JP2010243557A - 駆動装置、画像取得装置、及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動装置が組み込まれる装置の小型化を図ること。
【解決手段】ピエゾ素子42の駆動に応じて所定の軸線に沿って一方及び他方へレンズホルダ31を変位させる駆動装置であって、ピエゾ素子42に対して伝達軸44が連結した連結体と、伝達軸44の長手方向に沿って伝達軸44が摺動可能な状態で伝達軸44を保持する筐体20と、を備える。連結体は、少なくともレンズホルダ31の移動方向の一方側へレンズホルダ31よりも突出していない状態で、レンズホルダ31に対して固定されている。連結体は、レンズホルダ31の移動方向の他方側へレンズホルダ31よりも突出していない状態で、レンズホルダ31に対して固定されている、と良い。
【選択図】図6

Description

本発明は、駆動装置、画像取得装置、及び電子機器に関する。
近年、カメラ等の撮像装置は多種多様な製品に組み込まれている。携帯電話、ノートパソコン等といった小型な電子機器にカメラを実装する場合、カメラ自体の小型化も強く要求される。
カメラ内にはオートフォーカスレンズが組み込まれる場合がある。この場合、レンズを変位させるアクチュエータの小型化が強く望まれている。小型なアクチュエータとしては、圧電素子を駆動することで移動対象物を変位させるものが知られている(特許文献1参照)。特許文献1では、板ばねでピエゾ素子を付勢して、ピエゾ素子と軸部材とを互いに係合させる方式が開示されている。
特開2006−178490号公報
レンズホルダに対して伝達軸を固着するタイプのアクチュエータでは、レンズホルダの移動方向の一方側へピエゾ素子又は伝達軸がレンズホルダから突出した状態で組み立てられる場合がある。ピエゾ素子の駆動に応じてレンズホルダは変位するため、上述のようにピエゾ素子又は伝達軸がレンズホルダから突出する場合、この突出部分の移動空間も確保する必要が生じ、これに応じてアクチュエータが組み込まれる装置の小型化が阻害されてしまう場合がある。
上述の説明から明らかなように、本発明は、駆動装置が組み込まれる装置の小型化を図ることを目的とする。
本発明に係る駆動装置は、圧電素子の駆動に応じて所定の軸線に沿って一方及び他方へ移動対象物を変位させる駆動装置であって、前記圧電素子に対して駆動軸が連結した連結体と、前記駆動軸の長手方向に沿って前記駆動軸が摺動可能な状態で前記駆動軸を保持する固定側部材と、を備え、前記連結体は、少なくとも前記移動対象物の移動方向の一方側へ前記移動対象物よりも突出していない状態で、前記移動対象物に対して固定されている。
前記連結体は、前記移動対象物の移動方向の他方側へ前記移動対象物よりも突出していない状態で、前記移動対象物に対して固定されている、と良い。
前記駆動軸の長手方向に沿う前記連結体の幅は、前記駆動軸の長手方向に沿う前記移動対象物の幅以下である、と良い。
前記駆動軸の長手方向と前記移動対象物の移動方向とは、実質的に平行関係にある、と良い。
前記移動対象物は、前記駆動軸が挿入される開口を有する支持部を備え、前記駆動軸は、前記支持部の前記開口に挿し込まれた状態で、前記移動対象物に対して位置決めされる、と良い。
前記圧電素子は、前記駆動軸の一端側へ配置されており、前記駆動軸の他端は、前記支持部の前記開口内に位置する、と良い。
前記圧電素子と前記支持部との間には、これらを固着する接着剤が塗布されている、と良い。
前記圧電素子は、前記支持部に対して当接している、と良い。
前記固定側部材に対する前記支持部の当接によって、前記移動対象物の移動範囲が制限される、と良い。前記圧電素子は、前記駆動軸の一端側へ配置されており、前記駆動軸の他端は、前記支持部とほぼ面一に位置する、と良い。また、前記移動対象物は、前記駆動軸が挿入される開口を有する第1の支持部材と第2の支持部材を備え、前記駆動軸は、前記第1の支持部材と前記第2の支持部材の前記開口に挿し込まれた状態で、前記移動対象物に対して位置決めされ、前記固定側部材は前記駆動軸を前記第1の支持部材と前記第2の支持部材の間でしゅう動可能な状態で保持している、と良い。さらに、前記第1の支持部は前記移動対象物の一端面近傍に設けられ、前記第2の支持部は前記移動対象物の他端面から前記圧電素子の厚みだけ離れた位置に設けられている、と良い。
前記移動対象物は、レンズを保持したレンズ保持体であり、前記固定側部材は、前記レンズ保持体を少なくとも部分的に外囲する外囲器である、と良い。
本発明に係る画像取得装置は、上記駆動装置と、前記レンズを介して入力する像を撮像する撮像手段と、を備える。本発明に係る電子機器は、上記画像取得装置を備える。
本発明に係る駆動装置は、圧電素子の駆動に応じて所定の軸線に沿って一方及び他方へ移動対象物を変位させる駆動装置であって、前記圧電素子に対して駆動軸が連結した連結体と、前記駆動軸の長手方向に沿って前記駆動軸が摺動可能な状態で前記駆動軸を保持する軸保持部と、前記軸保持部が固設され、少なくとも前記移動対象物を部分的に外囲する筐体と、を備え、前記連結体は、少なくとも前記移動対象物の移動方向の一方側へ前記移動対象物よりも突出していない状態で、前記移動対象物に対して固定されている。
前記移動対象物は、前記駆動軸を移動不能な状態で支持する支持部を備え、前記支持部と前記軸保持部間の当接によって前記移動対象物の移動が規制された状態のとき、前記移動対象物及び前記圧電素子は前記筐体に対して当接しない、と良い。
前記移動対象物は、前記駆動軸を移動不能な状態で支持する支持部を備え、前記支持部と前記軸保持部間の当接によって前記移動対象物の移動が規制された状態のとき、前記移動対象物の移動方向に交差する方向に延在する前記筐体及び前記移動対象物の面間の間隔は、前記移動対象物の移動方向に交差する方向に延在する前記筐体及び前記ピエゾ素子の面間の間隔以上である、と良い。
本発明によれば、駆動装置が組み込まれる装置の小型化を図ることができる。
