JP2010160372A - 駆動装置、レンズ部品、及びカメラモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】移動対象物のスムーズな変位が阻害されること。
【解決手段】ピエゾ素子42が固設された伝達軸44とこの伝達軸44に摩擦係合する係合部45との相対的な位置関係の変化に応じてレンズホルダ31(レンズL1、L2)を変位させる駆動装置であって、レンズホルダ31の移動範囲を規制する規制手段を備える。伝達軸44は、レンズホルダ31の移動範囲を規制する輪状部を備える。このカメラモジュール150によれば、塗布される接着剤43によってレンズホルダ31(レンズL1、L2)のスムーズな変位が阻害されることを抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動装置、レンズ部品、及びカメラモジュールに関する。
近年、カメラ等の撮像装置は多種多様な製品に組み込まれている。携帯電話、ノートパソコン等といった小型な電子機器にカメラを実装する場合、カメラ自体の小型化も強く要求される。
カメラ内にはオートフォーカスレンズが組み込まれる場合がある。この場合、レンズを変位させるアクチュエータの小型化が強く望まれている。小型なアクチュエータとしては、圧電素子を駆動することで移動対象物を変位させるものが知られている(特許文献1参照)。このアクチュエータでは、圧電素子に対する電圧波形の印加に伴って生じる振動を、圧電素子に連結した軸体を介して、この軸体に摺動可能な状態で係合したレンズ鏡筒に伝達する。圧電素子に印加される電圧波形の波形を適切に設定することで、圧電素子の伸び速度と縮み速度とを異ならしめる。レンズ鏡筒と軸体間の摩擦、及びレンズ鏡筒の慣性によって、レンズ鏡筒は、圧電素子の伸縮状況に応じて変位したり、変位しなかったりする。
特許文献1では、圧電素子、及び圧電素子に連結した駆動軸を特殊なフレームで支持する構造が示されている。特許文献2では、錘を加えて駆動装置を形成した構造が開示されている。特許文献3にも、同様の駆動装置が開示されている。特許文献4には、ピエゾ素子と被駆動部材が摩擦当接することで生じる削りカスを集塵部材で飛散しないようにすることが開示されている。
特開2006−91210号公報 特許第2625567号 特開2002−95274号公報 特開2006−178490号公報
ところで、上述のアクチュエータでは、接着剤を介してピエゾ素子に対して軸体を固着させる場合がある。この場合、軸体に摩擦係合した移動対象物の移動に応じて、軸体に対する移動対象物の取り付け部分に接着剤が入りこむおそれがある。具体的には、移動対象物がピエゾ素子に近接すると、ピエゾ素子と軸体の連結部分に塗布された接着剤が、軸体に対する移動対象物の取り付け部分に入りこむおそれがある。軸体に対する移動対象物の取り付け部分に接着剤が入りこむと、軸体の長手方向に沿って移動対象物がスムーズに移動することが阻害されるおそれがある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、移動対象物のスムーズな変位が阻害されることを抑制することを目的とする。
本発明に係る駆動装置は、圧電素子が固設された駆動軸と当該駆動軸に摩擦係合する係合部との相対的な位置関係の変化に応じて移動対象物を変位させる駆動装置であって、前記移動対象物の移動範囲を規制する規制手段を備える。
前記規制手段は、前記係合部の移動範囲を規制する規制部を前記駆動軸に設けることで形成される、と良い。
前記規制部は、前記駆動軸の長手方向に交差する方向へ突出する、と良い。
前記規制部は、前記駆動軸に対して一体的に配設されている、と良い。
前記駆動軸には、前記移動対象物が直接的又は間接的に固設されている、と良い。
前記規制手段は、前記移動対象物と前記駆動軸間を連結する連結部によって形成される、と良い。
前記連結部は、前記移動対象物に対して直接的又は間接的に一体的に設けられている、と良い。
本発明に係るレンズ部品は、上述の駆動装置と、前記圧電素子の駆動に応じて変位するレンズと、を備える。
本発明に係るカメラモジュールは、上述のレンズ部品と、前記レンズを介して入力する像を撮像する撮像素子と、を備える。
本発明に係るカメラモジュールは、レンズと、前記レンズを保持する保持体と、前記レンズを介して入力する像を撮像する撮像素子と、前記保持体の外周に設けられ、圧電素子に対して駆動軸が連結した連結体と、前記レンズ又は前記撮像素子の少なくとも一方を少なくとも部分的に外囲する外囲器と、前記駆動軸に摩擦係合する係合部と、前記圧電素子の駆動に応じて前記圧電素子に対する相対的な位置関係が変化する前記係合部に当接することで前記係合部の移動範囲を規制する規制手段と、を備える。
前記規制手段は、前記駆動軸の長手方向に交差する方向へ突出する規制部を前記駆動軸に設けることで形成される、と良い。
前記駆動軸は、当該駆動軸の両端に対応づけて少なくとも2つの前記規制部を備える、と良い。
前記駆動軸の端部は、T字状である、と良い。
