JP2010136203A - 動画プリント注文装置、動画プリント注文プログラム、及び、これを格納した記録媒体 - Google Patents

動画プリント注文装置、動画プリント注文プログラム、及び、これを格納した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の動画ファイルが持ち込まれた場合の動画プリント注文を効率よく行う。
【解決手段】動画ファイルを取得する動画ファイル取得部24と、動画ファイルの中からプリントの静止画を選択させる静止画選択部26と、プリント処理を行うオーダー処理部25と、を備え、静止画選択部26は、動画ファイル一覧表示機能262と、特定の動画ファイルを選択させるファイル選択機能263と、選択された動画ファイルに含まれる静止画の中から抽出された複数の静止画を表示させる静止画表示機能264と、抽出された複数の静止画の中から特定の静止画を選択させる静止画選択機能266と、選択された静止画を表示させる選択画像表示機能267と、を有し、選択画像表示機能267は、複数の動画ファイルから選択された静止画を同じ表示領域内に表示させ、オーダー処理部25は、複数の動画ファイルから選択された静止画を1つのオーダーで処理する。
【選択図】図2

Description

本発明は、動画ファイルを取得可能な動画ファイル取得部と、取得された動画ファイルの中からプリント対象となる静止画を選択させるためのGUI(グラフィック・ユーザー・インターフェース)機能を有する静止画選択部と、選択された静止画に基づいて、プリント処理を行うためのオーダー処理部と、を備えた動画プリント注文装置、動画プリント注文プログラム、及び、これを格納した記録媒体に関するものである。
顧客がデジタルカメラで撮影した画像を写真店に持ち込んでプリント注文を行う場合、店内に設置された受付装置を顧客が自分で操作してプリント注文を行うスタイルが一般化しつつある。すなわち、顧客は撮影した画像が格納されたメディアを写真店に持ち込み、メディアに記録されている画像を受付装置のモニター画面に表示させて、プリント対象の画像を選択するなどの操作を行う。
また、写真プリントは、JPG,BMP,TIFF等の静止画ファイルからだけではなく、MPEG等の動画ファイルから抽出された静止画ファイル(以下、電子化された静止画データのことを単に「静止画」という)からも可能である。例えば、下記特許文献1には静止画と動画の両方がプリントできるプリントシステムを開示している。
特開2005−130254号公報
動画ファイルは、多数の静止画で構成されているため、その中から操作者が適切に、かつ容易に静止画を選択できるようなユーザーインターフェース(GUI)が要求される。また、写真店に持ち込まれる動画ファイルは1つだけとは限らない。複数の動画ファイルが持ち込まれた場合、夫々の動画ファイルからの静止画の選択を適切に行うことができ、また、選択された静止画に対するプリント注文も効率よく行う必要がある。
特に、顧客による受付装置の操作時間が長くなると、他の顧客の待ち時間が長くなったり、回転率が低下して、写真店が得るべき利益を喪失してしまう恐れがある。例えば、複数の動画ファイルが持ち込まれた場合、動画ファイルごとにオーダー管理を行うシステムを採用すると、受付装置の操作時間が長くなるという問題がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、複数の動画ファイルが持ち込まれた場合の動画プリント注文を効率よく行うことが可能な動画プリント注文装置、動画プリント注文プログラム、及び、これを格納した記録媒体を提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る動画プリント注文装置は、
動画ファイルを取得可能な動画ファイル取得部と、
取得された動画ファイルの中からプリント対象となる静止画を選択させるためのGUI(グラフィック・ユーザー・インターフェース)機能を有する静止画選択部と、
選択された静止画に基づいて、プリント処理を行うためのオーダー処理部と、を備えた動画プリント注文装置であって、
前記静止画選択部は、
取得された動画ファイルの一覧を画面表示させる動画ファイル一覧表示機能と、
表示されている動画ファイルの中から特定の動画ファイルを選択させるファイル選択機能と、
選択された動画ファイルに含まれる静止画の中から所定の規則に基づいて抽出された複数の静止画を抽出画像表示領域内に表示させる静止画表示機能と、
抽出された複数の静止画の中から特定の静止画を選択させる静止画選択機能と、
選択された静止画を選択画像表示領域内に表示させる選択画像表示機能と、を有しており、
前記選択画像表示機能は、複数の動画ファイルから選択された静止画を同じ選択画像表示領域内に表示させることを可能にし、かつ、前記オーダー処理部は、複数の動画ファイルから選択された静止画を1つのオーダーで処理する機能を有することを特徴とするものである。
この構成による動画プリント注文装置の作用・効果を説明する。この装置は、動画ファイルを取得可能な動画ファイル取得部を備えており、例えば、デジタルカメラ用の記録媒体を介して動画ファイルを取得する。静止画選択部は、取得された動画ファイルの中からプリント対象となる静止画を操作者に選択させるためのGUIを備えている。従って、操作者は、モニター画面を見ながらマウス、キーボード等の操作により、静止画の選択操作を行うことができる。
まず、取得された動画ファイルの一覧を画面表示させる。取得された動画ファイルが複数であれば、その複数分の動画ファイルが表示される。なお、表示形態はファイル名やサムネイル画像での表示など適宜可能である。表示されている動画ファイルの中から、特定の動画ファイルを選択させる。例えば、その動画ファイルをクリックすることで選択可能である。動画ファイルが選択されると、その動画ファイルに含まれる静止画の中から複数の静止画を抽出して、抽出画像表示領域に表示させる。なお、抽出される静止画は、時間軸や表示間隔の変更など(これらは、所定の規則に相当)により適宜切り替えることが可能である。
この抽出画像表示領域に表示されている静止画の中から特定の静止画をプリント対象として選択することができる。選択された静止画は、選択画像表示領域内に表示される。操作者は、この領域にてプリント対象の静止画を確認することができる。