本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールの概略的な斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールの概略的な部分分解斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるレンズユニットの概略的な斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールの概略的な上面図である。 本発明の第1実施形態にかかるカメラモジュールの概略的な断面図である。 本発明の第1の実施形態にかかるカメラモジュールの概略的な模式図である。 本発明の第1の実施形態にかかるカメラモジュールの概略的な模式図である。 本発明の第1の実施形態にかかる軸保持部の概略的な構成を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態にかかるカメラモジュールの効果を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかるレンズホルダに対する伝達軸の取付け態様を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかるレンズホルダに対する圧電素子の取付け方法を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる駆動部の概略的な構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態にかかる圧電素子に入力される駆動電圧の波形を示す波形図である。 本発明の第1の実施形態にかかる駆動電圧生成回路の概略的な回路図である。 本発明の第1の実施形態にかかる駆動電圧生成回路の動作を説明するための表である。 本発明の第1の実施形態にかかるデューティー比を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかるレンズユニットの組み立て方法を示す概略的な工程図である。 本発明の第1の実施形態にかかるレンズユニットの組み立て方法を示す概略的な工程図である。 本発明の第1の実施形態にかかるレンズユニットの組み立て方法を示す概略的な工程図である。 本発明の第1の実施形態にかかる携帯電話の概略的な模式図である。 本発明の第1の実施形態にかかる携帯電話の概略的な模式図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、各実施の形態は、説明の便宜上、簡略化されている。図面は簡略的なものであるから、図面の記載を根拠として本発明の技術的範囲を狭く解釈してはならない。図面は、もっぱら技術的事項の説明のためのものであり、図面に示された要素の正確な大きさ等は反映していない。同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。上下左右といった方向を示す言葉は、図面を正面視した場合を前提として用いるものとする。
〔第1の実施の形態〕
図1乃至図5に示すように、カメラモジュール(カメラ部品)150は、配線基板10、コネクタ11、透明基板13、筐体(外囲器)20、レンズユニット(レンズ部品)30、及び蓋50を有する。図5に示すように、カメラモジュール150は、イメージセンサ(撮像素子、撮像手段)12を更に備える。
カメラモジュール150は、レンズホルダ31に保持されたレンズL1、L2を介して外部から入力する像をイメージセンサ12で撮像する。ピエゾ素子42の駆動に応じて、レンズホルダ31は、光軸AXに沿って順方向又は逆方向に移動する(図2参照)。これによって、カメラモジュール150にオートフォーカス機能又はズーム機能を具備させることができる。
図1及び図2に示すように、配線基板10の一端にはコネクタ11が配置されている。配線基板10の他端には、透明基板13に対してイメージセンサ12が貼り合わされた撮像モジュールが配置されている。イメージセンサ12上には、透明基板13、筐体20、レンズユニット30、及び蓋50が、この順で配置される。筐体20は、移動対象物であるレンズユニット30(又は後述のレンズL1、L2)からみて移動しない状態(固定状態)にある固定側部材として機能する。
配線基板10は、可撓性を有するシート状の配線基板である。配線基板10は、イメージセンサ12に入力される制御信号、及びイメージセンサ12から出力されるビデオ信号の伝送路として機能する。また、配線基板10は、ピエゾ素子42に入力される駆動電圧信号の伝送路として機能する。なお、ここでは、黒色の配線基板10を採用することで、カメラモジュール150内に迷光が侵入することを抑制している。
コネクタ11は、カメラモジュール150を本体機器に電気的及び機械的に固定するための接続部分を形成する。
イメージセンサ12は、CCD(Charge Coupled Device)センサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサといった一般的な固体撮像素子である。イメージセンサ12は、XZ平面にてマトリクス状に配置された複数の画素を有する。各画素で光電変換をすることによって入力像を像データに変換して出力する。
透明基板13は、入力光に対して実質的に透明な板状部材である。透明基板13の上面視形状は方形である。透明基板13の背面に、イメージセンサ12がバンプ接続している。
筐体20は、イメージセンサ12、ピエゾ素子42、伝達軸44、軸保持部材45、及びレンズホルダ31を内部に収納する筒状体である。筐体20は、透明基板13上に配置される。筐体20は、透明基板13を下部空間で収納し、レンズユニット30を上部空間で収納する。筐体20の採用により、カメラ機能のモジュール化を図ることができる。
筐体20は、黒色の樹脂材料を金型等で成型することで製造される。黒色樹脂の金型成型によって製造することでカメラモジュール150の遮光性能を向上させることができる。より好ましくは、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、及びポリフタル酸アミド樹脂(PPA)等のリフロー耐熱性のある樹脂を用いると良い。
筐体20の内部に外来光が侵入することを抑制するために、筐体20の下端面は、黒色の接着剤を介して配線基板10に固定されている。筐体20は、レンズL1、L2から見て位置的に固定された固定側部材である。
筐体20の内壁にはレール24が設けられている。レール24は、y軸方向に延在する凸状部分である。レンズホルダ31の外周に形成されたレール受け部35にレール24は受け入れられる。なお、レール受け部35には、レール24の凸部に対応して凹部が形成されている。ピエゾ素子42の駆動に応じて、レンズホルダ31は、レール24に対して当接しながらレール24上を移動する。レール24にガイドされながらレンズホルダ31が移動することで、レンズホルダ31の移動を安定化することができる。筐体20の内壁には軸保持部材45が固設されている。
図3に示すように、レンズユニット30は、レンズホルダ(保持体)31、ピエゾ素子(圧電素子)42、伝達軸(駆動軸)44、及び軸保持部材45を有する。図5に示すように、レンズユニット30は、レンズL1、L2を更に有する。レンズホルダ31は、レンズL1、L2から離間する方向へ存在する平板部(支持部)32を有する。
