JP2010160089A - 流量計測装置及び流量計測装置による器具の判定方法 - Google Patents

流量計測装置及び流量計測装置による器具の判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ガスを使用する器具の判別において、複数の特徴を検出して、器具を推定し、複数台数使用下における誤判別を防止し、ガス使用上の安全性を向上させる。
【解決手段】第1器具判別手段5は、器具特徴検出手段4にて検出された複数個の特徴検出の結果を元に推定されるすべての器具を判定する。そして、第2器具判別手段6は、第1器具判別手段5にて推定したすべての器具判定結果から判定台数を計数して、推定した器具判定結果を最終の器具判定結果として出力し、器具を特定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガス流量を計測するガスメータにおいて、保安機能やサービスを向上するために、ガス流量の流量変化によりガス器具の特徴を検出し、器具の推定を行う流量計測装置及び流量計測装置による判定方法に関するものである。
ガス器具の使用の際には、ガスの消し忘れやガス漏れなどによる事故を未然に防止するために、ガスのユーザ宅やガス供給路を管理しているガス事業者において、異常時に通報やガス供給路の遮断を行うシステムが普及しつつある。従来のガス保安装置としては、ガス流量などに基づき、大流量が流れたときにガスの供給を遮断したり、微小流量で長時間ガスが流れたときに遮断したり、流量区分別に所定流量で所定時間ガスが流れたときに遮断するものなどが用いられている。
ガスのユーザの家屋等では、ガス供給路の入口部分にガス流量を計測するガスメータが設置されている。この種のガスメータとして、従来は所定の流量ごとに流れたガスの量を積算する膜式のガスメータが一般的であったが、最近では、超音波信号を用いて瞬時流量を求め、この瞬時流量を積算することでガスの流量を計測する超音波式のガスメータも提案されている。
特開2006−200802号公報
しかしながら、従来の流量計測装置では、使用するガス器具に対して計測した流量値と所定の流量パターンを比較して判別する方法が記載されているが、使用する器具によっては判別に有効な特徴が最初の器具判別以降に発生する場合や、異なる器具でも同様な流量パターンが検出される場合があるなど、誤った判別をする可能性があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、使用するガス器具の判別において、予め定めた複数個からなる器具の特徴を検出し、検出した特徴から推定できるすべての器具を判定し、所定の条件によって最終的に1つの判別結果を出力し器具判別することで、器具判別の精度を向上し、ガス使用上の安全性を向上させることが可能な流量計測装置を提供することを目的とする。
本発明の流量計測装置は、ガス供給管に接続され、計測時点の流量をガスの瞬時流量として検出する流量計測手段と、ガス供給管に流れるガスを遮断する遮断弁と、前記流量計測部により計測されたガスの瞬時流量に基づき、流量値及び積算流量値及びガスの使用時間を算出する流量演算手段と、予め定めた複数個からなる器具の特徴を検出する器具特徴検出手段と、前記器具特徴検出手段によって検出されたすべての特徴検出の結果を元に、推定できるすべての器具を判定する第1器具判別手段と、前記第1器具判別手段の器具判別結果を元に、所定の条件によって最終的な1つの器具判別結果を出力する第2器具判別手段を有したものである。
これにより、ガス器具を使用中に予め定めた特徴を検出し、検出した特徴を元に推定できるすべての器具を判定し、所定の条件によって最終的に1つの判別結果を出力するため、より正確に器具を判別でき、器具判別の信頼性を向上できるため、ガス使用上の安全を向上させることが可能となる。
