JP2010139928A - 表示装置及びホログラム表示装置用基板 - Google Patents

表示装置及びホログラム表示装置用基板 Download PDF

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Abstract

【課題】非表示部用印加電極が表示部用印加電極を横断しければならない場合であっても良好な表示態様を示すホログラフィック高分子分散型液晶表示装置を提供する。
【解決手段】所定の間隔で対向配置された第1基板10及び第2基板20と、第1基板10の同一面内に所定幅A以下の隙間Gを隔ててパターン形成されたホログラム表示部用第1透明電極11及びホログラム非表示部用第2透明電極12と、第2基板20に形成された第3透明電極21と、第1基板10及び第2基板20の間に設けられたホログラム表示部31及びホログラム非表示部32からなるホログラフィック高分子分散型液晶層30とを有する。本発明では、ホログラム表示部下の第1透明電極11は、所定幅B以下の第2透明電極12が横断する部分Sを有し、且つその部分Sにおける第2透明電極12との間に所定幅Cの隙間Gを有し、それら所定幅A、B及びCが人の目の角度分解能以下の幅で形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ホログラフィック高分子分散型液晶を用いた表示装置、及びその表示装置用の基板に関する。
液晶表示装置において、表示範囲に形成された透明電極への印加電圧のオン・オフにより、液晶画面の表示・非表示を切り替える技術が知られている。最近では、光の散乱・非散乱状態を切り替え可能な高分子分散型液晶(polymer dispersed liquid crystal:「PDLC」と略す。)にレーザーによる干渉パターンを記録させたホログラフィック高分子分散型液晶(holographic polymer dispersed liquid crystal:「HPDLC」と略す。)の開発が進み、液晶駆動によるホログラムのON/OFF表示が可能になっている。
ホログラム表示では、表示すべきホログラム表示部と同一形状に形成されたホログラム表示部用透明電極への印加電圧をオン・オフすることにより、表示(オフ時)及び非表示(オン時)の切り替えを行っている。なお、HPDLCの種類によっては、その逆に、オン時に表示され、オフ時に非表示となるものもあるが、以下ではオフ時に表示しオン時に非表示の例で説明する。
ホログラム表示装置におけるHPDLC素子は、液晶セルにHPDLC材料を注入した後、ホログラム露光によりホログラムパターンを記録して形成される。得られたHPDLC素子の表示領域は、ホログラム露光されたホログラム表示部と、ホログラム露光されていないホログラム非表示部とを有している。
こうしたHPDLC素子において、ホログラム露光されていない非表示部では、電圧オン時は透明になるが、電圧オフ時には光が散乱して半透明状態になることから、非表示部にも電圧を印加する必要がある。そのため、表示部と非表示部に表示部印加用電極と非表示部印加用電極を設ける必要があるが、表示部と非表示部の配置によっては、非表示部用印加電極が表示部用印加電極を横断しなければならない場合があり、表示部や非表示部が分割されたような表示態様を示すという問題があった。
こうした問題に対し、特許文献1には、表示用透明電極及び周辺用透明電極が設けられる上層と、それら電極の配線パターンが設けられる下層とを別にした2層構造を有し、上層と下層との間に絶縁層を設け、配線パターンと表示用透明電極との接続は絶縁層に設けられたスルーホールを介して行う、液晶表示装置の電極構造が提案されている。しかし、この液晶表示装置は、周辺用透明電極と表示用透明電極とが同一層に設けられているため、隣接する両電極間に隙間を設ける必要があった。そのため、標識が非表示状態であっても、電圧の印加されない隙間部分から透過した光が見えてしまうという不具合があった。
上記特許文献1の問題に対し、特許文献2には、表示用電極パターン(31a,32a)の配線電極パターン(31b,32b)上に、周辺領域用に適合させた絶縁層(33)を形成し、さらにその絶縁層(33)上に周辺電極パターン(34)を設けた、ホログラフィック高分子分散型液晶表示装置の電極構造が提案されている(カッコ内の符号は特許文献2のものである)。こうした電極構造により、基板面に平行な方向に関して接するような形態で表示用電極パターンと周辺電極パターンとを配置することができるので、非表示状態において不要な表示光が生じるのを防止することができるとされている。
特開2001−125086号公報 特開2007−133088号公報