伝達軸44は、レンズホルダ31に固設されている。具体的には、伝達軸44は、平板部32a及び平板部32bにより移動不能に保持されている。平板部32と伝達軸44間は、接着剤43により固着されている。本実施形態では、平板部32bは、レンズホルダ31の下面に対応付けられて配置され、平板部32aはレンズホルダ31の上面と下面間の中間部分に対応付けられて配置されている。これによって、ピエゾ素子42がレンズホルダ31から上方へ突出しない態様で、平板部32a上にピエゾ素子42の配置空間を確保することができる。
軸保持部材45は、筐体20の側壁部に設けられている。軸保持部材45は、伝達軸44がy軸に沿って摺動可能な状態で伝達軸44を保持し、伝達軸44を筐体20に対して摩擦係合させる。なお、摩擦係合とは、摺動可能な状態で係合している状態に等しい。軸保持部材45は、レンズL1、L2から見て位置的に固定された固定側部材であり、伝達軸44と筐体20間を係合させる係合部として機能する。レンズホルダ31、ピエゾ素子42、及び伝達軸44は、相対的な位置関係が固定されている。これらは、軸保持部材45に対して相対的に移動可能となっている。
レンズホルダ31は、レンズL1、L2を内部に保持し収容する。レンズユニット30は、ピエゾ素子42の駆動に応じて、y軸(レンズL1、L2の光軸に一致する軸線)に沿って移動可能である(但し、軸保持部材45を除く)。イメージセンサ12の撮像面に対するレンズL1、L2の配置高さを調整することで、意図したように被写体像をイメージセンサ12の撮像面に結像させることができる。なお、軸保持部材45を、筐体20に対してレンズホルダ31を連結させるための連結部材(連結部)と把握することもできる。
レンズホルダ31の外周には、一端にピエゾ素子42が固着した伝達軸44、及び伝達軸44に摩擦係合した軸保持部材45が配置される。なお、ピエゾ素子42及び伝達軸44は、軟硬化性の接着剤による接着によって、互いに連結している。ただし、嵌め合いによって両者を互いに連結させても良い。
レンズホルダ31の外周面には、y軸方向に所定の間隔をおいて配置された2つの平板部32a、32bが形成されている。平板部32a、32bは、レンズホルダ31の外側に延出する延在部である。平板部32a、32bはレンズホルダ31と一体であることが好ましいが、レンズホルダ31と別体としても良い。
平板部32a、32bの間には、伝達軸33に係合した軸保持部材45が配置されている。平板部32a、32b、軸保持部材45の各部材には、伝達軸33が挿通される開口が形成されている。平板部32a、32b間に軸保持部材45を配置した状態で、これらの部材の開口に対して伝達軸44を挿入する。これによって、伝達軸44を介して、レンズホルダ31と軸保持部材45が連結される。
平板部32bに形成された開口は、伝達軸44の径よりも僅かに狭い。平板部32bに形成された開口に圧力をかけて伝達軸44を嵌め込むことによって、平板部32bに対して伝達軸44を固定することができる。平板部32aの開口径も、平板部32bと同様である。
上述の構成を採用することによって、平板部32a、32bで伝達軸44をきつく保持することができる。換言すれば、伝達軸44と平板部32a、32b夫々間の振動伝達度を高くすることができる。このようにして、レンズホルダ31を効率的に変位させることが可能になる。
圧入以外の方法を採用する場合、接着剤を適切に選定することで上述の場合と同様の効果を得ることができる。例えば、熱硬化性のエポキシ系接着剤を採用すると良い。
また、軸保持部材45を挟んで平板部32a、32bで伝達軸44を固定支持することで、レンズホルダ31の移動範囲を規制することができる。但し、このような2点支持に限らず、平板部32a又は平板部32bのみで伝達軸44を支持しても良い。なお、レンズホルダ31とピエゾ素子42の上面とを平板部を介して連結しても良い。
上述のように、レンズホルダ31は、レンズL1、L2を保持する。レンズL1、L2は、レンズホルダ31の開口への圧入によってレンズホルダ31に組み込まれている。具体的には、レンズホルダ31の開口径をレンズL1、L2の径と同程度に設定し、レンズL1、L2をレンズホルダ31の開口内に圧力をかけて入れ込む。このようにして、レンズホルダ31に対してレンズL1、L2は組み込まれる。なお、レンズホルダ31の上板部には、開口が形成されている。レンズホルダ31の上板部は、光学的に絞りとして機能する。
ピエゾ素子42は、セラミックス層(圧電層)がy軸に沿って積層された一般的な圧電素子である。ピエゾ素子42の側面には、一対の端子電極が形成されている。ピエゾ素子42の一方の端子電極は、リード線を介して、配線基板10上の電極パットに接続される。同様に、ピエゾ素子42の他方の端子電極は、リード線を介して、配線基板10上の電極パットに接続される。一方の端子電極を接地させた状態で、他方の端子電極に電圧を印加することによってピエゾ素子42はy軸方向(光軸AXに沿う方向)に伸縮する。
伝達軸44は、ピエゾ素子42の下面に固定されている。具体的には、伝達軸44の上端面がピエゾ素子42の下面に載置された状態で、伝達軸44はピエゾ素子42に対して接着剤を介して固定されている。なお、接着剤以外の方法で、伝達軸44をピエゾ素子42に対して固定しても構わない。例えば、ピエゾ素子と同じ断面形状を有し、上部に伝達軸が嵌合しうる凹部を有するアタッチメントをピエゾ素子42上に配し、これを介在させて、伝達軸44とピエゾ素子42とを結合するようにしても良い。なお、ピエゾ素子42と伝達軸44を連結させる方法は任意である。伝達軸44の側面に対してピエゾ素子42を当接させて、両者を連結させても良い。
伝達軸44は、ピエゾ素子42で生じた振動を軸保持部材45に伝達する。軸保持部材45は筐体20に連結され、位置的に固定されている。伝達軸44は、ピエゾ素子42で生じた振動を軸保持部材45を介して筐体20に伝達する。軸保持部材45は筐体20に対して固定されているため、ピエゾ素子42で生じた振動によって、ピエゾ素子42、伝達軸44、及びレンズホルダ31が軸保持部材45に対して移動する。
伝達軸44は、y軸を長手方向とする棒状体であって、ピエゾ素子42で生じた振動を伝達する。伝達軸44の長手方向は、レンズL1、L2の光軸AXと実質的に平行な関係にある。伝達軸44は、ガラス状炭素、繊維強化樹脂、エポキシ樹脂から成型すると良い。特に黒鉛を含有するガラス状炭素複合材、カーボンを含有する繊維強化樹脂やガラス、カーボンを含有するエポキシ樹脂複合材が特に好ましい。
伝達軸44は、軽量でかつ剛性が高いことが望ましい。好ましくは、伝達軸44は、比重2.1以下の材料からなる。より好ましくは、伝達軸44は、比重2.1以下であり、弾性率20GPa以上の材料からなる。更に好ましくは、伝達軸44は、比重2.1以下であり、弾性率30GPa以上の材料からなる。伝達軸44の材質を上述のように設定することによって、共振周波数を高周波側へシフトさせることができ、連続した使用可能周波数帯域を得ることが確認できている。なお、ピエゾ素子42に対して伝達軸44が接着剤を介して連結することで連結体が形成される。ピエゾ素子42と伝達軸44間の連結方法は任意である。
