JP2010140111A - 機器管理装置、機器管理システム、ログ管理方法、ログ管理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

機器管理装置、機器管理システム、ログ管理方法、ログ管理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の機器から収集されたログを効率よく管理・運用できる機器管理装置、機器管理システム、ログ管理方法、ログ管理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供する。
【解決手段】機器管理装置100は、所定のデータ伝送路90を介して接続される機器200の状態を監視し、機器管理を行う装置であって、機器200から各種履歴情報であるログデータ31を収集する収集手段21と、収集手段21により収集したログの種類に応じて決定した保存方法に従って、収集したログデータ31を記憶装置108の所定の記憶領域に記録する記録手段22と、を有することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、ネットワークなどのデータ伝送路を介して接続される少なくとも1台以上の機器を管理する機器管理装置、機器管理システムに関し、特に、機器から収集したログを管理する技術に関するものである。
ネットワークなどの所定のデータ伝送路を介して複合機やプリンタと言った画像処理装置などの状態を機器管理装置により監視するシステムはすでに知られており、ユーザは管理対象の機器(以下、「管理対象機器」と言う。)に自ら出向くことなく、管理対象機器の異常を検知する(知る)ことが可能となっている。
上記機器管理装置は、定期的に管理対象機器から機器情報を取得し(例えば、ポーリング処理により機器情報を取得し)、取得した機器情報から管理対象機器の状態を監視している。
機器管理装置が取得する機器情報の中には、管理対象機器の状態を表す状態情報の他に、管理対象機器で行われたジョブの履歴情報(以下「ジョブログ」と言う)や、管理対象機器が他の機器に対して行ったアクセス及び/又は他の機器から管理対象機器に対して行われたアクセスの履歴情報(以下「アクセスログ」と言う)なども含まれている。
そのため、機器管理装置が、各管理対象機器から収集した機器情報に含まれる各種ログ(ジョブログやアクセスログなど)の管理(以下「ログ管理」と言う)を行うことは重要な機能である。
例えば特許文献1には、大規模な印刷システムにおいて、印刷装置が実行した印刷及び/又はクライアント装置が印刷装置に要求した印刷の複数の印刷ログを併合して管理し、印刷ログの解析処理の付加を軽減することができる情報処理装置が開示されている。
特開2005−38106号公報
しかしながら、従来のログ管理では、収集されるログが大量であることに起因する問題点について十分に考慮されていない。
大規模な機器管理システムでは、機器管理装置が管理する管理対象機器も多いことから、収集されるログも大量となる。
このような場合に考えられる問題点の1つ目は、ログを含む機器情報が記録され管理情報として格納する記憶装置のリソースが圧迫される点である。近年では、記憶装置の大容量化が進み、ある程度のデータ量であれば対応できるが、記憶領域は無限ではないため、記憶リソース(記憶領域)を効率よく利用するような対策を講じなければ、結果的に無駄に消費してしまうこととなる。
また、2つ目は、記憶装置に格納される管理情報が多くなれば、機器管理で必要な情報を読み取る際に、情報検索速度が遅くなる点である。機器管理において、収集したログ全てが必要な訳ではない。そのため、機器管理上の状態解析に必要なログや管理者などの機器管理作業を支援する提供情報として必要なログなど、収集したログのうち、ユーザから求められる機器管理機能に必要なデータのみを保存しておく対策を講じなければ、システム全体の処理性能やユーザの使用感に悪影響を及ぼすこととなる。
本発明は上記従来技術の問題点を鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、機器から収集されたログを効率よく管理・運用できる機器管理装置、機器管理システム、ログ管理方法、ログ管理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明にあっては、所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を監視し、機器管理を行う機器管理装置であって、前記機器から各種履歴情報であるログデータを収集する収集手段と、前記収集手段により収集したログの種類に応じて決定した保存方法に従って、前記収集したログデータを記憶装置の所定の記憶領域に記録する記録手段と、を有することを要旨としている。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置は、前記収集したログデータを解析し、ログの種類を判別する種類判別手段と、前記種類判別手段による判別結果に基づき、ログデータの保存方法を決定する保存方法決定手段と、を有し、前記記録手段が、前記保存方法決定手段により決定された保存方法に従って、前記収集したログデータを記録する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置は、前記種類判別手段が、前記収集したログデータを読み取り、前記ログデータに含まれる簡易情報を解析し、所定の判別基準に基づき、ログの種類を判別する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置は、ログとして出力され記録対象とするデータ項目と、前記記録対象とするデータの保存方法とが関連付けられた第1の制御情報を、ログの種類ごとに保持する第1の制御情報保持手段を有し、前記保存方法決定手段が、前記種類判別手段による判別結果に基づき、前記第1の制御情報保持手段により保持される前記第1の制御情報を参照し、前記記録対象とするデータ項目に基づき、保存方法を決定する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置は、前記保存方法決定手段が、前記記録対象とするデータ項目に基づき、前記記録対象とするデータ項目に対応して前記第1の制御情報に設定される、保存対象とするか否かを示す保存対象決定制御値、保存対象のデータ範囲を示す保存対象範囲決定制御値、及び保存形式を示す保存形式決定制御値の各制御値を特定し、特定された制御値から保存方法を決定する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置は、前記記憶装置の所定の記憶領域に記録されたログデータを削除する削除手段を有し、前記削除手段が、前記ログの種類に応じて決定した削除方法に従って、前記記録されたログデータを削除する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置は、前記種類判別手段による判別結果に基づき、ログデータの削除方法を決定する削除方法決定手段を有し、前記削除手段が、前記削除方法決定手段により決定された削除方法に従って、前記記録されたログデータを削除する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置は、ログとして出力され削除対象とするデータ項目と、前記削除対象とするデータの削除方法とが関連付けられた第2の制御情報を、ログの種類ごとに保持する第2の制御情報保持手段を有し、前記削除方法決定手段が、前記種類判別手段による判別結果に基づき、前記第2の制御情報保持手段により保持される前記第2の制御情報を参照し、前記削除対象とするデータ項目に基づき、削除方法を決定する。