JP2010157653A - 光学レンズ - Google Patents
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Abstract
【課題】 LEDからの光を効率よく集光することで、広範囲に、且つ高輝度に光を外部へ照射させるとともに、高熱を発するワット数の多いLEDにおいても、好適に使用することができる光学レンズを提供すること。
【解決手段】 LEDの周囲に装着される光学レンズであって、該光学レンズは、レンズ本体に穿設されたLED配設部と、レンズ本体の側面垂直方向に形成された複数の凸部と、レンズ本体の上部に形成された凹部と、凹部中央に形成された凸状部と、を備えることを特徴とする。
また、前記レンズ本体側面に放熱孔を穿孔した。
【選択図】図1
【解決手段】 LEDの周囲に装着される光学レンズであって、該光学レンズは、レンズ本体に穿設されたLED配設部と、レンズ本体の側面垂直方向に形成された複数の凸部と、レンズ本体の上部に形成された凹部と、凹部中央に形成された凸状部と、を備えることを特徴とする。
また、前記レンズ本体側面に放熱孔を穿孔した。
【選択図】図1
Description
本発明は、LEDの周囲に装着される光学レンズであって、特に、LEDからの光を、広範囲に、且つ高輝度に照射させるとともに、高熱を発するワット数の多いLEDにおいても、好適に使用することができる光学レンズに関する。
LEDは、白熱灯や蛍光灯に比べ消費電力が少ない、寿命が長い、発熱が少ない等の特徴を有し、現在、自動車の光源・テールランプ、一般照明器具、信号機等幅広く使用されている。
また、前記LEDに関連する先行技術として、光指向性を拡大した発光ダイオードがある(例えば、特許文献1参照)。
上掲特許文献1の発光ダイオードは、発光チップを透明レンズでモールドした発光ダイオードであって、透明レンズの外面に多数の微細凹凸を形成したことを特徴とする。
特開2003−209292号公報
上掲特許文献1の発光ダイオードは、発光チップを透明レンズでモールドした発光ダイオードであって、透明レンズの外面に多数の微細凹凸を形成したことを特徴とする。
上掲特許文献1の発光ダイオードは、発光チップからの光が透明レンズから出るとき、微細凹凸での拡散があり、光指向性を拡大でき、例えば一般照明用途に適することが記載されている。しかし、発光チップの光は微細凹凸が形成された透明レンズから直接照射されるため、高い発光輝度を得ることはできなかった。また、発光チップから発光される光は、微細凹凸にて全体的に均一状態に照射されるため、全体がややぼやけてしまうという欠点もあった。
そこで本発明は上記の点に鑑み、LEDからの光を効率よく集光・拡散することで、広範囲に、且つ高輝度に光を外部へ照射させるとともに、高熱を発するワット数の多いLEDにおいても、好適に使用することができる光学レンズに関する。
上記問題を解決するために本発明の光学レンズは、LEDの周囲に装着される光学レンズであって、該光学レンズは、レンズ本体に穿設されたLED配設部と、レンズ本体の側面垂直方向に形成された複数の凸部と、レンズ本体の上部に形成された凹部と、凹部中央に形成された凸状部と、を備えることを特徴とする。
また、前記レンズ本体側面に放熱孔を穿孔した。
また、前記レンズ本体の底部に、LEDホルダーを装着する脚部を設けた。
また、前記LEDホルダーに、脚部を係止する係止部を形成した。
さらに前記光学レンズをポリエーテルスルフォンで形成した。
LEDからの光は、側面垂直方向に形成された複数の凸部により側面方向へ広範囲に照射される。また上部に形成された凹部にて、周囲方向へ屈折された状態で照射される。さらに、上部中央の凸状部においては、LEDからの光は直進状態で照射される。
またレンズ本体側面に放熱孔を穿孔したことにより、1〜5ワット等の高熱を発するワット数の多いLEDを使用しても、発光時における発光熱を外部に放出することができる。
以下、本発明における光学レンズの実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明における光学レンズの全体斜視図、図2は光学レンズの分解斜視図、図3は光学レンズの断面図である。
図1は本発明における光学レンズの全体斜視図、図2は光学レンズの分解斜視図、図3は光学レンズの断面図である。
本発明の光学レンズは、LEDからの光を効率よく集光・拡散することで、広範囲に、且つ高輝度に光を外部へ照射させるとともに、ワット数の多いLEDにおいても、好適に使用することができることを特徴とする。
図示する光学レンズ1は、レンズ本体2に穿設されたLED配設部3と、レンズ本体2の側面垂直方向に形成された複数の凸部4と、レンズ本体2の上部に形成された凹部5と、凹部5の中央に形成された凸状部6とを備える。