また、本発明の前記器具特徴検出手段は、前記流量の立ち上がりを判定し、起動回数を計数する器具起動検出手段を有し、前記第1器具判別手段は、推定できるすべての器具の種類を台数として計数する判別台数計数手段を有し、前記第2器具判別手段は、前記器具起動検出手段が検出した起動回数と前記第1器具判別手段の前記判別台数計数手段が計数した判別台数とを組み合わせて台数判定を行い、不明判定と器具判定と複数台数動作判定の何れか1つを器具判別結果として出力するものである。
これにより、器具判別の精度を更に向上することができ、ガス使用上の安全性を向上することが可能となる。
また、本発明の前記器具特徴検出手段と前記第1器具判別手段と第2器具判別手段は、前記流量演算手段が算出する流量値が所定値以上で流量の開始を判定し、特徴検出と器具判別を行い、また流量値が所定値未満で流量の停止を判定し、前記特徴検出結果と前記判別結果を一旦リセットするものである。
これにより、流量の停止を判定した時点で、特徴検出や器具判別の結果を一旦リセットでき、次回の流量の開始を判定した時点以降で、改めて特徴検出と器具判別を行うため、過去の検出結果や判別結果による誤判定を防止することができ、ガス使用上の安全性を向上することが可能となる。
本発明によれば、器具の起動検出および器具起動回数を含む器具の各特徴を検出し、検出した特徴から推定できるすべての器具を判定し、判定した器具台数と器具起動回数とを組み合わせて器具が単独使用か複数台使用かを判定することが可能であり、単独使用時の器具判別の精度が向上でき、また複数台使用時は複数台数動作を判定することで誤判別を防止することができ、ガス使用上の安全性を向上させることが可能な流量計測装置を提供することができる。
第1発明は、ガス供給管に接続され、計測時点のガスの流量を瞬時流量として検出する流量計測手段と、ガス供給管に流れるガスを遮断する遮断弁と、前記流量計測部により計測されたガスの瞬時流量に基づき、流量値及び積算流量値及びガスの使用時間を算出する流量演算手段と、予め定めた複数個からなる器具の特徴を検出する器具特徴検出手段と、前記器具特徴検出手段によって検出されたすべての特徴検出の結果を元に、推定できるすべての器具を判定する第1器具判別手段と、前記第1器具判別手段の器具判別結果を元に、所定の条件によって最終的な1つの器具判別結果を出力する第2器具判別手段を有した流量計測装置であって、検出した特徴を元に推定できるすべての器具を判定し、所定の条件によって最終的に1つの判定結果を出力する構成であるため、器具を精度よく判別でき、器具判別の信頼性を向上することができる。
第2発明は、第1発明において、前記器具特徴検出手段は、前記流量の立ち上がりを判定し、起動回数を計数する器具起動検出手段を有し、前記第1器具判別手段は、推定できるすべての器具の種類を台数として計数する判別台数計数手段を有し、前記第2器具判別手段は、前記器具起動検出手段が検出した起動回数と前記第1器具判別手段の前記判別台数計数手段が計数した判別台数とを組み合わせて台数判定を行い、単独使用の場合は器具判別を複数台数使用の場合は複数台数動作判定を器具判別結果として出力する流量計測装置であって、前記器具起動検出手段の起動回数と前記判別台数計数手段の判別台数により台数判定を行い、不明判定と器具判定と複数台数動作判定の何れか1つを器具判別結果として出力する構成であるため、器具の単独動作と、複数台数動作において器具判別の信頼
性を更に向上することができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記第2器具判別手段は、前記第1器具判別手段の前記判別台数計数手段が計数した判別台数が0台の場合、器具不明判定を器具判別結果とする流量計測装置であって、前記判別台数計数手段の判別台数によって器具を判別する構成であるため、器具の特徴検出が無いときの器具判別の信頼性を更に向上することができる。
第4の発明は、第2の発明において、前記第2器具判別手段は、前記第1器具判別手段の前記判別台数計数手段が計数した判別台数が1台の場合、判定した器具を器具判別結果とする流量計測装置であって、前記判別台数計数手段の判別台数によって器具を判別する構成であるため、器具の特徴検出があるときの器具判別の信頼性を更に向上することができる。
