JP2010145037A - 給湯システム - Google Patents
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Abstract
【課題】水路内での固形析出物の析出をより確実に検出することができる給湯システムを得る。
【解決手段】給湯用水が流れる水管2には、加熱体である冷媒管3が接触している。冷媒管3内には、加熱された冷媒が流れる。給湯用水は、冷媒管3を流れる冷媒から熱を受け取って湯となる。水管2には、光ファイバセンサ5が設けられている。光ファイバセンサ5は、水管2内に設けられたセンサ用光ファイバ6を有している。光ファイバセンサ5は、センサ用光ファイバ6に対する固形析出物4の析出量に応じた信号を検出信号として出力する。制御装置は、光ファイバセンサ5からの情報に基づいて、センサ用光ファイバ6に対する固形析出物4の析出量を求める。
【選択図】図2
【解決手段】給湯用水が流れる水管2には、加熱体である冷媒管3が接触している。冷媒管3内には、加熱された冷媒が流れる。給湯用水は、冷媒管3を流れる冷媒から熱を受け取って湯となる。水管2には、光ファイバセンサ5が設けられている。光ファイバセンサ5は、水管2内に設けられたセンサ用光ファイバ6を有している。光ファイバセンサ5は、センサ用光ファイバ6に対する固形析出物4の析出量に応じた信号を検出信号として出力する。制御装置は、光ファイバセンサ5からの情報に基づいて、センサ用光ファイバ6に対する固形析出物4の析出量を求める。
【選択図】図2
Description
この発明は、例えば水道水や井戸水等の水を加熱して湯を供給する給湯システムに関するものである。
給湯システムでは、例えば水道水や井戸水等の水が熱交換器の配管内で加熱されることにより、湯が供給される。従って、熱交換器の配管内には、水に含まれるカルシウム成分が炭酸カルシウムのスケール(固形析出物)として析出することがある。
スケールが配管内に析出すると、熱交換器の配管内の水に熱が伝わりにくくなり、熱交換器における水への加熱効率が低下するという問題が生じる。また、スケールが配管内を閉塞するほど堆積すると、配管内を流れる水に対する抵抗が大きくなるので、熱交換器へ水を送るポンプの消費電力が増加するという問題も生じる。
従来、配管内でのスケールの析出を抑制するために、熱交換器への給水を行う給水路中に水質分析センサを設け、水質分析センサの分析値から炭酸カルシウムの析出の有無を判定し、炭酸カルシウムが析出する水質であるときに熱交換器の出口温度を規制する給湯機が提案されている(特許文献1参照)。
しかし、従来の給湯機では、熱交換器への給水の水質について炭酸カルシウムが析出しやすいか否かの判定をすることはできるが、実際にスケールが配管内に析出しているか否かを検出することはできない。従って、実際にスケールが配管内に析出した場合には、水への加熱効率が低下したりポンプの消費電力が増加したりするので、給湯機の運転効率が低下してしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、水路内での固形析出物の析出をより確実に検出することができる給湯システムを得ることを目的とする。
この発明に係る給湯システムは、給湯用水が流れる水路、給湯用水に熱を与える加熱体、水路内に設けられたセンサ部を有し、センサ部に対する固形析出物の析出量に応じた信号を検出信号として出力する固形析出物検出装置、及び固形析出物検出装置からの情報に基づいて、センサ部に対する固形析出物の析出量を求める制御装置を備えている。
この発明に係る給湯システムでは、センサ部が水路内に設けられ、センサ部に対する固形析出物の析出量に応じた信号が検出信号として固形析出物検出装置から出力されるので、水路内に析出する固形析出物を直接検出することができ、水路内での固形析出物の析出をより確実に検出することができる。これにより、水路内の汚れを洗浄する適切な時期を決定することができ、水路内の洗浄の回数が必要以上に増えてしまうことを防止することができる。また、水路内に析出した固形析出物による不具合、例えば加熱効率の低下や給湯用水を送るポンプの消費電力の増加等をより確実に防止することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による給湯システムの熱交換器を示す要部斜視図である。また、図2は、図1の給湯システムの熱交換器の構成を示す断面図である。図において、給湯システムの熱交換器1は、加熱の対象となる給湯用水(例えば水道水や井戸水等)が流れる水管(水路)2と、水管2の外周部に接触し、ヒートポンプ(図示せず)により加熱された冷媒が流れる複数本(この例では、3本)の冷媒管(冷媒路)3とを有している。熱交換器内では、給湯用水と冷媒との間で熱交換が行われることにより、給湯用水が加熱されて湯となる。従って、冷媒が流れているときの冷媒管3は、給湯用水に熱を与える加熱体とされる。
図1は、この発明の実施の形態1による給湯システムの熱交換器を示す要部斜視図である。また、図2は、図1の給湯システムの熱交換器の構成を示す断面図である。図において、給湯システムの熱交換器1は、加熱の対象となる給湯用水(例えば水道水や井戸水等)が流れる水管(水路)2と、水管2の外周部に接触し、ヒートポンプ(図示せず)により加熱された冷媒が流れる複数本(この例では、3本)の冷媒管(冷媒路)3とを有している。熱交換器内では、給湯用水と冷媒との間で熱交換が行われることにより、給湯用水が加熱されて湯となる。従って、冷媒が流れているときの冷媒管3は、給湯用水に熱を与える加熱体とされる。
水管2の形状は、図1に示すように、コイル状とされている。また、水管2の内径は、冷媒管3の内径よりも大きくなっている。この例では、水管2の内径が数mm〜数cmの範囲内の所定の内径に設定されている。
各冷媒管3は、水管2の長さ方向に沿って配置されている。従って、各冷媒管3の形状も、コイル状とされている。また、各冷媒管3は、水管2の周方向について互いに間隔を置いて水管2の外周部に配置されている。各冷媒管3及び水管2は、一体となっている。
水管2内の給湯用水が流れる方向は、各冷媒管3内の冷媒が流れる方向と逆方向となっている。給湯用水は、図示しないポンプの動力により水管2内を流れる。また、給湯用水にカルシウム成分が多く含まれることから、例えば給湯用水の温度が40℃以上である場合等には、図2に示すように、炭酸カルシウムを主成分とする固形析出物(スケール)4が水管2内に析出する。
