JP5310240B2 - 器具判別ガスメータシステム - Google Patents

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本発明は、各家庭でのガス供給管の入り口部分に設置され、ガス流量を計測するガスメータにおいて、ガス器具毎に応じた高度な保安機能やサービスを提供するために使用中のガス器具を判別検知する技術に関するものである。
従来、この種のガスメータの事例としては、以下に示すような構成がある。
一般的に各家庭には図7に示すように、ガス供給ラインの入り口22にガスの流量計を内蔵したガスメータ21が取り付けられている。
現状多くのガスメータ21にはガス流量の計測という基本的な機能に付加して、異常時発生時にはガス供給を遮断する保安機能を有している。例えば、地震に対しては感震器を内蔵し、振動を検知し、ガスを遮断する。またガスの漏洩に対しては、ある所定量で所定時間以上ガスが流れている場合、異常と見なしてガスを遮断する仕組みを有している。
しかしながらこの保安機能をさらに進化させるためには、使用器具(ガス器具A,B,C)の判別を行い、器具に応じた遮断条件を設定してやる必要があり、以下のような提案がなされている。すなわち計測されるガス流量に応じて、その流量変化から、使用されているガス器具を類推するアルゴリズムを提唱するものである(例えば、特許文献1参照)。
さらに、上記の使用器具の判別を具現化するために、種々の提案がなされており、例えば、家庭用ガス供給管に接続され、ガス流量を計測する流量計測手段に加え、器具情報入力手段と器具情報入力手段により登録されたデータを記憶する登録記憶手段と登録記憶手段のデータをもとにガス流量計測手段で計測されるガス流量値と比較し、使用ガス器具を判断する器具判定手段を有する構成である。
そしてこれによれば、各家毎個別に、ガスメータにその家にあるガス器具の登録を行う構成とし、登録するデータとして各機器に特徴的な流量パターンを登録するため、判定する機器の数が個々の家庭内の登録機器に限られ比較するデータ数が少なくなると共に、判定基準となる各機器の流量パターンを比較基準データとして記憶させるため、器具判別の信頼性が向上し、器具判別が簡単なアルゴリズムで高い判定能力をもつことが可能となり、使用器具に対応した保安設定値を最適に変更することや、使用機器に対応したガス料金の設定など、新たなサービスの提供を可能とする(例えば、特許文献2参照)。
特開平3−236513号公報 特開2006−200802号公報
上記した使用ガス器具を判断する器具判定を行うには、各家毎個別に使用している使用ガス器具のガス流量を計測して、その特徴的なパターンを捉えて、ガスメータにその家にあるガス器具の登録を行い、この登録機器のデータと計測した使用ガス器具のガス流量を比較することで実現するようになっていて、器具判定を精度良く行うには、ガスメータに
使用ガス器具の登録を精度良く行わなければならないため、ガス器具のガス流量の特徴的なパターンを捉えるために、高精度で複雑な計測や、データ処理が必要になってしまう課題があった。
また、各家毎個別に使用している使用ガス器具は複数で種々のものがあり、ガスメータにその家にあるガス器具の判別を行うときに各機器の特徴的な流量パターンを計測しても、季節や時間帯などその時々の使われ方の違いや、各機器のばらつき、経年変化によって、ガスメータに使用ガス器具の登録を正確にできない危険性があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ガス器具に所定のステップ状の流量パターンを発生させ、これを数値化して、ガス器具を特定できるようにすることで、器具判定のための計測を簡素化するとともに、精度良く行い、使用ガス器具を特定して、この使用ガス器具に応じた保安機能を有する器具判別ガスメータシステムを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の器具判別ガスメータシステムは、家庭用ガス供給管に接続されガス流量を計測する流量計測手段と、前記流量計測手段に接続されるガス器具とからなり、前記ガス器具は、使用するガス流量を調整すると共に前記ガス器具を特定するための所定の流量パターンを発生させる流量調整手段を備え、前記流量計測手
