JP2010150980A - 樹脂製タンク構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】樹脂で尿素水タンクを製作するに当たり、尿素水タンクに取り付けられる尿素量検出用のセンサーとタンク底部との隙間からの液体の漏れを完全に回避して、軽量で製造工数が少なく製造コストが低減された樹脂製タンクを提供する。
【解決手段】樹脂にて形成され液体が収容されるタンクを備えた樹脂製タンク構造において、前記タンクの底部に外方から嵌挿されたセンサーと、該センサーの周囲を囲繞し、上部の接続部が前記タンクの底部に溶着された環状の樹脂製のアダプターと、該アダプターの外周に前記センサーの周囲を囲繞するように嵌挿された環状のラバーホースとを備え、前記センサーの周囲と前記タンク底部に溶着された前記アダプターとを前記環状のラバーホースで囲繞することにより、前記センサーとタンク底部との隙間からの前記液体の漏れを阻止するように構成したことを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】樹脂にて形成され液体が収容されるタンクを備えた樹脂製タンク構造において、前記タンクの底部に外方から嵌挿されたセンサーと、該センサーの周囲を囲繞し、上部の接続部が前記タンクの底部に溶着された環状の樹脂製のアダプターと、該アダプターの外周に前記センサーの周囲を囲繞するように嵌挿された環状のラバーホースとを備え、前記センサーの周囲と前記タンク底部に溶着された前記アダプターとを前記環状のラバーホースで囲繞することにより、前記センサーとタンク底部との隙間からの前記液体の漏れを阻止するように構成したことを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、エンジンの排気ガス処理装置等における尿素水タンク等に用いられ、樹脂にて形成され液体が収容されるタンクを備えた樹脂製タンク構造に関する。
図5は、SCR(選択触媒還元)付きディーゼルエンジンの全体配置を示す平面構成図である。
図5において、ディーゼルエンジン(以下エンジン100という)は、排気タービン109とこれに同軸駆動されるコンプレッサ108を有する排気ターボ過給機110を備えており、エンジン100の排気ガスは排気マニホールド111aを通って排気ターボ過給機110の排気タービン109に到達し、これを駆動する。
前記コンプレッサ108は、排気ターボ過給機110の排気タービン109に同軸駆動
されており、空気管103からの空気は、エアクリーナ103aを通り、コンプレッサ108で圧縮される。該コンプレッサ108から吐出された空気は、給気管104を通って空気冷却器106に入り、該空気冷却器106で冷却される。
図5において、ディーゼルエンジン(以下エンジン100という)は、排気タービン109とこれに同軸駆動されるコンプレッサ108を有する排気ターボ過給機110を備えており、エンジン100の排気ガスは排気マニホールド111aを通って排気ターボ過給機110の排気タービン109に到達し、これを駆動する。
前記コンプレッサ108は、排気ターボ過給機110の排気タービン109に同軸駆動
されており、空気管103からの空気は、エアクリーナ103aを通り、コンプレッサ108で圧縮される。該コンプレッサ108から吐出された空気は、給気管104を通って空気冷却器106に入り、該空気冷却器106で冷却される。
該空気冷却器106で冷却された空気は、給気スロットル弁105で開度を制御された後、給気管104から給気マニホールド104aを通り、シリンダ3s毎に設けられた給気ポートからエンジン100のシリンダ3sに吸入される。
エンジン100においては、コモンレール110に蓄圧された高圧燃料が、噴射時期及び噴射量を制御されて、シリンダ3s毎に設けられた燃料噴射弁110aから噴射され、噴射された高圧燃料は前記給気マニホールド104aから吸入された空気との混合によって、燃焼せしめられ、前記のように、この排気ガスが排気マニホールド111aを通って排気タービン109に送られる。
