JP2010151580A - センサデバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】実装面とセンサ素子の実装面との間の角度が大きくなった場合でも、樹脂部上面
に平坦面を確保することのできるセンサデバイスを提供する。
【解決手段】ジャイロセンサ装置100であって、ジャイロセンサユニット50は、検出
軸を有する水晶振動片12、及びパッケージ40を備えたジャイロセンサ10と、ジャイ
ロセンサ10を覆う第1樹脂部76と、第1樹脂部76の外部に露出する第1実装端子が
形成され、前記第1実装端子によって定まる第1実装面に対しジャイロセンサ10を傾け
て支持する第1リード52とを有し、ジャイロセンサ装置100は、ジャイロセンサユニ
ット50を覆う第2樹脂部124と、第2樹脂部124の外部に露出する第2実装端子が
形成され、前記第2実装端子によって定まる第2実装面に対しジャイロセンサユニット5
0を傾けて支持する第2リード102を備えていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明はセンサデバイスに係り、特にセンサデバイスに搭載されるセンサ素子の検出軸
の方向とセンサデバイスの実装面との方向を異ならせる場合に好適なセンサデバイスに関
する。
角速度センサや加速度センサ等の慣性センサに用いるセンサ素子は、その角速度や加速
度を検出するための軸方向(検出軸の方向)が定められている。例えば図3に示すような
形態のセンサ素子の場合、図中手前側を検出軸の方向とするため、センサ素子を角速度セ
ンサに適用した場合には、この軸周りの角速度を検出することとなる。このため、このよ
うな形態のセンサ素子を実装する実装基板は検出軸に直交する方向に広がる面を持つこと
が望ましい。
ところが、近年小型化薄型化が進むカーナビゲーションシステム等に搭載される角速度
センサは、実装基板が斜めになるような状態で車両に取り付けられることがある。角速度
センサの検出軸の方向は、車両搭載時に垂直方向を向くことが望ましいが、実装基板が傾
いた状態では検出軸の方向にも傾きが生ずることとなる。検出軸がズレた状態で搭載され
た角速度センサでは、車両に実際に加えられた回転と検出軸周りの回転との間に誤差が生
ずるため、これらの検出誤差をソフト的に補正する必要があった。しかし、検出軸と実際
の回転軸や、加速度が印加される方向との間の角度差が大きくなった場合にはソフトによ
る補正の範囲を超えてしまうため、検出精度の低下に繋がるという問題があった。
このような実状を鑑みて本願出願人は、実装基板に対するセンサ素子の実装角度を変え
ることに適したセンサデバイスを提案し、特許文献1に開示している。
特許文献1に開示したセンサデバイスは、リードを利用してセンサ素子の実装面に角度
付けを行い、これを樹脂で被覆し、センサデバイスの実装面とセンサ素子の実装面との間
に変位角を持たせるというものである。このような構成のセンサデバイスによれば、セン
サデバイスの実装面とセンサ素子の実装面との間に角度付けがなされているために、実装
基板が傾いた状態であっても、センサ素子を水平や垂直に保った状態で実装することが可
能となる。このため、実装基板に傾きがある場合であっても、センサ素子の実装角度を設
定して、センサ素子の検出軸と実際の回転軸、または加速度が印加される方向との間の角
度差を小さくすることができ、ソフトによる補正量を小さく抑え、検出精度を高めること
が可能となる。
特開2008−96420号公報
特許文献1に開示されているような構成のセンサデバイスは、角度付けする角度が大き
くなるに従って樹脂部外側におけるリードの引き回し距離が長くなる。このため、角度付
けの角度が90°に近づいた場合には、樹脂部の上面からリードが露出するような形態と
なってしまい、センサデバイス移載時の吸着に汎用のツールを使用することが困難となっ
てしまう。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の
形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]センサユニットを備えたセンサデバイスであって、前記センサユニットは
、検出軸を有するセンサ素子、及び前記センサ素子を内部に収容するパッケージを備えた
センサ部品と、前記センサ部品を覆う第1樹脂部と、前記第1樹脂部の内部で前記センサ