また、動画ファイルの一覧が表示されているため、同じ画面上で他の動画ファイルを選択することができる。従って、他の動画ファイルからの静止画も選択可能になっている。しかも、他の動画ファイルから選択された静止画も、選択画像表示領域内に表示される。すなわち、複数の動画ファイルから静止画を選択した場合、同じ表示領域内にそれらの静止画が表示される。
さらに、オーダー処理部は、複数の動画ファイルから選択された静止画、すなわち、選択画像表示領域内に選択されている全ての静止画について、1つのオーダーとして処理を行う。従って、動画ファイルごとにオーダー処理を行うという煩雑さは存在しない。従って、複数の動画ファイルが持ち込まれた場合の動画プリント注文を効率よく行うことが可能な動画プリント注文装置を提供することができる。
本発明において、前記静止画選択部によりプリント処理すべきものとして選択された静止画に対して、色・濃度の補正を含む画像補正処理を行うための画像補正部を備えたことが好ましい。
静止画選択部により選択された静止画は、1つのオーダーとして取り扱うことができ、色・濃度の補正を含む画像補正処理も効率よく行うことができる。この画像補正は、適切な画質の写真プリントを作成するために行われるものである。
本発明に係る前記静止画表示機能は、前記抽出画像表示領域内に表示させる抽出画像を所定時間間隔で動画ファイルの中から選択するものであり、前記静止画選択部は、前記所定時間を設定変更する表示間隔設定変更機能を更に有することが好ましい。
動画ファイルは多数の静止画により構成されるものであるが、その中から抽出して表示可能な静止画の数は限られている。そこで、所定時間間隔で動画ファイルの中から選択することが可能である。例えば、10分の長さの動画ファイルであれば、1分間隔で10枚の静止画を画面表示することができる。また、所定時間に関しては、例えば、2分間隔、10秒間隔など設定変更可能な機能が設けられている。従って、操作者は、プリント対象とすべき静止画の検索を容易に行うことができる。
本発明に係る前記動画ファイルの一覧表示には、夫々の動画ファイルの開始時間から所定時間経過後の静止画のサムネイル画像が表示されることが好ましい。
動画ファイルを一覧表示する場合、ファイル名のみを表示すると、どのようなシーンを撮影した動画であるのかが分かりにくい。そこで、動画ファイルに含まれる静止画の1枚を代表画像として一覧表示するのが好ましい。その場合、動画ファイルの開始時間から所定時間(例えば、1秒)経過後の静止画をサムネイル画像として表示することが好ましい。これにより、動画ファイルの内容を容易に確認できると共に、動画ファイルの選択に時間がかからなくなるので、操作時間の短縮化を図ることができる。
上記課題を解決するため本発明に係る動画プリント注文プログラムは、
コンピュータに、
取得された動画ファイルの一覧を画面表示させる動画ファイル一覧表示機能と、
表示されている動画ファイルの中から特定の動画ファイルを選択させるファイル選択機能と、
選択された動画ファイルに含まれる静止画の中から所定の規則に基づいて抽出された複数の静止画を抽出画像表示領域内に表示させる静止画表示機能と、
抽出された複数の静止画の中から特定の静止画を選択させる静止画選択機能と、
選択された静止画を選択画像表示領域内に表示させる選択画像表示機能と、実行させ、
前記選択画像表示機能は、複数の動画ファイルから選択された静止画を同じ選択画像表示領域内に表示させることを可能にし、かつ、複数の動画ファイルから選択された静止画を1つのオーダーで処理する機能を実行させることを特徴とするものである。
かかる構成を有する動画プリント注文プログラムの作用・効果は、すでに述べたとおりである。すなわち、複数の動画ファイルから選択された静止画が同じ選択画像表示領域内に表示される。さらに、複数の動画ファイルから選択された静止画、すなわち、選択画像表示領域内に選択されている全ての静止画について、1つのオーダーとして処理を行う。従って、動画ファイルごとにオーダー処理を行うという煩雑さは存在しない。従って、複数の動画ファイルが持ち込まれた場合の動画プリント注文を効率よく行うことが可能な動画プリント注文プログラムを提供することができる。
本発明に係る動画プリント注文プログラムは記録媒体に格納しておくことができる。記録媒体としては、CD−ROM、DVD−R,USBメモリ、ハードディスク等があげられる。
本発明において、「オーダー」とは、写真プリントを作成する場合の注文単位である。「1オーダー」は、記憶メディア1個分あるいは複数個分、画像データフォルダ1個分あるいは複数個分についてのプリント注文に係る画像データ群を指すものであるが、これに限定されるものではなく、1オーダーの概念はオペレータ、注文者により適宜設定することができる。また、課金処理はオーダー単位で行うことができる。以下、同様である。
本発明に係る動画プリント注文装置の好適な実施形態を、図面を用いて説明する。図1は、写真店に設置される写真処理システムの構成の一例を示している。プリンタの種類、設置台数は図1に限定されない。また、画像処理装置5、プリント注文受付装置(動画プリント注文装置に相当する)1の設置台数も図1に限定されない。写真処理システムを構成するそれぞれの装置はお互いがLAN等のネットワークによって接続されている。
<システムの構成>
この写真処理システムは、写真プリントの作成や記憶媒体への画像書き込みといった画像記録を行うためのシステムである。写真プリントの注文に係る画像データは、顧客が自ら持参した記録メディアに記録されている。顧客は、プリント注文受付装置1を操作し、記録メディアに記録された画像データに基づく写真プリントの注文を行なえる。また、注文に係る画像データは、ネガフィルムからスキャナー(不図示)を用いて読みとることもできる。また、注文者が自宅のPCや携帯端末からインターネットを経由し、写真店のサーバにアクセスし注文する、いわゆるオンラインプリント注文も可能である。オンラインプリント注文は公知の構成であり詳細な説明は省略する。
写真プリントの注文に係る画像データは、一般的には、JPEG,BMP,TIFF等の静止画の画像データであるが、本発明に係る写真処理システムは、動画ファイルから静止画の画像データを選択して写真プリントを作成することができる。動画ファイルとしては、例えば、MPEG,AVI,WMV等が例として挙げられる。なお、本発明において、特定のファイル形式に限定されるものではない。
銀塩式プリンタは、画像データに基づいて写真プリントの作成を行える。写真プリントの作成を行う場合は、プリント用に処理された画像データを露光エンジンに送信し、ペーパー等の写真感光材料に画像を焼付露光する。画像が焼付露光されたペーパーを現像処理することで、写真プリントを作成することができる。