前記規制手段は、前記保持体と前記駆動軸を連結する連結部によって形成される、と良い。
付勢部材と、前記付勢部材により付勢されて前記駆動軸を押圧する押圧部材と、を更に備える、と良い。
前記押圧部材と前記駆動軸との間には空間が形成されている、と良い。
前記駆動軸は、互いに重ね合わされた状態の第1及び第2金型により形成された空間内に充填された液状材料を硬化することで製造され、互いに重ね合わされた状態の前記第1及び第2金型間に形成される境界線は、製造されるべき前記駆動軸の前記規制部に対応づけて設定されている、と良い。
本発明に係る駆動装置は、圧電素子と、前記圧電素子に固設されると共に、前記圧電素子の駆動に応じて前記圧電素子に対する相対的な位置が変化する係合部が摺動可能に係合する駆動軸と、前記係合部の移動範囲を規制する規制手段と、を備える。
本発明によれば、移動対象物のスムーズな変位が阻害されることを抑制することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、各実施の形態は、説明の便宜上、簡略化されている。図面は簡略的なものであるから、図面の記載を根拠として本発明の技術的範囲を狭く解釈してはならない。図面は、もっぱら技術的事項の説明のためのものであり、図面に示された要素の正確な大きさ等は反映していない。同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。上下左右といった方向を示す言葉は、図面を正面視した場合を前提として用いるものとする。
〔第1の実施の形態〕
以下、図1乃至図11を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、カメラモジュールの断面構成を示す概略的な模式図である。図2は、ガラスカバーとイメージセンサの貼り合せ構造を示す概略的な模式図である。図3は、係合部の概略的な構成を示す模式図である。図4は、伝達軸の概略的な構成を示す模式図である。図5は、輪状部を設けた効果を説明するための模式図である。図6は、駆動部のシステム構成を示す概略的なブロック図である。図7は、ピエゾ素子に印加される電圧波形を示す概略的な波形図である。図8は、伝達軸の製造方法を示す図である。図9は、比較例に係る伝達軸の製造方法を示す図である。図10は、携帯電話の構成を示す模式図である。図11は、携帯電話の前面の構成を示す模式図である。
図1に示すように、カメラモジュール(撮像装置)150は、フレキシブル配線基板10、ケース(外囲器)50、イメージセンサ(撮像素子)12、ガラスカバー(透明基板)15、レンズホルダ(保持体)31、ピエゾ素子(圧電素子)42、及び伝達軸(駆動軸)44を有する。レンズホルダ31は、光軸AXに沿って配置された複数のレンズL1、L2(移動対象物)を保持している。伝達軸44の上端は、ケース50に対して接着剤55によって固着されている。伝達軸44の下端は、ピエゾ素子42に対して接着剤43によって固着されている。なお、接着剤43、55は、一般的な樹脂材料からなる接着剤(例えば、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂等)である。ピエゾ素子42に対して伝達軸44が接着剤を介して連結することで連結体が形成される。
カメラモジュール150は、レンズホルダ31に保持されたレンズL1、L2を介して外部から入力する像をイメージセンサ12で撮像する。ピエゾ素子42の駆動に応じて、レンズホルダ31は、光軸AXに沿って前方又は後方に移動する。これによって、カメラモジュール150にオートフォーカス機能又はズーム機能を具備させることができる。
ケース50は、イメージセンサ12、ガラスカバー15、ピエゾ素子42、伝達軸44、及びレンズホルダ31を内部に収納する筒状体である。ケース50は、黒色の樹脂材料を金型等で成型することで製造される。黒色樹脂の金型成型によりカバーを製造することでカメラモジュール150の遮光性能を向上させることができる。より好ましくは、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、及びポリフタル酸アミド樹脂(PPA)等のリフロー耐熱性のある樹脂が良い。
ケース50は、隔壁部20a、天板部50a、及び側板部50bを有する。隔壁部20aは、側壁部50bから内側へ向かって延在する。隔壁部20aには、レンズL1、L2の光軸AXに対応する位置に開口が形成されている。隔壁部20aの上面には、ピエゾ素子42が固設している。なお、内側は光軸AXに向かう方向を示し、外側は光軸AXから離間する方向を示すものとする。
天板部50aには、レンズL1、L2の光軸AXに対応する位置に開口が形成されている。天板部50aに形成された開口を介して、外来の物体像がレンズL1、L2に入力する。なお、ケース50は、この形状に限定されるべきものではなく、他の様々な形状とすることができる。
