JP2010142667A - 業務用乾燥機 - Google Patents

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浩司 鈴木
Manabu Kawamoto
学 川本
Kunihiko Yamamoto
国彦 山本
Hayato Furuya
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Abstract

【課題】被乾燥物の噛み込みのない業務用乾燥機を提供する。
【解決手段】円筒210の多孔211は、2点鎖線a,bで挟まれた所定の範囲内に設けられている。すなわち、多孔211は、前側鏡板220から後方に離れた2点鎖線aより後方に設けられ、2点鎖線aより前方には設けられていない。このため、多孔211から内胴200の外側に吹き出される加熱空気の流れが、被乾燥物2を前側鏡板220の近傍から後方に移動させるように作用する。したがって、被乾燥物2が前側鏡板220の開口からはみ出すことがなく、投入排出扉110や外胴150との間に噛み込まれるという現象を防止できる。
【選択図】図15

Description

本発明は、タオル、衣類等を乾燥する業務用乾燥機に関する。
従来、多孔板製の横形円筒形内胴を回転駆動するように支持し、空気入口と空気出口を除いて内胴と隙間をおいて外胴で内胴を覆って、外胴に空気入口と空気出口を設け、前記空気入口と大気側を連通する空気通路にヒータを設け、前記空気出口と大気側を連通する空気通路に排湿ファンを設けた乾燥機が多用されている。また、内胴の被乾燥物の投入側を空気入口として内胴内へ熱風を吹き込み、内胴から外胴側へ抜けた排気を外胴の空気出口から空気通路を通じて排湿ファンで外部へ排気するものも多い(特許文献1〜3参照)。
従来の乾燥機では、内胴を衣類等の投入側から取出側へ向って空気流を生ずるようにすると衣類等は取出側へ押しやられ、乾燥に預からない熱風のまま内胴の多孔板から外胴へ逃げる空気が多く効率がよくない。また、外胴の空気入口から加熱空気を給気し、内胴の内外にわたって多孔板を通じて給排気させその後、外胴の空気出口から排気するものは空気抵抗が多く、また乾燥するのに有効に加熱空気が用いられないで排出される。そこで、これらの問題を解決するため、両端が開口した横形円筒形内胴の両端面から内胴内へ直接熱風を吹き込むとともに、内胴の下方から外胴側へ排気を抜いて排湿ファンで外部へ排気する乾燥機が知られている(特許文献4参照)。
特開平8−240385号公報(0025〜0029、図1) 特開平8−240386号公報(0036,0037、図1) 特開平9−206500号公報(0017、図1) 特開2004−105694号公報
この乾燥機では、乾燥効率が飛躍的に向上するものの、回転する内胴の開口した端部と、固定されている外胴との隙間に衣類等を噛み込む恐れがあるため、乾燥効率を落とさずに、噛み込みを防止することが要求されている。
(1) 請求項1の発明による業務用乾燥機は、略横型円筒形状を呈し、円筒の周面には円筒の両端から円筒の軸線方向に離間した所定の範囲内に空気排出用多孔が設けられ、円筒内部には被乾燥物が投入される、軸線方向を中心に回転駆動される内胴と、内胴を回転駆動するモータと、流入する外気を加熱するヒータと、ヒータで加熱された空気を内胴を通って外部へ送風するファンと、内胴に導入されて被乾燥物を乾燥した後の加熱空気を、空気排出用多孔を経て、内胴の周面下方に設けられた空気出口開口を通って外部へ導く出口側空気通路とを備えることを特徴とする。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載の業務用乾燥機において、空気出口開口は、内胴の周面に面し、内胴の周面下方で空気排出用多孔の略真下に設けられていることを特徴とする。
(3) 請求項3の発明は、請求項2に記載の業務用乾燥機において、空気出口開口は、円筒の軸線方向に沿った大きさが、空気排出用多孔が設けられた所定の範囲と略一致していることを特徴とする。
本発明によれば、被乾燥物の噛み込みを防止できる。
第1の実施の形態の業務用乾燥機1の正面図である。 図1の乾燥機1の側面図である。 図1の乾燥機1の背面図である。 内胴200を斜め前方から見た斜視図である。 内胴200を斜め後方から見た斜視図である。 内胴200を前方から見た断面図である。 乾燥機1を前方から見たときの断面を示す図である。 乾燥機1を側面から見たときの断面を示す図である。 外胴150を示す斜視図である。 外胴150と前後ダクト181,182とを示す斜視図である。 外胴150を含む筐体100の上部近傍のうち、前後ダクト181,182とその前後部分を表した斜視図である。 内胴200と前方吹込部183,184についての、図2におけるXII−XII面の断面を示す図である。 リントスクリーン600およびリントボックス670の近傍の構造を示す断面図であり、従来の乾燥機のリントスクリーン640の構造と、本実施の形態のリントスクリーン600の構造と併記した図である。 乾燥時に内胴200へ吹き込まれる加熱空気の流れを示す図である。 内胴200の内部の加熱空気の流れを説明する図である。 冷却時に内胴200へ吹き込まれる空気の流れを示す図である。 内胴200の回転によって後側鏡板230に多孔232が設けられる領域233が回転移動する様子を(a)から(d)にかけて順に示す図である。 内胴200の回転によって、後側吹き込み口102cと、多孔232が設けられた領域233とが重なる斜線部分の領域910が変化する様子を(a)から(d)にかけて順に示す図である。 多孔232が設けられる領域について説明する図であり、(a)は、多孔232が設けられるべき範囲を示す図であり、(b)は、好ましくない例を示す図である。 第2の実施の形態の業務用乾燥機5の正面図である。 図20の乾燥機5の側面図である。 図20の乾燥機5の背面図である。 加熱装置450の側面図である。 図23のII−II断面図である。 加熱装置450のダクト920,930の構造を示す斜視図である。 内胴200へ吹き込まれる加熱空気の流れを示す図である。 乾燥機5を前方から見たときの断面における加熱空気の流れを示す図である。 乾燥機5を側面から見たときの断面における加熱空気の流れを示す図である。 乾燥機1,5の操作パネル130の拡大図である。 投入排出扉110の近傍に設けられるスイッチのレイアウト例を示す図であり、(a)は、第1および第2の実施の形態の乾燥機1,5におけるスタート/ストップスイッチ111を示す図であり、(b)は、コース選択スイッチ113と、表示部114とを追加した例を示す図であり、(c)は、コース選択スイッチ115と、表示灯116とを追加した例を示す図である。 多孔232が設けられる領域233の形状の変形例を示す図であり、(a)〜(h)に例示する。 加熱空気の漏れを防止する構造を説明する図であり、(a)は、第1および第2の実施の形態の乾燥機1,5における構造を示す図であり、(b)は、変形例を示す図である。 前後ダクト185,186を示す図である。
−−−第1の実施の形態−−−
図1〜19を参照して、本発明による業務用乾燥機の第1の実施の形態を説明する。図1〜3は、第1の実施の形態の業務用乾燥機を示す図であり、図1は正面図であり、図2は側面図であり、図3は背面図である。業務用乾燥機(以下、単に乾燥機と呼ぶ)1は、回転する横型円筒形状のドラムに投入されたタオルや衣類などの被乾燥物を、蒸気を熱源として加熱された空気によって乾燥する装置である。なお、以下の説明では、各図に示すように前後左右および上下の方向を規定して、これらの方向に基づいて説明する。
乾燥機1は、筐体100と、軸線が筐体100の前後方向と一致するように配設された略横型円筒形状の内胴200と、内胴200を回転駆動する駆動装置300と、空気を加熱するスチームヒータ400と、ヒータで加熱された加熱空気を内胴200を経由して外部に送風する送風機500と、被乾燥物から発生する綿ぼこりを濾過するリントスクリーン600とを備えている。筐体1の前面には、被乾燥物を内胴200に投入するとともに、乾燥後の被乾燥物を内胴200から取り出すための投入排出扉110が設けられている。
筐体100は、略直方体形状を呈する箱状の強度部材であり、乾燥機1を構成する各機器が取り付けられる。以下の説明では、筐体100の前面の板を前端板101と呼び、背面の板を後端板102と呼び、上面の板を天板103と呼び、左右側面の板を側板104,105と呼ぶ。投入排出扉110は、その左側端部が不図示のヒンジ構造によって筐体100の前端板101に回転可能に支持されており、このヒンジ構造の回転中心を軸として水平方向に回動することで、筐体100の前面の円形開口部分を開閉する。なお、投入排出扉110が開閉する筐体100の円形開口部分は、後述する内胴200の前面の鏡板に設けられた開口部分に面している。
