JP2010145024A - 空調システム - Google Patents

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Abstract

【課題】調湿装置の加湿運転再開後における加湿能力の低下を防止する。
【解決手段】室外熱交換器(103)と、室内熱交換器(104)とを有する冷媒回路(110)を備え、室内熱交換器(104)で加熱した空気を室内へ供給する暖房運転が行われる空調装置(100)と、吸着熱交換器(51,52)で吸着された水分を付与した加湿空気を室内へ供給する加湿運転が行われる調湿装置(10)とを備えた空調システムを対象としている。空調装置(100)の室外熱交換器(103)を通過した排出空気(EA)を、調湿装置(10)内に取り込む空気取込部(120)を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、空調システムに関し、特に、空調装置及び調湿装置を備える空調システムに係るものである。
従来より、室内空間の空気の温度を調節するための空調装置と、室内空間の湿度を調節するための調湿装置とを備えた空調システムが知られている。
特許文献1に、空調装置及び調湿装置を備えた空調システムを示す。この空調システムでは、空調装置として、冷媒回路を有して蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う空調装置が知られている一方、調湿装置として、空気中の水分の吸着と空気中への水分の脱離とを行う吸着剤が表面に担持された吸着熱交換器が2つ設けられた冷媒回路を備える調湿装置が知られている。この調湿装置は、凝縮器となる熱交換器が加湿側となり、蒸発器となる熱交換器が除湿側となって、四方切換弁の切り換えによって加湿側と除湿側とが交互に切り換わるように構成されている。
特開2006−329472号公報
ところで、従来の空調システムにおける調湿装置では、調湿装置の運転を停止する際に、吸着剤を衛生的に保つために、該吸着剤に含まれる水分を空気に付与した後に、調湿装置の運転を停止するようにしていた。しかしながら、その後、調湿装置の加湿運転を再開すると、吸着剤に水分が保持されるまでに所定の時間を要する。つまり、調湿装置の加湿運転再開後に、該調湿装置の加湿能力が低下してしまうという問題があった。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、調湿装置の加湿運転再開後における加湿能力の低下を防止することを目的とする。
第1の発明は、圧縮機(105)と、熱源側熱交換器(103)と、膨張機構(106)と、利用側熱交換器(104)とを有する冷媒回路(110)を備え、該利用側熱交換器(104)で加熱した空気を室内へ供給する暖房運転が行われる空調装置(100)と、内部に取り込んだ空気を接触させて該空気に含まれる水分の吸着を行う吸着部材(51,52)を備え、該吸着部材(51,52)で吸着された水分を付与した加湿空気を室内へ供給する加湿運転が行われる調湿装置(10)と、を備えた空調システムであって、上記空調装置(100)の熱源側熱交換器(103)を通過した排出空気(EA)を、上記調湿装置(10)内に取り込む空気取込手段(120)を備えている。
上記第1の発明では、空調装置(100)と調湿装置(10)とがそれぞれ所定の運転を行う。
上記空調装置(100)では、空調装置(100)が暖房運転に設定されると、冷媒回路(110)の利用側熱交換器(104)が凝縮器として動作する一方、熱源側熱交換器(103)が蒸発器として動作する。具体的に、冷媒回路(110)では、圧縮機(105)から吐出した冷媒が、利用側熱交換器(104)に流入する。このとき、利用側熱交換器(104)では、該利用側熱交換器(104)の冷媒が空気と熱交換して凝縮するため、該空気が加熱されて室内へ供給される。一方、利用側熱交換器(104)を流出した冷媒は、膨張機構(106)で膨張した後、熱源側熱交換器(103)に流入する。このとき、熱源側熱交換器(103)では、該熱源側熱交換器(103)の冷媒が空気と熱交換して蒸発するため、該空気が冷却されて排出される。ここで、空気取込手段(120)は、熱源側熱交換器(103)を通過して排出される排出空気(EA)を、調湿装置(10)の内部に取り込む。調湿装置(10)内に取り込まれた排出空気(EA)は、吸着部材(51,52)と接触して該排出空気(EA)に含まれる水分が吸着部材(51,52)に吸着される。その後、熱源側熱交換器(103)を流出した冷媒は、再び圧縮機(105)に流入する。
上記調湿装置(10)では、該調湿装置(10)に取り込んだ空気を吸着部材(51,52)に接触させて該空気に含まれる水分を吸着剤へ吸着する吸着動作を行う一方、取り込んだ空気を吸着部材(51,52)に接触させて該吸着部材(51,52)に含まれる水分を該空気へ付与する再生動作を行う。そして、調湿装置(10)は、吸着動作で除湿された空気又は再生動作で加湿された空気を室内へ供給する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記空気取込手段(120)は、熱源側熱交換器(103)を通過した排出空気(EA)を、調湿装置(10)の空気の吸込側へ供給するよう構成されている。
上記第2の発明では、空調装置(100)が暖房運転に設定されると、冷媒回路(110)の利用側熱交換器(104)が凝縮器として動作する一方、熱源側熱交換器(103)が蒸発器として動作する。具体的に、冷媒回路(110)では、圧縮機(105)から吐出した冷媒が、利用側熱交換器(104)に流入する。このとき、利用側熱交換器(104)では、該利用側熱交換器(104)の冷媒が空気と熱交換して凝縮するため、該空気が加熱されて室内へ供給される。一方、利用側熱交換器(104)を流出した冷媒は、膨張機構(106)で膨張した後、熱源側熱交換器(103)に流入する。このとき、熱源側熱交換器(103)では、該熱源側熱交換器(103)の冷媒が空気と熱交換して蒸発するため、該空気は冷却されて排出される。そして、この排出空気(EA)を、調湿装置(10)の空気の吸込側へ供給して、調湿装置(10)内へ流入させる。調湿装置(10)内では、排出空気(EA)を吸着部材(51,52)へ接触させて該排気空気に含まれる水分を吸着部材(51,52)へ付与する。一方、熱源側熱交換器(103)を流出した冷媒は、再び圧縮機(105)に流入する。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記調湿装置(10)は、吸着部材(51,52)と接触させた上記排出空気(EA)を該調湿装置(10)の外部へ排出する排気手段(21)を備えている。
上記第3の発明では、調湿装置(10)の内部に取り込んだ排出空気(EA)を、吸着部材(51,52)と接触させる。そして、排気手段(21)は、吸着部材(51,52)と接触させた排出空気(EA)を、調湿装置(10)の外部へ排出する。
第4の発明は、上記第1〜3の何れか1つの発明において、上記空気取込手段(120)は、調湿装置(10)が加湿運転を開始する前に、所定時間に亘って上記暖房運転を行うよう上記空調装置(100)を制御する制御手段(125)を備えている。