図示する光学レンズ1は、汎用のLED20の周囲に装着されるものであり、光透過性の高い透明素材にて形成されている。特に光学レンズ1は、ポリエーテルスルフォン(PES)にて形成されている。なお、前記光学レンズ1をガラス、樹脂アクリル、ポリカーボネート等の透過性を有する素材で形成してもよい。
ポリエーテルスルフォン(PES)は、ジクロロジフェニルサルフォンとジヒドロキシジフェニルサルフォンのカリウム塩を原料として縮重合反応によって合成されるものである。またポリエーテルスルフォン(PES)の熱変形温度は200〜220℃であり、成型時の熱安定性に優れるという特性を有する。また耐熱性に優れるため、高熱を発するワット数の多いLEDを使用しても、LEDからの発熱によりレンズ本体2を変形させたり、溶解させたりするという問題を解消できる。
LED配設部3は、汎用のLED20を収容させる大きさ、及び形状を呈しており、前記LED配設部3の下部であって、レンズ本体2の底面中央には、LED20を挿脱させる開口部7が形成されている。
凸部4は、レンズ本体2の側面垂直方向に複数形成されており、水平方向断面において、蒲鉾状に外部方向へ湾曲された形状を呈している。また前記凸部4を設ける数は特に限定されるものではないが、反射効率と製造面を考慮した場合、図示するように、レンズ本体2の側面垂直方向に5列程度設けることが好ましい。
またレンズ本体2の上部(先方)には、凹部5が形成されている。前記凹部5は、レンズ本体2の中央部に向けて緩やかな傾斜状に形成されている。そのことにより、図3に示すように、LED20からの光をやや外周方向へ屈折させることができる。
また、前記レンズ本体2の凹部5中央部分には、凸状部6が形成されている。該凸状部6は略半球状を呈している。前記凸状部6をレンズ本体2の凹部5中央部分に形成することで、図3に示すように、LED20の中央部分より発光される光を直進状態で外部に照射させることができる。
また、前記レンズ本体2の側面には放熱孔8が複数穿孔されている。放熱孔8は、凸部4間の溝部分であって、レンズ本体2の下方部分にそれぞれ穿孔されている。また放熱孔8は、前記LED配設部3まで貫通された状態で穿孔されている。そのことにより、1〜5ワット等の高熱を発するワット数の多いLEDを使用しても、発光時におけるLEDの発光熱を外部に放出することができる。
また、前記レンズ本体2の底部に、LEDホルダー10を装着する脚部9を設けた。該脚部9は円柱状、または角状を呈しており、レンズ本体2の凸部4の外周下部にそれぞれ一体ずつ形成されている。
LEDホルダー10は、前記レンズ本体2の底部に装着されるもので、中央部分にはLED20が具備されている。前記LEDホルダー10は、やや円柱肉厚状に形成されており、側面外周には、前記レンズ本体2の脚部9を係止する係止部11が形成されている。また、前記LEDホルダー10の素材は、LED20から発光される光を反射させることができる白色系の樹脂素材で形成されている。
また前記LEDホルダー10に装着されるLEDは、図示する汎用の弾丸形状のものに限定されず、角形平板状、また円形平盤状の様々なLEDを備えることができる。
次に、本発明の光学レンズにおける光の照射及び屈折状態を図3に基づいて説明する。
LED20を発光させると、正面方向に進んだ光aは、凸状部6にて直進状態で外部へ照射される。またLED20からやや外側方向へ照射された光aは、凹部5で屈折され外周方向へ照射される。
LED20を発光させると、正面方向に進んだ光aは、凸状部6にて直進状態で外部へ照射される。またLED20からやや外側方向へ照射された光aは、凹部5で屈折され外周方向へ照射される。
また、LED20の側面からの光aは、凸部4にて高輝度に拡散されレンズ本体2の側面から照射される。また、LED20の底部へ照射された光aは、一旦、LEDホルダー10の上面で反射され、その後レンズ本体2の側面から外部へ照射される。
またLED20を発光させる際、LED20から発せられる発光熱bは、レンズ本体2の側面に穿孔された放熱孔8から外部に放出することができる。そのことにより、1〜5ワット等の高熱を発するワット数の多いLEDを使用しても、レンズ本体2を変形させたり、溶解させたりするという問題を解消できる。
前述の如く、本発明における光学レンズによれば、LED20からの光は、側面垂直方向に形成された複数の凸部4により側面方向へ広範囲に照射され、また上部に形成された凹部5にて、周囲方向へ屈折された状態で照射される。さらに、上部中央の凸状部6においては、LEDからの光は直進状態で照射されることができる。
1 光学レンズ
2 レンズ本体
3 配設部
4 凸部
5 凹部
6 凸状部
7 開口部
8 放熱孔
9 脚部
10 LEDホルダー
11 係止部
20 LED
a 光
b 発光熱
2 レンズ本体
3 配設部
4 凸部
5 凹部
6 凸状部
7 開口部
8 放熱孔
9 脚部
10 LEDホルダー
11 係止部
20 LED
a 光
b 発光熱
Claims (5)