図5を参照して更に説明する。透明基板13の背面には、配線パターンが予め形成されている。透明基板13とイメージセンサ12間には、複数の半田バンプ(不図示)が配置される。すなわち、イメージセンサ12は、透明基板13に対してバンプ実装されている。イメージセンサ12は、半田バンプを介して透明基板13に対して機械的に固定されると共に、半田バンプを介して透明基板13の配線に電気的に接続される。なお、イメージセンサ12の受光面は、透明基板13側に配置されている。
イメージセンサ12と透明基板13との間の距離(離間距離)は、上述の半田バンプの大きさによって決定される。半田バンプの大きさを適宜制御することで、イメージセンサ12と透明基板13との位置決めを正確に行うことが可能である。また、複数の半田バンプにより位置決めすることから、イメージセンサ12と透明基板13との離間距離が平均化される。
透明基板13は、配線基板10に対してバンプ接続される。つまり、透明基板13は、半田バンプを介して配線基板10に固定されると共に電気的に接続される。なお、透明基板13と配線基板10間の半田バンプによって、イメージセンサ12と配線基板10間にスペースが確保される。換言すると、透明基板13と配線基板10間の半田バンプは、イメージセンサ12と配線基板10間に空間を形成するためのスペーサとして機能している。
図5に示すように、筐体20には、その上部空間及び下部空間を隔てる隔壁部22が設けられている。隔壁部22の背面側には、リブ(位置規制部)22a、22bが形成されている。これによって、筐体20を透明基板13上に配置するときに上方から透明基板13を押さえ込み、透明基板13を好適に位置決めすることができる。なお、リブ22a、22bを設けずに直接的に筐体20で上方向から透明基板13の配置位置を規制しても良い。隔壁部22には、上下の空間を光学的に連絡するための開口OP2が形成されている。開口OP2は、光学的な意味での開口であれば足りる。なお、隔壁部22を設けることは任意であり、レンズホルダ31をイメージセンサ12上に配置しても良い。
透明基板13を好適に位置決めするために、透明基板13の側面に対向するリブ(不図示)を筐体20に形成させても良い。これによって、筐体20を透明基板13上に配置するときに、好適に横方向から透明基板13の配置位置を規制することができ、透明基板13を好適に位置決めすることができる。なお、このようなリブを設けずに直接的に筐体20で横方向から透明基板13の配置位置を規制しても良い。
図5に示すように、配線基板10の下には、補強板15が配置されている。補強板15は、ポリイミド等の樹脂材料からなる。補強板15は、黒色である。補強板15を配置することで、カメラモジュール150の内部に外来光が入射することを好適に抑制することができる。また、ここでは、外来光の悪影響を更に抑制するため、黒色の配線基板10を採用している。
蓋50は、筐体20に対して取り付けられる。これによって、筐体20の上部空間に配置されたレンズユニット30を筐体20内に閉じ込めることができる。なお、蓋50には、レンズL1、L2の光軸AXに対応する位置に開口OP1が形成されている。蓋50に形成された開口OP1のx軸に沿う幅は、レンズホルダ31の上端部分のx軸に沿う幅よりも広い。レンズホルダ31を部分的に開口OP1に受け入れさせることによって、カメラモジュール150の薄型化を図ることができる。
好適には、蓋50は、ネジによって筐体20に取り付けられる。蓋50を筐体20に対して接着固定するのではなく、ネジで固定することによって、筐体20に対する蓋50の着脱が可能になる。これによって、動作テストで不良と判定されたカメラモジュール150の不良原因をテスト後に取り除くこと等が可能になる。例えば、イメージセンサ12の撮像面上に入り込んだゴミを動作テスト後に取り除くことでカメラモジュールの歩留まりを向上させることができる。なお、蓋50は、例えば、樹脂がモールド成形されて製造される。
次に、図6及び図7を参照してカメラモジュール150の構成について更に説明する。なお、図6及び図7は、カメラモジュール150の概略的な模式図である。図6は、レンズホルダ31が最も物体側に位置する状態を示す。図7は、レンズホルダ31が最もイメージセンサ12側に位置する状態を示す。図6以降の図では、図1乃至図5とは異なるxyz座標を設定している。
図6及び図7では、図1乃至図5の変形例として、隔壁部22に形成された開口OP2には、IRカットフィルタ板55が設けられる。近赤外線、赤外線といった非可視光線を遮断することによって、イメージセンサ12で撮像する像にノイズ成分が重畳することを効果的に抑制することができる。
図6に示すように、本実施形態では、ピエゾ素子42及び伝達軸44の連結体のy軸に沿う幅Taは、レンズホルダ31のy軸に沿う幅Tb以下である。換言すると、Ta:ピエゾ素子及び伝達軸からなる連結体のy軸に沿う幅、Tb:レンズホルダのy軸に沿う幅としたとき、Ta≦Tbを満足する。また、図6に示すレンズホルダ31が最も物体側に位置する状態のとき、蓋50の下面とピエゾ素子42の上面間の間隔Tcは、蓋50の上面とレンズホルダ31の上面間の間隔Td以下である。換言すると、Tc:蓋の下面とピエゾ素子42の上面間の間隔、Td:蓋の上面とレンズホルダ31の上面間の間隔としたとき、Tc≦Tdを満足する。
このように設定することによって、カメラモジュール150を効果的に薄型化することができる。なお、軸保持部材45と平板部32a間の当接によって、レンズホルダ31の物体側の位置が規制されている。また、軸保持部材45と平板部32b間の当接によって、レンズホルダ31のイメージセンサ側の位置が規制されている。軸保持部材45の位置を適切に設定することによって、隔壁部22がない場合にも、イメージセンサ12にイメージセンサ12に当接しないように設定することができる。
なお、蓋50にレンズホルダ31を受け入れ可能な開口OP1が形成されていない場合、上述の間隔Tdは、蓋50の下面とレンズホルダ31の上面間の間隔に相当する。
図8に軸保持部材45の構成を示す。図8(a)は、軸保持部材45の概略断面構成を示す模式図であり、図8(b)は、軸保持部材45の部分的な概略上面構成を示す模式図である。
軸保持部材45は、伝達軸44が挿通される開口部を有する。軸保持部材45は、開口部に挿通された伝達軸44を後述の付勢機構によって付勢することで伝達軸44を保持する。なお、付勢機構として、板バネ等の他の手段を活用しても良い。
図8(a)に示すように、軸保持部材45は、平板部48、押え板(押圧部材)46及びバネ(付勢部材、弾性部材)47を有する。押え板46及びバネ47は、平板部48に形成された開口内に配置される。
