JP2010147600A - マルチキャスト通信方法、通信システムおよび通信装置 - Google Patents

マルチキャスト通信方法、通信システムおよび通信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】転送テーブルの容量を抑制することができるマルチキャスト通信方法を得ること。
【解決手段】マルチキャストグループ参加メッセージを受信したノードが、マルチキャストテーブルにエントリが無い場合、転送情報として、ユニキャスト転送を示す識別子と、トンネリングするためのカプセル化情報と、含むエントリを生成し、エントリが有る場合、転送情報がマルチキャストテーブルに格納されているかを判断するステップ(S14)と、転送情報が無い場合、ユニキャスト転送を示す識別子とカプセル化情報を追加するステップ(S15)と、転送情報が有る場合、ユニキャスト転送による転送先ノードへの転送方式をマルチキャスト転送に変更するステップ(S16)と、を含み、マルチキャストパケットを受信したノードは、ユニキャスト転送に対応する転送先に対してカプセル化を行って転送する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、IP(Internet Protocol)マルチキャスト通信を行うマルチキャスト通信方法、通信システムおよび通信装置に関する。
同報(マルチキャスト)通信の方式の1つとして、IPマルチキャストがある(たとえば、下記特許文献1および下記非特許文献1参照)。IPマルチキャストは、パケットを中継するノードがパケットヘッダのマルチキャストアドレスを用いて転送テーブルを検索し、宛先の取得やパケットのコピーを行う方式であり、ネットワークの利用効率が高い。
特開2006−101475号公報 Dave Kosiur著 苅田幸雄監訳「マスタリングTCP/IP IPマルチキャスト編」第1版第1刷、株式会社オーム社、平成11年11月
しかしながら、上記従来のマルチキャスト技術によれば、中継するノードがマルチキャスト用の転送テーブルを用いてパケットのコピーや転送を行う。そのため、パケットを複数個にコピーせずに単に転送を行うノードも、転送テーブルに当該マルチキャストグループのエントリが必要である、という問題があった。
また、マルチキャストのエントリはユニキャストのように経路集約ができないため、多数のマルチキャストグループのサポートを実現しようとすると転送テーブル用に莫大なリソース(メモリ)が必要となる、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、転送テーブルの容量を抑制することができるマルチキャスト通信方法、通信システムおよび通信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、マルチキャスト通信を行う通信システムにおけるマルチキャスト通信方法であって、マルチキャスト通信を行うノードが、それぞれ、自身が転送を行うマルチキャストグループごとに生成したエントリをマルチキャストテーブルとして保持し、その際、前記エントリに、転送経路ごとの転送情報として、トンネリングを用いたユニキャスト転送とマルチキャスト転送とのいずれかを識別するための転送方式識別子と、ユニキャスト転送を行う場合に設定するためのカプセル化情報と、を含ませることとし、マルチキャストグループへの参加を要求する参加メッセージを受信したノードである参加要求受信ノードが、保持するマルチキャストテーブルに前記参加メッセージに対応するマルチキャストグループのエントリが有るかを判断するグループ検索ステップと、前記参加要求受信ノードが、前記グループ検索ステップで前記参加メッセージに対応するマルチキャストグループのエントリが無いと判断した場合に、前記参加メッセージで参加要求されたマルチキャストグループのエントリを生成し、その転送情報として、ユニキャスト転送を示す転送方式識別子と、前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送先をトンネリングするためのカプセル化情報と、を追加するグループエントリ生成ステップと、前記参加要求受信ノードが、前記グループ検索ステップで前記参加メッセージに対応するマルチキャストグループのエントリが有ると判断した場合に、前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送情報が前記マルチキャストテーブルに格納されているかを判断する経路検索ステップと、前記参加要求受信ノードが、前記経路検索ステップで前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送情報が無いと判断した場合に、前記転送経路に対する転送情報として、ユニキャスト転送を示す転送方式識別子と、前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送先をトンネリングするためのカプセル化情報と、を追加する経路追加ステップと、前記参加要求受信ノードが、前記経路検索ステップで前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送情報が有ると判断した場合に、ユニキャスト転送を行っていた転送先のノードに対して、そのマルチキャストグループのエントリ追加と、ユニキャスト転送を行っていた経路と前記参加メッセージに対応する経路の両方の経路情報の追加、を指示するエントリ追加メッセージを送信し、また、その転送情報の転送方法をマルチキャスト転送に変更する転送方式変更ステップと、を含み、マルチキャストパケットを受信したノードは、ユニキャスト転送に対応する転送先に対して、前記マルチキャストテーブルのカプセル化情報に基づくカプセル化を行って転送し、宛先が自ノード宛でカプセル化されているパケットを受信した場合にデカプセル化し、前記マルチキャストグループの検索を行うことを特徴とする。
