JP2010156339A - タービンエーロフォイルのクロッキング - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの列のエーロフォイルを隣接又は近接する列のエーロフォイルの位置に関して位置決めする。
【解決手段】目標エーロフォイル130列は、第1の上流側エーロフォイル130列及び第1の下流側エーロフォイル130列と両側で境を接し、第1の上流側及び第1の下流側エーロフォイル130列は、ほぼ同数の類似するエーロフォイル130と、動翼の列及び静翼の列のうち一方の列を含み、目標エーロフォイル130列は他方の列を含む。第1の上流側エーロフォイル列のエーロフォイル130の少なくとも90%及び第1の下流側エーロフォイル列のエーロフォイル130の少なくとも90%が25%ピッチ〜75%ピッチのクロッキング関係を成すように、第1の上流側及び第1の下流側エーロフォイル列のエーロフォイル130の周囲方向の位置を規定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、タービンエンジンの設計、組み立て及び動作の方法に関する。特に、本発明は、ある特定の動作上の利点が実現されるように、1つの列のエーロフォイルを隣接又は近接する列のエーロフォイルの位置に関して位置決めする方法に関する。
ガスタービンエンジンは圧縮機、燃焼器及びタービンを通常含む。一般に、圧縮機及びタービンは、複数の段を成して軸方向に積層されたエーロフォイル又は翼の列を含む。各段は、一般に、周囲方向に互いに離間して配置された固定された静翼の列と、周囲方向に互いに離間して配置され、中心軸又はシャフトに関して回転する動翼の列とを含む。一般に、動作中、圧縮機の動翼は軸に関して回転することにより、空気の流れを圧縮する。圧縮空気は、供給される燃料を燃焼するために燃焼器において使用される。燃焼の結果生じる高温ガスの流れはタービンを通過する間に膨張し、それにより、タービン動翼は軸に関して回転する。このようにして、燃料に含まれるエネルギーは、回転する翼の機械的エネルギーに変換される。機械的エネルギーは圧縮機の動翼を回転するために使用されてもよいし、発電機のコイルを回転することにより電気を発生するために使用されてもよい。動作中、非常に高い温度、作動流体の速度及び動翼の回転速度によって、圧縮機及びタービンの双方を通して、静翼及び動翼は非常に大きな応力を受ける。
タービンエンジンの圧縮機及びタービン部分の双方において、近接又は隣接する段の静翼の列又は動翼の列は、ほぼ同数の周囲方向に互いに離間した翼を有する構成である場合が多い。タービンエンジンの空気力学的効率を向上しようとする中で、1つの列の翼の周囲方向の位置を近接又は隣接する列の翼の周囲方向の位置に対して位置合わせする、すなわち「クロッキング」する努力がなされてきた。しかし、従来のクロッキング方法では、エンジンの空気力学的効率の向上が最小限にとどまるか又はないに等しいほどであるうえに、動作中エーロフォイルに作用する機械的応力は一般に増加してしまうことがわかった。動作応力の増加が翼の障害を引き起こし、その結果、ガスタービンエンジンに大きな損傷を与えることは言うまでもない。少なくとも、動作応力の増加はエーロフォイルの部品寿命を短くするので、エンジンの動作コストは増加する。
エネルギーに対する需要は増し続け、そのため、更に効率のよいタービンエンジンを設計製造すると言う目標は、いっそう重要になってきている。しかし、タービンエンジンの効率を向上する方法の多くは、エンジンの圧縮機及びタービン部分のエーロフォイルに作用する応力を増加する。すなわち、一般に、大型化すること、点火温度を更に高くすること及び/又は回転速度を上げることを含めて、いくつかの手段によってタービン効率は向上されるのであるが、それらの方法はいずれも動作中のエーロフォイルに更に大きな歪みを生じさせる。
米国特許第5,486,091号公報 米国特許第5,681,142号公報 米国特許第6,174,129号公報 米国特許第6,402,458号公報 米国特許第6,554,562号公報 米国特許第6,913,441号公報
従って、タービンエーロフォイルに作用する応力を減少する新たな方法及びシステムが必要とされる。タービンエーロフォイルに作用する動作応力を減少するようにエーロフォイルをクロッキングする新たな方法又はシステムは、より効率のよいタービンエンジンを設計製造するという目標に近づく重要な一歩になるだろう。
従って、本発明は、タービンエンジンの目標エーロフォイル列に作用する動作応力を減少する方法であって、目標エーロフォイル列は、目標エーロフォイル列から上流側方向に第1のエーロフォイルの列を含む第1の上流側エーロフォイル列及び目標エーロフォイル列から下流側方向に第1のエーロフォイルの列を含む第1の下流側エーロフォイル列と両側で境を接し、第1の上流側エーロフォイル列及び第1の下流側エーロフォイル列は、ほぼ同数の類似するエーロフォイルを有し且つ共に動翼の列及び静翼の列のうち一方の列を含み、目標エーロフォイル列は他方の列を含む方法において、第1の上流側エーロフォイル列のエーロフォイルの少なくとも90%及び第1の下流側エーロフォイル列のエーロフォイルの少なくとも90%が25%ピッチ〜75%ピッチのクロッキング関係を成すように、第1の上流側エーロフォイル列のエーロフォイル及び第1の下流側エーロフォイル列のエーロフォイルの周囲方向の位置を規定する過程から成る方法を説明する。
いくつかの実施形態において、第1の上流側エーロフォイル列は、目標エーロフォイル列から上流側方向に第2のエーロフォイルの列を含む第2の上流側エーロフォイル列と境を接し、第2の上流側エーロフォイル列は、目標エーロフォイル列から上流側方向に第3のエーロフォイルの列を含む第3の上流側エーロフォイル列と境を接し、方法は、第3の上流側エーロフォイル列のエーロフォイルの少なくとも90%及び第1の上流側エーロフォイル列のエーロフォイルの少なくとも90%が25%ピッチ〜75%ピッチのクロッキング関係を成すように、第3の上流側エーロフォイル列のエーロフォイル及び第1の上流側エーロフォイル列のエーロフォイルの周囲方向の位置を規定する過程を更に含む。
いくつかの実施形態において、方法は、第1の上流側エーロフォイル列のエーロフォイルの少なくとも90%及び第1の下流側エーロフォイル列のエーロフォイルの少なくとも90%が45%ピッチ〜55%ピッチのクロッキング関係を成すように、第1の上流側エーロフォイル列のエーロフォイル及び第1の下流側エーロフォイル列のエーロフォイルを構成する過程を更に含む。
いくつかの実施形態において、第1の上流側エーロフォイル列は、圧縮機の14段目の動翼の列を含み、目標エーロフォイル列は、圧縮機の14段目の静翼の列を含み、第1の下流側エーロフォイル列は、圧縮機の15段目の動翼の列を含む。
