JP2010154762A - ルア− - Google Patents

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Abstract

【課題】 ルア−の動きによって複雑に光を反射して十分に魚を誘うルア−を提供することである。
【解決手段】 ルア−1は透明、半透明などの透光性を有するルア−本体2と、このルア−本体2内に設けられた反射板3を有している。
ルア−本体2の内側の中空部A内に反射板3が支持されて反射板3は中心aを中心に、上下方向に垂直に延びた突片3a、3aと、左右方向に水平に延びた突片3a、3aで断面十字状に形成されて反射板3は一つの突片3aに対して中心aで角度90度づつ屈曲して形成されて各突片3aの端部3bがルア−本体2の内側面2dに当接して支持され、それぞれの突片3aの両側には反射面4が形成され、反射面4は平面状でルア−本体2の前後方向に延びて形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、透光性を有するルア−本体の内部に反射板を設けたルア−に関する。
従来から特許文献1のように透光性を有するルア−本体の内部に光反射板を配して魚を誘うようにしたルア−が用いられている。
しかしこのルア−は、ルア−本体の中央側に1枚の反射板が保持されているだけで、光の反射が単調で、ルア−の1回の動きに対し1度光を反射するだけであまり魚の気を引かなかった。
特開2002−3439号公報
解決しようとする問題点は、従来のルア−本体に1枚の平らな反射板が保持されているルア−では光の反射が単調で、ルア−の1回の動きに対し1度光を反射するだけであまり魚の気を引かないことである。
本発明の目的は前記欠点に鑑み、ルア−の動きによって複雑に光を反射して十分に魚を誘うルア−を提供することである。
本発明の請求項1は、透光性を有するルア−本体と該ルア−本体の内部に設けられ、反射面が形成された反射板を有するルア−において、前記反射板は、屈曲部を介して方向が異なる複数の反射面を有していることを要旨とするものである。
本発明の請求項2は、複数の反射面は、ルア−本体の前後方向に延設されていることを要旨とするものである。
本発明の請求項3は、複数の反射面は、ルア−本体の周方向に方向が異なっていることを要旨とするものである。
本発明の請求項4は、複数の反射面は、ルア−本体の中央側から外周方向に突出した突片に形成されていることを要旨とするものである。
本発明の請求項5は、反射板は、垂直方向と水平方向の反射面を有していることを要旨とするものである。
本発明の請求項により、ルア−の動き(アクション)によって方向の異なる反射板の反射面がそれぞれ光を反射して十分に魚を誘うことができる。
また、方向が異なる反射面はそれぞれ光を反射するタイミングが異なって時間差を持って光を反射するため目立って、十分に魚の気を引くことができる。
さらに、反射面はルア−本体の周方向に方向が異なっているため、ルア−の前後方向軸線を中心に左右に揺動(ロ−リング)する時に方向の異なる反射板の反射面がそれぞれ光を反射して十分に魚を誘うことができる。
さらに、反射面は、左右中心線を挟んでそれぞれ左右両側に均等に配されているためルア−本体のバランスも良好となる。
ルア−1は、透明、半透明などの透光性を有するルア−本体2と、このルア−本体2内に設けられた反射板3を有している。
ルア−本体2は、合成樹脂等で一体または左右を外殻を貼り合わせて中空状に形成される。
ルア−本体2の内側には、中空部Aが形成され、この中空部A内に反射板3が支持されている。
反射板3は中心aを中心に、上下方向に垂直に延びた突片3a、3aと、左右方向に水平に延びた突片3a、3aで断面十字状に形成されている。
即ち反射板3は一つの突片3aに対して中心aで角度90度づつ屈曲して形成されている。
反射板3は一体に形成したり、突片3aごとに形成して互いに接続して形成しても良い。
反射板3は各突片3aの端部3bがルア−本体2の内側面2dに延びる複数の板状の突片3aを有することになり、その端部3bがルア−本体2の内側面2dに当接して支持されている。
それぞれの突片3aの両側には反射面4が形成され、反射面4は平面状でルア−本体2の前後方向に延びて形成されている。
反射板3は合成樹脂で形成し、その表面に反射面4を形成するために、メッキや蒸着によって金属薄膜層を形成したり、金属板や金属箔を添着したり、合成樹脂板に内蔵させたり合成樹脂板の間に介在させたりして金属層を形成する他、反射板3自体を金属によって形成することができる。
この場合表面を研磨して光の反射を良好にしておくと良い。
以下、図示の実施例によって本発明を説明すると、図1から図3は第1実施例で図1はルア−の外観斜視図、図2はルア−の側面図、図3はルア−の断面正面図である。
ルア−1は、透明、半透明などの透光性を有するルア−本体2と、このルア−本体2内に設けられた反射板3を有している。
ルア−本体2は、合成樹脂等で一体または左右を外殻を貼り合わせて中空状に形成される。
ルア−本体2の外側には、その先端2aに釣り糸を結ぶためにリング状の釣り糸取り付け部10が設けられ、ルア−本体2の下側の腹部2bと後端2cにそれぞれ釣り針11(トレブルフック)が揺動可能に取り付けられ、目12などの装飾が施されている。
ルア−本体2の内側には、中空部Aが形成され、この中空部A内に反射板3が支持されている。
反射板3は中心aを中心に、上下方向に垂直に延びた突片3a、3aと、左右方向に水平に延びた突片3a、3aで断面十字状に形成されている。
即ち反射板3は一つの突片3aに対して中心aで角度90度づつ屈曲して形成されている。
反射板3は一体に形成したり、突片3aごとに形成して互いに接続して形成しても良い。
反射板3は各突片3aの端部3bがルア−本体2の内側面2dに延びる複数の板状の突片3aを有することになり、その端部3bがルア−本体2の内側面2dに当接して支持されている。
