JP2010146464A - 医療情報管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】医療機関側で処方箋を発行した患者が調剤/投薬を受けた薬局を特定することができる医療情報管理システムを提供する。
【解決手段】本発明に係るサーバ3は、医療機関内レジスタ2からの処方箋発行データと薬局内レジスタ4からの処方箋受付データとを問い合わせ番号により関連付けて保存する処方箋発行/受付データベース352を有し、サーバ3のCPU31は、薬局内レジスタ4からの処方箋受付データの受信時に、当該処方箋受付データに含まれている問い合わせ番号に対応する処方箋発行データを処方箋発行/受付データベース352から検索し、当該検索された処方箋発行データに対応する医療機関のアドレスに、受信された処方箋受付データに含まれている受付薬局情報を通知する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明に係るサーバ3は、医療機関内レジスタ2からの処方箋発行データと薬局内レジスタ4からの処方箋受付データとを問い合わせ番号により関連付けて保存する処方箋発行/受付データベース352を有し、サーバ3のCPU31は、薬局内レジスタ4からの処方箋受付データの受信時に、当該処方箋受付データに含まれている問い合わせ番号に対応する処方箋発行データを処方箋発行/受付データベース352から検索し、当該検索された処方箋発行データに対応する医療機関のアドレスに、受信された処方箋受付データに含まれている受付薬局情報を通知する。
【選択図】図1
Description
本発明は、医療情報管理システムに関する。
近年、医薬分業により、処方箋を受け取った患者は自由に薬局を選択し調剤/投薬を受けることができるようになっているが、処方した薬を患者がきちんと薬局に受け取りに行ったのか、処方した薬がどこの薬局で調剤/投薬されたのか等を医師が知りえないのが現状である。
現在、医療機関間の情報共有として「おくすり手帳」と呼ばれる手帳形式の服薬記録を患者が医療機関に診察又は投薬を受ける際に提示して医薬品の重複や相互作用の確認ができるようになっている。しかし、患者が次に来院しておくすり手帳を提示するまでは医師は自分の処方した薬が投薬されたのか、或いはどこで投薬されたのかを知ることができない。また、患者がおくすり手帳を忘れると、服薬の記録にも漏れが生じるため、正確な情報を知ることは難しい。薬局側においても、処方箋を受け付けて調剤/投薬を行った後、患者が処方箋の発行元の医療機関に再来して治癒を確認したのか等を知ることはできない。
近年、医療機関間でのデータを連携するための各種システムが提案されている。例えば、特許文献1においては、検査データ等の医療情報を医療関係者間で連携して再利用できるようにデータセンタのデータベース内に蓄積し、医療機関等の端末から依頼された医療情報をデータベース内から検索して転送する医療情報管理システムが記載されている。
特開2005−258853号公報
上述の特許文献1においては、端末から依頼した検査データ、電子カルテ、薬歴ファイル等の医療情報が依頼元に転送され、依頼元で閲覧することができる。しかしながら、端末から依頼を行わなければ情報を入手することができないため、医療機関側では、処方箋を発行した全ての患者についての薬歴ファイルを端末から依頼する作業を行わない限り、処方した薬を患者がきちんと薬局で受け取ったのか、どこで投薬を受けたのか等を知ることはできない。
また、薬局で受け付けた処方箋が正規に医療機関が発行したものであるか、重複受付をしていないか等を確認することもできない。
本発明の課題は、医療機関側で処方箋を発行した患者が調剤/投薬を受けた薬局を特定することができる医療情報管理システムを提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
処方箋を発行する医療機関用のキャッシュレジスタと、前記処方箋を受け付ける薬局用のキャッシュレジスタと、前記医療機関用のキャッシュレジスタおよび前記薬局用のキャッシュレジスタに通信ネットワークを介して相互に通信可能に接続されたサーバと、を備える医療情報管理システムであって、
前記医療機関用のキャッシュレジスタは、
患者の会計時に、当該患者に対して発行された処方箋の処方箋識別情報と前記処方箋の発行元医療機関を示す発行元医療機関情報とを含む処方箋発行データを生成し、この生成された処方箋発行データを前記サーバに送信する第1の制御手段を備え、
前記薬局用のキャッシュレジスタは、
前記患者の会計時に、前記患者について受け付けされた処方箋の処方箋識別情報と当該処方箋の受付薬局を示す受付薬局情報を含む処方箋受付データを生成し、この処方箋受付データを前記サーバに送信する第2の制御手段を備え、
前記サーバは、
前記医療機関用のキャッシュレジスタからの処方箋発行データと前記薬局用のキャッシュレジスタからの処方箋受付データとを前記処方箋識別情報により関連付けて記憶する記憶手段と、
前記薬局用のキャッシュレジスタからの処方箋受付データの受信時に、当該処方箋受付データに含まれている処方箋識別情報に対応する処方箋発行データを前記記憶手段から検索し、当該検索された処方箋発行データに対応する医療機関のアドレスに、前記受信された処方箋受付データに含まれている受付薬局情報を通知する第3の制御手段と、
を備える。
処方箋を発行する医療機関用のキャッシュレジスタと、前記処方箋を受け付ける薬局用のキャッシュレジスタと、前記医療機関用のキャッシュレジスタおよび前記薬局用のキャッシュレジスタに通信ネットワークを介して相互に通信可能に接続されたサーバと、を備える医療情報管理システムであって、
前記医療機関用のキャッシュレジスタは、
患者の会計時に、当該患者に対して発行された処方箋の処方箋識別情報と前記処方箋の発行元医療機関を示す発行元医療機関情報とを含む処方箋発行データを生成し、この生成された処方箋発行データを前記サーバに送信する第1の制御手段を備え、
前記薬局用のキャッシュレジスタは、
前記患者の会計時に、前記患者について受け付けされた処方箋の処方箋識別情報と当該処方箋の受付薬局を示す受付薬局情報を含む処方箋受付データを生成し、この処方箋受付データを前記サーバに送信する第2の制御手段を備え、
前記サーバは、
前記医療機関用のキャッシュレジスタからの処方箋発行データと前記薬局用のキャッシュレジスタからの処方箋受付データとを前記処方箋識別情報により関連付けて記憶する記憶手段と、
前記薬局用のキャッシュレジスタからの処方箋受付データの受信時に、当該処方箋受付データに含まれている処方箋識別情報に対応する処方箋発行データを前記記憶手段から検索し、当該検索された処方箋発行データに対応する医療機関のアドレスに、前記受信された処方箋受付データに含まれている受付薬局情報を通知する第3の制御手段と、
を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記医療機関用のキャッシュレジスタは、患者の処方箋情報を含む診療/会計データを生成する医療機関用の端末に相互に通信可能に接続され、前記第1の制御手段は、前記生成した処方箋識別情報を前記医療機関用の端末に通知し、
前記医療機関用の端末は、
前記医療機関用のキャッシュレジスタから通知された処方箋識別情報を前記診療/会計データに対応付けて記憶する診療情報記憶手段と、
患者の再来時に、前回の来院時の診療/会計データに対応付けて記憶されている処方箋識別情報を前記診療情報記憶手段から検索し、当該検索された処方箋識別情報を前記医療機関用のキャッシュレジスタに送信する第4の制御手段を備え、
前記第1の制御手段は、前記医療機関の端末から送信された処方箋識別情報を前記サーバに転送し、
前記第3の制御手段は、前記医療機関用のキャッシュレジスタから送信された処方箋識別情報に対応する処方箋発行データ及び処方箋受付データを前記記憶手段から検索し、当該検索された処方箋受付データに対応する受付薬局のアドレスに、当該処方箋識別情報に対応する処方箋発行データに含まれる発行元医療機関情報を通知する。
前記医療機関用のキャッシュレジスタは、患者の処方箋情報を含む診療/会計データを生成する医療機関用の端末に相互に通信可能に接続され、前記第1の制御手段は、前記生成した処方箋識別情報を前記医療機関用の端末に通知し、
前記医療機関用の端末は、
前記医療機関用のキャッシュレジスタから通知された処方箋識別情報を前記診療/会計データに対応付けて記憶する診療情報記憶手段と、
患者の再来時に、前回の来院時の診療/会計データに対応付けて記憶されている処方箋識別情報を前記診療情報記憶手段から検索し、当該検索された処方箋識別情報を前記医療機関用のキャッシュレジスタに送信する第4の制御手段を備え、
前記第1の制御手段は、前記医療機関の端末から送信された処方箋識別情報を前記サーバに転送し、
前記第3の制御手段は、前記医療機関用のキャッシュレジスタから送信された処方箋識別情報に対応する処方箋発行データ及び処方箋受付データを前記記憶手段から検索し、当該検索された処方箋受付データに対応する受付薬局のアドレスに、当該処方箋識別情報に対応する処方箋発行データに含まれる発行元医療機関情報を通知する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記処方箋受付データは、分割調剤であるか否かを示す区分を含み、
前記第3の制御手段は、前記薬局用のキャッシュレジスタから送信された処方箋受付データに分割調剤ではないことを示す区分が含まれており、かつ、前記記憶手段において、当該処方箋受付データに含まれる処方箋識別情報に関連付けて既に別の処方箋受付データが記憶されている場合に、既に同一の処方箋が受け付けられていることを示す警告を前記処方箋受付データの送信元である薬局用のキャッシュレジスタに通知する。
前記処方箋受付データは、分割調剤であるか否かを示す区分を含み、