投入排出扉110の右側に設けられた不図示の取手近傍には、乾燥機1の運転および停止を指示する、操作頻度の高いスタート/ストップスイッチ111が設けられている。また、筐体100上部前面には、乾燥機1の運転内容を制御するコントローラ120と、乾燥機1の運転状態および設定内容を表示するとともに、乾燥機1の操作や乾燥機1の運転内容を設定する操作パネル130とが配設されている。なお、操作パネル130にも乾燥機1の運転および停止を指示するスタート/ストップスイッチが設けられている。
投入排出扉110に設けられたスタート/ストップスイッチ111および操作パネル130のスタート/ストップスイッチのどちらでも乾燥機1の運転および停止を指示できるが、投入排出扉110に設けられたスタート/ストップスイッチ111の方が設置位置が低いため、容易に操作できる。投入排出扉110は、被乾燥物の投入および排出が容易となるように、人間の体格を考慮して、その位置が決定されている。このため、投入排出扉110の配設位置も、作業者が開閉し易い位置とされている。この投入排出扉110にスタート/ストップスイッチ111を設けることで、スイッチ操作が容易となる。
筐体100の前面下部には、筐体100の前面下部を前方から覆う前面扉140が設けられている。前面扉140を開放することで、後述する筐体100の内部に設けられたリントスクリーン600を着脱できる。
図4は、内胴200を斜め前方から見た斜視図であり、図5は、内胴200を斜め後方から見た図であり、図6は、内胴200を前方から見た断面図である。内胴200は、円筒210の前後の端面に前側鏡板220および後側鏡板230が設けられた円筒形状の部材である。円筒210の周面には、図4,5の2点鎖線a,bで挟まれた円筒210の軸線方向の所定の範囲内に多孔211が設けられている。この多孔211が設けられた2点鎖線a,bで挟まれた範囲は、リントスクリーン600に至る空気通路を構成する、後述する外胴の下部の開口部分の略真上に位置する。そして、2点鎖線a,b間の距離は、外胴の下部の開口部分の前後方向の奥行き、および、リントスクリーン600の上部の前後方向奥行きに略等しい。
円筒210の内周面には、円筒210の軸線と平行に桟212が複数本(本実施例では4本)立設されている。内胴210の外周面には、リング状の内胴シール板213,214が立設されている。内胴シール板213,214は、後に詳述するように、筐体100の内部に設けられる外胴シール板とともに、いわゆるラビリンスシールのような役割を果たすことで、加熱空気の漏れを防止する。
図4に示すように、前側鏡板220は、中央に開口221が設けられた円盤状の部材であり、円筒210の前方の端部に設けられている。内胴200は、このリング状の前側鏡板220によって、円筒210の前方の端部が内側に折り返されたような状態となっている。前側鏡板220には、2点鎖線c,dで挟まれたリング状の領域内に多孔222が設けられている。
図5に示すように、後側鏡板230は、中央に軸231が植設された円盤状の部材であり、円筒210の後方の端部に設けられている。内胴200は、この後側鏡板230によって、円筒210の後方の端部が閉じられた状態となっている。後側鏡板230には、2点鎖線eで挟まれた略正方形状の領域内に多孔232が設けられている。後述するように、軸231は、乾燥機1の背面に設置された駆動装置300の減速機の出力軸に接続される。なお、図示はしないが、軸231と後側鏡板230との接合強度および内胴200の剛性を向上させるために、内胴200に適宜補強材等を設けることが好ましい。
図7は、乾燥機1を前方から見たときの断面を示す図であり、図8は、乾燥機1を側面から見たときの断面を示す図である。駆動装置300は、駆動モータ310と減速機320とから構成されており、筐体100の後方で筐体100の強度部材と接合された台座330に、それぞれ固定されている(図2,3,8)。減速機320の出力軸は中空軸であり、挿入された内胴200の軸231を支持して固定する。また、軸231は、後端板102に取り付けられた不図示の軸受けによっても回転可能に支持されている。したがって、内胴200は、減速機320および台座330を介して、筐体100に対して、回転可能に軸支される。駆動モータ310が駆動されると、駆動モータ310の駆動力がベルトもしくはチェーン伝動によって減速機320へ伝達されて、減速機320の出力軸が回転駆動される。これにより、内胴200が回転駆動される。
筐体100の内側には筐体100と一体的になるように結合された外胴150が設けられている。図7,9に示すように、外胴150は、内胴200の円筒210を外側から囲うように形成された略8角形の断面を有する筒状部材である。説明の便宜上、外胴150の略8角形の筒の各側面151〜158について、上側の面151を起点として、外胴150を前方から見たときの時計方向へ向かって順番に、A面、B面、C面、D面、E面、F面、G面、H面と呼ぶこととする。
なお、図9では、外胴150のみを抜き出して図示しており、A面151は、筐体100の天板103の一部であり、C面153は、筐体100の側板104の一部であり、G面157は、筐体100の側板105の一部である。外胴150の内周面には、円形の開口161,171を有する外胴シール板160,170が立設されている。前方の外胴シール板160は、外胴150の内部に内胴200を挿入する際に外され、内胴200の挿入後に前方からはめ込まれて外胴150の各側面151〜158に固定される。
E面155には開口(以下、外胴出口と呼ぶ)159が設けられている。外胴出口159は、後述するように、被乾燥物を乾燥して内胴200の内側から外側に抜けてリントスクリーン600へ向かう加熱空気の通路の一部であり、加熱空気が外胴150の内側から外側へ抜ける部分である。すなわち、外胴出口159は、内胴200の周面下方に設けられた空気出口である。上述したように、E面155における外胴出口159の位置は、円筒210の多孔211が設けられる2点鎖線a,bで挟まれた範囲の略真下である。そして、外胴出口159の前後方向の奥行きは、2点鎖線a,b間の距離に略等しい。
外胴150は、A面151〜H面158を構成する板部材の後方端面が筐体100の後端板102に突き当てられ、B面152およびH面158を除く他の面151,153〜157を構成する板部材の前方端面が筐体100の前端板101に突き当てられた状態で筐体100に配設される。B面152およびH面158は、図10に示すように、天板103および側板104,105とともに、乾燥機1の前後方向に延在し、断面形状が略三角形状となるダクト(前後ダクト)181,182を形成する。前後ダクト181,182は、後述するスチームヒータ400で加熱された加熱空気を乾燥機1の後方から前方へ送風するためのダクトである。
図11は、外胴150を含む筐体100の上部近傍のうち、前後ダクト181,182とその前後部分を表した斜視図である。前後ダクト181,182の後方端部は、ヒータダクト420と接続され、前後ダクト181,182の前方端部は、スチームヒータ400で加熱された加熱空気を内胴200の前面から内部に吹き込むための吹き込み口が設けられた前方吹込部183,184に接続されている。前方吹込部183,184については、後に詳述する。
スチームヒータ400は、供給される蒸気を熱源として、乾燥機1に吸引される空気を加熱する熱交換機であり、乾燥機1の後端板102に取り付けられたヒータダクト420に取り付けられている(図2,3,8)。ヒータダクト420が取り付けられる後端板102の上側部分には、ヒータダクト420と前後ダクト181,182とを連通させるための略三角形状の開口102a,102bが設けられている。なお、開口102a,102bは、前後ダクト181,182の後方端部に相当する。また、後端板102には、矩形の開口である後側吹き込み口102cが設けられている。この後側吹き込み口102cは、ヒータダクト420とともにヒータ400からの加熱空気を内胴200の後方から内胴200の内部に送風するための送風通路を構成する。すなわち、後側吹き込み口102cは、内胴200の後方に設けられて、後側鏡板230の多孔232を介して、送風機500により内胴200に導入される加熱空気を内胴200の内側に向かって吹き込む吹き込み口である。
ヒータダクト420は、スチームヒータ400で加熱された空気を内胴200の前方と後方とから内胴200の内部に送風するために、内胴200の前方へ向かう加熱空気の流れと、内胴200の後方から内胴200の内部へ向かう加熱空気の流れとに分配するダクトである。すなわち、ヒータダクト420は、スチームヒータ400で加熱された空気を前後ダクト181,182に接続される開口102a,102bと、内胴200の後方から内胴200の内部に送風する後側吹き込み口102cとに分配するためのダクトである。なお、図示はしないが、ヒータダクト420の内部では、内胴200の前方へ向かう加熱空気と、内胴200の後方から内胴200の内部へ向かう加熱空気とが均等に分配されるように、適宜仕切板などによって風路を構成している。