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理装置は、前記削除方法決定手段が、前記削除対象とするデータ項目に基づき、前記削除対象とするデータ項目に対応して前記第2の制御情報に設定される、削除対象とするか否かを示す削除対象決定制御値、保存期間を示す保存期間決定制御値、及び削除対象のデータ範囲を示す削除対象範囲決定制御値の各制御値を特定し、特定された制御値から削除方法を決定する。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る機器管理装置は、前記第1の制御情報保持手段が保持する複数の第1の制御情報及び/又は前記第2の制御情報保持手段が保持する複数の第2の制御情報のうち、前記保存方法決定手段及び/又は前記削除方法決定手段により、保存方法及び/又は削除方法を決定するときに参照する第1の制御情報及び/又は第2の制御情報を、他の制御情報に切り換える制御情報切換手段を有し、前記制御情報切換手段が、ユーザから所定のインタフェースを介して受け付けた、前記ログデータが記録された所定の記憶領域の消費軽減を指示する設定又は前記消費軽減より情報提供の一覧性を優先する設定に基づき、前記第1の制御情報及び/又は前記第2の制御情報を、他の制御情報に切り換える。
このような構成によって、本発明に係る機器管理装置は、収集したログの種類や記録対象データに応じて決定した保存方法に従ってデータを記憶装置に記録し、また、記録後のデータについても、記録されたログの種類や削除対象データに応じて決定した削除方法に従ってデータを削除する。
これによって、本発明に係る機器管理装置は、収集したログの種類や記録・削除対象データに応じて記憶装置に保存されるログのデータ量を変化させ、ログの管理・運用を制御することができる。その結果、記憶リソース(記憶領域)を無駄に消費せず、かつ記録後のデータ(管理データ)を有効に利用することができる。つまり、複数の機器から収集されたログを効率よく管理・運用することができる。
上記目的を達成するため、本発明に係る機器管理システムは、所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を機器管理装置により監視し、機器管理を行う機器管理システムであって、前記機器管理装置が、前記機器から各種履歴情報であるログデータを収集する収集手段と、前記収集手段により収集したログの種類に応じて決定した保存方法に従って、前記収集したログデータを記憶装置の所定の記憶領域に記録する記録手段と、を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る機器管理システムは、前記機器管理装置が、前記記憶装置の所定の記憶領域に記録されたログデータを削除する削除手段を有し、
前記削除手段が、前記ログの種類に応じて決定した削除方法に従って、前記記録されたログデータを削除する。
上記目的を達成するため、本発明に係るログ管理方法は、所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を監視し、機器管理を行う機器管理装置におけるログ管理方法であって、前記機器から各種履歴情報であるログデータを収集する収集手順と、前記収集手順により収集したログの種類に応じて決定した保存方法に従って、前記収集したログデータを記憶装置の所定の記憶領域に記録する記録手順と、を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係るログ管理方法は、さらに、前記ログの種類に応じて決定した削除方法に従って、前記記憶装置の所定の記憶領域に記録されたログデータを削除する削除手順を有することを特徴とする。
このような手順によって、本発明に係るログ管理方法は、収集したログの種類や記録対象データに応じて決定した保存方法に従ってデータを記憶装置に記録し、また、記録後のデータについても、記録されたログの種類や削除対象データに応じて決定した削除方法に従ってデータを削除すると言う管理動作を実現する。
これによって、本発明に係るログ管理方法は、収集したログの種類や記録・削除対象データに応じて記憶装置に保存されるログのデータ量を変化させ、ログの管理・運用を制御することができる。その結果、記憶リソース(記憶領域)を無駄に消費せず、かつ記録後のデータ(管理データ)を有効に利用することが可能な環境を提供できる。
本発明によれば、収集したログの種類や記録・削除対象データに応じて記憶装置に保存されるログのデータ量を変化させることにより、機器から収集されたログを効率よく管理・運用可能な機器管理装置、機器管理システム、ログ管理方法、ログ管理プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、「実施形態」という。)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
では、本実施形態に係る機器管理システムの構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る機器管理システム1の構成例を示す図である。
図1に示すように、機器管理システム1は、MFP(Multifunction Peripheral)やLP(Laser Printer)と言った複数の管理対象機器200と、複数のクライアントPC(Personal Computer)300(以下、単に「PC」と言う。)と、機器管理装置100とが、ネットワークなどのデータ伝送路90で相互に接続されている。
このようなシステム構成により、機器管理装置100は、管理対象機器200から各種ログ(ジョブログやアクセスログなど)を含む機器情報を取得し、機器状態を監視することで機器管理を行う。また、PC300に対しては、管理対象機器200の状態に関する各種情報を提供する。
