生成用語辞書15は、「操作種別」および「操作対象の詳細種別」に応じて、「操作ショートカット説明文章の用語」の「表記」および「読み」の文章構造を規定する。操作ショートカット説明文章の用語の[](かぎかっこ)の中身は、図2に示す操作ショートカットデータの項目名に対応している。
次に、短縮操作実行装置10の動作を説明する。本実施の形態の短縮操作実行装置10は、ユーザが機器操作を行なった際にその操作を操作ショートカットデータとして蓄積する場合(操作実行モード)と、短縮操作が必要になった際にショートカット操作を行なう場合(操作ショートカット実行モード)に起動される。以下では、先ず、操作実行モードの動作を説明し、その後、操作ショートカット実行モードの動作を説明する。
先ず、操作実行モードの動作を説明する。図4は、短縮操作実行装置10の操作実行モード動作を示すフローチャートであり、目的地設定を例にしてその動作を説明する。また、図5は、短縮操作実行装置10の目的地設定における画面表示を示す説明図である。
短縮操作実行装置10が起動されると、操作選択部11がユーザにメニュー選択を促すメニュー画面100を表示する。メニュー画面100には、ナビメニューを選択するためのボタン101、AVメニューを選択するためのボタン102、および操作履歴を選択するためのボタン103がある。ユーザがメニュー画面100のうちのナビメニューを選択するためのボタン101を押下すると、操作選択部11がユーザからのメニュー選択操作を受け付けて、ナビメニュー画面104を表示する(ステップST1)。操作選択部11は、ナビメニュー画面104としてナビメニューの詳細機能名称を記した9つのボタンを表示し、このうちの1つとして目的地を設定するためのボタン105を表示する。
ユーザが、目的地を設定する操作を行なうために目的地を設定するためのボタン105を押下すると、操作選択部11がその選択操作を受け付け(ステップST2)、目的地設定に関する画面106を表示する(ステップST3)。操作選択部11は、画面106として目的地設定の詳細機能名称を記した8つのボタンを表示し、このうちの1つとして住所から目的地を設定するためのボタン107を表示する。
ユーザが、住所から目的地を設定するためのボタン107を押下すると、操作選択部11がその選択操作を受け付け(ステップST4)、住所から目的地設定するための住所検索画面108を表示する(ステップST5)。
住所による目的地設定は、ユーザが住所を都道府県名から番地へ順次階層的にボタン選択することで入力できるように構成する(ステップST5,ST6)。例えば、住所検索画面108では、都道府県名を入力させるために画面上部に地方名のボタンを表示している。ユーザがそれらのボタンを押下することで地方名を選択すると、操作選択部11は選択されたボタンの地方名に属する都道府県名のボタンを画面下部に表示する。ユーザは所望の都道府県名が記されたボタンを押下することで都道府県名を選択入力する。
具体的には、図8の例の場合、ユーザが関東地方を表すボタン109を押下することで、画面108に関東地方の都道府県名を示すボタンが表示され、さらに東京を表すボタン110を押下することで、東京都という都道府県名を選択入力する。
次に、東京都に属する市区町村名を入力する。例えば、市区町村名を入力させるための画面111では、画面上部に市区町村名の先頭文字の読みの段を記したボタンを表示している。ユーザがそれらのボタンを押下することで先頭文字の読みの段を選択すると、操作選択部11は選択された読みの段から始まる市区町村名のボタンを画面下部に表示する。そして、ユーザが所望の市区町村名が記されたボタンを押下することで市区町村名を選択入力する。
具体的には、図5の例の場合、ユーザが読みが「ま」の段(まみむめも)で始まることを表すボタン112を押下することで、読みが「まみむめも」で始まる市区町村名を示すボタンが表示され、さらに目黒区を表すボタン113を押下することで、目黒区という市区町村名を選択入力する。