本発明は、(少なくとも3か月にわたり使用されており且つ少なくとも3つの連続する軸方向に積層されたエーロフォイルの列を含むタービンエンジンにあって)、エーロフォイルの列のうち1つ以上の列に作用する動作応力を減少するようにタービンエンジンの動作を修正する方法であって、(a)タービンエンジンがタービンエンジンの圧縮機又はタービンの一方において互いにごく近接して位置する1対のエーロフォイル列、すなわち第1のエーロフォイル列及び第2のエーロフォイル列を有するか否か;動作中に第1のエーロフォイル列及び第2のエーロフォイル列の間で相対運動はほぼ起こらないか;第1のエーロフォイル列と第2のエーロフォイル列との間に配置された第3のエーロフォイル列に関してほぼ同一の相対運動は起こるか否か;及びほぼ同数の類似する形状のエーロフォイルを有するか否かを識別する過程と;(b)第1のエーロフォイル列のエーロフォイルの少なくとも90%及び第2のエーロフォイル列のエーロフォイルの少なくとも90%が25%ピッチ〜75%ピッチのクロッキング関係を成すように、第1のエーロフォイル列のエーロフォイル及び第2のエーロフォイル列のエーロフォイルを構成する過程とを含む方法を更に説明する。
いくつかの実施形態において、方法は、第1のエーロフォイル列のエーロフォイルの少なくとも90%及び第2のエーロフォイル列のエーロフォイルの少なくとも90%が45%ピッチ〜55%ピッチのクロッキング関係を成すように、第1のエーロフォイル列のエーロフォイル及び第2のエーロフォイル列のエーロフォイルを構成する過程を更に含む。
いくつかの実施形態において、第1のエーロフォイル列は、圧縮機の14段目の動翼の列を含み、第2のエーロフォイル列は、圧縮機の15段目の動翼の列を含む。
本発明は、(少なくとも3つの連続する軸方向に積層されたエーロフォイルの列を含むガスタービンエンジンを組み立てることを含む製造動作にあって)、エーロフォイル列のうち1つ以上の列に作用する動作応力を減少するようにガスタービンエンジンのエーロフォイル列を組み立てる方法であって、(a)タービンエンジンの圧縮機又はタービンのいずれか一方において互いにごく近接して位置する1対のエーロフォイル列、すなわち第1のエーロフォイル列及び第2のエーロフォイル列を含み;動作中に第1のエーロフォイル列と第2のエーロフォイル列との間にほぼ相対運動が起こらず;第1のエーロフォイル列と第2のエーロフォイル列との間に配置された第3のエーロフォイル列に関してほぼ同一の相対運動が起こり;且つほぼ同数の類似する形状のエーロフォイルを有するガスタービンエンジンの構造を識別する過程と;(b)過程(a)において識別されたガスタービンエンジン構造である組み立てられたガスタービンエンジンの少なくとも大半に関して、第1のエーロフォイル列のエーロフォイルの少なくとも90%及び第2のエーロフォイル列のエーロフォイルの少なくとも90%が25%ピッチ〜75%ピッチのクロッキング関係を成すように、第1のエーロフォイル列のエーロフォイル及び第2のエーロフォイル列のエーロフォイルの周囲方向の位置を規定する過程とを含む方法を更に説明する。
いくつかの実施形態において、方法は、(過程(a)において識別されたガスタービンエンジン構造である組み立てられたガスタービンエンジンのほぼすべてに関して)、第1のエーロフォイル列のエーロフォイル及び第2のエーロフォイル列のエーロフォイルのほぼすべてが45%ピッチ〜55%ピッチのクロッキング関係を成すように、第1のエーロフォイル列のエーロフォイル及び第2のエーロフォイル列のエーロフォイルの周囲方向の位置を規定する過程を更に含む。いくつかの実施形態において、第1のエーロフォイル列は、圧縮機の14段目の動翼の列を含み、第2のエーロフォイル列は、圧縮機の15段目の動翼の列を含む。
本発明の上記の特徴及び他の特徴は、添付の図面及び特許請求の範囲と関連させて以下の好適な実施形態の詳細な説明を検討することにより明らかになるだろう。
本発明の上記の目的及び利点並びに他の目的及び利点は、添付の図面と関連させて以下の本発明の実施形態の更に詳細な説明を慎重に検討することにより更に完璧に理解されるだろう。
図1は本発明の実施形態が使用されてもよいタービンエンジンの一例を示した概略図である。 図2は本発明の実施形態が使用されてもよいガスタービンエンジンの圧縮機を示した断面図である。 図3は本発明の実施形態が使用されてもよいガスタービンエンジンのタービンを示した断面図である。 図4はクロッキング関係の一例を示したエーロフォイルの隣接する列の概略図である。 図5はクロッキング関係の一例を示したエーロフォイルの隣接する列の概略図である。 図6はクロッキング関係の一例を示したエーロフォイルの隣接する列の概略図である。 図7は本発明の実施形態に係るクロッキング関係を示したエーロフォイルの隣接する列の概略図である。 図8は本発明の例示された実施形態に係るクロッキング関係を示したエーロフォイルの隣接する列の概略図である。
図面を参照して説明する。図1は、ガスタービンエンジン100を示した概略図である。一般に、ガスタービンエンジンは、圧縮空気の流れの中で燃料を燃焼することにより生じる高温ガスの加圧流れからエネルギーを取り出すことによって動作する。図1に示されるように、ガスタービンエンジン100は、共通の軸又は回転翼により下流側のタービン部分又はタービン110に機械的に結合された軸流圧縮機106と、圧縮機106とタービン110との間に配置された燃焼器112とを有するように構成される。尚、本発明は、ガスタービンエンジン、蒸気タービンエンジン、航空機エンジンなどを含むあらゆる種類のタービンエンジンにおいて使用されてよい。更に、本明細書において説明される発明は、多軸構成及び再熱構成を有するタービンエンジンで使用されてもよく、また、ガスタービンエンジンの場合、例えば環状燃焼器構成又は筒形燃焼器構成などの多様な構造の燃焼器と共に使用されてもよい。以下、図1に示されるように、ガスタービンエンジンを例として本発明を説明する。以下の説明が単なる例示であり、本発明を全く限定しないことは当業者に理解されるだろう。
図2は、ガスタービンエンジンにおいて使用されてもよい多段軸流圧縮機118の一例を示した図である。図示されるように、圧縮機118は複数の段を含んでもよい。各段は圧縮機動翼120の列と、それに続く圧縮機静翼122の列とを含む。従って、1段目は、中心軸に関して回転する圧縮機動翼120の列と、それに続く動作中は静止したままである圧縮機静翼122の列とを含む。圧縮機静翼122は、一般に互いに周囲方向に離間して配置され、回転軸に関して固定されている。圧縮機動翼120は回転翼の軸に関して互いに周囲方向に離間して配置され、動作中、軸に関して回転する。当業者に理解されるだろうが、動翼は、圧縮機118を通って流れる空気又は作動流体に運動エネルギーを与える。圧縮機118が図2に示される段の他に多くの段を有してもよいことは当業者に理解されるだろう。それら他の段は、複数の互いに周囲方向に離間して配置された圧縮機動翼120と、それに続く複数の互いに周囲方向に離間して配置された圧縮機静翼122とをそれぞれ含んでもよい。
