JP2010136754A - 漏斗保持台及び医療用バッグ架台 - Google Patents

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Abstract

【課題】漏斗の保持安定性を損なうことなく、漏斗の足部が挿入される漏斗保持台の貫通穴の内周面の上下方向寸法を小さくする。
【解決手段】漏斗保持台2に漏斗の足部が挿入される貫通穴20が形成されている。貫通穴の内周面には、複数の凸部22及び複数の凹部26が、それぞれ貫通穴の中心軸21に対して等角度間隔で交互に形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、漏斗保持台に関する。特に、液状物を各種容器に注入する際に使用される漏斗を保持することができる漏斗保持台に関する。また、本発明は漏斗保持台を備えた医療用バッグ架台に関する。
液状物を口径が小さな容器に注入する際に、図6Aに示すような漏斗8が使用される。漏斗8は略円錐形状の本体部81と、本体部81の頂点から伸びた管状の足部82とを備えている。足部82の外周面には、足部82の長手方向に沿って略一定高さのリブ83が形成されている。通常、リブ83は、図6Bに示すように、漏斗8の中心軸に対して120度間隔で3本形成されている。
例えば、医療の分野では、経腸栄養療法や静脈栄養療法を行う際に患者に投与する液状物(栄養剤、流動食、薬液など)を空の医療用バックに予め注入する必要がある。この注入作業において漏斗8が使用される。具体的には、医療用バッグのポート(注入口)に漏斗8の足部82を挿入した状態で、漏斗8の本体部81内に液状物を注入する。液状物は、重力にしたがって足部82を通過して医療用バッグ内に流入する。
この作業を効率良く行うことを可能にする医療用バッグ架台が特許文献1,2に記載されている。この医療用バッグ架台は、医療用バッグを、そのポートの開口を上側に向けて懸吊する医療用バッグ懸吊台と、懸吊された医療用バッグのポートに漏斗の足部を挿入した状態で漏斗を保持する漏斗保持台とを備える。
図7は、上記の医療用バッグ架台の漏斗保持台が漏斗を保持している状態を示した断面図である。板状の漏斗保持台7に、漏斗8の足部82が挿入される貫通穴71が形成されている。貫通穴71の内周面は、漏斗8の足部82の外周面のテーパ面のテーパ角度とほぼ同じテーパ角度を有するテーパ面である。貫通穴71に漏斗8の足部82を挿入したとき、足部82の外周面に形成された3本のリブ83の稜線のみが貫通穴71の内周面に接触する。しかも、漏斗8を繰り返し使用すると、リブ83が貫通穴71の開口端縁と衝突することで、リブ83の稜線が傷付きデコボコが形成されることがある。従来、リブ83と貫通穴71の内周面との接触面積が非常に小さいこと、及び、リブ83の稜線が傷付くことがあることを考慮して、貫通穴71の近傍部分72での漏斗保持台7の厚みは、これ以外の部分での厚みより厚く設定されていた。これにより、貫通穴71の内周面の上下方向寸法を大きくすることができるので、足部82と貫通穴71の内周面との接触面積(または接触距離)が拡大し、漏斗8を所望する姿勢(角度)で安定して保持することが可能になる。
特開2008−173301号公報 特開2008−173302号公報
上記の医療用バッグ架台は、消毒や滅菌を行うために加熱洗浄が行われる。この加熱洗浄での高温によって、漏斗保持台7が変形することがある。これは、上述したように漏斗保持台7の厚みが貫通穴71の近傍部分72とそれ以外の部分とで異なっているために、加熱洗浄時での漏斗保持台7内の温度分布や熱膨張量が不均一になるためである。
しかしながら、漏斗保持台7の貫通穴71の近傍部分72の厚みを薄くすると、漏斗8を所望する姿勢で安定して保持することが困難となる。一方、漏斗保持台7の全体厚みを貫通穴71の近傍部分72と同じに厚くすることは、医療用バッグ架台の重量の増加による可搬性の低下や、漏斗保持台7の材料の増加によるコスト上昇等を招き好ましくない。
本発明は、上記の従来の問題を解決し、漏斗の保持安定性を損なうことなく、漏斗の足部が挿入される貫通穴の内周面の上下方向寸法を小さくすることを目的とする。