この発明によれば、コピーを行わずに転送を行うノードをユニキャスト転送対象ノードとし、上流の分岐ノードがカプセル化を行うことにより、ユニキャスト転送対象ノードがマルチキャストパケットをユニキャストパケットとして転送するようにしたので、転送テーブルの容量を抑制することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかるマルチキャスト通信方法、通信システムおよび通信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の通信システムは、データの送信元の端末である端末1と、データの送信先の端末である端末2−1〜2−6と、端末1と端末2−1〜2―6の通信を中継する中継ノードであるノード3−1〜3−6と、で構成される。端末1、2−1〜2−6およびノード3−1〜3−6は、ネットワーク5を構成している。ここでは、本発明にかかる通信装置としてノード3−1〜3−6を例にして説明する。また、パケット4−1〜4−6は、この通信システムで中継されるパケットを示している。なお、図1では、以下の本実施の形態の動作説明に用いる構成要素を示しているが、これ以外にネットワーク5に接続される端末、ノードなどを備えていてもよい。
図1は、マルチキャスト通信に関するパケットの転送およびコピーの設定が既に完了している状態のパケット配信例を示している。端末1がマルチキャストのパケットを送信すると、ノード3−1が、そのパケットをコピーして2つのパケットとし、それぞれをノード3−2,3−5に転送する。ノード3−2は、ノード3−1から受信したパケットをコピーして2つのパケットとし、それぞれをノード3−3,3−4に転送する。さらに、ノード3−2から受信したそのパケットをコピーして2つのパケットとし、それぞれを端末2−1,2−2に転送する。ノード3−4は、ノード3−2から受信したパケットをコピーして2つのパケットとし、それぞれをノード2−3,2−4に転送する。また、ノード3−5は、ノード3−1から受信したパケットをコピーせずにノード3−6に転送する。そして、ノード3−6は、ノード3−5から受信したパケットをコピーして2つのパケットとし、それぞれを端末2−5,2−6に転送する。図1に示したパケット4−1〜4−6のうち、Mはマルチキャストアドレスを含むヘッダ情報を示しており、Uは、ユニキャストによる転送のためにカプセル化するためのヘッダ情報を示している。
このようにして、送信先である端末2−1〜2−6の全てに、端末1から送信されたパケットが転送される。ここで、ノード3−1,3−2,3−3,3−4,3−6では、受信したパケットをコピーしているが、ノード3−5では、コピーを行わないため、ノード3−1とノード3−6間でトンネルを設定し、その区間はユニキャストパケットとして送信するようにすると、ノード3−5では、このマルチキャストグループのエントリが不要となる。本実施の形態では、以下に説明するような動作を行うことで、上記の例のようにコピーを行わずに転送するノードのマルチキャストグループのエントリを不要とする。
図2は、本実施の形態のノード3の機能構成例を示す図である。ノード3は、図1に示したノード3−1〜3−6を代表しており、ノード3−1〜3−6のいずれか1つを示していることとする。また、ノード3−1〜3−6は、同様の構成を有することとする。図2に示すように、ノード3は、パケットの転送やコピーなどを行う下位レイヤ処理部11と、マルチキャストグループへの参加/離脱メッセージを受信し、そのメッセージに対応する所定の処理を行い、処理後にそのメッセージを他のノードや端末に転送するマルチキャストグループ参加離脱処理部12と、で構成され、ネットワーク5に接続されている。また、ノード3は、パケットの転送やコピーを行うために必要な情報を格納するためのフォワーディングテーブル13を保持しており、フォワーディングテーブル13には、マルチキャスト情報を保持するためのマルチキャストテーブル14と、ユニキャスト情報を保持するためのユニキャストテーブル15と、を含む。
ノード3では、マルチキャストパケットがネットワーク5から入力されると、下位レイヤ処理部11が、その入力されたマルチキャストパケットのヘッダ情報と、フォワーディングテーブル13に格納されている情報などに基づいて処理内容および転送先を決定し、次のノードへ、コピーしてまたはカプセル化して転送を行う。
下位レイヤ処理部11は、マルチキャストグループへの参加または離脱を要求する離脱メッセージを受信した場合、下位レイヤ処理部11はマルチキャストグループ参加離脱処理部12にそのメッセージを送信する。マルチキャストグループ参加離脱処理部12は、メッセージに含まれる情報とフォワーディングテーブル13に格納されている情報とに基づいて、処理内容を決定し、マルチキャストテーブルの変更,新たにメッセージを作成,他のノードへの転送などの処理を行う。これらの参加および離脱の処理については、以下に述べる。
図3は、マルチキャストグループへの参加処理の処理手順の一例を示す図である。図3を用いて、マルチキャストグループへの参加処理について説明する。下位レイヤ処理部11は、マルチキャストグループへの参加を要求するための参加メッセージを受信すると、マルチキャストグループ参加離脱処理部12に送信し、マルチキャストグループ参加離脱処理部12は、マルチキャストテーブル14を検索し(ステップS11)、そのメッセージのマルチキャストアドレスと一致するエントリが有るかを判断する(ステップS12)。