図3は、ガスタービンエンジンにおいて使用されるタービン124の一例を示した部分図である。タービン124は複数の段を含んでもよい。例として3つの段が示されるが、タービン124に含まれる段の数は4以上又は2以下であってもよい。1段目は、動作中に軸に関して回転する複数のタービンバケット又はタービン動翼126と、動作中静止したままである複数のノズル又はタービン静翼128とを含む。タービン静翼128は、一般に互いに周囲方向に離間して配置され、回転軸に関して固定されている。タービン動翼126はタービン翼車(図示せず)に装着されてもよく、軸(図示せず)に関して回転する。タービン124の2段目も示される。2段目も同様に複数の互いに周囲方向に離間して配置されたタービン静翼128と、それに続く複数の互いに周囲方向に離間して配置されたタービン動翼126とを含み、タービン動翼126も同様にタービン翼車に装着されて回転する。3段目も示され、3段目も同様に複数の互いに周囲方向に離間して配置されたタービン静翼128と、タービン動翼126とを含む。タービン静翼128及びタービン動翼126は、タービン124の高温ガス流路に位置していることが理解されるだろう。高温ガス流路を通過する高温ガスの流れの方向は、矢印により示される。当業者に理解されるように、タービン124は、図3に示される段の他にも多くの段を有してよい。それら他の段は、複数の互いに周囲方向に離間して配置されたタービン静翼128と、それに続く複数の互いに周囲方向に離間して配置されたタービン動翼126とをそれぞれ含んでもよい。
尚、本明細書において使用される用語「動翼」は、詳細に指定されない場合、圧縮機118又はタービン124のいずれかの回転羽根を表し、圧縮機動翼120及びタービン動翼126の双方を含む。用語「静翼」は、詳細に指定されない場合、圧縮機118又はタービン124のいずれかの静止羽根を表し、圧縮機静翼122及びタービン静翼128の双方を含む。本明細書において、用語「エーロフォイル」は、いずれかの種類の翼を表すために使用される。従って、詳細に指定されない場合、用語「エーロフォイル」は、圧縮機動翼120、圧縮機静翼122、タービン動翼126及びタービン静翼128を含むあらゆる種類のタービンエンジン翼を含む。
使用中、軸流圧縮機118の内部で圧縮機動翼120が回転することにより、空気の流れが圧縮されてもよい。燃焼器112において、圧縮空気が燃料と混合され、点火されるときにエネルギーが放出されてもよい。その結果発生する高温ガスの流れは、燃焼器112からタービン動翼126に沿って送り出されてもよい。それにより、軸に関してタービン動翼126が回転し、高温ガスの流れのエネルギーは回転軸の機械的エネルギーに変換される。その後、軸の機械的エネルギーは、圧縮機動翼120の回転を駆動するために使用されてもよく、それにより、必要な圧縮空気が生成される。更に、例えば電気を発生するために、機械的エネルギーは発電機に供給されてもよい。
ガスタービンの圧縮機106及びタービン110の双方において、多くの場合、近接又は隣接するエーロフォイル130の列がほぼ同一の構成を有してもよい。すなわち、エーロフォイル130の列は、列の周囲に沿って同様の間隔で離間して配置された同様の大きさの同数のエーロフォイルを有してもよい。その場合、更に、2つ以上の列が互いに相対運動を起こさずに動作する場合(例えば2つ以上の動翼の列又は2つ以上の静翼の列の動作などの場合)、それらの列のエーロフォイルは「クロッキング」されてもよい。本明細書において使用される場合の用語「クロッキング」は、近接する列のエーロフォイルの周囲方向の位置に対して1つの列のエーロフォイルの周囲方向の位置が固定されていることを表す。
図4〜図7は、エーロフォイル130の列のクロッキングの例を簡略化して示した概略図である。図4〜図7は、並列して配置された3列のエーロフォイル130を含む。図4〜図7の外側の2つのエーロフォイル130の列は、動翼の列をそれぞれ表してもよく、中央の列は静翼の列を表してもよい。あるいは、当業者に理解されるように、外側の2列が静翼の列を表し、中央の列が動翼の列を表してもよい。当業者に理解されるだろうが、静翼であるか又は動翼であるかに関わらず、外側の2列は互いに対して相対運動しない(すなわち共に静止したままであるか又は共に動作中同一の速度で回転する)が、中央の列に対しては、外側の2列は共にほぼ同一の相対運動を示す(すなわち中央の列が静止したままである間に外側の2列が共に回転するか又は中央の列が回転する間に外側の2列は共に静止したままである)。更に、先に説明したように、外側の2列の間のクロッキングを最も有効にするために、各列は類似の構成を有していなければならない。従って、図4〜図7の外側の2列はほぼ同数のエーロフォイルを有し、且つ各列のエーロフォイルは同様の大きさであり、各列の周囲に沿って同様の間隔で配置されると想定できる。
図4〜図7の配置例に関して、外側の第1のエーロフォイル列を第1のエーロフォイル列134と呼び、中央のエーロフォイル列を第2のエーロフォイル列136と呼び、他方の外側のエーロフォイル列を第3のエーロフォイル列138と呼ぶ。第1のエーロフォイル列134と第3のエーロフォイル列138との相対運動は矢印140により示される。圧縮機118又はタービン124を通る流れの方向を表す流れ方向は、圧縮機又はタービンのいずれの場合にも、矢印142により示される。尚、図4〜図7において使用される例のエーロフォイル列は「第1の」、「第2の」及び「第3の」という用語によって説明される。この説明は、図4〜図7の各々における他の列に関する図示される列の相対的位置にのみ適用され、タービンエンジンの他のエーロフォイル列に関する全般的な位置を示すものではない。例えば、「第1のエーロフォイル列136」の上流側に他のエーロフォイル列が配置されてもよい(すなわち、第1のエーロフォイル列136は必ずしもタービンエンジンにおける第1番目のエーロフォイル列ではない)。