それぞれの突片3aの両側には反射面4が形成され、反射面4は平面状でルア−本体2の前後方向に延びて形成されている。
反射板3は合成樹脂で形成し、その表面に反射面4を形成するために、メッキや蒸着によってる金属薄膜層を形成したり、金属板や金属箔を添着したり、透光性を有する合成樹脂板に金属板や金属箔を内蔵させたり合成樹脂板の間に介在させたりして金属層を形成する他、反射板3自体を金属によって形成し、金属によって光を反射する反射面4を形成することができる。
この場合金属層の表面を研磨して鏡面状の光の反射面4を形成し光の反射を良好にしておく。
このように反射板3が形成されていると、ルア−本体2を側方から見た場合に、ルア−1の動き、特にロ−リングアクションによってルア−本体2が前後方向軸線bの周方向に回るように左右に揺動すると、上下方向に延びる突片3aの反射面4と左右方向に延びる突片3aの上下面が透光性を有するルア−本体2を通して角度が変わるたびにそれぞれ違った光を反射するところが見える。
これらの反射板3の反射面4はそれぞれ反射面4の色を変えたり、反射面4に微細な凹凸を設けて反射面4の光の反射量を変えたりして魚によって誘う効果をコントロ−ルすることができる。
また、反射面4は、左右中心線cを挟んでそれぞれ左右両側に複数形成されているためロ−リングによる光の反射効果を効率よく発揮して魚へのアピ−ルを十分に行える。
前記のようにルア−1が構成されていると、ルア−1の動き(アクション)によって方向の異なる反射板3の反射面4がそれぞれ光を反射して十分に魚を誘うことができる。
また、方向が異なる反射面4はそれぞれ光を反射するタイミングが異なって時間差を持って光を反射するため目立って、十分に魚の気を引くことができる。
さらに、反射面4はルア−本体2の周方向に方向が異なっているため、ルア−の前後方向軸線bを中心に左右に揺動(ロ−リング)する時に方向の異なる反射板3の反射面4がそれぞれ光を反射して十分に魚を誘うことができる。
さらに、反射面4は、左右中心線cを挟んでそれぞれ左右両側に均等に配されているためルア−本体2のバランスも良好となる。
図4から図6は第2実施例で図4はルア−の外観斜視図、図5はルア−の側面図、図6はルア−の断面正面図である。
第2実施例の反射板5はT字状に縦に長い突片5aと長い突片5aの上部に連結位置を中心に一方の横向きの突片5aと他方の横向きの突片5aで形成され、ルア−本体2の内側の中空部A内に、反射板5の突片5aの端部5bがルア−本体2の内側面2dに当接して支持されている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
実施例2において、T字状に形成した反射板5においてもそれぞれのルア−1の動きに応じてタイミングをずらして複雑に光を反射して魚を誘うこととなる。
図7から図9は第3実施例で図7はルア−の外観斜視図、図8はルア−の側面図、図9はルア−の断面正面図である。
第3実施例の反射板6はY字状に中心aを中心に角度120度で三つの突片6aが中央側から周方向に向けて突出屈曲して形成され、ルア−本体2の内側の中空部A内に、反射板6の突片6aの端部6bがルア−本体2の内側面2dに当接して支持されている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
実施例3において、Y字状に形成した反射板6においてもそれぞれのルア−1の動きに応じてタイミングをずらして複雑に光を反射して魚を誘うこととなる。
図10から図12は第4実施例で図10はルア−の外観斜視図、図11はルア−の側面図、図12はルア−の断面正面図である。
第4実施例の反射板7は「く」字状の突片7a、7aが中心a位置で2組背中合わせでX字状になるように周方向に向けて突出屈曲して形成され、ルア−本体2の内側の中空部A内に、反射板7の突片7aの端部7bがルア−本体2の内側面2dに当接して支持されている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
実施例4において、「く」字状に形成した反射板7においてもそれぞれのルア−1の動きに応じてタイミングをずらして複雑に光を反射して魚を誘うこととなる。
本発明はルア−全般に利用できる。
第1実施例でルア−の外観斜視図である。 同ルア−の側面図である。 同ルア−の断面正面図である。 第2実施例でルア−の外観斜視図である。 同ルア−の側面図である。 同ルア−の断面正面図である。 第3実施例でルア−の外観斜視図である。 同ルア−の側面図である。 同ルア−の断面正面図である。 第4実施例でルア−の外観斜視図である。 同ルア−の側面図である。 同ルア−の断面正面図である。
符号の説明
1 ルア−
2 ルア−本体
3、5、6、7 反射板
3a、5a、6a、7a 突片

Claims (5)

  1. 透光性を有するルア−本体と該ルア−本体の内部に設けられ、反射面が形成された反射板を有するルア−において、前記反射板は、屈曲部を介して方向が異なる複数の反射面を有していることを特徴とするルア−。
  2. 複数の反射面は、ルア−本体の前後方向に延設されていることを特徴とする請求項1に記載のルア−。
  3. 複数の反射面は、ルア−本体の周方向に方向が異なっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のルア−。
  4. 複数の反射面は、ルア−本体の中央側から外周方向に突出した突片に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1つに記載のルア−。
  5. 反射板は、垂直方向と水平方向の反射面を有していることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のルア−。
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