部品に接続され、前記第1樹脂部の外部に露出する第1実装端子が形成されたリードであ
って、前記第1実装端子によって定まる第1実装面に対し前記センサ部品を傾けて支持し
ているリードである第1リードと、を有し、前記センサデバイスは、前記センサユニット
を覆う第2樹脂部と、前記第2樹脂部の内部で前記センサユニットの前記第1実装端子に
接続され、前記第2樹脂部の外部に露出する第2実装端子が形成されたリードであって、
前記第2実装端子によって定まる第2実装面に対し前記センサユニットを傾けて支持して
いるリードである第2リードと、を更に備え、前記第2樹脂部に平坦な上面が形成されて
いることを特徴とするセンサデバイス。
このような構成のセンサデバイスによれば、実装面とセンサ素子の実装面との間の角度
が大きくなった場合でも、樹脂部上面に平坦面を確保することができる。
[適用例2]適用例1に記載のセンサデバイスであって、前記第2リードに対して、2
つの前記センサユニットが接続され、前記2つのセンサユニットは、前記第2実装面に対
する前記検出軸の角度が互いに異なるように配置されていることを特徴とするセンサデバ
イス。
このような構成とすることで、同一形態のセンサユニットを用いて2軸検出型のセンサ
デバイスを構成することができる。
[適用例3]適用例2に記載のセンサデバイスであって、前記2つのセンサユニットの
一方は前記第2リードにおける一方の主面に接続され、他方は前記第2リードにおける他
方の主面に接続されていることを特徴とするセンサデバイス。このような構成とすること
で、樹脂部の形成に無駄が無くなる。
[適用例4]適用例2に記載のセンサデバイスであって、前記2つのセンサユニットは
、前記第2リードの一方の主面に並列に配置されていることを特徴とするセンサデバイス
。このような構成とすることにより、第2リードを裏返す工程を省くことが可能となり、
生産性を向上させることができる。
以下、本発明のセンサデバイスに係る実施の形態について図面を参照して詳細に説明す
る。
まず、図1〜図14を参照して本発明のセンサデバイスに係る第1の実施形態について
説明する。なお、以下に示す実施形態では慣性センサの一例としてジャイロセンサを例に
挙げ、センサデバイスについてジャイロセンサ装置と称して説明する。
本実施形態に係るジャイロセンサ装置100は、センサ部品としてのジャイロセンサユ
ニット50と第2リード102を有し、第2樹脂部122により被覆されている。
ジャイロセンサユニット50は、センサ部品としてのジャイロセンサ10と第1リード
52を有し、第1樹脂部76により被覆されている。ジャイロセンサ10は本実施形態の
場合図2に示すように、水晶振動片12と、支持基板30、IC38、パッケージ40、
及びリッド46を主な構成要素としている。なお、図2において図2(A)はジャイロセ
ンサの断面図であり、図2(B)はジャイロセンサの底面図である。水晶振動片12は、
角速度を検出するセンサ素子としての役割を担う。実施形態に係る水晶振動片12の具体
的構成は、図3に示す通りである。
すなわち、基部14と、基部14から延設された一対の検出アーム16a,16b、検
出アーム16a,16bに直交する方向へ向けて基部14から延設された接続部20、接
続部20の先端から検出アーム16a,16bに平行に延設された2対の駆動アーム22
a〜22dとを有する。図3に示す水晶振動片12では、各検出アーム16a,16b、
各駆動アーム22a〜22dの先端には、重み付けの役割を担う重量部18a,18b,
24a〜24dが設けられている。また、検出アーム16a,16b、駆動アーム22a
〜22dにはそれぞれ、励振電極としての検出電極(不図示)と駆動電極(不図示)が形
成され、基部14に形成された入出力電極(不図示)に接続されている。なお、検出アー
ム16a,16b、駆動アーム22a〜22dの断面形状に関しては、いわゆるH型断面
を採用することで、屈曲性を向上させ、検出感度を上げるようにしても良い。
支持基板30は、詳細を後述するパッケージ40の底面41、あるいは段差部43から
浮かせた状態で、水晶振動片12を支持する役割を担う。その構成としては、可撓性を有
する導電性のワイヤ36(36a〜36f)と、当該ワイヤ36を被覆する樹脂フィルム
32とより構成されるTAB基板である。支持基板30の中心付近の樹脂フィルム32に
は開口部34が設けられ、ワイヤ36が剥き出しにされている。開口部34に位置するワ