本明細書において使用される場合の1つのエーロフォイル列の「ピッチ」は、特定の1つの列の周囲に沿った反復パターンの測定値を表す。従って、ピッチは、例えば1つの特定の列の中の1つのエーロフォイルの前縁と同一の列の隣接するエーロフォイルのうちいずれか一方のエーロフォイルの前縁との間の周囲方向の距離として説明されてもよい。また、ピッチは、例えば1つの特定の列の中の1つのエーロフォイルの後縁と同一の列の隣接するエーロフォイルのうちいずれか一方のエーロフォイルの後縁との間の周囲方向の距離を表してもよい。クロッキングを最も有効にするために、2つの列がほぼ同様のピッチ測定値を有することが理解されるだろう。図示されるように、第1のエーロフォイル列134と第3のエーロフォイル列138はほぼ同一のピッチを有し、図4の第3のエーロフォイル列138において、このピッチは距離144として表される。尚、図4〜図7のクロッキングの例は、近接又は隣接するエーロフォイル列の種々のクロッキング関係を説明する首尾一貫した方法を概説し且つそれを理解させるために提示されている。一般に、以下に更に詳細に説明されるように、2つの列のクロッキング関係は、ピッチ測定値に占める割合(%)として表される。すなわち、クロッキング関係は、2つの列のエーロフォイルがクロッキングされているか又はずれている距離を示すピッチ測定値の割合(%)である。従って、ピッチ測定値の割合は、例えば1つの特定の列の中の1つのエーロフォイルの前縁と第2の列の対応するエーロフォイルの前縁とが互いにずれている周囲方向の距離を表してもよい。
図4〜図7は、外側の2列、すなわち第1のエーロフォイル列134及び第3のエーロフォイル列138のいくつかの異なるクロッキング関係の例を示す。図4において、第3のエーロフォイル列138は第1のエーロフォイル列134に対して約0%ピッチでずれていることがわかるだろう。従って、図示されるように、第3のエーロフォイル列138の中の1つのエーロフォイル130の周囲方向の位置は、第1のエーロフォイル列134の対応するエーロフォイル130からピッチ測定値の約0%のオフセットだけ遅れている。これは当然ながら、第3のエーロフォイル列138のエーロフォイル130が第1のエーロフォイル列134の対応するエーロフォイル130とほぼ同一の周囲方向の位置を維持していることを意味する。すなわち、第1のエーロフォイル列134の中の1つのエーロフォイル130の前縁(図中符号148により示される)は、第3のエーロフォイル列138の対応するエーロフォイル130の前縁(図中符号150により示される)よりピッチ測定値の約0%の周囲方向の距離だけ前に出ている。これは、対応するエーロフォイルの前縁がほぼ同一の周囲方向の位置を占めることを意味する。
図5において、第3のエーロフォイル列138は第1のエーロフォイル列134に対して約25%ピッチずれていることがわかるだろう。従って、図示されるように、第3のエーロフォイル列138の中の1つのエーロフォイル130の周囲方向の位置は、第1のエーロフォイル列134の対応するエーロフォイル130からピッチ測定値の約25%のオフセットだけ(外側の列の相対運動の方向に見て)遅れている。すなわち、第1のエーロフォイル列134の中の1つのエーロフォイル130の前縁(図中符号154により示される)は、第3のエーロフォイル列138の対応するエーロフォイル130の前縁(図中符号156により示される)よりピッチ測定値の約25%の周囲方向の距離だけ前に出ている。
図6において、第3のエーロフォイル列138は第1のエーロフォイル列134に対して約50%ピッチずれていることがわかる。従って、図示されるように、第3のエーロフォイル列138の中の1つのエーロフォイル130の周囲方向の位置は、第1のエーロフォイル列134の対応するエーロフォイル130からピッチ測定値の約50%のオフセットだけ(外側の列の相対運動の方向に見て)遅れている。すなわち、第1のエーロフォイル列134の中の1つのエーロフォイル130の前縁(図中符号158により示される)は、第3のエーロフォイル列138の対応するエーロフォイル130の前縁(図中符号160により示される)よりピッチ測定値の約50%の周囲方向の距離だけ前に出ている。
図7において、第3のエーロフォイル列138は第1のエーロフォイル列134に対して約75%ピッチずれていることがわかる。従って、図示されるように、第3のエーロフォイル列138の中の1つのエーロフォイル130の周囲方向の位置は、第1のエーロフォイル列134の対応するエーロフォイル130からピッチ測定値の約75%のオフセットだけ(外側の列の相対運動の方向に見て)遅れている。すなわち、第1のエーロフォイル列134の中の1つのエーロフォイル130の前縁(図中符号162により示される)は、第3のエーロフォイル列138の対応するエーロフォイル130の前縁(図中符号164により示される)よりピッチ測定値の約75%の周囲方向の距離だけ前に出ている。
当然ながら、エーロフォイル130は、先に説明した関係(すなわち0%ピッチ、25%ピッチ、50%ピッチ、75%ピッチ)とは異なるピッチでクロッキングされてもよい(すなわち第1のエーロフォイル列と第3のエーロフォイル列との間で異なるオフセットを維持してもよい)。先に説明したクロッキング関係のうちいくつかは(以下に更に詳細に説明される)本発明のいくつかの特定の実施形態に含まれるが、それらも単なる例示であり、近接又は隣接するエーロフォイルの列のクロッキング関係を説明する方法の理解を容易にすることを意図して提示される。クロッキング関係を説明するために別の方法が採用されてもよいことは当業者に理解されるだろう。本明細書において採用される方法の例は、本発明を限定することを全く意図しない。重要であるのは、クロッキング関係を説明する方法ではなく、以下に説明され且つ特許請求の範囲に記載されるような近接するエーロフォイルの相対的位置、すなわちクロッキング関係である。
解析的モデル化及び実験データを通して、ある特定のクロッキング構成が圧縮機118及びタービン124に動作上のある特定の利点をもたらすことが判明した。詳細には、動作中にエーロフォイル列がさらされるエーロフォイル、特に静翼の振動及び揺動を含む機械的応力又は動作応力は、隣接及び/又は近接するエーロフォイル列のクロッキング関係によって著しく大きな影響を受けることが判明した。ある特定のクロッキング関係は、特定のエーロフォイル列に作用する動作応力を増加するのに対し、他のクロッキング関係は、その列に作用する応力を減少する。更に、図4〜図7は、3つのエーロフォイル列を含むクロッキング構成のみを示すが、動作上の更なる利点が実現されるように、更に多くの列に及ぶクロッキング関係が使用されてもよいことも判明した。