ヒータダクト420の後方の面には、スチームヒータ400からの加熱空気を取り入れるための開口421が設けられている。なお、本実施の形態では、後述する排気ダクトが乾燥機1の後方左側に設けられており、排気ダクトから真上に配設される排気管とスチームヒータ400との干渉を防止するため、スチームヒータ400を右側にオフセットして配設できるように、開口421が右側にオフセットされた状態で設けられている。また、ヒータダクト420の上面422には、被乾燥物の乾燥後に冷却風を取り入れるための開口422aが設けられている。図2,3に示すように、この開口422aには、アクチュエータで開閉駆動されるダンパ460が取り付けられる。
図2に示すように、ヒータダクト420には、スチームヒータ400で加熱された加熱空気の温度を測定する入口温度センサ121が設けられている。コントローラ120は、入口温度センサ121が検出した加熱空気の温度に基づいて、操作パネル130で設定された加熱空気の温度となるように、スチームヒータ400への蒸気流量を制御するバルブを適宜調節する。入口温度センサ121で測定された加熱空気の温度は、操作パネル130の表示部に表示される。
前方吹込部183,184は、前後ダクト181,182の前方端部で、外胴150の中心、すなわち、乾燥機1の組み立て後の状態で外胴150の内部に配設される内胴200の軸線に向かって、B面152およびH面158に対して略垂直となるように配設されたダクトである。図12は、内胴200と前方吹込部183,184についての、図2におけるXII−XII面の断面を示す図である。図12では、前方吹込部183,184の断面が図示されている。図12に示すように、前方吹込部183,184は、前方から見たときに内胴200の前側鏡板220と重複するように、前側鏡板220の前面で前側鏡板220に接近した状態で配設されている。前方吹込部183,184の後方の面には開口(前側吹き込み口)183a,184aが設けられている。
前側吹き込み口183a,184aは、内胴200の前側鏡板220に設けられた多孔222を介して、前後ダクト181,182から送風された加熱空気を、内胴200の前方から内胴200の内側に向かって送風するための吹き込み口である。すなわち、前側吹き込み口183a,184aは、内胴200の前方に設けられて、前側鏡板220の多孔222を介して、送風機500により内胴200に導入される加熱空気を内胴200の内側に向かって吹き込む吹き込み口であり、多孔222が設けられる前側鏡板220の2点鎖線c,dで挟まれたリング状の領域に加熱空気が吹き出されるように、その形状が決定されている。本実施の形態では、前側吹き込み口183a,184aは、内胴200の軸心を中心とする大小2つの円弧の一部と、内胴200の軸心を通る2本の直線の一部とで囲まれた形状であり、前方から見たときに前側鏡板220の2点鎖線c,dで挟まれたリング状の領域の内側に位置する。また、前側吹き込み口183a,184aの配設位置は、その図心が後側吹き込み口102cの図心よりも上方であり、かつ、内胴200の軸線から離れている。
図7,8,13に示すように、外胴150の底面、すなわちE面155に設けられた外胴出口159の下方には、リントスクリーン600が取り付けられるリントボックス670が設けられている。リントボックス670は、前面と上面と背面に開口を有する箱形の部材である。リントボックス670の前面は、筐体100の前面扉140の一部である。前面扉140が締められると、リントボックス670の前面の開口は前面扉140によって密閉される。リントボックス670の上面の開口672は、図13に示すように、外胴150のE面155に設けられた外胴出口159に接続されている。リントボックス670の背面の開口は、後述する送風機500の吸気口に接続されている。すなわち、リントボックス670は、外胴出口159と送風機500の吸気口とを接続するダクトとしての役割を果たしている。
図2,8に示すように、リントボックス670の上面の開口672の近傍には、被乾燥物2を乾燥した後の加熱空気の温度を測定する出口温度センサ122が設けられている。後述するように、コントローラ120は、出口温度センサ122で検出された被乾燥物2を乾燥した後の加熱空気の温度に基づいて、乾燥運転の終了点を判断することができる。出口温度センサ122で測定された加熱空気の温度は、操作パネル130の表示部に表示される。
図13に示すように、リントスクリーン600は、一つの開口を有する袋状に形成されるとともに、開口側端部601が筒部602よりもその直径が大きくなるように形成された布状の部材である。リントスクリーン600は、引き出し板620の中央の開口621から吊り下げられるように固定されて、外胴出口159の下方でリントボックス670に引き出し板620とともに取り付けられている。引き出し板620は、リントボックス670に対して前後方向に、すなわち、図13においては紙面に対して垂直な方向に出し入れ可能となっている。リントスクリーン600および引き出し板620は、前面扉140を開放することで、リントボックス670から着脱できる。
リントスクリーン600は、内胴200で被乾燥物を乾燥した後の加熱空気に含まれる綿ぼこりなどを濾過するためのフィルターであり、矢印611のように、外胴出口159から吹き出される被乾燥物を乾燥した後の加熱空気がリントスクリーン600の筒部602の内部から外側に向かって流れる。
図13の右側に示した従来のリントスクリーン640および引き出し板650では、リントスクリーン640の開口側端部641が引き出し板650の開口651の外側にあまり張り出していない。そのため、リントスクリーン640が引き出し板650と接触する面653とリントスクリーン640との隙間から矢印612で示すように、リントスクリーン640で濾過されない空気が綿ぼこりとともにリントスクリーン640の外側に漏れてしまうので、綿ぼこりが乾燥機1の外側にまで出てきてしまう。
この問題点を解決するために、本実施の形態のリントスクリーン600および引き出し板620では、図13の左側に示すように、リントスクリーン600の開口側端部601を引き出し板620の開口621の外側に大きく張り出すように構成している。したがって、リントスクリーン600の開口側端部601から引き出し板620の開口621までの距離xが十分に確保される。これにより、綿ぼこりを含む空気は、リントスクリーン600と引き出し板620の面623との隙間を通過できず、矢印613に示すように、開口側端部601の近傍で止められるので、綿ぼこりがリントスクリーン600の外部に漏れ出すことはない。
送風機500は、ファン501がリントボックス670の後方に位置するように、筐体100の背面下部に設けられている(図2,8)。上述のように、送風機の吸気口503は、リントボックス670の背面の開口に接続されている(図8)。ファン501がモータ502によって回転駆動されると、吸気口503が接続されたリントボックス670の内部の空気を吸引して排気する。送風機500の排気口(不図示)は、図2,3,8に示した排気ダクト710に接続されている。
排気ダクト710は、乾燥機1の背面の左側下方に設けられた箱状のダクトであり、上面に排気口712が設けられている。乾燥機1の設置後、排気口712には、被乾燥物の乾燥後の加熱空気を屋外などへ排出するための排気管が適宜接続される。
−−−空気の流れについて−−−
このように構成される乾燥機1における空気の流れは次のとおりである。まず、乾燥時の空気の流れについて説明する。なお、内胴200の内部に被乾燥物が投入され、内胴20が回転駆動された状態を前提として説明を行う。送風機500のファン501が回転駆動されると、外気はスチームヒータ400の後方の面から、図8,14に示した矢印10のように吸引される。吸引された外気は、スチームヒータ400で加熱された後、ヒータダクト420で前後ダクト181,182に向かう流れ(矢印21,22)と、後側吹き込み口102cに向かう流れ(矢印23)とに分配される(図14)。
前後ダクト181,182に向かった加熱空気は、前後ダクト181,182を後方から前方に向かって流れて、矢印31,32で示すように、前方吹込部183,184で流れの向きが変更されて、前側吹き込み口183a,184aから内胴200の前側鏡板220に設けられた多孔222を介して、内胴200の前方から内胴200の内側に向かって吹き込まれる。前側吹き込み口183a,184aから内胴200の内側へ吹き込まれる加熱空気は、図7,8に示すように、内胴200の後方の斜め下方に向けて送風される。
後側吹き込み口102cに向かった加熱空気は、後側吹き込み口102cから内胴200の後側鏡板230に設けられた多孔232を介して、内胴200の後方から内胴200の内側に向かって吹き込まれる。後側吹き込み口102cから内胴200の内側へ吹き込まれる加熱空気は、図8,14に示すように、内胴200の前方の斜め下方に向けて送風される。