段は、計測したガス流量から前記所定の流量パターンを判別して前記ガス器具を特定する器具判別手段を備え、前記所定の流量パターンは、流量の大小で表される2値と時間の関係をバーコード表示のナローバー、ワイドバー、ナロースペース、ワイドスペースに見立て、バーコード表示に準じて構成したことを特徴とするもので、バーコード表示に準じて構成された所定の流量パターンにより前記ガス器具を特定できるようになっているので、使用ガス器具のガス流量を計測して、その特徴的なパターンを捉える必要がなく、ガス器具を指定する所定の数値で扱えるようになり、器具判別が確実になるとともに容易になる。
例えば、流量調整手段で発生させる所定の流量パターンは、流量の大小を流量切替することで実現し、大を1、小、或いは流量ゼロを0として2値化して取扱い、それぞれを交互に、またそれぞれ継続時間を変化させることによって、ガス器具の指定を立ち上がりや流量変化などの特徴的な流量パターンでなく数値として表すことができるようになる。
本発明の器具判別ガスメータシステムは、ガス器具の流量を2値化して取扱い、それぞれを交互に、またそれぞれ継続時間を変化させることによって、ガス器具の特定を立ち上がりや流量変化などの特徴的な流量パターンでなく数値として表すことで、ガス器具の指定を所定の数値として扱えることができ、多数の器具に簡単に対応でき、器具判別が確実になるとともに容易になり、使用ガス器具に応じた保安機能を付加することができるようになる。
本発明の実施の形態1におけるガスメータの構成図 本発明の実施の形態1におけるガスメータの流量計測手段の構成図 (a)本発明の実施の形態1における流量パターンを示す図(b)同流量パターンのバーコード表示を示す図 本発明の実施の形態1におけるガスメータの器具判別のフローチャート 本発明の実施の形態2におけるガスメータの器具判別のフローチャート 本発明の実施の形態2における流量パターンを示す図 従来のガスメータの配置図
第1の発明は、家庭用ガス供給管に接続されガス流量を計測する流量計測手段と、前記流量計測手段に接続されるガス器具とからなり、前記ガス器具は、使用するガス流量を調整すると共に前記ガス器具を特定するための所定の流量パターンを発生させる流量調整手段を備え、前記流量計測手段は、計測したガス流量から前記所定の流量パターンを判別して前記ガス器具を特定する器具判別手段を備え、前記所定の流量パターンは、流量の大小で表される2値と時間の関係をバーコード表示のナローバー、ワイドバー、ナロースペース、ワイドスペースに見立て、バーコード表示に準じて構成したことを特徴とするもので、バーコード表示に準じて構成された所定の流量パターンにより前記ガス器具を特定できるようになっているので、使用ガス器具のガス流量を計測して、その特徴的なパターンを捉える必要がなく、ガス器具を指定する所定の数値で扱えるようになり、器具判別が確実になるとともに容易になる。
また、国コード、メーカコード、商品アイテムコードなどのガス器具を特定するデータを数値化でき、従来のように使用開始時の立ち上がり特性や流量変化などの特徴的な流量パターン判別する必要が無い。
そして、流量計測手段で所定の流量パターンを計測することで、ガス器具を指定する数値が得られ、その数値に対応する機器を、例えば流量計測手段を制御する制御部に設けたテーブルより、対応するガス器具を抽出することで、使用器具を特定でき、使用ガス器具に応じた保安機能を付加することができるようになる。
このように、所定の流量パターン例えばHi−Lo(流量の大小)あるいはHi−OFF(流量の有無)等の流量ステップに時間を組み合わせて2値化して、ガス器具を指定ことで、ガス器具の指定を数値として表して扱えることができ、また、その組合せをバーコード表示に合わせることによってガス器具の指定情報量を標準化することができ、多数の器具に簡単に対応できるようになる。