図8は、本発明の例示的な実施形態に係るクロッキング構成を示す。図8は、並列して示される5つのエーロフォイル列、すなわち第1のエーロフォイル列171;第2のエーロフォイル列172;第3のエーロフォイル列173;第4のエーロフォイル列174;及び第5のエーロフォイル列175を含む。当業者に理解されるだろうが、第1のエーロフォイル列171、第3のエーロフォイル列173及び第5のエーロフォイル列175は動翼を表してもよく、それらの動翼の列の間にある第2のエーロフォイル列172及び第4のエーロフォイル列174は静翼の列を表してもよい。あるいは、第1のエーロフォイル列171、第3のエーロフォイル列173及び第5のエーロフォイル列は静翼を表してもよい。その場合、静翼の列の間にある第2のエーロフォイル列172及び第4のエーロフォイル列174は動翼を表してもよい。更に、当業者に理解されるだろうが、第1のエーロフォイル列171、第3のエーロフォイル列173及び第5のエーロフォイル列175は、それぞれ静翼であるか又は動翼であるかに関わらず、動作中、互いにほぼ相対運動をしない(すなわち、それらのエーロフォイル列が静翼である場合はすべての列が静止したままであり、動翼である場合にはすべての列が同一の速度で回転する)。また、第2のエーロフォイル列172及び第4のエーロフォイル列174は、それぞれ静翼であるか又は動翼であるかに関わらず、動作中、互いにほぼ相対運動をしない(すなわち、それらのエーロフォイル列が静翼である場合は2つの列は静止したままであり、動翼である場合には2つの列は同一の速度で回転する)。当然ながら、第1のエーロフォイル列171、第3のエーロフォイル列173及び第5のエーロフォイル列175は、第2のエーロフォイル列172及び第4のエーロフォイル列174に対してほぼ同一の相対運動をする(すなわち、第2のエーロフォイル列172及び第4のエーロフォイル列174が静止したままであるのに対し、第1のエーロフォイル列171、第3のエーロフォイル列173及び第5のエーロフォイル列175は回転するか、あるいは第2のエーロフォイル列172及び第4のエーロフォイル列174が回転するのに対し、他の3列は静止したままであるかのいずれかである)。当業者に理解されるだろうが、図8のエーロフォイル列は、タービンエンジンの圧縮機118又はタービン124に配置されてもよい。
更に、前述したように、一般に、クロッキング構成を更に有効にするために、第1のエーロフォイル列171、第3のエーロフォイル列173及び第5のエーロフォイル列175はほぼ同一の構成を有してもよい。従って、図8の第1のエーロフォイル列171、第3のエーロフォイル列173及び第5のエーロフォイル列175は、同数のエーロフォイル又はほぼ同数のエーロフォイルを一般に有してもよい。各列のエーロフォイルはほぼ同じ大きさであり且つ各列の周囲に沿ってほぼ同一の間隔で配置されてもよい。
図8において、本発明の一実施形態によれば、第3のエーロフォイル列173は、第1のエーロフォイル列171に対して約50%ピッチでクロッキングされてもよい。従って、図示されるように、第3のエーロフォイル列173の1つのエーロフォイルの周囲方向の位置は、第1のエーロフォイル列171の対応するエーロフォイルから(それら2つの列の相対運動の方向に見て)ピッチ測定値の約50%のオフセットだけ遅れている。すなわち、第1のエーロフォイル列171の1つのエーロフォイル(図中符号182により示される)の前縁は、第3のエーロフォイル列173の対応するエーロフォイル(図中符号184により示される)よりピッチ測定値の約50%の周囲方向の距離だけ前に出ている。
解析的モデル化及び実験データにより、多くの利点の中でも、第1のエーロフォイル列171と第3のエーロフォイル列173との間に示される近似値、すなわち50%ピッチのクロッキング構成は、振動及び揺動などの機械的応力を含めた動作中に第2のエーロフォイル列172に作用する応力を減少するという利点が確認された。すなわち、ある特定のエーロフォイル列に隣接する2つのエーロフォイル列、すなわち図8に示される配列に従って特定の列の両側に位置するエーロフォイルの列をクロッキングすることにより、特定の列のエーロフォイルに作用する動作応力を著しく減少できること及びいくつかの実施形態及び用途において50%ピッチ値にごく近いクロッキング構成又は50%ピッチ値のクロッキング構成はほぼ最大限のレベルの応力除去を実現することがわかった。更に、50%ピッチ値+10%又は−10%の範囲内のクロッキング値は最大限に近い応力減少レベルで応力を減少することも判定された。(本明細書において使用される場合の50%ピッチ+/−10%は、45%ピッチ〜55%ピッチのピッチ範囲である。)当業者に理解されるように、動作応力の減少は、他の多くの利点の中でも、エーロフォイルの部品寿命を延ばし、その結果、より費用効率のよいタービン動作を可能にする。
いくつかの実施形態において、第1のエーロフォイル列171及び第3のエーロフォイル列173のように2つのエーロフォイル列がクロッキングされる場合、第1のエーロフォイル列171は圧縮機動翼120の列であってもよく、第2のエーロフォイル列172は圧縮機静翼122の列であってもよく、第3のエーロフォイル列173は圧縮機動翼120の列であってもよい。特に、本発明の例示的な実施形態において、第1のエーロフォイル列171は、圧縮機の14段目の圧縮機動翼120の列であってもよく、第2のエーロフォイル列172は、圧縮機の14段目の圧縮機静翼122の列であってもよく、第3のエーロフォイル列173は、圧縮機の15段目の圧縮機動翼120の列であってもよい。本実施形態のいくつかの場合において、14段目及び15段目は、ニューヨーク州SchenectadyのThe General Electric Companyが製造している7F又は9FガスタービンエンジンのF級圧縮機の14段目及び15段目であってもよい。更に、本例及び本実施形態において、圧縮機は合わせて17のエーロフォイル段を有してもよく、各段は1つの動翼列と、それに続く1つの静翼列を有する。14段目の動翼列は合わせて64枚の動翼を有してもよく、15段目の動翼列は合わせて64枚の動翼を有してもよい。最後に、いくつかの実施形態において、14段目の静翼列は合わせて132枚の静翼を有してもよく、15段目の静翼列は合わせて130枚の静翼を有してもよい。実験データ及び解析的モデル化によって、本明細書において説明され且つ特許請求されるようなクロッキング関係は、本段落で説明された圧縮機構成に適用されるとよく機能することがわかった。
更に、別の実施形態において、第1のエーロフォイル列171は、圧縮機の15段目の圧縮機動翼120の列であってもよく、第2のエーロフォイル列172は、圧縮機の15段目の圧縮機静翼122の列であってもよく、第3のエーロフォイル列173は、圧縮機の16段目の圧縮機動翼120の列であってもよい。本実施形態のいくつかの場合において、15段目及び16段目は、ニューヨーク州SchenectadyのThe General Electric Companyが製造している7F又は9FガスタービンエンジンのF級圧縮機の15段目及び16段目であってもよい。更に、本例及びいくつかの実施形態において、圧縮機は合わせて17のエーロフォイル段を有してもよく、各段は1つの動翼列と、それに続く1つの静翼列とを有する。15段目の動翼列は合わせて64枚の動翼を有してもよく、16段目の動翼列は合わせて64枚の動翼を有してもよい。最後に、いくつかの実施形態において、15段目の静翼列は合わせて130枚の静翼を有してもよく、16段目の静翼列は合わせて132枚の静翼を有してもよい。実験データ及び解析的モデル化によって、本明細書において説明され且つ特許請求されるようなクロッキング関係は、本段落で説明された圧縮機構成に適用されるとよく機能することがわかった。