フレキシブル配線基板10上には、光軸AXに沿って、イメージセンサ12、ガラスカバー15、及びレンズホルダ31が、この順で配置されている。
ガラスカバー15は、入力光に対して実質的に透明な板状部材である。なお、ガラス製のカバーに限らず、プラスチック製のカバーを採用しても良い。
ガラスカバー15は、フレキシブル配線基板10上に半田バンプ74を介して実装されている。半田バンプ74は、半田バンプ74のぬれ性に応じて、フレキシブル配線基板10に形成された電極パット75上に配置されている。ガラスカバー15をフレキシブル配線基板10に対して半田バンプ74を介して実装することで、フレキシブル配線基板10とガラスカバー15間の電気的な接続を確保しつつ両者を位置決めすることができる。半田バンプ74の大きさを調整することによって、イメージセンサ12とフレキシブル配線基板10との間に空間を確保している。これによってイメージセンサ12を安全に保持することができる。ガラスカバー15の背面には、イメージセンサ12が貼りあわされている。
イメージセンサ12は、CCD(Charge Coupled Device)センサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサといった一般的な固体撮像素子である。イメージセンサ12は、XZ平面にてマトリクス状に配置された複数の画素を画素配置領域12aに有する。各画素で光電変換をすることによって入力像を像データに変換して出力する。なお、イメージセンサ12の画素配置領域12aはガラスカバー15側に形成されている。
図2を参照して、ガラスカバー15に対するイメージセンサ12の実装方法について説明する。図2に模式的に示すように、イメージセンサ12は、半田バンプ85を介してガラスカバー15に取り付けられる。具体的には、イメージセンサ12の端子電極78は、半田バンプ85を介して、ガラスカバー15の背面に形成された配線パターン79に接続される。なお、半田バンプ85は、その濡れ性に応じて、絶縁層77から露出している配線パターン79と端子電極78間に配置される。配線パターン79は、絶縁層77の露出領域上の半田バンプ74を介してフレキシブル配線基板10上に形成された電極パット75に接続される。
ガラスカバー15に対してイメージセンサ12を貼り合わせることによって、イメージセンサ12の薄型化を図りつつ、その強度をガラスカバー15で補うことができる。これによって、イメージセンサ12の低価格化を図ることができる。なお、図2以外の図面では、ガラスカバー15に対するイメージセンサ12の実装方法は非常に簡略化して図示している。
図1に戻って説明をする。
ピエゾ素子42は、セラミックス層(圧電層)がy軸に沿って積層された一般的な圧電素子である。ピエゾ素子42の側面には、一対の端子電極が形成されている。ピエゾ素子42の一方の端子電極は、リード線を介して、フレキシブル配線基板10上の電極パット75に接続される。同様に、ピエゾ素子42の他方の端子電極は、リード線を介して、フレキシブル配線基板10上の電極パット75に接続される。一方の端子電極を接地させた状態で、他方の端子電極に電圧を印加することによってピエゾ素子42はy軸方向(光軸AXに沿う方向)に伸縮する。
ピエゾ素子42の上面には、伝達軸44の下端が接着剤43により固着されている。接着剤43は、エポキシ系等の熱硬化型の接着剤等を用いると良い。
伝達軸44は、ピエゾ素子42の上面に固着されている。具体的には、伝達軸44の下端面がピエゾ素子42の上面に載置された状態で、伝達軸44はピエゾ素子42に対して接着剤43を介して固着されている。
伝達軸44は、棒状軸体であって、ピエゾ素子42で生じた振動をレンズホルダ31に伝達する。伝達軸44は、軽量でかつ剛性が高いことが望ましい。伝達軸44は、例えば、ガラス状カーボン(アモルファスカーボン)、黒鉛(グラファイト)、エポキシ樹脂系等の熱硬化樹脂、カーボンガラスの繊維強化樹脂(FRP、CFRP、GFRP)、熱可塑性樹脂等を成形して製造される。伝達軸44の構成の詳細については図4を参照して説明する。
レンズホルダ31は、光軸AXに沿って順次配置されたレンズL1、L2を保持する。レンズホルダ31は、黒色の樹脂が金型等で成型されることで製造される。なお、レンズホルダ31に対するレンズL1、L2の組み込み方法は任意である。ここでは、レンズホルダ31に対してレンズL1、L2を圧入している。なお、図1では、レンズホルダ31によるレンズL1、L2の保持態様を簡略化して表示している。
係合部45は、レンズホルダ31の外周部に形成されている。ここでは、係合部45は、レンズホルダ31に一体的に形成されている。なお、レンズホルダ31と係合部45とを別体として形成しても良い。
係合部45aは、レンズホルダ31を伝達軸44に対して摩擦係合させる。係合部45bは、レンズホルダ31をケース50に形成されたレール24に対して摩擦係合させる。なお、摩擦係合とは、摺動可能な状態で係合している状態に等しい。