熱交換器1には、水管2内の固形析出物4による汚れの状態を検出する光ファイバセンサ(固形析出物検出装置)5が設けられている。光ファイバセンサ5は、図2に示すように、水管2内に設けられた線状のセンサ用光ファイバ(センサ部)6と、センサ用光ファイバ6の一端部に接続され、水管2内から水管2外へ引き出された線状の第1伝送用光ファイバ7と、センサ用光ファイバ6の他端部に接続され、水管2内から水管2外へ引き出された線状の第2伝送用光ファイバ8と、第1伝送用光ファイバ7の引き出し端部に設けられた光源9と、第2伝送用光ファイバ8の引き出し端部に設けられた光検出器10とを有している。光ファイバセンサ5は、センサ用光ファイバ6に対する固形析出物4の析出量を汚れの状態として検出する。
図3は、図2の光ファイバセンサ5を示す構成図である。図において、センサ用光ファイバ6、第1伝送用光ファイバ7及び第2伝送用光ファイバ8は、互いに接続されることにより1本の線状体になっている。また、センサ用光ファイバ6、第1伝送用光ファイバ7及び第2伝送用光ファイバ8は、ガラスで構成されている。第1及び第2伝送用光ファイバ7,8は、センサ用光ファイバ6に対してガラス融着により接続されている。
センサ用光ファイバ6は、センサ用コア11と、センサ用コア11を囲むセンサ用クラッド12とを有している。第1伝送用光ファイバ7は、センサ用コア11の一端部に接続された第1伝送用コア13と、第1伝送用コア13を囲む第1伝送用クラッド14とを有している。第2伝送用光ファイバ8は、センサ用コア11の他端部に接続された第2伝送用コア15と、第2伝送用コア15を囲む第2伝送用クラッド16とを有している。
センサ用光ファイバ6、第1伝送用光ファイバ7及び第2伝送用光ファイバ8のそれぞれの外径は、同一とされている。また、第1及び第2伝送用コア13,15の径は、センサ用コア11の径よりも大きくなっている。この例では、センサ用光ファイバ6、第1及び第2伝送用光ファイバ7,8のそれぞれの外径が125μmとされている。また、センサ用コア11の径が10μm、第1及び第2伝送用コア13,15の径が62.5μmとされている。
光源9は、所定の強度の光を第1伝送用光ファイバ7へ照射する。光源9からの光は、第1伝送用光ファイバ7を通ってセンサ用光ファイバ6へ送られる。
第1伝送用コア13を通過してきた光は、第1伝送用光ファイバ7とセンサ用光ファイバ6との境界に達すると、第1伝送用コア13の径がセンサ用コア11の径よりも大きいことから、センサ用コア11を通る光とセンサ用クラッド12を通る光とに分かれる。センサ用クラッド12を通る光は、センサ用クラッド12の外面に達すると、センサ用クラッド12の屈折率とセンサ用クラッド12外の媒質の屈折率との関係により、全反射したり外部の媒質へ漏れ出したりする。
外部の媒質が空気や水である場合、センサ用クラッド12の屈折率よりも空気や水の屈折率が小さいため、センサ用クラッド12を通る光は、センサ用クラッド12の外面で全反射し、センサ用クラッド12内に維持される。この場合には、センサ用クラッド12を通る光は、外部の媒質へ漏れ出ることなく第2伝送用光ファイバ8へそのまま送られる。
炭酸カルシウムを主成分とする固形析出物4がセンサ用クラッド12の外面に析出している場合、センサ用クラッド12の屈折率よりも固形析出物4の屈折率が大きいため、センサ用クラッド12を通る光は、センサ用クラッド12の外面における固形析出物4の析出部分でセンサ用クラッド12外へ漏れ出る。従って、センサ用クラッド12から第2伝送用光ファイバ8に達する光は、センサ用クラッド12の外面に対する固形析出物4の析出量に応じて減衰することになる。
この後、センサ用光ファイバ6内を通過した光は、第2伝送用光ファイバ8を通って光検出器10へ送られる。
光検出器10は、第2伝送用光ファイバ8からの光の強度(光パワー)に応じた信号を検出信号として出力する。即ち、光検出器10は、センサ用光ファイバ6に対する固形析出物4の析出量に応じた信号を検出信号として出力する。光検出器10からの検出信号は、給湯システムの運転を制御する制御装置(図示せず)へ送られる。
制御装置は、光検出器10からの情報(検出信号)に基づいて、センサ用光ファイバ6に対する固形析出物4の析出量を求める。固形析出物4の析出量の算出は、固形析出物4の析出が発生していない初期の検出信号と、光検出器10からの現在の検出信号とを比較することにより行われる。また、制御装置は、求めた固形析出物4の析出量に基づいて、給湯システムの運転を制御する。給湯システムの運転の制御としては、例えば固形析出物4の析出量が所定量に達したときに給湯システムの洗浄時期を知らせる注意ランプを点灯させる制御等が挙げられる。
ここで、給湯用水の温度を変化させたときの光検出器10が検出する光パワーの変化を調べる実験を行った。実験では、ウォータバス外に光源9及び光検出器10を配置した状態でウォータバス内の底部にセンサ用光ファイバ6、第1伝送用光ファイバ7及び第2伝送用光ファイバ8を取り付け、硬度300mg/Lの飲料用の硬水を給湯用水としてウォータバス内に入れた。これにより、センサ用光ファイバ6の全部と、第1及び第2伝送用光ファイバ7,8の各一部とが水没した。センサ用光ファイバ6の長さは20mmとした。
実験では、ウォータバス内の水温を上昇させると、水中の炭酸ガスが次第に発泡し、炭酸ガスの発泡に伴って、炭酸カルシウムを主成分とする固形析出物4がウォータバス内に析出し始めた。これにより、センサ用光ファイバ6の外面にも固形析出物4が析出し始めた。
図4は、図3のセンサ用光ファイバ6の外面に析出した固形析出物4の状態を示す斜視図である。図4には、顕微鏡で観察したときの固形析出物4が示されている。図4に示すように、固形析出物4は、センサ用光ファイバ6の滑らかな外面に析出していることが分かる。また、固形析出物4の形状は、針状となっていることが分かる。
図5は、図3の光検出器10が検出する光パワー及び給湯用水の温度(水温)の時間的変化を示すグラフである。図に示すように、実験では、水温Wを連続的に上昇させた後、水温Wを一定温度(約80℃)に維持した。
図に示すように、光検出器10が検出する光パワーPは、水温Wが60℃を超えたあたりから減衰し始めている。これにより、センサ用光ファイバ6に対する固形析出物4の析出が約60℃で開始していることが分かる。また、水温Wが約80℃に達するまでは、光パワーPの減衰が継続している。これにより、水温Wが約80℃に達するまでは、センサ用光ファイバ6に対する固形析出物4の析出量が増加し続けていることが分かる。さらに、水温Wが約80℃で一定になると、光パワーPの減衰量が少なくなっている。これにより、水温Wが約80℃で維持されると、平衡状態になって固形析出物4の新たな析出が抑制されることが分かる。
このように、実験結果からも、センサ用光ファイバ6に対する固形析出物4の析出量の変化に応じて光パワーPが変化することが分かる。