解析的モデル化及び実験データによれば、先に説明したクロッキング構成より広い範囲のクロッキング構成により動作上の利点及び応力減少は実現されるが、いくつかの実施形態において、その利点及び応力減少のレベルは前述の構成ほど優れていないことも確認された。第1のエーロフォイル列171と第3のエーロフォイル列173との約50%ピッチ+/−50%のクロッキング構成において動作応力が減少されてもよい。(本明細書において使用される場合、50%ピッチ+/−50%は25%ピッチ〜75%ピッチのピッチ範囲である。)先に説明したように、オフセット範囲が50%ピッチレベルに近づくにつれて、よりよい結果が得られる。約50%ピッチ+/−30%の範囲(すなわち35%ピッチ〜65%ピッチのピッチ範囲)内のオフセットは、この狭い範囲を外れた値と比べて、容易に認められるほどの動作上の利点及び応力減少を実現できる。
図8は、更に2つのエーロフォイル列、すなわち第4のエーロフォイル列174及び第5のエーロフォイル列175を含む。先に第2のエーロフォイル列172に関して説明したのと同様に、第3のエーロフォイル列173に対して第5のエーロフォイル列175をクロッキングすることにより、第4のエーロフォイル列174に作用する動作応力が減少されてもよい。いくつかの実施形態において、中央のエーロフォイル列に対する応力を減少するために2つのエーロフォイル列がクロッキングされる場合、中央のエーロフォイル列は静翼の列であってもよく且つクロッキングされる2つのエーロフォイル列は動翼の列であってもよい。他の実施形態において、中央のエーロフォイル列は動翼の列であってもよく且つクロッキングされる2つのエーロフォイル列は静翼の列であってもよい。エーロフォイル列は圧縮機エーロフォイル列又はタービンエーロフォイル列のいずれであってもよい。
更に、ある特定のエーロフォイル列に隣接する2つを越えるエーロフォイル列、すなわち特定のエーロフォイル列の両側のエーロフォイル列以外のエーロフォイル列もクロッキングすることにより、特定のエーロフォイル列に作用する動作応力を更に減少できることがわかった。いくつかの実施形態において、第4のエーロフォイル列174の相対位置に位置する列の動作応力が更に大幅に減少されるように、第1のエーロフォイル列171、第3のエーロフォイル列173及び第5のエーロフォイル列175が互いに対してクロッキングされてもよい。この場合、第3のエーロフォイル列173は、第1のエーロフォイル列171に対して約50%ピッチでクロッキングされてもよく、且つ第5のエーロフォイル列175は、第3のエーロフォイル列173に対して約50%ピッチでクロッキングされてもよい。従って、図示されるように、第1のエーロフォイル列171の1つのエーロフォイル(図中符号182を参照)の前縁は、第3のエーロフォイル列173の対応するエーロフォイル(図中符号184を参照)よりピッチ測定値の約50%の周囲方向の距離だけ前に出ており、第3のエーロフォイル列173のエーロフォイル(図中符号184を参照)の前縁は、第5のエーロフォイル列175の対応するエーロフォイルの前縁よりピッチ測定値の約50%の周囲方向の距離だけ前に出ている。クロッキングされる3つのエーロフォイル列を含む実施形態において使用されてもよいピッチ値の範囲は、クロッキングされるエーロフォイル列が2つである実施形態の場合に使用されてもよいピッチ値の範囲と同一である。すなわち、第3のエーロフォイル列173が第1のエーロフォイル列171に対して約50%ピッチでクロッキングされ且つ第5のエーロフォイル列175が第3のエーロフォイル列173に対して約50%ピッチでクロッキングされる場合、第4のエーロフォイル列174に配置されたエーロフォイルに対する応力除去はほぼ最大限になる。
更に、第1のエーロフォイル列171、第3のエーロフォイル列173及び第5のエーロフォイル列175に関して、先に挙げた範囲内の他のクロッキング構成によっても、第4のエーロフォイル列174に対する容易に認められるほどの大きな動作上の利点及び動作応力の減少が実現されることも判定された。従って、45%ピッチ〜55%ピッチ、35%ピッチ〜65%ピッチ又は25%ピッチ〜75%ピッチなどのピッチ範囲がすべて使用され、それぞれ程度は異なるがよい結果を得た。更に、動作上の利点及び応力減少を実現するために、第1のエーロフォイル列171と第3のエーロフォイル列173とのクロッキング関係と、第3のエーロフォイル列173と第5のエーロフォイル列175とのクロッキング関係は同一である必要はない(ただし、ほぼ同一であってもよい)。すなわち、3つの列がクロッキングされている場合、第1のエーロフォイル列171と第3のエーロフォイル列173とのクロッキング関係が先に挙げた範囲のうち1つの範囲の中にあり、且つ第3のエーロフォイル列173と第5のエーロフォイル列175とのクロッキング関係が(第1のエーロフォイル列171と第3のエーロフォイル列173とのクロッキング関係とは異なるが)先に挙げた範囲のうち1つの範囲の中にあるならば、動作上の利点及び応力減少は実現される。簡単に言えば、それらが共に最も広いピッチ範囲、すなわち25%ピッチ〜75%ピッチの範囲内にある限り、動作上の利点は得られるのである。いくつかの実施形態において、第1のエーロフォイル列171及び第3のエーロフォイル列173と、第3のエーロフォイル列173及び第5のエーロフォイル列175とをそれぞれ同一に近いピッチ又は同一のピッチでクロッキングすることにより、実現される動作上の利点及び応力除去を達成できる。
いくつかの実施形態において、3つのエーロフォイル列がクロッキングされる場合、第1のエーロフォイル列171、第3のエーロフォイル列173及び第5のエーロフォイル列175は動翼の列であってもよく且つ第2のエーロフォイル列172及び第4のエーロフォイル列174は静翼の列であってもよい。他の実施形態において、第1のエーロフォイル列171、第3のエーロフォイル列173及び第5のエーロフォイル列175は静翼の列であってもよく且つ第2のエーロフォイル列172及び第4のエーロフォイル列174は動翼の列であってもよい。いずれの場合にも、エーロフォイル列は、タービンエンジンの圧縮機又はタービンに配置されてもよい。更なる利点として、例えば第1のエーロフォイル列171及び第3のエーロフォイル列173を含む場合、又は第1のエーロフォイル列171、第3のエーロフォイル列173及び第5のエーロフォイル列175を含む場合であって相互にクロッキングされたエーロフォイルの列に作用する動作応力も減少できる。