次に、東京都目黒区に属する地区名を入力する。例えば、地区名を入力させるための画面114では、市区町村名を選択させるための画面111と同様に、画面上部に地区名の先頭文字の読みの段を記したボタンを表示し、画面下部にユーザが選択した読みの段から始まる地区名のボタンを表示する。以下、市区町村名と同様の操作により、ユーザは読みが「さ」の段のボタン115、自由が丘のボタン116を順次押下して、自由が丘という地区名を選択入力する。
次に、東京都目黒区自由が丘に属する丁目・番地を入力する。例えば、操作選択部11が、丁目・番地を入力させるための画面117を「数字」ボタンと「−」ボタンとで構成し、ユーザは丁目・番地を数字とハイフンで順次入力する。最後に、ユーザによって画面118の完了ボタン119が押下されると、操作選択部11は「東京都目黒区自由が丘3−20」の住所を確定し、画面118の住所表記120を最終確定した住所とする。この住所が操作指示として操作選択部11から操作実行部12へ出力され、操作実行部12がこの操作指示に従って目的地を設定する(ステップST7)。
その後、操作ショートカット作成部13と操作ショートカット文章生成部14により操作ショートカットデータが生成される(ステップST8)。「東京都目黒区自由が丘3−20を目的地に設定する」という操作指示から、図2に示すデータ系列21に示す操作ショートカットデータが生成される。
ステップST8の処理として、先ず操作ショートカット作成部13が、「東京都目黒区自由が丘3−20を目的地に設定する」という操作指示の内容を解析し、操作ショートカットデータを構成する各データを抽出する。具体的には、操作ショートカット作成部13が操作指示の内容を解析し、ナビメニューを選択するためのボタン101の押下を検知することで、操作対象の大分類種別「ナビ操作履歴」から始まるデータ系列21を抽出する。また、操作ショートカット作成部13は、住所から目的地を設定するためのボタン107の押下を検知することで、操作対象の詳細種別「住所」21aを抽出し、最終確定の住所表記120から操作対象の表記「自由が丘3−20」21bおよび読み「じゆうがおか3の20」21cを抽出する。また、操作ショートカット作成部13は、目的地を設定するためのボタン105の押下を検知することで操作種別「目的地設定」21dを抽出し、操作実行部12によって実行した内容を抽出することで機器への指示内容「自由が丘3−20を目的地に設定」20eを抽出する。
ステップST8の処理として、続いて操作ショートカット文章生成部14が、操作ショートカット作成部13で抽出した操作指示内容に対する操作ショートカット説明文章を生成する。説明文章生成にあたって操作ショートカット文章生成部14は、操作ショートカット作成部13で抽出した操作種別および操作対象の詳細種別のデータを用いる。具体的には、操作ショートカット文章生成部14が、図3に示す予め準備しておいた文生成用語辞書15を参照し、文生成用語辞書15の用語に対応する操作種別および操作対象の詳細種別が、操作ショートカット作成部13で抽出したものと合致するものを選び出す。図2の場合、操作種別は「目的地設定」21dであり、操作対象の詳細種別は「住所」21aであるので、図3における操作ショートカット文章説明の用語は、表記「[操作対象−表記]に行く」31aと、読み「[操作対象−読み]にいく」31bが選び出される。
操作ショートカット説明文章の用語の[](かぎかっこ)の中身は、操作ショートカットデータの項目名を示している。そのため、操作ショートカット文章生成部14は、データ系列21について、操作対象の表記「自由が丘3−20」21bを用語の表記「[操作対象−表記]に行く」31aに代入して、操作ショートカット説明文章の表記「自由が丘3−20に行く」21fを得る。同様に、操作対象の読み「じゆうがおか3−20」21cを用語の読み「[操作対象−読み]にいく」31bに代入して、操作ショートカット説明文章の読み「じゆうがおか3の20にいく」21gを得る。
