JP2010157217A - ポインティングデバイス、データ処理装置およびデータ処理システム - Google Patents

ポインティングデバイス、データ処理装置およびデータ処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】 ポインティングデバイスのぶれに起因する誤った選択を確実に防止することができ、例えば、信頼性の高いデータ処理システムを実現する。
【解決手段】 データ処理システム(例えばメニュー選択システム)に使用されるデータ処理装置200は、カーソル位置検出部212と、カーソルを表示する表示制御部216と、スイッチ操作信号検出部214と、カーソル位置検出部212から出力されるカーソル位置情報を、所定の時間にわたって記憶するカーソル位置記憶部220と、操作スイッチSWが第1状態から第2状態になったことを示す第1のスイッチ操作信号S1onがスイッチ操作信号検出部214によって第1の時点において検出された場合、第1の時点よりも前の第2の時点におけるカーソル位置情報CDxを読み出すカーソル位置読み出し部222と、読み出されたカーソル位置情報CDxに基づいて実行イベントを生成するイベント生成部224と、を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ポインティングデバイス(例えば、空間中における動きを検出する3次元モーションセンサを有するポインティングデバイス)、データ処理装置およびデータ処理システム(例えばメニュー選択システム)等に関する。
近年、空間中における筐体の動き(筐体の姿勢(回転,傾きを含む)、筐体の移動(並進移動)の少なくとも一つを含む)に応じた物理量信号を生成して出力するポインティングデバイス(3次元マウス等)を用いたシステムのニーズが高まっている。
3次元の空間内で携帯型機器を動かすことにより、画像表示装置上でカーソルポインタを移動させ、ボタンにより操作を行う機器(3次元マウス)を用いた技術は、例えば、下記の特許文献1,特許文献2に記載されている。
特開平7−284166 特開2008−135075
3次元の動きを検出するポインティングデバイスを用いたシステム(ここでは、メニュー選択システムとする)では、例えば、ユーザは、ポインティングデバイスを空間中で動かし、これによってカーソルを例えば、メニュー画面上で移動させ、次に、操作スイッチを操作し、複数の選択肢の中から一つの選択肢を選択する。
操作スイッチは、例えば押下型のスイッチ(突起状、平面状の双方を含み、圧力によりオンし、圧力の解除によってオフするタイプのスイッチであり、側面についているものも含む)である。操作スイッチの操作時には、指による圧力がスイッチに加わるため、筐体が空間中で微小に動いてしまう場合があり、これによって、カーソル位置が、所望の選択肢からずれてしまう場合がある。また、操作スイッチの操作が開始されてから、その操作が実際に検出されるまでには、若干の遅延時間があるのが一般的である。
したがって、操作スイッチの操作が実際に検出される時点において、カーソル位置が所望位置からずれている場合には、そのずれた位置のカーソルによって誤った選択肢(誤ったメニュー)が選択されてしまう。このような事態が生じると、ポインティングデバイスの使い勝手が悪くなり、メニュー選択システムの信頼性も低下する。
この問題に対しては、例えば、メニュー画面の選択肢の一つ一つを大面積にしたり、操作力が少なくて済むスイッチを採用したり、操作ボタン等の配置や操作ボタン等の機能に工夫をする、というような対策が考えられるが、いずれも限界があり、誤選択の確実な防止の観点からは、十分とはいえない。
本発明の少なくとも一つの態様によれば、例えば、実施が容易でかつハードウエアコストの上昇を招くことのない方法によって、ポインティングデバイスのぶれに起因する誤った選択を確実に防止することができ、例えば、信頼性の高いデータ処理システム(例えば3次元入力装置(ポインティングデバイス)ならびにデータ処理装置を含む)を実現することができる。
(1)本発明のデータ処理装置の一態様は、ポインティングデバイスの空間中における動きに応じて生成される物理量信号と、前記ポインティングデバイスに設けられている操作スイッチの操作によって発生するスイッチ操作信号と、を前記ポインティングデバイスからデータ処理装置に送信し、前記データ処理装置が、受信した前記物理量信号および前記スイッチ操作信号に基づくデータ処理によって、表示部に表示される複数の選択肢の中から選択された一つの選択肢に対応するイベントを生成し、生成された前記イベントを実行するデータ処理システムに使用される前記データ処理装置であって、前記物理量信号に基づいてカーソル位置を検出し、カーソル位置情報を出力するカーソル位置検出部と、前記複数の選択肢を有する画像を表示すると共に、前記カーソル位置検出部から出力される前記カーソル位置情報に基づいて、前記画像上にカーソルを表示する表示制御部と、前記スイッチ操作信号を検出するスイッチ操作信号検出部と、前記カーソル位置検出部から出力される前記カーソル位置情報、または前記カーソル位置検出部によって検出された前記カーソル位置に位置する、前記複数の選択肢のうちの一つに対応付けられているイベント情報を、所定の時間にわたって記憶する記憶部と、前記操作スイッチが第1状態から第2状態になったことを示す第1のスイッチ操作信号が前記スイッチ操作信号検出部によって第1の時点において検出された場合、前記記憶部から出力される、前記第1の時点よりも前の第2の時点における前記カーソル位置情報または前記イベント情報に基づいて実行イベントを生成するイベント生成部と、前記実行イベントを実行するイベント実行部と、を含む。
メニュー等の誤った選択が生じる原因は、操作スイッチの操作が開始されてから、その操作が実際に検出されるまでの遅延期間中において、操作スイッチの操作に伴うポインティングデバイスのぶれによってカーソル位置がずれてしまうことである。そこで、本態様では、データ処理装置のスイッチ操作信号検出部によって、第1の時点において第1のスイッチ操作信号(例えばスイッチオン検出信号)が検出されたとき、その第1の時点よりも前の第2の時点のカーソル位置情報またはカーソル位置に対応するイベント情報(すなわち、カーソル位置のずれが生じる前の状態におけるメニュー等の選択情報)に基づいて、実行するべき実行イベントを生成する。このようにすれば、操作スイッチの操作に起因してポインティングデバイスに微小な動き(ぶれ)が生じたとしても、そのぶれが生じる前におけるカーソル位置情報、あるいは、そのカーソル位置情報に対応するイベント(すなわち、ぶれが生じる前のカーソル位置に位置している選択肢に対応付けられているイベント)に基づいて実行イベントが生成され、したがって、ポインティングデバイスのぶれは問題にならず、正確なメニュー選択が可能である。
