JP2010153658A - 固体撮像素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】チップ面積の縮小を実現し、さらに高い色分離性能と、高信頼性とを実現できる固体撮像素子を提供する。
【解決手段】本発明に係る固体撮像素子300は、二次元状に配列された複数の単位セル402を備え、単位セル402の各々は、SOI基板320の上に積層され、赤色光吸収層303、緑色光吸収層304及び青色光吸収層306と、赤色光吸収層303、緑色光吸収層304及び青色光吸収層306により変換された電気信号を読み出す読み出し回路312、311及び310とを備え、赤色光吸収層303、緑色光吸収層304及び青色光吸収層306は、AlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)で構成され、単位セル402の各々において、赤色光吸収層303、緑色光吸収層304及び青色光吸収層306は、上層に形成される層ほど広いバンドギャップを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像素子に関し、特に、垂直方向にオーバーラップするように積層され、それぞれが異なる波長帯域の光を電気信号に変換する複数の光電変換層を備える固体撮像素子に関する。
MOSセンサ、及び電荷結合素子(CCD)等の固体撮像素子は、デジタルカメラ又は携帯電話機器などに搭載されている。このようなデジタルカメラ及び携帯電話機器に対して、より高精彩な画像の撮像機能と、機器の小型化とが求められている。よって、これらを実現するために、固体撮像素子、ひいては画素(セル)の縮小化が要求されている。
以下、従来の固体撮像素子について説明する。
図5は、第1のタイプの従来の固体撮像素子100における画素部の断面を模式的に示す図である。図5に示す固体撮像素子100は、MOSセンサであり、Si基板101と、光電変換素子102と、読み出し回路103と、層間絶縁膜104と、配線105と、カラーフィルタ106と、オンチップマイクロレンズ107を備える。
光電変換素子102は、Si基板101の表面に形成され、入射光を電気信号(信号電荷)に変換する。
読み出し回路103は、光電変換素子102に隣接して形成され、光電変換素子102により変換された電気信号を読み出す。
配線105は、層間絶縁膜104を介して、Si基板101上に形成される。
カラーフィルタ106は、層間絶縁膜104上に形成される。このカラーフィルタ106は、画素毎に異なる色の光を透過し、光電変換素子102に異なる色の光を入射させる。
マイクロレンズ107は、カラーフィルタ106上に形成され、入射光を光電変換素子102に集光する。このマイクロレンズ107は、プラスチックにより構成される。
ここで、人間の色覚に合うカラー画像を撮像するには、色の三刺激値に対応する3種類のカラーフィルタを搭載した3種類の画素が必要である。
図6は、第1のタイプの従来技術における典型的なカラーフィルタの配列を示す図である。図6に示すように、一画素分のデータを構成するために4つの光電変換素子102が用いられる。4つの光電変換素子102上には、それぞれ、波長600nmに透過率のピークを有し、赤色光のみを透過する赤色フィルタ201と、波長530nmに透過率のピークを有し、緑色光のみを透過する緑色フィルタ202a及び202bと、波長450nm付近に透過率ピークを有し、青色光のみを透過する青色フィルタ203とが配置される。
各フィルタを通過した光は、フィルタ下にある各光電変換素子102により光電変換される。これにより、三刺激値に対応する光信号が生成される。
このように一画素の信号を得るために4つのフォトダイオードからの信号が必要である。これにより、第1のタイプの従来の固体撮像素子100は、チップ面積が増加するという課題を有する。
これに対して、赤色の画素に対応する緑色の信号を隣接画素の信号で補間する方法が知られている。しかしながら、この方法を用いた場合、出力画像が実画像データから乖離するという別の課題が生じる。
また、チップ面積の増加を低減する別の技術として、上記第1のタイプの固体撮像素子100を改良し、一つの画素分の面積で3種類の色に対応する波長帯域の光を受光し、3種類の色に対応する出力信号を発生させる第2タイプの従来の固体撮像素子が知られている。この第2のタイプの従来の固体撮像素子においては、一画素分の面積内に、複数の色に対応する複数の光電変換素子が光学系光軸方向に積層される。また、複数の光電変換素子の受光面が光学系光軸方向にオーバーラップするように積層される。
また、第2タイプの従来の固体撮像素子として、以下に示すタイプA〜Cの固体撮像素子が知られている。
タイプAの固体撮像素子は、光伝搬特性に含まれる色分散を利用して、各光電変換素子の位置によって、色分離を行う(例えば、特許文献1参照)。タイプBの固体撮像素子は、各光電変換素子間に配置された、受光する光に対応するカラーフィルタを備える(例えば、特許文献2参照)。タイプCの固体撮像素子は、光電変換素子そのものがカラーフィルタの役割を担う(例えば、特許文献3及び4参照)。