上述したように、前側吹き込み口183a,184aの配設位置は、その図心が後側吹き込み口102cの図心よりも上方である。すなわち、前側吹き込み口183a,184aの配設位置と後側吹き込み口102cの配設位置とは高さ方向に食い違っている。このため、図8,15に示すように、前側吹き込み口183a,184aから吹き込まれる矢印31,32に示すような加熱空気の流れが、被乾燥物2を内胴200の内部で後方に移動させるように作用する。後側吹き込み口102cから吹き込まれる矢印23に示すような加熱空気の流れが、被乾燥物2を内胴200の内部で前方に移動させるように作用する。したがって、被乾燥物2が内胴200の内部で前後方向に移動して被乾燥物2の入れ替わりや攪拌がスムーズに行われる。また、図8に示すように、被乾燥物2は、前側吹き込み口183a,184aおよび後側吹き込み口102cから吹き込まれた加熱空気によって、内胴200の内部で図8の紙面に垂直な軸心を中心として矢印3で示すような方向に回転力が与えられる。
内胴200の内側に吹き込まれて被乾燥物2を加熱し、被乾燥物2に含まれる水分を奪った加熱空気は、図4,5に示した内胴200の円筒210に設けられた多孔211から内胴200の外側、すなわち外胴150の内側に吹き出される。なお、内胴200の外側へ吹き出される加熱空気の大半は、図7,8,15に示すように、外胴150の下部の外胴出口159に面した多孔211から矢印41で示すように下方に向かって吹き出される。
なお、図15に示すように、内胴200の円筒210に設けられた多孔211は、リントスクリーン600の上部の前後方向奥行きと略等しい位置に相当する、2点鎖線a,bで挟まれた所定の範囲内に設けられている。したがって、内胴200の内部に吹き込まれた加熱空気は、矢印41で示すように、リントスクリーン600の略直上に位置する多孔211から内胴200の外側に吹き出される。そのため、矢印44,45で示した加熱空気の流れのように、被乾燥物2に有効に作用することなく、円筒210の前方端部近傍および後方端部近傍の内面から内胴200の外部に流れてしまうような、無駄な加熱空気の流れが生じない。
このように、内胴200の内部では、上述した矢印31,32,23のような加熱空気の流れが被乾燥物2に作用するとともに、上述した矢印44,45のような無駄な流れが生じないので、短時間に乾燥できるとともに、乾きムラが少なくなるので、乾燥効率が向上する。
上述のように、円筒210の多孔211は、2点鎖線a,bで挟まれた所定の範囲内に設けられている。すなわち、多孔211は、前側鏡板220から後方に離れた2点鎖線aより後方に設けられ、2点鎖線aより前方には設けられていない。このため、多孔211から内胴200の外側に吹き出される加熱空気の流れが、被乾燥物2を前側鏡板220の近傍から後方に移動させるように作用する。したがって、被乾燥物2が前側鏡板220の開口221からはみ出すことがなく、投入排出扉110や外胴150との間に噛み込まれるという現象を防止できる。
外胴出口159から外胴150の外部に吹き出された加熱空気は、図7,8,13に示すように、リントボックス670の上面の開口672を経由して、リントスクリーン600の内側から外側に向かって矢印611で示すように送風されて、加熱空気に含まれる被乾燥物由来の綿ぼこりが濾過される。リントスクリーン600で濾過された加熱空気は、図8に示すように、リントボックス670に接続された送風機500の吸気口503から送風機500に吸引される。送風機500では、吸引した加熱空気を昇圧して送風機500の排気口から排出する。送風機500から排出された加熱空気は、矢印711で示すように排気ダクト710の排気口712から機外に排出される(図8)。
前側吹き込み口183a,184aおよび後側吹き込み口102cから吹き出される加熱空気は、リントボックス670を介して外胴出口159に作用する送風機500の吸引力で送風される。そのため、外胴出口159の近傍の気圧は、前側吹き込み口183a,184aおよび後側吹き込み口102cの近傍の気圧よりも低い。すなわち、図8に示した外胴出口159と内胴200の円筒210との間の空間901は、筐体100の前端板101と内胴200の前側鏡板220とで挟まれた空間902、および、筐体100の後端板102と内胴200の後側鏡板230とで挟まれた空間903よりも気圧が低い。本実施の形態の乾燥機1では、内胴200の内部を通過せずに、空間902,903から空間901へ加熱空気が直接流入することを防止するため、外胴150の内部に設けた外胴シール板160,170と、内胴200に設けた内胴シール板213,214とを隣接するように配設している。これらのシール板160,170,213,214による絞り効果によって、いわゆるラビリンスシールのように作用するので、空間902,903から空間901へ加熱空気が直接流入することを防止できる。
被乾燥物の冷却時には、ダンパ460(図2,3)が開いて、図16に示すように、ヒータダクト420の上面422に設けられた開口422aから矢印11で示すように、外気が直接ヒータダクト420の内部に吸引される。このとき、圧力損失の関係から、スチームヒータ400を経由した外気は、ほとんど吸い込まれない。開口422aからヒータダクト420の内部に吸引された外気は、乾燥時と同様に、前後ダクト181,182に向かう流れ(矢印26,27)と、後側吹き込み口102cに向かう流れ(矢印28)とに分配される。前後ダクト181,182に向かった空気、および、後側吹き込み口102cに向かった空気は、上述した乾燥時と同様に乾燥機1の内部で送風されて、排気ダクト710の排気口712から機外に排出される。
上述の説明より明らかなように、内胴200へ加熱空気を導入する入口側の空気通路は、スチームヒータ400、ヒータダクト420、開口102a,102b、前後ダクト181,182、前方吹込部183,184、前側吹き込み口183a,184a、および後側吹き込み口102cによって構成されている。また、被乾燥物を乾燥した後の加熱空気を機外に排出する出口側の空気通路は、外胴出口159、開口672、リントボックス670、吸気口503、ファン501、送風機500の排気口(不図示)、および排気ダクト710によって構成されている。
−−−内胴200の後方からの加熱空気の流れ−−−
上述したように、内胴200の後方から内胴200の内部に送風される加熱空気は、後側吹き込み口102cから内胴200の後側鏡板230に設けられた多孔232を介して吹き込まれる。多孔232は、図12に示した2点鎖線eのように、回転駆動される内胴200の軸線を中心として略正方形形状の領域233に設けられている。このように、多孔232が設けられた領域233が内胴200の軸線を中心とする円形ではないため、図17(a)〜(d)に示すように、加熱空気が吹き出される位置や範囲が、内胴200の回転に伴って変化する。したがって内胴200の後方から内胴200の内部に吹き込まれる加熱空気の風量や吹き込み位置が、内胴200の回転に伴って変化する。
後側吹き込み口102cから吹き出された加熱空気は、多孔232が設けられた領域233の全体から内胴200の内部に吹き込まれるが、特に、図18(a)〜(d)に示した、後側吹き込み口102cと、多孔232が設けられた領域233とが重なる斜線部分の領域910から多く吹き込まれる。この領域910の形状は、内胴200の回転によって図18(a)〜(d)の順に変化する。したがって内胴200の後方から内胴200の内部に吹き込まれる加熱空気の風速や吹き込み位置、主に加熱空気が吹き込まれる領域の面積などが、内胴200の回転に伴って変化する。これにより、被乾燥物2への加熱空気のあたり方が多様に変化する。
発明者らの実験の結果、図19(a)に示すように、軸231を中心として、桟212の頂点までの範囲の円234から外側に多孔232を設けると、乾燥効率が低下することが分かっている。すなわち、多孔232は、円234の範囲内に設けられることが好ましい。したがって、図19(b)に示すように、多孔232が設けられる領域233が円234の外側にはみ出してしまうことは好ましくない。
なお、多孔232が設けられる領域の形状が軸231を中心とする円形であっては、上述したような被乾燥物2への加熱空気のあたり方の多様性が生じないため、乾燥効率上、好ましくない。また、すべての多孔232の開口部分の合計面積は、多孔232が設けられる領域233の面積に対して略2/3以下であることが望ましい。すなわち、多孔の開口率は、略66%以下であることが望ましい。多孔の開口率が66%を超えると、内胴200の内部に吹き出される加熱空気の風速が低下してしまうため、乾燥効率が下がってしまう。
−−−乾燥機1の運転−−−
上述した乾燥機1では、次のように被乾燥物を乾燥することができる。被乾燥物は、乾燥機1が停止した状態で、投入排出扉110を開けて、開口221から内胴200の内部に投入される。投入排出扉110が閉じられて、投入排出扉110に設けられたスタート/ストップスイッチ111、または、操作パネル130のスタート/ストップスイッチが操作されると、あらかじめ操作パネル130で設定された運転コースによる乾燥運転が始まる。運転コースについては後に詳述する。まず初めに、駆動モータ310が起動されて、内胴200が回転駆動されるとともに、送風機500のモータ502が起動されて、スチームヒータ400で加熱された加熱空気が内胴200の内部に吹き込まれる。なお、スチームヒータ400には熱源となる蒸気が供給されていることが必要である。また、乾燥運転時には、ダンパ460(図2,3)が閉じられて、ヒータダクト420の上面422の開口422aが閉止される。