図6は、図2の第1及び第2伝送用光ファイバ7,8が水管2に対して取り付けられている状態を示す構成図である。図において、水管2の内面には、第1伝送用光ファイバ7を水管2に取り付ける第1伝熱面取付部材17と、第2伝送用光ファイバ8を水管2に取り付ける第1伝熱面取付部材18とが設けられている。水管2における第1伝送用光ファイバ7の引出口には、第1伝送用光ファイバ7を水管2に取り付ける第1引出口取付部材19が設けられている。水管2における第2伝送用光ファイバ8の引出口には、第2伝送用光ファイバ8を水管2に取り付ける第2引出口取付部材20が設けられている。
ここで、第1伝熱面取付部材17、第2伝熱面取付部材18、第1引出口取付部材19及び第2引出口取付部材20のそれぞれを構成する材料について説明する。
各取付部材17〜20は、水管2内の水温の上昇により線膨張する。第1及び第2伝送用光ファイバ7,8は、各取付部材17〜20に接触して拘束されているので、各取付部材17〜20の線膨張に応じて変形する。
一方、光検出器10が検出する光パワーは、センサ用光ファイバ6、第1伝送用光ファイバ7及び第2伝送用光ファイバ8のそれぞれの変形に応じて変化することがすでに知られている。このことから、水管2内の水温が変化すると、光検出器10が検出する光パワーも水管2内の水温に応じて変化する。
次に、光検出器10が検出する光パワーと給湯用水の温度(水温)との関係を調べる実験を行った。実験では、シリコンとテフロン(ポリテトラフルオロエチレン)(登録商標)との混合物であるゴム材料を各取付部材17〜20を構成する材料とした。また、給湯用水としては、カルシウム成分を含まないイオン交換水を用いた。実験では、給湯用水の温度を上昇させながら、光検出器10が検出する光パワーを測定した。
図7は、光検出器10が検出する光パワーと給湯用水の温度(水温)との関係を示すグラフである。図に示すように、光検出器10が検出する光パワーは、水温が約30℃から約65℃を超えるまで、水温に対してほぼ比例して変化している。実験に用いられる水にはカルシウム成分が含まれていないことから、このときの光検出器10が検出する光パワーの変化は、センサ用光ファイバ6、第1伝送用光ファイバ7及び第2伝送用光ファイバ8のそれぞれの水温の変化による変形に基づく変化であると考えられる。
これに対して、光検出器10が検出する光パワーの変化は、約65℃を越えたあたり(A点)から、急激に大きくなっている。この温度は、各取付部材17〜20を構成するゴム材料のガラス転移点と一致している。即ち、光検出器10が検出する光パワーは、ガラス転移点で大きく変化することが分かる。これは、各取付部材17〜20を構成するゴム材料がガラス転移により大きく変形することにより、センサ用光ファイバ6、第1伝送用光ファイバ7及び第2伝送用光ファイバ8も大きく変形するためであると考えられる。
図7の実験結果から、各取付部材17〜20を構成するゴム材料のガラス転移による光パワーの変化は、光ファイバセンサ5の測定誤差として許容できない程度の大きな変化であることが分かった。従って、各取付部材17〜20を構成する材料は、ガラス転移点が給湯用水の使用温度範囲外となるように選定される。通常、給湯用水の使用温度が100℃よりも高くなることはほとんどないことから、各取付部材17〜20を構成する材料のガラス転移点は、100℃よりも高い温度であることが望ましい。各取付部材17〜20を構成する材料としては、例えばテフロン樹脂やアクリル系樹脂等が挙げられる。
次に、動作について説明する。給湯システムが運転されるときには、ポンプの動力により水管2内を給湯用水が流れ、ヒートポンプにより加熱された冷媒が冷媒管3内を流れる。これにより、熱交換器1内では、給湯用水と冷媒との間で熱交換が行われ、給湯用水が加熱されて湯となる。
給湯システムの運転により加熱された給湯用水が水管2内を流れると、カルシウムを主成分とする固形析出物4が水管2の内面やセンサ用光ファイバ6の外面に析出する。
光ファイバセンサ5からは、センサ用光ファイバ6の外面に対する固形析出物4の析出量に応じた信号が検出信号として制御装置へ常時送られている。制御装置は、光ファイバセンサ5からの情報に基づいて、センサ用光ファイバ6の外面に対する固形析出物4の析出量を求める。
給湯システムの運転が長期間継続されると、水管2内の固形析出物4の析出量が増加する。固形析出物4の析出量が所定の閾値に達したときには、水管2内の洗浄時期の目安を示す注意ランプが制御装置の制御により点灯する。
このような給湯システムでは、センサ用光ファイバ6が水管2内に設けられ、センサ用光ファイバ6に対する固形析出物4の析出量に応じた信号が検出信号として光ファイバセンサ5から出力されるので、水管2内に析出する固形析出物4を直接検出することができ、水管2内での固形析出物4の析出をより確実に検出することができる。これにより、水管2内の汚れを洗浄する適切な時期を決定することができ、水管2内の洗浄の回数が必要以上に増えてしまうことを防止することができる。また、水管2内に析出した固形析出物4による不具合、例えば加熱効率の低下や給湯用水を送るポンプの消費電力の増加等をより確実に防止することができる。
また、センサ用コア11には第1及び第2伝送用コア13,15が接続され、第1及び第2伝送用コア13,15のそれぞれの径はセンサ用コア11の径よりも大きな径となっているので、第1伝送用コア13とセンサ用コア11との境界で第1伝送用コア13からの光の一部をセンサ用コア11外へ漏れさせることができる。これにより、センサ用光ファイバ6の外面に対する固形析出物4の析出量に応じた強度の光を第2伝送用光ファイバ8へ送ることができ、固形析出物4の析出量を検出することができる。
また、光ファイバセンサ5のうち、水管2内に設けられる部分は、ガラス製の光ファイバとなっているので、細くしなやかであり、複雑な水管2内であっても光ファイバを容易に設けることができる。また、錆びが生じることがないとともに、飲料水としてのpHの範囲内であれば侵食されることもなく、給湯使用温度の範囲内では熱的に破損することもないので、給湯システムの長寿命化を図ることができ、固形析出物4の析出量の検出精度の低下も抑制することができる。さらに、原理上、ガラス製の光ファイバのクラッドの屈折率よりも、空気や水の屈折率のほうが小さいことから、例えば水管2から水が抜かれて水管2内に空気が入った場合や給湯用水の加熱によって炭酸ガスが発泡した場合等、空気や炭酸ガスがセンサ用光ファイバ6に接触した場合であっても、光ファイバセンサ5が空気や炭酸ガスを検出することを防止することができ、光ファイバセンサ5による測定誤差の発生の防止を図ることができる。
また、第1及び第2伝送用光ファイバ7,8を水管2に取り付ける各取付部材17〜20のガラス転移点は、給湯用水の使用温度範囲外となっているので、各取付部材17〜20のガラス転移の発生を防止することができる。これにより、各取付部材17〜20のガラス転移による測定誤差の発生を防止することができる。