インクジェットプリンタは、各種データ通信のための通信部を備える。この通信部は、画像処理装置5からプリント用画像データを受信し、メモリに保存する。また、インクジェットプリンタは、RIP処理部を有し、このRIP処理部はRIP処理を実行する機能である。RIP処理部は、写真プリント処理に係るRGB画像データのプリント用画像データを、RIP処理し、CMYKごとのグレースケールデータに展開する。そして、印刷部は、CMYKごとのグレースケールデータに基づいて印刷処理する。印刷部は、CMYKのそれぞれのプリントヘッドを備えている。プリントヘッドは、間欠搬送される用紙に対し、プリントヘッドが主走査方向に一走査し、この走査時に、各色のインク吐出ノズルからインクが吐出し、用紙の表面に付着する。この間欠搬送、主走査動作およびインク吐出動作を繰り返すことで、用紙の印刷領域に画像が形成される。インク吐出の方法としては、インクが充填された圧力室内の容積がピエゾ素子によって変化することで、圧力室に連通するインク吐出ノズルからインクを吐出する一般的なピエゾ方式が例示される。
また、不図示の媒体書き込み装置は、CD−R(記憶媒体の一例)等の記録メディアに画像データの書き込みを行う機能を有する。画像処理装置5から画像データを媒体書き込み装置に送信することで、CD−R等の記録メディアに画像データを書き込むことができる。
<画像処理装置>
画像処理装置5は、オーダー単位に画像データを管理する機能を有している。また、オーダー単位に写真プリント処理、メディアへの書込み処理を制御する機能を有している。以下において、画像処理装置5の主要な構成要素の一例について説明するが、これに限定されない。
画像処理装置5は、不図示のオーダー情報保存手段を備え、オーダー情報を保存する機能を有している。また、画像処理装置5は、写真プリント注文に係る画像データ(静止画)やオーダー情報を管理制御するオーダー管理手段を備えている。オーダー管理手段は、プリント処理に関し、プリンタの設定、プリント順序等を設定できる。また、プリント順序に関し、モニターにオーダー情報を表示させ、プリント順序を変更する機能も有する。
オーダー情報保存手段は、後述するプレジャッジ処理されて設定された補正情報、画像データ、オーダー情報等を保存している。また、画像データは、補正情報に基づいて画像処理された後のデータでもよい。また、画像処理装置5は、各種操作画面としてモニター等の表示手段と、各種の入力用にキーボード、マウス等の入力手段を備える。
<プリント注文受付装置>
プリント注文受付装置1は、顧客により操作されるものであり、画像データの受付と注文内容の設定等を行うことができる。プリント注文受付装置1は、それ自身が画像形成プリンタの機能を有していてもよい。例えば、熱昇華型のプリンタを内蔵している。この場合、ネットワークに接続された他の装置と関係なく、独立してプリント処理を行うこともできる。プリント注文受付装置1は、画像形成用のプリンタを内蔵していない場合、あるいは他のプリンタで写真プリント(またはメディアへの書込み処理)をする場合には、ネットワーク経由で画像処理装置5あるいは直接にプリンタ側にプリント対象の画像データを転送する。
プリント注文受付装置1は、メディア駆動部10を備えており、各種媒体Aに格納されている画像データを内部に取り込むことができる。媒体Aとしては、CD−R、デジタルカメラ用の記憶メディア、MOディスクなどが例としてあげられる。また、フラットベッドスキャナー(不図示)により、写真フィルムのない写真プリントから画像データを取得することができる。また、画像受付装置1は、モニター12を備えており、入力した画像データを画面に表示させることができる。また、注文内容の設定などは、モニター画面に設けられたタッチパネル13により行うことができる。もちろん、キーボードやマウスなどの入力手段を設けてもよい。
プリント注文受付装置1は、受付証発行部11を備えており、注文内容が確定すると、受付証をプリントアウトする。受付証には、注文内容、課金情報、顧客情報などがプリントされる。この受付証を写真店の担当者に渡すことで、画像記録や料金支払いなどが行われる。
プリント注文受付装置1の構成を図2の機能ブロック図により説明する。プリント注文受付装置1は、コントローラCを備えており、各種ハードウェアとはインターフェース20を介して接続される。すなわち、メディア駆動部10、受付証発行部11、モニター12、タッチパネル13、ハードディスク14がインターフェース20を介して接続される。ハードディスク14は、メディア駆動部10を介して取得した画像データ(静止画、動画)をその注文に関するデータと共に保存する。ハードディスク14は、大容量保存部手段としての機能の他にCPU実行の際の作業領域として機能してもよい。また、コントローラC側には不図示のメモリ(メインメモリ、ROM等)が具備されている。
インクジェットプリンタにより写真プリントの作成を行う場合は、適宜のタイミングで画像データおよび注文に関するデータを、ネットワーク・インターフェース15を介して画像データ等をネットワークへ送出する構成である。
表示制御部21は、モニター(表示手段に相当する)12に表示させる表示内容を制御する。表示制御部21は、注文受付処理を顧客が行い易いように、種々の操作に係る表示画面を提供する。操作画面のデータは不図示のメモリに保存されている。操作画面の表示順番は、予め設定されている。
データ読込条件部22は、プリント注文受付装置1のメディア駆動部10で、記憶メディアから画像データを読み込む場合に、Exif情報中のサムネイル画像データを読み込むか、元画像データを読み込むかのデータ読込条件を設定する。データ読込条件に従って、データ読取処理部221は、最初の読み込み時は、Exif情報のサムネイル画像データを読み込み(これは注文操作に用いられる)、そして当該注文操作中のバックグランド実行で元画像データを読み込む(この元画像データを用いて注文内容を確定するためのプレビュー表示を行なう)。
プリントサイズ選択部23は、写真プリントのプリントサイズの選択指示を注文者から受け付け、設定する機能である。プリントサイズに関するデータは、予めメモリに保存されている。プリントサイズとしては、L版、2L版、8つ切、4つ切、A3,A4等の種々のサイズが予め用意されている。