しかしながら、上記特許文献2の技術では、絶縁層上に透明電極を形成するため透明電極の平滑性が低くなり、液晶セルギャップ間の電圧分布が不均一になって面内方向の透過率にバラツキが生じやすいという問題がある。また、2層の透明電極層と絶縁層とからなる3層構造のパターンであるため、パターン形成精度が低下し、表示用電極パターンと周辺電極パターンとの間に絶縁層による電圧のかからないスペースが生じ易く、透明状態を保つことが困難になることがある。また、3層構造のパターンを形成しなければならないため、作製工程が多く、コストアップの原因となる。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであって、その目的は、非表示部用印加電極が表示部用印加電極を横断しければならない場合であっても表示部や非表示部が分割されたような不適切な表示態様を示すことがなく、さらに、透過率のバラツキがなく、非透明部分もない表示態様とすることができ、且つコストアップを抑制できる電極構造を備えた、ホログラフィック高分子分散型液晶表示装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、そうした表示装置用基板を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明の表示装置は、電極側が向かい合うように所定の間隔で対向配置された、第1基板及び第2基板と、前記第1基板の同一面内に所定幅A以下の隙間を隔ててパターン形成された、ホログラム表示部用第1透明電極及びホログラム非表示部用第2透明電極と、前記第2基板に形成された、第3透明電極と、前記第1基板及び前記第2基板の間に設けられた、ホログラム表示部及びホログラム非表示部からなるホログラフィック高分子分散型液晶層と、を有し、
前記ホログラム表示部下の第1透明電極は、所定幅B以下の第2透明電極が横断する部分を有し、且つ該部分における該第2透明電極との間に所定幅Cの隙間を有して形成されており、
前記所定幅A、B及びCが人の目の角度分解能以下の幅で形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、ホログラム表示部下の第1透明電極は、所定幅B以下の第2透明電極が横断する部分(以下「横断部分」という)を有し且つその横断部分における第2透明電極との間に所定幅Cの隙間を有して形成されており、さらにその所定幅B及びCが人の目の角度分解能以下の幅で形成されているので、ホログラム非表示部用の第2透明電極が同一面内のホログラム表示部用の第1透明電極を横断することにより生じた所定幅B,Cの不均一表示部が存在した場合であっても、その不均一表示部に基づいた不適切な表示態様を人に認識させることがない。
すなわち、共通電極である第3透明電極と、その第3透明電極に対向する第1透明電極及び第2透明電極との間をONにしてホログラム表示部を透明状態にしようとした場合に、横断部分に存在する幅Cの隙間上のホログラム表示部は透明表示せずにホログラム表示してしまうが、この場合であっても、幅Cは人の目の角度分解能以下であるので、人は幅Cの隙間上にホログラムが表示されていることを認識できない。一方、第1透明電極をOFFにし第2透明電極をONにしてホログラム表示を行う場合に、幅Bの第2透明電極はその上のホログラム表示部を透明にしてしまうが、この場合であっても、幅Bは人の目の角度分解能以下であるので、人はその透明部分を認識できない。
本発明の表示装置の好ましい態様は、前記所定幅A、B及びCが10μm以下であるように構成する。
この発明によれば、所定幅A、B及びCが10μm以下であるが、この10μm以下は人の目の角度分解能以下であるので、表示装置の使用態様における横断部分の不適切な表示を人に認識させることがない。
本発明の表示装置において、前記ホログラム表示部は、ホログラム再生光が平行光となるようにホログラム記録されている表示部であるように構成する。
この発明では、ホログラム表示部下の第1透明電極を第2透明電極が同一面内で横断する場合にその第1透明電極と第2透明電極との間に生じる幅Cの隙間上には、直接ホログラム表示部が設けられていることになる。そのため、その幅Cの隙間部分はON/OFF制御できないが、本発明によれば、ホログラム表示部はホログラム再生光が平行光となるようにホログラム記録されているので、その隙間部分を透過又は反射する再生光はいずれも平行光となり。したがって、再生光は拡散乃至散乱しないので、人の目の角度分解能以下の幅Cの隙間の存在は、人には認識できないものとなる。
本発明の表示装置において、前記ホログラム表示部は、その面内に、アイランド状に形成されたホログラム非表示部を有するように構成する。
この発明では、ホログラム表示部下の第1透明電極を第2透明電極が同一面内で横断するが、具体的には、アルファベットの「A」「B」「D」等、また、ひらがなの「あ」「お」「の」等、また、漢字の「口」「日」「目」等、また、図形の「○」「△」「□」又はそれらの組合せ等、閉じたホログラム表示面内にアイランド状に形成されたホログラム非表示部を有する場合に特に好ましく適用できる。