上記第4の発明では、制御手段(125)は、まず、空調装置(100)が所定時間に亘って暖房運転を行うよう制御する。暖房運転において熱源側熱交換器(103)では、該熱源側熱交換器(103)の冷媒が空気と熱交換して蒸発するため、該空気が冷却されて排出される。この排出空気(EA)を、調湿装置(10)の内部へ取り込む。そして、調湿装置(10)では、排出空気(EA)を吸着部材(51,52)へ接触させて該排出空気(EA)に含まれる水分を吸着剤へ付与する。暖房運転を行う時間が増加するのに伴って排出空気(EA)から吸着剤へ付与する水分量が増加する。
その後、制御手段(125)は、調湿装置(10)の加湿運転を行う。加湿運転では、調湿装置(10)に取り込んだ空気を吸着部材(51,52)に接触させて該吸着部材(51,52)に含まれる水分を空気へ付与する再生動作が行われる。
上記第1の発明によれば、空気取込手段(120)を設けたため、空調装置(100)の熱源側熱交換器(103)から排出された排出空気(EA)に含まれる水分を調湿装置(10)内に取り込むことができる。これにより、調湿装置(10)内に取り込んだ排出空気(EA)を吸着部材(51,52)へ接触させて該排出空気(EA)に含まれる水分を吸着部材(51,52)へ吸着することができる。つまり、従来の空調システムでは、熱源側熱交換器を通過後に室外へ排出していた排出空気(EA)に含まれる水分を吸着部材へ付与することができる。この結果、調湿装置(10)の加湿運転再開後の加湿能力の低下を防止することができる。
上記第2の発明によれば、熱源側熱交換器(103)を通過した排出空気(EA)を、調湿装置(10)の空気の吸込側へ供給するよう構成したため、空調装置(100)の熱源側熱交換器(103)を排出された排出空気(EA)を調湿装置(10)内へ取り込むことができる。これにより、調湿装置(10)内に取り込んだ排出空気(EA)を吸着部材(51,52)へ接触させて該排出空気(EA)に含まれる水分を吸着部材(51,52)へ吸着することができる。この結果、調湿装置(10)の加湿運転再開後の加湿能力の低下を防止することができる。
上記第3の発明によれば、吸着部材(51,52)と接触させた上記排出空気(EA)を該調湿装置(10)の外部へ排出する排気手段(21)を設けたため、調湿装置(10)の内部に取り込んだ排出空気(EA)を吸着部材(51,52)へ接触させた後、調湿装置(10)の外部へ排出することができる。これにより、調湿装置(10)内で排出空気(EA)を循環させることができるため、加湿運転の開始前に吸着部材(51,52)に保持させる水分量を増加させることができる。
上記第4の発明によれば、制御手段(125)を設けて、調湿装置(10)の加湿運転を開始する前に、空調装置(100)の暖房運転を所定時間行うようにしたため、暖房運転の運転時間に応じた量の排出空気(EA)に含まれる水分を吸着部材(51,52)へ付与することができる。これにより、調湿装置(10)の加湿運転の開始前に吸着部材(51,52)に保持させる水分量を増加させることができる。また、空調装置(100)の暖房運転に伴う熱源側熱交換器(103)の排出空気(EA)を利用するようにしたため、蒸発器となる熱源側熱交換器(103)で排出空気(EA)を冷却することができる。つまり、冷却されて水分を吸着し易くなった排出空気(EA)を調湿装置(10)内へ取り込むことができる。これにより、吸着部材(51,52)で保持させる水分量を増加させることができる。この結果、調湿装置(10)の加湿運転再開後の加湿能力の低下を防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の空調システム(1)は、調湿運転を行う調湿装置(10)と、空調運転を行う空調装置(100)と、空気取込部(120)とを備えている。この空調システム(1)では、調湿装置(10)で処理した空気と、空調装置(100)で処理した空気との双方が同一の室内(2)へ供給される。
<調湿装置の構成>
調湿装置(10)について、図3及び図4を適宜参照しながら説明する。尚、ここでの説明で用いる「上」「下」「左」「右」「前」「後」「手前」「奥」は、特にことわらない限り、調湿装置(10)を前面側から見た場合の方向を意味している。
上記調湿装置(10)は、室内(2)の湿度調節を行うと共に室内(2)の換気を行うものであり、取り込んだ室外空気(OA)を湿度調節して室内(2)へ供給すると同時に、取り込んだ室内空気(RA)を室外に排出するように構成されている。この調湿装置(10)は、本発明に係る調湿装置を構成するものである。
上記調湿装置(10)は、ケーシング(11)を備えている。また、ケーシング(11)内には、冷媒回路(50)が収容されている。この冷媒回路(50)には、図5に示すように、第1吸着熱交換器(51)、第2吸着熱交換器(52)、圧縮機(53)、電動膨張弁(55)及び四路切換弁(54)が接続されている。また、冷媒回路(50)には、調湿コントローラ(60)が接続されている。冷媒回路(50)の詳細は後述する。
ケーシング(11)は、やや扁平で高さが比較的低い直方体状に形成されている。図3に示すケーシング(11)では、左手前の側面(即ち、前面)が前面パネル部(12)となり、右奥の側面(即ち、背面)が背面パネル部(13)となり、右手前の側面が第1側面パネル部(14)となり、左奥の側面が第2側面パネル部(15)となっている。
ケーシング(11)には、外気吸込口(24)と、内気吸込口(23)と、給気口(22)と、排気口(21)とが形成されている。外気吸込口(24)及び内気吸込口(23)は、背面パネル部(13)に開口している。外気吸込口(24)は、背面パネル部(13)の下側部分に配置されている。内気吸込口(23)は、背面パネル部(13)の上側部分に配置されている。給気口(22)は、第1側面パネル部(14)における前面パネル部(12)側の端部付近に配置されている。排気口(21)は、第2側面パネル部(15)における前面パネル部(12)側の端部付近に配置されている。排気口(21)は、後述する空気取込管(121)を介して調湿装置(10)内に取り込まれた空調装置(100)の室外ユニット(101)の排出空気(EA)を室外へ排出する排気手段を構成するものである。
ケーシング(11)の内部空間には、上流側仕切板(71)と、下流側仕切板(72)と、中央仕切板(73)と、第1仕切板(74)と、第2仕切板(75)とが設けられている。これらの仕切板(71〜75)は、何れもケーシング(11)の底板に立設されており、ケーシング(11)の内部空間をケーシング(11)の底板から天板に亘って区画している。
上流側仕切板(71)及び下流側仕切板(72)は、前面パネル部(12)及び背面パネル部(13)と平行な姿勢で、ケーシング(11)の前後方向に所定の間隔をおいて配置されている。上流側仕切板(71)は、背面パネル部(13)寄りに配置されている。下流側仕切板(72)は、前面パネル部(12)寄りに配置されている。
第1仕切板(74)及び第2仕切板(75)は、第1側面パネル部(14)及び第2側面パネル部(15)と平行な姿勢で設置されている。第1仕切板(74)は、上流側仕切板(71)と下流側仕切板(72)の間の空間を右側から塞ぐように、第1側面パネル部(14)から所定の間隔をおいて配置されている。第2仕切板(75)は、上流側仕切板(71)と下流側仕切板(72)の間の空間を左側から塞ぐように、第2側面パネル部(15)から所定の間隔をおいて配置されている。