<ハードウェア構成>
次に、上記機器管理システム1において、機器管理を行う機器管理装置100のハードウェア構成について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る機器管理装置100のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、機器管理装置100は、入力装置101と、表示装置102と、ドライブ装置103と、RAM(Random Access Memory)104と、ROM(Read Only Memory)105と、CPU106と、インタフェース装置107と、HDD(Hard Disk Drive)108とから構成され、それぞれがバスで相互に接続されている。
入力装置101は、キーボード及びマウスなどで構成され、機器管理装置100に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102は、ディスプレイなどで構成され、機器管理装置100による処理結果(例えば「取得した機器情報に基づき統計結果」)などを表示する。
インタフェース装置107は、機器管理装置100をネットワークなどの所定のデータ伝送路90に接続するインタフェースである。上記システム構成において説明を行ったように、機器管理装置100は、インタフェース装置107を介して、管理対象機器200やPC300などとデータ通信を行う。
HDD108は、不揮発性の記憶装置である。HDD108には、各種プログラムやデータが格納されている。例えば、機器管理装置100全体を制御する情報処理システム(例えば「Windows(登録商標)」や「UNIX(登録商標)」などの基本ソフトウェアであるOS(Operating System))を提供するプログラムやデータ、また情報処理システム上において各種機能(例えば「機器管理機能」や「ログ管理機能」)を提供するアプリケーションプログラムやデータなどである。また、HDD108は、格納している上記プログラムやデータを、所定のファイルシステムやDB(Data Base)により管理している。
なお、上記プログラムやデータは、例えばCD(Compact Disk)などの記録媒体103aによって機器管理装置100に提供されるか、データ伝送路90からインタフェース装置107を介してダウンロードされる。例えば、記録媒体103aから提供される場合は、記録媒体103aを読み取り可能なドライブ装置103を介してHDD108にインストールされる。
ROM105は、電源を切っても内部データを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、機器管理装置100が起動されるときに実行されるBIOS(Basic Input/Output System)や、機器管理装置100のシステム設定やネットワーク関連の設定などのデータが格納されている。
RAM104は、上記各種記憶装置から読み出されたプログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)であり、CPU106は、このRAM104上に読み出したプログラムを実行することにより、機器管理装置100の全体制御や機器管理装置100が搭載する各種機能を動作させる。
このようなハードウェア構成により、機器管理装置100は、例えば、HDD108からRAM104上に読み出した機器管理機能及びログ管理機能を実現するためのプログラムをCPU106により実行し、管理対象機器200の状態監視やログ管理を行ったりすることができる。
<ログ管理機能>
ここからは、上記ソフトウェア構成により実現される、管理対象機器200から収集した各種ログを管理するログ管理機能について詳しく説明する。
本実施形態に係る機器管理装置100では、収集したログの種類や記録対象データに応じて決定した保存方法に従ってデータを記憶装置(例えば「HDD」など)に記録する。また、記録後のデータについても、記録されたログの種類や削除対象データに応じて決定した削除方法に従ってデータを削除する。このようなログ管理機能を有している。
機器管理装置100は、ジョブログやアクセスログと言った様々な種類のログデータを各管理対象機器200から収集する。
そこで、本実施形態に係る機器管理装置100では、収集したログの種類や記録・削除対象データに応じて記憶装置に保存されるログのデータ量を変化させ、ログの管理・運用を制御する。
これによって、記憶リソース(記憶領域)を無駄に消費せず、かつ記録後のデータ(管理データ)を有効に利用することができる。すなわち、複数の管理対象機器200から収集されたログを効率よく管理・運用することができる。
では、上記ログ管理機能の構成とその動作について説明する。
《機能構成》
図3は、本発明の第1の実施形態に係るログ管理機能の構成例を示す図である。図3に示すように、ログ収集部21と、ログ記録部22と、ログ保持部23と、ログ削除部24と、制御情報保持部25と、制御情報切換部26と、を有している。
ログ収集部21は、機器管理装置100で動作するログ管理機能は、各管理対象機器200から各種ログを収集する。ログ記録部22は、収集したログデータを記憶装置に記録する。ログ保持部23は、ログデータが記録された記憶装置の所定の記憶領域である。
また、ログ削除部24は、記憶装置からログデータを削除する。制御情報保持部25は、ログデータを記録する際の保存方法や記録されたログデータを削除する際の削除方法を決定するための各制御情報(以下「保存方法決定制御情報」及び「削除方法決定制御情報」と言う)が保持された記憶装置の所定の記憶領域である。制御情報切換部26は、保存方法・削除方法を決定する際に用いる各制御情報を切り換える。
このように、本実施形態に係るログ管理機能は、上記各機能部が連係動作することにより実現される。
以下に、上記ログ管理機能が有する各機能部について詳しく説明する。
(ログの収集)
ログ収集部21は、ポーリング処理により各管理対象機器200から定期的に機器情報を取得し、機器情報に含まれる各種ログを収集する機能部である。このとき収集される各種ログには、例えば図4に示すようなジョブログ31jやアクセスログ31aなどが挙げられる。
図4は、本発明の第1の実施形態に係るログデータ31の例を示す図である。(A)にはジョブログ31j、(B)にはアクセスログ31aの各データ例が示されている。
ジョブログ31jは、管理対象機器200が有する各機能によりジョブが実行された際に出力されるログである。例えば管理対象機器200がMFPの場合には、プリンタ、コピー、及びファクシミリなどによりジョブが実行された際に出力され、主に課金時や利用頻度解析時などに用いられるジョブ実行履歴情報である。