上記課題を解決するための本発明のホログラム表示装置用基板は、基板と、前記基板の同一面内に所定幅A以下の隙間を隔ててパターン形成された、第1透明電極及び第2透明電極と、を有し、
前記第1透明電極は、所定幅B以下の第2透明電極が横断する部分を有し、且つ該部分における該第2透明電極との間に所定幅Cの隙間を有して形成されており、
前記所定幅A、B及びCが人の目の角度分解能以下の幅で形成されていることを特徴とする。
本発明のホログラム表示装置用基板の好ましい態様は、前記所定幅A、B及びCが10μm以下であるように構成する。
本発明のホログラム表示装置用基板において、前記第1透明電極は、その面内に、アイランド状に形成された第2透明電極を有するように構成する。
本発明の表示装置によれば、ホログラム非表示部用の印加電極(第2透明電極)がホログラム表示部用の印加電極(第1透明電極)を同一面内で横断しければならない場合であっても、表示部や非表示部が分割されたような不均一表示部に基づいた不適切な表示態様を人に認識させることがない。また、そうした第1透明電極と第2透明電極が同一面内に形成されているので、従来技術のような段差が生じておらず、印加電圧等にバラツキが生じない。その結果、ホログラフィック高分子分散型液晶の透過率のバラツキを抑制することができる。さらに、そうした同一面内では、第1透明電極と第2透明電極とを同時に成膜乃至パターニングできるので、複数の工程が必要な従来技術に比べてコストメリットがあるという利点がある。
本発明のホログラム表示装置用基板によれば、上記本発明の表示装置に用いることができる透明電極パターニング基板として好ましく提供できる。こうした基板は、第2透明電極が第1透明電極を同一面内で横断するが、それらの透明電極はいずれも同一面内に形成されるので、従来技術を用いた成膜乃至パターニング手段で同時且つ容易に行うことができる。その結果、複数の工程が必要な従来の基板に比べてコストメリットがあるという利点がある。
以下、本発明の表示装置及びホログラム表示装置用基板について図面を参照して詳しく説明する。
[表示装置]
図1は、本発明の表示装置で表示できる表示形態の一例を示す模式的な平面図である。図2は、図1に示す表示装置のI−I断面図であり、図3は、図1に示す表示装置のII−II断面図である。また、図4は、図1に示す表示装置を構成する、第1透明電極パターンと第2透明電極パターンとが形成されてなる第1基板の平面図である。図5は、ホログラフィック高分子分散型液晶層についての説明図である。なお、本発明の表示装置1で表示できる表示形態は、図1に示したものに限定されないことは言うまでもない。
本発明の表示装置1は、図1〜図4に示すように、電極側が向かい合うように所定の間隔で対向配置された、第1基板10及び第2基板20と、第1基板10の同一面内に所定幅A以下の隙間Gを隔ててパターン形成された、ホログラム表示部用第1透明電極11及びホログラム非表示部用第2透明電極12と、第2基板20に形成された、第3透明電極21と、第1基板10及び第2基板20の間に設けられた、ホログラム表示部31及びホログラム非表示部32からなるホログラフィック高分子分散型液晶層30と、を有している。そして、その特徴としては、ホログラム表示部31下の第1透明電極11が、所定幅B以下の第2透明電極12が横断する部分S(以下、「第2透明電極12の横断部分S」という。)を有し、且つその横断部分Sにおける第2透明電極12との間に所定幅Cの隙間Gを有して形成されていることにあり、さらに、それら所定幅A、B及びCが人の目の角度分解能以下の幅で形成されていることにある。
こうした構成からなる本発明の表示装置1によれば、図1に示すように、ホログラム表示部31の面内に、すなわちホログラム表示部31に囲まれるように、アイランド状に形成されたホログラム非表示部32を有する表示形態に好ましく適用できる。そうした表示形態としては、図1に示すアルファベットの「A」や、「B」「D」等、また、ひらがなの「あ」「お」「の」等、また、漢字の「口」「日」「目」等、また、図形の「○」「△」「□」又はそれらの組合せ等、文字や図形の軌跡を表示するホログラム表示部31の内側にホログラム非表示部32を持つ場合、いわゆるアイランド状のホログラム非表示部32をホログラム表示部31の面内に有する場合に特に好ましく適用できる。なお、こうした表示形態を実現するためには、図4に示すように、ホログラム表示部31を駆動するためにその下に設けられている第1透明電極11を第2透明電極12が同一面内で横断しなければならないが、本発明は、こうした横断部分での構造上の問題点を解決したものである。
以下、本発明の表示装置を構成する各構成要素について図1〜図5を参照して詳しく説明する。
(基板)