図3に伝達軸44に対する係合部45aの係合状態を示す。図3(a)に示すように、係合部45aは、平板部48に形成された開口内に、押え板(押圧部材)46及びバネ(付勢部材、弾性部材)47を有する。このように、係合部45aは、伝達軸44を受け入れる軸受け部を有し、軸受け部に受け入れられた伝達軸44を付勢する。これによって、係合部45aと伝達軸44が摩擦係合状態になる。これにより、レンズホルダ31と伝達軸44が摩擦係合状態になる。なお、平板部48は、レンズホルダ31に連結しているものとする。
図3(b)に示すように、押え板46aは、上面視形状がくの字状の部材である。押え板46aは、伝達軸44に対して2点で当接する。押え板46aは、例えば金属からなる。押え板46bは、押え板46aと同様の構成を有する。押え板46aと伝達軸44の間には空間OP6が形成される。押え板46bと伝達軸44との間には空間OP5が形成される。
バネ47は、押え板46bを外側から内側へ付勢する。バネ47によって付勢された押え板46bは、伝達軸44と押え板46aを内側へ押圧する。このようにして伝達軸44と係合部45aが摩擦係合した状態になる。このような係合状態とすることで、ピエゾ素子42の駆動に応じてレンズホルダ31を光軸AXに沿って変位させることができる。
係合部45bは、レール24を部分的に受け入れる受け部を有する。なお、レール24は、断面形状が凸状でありY軸に沿って延在する部材である。レール24は、ケース50に一体的に形成されている。
係合部45bに形成された受け部にレール24が部分的に受け入れられることで、係合部45bは、ケース50に対して摩擦係合した状態になる。レール24に対して係合部45bが摺動することによってレンズホルダ31の移動を安定にすることができる。
なお、フレキシブル配線基板10は、可撓性を有するシート状の配線基板である。フレキシブル配線基板10は、イメージセンサ12に入力される制御信号、及びイメージセンサ12から出力されるビデオ信号の伝送路として機能する。また、フレキシブル配線基板10は、ピエゾ素子42に入力される電圧信号(電圧波形)の伝送路として機能する。なお、ここでは、黒色のフレキシブル配線基板10を採用することで、カメラモジュール150内に迷光が侵入することを抑制している。
図4を参照して、伝達軸44の構成について説明する。図4(a)に示すように、伝達軸44は、軸状部(本体)44a、及び輪状部(規制部、規制手段)44bを有する。軸状部44aは、光軸AXに沿って長尺な円柱体である。輪状部44bは、上面視形状が輪状の輪状体である(図4(b)参照)。輪状部44bは、光軸AXに直交する方向に延在する。図4(b)に示すように、軸状部44aの上面視形状は円状であり、輪状部44bの上面視形状は輪状である。なお、伝達軸44の輪状部44bの両側面には突起44cが形成されているケースもある。なお、図4では、一方の側面のみを部分的に拡大している。この突起44cは図8で説明する製造方法に由来する。
本実施形態では、伝達軸44の下端近傍に円柱状の輪状部44bを設ける。輪状部44bは、係合部45の移動範囲を規制する規制部として機能する。別の表現をすれば、輪状部44bは、レンズL1、L2の移動範囲を規制する規制部として機能する。
図5に示すように係合部45の移動範囲を制限することで、係合部45が直接的に接着剤43に当接することを回避することができる。このようにして、伝達軸44に対する係合部45の取り付け部分(例えば、図3に示した開口OP5、開口OP6)に接着剤43が入り込むことを抑制することができる。結果として、接着剤43によってレンズホルダ31のスムーズな変位が阻害されることを抑制することができる。
また、上面視形状が輪状の輪状部44bを設けることで、伝達軸44の下端に塗布された接着剤43の上端側への移動を効果的に規制することができる。上面視形状が輪状の輪状部44bを採用することで、仮に係合部45が輪状部44bに勢い良く突き当たったとしても、接着剤43が輪状部44bを乗り越えて係合部45側へ移動することを効果的に抑制することができる。
更に、本実施形態では、輪状部44bの厚みTH5(図4参照)を50μm以上に設定する。これによって、伝達軸44に対する係合部45の取り付け部分に接着剤43が入りこむことを効果的に抑制し、接着剤43によってレンズホルダ31のスムーズな変位が阻害されることを効果的に抑制することができる。
更に、本実施形態では、軸状部44aと輪状部44bは、モールド成形によって、互いに一体的に連結している。これによって、係合部45aが強い勢いで輪状部44bに突き当たったとしても、軸状部44aに対する輪状部44bの相対的な位置が変化することが効果的に抑制される。なお、輪状部44bを鍔部として把握しても良い。
次に、図6を参照して、カメラモジュール150を動作させるためのシステム構成(アクチュエータの駆動部の構成)について説明する。図6に示すように、コントローラ80の出力は、パルス生成回路81に接続される。パルス生成回路81の出力は、ピエゾ素子82に接続される。