中央仕切板(73)は、上流側仕切板(71)及び下流側仕切板(72)と直交する姿勢で、上流側仕切板(71)と下流側仕切板(72)の間に配置されている。中央仕切板(73)は、上流側仕切板(71)から下流側仕切板(72)に亘って設けられ、上流側仕切板(71)と下流側仕切板(72)の間の空間を左右に区画している。
ケーシング(11)内において、上流側仕切板(71)と背面パネル部(13)の間の空間は、上下2つの空間に仕切られており、上側の空間が内気側通路(32)を構成し、下側の空間が外気側通路(34)を構成している。内気側通路(32)は、内気吸込口(23)に接続するダクトを介して室内(2)と連通している。内気側通路(32)には、内気側フィルタ(27)と内気湿度センサ(96a)と内気温度センサ(96b)とが設置されている。図1及び図2に示すように、外気側通路(34)は、外気吸込口(24)に接続する室外ダクト(24a)を介して室外空間と連通している。室外ダクト(24a)は、内部を室外空気(OA)が流通する空気配管に構成されている。室外ダクト(24a)の途中には、空調装置(100)の室外ユニット(101)から排出された排出空気(EA)が取り込まれる空気取込管(121)の他端側が接続されている。つまり、室外ダクト(24a)の内部と空気取込管(121)の内部とは連通している。外気側通路(34)には、外気側フィルタ(28)と外気湿度センサ(97a)と外気温度センサ(97b)とが設置されている。
ケーシング(11)内における上流側仕切板(71)と下流側仕切板(72)の間の空間は、中央仕切板(73)によって左右に区画されており、中央仕切板(73)の右側の空間が第1熱交換器室(37)を構成し、中央仕切板(73)の左側の空間が第2熱交換器室(38)を構成している。第1熱交換器室(37)には、第1吸着熱交換器(51)が収容されている。第2熱交換器室(38)には、第2吸着熱交換器(52)が収容されている。また、図示しないが、第1熱交換器室(37)には、冷媒回路(50)の電動膨張弁(55)が収容されている。
各吸着熱交換器(51,52)は、いわゆるクロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器の表面に吸着剤を担持させたものであって、全体として長方形の厚板状あるいは扁平な直方体状に形成されている。各吸着熱交換器(51,52)は、本発明に係る吸着部材を構成するものである。各吸着熱交換器(51,52)は、その前面及び背面が上流側仕切板(71)及び下流側仕切板(72)と平行になる姿勢で、熱交換器室(37,38)内に立設されている。
ケーシング(11)の内部空間において、下流側仕切板(72)の前面に沿った空間は、上下に仕切られており、この上下に仕切られた空間のうち、上側の部分が給気側通路(31)を構成し、下側の部分が排気側通路(33)を構成している。
上流側仕切板(71)には、開閉式のダンパ(41〜44)が4つ設けられている。各ダンパ(41〜44)は、概ね横長の長方形状に形成されている。具体的に、上流側仕切板(71)のうち内気側通路(32)に面する部分(上側部分)では、中央仕切板(73)よりも右側に第1内気側ダンパ(41)が取り付けられ、中央仕切板(73)よりも左側に第2内気側ダンパ(42)が取り付けられる。また、上流側仕切板(71)のうち外気側通路(34)に面する部分(下側部分)では、中央仕切板(73)よりも右側に第1外気側ダンパ(43)が取り付けられ、中央仕切板(73)よりも左側に第2外気側ダンパ(44)が取り付けられる。
下流側仕切板(72)には、開閉式のダンパ(45〜48)が4つ設けられている。各ダンパ(45〜48)は、概ね横長の長方形状に形成されている。具体的に、下流側仕切板(72)のうち給気側通路(31)に面する部分(上側部分)では、中央仕切板(73)よりも右側に第1給気側ダンパ(45)が取り付けられ、中央仕切板(73)よりも左側に第2給気側ダンパ(46)が取り付けられる。また、下流側仕切板(72)のうち排気側通路(33)に面する部分(下側部分)では、中央仕切板(73)よりも右側に第1排気側ダンパ(47)が取り付けられ、中央仕切板(73)よりも左側に第2排気側ダンパ(48)が取り付けられる。
ケーシング(11)内において、給気側通路(31)及び排気側通路(33)と前面パネル部(12)との間の空間は、仕切板(77)によって左右に仕切られており、仕切板(77)の右側の空間が給気ファン室(36)を構成し、仕切板(77)の左側の空間が排気ファン室(35)を構成している。
給気ファン室(36)には、給気ファン(26)が収容されている。また、排気ファン室(35)には排気ファン(25)が収容されている。給気ファン(26)及び排気ファン(25)は、何れも遠心型の多翼ファン(いわゆるシロッコファン)である。給気ファン(26)は、下流側仕切板(72)側から吸い込んだ空気を給気口(22)へ吹き出す。排気ファン(25)は、下流側仕切板(72)側から吸い込んだ空気を排気口(21)へ吹き出す。
給気ファン室(36)には、冷媒回路(50)の圧縮機(53)と四路切換弁(54)とが収容されている。圧縮機(53)及び四路切換弁(54)は、給気ファン室(36)における給気ファン(26)と仕切板(77)との間に配置されている。
ケーシング(11)内において、第1仕切板(74)と第1側面パネル部(14)の間の空間は、第1バイパス通路(81)を構成している。第1バイパス通路(81)の始端は、外気側通路(34)だけに連通しており、内気側通路(32)からは遮断されている。第1バイパス通路(81)の終端は、仕切板(78)によって、給気側通路(31)、排気側通路(33)、及び給気ファン室(36)から区画されている。仕切板(78)のうち給気ファン室(36)に臨む部分には、第1バイパス用ダンパ(83)が設けられている。
ケーシング(11)内において、第2仕切板(75)と第2側面パネル部(15)の間の空間は、第2バイパス通路(82)を構成している。第2バイパス通路(82)の始端は、内気側通路(32)だけに連通しており、外気側通路(34)からは遮断されている。第2バイパス通路(82)の終端は、仕切板(79)によって、給気側通路(31)、排気側通路(33)、及び排気ファン室(35)から区画されている。仕切板(79)のうち排気ファン室(35)に臨む部分には、第2バイパス用ダンパ(84)が設けられている。
これら給気側通路(31)、内気側通路(32)、排気側通路(33)、外気側通路(34)、第1バイパス通路(81)及び第2バイパス通路(82)が空気通路を構成する。また、第1内気側ダンパ(41)、第2内気側ダンパ(42)、第1外気側ダンパ(43)、第2外気側ダンパ(44)、第1給気側ダンパ(45)、第2給気側ダンパ(46)、第1排気側ダンパ(47)、第2排気側ダンパ(48)、第1バイパス用ダンパ(83)及び第2バイパス用ダンパ(84)が開閉ダンパを構成する。
なお、図4の右側面図及び左側面図では、第1バイパス通路(81)、第2バイパス通路(82)、第1バイパス用ダンパ(83)、及び第2バイパス用ダンパ(84)の図示を省略している。
上記冷媒回路(50)は、図5に示すように、第1吸着熱交換器(51)、第2吸着熱交換器(52)、圧縮機(53)、四路切換弁(54)、及び電動膨張弁(55)が設けられた閉回路である。この冷媒回路(50)は、充填された冷媒を循環させることによって、蒸気圧縮冷凍サイクルを行う。