第5の発明は、第2の発明において、前記第2器具判別手段は、前記第1器具判別手段の前記判別台数計数手段が計数した判別台数が2台以上の場合、前記器具起動検出手段が検出した起動回数が1台であれば、前記第1器具判別手段で判定した器具を器具判別結果とする流量計測装置であって、前記器具起動検出手段が検出した起動回数と前記判別台数計数手段の判別台数によって器具を判別する構成であるため、器具判別のやり直しや切り替えが行え、器具の特徴検出があるときの器具判別の信頼性を更に向上することができる。
第6の発明は、第2の発明において、前記第2器具判別手段は、前記第1器具判別手段の前記判別台数計数手段が計数した判別台数が2台以上の場合、前記器具起動検出手段が検出した起動回数が2台以上であれば、複数台数動作判定を器具判別結果とする流量計測装置であって、前記器具起動検出手段が検出した起動回数と前記判別台数計数手段の判別台数によって器具を判別する構成であるため、器具を複数台数で使用する場合の器具判別の信頼性を更に向上することができる。
第7の発明は、第1〜6の発明において、前記器具特徴検出手段と前記第1器具判別手段と第2器具判別手段は、前記流量演算手段が算出する流量値が所定値以上で流量の開始を判定し、特徴検出と器具判別を行い、また流量値が所定値未満で流量の停止を判定し、前記特徴検出結果と前記判別結果を一旦リセットする流量計測装置であって、前記流量値が所定値未満で器具判別結果をリセットする構成であるため、次の流量の流れ始めから流れ終わりの間の器具判別の信頼性を更に向上することができる。
第8の発明は、ガス供給管に接続され、計測時点のガスの流量を瞬時流量として検出する流量計測手段と、流量計測部により計測されたガスの瞬時流量に基づきガスの流量値及び積算流量値及びガスの使用時間を算出する流量演算手段と、予め定めた複数個からなる器具の特徴を検出する器具特徴検出手段とを備える流量計測装置による器具の判定方法であって、器具特徴検出手段によって検出されたすべての特徴検出の結果を元に推定できるすべての器具を判定する第1ステップと、第1ステップで判定した器具の中から所定の判定条件に従って最終的な1つの器具を判定する第2ステップとからなる流量計測装置による器具の判定方法に関するものである。これによれば、器具を精度よく判別でき、器具判別の信頼性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施形態における流量計測装置の構成を示すブロック図である。本実施形態では、ガスのユーザの家屋等に設置されるガスメータを利用する流量計測装置の構成例を示す。
図1において、本実施形態の流量計測装置1は、ユーザの家屋等に敷設されたガス供給管20の途中に設けられ、このガス供給管20の下流側の配管には複数のガス器具として器具A21、器具B22、器具C23が接続されている。この流量計測装置1は、屋外または屋内の所定位置に設置される。
また流量計測装置1は、流量計測手段2、流量演算手段3、器具特徴検出手段4、器具起動検出手段4a、第1器具判別手段5、判別台数計数手段5a、第2器具判別手段6、制御手段7、記憶手段8、遮断弁9、感震器10、通信手段11を有して構成される。
流量計測手段2は、図2に示す通りガス供給管20の経路中に接続され、後述するように、超音波信号を用いてガス供給管20内のガス流により生じる伝搬時間差を求め、その時点のガスの流量を瞬時流量として検出するものである。
具体的に説明すると、超音波流量計2は、ガス供給管20に連通する矩形断面を持つ計測流路35を有し、この計測流路35の相対向する流路壁の上流側と下流側には、一対の超音波送受信器36、37が配置されている。これらの超音波送受信器36、37は、超音波伝播経路が計測流路35を流動するガス流を斜めに横切るように設定され、交互に超音波を送受信させることによって、ガス流に対して順方向と逆方向に超音波の伝搬を行う。
