JP2010136530A - 大容量キャパシタの充電方法および充電装置 - Google Patents
大容量キャパシタの充電方法および充電装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010136530A JP2010136530A JP2008309854A JP2008309854A JP2010136530A JP 2010136530 A JP2010136530 A JP 2010136530A JP 2008309854 A JP2008309854 A JP 2008309854A JP 2008309854 A JP2008309854 A JP 2008309854A JP 2010136530 A JP2010136530 A JP 2010136530A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charging
- current
- cell
- voltage
- current value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/13—Energy storage using capacitors
Landscapes
- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
Abstract
【課題】大容量キャパシタの急速充電を、装置を大型化,複雑化することなく最適に実現できるようにする。
【解決手段】複数セル1の直列接続回路を任意の電流を充電する充電装置2と、各セルの電圧を検出するとともに、各セルの電圧が所定値を超えたことを判定する判定回路5と、少なくとも1つのセルの電圧が所定値を超えたことを監視する充電抑制判定回路3とを設け、充電開始時には電流値を段階的に増加させたパルス状の充電電流を与え、この充電電流によって発生する各セルの電圧上昇値のうちの少なくとも1つが所定値を超えたことを充電抑制判定手段3で検知したら、充電装置2はパルス電流の供給を一旦停止し、その後は判断時点の電流値よりも低い電流で急速充電を開始する。
【選択図】図1
【解決手段】複数セル1の直列接続回路を任意の電流を充電する充電装置2と、各セルの電圧を検出するとともに、各セルの電圧が所定値を超えたことを判定する判定回路5と、少なくとも1つのセルの電圧が所定値を超えたことを監視する充電抑制判定回路3とを設け、充電開始時には電流値を段階的に増加させたパルス状の充電電流を与え、この充電電流によって発生する各セルの電圧上昇値のうちの少なくとも1つが所定値を超えたことを充電抑制判定手段3で検知したら、充電装置2はパルス電流の供給を一旦停止し、その後は判断時点の電流値よりも低い電流で急速充電を開始する。
【選択図】図1
Description
この発明は、無停電電源装置(UPS)や瞬低・瞬停対策装置等に用いられる、電気二重層キャパシタやリチウムイオンキャパシタのような大容量キャパシタの充電方法および装置に関する。
2次電池や大容量キャパシタには、一般的に次のような特徴がある(例えば特許文献1参照)。
2次電池:エネルギー密度は高いが、高率充放電やサイクル寿命に難点がある。(リチウムイオン2次電池,ニッケル水素電池等)。
大容量キャパシタ:高率充放電やサイクル動作に対して長寿命だが、エネルギー密度が低い(電気二重層キャパシタ,リチウムイオンキャパシタ)。
大容量キャパシタ:高率充放電やサイクル動作に対して長寿命だが、エネルギー密度が低い(電気二重層キャパシタ,リチウムイオンキャパシタ)。
このような特徴から、短時間補償型の無停電電源装置(瞬低・瞬停対策装置)では、大容量キャパシタを利用する場合が多くなって来ている。また、2次電池は充電電流制限が低いため、充電に長時間を要する一方、大容量キャパシタは大電流による急速充電が可能である。なお、大容量キャパシタは、単一セルでは定格電圧が1.5V〜3V程度と低いため、電源装置として利用する場合には、複数個のセルを多数個直列接続して利用されることが多い。
ところで、大容量キャパシタの各セルは、静電容量や内部抵抗にバラツキがあり、直列接続した状態で充電を行なうと、上記バラツキにより各セルに加わる充電電圧に差が生じる。そのため、充電によりキャパシタ全体が満充電に達する前にセルの耐電圧を超え、過充電となるセルが発生することがある。定格電圧を超えるような過充電になると、大容量キャパシタの寿命に大きな影響を与えるだけでなく、故障の原因ともなる。
そこで、このような充電途中における各セルの単独過充電を抑制する手法として、例えば特許文献1や特許文献2に示すものがある。