前記第3の制御手段は、前記薬局用のキャッシュレジスタから送信された処方箋受付データに分割調剤ではないことを示す区分が含まれており、かつ、前記記憶手段において、当該処方箋受付データに含まれる処方箋識別情報に関連付けて既に別の処方箋受付データが記憶されている場合に、既に同一の処方箋が受け付けられていることを示す警告を前記処方箋受付データの送信元である薬局用のキャッシュレジスタに通知する。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記第3の制御手段は、前記薬局用のキャッシュレジスタから送信された処方箋受付データに対応する処方箋発行データが前記記憶手段に存在しない場合に、当該処方箋受付データに対応する処方箋発行データが存在しないことを示す警告を前記処方箋受付データの送信元である薬局用のキャッシュレジスタに通知する。
前記第3の制御手段は、前記薬局用のキャッシュレジスタから送信された処方箋受付データに対応する処方箋発行データが前記記憶手段に存在しない場合に、当該処方箋受付データに対応する処方箋発行データが存在しないことを示す警告を前記処方箋受付データの送信元である薬局用のキャッシュレジスタに通知する。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、
前記医療機関用のキャッシュレジスタは、前記処方箋識別情報を示すラベルを印刷するラベルプリンタを備える。
前記医療機関用のキャッシュレジスタは、前記処方箋識別情報を示すラベルを印刷するラベルプリンタを備える。
本発明によれば、医療機関側で処方箋を発行した患者が調剤/投薬を受けた薬局を特定することができる医療情報管理システムを提供することが可能となる。
以下、図を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
まず、構成を説明する。
(医療情報管理システム100の構成)
図1に、本発明の実施形態に係る医療情報管理システム100の全体構成例を示す。図1に示すように、医療情報管理システム100は、病院A1〜Amのそれぞれに設置された医療機関端末1及び医療機関内レジスタ2と、データセンタに設置されたサーバ3と、薬局B1〜Bnのそれぞれに設置された薬局内レジスタ4及び薬局端末5と、を備えて構成されている。サーバ3は、通信ネットワークNを介して医療機関内レジスタ2及び薬局内レジスタ4と相互に通信可能に接続されている。通信ネットワークNは、専用線や既存の公衆回線、インターネット等を利用して構築された情報通信網である。医療機関内レジスタ2及び薬局内レジスタ4は、電子式金銭登録機、電子キャッシュレジスタ、ECR(Electronic Cash Register)等の売上データ処理装置である。
図1に、本発明の実施形態に係る医療情報管理システム100の全体構成例を示す。図1に示すように、医療情報管理システム100は、病院A1〜Amのそれぞれに設置された医療機関端末1及び医療機関内レジスタ2と、データセンタに設置されたサーバ3と、薬局B1〜Bnのそれぞれに設置された薬局内レジスタ4及び薬局端末5と、を備えて構成されている。サーバ3は、通信ネットワークNを介して医療機関内レジスタ2及び薬局内レジスタ4と相互に通信可能に接続されている。通信ネットワークNは、専用線や既存の公衆回線、インターネット等を利用して構築された情報通信網である。医療機関内レジスタ2及び薬局内レジスタ4は、電子式金銭登録機、電子キャッシュレジスタ、ECR(Electronic Cash Register)等の売上データ処理装置である。
(医療機関端末1の構成)
医療機関端末1は、患者に対して行われた診療内容(処置内容や処方箋の内容等)の入力を受け付け、その患者が負担すべき金額等を算出し、入力及び算出結果に基づき診療/会計データを生成して医療機関内レジスタ2に送信する医療機関用の端末である。
医療機関端末1は、患者に対して行われた診療内容(処置内容や処方箋の内容等)の入力を受け付け、その患者が負担すべき金額等を算出し、入力及び算出結果に基づき診療/会計データを生成して医療機関内レジスタ2に送信する医療機関用の端末である。
図2に、医療機関端末1の機能構成例を示す。図2に示すように、医療機関端末1は、CPU11、入力部12、表示部13、印刷部14、RAM15、記憶部16、I/F17等を備えて構成され、各部はバス18により接続されている。
CPU11は、記憶部16に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM15内に展開し、該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU11は、記憶部16に記憶されている各種処理プログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述する診療情報登録処理を始めとする各種処理を実行することで、第4の制御手段として機能する。
入力部12は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された指示信号をCPU11に出力する。また、入力部12は、バーコードを読み取るバーコードリーダを備える。
表示部13は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成され、CPU11から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
印刷部14は、サーマルプリンタ(感熱式プリンタ)又はレーザプリンタ等であり、CPU11から入力される指示信号に従って、用紙に処方箋等の印刷を行う。
RAM15は、CPU11により記憶部16から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等を一時的に格納する。
記憶部16は、半導体の不揮発メモリやHDD(Hard Disc Drive)等により構成される。記憶部16は、CPU11で実行されるシステムプログラムや、各種処理を実行するためのプログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。プログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU11は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
また、記憶部16は、この医療機関端末1が設置されている病院に関する医療機関情報(医療機関コード、医療機関名、診療科コード、診療科名等)、疾病コード表、患者情報データベース161、診療情報データベース162等を格納している。
また、記憶部16は、この医療機関端末1が設置されている病院に関する医療機関情報(医療機関コード、医療機関名、診療科コード、診療科名等)、疾病コード表、患者情報データベース161、診療情報データベース162等を格納している。
患者情報データベース161は、来院した患者に関する患者情報を格納するためのデータベースである。患者情報データベース161には、例えば、患者を識別するための患者固有ID、患者名、生年月日、年齢、電話番号、保険区分、保険者番号、保険証記号、保険証番号等の患者情報が1レコードとして格納される。
診療情報データベース162は、患者に対して行った処置や処方箋についての情報や、これらから算出された患者負担金額等の会計情報を格納するためのデータベースである。診療情報データベース162には、例えば、患者固有ID、診療科コード、担当医師名、診療日、患者に行った処置の情報(例えば、患者に対して行った問診、注射、点滴、放射線撮影、各種検査の内容等)、処方箋情報(処方した医薬品の内容等)、患者負担金額、保険請求金額、問い合わせ番号等が1レコードとして格納される。
ここで、問い合わせ番号とは、処方箋(院外処方箋)1枚ごとに医療機関内レジスタ2において付与される処方箋識別情報である。
診療情報データベース162は、患者に対して行った処置や処方箋についての情報や、これらから算出された患者負担金額等の会計情報を格納するためのデータベースである。診療情報データベース162には、例えば、患者固有ID、診療科コード、担当医師名、診療日、患者に行った処置の情報(例えば、患者に対して行った問診、注射、点滴、放射線撮影、各種検査の内容等)、処方箋情報(処方した医薬品の内容等)、患者負担金額、保険請求金額、問い合わせ番号等が1レコードとして格納される。
ここで、問い合わせ番号とは、処方箋(院外処方箋)1枚ごとに医療機関内レジスタ2において付与される処方箋識別情報である。
I/F17は、医療機関内レジスタ2と接続し、データ送受信を行うためのインターフェースである。
(医療機関内レジスタ2の構成)
医療機関内レジスタ2は、処方箋を発行する医療機関に設置された医療機関用のキャッシュレジスタである。医療機関内レジスタ2は、医療機関端末1から送信された診療/会計データに基づいて会計処理を行うとともに、会計対象患者に対して発行された処方箋の問い合わせ番号を生成し、生成した問い合わせ番号と処方箋発行元の医療機関を示す発行元医療機関情報を含む処方箋発行データを生成してサーバ3に送信する。発行元医療機関情報とは、具体的には、当該医療機関内レジスタ2が設置されている医療機関の医療機関コード、医療機関名、診療科等である。
医療機関内レジスタ2は、処方箋を発行する医療機関に設置された医療機関用のキャッシュレジスタである。医療機関内レジスタ2は、医療機関端末1から送信された診療/会計データに基づいて会計処理を行うとともに、会計対象患者に対して発行された処方箋の問い合わせ番号を生成し、生成した問い合わせ番号と処方箋発行元の医療機関を示す発行元医療機関情報を含む処方箋発行データを生成してサーバ3に送信する。発行元医療機関情報とは、具体的には、当該医療機関内レジスタ2が設置されている医療機関の医療機関コード、医療機関名、診療科等である。
図3に、医療機関内レジスタ2の機能構成例を示す。図3に示すように、医療機関内レジスタ2は、CPU21、入力部22、表示部23、印刷部24、RAM25、記憶部26、I/F27、通信部28、ドロア29、ラベル印刷部201を備えて構成され、各部はバス202により接続されている。