第1基板10と第2基板20は、図2又は図3に示すように、それぞれに設けられた電極(後述する第1〜第3透明電極)側が向かい合うように所定の間隔で対向配置されている。ここで、「所定の間隔」は、例えば図2に示すようなビーズ33によって規制することができるが、その規制手段はビーズ33に限らず、一般的な液晶表示装置で用いられる他の規制手段であってもよい。なお、こうして規制された間隔には、ホログラフィック高分子分散型液晶が注入されて一定厚さのホログラフィック高分子分散型液晶層30を構成する。
第1基板10としては、液晶表示装置に一般に適用されるガラス基板やプラスチック基板(樹脂基板)等を挙げることができる。本発明の表示装置1はホログラム表示装置であるので、その性質上、透明のものが用いられる。ガラス基板やプラスチック基板の種類については各種のガラス基板(例えば、無アルカリガラス、ホウケイ酸ガラス等)やプラスチック基板(例えば、PET、ポリカーボネート等)が好ましく用いられる。第1基板10の厚さについては特に限定されないが、一例として0.1mm以上1.0mm以下程度のものを例示できる。また、材質や厚さを考慮してフレキシブルなものとすれば、取り扱いが容易であり、また、最終的に得られた表示装置1を透明部材上に貼り合わせることもできる。
第2基板20についても上記第1基板10と同様の透明基板であればよく、材質や厚さ等は第1基板10と同じであっても異なるものであってもよい。
(透明電極)
第1透明電極11はホログラム表示部用の透明電極であり、第2透明電極12はホログラム非表示部用の透明電極であり、これら第1透明電極11と第2透明電極12は、第1基板10の同一面内に所定幅A以下の隙間Gを隔てて第1基板10上にパターン形成されている。一方、第3透明電極21は、第2基板20上に形成され、図1の表示装置1ではベタ状に形成されていることが好ましいが、パターン形成されていてもよく、特に限定されない。
これらの第1〜第3透明電極としては、液晶表示装置の電極として一般的に用いられているITO、ZnO等の透明導電膜は成膜やパターンエッチングが容易なので好ましく用いることができる。その厚さも特に限定されないが、通常は25nm以上150nm以下程度である。第1〜第3透明電極11,12,21は配線部13,14,22を介して駆動回路(図示しない)に接続され、駆動回路はそれぞれの透明電極をON/OFF制御する。
具体的には、文字「A」をホログラム表示する図1の表示形態において、文字「A」を表すホログラム表示部31の下には第1透明電極11が設けられ、文字以外の部分の下には第2透明電極12が設けられている。こうした構成とすることにより、例えば第3透明電極21との間で第1透明電極11と第2透明電極12をON状態とすることによりホログラム表示部31とホログラム非表示部32の両方を透明表示し、第1透明電極11をOFF状態とし且つ第2透明電極12をON状態とすることによりホログラム表示部31をホログラム表示し且つホログラム非表示部32を透明表示して、文字「A」を浮かび上がらせることができる。なお、HPDLCの種類によっては、ON時にホログラム表示され、OFF時に透明となるものもあるが、ここでは、ON時に透明となり、OFF時にホログラム表示するもので説明する。
ホログラム表示部31の下に設けられる第1透明電極11は配線部13を有しているが、そうした第1透明電極11は複数に分割形成されていてもよく、その場合には、分割形成された第1透明電極にそれぞれ配線部が接続される。また、ホログラム非表示部32の下に設けられる第2透明電極12は配線部14を有しているが、そうした第2透明電極12も複数に分割形成されていてもよく、その場合には、分割形成された第2透明電極にそれぞれ配線部が接続される。
図2は、図1に示す表示装置のI−I断面図である。ホログラム表示部31の下の第1透明電極11と、ホログラム非表示部32の下の第2透明電極12とは、第1基板10の同一面内に所定幅A以下の隙間Gを隔てて形成されている。
本願において、「同一面内」とは、第1基板10上の同じ層に第1透明電極11と第2透明電極12とが形成されているという意味であり、より詳しくは、第1透明電極11の上面位置と第2透明電極12の上面位置とが同じ高さ位置になるように形成されているという意味である。なお、両電極が第1基板10に直接形成される場合には、第1透明電極11と第2透明電極12のいずれも第1基板10に直接形成され、両電極が第1基板10上に酸化ケイ素等の任意の中間膜(図示しない)を介して形成される場合には、第1透明電極11と第2透明電極12のいずれもその中間膜上に形成されることである。
このように第1透明電極11と第2透明電極12が同一面内に形成されるということは、図2及び図4に示すように、両者は接触しない程度の隙間を隔てていなければならないが、その隙間がここで言う「隙間G」である。本発明では、この隙間Gが、人の目の角度分解能以下の所定の幅Aで形成されている。なお、隙間Gの下限値は、透明電極のパターニング精度により特に限定されないが、通常数μm程度であり、マスク精度やパターン形態にも影響するが、1μm又はそれ以下である場合もあるし、5μm程度である場合もある。