更に、いくつかの実施形態において、第1のエーロフォイル列171、第3のエーロフォイル列173及び第5のエーロフォイル列175のような3つのエーロフォイル列がクロキングされている場合、第1のエーロフォイル列171は圧縮機動翼102の列であってもよく、第2のエーロフォイル列172は圧縮機静翼122の列であってもよく、第3のエーロフォイル列173は圧縮機動翼120の列であってもよく、第4のエーロフォイル列174は圧縮機静翼122の列であってもよく、第5のエーロフォイル列175は圧縮機動翼120の列であってもよい。特に、本発明の例示的な実施形態において、第1のエーロフォイル列171は圧縮機の14段目の圧縮機動翼120の列であってもよく、第2のエーロフォイル列172は圧縮機の14段目の圧縮機静翼122の列であってもよく、第3のエーロフォイル列173は圧縮機の15段目の圧縮機動翼120の列であってもよく、第4のエーロフォイル列174は圧縮機の15段目の圧縮機静翼122の列であってもよく、第5のエーロフォイル列175は圧縮機の16段目の圧縮機動翼120の列であってもよい。本実施形態のいくつかの場合、14段目、15段目及び16段目は、ニューヨーク州SchenectadyのThe General Electric Companyが製造している7F又は9FガスタービンエンジンのF級圧縮機の14段目、15段目及び16段目であってもよい。更に、本例及びいくつかの実施形態において、圧縮機は合わせて17のエーロフォイル段を有してもよく、各段は1つの動翼列と、それに続く1つの静翼列とを有する。14段目の動翼列は合わせて64枚の動翼を有してもよく、15段目の動翼列は合わせて64枚の動翼を有してもよく、16段目の動翼列は合わせて64枚の動翼を有してもよい。最後に、いくつかの実施形態において、14段目の静翼列は合わせて132枚の静翼を有してもよく、15段目の静翼列は合わせて130枚の静翼を有してもよく、16段目の静翼列は合わせて132枚の静翼を有してもよい。実験データ及び解析的モデル化によって、本明細書において説明され且つ特許請求されるようなクロッキング関係は、本段落で説明された圧縮機構成に適用されるとよく機能することがわかった。
以上の本発明の好適な実施形態の説明から、当業者は改善、変更及び変形を認知するだろう。当該技術の範囲内のそのような改善、変更及び変形は、添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれることが意図される。更に、以上の説明は説明された本発明の実施形態にのみ関連し、添付の特許請求の範囲及びその同等物により定義されるような本発明の趣旨の範囲から逸脱せずに多くの変更及び変形が実施されてもよいことは明らかである。
100 ガスタービンエンジン
118 圧縮機
120 圧縮機動翼
122 圧縮機静翼
124 タービン
126 タービン動翼
128 タービン静翼
130 エーロフォイル
134 第1のエーロフォイル列
136 第2のエーロフォイル列
138 第3のエーロフォイル列
171 第1のエーロフォイル列
172 第2のエーロフォイル列
173 第3のエーロフォイル列
174 第4のエーロフォイル列
175 第5のエーロフォイル列

Claims (10)

  1. タービンエンジン(100)の目標エーロフォイル(130)列に作用する動作応力を減少する方法であって、前記目標エーロフォイル(130)列は、前記目標エーロフォイル(130)の列から上流側方向に第1のエーロフォイル(130)の列を含む第1の上流側エーロフォイル(130)列及び前記目標エーロフォイル(130)列から下流側方向に第1のエーロフォイル(130)の列を含む第1の下流側エーロフォイル(130)列と両側で境を接し、前記第1の上流側エーロフォイル(130)列及び前記第1の下流側エーロフォイル(130)列は、ほぼ同数の類似するエーロフォイル(130)を有し且つ共に動翼(120)、(126)の列及び静翼(122)、(128)の列のうち一方の列を含み、前記目標エーロフォイル(130)列は他方の列を含む方法において、
    前記第1の上流側エーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)の少なくとも90%及び前記第1の下流側エーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)の少なくとも90%が25%ピッチから75%ピッチのクロッキング関係を成すように、前記第1の上流側エーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)及び前記第1の下流側エーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)の周囲方向の位置を規定する過程から成る方法。
  2. 前記第1の上流側エーロフォイル(130)列は、前記目標エーロフォイル(130)列から上流側方向に第2のエーロフォイル(130)の列を含む第2の上流側エーロフォイル(130)列と境を接し;
    前記第2の上流側エーロフォイル(130)列は、前記目標エーロフォイル(130)列から上流側方向に第3のエーロフォイル(130)の列を含む第3の上流側エーロフォイル(130)列と境を接し;
    前記第3の上流側エーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)の少なくとも90%及び前記第1の上流側エーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)の少なくとも90%が25%ピッチから75%ピッチのクロッキング関係を成すように、前記第3の上流側エーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)及び前記第1の上流側エーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)の周囲方向の位置を規定する過程を更に含む請求項1記載の方法。