駆動モータ310およびモータ502は、コントローラ120によって制御される。コントローラ120は、駆動モータ310の回転速度、回転方向、通電時間を制御して、内胴200の運動を制御する。コントローラ120による制御によって、内胴200は、正転や逆転、正転と逆転の繰り返し、間欠的な回転など、被乾燥物の種類や量、乾燥の進行状況に応じた様々な駆動態様で回転駆動される。また、コントローラ120による制御によって、送風機500の送風風量が適宜変更される。内胴200に吹き込まれる加熱空気の温度は、コントローラ120によるスチームヒータ400への蒸気流量の制御によって、所定の温度になるように制御される。
図7に示すように、内胴200の回転によって、被乾燥物2を桟212で掻き上げて、内胴200の内部で放った後、落下させるという運動が繰り返される。このように内胴200の内部で運動する被乾燥物2は、上述したように、前側吹き込み口183a,184aから多孔222を介して吹き込まれる加熱空気と、後側吹き込み口102cから多孔232を介して吹き込まれる加熱空気とによって、図8の紙面に垂直な軸心を中心として矢印3で示すような方向に回転力が与えられながら水分が奪われて乾燥される。
また、上述したように、後側吹き込み口102cから多孔232を介して吹き込まれる加熱空気の流れは、内胴200の回転によって変化するので、被乾燥物2への加熱空気のあたり方が多様に変化する。これにより、被乾燥物2の乾燥効率が向上して、乾燥時間を短縮できる。内胴の内側に吹き込まれた加熱空気は、上述のように、円筒210の多孔211から円筒210の外側に吹き出される。なお、スチームヒータ400から送風機500までの風路は、送風機500による吸込流によって負圧となっているので、加熱空気が機外に漏れることはない。
乾燥運転の終了点の判断を、被乾燥物2を乾燥した後の加熱空気の温度で判断するか、設定された乾燥時間で判断するかは、あらかじめ選択可能である。すなわち、運転開始前のコース選択の段階で選択可能である。乾燥運転の終了点の判断を、設定された乾燥時間で判断するように設定されていた場合、コントローラ120のタイマーで設定された乾燥時間が経過すると、乾燥運転が終了し、冷却運転が行われる。乾燥運転の終了点の判断を、被乾燥物2を乾燥した後の加熱空気の温度で判断するように設定されていた場合、出口温度センサ122で検出された被乾燥物2を乾燥した後の加熱空気の温度が所定の温度に達すると、乾燥運転が終了し、冷却運転が行われる。
冷却運転では、ダンパ460(図2,3)が開いて、ヒータダクト420の上面422の開口422aから外気が吸引されて内胴200の内部に導かれる。このとき、内胴200は適宜回転駆動される。上述したように、ダンパ460が開くと、スチームヒータ400を経由した外気がほとんど吸い込まれないため、冷却運転時にスチームヒータ400への蒸気の供給を絶つ必要はない。
冷却運転の終了点の判断についても乾燥運転の終了点の判断と同様に、被乾燥物2を冷却した後の空気の温度で判断するか、設定された冷却時間で判断するかは、あらかじめ選択可能である。冷却運転の終了点の判断を、設定された冷却時間で判断するように設定されていた場合、コントローラ120のタイマーで設定された冷却時間が経過すると、冷却運転が終了する。冷却運転の終了点の判断を、被乾燥物2を冷却した後の空気の温度で判断するように設定されていた場合、出口温度センサ122で検出された被乾燥物2を冷却した後の空気の温度が所定の温度に達すると、冷却運転が終了する。
冷却運転が終了すると、駆動モータ310が停止されて、内胴200の回転駆動が停止されるとともに、送風機500のモータ502が停止されて、内胴200に流れる空気流が停止する。投入排出扉110を開けることで、乾燥した被乾燥物を取り出すことができる。
上述した第1の実施の形態の業務用乾燥機では、次の作用効果を奏する。
(1) 内胴200に前側鏡板220を設けることにより、円筒210の前方の端部が内側に折り返された形状となるように構成している。これにより、内胴200の回転によって、被乾燥物が外胴150と内胴200との隙間に噛み込まれることを防止できるので、被乾燥物を痛めることなく乾燥することができ、業務用乾燥機の信頼性を向上できる。また、被乾燥物が外胴150と内胴200との隙間に噛み込まれないので、被乾燥物が傷まずに長持ちする。これにより、リネンサプライ業などでは、リネンの寿命が延びるので、コストの削減に大きく寄与できる。
(2) 多孔232が設けられた領域が内胴200の軸線を中心とする円形ではないため、加熱空気が吹き出される領域910が、内胴200の回転に伴って変化する。したがって内胴200の後方から内胴200の内部に吹き込まれる加熱空気の風量や吹き込み位置が、内胴200の回転に伴って変化するので、被乾燥物2への加熱空気のあたり方が多様に変化して、乾燥効率を向上できる。
(3) 天板103と、側板104,105と、内胴200の円筒210とで囲まれる領域に、乾燥機1の前後方向に延在する前後ダクト181,182を設けるように構成した。これにより、筐体100の内部の空間を有効に利用して乾燥機1の後方から前方へ加熱空気を送風できるので、業務用乾燥機を小型化できる。
(4) スタート/ストップスイッチ111を投入排出扉110の取手近傍に配設するように構成した。これにより、操作頻度の高いスイッチが作業者にとって操作しやすい位置に配設されるので、利便性が高く、確実にスイッチを操作できる。
(5) 円筒210の多孔211が前側鏡板220から後方に離れた、図15などに示す2点鎖線aより後方に設けられるように構成した。これにより、多孔211から内胴200の外側に吹き出される加熱空気の流れによって、被乾燥物2が前側鏡板220の近傍から後方に移動させられるので、被乾燥物2が前側鏡板220の開口221からはみ出すことがなく、外胴150などとの間に噛み込まれるという現象を防止して、被乾燥物の傷みを防止できる。したがって、上述の場合と同様に、業務用乾燥機の信頼性を向上できるとともに、リネンサプライ業などでは、リネンの寿命が延びるので、コストの削減に大きく寄与できる。
−−−第2の実施の形態−−−
図20〜28を参照して、本発明による業務用乾燥機の第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付して相違点を主に説明する。図20〜22は、第2の実施の形態の業務用乾燥機を示す図であり、図20は正面図であり、図21は側面図であり、図23は背面図である。第2の実施の形態の業務用乾燥機(以下、単に乾燥機と呼ぶ)5は、外気を加熱するための熱源にガスを使用している点で、第1の実施の形態の乾燥機1と異なっている。
内胴200の内部に吹き込まれる外気を加熱するため、図23,24に示す加熱装置450が乾燥機5の上部に設けられている。なお、図23は、加熱装置450を乾燥機5の左側から見た側面図であり、図24は、図23のII−II断面図である。加熱装置450には、空気を加熱するためのガスバーナ470,480と、ダクト920,930とが設けられている。
ガスバーナ470,480は、それぞれ複数のガス吹き出し口(ノズル)が直線的に設けられたメーンバーナ471を所定の間隔で複数本並置した構造を有する。ガスバーナ470,480で加熱される外気は、後述するように、ガスバーナ470,480が設けられたダクト920の内部を前方から後方に向かって送風される。吸引される外気に対して下流側に配設されたガスバーナ470は、上流側に位置するメーンバーナ471が下流側に位置するメーンバーナ471よりも上になるように、天板103の近傍で、天板103に対して傾斜させて設置されている。
吸引される外気に対してガスバーナ470よりも上流側に設けられたガスバーナ480は、ガスバーナ470よりも上方の位置で、ガスバーナ470と同様に、上流側に位置するメーンバーナ471が下流側に位置するメーンバーナ471よりも上になるように、天板103に対して傾斜させて設置されている。吸引される外気の流れに関して、上流側のガスバーナ480を下流側のガスバーナ480よりも高い位置に設置することで、下流側のガスバーナ470への外気の供給妨げないので、下流側のガスバーナ470で燃焼用の2次空気を十分に取り込むことができる。すなわち、図23に示した矢印472,482のように、隣り合ったメーンバーナ471の間に空気が十分に流れ込むので、不完全燃焼を防止できる。
ガスバーナ470,480において、それぞれ上流側に位置するメーンバーナ471が下流側に位置するメーンバーナ471よりも上になるように、天板103に対して傾斜させている理由も同様である。すなわち、上流側に位置するメーンバーナ471によって、下流側に位置するメーンバーナ471への2次空気の供給を妨げないようにするために、上流側に位置するメーンバーナ471が下流側に位置するメーンバーナ471よりも上になるように配設されている。
