JP2010155582A - 回転収納シート装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】2つのシートを電動で簡単に収納できる回転収納シート装置を提供する。
【解決手段】電磁クラッチ5に電力を供給することでシート1a,1bを回転収納させるシャフト11,11aを電磁力によって連結させることができ、駆動装置4の力を両方のシートに伝えることができる。よって、両方のシートにモータをつける必要なく、1つの駆動装置で床下に回転収納することができる。
【選択図】図1
【解決手段】電磁クラッチ5に電力を供給することでシート1a,1bを回転収納させるシャフト11,11aを電磁力によって連結させることができ、駆動装置4の力を両方のシートに伝えることができる。よって、両方のシートにモータをつける必要なく、1つの駆動装置で床下に回転収納することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車の後部側シートが車両床などに収納可能な回転収納シート装置に関し、特に収納動作を電動で行う回転収納シート装置に関するものである。
ワンボックスカーなどの広い車内空間を有する車両には、不要時には2列目や3列目のシートを車両床下部に収納し、広い荷室を確保するようにいろいろなシートアレンジができるものがある。また、この回転収納動作で3列目のシート(サードシート)において、シートバックを前倒してシートクッションに重ね合わせ、そのシートバックを折りたたんだ状態で、シート装置全体を後方に回転させて車両床に設けられた凹部に収納するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車両用自動回転収納シートシステム(10)は、シートバック前倒し機構と、シート揺動機構から構成されている。
シートバック前倒し機構は、シートバック(11)のフレームであるシートバックフレーム(13)に取り付けられたリクライニング機構部(14)と、リクライニングロックアクチュエータ部(15)から成っており、シートバック(11)またはシートクッション(12)側に、シートバック(11)を前倒しさせてシートクッション(12)と重ね合わすための機構である。
また、シート揺動機構はクッションロック機構部(16)と、収納ユニット機構部(17)から成っており、車体側に、重ね合わせたシートバック(11)とシートクッション(12)を揺動させて、シートの後方のフロアに形成された図示しない凹部に収納する機構である。
そして、シートバック前倒し機構およびシート揺動機構は、シート後方に配置する操作スイッチにより動作させることができ、シートの収納と復帰を行うことができる。
しかしながら、上述した従来の回転収納シート装置は、並列した2つのシートのシートクッション(12)は2席分がつながったベンチシートタイプのもので、収納するときには片方づつ独立して収納することができない。
また、2席を各々収納するには、シートクッションが独立したシートで、それぞれを駆動するためのモータが2つ必要になり、それらのモータを設置するスペースや電源等の配線の配索も必要になる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、2つのシートを電動で簡単に収納できる回転収納シート装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の回転収納シート装置においては、シートを車両床に設けた収納空間に収納する回転収納シート装置であって、複数のシートが並列に設置され各々が独立して回転可能に支持された回転軸と、シートを着座位置と収納位置の間で回転軸まわりに回動させる駆動装置と、駆動装置の駆動力を隣り合ったシート間で伝達するまたは伝達しないことを切りかえ可能なクラッチを備えたことを技術的特徴とする。
また、請求項2に記載の回転収納シート装置においては、請求項1の特徴に加え、前記駆動装置がモータを備え、モータを動作させることで自動にシートを収納することができることを技術的特徴とする。
請求項1に記載の回転収納シート装置によれば、シートを車両床に設けた収納空間に収納する回転収納シート装置であって、複数のシートが並列に設置され各々が独立して回転可能に支持された回転軸と、シートを着座位置と収納位置の間で回転軸まわりに回動させる駆動装置と、駆動装置の駆動力を隣り合ったシート間で伝達するまたは伝達しないことを切りかえ可能なクラッチを備えた回転収納シートであるので、駆動装置の駆動力をクラッチで切りかえてそれぞれのシートを回転させることができ、ひとつのシートは乗員が着座するために着座状態にしておきたい場合に対応したシートアレンジを提供することができる。
また、請求項2に記載の回転収納シート装置は、請求項1の効果に加え、前記駆動装置がモータを備え、モータを動作させることで自動にシートを収納することができるので、操作が楽であり、また、遠隔からのスイッチ操作でシートアレンジの形態を操作することができる。
本発明にかかる回転収納シート装置について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明にかかる回転収納シート装置1の概略図である。図2は、回転収納シート装置1の一作動を示す概略図である。図3は、回転収納シート装置1の他の一作動を示す概略図である。