また、アクセスログ31aは、管理対象機器200が備える操作部(非図示)から受け付けた各種操作や、他の外部機器(例えばPC300)からアクセスされた際に出力されるログである。例えば管理対象機器200がWebサーバ機能を有する機器であった場合には、PC300からブラウザなどの閲覧ツールにより、所定のデータ伝送路90を介して管理対象機器200のWebサーバ機能に情報提供を要求した際に出力され、主にセキュリティーチェック時に用いられる。
その他にも、管理対象機器200で動作する各機能を実現するためのアプリケーションソフトウェアや基本ソフトウェア(OS)、さらに管理対象機器200が備える各装置(ハードウェア)などの起動履歴や動作状態などが出力されるシステムログがある。
図3に示すように、ログデータ31は、主に主要部と詳細部とに大別される。
例えばジョブログ31jの場合には、(A)に示すように、「発生日時」、「ジョブタイプ」、「ユーザ情報」、「ログID」、「機番(シリアルナンバー)」、「入出力種別」などが、主要部の構成情報として含まれている。
「発生日時」は、ログが出力された日時情報である。「ジョブタイプ」は、ジョブの種類を表す情報である。「ユーザ情報」は、ジョブを実行したユーザに関する情報である。「ログID」は、ログの識別情報である。「機番(シリアルナンバー)」は、管理対象機器200の識別情報である。「入出力種別」は、実行されたジョブの入出力種別を表す情報である。
また、詳細部の構成情報には、実行されたジョブの入出力に関する情報である「入出力情報」が含まれる。入力情報には、原稿などの「枚数」、出力する「文書名」、及びジョブ実行要求を行ったPC300に関する情報である「PC情報」などがあり、出力情報には、出力した「時刻」及び「印刷ページ数」などがある。
アクセスログ31aの場合には、(B)に示すように、「発生日時」、アクセスログの種類を表す「アクセスログタイプ」、「ユーザ情報」、「ログID」、及び「機番(シリアルナンバー)」などが、主要部の構成情報といて含まれている。
また、詳細部の構成情報には、「文書名」、アクセスを認証・許可した「認証局」、及びアクセス時の操作履歴を表す「操作情報詳細」などがある。
このように、ログデータ31は、主要部の簡易情報と、詳細部の詳細情報とから構成されている。また、図3に示したデータ例はXML(Extensible Markup Language)で記述されたログデータ31である。主要部タグと詳細部タグにより簡易情報及び詳細情報がそれぞれ定義されており、拡張性に優れ、かつログ内容が解析しやすく取り扱いやすい構成となっている。
このように、機器管理装置100では、ログ収集部21により、前述した各種ログを収集する。
(ログの記録)
ログ記録部22は、ログ収集部21により収集したログデータ31をログ保持部23に記録する機能部である。このとき、収集したログの種類や記録対象データに応じてログ保持部23への保存方法を決定し、ログデータ31を記録する。そのため、ログ記録部22は、ログ種類判別部221とログ保存方法決定部222とを有している。
ログ種類判別部221は、ログの種類を判別する機能部であり、ログデータ31を解析することでログの種類を判別する。具体的には、ログデータ31の主要部を読み取り、判別基準である所定のデータが含まれているか否かを判定し、ログの種類を判別する。
例えば、ジョブログ31jの場合には、主要部タグで定義される簡易情報を読み取り、「ジョブタイプ」のデータから各ジョブに対応するログの種類を判別する。また、アクセスログ31aの場合には、「アクセスログタイプ」のデータから各アクセス(操作を含む)に対応するログの種類を判別する。
次に、ログ保存方法決定部222は、ログ種類判別部221により判別されたログの種類(判別結果)と記録対象データとに基づき保存方法を決定する機能部である。具体的には、ログの種類に基づき、制御情報保持部25が保持するログに出力されたデータごとの保存方法を制御する重み付けが定義された保存方法決定制御情報41を参照し、記録対象データに基づき、該当する制御値を特定し、特定された制御値に従って、ログデータ31の保存方法を決定する。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る保存方法決定制御情報41のデータ例を示す図である。(A)にはジョブログ31jに対応する保存方法決定制御情報41j、(B)にはアクセスログ31aに対応する保存方法決定制御情報41aの各データ例が示されている。制御情報保持部25は、このようなログの種類ごとに保存方法決定制御情報41を保持している。
保存方法決定制御情報41には、ログとして出力可能な情報項目ごとに、保存対象とするか否かの制御値(以下「保存対象決定制御値」と言う)、保存対象のデータ範囲(保存対象情報)を表す制御値(以下「保存対象範囲決定制御値」と言う)、保存形式を表す制御値(以下「保存形式決定制御値」と言う)が対応付けられている。
例えば、図5に示すジョブログ31jに対応する保存方法決定制御情報41jの場合には、ファクシミリ以外のプリンタ、コピー、及びスキャンに関する各ジョブログ31jを保存する保存対象決定制御値が設定されている。また、利用頻度の高いプリンタについては主要部及び詳細部の両方を含むログデータ31全体を保存対象とし、コピーは主要部のみ、スキャンはログデータ31のうち集計に利用可能なデータ(集計用データ)のみを保存対象とする保存対象範囲決定制御値が設定されている。さらに、プリンタ及びコピーは機器管理情報として利用一覧情報を提供することから、一覧情報を生成しやすいDBに保存し、スキャナは情報提供を行わないためファイルとして保存する保存形式決定制御値が設定されている。
アクセスログ31aに対応する保存方法決定制御情報41aの場合には、全てのアクセスログ31aを保存する保存対象決定制御値が設定されている。また、設定変更は変更内容を知る必要があるため、主要部及び詳細部の両方を含むログデータ31全体を保存対象とし、設定変更以外は主要部のみを保存対象とする保存対象範囲決定制御値が設定されている。さらに、設定変更は機器管理情報として利用一覧情報を提供することから、一覧情報を生成しやすいDBに保存し、設定変更以外は情報提供を行わないためファイルとして保存する保存形式決定制御値が設定されている。
このように、保存方法決定制御情報41には、ログに出力されたデータごとの保存方法が、記憶リソースの消費軽減や充実した情報提供などの機器管理上の目的に応じた各制御値として設定されている(重み付けが定義されている)。