動画ファイル取得部24は、動画ファイルを取得する機能を有する。メディア駆動部10に装着されている記憶メディアに格納されている種々の画像データの中から、動画ファイルを読み出して取得する。読み出された動画ファイルあるいは動画ファイルから得られる静止画は、ハードディスク14あるいはメモリに一時的に作成されるテンポラリーフォルダ保存され、必要がなくなった時点で読み出された動画ファイル等は削除される。
オーダー処理部25は、動画ファイルの中から選択された静止画に基づいて、プリント処理を行わせる機能を有する。すなわち、1つもしくは複数の動画ファイルの中から選択された静止画グループを1つのオーダーとして処理できるようにさせる。オーダー処理部25によりまとめられたオーダー情報は、適宜のタイミングにて、後述の画像処理装置5へと送信される。
静止画選択部26は、動画ファイル取得部24により取得された動画ファイルの中からプリント対象となる静止画を選択させるためのGUI(グラフィック・ユーザー・インターフェース)機能を有する。プリント注文受付装置1の操作者(写真店を訪問した顧客)は、モニター12の画面を見ながら、動画ファイルの中から静止画を抽出して選択していく操作を進めることができる。静止画選択部26の機能のうち、代表的なものについて以下説明する。
読み込みフォーマット選択機能261は、画面上でどのファイルから写真プリントを作成しようとしているのかを操作者に選択させる機能を提供する。メディア駆動部10に装着された記憶メディアに種々のフォーマットの画像データが記憶されている場合、いずれか1つの形式のファイルを選択させる機能である。
動画ファイル一覧表示機能262は、取得された動画ファイルの一覧を画面表示させる機能を有する。特に動画ファイルが複数記録されている場合は、操作者に動画ファイルを選択させる必要があるからである。
ファイル選択機能263は、動画ファイル一覧表示機能262により表示されている動画ファイルの中から特定の動画ファイルを選択させる機能を有する。
静止画表示機能264は、ファイル選択機能263の機能に基づき選択された動画ファイルに含まれる静止画の中から所定の規則に基づいて抽出された複数の静止画を抽出画像表示領域内に表示させる。動画ファイルは多数の静止画により構成されており、適宜の規則により静止画を抽出して画面表示させる。この規則として、所定時間間隔で動画ファイルの中から抽出するようにしている。これにより、プリントしたい所望の静止画を短時間で見つけることが可能になる。
静止画拡大表示機能265は、抽出画像表示領域内に表示されている複数の静止画の中から特定の静止画を指定した場合、当該静止画を拡大表示させる機能を有する。これにより、プリント対象として選択してもよいか否かを詳細に確認することができる。
静止画選択機能266は、抽出画像表示領域に表示された複数の静止画の中から特定の静止画を選択させる機能を有する。例えば、選択ボタンを画面上の適宜の箇所に設けておく方法がある。
選択画像表示機能267は、静止画選択機能266により選択された静止画を選択画像表示領域内に表示させる機能を有する。静止画を順次選択していけば、この表示領域内において選択された静止画の確認をすることができる。
表示間隔設定変更機能268は、静止画表示機能264が抽出画像表示領域内に所定時間間隔で抽出画像を表示させる場合、当該所定時間の設定変更を可能にする機能である。例えば、1分間隔、10秒間隔など設定変更を行うことができる。
選択削除機能269は、一度選択した静止画の選択を解除させる機能を有する。間違えて選択した場合や、考え直したい場合などに使用できる機能である。
選択確定機能270は、選択画像表示領域内に表示されている静止画の選択状態を確定させる機能である。例えば、画面上にOKボタンとして設けられる。この機能によりプリント対象の静止画が確定し、オーダー処理部25により、1つのオーダーとしてオーダー情報がまとめられる。
画像補正部30は、プリント処理すべきものとして選択された静止画に対して、色・濃度の補正を含む画像補正処理を行うための機能(ジャッジ手段)を提供する。このような画像補正処理は、適切な画質の写真プリントを得るために行うものであり、プレジャッジ処理と称している。なお、ジャッジ手段そのものは、公知の構成を採用することができる。
プレジャッジ処理において、所定数のコマ画像をモニターに表示し、コマ画像ごとにプリント条件を設定することができる。例えば、任意の画像データ=静止画の画像データ(オーダー単位の画像データ)を選択し、所定数(例えば、4コマ、6コマ)のコマ画像をモニターに表示し、表示されたコマ画像に対し、プリント枚数、プリントサイズ、画像の補正情報等のプリント条件を設定することができる。このプレジャッジ処理は必ず行なわなければならないものではなく、プレジャッジ処理を省略してプリント処理を行うことも可能である。
ジャッジ手段は、プリント注文受付装置1や画像処理装置5に備えさせることができ、例えば、色や濃度を補正するための補正情報を入力する機能を提供するものであり、かかる補正情報の入力は必要に応じて設定される。その他の補正情報の設定としては、赤目補正、逆光補正などの特殊補正の設定が例としてあげられる。設定された補正情報は、画像データ、オーダー情報に関連づけられてオーダー情報保存部に保存される。
プリント用画像データ作成手段(画像処理装置5に設けることができる。)は、ジャッジ手段で設定されたプリント条件の補正データ、プリントサイズ等の補正情報に基づいて、それに対応する画像データを画像処理し、プリント用画像データ(RGB画像データである)を作成する機能を有している。プリント用画像データ作成手段は、コンピュータプログラムと、CPU、メモリ等ハードウェア資源との協働作用によって実現する構成や、また、専用回路で構成された画像処理基板での構成が例示される。画像処理基板としては、例えば、入力メモリ、画像処理回路部、展開メモリにより構成され、画像処理回路部において所定の画像処理が行なわれる。具体的には、プレジャッジ処理等の補正データに基づく色・濃度の補正、設定されたプリントサイズに従ったデータの拡縮処理などである。ここで作成されたプリント用画像データは、プリンタ側に通信手段によって送信される。
コントローラCの各機能は、例えば、コンピュータプログラムとCPUおよびメモリ等の協働作用により実現することができ、このプログラムは、不図示のROMに記憶されている。また、コントローラCを専用回路、ファームウエア等で構成してもよく、それらの組み合わせ構成としてもよい。
特に、静止画選択部26の各機能は、主要な機能をコンピュータプログラムにより実現することができ、これにより、プリント注文受付装置1を動画プリント注文装置として機能させることができる。