CPU21は、記憶部26に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM25内に展開し、該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU21は、記憶部26に記憶されている各種処理プログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述する医療機関会計時処理を始めとする各種処理を実行することで、第1の制御手段として機能する。
入力部22は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたレジ用のキーボードを含む構成とし、各キー操作により入力された指示信号をCPU21に出力する。また、入力部22は、バーコードを読み取るバーコードリーダを備える。
表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成され、CPU21から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
印刷部24は、例えば、サーマルプリンタ(感熱式プリンタ)であり、レシート用、ジャーナル用のロール紙(感熱紙)を有し、CPU21から入力される指示信号に従って、各ロール紙に対して金額等のデータをプリントアウトする。
RAM25は、CPU21により記憶部26から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等を一時的に格納する。
記憶部26は、半導体の不揮発メモリ等により構成される。記憶部26は、CPU21で実行されるシステムプログラムや、各種処理を実行するためのプログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。プログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU21は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
I/F27は、医療機関端末1と接続し、データ送受信を行うためのインターフェースである。
通信部28は、モデム、ルータ等により構成され、通信ネットワークNを介してサーバ3等の外部機器とデータ送受信を行う。
ドロア29は、硬貨や紙幣等の現金を収納する引出しである。ドロア29は、CPU21の指示により、引出しが開けられる。
ラベル印刷部201は、バーコードラベルプリンタであり、CPU21から入力された問い合わせ番号を示すバーコードを生成し、ラベル上に印刷する。
(サーバ3の構成)
サーバ3は、医療機関内レジスタ2から送信された処方箋発行データ、薬局内レジスタ4から送信された処方箋受付データ(詳細後述)を受信して保存、管理する。また、サーバ3は、薬局内レジスタ4から処方箋受付データを受信した際に、処方箋の発行元の医療機関内レジスタ2に処方箋の受付通知情報を送信し、医療機関内レジスタ2から再来情報としての問い合わせ番号を受信した際にその問い合わせ番号の処方箋を受け付けた薬局内レジスタ4に再来通知情報を送信する。
サーバ3は、医療機関内レジスタ2から送信された処方箋発行データ、薬局内レジスタ4から送信された処方箋受付データ(詳細後述)を受信して保存、管理する。また、サーバ3は、薬局内レジスタ4から処方箋受付データを受信した際に、処方箋の発行元の医療機関内レジスタ2に処方箋の受付通知情報を送信し、医療機関内レジスタ2から再来情報としての問い合わせ番号を受信した際にその問い合わせ番号の処方箋を受け付けた薬局内レジスタ4に再来通知情報を送信する。
受付通知情報は、処方箋の発行元に薬局で処方箋が受け付けられたことを通知するための情報であり、例えば、受信した処方箋受付データに含まれる問い合わせ番号及び処方箋を受け付けた薬局(受付薬局)に関する受付薬局情報を含む。再来通知情報は、処方箋の受付薬局に、処方箋の発行元の医療機関に患者が再来したことを通知するための情報であり、例えば、問い合わせ番号及び読み出された処方箋発行データに含まれる発行元医療機関の情報を含む。
図4に、サーバ3の機能構成例を示す。図4に示すように、サーバ3は、CPU31、入力部32、表示部33、RAM34、記憶部35、通信部36等を備えて構成され、各部はバス37により接続されている。
CPU31は、記憶部35に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM34内に展開し、該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU31は、記憶部35に記憶されている各種処理プログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述する処方箋発行データ登録処理、処方箋受付データ登録処理を始めとする各種処理を実行することで、第3の制御手段として機能する。
入力部32は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された指示信号をCPU31に出力する。
表示部33は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成され、CPU31から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
RAM34は、CPU31により記憶部35から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等を一時的に格納する。
記憶部35は、半導体の不揮発メモリやHDD(Hard Disc Drive)等により構成される。記憶部35は、CPU31で実行されるシステムプログラムや、各種処理を実行するためのプログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。プログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU31は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
また、記憶部35は、医療機関マスタ351、処方箋発行/受付データベース352等を記憶している。
医療機関マスタ351は、各医療機関に関する情報を格納するデータベースである。図5に、医療機関マスタ351に格納されるレコードのデータ構成例を示す。図5に示すように、医療機関マスタ351には、医療機関コード、位置情報(所在地)、外来応需MAX件数、暗証番号、通知アドレス等が1レコードとして格納される。外来応需MAX件数とは、その医療機関で対応可能な最大の外来件数である。通知アドレスとは、サーバ3から医療機関に通知を行う際の通知先となるアドレスであり、例えば、医療機関のメールアドレスである。
医療機関マスタ351は、各医療機関に関する情報を格納するデータベースである。図5に、医療機関マスタ351に格納されるレコードのデータ構成例を示す。図5に示すように、医療機関マスタ351には、医療機関コード、位置情報(所在地)、外来応需MAX件数、暗証番号、通知アドレス等が1レコードとして格納される。外来応需MAX件数とは、その医療機関で対応可能な最大の外来件数である。通知アドレスとは、サーバ3から医療機関に通知を行う際の通知先となるアドレスであり、例えば、医療機関のメールアドレスである。
なお、本実施形態の医療情報管理システム100では、薬局についても医療機関として医療機関コードが付与されており、薬局に関する情報についても医療機関マスタ351で管理している。また、以下に述べる処方箋発行/受付データベース352においては、処方箋の発行元医療機関を「発行医療機関」、処方箋を受け付けた受付薬局を「受付医療機関」として管理している。
処方箋発行/受付データベース352は、処方箋の問い合わせ番号に関連付けて、その処方箋の発行元発行医療機関から送信された処方箋発行データ及びその処方箋を受け付けた受付薬局から送信された処方箋受付データを格納するデータベースである。
図6に、処方箋発行/受付データベース352に格納されるレコードのデータ構成例を示す。図6に示すように、処方箋発行/受付データベース352には、NO.1〜NO.109の項目のデータが1レコードとして格納される。
図6に示すNO.1〜NO.20(問い合わせ番号〜発行側データ有効期限)の項目のデータは、医療機関内レジスタ2から送信される処方箋発行データから取得されるデータである。NO.2の「統一患者コード」は、将来に医療機関間で統一の患者コードが付与されることになった場合に備えて用意された項目である。
図6に示すNO.21〜NO.109(発行側への通知日〜受付側患者固有ID)の項目のデータは、サーバ3が格納する通知日のデータと、薬局内レジスタ4から送信される処方箋受付データから取得されるデータである。1枚の処方箋は、分割調剤の指示があれば複数の薬局で調剤ができるため、1レコードに複数(ここでは、10)の薬局からの処方箋受付データが格納可能となっている。分割調剤とは、長期投与の薬品等について、処方箋に示された投与期間を分割して調剤することであり、調剤後、処方箋は患者に返されることになる。患者は、その処方箋をどこの薬局に持参しても調剤を受けられる。NO.28等の「分割調剤区分」は、分割調剤であるか否かを示す区分である。分割調剤区分「ON」は、分割調剤であることを示す。分割調剤区分「OFF」は、分割調剤ではないことを示す。
図6に示すNO.21等の「発行側への通知日」は、サーバ3において、処方箋の発行元医療機関にその処方箋がNO.23等の「受付医療機関名」で特定される受付医療機関(即ち薬局)で受け付けられたことを示す受付通知情報を送信した日を示すデータである。NO.22等の「受付側への通知日」は、サーバ3において、処方箋を受け付けた受付薬局に、その処方箋の発行元医療機関に患者が再来したことを示す再来通知情報を送信した日を示すデータである。