図4は、マルチキャストテーブル14の一例を示す図である。図4に示すように、マルチキャストグループごとに、マルチキャストグループに一意に割り当てられているマルチキャストアドレスと、マルチキャスト転送を行うかカプセル化によりユニキャスト転送を行うかを示す転送方式と、ユニキャスト転送時に用いるカプセル化の際に用いる情報(トンネルの終端点のノードのアドレス等)であるユニキャスト転送時カプセル化情報と、次の転送先のIPアドレスを示す次ホップIPアドレスと、が含まれている。なお、以下では、上記の転送方式、ユニキャスト転送時カプセル化情報および次ホップIPアドレスを経路情報とよぶこととする。経路情報は、マルチキャストグループごとにそのグループのパケットの転送先ごとに経路情報が格納される。すなわち、経路情報は、そのノードが受信したマルチキャストパケットのコピー数(コピー後に転送する宛先の数)分格納されている。なお、ユニキャストテーブル15は、マルチキャストパケット以外の通常のユニキャスト転送を行うための転送テーブルであり、従来技術と同様の転送テーブルである。
ステップS12で、一致するエントリが無いと判断した場合(ステップS12 No)には、マルチキャストグループ参加離脱処理部12は、少なくとも現時点では、自ノードが処理するマルチキャストグループでないと判断し、受信した参加メッセージに所定の情報を追加して転送する(ステップS13)。ステップS11で、一致するエントリが有ると判断した場合(ステップS12 Yes)は、そのエントリのマルチキャストパケットのコピー先を示す次ホップIPアドレスに、参加メッセージの送信元のノードへの経路上のノードのIPアドレスが含まれているか(コピー先が有るか)否かを判断し(ステップS14)、コピー先が無いと判断した場合(ステップS14 No)には、そのエントリに参加メッセージの送信元へ転送を行うためのユニキャストの経路情報を追加する(ステップS15)。なお、各ノードは、宛先のIPアドレスごとに、その宛先に転送するための経路上にある次の転送先のノードのIPアドレス(次ホップIPアドレス)をユニキャストテーブル15に保持していることとする。このとき、転送方式としてはユニキャストを格納し、次ホップIPアドレスとしては、参加メッセージの送信元のノードへの経路上で次の転送先となるノードのIPアドレスを格納し、ユニキャスト転送時カプセル化情報を格納する。ユニキャスト転送時カプセル化情報については、たとえば、参加メッセージに含めて通知するようにする。
ステップS14で、参加メッセージの要求元のノードへの経路に対応する転送先ノードのIPアドレスが有ると判断した場合(ステップS14 Yes)は、下流のノードのうち分岐点ノード(コピーが発生するノード)に対して、マルチキャストグループのエントリ追加を要求するエントリ追加メッセージを送信する(ステップS16)。このエントリ追加メッセージは、分岐点ノードに対し、それまでユニキャストで転送していたエントリを通常のマルチキャストによる転送に変更するためのメッセージである。エントリ追加メッセージには、追加するマルチキャストグループを識別するための情報(たとえば、マルチキャストグループアドレス)と、追加する経路の指定を行うための情報(たとえば、次の転送先のIPアドレスなど)と、を含むこととする。
そして、エントリ追加メッセージを受信した分岐点ノードが、ユニキャストで転送していた経路に対応する経路情報の変更を行い、応答メッセージを返信し、エントリ追加メッセージの送信元のノードが応答メッセージを受信すると、自身が保持するマルチキャストテーブルのその分岐点ノードへの経路と一致する経路情報を変更する(ステップS17)。具体的には、エントリ追加メッセージを受信した分岐点ノードが、自身が保持するマルチキャストテーブル14に、エントリ追加メッセージでエントリ追加を指示されたマルチキャストグループのエントリを追加する。また、エントリ追加メッセージの送信元のノードが応答メッセージを受信すると、対応するマルチキャストグループのエントリのうち応答メッセージの送信元の分岐点ノードへの経路に対応する経路情報をユニキャストからマルチキャストへ変更する。なお、エントリ追加メッセージを受信した分岐点ノードが、自身が保持するマルチキャストテーブル14に、すでに、受信したメッセージのマルチキャストアドレスグループのエントリを格納している場合には、そのエントリに受信したエントリ追加メッセージに含まれる経路情報を追加する。
つづいて、マルチキャストグループへの参加処理の例について説明する。図5は、マルチキャストグループへの参加処理のシーケンスの一例を示す図である。図5に示す例では、初期状態では、あるマルチキャストグループのマルチキャストパケットは、ノード3−1およびノード3−3では、パケットのコピーが行われ、ノード3−2ではコピーを行わずに転送を行っているとする。すなわち、ノード3−1およびノード3−3は分岐点ノードであり、ノード3−2は分岐点ノードではない。ノード3−2では、コピーが発生しないため、ノード3−1とノード3−3の間でトンネルを設定し(カプセル化を行い)、ユニキャストで転送している。
この初期状態で、ノード3−4が、上記のマルチキャストグループに参加を要求するために、参加メッセージ31を送信したとする。ノード3−2,3−1は、それぞれマルチキャストグループへの参加処理を行い、ノード3−2では、そのマルチキャストグループのエントリが無いため(ユニキャスト転送を行っていたため)、参加メッセージ32を転送する。そして、参加メッセージ32を受信したノード3−1は、そのメッセージに含まれるマルチキャストグループのエントリがあるため、下流のノード3−2にエントリ追加メッセージ33を送信する。そして、ノード3−2は、エントリ追加メッセージ33に基づいてエントリの追加を行い、応答メッセージ34をノード3−1に送信する。以下、処理について詳細に説明する。
図6は、図5の例の参加処理フローを示すチャート図である。まず、ノード3−1とノード3−3間でトンネルを設定し、そのトンネルを用いてあるマルチキャストグループの転送を行っているとする(ステップS21)。そして、ノード3−4が、そのマルチキャストグループへの参加を要求する参加メッセージを送信する(ステップS22)。