なお、不完全燃焼の防止上、ダクト920の内部を流れる空気の風速が大きいほど、ガスバーナ470,480の高さの差、およびガスバーナ470,480自身の傾斜角度を大きくすることが好ましい。
ガスバーナ470,480を着火するための着火装置481aは、上流側のガスバーナ480にのみ設けられている。上流側のガスバーナ480に着火したガス炎で下流側のガスバーナ470を着火するため、図24に示すように、ガスバーナ480は、ガスバーナ480の下流側のメーンバーナ471がガスバーナ470の上流側のメーンバーナ471に接近するように、ガスバーナ480の右側が後方に寄せられている。
図25は、加熱装置450のダクト920,930の構造を示す斜視図である。ダクト920は、前面の開口921と、下面後方の開口922とを有する略直方体のダクトである。ダクト920の内部には、上述のように、ガスバーナ470,480が配設されている。ガスバーナ470の後方には、ダクト920を流れる外気の流量を規制するフラップ923がダクト920の内部に固定されて設けられている。フラップ923の固定位置は、図23に示すように、上端近傍を中心として、下端側を乾燥機5の前後方向に回動させて調節可能である。前面の開口921の近傍には、以下に説明するダクト930が配設されている。下面後方の開口922は、後述するヒータダクト940に接続されている。
ダクト930は、ダクト920の上部および前面を覆うように設けられている。ダクト930は、前面の開口931および背面の開口932を有し、ダクト920の上部を覆うように設けられた略コの字型の背面吸気ダクト部933と、ダクト920の前面に設けられて、左右側面の開口934,935を有する前カバー部934とを備えている。
ヒータダクト940は、加熱装置450で加熱された空気を内胴200の前方と後方とから内胴200の内部に送風するために、内胴200の前方へ向かう加熱空気の流れと、内胴200の後方から内胴200の内部へ向かう加熱空気の流れとに分配するダクトである。すなわち、ヒータダクト940は、加熱装置450で加熱された空気を前後ダクト181,182に接続される開口102a,102bと、内胴200の後方から内胴200の内部に送風する後側吹き込み口102cとに分配するためのダクトである。なお、図示はしないが、ヒータダクト940の内部では、内胴200の前方へ向かう加熱空気と、内胴200の後方から内胴200の内部へ向かう加熱空気とが均等に分配されるように、適宜仕切板などによって風路を構成している。
ヒータダクト940の前面は、第1の実施の形態のヒータダクト420と同様に、乾燥機1の後端板102に取り付けられている。ヒータダクト940の上面後方には、加熱装置450からの加熱空気を取り入れるための開口941が設けられている。この開口941は、ダクト920の下面後方の開口922と接続されている。ヒータダクト940は、後述する排気ダクトが乾燥機5の後方右側に設けられており、排気ダクトとヒータダクト940との干渉を防止するため、右側にオフセットされた状態で設けられている。
図21に示すように、ヒータダクト940には、加熱装置450で加熱された加熱空気の温度を測定する入口温度センサ121が設けられている。コントローラ120は、入口温度センサ121が検出した加熱空気の温度に基づいて、操作パネル130で設定された加熱空気の温度となるように、ガスバーナ470,480へのガス流量を制御するバルブの開度を制御する。入口温度センサ121で測定された加熱空気の温度は、操作パネル130の表示部に表示される。
図22に示すように、送風機500の排気口(不図示)は、排気ダクト720に接続されている。排気ダクト720は、乾燥機5の背面の左側下方から上方に向けてヒータダクト940の左側側面近傍まで配設された箱状のダクトであり、上面に排気口730が設けられている。排気ダクト720とヒータダクト940との間には、排気ダクト720とヒータダクト940とを連通させる連通管725が設けられている。乾燥機5の設置後、排気口730には、被乾燥物の乾燥後の加熱空気を屋外などへ排出するための排気管が適宜接続される。
−−−空気の流れについて−−−
このように構成される乾燥機5における空気の流れは次のとおりである。乾燥時と冷却時では、ガスバーナ470,480でガスが燃焼しているか否かが異なるだけで、空気の流れは同じである。送風機500のファン501が回転駆動されると、外気は、ダクト930の左右側面の開口934,935および背面の開口932からダクト920の前面の開口921へと吸引される。すなわち、図25の矢印12,13,14に示すように、外気は、乾燥機5の左右および後方から吸引されて、ダクト920の内部を後方に向かって流れていく。なお、開口932から吸引される外気が、ダクト920の外側の上面を流れることにより、ガスバーナ470,480によって加熱されるダクト920の上面の温度を低下させるとともに、開口932から開口921へと吸引される外気を予熱する。
ダクト920へ吸引された外気は、ガスバーナ470,480によって加熱された後、下面後方の開口922から矢印15で示すように吹き出される。上述したように、開口922には、ヒータダクト940の開口941が接続されているので、開口922から吹き出された加熱空気(矢印15)は、図26に示すように、ヒータダクト940の開口941からヒータダクト940の内部に流入する。第1の実施の形態のヒータダクト420と同様に、ヒータダクト940では、加熱空気の流れが前後ダクト181,182に向かう流れ(矢印17,16)と、後側吹き込み口102cに向かう流れ(矢印23)とに分配される。
図27は、乾燥機5を前方から見たときの断面における加熱空気の流れを示す図であり、図28は、乾燥機5を側面から見たときの断面における加熱空気の流れを示す図である。ヒータダクト940以降、排気ダクト720に至るまで加熱空気の流れは、第1の実施の形態と同じであるので、詳細な説明を省略する。
送風機500から排出された加熱空気(排気)は、排気ダクト720の内部を矢印721で示すように上方に向かって流れていく。排気の一部は、矢印722で示すように排気ダクト720から連通管725を経由して、ヒータダクト940へ流れて、再び内胴200の内部に吹き込まれる。残りの排気は、排気口730から機外に排出される。
上述の説明より明らかなように、内胴200へ加熱空気を導入する入口側の空気通路は、ダクト920,930、開口922、開口941、ヒータダクト940、開口102a,102b、前後ダクト181,182、前方吹込部183,184、前側吹き込み口183a,184a、および後側吹き込み口102cによって構成されている。また、被乾燥物を乾燥した後の加熱空気を機外に排出する出口側の空気通路は、外胴出口159、開口672、リントボックス670、吸気口503、ファン501、送風機500の排気口(不図示)、および排気ダクト720によって構成されている。
−−−乾燥機5の運転−−−
上述した乾燥機5では、次のように被乾燥物を乾燥することができる。被乾燥物は、乾燥機1が停止した状態で、投入排出扉110を開けて、開口221から内胴200の内部に投入される。投入排出扉110が閉じられて、投入排出扉110に設けられたスタート/ストップスイッチ111、または、操作パネル130のスタート/ストップスイッチが操作されると、あらかじめ操作パネル130で設定された運転コースによる乾燥運転が始まる。運転コースについては後に詳述する。まず初めに、駆動モータ310が起動されて、内胴200が回転駆動されるとともに、送風機500のモータ502が起動されて、ダクト930の左右側面の開口934,935および背面の開口932から外気が吸引される。その後、着火装置481aによってガスバーナ480に着火される。ガスバーナ470は、ガスバーナ480の火炎によって着火される。
駆動モータ310およびモータ502の制御は、上述した第1の実施の形態と同じである。内胴200に吹き込まれる加熱空気の温度は、コントローラ120によるガスバーナ470,480へのガス流量の制御によって、所定の温度になるように制御される。
第1の実施の形態と同様に、コントローラ120のタイマーで設定された乾燥時間が経過するか、出口温度センサ122で検出された被乾燥物2を乾燥した後の加熱空気の温度が所定の温度に達すると、乾燥運転が終了し、冷却運転が行われる。冷却運転では、ガスバーナ470,480が消火されるが、空気の流れは、乾燥運転の場合と同じである。
コントローラ120のタイマーで設定された冷却時間が経過するか、出口温度センサ122で検出された被乾燥物2を乾燥した後の加熱空気の温度が所定の温度に達すると、駆動モータ310が停止されて、内胴200の回転駆動が停止されるとともに、送風機500のモータ502が停止されて、内胴200に流れる空気流が停止する。投入排出扉110を開けることで、乾燥した被乾燥物を取り出すことができる。
上述した第2の実施の形態の業務用乾燥機では、第1の実施の形態の業務用乾燥機の作用効果に加えて、次の作用効果を奏する。