コントローラ80は、携帯電話90(図10参照)内に組み込まれたCPUであり、プログラムを実行して様々な指令を生成する。コントローラ80は、操作者による携帯電話90の操作に応じて、カメラモジュールの機能を活性化する。パルス生成回路81は、コントローラ80からの制御信号に応じて、ピエゾ素子82に印加される駆動パルスを生成する。このとき、カメラモジュールのオートフォーカス機能はオン状態にあり、また撮像素子も撮像モードになっている。なお、ピエゾ素子82は、上述のピエゾ素子42に対応する。
上述の点を前提としたうえで、図7を参照して、カメラモジュール150の動作(特にそのレンズホルダ31を変位させる動作)について説明する。ここでは、ノコギリ歯波形の駆動電圧をピエゾ素子42に印加する。なお、ノコギリ歯波形の駆動電圧の生成方法は、通常の回路技術を活用すれば容易に実現できる。
はじめに、図7(a)に示す駆動パルスをピエゾ素子42に印加する場合について説明する。なお、図7(a)に示す場合、駆動パルスは、立ち上がり期間TR1は、立ち下がり期間TR2に比べて短い。
駆動パルスの立ち上がり期間TR1に、レンズホルダ31は前方に変位する。他方、駆動パルスの立ち下がり期間TR2に、レンズホルダ31は変位しない。立ち上がり期間TR1が立ち下がり期間TR2よりも短い駆動パルスをピエゾ素子42に印加することによってレンズホルダ31を前方(物体側)に変位させることができる。なお、この動作説明に誤りがあったとしても、本発明の技術的範囲が狭く解釈されるべきものではない。
次に、図7(b)に示す駆動パルスをピエゾ素子42に印加する場合について説明する。なお、図7(b)に示す場合、駆動パルスは、立ち上がり期間TR3は、立ち下がり期間TR4に比べて長い。
駆動パルスの立ち上がり期間TR3に、レンズホルダ31は変位しない。他方、駆動パルスの立ち下がり期間TR4に、レンズホルダ31は後方に変位する。立ち上がり期間TR3が立ち下がり期間TR4よりも長い駆動パルスをピエゾ素子42に印加することによって、レンズホルダ31を後方(撮像素子側)に変位させることができる。
ここで、図8及び図9を参照して、伝達軸44の製造方法について説明する。図8に、伝達軸44の製造方法を示す。図9に、比較例に係る伝達軸の製造方法を示す。
まず、図8に示すように、金型200と金型205とを貼り合せる。次に、金型200と金型205との貼り合せによって形成された空間201内にゲート(通路)204を介して液状材料を注入する。このとき、金型200と金型205を加温すると良い。これによって、液状材料をスムーズに空間201に注入することができる。
次に、金型200、金型205を冷却し、空間201に充填された液状材料を硬化させる。そして、金型200を金型205から離間させて、成形体を金型205から取り出す。次に、成形された伝達軸44から、ゲート204に対応する部分を切り落とす。このようにして伝達軸44が製造される。なお、熱可塑性樹脂を用いた例であるが、これに限定されるものではない。
本実施形態では、金型200と金型205間の境界線PLを、成形される伝達軸44の輪状部44bに対応づけて設定する。より詳細には、境界線PLを輪状部44bの突出方向に一致させる。これによって、伝達軸44の形状精度が劣化することを効果的に抑制することができる。そして、意図せずに形成される突起によってレンズL1、L2が伝達軸44に沿ってスムーズに移動することが阻害されることを抑制することが可能になる。
上述の点について、図9を参照して補足説明をする。図9に示す場合、境界線PLは、伝達軸44の長手方向に一致する。この場合、金型210と金型215間の境界に形成されうる隙間に液状材料が入りこむことによって、伝達軸44の軸状部44aに不要な突起が形成されるおそれがある。この場合、伝達軸44に摩擦係合する係合部45aのy軸方向の移動が阻害されるおそれがある。
本実施形態では、上述のように、金型200と金型205間の境界線PLを、輪状部44bの突出方向に一致させる。これによって、軸状部44aに不要な突起が形成されることを抑制することができる。そして、伝達軸44に沿って係合部45がスムーズに変位することを確保することができる。
なお、本実施形態の場合にも、金型200と金型205間の境界に形成されうる隙間に液状材料が入りこむことによって不要な突起が形成されるおそれはある。しかしながら、係合部45が摩擦係合していない輪状部44bの側面に不要な突起が形成されるに留まるため、仮に不要な突起が形成されたとしても係合部45のスムーズな変位は妨げられることはない。
最後に、本実施形態に係るカメラモジュール150が組み込まれる携帯電話90について説明する。
カメラモジュール150は、図10に示す携帯電話(電子機器)90に組み込まれる。
図10に示すように、携帯電話90は、上側本体(第1部材)91、下側本体(第2部材)92、及びヒンジ93を有する。上側本体91と下側本体92とは、共にプラスチック製の平板部材であって、ヒンジ93を介して連結される。上側本体91と下側本体92とはヒンジ93によって開閉自在に構成される。上側本体91と下側本体92とが閉じた状態のとき、携帯電話90は上側本体91と下側本体92とが重ね合わされた平板状の部材になる。