ログ保存方法決定部222は、例えばログ種類判別部221によりログの種類がプリンタのジョブログ31jであると判別された場合に、制御情報保持部25が保持するジョブログ31jに対応する保存方法決定制御情報41jを参照する。続いて、記録対象データであるログとして出力可能な情報項目「プリンタ」に対応する制御情報41jを読み取り、設定されている制御値に従って、ログデータ31の保存対象範囲及び保存形式などの保存方法を決定する。ログ記録部22は、ログ保存方法決定制御部222により記録対象データ「プリンタ」に対応する保存方法が決定された場合、保存方法決定制御情報41jに設定されている保存対象決定制御値が"YES"(保存する設定値)であることを確認する。ログ記録部22は、確認後、保存対象範囲決定制御値の"全てのデータ"と保存形式決定制御値"DB"に従って、プリンタジョブの全てのログデータ31jをDBに記録する。
同様に、ログの種類が認証のアクセスログ31aであると判定された場合に、制御情報保持部25が保持するアクセスログ31aに対応する保存方法決定制御情報41aを参照する。続いて、記録対象データである「認証」に対応する制御情報41aを読み取り、設定されている制御値に従って、ログデータ31の保存対象範囲及び保存形式などの保存方法を決定する。ログ記録部22は、ログ保存方法決定制御部222により記録対象データ「認証」に対応する保存方法が決定された場合、保存方法決定制御情報41jに設定されている保存対象決定制御値が"YES"(保存する設定値)であることを確認する。ログ記録部22は、確認後、保存対象範囲決定制御値の"主要部のみ"と保存形式決定制御値"ファイル"に従って、認証アクセスの主要部のログデータ31aをファイルとして記録する。
このように、機器管理装置100では、ログ記録部21が有するログ保存方法決定部222により、記憶リソースの消費軽減や充実した情報提供などの機器管理上の目的に応じて設定された保存対象決定、保存対象範囲決定、及び保存形式決定の各制御値(重み付け)に従い、記録対象データの保存方法を決定する。その結果、ログ記録部22が、決定された保存方法に従ってログデータ31を記録する。
(ログの削除)
ログ削除部24は、ログ保持部23に保持されるログデータ31を削除する機能部である。
ログは、履歴情報であることから、一定の期間保存されると、記憶リソースの消費を考慮して削除される。この場合、単に履歴の古い順に削除が行われる。しかし、この方法では、保存されているログデータ31の中に、時間経過に伴い、機器管理上、状態解析や情報提供などに必要なくなった情報も含まれることとなる。また、機器管理上、ログの種類によって重要度が異なることから、本来であれば保存期間も異なる。
そこで、ログ削除部24は、ログ削除方法決定部241を有している。ログ削除方法決定部241は、前述したログ保存方法決定部222と同様に、ログ種類判別部221により判別されたログの種類(判別結果)と削除対象データとに基づき削除方法を決定する機能部である。具体的には、ログの種類に基づき、制御情報保持部25が保持するログに出力され記録されたデータごとの削除方法を制御する重み付けが定義された削除方法決定制御情報42を参照する。続いて、削除対象データに基づき、該当する制御値を特定し、特定された制御値に従って、ログデータ31の削除方法を決定する。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る削除方法決定制御情報42のデータ例を示す図である。(A)にはジョブログ31jに対応する削除方法決定制御情報42j、(B)にはアクセスログ31aに対応する削除方法決定制御情報42aの各データ例が示されている。制御情報保持部25は、このようなログの種類ごとに削除方法決定制御情報42を、保存方法決定制御情報41と同様に保持している。なお、具体的なデータ構成については、前述した保存方法決定制御情報41を参照し、便宜説明を省略する。
削除方法決定制御情報42には、図6に示すように、ログに出力され記録されたデータごとの削除方法が、記憶リソースの消費軽減や充実した情報提供などの機器管理上の目的に応じた各制御値として設定されている(重み付けが定義されている)。
ログ削除方法決定部241は、例えばログ種類判別部221によりログの種類がプリンタのジョブログ31jであると判別された場合に、制御情報保持部25が保持するジョブログ31jに対応する削除方法決定制御情報42jを参照する。続いて、削除対象データであるログとして出力・記録可能な情報項目「プリンタ」に対応する制御情報42jを読み取り、設定されている制御値に従って、ログデータ31の削除対象範囲の削除方法を決定する。ログ削除部24は、ログ削除方法決定制御部241により削除対象データ「プリンタ」に対応する削除方法が決定された場合、削除方法決定制御情報42jに設定されている削除対象決定制御値が"YES"(削除する設定値)であることを確認する。ログ削除部24は、確認後、保存期間決定制御値"7日"と削除対象範囲決定制御値の"詳細部のみ"に従って、保存期間が7日経過後であれば、プリンタジョブの詳細部のログデータ31をDBから削除する。
同様に、ログの種類が認証のアクセスログ31aであると判定された場合に、制御情報保持部25が保持するアクセスログ31aに対応する削除方法決定制御情報42aを参照する。続いて、削除対象データである「認証」に対応する制御情報41aを読み取り、設定されている制御値に従って、ログデータ31の削除対象範囲の削除方法を決定する。ログ削除部24は、ログ削除方法決定制御部241により削除対象データ「認証」に対応する削除方法が決定された場合、削除方法決定制御情報42jに設定されている削除対象決定制御値が"YES"(削除する設定値)であることを確認する。ログ削除部24は、確認後、保存期間決定制御値"14日"と削除対象範囲決定制御値の"全てのデータ"に従って、保存期間が14日経過後であれば、認証アクセスのログデータ31a(主要部)として保存されているファイルを削除する。
このように、機器管理装置100では、ログ削除部24が有するログ削除方法決定部241により、記憶リソースの消費軽減や充実した情報提供などの機器管理上の目的に応じて設定された削除対象決定、保存期間決定、及び削除対象範囲決定の各制御値(重み付け)に従い、削除対象データの削除方法を決定する。その結果、ログ削除部24が、決定された削除方法に従ってログデータ31を所定の記憶領域から削除する。
以上のように、機器管理装置100は、ログ記録部22及びログ削除部24により、収集したログの種類や記録・削除対象データに応じて記憶装置に保存されるログのデータ量を変化させることができる。
(保存方法・削除方法の切換制御設定)
制御情報切換部26は、記憶リソースの消費軽減や充実した情報提供などの機器管理上の目的に応じて、前述した保存方法・削除方法決定制御情報41及び42を、他の制御情報に切り換える機能部である。