続いて、操作ショートカットデータ記憶部16は、ステップST8にて生成された「操作対象」、「操作種別」、「機器への指示内容」、「操作ショートカット説明文章」を対応付けてデータ系列21を生成し、操作ショートカットデータとして新規に格納する(ステップST9)。
短縮操作実行装置10は、機器への操作が行なわれた際にその操作を操作ショートカットデータとして蓄積する場合、上記一連の動作を行なって、「操作対象」、「操作種別」、「機器への指示内容」に対応付けて「操作ショートカット説明文章」の表記と読みを新規に作成して、保持する。
次に、操作ショートカット実行モードの動作を説明する。図6は、短縮操作実行装置10の操作ショートカット実行モード動作を示すフローチャートである。また、図7は短縮操作実行装置10の操作履歴メニュー利用時の画面表示を示す説明図、図8は操作履歴メニュー利用時に絞り込みを行なった画面表示を示す説明図である。
先ず操作選択部11がユーザにメニュー選択を促すメニュー画面100を表示する(ステップST11)。ユーザがメニュー画面100のうちの操作履歴を選択するためのボタン103を押下すると、操作ショートカット文章表示部17がユーザの選択操作を受け付け(ステップST12)、操作ショートカットデータ記憶部16に格納された操作履歴データ20から操作ショートカット説明文章の表記を抽出する(ステップST13)。図2に示す操作ショートカットデータの場合、ナビ操作履歴が2件、AV操作履歴が1件登録されており、操作ショートカット文章表示部17は各々の表記、「自由が丘3−20に行く」21f、「ジュピターを聴く」22f、「バーガークイーン大宮店に行く」23fを抽出する。
続いて、操作ショートカット文章表示部17は詳細種別の絞り込みを行なうか否か判断する(ステップST14)。この判断は、操作ショートカット文章表示部17に表示される件数が予め設定された閾値を越えるかどうかにより(閾値を越えた場合は絞込みを行なう場合とする)行なうか、あるいは、別途設けた設定画面等によりユーザが指定することにより行なうものとする。なお、設定画面等については、本発明の本質に関わらないため記載を省略する。
詳細種別の絞り込みを行なわない場合(ステップST14“F”)、操作ショートカット文章表示部17は、抽出した操作履歴の操作ショートカット説明文章の表記をメニュー化した、操作履歴メニュー画面200(図7に示す)を表示する(ステップST15)。具体的には、「自由が丘3−20に行く」21fに対するボタンメニュー201、「ジュピターを聴く」22fに対するボタンメニュー202、「バーガークイーン大宮店に行く」23fに対するボタンメニュー203を表示する。
ユーザが「自由が丘3−20に行く」ボタンメニュー201を押下すると、操作選択部11がユーザの選択操作を受け付け(ステップST16)、操作実行部12が操作ショートカットデータの操作ショートカット説明文章の表記「自由が丘3−20に行く」21fに対応する、機器への指示内容「自由が丘3−20を目的地に設定」21eを抽出して、実行する(ステップST17)。
他方、詳細種別の絞り込みを行なう場合(ステップST14“T”)には、操作ショートカット文章表示部17は、抽出した操作履歴の操作ショートカット説明文章の表記をメニュー化して表示する際に、操作対象の詳細種別に応じて、表示を切り替えられるように画面を構成する(ステップST18)。具体的には、図8に示すように、操作履歴メニュー画面300の画面上部に、操作対象の詳細種別を指定するボタン301を配置し、ユーザから操作したい履歴の操作対象の詳細種別が選択されると、該当する詳細種別の操作ショートカット説明文章を画面下部に表示する。