本発明の漏斗保持台は、漏斗の足部が挿入される貫通穴が形成された漏斗保持台であって、前記貫通穴の内周面に、複数の凸部及び複数の凹部が、それぞれ前記貫通穴の中心軸に対して等角度間隔で交互に形成されている。
また、本発明の医療用バッグ架台は、上記の本発明の漏斗保持台と医療用バッグを懸吊する医療用バッグ懸吊台とを備える。
本発明によれば、漏斗の足部の外周面に等角度間隔で形成されたリブは貫通穴の内周面に等角度間隔で形成された複数の凹部内に収納され、漏斗の足部の外周面のうちリブが形成されていない部分が等角度間隔で形成された複数の凸部で支持される。したがって、漏斗保持台は、リブと接触することなく、漏斗の足部の外周面を相対的に広い面積で支持することができる。よって、漏斗の保持安定性を損なうことなく、漏斗の足部が挿入される貫通穴の内周面の上下方向寸法を小さくすることが可能となる。
本発明の上記の漏斗保持台において、前記複数の凸部の前記中心軸に対向する面は、前記貫通穴と同軸の円錐面の一部である凹曲面を含むことが好ましい。これにより、漏斗の足部の外周面と複数の凸部との接触面積を更に増大させることができるので、漏斗の保持安定性が更に向上する。
前記凹曲面の周方向の幅は、前記漏斗保持台を使用される向きに配置したときに、前記凹曲面の上端で最小となり、前記上端から下に行くにしたがって増加していることが好ましい。凹曲面の周方向の幅が凹曲面の上端で最小であるので、漏斗の足部を貫通穴内に挿入する際に、作業者が漏斗の回転方向位置に特に注意を払わずとも、リブは自ずと凹部内に移動する。従って、漏斗を漏斗保持台に保持させる作業を極めて効率良く行うことができる。また、凹曲面の周方向の幅が凹曲面の上端から下に行くにしたがって増加しているので、漏斗の足部の外周面と複数の凸部との接触面積が更に増大する。従って、漏斗の保持安定性が更に向上する。
前記複数の凸部の前記中心軸に対向する面は、前記漏斗保持台を使用される向きに配置したときに、前記凹曲面よりも上側に、前記中心軸を含む面での断面形状が略円弧である凸曲面を含むことが好ましい。これにより、漏斗の足部を貫通穴に挿入する作業が容易になる。
前記漏斗保持台を使用される向きに配置したときの前記貫通穴の下側の開口端縁を前記中心軸と平行な方向に沿って見たとき、前記凸部と前記凹部とが接続される頂部の角度は120度以上であることが好ましい。これにより、貫通穴の内周面の清掃作業が容易になるととともに、頂部の近傍にゴミや細菌が残留したりする可能性を低減することができる。
以下、本発明を好適な実施形態を用いて詳細に説明する。但し、以下の実施形態は一例に過ぎず、本発明はこれに限定されないことはいうまでもない。
図1は、本発明の一実施形態に係る医療用バッグ架台1を示した斜視図である。以下の説明の便宜のため、図示したように、上下方向(鉛直方向)軸をZ軸とし、Z軸の矢印の側を上側とする。この医療用バッグ架台1は、4つの漏斗8を保持することが可能な漏斗保持台2と、4つの医療用バッグ9を懸吊することが可能な医療用バッグ懸吊台3とを備えている。漏斗保持台2には、漏斗8の足部82がそれぞれ挿入される4つの貫通穴20が形成されている。この医療用バッグ架台1は、上述した特許文献1,2に記載された医療用バッグ架台と、漏斗8の足部82が挿入される貫通穴20の形状が変更されている点、及び貫通穴20の近傍の漏斗保持台2が薄肉化されている点において異なる。
図2は漏斗保持台2に形成された貫通穴20の拡大斜視図、図3は貫通穴20の拡大平面図である。貫通穴20は、Z軸と平行な中心軸21を有している。本実施形態では、貫通穴20の内周面に、中心軸21に向かって突出した3つの凸部22と、3つの凸部22に比べて相対的に後退した3つの凹部26とが形成されている。凸部22及び凹部26はそれぞれ中心軸21に対して120度間隔で配置されており、周方向(中心軸21回りの回転方向)において凸部22と凹部26とは交互に配置されている。すなわち、貫通穴20の内周面は、3回対称(120度回転すると元の形状と一致する)の回転対称形状を有している。
凸部22の中心軸21に対向する面は、凹曲面23と、凹曲面23より上側の凸曲面24とを含むことが好ましい。