<動画プリント注文フロー>
次に、図1、図2のプリントシステムにおいて、動画プリントを注文するときの操作手順を説明する。図3は、操作手順の全体を示すフローチャート、図9は、動画ファイルから静止画を選択する場合の操作手順を示すフローチャート、図4〜図8は注文操作画面の一例について説明するための図である。
図4の注文操作画面で操作画面の言語の選択を行える(S1)。「日本語」の部分をタッチすると、日本語の操作画面モードが選択されて、日本語で次のオーダーメニュー画面が表示される。この操作画面の言語選択は、図4の操作画面の言語データに基づいて設定される。なお、この画面は省略され次の画面から開始されていてもよい。
図5のオーダーメニューの選択画面で、いずれのオーダーを行うのかを選択することができる(S2)。なお、本発明においては動画プリントを行うものであるから、「プリント」「コラージュ写真」などの選択が可能であるが、以下の説明においては、通常の写真プリントを作成するオーダーである「プリント」を選択したものとして説明する。
図5において、画面右下の「OK」ボタン902をタッチすることで確定される。また、「戻る」ボタン903は、前画面に戻る指示ボタンであり、画面左下の「×」ボタン904は、処理の中止指示ボタンである。これらのボタン操作処理は他の画面上でも同様である。
次の図6の画面で、メディアの種類を選択してあるいは選択せずに、顧客のメディアAを、プリント注文受付装置1のメディア駆動部10に挿入する。メディアの種類を選択しない場合は自動的にメディアの種類が判定され、それに対応するメディア駆動部10が起動する(S3)。
メディアに複数種類の画像データが混在して記録されている場合、図7に示すような読み込みフォーマット選択画面が表示される(S4)。これは、図2における読み込みフォーマット選択機能261に基づくものである。
図7に示すように、読み込む画像の種類の選択を促す画面が表示される。この図の例では、3種類の画像データがメディアに格納されている例である。メディアに2種類の画像データが混在して記録されている場合は、当該2種類からの選択を促す画面になる。図7では、「RAW画像」「JPG,BMP,TIFF画像」「動画」の3種類のアイコンが表示されており、これらからの選択が可能になっている。操作者は、写真プリントを希望する画像の種類をアイコンをクリックすることで選択する。以下の説明では、「動画」アイコンを選択したものとして説明する(S5)。
<静止画選択画面>
次に、動画ファイルから静止画を選択するための操作画面に移行する(S6)。この画面を図8に示す。
ガイドメッセージ表示欄300には、「動画ファイルからプリントする画像を選択してください」という内容のメッセージが表示される。
動画ファイル表示領域301には、メディアから読み込み可能な動画ファイルを一覧の形で表示する。これは、動画ファイル一覧表示機能262によるものである。動画ファイル表示領域301は、画面の左側に縦長な領域を占めている。タイトル301aとして、「動画ファイル一覧」の文字が表示されている。
タイトル301aの下に、読み込み可能な動画ファイルのプレビュー301bが表示される。プレビュー301bとして、その動画ファイルを構成する多数の静止画のうちの、特定の静止画のサムネイル画像が表示される。サムネイル画像は、動画ファイルの再生開始時刻から1秒後の静止画が表示される。撮影開始直後の画像は乱れていることもあるので、1秒後の画像をその動画ファイルを代表する画像として選択している。なお、何秒後(あるいは、何コマ目)の画像をプレビュー301bとして選択するかは、適宜設定できるものである。なお、サムネイル画像として表示させる場合、コントラストや色・濃度に関する自動補正を行い適切な画質のプレビュー301bで表示させる。この自動補正は、Exif情報に基づいて行うことができる。この点は、以下、静止画を作成する場合に、同様に行うことが好ましい。
なお、処理ができない動画ファイルメディアに記録されている場合は、プレビュー301bは黒画像とし、「処理できません」という表示を行う。読み込みできない動画ファイルとしては、読み込み可能であるが拡張子が対応していないフォーマットである場合、静止画の画像サイズが上限画像サイズを超えているか、下限画像サイズを満たしていない場合、動画ファイルがプロテクトされている場合などが例として挙げられる。
プレビュー301bのサムネイル画像の下には、動画ファイルのファイル名が表示される。
動画ファイルを選択する場合は、表示されているサムネイル画像をマウス等で選択してクリックすれば、選択できる。選択された動画ファイルのサムネイル画像は太枠で囲まれるので、現在選択されていることが直ちに認識することができる。なお、図8の画面に遷移した直後は、どの動画ファイルも選択されていない状態になっている。また、処理できない動画ファイル、例えば、前述のサムネイル画像が黒表示されるような動画ファイルは、選択できないようにされる。以上の機能は、ファイル選択機能263に基づいて行われる。
動画ファイル表示領域301の右側には、ページ選択ボタン301cが設けられている。動画ファイル表示領域301の1ページ内にすべてのサムネイル画像が表示できない場合は、ページ選択ボタン301cをクリック操作等行うことで、表示させるようにできる。
なお、動画ファイル表示領域301に表示される静止画(サムネイル画像)は、図8の画面に遷移した際にメディアから直接、静止画データを取り込み、テンポラリーフォルダにBMPフォーマットで保存することで表示させるようにする。なお、動画ファイルそのものをテンポラリーフォルダにコピーした後に、サムネイル画像を作成するようにしてもよい。
処理可能な動画ファイルがメディアに1つも記録されていない場合、エラー表示を行い、サービスを中止する。処理可能か否かの判断は、前述のとおりである。
ガイドメッセージ表示欄300の下には、抽出画像表示領域302が設けられている。これは、静止画プレビュー表示に該当するものであり、選択された動画ファイルに含まれる静止画の中から所定の規則に基づいて抽出された静止画が表示されるものである。ここでは、選択された動画ファイルを構成する静止画の中から9コマ分の静止画がサムネイル画像として表示される。これは、静止画表示機能264により行われるものである。なお、本実施形態では9コマ分の静止画を表示するようにしているが、表示コマ数については、適宜設定できるものである。所定の規則について、以下説明する。