例えば、ユーザがボタン301から操作対象の詳細種別「住所」を指定した場合、操作ショートカット文章表示部17は、操作ショートカットデータ内の操作対象の詳細種別が「住所」に該当する操作ショートカット説明文章の表記「自由が丘3−20に行く」21fに対するボタンメニュー302を表示する。操作ショートカット文章表示部17は同様に、「音楽」が指定された場合には操作履歴メニュー画面310に遷移して、詳細種別「アルバム名」の「ジュピターを聴く」22fに対するボタンメニュー312を表示し、「施設名」が指定された場合には操作履歴メニュー画面320に遷移して、詳細種別「施設名」の「バーガークイーン大宮店に行く」23fに対するボタンメニュー322を表示する。
各操作ショートカット説明文章のボタンメニュー302,312,322が選択された場合には(ステップST16)、短縮操作実行装置10はステップST17と同一の動作を行なう。
以上のように、実施の形態1によれば、ユーザが機器操作を行なう操作実行モード時には、操作実行部12が操作選択部11で受け付けた操作指示に従って機器に動作を実行させると共に、操作ショートカット作成部13および操作ショートカット文章生成部14が操作指示から操作ショートカットデータを生成して操作ショートカットデータ記憶部16に記憶させるように構成した。
また、操作ショートカット実行モード時には、操作ショートカット文章表示部17が操作ショートカットデータ記憶部16に記憶させてある操作ショートカット説明文章を表示して、操作選択部11が操作ショートカット説明文章の選択指示の入力を受け付け、操作実行部12が選択された操作ショートカット説明文章に対応する操作指示に従って機器に動作を実行させるように構成した。
これにより、機器の操作履歴を蓄積しておき、ユーザが操作履歴の内容を説明した文章を読むことで、簡便かつ確実に履歴操作を選択して、機器の指示内容そのものを直接実行することができる。
また、操作ショートカット文章生成部14は、文生成用語辞書15を参照して、操作種別および操作対象に応じた用語を選択して操作ショートカット説明文章を生成するように構成した。これにより、操作履歴を説明する操作ショートカット説明文章を自動的に生成することが可能になると共に、用語を追加および差し替えすることで、任意の操作に対する操作ショートカット説明文章を生成することができる。
また、操作ショートカット文章表示部17は、操作指示の種別に応じて、操作ショートカット説明文章を分類して表示するように構成した。これにより、操作対象の詳細種別に応じて操作ショートカット説明文章を少数に絞り込んで表示することができ、操作履歴のメニュー選択の手間を削減することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、操作ショートカット実行モード時に操作対象の詳細種別に応じて分類した操作履歴メニューを表示する構成としたが、本実施の形態では、ユーザからの入力文字に応じて抽出した操作履歴メニューを表示する構成を説明する。図9は、この発明の実施の形態2に係る短縮操作実行装置10の操作ショートカット実行モードの動作を示すフローチャートであり、図10は短縮操作実行装置10の操作履歴メニュー利用時の画面表示を示す説明図である。なお、本実施の形態の短縮操作実行装置10は、図1に示す上記実施の形態1の短縮操作実行装置10と図面上の構成は同様であるため、以下では図1を援用して説明する。また、短縮操作実行装置10の文生成用語辞書15および操作ショートカットデータ記憶部16に蓄積されているデータも上記実施の形態1と同様とし、図2および図3を援用する。
先ず、操作選択部11がユーザにメニュー選択を促すメニュー画面100を表示する(ステップST21)。ユーザがメニュー画面100のうちの操作履歴を選択するためのボタン103を押下すると、操作ショートカット文章表示部17がユーザの選択操作を受け付け(ステップST22)、操作ショートカットデータ記憶部16に格納された操作ショートカットデータの操作履歴データ20から、操作ショートカット説明文章を抽出する(ステップST23)。図2に示す操作ショートカットデータの場合、ナビ操作履歴が2件、AV操作履歴が1件登録されており、操作ショートカット文章表示部17は各々の表記、「自由が丘3−20に行く」21f、「ジュピターを聴く」22f、「バーガークイーン大宮店に行く」23fを抽出する。