凹曲面23は、中心軸21側に凹の曲面であって、漏斗保持台2よりも下側に頂点を有する円錐面の一部で構成することができる。この円錐面の中心軸は貫通穴20の中心軸21と一致し、この円錐面のテーパ角度は貫通穴20に挿入される漏斗8の足部82の外周面に形成されたテーパ面のテーパ角度とほぼ一致することが好ましい。
凸曲面24は、中心軸21側に凸の曲面であって、中心軸21を含む面でのその断面形状が円弧の曲面で構成することができる(後述する図4参照)。この円弧の曲率半径は、漏斗8の足部82の外周面の、漏斗8の中心軸を含む断面での曲率半径より小さい。
貫通穴20の周方向における凹曲面23の幅は、凹曲面23の上端(すなわち、凹曲面23と凸曲面24の境界近傍)で最小値Wminとなり、下に行くにしたがって徐々に増大し、凹曲面23の下端で最大値Wmaxとなる。
凹部26の中心軸21に対向する面は、例えば円錐面の一部とすることができる。
図4は、貫通穴20に漏斗8の足部82が挿入されて漏斗8が漏斗保持台2に保持された状態の、中心軸21を含み、1つの凸部22とこれに対向する凹部26とを通る面に沿った断面図である。
漏斗8の足部82の外周面に等角度間隔で形成されたリブ83が凹部26内に収納され、且つ、漏斗8の足部82のリブ83が形成されていない領域が凸部22の凹曲面23と当接して、漏斗8が漏斗保持台2に保持されていることが分かる。このように、本実施形態では、漏斗8の足部82の外周面のうちリブ83を除く相対的に広い領域を凸部22の凹曲面23で支持する。したがって、リブ83の稜線のみを支持していた従来の漏斗保持台7に比べて、漏斗8の足部82を支持する面積が拡大する。また、貫通穴20の内周面に凹部26が形成されているので、漏斗8のリブ83は漏斗保持台2に接触しない。したがって、リブ83が傷付き、その稜線にデコボコが形成されていても、漏斗8の支持に何らの影響も及ぼさない。これらにより、従来に比べて、貫通穴20の内周面のZ軸方向寸法Tを小さくしても、漏斗8の保持安定性が損なわれることがない。したがって、貫通穴20の近傍部分を含めて漏斗保持台2の厚みを薄く且つ均一にすることが可能となり、加熱洗浄による漏斗保持台2の変形を抑えることができる。
しかも、凸部22の凹曲面23は円錐面の一部である。この円錐面のテーパ角度を足部82のリブ83が形成されていない部分のテーパ面のテーパ角度とほぼ同じに設定することにより、凹曲面23と足部82との接触面積が更に増大する。これにより、漏斗8を更に安定して保持することができる。
凸部22の凹曲面23の周方向の幅は、凹曲面23の上端で最小値Wminをとる。これにより、以下のような効果が得られる。漏斗8の足部82を貫通穴20内に挿入したときに、中心軸21回りの漏斗8の回転方向位置を特に注意しなくても、リブ83が凸部22の凹曲面23上に位置する可能性が低くなる。また、仮にリブ83が凸部22の凹曲面23上に位置したとしても、漏斗8の足部82を貫通穴20内に挿入する際の振動などによって、漏斗8が中心軸21回りに僅かに回転して、リブ83は凸部22の凹曲面23から外れ凹部26内に移動する。このように、凸部22の凹曲面23の周方向の幅を、凹曲面23の上端で狭くすることで、漏斗8の足部82を貫通穴20内に挿入する際に、中心軸21回りの漏斗8の回転方向位置に特に注意を払うことなく、リブ83を凹部26内に容易に収納させることができる。
その一方で、凸部22の凹曲面23の周方向の幅を、凹曲面23の上端から下に行くにしたがって増加させることにより、凹曲面23と足部82との接触面積が増大するので、漏斗8を更に安定して保持することができる。
凸部22が凹曲面23よりも上側に凸曲面24を有することで、漏斗保持台2の上面における貫通穴20の開口面積が拡大する。更に、凸曲面24は、滑らかな曲面であるので、漏斗8の足部82を貫通穴20内に挿入する際に、漏斗8の足部82の先端(下端)を貫通穴20内へ案内する。これらにより、漏斗8の足部82の挿入作業が容易になる。