前述したように、保存方法・削除方法決定制御情報41及び42は、機器管理上の目的に応じた制御値の設定を行うことができる。よって、制御情報保持部25に、予め機器管理上の目的に応じて設定したおいた複数の制御情報41及び42を保持させておき、保存方法・削除方法を決定する際に、目的に応じて適切な制御情報41及び42に切り換えて用いてもよい。
そのため、機器管理装置100では、図7に示すような設定画面Wから、各制御設定の切り換えを指示できる。
図7は、本発明の第1の実施形態に係る各種制御設定の切り換えを行う設定画面例を示す図である。図7に示す設定画面Wでは、機器管理上、「記憶リソースの消費軽減」を優先する設定と、「充実した情報提供」を優先する設定を行うことができる。例えば、記憶リソースの消費軽減を優先する設定を行った場合には、情報提供時の一覧性などの機能は低下するものの記憶装置を無駄に消費しないように、保存されるログデータ31のデータ量が軽減されるような制御値が設定されている保存方法・削除方法決定制御情報41及び42が用いられる。一方、充実した情報提供を優先する設定を行った場合には、記憶装置の空き容量が減少するものの情報提供時の一覧性などの機能が向上するように、様々なログデータ31を保存しておく制御値が設定されている保存方法・削除方法決定制御情報41及び42が用いられる。
また、図7に示す設定画面Wには、切り換え後の保存方法・削除方法決定制御情報41及び42の詳細設定を行うことができる詳細設定画面の表示を指示する[詳細設定]ボタンが付加されている。この詳細設定画面により、保存方法・削除方法決定制御情報41及び42の設定を行い、制御情報保持部25が保持する各制御情報41及び42の設定内容を変更することができる。
制御情報切換部26は、上記切り換え設定に基づいて、保存方法・削除方法決定制御情報41及び42を、他の制御情報に切り換える。
また、上記設定画面Wによる切り換えの設定は、管理者を含むユーザが機器管理や使用用途に応じて保存方法・削除方法を決定するためのデフォルト設定とし、以降、制御情報切換部26が、機器管理装置100の性能に応じて動的に切り換えるようにしてもよい。
この場合、機器管理装置100は、自装置の性能を計測する機能を有し、ログデータ31の保存状態に伴う性能低下を検出する。例えば、制御情報切換部26は、ログデータ31の保存による記憶リソースの消費に伴う性能低下が検出結果された場合、充実した情報提供を優先する設定を、記憶リソースの消費軽減を優先する設定へ動的に変更する。
このように、機器管理装置100では、制御情報切換部26により、記憶装置に保存されるログのデータ量を、記憶リソースの消費軽減や充実した情報提供などの機器管理上の目的に応じて柔軟に変化させることができる。
《機能動作》
ここからは、上記に説明を行った各機能部による動作について説明する。ログ管理機能は、上記各機能部が連携動作することにより機能し、機器管理装置100に搭載(インストール)されるログ管理プログラム(ソフトウェア部品)が、CPU106により格納先(例えば「ROM105」など)からRAM104に読み出され、以下の処理が実行されることで実現される。
なお、以下の処理手順の説明では、便宜上、ログ管理機能における「ログ記録」及び「ログ削除」の各処理を分けて説明する。
(ログ記録)
図8は、本発明の第1の実施形態に係るログ管理におけるデータ記録の処理手順例を示すフローチャートである。
図8に示すように、機器管理装置100は、ログ収集部21により、各管理対象機器200から機器情報に含まれる各種ログを収集する(ステップS101)。
機器管理装置100は、ログ収集部21により全ての管理対象機器200からログデータ31を収集すると、ログ記録部22が有するログ種類判別部221により、収集したログの種類を判別する(ステップS102)。このとき、ログ種類判別部221は、ログデータ31の主要部を読み取り、主要部に定義された所定の判別基準(「ジョブタイプ」や「アクセスログタイプ」など)に基づいてログの種類を判別する。
続いて、機器管理装置100は、ログ記録部22が有するログ保存方法決定部222により、判別されたログの種類に基づき、制御情報保持部25に保持される保存方法決定制御情報41を参照する(ステップS103)。
ログ保存方法決定部222は、参照したログの種類に対応する保存方法決定制御情報41から、記録対象データに基づき、該当する制御値(保存対象決定、保存対象範囲決定、及び保存形式決定の各制御値)を特定し、特定した制御値に従って保存方法を決定する(ステップS104)。
その結果、機器管理装置100は、ログ記録部22により、ログ保存方法決定部222により決定された保存方法に従って、記憶装置の所定の記憶領域であるログ保持部23にログデータ31を記録する(ステップS105)。
(ログ削除)
図9は、本発明の第1の実施形態に係るログ管理におけるデータ削除の処理手順例を示すフローチャートである。
図9に示すように、機器管理装置100は、ログの削除要求を受け付けると(ステップS201:YES)、ログ削除部24が有するログ削除方法決定部241により、ログの種類に基づき、制御情報保持部25に保持される削除方法決定制御情報42を参照する(ステップS202)。
ログ削除方法決定部241は、参照したログの種類に対応する削除方法決定制御情報42から、削除対象データに基づき、該当する制御値(削除対象決定、保存期間決定、及び削除対象範囲決定の各制御値)を特定し、特定した制御値に従って削除方法を決定する(ステップS203)。
その結果、機器管理装置100は、ログ削除部24により、ログ削除方法決定部241により決定された削除方法に従って、記憶装置の所定の記憶領域であるログ保持部23に保存されるログデータ31を削除する(ステップS204)。
また、保存方法・削除方法を決定する際に参照した上記保存方法・削除方法決定制御情報41及び42は、記憶リソースの消費軽減や充実した情報提供などの機器管理上の目的に応じて、複数用意されている。さらに、機器管理装置100の性能に応じて、これらの制御情報41及び42を、他の制御情報に切り換えることが可能である。
図10は、本発明の第1の実施形態に係る保存方法・削除方法決定制御情報41及び42を動的に切り換える処理手順例を示すフローチャートである。
図10に示すように、機器管理装置100は、自装置の性能を計測し(ステップS301)、ログデータ31の保存による記憶リソースの消費に伴う性能低下を検出する(ステップS302)。
ステップS302において、性能低下が検出された場合には(ステップS302:YES)、制御情報切換部26により、現在の切り換え設定が、充実した情報提供を優先する設定であった場合に、記憶リソースの消費軽減を優先する設定に変更する(ステップS303)。
一方、ステップS302において、性能低下が検出されなければ(ステップS302:NO)、切り換え設定の動的な変更を行わず、ステップS301の性能計測へと移行する。
<まとめ>