米国特許第5965875号明細書 特表2008−500724号公報 特開2005−303266号公報 特表2008−500723号公報 特開2003−304450号公報
しかしながら、タイプAの固体撮像素子は、各光電変換素子間を電気的に分離するための分離層が形成されないので、十分な色分離性能が低下するという課題がある。また、これを補うために、例えば特許文献5に記載のように補正回路を備えることもできるが、補正回路を備えることにより読み出し回路が複雑になるという新たな課題が発生する。
また、タイプBの固体撮像素子は、光電変換素子とカラーフィルタを少なくとも3層ずつ積層するので、一画素分の積層厚さが厚くなる。これにより、画素に入射した光が長い光路を伝搬する間に他の画素に混入することにより、色分離性能が低下するという別の課題を有する。
また、タイプCの特許文献3に記載の固体撮像素子では、光電変換層に有機材料を用いているため、対候性及び信頼性が低いという課題を有する。
これに対して、タイプCの特許文献4に記載の固体撮像素子は、光電変換層にInGaNを用いることにより、対候性及び信頼性を向上できる。しかしながら、特許文献4記載の固体撮像素子は、各光電変換層を別々の基板に形成し、当該基板を張り合わせた構成を有する。これにより、タイプBの固体撮像素子と同様に一画素内において光伝搬距離が非常に長くなることにより、隣接画素間との混色が発生し、これにより色分離性能が低下するという課題を有する。さらに、特許文献4記載の固体撮像素子を製造するためには、少なくとも2回の貼り合わせ工程を行う必要があり、工程が非常に複雑になるという課題も有する。
本発明は、上記課題を解決するものであり、チップ面積の縮小を実現し、さらに高い色分離性能と、高信頼性とを実現できる固体撮像素子を提供することを第1の目的とする。また、本発明は、製造工程の複雑化の回避できる固体撮像素子を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る固体撮像素子は、半導体基板と、前記半導体基板に二次元状に配列された複数の単位セルとを備え、前記単位セルの各々は、前記半導体基板の上に、垂直方向にオーバーラップするように積層され、それぞれが異なる波長帯域の光を電気信号に変換する複数の光電変換層と、前記複数の光電変換層と一対一で対応し、対応する光電変換層により変換された電気信号を読み出す複数の読み出し回路とを備え、前記複数の光電変換層は、AlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)で構成され、前記単位セルの各々において、前記複数の光電変換層は、光入射面側に形成される光電変換層ほど広いバンドギャップを有する。
この構成によれば、本発明に係る固体撮像素子は、複数の光電変換層が垂直方向に積層されるので、単位セルの面積を縮小できる。これにより、本発明に係る固体撮像素子は、チップ面積を縮小できる。
さらに、本発明に係る固体撮像素子は、光入射面側からエネルギーの高い順に、すなわち短波長の光から順に、順次光電変換を行える。さらに、本発明に係る固体撮像素子は、単一の半導体基板上に複数の光電変換層を積層することにより、一画素内において光伝搬距離の増加を抑制できる。これらにより、本発明に係る固体撮像素子は、高い色分離特性を実現できる。
さらに、本発明に係る固体撮像素子は、光電変換層をAlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)で構成することにより、高い対候性、及び信頼性を実現できる。
また、前記固体撮像素子は、さらに、前記複数の光電変換層の間にそれぞれ形成される1以上の第1分離層を備え、前記1以上の第1分離層は、AlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)で構成され、前記1以上の第1分離層のそれぞれは、上側及び下側に隣接する2つの光電変換層より、広いバンドギャップを有してもよい。
この構成によれば、本発明に係る固体撮像素子は、光電変換された各色の信号を電気的に絶縁できる。これにより、本発明に係る固体撮像素子は、光電変換層外に信号を読み出すまでの間において高い色分離特性を保証できる。さらに、第1分離層を、光電変換層と同様にAlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)で構成することにより、例えば、AlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)エピ層を形成することにより、高い品質の光電変換層及び第1分離層を形成できる。
また、前記固体撮像素子は、さらに、前記複数の光電変換層のうち最下層に形成される光電変換層と、前記半導体基板との間に形成される第2分離層を備え、前記第2分離層は、AlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)で構成され、前記最下層に形成される光電変換層及び前記半導体基板より、広いバンドギャップを有してもよい。