冷媒回路(50)において、圧縮機(53)は、その吐出側が四路切換弁(54)の第1のポートに、その吸入側が四路切換弁(54)の第2のポートにそれぞれ接続されている。また、冷媒回路(50)では、第1吸着熱交換器(51)と電動膨張弁(55)と第2吸着熱交換器(52)とが、四路切換弁(54)の第3のポートから第4のポートへ向かって順に接続されている。
四路切換弁(54)は、第1のポートと第3のポートが連通して第2のポートと第4のポートが連通する第1状態(図5(A)に示す状態)と、第1のポートと第4のポートが連通して第2のポートと第3のポートが連通する第2状態(図5(B)に示す状態)とに切り換え可能となっている。
圧縮機(53)は、冷媒を圧縮する圧縮機構と、圧縮機構を駆動する電動機とが1つのケーシングに収容された全密閉型の圧縮機である。圧縮機(53)の電動機へ供給する交流の周波数(即ち、圧縮機(53)の運転周波数)を変化させると、電動機により駆動される圧縮機構の回転速度が変化し、単位時間当たりに圧縮機(53)から吐出される冷媒の量が変化する。つまり、この圧縮機(53)は、容量可変に構成されている。
冷媒回路(50)において、圧縮機(53)の吐出側と四路切換弁(54)の第1のポートとを繋ぐ配管には、高圧圧力センサ(91)と吐出管温度センサ(93)とが取り付けられている。高圧圧力センサ(91)は、圧縮機(53)から吐出された冷媒の圧力を計測する。吐出管温度センサ(93)は、圧縮機(53)から吐出された冷媒の温度を計測する。
また、冷媒回路(50)において、圧縮機(53)の吸入側と四路切換弁(54)の第2のポートとを繋ぐ配管には、低圧圧力センサ(92)と吸入管温度センサ(94)とが取り付けられている。低圧圧力センサ(92)は、圧縮機(53)へ吸入される冷媒の圧力を計測する。吸入管温度センサ(94)は、圧縮機(53)へ吸入される冷媒の温度を計測する。
また、冷媒回路(50)において、四路切換弁(54)の第3のポートと第1吸着熱交換器(51)とを繋ぐ配管には、配管温度センサ(95)が取り付けられている。配管温度センサ(95)は、この配管における四路切換弁(54)の近傍に配置され、配管内を流れる冷媒の温度を計測する。
上記調湿コントローラ(60)は、上記調湿装置(10)に設けられ、この調湿装置(10)の調湿運転制御を行うものである。この調湿コントローラ(60)は、伝送ラインを介して空調システムコントローラ(125)と接続されている。具体的に、調湿コントローラ(60)は、上述した内気湿度センサ(96a)、内気温度センサ(96b)、外気湿度センサ(97a)、外気温度センサ(97b)、及び冷媒回路(50)に設けられた各センサ(91,92,…)が接続されている。調湿コントローラ(60)には、これらの接続されたセンサから計測される計測値が入力されている。そして、調湿コントローラ(60)は、各センサから入力された計測値に基づいて、室内(2)の湿度が設定された湿度になるよう調湿装置(10)の調湿運転制御を行う。
<空調装置の構成>
本実施形態の空調装置(100)は、冷却した空気を室内(2)へ供給する冷房運転と、加熱した空気を室内(2)へ供給する暖房運転とが切り換え可能に構成され、本発明に係る空調装置を構成している。
図1及び図2に示すように、空調装置(100)は、室外に配置された室外ユニット(101)及び室内(2)に配置された室内ユニット(102)を備えている。
上記室外ユニット(101)は、その内部に、熱源側熱交換器である室外熱交換器(103)、圧縮機(105)、電動膨張弁(106)、四路切換弁(109)及び室外ファン(107)が収納されている。尚、電動膨張弁(106)は、本発明に係る膨張機構を構成するものである。また、室外ユニット(101)には、該室外ユニット(101)内で室外熱交換器(103)を通過した排出空気(EA)を、室外へ排出するための空気排出管(101a)が取り付けられている。
上記室外ファン(107)は、いわゆるシロッコファンに構成されている。室外ファン(107)は、室外ユニット(101)内に設けられている。室外ファン(107)は、室外空気を室外ユニット内に取り込んで室外熱交換器(103)へ向けて吹き出すよう構成されている。
上記室外熱交換器(103)は、クロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器に構成されている。室外熱交換器(103)は、室外ユニット(101)内に設けられ、該室外熱交換器(103)に流入する冷媒と、室外ファン(107)から室外熱交換器(103)へ向けて吹き出される室外空気とを熱交換させるよう構成されている。この室外熱交換器(103)は、本発明に係る熱源側熱交換器を構成するものである。
上記空気排出管(101a)は、室外ユニット(101)の内部で室外熱交換器(103)を通過した空気を外気へ排出するためのものである。この空気排出管(101a)は、その内部を空気が流通する空気配管に構成されている。空気排出管(101a)は、その一端側が室外ユニット(101)の内部へ連通する一方、他端側が外気と連通している。つまり、室外熱交換器(103)を通過した空気は、排出空気(EA)として空気排出管(101a)を通過して外気へ排出される。また、空気排出管(101a)の途中には、後述する空気取込管(121)の一端側が接続され、空気取込管(121)は、空気排出管(101a)の内部と連通している。
上記室内ユニット(102)には、利用側熱交換器である室内熱交換器(104)と室内ファン(108)とが収納されている。
上記室内ファン(108)は、いわゆるシロッコファンに構成されている。室内ファン(108)は、室内ユニット(102)内に設けられている。この室内ファン(108)は、室内(2)の空気を室内ユニット(102)内に取り込んで室内熱交換器(104)へ向けて吹き出すよう構成されている。
上記室内熱交換器(104)は、クロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器に構成されている。室内熱交換器(104)は、室内ユニット(102)内に設けられ、該室内熱交換器(104)に流入する冷媒と、室内ファン(108)から室内熱交換器(104)へ向けて吹き出される室内空気とを熱交換させるよう構成されている。室内熱交換器(104)で熱交換された空気は、室内(2)へ供給される。尚、この室内熱交換器(104)は、本発明に係る利用側熱交換器を構成するものである。
尚、上記室内ユニット(102)と室外ユニット(101)とは、2本の連絡配管で互いに接続されている。そして、空調装置(100)には、閉回路である冷媒回路(110)が構成されている。
上記冷媒回路(110)は、充填された冷媒を循環させることによって蒸気圧縮冷凍サイクルを行うよう構成されている。この冷媒回路(110)は、本発明に係る冷媒回路を構成している。また、冷媒回路(110)には、空調コントローラ(115)が接続されて、その冷媒循環等を制御されている。