ここで、「操作スイッチ」は、例えば押しボタンスイッチやスライド式のスイッチ等である。これらのスイッチには、突起状スイッチ、平面状のスイッチの双方が含まれる。操作スイッチは、例えばユーザの指等による圧力によりオンし、圧力の解除によってオフするタイプのスイッチであり、筐体の主面に設けられているもの、筐体の側面に設けられているものを含む。また、「イベント」とは、コンピュータプログラムの実行に際し、何らかのアクションが発生した際にプログラムに発信される情報(メッセージと呼ばれることもある)をいい、例えば、そのイベントによって、プログラムが実行すべき処理(処理内容)が特定される。また、「実行イベント」は、実際に実行すべきイベントであり、例えば、プログラムが実行すべき処理を特定する情報をもつイベント(あるいはその処理内容)のことである。
(2)本発明のデータ処理装置の他の態様では、前記記憶部は、少なくとも、前記操作スイッチの操作開始時点から、前記操作スイッチが第1状態から第2状態に変化する時点までの遅延期間における前記カーソル位置情報または前記イベント情報を記憶する。
本態様では、スイッチ操作に伴う遅延期間(スイッチ操作遅延期間)におけるカーソル位置のずれを補正するために、少なくとも、その遅延期間に相当する時間分のカーソル位置情報またはイベント情報を記憶部に蓄積する。例えば、記憶部には、一定時間毎(例えば、TV画面のフレームレートと同期する1/60秒毎)にカーソル位置検出回路からのカーソル位置情報(あるいは、このカーソル位置情報に対応するイベント情報)を記憶する。上述の遅延期間をTEとしたとき、イベント生成部は、第1の時点よりも、遅延期間TEだけ前の第2の時点におけるカーソル位置情報またはイベント情報に基づいて、実行イベントを生成する。
(3)本発明のデータ処理装置の他の態様では、記記憶部に記憶されている前記カーソル位置情報または前記イベント情報を読み出し、読み出した前記カーソル位置情報または前記イベント情報を前記イベント生成部に供給する読み出し部を、さらに有する。
本態様では、記憶部から情報を読み出すために、読み出し部を設ける。読み出し部は、例えば、第1のスイッチ操作信号(例えば、スイッチオン検出信号)が第1の時点で検出されると、それ以前の第2の時点におけるカーソル位置情報またはイベント情報を記憶部から読み出し、読み出したカーソル位置情報またはイベント情報をイベント生成部に供給する。
(4)本発明のデータ処理装置の他の態様では、前記記憶部は、前記遅延期間に相当する遅延量をもつ遅延線であり、前記記憶部から出力される前記カーソル位置情報または前記イベント情報が、前記イベント生成部に供給される。
本態様では、記憶部は、上述の遅延期間に相当する遅延量をもつ遅延線(例えば、シフトレジスタ)によって構成される。記憶部(遅延線)に入力されたカーソル位置情報またはイベント情報は、上述の遅延時間に相当する時間の経過後に記憶部(遅延線)から出力される。イベント生成部は、記憶部から送られてくるカーソル位置情報またはイベント情報に基づいて実行イベントを生成する。本態様では、記憶部から情報を読み出すための読み出し部が不要である。このことは、回路構成の簡素化に寄与する。
(5)本発明のポインティングデバイスの一態様では、ポインティングデバイスの空間中における動きに応じて生成される物理量信号と、前記ポインティングデバイスに設けられている操作スイッチの操作によって発生するスイッチ操作信号と、を前記ポインティングデバイスからデータ処理装置に送信し、前記データ処理装置が、受信した前記物理量信号および前記スイッチ操作信号に基づくデータ処理によって、表示部に表示される複数の選択肢の中から選択された一つの選択肢に対応するイベントを生成し、生成された前記イベントを実行するデータ処理システムに使用される前記ポインティングデバイスであって、前記物理量信号を遅延させる遅延回路と、前記遅延回路によって遅延された前記物理量信号と、前記操作スイッチの操作によって発生するスイッチ操作信号と、を前記データ処理装置に送信するための送信インタフェースと、を含む。
本態様では、ポインティングデバイスに遅延回路を設ける。そして、空間中におけるポインティングデバイスの動きに対応して生成される物理量信号に対して、上述の遅延期間に相当する遅延を与え、遅延後の物理量信号をデータ処理装置に送信する。データ処理装置のイベント生成部は、第1のスイッチ操作信号が検出されたタイミングにおけるカーソル位置情報またはイベント情報に基づいて実行イベントを生成する。物理量信号には、ポインティングデバイス側で遅延が与えられているため、上述の態様と同じ効果が得られる。すなわち、操作スイッチの操作に起因してポインティングデバイスにぶれが生じたとしても、そのぶれが生じる前におけるカーソル位置情報、あるいは、そのカーソル位置情報に対応するイベントに基づいて実行イベントが生成され、したがって、ポインティングデバイスのぶれは問題にならず、正確なメニュー等の選択が可能である。
(6)本発明のポインティングデバイスの他の態様では、前記遅延回路は、前記物理量信号を、前記操作スイッチの操作開始時点から、前記操作スイッチが第1状態から第2状態に変化する時点までの遅延期間に相当する時間、遅延させる。
上記(5)の態様においては、遅延回路は、スイッチ操作に伴う遅延期間(スイッチ操作遅延期間)に相当する遅延を物理量信号に対して与えるのが好ましい。
(7)本発明のデータ処理システムの一態様は、筐体の空間中における動きに応じて生成される物理量信号と、前記筐体に設けられている操作スイッチの操作によって発生するスイッチ操作信号と、をデータ処理装置に送信するポインティングデバイスと、上記いずれかのデータ処理装置と、を含む。
これによって、ポインティングデバイスのぶれに起因する誤った選択を確実に防止することができる、信頼性の高いデータ処理システムを実現することができる。
(8)本発明のデータ処理システムの他の態様は、上記いずれかのポインティングデバイスと、前記ポインティングデバイスから送られてくる物理量信号およびスイッチ操作信号を受信し、受信した前記物理量信号および前記スイッチ操作信号に基づくデータ処理によって、表示部に表示される複数の選択肢の中から選択された一つの選択肢に対応する実行イベントを生成し、生成された前記実行イベントを実行するデータ処理装置と、を含む。
これによって、ポインティングデバイスのぶれに起因する誤った選択を確実に防止することができる、信頼性の高いデータ処理システムを実現することができる。