続いて、操作ショートカット文章表示部17は読みによる絞り込みを行なうか否か判断する(ステップST24)。この判断は、操作ショートカット文章表示部17に表示される件数が予め設定された閾値を越えるかどうかにより(閾値を越えた場合は絞込みを行なう場合とする)行なうか、あるいは、別途設けた設定画面等によりユーザが指定することにより行なうものとする。なお、設定画面等については、本発明の本質に関わらないため記載を省略する。
読みによる絞り込みを行なわない場合(ステップST24“F”)、操作ショートカット文章表示部17は、抽出した操作履歴の操作ショートカット説明文章の表記をメニュー化した、操作履歴メニュー画面400を表示する(ステップST25)。具体的には、「自由が丘3−20に行く」21fに対するボタンメニュー401、「ジュピターを聴く」22fに対するボタンメニュー402、「バーガークイーン大宮店に行く」23fに対するボタンメニュー403を表示する。
ユーザが「自由が丘3−20に行く」ボタンメニュー401を押下すると、操作選択部11がユーザの選択操作を受け付け(ステップST26)、操作実行部12が操作ショートカットデータの操作ショートカット説明文章の表記「自由が丘3−20に行く」21fに対応する、機器への指示内容「自由が丘3−20を目的地に設定」21eを抽出して、実行する(ステップST27)。
他方、読みによる絞り込みを行なう場合(ステップST24“T”)には、操作ショートカット文章表示部17は、抽出した操作履歴の操作ショートカット説明文章の表記をメニュー化して表示する際に、ユーザが入力指定した読みに応じて、表示を切り替えられるように画面を構成する。具体的には、図10に示すように、操作ショートカット文章表示部17が、操作履歴メニュー画面400に読み入力指示部404を配置し、読み入力指示部404によって、ユーザから操作したい履歴の読みを受け付ける(ステップST28)。読み入力指示内容は、表記でも読みでもかまわない。操作ショートカット文章表示部17は、入力指示された読みを含む操作ショートカット説明文章のみを絞り込んで(ステップST29)、画面表示する(ステップST25)。
例えば、ユーザから読み「じゆ」が入力指示されると、操作ショートカット文章表示部17が読み「じゆ」を含む操作履歴のみに絞り込むために、操作ショートカットデータの操作履歴データ20から、操作ショートカット説明文章の読みに「じゆ」を含むものを検索する。そして、操作ショートカット文章表示部17は、検索の結果、該当する操作ショートカット説明文章の表記を記したボタンメニューを表示する。操作履歴データ20においては「自由が丘3−20に行く」と「ジュピターを聴く」が該当するため、操作履歴メニュー画面400を画面405に遷移して、「自由が丘3−20に行く」ボタンメニュー406と「ジュピターを聴く」ボタンメニュー407を表示する。
各操作ショートカット説明文章のボタンメニュー406,407が選択された場合には(ステップST26)、短縮操作実行装置10はステップST27と同一の動作を行なう。
以上のように、実施の形態2によれば、操作選択部11が操作ショートカット説明文章の表記または読みの一部の文字入力を受け付け、操作ショートカット文章表示部17がその入力文字を含む操作ショートカット説明文章を選択して表示するように構成した。これにより、操作ショートカット説明文章に含まれる文字列の読みに応じて、操作ショートカット説明文章を少数に絞り込んで表示することができ、操作履歴のメニュー選択の手間を削減することができる。
実施の形態3.