図4に戻り、通信部36は、ルータ等により構成され、通信ネットワークNを介して医療機関内レジスタ2、薬局内レジスタ4等の外部機器とデータ送受信を行う。
(薬局内レジスタ4の構成)
薬局内レジスタ4は、処方箋を受け付ける薬局用のキャッシュレジスタである。薬局内レジスタ4は、薬局端末5から受信した受付/会計データ(詳細後述)に基づいて会計処理を行うとともに、受付/会計データに基づいて、受け付けされた処方箋の問い合わせ番号と当該処方箋の受付薬局を示す受付薬局情報とを含む処方箋受付データを生成してサーバ3に送信する。受付薬局情報とは、具体的には、当該薬局内レジスタ4が設置されている薬局の医療機関コード、医療機関名等である。
薬局内レジスタ4は、処方箋を受け付ける薬局用のキャッシュレジスタである。薬局内レジスタ4は、薬局端末5から受信した受付/会計データ(詳細後述)に基づいて会計処理を行うとともに、受付/会計データに基づいて、受け付けされた処方箋の問い合わせ番号と当該処方箋の受付薬局を示す受付薬局情報とを含む処方箋受付データを生成してサーバ3に送信する。受付薬局情報とは、具体的には、当該薬局内レジスタ4が設置されている薬局の医療機関コード、医療機関名等である。
薬局内レジスタ4の構成は、図3に示す医療機関内レジスタ2の構成と略同様であるので、同様の構成部分には同列の符号を付し、その構成の図示は省略する。即ち、薬局内レジスタ4は、CPU41、入力部42、表示部43、印刷部44、RAM45、記憶部46、I/F47、通信部48、ドロア49を備えて構成され、各部はバス402により接続されている。なお、薬局内レジスタ4においては、ラベル印刷部は備えられていない。
CPU41は、記憶部46に記憶されているプログラムに従って、薬局会計時処理等の各種処理を実行することで、第2の制御手段として機能する。
記憶部46は、CPU41で実行されるシステムプログラムや、各種処理を実行するためのプログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。プログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU41は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
I/F47は、薬局端末5と接続し、データ送受信を行うためのインターフェースである。
その他の各構成部分については、医療機関内レジスタ2について説明したものと同様であるので説明を援用する。
記憶部46は、CPU41で実行されるシステムプログラムや、各種処理を実行するためのプログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。プログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU41は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
I/F47は、薬局端末5と接続し、データ送受信を行うためのインターフェースである。
その他の各構成部分については、医療機関内レジスタ2について説明したものと同様であるので説明を援用する。
(薬局端末5の構成)
薬局端末5は、受け付けられた処方箋に従って行われた調剤/投薬内容等の入力を受け付け、その患者が負担すべき金額等を算出し、入力及び算出結果に基づき受付/会計データを生成して薬局内レジスタ4に送信する薬局用の端末である。
薬局端末5は、受け付けられた処方箋に従って行われた調剤/投薬内容等の入力を受け付け、その患者が負担すべき金額等を算出し、入力及び算出結果に基づき受付/会計データを生成して薬局内レジスタ4に送信する薬局用の端末である。
薬局端末5の構成は、図2に示す医療機関端末1の構成と略同様であるので、同様の構成部分には同列の符号を付し、その構成の図示は省略する。即ち、薬局端末5は、CPU51、入力部52、表示部53、印刷部54、RAM55、記憶部56、I/F57等を備えて構成され、各部はバス58により接続されている。
CPU51は、記憶部56に記憶されているプログラムに従って、受付情報登録処理を始めとする各種処理を実行する。
記憶部56は、CPU51で実行されるシステムプログラムや、各種処理を実行するためのプログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。プログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で格納され、CPU51は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
また、記憶部56は、図示しないが、薬局端末5が設置されている薬局に関する薬局情報(医療機関コード、医療機関名等)、患者情報データベース561、投薬情報データベース562等を記憶している。
また、記憶部56は、図示しないが、薬局端末5が設置されている薬局に関する薬局情報(医療機関コード、医療機関名等)、患者情報データベース561、投薬情報データベース562等を記憶している。
患者情報データベース561は、処方箋が受け付けされた患者に関する患者情報を格納するためのデータベースである。患者情報データベース561には、例えば、患者を識別するための患者固有ID、患者名、生年月日、年齢、電話番号、保険区分、保険者番号、保険証記号、保険証番号等の患者情報が1レコードとして格納される。
投薬情報データベース562は、患者に対して調剤/投薬した医薬品についての情報や、これらから算出された患者負担金額等の会計情報を格納するためのデータベースである。投薬情報データベース562には、例えば、患者固有ID、担当薬剤師名、調剤日、患者に調剤/投薬した薬品の情報、患者負担金額、保険請求金額、問い合わせ番号等が1レコードとして格納される。
投薬情報データベース562は、患者に対して調剤/投薬した医薬品についての情報や、これらから算出された患者負担金額等の会計情報を格納するためのデータベースである。投薬情報データベース562には、例えば、患者固有ID、担当薬剤師名、調剤日、患者に調剤/投薬した薬品の情報、患者負担金額、保険請求金額、問い合わせ番号等が1レコードとして格納される。
I/F57は、薬局内レジスタ4と接続し、データ送受信を行うためのインターフェースである。
その他の各構成部分については、医療機関端末1について説明したものと同様であるので説明を援用する。
その他の各構成部分については、医療機関端末1について説明したものと同様であるので説明を援用する。
(医療情報管理システム100の動作)
次に、医療情報管理システム100の各装置における動作について説明する。
次に、医療情報管理システム100の各装置における動作について説明する。
〔患者が医療機関に来院した際の処理〕
まず、病院A1〜病院Amにおいて、患者が来院した際に医療情報管理システム100の各装置において実行される処理について説明する。
まず、病院A1〜病院Amにおいて、患者が来院した際に医療情報管理システム100の各装置において実行される処理について説明する。
図7に、患者が来院した際に入力部12からの入力に基づいて医療機関端末1において実行される診療情報登録処理のフローチャートを示す。当該処理は、CPU11と記憶部16に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、入力部12からの入力に基づいて、来院した患者が新規の患者か再来の患者かの判断が行われる(ステップS101)。例えば、入力部12により患者の氏名や診察券の患者固有ID等が入力されると、入力された条件で患者情報データベース161の検索が行われる。検索の結果、入力された条件と一致する情報が患者情報データベース161に存在した場合、来院した患者が再来であると判断される。
来院した患者が新規であると判断された場合(ステップS101;新規)、患者情報の登録が行われる(ステップS102)。例えば、表示部13に患者情報登録画面(図示せず)が表示され、当該画面上から入力部12により患者情報が入力されると、新たな患者固有IDが付与され、入力された患者情報が患者情報データベース161に登録される。
患者に対して医師の診療が行われ、入力部12により診療結果(処置の情報や処方箋情報)が入力されると(ステップS108)、入力された診療結果に基づいて患者負担金額や保険請求金額が計算され(ステップS109)、入力された診療結果、及び計算された患者負担金額及び保険請求金額等の会計情報が診療情報データベース162に登録(記憶)される(ステップS110)。なお、患者が複数の診療科を受診した場合には、診療科毎に診療結果が入力され、診療情報データベース162に登録される。
また、入力された診療結果に基づいて、印刷部24により処方箋が印刷される(ステップS111)。患者が複数の診療科を受診した場合、診療科毎に処方箋が印刷される。印刷された処方箋は、受付担当等により会計担当に渡される。
また、入力された診療結果、計算された会計情報、及び患者情報データベース161に記憶されている患者情報に基づいて、所定フォーマットの診療/会計データが作成され、I/F17を介して医療機関内レジスタ2に送信される(ステップS112)。複数の診療科を受診した場合には、複数の診療/会計データが作成され、医療機関内レジスタ2に送信される。
また、入力された診療結果、計算された会計情報、及び患者情報データベース161に記憶されている患者情報に基づいて、所定フォーマットの診療/会計データが作成され、I/F17を介して医療機関内レジスタ2に送信される(ステップS112)。複数の診療科を受診した場合には、複数の診療/会計データが作成され、医療機関内レジスタ2に送信される。