本実施形態の貫通穴20の内周面は、単純な円錐面であった従来の貫通穴71の内周面に比べて複雑な形状を有している。したがって、スポンジやブラシなどによる清掃作業がしやすいように、貫通穴20の内周面は鋭利なエッジや先端を有していないことが好ましい。そのためには、内周面に設けられたエッジや先端に丸みを付与することに加えて、凸部22や凹部26の曲率や配置を適切に設定してエッジや先端の先鋭度を低下させることが好ましい。例えば、図3の部分5の拡大平面図である図5に示すように、貫通穴20の下側の開口端縁をZ軸と平行な方向に沿って見たとき、凸部22と凹部26とが接続される頂部28の角度θは120度以上であることが好ましい。ここで、頂部28の角度θは、頂部28における凸部22の開口端縁に沿った接線22Lと、頂部28における凹部26の開口端縁に沿った接線26Lとがなす角度(θ≧90度)によって定義される。頂部28の角度θをこのように鈍角にすることで、貫通穴20の内周面を清掃する際に、スポンジやブラシなどが頂部28に引っ掛かったり、頂部28の近傍にゴミや細菌が残留したりする可能性を低減することができる。
本発明の漏斗保持台2の製造方法は、特に制限はないが、例えば樹脂材料を射出成形で一体に製造することができる。
図1に示された医療用バッグ架台1を簡単に説明する。漏斗保持台2は、リンク機構4によりZ軸を含む面内で矢印2aの向きに回動させることができる。更に、漏斗保持台2は、医療用バッグ懸吊台3の上方に位置するときは、Z軸と平行な矢印2b方向に昇降させることができる。
医療用バッグ架台1の使用方法は以下の通りである。最初に、漏斗保持台2を医療用バッグ懸吊台3の上方から退避させた状態で、漏斗保持台2に形成された4つの貫通穴20のそれぞれに漏斗8の足部82を挿入することで、漏斗保持台2に漏斗8を保持させる。また、医療用バッグ懸吊台3に形成された4つの切り欠き31のそれぞれの周縁に医療用バッグ9のポート91に形成された鍔92を係止することで、医療用バッグ9を懸吊する。次いで、漏斗8を保持する漏斗保持台2を、矢印2aに沿って医療用バッグ懸吊台3の上方に移動させ、更に、矢印2bに沿って下降させる。かくして、図1に示されたように、漏斗8の足部82が医療用バッグ9のポート91内に挿入される。この状態で、漏斗8の本体部81に所定の液状物を注入すると、液状物は、重力にしたがって医療用バッグ9内に流入する。液状物の注入が完了すると、漏斗保持台2を上記とは逆に移動させ、次いで、医療用バッグ懸吊台3から医療用バッグ9を取り外す。作業者は、漏斗8を漏斗保持台2に保持させた後は、漏斗8を漏斗保持台2から取り除くまでの間、漏斗8に手を触れることなく液状物の注入作業を行うことができる。
上記の実施形態は、本発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されず、適宜変更することができ、そのような変更も本発明に含まれる。
例えば、貫通穴20の内周面に形成される凸部22及び凹部26の数は、上記の実施形態で示された3である必要はなく、3より少なくても多くてもよい。一般には、漏斗保持台で保持しようとする漏斗の足部の外周面に形成されたリブの数と同数か、その倍数に設定することが好ましい。
本発明では、漏斗保持台に形成された貫通穴20の内周面に複数の凸部22及び複数の凹部26が形成されていれば良く、凸部22及び凹部26の中心軸21に対向する面の形状は上記の実施形態に限定されない。例えば、凸部22の凹曲面23を、円錐面の一部ではなく、円筒面の一部や多角柱面の一部で構成しても良い。凹曲面23の周方向の幅は、Z軸方向において一定であってもよい。凸部22の凸曲面24の、中心軸21を含む面での断面形状は、厳密な円弧である必要はなく、円弧に近似した曲線であっても良い。また、凸曲面24を円錐面の一部で構成しても良く、あるいは、凸曲面24を省略しても良い。凸部22が凹曲面23及び凸曲面24以外の面を含んでいても良い。凹部26の中心軸21に対向する面は、上記の実施形態のように円錐面の一部である必要はなく、例えば、円筒面の一部、多角柱面の一部などで構成しても良い。
漏斗保持台に設けられる、漏斗8を保持するための貫通穴20の数は、上記の実施形態で示された4つである必要はなく、4つより少なくても(例えば1つ)多くてもよい。
本発明の漏斗保持台は、上述した内周面を備える貫通穴が形成されていれば良い。貫通穴の内周面以外の漏斗保持台の全体形状は、特に制限はなく、上記の実施形態で示された板状である必要はない。例えば、漏斗保持台が虫眼鏡のフレームのようなステー付きの環状体からなり、環状体の内周面に上述した複数の凸部及び複数の凹部が形成されていても良い。