この構成によれば、本発明に係る固体撮像素子は、光電変換された最長波長に対応する色信号と基板間を電気的に絶縁できる。これにより、本発明に係る固体撮像素子は、光電変換層外に信号を読み出すまでの間において高い色分離特性を保証できる。さらに、第2分離層を、光電変換層及び第1分離層と同様にAlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)で構成することにより、例えば、AlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)エピ層を形成することにより、高い品質の光電変換層、第1分離層及び第2分離層を形成できる。
また、前記複数の光電変換層及び前記1以上の分離層は、前記垂直方向に連続的に積層されてもよい。
この構成によれば、本発明に係る固体撮像素子は、複数の光電変換層及び第1分離層の総膜厚を低減できる。これにより、本発明に係る固体撮像素子は、他画素への光混入を防止できるので、画素間色分離性能を高めることができる。さらに、本発明に係る固体撮像素子は、貼り合わせ工程を必要としない簡便な画素形成工程を実現できる。つまり、本発明に係る固体撮像素子は、製造工程の複雑化の回避できる。
また、前記固体撮像素子は、さらに、前記単位セルの各々において、前記複数の光電変換層及び前記1以上の第1分離層よりも低い屈折率の絶縁材料により形成され、前記複数の光電変換層及び前記1以上の第1分離層の周囲を覆い、かつ前記複数の光電変換層及び前記1以上の第1分離層の合計の高さ以上の高さを有する画素分離層を備えてもよい。
この構成によれば、本発明に係る固体撮像素子は、各画素部の各光電変換層と第1分離層とがコアとして、また、その周辺を覆う低屈折率材料で構成される画素分離層がクラッドとして作用する光導波路を形成できる。これにより、最上層から入射した光をコア内に高い効率で閉じ込めることができる。従って、本発明に係る固体撮像素子は、量子効率と色分離特性とを向上させることができる。
また、前記半導体基板は、Siで構成されてもよい。
この構成によれば、本発明に係る固体撮像素子は、高い品質のAlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)エピ層を形成することにより、量子効率の高い光電変換層を形成することができる。さらに、本発明に係る固体撮像素子は、画素部(複数の光電変換層等)を形成後に、通常のSi MOSプロセスを用いて信号読み出し回路を、画素部と同一の基板に形成できる。
また、前記読み出し回路は、前記半導体基板に形成されてもよい。
この構成によれば、本発明に係る固体撮像素子は、チップの小型化、及びプロセスの簡易化を実現できる。
また、前記読み出し回路は、前記半導体基板の前記複数の光電変換層が形成される面に対して反対側の面に形成されてもよい。
この構成によれば、本発明に係る固体撮像素子は、光電変換層を形成後に、サーマルバジェットが低く、かつ、貼り合わせ工程の必要のない通常のSiプロセスを用いて読み出し回路を形成できる。さらに、本発明に係る固体撮像素子は、光電変換層と読み出し回路との間の配線をより簡便にできる。
また、前記半導体基板は、片面がSi(111)であり、反対側の面がSi(100)であるSOI基板であり、前記光電変換層は、前記SOI基板のSi(111)面上に形成され、前記読み出し回路は、前記SOI基板のSi(100)面上に形成されてもよい。
この構成によれば、Si(111)面上に、AlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)エピ層が形成され、Si(100)面に読み出し回路が形成される。ここで、AlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)系結晶は、一般に対称性により、Si(111)面上に良質のエピ層が成長する。一方、通常のSi集積回路は移動度が高く、ノイズの低いSi(100)面に形成することが好ましい。従って、上述のような構成とすることによって、本発明に係る固体撮像素子は、高い品質の光電変換層と、高速度及び低ノイズを実現できる読み出し回路とを同時に有することができる。
なお、本発明は、このような固体撮像素子として実現できるだけでなく、このような固体撮像素子を含む半導体集積回路(LSI)として実現したり、このような固体撮像素子を備えるデジタルカメラ又は携帯電話機器として実現したりできる。
以上より、本発明は、チップ面積の縮小を実現し、さらに高い色分離性能と、高信頼性とを実現できる固体撮像素子を提供できる。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を用いて具体的に説明する。なお、本発明について、以下の実施の形態及び添付の図面を用いて説明を行うが、これは例示を目的としており、本発明はこれらに限定されることを意図しない。