このように、本発明の少なくとも一つの態様によれば、例えば、実施が容易でかつハードウエアコストの上昇を招くことのない方法によって、ポインティングデバイスのぶれに起因する誤った選択を確実に防止することができ、例えば、信頼性の高いデータ処理システム(例えば、3次元入力装置(ポインティングデバイス)ならびにデータ処理装置を含む)を実現することができる。
データ処理システムの一例であるメニュー選択システムの構成の一例を示す図 押下式スイッチ(操作スイッチ)の操作状態と、3次元モーションセンサから出力される物理量信号のレベルとの関係を示す図 図3(A),図3(B)は、図1に示されるデータ処理装置における、イベント生成のための具体的な動作例を示す図 メニュー選択システムの他の例(カーソル位置記憶部を遅延線で構成する例)の構成を示す図 メニュー選択システムの構成の他の例を示す図 図5に示されるデータ処理装置における、イベント生成のための具体的な動作例を示す図 メニュー選択システムの他の例(仮イベント記憶部を遅延線で構成する例)の構成を示す図 データ処理システムの一例であるメニュー選択システムに用いられるポインティングデバイスの他の構成例を示す図
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成のすべてが、本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
(第1の実施形態)
本実施形態では、操作スイッチがオフ状態からオン状態になったときに、その操作スイッチのターンオン検出時点よりも所定の時間だけ前の時点におけるカーソル位置情報に基づいて、実行すべきイベント(実行イベント)を生成する。
(メニュー選択システムの構成例と動作例)
図1は、データ処理システム(ここでは、メニュー選択システムとする)の構成の一例を示す図である。図1のメニュー選択システムは、3次元ポインティングデバイス100と、データ処理装置200と、を含む。3次元ポインティングデバイスは、空間中における動き(例えば、姿勢、回転、並進の少なくとも一つ)に応じた物理量信号を生成する機能をもつ入力装置であり、例えば3次元マウスである。「ポインティングデバイス」は、コンピュータシステム等における入力デバイスであり、最も広義に解釈するものとする(例えば、入力装置と同義に解釈する)。また、データ処理装置200は、例えば、コンピュータ本体であり、本実施形態では、ユーザによるメニュー選択を実現するための情報処理(メニュー表示処理やイベント実行等)を行う。
3次元ポインティングデバイス100とデータ処理装置200とは、通信(有線通信、無線通信のいずれでもよく、無線通信としては、例えば赤外光を使用することができる)によって情報を送受信することができる。図1のメニュー選択システムでは、両者は、アンテナAN1,AN2を経由した無線通信によって相互に情報を交換することができる。
3次元ポインティングデバイス100は、筐体の空間中における動きに応じた物理量信号と、操作スイッチの操作によって発生するスイッチ操作信号とをデータ処理装置200に向けて送信することができる。
3次元ポインティングデバイス100は、3次元モーションセンサ110を有する。この3次元モーションセンサ110は、x軸についての角速度を検出する第1のジャイロセンサ(角速度センサ)MS1と、y軸についての角速度を検出する第2のジャイロセンサMS2と、z軸についての角速度を検出する第3のジャイロセンサMS3と、3軸(x軸,y軸,z軸)の各々についての加速度を検出する3軸加速度センサ(3次元加速度センサ)MS4と、を有する。
また、3次元ポインティングデバイス100は、ユーザが操作する操作スイッチ(ここでは押下型スイッチ)SWと、A/D変換器112a〜112dと、CPU116を搭載する制御部114と、メモリ119と、電源121と、通信部(通信インタフェース)118と、アンテナAN1と、を有する。
3次元モーションセンサ110は、角速度および加速度を検出し、検出された物理量に対応する物理量信号を出力する。A/D変換器112a〜112cの各々は、第1のジャイロセンサMS1〜第3のジャイロセンサMS3の各々から出力されるアナログ信号である角速度信号をデジタル信号に変換する。また、A/D変換器112dは、3軸加速度センサMS4から出力されるアナログ信号である加速度信号をデジタル信号に変換する。各A/D変換器112a〜112dは、デジタル信号である物理量信号PQ1〜PQ4(各物理量信号を総称して物理量信号PQという場合がある)を出力し、各物理量信号PQ1〜PQ4は、制御部114に供給される。
また、押下型スイッチSWは、例えば押しボタンスイッチであり、突起状スイッチ、平面状のスイッチの双方が含まれる。例えばユーザの指等による圧力によりオンし、圧力の解除によってオフするタイプのスイッチであり、筐体の主面に設けられているもの、筐体の側面に設けられているものを含む。なお、「押下型スイッチ」は、操作スイッチの一例であり、これに限定されるものではない。操作スイッチの他の例としては、スライド式のスイッチがある。
ユーザによって操作スイッチ(押下型スイッチSW)操作されるとき、指等によって圧力が加えられるため、その影響を受けて筐体が、空間中において微妙に動く場合があり、この不要な動きによってメニューの誤選択が生じる場合がある。そこで、本実施形態では、データ処理装置200におけるデータ処理方法を工夫することによって、3次元ポインティングデバイス100の不要な動きに起因するメニューの誤選択を確実に防止する。
データ処理装置200は、受信した物理量信号およびスイッチ操作信号に基づくデータ処理によって、表示部に表示される複数の選択肢の中から選択された一つの選択肢に対応するイベントを生成し、生成されたイベントを実行する。なお、「イベント」とは、コンピュータプログラムの実行に際し、何らかのアクションが発生した際にプログラムに発信される情報(メッセージと呼ばれることもある)をいい、例えば、そのイベントによって、プログラムが実行すべき処理(処理内容)が特定される。また、「実行イベント」は、実行すべきイベントのことであり、例えば、プログラムが実行すべき処理を特定する情報をもつイベント(あるいはその処理内容)のことである。