上側本体91は、その内面に表示部94を有する。表示部94には、着信相手を特定する情報(名前、電話番号)、携帯電話90の記憶部に格納されたアドレス帳等が表示される。表示部94の下には液晶表示装置が組み込まれている。
下側本体92は、その内面に複数のボタン95を有する。携帯電話90の操作者は、ボタン95を操作することによって、アドレス帳を開いたり、電話を掛けたり、マナーモードに設定したりし、携帯電話90を意図したように操作する。携帯電話90の操作者は、このボタン95を操作することに基づいて、携帯電話90内のカメラモジュール150を起動する。
図11に、携帯電話90の前面(上面)の構成を示す。図9に示すように、上側本体91の前面には、表示領域96が形成されている。表示領域96に配置されたLEDが発光することで着信状態を操作者に報知することができる。上側本体91の前面の領域97には、上述のカメラモジュール150が組み込まれる。
〔第2の実施の形態〕
本発明の第2の実施形態について図12を参照して説明する。図12は、伝達軸のバリエーションを示す概略的な模式図である。
図12(a)に示すように、伝達軸44の上端に輪状部44bを設けても良い。これによって、ケース50と伝達軸44とを固着する接着剤55が、伝達軸44に対する係合部45の取り付け部分に入りこむことを効果的に抑制することができる。つまり、接着剤43ではなく、接着剤55に対して、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図12(b)に示すように、伝達軸44の下端に輪状部44b1を設け、伝達軸44の上端に輪状部44b2を設けても良い。この場合には、図12(a)で説明した効果と第1の実施形態で説明した効果を得ることができる。また、これに加えて、係合部45の移動範囲を効果的に制限することができる。
〔第3の実施の形態〕
本発明の第3の実施形態について図13を参照して説明する。図13は、伝達軸のバリエーションを示す概略的な模式図である。
図13に示すように、輪状部44bの上面上に軸状部44aを設けても良い。このような場合であっても第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、図13に示す場合、ピエゾ素子42に対する伝達軸44の当接面を広くとることができる。これによって、ピエゾ素子42に対して強固に伝達軸44を固設することができる。なお、図13に示すように、伝達軸44の側面視形状はT字状である。
〔第4の実施の形態〕
本発明の第4の実施形態について図14を参照して説明する。図14は、伝達軸のバリエーションを示す概略的な模式図である。
本実施形態では、図14に示すように、軸状部44aと輪状部44bとは別体である。そして、輪状部44bに軸状部44aを嵌め込むことで伝達軸44を製造する。このような場合であっても第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、この場合、輪状部44bに形成された開口の開口幅は、軸状部44aの直径よりも僅かに狭く設定されている。輪状部44bに形成された開口に軸状部44aを挿し込むことによって伝達軸44が完成する。
また、輪状部44bの幅w31を、ピエゾ素子42の幅w30よりも広くとる。これによって、接着剤43の這い上がりを効果的に抑制することができる。なお、この点は、第1乃至第3の実施形態の伝達軸44にも適用可能である。
〔第5の実施の形態〕
本発明の第5の実施形態について図15及び図16を参照して説明する。図15は、課題を説明するための説明図である。図16は、カメラモジュールの概略的な部分模式図である。
本実施形態では、第1乃至第4の実施形態とは異なり、レンズホルダ31、ピエゾ素子42、及び伝達軸44が、ケース50に対して可動する。このようなタイプのカメラモジュールであっても第1乃至第4の実施形態に開示された技術的特徴を適用することができる。
なお、上述のタイプのカメラモジュールでは、レンズホルダ31には支持板32が形成されている。支持板32は、レンズL1、L2の光軸から離間する方向に延在する板状部分である。ここでは、レンズホルダ31と支持板32は、一体的に成形されている。
支持板32には、伝達軸44の上端が挿入される開口が形成されている。伝達軸44は、支持板32に形成された開口に部分的に嵌め込まれた状態で支持板32に固着している。なお、支持板32に対して伝達軸44を固定する具体的な方法は任意である。接着により両者を固着しても良いし、嵌め合いによって両者を固着しても良い。
伝達軸44には、係合部45が摺動可能に係合している。なお、第1実施形態と同様の方法によって、係合部45と伝達軸44とは互いに摩擦係合している。なお、係合部45は、ケース50の内壁に固設されており、ケース50に対して変位不能な状態にある。
