JP2010156710A - コリオリ流量計の力の釣合を取る方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】流管103A及び103Bと、マグネット・アセンブリ210及びコイル・アセンブリ220とで構成される駆動機構と、流管103A及び103Bに取付けられた釣合錘401及び402とで構成される釣合機構400とを備え、釣合機構400の駆動運動に直交する方向の運動量と前記駆動機構の運動量とが、互いに大きさが等しく、互いに逆向きになるように、釣合機構400の大きさ及び取付位置を選定する。
【選択図】図4
Description
少なくとも1本の流管と、
前記少なくとも1本の流管に取付けられた駆動機構と、
前記少なくとも1本の流管に取付けられた釣合機構とを備え、
前記釣合機構の駆動運動に直交する方向の運動量と前記駆動機構の運動量とが、互いに大きさが等しく、互いに逆向きになるように、前記釣合機構の大きさ及び取付位置が選定されている、
ことを特徴とするコリオリ流量計である。
前記少なくとも1本の流管に駆動機構を取付けるステップと、
前記少なくとも1本の流管に釣合機構を取付けるステップと、
前記釣合機構の運動量と前記駆動機構の運動量とが、互いに大きさが等しく、互いに逆向きになるように、前記釣合機構の取付位置及び大きさを選定するステップと、
を含むことを特徴とする方法である。
前記釣合機構を前記少なくとも1本の流管の前記駆動機構と反対側の側面に取付けるステップと、
前記釣合機構を前記少なくとも1本の流管の中心線を含む平面に対して約45°の角度で延在させるステップと、
から成るものとすることが好ましい。
いる。マニホルド102及び102’は、夫々が、スペーサ106の両端に装備されている。スペーサ106は、マニホルド102とマニホルド102’との間の間隔を維持すると共に、流管103A及び103Bに不都合な振動が発生するのを防止する機能を果たしている。流量計アセンブリ10を、測定対象の物質が流れているパイプライン系統(不図示)に組込んだ場合には、そのパイプライン系統を流れている物質が、フランジ101を通って流量計アセンブリ10の中へ流入する。流入した物質は、その全量が流入側マニホルド102を通過し、この流入側マニホルド102から、流管103Aの中と、流管103Bの中とへ、分かれて流入する。流管103Aを通過した物質と、流管103Bを通過した物質とは、いずれも流出側マニホルド102’へ流入し、そして、この流出側マニホルド102’からフランジ101’を通って流出することで、流量計アセンブリ10から出て行く。
・アセンブリ220の一対のブラケット部211とは、互いに反対側へ、即ち外側へ向かって延出している。各一対のブラケット部211は、平板状のベース部材から外側へ向かって延出した一対の突出片であり、それら突出片は、流管103Aないし103Bの外周面が嵌合する彎曲した縁部290が下辺に形成されている。溶接などの適当な接合手段を用いて、それらブラケット部211の彎曲した縁部290を流管103Aないし103Bの外周面に接合することによって、この駆動機構104がコリオリ流量計5に取付けられる。
錘401の質量中心CMb1とコイル・アセンブリの質量中心CMcとの合成質量中心CCM1が、流管103Aの中心線を含むXY平面上に位置するように、釣合錘401の大きさ及び取付位置を選定してある。また、図中のCMb2は、釣合錘402の質量中心である。釣合錘402に関しては、この釣合錘402の質量中心CMb2とマグネット・アセンブリの質量中心CMmとの合成質量中心CCM2が、流管103Bの中心線を含むXY平面上に位置するように、釣合錘402の大きさ及び取付位置を選定してある。これら釣合錘の特性は、各流管において、その流管に取付けられている釣合錘の質量にその釣合錘のY方向の速度成分を乗じた積と、その流管に取付けられている駆動機構構成部品の質量にその駆動機構構成部品のY方向の速度成分を乗じた積とが、互いに大きさが等しく、互いに逆向きになるというものであり、これを数式で表すと下記の(3)式になる。
Claims (16)
- 少なくとも1本の流管と、
前記少なくとも1本の流管に取付けられた駆動機構と、
前記少なくとも1本の流管に取付けられた釣合機構とを備え、
前記釣合機構の駆動運動に直交する方向の運動量と前記駆動機構の運動量とが、互いに大きさが等しく、互いに逆向きになるように、前記釣合機構の大きさ及び取付位置が選定されている、
ことを特徴とするコリオリ流量計。 - 前記釣合機構が、釣合質量から成ることを特徴とする請求項1記載のコリオリ流量計。
- 前記駆動機構と前記釣合機構との合成質量中心が、前記少なくとも1本の流管の中心線を含む平面の近傍に位置しており、前記中心線を含む平面が前記駆動運動に直交するように、前記釣合機構の大きさ及び取付位置が選定されていることを特徴とする請求項1記載のコリオリ流量計。
- 前記釣合機構が、板ばねを介して前記少なくとも1本の流管に取付けられた釣合質量から成ることを特徴とする請求項1記載のコリオリ流量計。