データ処理装置200は、通信部(通信インタフェース)210と、受信した物理量信号に基づいて、カーソルCS1(CS2)の位置を検出し、カーソル位置情報を出力する(つまり、受信した物理量信号に基づいてカーソル位置情報を出力する)カーソル位置検出部212と、表示パネル300上に、複数の選択肢INを有するメニュー画像を表示すると共に、カーソル位置検出部212から出力されるカーソル位置情報に基づいて、メニュー画像上にカーソルを表示する表示制御部216と、を含む。各部は、例えば、ハードウエアの回路で構成することができる。但し、これに限定されるものではなく、各部は、例えば、CPUとソフトウェアによって実現される機能ブロックによって構成することも可能である。
カーソル位置の特定(すなわちカーソル位置の検出)は、例えば、以下の、初期化処理およびカーソル位置決定処理によって実現される。
(初期化処理)
カーソル位置検出部212は、表示パネル300の所定の位置のカーソル位置情報を初期カーソル位置情報として記憶しており、初期はそれを出力する。データ処理装置200の電源投入時には、カーソルは前記初期カーソル位置情報に従って、表示パネル300の、所定の初期位置(画面中央等)に表示される。ポインティングデバイス100の所定のボタンをONすることで、カーソルが仮に初期位置以外に移動していたとしても、カーソルは、所定の初期位置へと移動する。以後、カーソル位置は、物理量信号(3次元モーションセンサ110の出力)により変化する。
(カーソル位置決定処理)
カーソル位置検出部212は、所定のボタンON信号を受け取った後は、ポインティングデバイス100から受け取る物理量信号と前記初期カーソル位置情報とに基づいて新たなカーソル位置を決定し、その位置情報を出力する。
物理量信号の処理としては、例えば3軸の加速度センサMS4の信号からポインティングデバイス100の平行移動ベクトルを算出し、所定の平面への射影ベクトルに変換処理し、そのベクトルの大きさに所定の係数をかけて、カーソルの第1移動ベクトルを決定する。
さらに3軸のジャイロセンサMS1〜MS3の信号から、ポインティングデバイス100の回転を算出し、ポインティングデバイス100の所定の一端部の平行移動ベクトルに換算してから、上述の所定の平面への射影ベクトルに変換処理し、そのベクトルの大きさに所定の係数をかけて、カーソルの第2移動ベクトルを決定する。そして、例えば、以下の処理(算出)を行って、新しいカーソル位置を決定する。
新しいカーソル位置=初期カーソル位置+第1移動ベクトル+第2移動ベクトル
また、新しいカーソル位置が表示パネル300の表示可能範囲外の位置と判断した場合は、表示可能範囲の端部位置情報で置き換える。
表示制御部216は、カーソル表示部217と、メニュー表示部219と、を含む。図1において、表示パネル300上には、複数の選択肢IN(図中、A〜H,1〜4と表記されている)と、カーソルCS1(CS2)が表示されている。カーソル表示部217は、カーソル表示が必要な場合、カーソル位置検出部212からカーソル位置情報を得て、カーソルCS1(CS2)を、表示パネル300上に表示する。
複数の選択肢IN(A〜H,1〜4)の各々には、複数のイベントの各々が1:1に対応付けられている。例えば、現在表示されているメニューが、記憶媒体(例えば、CDROM)やコンピュータシステムのハードディスクに関する処理メニューであるとし、例えば、選択肢Eが「記憶媒体に蓄積されている情報のコピー(複製の作成)」であり、選択肢1が「記録媒体の初期化」であるとする。この場合、選択肢Eには、「記憶媒体のコピー処理」というイベントが対応付けられており、選択肢1には、「記憶媒体の初期化処理」というイベントが対応付けられている。
データ処理装置200は、さらに、受信したスイッチ操作信号を検出するスイッチ操作信号検出部214と、カーソル位置検出部212から出力されるカーソル位置情報、または、カーソル位置情報に対応するイベント情報(すなわち、カーソル位置検出部212によって検出されたカーソル位置に位置する、複数の選択肢のうちの一つに対応付けられているイベント情報)を、所定の時間にわたって記憶するカーソル位置記憶部220と、カーソル位置読み出し部222と、メニュー情報MDを一時的に記憶するメモリ226と、イベント生成部224と、イベント実行部228と、を有する。
カーソル位置記憶部220は、一定時間毎(例えばテレビ画面のフレームレートと同期する1/60毎)にカーソル位置検出部212から出力されるカーソル位置情報CDを一時的に記憶する。カーソル位置記憶部220は、例えば、シフトレジスタにより構成することができ、また、メモリ素子を用いたリングバッファにより構成することもできる。カーソル位置記憶部220は、1/60秒毎に入力されるカーソル位置情報(カーソル位置データ)CDを、例えば1秒間、記憶することができる。これにより、ある時刻(例えば、スイッチ操作信号検出部214からスイッチオン検出信号S1onが出力される時刻)を基準とし、直前の1秒間におけるカーソル位置情報を、カーソル位置記憶部220から読み出すことが可能となる。
スイッチ操作信号検出部214は、3次元ポインティングデバイス100の押下式スイッチSWが、第1状態(例えばオフ状態)から第2状態(例えばオン状態)に変化すると、そのことを検出して、第1のスイッチ操作信号であるスイッチオン検出信号S1onを出力する。スイッチオン検出信号S1onは、カーソル位置読み出し部222およびイベント生成部224の各々に供給される。
カーソル位置読み出し部222は、スイッチオン検出信号S1onが第1の時点(例えば時刻t1)において入力されると、カーソル位置記憶部220から、第1の時点(例えば時刻t1)よりも前の第2の時点(例えば時刻t0)におけるカーソル位置情報CDを読み出し、読み出されたカーソル位置情報CDxを、イベント生成部224に送る。また、メモリ226には、表示パネル300に表示されているメニュー情報MDが蓄積されている。メニュー情報MDは、イベント生成部224に供給される。
イベント生成部224は、スイッチ操作信号検出部214からのスイッチオン検出信号S1onが入力されると、その入力タイミングで、カーソル位置記憶部220から読み出されたカーソル位置情報CDxと、メモリ226からのメニュー情報MDとを照合し、カーソル位置情報CDxに対応する選択肢(イベント)を特定し、その特定された選択肢に対応付けられているイベントEVTを生成し、出力する。イベント生成部224から出力されるイベントEVTは、実行イベント(実際に実行すべきイベント)としてイベント実行部228に供給される。
イベント実行部228(例えば、アプリケーションプログラム)は、実行イベントEVTに従って、必要な処理(例えば、記憶媒体の情報のコピー処理)を実行する。
本実施形態のメニュー選択システムでは、ユーザの操作スイッチの操作時に生じる3次元ポインティングデバイスの動きに起因して、誤ったメニューが選択されることが確実に防止される。