図3は、図1に示す表示装置のII−II断面図である。本発明において、ホログラム表示部31下の第1透明電極11は、
(1)図1及び図3に示すように、所定幅B以下の第2透明電極12が横断する部分S(以下、「横断部分S」という。)を有していること、
(2)図3及び図4に示すように、その横断部分Sにおける第2透明電極12との間に所定幅Cの隙間Gを有して形成されていること、さらに、
(3)それら所定幅B及びCが人の目の角度分解能以下の幅で形成されていること、に技術的な特徴がある。
ここで、「横断部分S」は、ホログラム表示を行うホログラム表示部31の下に設けられている第1透明電極11のうち、第2透明電極12が横断する部分である。本発明はこうした横断部分Sを有する電極構造がホログラム表示部31の下に存在する。こうした電極構造からなる横断部分Sを有するものであれば、必ずしも図1に示すようなアイランド状のホログラム非表示部32を有する表示形態でなくてもよいが、アイランド状に形成されたホログラム非表示部32を有する図1のような表示形態に好ましく適用できる。そうした横断部分Sは、図1の文字「A」や図形「○」「△」等のように1つ有するものであってもよいし、例えば文字「B」(図示しない)のように2つ有するものであってもよし、例えば文字「目」のように3つ有するものであってもよいし、それ以上有するものであってもよい。
上記所定幅A、B及びCは、いずれも人の目の角度分解能以下の幅であるが、そうした幅は10μm以下であることが好ましい。この10μm以下は至近距離(34mm)であっても人の目の角度分解能以下であるので、表示装置の使用態様における横断部分Sの不適切な表示を人に認識させることがない。なお、視力1.0の人の目の角度分解能は1分(60分の1°)程度であるので、例えば10μmの線幅を認識できる観察距離は34mm(0.01mm/(2×tan(1/120°))=34mm)であるが、実際はその場合でも認識できなかった。
(HPDLC層)
図5は、ホログラフィック高分子分散型液晶層(HPDLC層という。)についての説明図である。HPDLC層30は、図1〜図3に示すように、第1基板10及び第2基板20の間にホログラフィック高分子分散型液晶(HPDLCという。)を注入し、所定の領域にホログラム記録を行ってなるホログラム表示部31と、ホログラム記録を行わないホログラム非表示部32とから構成されている。ここで用いるHPDLCとしては、公知の又は今後開発されるものを適用でき、ポリマーネットワーク型液晶のような他の高分子分散型液晶を用いてもよい。なお、図2及び図3中の符号34は注入したHPDLCのシール材である。
ホログラム表示部31は、第1透明電極11と第3透明電極21との間に電圧を印加した時に透明になり、電圧を印加しない時にホログラム表示する部分であって、ホログラム再生光が平行光となるようにホログラム記録されている部分、すなわち液晶ホログラムとなっている部分である。具体的には、図5に示すように、ホログラム露光により、厚さ数μm〜数十μmの高分子樹脂層中にネマティック液晶の粒(ドロップレットという。)を光の波長程度の周期で分散させることにより構成された部分である。こうしたホログラム表示部31は、層の厚さが十分に厚いので、体積ホログラム(厚い回折格子)として機能し、波長選択性又は角度選択性を持っている。
このホログラム表示部31は、小林駿介責任編集「シリーズ先端ディスプレイ技術3 次世代液晶ディスプレイ」第88頁〜99頁(共立出版、初版、2000年発行)にも記載のように、電圧をかけない状態では、入射した光はドロップレットと高分子樹脂の屈折率差により散乱されるが、ドロップレットが周期的に分布しているため、干渉により散乱光のうちブラッグ条件を満たす光のみが反射される。この場合において、適切な角度に周期構造を傾けることにより、図5に示すように、斜めからの照明光のうち特定の波長成分のみを観察者の方向に反射することができる。ホログラム表示部31では、第1透明電極11と第3透明電極21との間に電圧を印加していないときの反射状態を、画素が点灯した状態として用いている。
一方、図5に示すように、第1透明電極11と第3透明電極21との間に電圧を加えると、ドロップレット中の液晶の配向が電界(視線)と平行になり、視点方向から見たドロップレットの屈折率は高分子樹脂と一致し、視点方向から見たドロップレットの散乱光強度がゼロとなる。したがって、散乱光の和である反射光もなくなり、この状態をホログラム表示が消灯した透明状態として用いている。なお、印加電圧を中間状態とすることにより、反射光強度は中間値をとるので、電圧により反射光強度を制御することができる。
ホログラム非表示部32は、第2透明電極12と第3透明電極21との間に電圧を印加した時に透明になる部分である。このホログラム非表示部32はホログラム記録されていないが、第2透明電極12と第3透明電極21との間に電圧を加えると、上記のホログラム表示部31と同様、ドロップレット中の液晶の配向が電界(視線)と平行になり、視点方向から見たドロップレットの屈折率は高分子樹脂と一致し、視点方向から見たドロップレットの散乱光強度がゼロとなる。したがって、散乱光の和である反射光もなくなり、透明状態となる。