ノード3−2は、ステップS22で送信された参加メッセージを受信すると、自身が保持するマルチキャストテーブル14を検索し、そのメッセージで参加を要求されたマルチキャストグループのエントリがあるかを判断する(ステップS23)。ノード3−2は、図5の初期状態では、このマルチキャストグループのエントリがないため、受信した参加メッセージを転送する(ステップS24)。
ノード3−1は、ステップS24で転送された参加メッセージを受信すると、自身が保持するマルチキャストテーブル14を検索し、そのメッセージで参加を要求されたマルチキャストグループのエントリがあるかを判断する(ステップS25)。ノード3−1は、図5の初期状態では、このマルチキャストグループのエントリがあるため、さらに、エントリにその参加メッセージの送信元のノードの経路と同一の次ホップノード(コピー先)があるかを判定する(ステップS26)。図5の例では、同経路のコピー先があることから、その経路上の下流の分岐点ノードとなるノード3−2にエントリ追加メッセージを送信する(ステップS27)。
ノード3−2は、ステップS27で送信されたエントリ追加メッセージに基づいて、そのメッセージで指示されたマルチキャストグループのエントリに指示された経路情報を追加し(ステップS28)、応答メッセージをエントリ追加メッセージの送信元であるノード3−1へ送信する(ステップS29)。
ノード3−1は、応答メッセージを受信すると、マルチキャストテーブル14のエントリのうち、ユニキャストとして格納していたノード3−2の経路情報をマルチキャストに変更する(ステップS30)。この処理により、ノード3−1とノード3−3間のトンネルが削除されることになる。この後、ノード3−1は、受信したマルチキャストパケットにカプセル化を行わずにマルチキャストパケットとしてノード3−2へ送信し(ステップS31)、ノード3−2は、受信したマルチキャストパケットをコピーして2つのパケットとし(ステップS32)、それぞれノード3−3,ノード3−4へ転送する(ステップS33,S34)。
つぎに、マルチキャストグループからの離脱の処理について説明する。図7は、マルチキャストグループの離脱処理の手順の一例を示すフローチャートである。ノード3の下位レイヤ処理部11は、マルチキャストグループからの離脱を要求するための離脱メッセージを受信すると、マルチキャストグループ参加離脱処理部12に送信し、マルチキャストグループ参加離脱処理部12は、マルチキャストテーブル14を検索し(ステップS41)、そのメッセージのマルチキャストアドレスと一致するエントリが有るかを判断する(ステップS42)。一致するエントリが無いと判断した場合(ステップS42 No)、少なくとも現時点では、自ノードが処理するマルチキャストグループでないと判断し、離脱メッセージに所定の情報を追加して転送する(ステップS43)。
ステップS42で、一致するエントリが有ると判断した場合(ステップS42 Yes)は、そのマルチキャストグループが離脱により自ノードでのコピー数が1(コピーを行わずに転送)となるかを判断し(ステップS44)、コピー数が1とならない場合(ステップS44 No)は、離脱の要求元のノードに対応する経路情報をそのエントリから削除する(ステップS45)。なお、ここで、コピー数は転送先の数を表すこととし、コピー数が1の場合には、実際にはコピーは行わずそのまま転送する。
ステップS44で、コピー数が1になると判断した場合(ステップS44 Yes)は、上流の分岐点ノード(自分ノードにパケットをコピーして転送するノード)に対して、マルチキャストグループのエントリ変更を要求するエントリ変更メッセージを送信し(ステップS46)、上流ノードからエントリ変更メッセージに対する応答メッセージを受信することにより上流ノードでの設定終了を確認後、そのエントリを削除する(ステップS47)。この際、エントリ変更メッセージには、変更を要求するマルチキャストグループを識別するための情報と変更を要求する経路情報を識別する情報とユニキャスト転送時カプセル化情報(自ノードをトンネルするための宛先アドレス:次ホップのIPアドレス)とを含むこととする。
また、上流の分岐ノードでは、エントリ変更メッセージを受信すると、そのメッセージで指示されたマルチキャストグループのエントリのうち変更を要求された経路情報をマルチキャストからユニキャストによる転送方式に変更する。具体的には、マルチキャストテーブルのメッセージで指示されたエントリの経路情報の転送方式をマルチキャストからユニキャストに変更し、指示されたユニキャスト転送時カプセル化情報を追加する。以上の処理により、通常のマルチキャストの転送が行われていた経路にトンネルを設定し、カプセル化を行いユニキャストで転送するように変更する。この処理の後、エントリ変更メッセージを受信した上流の分岐ノードは、エントリ変更メッセージの送信元のノードをトンネルするためにマルチキャストテーブル14のユニキャスト転送時カプセル化情報に基づいてカプセル化を行う。
なお、以上の説明は、マルチキャストパケットおよびグループ参加/離脱メッセージの送信元および転送先もノード3である例について説明したが、端末1を送信元とし、2−1〜2−6を転送先とする場合も同様である。ただし、端末2−1〜2−6が転送先となる場合には、上流に分岐ノードが無いため、上流分岐ノードに対する処理を行う必要はない。
以上のように、本実施の形態では、コピーを行わずに転送を行うノードをユニキャスト転送対象ノードとし、上流の分岐ノードがカプセル化を行うことにより、ユニキャスト転送対象ノードがマルチキャストパケットをユニキャストパケットとして転送するようにした。このため、ユニキャスト転送対象ノードでは、マルチキャストテーブルにユニキャスト転送の対象としたマルチキャストグループのエントリを格納する必要がなくなり、テーブルの容量を抑えることができる。
実施の形態2.