図11は、この発明の実施の形態3に係る短縮操作実行装置10の予め登録しておいた操作ショートカットデータ、および操作実行モードにて作成した操作ショートカットデータを用いた操作ショートカット実行モード動作を示すフローチャートであり、図12は短縮操作実行装置10の履歴および操作アシストメニュー利用時の画面表示を示す説明図、図13は履歴および操作アシストメニュー利用時に絞り込みを行なった画面表示を示す説明図である。なお、本実施の形態の短縮操作実行装置10は、図1に示す上記実施の形態1の短縮操作実行装置10と図面上の構成は同様であるため、以下では図1を援用して説明する。また、短縮操作実行装置10の文生成用語辞書15に蓄積されているデータも上記実施の形態1と同様とし、図3を援用する。
なお、本実施の形態では、操作ショートカットデータ記憶部16が操作履歴のみを保持するのではなく、予め登録可能なナビゲーションデータ(住所、施設名、施設ジャンル等)、AVデータ(登録されている楽曲名、アーティスト名、アルバム名等)、機器の基本操作等の操作ショートカットデータも保持するものとする。これらの予め登録可能な操作ショートカットデータとは、図2に示す操作ショートカットデータのうち、大分類種別が「ナビ」、「AV」、「基本操作」に分類されているデータである。短縮操作実行装置10は、この予め登録しておいた操作ショートカットデータと、上記実施の形態1に示す操作実行モードにて作成した操作ショートカットデータの双方を用いて、ショートカット操作を行なう。
先ず、操作選択部11がユーザにメニュー選択を促すメニュー画面100を表示する(ステップST31)。ユーザがメニュー画面100のうちの履歴と操作アシストを選択するためのボタン130を押下すると、操作ショートカット文章表示部17がユーザの選択操作を受け付け(ステップST32)、操作ショートカットデータ記憶部16に格納された操作ショートカットデータの操作履歴データ20から、操作ショートカット説明文章の表記を抽出する(ステップST33)。図2に示す操作ショートカットデータの場合、ナビ操作履歴が2件、AV操作履歴が1件登録されており、操作ショートカット文章表示部17は各々の表記、「自由が丘3−20に行く」21f、「ジュピターを聴く」22f、「バーガークイーン大宮店に行く」23fを抽出する。
続いて、操作ショートカット文章表示部17は読みによる絞り込みを行なうか否か判断する(ステップST34)。この判断は、操作ショートカット文章表示部17に表示される件数が予め設定された閾値を越えるかどうかにより(閾値を越えた場合は絞込みを行なう場合とする)行なうか、あるいは、別途設けた設定画面等によりユーザが指定することにより行なうものとする。なお、設定画面等については、本発明の本質に関わらないため記載を省略する。
読みによる絞り込みを行なう場合(ステップST34“T”)、操作ショートカット文章表示部17は、操作ショートカット説明文章の表記をメニュー化して表示する際に、ユーザが指定した読みに応じて、表示を切り替えられるように画面を構成する。具体的には、図12に示すように、操作ショートカット文章表示部17が、履歴と操作アシスト画面500に読み入力指示部501を配置し、ユーザから操作したい内容に含まれる読みの入力を受け付ける。例えば、ユーザから読み「じゆ」が入力指示されると(ステップST35)、操作ショートカット文章表示部17が操作ショートカットデータの操作履歴データ20から、操作ショートカット説明文章の読みに「じゆ」を含むものを検索する(ステップST36)。そして、操作ショートカット文章表示部17は、読み「じゆ」を含むものとして「じゆうがおか3の20にいく」21gと「じゅぴたーをきく」22gを抽出する(ステップST37)。
操作ショートカット文章表示部17は、続いて、操作履歴データ20以外の予め登録されている操作ショートカットデータから読み「じゆ」を含むものを検索し、その結果を操作履歴に対する抽出結果に追加する(ステップST37)。例えば図2に示す操作ショートカットデータの場合、操作ショートカット文章表示部17は、予め登録された操作ショートカット説明文章の読みに「じゆ」を含むものとして、操作ショートカット説明文章24から「じゅえりーみっきー」、「じゅねんじ」等を抽出し、ステップST36で抽出した操作ショートカット説明文章に追加する。
他方、読みによる絞り込みを行なわない場合(ステップST34“F”)には操作ショートカット文章表示部17は処理をステップST37へ進める。ステップST37の処理については、前記の記載と同じである。