すなわち、メニューの誤った選択が生じる原因は、ユーザによって押下型スイッチ(操作スイッチ)SWの操作が開始されてから、その操作が実際に検出されるまでの遅延期間中において、押下型スイッチ(操作スイッチ)SWの操作に伴うポインティングデバイスのぶれによって、カーソル位置がずれてしまうことである。そこで、本実施形態では、データ処理装置200のスイッチ操作信号検出部214によって、第1の時点において第1のスイッチ操作信号であるスイッチオン検出信号が検出されたとき、その第1の時点よりも前の第2の時点のカーソル位置情報またはカーソル位置に対応するイベント情報(すなわち、カーソル位置のずれが生じる前の状態におけるメニュー選択情報)に基づいて、実行するべき実行イベントを生成する。このようにすれば、押下型スイッチ(操作スイッチ)SWの操作に起因してポインティングデバイスに微小な動き(ぶれ)が生じたとしても、そのぶれが生じる前におけるカーソル位置情報に基づいて実行イベントが生成され、したがって、ポインティングデバイスのぶれは問題にならず、正確なメニュー選択が可能である。
(スイッチ遅延期間(スイッチ余裕期間)についての考察)
スイッチオン検出信号S1onが出力される第1の時点と、それ以前の第2の時点(カーソル位置記憶部220から読み出すべきカーソル位置情報に対応する過去の時点)との間の間隔は、3次元ポインティングデバイス100に設けられている押下型スイッチ(操作スイッチ)SWの操作開始から、実際にその押下型スイッチ(操作スイッチ)の押下が検出されるまでのスイッチ遅延期間(スイッチ余裕期間)に相当する時間幅に設定するのが好ましく、例えば、0.1秒〜0.2秒程度に設定することが可能である。以下、スイッチ遅延期間(スイッチ余裕期間)について考察する。
図2は、押下式スイッチ(操作スイッチ)の操作状態と、3次元モーションセンサから出力される物理量信号のレベルとの関係を示す図である。図2において、横軸は経過時間(t)を示し、縦軸は、x軸周りの角速度信号(物理量信号)PQ1の信号レベルを示している。また、図中、P1〜P6の各々は、角速度信号(物理量信号)PQ1のピークを示している。
また、図2において、期間T1(時刻t1〜t2)は、カーソル走査期間(ユーザが、メニュー選択のためにカーソルを走査(移動)している期間)である。期間T2(時刻t2〜t3)は、制動期間(所望の選択肢に到達した(あるいは近づいた)カーソルの移動を停止するために必要な期間)である。期間T3(時刻t3〜t4)は、スイッチ遅延期間(押下式スイッチの操作が開始されてから、その操作が実際に検出されるまでの遅延期間であり、具体的には、スイッチオン操作が開始されてから、機械式スイッチの接点がオンするまでの期間)である。期間T4(時刻t4〜t5)は、スイッチオン期間(具体的には、機械式スイッチの接点がオンしている期間)である。スイッチ遅延期間T3の時間幅は、例えば、0.1秒〜0.2秒程度である。
カーソル走査期間T1においては、角速度信号(物理量信号)PQ1の信号レベルは、時間経過と共に大きく変化し、ピークP1〜P4が生じる。制動期間T2においては、角速度信号(物理量信号)PQ1の信号レベルの変化幅が小さくなり、信号レベルは安定化する。時刻t3に押下式スイッチ(操作スイッチ)SWの押下が開始される。
図2から明らかなように、押下式スイッチSWのオンの開始タイミング(時刻t3)から押下式スイッチSWの接点がオンするタイミング(時刻t4)までのスイッチ遅延期間T3において、角速度信号(物理量信号)PQ1の信号レベルが瞬時的に大きく変化し、ピークP5が生じる。上述のとおり、押下式スイッチSWが押下されたとき、すぐにオン状態になるのではなく、押下が開始されてから、0.1〜0.2秒程度の時間をおいて、機械式スイッチの接点同士が接続されてオン状態となる。なお、押下式スイッチSWの開放時(時刻t5)においても、角速度信号(物理量信号)PQ1の信号レベルが瞬時的に大きく変化し、ピークP6が生じる。ピークP5とピークP6に挟まれた期間がスイッチオン期間T4となる。
角速度信号(物理量信号)PQ1の信号レベルが瞬時的に大きく変化すれば、これに対応して、カーソルの位置が瞬時的に大きく変化する。時刻t4において、スイッチオンが検出されるが、このタイミング(時刻t4)におけるカーソルの位置は、瞬時的な位置変動が生じた後の位置(誤ったカーソル位置)である可能性が高く、そのままメニュー選択が実行されると、誤った処理が実行されてしまう可能性が高い。そこで、カーソル位置の瞬時的な変動が生じる前の時点である時刻3におけるカーソル位置(過去のカーソル位置)を特定し、その過去のカーソル位置情報に基づいて、実行イベントを生成する。
(具体的動作例)
図3(A),図3(B)は、図1に示されるデータ処理装置における、イベント生成のための具体的な動作例を示す図である。図3(A)に示されるように、表示パネル300上に表示されている選択肢(A,E,1)の各々には、イベント1,イベント2,イベント3の各々が1:1に対応付けられている。例えば、選択肢Eが「記憶媒体に蓄積されている情報のコピー(複製の作成)」というメニューであり、選択肢1が「記録媒体の初期化」というメニューであるとする。この場合、選択肢Eには、「記憶媒体のコピー処理」というイベント2が対応付けられており、選択肢1には、「記憶媒体の初期化処理」というイベント3が対応付けられている。
そして、図2の時刻t3(カーソルの位置変動が生じる前)におけるカーソルがCS1であり、時刻t4(カーソルの位置変動が生じた後)におけるカーソルがCS2であるとする。この場合、ユーザは、イベント2の実行を希望しているにもかかわらず、実際には、意図しないイベント3が実行されてしまう。
そこで、本実施形態では、図3(B)に示すように、カーソル位置のずれが生じる前の状態におけるカーソル位置情報に基づいて、実行するべき実行イベントを生成する。すなわち、カーソル位置記憶部220には、少なくとも、上述のスイッチ遅延期間T3に対応する時間幅分のカーソル位置情報が記憶されている。図中、CD1〜CDn+2の各々は、カーソル位置記憶部220に蓄積されている、1/60秒毎にサンプリングされたカーソル位置情報を示している。
カーソル位置読み出し部222は、時刻t4においてスイッチオン検出信号S1onが出力されると、時刻t4よりもスイッチ遅延期間T3だけ前の時刻t3におけるカーソル位置情報CD3を、カーソル位置記憶部220から読み出して、イベント生成部224に送る。一方、メモリ226には、表示パネル300に表示されているメニュー情報MDが蓄積されており、メニュー情報MDは、イベント生成部224に自動的に供給される。