(1) 空気の加熱にガスバーナ470,480を用い、吸引される外気に対して上流側に位置するメーンバーナ471が下流側に位置するメーンバーナ471よりも上になるように、傾斜させて配置するように構成した。これにより、狭いダクト920の内部にガスバーナ470,480を配設しても、隣り合ったメーンバーナ471の間に空気が十分に流れ込むので、不完全燃焼を防止でき、安全であるとともに、加熱装置450、すなわち乾燥機5を小型化できる。
(2) 吸引される外気に対して上流側に設けられたガスバーナ480は、下流側に設けられたガスバーナ470よりも上方の位置に配設するように構成した。これにより、吸引される外気に対してガスバーナを複数段設けても、下流側のガスバーナ470に対して十分に2次空気が供給されるので、不完全燃焼を防止でき、安全であるとともに、加熱装置450のガスバーナ470,480を並べる方向の大きさ、すなわち乾燥機5を小型化できる。
(3) ダクト930をダクト920の上部に覆い被さるように配設するとともに、背面の開口932からダクト920の前面の開口921へ外気が吸引されるように構成した。これにより、ダクト920の外側の上面を外気が流れることで、ガスバーナ470,480によって加熱されるダクト920の上面の温度を低下させるとともに、開口932から開口921へと吸引される外気を予熱するので、ダクト920の上面の遮熱対策と同時に熱効率の向上とが実現でき、安全面、経済面で有利である。
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、スタート/ストップスイッチ111を投入排出扉110の右側取手近傍に設けているが、本発明はこれに限定されない。投入排出扉110の近傍であって、作業者にとって操作しやすい位置であればよく、たとえば、投入排出扉110よりも右側の、前端板101に設けられていてもよく、投入排出扉110の左側に設けられていてもよい。また、乾燥機1,5の前面上方に設けられた操作パネル130とは別に、投入排出扉110の近傍に設けられる操作スイッチは、上述したスタート/ストップスイッチ111に限定されない。
図29は、乾燥機1,5の操作パネル130の拡大図である。操作パネル130には、乾燥機1,5の電源をON/OFFする電源スイッチ131と、乾燥機1,5の運転および停止を指示するスタート/ストップスイッチ132と、乾燥機1,5の運転コースと選択するコース選択スイッチ133とが設けられている。乾燥機1,5では、被乾燥物の種類に応じて、乾燥時間、冷却時間、加熱空気の温度などの運転条件を変えた複数の運転コースを設定できる。乾燥機1,5で乾燥できる被乾燥物は、いわゆる私物と呼ばれる衣類などや、タオル類や、シーツ類、浴衣など、多岐にわたる。こうした、被乾燥物の種類が異なれば運転コースも異なる。また、同じタオル類であっても、フェイスタオルであるかバスタオルであるかによっても運転コースが異なり、シーツ類であっても、掛け布団用のシーツかマットレス用のシーツであるかなどによっても運転コースが異なる。
このように被乾燥物によって異なる運転コースは、操作パネル130の操作によって、あらかじめ設定されて記憶される。たとえば、運転コース番号の1番には、私物の乾燥に適した運転条件が設定されて記憶され、運転コースの2番には、フェイスタオルの乾燥に適した運転条件が設定されて記憶されるなど、複数の運転コースが設定されて記憶される。上述した説明では、運転コースの選択は、操作パネル130に設けられたコース選択スイッチ133によって選択している。
しかし、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、たとえば、図30(b)、(c)に示すように、操作パネル130に設けられたコース選択スイッチ133とは別に、投入排出扉110もしく投入排出扉110の近傍に設けたスイッチによって運転コースを選択するように構成してもよい。なお、図30(a)は、上述した実施の形態の乾燥機1,5におけるスタート/ストップスイッチ111を示す図である。
図30(b)は、投入排出扉110にスタート/ストップスイッチ111と、コース選択スイッチ113と、選択されたコースの表示部114とが設けられた一例を示す図である。操作パネル130であらかじめ設定された複数の運転コースの中から、希望する運転コースの番号が表示部114に表示されるまでコース選択スイッチ113を操作することで、希望の運転コースを呼び出すことができる。希望の運転コースをコース選択スイッチ113で呼び出した後、すなわち、希望する運転コースの番号が表示部114に表示された状態でスタート/ストップスイッチ111が操作されると、希望する運転コースでの乾燥運転が開始される。
図30(c)は、投入排出扉110にスタート/ストップスイッチ111と、各運転コースに割り当てられたコース選択スイッチ115と、選択されたコースを表示する表示灯116とが設けられた一例を示す図である。操作パネル130であらかじめ設定された複数の運転コースの中から、希望する運転コースが割り当てられたコース選択スイッチ115を操作することで、希望の運転コースを呼び出すことができる。コース選択スイッチ115が操作されると、操作されたコース選択スイッチ115に対応する表示灯116が点灯する。希望の運転コースをコース選択スイッチ115で呼び出した後、すなわち、操作されたコース選択スイッチ115に対応する表示灯116が点灯した状態でスタート/ストップスイッチ111が操作されると、希望する運転コースでの乾燥運転が開始される。なお、これらのスイッチ111,113,115や、表示部114および表示灯116の形態はあくまでも例であり、本発明はこれらの形態に限定されるものではない。
(2) 上述の説明では、前側吹き込み口183a,184aの形状は、内胴200の軸心を中心とする大小2つの円弧の一部と、内胴200の軸心を通る2本の直線の一部とで囲まれた形状であり、後側吹き込み口102cの形状は、横長の矩形であるが、本発明はこれに限定されない。前側吹き込み口183a,184aは、乾燥効率が低下しないように前後ダクト181,182から送風されて内胴200に吹き込まれる加熱空気の風量および風速を確保しつつ、内胴200の前側鏡板220に設けられた多孔222を介して、内胴200の前方から内胴200の内側に向かって送風できれば、その形状は上述した形状に限定されない。また、後側吹き込み口102cの形状は、乾燥効率が低下しないようにヒータダクト420から送風されて内胴200に吹き込まれる加熱空気の風量および風速を確保しつつ、内胴200の後側鏡板230に設けられた多孔232を介して、内胴200の後方から内胴200の内側に向かって送風できれば、その形状は上述した形状に限定されない。
(3) 上述の説明では、多孔232が設けられる領域233の形状は、図12に示した2点鎖線eのように、回転駆動される内胴200の軸線を中心として略正方形形状であるが、本発明はこれに限定されない。たとえば、図31(a)〜(h)に示すように、軸231を中心として、桟212の頂点までの範囲の円234の内側で、回転駆動される内胴200の軸線を中心、すなわち軸231を中心とした円形状とは異なる形状であれば、多孔232が設けられる領域233は、様々な形状を採ることができる。なお、上述の説明や、図31(a)〜(h)では、領域233の図心が軸231の中心と一致しているものを例示したが、領域233の図心と軸231の中心とは一致していなくてもよい。
たとえば、領域233は、図30(a)に示すように、三角形など、四角形以外の多角形であってもよく、図30(b)に示すように三角形などの多角形について、軸231を中心とする回転位相をずらして重ねたような形状であってもよい。また、領域233は、図30(c)、(d)に示すように、多角形の各辺を曲線で構成してもよい。領域233は、図30(e)に示すように、楕円としてもよく、図30(f)に示すように、楕円について、軸231を中心とする回転位相をずらして重ねたような形状であってもよい。
領域233は、図30(g)に示すように、正方形に限らず、長方形でもよく、図30(f)に示すように、長方形について、軸231を中心とする回転位相をずらして重ねたような形状であってもよい。なお、これらの領域233の形状はあくまでも例であり、内胴200の回転によって、内胴200の後方から内胴200の内部に吹き出される加熱空気の流れに多様性を持たせる形状であれば、本発明による領域233の形状はこれらの形態に限定されるものではない。
(4) 上述の説明では、前後ダクト181,182のそれぞれに前方吹込部183,184を設け、加熱空気を2カ所の前側吹き込み口183a,184aで、内胴200の前方から内胴200の内側に向かって送風するように構成していたが、本発明はこれに限定されない。たとえば、前方吹込部183,184が内胴200の前方で連結されて、この連結された前方吹込部に設けられた前側吹き込み口から多孔222を介して内胴200の内部に加熱空気を吹き込むように構成してもよい。なお、内胴200の前方で連結される前方吹込部に設けられた前側吹き込み口は1カ所でもよく、2カ所以上でもよい。