図3に、特許文献1に開示の例を示す。
同図において、1は単一のキャパシタセル(セル)、2は充電装置、3は充電抑制判定回路、4はバイパススイッチ、5は電圧判定回路、7はバイパス回路を示す。
キャパシタセル1の各々には、その端子電圧が所定値Vref1に達したときに充電電流をバイパスするためのバイパス回路7と、端子電圧が所定値Vref2に達したときに充電電流を抑制するための電圧判定回路5とが設けられている。なお、Vref1>Vref2に設定する。
充電動作により、いずれかのセルの端子電圧が充電電流抑制レベルVref2に達すると、充電装置2は充電電流値をバイパス回路7の規定電流にまで抑制する。その後、当該セルの端子電圧がバイパスレベルVref1に達すると、当該セル対応のバイパス回路7が動作し、
その結果、当該セルへの充電は遮断される。なお、残りのセルの動作も同様に行なわれることから、各セルは過充電を抑制されながら充電動作を完了することができる。
その結果、当該セルへの充電は遮断される。なお、残りのセルの動作も同様に行なわれることから、各セルは過充電を抑制されながら充電動作を完了することができる。
図4に、特許文献2に開示の例を示す。同図の符号8は直流電源、9はフライバック形DC-DCコンバータである。
これは、DC-DCコンバータ9に複数の2次巻線を設け、その各々に各セル1を接続することで、端子電圧の低いセルを優先的に充電する方式である。これにより、静電容量や内部抵抗のバラツキに関わらず、常にセル間の電圧バランスを保つことができるため、セル個々の過充電を抑制することができる。
特開2008−005594号公報
特開平08−214454号公報
この発明によれば、充電開始時にパルス電流を段階的に逐次増加させて行きながら、電圧上昇量を監視して急速充電電流値を定めるようにしたので、キャパシタ内部抵抗にアンバランスが生じている場合でも充電電流による過電圧を抑制し、従来のようにバイパス回路や大電流DC-DCコンバータを用いて回路を大型化,複雑化することなく、キャパシタ状態に応じた最適な急速充電が可能となる。
特許文献1の方式は、セルの充電電流をバイパスさせるため、一般的に用いられるブリーダ抵抗によるセルバランス回路に比べ、大電流のバイパス回路が必要になるだけでなく、満充電到達までバイパス回路が動作するため、バイパス回路に大容量の熱処理構造を必要とするなどの理由から、バイパス回路が大型化するという問題がある。
特許文献2の方式は、急速充電を行なうために大電流を流すDC-DCコンバータが必要となり、また、セル直列数相当の2次巻線が必要になるといった理由から、充電回路が大型化,複雑化する可能性がある。
したがって、この発明の課題は、回路を大型化,複雑化することなく大容量キャパシタの急速充電を可能とすることにある。
このような課題を解決するため、請求項1の発明では、単一セルを複数個直列接続してなる大容量キャパシタを充電するに当たり、
充電開始時には電流値が段階的に増加するパルス状の充電電流を順次与え、この充電電流によって発生する各セルの電圧上昇値のうちの少なくとも1つが、設定値を超えたことを検知したら前記パルス電流の供給を一旦停止し、その後は前記判断時点の直前の段階で与えた電流値で残りのセルを充電することを特徴とする。
充電開始時には電流値が段階的に増加するパルス状の充電電流を順次与え、この充電電流によって発生する各セルの電圧上昇値のうちの少なくとも1つが、設定値を超えたことを検知したら前記パルス電流の供給を一旦停止し、その後は前記判断時点の直前の段階で与えた電流値で残りのセルを充電することを特徴とする。
また、請求項2の発明では、単一セルを複数個直列接続してなる大容量キャパシタの充電装置において、
前記各セルに与える充電電流値を定めて電流を供給する充電手段と、各セルの端子電圧を検出するとともに各セルの端子電圧が設定値を超えたことを判定する判定手段と、この判定手段の出力が少なくとも1つあるか否かを監視する監視手段とを設け、充電開始時には電流値が段階的に増加するパルス状の充電電流を順次与え、この充電電流によって発生する各セルの電圧上昇値のうちの少なくとも1つが設定値を超えたことを前記監視手段で検知したら、監視手段は充電手段に対しその旨を通知し、以後充電手段は前記判断時点の直前の段階で与えた電流値で残りのセルを充電することを特徴とする。