エンジン100においては、コモンレール110に蓄圧された高圧燃料が、噴射時期及び噴射量を制御されて、シリンダ3s毎に設けられた燃料噴射弁110aから噴射され、噴射された高圧燃料は前記給気マニホールド104aから吸入された空気との混合によって、燃焼せしめられ、前記のように、この排気ガスが排気マニホールド111aを通って排気タービン109に送られる。
また前記排気マニホールド111aから、EGR(排ガス再循環)管116が分岐されて、排気ガスの一部(EGRガス)は、EGR管116内に抽出される。該EGRガスは、EGRクーラ115で降温され、EGR弁114で流量を制御されて、給気スロットル弁105に下流部位にある給気マニホールド104aに投入される。
前記排気タービン109を駆動後の排気ガスは、排ガス管111を通って、DOC(前段酸化触媒)で昇温され、その昇温排気ガス中に尿素水ノズル1からユリア水(尿素水)が噴射され、該ユリア水(尿素水)を含む排気ガスが、SCR(選択触媒還元)に入り、該SCRにて、前記尿素水を排気ガスの熱で分解し、放出されるアンモニアと排気ガス中に含まれるNOxを化学反応させ、水と窒素に還元させる。
前記尿素水ノズル1から噴出されるユリア水(尿素水)は、尿素水タンク20のセンサー支持部10の出口部13を経て、該尿素水ノズル1に送られる。
前記尿素水ノズル1から噴出されるユリア水(尿素水)は、尿素水タンク20のセンサー支持部10の出口部13を経て、該尿素水ノズル1に送られる。
本発明は、前記尿素水タンク20のセンサー支持部10の改良に関するものである。
尚、特許文献1(特開2003−314252号公報)においては、ユリア水タンク1の上部に位置するブリーダ通路6にアンモニア吸着剤9を取り付け、ユリア水の分解により発生するアンモニア16をアンモニア吸着剤9に吸着させ、悪臭の発生を防止する。
また、特許文献2(特開2005−90431号公報)においては、高温の冷却水が還元剤タンク10を循環することが、防止されるので、タンク10内での尿素水からのアンモニアの発生を抑制することができ、タンク10の開閉時に発生する悪臭の発生を防止できる。
また、特許文献2(特開2005−90431号公報)においては、高温の冷却水が還元剤タンク10を循環することが、防止されるので、タンク10内での尿素水からのアンモニアの発生を抑制することができ、タンク10の開閉時に発生する悪臭の発生を防止できる。
図5に示される、ユリア水(尿素水)を溜める尿素水タンク20は、従来はステンレスの薄い鋼板製であった。また前記特許文献1及び2においてもステンレスの薄い鋼板製が通常である。かかる、ユリア水(尿素水)を溜める尿素水タンク20に、前記のように、ステンレスの鋼板を用いれば、ステンレスの鋼板は、錆に強くて強度も十分である。
しかしながら、かかるステンレスの薄い鋼板製の尿素水タンク20は、ステンレスの薄い鋼板の溶接製であるため、溶接等の製造工数が多くなり、製造コストが増加する。また、ステンレスの薄い鋼板の溶接製であるため、重量も重くなる。
しかしながら、前記尿素水タンク20は、樹脂で製作する場合には、尿素水タンク20に取り付けられる尿素量検出用のセンサーと、タンク底部との隙間からの前記液体の漏れが、最大の問題となる。
しかしながら、前記尿素水タンク20は、樹脂で製作する場合には、尿素水タンク20に取り付けられる尿素量検出用のセンサーと、タンク底部との隙間からの前記液体の漏れが、最大の問題となる。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、樹脂で尿素水タンクを製作するに当たり、尿素水タンクに取り付けられる尿素水濃度検出用のセンサーとタンク底部との隙間からの液体の漏れを完全に回避して、軽量で製造工数が少なく製造コストが低減された樹脂製タンクを提供することを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するもので、樹脂にて形成され液体が収容されるタンクを備えた樹脂製タンク構造において、前記タンクの底部に外方から嵌挿されたセンサーと、該センサーの周囲を囲繞し、上部の接続部が前記タンクの底部に溶着された環状の樹脂製のアダプターと、該アダプターの外周に前記センサーの周囲を囲繞するように嵌挿された環状のラバーホースとを備え、前記センサーの周囲と前記タンク底部に溶着された前記アダプターとを前記環状のラバーホースで囲繞することにより、前記センサーとタンク底部との隙間からの前記液体の漏れを阻止するように構成したことを特徴とする。