動画ファイル表示領域301から動画ファイルを選択された直後は、各コマの表示間隔は、「動画ファイル全体の再生時間÷8」となっている。例えば、90分の動画ファイルであれば、10分間隔で静止画が抽出され、そのサムネイル画像が抽出画像表示領域302に表示される。
9つの静止画の中から特定の静止画を選択した状態、例えば、いずれか1つの静止画をクリックした状態では、その静止画を中心に、現在選択している表示間隔で静止画が表示される。例えば、現在表示間隔が10秒であれば、選択している静止画を中心に10秒間隔で静止画が更新され表示される。静止画を更新している間は、抽出画像表示領域301において静止画の選択はできないように構成されている。
スライダー304により静止画を選択した直後は、抽出画像表示領域302の静止画表示は更新されない。スライダー304の機能については後述する。
表示間隔設定領域303には、数の選択ボタンが設けられている。全部で6つの選択ボタンが設けられており、上から順に「1/10秒」「1秒」「15秒」「60秒」「5分」「15分」の選択ボタンが設けられている。なお、選択ボタンの数や表示間隔については、適宜設定できるものであり、上記に限定されるものではない。「1秒」の選択ボタンをクリックすると、現在選択されている静止画を中心に、1秒間隔で静止画を表示できるように更新が行われる。
なお、現在選択されている動画ファイルの全再生時間に鑑みて、不要な表示間隔の選択ボタンは選択できないように非表示にされる。具体的には、以下の条件に当てはまる選択ボタンのみを表示間隔設定領域302に表示させる。
動画ファイル全体の再生時間/(表示コマ数(9コマ)−1)> 表示間隔
また、動画ファイル表示領域301にて動画ファイルを選択した場合、選択ボタンは選択可能なボタンの中で、一番長い表示間隔の選択ボタンが選択されている状態にする。例えば、「1/10秒」「1秒」「15秒」が選択されている場合は、「15秒」ボタンが選択されている状態にする。ただし、動画ファイルが選択された直後の抽出されている9コマの静止画の表示間隔は、前述のとおり、「動画ファイル全体の再生時間÷8」である。
選択ボタンが配置されている領域の下には、全体ボタン305が設けられている。これは、いったん選択すべき静止画の絞込みを行い、別の時間帯の静止画を選択したい場合に、全体のシーンから選択しなおすために設けられている。例えば、1秒間隔で静止画の表示が行われている状態では、抽出画像表示領域302には、きわめて限られた時間帯の静止画しか表示されていない。そこで、全体ボタン305をクリックすることで、動画ファイルを選択した直後の状態の静止画プレビューを行うことができる。従って、全体ボタンをクリックした直後では、静止画の表示間隔は「動画ファイル全体の再生時間÷8」となっている。以上は、表示間隔設定変更機能268によるものである。
拡大静止画表示領域306は、抽出画像表示領域302に表示されている9コマの静止画のうち、選択されている特定の静止画が拡大表示される。これは、静止画拡大表示機能265によるものである。この拡大静止画表示領域306に表示される静止画は、次のようにして決められる。
動画ファイル表示領域301から動画ファイルを選択した直後は、抽出画像表示領域302の9つの静止画のうち、1つ目(一番左側)に表示されている静止画が表示される。抽出画像表示領域302で、静止画を選択(クリック)した場合、その選択された静止画が拡大表示される。後述のスライダーバー304あるいはスライダーボタン304aにより静止画の選択を行った直後、スライダーバー304等で選択された静止画が表示される。
拡大静止画表示領域306に表示する静止画の画面表示まで更新に時間がかかる場合は、「しばらくお待ちください」などのメッセージを表示することが好ましい。このメッセージは、静止画(サムネイル画像)の作成だけでなく、動画ファイルのコピーなど演算時間がかかる場合に表示することが好ましい。
スライダーバー304及びスライダーボタン304aは、抽出画像表示領域302に表示させる9つの静止画を、動画ファイルが再生される時間軸の中から抽出する機能を有する。スライダーバー304の横軸方向の移動可能な長さは、現在選択している動画ファイルの全再生時間に対応している。スライダーバー304を横軸方向にスライドさせると、抽出画像表示領域302に表示される静止画も連動して変化する。
スライダーボタン304aを1回クリックすると、その時間軸の移動量は、現在選択されている表示間隔ごとに間歇的に移動する。表示間隔が「1分」であれば、スライダーボタン304aを1回クリックすると、抽出画像表示領域302に表示される静止画の時間帯が1分だけずれる(移動する)。
静止画選択ボタン307は、これをクリックすると、後述の選択画像表示領域308へ静止画を追加表示する。現在、拡大静止画表示領域306に表示されている拡大静止画をプリント対象とすべきと判断した場合、この静止画選択ボタン307をクリックすればよい。拡大静止画表示領域306では、拡大静止画を表示するようにしているので、写真プリントとすべきか否かを容易に判断できるようになっている。以上の機能は、静止画選択機能266によるものである。
静止画選択ボタン307をクリックしたとき、すでに選択画像表示領域308へ所定数以上の静止画が選択されている場合は、エラー表示を行い、これ以上選択できないように、静止画選択ボタン307を非表示にする。また、拡大静止画表示領域306に表示すべき拡大静止画を作成中で「しばらくお待ちください」の表示を行っているときも、静止画選択ボタン307を操作できないように非表示にする。
画像タイム表示領域315には、現在、拡大静止画表示領域306に表示している拡大静止画の時間を1/10秒単位で表示する。ここに表示される時間は、
表示している静止画の時間/動画全体の再生時間
により演算されるものである。この時間表示により、選択されている静止画が、動画ファイルの中で、どのあたりで再生される画像であるかを認識することができる。
拡大静止画表示領域306に表示される拡大静止画については、特定のテンポラリーフォルダにBMPフォーマットにより作成される。
次に、選択画像表示領域308に関して説明する。ここは、静止画選択ボタン307により選択された静止画が追加・表示されていく領域である。表示領域のタイトルとして「選択画像一覧」と表示されている。この表示領域に表示される静止画は、写真プリントの対象となる静止画である。これは、選択画像表示機能267によるものである。