イベント生成部224は、スイッチ操作信号検出部214からのスイッチオン検出信号S1onが入力されると、その入力タイミングで、カーソル位置記憶部220から読み出されたカーソル位置情報CD3と、メモリ226からのメニュー情報MDとを照合し、カーソル位置情報CD3に対応する選択肢Eを特定し、その特定された選択肢Eに対応付けられているイベントEVT(すなわちイベント2)を生成し、出力する。イベント生成部224から出力されるイベントEVT(イベント2)は、実行イベント(実際に実行すべきイベント)としてイベント実行部228に供給される。これによって、選択肢Eに対応付けられている、「記憶媒体のコピー処理」というイベント2(ユーザが望む処理)が確実に実行される。
(第2の実施形態)
図4は、メニュー選択システムの他の例(カーソル位置記憶部を遅延線で構成する例)の構成を示す図である。本実施形態では、カーソル位置記憶部220は、スイッチ遅延期間T3に相当する遅延量をもつ遅延線(例えば、シフトレジスタ)で構成される。
本実施形態では、カーソル位置記憶部(ここでは、シフトレジスタとする)220に入力されたカーソル位置情報CDは、上述のスイッチ遅延期間T3に相当する時間の経過後にカーソル位置記憶部220から出力される。
イベント生成部224は、スイッチオン検出信号S1onが入力される時点(時刻t4)において、カーソル位置記憶部220から出力されているカーソル位置情報CD3(すなわち時刻t3におけるカーソル位置情報)に基づいて、実行イベントEVT(具体的にはイベント2)を生成する。
本実施形態では、カーソル位置記憶部220からカーソル位置情報を読み出すためのカーソル位置読み出し部(図3の参照符号222)が不要である。このことは、回路構成の簡素化に寄与する。
(第3の実施形態)
前掲の実施形態では、過去のカーソル位置情報に基づいて実行イベントを生成していたが、本実施形態では、過去のカーソル位置情報によって定まる選択肢に1:1に対応づけられているイベントに基づいて、実行イベントを生成する。
すなわち、前掲の実施形態では、カーソル位置情報を求め、求められたカーソル位置情報をイベント実行部に供給して、選択肢に対応している実行イベントを生成する方法が採用されている。これに対し、本実施形態では、カーソル位置情報によって特定される選択肢(カーソル位置に位置する選択肢)に対応付けられているイベントを求め、そのイベント情報をイベント生成部に送って、そのイベント情報をそのまま実行イベントとする方法が採用される。各方法の相違点は、「カーソル位置情報」に基づいて実行イベントを生成するか、「カーソル位置情報に対応する仮イベント」に基づいて実行イベントを生成するか、という点だけである。いずれの方法を選ぶかは、回路やソフトウエアの構成の容易性やコスト等を勘案して、設計段階で決定される。なお、カーソル位置情報ならびに、カーソル位置情報に対応するイベント情報(仮イベント情報)は、いずれも、「ある時点において、操作スイッチが操作されたならば生じるであろう選択結果を予測する(あるいは特定する)ために使用可能な、選択処理に関係する基礎情報としての選択情報」であり、したがって、両者は、広義には「選択情報」ということができる。
前掲の実施形態では、イベント生成部224にて、カーソル位置情報CDとメニュー情報MDとの照合(付き合わせ)を行っていたが、本実施形態では、カーソル位置情報CDとメニュー情報MDとの照合(付き合わせ)を、より早期に実行し、その照合により特定されるイベント(これを仮イベントと称する)を、仮イベント記憶部52に、少なくとも上記のスイッチ遅延期間T3に相当する時間分だけ蓄積する。データ処理装置の基本的な構成は、第1の実施形態(図1)と同様である。なお、「仮イベント」は、「カーソル位置に位置する選択肢に対応づけられているイベントであって、選択される可能性はあるものの、未だ選択が確定しない状態におけるイベント(すなわち、その時点で操作スイッチが押下されたならば、選択が確定するはずの仮のイベント)」であり、実行が確定した「実行イベント」と区別される。
図5は、メニュー選択システムの構成の他の例を示す図である。図5に示されるデータ処理装置200では、仮イベント生成部250が新たに設けられており、また、図1のカーソル位置記憶部220の代わりに仮イベント記憶部252が設けられ、図1のカーソル位置読み出し部222の代わりに仮イベント読み出し部254が設けられている。
仮イベント生成部250は、カーソル位置検出部212から出力されるカーソル位置情報CDと、メニュー表示部219から出力されるメニュー情報MDとを照合(付き合わせ)して、仮イベントTEVを生成する。生成された仮イベントTEVは、仮イベント記憶部252に蓄積される。仮イベント記憶部252には、少なくともスイッチ遅延期間T3に相当する時間分の仮イベントTEVが蓄積される。実際には、約1秒間にわたって、1/60秒毎に仮イベントTEVを取得し、取得された仮イベントTEVを順次、仮イベント記憶部252に蓄積するのが好ましい。
仮イベント読み出し部254は、第1の時点(時刻t4)おいてスイッチオン検出信号S1onが出力されると、時刻t4よりもスイッチ遅延期間T3だけ前の時刻t3における仮イベントTEVを、仮イベント記憶部252から読み出して、イベント生成部224に送る。
イベント生成部224は、スイッチ操作信号検出部214からのスイッチオン検出信号S1onが入力されると、その入力タイミング(時刻t4)において、仮イベント読み出し部254から供給されている仮イベントTEVを、そのまま実行イベントEVTとして特定し、特定された実行イベントEVTをイベント実行部228に供給する。得られる効果は、前掲の実施形態と同様である。
図6は、図5に示されるデータ処理装置における、イベント生成のための具体的な動作例を示す図である。仮イベント記憶部252は、仮イベントTEV1〜TEVn+2が蓄積されている。時刻t4において、スイッチオン検出信号S1onが仮イベント読み出し部254に入力されると、時刻t4からスイッチ遅延期間T3に相当する時間だけ前の、時刻t3における仮イベントTEV2が、仮イベント読み出し部254によって読み出される。この仮イベントTEV2は、例えば、図3(A)に示されるイベント2に相当する。イベント生成部224は、イベント2を実行イベントとし、そのイベント2をイベント実行部228に送る。
なお、図1のカーソル位置記憶部220および仮イベント記憶部252が共にデータ処理装置220に設けられる場合、あるいは、一つの記憶部に、カーソル位置情報およびイベント情報が共に記憶される場合には、イベント生成部224は、第1の時点よりも前の第2の時点における、カーソル位置情報およびイベント情報(仮イベント情報)の少なくとも一つに基づいて実行イベントを生成することができる。