また、各取付部材17〜20のガラス転移による測定誤差の発生を防止することができることから、給湯用水を送るポンプの動作と、光検出器10により検出される光パワーとに基づいて、水管2内が固形析出物4によって塞がれているか否かの判定を行うことができる。
即ち、第1及び第2伝送用光ファイバ7,8は、給湯用水が水管2内を流れるときに、給湯用水の圧力の変化によって変形する。従って、給湯用水の流れが停止しているときの光パワーと、給湯用水が流れているときの光パワーとの間には、差が生じる。このことから、ポンプの動作が行われているにもかかわらず、給湯用水の流れが停止しているときの光パワーが検出されるときには、水管2内が固形析出物4によって塞がれていると判定することができる。
なお、上記の例では、センサ用光ファイバ6、第1伝送用光ファイバ7及び第2伝送用光ファイバ8がガラスで構成されているが、センサ用光ファイバ6、第1伝送用光ファイバ7及び第2伝送用光ファイバ8をそれぞれプラスチックにより構成してもよい。この場合、各光ファイバ6〜8を構成するプラスチックのガラス転移点は、給湯用水の使用温度範囲外とされる。
また、上記の例では、各取付部材17〜20や各光ファイバ6〜8を構成する材料のガラス転移点が給湯用水の使用温度範囲外とされているが、図7に示すような光ファイバセンサ5の温度特性をあらかじめ把握しておき、光検出器10が検出した光パワーを光ファイバセンサ5の温度特性に基づいて補正するのであれば、給湯用水の使用温度範囲内にガラス転移点が含まれる材料を各取付部材17〜20や各光ファイバ6〜8の材料として選択してもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、水管2及び冷媒管3をコイル状にしたコイル型の熱交換器1にこの発明が適用されているが、扁平の水路及び扁平の冷媒路を交互に重ねたプレート型の熱交換器にこの発明を適用してもよい。
実施の形態1では、水管2及び冷媒管3をコイル状にしたコイル型の熱交換器1にこの発明が適用されているが、扁平の水路及び扁平の冷媒路を交互に重ねたプレート型の熱交換器にこの発明を適用してもよい。
即ち、図8は、この発明の実施の形態2による給湯システムの熱交換器の要部を示す分解斜視図である。図において、プレート型の熱交換器1では、給湯用水が流れる扁平の水路(扁平水路)31を含む水路層と、冷媒が流れる扁平の冷媒路(扁平冷媒路)(図示せず)を含む冷媒路層とがプレート32を介して交互に重ねられている。なお、簡単のため、図8には、各プレート32のうち、扁平水路31を含む水路層が設けられたプレート32のみを示している。
各扁平水路31には、扁平水路31に給湯用水を導入する水路である水導入路33と、扁平水路31から給湯用水を導出する水路である水導出路34とがそれぞれ連通されている。各扁平冷媒路には、扁平冷媒路に冷媒を導入する冷媒路である冷媒導入路35と、扁平冷媒路から冷媒を導出する冷媒路である冷媒導出路36とがそれぞれ連通されている。水導入路33、水導出路34、冷媒導入路35及び冷媒導出路36は、各プレート32の積層方向に沿って設けられている。水導入路33及び水導出路34は各扁平冷媒路を避けて各扁平水路31に連通され、冷媒導入路35及び冷媒導出路36は各扁平水路31を避けて各扁平冷媒路に連通されている。
各水路層には、扁平水路31、水導入路33及び水導出路34をまとめて囲む水路用パッキン37と、冷媒導入路35及び冷媒導出路36を個別に囲む第1冷媒路用接続パッキン38及び第2冷媒路用接続パッキン39とが設けられている。各冷媒路層には、扁平冷媒路、冷媒導入路及び冷媒導出路をまとめて囲む冷媒路用パッキンと、水導入路33及び水導出路34を個別に囲む第1水路用接続パッキン及び第2水路用接続パッキンとが設けられている。この例では、水路用パッキン37、第1冷媒路用接続パッキン38及び第2冷媒路用接続パッキン39が一体となっている。また、冷媒路用パッキン、第1水路用接続パッキン及び第2水路用接続パッキンが一体となっている。
各プレート32には、水導入路用穴40、水導出路用穴41、冷媒導入路用穴42及び冷媒導出路用穴43が互いに離して設けられている。水導入路33は第1水路用接続パッキン及び水導入路用穴40により形成され、水導出路34は第2水路用接続パッキン及び水導出路用穴41により形成されている。冷媒導入路35は第1冷媒路用接続パッキン38及び冷媒導入路用穴42により形成され、冷媒導出路36は第2冷媒路用接続パッキン39及び冷媒導出路用穴43により形成されている。
給湯用水は、水導入路33、扁平水路31及び水導出路34の順に流れる。ヒートポンプにより加熱された冷媒は、冷媒導入路35、扁平冷媒路及び冷媒導出路36の順に流れる。給湯用水は、扁平水路31を流れることにより、隣接する扁平冷媒路を流れる冷媒からプレート32を介して熱を受け取って湯となる。
センサ用光ファイバ6は、扁平水路31内にプレート32に接触した状態で設けられている。第1伝送用光ファイバ7は、扁平水路31内から水導入路33内を通って水導入路33外へ引き出されている。第2伝送用光ファイバ8は、扁平水路31内から水導出路34内を通って水導出路34外へ引き出されている。センサ用光ファイバ6、第1伝送用光ファイバ7及び第2伝送用光ファイバ8は、給湯用水が流れる方向に沿って配置されている。
扁平水路31内には、第1伝送用光ファイバ7をプレート32に取り付ける第1伝熱面取付部材17と、第2伝送用光ファイバ8をプレート32に取り付ける第2伝熱面取付部材18とが設けられている。水導入路33における第1伝送用光ファイバ7の引出口には、第1伝送用光ファイバ7を水導入路33に取り付ける第1引出口取付部材19が設けられている。水導出路34における第2伝送用光ファイバ8の引出口には、第2伝送用光ファイバ8を水導出路34に取り付ける第2引出口取付部材20が設けられている。各取付部材17〜20を構成する材料は実施の形態1と同様である。また、他の構成も実施の形態1と同様である。
このように、熱交換器がプレート型の熱交換器1であっても、扁平水路31内にセンサ用光ファイバ6を設けることにより、扁平水路31内に析出する固形析出物を直接検出することができ、扁平水路31内での固形析出物の析出をより確実に検出することができる。
なお、上記の例では、センサ用光ファイバ6、第1伝送用光ファイバ7及び第2伝送用光ファイバ8が給湯用水の流れの方向に沿って配置されているが、これに限定されず、センサ用光ファイバ6、第1伝送用光ファイバ7及び第2伝送用光ファイバ8を曲げたり折り返したりして給湯用水の流れの方向に対して交差させて配置してもよい。
実施の形態3.