上記四路切換弁(109)の切換動作により、上記冷媒回路(110)は、冷房運転状態から暖房運転状態、又は暖房運転状態から冷房運転状態への切り換えが可能に構成されている。ここで、冷房運転状態とは、上記四路切換弁(109)が、第1ポートと第4ポートとが連通すると同時に第2ポートと第3ポートとが連通する第2状態(図2で示す状態)に切り換えられた運転状態であり、暖房運転状態とは、第1ポートと第3ポートとが連通すると同時に第2ポートと第4ポートとが連通する第1状態(図1で示す状態)に切り換えられた運転状態である。
圧縮機(105)は、冷媒を圧縮する圧縮機構と、圧縮機構を駆動する電動機とが1つのケーシングに収容された全密閉型の圧縮機である。圧縮機(105)の電動機へ供給する交流の周波数(即ち、圧縮機(105)の運転周波数)を変化させると、電動機により駆動される圧縮機構の回転速度が変化し、単位時間当たりに圧縮機(105)から吐出される冷媒の量が変化する。つまり、この圧縮機(105)は、容量可変に構成されている。この圧縮機(105)は、本発明に係る空調装置の圧縮機を構成している。
上記空調装置(100)の冷媒回路(110)において、圧縮機(105)の吐出側と四路切換弁(109)の第1ポートとを繋ぐ配管には、高圧圧力センサ(図示なし)と吐出管温度センサ(図示なし)とが取り付けられている。上記圧縮機(105)の吸入側と四路切換弁(109)の第2ポートとを繋ぐ配管には、低圧圧力センサ(図示なし)と吸入管温度センサ(図示なし)とが取り付けられている。
上記空調コントローラ(115)は、上記冷媒回路(110)に接続されて、この空調装置(100)の空調運転制御を行うものである。この空調コントローラ(115)は、伝送ラインを介して空調システムコントローラ(125)に接続されている。具体的に、空調コントローラ(115)は、冷媒回路(110)に設けられた各センサ(図示なし)が接続されている。空調コントローラ(115)には、これらの接続されたセンサから計測される計測値が入力されている。そして、空調コントローラ(115)は、各センサから入力された計測値に基づいて、室内(2)の温度が設定された温度になるよう空調装置(100)の空調運転制御を行う。
<空気吸込部の構成>
本実施形態に係る空気吸込部(120)は、上記室外熱交換器(103)を通過して外気へ排出される排出空気(EA)を、調湿装置(10)の内部へ取り込むためのものである。空気取込部(120)は、本発明に係る空気吸込手段を構成している。空気取込部(120)は、空気取込管(121)と、切換ダンパ(122)と、空調システムコントローラ(125)とを備えている。
上記空気取込管(121)は、室外ユニット(101)の空気排出管(101a)を通過する排出空気(EA)を、調湿装置(10)の室外ダクト(24a)内に取り込むためのものである。空気取込管(121)は、内部を空気が流通する空気配管に構成されている。空気取込管(121)は、その一端側が空気排出管(101a)の途中に接続されて該空気排出管(101a)の内部に連通している一方、その他端側が室外ダクト(24a)の途中に接続されて該室外ダクト(24a)の内部と連通している。つまり、空気取込管(121)は、室外熱交換器(103)を通過した排出空気(EA)を、調湿装置(10)の空気の吸込側へ供給するよう構成されている。
上記切換ダンパ(122)は、空気排出管(101a)を通過する排出空気(EA)を、空気排出管(101a)内に流通させて外気に排出する状態(図2に示す排出状態)と、空気取込管(121)内に流通させて調湿装置(10)内に取り込む状態(図1に示す取込状態)とに切り換える開閉可能なダンパに構成されている。切換ダンパ(122)は、空気取込管(121)と空気排出管(101a)との接続位置に設けられている。切換ダンパ(122)は、その開閉を空調システムコントローラ(125)によって制御されている。
上記空調システムコントローラ(125)は、空調コントローラ(115)、調湿コントローラ(60)及び切換ダンパ(122)に接続されて、空調システム(1)の空調システム運転制御を行うものである。具体的に、空調システムコントローラ(125)は、上記空調コントローラ(115)を制御して空調装置(100)の発停を制御すると共に、調湿コントローラ(60)を制御して調湿装置(10)の発停を制御する。そして、上記空調装置(100)及び調湿装置(10)の運転に基づいて切換ダンパ(122)の開閉動作の制御を行うよう構成されている。尚、空調システムコントローラ(125)は、本発明に係る制御手段を構成している。
<調湿装置の運転動作>
本実施形態の調湿装置(10)では、除湿運転と加湿運転とが行われる。
−除湿運転−
除湿運転中の調湿装置(10)では、後述する第1調湿動作と第2調湿動作が所定の時間間隔(例えば3〜4分間隔)で交互に繰り返される。この除湿運転中において、第1バイパス用ダンパ(83)及び第2バイパス用ダンパ(84)は、常に閉状態となる。
除湿運転中の調湿装置(10)では、室外空気(OA)が外気吸込口(24)からケーシング(11)内へ第1空気として取り込まれ、室内空気(RA)が内気吸込口(23)からケーシング(11)内へ第2空気として取り込まれる。
先ず、除湿運転の第1調湿動作について説明する。図6に示すように、この第1調湿動作中には、第1内気側ダンパ(41)、第2外気側ダンパ(44)、第2給気側ダンパ(46)、及び第1排気側ダンパ(47)が開状態となり、第2内気側ダンパ(42)、第1外気側ダンパ(43)、第1給気側ダンパ(45)、及び第2排気側ダンパ(48)が閉状態となる。また、この第1調湿動作中の冷媒回路(50)では、四路切換弁(54)が第1状態(図5(A)に示す状態)に設定され、第1吸着熱交換器(51)が凝縮器となって第2吸着熱交換器(52)が蒸発器となる。
外気側通路(34)へ流入して外気側フィルタ(28)を通過した第1空気は、第2外気側ダンパ(44)を通って第2熱交換器室(38)へ流入し、その後に第2吸着熱交換器(52)を通過する。第2吸着熱交換器(52)では、第1空気中の水分が吸着剤に吸着され、その際に生じた吸着熱が冷媒に吸熱される。第2吸着熱交換器(52)で除湿された第1空気は、第2給気側ダンパ(46)を通って給気側通路(31)へ流入し、給気ファン室(36)を通過後に給気口(22)を通って室内(2)へ供給される。
一方、内気側通路(32)へ流入して内気側フィルタ(27)を通過した第2空気は、第1内気側ダンパ(41)を通って第1熱交換器室(37)へ流入し、その後に第1吸着熱交換器(51)を通過する。第1吸着熱交換器(51)では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が脱離し、この脱離した水分が第2空気に付与される。第1吸着熱交換器(51)で水分を付与された第2空気は、第1排気側ダンパ(47)を通って排気側通路(33)へ流入し、排気ファン室(35)を通過後に排気口(21)を通って室外へ排出される。
次に、除湿運転の第2調湿動作について説明する。図7に示すように、この第2調湿動作中には、第2内気側ダンパ(42)、第1外気側ダンパ(43)、第1給気側ダンパ(45)、及び第2排気側ダンパ(48)が開状態となり、第1内気側ダンパ(41)、第2外気側ダンパ(44)、第2給気側ダンパ(46)、及び第1排気側ダンパ(47)が閉状態となる。また、この第2調湿動作中の冷媒回路(50)では、四路切換弁(54)が第2状態(図5(B)に示す状態)に設定され、第1吸着熱交換器(51)が蒸発器となって第2吸着熱交換器(52)が凝縮器となる。