イヤ36は、水晶振動片12を浮かせた状態で支持するために、支持基板30の主面に対
して水晶振動片12を配置する側へオフセットさせるように屈曲している。ここで、オフ
セットさせたワイヤ36の先端(一端)が、水晶振動片12の入出力端子に接続される接
続端子となる。また、各ワイヤ36の他端は、詳細を後述するパッケージ40の段差部4
3に配された内部接続端子42aと接続される接続端子となる。
IC38は、上述した水晶振動片12の駆動アーム22a〜22dを制御すると共に、
水晶振動片12の検出アーム16a,16bによって得られた信号を検出する役割等を担
う集積回路である。なお、IC38は、パッケージの底面41に対して接着剤等を介して
搭載される。また、能動面に形成された接続パッド(不図示)とパッケージ40の底面4
1に配された内部接続端子41は、金属ワイヤ45を介して電気的に接続される。
パッケージ40は、上述した水晶振動片12と支持基板30、及びIC38を収容する
箱体である。パッケージ40の内側には、階段状の凹部が形成されている。なお、構成部
材としては絶縁性を有するセラミックス等とすると良い。
パッケージ40の底面41、及び段差部43には、上述した支持基板30やIC38を
実装するための内部接続端子42a,42bが設けられている。また、パッケージ40の
外部底面(裏面)には、詳細を後述する実装用リード54a〜54jと電気的に接続され
る外部接続端子44a〜44jが設けられている。なお、内部接続端子42a,42bと
外部接続端子44a〜44jとは、図示しないスルーホール等により、電気的に接続され
ている。
リッド46は、上述したパッケージ40の開口部を封止する蓋体である。一般的には、
パッケージ40と線膨張係数の近似する金属(合金:例えばコバール)の平板やガラス(
例えばソーダガラス)の平板等が用いられる。パッケージ40とリッド46の接合に関し
ては、リッド446を金属とした場合には低融点金属が用いられ、リッドをガラスとした
場合には低融点ガラスが、接続部材47として用いられる。
上記のような構成要素を有するジャイロセンサ10は、パッケージ40の底面41にI
C38を搭載し、ワイヤボンディングを行う。次に、支持基板30に水晶振動片12を搭
載し、水晶振動片12を搭載した支持基板30をパッケージ40の段差部43に実装する
。なお、パッケージ40に対する支持基板30の実装は、導電性接着剤やバンプを用いて
行えば良い。支持基板30を実装した後、パッケージ40の開口部にリッド46を接合す
る。リッド46の接合は真空雰囲気中で行い、パッケージ40の内部空間を真空とする。
水晶振動子12の励振を妨げないようにするためである。
第1リード52は、第1樹脂部76内において上述したジャイロセンサ10と電気的に
接続されており、その一部を外部に露出させている。第1リード52は、第1実装端子を
配置する第1樹脂部76の底面に対して角度θ1だけ傾けた状態でジャイロセンサを搭載
するために、第1樹脂部76の底面に対して角度θ1だけ傾けた状態で第1樹脂部76に
被覆される。換言すれば、ジャイロセンサ10は、第1実装端子によって定まる第1実装
面に対し、角度θだけ傾いた状態で第1リード52に支持されている。このため、第1樹
脂部76から露出する第1リード52は、第1樹脂部76の底面に近い位置から露出する
第1接続用リード54a〜54eと、第1樹脂部76の底面から離れた位置から露出する
第2接続用リード54f〜54jとを有することとなる。なお、第1接続用リード54a
〜54e、第2接続用リード54f〜54j共に、第1樹脂部76により被覆された一端
部56,64をジャイロセンサ10における外部接続端子44a〜44jに接続し、第1
樹脂部76から露出した他端部58,66を詳細を後述する第2リード102に対する第
1実装端子としている。
第1接続用リード54a〜54eは露出部に、第1樹脂部76の形状に沿って第1樹脂
部76の底面へ向けて折り曲げられる第1曲げ部110と第2曲げ部112を有する。第
1実装端子を構成する第1接続用リード54a〜54eの他端部58は、第1樹脂部76
の底面に平行となるように配置されるため、第1曲げ部62と第2曲げ部60により構成
される角度θ1が、ジャイロセンサ10の一次搭載角度となる。第2接続用リード54f
〜54jは露出部に、第1樹脂部76の形状に沿って第1樹脂部76の底面へ向けて折り