なお、ホログラム非表示部32では、HPDLC層30がホログラム露光されていないので、HPDLC層30に含まれるドロップレットが所定の角度に傾いた周期構造を呈しておらず、単純に分散した形態を呈している。そのため、第2透明電極12と第3透明電極21との間に電圧を印加しない場合には、そうしたドロップレットは特定の波長成分のみを観察者の方向に反射するように機能せず、多方向に散乱するので、ホログラム非表示部32は白く濁った半透明部分となる。
(ホログラム表示部の形成)
前掲の「次世代液晶ディスプレイ」にも記載のように、ホログラム表示部31の形成は以下のように行われる。先ず、単一モード単一周波数のレーザー光を分割した後にビーム径を拡大して互いに交差させてHPDLC層30に照射することにより、ホログラム表示部31を形成することができる。HPDLC層30にレーザー光が照射されると、干渉縞の光強度が強い部分で高分子樹脂の光重合が起こる。その重合が進行すると液晶の相溶性が低下し、干渉縞の光強度の弱い部分にドロプレットが析出する。こうして干渉縞に対応したポリマーとドロプレットの周期構造が形成される。
さらに、平行光である物体光と平行光である参照光とによる2光束干渉、又は、平行光である物体光と散乱光である参照光とによる2光束干渉での記録が、ホログラム再生光を平行光とすることができる。こうした平行光は、ホログラム表示部31を通過するホログラム再生光が拡散光(散乱光)となることを防ぐので、距離をおいた観察者であっても、その再生光は依然として人の目の角度分解能以下であり、表示形態が有している隙間等の存在を認識することはできない。なお、本願でいう「平行光」は、平行光及び実質的に平行光と言うことができる光(略平行光)も含むものとして定義する。
(ホログラム表示)
図6は、図1及び図3に示す横断部分Sにおける表示態様を示す説明図である。具体的には、図6(A)は表示装置の起動前の態様であり、図6(B)は表示装置を透明表示する場合の態様であり、図6(C)は表示装置をホログラム表示する場合の態様である。ホログラム表示部31下の第1透明電極11は、図3及び図6に示すように、所定幅B以下の第2透明電極12が横断する横断部分Sを有し、且つその横断部分Sにおける第2透明電極12との間に所定幅Cの隙間Gを有している。そして、その所定幅B及びCは、人の目の角度分解能以下の幅、具体的には10μm以下で形成されている。
図6(A)は表示装置1の起動前の態様であり、共通電極である第3透明電極21と、その第3透明電極21に対向する第1透明電極11及び第2透明電極12との間をOFFにした場合である。この起動前の態様は通常、人の目に触れることはないが、図6(A)に示すように、第1透明電極11上も、第2透明電極12上も、第1透明電極11と第2透明電極12との間の隙間G上も、全てホログラム表示態様となっている。なお、横断部分S以外のホログラム表示部31ではホログラム表示となり、ホログラム非表示部32では白く濁った半透明状態となり、第1透明電極11と第2透明電極12との間の所定幅Aの隙間G上のホログラム非表示部32でも白く濁った半透明状態となっている。
図6(B)は表示装置1を透明表示する場合の態様であり、共通電極である第3透明電極21と、その第3透明電極21に対向する第1透明電極11及び第2透明電極12との間をONにしてホログラム表示を消灯した態様である。この表示態様では、図6(B)に示すように、第1透明電極11上は透明表示態様となり、第2透明電極12上も透明表示態様となっているが、第1透明電極11と第2透明電極12との間の所定幅Cの隙間G上は電圧が印加されず、ホログラム表示態様となっている。しかしながら、その隙間Gの所定幅Cは、上述のように、人の目の角度分解能以下であるので、人は幅Cの隙間G上にホログラムが表示されていることを認識できず、その結果、全体が透明表示態様であるように認識することになる。
一方、横断部分S以外のホログラム表示部31とホログラム非表示部32も透明表示態様になっているが、第1透明電極11と第2透明電極12との間の所定幅Aの隙間G上のホログラム非表示部32は、電圧が印加されずに白く濁った半透明状態となるが、その隙間Gの所定幅Aは、上述のように、人の目の角度分解能以下であるので、人は幅Aの隙間G上が半透明状態であることを認識できず、その結果、全体が透明表示態様であるように認識することになる。
したがって、図6(B)の透明表示を実現するための駆動態様では、表示画面の全体が透明表示態様として認識される。