図8は、本発明にかかる通信装置の実施の形態2の構成例を示す図である。ここでは、本発明にかかる通信装置としてノード3aを例に説明する。図8に示すように、本実施の形態のノード3aは、実施の形態1のノード3にトンネル数保持部16を追加し、マルチキャストグループ参加離脱処理部12をマルチキャストグループ参加離脱処理部12aに替える以外は、実施の形態1のノード3と同様である。また、本実施の形態のマルチキャスト通信システムの構成は、ノード3をノード3aに替える以外は、実施の形態1と同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は、同一の符号を付して説明を省略する。以下、実施の形態1と異なる点について説明する。
本実施の形態では、トンネル数保持部16が、マルチキャストグループごと、または複数のマルチキャストグループごとに、トンネルを用いた転送をいくつまで許可するか(トンネル設定数)のしきい値を保持する。そして、マルチキャストグループ参加離脱処理部12aは、トンネル数保持部16を参照して、しきい値以内の数でユニキャスト転送を行う経路を選択できるようにする。
具体的には、グループ参加処理については、たとえば、以下の処理を行う。実施の形態1の図3で説明したステップS14で、参加メッセージの要求元のノードへの経路に対応する転送先ノードのIPアドレスが有ると判断した場合に、マルチキャストグループ参加離脱処理部12aは、トンネル数保持部16とマルチキャストテーブル14を参照し、参加要求元への経路情報追加後にトンネル設定数がしきい値以下のコピー数となる場合には、マルチキャスト転送に変更せずに、ユニキャスト転送として要求のあったノードへの経路情報を追加する。ユニキャスト転送の経路情報の追加処理は、ステップS15と同様である。そのマルチキャストグループがしきい値を超えるコピー数となる場合には、実施の形態1のステップS14でコピー先があった場合(ステップS14 Yes)と同様の処理を行う。
また、グループ離脱処理については、たとえば、以下の処理を行う。マルチキャストグループ参加離脱処理部12aは、実施の形態1の図7で説明したステップS44の判断をコピー数が1かどうかではなく、コピー数がしきい値以下であるか、の判断に変更する。
以上説明した以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。実施の形態1では、同一マルチキャストグループで同一経路について1つしかユニキャスト転送を設定できないのに対し、このような処理を行うことにより、同一経路に複数のユニキャスト転送を設定できるようになる。たとえば、図5の例では、ノード3−2は、ノード3−4の参加処理後にマルチキャスト転送を行うようになるが、本実施の形態の動作を行うと、ノード3−2は、ノード3−3へのユニキャスト転送と、ノード3−4へのユニキャスト転送と、を行うことになる。
以上のように、本実施の形態では、トンネル数保持部16が、トンネル設定数に対するしきい値を保持し、マルチキャストグループ参加離脱処理部12aが、しきい値を参照して、グループ参加/離脱メッセージによる参加/離脱処理後に、コピー数がトンネル設定数のしきい値以下の場合に、ユニキャスト転送を行うようにした。このため、実施の形態1に比べ、マルチキャストテーブル14のエントリを持つノードの数を削減することができ、実施の形態1より、さらに、テーブルの容量を抑えることができる。
実施の形態3.
図9は、本発明にかかる通信装置の実施の形態3の構成例を示す図である。ここでは、本発明にかかる通信装置としてノード3bを例に説明する。図8に示すように、本実施の形態のノード3bは、実施の形態1のノード3に使用帯域監視部17を追加し、マルチキャストグループ参加離脱処理部12をマルチキャストグループ参加離脱処理部12bに替える以外は、実施の形態1のノード3と同様である。また、本実施の形態のマルチキャスト通信システムの構成は、ノード3をノード3bに替える以外は、実施の形態1と同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は、同一の符号を付して説明を省略する。以下、実施の形態1と異なる点について説明する。
本実施の形態では、使用帯域監視部17が、マルチキャストグループごと、または複数のマルチキャストグループごとに、ネットワークの使用帯域を監視し、あらかじめ設定した帯域しきい値と比較し、帯域しきい値を超えているかどうか判断する。そして、マルチキャストグループ参加離脱処理部12bは、使用帯域監視部17の判断結果に基づいて、ユニキャスト転送を行うか否かを選択できるようにする。
具体的には、グループ参加処理については、たとえば、以下の処理を行う。実施の形態1の図3で説明したステップS14で、参加メッセージの要求元のノードへの経路に対応する転送先ノードのIPアドレスが有ると判断した場合に、マルチキャストグループ参加離脱処理部12bは、使用帯域監視部17の判断結果に基づいて、参加要求のあった経路の使用帯域が帯域しきい値以下である場合には、マルチキャスト転送に変更せずに、ユニキャスト転送として要求のあったノードへの経路情報を追加する。ユニキャスト転送の経路情報の追加処理は、ステップS15と同様である。参加要求のあった経路の使用帯域が帯域しきい値を超える場合には、実施の形態1のステップS14でコピー先があった場合(ステップS14 Yes)と同様の処理を行う。
また、グループ離脱処理については、たとえば、以下の処理を行う。マルチキャストグループ参加離脱処理部12bは、実施の形態1の図7で説明したステップS44の判断をコピー数が1かどうかではなく、参加要求のあった経路の使用帯域が帯域しきい値以下であるか、の判断に変更する。
以上説明した以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。実施の形態1では、同一マルチキャストグループで同一経路について1つしかユニキャスト転送を設定できないのに対し、このような処理を行うことにより、同一経路に複数のユニキャスト転送を設定できるようになる。
以上のように、本実施の形態では、使用帯域監視部17が、マルチキャストグループごと、または複数のマルチキャストグループごとに、転送先ノードのネットワークの使用帯域を監視し、あらかじめ設定した帯域しきい値と比較し、帯域しきい値を超えているかどうか判断し、使用帯域監視部17が帯域しきい値を超える場合には、マルチキャストグループ参加離脱処理部12bが、マルチキャスト参加処理時に、その経路をユニキャスト転送からマルチキャスト転送に変更するようにした。このため、実施の形態1の効果に加え、実施の形態1に比べ、マルチキャストテーブル14のエントリを持つノードの数を削減することができ、実施の形態1より、さらに、テーブルの容量を抑えることができる。
実施の形態4.