図8に、図7のステップS112において医療機関端末1から医療機関内レジスタ2に送信される診療/会計データのデータ構成例を示す。図8に示すように、診療/会計データには、診療を行った(即ち、医療機関端末1が設置されている)医療機関や診療科を示す情報(NO.2〜NO.5)、患者情報(NO.6〜NO.14)、疾病コード(NO.15)、医療機関受付日(NO.16(当日の日付))、外部医療機関連携区分(NO.17)、データ有効期限(NO.18)、患者負担金額(NO.19〜NO.33)等が含まれる。なお、外部医療機関連携区分(NO.17)、データ有効期限(NO.18)には、予め定められた値が格納される。外部医療機関連携区分は、上述のように、サーバ3からの処方箋の受付通知情報を必要とする場合はON、必要としない場合はOFFが設定される。データ有効期限(NO.18)は、サーバ3からの受付通知情報を必要とする期間が設定される。
図7に戻り、診療/会計データの送信後、処理は医療機関内レジスタ2からの問い合わせ番号の受信待ち状態となる(ステップS113)。なお、この間、別の患者についての診療情報登録処理を行うことも可能である。医療機関内レジスタ2においては、図11に示す医療機関会計時処理のステップS228において、医療機関端末1から送信された診療/会計データに基づいて問い合わせ番号が生成され、医療機関端末1に送信される。
I/F17により医療機関内レジスタ2から送信された問い合わせ番号が受信されると(ステップS113;YES)、受信された問い合わせ番号がステップS110で登録されたレコードに書き込まれて保存され(ステップS114)、診療情報作成処理は終了する。
一方、ステップS101において、来院した患者が再来であると判断されると(ステップS101;再来)、診療情報データベース162において、前回来院時の当該患者の診療/会計データに対応する問い合わせ番号が検索される(ステップS103)。具体的には、診療情報データベース162において、来院した患者の患者情報を含むレコードであって、診療日が直近のレコードの問い合わせ番号が検索される。
次いで、検索された問い合わせ番号が再来情報としてI/F17を介して医療機関内レジスタ2に送信される(ステップS104)。そして、処理は医療機関内レジスタ2からの再来通知送信結果の受信待ち状態となる(ステップS105)。
医療機関内レジスタ2においては、医療機関端末1から再来情報としての問い合わせ番号が受信されると、図9に示す再来情報転送処理が実行され、再来情報としての問い合わせ番号がサーバ3に転送される(ステップS201)。
サーバ3においては、医療機関内レジスタ2から再来情報としての問い合わせ番号が送信されると、図13に示す再来通知送信処理(詳細後述)が実行され、問い合わせ番号に対応する処方箋を受け付けた受付薬局に、処方箋の発行元医療機関へ患者が再来したことを示す再来通知情報が送信される。そして、再来通知送信結果が医療機関内レジスタ2に返信される。医療機関内レジスタ2においては、サーバ3から再来通知送信結果が受信されると、図10に示す再来通知送信結果転送処理が実行され、受信された再来通知送信結果が医療機関端末1に転送される(ステップS211)。再来通知送信結果には、問い合わせ番号及び通知先の薬局を特定する情報等が含まれる。
図7に戻り、医療機関端末1において、I/F17により医療機関内レジスタ2から送信された再来通知送信結果が受信されると(ステップS105;YES)、受信された再来通知送信結果が診療情報データベース162の対応する問い合わせ番号のレコードに書き込まれる(ステップ106)。ステップS103において検索された全ての問い合わせ番号についてステップS104〜S106の処理が終了したか否かが判断され、終了していないと判断されると(ステップS107;NO)、処理はステップS104に戻る。検索された全ての問い合わせ番号についてステップS104〜S106の処理が終了したと判断されると(ステップS107;YES)、処理はステップS108に移行する。
ステップS108以降の処理は、新規の患者について説明したものと同様であるので説明を援用する。
ステップS108以降の処理は、新規の患者について説明したものと同様であるので説明を援用する。
図11に、医療機関端末1から送信された診療/会計データに基づいて医療機関内レジスタ2において実行される医療機関会計時処理のフローチャートを示す。医療会計時処理は、CPU21と記憶部26に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
I/F27を介して医療機関端末1から送信された診療/会計データが受信されると、受信された診療/会計データが記憶部26に記憶される(ステップS221)。表示部23には、記憶部26に記憶されている未処理の診療/会計データに含まれる患者情報の一覧が表示されており、受信された診療/会計データの患者情報が一覧に追加される(ステップS222)。
入力部22により患者情報の一覧の中から会計対象患者が選択されると(ステップS223)、入力部22からの入力に応じて、診療/会計データに基づき会計処理が実行される。即ち、入力部22の操作に応じて、売上明細の追加情報が入力され(ステップS224)、入力部22による合計金額の算出の指示に応じて、診療/会計データ及び追加情報に基づいて合計金額及び税金が計算される(ステップS225)。また、入力部22による預かり金額の入力に応じて、つり銭金額の計算が行われる(ステップS226)。そして、印刷部24によりレシートが印刷、発行される(ステップS227)。
次いで、選択された患者に対して発行された処方箋の問い合わせ番号が生成される(ステップS228)。問い合わせ番号は、上述のように、サーバ3において処方箋発行データや処方箋受付データを管理するために、院外処方箋1枚に対して発行される処方箋識別情報である。そのため、医療情報管理システム100内で重複することがないように、例えば、「レジスタ番号+日付+シーケンシャル番号+患者生年月日」等の予め定められたルールに従って作成される。
生成された問い合わせ番号は、I/F27により医療機関端末1に通知される(ステップS229)。問い合わせ番号が通知される際には、対応する診療/会計データが特定できるように、例えば、患者固有IDや診療科等の情報も併せて送信される。
また、ラベル印刷部201により問い合わせ番号を示すバーコードが生成され、ラベル上に印刷される(ステップS230)。問い合わせ番号のバーコードが印刷されたラベルは、会計担当者により処方箋に貼付され、この処方箋が患者に渡される。なお、問い合わせ番号のラベルは、おくすり手帳等に貼付するようにしてもよい。
また、生成された問い合わせ番号と対象患者の診療/会計データ及び会計時間が埋め込まれた処方箋発行データが生成され、通信部28によりサーバ3に送信される(ステップS231)。サーバ3においては、通信部36を介して医療機関内レジスタ2から処方箋発行データが受信されると、図12に示す処方箋発行データ登録処理が実行され、処方箋発行/受付データベース352に処方箋発行データが登録される。登録後、処方箋発行データの登録が完了した旨を示す登録完了通知が送信元の医療機関内レジスタ2に送信される。
サーバ3からの登録完了通知が通信部28により受信されると(ステップS232)、会計時処理は終了する。
次に、上述の図11のステップS231において医療機関内レジスタ2から送信された処方箋発行データがサーバ3の通信部36により受信された際に、サーバ3において実行される処方箋発行データ登録処理について説明する。図12に、処方箋発行データ登録処理のフローチャートを示す。処方箋発行データ登録処理は、CPU31と記憶部35に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、医療機関内レジスタ2から送信された処方箋発行データが処方箋発行/受付データベース352に登録される(ステップS301)。上述のように、処方箋発行データは、図8に示す診療/会計データと問い合わせ番号及び会計時間により構成されている。ステップS301においては、処方箋発行/受付データベース352に新規レコードが追加され、図6に示す処方箋発行/受付データベース352のNO.1〜NO.20の発行側医療機関に関する項目に、受信された処方箋発行データの対応する項目のデータが格納される。
処方箋発行データの処方箋発行/受付データベース352への登録が完了すると、通信部36により送信元の医療機関内レジスタ2に登録完了通知が送信され(ステップS302)、処方箋発行データ登録処理は終了する。
次に、上述の図9のステップS201において医療機関内レジスタ2から転送された、再来情報としての問い合わせ番号が通信部36により受信された際に、サーバ3において実行される再来通知送信処理について説明する。図13に、再来通知送信処理のフローチャートを示す。再来通知送信処理は、CPU31と記憶部35に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、受信された問い合わせ番号と一致する問い合わせ番号を有するレコードが処方箋発行/受付データベース352から検索され、検索されたレコードに含まれる処方箋発行データ及び各薬局の処方箋受付データがそれぞれRAM34に読み出される(ステップS311)。即ち、受信された問い合わせ番号の処方箋を発行した発行元医療機関の処方箋発行データ及び受け付けた受付薬局の処方箋受付データが読み出される。
次いで、読み出された処方箋受付データにおいて、「データ有効期限」が経過していない処方箋受付データに含まれる受付医療機関コードが取得される(ステップS312)。
次いで、取得された受付医療機関コードと一致する医療機関コードを有するレコードが医療機関マスタ351から検索され、検索されたレコードに含まれる「通知アドレス」が取得され(ステップS313)、通信部36により、取得された通知アドレスに、問い合わせ番号及び読み出された処方箋発行データに含まれる発行元医療機関情報を含む再来通知情報が送信される(ステップS314)。ここで、通知アドレスは、受付医療機関の薬局端末5のメールアドレス等であり、再来通知情報は、受付医療機関の薬局内レジスタ4を介して薬局端末5に送信される。
そして、処方箋発行/受付データベース352において、受信された問い合わせ番号と一致する問い合わせ番号を有するレコードの、ステップS312で取得された受付医療機関コードに対応する「受付側への通知日」が本日の日付に更新され(ステップS315)、再来通知情報の送信完了を示す再来通知送信結果が問い合わせ番号の送信元の医療機関内レジスタ2に送信され(ステップS316)、再来通知送信処理は終了する。