図8(b)に示すように、押え板46aは、上面視形状がくの字状の部材である。押え板46aは、伝達軸44に対して2点で当接する。押え板46aは、好適には金属からなる。押え板46bは、押え板46aと同様の構成を有する。押え板46aと伝達軸44の間には空間OP6が形成される。押え板46bと伝達軸44との間には空間OP5が形成される。
バネ47は、押え板46bを外側から内側へ付勢する。バネ47によって付勢された押え板46bは、伝達軸44と押え板46aを内側へ押圧する。このようにして伝達軸44と平板部48が摩擦係合し、レンズホルダ31と伝達軸44が軸保持部材45を介して摩擦係合した状態となる。なお、金属板が成形された押え板46を採用することによって、押え板46と伝達軸44間の摺動に応じてゴミが生じることを効果的に抑制することができる。
上述の説明から明らかなように、本実施形態では、ピエゾ素子42は、レンズホルダ31の上面から突出していない。同様に、伝達軸44は、レンズホルダ31の下面から突出していない。かかる構成を採用することによって、所望の範囲でレンズホルダ31を移動させつつ、カメラモジュール150を効果的に薄型化することができる。また、レンズホルダ31の厚み(y軸に沿う幅)は、レンズL1、L2間の光路長に応じて設定すれば良く、設計時の負担を低減することができる。
また、本実施形態では、ピエゾ素子42の移動空間を確保するように平板部32が配置されている。これによって、ピエゾ素子42自体を小型化することなく、ピエゾ素子42がレンズホルダ31の上面から突出しない状態とすることができる。
図9を参照してカメラモジュールの薄型化について説明する。本実施形態では、図9に模式的に示すように、ピエゾ素子42を平板部32寄りに配置し、ピエゾ素子42がレンズホルダ31の上面から突出しないようにする。この構成を採用することによって、レンズホルダ31の移動可能距離を短くすることなく、筐体20の高さを減少させてカメラモジュール150の薄型化を図ることができる。この点は、伝達軸44と平板部32間の関係についても同様に当てはまる。
図10を参照して、平板部32bに対する伝達軸44の取り付け形態について説明する。図10(a)は、平板部32bより下方へ伝達軸44の下端面を配置させて、接着剤を塗布して両者を固着させた形態である。図10(b)は、平板部32bの下面と伝達軸44の下端面を面一にして、接着剤を塗布して両者を固着させた形態である。図10(c)は、平板部32bの下面よりも上方に伝達軸44の下端面を配置させた状態で、接着剤を塗布して両者を固着させた形態である。
図10(c)に示すように、伝達軸44の下端面を平板部32bの開口内に配置することによって、平板部32bの開口を接着剤の溜め部として機能させることができる。平板部32bに形成された空間に接着剤43を溜めることによって、平板部32bから下方へ突出する接着剤43の層厚を零或いは効果的に減少させることができる。
図10(a)〜(c)に示すように、平板部32bの下面に接着剤43を塗布する。これによって、軸保持部材45と平板部32bとが衝突する際、軸保持部材45と伝達軸44間の空間内に接着剤43が入り込むことを抑制することができる。軸保持部材45と伝達軸44間の空間に接着剤43が入り込むと、この入り込んだ接着剤43がゴミ化してしまうおそれがある。また、この接着剤43によりアクチュエータの動作が劣化してしまうおそれがある。本実施形態では、軸保持部材45と平板部32bとが衝突する面とは反対側の面に接着剤43を塗布する。これによって、上述の問題が生じることを効果的に抑制することができる。
図11を参照して、レンズホルダ31の平板部32aに対する伝達軸44及びピエゾ素子42の連結体の取り付け態様について説明する。
図11(a)に示す場合、伝達軸44は、平板部32aに対して接着剤43により固着されている。ピエゾ素子42は、伝達軸44に対して接着剤43により固着されている。このような場合であっても、上述のように、ピエゾ素子42をレンズホルダ31の上面から突出させないことによって、カメラモジュール150の薄型化を図ることができる。しかしながら、異なる箇所に接着剤43を塗布する必要があり、また、ピエゾ素子42と平板部32a間の距離が長くなってしまう。
図11(b)に示す場合、ピエゾ素子42及び伝達軸44は、共通の接着剤43によって平板部32aに対して固着している。接着剤43の塗布箇所を少なくすることによって、その製造を簡素化することができる。また、ピエゾ素子42と平板部32a間の間隔を短くすることによって、所望のレンズホルダ31の移動距離をより短い伝達軸44によって確保することができる。なお、ピエゾ素子42と伝達軸44を接着剤で予め固定しておくのが好ましい。伝達軸44とピエゾ素子42間が離間すると振動伝達効率が低下するからである。
図11(c)に示す場合、ピエゾ素子42は平板部32a上に載置され、この状態でピエゾ素子42は平板部32aに接着剤43により固定されている。ピエゾ素子42と平板部32aを当接させることによって、所望のレンズホルダ31の移動距離をより短い長さの伝達軸44によって確保することができる。なお、この場合も、ピエゾ素子42と伝達軸44を接着剤で予め固定しておくのが望ましい。
図11に示すように、平板部32aの上面に接着剤43を塗布すると良い。これによって、軸保持部材45と平板部32aとが衝突する際、軸保持部材45と伝達軸44間の空間内に接着剤43が入り込むことを抑制することができる。軸保持部材45と伝達軸44間の空間に接着剤43が入り込むと、この入り込んだ接着剤43がゴミ化してしまうおそれがある。また、この接着剤43によりアクチュエータの動作が劣化してしまうおそれがある。本実施形態では、この点に鑑みて、軸保持部材45と平板部32aとが衝突する面とは反対側の面に接着剤43を塗布する。これによって、上述の問題が生じることを効果的に抑制することができる。
なお、本実施形態では、接着剤43は、ショアD60以上の硬度の黒色の接着剤からなる。これによって、伝達軸44と平板部32間を強固に固着させ、ピエゾ素子42の伸縮に応じて生じる振動を効率的にレンズホルダ31の変位に変換することが可能となる。また、ピエゾ素子42と平板部32間を強固に固着させ、同様の結果を得ることができる。なお、JIS−K−7215、ISO−868「プラスチックのデュロメータ硬さ試験方法」らの規格に基づいて、硬度を測定するものとする。
また、本実施形態に係る接着剤43は、熱硬化性である。紫外線硬化性接着剤の場合、紫外線の未照射部分が生じるおそれがある。他方、熱硬化性接着剤の場合には、全体的過熱により一様に接着剤が硬化するため、未硬化部分が残存する可能性は低い。熱硬化性接着剤を介して伝達軸44と平板部32間を強固に固着させることによって、上述のように、ピエゾ素子42の伸縮に応じて生じる振動を効率的にレンズホルダ31の変位に変換することが可能になる。接着剤43は、例えば、エポキシ樹脂、半田合金等である。