(5) 上述の説明では、図8および図32(a)に示すように、内胴200の内部を通過せずに、空間902,903から空間901へ加熱空気が直接流入することを防止するため、外胴150の内部に設けた外胴シール板160,170と、内胴200に設けた内胴シール板213,214とを隣接するように配設しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、図32(b)に示すように、内胴200には内胴シール板213,214を設けず、外胴シール板160,170にそれぞれ耐熱フェルト165,175を取り付けて、耐熱フェルト165,175を、その弾性で内胴200の円筒210の周面に接触させることで、シールするように構成してもよい。
(6) 上述の説明では、B面152とH面158と、天板103と側板104,105とによって前後ダクト181,182を形成するように構成しているが、本発明はこれに限定されない。図33に示すように、D面154と、側板104と、E面を右側に延在させた面とで囲まれる、乾燥機1の前後方向に延在し、断面形状が略三角形状となるダクト185や、F面156と、側板105と、E面を左側に延在させた面とで囲まれる、乾燥機1の前後方向に延在し、断面形状が略三角形状となるダクト186を、それぞれ加熱空気を乾燥機1の後方から前方へ送風するための前後ダクトとして用いることもできる。すなわち、内胴200を軸線方向から見たときに、内胴200の外側の上下それぞれで水平な平面と、内胴200の外側の左右それぞれで内胴200の軸線と平行であり、かつ、内胴200の外側の上下それぞれで水平な平面と直交する平面と、内胴200の円筒210とで囲まれる空間を利用して、加熱空気を乾燥機1の後方から前方へ送風するように構成できる。
なお、加熱空気を乾燥機1,5の後方から前方へ送風するために、これら4つの前後ダクトのうち、任意の一つのみを使用してもよく、任意の2つまたは3つを使用してもよく、4つの前後ダクトのすべてを使用してもよい。なお、本実施の形態の乾燥機1,5では、内胴200は、後側鏡板230に設けられた軸231が、減速機320の出力軸、および、後端板102に取り付けられた軸受けによって回転可能に支持されている。したがって、前後ダクト185,186に相当する場所に内胴200を円筒210の周面から支持および回転駆動するローラが存在しないので、前後ダクト184,185の通気抵抗が増えることはない。また、内胴200の支持および回転駆動構造を安価に構成できるので、乾燥機の製造コストを低減できる。
(7) 上述の説明では、前後ダクト181,182によって加熱空気を乾燥機1,5の後方から前方へ送風するように構成したが、本発明はこれに限定されない。スチームヒータ400や加熱装置450から乾燥機1,5の前方で吹き出された加熱空気を、前後ダクト181,182によって乾燥機1,5の前方から後方へ送風するように構成してもよい。
(8) 上述の説明では、内胴200に設けられた桟212は4本であったが、本発明では桟の本数は4本に限定されない。また桟212は、軸231を中心とした角度位相が等ピッチになるように配設する必要はなく、様々なピッチで配設してもよい。さらに、それぞれの桟212で、その高さが異なるように構成することもできる。
(9) 上述の説明では、出口温度センサ122は、リントボックス670の上面の開口672の近傍に設けられているが、本発明はこれに限定されない。出口温度センサ122では、内胴200で被乾燥物2を加熱した後の加熱空気の温度を測定できればよいので、出口温度センサ122の取付位置は、開口159から排気ダクト710,720の入口近傍までの間の任意の位置に設けることができる。この範囲において、出口温度センサ122を最も上流の位置に設置した場合と、最も下流の位置に設置した場合とで、その検出温度を比較しても、検出温度の差は僅かであり、実用上問題がない。
(10) 上述の説明では、入口温度センサ121が検出した加熱空気の温度に基づいて、加熱空気の温度が所定の温度となるように、スチームヒータ400への蒸気流量を制御するバルブを適宜調節するように構成しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、乾燥運転の最中に、コントローラ120がダンパ460の開度を制御することで、開口422aから取り入れる外気の量を調整することで、内胴200に吹き込まれる加熱空気の温度を制御するようにしてもよい。すなわち、スチームヒータ400への蒸気流量を制御することではなく、スチームヒータ400で加熱された加熱空気に対して、加熱されていない外気の混入量を制御することで、内胴200に吹き込まれる加熱空気の温度を制御するようにしてもよい。
(11) 上述の説明では、冷却運転の終了点を、あらかじめ選択された被乾燥物2を冷却した後の空気の温度か、設定された冷却時間のいずれかで判断するように構成しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、冷却運転終了の条件として設定した、被乾燥物2を冷却した後の空気の温度か、設定された冷却時間のうち、少なくともいずれか一方の条件が成立したときに冷却運転を終了するように構成することもできる。これにより、冷却時間を短縮できるので、効率的に運転できる。
(12) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
以上の実施の形態および変形例において、たとえば、モータは駆動モータ310に、ヒータはスチームヒータ400または加熱装置450に、第1の吹き込み口は前側吹き込み口183a,184aに、第2の吹き込み口は後側吹き込み口102cにそれぞれ対応する。第1の入口側空気通路は、ヒータダクト420もしくはヒータダクト940と、開口102a,102bと、前後ダクト181,182と、前方吹込部183,184とに対応する。第2の入口側空気通路は、ヒータダクト420もしくはヒータダクト940に対応する。出口側空気通路は、外胴出口159と、開口672と、リントボックス670と、吸気口503と、ファン501と、送風機500の排気口と、排気ダクト710または排気ダクト720とに対応する。第1の空気通路は前後ダクト181,182,185,186に、第2の空気通路はヒータダクト420もしくはヒータダクト940にそれぞれ対応する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する際、上記の実施形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係になんら限定も拘束もされない。
1,5 業務用乾燥機(乾燥機) 2 被乾燥物
100 筐体 101 前端板
102 後端板 102a,102b 開口
102c 後側吹き込み口 103 天板
104,105 側板 110 投入排出扉
111 スタート/ストップスイッチ 120 コントローラ
130 操作パネル 140 前面扉
150 外胴 151〜158 側面
159 外胴出口
181,182,185,186 前後ダクト 183,184 前方吹込部
183a,184a 前側吹き込み口 200 内胴
210 円筒 211,222,232 多孔
212 桟 220 前側鏡板
230 後側鏡板 231 軸
300 駆動装置 310 駆動モータ
320 減速機 400 スチームヒータ
420,940 ヒータダクト 450 加熱装置
470,480 ガスバーナ 500 送風機
501 ファン 503 吸気口
600 リントスクリーン 670 リントボックス
672 開口 710,720 排気ダクト
920,930 ダクト

Claims (3)

  1. 略横型円筒形状を呈し、円筒の周面には前記円筒の両端から前記円筒の軸線方向に離間した所定の範囲内に空気排出用多孔が設けられ、前記円筒内部には被乾燥物が投入される、前記軸線方向を中心に回転駆動される内胴と、
    前記内胴を回転駆動するモータと、
    流入する外気を加熱するヒータと、
    前記ヒータで加熱された空気を前記内胴を通って外部へ送風するファンと、
    前記内胴に導入されて前記被乾燥物を乾燥した後の加熱空気を、前記空気排出用多孔を経て、前記内胴の周面下方に設けられた空気出口開口を通って外部へ導く出口側空気通路とを備えることを特徴とする業務用乾燥機。
  2. 請求項1に記載の業務用乾燥機において、
    前記空気出口開口は、前記内胴の周面に面し、前記内胴の周面下方で前記空気排出用多孔の略真下に設けられていることを特徴とする業務用乾燥機。
  3. 請求項2に記載の業務用乾燥機において、
    前記空気出口開口は、前記円筒の軸線方向に沿った大きさが、前記空気排出用多孔が設けられた前記所定の範囲と略一致していることを特徴とする業務用乾燥機。
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