前記各セルに与える充電電流値を定めて電流を供給する充電手段と、各セルの端子電圧を検出するとともに各セルの端子電圧が設定値を超えたことを判定する判定手段と、この判定手段の出力が少なくとも1つあるか否かを監視する監視手段とを設け、充電開始時には電流値が段階的に増加するパルス状の充電電流を順次与え、この充電電流によって発生する各セルの電圧上昇値のうちの少なくとも1つが設定値を超えたことを前記監視手段で検知したら、監視手段は充電手段に対しその旨を通知し、以後充電手段は前記判断時点の直前の段階で与えた電流値で残りのセルを充電することを特徴とする。
図1はこの発明の実施の形態を示す構成図である。
同図からも明らかなように、この例は図3に示す従来例からバイパス回路を削除するとともに、電圧判定回路5を主としてコンパレータ6から構成してその比較基準値(上限電圧値)をVref3とした点、および充電抑制判定回路3の出力(判定許可信号)を各電圧判定回路5に導入するようにした点などが特徴である。なお、Vref3はセルの内部抵抗値などに基づいて、適宜設定される。また、充電装置2は複数セルの直列接続回路へ所望の電流を流すべく、例えば発電機,電力変換器やその制御回路等を備えている。
各セル1の電圧は電圧判定回路5で検出され、コンパレータ6で基準値Vref3と比較される。充電抑制判定回路3は論理和回路を備え、各セルに対応する電圧判定回路5からの出力信号を論理和(OR)条件で監視し、1つ以上のセルで上限電圧値を超えると、充電装置2に対し電流抑制信号を出力する。また、充電抑制判定回路3は、充電開始時の充電電流上限判定時のみ電圧判定回路5が動作するよう、判定許可信号を出力する。充電装置2は充電抑制判定回路3からの出力に基づき充電電流上限を決定し、その電流値で急速充電を開始する。
図2は図1の動作を説明するための説明図である。
図示のように、急速充電開始までの一定期間は充電電流上限判定期間とされ、この期間にパルス状の充電電流を、図2(a)のように予め設定された電流振幅(Ich)および充電期間で各セルに与え、各セルからの電圧上昇分を電圧判定回路5で検出する。この電圧上昇分(vch)は、パルス電流の流入によって図2(b)のようにステップ的に発生する電圧成分である。この電圧上昇分が上限電圧値Vref3を超過すると、判定信号が充電抑制判定回路3に与えられる。
図2では、最初の電流値はI1で、以下I2,I3…I6と順次増加させて行き、I6で過電圧と判定された場合を示している(図2(c)参照)。充電装置2は、充電抑制判定回路3から電流抑制信号を受け、過電圧判定信号を発生する前の電流値より1つ前の電流値I5に充電電流を設定し、急速充電を開始する。
各セルの電圧上昇分の違いは、内部抵抗のバラツキなどによって発生するものであり、電圧上昇の最も大きいセルが、急速充電時の許容される最大の充電電流値を制限することになる。従って、以上のような方法で充電電流を設定することにより、特性バラツキや経年劣化による特性変化に対しても、最適な充電を行なうことが可能となる。
1…単一キャパシタセル(セル)、2…充電装置、3…充電抑制判定回路、4…バイパススイッチ、5…電圧判定回路、6…コンパレータ、7…バイパス回路、8…直流電圧源、9…フライバック形DC-DCコンバータ。
Claims (2)
- 単一セルを複数個直列接続してなる大容量キャパシタを充電するに当たり、
充電開始時には電流値が段階的に増加するパルス状の充電電流を順次与え、この充電電流によって発生する各セルの電圧上昇値のうちの少なくとも1つが、設定値を超えたことを検知したら前記パルス電流の供給を一旦停止し、その後は前記判断時点の直前の段階で与えた電流値で残りのセルを充電することを特徴とする大容量キャパシタの充電方法。 - 単一セルを複数個直列接続してなる大容量キャパシタの充電装置において、
前記各セルに与える充電電流値を定めて電流を供給する充電手段と、各セルの端子電圧を検出するとともに各セルの端子電圧が設定値を超えたことを判定する判定手段と、この判定手段の出力が少なくとも1つあるか否かを監視する監視手段とを設け、充電開始時には電流値が段階的に増加するパルス状の充電電流を順次与え、この充電電流によって発生する各セルの電圧上昇値のうちの少なくとも1つが設定値を超えたことを前記監視手段で検知したら、監視手段は充電手段に対しその旨を通知し、以後充電手段は前記判断時点の直前の段階で与えた電流値で残りのセルを充電することを特徴とする大容量キャパシタの充電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008309854A JP2010136530A (ja) | 2008-12-04 | 2008-12-04 | 大容量キャパシタの充電方法および充電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008309854A JP2010136530A (ja) | 2008-12-04 | 2008-12-04 | 大容量キャパシタの充電方法および充電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010136530A true JP2010136530A (ja) | 2010-06-17 |