更に、本実施形態では、一対の平板部32a、32bの夫々に対して接着剤43を塗布し、両方の箇所で平板部32と伝達軸44間を固着する。これによって、伝達軸44がx軸方向(図6参照)に振動することを抑制し、ピエゾ素子42の伸縮に応じて生じる振動を効率的にレンズホルダ31の変位に変換することが可能になる。
レンズホルダ31が伝達軸44を緩く支持する場合、ピエゾ素子42の伸縮に応じて生成される振動が横揺れ(x軸方向の振動(図6参照))に変換されるおそれがある。この場合には、ピエゾ素子42で生じた振動を効率的にレンズホルダ31のy軸方向の変位へ変換することが妨げられるおそれがある。
本実施形態では、ショアD60以上の硬度の接着剤を平板部32a、32bに塗布し、両方の箇所で平板部32と伝達軸44間を固着させる。光軸AXに沿って離間した複数の個所で伝達軸44と平板部32間を強固に固着することで上述の横揺れの発生を抑制し、ピエゾ素子42の伸縮に応じて生じる振動を効率的にレンズホルダ31の変位に変換することが可能となる。
次に、図12を参照して、レンズを変位させるメカニズムについて説明する。図12に示すように、コントローラ80の出力は、駆動電圧生成回路81に接続される。駆動電圧生成回路81の出力は、振動源82に接続される。なお、駆動電圧生成回路81の回路例については後述する。
コントローラ80は、携帯電話90(図20参照)内に組み込まれたCPUであり、プログラムを実行して様々な指令を生成する。コントローラ80は、操作者による携帯電話90の操作に応じて、カメラモジュールの機能を活性化する。駆動電圧生成回路81は、コントローラ80からの制御信号に応じて、振動源82に印加される駆動電圧を生成する。このとき、カメラモジュールのオートフォーカス機能はオン状態にあり、また撮像素子も撮像モードになっている。なお、振動源82は、上述のピエゾ素子42に対応する。
上述の点を前提としたうえで、図13を参照して、レンズホルダ31を変位させる動作について説明する。ここでは、ノコギリ歯波形の駆動電圧をピエゾ素子42に印加する。なお、駆動電圧の波形は任意である。
はじめに、図13(a)に示す駆動電圧をピエゾ素子42に印加する場合について説明する。なお、図13(a)に示す場合、駆動電圧は、立ち上がり期間TR1は、立ち下がり期間TR2に比べて短い。
駆動電圧の立ち上がり期間TR1に、レンズホルダ31は順方向に変位する。他方、駆動電圧の立ち下がり期間TR2に、レンズホルダ31は変位しない。立ち上がり期間TR1が立ち下がり期間TR2よりも短い駆動電圧をピエゾ素子42に印加することによってレンズホルダ31を順方向(物体側)に変位させることができる。
次に、図13(b)に示す駆動電圧をピエゾ素子42に印加する場合について説明する。なお、図13(b)に示す場合、駆動電圧は、立ち上がり期間TR3は、立ち下がり期間TR4に比べて長い。
駆動電圧の立ち上がり期間TR3に、レンズホルダ31は変位しない。他方、駆動電圧の立ち下がり期間TR4に、レンズホルダ31は逆方向に変位する。立ち上がり期間TR3が立ち下がり期間TR4よりも長い駆動電圧をピエゾ素子42に印加することによって、レンズホルダ31を逆方向(撮像素子側)に変位させることができる。
図14及び図15を参照して、駆動電圧生成回路81の回路及びその動作について更に説明する。
図14に示すように、駆動電圧生成回路81は、スイッチング信号生成回路(パルス信号生成回路)85、スイッチSW1〜SW4、電流源CS1、CS2、及び電源PSを有する。なお、スイッチング信号生成回路85には、コントローラ80の出力が接続される。
電源PSと接地電位GND間には、スイッチSW3、電流源CS1、スイッチSW4が直列に接続される。電源PSと接地電位GND間には、スイッチSW1、電流源CS2、スイッチSW2が直列に接続される。電流源CS1とスイッチSW4間の節点は、スイッチSW1と電流源CS2間の節点に接続される。また、電流源CS1とスイッチSW4間の節点及びスイッチSW1と電流源CS2間の節点は、ピエゾ素子PZの一端に接続される。ピエゾ素子PZの他端は、スイッチSW2、スイッチSW4、及び接地電位GNDに接続される。なお、スイッチSW1〜SW4は、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ等のスイッチング素子である。
スイッチSW1〜SW4の動作状態は、図15に示すようにスイッチング信号生成回路85によって制御される。スイッチング信号生成回路85は、端子T1〜T4を有する。各端子T1〜T4から出力されるスイッチング信号VS1〜VS4によってスイッチSW1〜SW4の動作状態が決定付けられる。例えば、スイッチング信号がハイレベルのとき、スイッチSW1〜SW4がオン状態となる。スイッチング信号がローレベルのとき、スイッチSW1〜SW4がオフ状態となる。
図15に示す第1状態のとき、ピエゾ素子PZは電流源CS1によって充電される。第2状態のとき、ピエゾ素子PZは、放電する。第3状態のとき、ピエゾ素子PZは、電流源CS1によって、充電される。第4状態のとき、ピエゾ素子PZは、放電する。第1状態と第2状態間を繰り返し切り替えることで、レンズホルダ31は順方向(物体側)に変位する。第3状態と第4状態間を繰り返し切り替えることで、レンズホルダ31は逆方向(撮像素子側)に変位する。
図16に模式的に示すように、スイッチング信号生成回路85から出力されるスイッチング信号のデューティー比Dは、D=D2/D1×100によって算出される。但し、D2は、スイッチングパルスSPのパルス幅に対応する。D1は、スイッチングパルスSPの周期に対応する。
次に、図17乃至図19を参照して、レンズホルダ31、ピエゾ素子42、及び伝達軸44間の位置決めについて説明する。
図17に示すように、伝達軸44とレンズホルダ31の端面を面一にする治具200を用いてレンズホルダ31と伝達軸44間の位置決めを行うことによって、両者間の位置決め精度を高めることができる。レンズホルダ31、ピエゾ素子42、伝達軸44、軸保持部材45を治具200内に配置した状態で、レンズホルダ31と伝達軸44間を接着固定する。これによって、伝達軸44とレンズホルダ31の端面を面一とし、各部材間の位置決め精度を効果的に高めることができる。なお、この場合、伝達軸44と平板部32aを平板部32aの上面側(ピエゾ素子側)に接着剤を注入して治具200内で固着した後、伝達軸44と平板部32bを平板部32bの下面側に接着剤を注入して治具200外で固着する。このとき、伝達軸44の下端面と平板部32bの下面とは互いに面一になっている。伝達軸44と平板部32b間の隙間に接着剤を注入することで両者を互いに固着させる。なお、レンズホルダ31と伝達軸44間を強固に固着させるために熱硬化性の接着剤を用いて両者を固着させると良い。