図6(C)は表示装置1をホログラム表示する場合の態様であり、第3透明電極21と第1透明電極11との間をOFFにし、第3透明電極21と第2透明電極12との間をONにしてホログラム表示を点灯した場合である。この表示態様では、図6(C)に示すように、第1透明電極11上はホログラム表示態様となり、第1透明電極11と第2透明電極12との間の所定幅Cの隙間G上もホログラム表示態様となっているが、第2透明電極12上は透明表示態様となっている。しかしながら、その第2透明電極12の幅Bは、上述のように、人の目の角度分解能以下であるので、人は幅Bの第2透明電極12上が透明であることを認識できず、その結果、横断部分Sを含むホログラム表示部31がホログラム表示態様であるように認識することになる。なお、横断部分S以外のホログラム表示部31も当然にホログラム表示態様である。
一方、ホログラム非表示部32は透明表示態様になっているが、第1透明電極11と第2透明電極12との間の所定幅Aの隙間G上のホログラム非表示部32は、電圧が印加されずに白く濁った半透明状態となる。しかし、その隙間Gの所定幅Aは、上述のように、人の目の角度分解能以下であるので、人は幅Aの隙間G上が半透明状態であることを認識できない。
以上説明したように、本発明の表示装置1によれば、ホログラム表示部31の下の第1透明電極11は、所定幅B以下の第2透明電極12が横断する横断部分Sを有し且つその横断部分Sにおける第2透明電極12との間に所定幅Cの隙間Gを有して形成されており、さらにその所定幅B及びCが人の目の角度分解能以下の幅で形成されているので、ホログラム非表示部用の印加電極(第2透明電極12)がホログラム表示部用の印加電極(第1透明電極11)を同一面内で横断することにより生じた所定幅B,Cの不均一表示部が存在した場合であっても、その不均一表示部に基づいた不適切な表示態様を人に認識させることがない。
また、そうした第1透明電極11と第2透明電極12が同一面内に形成されているので、従来技術のような段差が生じておらず、印加電圧等にバラツキが生じない。その結果、HPDLC層30の透過率のバラツキを抑制することができる。さらに、そうした同一面内では、第1透明電極11と第2透明電極12とを同時に且つ容易に成膜乃至パターニングできるので、複数の工程が必要な従来技術に比べてコストメリットがあるという利点がある。
[ホログラム表示装置用基板]
次に、本発明のホログラム表示装置用基板(以下「表示装置用基板」と略す。)について説明する。本発明の表示装置用基板は、上述した表示装置1の第1基板10側の電極構造を含むものであるので、図2と同一の符号を用いて説明する。本発明の表示装置用基板は、基板10と、その基板10の同一面内に所定幅A以下の隙間Gを隔ててパターン形成された、第1透明電極11及び第2透明電極12とを有している。そして、その第1透明電極11は、所定幅B以下の第2透明電極12が横断する部分Sを有し、且つその横断部分Sにおける第2透明電極12との間に所定幅Cの隙間Gを有して形成されており、その所定幅A、B及びCが人の目の角度分解能以下の幅で形成されていることに特徴がある。
このとき、上記本発明の表示装置1と同様、所定幅A、B及びCは、10μm以下であるように構成され、第1透明電極11はその面内にアイランド状に形成された第2透明電極12を有する構造であることが好ましい。なお、その他の技術的事項も、上記本発明の表示装置1と同様であるので、その記載は省略する。
こうした本発明の表示装置用基板によれば、上記本発明の表示装置1に用いることができる透明電極パターニング基板として好ましい。特に、第2透明電極12が第1透明電極11を同一面内で横断しているが、それらの透明電極11,12はいずれも同一面内に形成されるので、従来技術を用いた成膜乃至パターニング手段で同時且つ容易に行うことができる。その結果、複数の工程が必要な従来の基板に比べてコストメリットがあるという利点がある。
以下、実施例により本発明を更に詳しく説明する。以下の実施例は本発明の一例であり、特に実施例中の寸法等に限定されない。
(実施例1)
厚さ0.7mmの無アルカリガラス(第1基板10)上にITO(インジウム錫酸化物:第1透明電極11)が蒸着により成膜されたITO付きガラス基板を用意し、そのITOを、図4に示す形態となるようにフォトマスクを用いたフォトリソグラフィによってパターニングした。このとき、横断部分S以外の第1透明電極11と第2透明電極12との隙間Gの幅Aは10μmとし、横断部分Sでの第2透明電極12の幅Bも10μmとし、その横断部分Sにおける第1透明電極11と第2透明電極12との間の隙間Gの幅Cも10μmとした。
その後、パターニングした側の面にセルギャップを確保するためのビーズ33を散布した。次に、第3透明電極21が形成された第2基板20であるITO付きガラス基板を用意し、2枚のガラス基板を電極側が向かい合うように接着させるため、シール材34を周辺部に形成して両方のガラス基板を貼り合わせ、確保したセルギャップにHPDLCを注入した。