この表示領域には、1つの動画ファイルだけでなく、複数の動画ファイルから選択された静止画は、一緒に表示される。複数の動画ファイルが一覧表示されている場合、夫々の動画ファイルから静止画を選択することができ、選択された静止画は、全て選択画像表示領域308に表示される。そして、この選択画像表示領域308に表示される静止画は、まとめて1つのオーダーとして扱われるので、メディアに複数の動画ファイルが記録されている場合でも、静止画の選択作業を短時間で進めることができる。
この図7の画面に遷移した直後は、静止画が全く選択されていない状態である。静止画を1つ選択するごとに、表示領域の右側から順番に静止画が追加されていく。この選択画像表示領域308には、複数の動画ファイルからの静止画が混在している。この表示領域に表示されている静止画を選択(クリック)すると、その静止画に対応する動画ファイルが選択された状態になる。選択された動画ファイルのサムネイル画像に太枠が表示され、選択されたことを操作者に認識させることができる。
ページ選択ボタン309は、表示領域内(1ページ)に静止画が収まらない場合、他のページに以降させることができるボタンである。
削除ボタン310は、選択画像表示領域308に表示されている静止画を削除するためのボタンである。これは、選択削除機能269によるものである。表示されている静止画の中から削除したい静止画をマウス等で選択し、その後削除ボタン310をクリックすることで当該静止画を削除し、写真プリントの対象からはずすことができる。なお、選択画像表示領域308の中に静止画が表示されていない状態の場合、削除ボタン310を操作できないように非表示とする。
選択画像表示領域308の下方には、情報表示欄311が設けられている。ここには、読み込み動画数と、選択画像数が表示される。読み込み動画数とは、動画ファイル表示領域301に表示されている動画ファイルの数を表示する。選択画像数は、選択画像表示領域308に表示している静止画の数を表示する。これにより、読み込み画像数について把握することができる。
中止ボタン312は、これをクリックすることでサービスを終了させることができる。具体的には、サービスを中断するか否かを確認するウィンドウを表示させ、「中断」を選択すると、メディア取り出し画面を経由して、サービスを終了させることができる。この場合、テンポラリーフォルダに保存されている不要なデータの削除も行われる。
戻るボタン313をクリックすると、テンポラリーフォルダに保存されている不要なデータの削除を行ったうえで、元の画面に遷移する。すなわち、図7に示す読み込みフォーマット選択画面を経由して図8の静止画選択画面に遷移してきた場合、図7の画面に戻る。
メディアに記録されている画像データが動画ファイルだけの場合、図7の画面は経由せず、メディア挿入画面から図8の画面に遷移する。この場合、戻るボタン313をクリックすると、メディア取り出し画面を経由して、メディア挿入画面へと戻る。
OKボタン314をクリックすると、テンポラリーフォルダの不要なデータを削除した上で、次の画面に遷移する。
<静止画選択フロー>
以上の静止画選択画面における操作手順(図3のステップS6の詳細)を図9のフローチャートに示す。まず、動画ファイル表示領域301から動画ファイルの選択を行う(S60)。動画ファイルの選択を行うことで、抽出画像表示領域302に9コマ分の静止画が表示される(S61)。
次に、抽出画像表示領域302の中から静止画を選択する(S62)。選択された静止画は、拡大静止画表示領域306に拡大された静止画として表示される(S63)。操作者は、この静止画を見て、写真プリント作成の対象とすべきか否かを判断し(S64)、選択しないのであれば、ステップS62に戻り、他の静止画を選択する。選択するのであれば、静止画選択ボタン307をクリックする(S65)。
これにより、選択された静止画が選択画像表示領域308へとコピーされる(S66)。更に他の静止画を選択するか否かを判断し(S67)、選択するのであれば、ステップS62に戻り、同様の操作を行う。選択しないのであれば、他の動画ファイルから静止画を選択するか否かを判断する(S68)。他の動画ファイルを選択するのであれば、ステップS60に戻り、同様の操作を行う。動画ファイルを選択しないのであれば、確定ボタン314をクリックする(S69)。これにより、写真プリントの対象となる静止画が確定する。
図3に戻り、確定ボタン314をクリックすることで、オーダー処理部25は、選択された全ての静止画を1つのオーダーとして扱うように処理を行う(S7)。従って、動画ファイルごとにオーダー処理を行うという煩雑さは存在しない。これにより、複数の動画ファイルが写真店に持ち込まれた場合の動画プリント注文を効率よく行うことができ、プリント注文受付装置1の回転も早くなる。その結果、顧客に対するサービスも向上することになり、写真店の利益向上に資することができる。
確定ボタン314をクリックすることで、注文内容が確定するので、注文内容を確認するための画面表示を行う(S8)。確認画面では、写真プリントの枚数およびプリント代金の内訳などが表示される。この内容でOKであれば、注文完了画面に遷移し、注文操作を終えることができる。複数の動画ファイルからの写真プリントの作成であっても、1つのオーダーで処理されるため、課金処理も1回ですむことになる。
なお、写真プリントの対象となる静止画が決まれば、選択された静止画に対するプレジャッジ処理が行われる。プレジャッジ処理は、写真プリントを作成するために適切な画質のプリントが作成できるか否かを予めジャッジするための処理であり、必要に応じて色・濃度の補正を含む画像補正処理が行われる。プレジャッジ処理で行うことの可能な補正処理については、すでに述べた通りである。
また、プレジャッジ処理を行うタイミングであるが、確定ボタンをクリックしたすぐ後に、操作者自身(顧客)が行うようにしてもよいが、注文が確定した後に、写真店のオペレータが行うことが好ましい。
<別実施形態>
本発明のプリント注文受付装置1の機能要素は、ソフトウェアとハードウェア(CPU(MPUを含む概念)、メモリ等)の協働作用によって実現でき、専用回路あるいはファームウエア等で、またはそれらの組み合わせで実現することもできる。
ソフトウェアで実現する場合、そのプログラムは以下のようになる。このプログラムは、記憶媒体に記録され、記憶媒体に保存された形態として提供可能であり、また、通信回線を介して提供(ダウンロード提供)されてもよい。通信回線を介して提供される場合、その一部の機能のみが提供されてもよく、他の一部がサーバ装置に残っていてもよく、全体の機能として本発明の機能が発揮されていれば本発明の技術的範囲に含まれる。