なお、図17に示す場合、レンズホルダ31の下面(平板部32b、軸受け部35を含む)に応じた範囲で平坦な平坦面201を治具200に形成すれば良く、複雑な構造の治具200を用意する必要はない。なお、軸保持部材45に応じた位置に段差のついた平坦面も合わせて治具200に形成しておくと良い。これにより、接着剤が平板部32bの軸保持部材45との衝突面まで達した場合でも、軸保持部材45の空間内に接着剤が回り込むことを防止することができる。
図18に示すように、レンズホルダ31の端面とピエゾ素子42の端面を面一とする治具200を用いてレンズホルダ31とピエゾ素子42間を位置決めすることによって、両者間の位置決め精度を高めることができる。なお、この場合、伝達軸44と平板部32bを平板部32bの上面側に接着剤を注入して治具200内で固着した後、伝達軸44と平板部32aを平板部32aの下面側(ピエゾ素子側)に接着剤を注入して固着する。なお、平板部32aと伝達軸44の固着は、側方から接着剤を注入することにより、治具内で行っても良いし、治具から外して行っても良い。これによりピエゾ素子42とレンズホルダ31の端面を面一とすることができる。伝達軸44の先端は、平板部32bの開口内に配置されている。治具200の上方から、平板部32bと伝達軸44とによって形成された窪みに接着剤を塗布することによって、レンズホルダ31と伝達軸44とは互いに固着する。なお、伝達軸44とピエゾ素子42は予め互いに固着しているものとする。
この場合も、図17に示す場合と同様、レンズホルダ31の下面及びピエゾ素子42の上面に応じた範囲で平坦な平坦面201を治具200に形成すれば良く、複雑な構造の治具200を用意する必要はない。なお、図17に示す場合と同様、軸保持部材45に応じた範囲で平坦な平坦面も合わせて治具200に形成しておくと良い。これにより軸保持部材45の初期位置を揃えることができる。
図19に示すように、ピエゾ素子42の端面とレンズホルダ31の端面の間に所定の高低差を設ける治具200を用いてレンズホルダ31とピエゾ素子42間の位置決めをすることによって、両者間の位置決め精度を高めることができる。なお、接着順序及び接着方法は、図18で説明したものと同様である。
この場合、図17及び図18の場合とは異なり、複雑な構造の治具200を用意する必要があるが、図18で示した方法よりも蓋50の下面とピエゾ素子42の上面間の間隔Tcを長くとることができる。具体的には、ピエゾ素子42に対応した平坦面201a、レンズホルダ31の下面に対応した平坦面201b、レール受け部35の下面に対応した平坦面201cを用意する必要がある。なお、図17及び図18の場合と同様、軸保持部材45に応じた範囲で平坦な平坦面も合わせて治具200に形成しておくと良い。これにより軸保持部材45の初期位置を揃えることができる。
最後に、本実施形態に係るカメラモジュール150が組み込まれる携帯電話90について図20及び図21を参照して説明する。
カメラモジュール150は、図20に示す携帯電話(電子機器)90に組み込まれる。
図20に示すように、携帯電話90は、上側本体(第1部材)91、下側本体(第2部材)92、及びヒンジ93を有する。上側本体91と下側本体92とは、共にプラスチック製の平板部材であって、ヒンジ93を介して連結される。上側本体91と下側本体92とはヒンジ93によって開閉自在に構成される。上側本体91と下側本体92とが閉じた状態のとき、携帯電話90は上側本体91と下側本体92とが重ね合わされた平板状の部材になる。
上側本体91は、その内面に表示部94を有する。表示部94には、着信相手を特定する情報(名前、電話番号)、携帯電話90の記憶部に格納されたアドレス帳等が表示される。表示部94の下には液晶表示装置が組み込まれている。
下側本体92は、その内面に複数のボタン95を有する。携帯電話90の操作者は、ボタン95を操作することによって、アドレス帳を開いたり、電話を掛けたり、マナーモードに設定したりし、携帯電話90を意図したように操作する。携帯電話90の操作者は、このボタン95を操作することに基づいて、携帯電話90内のカメラモジュール150を起動する。
図21に、携帯電話90の前面(上面)の構成を示す。図21に示すように、上側本体91の前面には、表示領域96が形成されている。表示領域96に配置されたLEDが発光することで着信状態を操作者に報知することができる。上側本体91の前面の領域97には、上述のカメラモジュール150が組み込まれる。
上述の説明から明らかなように、本実施形態では、ピエゾ素子42は、レンズホルダ31の上面から突出していない。同様に、伝達軸44は、レンズホルダ31の下面から突出していない。かかる構成を採用することによって、図9に模式的に示すように、所望の移動空間を確保しつつ、カメラモジュール150を効果的に薄型化することができる。
また、本実施形態では、レンズホルダ31、ピエゾ素子42、及び伝達軸44を筐体20に対して可動とする。換言すると、レンズホルダ31、ピエゾ素子42、及び伝達軸44を可動部MUとする。この構成を採用することによって、筐体20の共振の影響を低減し、従来よりも連続した使用可能周波数帯域を得ることができ、スイッチング信号の周波数の選択の自由度を高めることができる。スイッチング信号の周波数を高周波側へシフトさせることで、レンズを高速に変位させることが可能になる。
選択可能な周波数帯域が狭い場合、故障等の予期しない原因によって、レンズホルダ31を変位させることが困難になるおそれがある。他方、本実施形態では、選択可能な周波数帯域自体が拡大されている。従って、何らかの予期しない原因によって選択した周波数が共振周波数帯に含まれることを効果的に抑制することができる。
更に、本実施形態では、接着剤43は、ショアD60以上の硬度の接着剤からなる。これによって、伝達軸44と平板部32間を強固に固着させ、ピエゾ素子42の伸縮に応じて生じる振動を効率的にレンズホルダ31の変位に変換することが可能となる。
本実施形態に係る接着剤43は、熱硬化性である。紫外線硬化性接着剤の場合、紫外線の未照射部分が生じるおそれがある。他方、熱硬化性接着剤の場合には、全体的な過熱により一様に接着剤が硬化し、未硬化部分が生じる可能性は低い。熱硬化性接着剤を介して伝達軸44と平板部32間を強固に固着させることによって、上述のように、ピエゾ素子42の伸縮に応じて生じる振動を効率的にレンズホルダ31の変位に変換することが可能になる。
本実施形態では、一対の平板部32a、32bの夫々に対して接着剤43を介して伝達軸44を固着させる。これによって、伝達軸44がx軸方向(図6参照)に振動することを抑制し、ピエゾ素子42の伸縮に応じて生じる振動を効率的にレンズホルダ31の変位に変換することが可能になる。