外気側通路(34)へ流入して外気側フィルタ(28)を通過した第1空気は、第1外気側ダンパ(43)を通って第1熱交換器室(37)へ流入し、その後に第1吸着熱交換器(51)を通過する。第1吸着熱交換器(51)では、第1空気中の水分が吸着剤に吸着され、その際に生じた吸着熱が冷媒に吸熱される。第1吸着熱交換器(51)で除湿された第1空気は、第1給気側ダンパ(45)を通って給気側通路(31)へ流入し、給気ファン室(36)を通過後に給気口(22)を通って室内(2)へ供給される。
一方、内気側通路(32)へ流入して内気側フィルタ(27)を通過した第2空気は、第2内気側ダンパ(42)を通って第2熱交換器室(38)へ流入し、その後に第2吸着熱交換器(52)を通過する。第2吸着熱交換器(52)では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が脱離し、この脱離した水分が第2空気に付与される。第2吸着熱交換器(52)で水分を付与された第2空気は、第2排気側ダンパ(48)を通って排気側通路(33)へ流入し、排気ファン室(35)を通過後に排気口(21)を通って室外へ排出される。
−加湿運転−
加湿運転中の調湿装置(10)では、後述する第1調湿動作と第2調湿動作が所定の時間間隔(例えば3〜4分間隔)で交互に繰り返される。この加湿運転中において、第1バイパス用ダンパ(83)及び第2バイパス用ダンパ(84)は、常に閉状態となる。
加湿運転中の調湿装置(10)では、室外空気(OA)が外気吸込口(24)からケーシング(11)内へ第2空気として取り込まれ、室内空気(RA)が内気吸込口(23)からケーシング(11)内へ第1空気として取り込まれる。
先ず、加湿運転の第1調湿動作について説明する。図8に示すように、この第1調湿動作中には、第2内気側ダンパ(42)、第1外気側ダンパ(43)、第1給気側ダンパ(45)、及び第2排気側ダンパ(48)が開状態となり、第1内気側ダンパ(41)、第2外気側ダンパ(44)、第2給気側ダンパ(46)、及び第1排気側ダンパ(47)が閉状態となる。また、この第1調湿動作中の冷媒回路(50)では、四路切換弁(54)が第1状態(図5(A)に示す状態)に設定され、第1吸着熱交換器(51)が凝縮器となって第2吸着熱交換器(52)が蒸発器となる。
内気側通路(32)へ流入して内気側フィルタ(27)を通過した第1空気は、第2内気側ダンパ(42)を通って第2熱交換器室(38)へ流入し、その後に第2吸着熱交換器(52)を通過する。第2吸着熱交換器(52)では、第1空気中の水分が吸着剤に吸着され、その際に生じた吸着熱が冷媒に吸熱される。第2吸着熱交換器(52)で水分を奪われた第1空気は、第2排気側ダンパ(48)を通って排気側通路(33)へ流入し、排気ファン室(35)を通過後に排気口(21)を通って室外へ排出される。
一方、外気側通路(34)へ流入して外気側フィルタ(28)を通過した第2空気は、第1外気側ダンパ(43)を通って第1熱交換器室(37)へ流入し、その後に第1吸着熱交換器(51)を通過する。第1吸着熱交換器(51)では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が脱離し、この脱離した水分が第2空気に付与される。第1吸着熱交換器(51)で加湿された第2空気は、第1給気側ダンパ(45)を通って給気側通路(31)へ流入し、給気ファン室(36)を通過後に給気口(22)を通って室内(2)へ供給される。
次に、加湿運転の第2調湿動作について説明する。図9に示すように、この第2調湿動作中には、第1内気側ダンパ(41)、第2外気側ダンパ(44)、第2給気側ダンパ(46)、及び第1排気側ダンパ(47)が開状態となり、第2内気側ダンパ(42)、第1外気側ダンパ(43)、第1給気側ダンパ(45)、及び第2排気側ダンパ(48)が閉状態となる。また、この第2調湿動作中の冷媒回路(50)では、四路切換弁(54)が第2状態(図5(B)に示す状態)に設定され、第1吸着熱交換器(51)が蒸発器となって第2吸着熱交換器(52)が凝縮器となる。
内気側通路(32)へ流入して内気側フィルタ(27)を通過した第1空気は、第1内気側ダンパ(41)を通って第1熱交換器室(37)へ流入し、その後に第1吸着熱交換器(51)を通過する。第1吸着熱交換器(51)では、第1空気中の水分が吸着剤に吸着され、その際に生じた吸着熱が冷媒に吸熱される。第1吸着熱交換器(51)で水分を奪われた第1空気は、第1排気側ダンパ(47)を通って排気側通路(33)へ流入し、排気ファン室(35)を通過後に排気口(21)を通って室外へ排出される。
一方、外気側通路(34)へ流入して外気側フィルタ(28)を通過した第2空気は、第2外気側ダンパ(44)を通って第2熱交換器室(38)へ流入し、その後に第2吸着熱交換器(52)を通過する。第2吸着熱交換器(52)では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が脱離し、この脱離した水分が第2空気に付与される。第2吸着熱交換器(52)で加湿された第2空気は、第2給気側ダンパ(46)を通って給気側通路(31)へ流入し、給気ファン室(36)を通過後に給気口(22)を通って室内(2)へ供給される。
<空調装置の運転動作>
本実施形態の空調装置(100)では、冷房運転と暖房運転とが切り換えて行われる。
まず、空調装置(100)の冷房運転では、図2に示すように、冷媒回路(110)の四路切換弁(109)が第2状態に設定される。この状態で圧縮機(105)を運転すると、冷媒回路(110)内を冷媒が循環する。具体的に、圧縮機(105)から吐出された冷媒は、室外熱交換器(103)で室外空気へ放熱して凝縮する。室外熱交換器(103)で凝縮した冷媒は、電動膨張弁(106)を通過する際に、減圧され、その後、室内熱交換器(104)で室内空気から吸熱して蒸発する。室内熱交換器(104)で蒸発した冷媒は、圧縮機(105)へ吸入されて圧縮された後、再び圧縮機(105)から吐出される。このように、上記冷媒回路(110)では、室外熱交換器(103)が凝縮器となり、室内熱交換器(104)が蒸発器となる。
一方、室外ユニット(101)内に取り込んだ室外空気は、凝縮器となる室外熱交換器(103)を通過する。この室外空気は、室外熱交換器(103)の冷媒から吸熱して加熱された後、空気排出管(101a)を介して外気へ排出される。また、室内ユニット(102)内に取り込んだ室内空気は、蒸発器となる室内熱交換器(104)を通過する。この室内空気は、室内熱交換器(104)の冷媒へ放熱して冷却された後、室内(2)に供給される。
次に、空調装置(100)の暖房運転では、図1に示すように、冷媒回路(110)の四路切換弁(109)が第1状態に設定される。圧縮機(105)を運転すると、冷媒回路(110)内で冷媒が循環する。具体的に、圧縮機(105)から吐出された冷媒は、室内熱交換器(104)で室内空気へ放熱して凝縮する。室内熱交換器(104)で凝縮した冷媒は、電動膨張弁(106)を通過する際に減圧され、その後、室外熱交換器(103)で室外空気から吸熱して蒸発する。室外熱交換器(103)で蒸発した冷媒は、圧縮機(105)へ吸入されて圧縮された後、再び圧縮機(105)から吐出される。このように、冷媒回路(110)では、室外熱交換器(103)が蒸発器となり、室内熱交換器(104)が凝縮器となる。