図9は、この発明の実施の形態3による給湯システムを示す構成図である。図において、プレート型の熱交換器1には、光ファイバセンサ5が設けられている。熱交換器1及び光ファイバセンサ5の構成は、実施の形態2と同様である。
図9は、この発明の実施の形態3による給湯システムを示す構成図である。図において、プレート型の熱交換器1には、光ファイバセンサ5が設けられている。熱交換器1及び光ファイバセンサ5の構成は、実施の形態2と同様である。
熱交換器1の水導入路33には、給湯用水を熱交換器1内に供給する給水管51が接続されている。熱交換器1の水導出路34には、熱交換器1で加熱された給湯用水をシャワーノズル52へ湯として供給する給湯管53が接続されている。
給水管51には、バイパス管(バイパス路)54の一端部が第1バイパス用切替バルブ55を介して接続され、バイパス管54の他端部が第2バイパス用切替バルブ56を介して接続されている。第1及び第2バイパス用切替バルブ55,56は、いずれも電磁バルブとされている。
第1バイパス用切替バルブ55は、第2バイパス用切替バルブ56の位置よりも給湯用水の流れの上流側に配置されている。また、第1バイパス用切替バルブ55は、給水管51の上流側と下流側とを連通する通常状態と、給水管51の上流側とバイパス管54とを連通する保守状態との間で切り替え可能になっている。
第2バイパス用切替バルブ56は、給水管51の上流側と下流側とを連通する通常状態と、給水管51の上流側とバイパス管54とを連通する保守状態との間で切り替え可能になっている。
従って、第1及び第2バイパス用切替バルブ55,56が通常状態であるときには、給湯用水がバイパス管54を避けて給水管51を流れた後、熱交換器1内へ供給される。また、第1及び第2バイパス用切替バルブ55,56が保守状態であるときには、給湯用水がバイパス管54を流れて給水管51に戻った後、熱交換器1内へ供給される。
バイパス管54には、熱交換器1の扁平水路31内の固形析出物を除去する洗浄を行う洗浄装置57が設けられている。洗浄装置57は、給湯用水を電解することにより酸性水及びアルカリ水を同時に得ることが可能になっている。即ち、洗浄装置57は、カルシウム成分を主成分とする固形析出物を溶かす洗浄液を給湯用水から生成可能になっている。扁平水路31内の洗浄は、洗浄液によって固形析出物を溶かすことにより行われる。
給湯管53には、排水管59が排水用切替バルブ58を介して接続されている。排水用切替バルブ58は、電磁バルブとされている。
排水用切替バルブ58は、給湯管53の上流側と下流側とを連通する通常状態と、給湯管53の上流側と排水管59とを連通する保守状態との間で切り替え可能になっている。従って、排水用切替バルブ58が通常状態であるときには、給湯管53を流れる給湯用水の排水管59への排出が阻止されて給湯用水がシャワーノズル52へ供給される。また、排水用切替バルブ58が保守状態であるときには、給湯管53を流れる給湯用水がシャワーノズル52へ供給されずに排水管59を通って給湯システム外へ排出される。
給湯システムの運転を制御する制御装置(図示せず)は、光ファイバセンサ5の光検出器10からの情報に基づいて、第1及び第2バイパス用切替バルブ55,56、洗浄装置57及び排水用切替バルブ58のそれぞれを制御する。
即ち、制御装置は、光検出器10からの情報に基づいて、熱交換器1の扁平水路31内に設けられたセンサ用光ファイバ6に対する固形析出物の析出量を求める。また、制御装置は、求めた固形析出物の析出量に基づいて、熱交換器1に対する洗浄の要否を判定する。洗浄の要否の判定は、光検出器10からの情報に基づいて求めた固形析出物の析出量と、あらかじめ設定された所定の閾値とを比較することにより行われる。即ち、固形析出物の析出量が閾値よりも少ないときには洗浄が不要であるとの判定(正常判定)が行われ、固形析出物の析出量が閾値以上であるときには洗浄が必要であるとの判定(析出判定)が行われる。
制御装置は、正常判定を行っているときに、第1及び第2バイパス用切替バルブ55,56及び排水用切替バルブ58のそれぞれを通常状態とし、洗浄装置57の運転を停止させる制御を行う。また、制御装置は、析出判定を行ったときに、第1及び第2バイパス用切替バルブ55,56及び排水用切替バルブ58のそれぞれを保守状態とし、洗浄装置57を運転させる制御を行う。
次に、動作について説明する。制御装置によって求められた固形析出物の析出量が閾値に達していない場合には、制御装置の制御により、各切替バルブ55,56,58のそれぞれが通常状態とされる。これにより、給湯用水は、給水管51から熱交換器1に供給され、熱交換器1で加熱された後、湯としてシャワーノズル52へ供給される。
固形析出物の析出量が閾値に達したときには、制御装置の制御により、各切替バルブ55,56,58のそれぞれが保守状態に切り替わるとともに、洗浄装置57の運転が開始される。これにより、給水管51を流れる給湯用水は、洗浄装置57へ導かれる。
洗浄装置57では、固形析出物を溶かす洗浄液が給湯用水の電解により生成される。この後、洗浄液は、洗浄装置57から熱交換器1内へ導かれて熱交換器1内を洗浄した後、排水管59を通って給湯システム外へ排出される。
このような給湯システムでは、熱交換器1の扁平水路31内が洗浄装置57によって洗浄可能になっており、制御装置は、扁平水路31内に設けられたセンサ用光ファイバ6に対する固形析出物の析出量に基づいて、洗浄装置57を制御するので、扁平水路31内の汚れに応じた適切な時期に洗浄を自動的に行うことができる。従って、給湯システムのメンテナンスを行う作業者の負担を低減させることができる。また、固形析出物の析出量を把握しながら扁平水路31内の洗浄を行うことができるので、固形析出物だけでなく扁平水路31の内面をも溶かす過剰な洗浄の防止も図ることができる。これにより、扁平水路31内における錆の発生を抑制することができ、給湯システムの長寿命化を図ることができる。
また、洗浄装置57は、固形析出物を溶かす洗浄液を扁平水路31内に供給することにより扁平水路31内の洗浄を行うので、扁平水路31内の洗浄を容易に行うことができる。
上記の例では、洗浄装置57は、給湯用水を電解して生成した洗浄液を扁平水路31内に供給するようになっているが、炭酸カルシウムを溶かす薬剤(例えば酸性水等)を洗浄液として洗浄装置57内にあらかじめ溜めておき、洗浄時に扁平水路31内に洗浄液を洗浄装置57から供給するようにしてもよい。また、洗浄装置57は、炭酸ガスを給湯用水に溶解させることにより洗浄液を生成する装置であってもよい。
また、上記の例では、センサ用光ファイバ6に析出した固形析出物のすべてを除去する洗浄が制御装置の制御により行われるが、センサ用光ファイバ6に析出した固形析出物を所定の厚さ(例えば2〜5μm)だけ残す洗浄を制御装置の制御によって行うようにしてもよい。この場合、洗浄により残される固形析出物の所定の厚さは、熱交換器1の熱交換効率の観点から固形析出物による熱伝達率の低下が許容される厚さとされる。また、固形析出物を所定の厚さだけ残す洗浄の制御は、固形析出物の残量を監視しながら制御装置により行われる。
ここで、給湯システムの給湯用水として通常用いられる水道水では、炭酸カルシウムの被膜の形成のされやすさの目安となるランゲリア指数(実際の水のpH値と、水中の炭酸カルシウムが溶解も析出もしない平衡状態にあるときの理論的pH値との差)がゼロ又は負の値となることが多い。ランゲリア指数が負の値となっている水は、炭酸カルシウムを析出させることはないが、金属に対して錆を発生させる水として判定される。また、ランゲリア指数には温度依存性があり、ランゲリア指数は、常温でほぼゼロであっても水の冷却により負の値になる傾向にある。このことから、冷たい水道水が熱交換器1内に供給された場合には、扁平水路31内に錆が発生することがある。
従って、扁平水路31内の固形析出物を所定の厚さだけ残しておくことにより、扁平水路31内を流れる水から扁平水路31の内面を保護することができ、扁平水路31内での錆の発生を抑制することができる。これにより、給湯システムの長寿命化を図ることができる。
また、炭酸カルシウムの保護膜を扁平水路31の内面に所定の厚さだけあらかじめ形成しておいてもよい。このようにしておけば、給湯システムの初期の使用時から、扁平水路31内での錆の発生を抑制することができ、給湯システムの長寿命化をさらに図ることができる。
実施の形態4.