  3. 前記第1の上流側エーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)の少なくとも90%及び前記第1の下流側エーロフォイル(130)列の前記エーロフォイルの少なくとも90%が45%ピッチから55%ピッチのクロッキング関係を成すように、前記第1の上流側エーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)及び前記第1の下流側エーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)を構成する過程を更に含む請求項1記載の方法。
  4. 前記第1の上流側エーロフォイル(130)列は、圧縮機(118)の14段目の動翼(120)の列を含み;
    前記目標エーロフォイル(130)列は、前記圧縮機(118)の前記14段目の静翼(122)の列を含み;
    前記第1の下流側エーロフォイル(130)列は、前記圧縮機(118)の15段目の動翼(120)の列を含む請求項1記載の方法。
  5. 少なくとも3か月にわたり使用されており且つ少なくとも3つの連続する軸方向に積層されたエーロフォイル(130)の列を含むタービンエンジン(100)にあって、前記エーロフォイル(130)の列のうち1つ以上の列に作用する動作応力を減少するように前記タービンエンジン(100)の動作を修正する方法において、
    (a)前記タービンエンジン(100)が前記タービンエンジン(100)の圧縮機又はタービンの一方において互いにごく近接して位置する1対のエーロフォイル(130)列、すなわち第1のエーロフォイル(130)列及び第2のエーロフォイル(130)列を有するか否か;動作中に前記第1のエーロフォイル(130)列及び前記第2のエーロフォイル(130)列の間で相対運動はほぼ起こらないか;前記第1のエーロフォイル(130)列と前記第2のエーロフォイル(130)列との間に配置された第3のエーロフォイル(130)列に関してほぼ同一の相対運動は起こるか否か;及びほぼ同数の類似する形状のエーロフォイル(130)を有するか否かを識別する過程と;
    (b)前記第1のエーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)の少なくとも90%及び前記第2のエーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)の少なくとも90%が25%ピッチから75%ピッチのクロッキング関係を成すように、前記第1のエーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)及び前記第2のエーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)を構成する過程とを含む方法。
  6. 前記第1のエーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)の少なくとも90%及び前記第2のエーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)の少なくとも90%が45%ピッチから55%ピッチのクロッキング関係を成すように、前記第1のエーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)及び前記第2のエーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)を構成する過程を更に含む請求項5記載の方法。
  7. 前記第1のエーロフォイル(130)列は、前記圧縮機(118)の14段目の動翼(120)の列を含み;
    前記第2のエーロフォイル(130)列は、前記圧縮機(118)の15段目の動翼(120)の列を含む請求項5記載の方法。
  8. 少なくとも3つの連続する軸方向に積層されたエーロフォイル(130)の列を含むガスタービンエンジン(100)を組み立てることを含む製造動作にあって、前記エーロフォイル(130)列のうち1つ以上の列に作用する動作応力を減少するように前記ガスタービンエンジン(100)の前記エーロフォイル(130)列を組み立てる方法において、
    (a)前記タービンエンジン(100)の圧縮機又はタービンのいずれか一方において互いにごく近接して位置する1対のエーロフォイル(130)列、すなわち第1のエーロフォイル(130)列及び第2のエーロフォイル(130)列を含み;動作中に前記第1のエーロフォイル(130)列と前記第2のエーロフォイル(130)列との間にほぼ相対運動が起こらず;前記第1のエーロフォイル(130)列と前記第2のエーロフォイル(130)列との間に配置された第3のエーロフォイル(130)列に関してほぼ同一の相対運動が起こり;且つほぼ同数の類似する形状のエーロフォイル(130)を有するガスタービンエンジンの構造を識別する過程と;
    (b)過程(a)において識別されたガスタービンエンジン構造である組み立てられたガスタービンエンジン(100)の少なくとも大半に関して、前記第1のエーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)の少なくとも90%及び前記第2のエーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)の少なくとも90%が25%ピッチから75%ピッチのクロッキング関係を成すように、前記第1のエーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)及び前記第2のエーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)の周囲方向の位置を規定する過程とを含む方法。
  9. 過程(a)において識別されたガスタービンエンジン構造である組み立てられたガスタービンエンジン(100)のほぼすべてに関して、前記第1のエーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)及び前記第2のエーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)のほぼすべてが45%ピッチから55%ピッチのクロッキング関係を成すように、前記第1のエーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)及び前記第2のエーロフォイル(130)列の前記エーロフォイル(130)の周囲方向の位置を規定する過程を更に含む請求項8記載の方法。
  10. 前記第1のエーロフォイル(130)列は、前記圧縮機(118)の14段目の動翼(120)の列を含み;
    前記第2のエーロフォイル(130)列は、前記圧縮機(118)の15段目の動翼(120)の列を含む請求項8記載の方法。
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