図10は、本発明にかかる通信装置の実施の形態4の構成例を示す図である。ここでは、本発明にかかる通信装置としてノード3cを例に説明する。図10に示すように、本実施の形態のノード3cは、実施の形態1のノード3にフィードバック処理部18を追加し、マルチキャストグループ参加離脱処理部12をマルチキャストグループ参加離脱処理部12cに替える以外は、実施の形態1のノード3と同様である。また、本実施の形態のマルチキャスト通信システムの構成は、ノード3をノード3cに替える以外は、実施の形態1と同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は、同一の符号を付して説明を省略する。以下、実施の形態1と異なる点について説明する。
本実施の形態のフィードバック処理部18は、マルチキャストテーブル14のエントリ数(またはマルチキャストテーブル14の容量)を監視し、エントリ数が所定のしきい値を超えた場合(マルチキャストテーブル14の容量が所定のしきい値を超えた場合)、マルチキャストテーブル14に格納されているエントリのうち、マルチキャストによる転送を行っている経路情報を含むエントリを選択し、そのマルチキャストグループの上流の分岐ノードに対し、そのマルチキャストグループを、トンネルを使ったユニキャスト転送するように要求するユニキャスト変更メッセージを生成して送信する。このとき選択するエントリの選択方法については、特に制約はないが、たとえば、コピー数が多いエントリから順に選択するなど選択順をきめておけば、どのような順に選択してもよい。また、選択せずにマルチキャスト転送を行っている全てのエントリについて、ユニキャストに変更するよう指示してもよい。
ユニキャスト変更メッセージを受信した上流の分岐ノードは、下位レイヤ処理部11がそのユニキャスト変更メッセージをマルチキャストグループ参加離脱処理部12cへ渡し、マルチキャストグループ参加離脱処理部12cは、そのユニキャスト変更メッセージに基づいて、マルチキャストテーブル14を変更する。具体的には、ユニキャスト変更メッセージにより指示されたマルチキャストグループについて、メッセージの送信元への経路情報の転送方式をマルチキャストからユニキャストに変更し、ユニキャスト変更メッセージに基づいてユニキャスト転送時カプセル化情報を格納する。ユニキャスト転送時カプセル化情報は、ユニキャスト変更メッセージに含まれることとする。
以上述べた以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。なお、本実施の形態では、実施の形態1のノード3にフィードバック処理部18を追加し、マルチキャストグループ参加離脱処理部12aをマルチキャストグループ参加離脱処理部12cに変更するようにしたが、これに限らず、実施の形態2のノード3aまたは実施の形態3のノード3bに、フィードバック処理部18を追加し、マルチキャストグループ参加離脱処理部12aまたはマルチキャストグループ参加離脱処理部12bに、上記のマルチキャストグループ参加離脱処理部12cの処理を追加するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態では、フィードバック処理部18が、マルチキャストテーブル14のエントリ数を監視し、エントリ数が所定のしきい値を超えた場合には、マルチキャストによる転送を行っている経路情報を含むマルチキャストグループについての上流の分岐ノードにそのマルチキャストグループを、トンネルを使ったユニキャスト転送するように要求するユニキャスト変更メッセージを生成して送信し、そのメッセージを受信した上流の分岐ノードは、メッセージに基づいて送信元への転送をユニキャスト転送に変更するようにした。そのため、下流のノードの帯域使用状態を考慮することで、ノード間でマルチキャストテーブルのエントリに偏りが出た場合、それを低減することが可能となり、ネットワーク全体で対応できるマルチキャストグループ数を増やすことができる。
以上のように、本発明にかかるマルチキャスト通信方法、通信システムおよび通信装置は、マルチキャスト通信を行う通信システムに有用であり、特に、多数のマルチキャストグループをサポートする通信システムに適している。
本発明にかかる通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。 本実施の形態のノードの機能構成例を示す図である。 マルチキャストグループへの参加処理の処理手順の一例を示す図である。 マルチキャストテーブルの一例を示す図である。 マルチキャストグループへの参加処理のシーケンスの一例を示す図である。 参加処理フローを示すチャート図である。 マルチキャストグループの離脱処理の手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2のノードの構成例を示す図である。 実施の形態3のノードの構成例を示す図である。 実施の形態4のノードの構成例を示す図である。
符号の説明
1,2−1〜2−6 端末
3,3a,3b,3c,3−1〜3−6 ノード
4−1〜4−6 パケット
5 ネットワーク
11 下位レイヤ処理部
12,12a,12b,12c マルチキャストグループ参加離脱処理部
13 フォワーディングテーブル
14 マルチキャストテーブル
15 ユニキャストテーブル
16 トンネル数保持部
17 使用帯域監視部
18 フィードバック処理部
31,32 参加メッセージ
33 エントリ追加メッセージ
34 応答メッセージ

Claims (10)

  1. マルチキャスト通信を行う通信システムにおけるマルチキャスト通信方法であって、
    マルチキャスト通信を行うノードが、それぞれ、自身が転送を行うマルチキャストグループごとに生成したエントリをマルチキャストテーブルとして保持し、その際、前記エントリに、転送経路ごとの転送情報として、トンネリングを用いたユニキャスト転送とマルチキャスト転送とのいずれかを識別するための転送方式識別子と、ユニキャスト転送を行う場合に設定するためのカプセル化情報と、を含ませることとし、
    マルチキャストグループへの参加を要求する参加メッセージを受信したノードである参加要求受信ノードが、保持するマルチキャストテーブルに前記参加メッセージに対応するマルチキャストグループのエントリが有るかを判断するグループ検索ステップと、
    前記参加要求受信ノードが、前記グループ検索ステップで前記参加メッセージに対応するマルチキャストグループのエントリが無いと判断した場合に、前記参加メッセージで参加要求されたマルチキャストグループのエントリを生成し、その転送情報として、ユニキャスト転送を示す転送方式識別子と、前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送先をトンネリングするためのカプセル化情報と、を追加するグループエントリ生成ステップと、
    前記参加要求受信ノードが、前記グループ検索ステップで前記参加メッセージに対応するマルチキャストグループのエントリが有ると判断した場合に、前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送情報が前記マルチキャストテーブルに格納されているかを判断する経路検索ステップと、