続いて、操作ショートカット文章表示部17は、詳細種別による絞り込みを行なうか否か判断する(ステップST38)。この判断は、操作ショートカット文章表示部17に表示される件数が予め設定された閾値を越えるかどうかにより(閾値を越えた場合は絞込みを行なう場合とする)行なうか、あるいは、別途設けた設定画面等によりユーザが指定することにより行なうものとする。なお、設定画面等については、本発明の本質に関わらないため記載を省略する。
読みによる絞り込みを行なわない場合(ステップST38“F”)、操作ショートカット文章表示部17は、抽出した操作履歴の操作ショートカット説明文章の表記をメニュー化した、履歴と操作アシスト画面500を表示する(ステップST39)。具体的には、操作履歴データ20から抽出した「自由が丘3−20に行く」21fに対するボタンメニュー502、「ジュピターを聴く」22fに対するボタンメニュー503、操作履歴データ20以外から抽出した「西自由が丘(住所)」に対するボタンメニュー504、「純喫茶(施設ジャンル)」に対するボタンメニュー505、「ジュリーが大好き(楽曲)に対するボタンメニュー506を表示する。
操作履歴データ20から抽出したボタンメニュー502,503が選択された場合には(ステップST40)、上記実施の形態1で示した動作(図6のステップST17)と同様に、操作実行部12が操作ショートカットデータの操作ショートカット説明文章の表記「自由が丘3−20に行く」21fに対応する、機器への指示内容「自由が丘3−20を目的地に設定」21eを抽出して、実行する(ステップST41)。
また、操作ショートカットデータに機器への指示内容が設定されていない、予め登録された操作ショートカットデータから抽出したボタンメニュー504,505,506が選択された場合には(ステップST40)、操作実行部12は操作対象の詳細種別に従い、上記実施の形態1に示した操作ショートカットデータを作成して蓄積する場合の動作を実行させる。例えば、「西自由が丘(住所)」に対するボタンメニュー504が選択された場合、操作選択部11は履歴と操作アシスト画面500を図5に示す地区名を入力させるための画面114に遷移させて、「西自由が丘」を含む住所を補完して「兵庫県三木市志染町西自由が丘」を表示し、続く丁目・番地を入力させるための画面117を表示して、ユーザに丁目・番地の入力を促す(ステップST41)。
説明をステップST38の処理に戻す。詳細種別の絞り込みを行なう場合(ステップST38“T”)、操作ショートカット文章表示部17は、抽出した操作履歴の操作ショートカット説明文章の表記をメニュー化して表示する際に、操作対象の詳細種別に応じて、表示を切り替えられるように画面を構成する。具体的には、図13に示すように、履歴と操作アシスト画面600の画面上部に、操作対象の詳細種別を指定するボタン601を配置し、ユーザから操作したい詳細種別が選択されると、該当する詳細種別の操作ショートカット説明文章を操作ショートカットデータ内から抽出して(ステップST42)、画面表示する(ステップST39)。
例えば、ユーザがボタン601から操作対象の詳細種別「住所」を指定した場合、操作ショートカット文章表示部17は、操作ショートカットデータ内の操作対象の詳細種別が「住所」に該当し、かつ読みに「じゆ」を含む操作ショートカット説明文章の表記「自由が丘3−20に行く」21fに対するボタンメニュー611、および「西自由が丘(住所)」に対応するボタンメニュー612を表示する。操作ショートカット文章表示部17は同様に、「施設名」が指定された場合には履歴と操作アシスト画面620に遷移して、詳細種別「施設名」および「ジャンル」に該当し、かつ読みに「じゆ」を含む操作ショートカット説明文章の表記に対応するボタンメニュー621を表示する。また、操作ショートカット文章表示部17は、「音楽」が指定された場合には履歴と操作アシスト画面630に遷移して、詳細種別「楽曲名」、「アーティスト名」および「アルバム名」に該当し、かつ読みに「じゆ」を含む操作ショートカット説明文章の表記に対応するボタンメニュー631を表示する。また、操作ショートカット文章表示部17は、「機能」が指定された場合には履歴と操作アシスト画面640に遷移して、詳細種別「機能」に該当し、かつ読みに「じゆ」を含む操作ショートカット説明文章の表記に対応するボタンメニュー641を表示する。