このとき、超音波送受信器36、37間の距離、すなわち測定距離をL、ガス流に対する超音波伝播経路の角度をφ、超音波送受信器36、37の上流から下流への超音波伝播時間をt1、下流から上流への超音波伝播時間をt2、音速をCとすると、流速Vは以下の式により求められる。
V=L/2cosφ((1/t1)−(1/t2)) ……(1)
この流速Vと計測流路35の断面積とから、その時点のガスの流量を瞬時流量として算出する。
流量演算手段3は、検出された瞬時流量を元に、瞬時流量の平均などによって流量値を算出したり、瞬時流量を積算して積算流量値を算出したり、器具の特徴を検出するための流量値を算出するなど、流量に関する各種演算を行うものである。
器具特徴検出手段4は、流量の立ち上がりを判定し、起動回数を計数する器具起動検出手段4aを有しており、例えば、前記流量演算手段3によって演算した流量値の所定値以上の流量増加を検出して器具起動事象を判定し、合わせて起動回数を計数する。
第1器具判別手段5は、前記器具特徴検出手段4にて検出したそれぞれの特徴検出結果により推定できるすべての器具を判定し、器具の判定結果より器具の台数(または、器具の種類を台数としてもよい)を計数する判別台数計数手段5aを有しており、器具を新たに判定する毎に器具の種類を台数として計数する。
第2器具判別手段6は、前記器具特徴検出手段4内の前記器具起動検出手段4aの起動回数値と、前記第1器具判別手段5内の前記判別台数計数手段5aの判別台数値とを組み合わせて判定を行う。
制御手段7は、保安処理部の機能(図示せず)を有しており、流量計測装置各部の動作制御、通信、警告やガスの遮断などの保安処理を行うものである。
記憶手段8は、器具判別に用いる流量判定値等の器具判別情報、前記超音波流量計2により計測された瞬時流量値情報、前記流量演算手段3により算出されたガス流量値情報や積算流量値情報などの流量情報、及び、使用器具や使用状況の履歴情報など、流量計測装置1にて用いる各種情報を記憶するものである。ここで、制御手段7、流量演算手段3、器具特徴検出手段4、第1器具判別手段5、第2器具判別手段6は、マイクロコンピュータ(マイコン)等を構成するプロセッサ及び動作プログラムにより構成され、プロセッサにおいて所定の動作プログラムを実行して対応する処理を行うことにより、各機能が実現される。また、記憶手段8は、例えばRAMや不揮発性メモリ等(例えば、フラッシュROM、EEPROM)のメモリにより構成される。
遮断弁9は、ガス供給管20の経路中に接続され、制御手段7からの指示に基づいてガス供給管20を閉塞してガスの供給を遮断するものである。
感震器10は、地震などの振動を検出して検出信号を制御手段7に出力するものである。
通信手段11は、制御手段7内の保安処理部(図示せず)がガス遮断の判断又は警報の判断を行った際に、前記記憶手段8から送られる前記流量値、前記積算流量値、流量の積算時間及び前記器具判定部で判別された器具等のデータをガス事業者に通信するものである。
また、前記流量変化の閾値と前記流量値の閾値を通信手段11を介して設定及び確認できる通信設定部(図示せず)を前記制御手段7内に有した場合、ガス事業者はガス需要家毎に前記流量変化の閾値と前記流量値の閾値を設定できることで、ガス需要家毎に使用しているガス器具に合わせて前記流量変化の閾値と前記流量値の閾値を調整することで、精度の高い判定を実現することが可能となる。
次に、ガス供給管20に接続される器具を特定するための器具判別処理について図3を用いて説明する。
まず、流量計測手段2にて瞬時流量が計測されると(ステップS301)、流量演算手段3は前記流量計測手段2で計測された瞬時流量から流量値を演算する(ステップS302)。
次に、制御手段7は、前記流量演算手段3で演算された流量値が記憶手段8に予め記憶した所定値(例えば、ガス種13Aにおいて10L/h)以上であるか判定し(ステップS303)、所定値以上であれば器具判別処理を実行する。