(第4の実施形態)
図7は、メニュー選択システムの他の例(仮イベント記憶部を遅延線で構成する例)の構成を示す図である。本実施形態では、仮イベント記憶部252は、スイッチ遅延期間T3に相当する遅延量をもつ遅延線(例えば、シフトレジスタ)で構成される。
本実施形態では、仮イベント記憶部(ここでは、シフトレジスタとする)252に入力された仮イベントTEVは、上述のスイッチ遅延期間T3に相当する時間の経過後に仮イベント記憶部252から出力される。
イベント生成部224は、スイッチオン検出信号S1onが入力される時点(時刻t4)において、仮イベント記憶部252から出力されている仮イベントTEV2(すなわち時刻t3におけるイベント2)を、実行イベントEVTとして特定し、その実行イベントEVTをイベント実行部228に送る。
本実施形態では、仮イベント記憶部252から仮イベントTEVを読み出すための仮イベント読み出し部(図6の参照符号254)が不要である。このことは、回路構成の簡素化に寄与する。
(第5の実施形態)
図8は、データ処理システム(メニュー選択システム)に用いられるポインティングデバイスの他の構成例を示す図である。図8では、図1の3次元ポインティングデバイス100における3次元モーションセンサ110、押下型スイッチSW、メモリ119ならびに電源121は省略している。図8では、制御部114に含まれるCPU116における機能ブロックの構成例を示している。
係数乗算部401は、物理量信号PQ(PQ1〜PQ4)の微小変位ΔPQを、表示パネル300上におけるカーソルの移動距離に変換するための係数を、物理量信号PQ1〜PQ4の各々に城山する。遅延回路405は、係数乗算部401から出力される物理量信号を、上記のスイッチ遅延期間に相当する時間だけ遅延させる。
スイッチ操作信号検出部403は、押下型スイッチ(操作スイッチ)SWの押下ならびに開放(リリース)によって生じるスイッチ信号SWQを検出し、スイッチ操作信号(送信側)SWQ’を生成する。
通信部(通信インタフェースあるいは送信インタフェース)118は、遅延回路405によって遅延された物理量信号と、操作スイッチSWの操作によって発生するスイッチ操作信号SWQ’とを、データ処理装置200に向けて、例えば無線により送信する。
本実施形態では、3次元ポインティングデバイス100に遅延回路405が設けられる。そして、空間中における3次元ポインティングデバイス100の動きに対応して生成される物理量信号に対して、好ましくは、上述のスイッチ遅延期間T3に相当する時間の遅延を与え、遅延後の物理量信号をデータ処理装置200に向けて送信する。
データ処理装置200のイベント生成部224は、スイッチ操作信号検出部214によって、第1のスイッチ操作信号であるスイッチオン検出信号S1onが検出されたタイミングにおけるカーソル位置情報またはイベント情報に基づいて、実行イベントを生成する。本実施形態では、物理量信号には、3次元ポインティングデバイス100側で所定の遅延が与えられているため、上述の実施形態と同様の効果が得られる。
すなわち、押下式スイッチ(操作スイッチ)SWの操作に起因して3次元ポインティングデバイス100にぶれが生じたとしても、そのぶれが生じた時点で送信されるのは所定時間だけ過去の時点における物理量信号(すなわち、ぶれが生じる前の物理量信号)である。よって、データ処理装置200では、3次元ポインティングデバイス100のぶれが生じる前におけるカーソル位置情報、あるいは、そのカーソル位置情報に対応する仮イベントに基づいて実行イベントが生成される。したがって、ポインティングデバイスのぶれは問題にならず、正確なメニュー選択が可能である。
以上説明した本発明の実施形態によれば、例えば、ボタン押し下げによる影響を排除できため、選択肢の領域をより小さく設計しても問題が生じず、より小型の実用的なデータ処理システム(例えば、メニュー選択システム)を構築することができる。また、カーソルの表示や移動については、従来と同様のリアルタイム性が確保出来るため、利用者のストレスを増大させることはない。また、構成が簡素化されているため、実施が容易であり、例えば、追加のハードウエアコストがほとんど生じない。
このように、本発明の少なくとも一つの実施形態によれば、例えば、実施が容易でかつハードウエアコストの上昇を招くことのない方法によって、ポインティングデバイスのぶれに起因する誤った選択を確実に防止することができ、例えば、信頼性の高いメニュー選択システム等のデータ処理システム(例えば、3次元入力装置(ポインティングデバイス)ならびにデータ処理装置を含む)を実現することができる。
なお、本発明の実施形態について詳述したが、本発明の新規事項および効果から逸脱しない範囲で、多くの変形が可能であることは、当業者には容易に理解できるであろう。したがって、このような変形例は、すべて本発明に含まれるものとする。例えば、上述の実施形態では、メニュー選択システムを例にとって説明したが、本発明は、3次元入力装置を用いたゲームシステムのゲーム操作や、カメラやロボットの遠隔操作システムにおける遠隔制御等に広く利用することができる。また、ポインティングデバイスという用語は、最も広義に解釈するものとし、空間的変位に対応する物理量信号とスイッチ操作信号とを入力できる入力装置を広く含むものとする。また、3次元モーションセンサの構成は、前掲の実施形態に限定されるものでではなく、その他の構成(例えば、ジャイロセンサと加速度センサに加えて、さらに磁気センサを有する構成)も採用することができる。また、空間的変位には、ポインティングデバイスの姿勢、回転が含まれ、また、移動(並進)も含まれる。また、1次元あるいは2次元の変位を検出するポインティングデバイスも含まれる。なお、ポインティングデバイスの並進(水平移動や垂直移動等)は、加速度センサの出力の変動を時間で積分することによって算出することができる。
100 3次元ポインティングデバイス、110 3次元モーションセンサ、
112a〜112d A/D変換器、114 制御部、116 CPU、
118 通信部(通信インタフェースまたは送信インタフェース)、119 メモリ、
121 電源、AN1,AN2 アンテナ、200 データ処理装置、
210 通信部、212 カーソル位置検出部、214 スイッチ操作信号検出部、
216 表示制御部、217 カーソル表示部、219 メニュー表示部、
220 カーソル位置記憶部、222 カーソル位置読み出し部、