なお、本実施形態では、平板部32の開口径を伝達軸44の径よりも僅かに大きくしたが、これに限られるべきではない。平板部32の開口径を伝達軸44の径よりも僅かに小さくし、平板部32の開口に伝達軸44を圧力をかけて嵌めこんでも良い。そして、上述と同様にして、ショアD60以上の硬度の接着剤で、平板部32と伝達軸44間を強固に固着すると良い。また、平板部32の開口径を伝達軸44の径と略同一としても良い。そして、上述と同様にして、ショアD60以上の硬度の接着剤で、平板部32と伝達軸44間を強固に固着すると良い。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。駆動装置の用途は任意である。駆動軸と圧電素子間の連結態様は任意であり、他の部材を介して両者を連結させても良い。必ずしも駆動軸の端面に圧電素子を配置して両者を連結させる必要はない。伝達軸44の長手方向を光軸AXに対して平行配置させなくても良い。レンズホルダ31がレンズL1、L2を保持する態様は任意である。レンズホルダ31の具体的な形状は任意である。
150 カメラモジュール

10 配線基板
11 コネクタ
12 イメージセンサ
13 透明基板
15 補強板

20 筐体
22 隔壁部
22a リブ
24 レール

30 レンズユニット
31 レンズホルダ
32 平板部
32a 平板部
32b 平板部
33 伝達軸
35 レール受け部
42 ピエゾ素子
43 接着剤
44 伝達軸
45 軸保持部
46 押え板
46a 押え板
46b 押え板
47 バネ
48 平板部
50 蓋
55 IRカットフィルタ板

200 治具
201 平坦面
201a 平坦面
201b 平坦面
201c 平坦面

Claims (18)

  1. 圧電素子の駆動に応じて所定の軸線に沿って一方及び他方へ移動対象物を変位させる駆動装置であって、
    前記圧電素子に対して駆動軸が連結した連結体と、
    前記駆動軸の長手方向に沿って前記駆動軸が摺動可能な状態で前記駆動軸を保持する固定側部材と、を備え、
    前記連結体は、少なくとも前記移動対象物の移動方向の一方側へ前記移動対象物よりも突出していない状態で、前記移動対象物に対して固定されている、駆動装置。
  2. 前記連結体は、前記移動対象物の移動方向の他方側へ前記移動対象物よりも突出していない状態で、前記移動対象物に対して固定されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記駆動軸の長手方向に沿う前記連結体の幅は、前記駆動軸の長手方向に沿う前記移動対象物の幅以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動装置。
  4. 前記駆動軸の長手方向と前記移動対象物の移動方向とは、実質的に平行関係にあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の駆動装置。
  5. 前記移動対象物は、前記駆動軸が挿入される開口を有する支持部を備え、
    前記駆動軸は、前記支持部の前記開口に挿し込まれた状態で、前記移動対象物に対して位置決めされることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の駆動装置。
  6. 前記圧電素子は、前記駆動軸の一端側へ配置されており、
    前記駆動軸の他端は、前記支持部の前記開口内に位置することを特徴とする請求項5に記載の駆動装置。
  7. 前記圧電素子と前記支持部との間には、これらを固着する接着剤が塗布されていることを特徴とする請求項5に記載の駆動装置。
  8. 前記圧電素子は、前記支持部に対して当接していることを特徴とする請求項5に記載の駆動装置。
  9. 前記圧電素子は、前記駆動軸の一端側へ配置されており、前記駆動軸の他端は、前記支持部とほぼ面一に位置することを特徴とする請求項5に記載の駆動装置。
  10. 前記移動対象物は、前記駆動軸が挿入される開口を有する第1の支持部材と第2の支持部材を備え、
    前記駆動軸は、前記第1の支持部材と前記第2の支持部材の前記開口に挿し込まれた状態で、前記移動対象物に対して位置決めされ、
    前記固定側部材は前記駆動軸を前記第1の支持部材と前記第2の支持部材の間でしゅう動可能な状態で保持していることを特徴とする請求項5に記載の駆動装置。
  11. 前記第1の支持部は前記移動対象物の一端面近傍に設けられ、前記第2の支持部は前記移動対象物の他端面から前記圧電素子の厚みだけ離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項10に記載の駆動装置。
  12. 前記固定側部材に対する前記支持部の当接によって、前記移動対象物の移動範囲が制限されることを特徴とする請求項5乃至11のいずれか一項に記載の駆動装置。
  13. 前記移動対象物は、レンズを保持したレンズ保持体であり、
    前記固定側部材は、前記レンズ保持体を少なくとも部分的に外囲する外囲器であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の駆動装置。
  14. 請求項13に記載の駆動装置と、
    前記レンズを介して入力する像を撮像する撮像手段と、
    を備える、画像取得装置。
  15. 請求項14に記載の画像取得装置を備える電子機器。
  16. 圧電素子の駆動に応じて所定の軸線に沿って一方及び他方へ移動対象物を変位させる駆動装置であって、
    前記圧電素子に対して駆動軸が連結した連結体と、
    前記駆動軸の長手方向に沿って前記駆動軸が摺動可能な状態で前記駆動軸を保持する軸保持部と、
    前記軸保持部が固設され、少なくとも前記移動対象物を部分的に外囲する筐体と、を備え、
    前記連結体は、少なくとも前記移動対象物の移動方向の一方側へ前記移動対象物よりも突出していない状態で、前記移動対象物に対して固定されている、駆動装置。
  17. 前記移動対象物は、前記駆動軸を移動不能な状態で支持する支持部を備え、
    前記支持部と前記軸保持部間の当接によって前記移動対象物の移動が規制された状態のとき、前記移動対象物及び前記圧電素子は前記筐体に対して当接しないことを特徴とする請求項16に記載の駆動装置。
  18. 前記移動対象物は、前記駆動軸を移動不能な状態で支持する支持部を備え、
    前記支持部と前記軸保持部間の当接によって前記移動対象物の移動が規制された状態のとき、前記移動対象物の移動方向に交差する方向に延在する前記筐体及び前記移動対象物の面間の間隔は、前記移動対象物の移動方向に交差する方向に延在する前記筐体及び前記ピエゾ素子の面間の間隔以上であることを特徴とする請求項16又は17に記載の駆動装置。
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