    前記参加要求受信ノードが、前記経路検索ステップで前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送情報が無いと判断した場合に、前記転送経路に対する転送情報として、ユニキャスト転送を示す転送方式識別子と、前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送先をトンネリングするためのカプセル化情報と、を追加する経路追加ステップと、
    前記参加要求受信ノードが、前記経路検索ステップで前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送情報が有ると判断した場合に、ユニキャスト転送を行っていた転送先のノードに対して、そのマルチキャストグループのエントリ追加と、ユニキャスト転送を行っていた経路と前記参加メッセージに対応する経路の両方の経路情報の追加、を指示するエントリ追加メッセージを送信し、また、その転送情報の転送方式をマルチキャスト転送に変更する転送方式変更ステップと、
    を含み、
    マルチキャストパケットを受信したノードは、ユニキャスト転送に対応する転送先に対して、前記マルチキャストテーブルのカプセル化情報に基づくカプセル化を行って転送し、宛先が自ノード宛でカプセル化されているパケットを受信した場合にデカプセル化し、前記マルチキャストグループの検索を行うことを特徴とするマルチキャスト通信方法。
  2. 前記トンネリングを設定する数に所定のしきい値を設定し、
    前記転送方式変更ステップでは、
    前記経路検索ステップで前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送情報が有ると判断され、さらに、前記参加メッセージの送信元のノードへの経路をユニキャスト転送としかつその転送経路に対するトンネリング数が前記しきい値を超える場合に、ユニキャスト転送を行っていた転送先のノードに対して前記エントリ追加メッセージを送信し、
    また、その転送情報の転送方法をマルチキャスト転送に変更し、前記参加メッセージの送信元のノードへの経路をユニキャスト転送としかつその転送経路に対するトンネリングを設定する数が前記しきい値以下となる場合には、前記参加メッセージの送信元のノードへの経路に対応する経路情報をユニキャスト転送として前記マルチキャストテーブルに追加することを特徴とする請求項1に記載のマルチキャスト通信方法。
  3. 前記参加要求受信ノードが、マルチキャストグループの転送先ごとに、使用帯域を監視し、使用帯域が所定のしきい値を超えたか否かを判断する使用帯域監視ステップ、
    をさらに含み、
    前記転送方式変更ステップでは、
    前記経路検索ステップで前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送情報が有ると判断され、さらに、前記使用帯域監視ステップで前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送先の使用帯域が前記しきい値を超えたと判断された場合に、ユニキャスト転送を行っていた転送先のノードに対して前記エントリ追加メッセージを送信し、
    また、その転送情報の転送方法をマルチキャスト転送に変更し、前記使用帯域監視ステップで前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送先の使用帯域が前記しきい値以下であると判断された場合には、前記参加メッセージの送信元のノードへの経路に対応する経路情報をユニキャスト転送として前記マルチキャストテーブルに追加することを特徴とする請求項1に記載のマルチキャスト通信方法。
  4. マルチキャストグループからの離脱を要求する離脱メッセージを受信したノードである離脱要求受信ノードが、前記離脱メッセージの送信元のノードへの経路に関する経路情報に対応する情報を自身が保持するマルチキャストテーブルから削除した後に、そのマルチキャストグループのエントリの転送情報が所定の制限個数以下となる場合に、その転送情報に対応する経路上でそのマルチキャストグループのマルチキャストパケットの複製を行っていた上流のノードに対して、そのノードから自身の方向への転送方式をユニキャスト転送とする指示と、ユニキャスト転送とするためのカプセル化情報と、を含ませた転送方式変更メッセージを送信するユニキャスト変更ステップ、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のマルチキャスト通信方法。
  5. 前記制限個数を1とすることを特徴とする請求項4に記載のマルチキャスト通信方法。
  6. 前記トンネリングを設定する数に所定のしきい値を設定し、
    前記制限個数を前記しきい値とし、
    前記転送方式変更ステップでは、
    前記経路検索ステップで前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送情報が有ると判断され、さらに、前記参加メッセージの送信元のノードへの経路をユニキャスト転送としかつその転送経路に対するトンネリング数が前記しきい値を超える場合に、ユニキャスト転送を行っていた転送先のノードに対して前記エントリ追加メッセージを送信し、
    また、その転送情報の転送方法をマルチキャスト転送に変更し、前記参加メッセージの送信元のノードへの経路をユニキャスト転送としかつその転送経路に対するトンネリングを設定する数が前記しきい値以下となる場合には、前記参加メッセージの送信元のノードへの経路に対応する経路情報をユニキャスト転送として前記マルチキャストテーブルに追加することを特徴とする請求項4に記載のマルチキャスト通信方法。
  7. 前記マルチキャスト通信を行うノードが、マルチキャストグループの転送先ごとに、使用帯域を監視し、使用帯域が所定のしきい値を超えたか否かを判断する使用帯域監視ステップと、
    マルチキャストグループからの離脱を要求する離脱メッセージを受信したノードである離脱要求受信ノードが、前記離脱メッセージの送信元のノードへの経路に関する経路情報に対応する情報を自身が保持するマルチキャストテーブルから削除した後に、そのマルチキャストグループのエントリの転送情報に対応する転送先の使用帯域が前記しきい値以下となる場合に、その転送情報に対応する経路上でそのマルチキャストグループのマルチキャストパケットの複製を行っていた上流のノードに対して、そのノードから自身の方向への転送方式をユニキャスト転送とする指示と、ユニキャスト転送とするためのカプセル化情報と、を含ませた転送方式変更メッセージを送信するユニキャスト変更ステップと、
    をさらに含み、
    前記制限個数を前記しきい値とし、
    前記転送方式変更ステップでは、