本発明の実施の形態に係る固体撮像素子は、複数の光電変換層を垂直方向に積層することにより単位セルの面積を縮小できる。さらに、本発明に係る固体撮像素子は、単一の半導体基板上に複数の光電変換層を積層することにより、高い色分離特性を実現できるとともに、製造工程の複雑化の回避できる。さらに、本発明の実施の形態に係る固体撮像素子は、光電変換層をAlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)で構成することにより、高い対候性及び信頼性を実現できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る固体撮像素子300の一画素分と、当該一画素と隣接する画素の一部の光電変換部と読み出し回路部との断面構造を模式的に示す図である。
図1に示すように、固体撮像素子は、SOI(Silicon On Insulator)基板320と、分離層302a、302b、及び305aと、赤色光吸収層303と、緑色光吸収層304と、青色光吸収層306と、紫外線カットフィルタ305bと、保護層307と、画素分離層308と、マイクロレンズ309と、読み出し回路310〜312と、ビア配線313〜315と、配線層316と、絶縁膜317とを備える。
SOI基板320は、表面Si層321と、埋め込み酸化膜322と、裏面Si層323とを含む。表面Si層321は、Si(111)面を基板方位面(図1の上側の面)とするSi基板である。また、裏面Si層323は、Si(100)面を基板方位面(図1の下側の面)とするSi基板である。埋め込み酸化膜322は、表面Si層321と裏面Si層323との間に形成されるシリコン酸化膜等の、埋め込み絶縁膜である。なお、以下では、表面Si層321のSi(111)面をSOI基板320の主面と呼び、裏面Si層323のSi(100)面をSOI基板320の裏面と呼ぶ。
分離層302aは、例えば厚さ100nmのAlN層であり、SOI基板320の主面上に形成される。この分離層302aは、赤色光吸収層303とSOI基板320との間に形成され、赤色光吸収層303とSOI基板320とを電気的に分離する。
赤色光吸収層303は、例えば厚さ1μmのIn0.95Ga0.05N層であり、分離層302a上に積層される。この赤色光吸収層303は、赤色光を吸収し、吸収した赤色光を電気信号に変換する光電変換層である。
分離層302bは、例えば厚さ100nmのAlN層であり、赤色光吸収層303上に積層される。この分離層302bは、赤色光吸収層303と緑色光吸収層304との間に形成され、赤色光吸収層303と緑色光吸収層304とを電気的に分離する。
緑色光吸収層304は、例えば厚さ0.8μmのIn0.6Ga0.4N層であり、分離層302b上に積層される。この緑色光吸収層304は、緑色光を吸収し、吸収した緑色光を電気信号に変換する光電変換層である。
分離層305aは、例えば厚さ100nmのAlGaN層であり、緑色光吸収層304上に積層される。この分離層305aは、緑色光吸収層304と青色光吸収層306との間に形成され、緑色光吸収層304と青色光吸収層306とを電気的に分離する。
青色光吸収層306は、例えば厚さ500nmのIn0.25Ga0.75N層であり、分離層305a上に積層される。この青色光吸収層306は、青色光を吸収し、吸収した青色光を電気信号に変換する光電変換層である。
紫外線カットフィルタ305bは、例えば厚さ100nmのAlGaN層であり、青色光吸収層306上に積層される。この紫外線カットフィルタ305bは、紫外線を遮断し、可視光を透過する。
これら一連のIII族窒化物半導体層AlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)(分離層302a、302b、305a、赤色光吸収層303、緑色光吸収層304、青色光吸収層306、及び紫外線カットフィルタ305b)はSOI基板320の主面上に金属有機化学気相成長法を用いて、800℃以上の高温下で連続的にエピタキシャル成長することにより生成される。これにより、量子効率の高い光電変換層(赤色光吸収層303、緑色光吸収層304及び青色光吸収層306)を形成することができる。
また、分離層302a、302b、305a、赤色光吸収層303、緑色光吸収層304、青色光吸収層306、及び紫外線カットフィルタ305bは、垂直方向(図1の縦方向)に、互いにオーバーラップするように積層される。また、分離層302a、302b、305a、赤色光吸収層303、緑色光吸収層304、青色光吸収層306、及び紫外線カットフィルタ305bは、垂直方向に連続的に積層される。
保護層307は、例えば、SiN層であり、複数の画素の紫外線カットフィルタ305b上に積層される。
画素分離層308は、SiO2等の絶縁材料で構成され、各画素間を分離する。具体的には、画素分離層308は、各画素の分離層302a、302b、305a、赤色光吸収層303、緑色光吸収層304、青色光吸収層306、及び紫外線カットフィルタ305bの周囲を覆い、かつ、分離層302a、302b、305a、赤色光吸収層303、緑色光吸収層304、青色光吸収層306、及び紫外線カットフィルタ305bの合計の高さ以上の高さを有する。