かかる発明において、好ましくは、前記センサーの周囲と前記タンク底部に溶着された前記アダプターとを囲繞する前記環状のラバーホースを、該ラバーホースの外周に嵌挿したバンド部材で緊締する。
また、かかる発明において、好ましくは、前記アダプターの内周面と前記センサーとの間に、円筒状の薄い鋼板からなるスチール部材を挿入する。
また、かかる発明において、好ましくは、前記環状のアダプターの内周部と前記センサーの外周部との間に、緩衝用の軟性材からなるバッファー部材を設ける。
また、かかる発明において、好ましくは、前記タンクに収容された液体は尿素水であり、また、前記タンクの底部に設けられるセンサーは、前記尿素水の濃度を検出するセンサーである。
本発明によれば、樹脂にて形成され液体が収容されるタンクを備えた樹脂製タンク構造において、前記タンクの底部に外方から嵌挿されたセンサーと、該センサーの周囲を囲繞し、上部の接続部が前記タンクの底部に溶着された環状の樹脂製のアダプターと、該アダプターの外周に前記センサーの周囲を囲繞するように嵌挿された環状のラバーホースとを備え、前記センサーの周囲と前記タンク底部に溶着された前記アダプターとを前記環状のラバーホースで囲繞することにより、前記センサーとタンク底部との隙間からの前記液体の漏れを阻止するように構成したので、
樹脂製タンクの底部に外方から嵌挿されたセンサーの、外周を環状の樹脂製のアダプターで巻き、該アダプターの外周を前記センサーの周囲を囲繞するように嵌挿された環状のラバーホースで巻き、さらに前記タンクの底部は前記アダプターの上部の接続部に溶着して固定したので、前記環状のラバーホースで樹脂製のアダプターを介してセンサーを囲繞することにより、尿素水タンクに取り付けられる前記センサーとタンク底部との隙間からの液体の漏れを完全に回避できる。
樹脂製タンクの底部に外方から嵌挿されたセンサーの、外周を環状の樹脂製のアダプターで巻き、該アダプターの外周を前記センサーの周囲を囲繞するように嵌挿された環状のラバーホースで巻き、さらに前記タンクの底部は前記アダプターの上部の接続部に溶着して固定したので、前記環状のラバーホースで樹脂製のアダプターを介してセンサーを囲繞することにより、尿素水タンクに取り付けられる前記センサーとタンク底部との隙間からの液体の漏れを完全に回避できる。
つまり、樹脂製タンクには、前記タンクの底部は前記アダプターの上部の接続部に溶着する以外は接続部を設けずに、環状のラバーホースで樹脂製のアダプターを介してセンサーを囲繞し、且つ樹脂製のアダプターの可撓性によりセンサーを柔らかく支持することにより、センサーとタンク底部との隙間からの液体の漏れを回避して、センサーをラバーホース内に保持できる。
これにより、軽量の樹脂製タンクが得られ、製造工数が少なく製造コストが低減された樹脂製タンクを提供できる。
これにより、軽量の樹脂製タンクが得られ、製造工数が少なく製造コストが低減された樹脂製タンクを提供できる。
また、かかる発明において、前記センサーの周囲と前記タンク底部に溶着された前記アダプターとを囲繞する前記環状のラバーホースを、該ラバーホースの外周に嵌挿したバンド部材で緊締すれば、
複数のバンド部材で、前記環状のラバーホースのセンサーの周囲と前記タンク底部に溶着された、前記アダプターを介してラバーホースで緊締することにより、タンク底部の水密性が確保される。
複数のバンド部材で、前記環状のラバーホースのセンサーの周囲と前記タンク底部に溶着された、前記アダプターを介してラバーホースで緊締することにより、タンク底部の水密性が確保される。
また、かかる発明において、前記アダプターの内周面と前記センサーとの間に、円筒状の薄い鋼板からなるスチール部材を挿入すれば、