薬局内レジスタ4においては、サーバ3から送信された再来通知情報が通信部48により受信されると、図14に示す再来通知転送処理が実行され、サーバ3から送信された再来通知情報がI/F47を介して薬局端末5に転送される(ステップS401)。
薬局端末5においては、薬局内レジスタ4から送信された再来通知情報がI/F57により受信されると、図15に示す再来通知情報保存処理が実行される。再来通知情報保存処理においては、受信された再来通知情報に含まれる問い合わせ番号と問い合わせ番号が一致するレコードが投薬情報データベース562において検索され(ステップS501)、検索されたレコードに再来通知情報の内容が追加され保存される(ステップS502)。
〔患者が薬局に処方箋を提出した際の処理〕
次に、薬局B1〜薬局Bnにおいて、院外処方箋を受け付けた際に医療情報管理システム100において実行される処理について説明する。
次に、薬局B1〜薬局Bnにおいて、院外処方箋を受け付けた際に医療情報管理システム100において実行される処理について説明する。
図16に、入力部52からの入力に基づいて薬局端末5において実行される受付情報登録処理のフローチャートを示す。当該処理は、CPU51と記憶部56に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、処方箋の受付登録が行われる(ステップS511)。具体的には、表示部53に受付登録画面(図示せず)が表示され、受付登録画面に従って、入力部52により患者が持参した処方箋に貼付された問い合わせ番号の入力、分割調剤であるか否かを示す区分の入力、および患者情報の入力等が行われる。患者情報データベース561に患者情報が登録されていない新規患者の場合は、患者固有IDの発行及び患者情報データベース561への患者情報の登録が行われる。入力された問い合わせ番号、患者情報及び分割調剤であるか否かを示す区分は投薬情報データベース562に登録され、新たなレコードとして書き込まれる。
患者に対して薬剤師による調剤/投薬行為が行われ、入力部52により調剤/投薬結果(調剤/投薬した薬の内容)が入力されると(ステップS512)、入力された調剤/投薬結果に基づいて患者負担金額や保険請求金額等の会計情報が計算され(ステップS513)、入力された調剤/投薬結果、計算された患者負担金額及び保険請求金額等の会計情報が投薬情報データベース562に登録(記憶)される(ステップS514)。また、問い合わせ番号、算出された患者負担金額や保険請求金額及び記憶部56に記憶されている薬局情報に基づいて、所定フォーマットの受付/会計データが作成され、I/F57を介して薬局内レジスタ4に送信される(ステップS515)。ステップS516において薬局端末5から薬局内レジスタ4に送信される受付/会計データには、問い合わせ番号、薬局端末5が設置されている薬局(即ち、処方箋を受け付けた受付薬局)の医療機関コード、医療機関名、受付日、データ有効期限、分割調剤区分、患者固有ID、算出された患者負担金額や保険請求金額等の会計情報が含まれる。
受付/会計データの送信後、処理は薬局内レジスタ4からの登録完了通知又は警告通知の受信待ち状態となる(ステップS516)。この間、別の患者についての受付情報登録処理を行うことも可能である。
薬局内レジスタ4においては、図17に示す薬局会計時処理において、薬局端末5から受信された受付/会計データに基づいて処方箋受付データが生成され、サーバ3に送信される。サーバ3においては、図18に示す処方箋受付データ登録処理において、薬局内レジスタ4から送信された処方箋受付データが処方箋発行/受付データベース352に登録され、登録完了通知が薬局内レジスタ4に返信される。登録完了通知は、受け付けた処方箋についての処方箋受付データの登録がサーバ3において完了したこと示す通知であり、少なくとも問い合わせ番号が含まれる。なお、受信した処方箋受付データに含まれる分割調剤区分がONでないにもかかわらず、既にサーバ3の処方箋発行/受付データベース352の問い合わせ番号が一致するレコードに処方箋受付データ(受付側医療機関の情報等)が格納されている場合、警告通知が返信される。警告通知は、既にどこかの薬局(当該薬局も含む)で同一の処方箋の受付が行われており、処方箋受付の重複が生じていることを示す警告(問い合わせ番号、既に受付済みの受付薬局の情報を含む)の通知である。
薬局内レジスタ4においては、図17に示す薬局会計時処理において、薬局端末5から受信された受付/会計データに基づいて処方箋受付データが生成され、サーバ3に送信される。サーバ3においては、図18に示す処方箋受付データ登録処理において、薬局内レジスタ4から送信された処方箋受付データが処方箋発行/受付データベース352に登録され、登録完了通知が薬局内レジスタ4に返信される。登録完了通知は、受け付けた処方箋についての処方箋受付データの登録がサーバ3において完了したこと示す通知であり、少なくとも問い合わせ番号が含まれる。なお、受信した処方箋受付データに含まれる分割調剤区分がONでないにもかかわらず、既にサーバ3の処方箋発行/受付データベース352の問い合わせ番号が一致するレコードに処方箋受付データ(受付側医療機関の情報等)が格納されている場合、警告通知が返信される。警告通知は、既にどこかの薬局(当該薬局も含む)で同一の処方箋の受付が行われており、処方箋受付の重複が生じていることを示す警告(問い合わせ番号、既に受付済みの受付薬局の情報を含む)の通知である。
薬局内レジスタ4から登録完了通知又は警告通知が受信されると(ステップS516;YES)、投薬情報データベース562の対応する問い合わせ番号のレコードに、受付された登録完了通知又は警告通知が書き込まれ、保存される(ステップS517)。そして、受付情報登録処理は終了する。
図17に、薬局端末5から受信された受付/会計データに基づいて薬局内レジスタ4において実行される薬局会計時処理のフローチャートを示す。薬局会計時処理は、CPU41と記憶部46に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
I/F47を介して薬局端末5から送信された受付/会計データが受信されると、受信された受付/会計データが記憶部46に記憶される(ステップS411)。表示部43には、記憶部46に記憶されている未処理の受付/会計データに含まれる患者情報の一覧が表示されており、受信された受付/会計データの患者情報が一覧に追加される(ステップS412)。
患者情報の一覧の中から会計対象患者が選択されると(ステップS413)、対象患者の受付/会計データ及び会計時間が埋め込まれた処方箋受付データが生成され、通信部48によりサーバ3に送信される(ステップS414)。
通信部48によりサーバ3からの登録完了通知が受信されると(ステップS415;YES)、受信された登録完了通知がI/F47を介して薬局端末5に送信され(ステップS416)、会計処理が実行される。即ち、入力部42の操作に応じて売上明細の追加情報が入力され(ステップS417)、入力部42による合計金額の算出の指示に応じて合計金額及び税金が計算される(ステップS418)。また、入力部42による預かり金額の入力に応じて、つり銭金額の計算が行われる(ステップS419)。そして、印刷部44によりレシートが発行され(ステップS420)、薬局会計時処理は終了する。
一方、サーバ3からの警告通知が通信部48により受信されると(ステップS415;NO、ステップS421;YES)、警告通知の内容に応じて、表示部43に「その問い合わせ番号の処方箋は他の薬局で既に受付済みです」又は「その問い合わせ番号の処方箋は医療機関では発行されていません」等の警告メッセージが表示される(ステップS422)。ここで受信される警告通知は、薬局内レジスタ4から送信した処方箋受付データに対応する処方箋発行データがサーバ3に存在しない(即ち、受け付けた処方箋が医療機関で正規に発行されたものでない)旨を示す警告通知(問い合わせ番号を含む)、又は、処方箋受付の重複が生じていることを示す警告(問い合わせ番号、受け付け済みの薬局の情報を含む)の通知である。
受信された警告が処方箋受付の重複が生じていることを示す警告である場合、I/F47を介して警告通知が薬局端末5に送信され(ステップS423)、薬局会計時処理は終了する。
次に、上述の図17のステップS414において薬局内レジスタ4から送信された処方箋受付データがサーバ3の通信部36により受信された際に、サーバ3において実行される処方箋受付データ登録処理について説明する。図18に、処方箋受付データ登録処理のフローチャートを示す。処方箋受付データ登録処理は、CPU31と記憶部35に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、受信された処方箋受付データの問い合わせ番号と一致する問い合わせ番号を有するレコードの検索が処方箋発行/受付データベース352において行われる(ステップS320)。検索の結果、処方箋受付データの問い合わせ番号と一致する問い合わせ番号を有するレコードが処方箋発行/受付データベース352に存在した場合(ステップS321;YES)、検索されたレコードに既に処方箋受付データが格納されているか否かが判断される(ステップS322)。
検索されたレコードに、まだ処方箋受付データが格納されていないと判断されると(ステップS322;NO)、処理はステップS324に移行する。検索されたレコードに、既に処方箋受付データが格納されていると判断されると(ステップS322;YES)、受信された処方箋受付データの分割調剤区分が参照される。分割調剤区分がONであると判断されると(ステップS323;NO)、処理はステップS324に移行する。
ステップS324においては、検索されたレコードに、受信された処方箋受付データの所定項目のデータが書き込まれ、処方箋発行/受付データベース352が更新される(ステップS324)。