器具判別処理は、以下に説明するステップS304からステップS306による処理である。まず、器具特徴検出手段4にて前記流量値と記憶手段8に予め記憶した器具の特徴(例えば、起動事象、着火流量値、最大流量、起動後の安定流量、流量変化量など)と比較し、特徴検出を行う(ステップS304)。
次に、第1器具判別手段5にて前記器具特徴検出手段4にて検出された複数個の特徴検出の結果を元に推定されるすべての器具を判定する(ステップS305)。
そして、第2器具判別手段6にて、前記器具起動検出手段4aが検出した起動回数と前
記第1器具判別手段の前記判別台数計数手段5aが計数した判別台数とを組み合わせて台数判定を行い、所定の条件によって最終の器具判定結果として出力し、器具を特定する(ステップS306)。
以上、図3にて説明した器具判別処理の実行の間隔時間は、前記流量計測手段2で瞬時流量を計測するサンプリング時間毎(例えば、2秒毎)で行われ、順次判定される特徴検出と器具判定を元に最終的な1つの器具判定を行うため、ほぼリアルタイムで器具を特定することが可能である。
サンプリング時間については、前記流量計測手段2で瞬時流量を計測する時間を例に挙げたが、より短い時間(例えば、1秒以下毎に)で判別することも可能であるし、他にも例えば、所定数の特徴検出を行ったときや所定時間経過毎(例えば、10秒など)に行ってもよく、一般的に流量計測装置1の電源は電池(例えば、リチウム電池など)であり、消費電流を低減する効果があり有効である。
次に、ステップS304について、器具特徴検出手段4が行なう処理の詳細を図4とともに説明する。ステップS304は、下記に示すステップS401からステップS404からなる。
まず、前記器具特徴検出手段4は、前記流量演算手段3により算出した器具による流量値が記憶手段8に予め記憶した特徴1に合致するか否かを検出する。ここでの特徴1とは起動事象であり、器具の起動時に流量値が所定値以上増えたか否かを判定し、合わせて、起動回数を計数する(ステップS401)。
次に、前記器具特徴検出手段4は、前記流量演算手段3により算出した器具による流量値が記憶手段8に予め記憶した特徴2に合致するか否かを検出する。ここでの特徴2とは、起動後の安定流量値が所定の範囲内という特徴であり、起動後の安定流量値が所定の範囲以内か否かで前記特徴を判定する(ステップS402)。なお、本実施の形態では、起動後の流量値の変動が所定範囲内に収まった以降を安定時としている。
次に、前記器具特徴検出手段4は、前記流量演算手段3により算出した器具による流量値が記憶手段8に予め記憶した特徴3に合致するか否かを検出する。ここでの特徴3とは、流量変化量が所定の範囲内という特徴であり、流量値の差分流量が所定範囲内で連続するか否かで前記特徴を判定する(ステップS403)。
次に、前記器具特徴検出手段4は、前記流量演算手段3により算出した器具による流量値が記憶手段8に予め記憶した特徴4に合致するか否かを検出する。ここでの特徴4とは、起動後の着火流量が所定の範囲内という特徴であり、起動後の着火流量が所定の範囲射以内か否かで前記特徴を判定する(ステップS404)。
以上のステップS401からステップS404により、器具特徴検出手段4は特徴検出を行なう。
次に、ステップS305について、第1器具判別手段5が行なう処理の詳細を図5とともに用いて説明する。ステップS305は、下記に示すステップS501からステップS510からなる。
図5において、第1器具判別処理は、ステップS501〜ステップS503にて、特徴1(例えば、起動事象)と、特徴2(例えば、起動後の安定流量値が所定の範囲内)により器具A(例えば、コンロ)と判定し、合わせて判別台数の計数を行う。
また、ステップS504〜ステップS507にて、特徴1(例えば、起動事象)と、特徴2(例えば、起動後の安定流量値が所定の範囲内)と、特徴3(例えば、流量変化量が所定の範囲内)により器具B(例えば、ファンヒーター)と判定し、合わせて判別台数の計数を行う。
また、ステップS508〜ステップS510にて、特徴1(例えば、起動事象)と、特徴4(例えば、起動後の着火流量が所定の範囲内)とにより器具C(例えば、給湯器)と判定し、合わせて判別台数の計数を行う。