円筒状の薄い鋼板からなるスチール部材により、ラバーホースの締め付け時の変形をスチール部材で受けるので、前記センサーのラバーホースの締め付け時における変形を回避できる。
円筒状の薄い鋼板からなるスチール部材により、ラバーホースの締め付け時の変形をスチール部材で受けるので、前記センサーのラバーホースの締め付け時における変形を回避できる。
また、かかる発明において、前記環状のアダプターの内周部と前記センサーの外周部との間に、緩衝用の軟性材からなるバッファー部材を設ければ、
センサーの外周部を、緩衝用の軟性材からなるバッファー部材の柔軟性で持って支持することができる。
センサーの外周部を、緩衝用の軟性材からなるバッファー部材の柔軟性で持って支持することができる。
また、かかる発明において、前記タンクに収容された液体は尿素水であり、また、前記タンクの底部に設けられるセンサーは、前記尿素水の濃度を検出するセンサーであるので、
前記のような、タンクの底部はアダプターの上部の接続部に溶着する以外は接続部を設けずに、環状のラバーホースで樹脂製のアダプターを介してセンサーを囲繞し、且つ樹脂製のアダプターの可撓性によりセンサーを柔らかく支持する構成により、確実に内部の尿素水の外部への漏洩を防止できる。
前記のような、タンクの底部はアダプターの上部の接続部に溶着する以外は接続部を設けずに、環状のラバーホースで樹脂製のアダプターを介してセンサーを囲繞し、且つ樹脂製のアダプターの可撓性によりセンサーを柔らかく支持する構成により、確実に内部の尿素水の外部への漏洩を防止できる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
本発明は、図5における尿素水タンク20のセンサー支持部10の改良に関するものである。
図1は本発明の実施例にかかる尿素水タンクのセンサー支持部の側面図、図2は図1のA―A線に沿う断面図、図3は図2のZ部拡大図である。図4は尿素水タンクの外観図である。
図1は本発明の実施例にかかる尿素水タンクのセンサー支持部の側面図、図2は図1のA―A線に沿う断面図、図3は図2のZ部拡大図である。図4は尿素水タンクの外観図である。
図4において、本発明にかかる尿素水タンク20は、樹脂にて形成され内部に尿素水が収容されるタンクである。該尿素水タンク20は中央下部にヒーター22及びポンプ22aが内設されている。該尿素水タンク20の底部には外方から嵌挿されたセンサーの支持部10が設置され、該センサーの支持部10は、上部を前記尿素水タンク20の支持板21に溶着されている。
前記尿素水タンク20のセンサー支持部10の詳細を示す図1〜2において、前記センサー支持部10の中央部(14sが中央線)には前記タンク20の底部に外方から嵌挿された、センサー14が取り付けられている。前記タンク20に尿素水が収容されており、該センサー14は前記尿素水の濃度を検出するものである。
該センサー14の周囲を囲繞して樹脂製のアダプター18が設けられ、該アダプター18上部に固定された接続部11は、前記タンク20の底部板21に溶着されている。該タンク20及びアダプター1が樹脂製であるので、前記溶着は樹脂同士の溶着となる。
該センサー14の周囲を囲繞して樹脂製のアダプター18が設けられ、該アダプター18上部に固定された接続部11は、前記タンク20の底部板21に溶着されている。該タンク20及びアダプター1が樹脂製であるので、前記溶着は樹脂同士の溶着となる。
図2において、前記アダプター18の外周には、前記センサー14の周囲を囲繞するように嵌挿された環状のラバーホース12を備えている。
前記センサー14の周囲と前記タンク20の底部板21に溶着された前記アダプター18とを前記環状のラバーホース12で囲繞し、かかるセンサー14の周囲と前記タンク20の底部板21に溶着された前記アダプター18とを囲繞する前記環状のラバーホース12を、該ラバーホース12の外周に複数個所(この例では2箇所)嵌挿した再使用不可能なバンド部材14a,14aでかしめるように緊締する。