曲げられる第1曲げ部72、第2曲げ部70、及び第3曲げ部68を有する。また、第1
接続用リード54a〜54e、及び第2接続用リード54f〜54jの他端部58,66
によって構成される第1実装端子は、第1樹脂部76の上面76aと平行に形成される。
ダイパッド74は、第1リード52とジャイロセンサ10との接続を行う際の土台とな
る。すなわち、ジャイロセンサ10はダイパッド74に対して接着剤(不図示)を介して
固定され、外部接続端子44a〜44jと第1接続用リード54a〜54e、第2接続用
リード54f〜54jの各一端部56,64は、金属ワイヤ77を介して電気的に接続さ
れる。
第2リード102は、第2樹脂部122内において上述したジャイロセンサユニット5
0と電気的に接続されており、その一部を外部に露出させている。第2リード102は、
第2実装端子を配置する第2樹脂部122の底面に対して角度θ2だけ傾けた状態でジャ
イロセンサユニット50を搭載するために、第2樹脂部122の底面に対して角度θ2だ
け傾けた状態で第2樹脂部122に被覆される。換言すれば、ジャイロセンサユニット5
0は、第2実装端子によって定まる第2実装面に対して角度θ2だけ傾いた状態で、第2
リード102に支持されている。このため、第2樹脂部122から露出する第2リード1
02は、第2樹脂部122の底面に近い位置から露出する第1実装用リード104a〜1
04eと、第2樹脂部122の底面から離れた位置から露出する第2実装用リード104
f〜104jとを有することとなる。なお、第1実装用リード104a〜104e、第2
実装用リード104f〜104jは共に、第2樹脂部122により被覆された一端部11
4をジャイロセンサユニット50における第1実装端子としての他端部58,66に接続
し、第2樹脂部122から露出した他端部108,116を第2実装端子としている。
ジャイロセンサユニット50の第1実装端子を構成する第1接続用リード54a〜54
e、第2接続用リード54f〜54jと、第2リード102における第1実装用リード1
04a〜104e、第2実装用リード104f〜104jとの接続は、ハンダや導電性接
着剤等の導電性を有する接続部材78を介して成される。
第1実装用リード104a〜104eは露出部に、第2樹脂部122の形状に沿って第
2樹脂部122の底面へ向けて折り曲げられる第1曲げ部110と第2曲げ部112を有
する。第2実装端子を構成する第1実装用リード104a〜104eの他端部108は、
第2樹脂部122の底面に平行となるように配置されるため、第1曲げ部110と第2曲
げ部112により構成される角度θ2が、ジャイロセンサユニット50に傾きを与え、ジ
ャイロセンサ10の二次搭載角度を定めることとなる。第2実装用リード104f〜10
4jは露出部に、第2樹脂部122の形状に沿って第2樹脂部122の底面へ向けて折り
曲げられる第1曲げ部118、第2曲げ部120、及び第3曲げ部122を有する。また
、第1実装用リード104a〜104e、及び第2実装用リード104f〜104jの他
端部108,116によって構成される第2実装端子は、第2樹脂部122の上面122
aと平行に形成される。
このような構成のジャイロセンサ装置100によれば、ジャイロセンサ10に対する角
度付けを2種類のリード(第1リード52と第2リード102)を用いて段階的に行うよ
うにしているため、最外部に位置するリード(第2リード102)の傾斜角の角度θ2(
二次搭載角度)を大きくしなくとも、ジャイロセンサ装置100の実装面とジャイロセン
サ10の実装面(センサ素子の実装面)との間に大きな角度を確保することができる。
上記実施形態では、一次搭載角度である角度θ1と二次搭載角度である角度θ2はその
詳細について触れていないが、例えばθ1=θ2=45°とした場合には、ジャイロセン
サ10の搭載角度は、θ1+θ2で表されるため、ジャイロセンサ装置100の実装面に
対して90°の傾きを持つこととなる。このようにジャイロセンサ10の搭載角度を大き
くした場合であっても、第2リード102が第2樹脂部122の上面から露出せず、平坦
な吸着面を形成できるため、ジャイロセンサ装置100を移載する際に、汎用のツールを
使って吸引することが可能となる。
次に、上記のような構成のジャイロセンサ装置100の製造方法について説明する。ま
ず、第1リード52に対して、別途製造したジャイロセンサ10を搭載する。ここで、第