実施の形態3では、固形析出物を除去する洗浄を行う洗浄装置57がバイパス管54に設けられているが、固形析出物の成長を抑制する析出抑制処理を行う抑制装置を洗浄装置57に代えてバイパス管54に設けてもよい。
実施の形態3では、固形析出物を除去する洗浄を行う洗浄装置57がバイパス管54に設けられているが、固形析出物の成長を抑制する析出抑制処理を行う抑制装置を洗浄装置57に代えてバイパス管54に設けてもよい。
抑制装置による析出抑制処理は、給湯用水の圧力にパルス的な脈動を与えることにより行われる。即ち、給湯用水にパルス的な圧力の脈動が与えられることにより、扁平水路31内の固形析出物にかかるせん断応力が増加する。固形析出物の成長は、給湯用水の圧力の脈動によるせん断応力の増加によって抑制される。
制御装置は、センサ用光ファイバ6に対する固形析出物の析出量に基づいて、抑制装置、第1及び第2バイパス用切替バルブ55,56及び排水用切替バルブ58を制御する。この例では、抑制装置は、固形析出物が所定の厚さになったときに制御装置の制御により析出抑制処理を開始する。他の構成は実施の形態3と同様である。
このような給湯システムでは、固形析出物の成長を抑制する析出抑制処理が抑制装置により行われるので、扁平水路31内での固形析出物の成長を抑制することができ、扁平水路31内の洗浄を行う頻度を少なくすることができる。これにより、給湯システムのメンテナンスを行う作業者の負担をさらに低減することができる。
また、析出抑制処理は、給湯用水の圧力に脈動を与えることにより行われるので、固形析出物の成長を容易に抑制することができる。
なお、上記の例では、給湯用水の圧力に脈動を与えることにより析出抑制処理が行われるが、これに限定されず、例えば給湯用水中に多数のマイクロバブル(数μmの直径を持つ微小気泡)を供給することにより析出抑制処理を行うようにしてもよい。この場合、抑制装置には、給湯用水を高速で流すための水流ポンプが設けられる。マイクロバブルは、給湯用水がくびれ管内を高速で流されることにより給湯用水中に発生する。
多数のマイクロバブルが給湯用水中に供給されると、給湯用水中に浮遊している炭酸カルシウムの結晶や、扁平水路31の内面に付着している炭酸カルシウムの結晶にマイクロバブルが付着する。マイクロバブルが付着した炭酸カルシウムは、マイクロバブルとともに水流にのって熱交換器1外へ排出されやすくなる。このことから、給湯用水中にマイクロバブルが供給されることにより、扁平水路31内の固形析出物の成長が抑制される。
また、上記の例では、析出抑制処理を行う抑制装置が洗浄装置57に代えてバイパス管54に設けられているが、洗浄装置57及び抑制装置のそれぞれをバイパス管54に設けてもよい。この場合、洗浄装置57の運転が開始されるときの固形析出物の厚さは、抑制装置の運転が開始されるときの固形析出物の厚さよりも大きくなるように設定される。これにより、洗浄装置によって扁平水路31内が洗浄される前の段階(即ち、固形析出物の厚さが薄い段階)で、抑制装置による析出抑制処理が制御装置の制御により行われる。このようにすることにより、固形析出物の成長を抑制することができ、洗浄装置57による洗浄の頻度を少なくすることができる。従って、給湯システムの電力消費の低減を図ることができ、給湯システムの省エネ化を図ることができる。
実施の形態5.