の発明は、特に第1の発明の所定の流量パターンを、開始の為の流量パターンと前記ガス器具を特定する為の流量パターンで構成し、前記ガス器具は、定期的に前記所定の
流量パターンで流量制御を行うようにしたもので、例えば単純なガス器具のガス使用量のHi−Lo(流量の大小)の繰り返しを所定時間および所定回数繰り返したのちLoを所定時間の倍の時間とするような通常流れる流量パターンではありえない流量パターンで他と区別しやすい流量パターンを、器具判別開始の流量パターンとすることで、流量計測手段で使用されているガス器具の流量を計測中に器具判別を開始して、ガス器具を指定する数値が得られることができるようになる。
また、ガス器具の流量計測手段で計測する所定の流量パターンは、定期的に実施するようにした構成としてあるので、他のガス器具が使用中などの理由により、流量計測手段でガス器具の所定の流量パターンを見逃しても、定期的に何回か実施することによって、何れは流量計測手段でガス器具の特定のステップ状の流量パターンを計測して、器具判別を開始して、ガス器具を指定する数値が得られることができるようになる。
の発明は、特に第1の発明の所定の流量パターンを、ガス器具を運転開始してから所定時間経過後に開始するようにしたもので、ガス器具の前記流量計測手段で計測する所定の流量パターンは、前記ガス器具を運転開始してから所定時間経過後に実施するようにした構成としてあるので、流量計測手段で計測中にガス流量が立ち上がり、ガス器具が運転開始されたことを検知することが容易なガス器具の運転開始を捉え、そこから所定時間経過後に、流量計測手段で器具判別開始をするようになり、容易に、また確実に流量計測手段でガス器具の所定の流量パターンを計測して、器具判別を開始し、ガス器具を指定する数値を得ることができるようになる。
の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の流量計測手段を超音波を用いた計測手段で構成したもので、超音波による計測手段は、流量値の計測範囲も広く、かつ瞬時流量計測も可能であるため、より正確な流量計測が行え、器具判別に対する信頼性向上も図るガスメータを構成することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるガスメータの概略構成図、図2は同流量計測手段の構成図、図3は同器具判別フローチャートを示すものである。
図1において、ガスメータ1は、ガス供給管の途中に設けられ、その下流側の配管には各顧客宅内に設置された複数のガス器具2a〜2dが接続されており、それぞれ流量調整手段3a〜3dを有している。
ガスメータ1内部はガス管に接続されたガスの流路内に設けられたガス遮断弁15と流量計測手段4と制御部16からなり、制御部16は、流量計測手段4からの信号を演算処理して使用ガス流量を表示する表示部5、また地震などの振動を検出する感震器6、そして感震器6の作動や器具判断、保安機能その他を統括制御処理する計測制御部7及びそれらの動力源となる電池(図示せず)からなる。また、制御部16は、本発明に係わるガス器具判別を行うため、使用ガス器具のガス流量を計測して得られる流量パターンから器具判別を開始させる器具判別開始手段8と、器具判別を開始すると流量パターンを2値化して数値化し器具判別を行う器具判別手段9と、器具判別手段9で数値化されたデータに対応する複数のガス器具の情報を有する機器テーブル10と、器具判別手段9で数値化されたデータを登録データとする登録手段11とを備えている。
まず、超音波方式の流速計測に関して図2をもとに説明する。計測流路12は矩形断面を持っており、計測流路12のガスの流れる方向と直角方向にある壁面には計測流路12を挟んで一対の超音波送受信器13、14が計測流路12の上流側と下流側で角度φを有して斜めに対向して装着されている。超音波送受信器13、14間で交互に超音波を送受信させて流体の流れに対して順方向と逆方向の超音波の伝搬時間の差を一定間隔を置いて計り、伝搬時間差信号として出力する働きを持つ。この伝搬時間差信号を受けて演算手段(図示せず)により被計測流体の流速及び流量を算出するものである。