- 前記釣合機構の固有振動周波数が前記コリオリ流量計の駆動振動周波数より低くなるように、前記板ばねの剛性及び前記釣合質量の大きさが選定されていることを特徴とする請求項4記載のコリオリ流量計。
- 前記釣合機構が、前記少なくとも1本の流管とは異なった位相で振動するようにしてあることを特徴とする請求項1記載のコリオリ流量計。
- 前記釣合機構が、前記少なくとも1本の流管の前記駆動機構と反対側の側面に取付けられており、且つ、前記少なくとも1本の流管の前記中心線を含む平面に対して約45°の角度で延在していることを特徴とする請求項1記載のコリオリ流量計。
- 前記釣合機構が、前記少なくとも1本の流管の前記駆動機構と反対側の側面に取付けられていることを特徴とする請求項1記載のコリオリ流量計。
- 少なくとも1本の流管を備えたコリオリ流量計の力の釣合を取る方法において、
前記少なくとも1本の流管に駆動機構を取付けるステップと、
前記少なくとも1本の流管に釣合機構を取付けるステップと、
前記釣合機構の駆動運動に直交する方向の運動量と前記駆動機構の運動量とが、互いに大きさが等しく、互いに逆向きになるように、前記釣合機構の取付位置及び大きさを選定するステップと、
を含むことを特徴とする方法。 - 前記釣合機構を釣合質量で構成するステップを含むことを特徴とする請求項9記載の方法。
- 前記駆動機構と前記釣合機構との合成質量中心が、前記少なくとも1本の流管の中心線を含む平面の近傍に位置しており、前記中心線を含む平面が前記駆動運動に直交するように、前記釣合機構の取付位置及び大きさを選定するステップを含むことを特徴とする請求項9記載の方法。
- 前記少なくとも1本の流管に釣合機構を取付ける前記ステップが、板ばねを介して前記少なくとも1本の流管に釣合質量を取付けるステップから成ることを特徴とする請求項9記載の方法。
- 前記釣合機構の固有振動周波数が前記コリオリ流量計の駆動振動周波数より低くなるように、前記板ばねの剛性及び前記釣合質量の大きさを選定するステップを含むことを特徴とする請求項12記載の方法。
- 前記釣合機構を前記少なくとも1本の流管とは異なった位相で振動させるステップを含むことを特徴とする請求項9記載の方法。
- 前記少なくとも1本の流管に釣合機構を取付ける前記ステップが、
前記釣合機構を前記少なくとも1本の流管の前記駆動機構と反対側の側面に取付けるステップと、
前記釣合機構を前記少なくとも1本の流管の前記中心線を含む平面に対して約45°の角度で延在させるステップと、
から成ることを特徴とする請求項9記載の方法。 - 前記釣合機構を前記少なくとも1本の流管の前記駆動機構と反対側の側面に取付けるステップを含むことを特徴とする請求項9記載の方法。
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JP2010051280A JP2010156710A (ja) | 2010-03-09 | 2010-03-09 | コリオリ流量計の力の釣合を取る方法及び装置 |
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US6070474A (en) * | 1996-03-17 | 2000-06-06 | Krohne A.G. | Mass flow meter |
JP2002519689A (ja) * | 1998-07-01 | 2002-07-02 | マイクロ・モーション・インコーポレーテッド | バランスバーにより感度を高める方法及びそれによるコリオリ流量計 |
EP1248084A1 (de) * | 2001-04-05 | 2002-10-09 | Endress + Hauser Flowtec AG | Coriolis-Massedurchfluss-Aufnehmer mit zwei gebogenen Messrohren |
-
2010
- 2010-03-09 JP JP2010051280A patent/JP2010156710A/ja active Pending
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US6070474A (en) * | 1996-03-17 | 2000-06-06 | Krohne A.G. | Mass flow meter |
JP2002519689A (ja) * | 1998-07-01 | 2002-07-02 | マイクロ・モーション・インコーポレーテッド | バランスバーにより感度を高める方法及びそれによるコリオリ流量計 |
EP1248084A1 (de) * | 2001-04-05 | 2002-10-09 | Endress + Hauser Flowtec AG | Coriolis-Massedurchfluss-Aufnehmer mit zwei gebogenen Messrohren |
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