図15に示す場合、係合部45に対して伝達軸44が変位する過程で、係合部45と接着剤43とが当接してしまうおそれがある。この場合、伝達軸44に対する係合部45の取り付け部分(例えば、図3に示した開口OP5、開口OP6)に接着剤43が入り込むおそれがある。結果として、接着剤43によってレンズホルダ31のスムーズな変位が阻害されるおそれがある。
本実施形態では、第1の実施形態と同様に、伝達軸44は、軸状部(本体)44a、及び輪状部(規制部、規制手段)44bを有する。これによって、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。すなわち、伝達軸44に対する係合部45の取り付け部分に接着剤43が入り込むおそれを低減できる。結果として、接着剤43によってレンズホルダ31のスムーズな変位が阻害されることを抑制できる。
なお、本実施形態に開示したタイプのカメラモジュールでは、レンズホルダ31、伝達軸44、ピエゾ素子42を1つのレンズ部品として把握することができる。この場合、第1の実施形態に開示したタイプのカメラモジュールと比較して、レンズホルダ31に保持されるレンズL1、L2の光軸と伝達軸44の軸方向とのアライメントが比較的容易になる。
また、伝達軸44は、レンズホルダ31に対して支持板32を介して固設されている。この場合、第1の実施形態に開示したタイプのカメラモジュールと比較して、伝達軸44とピエゾ素子42間を連結させる際のアライメント誤差によってレンズの制御性が劣化することを効果的に解消することができる
〔第6の実施の形態〕
本発明の第6の実施形態について図17を参照して説明する。図17は、カメラモジュールの概略的な部分模式図である。本実施形態では、第5の実施形態とは異なり、伝達軸44は、輪状部44bを有しない。この代わりに、レンズホルダ31の外周の下端側に支持板(連結部、連結部材)32を設ける。
ピエゾ素子42の駆動に応じて係合部45に対して伝達軸44が変位したとしても、係合部45の移動範囲は新たに設けた板状部材32によって規制される。従って、伝達軸44に対する係合部45の取り付け部分に接着剤43が入り込むおそれを低減できる。結果として、接着剤43によってレンズホルダ31のスムーズな変位が阻害されることを抑制できる。つまり、このような場合であっても第5の実施形態と同様の効果を得ることができる。
一対の支持板32に伝達軸44を固設することによって、伝達軸44をレンズホルダ31に対して取り付ける。これによって、第5の実施形態と比較して、レンズホルダ31と伝達軸44の配置関係をより安定した状態とすることができる。レンズの光軸に対する伝達軸44のアライメント精度を高めることができる。
本発明の技術的範囲は上述の実施形態に限定されない。各実施形態は、それぞれが個々に独立したものではなく、適宜、実施形態同士の組み合わせが可能なものとして理解されるべきである。伝達軸に対してレンズホルダを取り付ける具体的な方法は任意である。規制部の具体的な構成は任意であり、輪状に限定されるべきではない。輪状部の具体的な形状は任意である。伝達軸は、円柱状に限らず、角柱状であっても良い。上ピエゾ素子と伝達軸間の連結方法は任意である。駆動装置は、他の用途にも適用できる。伝達軸に輪状部を設ける以外の方法を採用してレンズの移動範囲を規制しても良い。
本発明の第1の実施形態にかかるカメラモジュールの断面構成を示す概略的な模式図である。 本発明の第1の実施形態にかかるガラスカバーとイメージセンサの貼り合せ構造を示す概略的な模式図である。 本発明の第1の実施形態にかかる係合部の概略的な構成を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態にかかる伝達軸の概略的な構成を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態にかかる輪状部を設けた効果を説明するための模式図である。 本発明の第1の実施形態にかかる駆動部のシステム構成を示す概略的なブロック図である。 本発明の第1の実施形態にかかるピエゾ素子に印加される電圧波形を示す概略的な波形図である。 本発明の第1の実施形態にかかる伝達軸の製造方法を示す図である。 比較例に係る伝達軸の製造方法を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる携帯電話の構成を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態にかかる携帯電話の前面の構成を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態にかかる伝達軸のバリエーションを示す概略的な模式図である。 本発明の第3の実施形態にかかる伝達軸のバリエーションを示す概略的な模式図である。 本発明の第4の実施形態にかかる伝達軸のバリエーションを示す概略的な模式図である。 本発明の第5の実施形態にかかる課題を説明するための説明図である。 本発明の第5の実施形態にかかるカメラモジュールの部分模式図である。 本発明の第6の実施形態にかかるカメラモジュールの部分模式図である。