このようにすれば、複数(この例では2箇所)のバンド部材14a,14aで、前記環状のラバーホース12のセンサー14の周囲と前記タンク20の底部板21に溶着された、前記アダプター18を介してラバーホース12を緊締することにより、ラバーホース12を安定して緊締できて、水密性が確保される。
前記センサー14の周囲と前記タンク20の底部板21に溶着された前記アダプター18とを前記環状のラバーホース12で囲繞し、かかるセンサー14の周囲と前記タンク20の底部板21に溶着された前記アダプター18とを囲繞する前記環状のラバーホース12を、該ラバーホース12の外周に複数個所(この例では2箇所)嵌挿した再使用不可能なバンド部材14a,14aでかしめるように緊締する。
このようにすれば、複数(この例では2箇所)のバンド部材14a,14aで、前記環状のラバーホース12のセンサー14の周囲と前記タンク20の底部板21に溶着された、前記アダプター18を介してラバーホース12を緊締することにより、ラバーホース12を安定して緊締できて、水密性が確保される。
また、図3に示すように、前記環状のアダプター18の内周部と前記センサー14の外周部との間に、緩衝用の軟性材からなるバッファー部材16を設けている。該バッファー部材16は、センサー14の外周と、凹凸部16aにて嵌合している。
従って、前記センサー14の外周部である凹凸部16aを、緩衝用の軟性材からなるバッファー部材16の柔軟性で持って支持することができる。
従って、前記センサー14の外周部である凹凸部16aを、緩衝用の軟性材からなるバッファー部材16の柔軟性で持って支持することができる。
また、図3に示すように、前記アダプター18の内周面と前記センサー14との間に、円筒状の薄い鋼板からなるスチール部材17を挿入している。
このように構成すれば、円筒状の薄い鋼板からなるスチール部材17により、ラバーホース12の締め付け時の変形をスチール部材17で受けるので、前記センサー14のラバーホース12の締め付け時における変形を回避できる。
このように構成すれば、円筒状の薄い鋼板からなるスチール部材17により、ラバーホース12の締め付け時の変形をスチール部材17で受けるので、前記センサー14のラバーホース12の締め付け時における変形を回避できる。
かかる実施例によれば、樹脂製タンク20の底部に外方から嵌挿されたセンサー14の、外周を環状の樹脂製のアダプター18で包み、該アダプター18の外周を前記センサー14の周囲を囲繞するように嵌挿された環状のラバーホース12で巻き、さらに前記タンク20の底部は前記アダプター18の上部に固定された接続部11に溶着して固定してあるので、前記環状のラバーホース12で樹脂製のアダプター18を介してセンサー14を囲繞することにより、尿素水タンク20に取り付けられる前記センサー14とタンク底部板21との隙間からの液体の漏れを完全に回避できる。
つまり、樹脂製タンク20には、前記タンクの底部板21は前記アダプター18の上部の接続部11に溶着する以外は接続部を設けずに、環状のラバーホース12で樹脂製のアダプター18を介してセンサー14を囲繞し、且つ樹脂製のアダプター18の可撓性によりセンサー14を柔らかく支持することにより、センサー14とタンク底部板21との隙間からの液体の漏れを回避して、センサー14をラバーホース12内に保持できる。
これにより、軽量の樹脂製タンク20が得られ、製造工数が少なく製造コストが低減された樹脂製タンク20を提供できる。
これにより、軽量の樹脂製タンク20が得られ、製造工数が少なく製造コストが低減された樹脂製タンク20を提供できる。
また、前記タンク20に収容された液体は尿素水であり、また、前記タンク20の底部に設けられるセンサー14は、前記尿素水の濃度を検出するセンサー14であるので、
前記のような、タンクの底部板21はアダプター18の上部の接続部11に溶着する以外は接続部を設けずに、環状のラバーホース12で樹脂製のアダプター18を介してセンサー14を巻き且つ樹脂製のアダプター18の可撓性によりセンサー14を柔らかく支持する構成としたことにより、確実に内部の尿素水の外部への漏洩を防止できる。