1リード52は図5に示すように、第1接続用リード54a〜54eと第2接続用リード
54f〜54j、及びダイパッド74が枠部75を介して一体形成された第1リードフレ
ームユニット52aとして取り扱われる。
第1リードフレームユニット52aの一方の面におけるダイパッド74またはジャイロ
センサ10における端子形成面に接着剤を塗布した後、ダイパッド74にジャイロセンサ
10を搭載して接合する(図6参照)。次に、図7に示すように、第1リードフレームユ
ニット52aの他方の面から、ジャイロセンサ10の外部接続端子44a〜44jと第1
接続用リード54a〜54eの一端部56、及び第2接続用リード54f〜54jの他端
部64とを金属ワイヤ77を介して電気的に接続する(ワイヤボンディング)。
次に、第1リードフレームユニット52aに接続されたジャイロセンサ10を樹脂によ
り被覆し、第1樹脂部76を構成する。第1樹脂部76の形成は図8に示すように、上型
130aと下型130bとによって構成されるキャビティ132が第1樹脂部76の外形
形状となる金型130を用いて行う。まず、ジャイロセンサ10を金型130のキャビテ
ィ132内に配置し、上型130aと下型130bにより第1リードフレームユニット5
2aにおける第1接続用リード54a〜54eと第2接続用リード54f〜54jを挟み
込む。第1リードフレームユニット52aを挟み込んだ状態で、キャビティ132内に樹
脂を充填する(トランスファーモールド)。
次に、プレス加工などを用い、図9に示すように第1リードフレームユニット52aに
おける枠部75を切断し、第1接続用リード54a〜54eの第1曲げ部60、第2曲げ
部62、及び第2接続用リード54f〜54jの第1曲げ部68、第2曲げ部70、並び
に第3曲げ部72の形成を行い、ジャイロセンサユニット50を得る。
次に、第2リード102の一方の面に対してジャイロセンサユニット50を接続する。
第2リード102は図10に示すように、第1実装用リード104a〜104eと第2実
装用リード104f〜104jが枠部121を介して一体形成された第2リードフレーム
ユニット102aとして取り扱われる。
第2リードフレームユニット102aにおける第1実装用リード104a〜104eに
は第1リード52における第1接続用リード54a〜54eを、第2実装用リード104
f〜104jには第2接続用リード54f〜54jをそれぞれ接続する。リードの接続に
際しては、ハンダや導電性接着剤等の接続部材78を用いる(図11、図12参照)。
次に、第2リードフレームユニット102aに接続されたジャイロセンサユニット50
を樹脂により被覆し、第2樹脂部122を構成する。第2樹脂部122の形成は図13に
示すように、上型140aと下型140bとによって構成されるキャビティ142が第2
樹脂部124の外形形状となる金型140を用いて行う。まず、ジャイロセンサユニット
50を金型140のキャビティ142に配置し、上型140aと下型140bにより第2
リードフレームユニット102aにおける第1実装用リード104a〜104eと第2実
装用リード104f〜104jを挟み込む。第2リードフレームユニット102aを挟み
込んだ状態で、キャビティ142内に樹脂を充填する(トランスファーモールド)。
最後に、プレス加工などを用い、第2リードフレームユニットにおける枠部を切断し、
第1実装用リード54aの第1曲げ部110、第2曲げ部112、及び第2実装用リード
104a〜104fの第1曲げ部118、第2曲げ部120、並びに第3曲げ部122の
形成を行い、ジャイロセンサ装置100を得る。
次に、本発明のセンサデバイスに係る第2の実施形態について図15、図16を参照し
て説明する。本実施形態に係るジャイロセンサ装置も、その基本とする構成は、上述した
第1の実施形態に係るジャイロセンサ装置と同様である。したがって、その機能を同一と
する箇所には同一の符号を付してその詳細な説明は省略することとする。本実施形態に係
るジャイロセンサ装置100aは、検出軸を2軸とした点が、上述した第1の実施形態に
係るジャイロセンサ装置100と異なる。
具体的には、本実施形態に係るジャイロセンサ装置100aはジャイロセンサユニット
を2つ搭載しており、それぞれのジャイロセンサユニットに実装されているジャイロセン
サ10の実装角度を異ならせることで、角速度の検出軸を2軸としているのである。
2つのジャイロセンサユニット(第1のジャイロセンサユニット50aと第2のジャイ