224 イベント生成部、226 メモリ、228 イベント実行部、
300 表示パネル、IN 選択肢、
CS1,CS2 カーソル(あるいはカーソル位置)

Claims (9)

  1. ポインティングデバイスの空間中における動きに応じて生成される物理量信号と、前記ポインティングデバイスに設けられている操作スイッチの操作によって発生するスイッチ操作信号と、を前記ポインティングデバイスからデータ処理装置に送信し、前記データ処理装置が、受信した前記物理量信号および前記スイッチ操作信号に基づくデータ処理によって、表示部に表示される複数の選択肢の中から選択された一つの選択肢に対応するイベントを生成し、生成された前記イベントを実行するデータ処理システムに使用される前記データ処理装置であって、
    前記物理量信号に基づいてカーソル位置を検出し、カーソル位置情報を出力するカーソル位置検出部と、
    前記複数の選択肢を有する画像を表示すると共に、前記カーソル位置検出部から出力される前記カーソル位置情報に基づいて、前記画像上にカーソルを表示する表示制御部と、
    前記スイッチ操作信号を検出するスイッチ操作信号検出部と、
    前記カーソル位置検出部から出力される前記カーソル位置情報、または前記カーソル位置検出部によって検出された前記カーソル位置に位置する、前記複数の選択肢のうちの一つに対応付けられているイベント情報を、所定の時間にわたって記憶する記憶部と、
    前記操作スイッチが第1状態から第2状態になったことを示す第1のスイッチ操作信号が前記スイッチ操作信号検出部によって第1の時点において検出された場合、前記記憶部から出力される、前記第1の時点よりも前の第2の時点における前記カーソル位置情報または前記イベント情報に基づいて実行イベントを生成するイベント生成部と、
    前記実行イベントを実行するイベント実行部と、
    を含むことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 請求項1記載のデータ処理装置であって、
    前記記憶部は、少なくとも、前記操作スイッチの操作開始時点から、前記操作スイッチが第1状態から第2状態に変化する時点までの遅延期間における前記カーソル位置情報または前記イベント情報を記憶することを特徴とするデータ処理装置。
  3. 請求項1または請求項2記載のデータ処理装置であって、
    前記記憶部に記憶されている前記カーソル位置情報または前記イベント情報を読み出し、読み出した前記カーソル位置情報または前記イベント情報を前記イベント生成部に供給する読み出し部を、さらに有することを特徴とするデータ処理装置。
  4. 請求項2記載のデータ処理装置であって、
    前記記憶部は、前記遅延期間に相当する遅延量をもつ遅延線であり、前記記憶部から出力される前記カーソル位置情報または前記イベント情報が、前記イベント生成部に供給されることを特徴とするデータ処理装置。
  5. ポインティングデバイスの空間中における動きに応じて生成される物理量信号と、前記ポインティングデバイスに設けられている操作スイッチの操作によって発生するスイッチ操作信号と、を前記ポインティングデバイスからデータ処理装置に送信し、前記データ処理装置が、受信した前記物理量信号および前記スイッチ操作信号に基づくデータ処理によって、表示部に表示される複数の選択肢の中から選択された一つの選択肢に対応するイベントを生成し、生成された前記イベントを実行するデータ処理システムに使用される前記ポインティングデバイスであって、
    前記物理量信号を遅延させる遅延回路と、
    前記遅延回路によって遅延された前記物理量信号と、前記操作スイッチの操作によって発生するスイッチ操作信号と、を前記データ処理装置に送信するための送信インタフェースと、
    を含むことを特徴とするポインティングデバイス。
  6. 請求項5記載のポインティングデバイスであって、
    前記遅延回路は、前記物理量信号を、前記操作スイッチの操作開始時点から、前記操作スイッチが第1状態から第2状態に変化する時点までの遅延期間に相当する時間、遅延させることを特徴とするポインティングデバイス。
  7. 筐体の空間中における動きに応じて生成される物理量信号と、前記筐体に設けられている操作スイッチの操作によって発生するスイッチ操作信号と、をデータ処理装置に送信するポインティングデバイスと、
    請求項1〜請求項4のいずれかに記載のデータ処理装置と、
    を含むことを特徴とするデータ処理システム。
  8. 請求項5または請求項6に記載のポインティングデバイスと、
    前記ポインティングデバイスから送られてくる物理量信号およびスイッチ操作信号を受信し、受信した前記物理量信号および前記スイッチ操作信号に基づくデータ処理によって、表示部に表示される複数の選択肢の中から選択された一つの選択肢に対応する実行イベントを生成し、生成された前記実行イベントを実行するデータ処理装置と、
    を含むことを特徴とするデータ処理システム。
  9. ポインティングデバイスの空間中における動きに応じて生成される物理量信号と、前記ポインティングデバイスに設けられている操作スイッチの操作によって発生するスイッチ操作信号と、を前記ポインティングデバイスからデータ処理装置に送信し、前記データ処理装置が、受信した前記物理量信号および前記スイッチ操作信号に基づくデータ処理によって、表示部に表示される複数の選択肢の中から選択された一つの選択肢に対応するイベントを生成し、生成された前記イベントを実行するデータ処理システムに使用される前記データ処理装置であって、
    前記物理量信号に基づいてカーソル位置情報を出力するカーソル位置検出部と、
    前記カーソル位置検出部から出力される前記カーソル位置情報、および前記カーソル位置検出部によって検出された前記カーソル位置に位置する、前記複数の選択肢のうちの一つに対応付けられているイベント情報の少なくとも一つを、所定の時間にわたって記憶する記憶部と、
    前記操作スイッチが第1状態から第2状態になったことを示す第1のスイッチ操作信号が前記スイッチ操作信号検出部によって第1の時点において検出された場合、前記記憶部から出力される、前記第1の時点よりも前の第2の時点における前記カーソル位置情報および前記イベント情報の少なくとも一つに基づいて実行イベントを生成するイベント生成部と、
    前記実行イベントを実行するイベント実行部と、
    を含むことを特徴とするデータ処理装置。
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