150 カメラモジュール

10 フレキシブル配線基板
12 イメージセンサ
12a 画素配置領域
15 ガラスカバー
20a 隔壁部
24 レール
31 レンズホルダ
42 ピエゾ素子
43 接着剤
44 伝達軸
44a 軸状部
44b 輪状部

45(45a、45b) 係合部
46(46a、46b) 押え板
47 バネ
48 板状部材
50 ケース
50b 側板部
50a 天板部
55 接着剤
74 半田バンプ
75 電極パット
77 絶縁層
78 端子電極
79 配線パターン
85 半田バンプ

Claims (18)

  1. 圧電素子が固設された駆動軸と当該駆動軸に摩擦係合する係合部との相対的な位置関係の変化に応じて移動対象物を変位させる駆動装置であって、前記移動対象物の移動範囲を規制する規制手段を備える、駆動装置。
  2. 前記規制手段は、前記係合部の移動範囲を規制する規制部を前記駆動軸に設けることで形成されることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記規制部は、前記駆動軸の長手方向に交差する方向へ突出することを特徴とする請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記規制部は、前記駆動軸に対して一体的に配設されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の駆動装置。
  5. 前記駆動軸には、前記移動対象物が直接的又は間接的に固設されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  6. 前記規制手段は、前記移動対象物と前記駆動軸間を連結する連結部によって形成されることを特徴とする請求項5に記載の駆動装置。
  7. 前記連結部は、前記移動対象物に対して直接的又は間接的に一体的に設けられていることを特徴とする請求項6に記載の駆動装置。
  8. 請求項1に記載の駆動装置と、
    前記圧電素子の駆動に応じて変位するレンズと、
    を備えることを特徴とするレンズ部品。
  9. 請求項8に記載のレンズ部品と、
    前記レンズを介して入力する像を撮像する撮像素子と、
    を備えることを特徴とするカメラモジュール。
  10. レンズと、
    前記レンズを保持する保持体と、
    前記レンズを介して入力する像を撮像する撮像素子と、
    前記保持体の外周に設けられ、圧電素子に対して駆動軸が連結した連結体と、
    前記レンズ又は前記撮像素子の少なくとも一方を少なくとも部分的に外囲する外囲器と、
    前記駆動軸に摩擦係合する係合部と、
    前記圧電素子の駆動に応じて前記圧電素子に対する相対的な位置関係が変化する前記係合部に当接することで前記係合部の移動範囲を規制する規制手段と、
    を備える、カメラモジュール。
  11. 前記規制手段は、前記駆動軸の長手方向に交差する方向へ突出する規制部を前記駆動軸に設けることで形成されることを特徴とする請求項10に記載のカメラモジュール。
  12. 前記駆動軸は、当該駆動軸の両端に対応づけて少なくとも2つの前記規制部を備えることを特徴とする請求項11に記載のカメラモジュール。
  13. 前記駆動軸の端部は、T字状であることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
  14. 前記規制手段は、前記保持体と前記駆動軸を連結する連結部によって形成されることを特徴とする請求項10に記載のカメラモジュール。
  15. 付勢部材と、
    前記付勢部材により付勢されて前記駆動軸を押圧する押圧部材と、
    を更に備えることを特徴とする請求項10乃至14のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
  16. 前記押圧部材と前記駆動軸との間には空間が形成されていることを特徴とする請求項15に記載のカメラモジュール。
  17. 前記駆動軸は、互いに重ね合わされた状態の第1及び第2金型により形成された空間内に充填された液状材料を硬化することで製造され、
    互いに重ね合わされた状態の前記第1及び第2金型間に形成される境界線は、製造されるべき前記駆動軸の前記規制部に対応づけて設定されていることを特徴とする請求項10乃至16のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
  18. 圧電素子と、
    前記圧電素子に固設されると共に、前記圧電素子の駆動に応じて前記圧電素子に対する相対的な位置が変化する係合部が摺動可能に係合する駆動軸と、
    前記係合部の移動範囲を規制する規制手段と、
    を備える駆動装置。
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