ロセンサユニット50b)はそれぞれ、第1リード52の配列方向に並べて配置される。
このため、本実施形態に係るジャイロセンサ装置100aでは、第2リード102の数を
第1の実施形態に係るジャイロセンサ装置100における第2リードの数の2倍としてい
る。例えば実施形態に係る第1のジャイロセンサユニット50aと第2のジャイロセンサ
ユニット50bにはそれぞれ、片側に5つの端子を有する構成とされている。このため、
2つのジャイロセンサユニットを並列に配置する第2リードフレームユニット102aは
図16に示すように、10本の第1実装用リード104a〜104e,104k〜104
oと10本の第2実装用リード104f〜104j,104p〜104tを備える構成と
なる。
本実施形態の場合、第1のジャイロセンサユニット50aは、第2リードフレームユニ
ット102aの一方の面側から接続し、第2のジャイロセンサユニット50bは、他方の
面側から接続する。第1のジャイロセンサユニット50aと第2のジャイロセンサユニッ
ト50bは、第2リードフレームユニット102aを介して線対称な配置形態となるよう
に実装することで、検出軸に異なる傾斜角度を与えることができる。すなわち、第1ジャ
イロセンサユニット50aにおけるセンサ素子(ジャイロセンサ10)の搭載角度は、ジ
ャイロセンサ装置100aの実装面に対してθ1+θ2の角度となる。一方、第2ジャイ
ロセンサユニット50bにおけるセンサ素子(ジャイロセンサ10)の搭載角度は、θ1
−θ2の角度となる。
よって、θ1=θ2=45°とした場合には、第1ジャイロセンサユニット50aにお
けるセンサ素子の搭載角度は90°、第2ジャイロセンサユニット50bにおけるセンサ
素子の搭載角度は0°となる。
なお、本実施形態では、第1のジャイロセンサユニット50aと第2のジャイロセンサ
ユニット50bとの双方を第2樹脂部124の最少被覆範囲内に収めるために、第1ジャ
イロセンサユニット50aに接続される側の第1実装用リード104k〜104oと第2
実装用リード104p〜104tの長さと、第2ジャイロセンサユニット50bに接続さ
れる側の第1実装用リード104a〜104eと第2実装用リード104f〜104jの
長さとを異ならせる構成とした。このような構成として第1ジャイロセンサユニット50
aと第2ジャイロセンサユニット50bの実装高さを調整することで、第2樹脂部124
の被覆範囲を最少とすることが可能となるからである。ここで、本実施形態における第2
樹脂部124の最少被覆範囲とは、第2リード102を基点として一方の面側に形成され
る樹脂部と他方の面側に形成される樹脂部とが点対称な形態を採ることをいう。そして、
第2樹脂部124の被覆範囲を最少範囲とすることで、2軸検出型のジャイロセンサ装置
100aとしての小型化を図ることが可能となる。
このような構成のジャイロセンサ装置100aによれば、検出軸を2軸とした小型のジ
ャイロセンサ装置を提供することができる。また、同じ構造のジャイロセンサユニットで
あっても、第2リード102に対する配置方向を異ならせるだけで2軸検出型のジャイロ
センサ装置100aを構成することができる。なお、その他の作用、効果については、上
述した第1の実施形態に係るジャイロセンサ装置と同様である。
次に、本発明のセンサデバイスに係る第3の実施形態について、図17、図18を参照
して説明する。なお、本実施形態に係るジャイロセンサ装置の殆どの構成は、上述した第
2の実施形態に係るジャイロセンサ装置と同様である。よって、その機能を同一とする箇
所には図面に同一符号を付して、その詳細な説明は省略することとする。相違点としては
、第1ジャイロセンサユニット50aと第2ジャイロセンサユニット50bの双方を第2
リード102の一方の面側へ配置した点にある。
このような構成のジャイロセンサ装置100bでは、第1ジャイロセンサユニット50
aにおける第1接続用リード54a〜54eは第1実装用リード104k〜104oに接
続し、第2接続用リード54f〜54jは第2実装用リード104p〜104tに接続す
る。これに対して第2ジャイロセンサユニット50bにおける第1接続用リード54a〜
54eは第2実装用リード104f〜104jに接続し、第2接続用リード54f〜54
jは第1実装用リード104a〜104eに接続する。このような構成とすることで、第
1ジャイロセンサユニット50aにおけるセンサ素子の搭載角度と第2ジャイロセンサユ