次いで、処方箋受付データが書き込まれたレコードの発行医療機関外部連携区分及び発行側データ有効期限が参照され、発行医療機関外部連携区分がONであり、かつ発行側データ有効期限が経過していないか否かが判断される(ステップS325)。処方箋受付データが書き込まれたレコードの発行医療機関外部連携区分がONでないか又は発行側データ有効期限が経過していると判断された場合(ステップS325;NO)、処理はステップS330に移行する。
処方箋受付データが書き込まれたレコードの発行医療機関外部連携区分がONであり、かつ発行側データ有効期限が経過していないと判断された場合(ステップS325;YES)、そのレコードに含まれる発行医療機関コードが取得される(ステップS326)。
次いで、取得された医療機関コードと一致する医療機関コードを有するレコードが医療機関マスタから検索され、検索されたレコードに含まれる「通知アドレス」が取得され(ステップS327)、通信部36により、取得された通知アドレスに問い合わせ番号及び受信した処方箋受付データに含まれる受付薬局情報を含む受付通知情報が送信される(ステップS328)。ここで、通知アドレスは、発行医療機関の医療機関端末1のメールアドレス等であり、受付通知情報は、発行医療機関の医療機関内レジスタ2を介して医療機関端末1に送信される。そして、処方箋受付データが書き込まれたレコードの「発行側への通知日」が本日の日付に更新され(ステップS329)、処理はステップS330に移行する。
次いで、取得された医療機関コードと一致する医療機関コードを有するレコードが医療機関マスタから検索され、検索されたレコードに含まれる「通知アドレス」が取得され(ステップS327)、通信部36により、取得された通知アドレスに問い合わせ番号及び受信した処方箋受付データに含まれる受付薬局情報を含む受付通知情報が送信される(ステップS328)。ここで、通知アドレスは、発行医療機関の医療機関端末1のメールアドレス等であり、受付通知情報は、発行医療機関の医療機関内レジスタ2を介して医療機関端末1に送信される。そして、処方箋受付データが書き込まれたレコードの「発行側への通知日」が本日の日付に更新され(ステップS329)、処理はステップS330に移行する。
ステップS330においては、処方箋受付データの登録が完了した旨を示す通知が通信部36により送信元の薬局内レジスタ4に送信され(ステップS330)、処方箋受付データ登録処理は終了する。登録完了通知には、問い合わせ番号、受付側患者固有ID等が含まれる。
一方、ステップS323において、受信された処方箋受付データの分割調剤区分がOFFであると判断されると(ステップS323;YES)、既に同じ問い合わせ番号の処方箋受付データが登録されている、即ち、同じ処方箋が受け付けられていることを示す警告通知が通信部36を介して送信元の薬局内レジスタ4に送信される(ステップS331)。そして、重複受付を示すエラー情報(問い合わせ番号、受付医療機関コード、受付日等)が記憶部35に記憶され(ステップS332)、処方箋受付データ登録処理は終了する。
一方、ステップS321において、検索の結果処方箋受付データの問い合わせ番号と一致する問い合わせ番号を有するレコードが処方箋発行/受付データベース352に存在しなかった場合(ステップS321;NO)、受信された処方箋受付データに対応する処方箋発行データが存在しない旨の警告通知が通信部36を介して送信元の薬局内レジスタ4に送信され(ステップS333)、処方箋受付データ登録処理は終了する。
医療機関内レジスタ2においては、サーバ3から送信された受付通知情報が通信部28 により受信されると、図19に示す受付通知転送処理が実行され、サーバ3から受信された受付通知情報がI/F27を介して医療機関端末1に転送される(ステップS241)。
医療機関端末1においては、医療機関内レジスタ2から送信された受付通知情報がI/F17により受信されると、図20に示す受付通知情報保存処理が実行される。受付通知情報保存処理においては、受信された受付通知情報に含まれる問い合わせ番号と問い合わせ番号が一致するレコードが診療情報データベース162において検索され(ステップS121)、検索されたレコードに受付通知情報の内容が追加され保存される(ステップS122)。
以上説明したように、医療機関内レジスタ2のCPU21は、患者の会計時に、当該患者に対して発行された処方箋の問い合わせ番号と処方箋の発行元医療機関を示す発行元医療機関情報とを含む処方箋発行データを生成し、この生成された処方箋発行データを通信部28によりサーバ3に送信する。
薬局内レジスタ4のCPU41は、患者の会計時に、当該患者について受け付けされた処方箋の問い合わせ番号と当該処方箋の受付薬局を示す受付薬局情報を含む処方箋受付データを生成し、この処方箋受付データを通信部48によりサーバ3に送信する。
サーバ3のCPU31は、医療機関内レジスタ2からの処方箋発行データと薬局内レジスタ4からの処方箋受付データとを問い合わせ番号により関連付けて処方箋発行/受付データベース352に保存する。また、サーバ3のCPU31は、薬局内レジスタ4からの処方箋受付データの受信時に、当該処方箋受付データに含まれている問い合わせ番号に対応する処方箋発行データを処方箋発行/受付データベース352から検索し、当該検索された処方箋発行データに対応する医療機関のアドレスに、受信された処方箋受付データに含まれている受付薬局情報を通知する。
薬局内レジスタ4のCPU41は、患者の会計時に、当該患者について受け付けされた処方箋の問い合わせ番号と当該処方箋の受付薬局を示す受付薬局情報を含む処方箋受付データを生成し、この処方箋受付データを通信部48によりサーバ3に送信する。
サーバ3のCPU31は、医療機関内レジスタ2からの処方箋発行データと薬局内レジスタ4からの処方箋受付データとを問い合わせ番号により関連付けて処方箋発行/受付データベース352に保存する。また、サーバ3のCPU31は、薬局内レジスタ4からの処方箋受付データの受信時に、当該処方箋受付データに含まれている問い合わせ番号に対応する処方箋発行データを処方箋発行/受付データベース352から検索し、当該検索された処方箋発行データに対応する医療機関のアドレスに、受信された処方箋受付データに含まれている受付薬局情報を通知する。
従って、医療機関側で、処方箋を発行した患者が調剤/投薬を受けた薬局を特定することが可能となる。
また、医療機関端末1は、医療機関内レジスタ2で生成された問い合わせ番号を当該診療/会計データと対応付けて診療情報データベース162に記憶し、患者の再来時に、前回の来院時の診療/会計データに対応付けて記憶されている問い合わせ番号を診療情報データベース162から検索し、当該検索された問い合わせ番号をI/F17を介して医療機関内レジスタ2に送信する。医療機関内レジスタ2は、医療機関端末1から送信された問い合わせ番号を通信部28を介してサーバ3に転送する。サーバ3のCPU31は、医療機関内レジスタ2から送信された問い合わせ番号に対応する処方箋発行データ及び処方箋受付データを処方箋発行/受付データベース352から検索し、当該検索された処方箋受付データに対応する受付薬局のアドレスに、当該問い合わせ番号に対応する処方箋発行データに含まれる発行元医療機関情報を通知する。
従って、薬局側で、処方箋を受け付けて調剤/投薬を行った患者が処方箋を発行した医療機関で再度受診したことを知ることが可能となる。
また、処方箋受付データは、分割調剤であるか否かを示す区分を含んでおり、サーバ3のCPU31は、薬局内レジスタ4から送信された処方箋受付データに分割調剤ではないことを示す区分が含まれており、かつ、処方箋発行/受付データベース352において、当該処方箋受付データに含まれる問い合わせ番号に関連付けて既に別の処方箋受付データが記憶されている場合に、既に同一の処方箋が受け付けられていることを示す警告を処方箋受付データの送信元である薬局内レジスタ4に通知する。従って、同一の処方箋が既に受け付けられており、重複した調剤/投薬となることを薬局側で知ることが可能となる。
薬局内レジスタ4から送信された処方箋受付データに対応する処方箋発行データが処方箋発行/受付データベース352に存在しない場合に、当該処方箋受付データに対応する処方箋発行データが存在しないことを示す警告を処方箋受付データの送信元である薬局内レジスタ4に通知する。従って、薬局側で受け付けた処方箋が医療機関の発行したものでない場合に、薬局側でその旨を知ることができる。
また、医療機関内レジスタ2は、問い合わせ番号を示すラベルを印刷するラベルプリンタを備えているので、処方箋等に問い合わせ番号のラベルを貼付して、問い合わせ番号を明示することができる。
また、サーバ3の処方箋発行/受付データベース352に蓄積されるデータにより、医療機関別の受け付け患者数を把握することができるので、医療機関別に医療機関マスタ351に登録されている応需対応最大MAX件数と受け付け患者数とを比較することで、医療機関の外来患者対応許容能力を判定することができる。
また、患者が処方箋発行/受付データベース352にアクセスできるようにすれば、患者が処方箋発行/受付データベース352上の処方箋受付の記録と「おくすり手帳」の記録とを照合して記載漏れをなくすことができる。また、不当な記録が処方箋発行/受付データベース352上にないか患者自身が監査することができる。
また、医療費を負担する保険者側が処方箋発行/受付データベース352にアクセスできるようにすれば、保険者が医療費請求と照らし合わせて被保険者の実診療日数の検証を行うことが可能となる。
医療機関マスタ351及び処方箋発行/受付データベース352に蓄積されているデータにより、患者を匿名として地区別医療機関別に患者の病名集計が可能となるので、法定伝染病等の発生、感染状況等をリアルタイムに集計することができる。
なお、上記実施形態における記述内容は、本発明に係る医療情報管理システム100の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、ラベルプリンタにより問い合わせ番号に対応するバーコードを印刷することとして説明したが、問い合わせ番号を示すものであれば、バーコードに限定されない。