また、画素分離層308は、各画素の分離層302a、302b、305a、赤色光吸収層303、緑色光吸収層304、青色光吸収層306、及び紫外線カットフィルタ305bより低い屈折率を有する。具体的には、画素分離層308(SiO2)の屈折率は1.45程度であり、III族窒化物半導体層(分離層302a、302b、305a、赤色光吸収層303、緑色光吸収層304、青色光吸収層306、及び紫外線カットフィルタ305b)の屈折率は3以上である。よって、この単位画素の構造自体が、光導波路の機能を有する。つまり、当該光導波路では、III族窒化物半導体積層部(分離層302a、302b、305a、赤色光吸収層303、緑色光吸収層304、青色光吸収層306、及び紫外線カットフィルタ305b)がコアとして、また、画素分離層308がクラッドとして作用する。これにより、各画素は、高い光閉じ込め作用を実現できる。
マイクロレンズ309は、保護層307上に形成され、上述した光導波路に最適な入射角度で光を入射する。
このような構成によって、各画素に入射した光は隣接画素に漏洩することなく、同一画素内において、高い量子効率で光電変換される。
読み出し回路310、311及び312は、SOI基板320の裏面上に形成される。この読み出し回路310、311及び312は、それぞれ青色光吸収層306、緑色光吸収層304及び赤色光吸収層303により変換された電気信号を読み出す。
ビア配線313は、読み出し回路310と青色光吸収層306とを電気的に接続する。ビア配線314は、読み出し回路311と緑色光吸収層304とを電気的に接続する。ビア配線315は、読み出し回路312と赤色光吸収層303とを電気的に接続する。
配線層316は、読み出し回路310、311及び312に接続される。
配線間絶縁膜317は、複数の配線層316を互いに絶縁する絶縁膜である。
このように本発明の実施の形態に係る固体撮像素子300は、赤色光吸収層303、緑色光吸収層304及び青色光吸収層306を垂直方向に積層することにより、一画素内で三色分の光電変換信号を生成できる。これにより、固体撮像素子300は、チップ面積を縮小できる。
さらに、固体撮像素子300は、光入射面側から、青色光吸収層306、緑色光吸収層304及び赤色光吸収層303の順に、光電変換層が配置される。これにより、固体撮像素子300は、エネルギーの高い順に、すなわち短波長の光から順に、順次光電変換を行える。これにより、固体撮像素子300は、高い色分離特性を実現できる。
さらに、固体撮像素子300は、分離層302a、302b、305a、赤色光吸収層303、緑色光吸収層304、青色光吸収層306、及び紫外線カットフィルタ305bをAlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)で構成することにより、高い対候性及び信頼性を実現できる。
さらに、固体撮像素子300は、分離層302a、302b、305a、赤色光吸収層303、緑色光吸収層304、青色光吸収層306、及び紫外線カットフィルタ305bを、単一のSOI基板320上に積層することにより、一画素内において光伝搬距離の増加を抑制できる。これにより、固体撮像素子300は、他画素への光混入を防止できるので、画素間色分離性能を高めることができる。
さらに、固体撮像素子300は、貼り合わせ工程を必要としない簡便な画素形成工程を実現できるので、製造工程の複雑化を回避できる。
さらに、固体撮像素子300は、読み出し回路310、311及び312をSOI基板320の裏面に形成することによって、光電変換部と読み出し回路が表裏一体となった高い光受光率と、高い集積度とを両立できる。
さらに、固体撮像素子300は、画素部をSOI基板320の主面上に形成し、読み出し回路311、312及び313をSOI基板320の裏面上に形成する。ここで、AlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)系結晶は、一般に対称性により、Si(111)面上に良質のエピ層が成長する。一方、通常のSi集積回路は移動度が高く、ノイズの低いSi(100)面に形成することが好ましい。従って、上述のような構成とすることによって、固体撮像素子300は、高い品質の赤色光吸収層303、緑色光吸収層304及び青色光吸収層306と、高速度及び低ノイズを実現できる読み出し回路311、312及び313とを同時に有することができる。
次に、本発明の実施の形態に係る固体撮像素子300の全体の回路構成を説明する。
図2は、固体撮像素子300の回路構成を模式的に示す図である。
図2に示すように、固体撮像素子300は、垂直走査回路401と、SOI基板320に2次元状に配置された複数の単位セル402と、列信号線群404と、列増幅器群405と、水平走査回路406と、列選択トランジスタ群407と、水平信号出力線群408と、出力増幅器群409とを備える。
垂直走査回路401は、2次元状に配置された単位セル402の行を選択する選択信号を生成する。
水平走査回路406は、2次元状に配置された単位セル402の列を選択する選択信号を生成する。
また、各単位セル402は、単位受光セル410と、行選択トランジスタ群403とを含む。