回転収納シート装置1は、例えば車両の3列目に配設される少なくとも2脚1組のシート1a,1bであって、車両床面にシャフト11,11aを回転軸として回転可能なシートクッション2,2aと、該シートクッション2,2aに回転可能に取り付けられたシートバック3,3aと、シャフト11,11aを回転駆動する駆動装置4とから構成されている。
シートバック3,3aは、任意の角度で固定可能な公知なリクライニング装置を介してシートクッション2,2aに連結されており、モータ等で駆動する電動式または乗員が手動で操作する手動式のいずれかが装備されるようになっている。
シャフト11,11aは、それぞれ独立して回転することが可能で、シート1aが回転して収納されるときであってもシート1bは着座できる状態を保持することができる。また、シャフト11,11aと間には電磁クラッチ5が備えられており、その電磁クラッチ5に電力を供給することによってシャフト11,11aが連動して回動することが可能になる。
駆動装置4は、モータとギヤから構成され、運転席等の離れた場所にあるスイッチ(図示しない)を操作することによって遠隔操作が可能である。また、駆動装置4は、シャフト11の一端に連結され、シャフト11を回動することが可能となる。
次に、上述した構成による回転収納シート装置1の動作を説明する。まず、通常乗員が使用する状態は図1に示されている状態であって、各シート1a,1bはリクライニング装置によりシートバック3,3aを調節して背もたれを任意の位置に固定することができる。
シートを一方側だけ回転収納したい場合は、図2にも示されているように、シートバック3をシートクッション2と面合わせになるように前倒しし、駆動装置4によってシャフト11を回動することで、シート1aが着座位置から収納位置まで回転し収納されるようになっている。この時、シャフト11aには駆動装置4の駆動力は伝達されない状態になっているので、シート1bを回転収納する場合は手動にて行えるようになっている。本発明では、シート1aを電動で、シート1bを手動で着座位置から収納位置まで回転し収納できるようにしているが、車の仕様によって電動と手動を逆にしても問題とならないことは言うまでもない。
また、シートを1組同時に回転収納したい場合は、図3に示されているように、シート1a,1bのシートバック3,3aをシートクッション2,2aと面合わせになるように前倒しする。そして、電磁クラッチ5にスイッチ等でバッテリーから電力を供給することでシャフト11,11aを電磁力によって連結し、シャフト11の回転がシャフト11aに伝わるようにする。その後、駆動装置4によってシャフト11,11aを回動することで、シート1a,1bが着座状態から収納位置まで回転し収納されるようになっている。こうすることで、シート1a,1bの両方のシートにモータ等の駆動装置を用いることなく1組のシートを同時に回転収納することが可能となる。
さらに、駆動装置4はシート1a,1bのどちら側に配設しても同様の効果が得られ、シートバック3,3aの状態によって駆動装置4の作動を制御させることも可能である。
このように本発明にかかる回転収納シート装置では、電磁クラッチ5に電力を供給することでシート1a,1bを回転収納させるシャフト11,11aを電磁力によって連結させることができ、駆動装置4の力を両方のシートに伝えることができる。よって、両方のシート1a,1bにモータをつける必要なく、1つの駆動装置で床下に回転収納することができることとなる。
1 シート装置
1a,1b シート
11,11a シャフト
2,2a シートクッション
3,3a シートバック
4 駆動装置
5 電磁クラッチ
1a,1b シート
11,11a シャフト
2,2a シートクッション
3,3a シートバック
4 駆動装置
5 電磁クラッチ
Claims (2)
- シートを車両床に設けた収納空間に収納する回転収納シート装置であって、
複数のシートが並列に設置され各々が独立して回転可能に支持された回転軸と、
シートを着座位置と収納位置の間で回転軸まわりに回動させる駆動装置と、
駆動装置の駆動力を隣り合ったシート間で伝達するまたは伝達しないことを切りかえ可能なクラッチを備えた回転収納シート装置。 - 前記駆動装置がモータを備え、モータを動作させることで自動にシートを収納することができる請求項1に記載の回転収納シート装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004249962A (ja) * | 2002-12-26 | 2004-09-09 | Honda Motor Co Ltd | 車両用自動回転収納シートシステム |
WO2008139851A1 (ja) * | 2007-05-08 | 2008-11-20 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | 連結装置 |
JP2010000116A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Imasen Electric Ind Co Ltd | シート装置 |
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2008
- 2008-12-30 JP JP2008335825A patent/JP5185101B2/ja not_active Expired - Fee Related
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