演算式を下記に示す。
図2においてLは測定距離であり、t1を上流からの伝達時間、t2を下流からの伝達時間、Cを音速とすると、流速Vは、
V=L/2cosφ(1/t1−1/t2)
計測の時間間隔は超音波の送受信が可能な範囲で設定できるが、器具判別を行うためには0.1秒の分解能があれば充分である。
このように、超音波による計測構成とすることで、流量値の計測範囲も広く、かつ瞬時流量計測も可能であるため、より正確な流量計測が行え、器具判別に対する信頼性向上も図るガスメータを構成することが可能となる。
また、ガス器具2a〜2dは、それぞれ流量調整手段3a〜3dでガス器具2a〜2dを運転開始してから所定時間経過後にガス器具2a〜2d毎に異なる所定の流量パターン(以後、器具判別流量パターンという)で運転を実施するようにしてあり、この器具判別流量パターンは、ガス器具2のガス使用量のHi−Loの流量ステップを組み合わせてステップを2値化して、前記2値と時間の関係をバーコード表示のナローバー、ワイドバー、ナロースペース、ワイドスペースに見立て、バーコード表示に準じて、ガス器具を指定できるようにした構成としてある。
例えば、図3(a)に示す様に、使用開始から所定時間T後に開始される器具判別流量パターンを、ガス器具のガス使用量のHiの時間が2.5秒間のときナローバー(A)、5秒間のときワイドバー(C)、ガス使用量のLoの時間が2.5秒間のときナロースペース(B)、5秒間のときワイドスペース(D)として、見立てるようにして、ガス器具2のガス使用量のHiとLoの組合せを行うことで、バーコード表示(図3(b))に相当する表し方ができるようになる。なお、最後のナローバー(E)は、最後のワイドスペースの識別のためのもので、時間は任意である。
尚、ガス使用量のHiの時間が2.5秒間のときナローバー、5秒間のときワイドバー、ガス使用量のLoの時間が2.5秒間のときナロースペース、5秒間のときワイドスペースとして、見立てるようにしたが、これは、それぞれの時間をガス器具の流量調整手段の流量調整分解能、あるいは、流量計測手段の計測分解能に応じて、設定すれば良い。また、この例では流量開始時の流量をLoとしているが、逆に流量開始時の流量をHiとしてもよく、ガス器具の特性及び使用状況に応じて決定すれば良い。
つぎに、器具判別を行う手順について、ガス器具2aの判別を例として図4を用いて説明する。
ガス器具2aが運転開始される(ステップ1)と、流量計測手段4で計測されるガス流量が立ち上がり、器具判別開始手段8でガス器具2a〜2dの何れかが運転開始されたことを検知する(ステップ2)。そして、所定時間後にガス器具2aは器具判別のための所定の流量パターンで運転を実施(ステップ3)し、これを流量計測手段4で計測(ステップ4)し、器具判別手段9で流量パターンを2値化してバーコード表示から数値化し器具判別を行う(ステップ5)ようになっている。
つぎに、器具判別手段9で数値化されたデータに対応する複数のガス器具2a〜2dの情報を有する機器テーブル10から抽出(ステップ6)し、使用開始されたガス器具がガス器具2aであることを特定することで、ガス器具2aに応じた保安機能をガスメータに付加することができるようになる。そして、登録手段11で器具判別手段9で数値化されたデータを登録データとする(ステップ7)ようになっていて、この器具判別手段9で使用ガス器具22の使用状況を把握することで、ガス料金の設定や機器の使用状態に応じた効率よくガス器具を使えるようにするマネイジメントサービスなど種々の利用方法が可能である。
ここで、流量計測手段で計測する器具判別流量パターンは、ガス器具2aのガス使用量のHi−Loの流量ステップに時間を組み合わせて2値化して、この2値と時間の関係をバーコード表示のナローバー、ワイドバー、ナロースペース、ワイドスペースに見立て、バーコード表示に準じて、前記ガス器具を表現するようにした構成としてあるので、ガス