単位受光セル410は、赤色単位受光セル410Rと、緑色単位受光セル410Gと、青色単位受光セル410Bとを含む。赤色単位受光セル410R、緑色単位受光セル410G、及び青色単位受光セル410Bは、それぞれ、赤色光、緑色光及び青色光を電気信号に変換する。ここで、赤色単位受光セル410Rは、図1に示す読み出し回路312及び赤色光吸収層303に対応し、緑色単位受光セル410Gは、読み出し回路311及び緑色光吸収層304に対応し、青色単位受光セル410Bは、読み出し回路310及び青色光吸収層306に対応する。
行選択トランジスタ群403は、行選択トランジスタ403R、403G及び403Bを含む。行選択トランジスタ403R、403G及び403Bは、それぞれ、赤色単位受光セル410R、緑色単位受光セル410G、及び青色単位受光セル410Bにより変換された各色の電気信号を、垂直走査回路401より生成された選択信号に応じて、選択的に列信号線群404に接続する。
列信号線群404は、列毎に設けられ、列信号線404R、404G及び404Bを含む。列信号線404R、404G及び404Bは、それぞれ、各列に配置される複数の行選択トランジスタ403R、403G及び403Bに接続される。
列増幅器群405は、列毎に設けられ、列増幅器405R、405G及び405Bを含む。列増幅器405R、405G及び405Bは、それぞれ、列信号線404R、404G及び404Bの電気信号を増幅する。
列選択トランジスタ群407は、列毎に設けられ、列選択トランジスタ407R、407G及び407Bを含む。列選択トランジスタ407R、407G及び407Bは、水平走査回路406により生成された選択信号に応じて、それぞれ、列増幅器405R、405G及び405Bにより増幅された信号を、水平信号出力線群408に出力する。
水平信号出力線群408は、水平信号出力線408R、408G及び408Bを含む。水平信号出力線408R、408G及び408Bは、それぞれ、複数の列選択トランジスタ407R、407G及び407Bに接続される。
出力増幅器群409は、出力増幅器409R、409G及び409Bを含む。出力増幅器409R、409G及び409Bは、それぞれ、水平信号出力線408R、408G及び408Bの信号を増幅し、増幅した信号を後段に出力する。
次に、単位受光セル410の回路構成を説明する。なお、以下では、一例として、赤色単位受光セル410Rの回路構成を説明するが、緑色単位受光セル410G及び青色単位受光セル410Bの回路構成も同様である。
図3Aは、赤色光吸収層303を電荷蓄積型のフォトダイオードとして使用した場合の赤色単位受光セル410Rの回路構成を示す図である。
図3Aに示す赤色単位受光セル410Rは、フォトダイオード501(赤色光吸収層303)と、読み出し回路312とを含む。また、読み出し回路312は、リセットトランジスタ502と、転送トランジスタ503と、電圧変換用容量504と、読み出し用増幅器505とを含む。
リセットトランジスタ502は、フォトダイオード501及び電圧変換用容量504に蓄積されている信号電荷を、リセットする。
転送トランジスタ503は、フォトダイオード501により光電変換された信号電荷を電圧変換用容量504に転送する。
電圧変換用容量504は、転送トランジスタ503により転送された信号電荷を蓄積することにより、電圧に変換する。
読み出し用増幅器505は、電圧変換用容量504により変換された電圧を増幅し、増幅した電圧を後段の行選択トランジスタ403Rに出力する。
以上の構成の赤色単位受光セル410Rにおいて、まず、リセットトランジスタ502により、予めフォトダイオード501及び電圧変換用容量504に蓄積されている信号電荷がリセットされる。次に、フォトダイオード501は、所定の蓄積期間、照射された光を信号電荷に変換し、変換した信号電荷を蓄積する。また、蓄積された信号電荷は、転送トランジスタ503により、電圧変換用容量504に転送される。次に、転送された信号電荷が、読み出し用増幅器505により読み出され、後段の行選択トランジスタ403Rを介して、列信号線404Rに出力される。
このような構成とすることによって、各色用フォトダイオードからの出力信号を高感度に読み出すことができる。また、読み出し用増幅器505の利得を、各色で異なる値に調節することもできる。
図3Bは、赤色光吸収層303を光伝導素子として使用した場合の赤色単位受光セル410Rの回路構成を示す図である。
図3Bに示す赤色単位受光セル410Rは、フォトダイオード501(赤色光吸収層303)と、読み出し回路312とを含む。また、読み出し回路312は、転送トランジスタ503と、積分器509とを含む。
転送トランジスタ503は、フォトダイオード501により光電変換された電子−正孔対電流を積分器509の入力端に転送する。
積分器509は、入力された電流を積分することにより、電圧に変換し、変換した電圧を後段の行選択トランジスタ403Rに出力する。