ニット50bにおけるセンサ素子の搭載角度とを異ならせることができ、検出軸を2軸と
したジャイロセンサ装置100bを構成することができる。
その他の構成、作用、効果については、上述した第2の実施形態に係るジャイロセンサ
装置100aと同様である。
第1の実施形態に係るジャイロセンサ装置の構成を示す図である。 ジャイロセンサの構成を示す図である。 水晶振動片の構成を示す図である。 支持基板の構成を示す図である。 第1リードフレームユニットの構成を示す図である。 第1リードフレームユニットにジャイロセンサを搭載した様子を示す図である。 第1リードフレームユニットとジャイロセンサをワイヤボンディングした様子を示す図である。 第1樹脂部を構成するトランスファーモールドの様子を示す図である。 第1リードフレームユニットの枠部を切断し、曲げ部を構成する様子を示す図である。 第2リードフレームユニットの構成を示す図である。 第2リードフレームユニットにジャイロセンサユニットを搭載した様子を示す平面図である。 第2リードフレームユニットにジャイロセンサユニットを搭載した様子を示す裏面図である。 第2樹脂部を構成するトランスファーモールドの様子を示す図である。 第2リードフレームユニットの枠部を切断し、曲げ部を構成する様子を示す図である。 第2の実施形態に係るジャイロセンサ装置の構成を示す図である。 第2の実施形態に係る第2のリードフレームユニットに、2つのジャイロセンサユニットを搭載した様子を示す図である。 第3の実施形態に係るジャイロセンサ装置の構成を示す図である。 第3の実施形態に係る第2のリードフレームユニットに、2つのジャイロセンサユニットを搭載した様子を示す図である。
符号の説明
10………ジャイロセンサ、50………ジャイロセンサユニット、52………第1リー
ド、54a〜54e………第1接続用リード、54f〜54j………第2接続用リード、
56………一端部、58………他端部、64………一端部、66………他端部、74……
…ダイパッド、76………第1樹脂部、100………ジャイロセンサ装置、102………
第2リード、104a〜104e………第1実装用リード、104f〜104j………第
2実装用リード、106………一端部、108………他端部、114………一端部、11
6………他端部、124………第2樹脂部。

Claims (4)

  1. センサユニットを備えたセンサデバイスであって、
    前記センサユニットは、
    検出軸を有するセンサ素子、及び前記センサ素子を内部に収容するパッケージを備えた
    センサ部品と、
    前記センサ部品を覆う第1樹脂部と、
    前記第1樹脂部の内部で前記センサ部品に接続され、前記第1樹脂部の外部に露出する
    第1実装端子が形成されたリードであって、前記第1実装端子によって定まる第1実装面
    に対し前記センサ部品を傾けて支持しているリードである第1リードと、
    を有し、
    前記センサデバイスは、
    前記センサユニットを覆う第2樹脂部と、
    前記第2樹脂部の内部で前記センサユニットの前記第1実装端子に接続され、前記第2
    樹脂部の外部に露出する第2実装端子が形成されたリードであって、前記第2実装端子に
    よって定まる第2実装面に対し前記センサユニットを傾けて支持しているリードである第
    2リードと、
    を更に備え、
    前記第2樹脂部に平坦な上面が形成されていることを特徴とするセンサデバイス。
  2. 請求項1に記載のセンサデバイスであって、
    前記第2リードに対して、2つの前記センサユニットが接続され、
    前記2つのセンサユニットは、前記第2実装面に対する前記検出軸の角度が互いに異な
    るように配置されていることを特徴とするセンサデバイス。
  3. 請求項2に記載のセンサデバイスであって、
    前記2つのセンサユニットの一方は前記第2リードにおける一方の主面に接続され、他
    方は前記第2リードにおける他方の主面に接続されていることを特徴とするセンサデバイ
    ス。
  4. 請求項2に記載のセンサデバイスであって、
    前記2つのセンサユニットは、前記第2リードの一方の主面に並列に配置されているこ
    とを特徴とするセンサデバイス。
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