その後、干渉露光によりHPDLC層30へ透過型ホログラムを記録した。ホログラム露光は、ホログラムパターン用マスクを用意し、第1透明電極11上にホログラム表示部31を形成するように露光した。ホログラム露光は、ホログラム再生光が平行光となるように、散乱光からなる参照光と平行光からなる物体光との2光束で行った。露光後は、HPDLC層30を構成する高分子樹脂を硬化させるため、UV照射等の後処理を行った。こうして図1及び図2に示す表示装置を作製した。
(評価、結果)
得られた表示装置を表示させ、そのときの各所定幅A、B及びCの箇所を表示面から50mm離れた位置から目視観察した。先ず、第1透明電極11と第3透明電極21との間をON状態とし、第2透明電極12と第3透明電極21との間をON状態とした透明表示態様のとき、所定幅Cの隙間Gは確認できず、さらに、横断部分S以外の第1透明電極11と第2透明電極12との所定幅Aの隙間Gも不具合を確認できず、いずれも良好な透明表示態様であることが確認できた。
次に、第1透明電極11と第3透明電極21との間をOFF状態とし、第2透明電極12と第3透明電極21との間をON状態としたホログラム表示態様のとき、第2透明電極12の所定幅Bの透明表示部は確認できず、さらに、横断部分S以外の第1透明電極11と第2透明電極12との所定幅Aの隙間Gも不具合を確認できず、透明な背景に文字「A」のホログラム表示が浮かび上がっているのが確認できた。
本発明の表示装置で表示できる表示形態の一例を示す模式的な平面図である。 図1に示す表示装置のI−I断面図である。 図1に示す表示装置のII−II断面図である。 図1に示す表示装置を構成する、第1透明電極パターンと第2透明電極パターンとが形成された第1基板の平面図である。 ホログラフィック高分子分散型液晶層についての説明図である。 図1及び図3に示す横断部分における表示態様を示す説明図であり、(A)は表示装置の起動前の態様であり、(B)は表示装置を透明表示する場合の態様であり、(C)は表示装置をホログラム表示する場合の態様である。
符号の説明
10 第1基板
11 第1透明電極
12 第2透明電極
13 第1透明電極の配線部
14 第2透明電極の配線部
20 第2基板
21 第3透明電極
22 第3透明電極の配線部
30 ホログラフィック高分子分散型液晶層
31 ホログラム表示部
32 ホログラム非表示部
33 ビーズ
34 シール材
41 透過光
42 回折光
第1透明電極と第2透明電極との隙間
横断部分での第1透明電極と第2透明電極との隙間
A 第1透明電極と第2透明電極との隙間の所定幅
B ホログラム表示部下の第1透明電極を横断する第2透明電極の所定幅
C 横断する第2透明電極と第1透明電極との隙間の所定幅

Claims (7)

  1. 電極側が向かい合うように所定の間隔で対向配置された、第1基板及び第2基板と、
    前記第1基板の同一面内に所定幅A以下の隙間を隔ててパターン形成された、ホログラム表示部用第1透明電極及びホログラム非表示部用第2透明電極と、
    前記第2基板に形成された、第3透明電極と、
    前記第1基板及び前記第2基板の間に設けられた、ホログラム表示部及びホログラム非表示部からなるホログラフィック高分子分散型液晶層と、を有し、
    前記ホログラム表示部下の第1透明電極は、所定幅B以下の第2透明電極が横断する部分を有し、且つ該部分における該第2透明電極との間に所定幅Cの隙間を有して形成されており、
    前記所定幅A、B及びCが人の目の角度分解能以下の幅で形成されていることを特徴とする表示装置。
  2. 前記所定幅A、B及びCが10μm以下である、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記ホログラム表示部は、ホログラム再生光が平行光となるようにホログラム記録されている表示部である、請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記ホログラム表示部は、その面内に、アイランド状に形成されたホログラム非表示部を有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 基板と、
    前記基板の同一面内に所定幅A以下の隙間を隔ててパターン形成された、第1透明電極及び第2透明電極と、を有し、
    前記第1透明電極は、所定幅B以下の第2透明電極が横断する部分を有し、且つ該部分における該第2透明電極との間に所定幅Cの隙間を有して形成されており、
    前記所定幅A、B及びCが人の目の角度分解能以下の幅で形成されていることを特徴とするホログラム表示装置用基板。
  6. 前記所定幅A、B及びCが10μm以下である、請求項5に記載のホログラム表示装置用基板。
  7. 前記第1透明電極は、その面内に、アイランド状に形成された第2透明電極を有する、請求項5又は6に記載のホログラム表示装置用基板。
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