器具2aの流量調整手段3aの精度があまり良くない場合や、流量調整手段3aが1段階のみの場合でも、対応できるとともに、ガス器具2の最大使用ガス流量を確認する必要もないので、器具判別がより確実になるとともに容易になる。
また、バーコード表示に準じた方式を用いることで、標準化が容易であるとともに、国コード、メーカコード、商品アイテムコードなどのガス器具の多くの情報を、ガス器具の立ち上がりや流量変化などの特徴的な流量パターンでなく数値として表すことができるようになり、取扱も非常に簡単となる。さらに、ガス器具2aのガス使用量の切替もHi−Loの2段階で、ガス器具2aの流量調整手段3aの流量調整分解能、あるいは、流量計測手段4の計測分解能もさほど精度を必要とせず、器具判別がより確実になるとともに容易になる。
また、扱うデータも数値であり、ガス器具の立ち上がりや流量変化などの特徴的なパターンを捉える必要もないので、登録手段11に登録するデータも数値で簡素化でき、その容量等も小さくすることができる。
そして、ガス器具の流量計測手段4で計測する器具判別流量パターンは、ガス器具を運転開始してから所定時間経過後に実施するようにした構成としてあるので、流量計測手段4で計測中にガス流量が立ち上がり、ガス器具2が運転開始されたことを検知することが容易なガス器具2の運転開始を捉え、そこから所定時間経過後に、流量計測手段4で器具判別開始をするようになり、容易に、また確実に流量計測手段4でガス器具2の器具判別流量パターンを計測して、器具判別を開始して、ガス器具2を指定する数値を得ることができるようになる。
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2による器具判別のフローチャートである。なお、本実施の形態は、ガス器具の器具判別に用いる器具判別流量パターンは同じであるが、図6に示す様に、器具判別流量パターンの前に特定の流量パターンが付加された点が実施の形態1と異なるだけで、異なる部分についてのみ説明を行う。
図5において、流量計測手段4で計測する所定の流量パターンは、器具判別開始の流量パターンとガス器具を指定する器具判別流量パターンで構成し、定期的に実施するようにした構成としてある。
つぎに、器具判別を行う手順について、ガス器具2aの判別を例として図5を用いて説明する。
器具判別を行う手順としては、図5に示すようにガス器具2aが運転中に器具判別用の流量パターンの開始とガス器具2aを指定する流量パターンで形成される器具判別流量パターンで構成される所定の流量パターンで運転を実施(ステップ8)する。そして、流量計測手段4で計測されるガス流量が開始の流量パターンのとき(ステップ9)、器具判別開始手段8で器具判別を開始させ、開始の流量パターンに続いてガス器具2は器具判別のためのガス器具2を指定する器具判別流量パターンを計測(ステップ10)し、器具判別手段9で流量パターンを2値化して数値化し器具判別を行う(ステップ11)ようになっている。つぎに、器具判別手段9で数値化されたデータに対応する複数のガス器具の情報を有する機器テーブル10から抽出(ステップ12)し、使用していると判別されたガス器具2aに応じた保安機能をガスメータに付加することができるようになる。そして、登録手段11で器具判別手段9で数値化されたデータを登録データとする(ステップ13)ようになっていて、このように、この器具判別手段11で使用ガス器具2aの使用状況を把握することで、ガス料金の設定や機器の使用状態に応じて効率よくガス器具を使えるよ
うにするマネイジメントサービスなど種々の利用方法が可能である。
ここで、器具判別開始の流量パターンとしては、図6に示す様に、ガス使用量のHi−Loの繰り返しを所定時間(T2)および所定回数繰り返した後Loを所定時間の倍の時間(T3)とするような通常流れる流量パターンではありえない流量パターンで他と区別しやすい流量パターンとすることで、ガスメータは、流量計測手段4で流量を計測中にこの器具判別開始の流量パターンを検知することで、器具判別を開始して、ガス器具を特定する器具判別流量パターンを検出することができるようになる。