各操作ショートカット説明文章のボタンメニュー611,612,621,631,641が選択された場合には(ステップST40)、短縮操作実行装置10はステップST41と同一の動作を行なう。
以上のように、実施の形態3によれば、予め登録可能な操作ショートカットデータを、操作ショートカットデータ記憶部16に事前に格納するように構成した。これにより、操作ショートカット実行時に、履歴操作以外の操作に対しても操作ショートカット候補をメニュー表示することができ、少ない操作で機能実行することができる。また、機器の特性に応じて操作ショートカットを事前登録しておくことにより、旧来の階層的なメニュー操作を辿る操作を行なうことなしに、目的とする操作を実行することができる。例えば、カーナビゲーションの場合には、施設名を事前登録しておくことで、深いメニュー階層を辿ることなく、検索窓に施設名の読みを数文字入力するだけで、施設を目的地に設定することができる。
なお、上記実施の形態3では、操作実行モードで作成した操作ショートカットデータに加えて、操作ショートカットデータ記憶部16に事前に登録した操作ショートカットデータも用いて、詳細種別による絞り込みと読みによる絞り込みを行なう構成としたが、詳細種別による絞り込みと読みによる絞り込みのうちの一方だけ行なう構成であってもよい。
10 短縮操作実行装置、11 操作選択部、12 操作実行部、13 操作ショートカット作成部、14 操作ショートカット文章生成部、15 文生成用語辞書、16 操作ショートカットデータ記憶部、17 操作ショートカット文章表示部。

Claims (5)

  1. 外部からの入力を受け付ける操作選択部と、
    機器に対する操作指示に従って当該機器に動作を実行させる操作実行部と、
    前記操作選択部で受け付けた前記操作指示の内容に応じた操作指示データを生成する操作ショートカット作成部と、
    前記操作ショートカット作成部により生成された操作指示データに基づき、前記操作指示の内容を説明する操作ショートカット説明文章を生成する操作ショートカット文章生成部と、
    前記操作指示データおよび前記操作ショートカット説明文章を対応付けて、操作ショートカットデータとして記憶する操作ショートカットデータ記憶部と、
    前記操作ショートカットデータ記憶部に記憶されている前記操作ショートカット説明文章を表示する操作ショートカット文章表示部とを備え、
    操作実行モードにおいて、前記操作実行部が前記操作選択部で受け付けた前記操作指示に従って前記機器に動作を実行させると共に、前記操作ショートカット作成部および前記操作ショートカット文章生成部が前記操作指示から操作ショートカットデータを生成して前記操作ショートカットデータ記憶部に記憶させ、
    操作ショートカット実行モードにおいて、前記操作ショートカット文章表示部が前記操作ショートカットデータ記憶部に記憶させてある前記操作ショートカット説明文章を表示して、前記操作選択部が前記操作ショートカット説明文章の選択指示の入力を受け付け、前記操作実行部が選択された前記操作ショートカット説明文章に対応する操作指示に従って前記機器に動作を実行させる短縮操作実行装置。
  2. 操作ショートカットデータ記憶部は、操作ショートカットデータを予め記憶していることを特徴とする請求項1記載の短縮操作実行装置。
  3. 操作ショートカット文章表示部は、操作指示の種別に応じて、操作ショートカット説明文章を分類して表示することを特徴とする請求項1または請求項2記載の短縮操作実行装置。
  4. 操作選択部は、操作ショートカット説明文章の表記または読みの一部の文字入力を受け付け、
    操作ショートカット文章表示部は、前記操作選択部により受け付けた入力文字を含む操作ショートカット説明文章を選択して表示することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の短縮操作実行装置。
  5. 操作指示の内容と対応した用語であって、操作ショートカット説明文章の構文構造を規定する用語を格納している文生成用語辞書を備え、
    操作ショートカット文章生成部は、前記文生成用語辞書を参照して、機器に対する操作指示の内容に対応した用語を選択し、当該用語の構文構造に従って操作ショートカット説明文章を生成することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の短縮操作実行装置。
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