以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、本実施形態に係る機器管理装置100は、収集したログの種類や記録・削除対象データに応じて記憶装置に保存されるログのデータ量を変化させ、ログの管理・運用を制御することができる。
その結果、機器管理装置100は、記憶リソース(記憶領域)を無駄に消費せず、かつ記録後のデータ(管理データ)を有効に利用することができる。
よって、本実施形態に係る機器管理システム1は、複数の機器から収集されたログを効率よく管理・運用可能な環境を提供することができ、システム全体の処理性能の向上につながり、ユーザの使用感を向上させることとなる。
ここまで、上記実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に係る機器管理装置100が有する「ログ管理機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムとしてCPU106により実行することで実現される。よって、上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体103aに格納することができる。
また、上記プログラムは、フロッピー(登録商標)ディスク、CD、DVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体103aに記憶させることによって、これらの記録媒体103aを読み取り可能なドライブ装置103を介して機器管理装置100にインストールすることができる。また、機器管理装置100は、インタフェース装置107を備えていることから、インターネットなどの電気通信回線を用いて上記プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
また、上記実施形態の中で、保存方法と削除方法とを決定する各制御情報41及び42を別のデータとして説明を行ったが、この限りでなく、ログの種類により1つのデータとしてもよい。
また、上記実施形態では、保存方法・削除方法決定制御情報41及び42を、機器管理装置100が備える記憶装置(例えば「HDD」など)に保持する構成(制御情報保持部25を有する構成)について説明を行ったが、この限りでなく、例えば、機器管理装置100が外部記憶媒体を着脱可能な所定のインタフェース装置(外部記憶I/F装置)を備えていれば、半導体メモリ(SDなどのフラッシュメモリ)が保持する制御情報41及び42を読み取り、保存方法・削除方法を決定する際に用いることもできる。さらに、機器管理装置100が備えるインタフェース装置107を介して、所定のデータ伝送路90により接続される外部装置が保持する制御情報41及び42を、保存方法・削除方法を決定する際に用いることもできる。
また、上記実施形態では、収集した各種ログを、機器管理装置100が備える記憶装置(例えば「HDD」など)に保持する構成(ログ保持部23を有する構成)について説明を行ったが、この限りでなく、上記制御情報41及び42と同様に、外部記憶装置や外部機器が記録先であってもよい。
また、上記実施形態では、保存方法・削除方法決定制御情報41及び42を、外部ファイルとして保持する構成について説明を行ったが、この限りでなく、ログ保存方法決定部222及びログ削除方法決定部241の機能を実現するモジュール(ソフトウェア部品)が有する構成であってもよい。この場合、各制御設定の切り換えは、上記モジュールを切り換えて行う。
最後に、上記実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本発明の第1の実施形態に係る機器管理システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る機器管理装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るログ管理機能の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るログデータの例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る保存方法決定制御情報のデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る削除方法決定制御情報のデータ例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る各種制御設定の切り換えを行う設定画面例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るログ管理におけるデータ記録の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るログ管理におけるデータ削除の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る保存方法・削除方法決定制御情報を動的に切り換える処理手順例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 機器管理システム
21 ログ収集部
22 ログ記録部
221 ログ種類判別部
222 ログ保存方法決定部
23 ログ保持部
24 ログ削除部
241 ログ削除方法決定部
25 制御情報保持部
26 制御情報切換部
31 ログデータ(a:アクセスログ,j:ジョブログ)
41 保存方法決定制御情報
42 削除方法決定制御情報
90 データ伝送路(LAN)
100 機器管理装置
101 入力装置
102 表示装置
103 ドライブ装置(a:記録媒体)
104 RAM(揮発性の半導体メモリ)
105 ROM(不揮発性の半導体メモリ)
106 CPU(中央処理装置)
107 インタフェース装置(NIC:Network I/F Card)
108 HDD(不揮発性の記憶装置)
200 管理対象機器(画像処理装置)
300 クライアントPC(情報処理装置)
W 設定画面

Claims (17)

  1. 所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を監視し、機器管理を行う機器管理装置であって、
    前記機器から各種履歴情報であるログデータを収集する収集手段と、
    前記収集手段により収集したログの種類に応じて決定した保存方法に従って、前記収集したログデータを記憶装置の所定の記憶領域に記録する記録手段と、を有することを特徴とする機器管理装置。
  2. 当該機器管理装置が、
    前記収集したログデータを解析し、ログの種類を判別する種類判別手段と、
    前記種類判別手段による判別結果に基づき、ログデータの保存方法を決定する保存方法決定手段と、を有し、