判別台数について補足すると、例えば上記ステップS501〜ステップS510にて器具Aのみが判定された場合は判別台数1台となり、器具Aと器具Bが判定された場合は判別台数2台となる。いずれの器具とも判定されない場合は判別台数0台となる。
次に、ステップS306について、第2器具判別手段6が行なう処理の詳細を図6とともに用いて説明する。ステップS306は、下記に示すステップS601からステップS607からなる。
まず、第2器具判別手段6は、前記器具特徴検出手段4の前記器具起動検出手段4aの起動回数値と、前記第1器具判別手段5の前記判別台数計数手段5aの判別台数値とを組み合わせて判別台数が0台であるか否かを判定する(ステップS601)。
ステップS601により判別台数が0台と判定された場合は器具不明と判定する(ステップS602)。
ステップS601により判別台数が0台と判定されなかった場合は、第2器具判別手段6は、器具起動検出手段4aの起動回数値と、第1器具判別手段5の前記判別台数計数手段5aの判別台数値とを組み合わせて判別台数が1台であるか否かを判定する(ステップS603)。
ステップS603により判別台数が1台と判定された場合は器具判定結果を最終的な器具として確定する(ステップS604)。
ステップS603により判別台数が1台と判定されなかった場合は、第2器具判別手段6は、ステップS401で計数した前記器具起動検出手段5aの起動回数により、起動回数が2回未満であるか否かを判定する(ステップS605)。
ステップS605により起動回数が2回未満であると判定された場合は器具の判別台数2台以上について所定の条件(例えば、発生順や特徴数の多さなど)に従って器具を確定する(ステップS606)。
また、ステップS605により起動回数が2回以上であると判定された場合は、器具の複数台数動作と判定し、複数台数動作における器具判別を行う(ステップS607)。
以上の通り、本実施の形態によれば、第1器具判別手段が検出した特徴を元に推定できるすべての器具を判定し、第2器具判別手段は第1器具判別手段で判定された器具から所定の条件によって最終的に不明判定と器具判定と複数台数動作判定の何れか1つの判定結果を出力するため、器具を精度よく判別でき、器具判別の信頼性を向上することができる。
なお、本実施の形態において、器具特徴検出手段4と第1器具判別手段5と第2器具判別手段6は、前記流量演算手段3が算出する流量値が所定値以上で流量の判定を開始し、特徴検出と器具判別を行い、また流量値が所定値未満で流量の判定を停止し、前記特徴検出結果と前記判別結果をリセットする。
また、前記第2器具判別手段6により、ガス流量が器具であると特定できた場合、保安処理部(図示せず)にて器具特有の保安時間を設定し、継続時間を監視することで、器具固有の保安機能を実現することが可能となる。
また、保安機能の時間が経過した場合、制御手段7は前記通信手段11を介してガス事業者への警報、または、前記遮断弁9を駆動しガス供給管を閉栓する。
以上のように、本発明にかかる流量計測装置は、器具の起動検出および器具起動回数を含む器具の各特徴を検出し、検出した特徴から推定できるすべての器具を判定し、判別台数と器具起動回数とを組み合わせて判定を行い、不明判定と器具判定と複数台数動作判定の何れか1つを器具判別結果とするので、単独動作時の器具判別の精度と、複数台数動作時の器具判別の精度とを向上することができ、誤判別を防止することができるため、ガス器具毎の保安時間の設定が実現でき、誤判別による保安時間の誤作動が防止でき、ガス使用上の安全性を向上させることが可能となる流量計測装置に有用である。
本発明の実施形態に係る流量計測装置の構成を示すブロック図 本実施形態における超音波流量計の概略構成を示す構成図 本発明の実施形態に係る判別処理の概略フローチャート 本発明の実施形態に係る特徴検出処理の概略フローチャート 本発明の実施形態に係る第1器具判別処理の概略フローチャート 本発明の実施形態に係る第2器具判別処理の概略フローチャート