実施の形態3では、扁平の水路及び扁平の冷媒路を交互に重ねたプレート型の熱交換器にこの発明が適用されているが、給湯用水を受ける貯水タンク内に冷媒管を設けたタンク型の熱交換器にこの発明を適用してもよい。
実施の形態3では、扁平の水路及び扁平の冷媒路を交互に重ねたプレート型の熱交換器にこの発明が適用されているが、給湯用水を受ける貯水タンク内に冷媒管を設けたタンク型の熱交換器にこの発明を適用してもよい。
即ち、図10は、この発明の実施の形態5による給湯システムの熱交換器を示す斜視図である。図において、熱交換器1は、給湯用水を受ける貯水タンク61と、貯水タンク61内に設けられたコイル状の冷媒管62とを有している。
貯水タンク61の下部には給水管51が接続され、貯水タンク61の上部には給湯管53が接続されている。給水管51及び給湯管53の構成は実施の形態3と同様である。給湯用水は、給水管51から貯水タンク61内に供給され、貯水タンク61内から給湯管53へ排出される。また、貯水タンク61は、給湯用水が流れる水路の一部として設けられている。
貯水タンク61は、内部の給湯用水を保温するための断熱材により覆われている。また、この例では、貯水タンク61の最大貯水量が約250Lとされている。
冷媒管62内には、図示しないヒートポンプにより加熱された冷媒が流される。貯水タンク61内に溜められた給湯用水には、冷媒管62内を流れる冷媒から熱が与えられる。これにより、給湯用水は加熱されて湯となる。
貯水タンク61には、高温部用光ファイバセンサ63及び低温部用光ファイバセンサ64が設けられている。高温部用光ファイバセンサ63及び低温部用光ファイバセンサ64のそれぞれの構成は、実施の形態1の光ファイバセンサ5の構成と同様である。高温部用及び低温部用光ファイバセンサ63,64は、センサ用光ファイバ6の全部と、第1及び第2伝送用光ファイバ7,8の各一部とを貯水タンク61内に配置させた状態で貯水タンク61に設けられている。
高温部用光ファイバセンサ63のセンサ用光ファイバ6は、冷媒管62の外面に接触している。高温部用光ファイバセンサ63の第1及び第2伝送用光ファイバ7,8は、冷媒管取付部材65により冷媒管62に取り付けられている。
低温部用光ファイバセンサ64のセンサ用光ファイバ6は、貯水タンク61の内面に接触している。低温部用光ファイバセンサ64の第1及び第2伝送用光ファイバ7,8は、タンク面取付部材66により貯水タンク61の内面に取り付けられている。
冷媒管取付部材65及びタンク面取付部材66のそれぞれを構成する材料は、実施の形態1の各取付部材17〜20を構成する材料と同一とされている。
制御装置は、高温部用及び低温部用光ファイバセンサ63,64の光検出器10のそれぞれからの情報に基づいて、給湯システムの運転を制御する。この例では、貯水タンク61内の固形析出物を除去する洗浄を行う洗浄装置が制御装置により制御される。
貯水タンク61内の温度は、冷媒管62に近づくほど高くなる。従って、固形析出物の析出量は、冷媒管62に近づくほど多くなる。即ち、高温部用光ファイバセンサ63のセンサ用光ファイバ6に対する固形析出物の析出量は、低温部用光ファイバセンサ64のセンサ用光ファイバ6に対する固形析出物の析出量よりも多くなる。
制御装置には、洗浄装置の運転をそれぞれ開始させるための高温用基準値及び低温用基準値(互いに異なる基準値)が設定されている。高温用基準値は、低温用基準値よりも大きな値とされている。制御装置は、高温部用光ファイバセンサ63からの情報に基づいて求めた固形析出物の厚さと高温用基準値とを比較することにより、洗浄装置の運転開始の要否を判定する。また、制御装置は、低温部用光ファイバセンサ64からの情報に基づいて求めた固形析出物の厚さと低温用基準値とを比較することにより、洗浄装置の運転開始の要否を判定する。
即ち、制御装置は、高温部用光ファイバセンサ63及び低温部用光ファイバセンサ64のそれぞれの情報に基づいて、洗浄装置の運転開始の要否を個別に判定する。制御装置は、高温部用及び低温部用光ファイバセンサ63,64からの情報に基づく2つの判定のうち、少なくともいずれかの判定が洗浄装置の運転開始を行う判定であるときに、洗浄装置の運転を開始する制御を行う。他の構成は実施の形態3と同様である。
このように、熱交換器がタンク型の熱交換器1であっても、貯水タンク61内にセンサ用光ファイバ6を設けることにより、貯水タンク61内に析出する固形析出物を直接検出することができ、貯水タンク61内での固形析出物の析出をより確実に検出することができる。
また、低温部用光ファイバセンサ64のセンサ用光ファイバ6は、貯水タンク61の内面に設けられているので、熱交換器1よりも下流側の給湯管53の内面に対する固形析出物の析出量を推定することができる。即ち、固形析出物の成長が著しい冷媒管62近傍の高温部ではなく、高温部から離れた貯水タンク61の内面の温度を検出することができるので、給湯管53内の温度に近い温度を検出することができ、熱交換器1よりも下流側における固形析出物の析出量を推定することができる。従って、貯水タンク61内よりも狭い給湯管53内の固形析出物による閉塞の有無を推定することができる。
なお、上記の例では、貯水タンク61内の給湯用水を加熱する加熱体として、冷媒が流れる冷媒管62が用いられているが、例えば電気ヒータ等を加熱体として用いてもよい。
また、上記の例では、高温部用光ファイバセンサ63及び低温部用光ファイバセンサ64のそれぞれからの情報に基づいて、洗浄装置の運転開始の要否が制御装置により判定されるが、高温部用光ファイバセンサ63からの情報のみに基づいて洗浄装置の運転開始の要否を制御装置が判定するようにしてもよいし、低温部用光ファイバセンサ64からの情報のみに基づいて洗浄装置の運転開始の要否を制御装置が判定するようにしてもよい。
実施の形態6.
図11は、この発明の実施の形態6による給湯システムにおける光ファイバセンサを示す構成図である。図において、光源9は、第1伝送用光ファイバ7から取り外されている。光源9からの光は、センサ用光ファイバ6の外面に向けて照射される。この例では、光源9が貯水タンク61内に設けられている。
図11は、この発明の実施の形態6による給湯システムにおける光ファイバセンサを示す構成図である。図において、光源9は、第1伝送用光ファイバ7から取り外されている。光源9からの光は、センサ用光ファイバ6の外面に向けて照射される。この例では、光源9が貯水タンク61内に設けられている。
センサ用光ファイバ6の外面に析出する固形析出物4は、炭酸カルシウムを主成分としているので、所定の波長を持つ紫外線を受けることにより蛍光を発する。光源9からの光は、固形析出物4が蛍光を発する波長を含む励起光(紫外線)とされる。この例では、光源9からの光が250nm〜350nmの波長を含む励起光とされている。また、固形析出物4が光源9からの光を受けたときには、600nm〜650nmの波長を含む蛍光(可視光線)が固形析出物4から発生する。
固形析出物4がセンサ用光ファイバ6の外面に接触しているときには、固形析出物4からの蛍光の一部がセンサ用光ファイバ6内へ進入する。センサ用光ファイバ6内に進入した蛍光は、第2伝送用光ファイバ8を通って光検出器10へ送られる。
光検出器10は、互いに異なる波長を持つ励起光及び蛍光のうち、蛍光のみを検出する。即ち、光検出器10は、固形析出物4からの蛍光の波長が含まれ、かつ光源9からの励起光の波長から外れた所定の範囲の波長の光のみを検出する。このことから、光検出器10が検出する光パワーは、固形析出物4のセンサ用光ファイバ6に対する析出量に応じて変化する。他の構成は実施の形態5と同様である。
このような給湯システムでは、光源9からの光がセンサ用光ファイバ6の外面に向けて照射され、光源9からの光を受けて発する固形析出物4からの蛍光の光パワー(蛍光の強度)を光検出器10が検出するようになっているので、センサ用光ファイバ6に対する固形析出物4の析出量に応じた光パワーを検出することができる。従って、このような構成の光ファイバセンサをこの発明に適用しても、貯水タンク61内に析出する固形析出物4の析出量を直接検出することができる。
なお、上記の例では、第1及び第2伝送用光ファイバ7,8のそれぞれがセンサ用光ファイバ6に接続されているが、第1伝送用光ファイバ7はなくてもよい。
実施の形態7.