例えば、上記実施形態においては、ラベルプリンタにより問い合わせ番号に対応するバーコードを印刷することとして説明したが、問い合わせ番号を示すものであれば、バーコードに限定されない。
また、上記実施形態においては、診療/会計データに問い合わせ番号、会計時間を追加したものを処方箋発行データ、受付/会計データに会計時間を追加したものを処方箋受付データとしてサーバ3に送信することとしたが、処方箋発行データは、少なくとも問い合わせ番号、発行元医療機関情報を含んでいれば良く、また、処方箋受付データは問い合わせ番号、受付薬局情報を含んでいれば良く、実施形態に示したデータ形式に限定されない。
その他、医療情報管理システム100を構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
100 医療情報管理システム
1 医療機関端末
11 CPU
12 入力部
13 表示部
14 印刷部
15 RAM
16 記憶部
161 患者情報データベース
162 診療情報データベース
17 I/F
18 バス
2 医療機関内レジスタ
21 CPU
22 入力部
23 表示部
24 印刷部
25 RAM
26 記憶部
27 I/F
28 通信部
29 ドロア
201 ラベル印刷部
202 バス
3 サーバ
31 CPU
32 入力部
33 表示部
34 RAM
35 記憶部
351 医療機関マスタ
352 処方箋発行/受付データベース
36 通信部
37 バス
4 薬局内レジスタ
41 CPU
42 入力部
43 表示部
44 印刷部
45 RAM
46 記憶部
47 I/F
48 通信部
49 ドロア
402 バス
5 薬局端末
51 CPU
52 入力部
53 表示部
54 印刷部
55 RAM
56 記憶部
561 患者情報データベース
562 投薬情報データベース
57 I/F
58 バス
1 医療機関端末
11 CPU
12 入力部
13 表示部
14 印刷部
15 RAM
16 記憶部
161 患者情報データベース
162 診療情報データベース
17 I/F
18 バス
2 医療機関内レジスタ
21 CPU
22 入力部
23 表示部
24 印刷部
25 RAM
26 記憶部
27 I/F
28 通信部
29 ドロア
201 ラベル印刷部
202 バス
3 サーバ
31 CPU
32 入力部
33 表示部
34 RAM
35 記憶部
351 医療機関マスタ
352 処方箋発行/受付データベース
36 通信部
37 バス
4 薬局内レジスタ
41 CPU
42 入力部
43 表示部
44 印刷部
45 RAM
46 記憶部
47 I/F
48 通信部
49 ドロア
402 バス
5 薬局端末
51 CPU
52 入力部
53 表示部
54 印刷部
55 RAM
56 記憶部
561 患者情報データベース
562 投薬情報データベース
57 I/F
58 バス
Claims (5)
- 処方箋を発行する医療機関用のキャッシュレジスタと、前記処方箋を受け付ける薬局用のキャッシュレジスタと、前記医療機関用のキャッシュレジスタおよび前記薬局用のキャッシュレジスタに通信ネットワークを介して相互に通信可能に接続されたサーバと、を備える医療情報管理システムであって、
前記医療機関用のキャッシュレジスタは、
患者の会計時に、当該患者に対して発行された処方箋の処方箋識別情報と前記処方箋の発行元医療機関を示す発行元医療機関情報とを含む処方箋発行データを生成し、この生成された処方箋発行データを前記サーバに送信する第1の制御手段を備え、
前記薬局用のキャッシュレジスタは、
前記患者の会計時に、前記患者について受け付けされた処方箋の処方箋識別情報と当該処方箋の受付薬局を示す受付薬局情報を含む処方箋受付データを生成し、この処方箋受付データを前記サーバに送信する第2の制御手段を備え、
前記サーバは、
前記医療機関用のキャッシュレジスタからの処方箋発行データと前記薬局用のキャッシュレジスタからの処方箋受付データとを前記処方箋識別情報により関連付けて記憶する記憶手段と、
前記薬局用のキャッシュレジスタからの処方箋受付データの受信時に、当該処方箋受付データに含まれている処方箋識別情報に対応する処方箋発行データを前記記憶手段から検索し、当該検索された処方箋発行データに対応する医療機関のアドレスに、前記受信された処方箋受付データに含まれている受付薬局情報を通知する第3の制御手段と、
を備える医療情報管理システム。 - 前記医療機関用のキャッシュレジスタは、患者の処方箋情報を含む診療/会計データを生成する医療機関用の端末に相互に通信可能に接続され、前記第1の制御手段は、前記生成した処方箋識別情報を前記医療機関用の端末に通知し、
前記医療機関用の端末は、
前記医療機関用のキャッシュレジスタから通知された処方箋識別情報を前記診療/会計データに対応付けて記憶する診療情報記憶手段と、
患者の再来時に、前回の来院時の診療/会計データに対応付けて記憶されている処方箋識別情報を前記診療情報記憶手段から検索し、当該検索された処方箋識別情報を前記医療機関用のキャッシュレジスタに送信する第4の制御手段を備え、
前記第1の制御手段は、前記医療機関の端末から送信された処方箋識別情報を前記サーバに転送し、
前記第3の制御手段は、前記医療機関用のキャッシュレジスタから送信された処方箋識別情報に対応する処方箋発行データ及び処方箋受付データを前記記憶手段から検索し、当該検索された処方箋受付データに対応する受付薬局のアドレスに、当該処方箋識別情報に対応する処方箋発行データに含まれる発行元医療機関情報を通知する請求項1に記載の医療情報管理システム。 - 前記処方箋受付データは、分割調剤であるか否かを示す区分を含み、
前記第3の制御手段は、前記薬局用のキャッシュレジスタから送信された処方箋受付データに分割調剤ではないことを示す区分が含まれており、かつ、前記記憶手段において、当該処方箋受付データに含まれる処方箋識別情報に関連付けて既に別の処方箋受付データが記憶されている場合に、既に同一の処方箋が受け付けられていることを示す警告を前記処方箋受付データの送信元である薬局用のキャッシュレジスタに通知する請求項1又は2に記載の医療情報管理システム。 - 前記第3の制御手段は、前記薬局用のキャッシュレジスタから送信された処方箋受付データに対応する処方箋発行データが前記記憶手段に存在しない場合に、当該処方箋受付データに対応する処方箋発行データが存在しないことを示す警告を前記処方箋受付データの送信元である薬局用のキャッシュレジスタに通知する請求項1又は2に記載の医療情報管理システム。
- 前記医療機関用のキャッシュレジスタは、前記処方箋識別情報を示すラベルを印刷するラベルプリンタを備える請求項1〜4の何れか一項に記載の医療情報管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008325544A JP2010146464A (ja) | 2008-12-22 | 2008-12-22 | 医療情報管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008325544A JP2010146464A (ja) | 2008-12-22 | 2008-12-22 | 医療情報管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010146464A true JP2010146464A (ja) | 2010-07-01 |
Family
ID=42566810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008325544A Pending JP2010146464A (ja) | 2008-12-22 | 2008-12-22 | 医療情報管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010146464A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012094064A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Planning Of Healthcare And Environmental Wellbeing Corp | 処方判断システム |
KR20160056064A (ko) * | 2014-11-11 | 2016-05-19 | 주식회사 유비케어 | 약품 분할 조제 방법 및 약품 분할 조제 시스템 |
JP2019101941A (ja) * | 2017-12-06 | 2019-06-24 | 富士通株式会社 | 会計プログラム、会計装置及び会計方法 |
-
2008
- 2008-12-22 JP JP2008325544A patent/JP2010146464A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012094064A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Planning Of Healthcare And Environmental Wellbeing Corp | 処方判断システム |
KR20160056064A (ko) * | 2014-11-11 | 2016-05-19 | 주식회사 유비케어 | 약품 분할 조제 방법 및 약품 분할 조제 시스템 |
KR101649500B1 (ko) * | 2014-11-11 | 2016-08-19 | 주식회사 유비케어 | 약품 분할 조제 방법 및 약품 분할 조제 시스템 |
JP2019101941A (ja) * | 2017-12-06 | 2019-06-24 | 富士通株式会社 | 会計プログラム、会計装置及び会計方法 |
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