1 流量計測装置
2 流量計測手段、超音波流量計
3 流量演算手段
4 器具特徴検出手段
4a 器具起動検出手段
5 第1器具判別手段
5a 判別台数計数手段
6 第2器具判別手段
7 制御手段
8 記憶手段
9 遮断弁
10 感震器
11 通信手段
20 ガス供給管
21 器具A
22 器具B
23 器具C
35 計測流路
36、37 超音波送受信器

Claims (9)

  1. ガス供給管に接続され、計測時点のガスの流量を瞬時流量として検出する流量計測手段と、
    前記流量計測部により計測されたガスの瞬時流量に基づき、ガスの流量値及び積算流量値及びガスの使用時間を算出する流量演算手段と、
    予め定めた複数個からなる器具の特徴を検出する器具特徴検出手段と、
    前記器具特徴検出手段によって検出されたすべての特徴検出の結果を元に推定できるすべての器具を判定する第1器具判別手段と、
    前記第1器具判別手段の器具判別結果を元に、所定の判定条件に従って最終的な1つの器具判別結果を出力する第2器具判別手段を有した流量計測装置。
  2. 前記器具特徴検出手段は、前記流量の立ち上がりを判定し、起動回数を計数する器具起動検出手段を有し、前記第1器具判別手段は、推定できるすべての器具の種類を台数として計数する判別台数計数手段を有し、
    前記第2器具判別手段は、前記器具起動検出手段が検出した起動回数と前記第1器具判別手段の前記判別台数計数手段が計数した判別台数とを組み合わせて判定を行い、不明判定と器具判定と複数台数動作判定の何れか1つを器具判別結果として出力する請求項1の流量計測装置。
  3. 前記第2器具判別手段は、前記第1器具判別手段の前記判別台数計数手段が計数した判別台数が0台の場合、器具不明判定を器具判別結果とする請求項2に記載の流量計測装置。
  4. 前記第2器具判別手段は、前記第1器具判別手段の前記判別台数計数手段が計数した判別台数が1台の場合、判定した器具を器具判別結果とする請求項2に記載の流量計測装置。
  5. 前記第2器具判別手段は、前記第1器具判別手段の前記判別台数計数手段が計数した判別台数が2台以上の場合、前記器具起動検出手段が検出した起動回数が1台であれば、前記第1器具判別手段で判定した器具を器具判別結果とする請求項2に記載の流量計測装置。
  6. 前記第2器具判別手段は、前記第1器具判別手段の前記判別台数計数手段が計数した判別台数が2台以上の場合、前記器具起動検出手段が検出した起動回数が2台以上であれば、複数台数動作判定を器具判別結果とする請求項2に記載の流量計測装置。
  7. 前記器具特徴検出手段と前記第1器具判別手段と前記第2器具判別手段は、前記流量演算手段が算出する流量値が所定値以上で流量判定を開始し、それぞれの特徴検出や器具判別を行う請求項1〜6のいずれか1項に記載の流量計測装置。
  8. 前記器具特徴検出手段と前記第1器具判別手段と前記第2器具判別手段は、前記流量演算手段が算出する流量値が所定値未満で流量判定を停止し、前記特徴検出結果と前記判別結果を一旦リセットする請求項1〜6のいずれか1項に記載の流量計測装置。
  9. ガス供給管に接続され、計測時点のガスの流量を瞬時流量として検出する流量計測手段と、
    前記流量計測部により計測されたガスの瞬時流量に基づき、ガスの流量値及び積算流量値及びガスの使用時間を算出する流量演算手段と、
    予め定めた複数個からなる器具の特徴を検出する器具特徴検出手段とを備える流量計測装置による器具の判定方法であって、
    前記器具特徴検出手段によって検出されたすべての特徴検出の結果を元に推定できるすべ
    ての器具を判定する第1ステップと、
    前記第1ステップで判定した器具の中から所定の判定条件に従って最終的な1つの器具を判定する第2ステップとからなる流量計測装置による器具の判定方法。
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