- LEDの周囲に装着される光学レンズであって、光学レンズは、レンズ本体に穿設されたLED配設部と、レンズ本体の側面垂直方向に形成された複数の凸部と、レンズ本体の上部に形成された凹部と、凹部中央に形成された凸状部と、を備えることを特徴とする光学レンズ。
- 前記レンズ本体側面に放熱孔を穿孔した請求項1記載の光学レンズ。
- 前記レンズ本体の底部に、LEDホルダーを装着する脚部を設けた請求項1または2記載の光学レンズ。
- 前記LEDホルダーに、脚部を係止する係止部を形成した請求項3記載の光学レンズ。
- 前記光学レンズをポリエーテルスルフォンで形成した請求項1乃至4のうち何れか1項に記載の光学レンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008336298A JP2010157653A (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 光学レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008336298A JP2010157653A (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 光学レンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010157653A true JP2010157653A (ja) | 2010-07-15 |
Family
ID=42575337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008336298A Pending JP2010157653A (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 光学レンズ |
Country Status (1)
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012150274A (ja) * | 2011-01-19 | 2012-08-09 | Enplas Corp | 光束制御部材、この光束制御部材を備えた発光装置およびこの発光装置を備えた照明装置 |
JP2013123051A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-20 | Advanced Optoelectronic Technology Inc | 発光ダイオードパッケージ及びそれに用いられるレンズモジュール |
JP2013183078A (ja) * | 2012-03-02 | 2013-09-12 | Asahi Rubber Inc | レンズ付きled装置及び多方向照明装置 |
JP2016507959A (ja) * | 2013-01-04 | 2016-03-10 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | スピーカー装置とライティング装置を含むスピーカー |
JP2017519361A (ja) * | 2014-05-30 | 2017-07-13 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 自動車照明アプリケーションのための光学レンズパッケージ |
-
2008
- 2008-12-26 JP JP2008336298A patent/JP2010157653A/ja active Pending
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US9765959B2 (en) | 2013-01-04 | 2017-09-19 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Speaker including a speaker apparatus and a lighting apparatus |
US10139100B2 (en) | 2013-01-04 | 2018-11-27 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Speaker including a speaker apparatus and a lighting apparatus |
JP2017519361A (ja) * | 2014-05-30 | 2017-07-13 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 自動車照明アプリケーションのための光学レンズパッケージ |
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