Family
ID=42347209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008309854A Pending JP2010136530A (ja) | 2008-12-04 | 2008-12-04 | 大容量キャパシタの充電方法および充電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010136530A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103560015A (zh) * | 2013-10-28 | 2014-02-05 | 贵州中航聚电科技有限公司 | 一种高压大容量混合钽电容器组集成模块 |
-
2008
- 2008-12-04 JP JP2008309854A patent/JP2010136530A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103560015A (zh) * | 2013-10-28 | 2014-02-05 | 贵州中航聚电科技有限公司 | 一种高压大容量混合钽电容器组集成模块 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3216133B2 (ja) | 非水電解質二次電池の充電方法 | |
US8134342B2 (en) | Method for pulsed charging of a battery in an autonomous system comprising a supercapacitance | |
TWI395389B (zh) | 使用電容器的蓄電裝置及其控制方法 | |
KR101122598B1 (ko) | 배터리 셀 균등 충전 장치 | |
JP5593849B2 (ja) | 組電池の監視装置 | |
US20130214739A1 (en) | Charge type battery management system and method thereof | |
EP2249456A1 (en) | Charge method and charge device | |
JP2009106147A (ja) | 二次電池の充電制御方法、及び充電制御回路 | |
CN109066753B (zh) | 一种基于储能电池荷电状态的控制方法及系统 | |
JP2010035337A (ja) | 組電池監視制御装置 | |
JP2010252474A (ja) | 二次電池の充電方法 | |
JP2003102132A (ja) | 蓄電電源装置及びその充電制御方法 | |
JP5451761B2 (ja) | スーパーキャパシタ用高速充電器 | |
JP4512062B2 (ja) | 複数のリチウムイオン二次電池を直列接続した組電池の電圧バランス調整法 | |
JP2002186191A (ja) | バッテリセル用セルシャント回路 | |
US20130214741A1 (en) | Discharge type battery management system and method thereof | |
JP4148468B2 (ja) | 電池の充電制御装置 | |
JP2007006650A (ja) | 充電器およびそれを用いる電動工具セット | |
JP2004222438A (ja) | 電気二重層キャパシタの電圧バランス均等化回路 | |
JP2008211860A (ja) | 無停電電源装置及び無停電電源装置の制御方法 | |
JP2010136530A (ja) | 大容量キャパシタの充電方法および充電装置 | |
KR101337242B1 (ko) | 에너지 회생 기능을 갖는 펄스형 배터리의 급속 충전기 및 그 충전기의 제어 방법 | |
JP3175573U (ja) | 充電方式の電池管理装置 | |
JP3175574U (ja) | 放電方式の電池管理装置 | |
JP3917046B2 (ja) | 充電回路、充電方法および該充電回路を備えた携帯端末 |