前記のような、タンクの底部板21はアダプター18の上部の接続部11に溶着する以外は接続部を設けずに、環状のラバーホース12で樹脂製のアダプター18を介してセンサー14を巻き且つ樹脂製のアダプター18の可撓性によりセンサー14を柔らかく支持する構成としたことにより、確実に内部の尿素水の外部への漏洩を防止できる。
本発明によれば、樹脂で尿素水タンクを製作するに当たり、尿素水タンクに取り付けられる尿素水濃度検出用のセンサーとタンク底部との隙間からの液体の漏れを完全に回避して、軽量で製造工数が少なく製造コストが低減された樹脂製タンクを提供できる。
1 尿素水ノズル
10 センサーの支持部
11 接続部
12 ラバーホース
14 センサー
14a バンド部材
16 バッファー部材
17 スチール部材
18 アダプター
20 尿素水タンク
21 タンクの底部板
100 エンジン
104 給気管
110 排気ターボ過給機
111 排気管
112 DPF
113 SCR
10 センサーの支持部
11 接続部
12 ラバーホース
14 センサー
14a バンド部材
16 バッファー部材
17 スチール部材
18 アダプター
20 尿素水タンク
21 タンクの底部板
100 エンジン
104 給気管
110 排気ターボ過給機
111 排気管
112 DPF
113 SCR
Claims (6)
- 樹脂にて形成され液体が収容されるタンクを備えた樹脂製タンク構造において、前記タンクの底部に外方から嵌挿されたセンサーと、該センサーの周囲を囲繞し、上部の接続部が前記タンクの底部に溶着された環状の樹脂製のアダプターと、該アダプターの外周に前記センサーの周囲を囲繞するように嵌挿された環状のラバーホースとを備え、前記センサーの周囲と前記タンク底部に溶着された前記アダプターとを前記環状のラバーホースで囲繞することにより、前記センサーとタンク底部との隙間からの前記液体の漏れを阻止するように構成したことを特徴とする樹脂製タンク構造。
- 前記センサーの周囲と前記タンク底部に溶着された前記アダプターとを囲繞する前記環状のラバーホースを、該ラバーホースの外周に嵌挿したバンド部材で緊締することを特徴とする請求項1記載の樹脂製タンク構造。
- 前記アダプターの内周面と前記センサーとの間に、円筒状の薄い鋼板からなるスチール部材を挿入したことを特徴とする請求項1記載の樹脂製タンク構造。
- 前記環状のアダプターの内周部と前記センサーの外周部との間に、緩衝用の軟性材からなるバッファー部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の樹脂製タンク構造。
- 前記タンクに収容された液体は尿素水であることを特徴とする請求項1記載の樹脂製タンク構造。
- 前記タンクの底部に設けられるセンサーは、前記尿素水の濃度を検出するセンサーであることを特徴とする請求項5記載の樹脂製タンク構造。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011007128A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Tokyo Radiator Mfg Co Ltd | 尿素水タンク |
JP2013539439A (ja) * | 2010-07-30 | 2013-10-24 | コーテックス テクストロン ジーエムビーエイチ アンド シーオー ケージー | 熱可塑性タンク |
-
2008
- 2008-12-24 JP JP2008328477A patent/JP2010150980A/ja active Pending
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US9132728B2 (en) | 2010-07-30 | 2015-09-15 | Kautex Textron Gmbh & Co. Kg | Thermoplastic tank |
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