    前記記録手段は、
    前記保存方法決定手段により決定された保存方法に従って、前記収集したログデータを記録することを特徴とする請求項1に記載の機器管理装置。
  3. 前記種類判別手段は、
    前記収集したログデータを読み取り、前記ログデータに含まれる簡易情報を解析し、所定の判別基準に基づき、ログの種類を判別することを特徴とする請求項2に記載の機器管理装置。
  4. 当該機器管理装置が、
    ログとして出力され記録対象とするデータ項目と、前記記録対象とするデータの保存方法とが関連付けられた第1の制御情報を、ログの種類ごとに保持する第1の制御情報保持手段を有し、
    前記保存方法決定手段は、
    前記種類判別手段による判別結果に基づき、前記第1の制御情報保持手段により保持される前記第1の制御情報を参照し、
    前記記録対象とするデータ項目に基づき、保存方法を決定することを特徴とする請求項2又は3に記載の機器管理装置。
  5. 前記保存方法決定手段は、
    前記記録対象とするデータ項目に基づき、
    前記記録対象とするデータ項目に対応して前記第1の制御情報に設定される、保存対象とするか否かを示す保存対象決定制御値、保存対象のデータ範囲を示す保存対象範囲決定制御値、及び保存形式を示す保存形式決定制御値の各制御値を特定し、特定された制御値から保存方法を決定することを特徴とする請求項4に記載の機器管理装置。
  6. 当該機器管理装置が、
    前記記憶装置の所定の記憶領域に記録されたログデータを削除する削除手段を有し、
    前記削除手段は、
    前記ログの種類に応じて決定した削除方法に従って、前記記録されたログデータを削除することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の機器管理装置。
  7. 当該機器管理装置が、
    前記種類判別手段による判別結果に基づき、ログデータの削除方法を決定する削除方法決定手段を有し、
    前記削除手段は、
    前記削除方法決定手段により決定された削除方法に従って、前記記録されたログデータを削除することを特徴とする請求項6に記載の機器管理装置。
  8. 当該機器管理装置が、
    ログとして出力され削除対象とするデータ項目と、前記削除対象とするデータの削除方法とが関連付けられた第2の制御情報を、ログの種類ごとに保持する第2の制御情報保持手段を有し、
    前記削除方法決定手段は、
    前記種類判別手段による判別結果に基づき、前記第2の制御情報保持手段により保持される前記第2の制御情報を参照し、
    前記削除対象とするデータ項目に基づき、削除方法を決定することを特徴とする請求項6又は7に記載の機器管理装置。
  9. 前記削除方法決定手段は、
    前記削除対象とするデータ項目に基づき、
    前記削除対象とするデータ項目に対応して前記第2の制御情報に設定される、削除対象とするか否かを示す削除対象決定制御値、保存期間を示す保存期間決定制御値、及び削除対象のデータ範囲を示す削除対象範囲決定制御値の各制御値を特定し、特定された制御値から削除方法を決定することを特徴とする請求項8に記載の機器管理装置。
  10. 当該機器管理装置が、
    前記第1の制御情報保持手段が保持する複数の第1の制御情報及び/又は前記第2の制御情報保持手段が保持する複数の第2の制御情報のうち、前記保存方法決定手段及び/又は前記削除方法決定手段により、保存方法及び/又は削除方法を決定するときに参照する第1の制御情報及び/又は第2の制御情報を、他の制御情報に切り換える制御情報切換手段を有し、
    前記制御情報切換手段は、
    ユーザから所定のインタフェースを介して受け付けた、前記ログデータが記録された所定の記憶領域の消費軽減を指示する設定又は前記消費軽減より情報提供の一覧性を優先する設定に基づき、前記第1の制御情報及び/又は前記第2の制御情報を、他の制御情報に切り換えることを特徴とする請求項2ないし9のいずれか一項に記載の機器管理装置。
  11. 所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を機器管理装置により監視し、機器管理を行う機器管理システムであって、
    前記機器から各種履歴情報であるログデータを収集する収集手段と、
    前記収集手段により収集したログの種類に応じて決定した保存方法に従って、前記収集したログデータを記憶装置の所定の記憶領域に記録する記録手段と、
    を有することを特徴とする機器管理システム。
  12. 当該機器管理システムが、
    前記記憶装置の所定の記憶領域に記録されたログデータを削除する削除手段を有し、
    前記削除手段は、
    前記ログの種類に応じて決定した削除方法に従って、前記記録されたログデータを削除することを特徴とする請求項11に記載の機器管理システム。
  13. 所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を監視し、機器管理を行う機器管理装置におけるログ管理方法であって、
    前記機器から各種履歴情報であるログデータを収集する収集手順と、
    前記収集手順により収集したログの種類に応じて決定した保存方法に従って、前記収集したログデータを記憶装置の所定の記憶領域に記録する記録手順と、
    を有することを特徴とするログ管理方法。
  14. さらに、
    前記ログの種類に応じて決定した削除方法に従って、前記記憶装置の所定の記憶領域に記録されたログデータを削除する削除手順を有することを特徴とする請求項13に記載のログ管理方法。
  15. 所定のデータ伝送路を介して接続される機器の状態を監視し、機器管理を行う機器管理装置におけるログ管理プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記機器から各種履歴情報であるログデータを収集する収集手段と、
    前記収集手段により収集したログの種類に応じて決定した保存方法に従って、前記収集したログデータを記憶装置の所定の記憶領域に記録する記録手段として機能させるログ管理プログラム。
  16. さらに前記コンピュータを、
    前記ログの種類に応じて決定した削除方法に従って、前記記憶装置の所定の記憶領域に記録されたログデータを削除する削除手段として機能させる請求項15に記載のログ管理プログラム。
  17. 請求項15及び/又は請求項16に記載のプログラムを記録した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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