図12は、この発明の実施の形態7による給湯システムにおける光ファイバセンサを示す構成図である。図において、第2伝送用光ファイバ8と光検出器10との間には、第2伝送用光ファイバ8からの光のうち、固形析出物4からの蛍光のみを通過させる光学フィルタ71が設けられている。即ち、第2伝送用光ファイバ8と光検出器10との間には、固形析出物4からの蛍光の波長を含む所定の範囲の波長を持つ光のみを通過させる光学フィルタ71が設けられている。この例では、600nm〜650nmの波長を含む光のみが光学フィルタ71を通過する。他の構成は実施の形態5と同様である。
図12は、この発明の実施の形態7による給湯システムにおける光ファイバセンサを示す構成図である。図において、第2伝送用光ファイバ8と光検出器10との間には、第2伝送用光ファイバ8からの光のうち、固形析出物4からの蛍光のみを通過させる光学フィルタ71が設けられている。即ち、第2伝送用光ファイバ8と光検出器10との間には、固形析出物4からの蛍光の波長を含む所定の範囲の波長を持つ光のみを通過させる光学フィルタ71が設けられている。この例では、600nm〜650nmの波長を含む光のみが光学フィルタ71を通過する。他の構成は実施の形態5と同様である。
光源9からの光は、第2伝送用光ファイバ7を通ってセンサ用コア11及びセンサ用クラッド12に分かれてセンサ用光ファイバ6に進入する。
センサ用クラッド12に進入した光の一部は、センサ用光ファイバ6の外面に達する。センサ用光ファイバ6の外面に析出する固形析出物4がセンサ用クラッド12の光を受けると、所定の波長(600nm〜650nmの波長)を持つ蛍光を発する。固形析出物4からの蛍光は、センサ用クラッド12内に進入した後、第2伝送用光ファイバ8へ送られる。一方、センサ用コア11に進入した光は、第2伝送用光ファイバ8へそのまま送られる。従って、第2伝送用光ファイバ8を通る光には、光源9からの光と固形析出物4からの蛍光とが含まれている。
第2伝送用光ファイバ8を通って送られる光のうち、固形析出物4からの蛍光のみが光学フィルタ71を通過するので、光検出器10が検出する光パワーは、固形析出物4からの蛍光のみの光パワーとなる。
このように、所定の範囲の波長を持つ光のみを通過させる光学フィルタ71が第2伝送用光ファイバ8と光検出器10との間に設けられているので、センサ用光ファイバ6の外面に析出した固形析出物4からの蛍光の光パワーのみを検出することができる。従って、このような構成であっても、センサ用光ファイバ6に対する固形析出物4の析出量を直接検出することができる。
なお、上記の例では、光源9からの光が第1伝送用光ファイバ7を通ってセンサ用光ファイバ6へ送られるようになっているが、実施の形態6と同様にして、光源9からの光をセンサ用光ファイバ6の外面に向けて照射するようにしてもよい。
また、各上記実施の形態では、互いに異なる屈折率のセンサ用コア11及びセンサ用クラッド12によりセンサ用光ファイバ6が構成されているが、センサ用光ファイバ6を均質な材料により構成してもよい。このようにしても、センサ用光ファイバ6の外面に光源9からの光が達するので、センサ用光ファイバ6から第2伝送用光ファイバ8へ送られる光の強度を固形析出物の析出量に応じた強度とすることができる。従って、光検出器10が検出する光パワーに基づいて、センサ用光ファイバ6の外面に対する固形析出物の析出量を検出することができる。
2 水管(水路)、3 冷媒管(冷媒路)、4 固形析出物、5 光ファイバセンサ(固形析出物検出装置)、6 センサ用光ファイバ(センサ部)、7 第1伝送用光ファイバ、8 第2伝送用光ファイバ、9 光源、10 光検出器、11 センサ用コア、12 センサ用クラッド、13 第1伝送用コア、14 第1伝送用クラッド、15 第2伝送用コア、16 第2伝送用クラッド、17〜20,65,66 取付部材、57 洗浄装置、61 貯水タンク。
Claims (10)
- 給湯用水が流れる水路、
上記給湯用水に熱を与える加熱体、
上記水路内に設けられたセンサ部を有し、上記センサ部に対する固形析出物の析出量に応じた信号を検出信号として出力する固形析出物検出装置、及び
上記固形析出物検出装置からの情報に基づいて、上記センサ部に対する上記固形析出物の析出量を求める制御装置
を備えていることを特徴とする給湯システム。 - 上記センサ部は、センサ用コアと、上記センサ用コアを囲むセンサ用クラッドとを有し、光を通すセンサ用光ファイバとされており、
上記固形析出物検出装置は、
光源と、
上記センサ部に接続され、上記光源からの光を上記センサ部へ送る第1伝送用光ファイバと、
上記センサ部に接続され、上記センサ部からの光を導く第2伝送用光ファイバと、
上記第2伝送用光ファイバからの光を受け、受けた光の強度に応じた信号を上記検出信号として出力する光検出器と
をさらに有し、
上記第1及び第2伝送用光ファイバは、上記センサ用コアの径よりも大きな径を持ち上記センサ用コアに接続された伝送用コアと、上記伝送用コアを囲む伝送用クラッドとをそれぞれ有していることを特徴とする請求項1に記載の給湯システム。 - 上記固形析出物検出装置は、
上記第2伝送用光ファイバと上記光検出器との間に設けられ、上記第2伝送用光ファイバからの光のうち、上記固形析出物が上記光源からの光を受けることによって上記固形析出物から発生する蛍光のみを上記光検出器へ送る光学フィルタ
をさらに有していることを特徴とする請求項2に記載の給湯システム。 - 上記固形析出物検出装置の一部は、取付部材により上記水路内に取り付けられており、
上記取付部材を構成する材料のガラス転移点は、上記給湯用水の使用温度範囲外となっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の給湯システム。 - 上記水路内の上記固形析出物を除去する洗浄を行う洗浄装置
をさらに備え、
上記制御装置は、上記センサ部に対する上記固形析出物の析出量に基づいて、上記洗浄装置を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の給湯システム。 - 上記洗浄装置は、上記固形析出物を溶かす洗浄液を上記水路内に供給することにより上記水路内の洗浄を行うことを特徴とする請求項5に記載の給湯システム。
- 上記制御装置は、上記センサ部に析出した上記固形析出物を所定の厚さだけ残す洗浄の制御を上記洗浄装置について行うことを特徴する請求項5又は請求項6に記載の給湯システム。
- 上記水路内の上記固形析出物の成長を抑制する析出抑制処理を行う抑制装置
をさらに備え、
上記制御装置は、上記センサ部に対する上記固形析出物の析出量に基づいて、上記抑制装置を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の給湯システム。 - 上記抑制装置は、上記給湯用水の圧力に脈動を与えることにより上記析出抑制処理を行うことを特徴とする請求項8に記載の給湯システム。
- 上記水路には、上記給湯用水を受ける貯水タンクが含まれており、
上記センサ部は、上記貯水タンクの内面に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の給湯システム。
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