この動画プリント注文プログラムは、コンピュータに、
取得された動画ファイルの一覧を画面表示させる動画ファイル一覧表示機能と、
表示されている動画ファイルの中から特定の動画ファイルを選択させるファイル選択機能と、
選択された動画ファイルに含まれる静止画の中から所定の規則に基づいて抽出された複数の静止画を抽出画像表示領域内に表示させる静止画表示機能と、
抽出された複数の静止画の中から特定の静止画を選択させる静止画選択機能と、
選択された静止画を選択画像表示領域内に表示させる選択画像表示機能と、実行させ、
前記選択画像表示機能は、複数の動画ファイルから選択された静止画を同じ選択画像表示領域内に表示させることを可能にし、かつ、複数の動画ファイルから選択された静止画を1つのオーダーで処理する機能を実行させることを特徴とするものである。
上述のプログラムは、プリント注文受付装置1に保存されるが、適宜のサーバーに保存しておき、ネットワーク(インターネット接続を含む)を介して接続されたPC(携帯型コンピュータ、汎用パソコン、ワークステーション等を含む)の要求に応じてダウンロード可能に構成可能である。ダウンロードされたプログラムは、PC等にインストールされ実行可能に構成される。
本実施形態において、静止画選択画面として図8に例示しているが、各表面領域をどのように配置(レイアウト)するかは、適宜決めることができるものである。
写真処理システムの一例について説明するための図 プリント受付注文装置の機能構成について説明するための図 動画プリント注文操作のフローチャート 言語選択画面の構成例を示す図 オーダーメニュー選択画面の構成例を示す図 メディア挿入画面の構成例を示す図 読み込みフォーマット選択画面の構成例を示す図 静止画選択画面の構成例を示す図 静止画選択画面における操作手順を示すフローチャート
符号の説明
1 プリント注文受付装置
10 メディア駆動部
12 モニター
24 動画ファイル取得部
25 オーダー処理部
26 静止画選択部
30 画像補正部
261 読み込みフォーマット選択機能
262 動画ファイル一覧表示機能
263 ファイル選択機能
264 選択画像表示機能
265 静止画拡大表示機能
266 静止画選択機能
267 静止画表示機能
268 表示間隔設定変更機能
269 選択削除機能
270 選択確定機能
301 動画ファイル表示領域
302 抽出画像表示領域
303 表示間隔設定領域
304 スライダー
306 拡大静止画表示領域
307 選択ボタン
308 選択画像表示領域
314 確定ボタン
C コントローラ

Claims (6)

  1. 動画ファイルを取得可能な動画ファイル取得部と、
    取得された動画ファイルの中からプリント対象となる静止画を選択させるためのGUI(グラフィック・ユーザー・インターフェース)機能を有する静止画選択部と、
    選択された静止画に基づいて、プリント処理を行うためのオーダー処理部と、を備えた動画プリント注文装置であって、
    前記静止画選択部は、
    取得された動画ファイルの一覧を画面表示させる動画ファイル一覧表示機能と、
    表示されている動画ファイルの中から特定の動画ファイルを選択させるファイル選択機能と、
    選択された動画ファイルに含まれる静止画の中から所定の規則に基づいて抽出された複数の静止画を抽出画像表示領域内に表示させる静止画表示機能と、
    抽出された複数の静止画の中から特定の静止画を選択させる静止画選択機能と、
    選択された静止画を選択画像表示領域内に表示させる選択画像表示機能と、を有しており、
    前記選択画像表示機能は、複数の動画ファイルから選択された静止画を同じ選択画像表示領域内に表示させることを可能にし、かつ、前記オーダー処理部は、複数の動画ファイルから選択された静止画を1つのオーダーで処理する機能を有することを特徴とする動画プリント注文装置。
  2. 前記静止画選択部によりプリント処理すべきものとして選択された静止画に対して、色・濃度の補正を含む画像補正処理を行うための画像補正部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の動画プリント注文装置。
  3. 前記静止画表示機能は、前記抽出画像表示領域内に表示させる抽出画像を所定時間間隔で動画ファイルの中から選択するものであり、前記静止画選択部は、前記所定時間を設定変更する表示間隔設定変更機能を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の動画プリント注文装置。
  4. 前記動画ファイルの一覧表示には、夫々の動画ファイルの開始時間から所定時間経過後の静止画のサムネイル画像が表示されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の動画プリント注文装置。
  5. コンピュータを請求項1〜4のいずれか1項に記載の動画プリント注文装置として動作させるための動画プリント注文プログラムであって、
    コンピュータに、
    取得された動画ファイルの一覧を画面表示させる動画ファイル一覧表示機能と、
    表示されている動画ファイルの中から特定の動画ファイルを選択させるファイル選択機能と、
    選択された動画ファイルに含まれる静止画の中から所定の規則に基づいて抽出された複数の静止画を抽出画像表示領域内に表示させる静止画表示機能と、
    抽出された複数の静止画の中から特定の静止画を選択させる静止画選択機能と、
    選択された静止画を選択画像表示領域内に表示させる選択画像表示機能と、実行させ、
    前記選択画像表示機能は、複数の動画ファイルから選択された静止画を同じ選択画像表示領域内に表示させることを可能にし、かつ、複数の動画ファイルから選択された静止画を1つのオーダーで処理する機能を実行させることを特徴とする動画プリント注文プログラム。
  6. 請求項5に記載の動画プリント注文プログラムを格納した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016122425A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 キヤノン株式会社 電子機器及び電子機器の制御方法

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