一方、室内ユニット(102)内に取り込んだ室内空気は、凝縮器となる室内熱交換器(104)を通過する。この室内空気は、室内熱交換器(104)の冷媒から吸熱して加熱された後、室内(2)へ供給される。また、室外ユニット(101)内に取り込んだ室外空気は、蒸発器となる室外熱交換器(103)を通過する。この室外空気は、室外熱交換器(103)の冷媒へ放熱して冷却された後、空気排出管(101a)を介して外部へ排出される。
<空調システムの制御動作>
本実施形態の空調システム(1)では、調湿装置(10)の除湿運転又は加湿運転と、空調装置(100)の冷房運転又は暖房運転との組み合せによって4通りの運転が行われる。具体的に、空調システム(1)では、調湿装置(10)で除湿運転を行うと同時に空調装置(100)で冷房運転を行う「冷房除湿運転」と、調湿装置(10)で除湿運転を行うと同時に空調装置(100)で暖房運転を行う「暖房除湿運転」と、調湿装置(10)で加湿運転を行うと同時に空調装置(100)で冷房運転を行う「冷房加湿運転」と、調湿装置(10)で加湿運転を行うと同時に空調装置(100)で暖房運転を行う「暖房加湿運転」とが切換可能となっている。
以下には、これらの運転のうち「暖房加湿運転」時の空調システム(1)の制御動作について説明する。
空調システム(1)が「暖房加湿運転」に設定されると、空調システムコントローラ(125)は、調湿装置(10)の加湿能力を確保するための「予備運転」を開始する。尚、本実施形態の調湿コントローラ(60)は、調湿装置(10)の運転(加湿運転又は除湿運転)を停止する際に、各吸着熱交換器(51,52)の吸着剤が保持する水分を室外空気や室内空気に付与することで、吸着剤を乾燥させてから調湿装置(10)を停止するよう構成されている。
「予備運転」では、空調装置(100)で暖房運転を所定時間に亘って行うと共に、調湿装置(10)を所定状態に設定する。この「予備運転」では、まず、空調装置(100)の暖房運転を開始する。このとき、空調システムコントローラ(125)は、切換ダンパ(122)を図1に示す吸込状態に設定する。暖房運転中の空調装置(100)は、室内熱交換器(104)が凝縮器として動作する一方、室外熱交換器(103)が蒸発器として動作する。
室外ユニット(101)内に取り込まれた室外空気は、室外熱交換器(103)の冷媒へ放熱して冷却される。冷却された室外空気は、排出空気(EA)となって空気排出管(101a)を流れる。そして、切換ダンパ(122)によって空気取込管(121)内へ送られる。空気取込管(121)を流れる排出空気(EA)は、室外ダクト(24a)へ流入した後、調湿装置(10)内へ取り込まれる。
次に、「予備運転」時における調湿装置(10)の設定について説明する。「予備運転」では、調湿装置(10)が、図10に示すように、第1吸着熱交換器(51)が凝縮器となって第2吸着熱交換器(52)が蒸発器となる状態で停止している状態(第1停止状態)と、図11に示すように、調湿装置(10)が第1吸着熱交換器(51)が蒸発器となって第2吸着熱交換器(52)が凝縮器となる状態で停止している状態(第2停止状態)との2つの状態が存在する。
上記第1停止状態では、図10に示すように、調湿装置(10)は、第1吸着熱交換器(51)が凝縮器となって第2吸着熱交換器(52)が蒸発器となる状態で停止している。この場合、空調システムコントローラ(125)は、第1外気側ダンパ(43)と、第1排気側ダンパ(47)を開状態とし、その他のダンパ(41,42,44,45,46,48)を全て閉状態に設定する。この状態で、空調装置(100)の暖房運転を開始すると、外気吸込口(24)を介してケーシング(11)内に排出空気(EA)が取り込まれる。排出空気(EA)は、外気側通路(34)を流入して外気側フィルタ(28)を通過する。外気側フィルタ(28)を通過した排気空気は、第1外気側ダンパ(43)を通って、第1熱交換器室(37)へ流入し、第1吸着熱交換器(51)に担持された吸着剤と接触して吸着剤へ水分を付与する。その後、第1熱交換器室(37)を通過した排出空気(EA)は、第1排気側ダンパ(47)を通って排気側通路(33)へ流入し、排気ファン室(35)を通過後に排気口(21)を通って室外へ排出される。
上記第1停止状態に係る「予備運転」が終了すると、空調システムコントローラ(125)は、調湿装置(10)の加湿運転を開始する。尚、このとき、空調取込部(120)の切換ダンパ(122)は、排出状態に設定される。調湿装置(10)では、冷媒回路(50)において、四路切換弁(54)が第1状態(図5(A)に示す状態)に設定され、第1吸着熱交換器(51)が凝縮器となって第2吸着熱交換器(52)が蒸発器となる加湿運転の第1調湿動作が行われる。第1調湿動作では、外気側通路(34)へ流入して外気側フィルタ(28)を通過した第2空気(OA)は、第1外気側ダンパ(43)を通って第1熱交換器室(37)へ流入し、その後に第1吸着熱交換器(51)を通過する。第1吸着熱交換器(51)では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が脱離し、この脱離した水分が第2空気(OA)に付与される。第1吸着熱交換器(51)で加湿された第2空気(OA)は、第1給気側ダンパ(45)を通って給気側通路(31)へ流入し、給気ファン室(36)を通過後に給気口(22)を通って室内(2)へ供給される。
上記第2停止状態では、図11に示すように、調湿装置(10)は、第1吸着熱交換器(51)が蒸発器となって第2吸着熱交換器(52)が凝縮器となる状態で停止している。この場合、空調システムコントローラ(125)は、第2外気側ダンパ(44)と、第2排気側ダンパ(48)を開状態とし、その他のダンパ(41,42,43,45,46,47)を全て閉状態とする。この状態で、外気吸込口(24)を介してケーシング(11)内に排出空気(EA)が取り込まれると、排出空気(EA)は、外気側通路(34)を流入して外気側フィルタ(28)を通過する。外気側フィルタ(28)を通過した排出空気(EA)は、第2外気側ダンパ(44)を通って、第2熱交換器室(38)へ流入し、第2吸着熱交換器(52)に担持された吸着剤と接触して吸着剤へ水分を付与する。その後、第2熱交換器室(38)を通過した排出空気(EA)は、第2排気側ダンパ(48)を通って排気側通路(33)へ流入し、排気ファン室(35)を通過後に、排気口(21)を通って室外へ排出される。
上記第2停止状態に係る「予備運転」が終了すると、空調システムコントローラ(125)は、調湿装置(10)の加湿運転を開始する。尚、このとき、空調取込部(120)の切換ダンパ(122)は、排出状態に設定される。調湿装置(10)では、冷媒回路(50)において、四路切換弁(54)が第2状態(図5(B)に示す状態)に設定され、第1吸着熱交換器(51)が蒸発器となって第2吸着熱交換器(52)が凝縮器となる加湿運転の第2調湿動作が行われる。第2調湿動作では、外気側通路(34)へ流入して外気側フィルタ(28)を通過した第2空気(OA)は、第2外気側ダンパ(44)を通って第2熱交換器室(38)へ流入し、その後に第2吸着熱交換器(52)を通過する。第2吸着熱交換器(52)では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が脱離し、この脱離した水分が第2空気(OA)に付与される。第2吸着熱交換器(52)で加湿された第2空気は、第2給気側ダンパ(46)を通って給気側通路(31)へ流入し、給気ファン室(36)を通過後に給気口(22)を通って室内(2)へ供給される。