この積分器509は、積分用容量506と、初期化用トランジスタ507と、増幅器508とを含む。積分用容量506は、増幅器508の入力端と出力端との間に接続される。初期化用トランジスタ507は、増幅器508の入力端と出力端との間に接続される。この初期化用トランジスタ507は、積分器509を初期化するためのトランジスタである。
以上の構成の赤色単位受光セル410Rにおいて、フォトダイオード501により光電変換された電子−正孔対電流は、転送トランジスタ503を介して積分器509に入力される。次に、積分器509は、入力された電子−正孔対電流を積分することにより、電圧に変換する。積分器509により変換された電圧は、後段の行選択トランジスタ403Rを介して、列信号線404Rに出力される。これにより、フォトダイオード501において電荷蓄積を行わなくても、所定の電荷積分期間に光電変換された電流が積分される。このような構成とすることによって、各色用フォトダイオードからの出力信号を高感度に読み出すことができる。
以下、本発明の実施の形態に係る固体撮像素子300の変形例を説明する。
上述した機能に加え、さらに、固体撮像素子300は、フォトダイオード501で正負両極性の電荷を蓄積し、蓄積した正負両極性の電荷を信号として処理してもよい。
以下、図4を用いてその原理を説明する。図4は、単位セル402のIII族窒化物半導体(分離層302a、302b、305a、赤色光吸収層303、緑色光吸収層304、青色光吸収層306、及び紫外線カットフィルタ305b)の積層方向(図1の縦方向)におけるエネルギーバンド図である。なお、図1と同様の要素には同一の符号を付している。また、図4は、表面Si層321から紫外線カットフィルタ305bまでのエネルギーバンド図を示し、保護層307等は図示していない。
図4に示すように、青色光吸収層306は、緑色光吸収層304より広いバンドギャップを有し、緑色光吸収層304は、赤色光吸収層303より広いバンドギャップを有する。つまり、複数の光電変換層(青色光吸収層306、緑色光吸収層304、及び赤色光吸収層303)は、光入射面側(上層)に形成される光電変換層ほど広いバンドギャップを有する。
また、分離層302a、302b、305a、及び紫外線カットフィルタ305bは、それぞれ、隣接する光電変換層及び表面Si層321より広いバンドギャップを有する。つまり、分離層302aは、表面Si層321及び赤色光吸収層303より広いバンドギャップを有し、分離層302bは、赤色光吸収層303及び緑色光吸収層304より広いバンドギャップを有し、分離層305aは、緑色光吸収層304及び青色光吸収層306より広いバンドギャップを有し、紫外線カットフィルタ305bは、青色光吸収層306より広いバンドギャップを有する。
また、赤色光吸収層303は、自発分極方向が互いに正負反転した分離層302a及び302bに挟まれ、緑色光吸収層304は、自発分極方向が互いに正負反転した分離層302b及び305aに挟まれ、青色光吸収層306は、自発分極方向が互いに正負反転した分離層305a及び紫外線カットフィルタ305bに挟まれる。すなわち、各光電変換層は、自発分極方向が互いに正負反転した絶縁層に挟まれている。
これにより、図4に示すように、電界傾斜は、固体撮像素子300の表面(紫外線カットフィルタ305b側)から表面Si層321側に向かう方向となる。このため、光入射によって各光電変換層で発生した電子及び正孔は、分極に起因して生じる電界によって、電子が表面側に、正孔が表面Si層321側に、自然に分離される。また、この分離された電子及び正孔は、再結合することなく長時間蓄積される。
図4では、緑色光吸収層304についての電子及び正孔が分離される様子を模式的に示している。なお、同様の現象は青色光吸収層306、及び赤色光吸収層303においても発生する。
従って、これらの電荷(電子及び正孔)を各々別々の電圧変換用容量504a及び504bによって電圧に変換し、さらに、それぞれの変換された電圧を読み出し用増幅器505a及び505bによって増幅したうえで読み出すことで、高感度な固体撮像素子300を実現できる。具体的には、本発明に係る固体撮像素子300は、通常の正負どちらかの電荷のみによる信号レベルを用いる固体撮像素子に比べて、約2倍の信号レベルを得ることができる。
本発明は、固体撮像素子に適用でき、特に、固体撮像素子を備えるデジタルカメラ、及び携帯電話機器などに適用できる。
本発明の実施の形態に係る固体撮像素子の断面図である。 本発明の実施の形態に係る固体撮像素子の回路構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る読み出し回路の回路構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る読み出し回路の変形例の回路構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る固体撮像素子のエネルギーバンド図である。 従来の固体撮像素子の断面図である。 従来のカラーフィルタの配置例を示す図である。
符号の説明
100、300 固体撮像素子
101 Si基板
102 光電変換素子
103 読み出し回路
104 層間絶縁膜
105 配線
106 カラーフィルタ
107 マイクロレンズ