本発明の漏斗保持台は、図1に示された医療用バッグ架台以外に適用することはもちろん可能である。例えば、医療用バッグ懸吊台を備えていない、単に1又は複数の漏斗を保持するだけの公知の漏斗保持台に本発明を適用することができる。医療用バッグ以外の容器に液状物を注入するために使用される漏斗を保持する漏斗保持台であっても良い。この場合、漏斗保持台が、この容器を保持する治具を備えていても良い。
上記の実施形態では、漏斗の足部の外周面にはリブが形成されていたが、本発明の漏斗保持台は、リブが形成されていない漏斗を保持することも可能である。
漏斗を使用して注入する液状物は、経腸栄養療法や静脈栄養療法以外の医療用途で使用される液状物であっても良く、更に、医療用途以外の例えば化学、食品などの分野で使用される液状物であってもよい。
本発明の医療用バッグ架台は、図1に示した構成に限定されない。本発明の漏斗保持台と、医療用バッグを懸吊することができる医療用バッグ懸吊台とを備えていれば良く、公知の如何なる医療用バッグ架台であっても良く、また、図1の医療用バッグ架台1に適宜変更を加えたものであっても良い。
本発明の利用分野は特に制限はなく、漏斗を使って液状物を注入する作業を効率化させることが要望される各種分野に広範囲に利用することができる。本発明の漏斗保持台は、漏斗の足部を支持して漏斗を保持することができる従来から公知の漏斗保持台に適用して利用することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る医療用バッグ架台を示した斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る医療用バッグ架台の漏斗保持台に形成された貫通穴の拡大斜視図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る医療用バッグ架台の漏斗保持台に形成された貫通穴の拡大平面図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る医療用バッグ架台の漏斗保持台に形成された貫通穴に漏斗の足部が挿入された状態を示した断面図である。 図5は、図3の部分5の拡大平面図である。 図6Aは一般的な漏斗を示した斜視図、図6Bは図6Aの6B−6B線での矢視断面図である。 図7は、従来の漏斗保持台が漏斗を保持している状態を示した断面図である。
符号の説明
1 医療用バッグ架台
2 漏斗保持台
20 貫通穴
21 貫通穴の中心軸
22 凸部
23 凹曲面
24 凸曲面
26 凹部
28 頂部
3 医療用バッグ懸吊台
31 切り欠き
4 リンク機構
8 漏斗
81 漏斗の本体部
82 漏斗の足部
83 リブ
9 医療用バッグ
91 ポート
92 鍔

Claims (6)

  1. 漏斗の足部が挿入される貫通穴が形成された漏斗保持台であって、
    前記貫通穴の内周面に、複数の凸部及び複数の凹部が、それぞれ前記貫通穴の中心軸に対して等角度間隔で交互に形成されていることを特徴とする漏斗保持台。
  2. 前記複数の凸部の前記中心軸に対向する面は、前記貫通穴と同軸の円錐面の一部である凹曲面を含む請求項1に記載の漏斗保持台。
  3. 前記凹曲面の周方向の幅は、前記漏斗保持台を使用される向きに配置したときに、前記凹曲面の上端で最小となり、前記上端から下に行くにしたがって増加している請求項2に記載の漏斗保持台。
  4. 前記複数の凸部の前記中心軸に対向する面は、前記漏斗保持台を使用される向きに配置したときに、前記凹曲面よりも上側に、前記中心軸を含む面での断面形状が略円弧である凸曲面を含む請求項2に記載の漏斗保持台。
  5. 前記漏斗保持台を使用される向きに配置したときの前記貫通穴の下側の開口端縁を前記中心軸と平行な方向に沿って見たとき、前記凸部と前記凹部とが接続される頂部の角度は120度以上である請求項1〜4のいずれかに記載の漏斗保持台。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の漏斗保持台と医療用バッグを懸吊する医療用バッグ懸吊台とを備えた医療用バッグ架台。
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