本実施形態では、このような「予備運転」が20〜30分継続して行われる。尚、「予備運転」の運転時間は、吸着剤の種類及び大きさや、室内の温湿度や目標の室内湿度等に基づいて自由に変更することができる。
−実施形態の効果−
本実施形態によれば、空気取込部(120)を設けたため、室外ユニット(101)の室外熱交換器(103)から排出された排出空気(EA)に含まれる水分を調湿装置(10)内に取り込むことができる。これにより、調湿装置(10)内に取り込んだ排出空気(EA)を各吸着熱交換器(51,52)の吸着剤へ接触させて該排出空気(EA)に含まれる水分を吸着剤へ吸着することができる。つまり、従来の空調システムでは、室外熱交換器を通過後に室外へ排出していた排出空気(EA)に含まれる水分を吸着剤へ付与することができる。この結果、調湿装置(10)の加湿運転再開後の加湿能力の低下を防止することができる。
また、空気排出管(101a)を流通する排出空気(EA)を、調湿装置(10)の室外ダクト(24a)へ供給するように構成したため、室外熱交換器(103)の排出空気(EA)を調湿装置(10)内へ取り込むことができる。これにより、調湿装置(10)内に取り込んだ排出空気(EA)を吸着剤へ接触させて該排出空気(EA)に含まれる水分を吸着剤へ吸着させることができる。この結果、調湿装置(10)の加湿運転再開後の加湿能力の低下を防止することができる。
一方、吸着熱交換器(51,52)の吸着剤と接触させた排出空気(EA)を室外へ排出する排出口(21)を設けたため、調湿装置(10)の内部へ取り込んだ室外熱交換器(103)の排出空気(EA)を外部へ排出することができる。これにより、調湿装置(10)内で排出空気(EA)を循環させることができるため、加湿運転の開始前に吸着熱交換器(51,52)の吸着剤に保持させる水分量を増加させることができる。
さらに、空調システムコントローラ(125)を設け、調湿装置(10)の加湿運転を開始する前に、空調装置(100)の暖房運転を所定時間行うようにしたため、暖房運転の運転時間に応じた量の排出空気(EA)に含まれる水分を吸着熱交換器(51,52)の吸着剤へ付与することができる。これらにより、調湿装置(10)の加湿運転の開始前に吸着熱交換器(51,52)の吸着剤に保持させる水分量を増加させることができる。また、空調装置(100)の暖房運転に伴う室外熱交換器(103)の排出空気(EA)を利用するようにしたため、蒸発器となる室外熱交換器(103)で排出空気(EA)を冷却することができる。つまり、冷却されて水分を吸着し易くなった排出空気(EA)を調湿装置(10)内へ取り込むことができる。これにより、吸着熱交換器(51,52)の吸着剤で保持させる水分量を増加させることができる。この結果、調湿装置(10)の加湿運転再開後の加湿能力の低下を防止することができる。
〈その他の実施形態〉
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
本実施形態では、空調システム(1)を構成する調湿装置として、吸着熱交換器(51,52)を有するバッチ切換式の調湿装置(10)を用いるようにしたが、本発明は、その他の加湿運転を行うロータ式の調湿装置についても適用することができる。
また、本実施形態では、本発明に係る排気手段を調湿装置(10)に設けられる排気口(21)としたが、本発明に係る排気手段は、調湿装置にその他の排気装置等を別途設けるようにしてもよい。
尚、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、空調装置及び調湿装置を備える空調システムの加湿対策について有用である。
実施形態に係る空調システムの切換ダンパの吸込状態を示す図である。 実施形態に係る空調システムの切換ダンパの排出状態を示す図である。 実施形態に係る前面側から視た調湿装置を示す斜視図である。 実施形態に係る調湿装置を示す平面図、左側面図及び右側面図である。 実施形態に係る調湿装置の冷媒回路の構成を示す配管系統図であって、(A)は第1調湿動作中の動作を示すものであり、(B)は第2調湿動作中の動作を示すものである。 実施形態に係る調湿装置の除湿運転の第1調湿動作における空気の流れを示す平面図、左側面図及び右側面図である。 実施形態に係る調湿装置の除湿運転の第2調湿動作における空気の流れを示す平面図、左側面図及び右側面図である。 実施形態に係る調湿装置の加湿運転の第1調湿動作における空気の流れを示す平面図、左側面図及び右側面図である。 実施形態に係る調湿装置の加湿運転の第2調湿動作における空気の流れを示す平面図、左側面図及び右側面図である。 実施形態に係る予備運転の第1停止状態における空気の流れを示す調湿装置の平面図、左側面図及び右側面図である。 実施形態に係る予備運転の第2停止状態における空気の流れを示す調湿装置の平面図、左側面図及び右側面図である。
符号の説明
5 空調システムコントローラ
10 調湿装置
21 排気口
51 第1吸着熱交換器
52 第2吸着熱交換器
100 空調装置
103 室外熱交換器
104 室内熱交換器
105 (空調装置の)圧縮機
106 (空調装置の)電動膨張弁
110 (空調装置の)冷媒回路
120 空気取込部

Claims (4)

  1. 圧縮機(105)と、熱源側熱交換器(103)と、膨張機構(106)と、利用側熱交換器(104)とを有する冷媒回路(110)を備え、該利用側熱交換器(104)で加熱した空気を室内へ供給する暖房運転が行われる空調装置(100)と、
    内部に取り込んだ空気を接触させて該空気に含まれる水分の吸着を行う吸着部材(51,52)を備え、該吸着部材(51,52)で吸着された水分を付与した加湿空気を室内へ供給する加湿運転が行われる調湿装置(10)と、を備えた空調システムであって、
    上記空調装置(100)の熱源側熱交換器(103)を通過した排出空気(EA)を、上記調湿装置(10)内に取り込む空気取込手段(120)を備えている
    ことを特徴とする空調システム。
  2. 請求項1において、
    上記空気取込手段(120)は、熱源側熱交換器(103)を通過した排出空気(EA)を、調湿装置(10)の空気の吸込側へ供給するよう構成されている
    ことを特徴とする空調システム。
  3. 請求項1又は2において、
    上記調湿装置(10)は、上記吸着部材(51,52)と接触させた上記排出空気(EA)を該調湿装置(10)の外部へ排出する排気手段(21)を備えている
    ことを特徴とする空調システム。
  4. 請求項1〜3の何れか1つにおいて、
    上記空気取込手段(120)は、調湿装置(10)が加湿運転を開始する前に、所定時間に亘って上記暖房運転を行うよう上記空調装置(100)を制御する制御手段(125)を備えている
    ことを特徴とする空調システム。
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