201 赤色フィルタ
202a、202b 緑色フィルタ
203 青色フィルタ
302a、302b、305a 分離層
303 赤色光吸収層
304 緑色光吸収層
305b 紫外線カットフィルタ
306 青色光吸収層
307 保護層
308 画素分離層
309 マイクロレンズ
310、311、312 読み出し回路
313、314、315 ビア配線
316 配線層
317 絶縁膜
320 SOI基板
321 表面Si層
322 埋め込み酸化膜
323 裏面Si層
401 垂直走査回路
402 単位セル
403 行選択トランジスタ群
403R、403G、403B 行選択トランジスタ
404 列信号線群
404R、404G、404B 列信号線
405 列増幅器群
405R、405G、405B 列増幅器
406 水平走査回路
407 列選択トランジスタ群
407R、407G、407B 列選択トランジスタ
408 水平信号出力線群
408R、408G、408B 水平信号出力線
409 出力増幅器群
409R、409G、409B 出力増幅器
410 単位受光セル
410R 赤色単位受光セル
410G 緑色単位受光セル
410B 青色単位受光セル
501 フォトダイオード
502 リセットトランジスタ
503 転送トランジスタ
504、504a、504b 電圧変換用容量
505、505a、505b 読み出し用増幅器
506 積分用容量
507 初期化用トランジスタ
508 増幅器
509 積分器

Claims (9)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板に二次元状に配列された複数の単位セルとを備え、
    前記単位セルの各々は、
    前記半導体基板の上に、垂直方向にオーバーラップするように積層され、それぞれが異なる波長帯域の光を電気信号に変換する複数の光電変換層と、
    前記複数の光電変換層と一対一で対応し、対応する光電変換層により変換された電気信号を読み出す複数の読み出し回路とを備え、
    前記複数の光電変換層は、AlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)で構成され、前記単位セルの各々において、前記複数の光電変換層は、光入射面側に形成される光電変換層ほど広いバンドギャップを有する
    固体撮像素子。
  2. 前記固体撮像素子は、さらに、
    前記複数の光電変換層の間にそれぞれ形成される1以上の第1分離層を備え、
    前記1以上の第1分離層は、AlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)で構成され、前記1以上の第1分離層のそれぞれは、上側及び下側に隣接する2つの光電変換層より、広いバンドギャップを有する
    請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 前記固体撮像素子は、さらに、
    前記複数の光電変換層のうち最下層に形成される光電変換層と、前記半導体基板との間に形成される第2分離層を備え、
    前記第2分離層は、AlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)で構成され、前記最下層に形成される光電変換層及び前記半導体基板より、広いバンドギャップを有する
    請求項2記載の固体撮像素子。
  4. 前記複数の光電変換層及び前記1以上の分離層は、前記垂直方向に連続的に積層される
    請求項2又は3記載の固体撮像素子。
  5. 前記固体撮像素子は、さらに、
    前記単位セルの各々において、前記複数の光電変換層及び前記1以上の第1分離層よりも低い屈折率の絶縁材料により形成され、前記複数の光電変換層及び前記1以上の第1分離層の周囲を覆い、かつ前記複数の光電変換層及び前記1以上の第1分離層の合計の高さ以上の高さを有する画素分離層を備える
    請求項2〜4のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  6. 前記半導体基板は、Siで構成される
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  7. 前記読み出し回路は、前記半導体基板に形成される
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の固体撮像素子。
  8. 前記読み出し回路は、前記半導体基板の前記複数の光電変換層が形成される面に対して反対側の面に形成される
    請求項7記載の固体撮像素子。
  9. 前記半導体基板は、片面がSi(111)であり、反対側の面がSi(100)であるSOI基板であり、
    前記光電変換層は、前記SOI基板のSi(111)面上に形成され、
    前記読み出し回路は、前記SOI基板のSi(100)面上に形成される
    請求項8記載の固体撮像素子。
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