また、ガス器具2aの流量計測手段4で計測する所定の流量パターンは、定期的に実施するようにした構成としてあるので、他のガス器具2b〜2dが使用中などの理由により、流量計測手段4でガス器具2aの所定の流量パターン(器具判別流量パターン)を見逃しても、定期的に何回か実施することによって、何れは流量計測手段4でガス器具2aの器具判別流量パターンを計測して、器具判別を開始して、ガス器具2を指定する数値を得ることができるようになる。
なお、本発明の実施の形態では流量計測手段4に関しては、超音波方式の計測部で説明したが、計測方式としては、他の流量計測方式でも短時間のサイクルで連続計測可能であれば使用可能である。また、器具判別流量パターンは、ガス器具2のガス使用量のHi−Loの流量ステップを組み合わせてステップを2値化して、HiとLoの時間を組み合わせて、時間を数値として、HiとLoの切替を数値の区切りとして組み合わせるようにしてもよい。これによれば、例えば、Hiの時間を7秒、Loに切替えて3秒というように組み合わせるだけで、73という数値が表せるようになり、切替が少なくできる利点がある。
さらに、器具判別流量パターンは、ガス器具2のガス使用量のHi−Loの流量ステップを組み合わせてステップを2値化するようにしたが、これは、Hi−OFFや、Lo−OFFなど、2段階のガス器具2のガス使用量であればよく、その他各部の構成も本発明の目的を達成する範囲であればその構成はどのようなものであってもよい。
以上のように、本発明にかかるガスメータは、ガス器具の流量を2値化して取扱い、それぞれを交互に、またそれぞれ継続時間を変化させることによって、ガス器具の指定を立ち上がりや流量変化などの特徴的な流量パターンでなく数値として表すことで、ガス器具の指定を数値として扱えることができ、また、その組合せをバーコード表示に合わせることによってガス器具の指定情報量を標準化することができ、多数の器具に簡単に対応でき、器具判別が確実になるとともに容易になり、使用ガス器具に応じた保安機能を付加することができるようになるため、その信頼性も高くなり、器具判別が簡単なアルゴリズムで高い判定能力をもつことが可能となり、使用器具に対応した保安設定値を最適に変更することや、使用機器に対応したガス料金の設定など、ガスメータに新たなサービスの提供を可能とする。
1 ガスメータ
2a〜2d ガス器具
3a〜3d 流量調整手段
4 流量計測手段
9 器具判別手段

Claims (4)

  1. 家庭用ガス供給管に接続されガス流量を計測する流量計測手段と、前記流量計測手段に接続されるガス器具とからなり、前記ガス器具は、使用するガス流量を調整すると共に前記ガス器具を特定するための所定の流量パターンを発生させる流量調整手段を備え、前記流量計測手段は、計測したガス流量から前記所定の流量パターンを判別して前記ガス器具を特定する器具判別手段を備え、
    前記所定の流量パターンは、流量の大小で表される2値と時間の関係をバーコード表示のナローバー、ワイドバー、ナロースペース、ワイドスペースに見立て、バーコード表示に準じて構成したことを特徴とする器具判別ガスメータシステム。
  2. 所定の流量パターンを、開始の為の流量パターンとガス器具を特定する為の流量パターンで構成し、前記ガス器具は、定期的に前記所定の流量パターンで流量制御を行うようにした請求項1に記載の器具判別ガスメータシステム。
  3. 所定の流量パターンを、ガス器具を運転開始してから所定時間経過後に開始するようにした請求項1に記載の器具判別ガスメータシステム。
  4. 流量計測手段を超音波を用いた計測手段で構成した請求項1〜のいずれか1項に記載の器具判別ガスメータシステム。
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