    前記経路検索ステップで前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送情報が有ると判断され、さらに、前記使用帯域監視ステップで前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送先の使用帯域が前記しきい値を超えたと判断された場合に、ユニキャスト転送を行っていた転送先のノードに対して前記エントリ追加メッセージを送信し、
    また、その転送情報の転送方法をマルチキャスト転送に変更し、前記使用帯域監視ステップで前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送先の使用帯域が前記しきい値以下であると判断された場合には、前記参加メッセージの送信元のノードへの経路に対応する経路情報をユニキャスト転送として前記マルチキャストテーブルに追加することを特徴とする請求項1に記載のマルチキャスト通信方法。
  8. 前記マルチキャスト通信を行うノードが、自身が保持するマルチキャストテーブルに格納されるエントリ数が所定の制限エントリ数を超える場合に、マルチキャストパケットの転送元である上流ノードに対して、ユニキャスト転送による転送を要求するユニキャスト転送要求を送信するユニキャスト転送要求送信ステップと、
    前記ユニキャスト転送要求を受信した上流ノードが、前記ユニキャスト転送要求に基づいて、要求の送信元のノードへの転送方式をユニキャスト転送に変更するユニキャスト転送反映ステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載のマルチキャスト通信方法。
  9. マルチキャスト通信を行う複数のノードで構成される通信システムであって、
    前記複数のノードが、それぞれ、自身が転送を行うマルチキャストグループごとに生成したエントリをマルチキャストテーブルとして保持し、その際、前記エントリに、転送経路ごとの転送情報として、トンネリングを用いたユニキャスト転送とマルチキャスト転送とのいずれかを識別するための転送方式識別子と、ユニキャスト転送を行う場合に設定するためのカプセル化情報と、を含ませることとし、
    マルチキャストグループへの参加を要求する参加メッセージを受信したノードである参加要求受信ノードが、
    自身が保持するマルチキャストテーブルに前記参加メッセージに対応するマルチキャストグループのエントリが無いと判断した場合に、前記参加メッセージで参加要求されたマルチキャストグループのエントリを生成し、その転送情報として、ユニキャスト転送を示す転送方式識別子と、前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送先をトンネリングするためのカプセル化情報と、を追加し、
    一方、自身が保持するマルチキャストテーブルに前記参加メッセージに対応するマルチキャストグループのエントリが有ると判断した場合に、前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送情報が前記マルチキャストテーブルに格納されているかを判断し、
    前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送情報が無いと判断した場合には、前記転送経路に対する転送情報として、ユニキャスト転送を示す転送方式識別子と、前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送先をトンネリングするためのカプセル化情報と、を追加し、一方で、前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送情報が有ると判断した場合には、ユニキャスト転送を行っていた転送先のノードに対して、そのマルチキャストグループのエントリ追加と、ユニキャスト転送を行っていた経路と前記参加メッセージに対応する経路の両方の経路情報の追加、を指示するエントリ追加メッセージを送信し、また、その転送情報の転送方法をマルチキャスト転送に変更し、
    マルチキャストパケットを受信したノートが、
    ユニキャスト転送に対応する転送先に対して、前記マルチキャストテーブルのカプセル化情報に基づくカプセル化を行って転送し、宛先が自ノード宛でカプセル化されているパケットを受信した場合にデカプセル化し、前記マルチキャストグループの検索を行うことを特徴とする通信システム。
  10. マルチキャスト通信を行う通信装置であって、
    転送を行うマルチキャストグループごとに生成したエントリをマルチキャストテーブルとして保持し、その際、前記エントリに、転送経路ごとの転送情報として、トンネリングを用いたユニキャスト転送とマルチキャスト転送とのいずれかを識別するための転送方式識別子と、ユニキャスト転送を行う場合に設定するためのカプセル化情報と、を含ませる記憶手段と、
    受信したマルチキャストグループへの参加を要求する参加メッセージに基づいて、前記参加メッセージに対応するマルチキャストグループのマルチキャストパケットの転送方式を設定するマルチキャストグループ参加手段と、
    を備え、
    前記マルチキャストグループ参加手段は、
    保持するマルチキャストテーブルに前記参加メッセージに対応するマルチキャストグループのエントリが無いと判断した場合に、前記参加メッセージで参加要求されたマルチキャストグループのエントリを生成し、その転送情報として、ユニキャスト転送を示す転送方式識別子と、前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送先をトンネリングするためのカプセル化情報とを追加し、
    一方、前記参加メッセージに対応するマルチキャストグループのエントリが有ると判断した場合に、前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送情報が前記マルチキャストテーブルに格納されているかを判断し、
    前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送情報が無いと判断した場合には、前記転送経路に対する転送情報として、ユニキャスト転送を示す転送方式識別子と、前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送先をトンネリングするためのカプセル化情報とを追加し、一方で、前記参加メッセージの送信元への転送経路に対応する転送情報が有ると判断した場合には、ユニキャスト転送を行っていた転送先のノードに対して、そのマルチキャストグループのエントリ追加と、ユニキャスト転送を行っていた経路と前記参加メッセージに対応する経路の両方の経路情報の追加、を指示するエントリ追加メッセージを送信し、また、その転送情報の転送方法をマルチキャスト転送に変更し、
    マルチキャストパケットを受信した場合には、ユニキャスト転送に対応する転送先に対して、前記マルチキャストテーブルのカプセル化情報に基づくカプセル化を行って転送し、宛先が自ノード宛でカプセル化されているパケットを受信した場合にデカプセル化し、前記マルチキャストグループの検索を行うことを特徴とする通信装置。
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