JP2010136108A - 異相線間カプラ - Google Patents

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Abstract

【課題】特に狭いスペースに配設してある異相の2本の電力線に、無資格者である一般人が簡単に取り付け出来る異相線間カプラ及びそのカップリング方法を提供することを目的とする。
【解決手段】1対の分割フェライトコアを重ね合せて電力線挿通部を形成する磁気コアを2つと、第1コイル部と第2コイル部とを導線連結部で接続してある誘導導線体とを備え、一方の1対の分割フェライトコアの片方を第1コイル部の芯部に挿入することで一方の磁気コアに第1コイル部を巻装し、他方の1対の分割フェライトコアの片方を第2コイル部の芯部に挿入することで他方の磁気コアに第2コイル部を巻装し、1対の分割フェライトコアを重ね合わせた状態に保持する結束手段を有していることを特徴とする異相線間カプラとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、単相三線式電力線に取り付けることで異相電力線間通信を可能にする異相線間カプラに関し、特に家庭用等の小規模な広帯域電力線搬送通信用に適する。
近年、特に一般家庭等の小規模な広帯域通信用に電力線搬送通信(PLC)が普及しつつある。
このPLC(Power Line Communication)では、単相三線式100V電力線での異相間の通信における信号の減衰が問題となっている。
そこで例えば、既存の分電盤内部のL1相線とL2相線に、図8(a)に示すようにコンデンサを接続してPLC信号を伝達したり、あるいは図8(b)に示すようにトランス結合による信号伝達方法も試みられている。
しかしながら、このようにコンデンサやトランスを分電盤内のL1相線、L2相線に直接接続することは結線行為が伴うから電気工事の無資格者である一般人には出来ない。
また、コンデンサ結合に用いるコンデンサは安全上AC600V以上の耐圧が必要であることから大型になるために、コンデンサやトランスを一般家庭用の狭い分電盤内に取り付けることは困難であった。
特開2004−297249号公報には、分割した強磁性体ブロックで2本の電力線を囲み、この強磁性体ブロック同士を接着やバンド結束で結合する技術を開示するが、一般家庭の配電盤内電力線は、図9(a)に示すように主幹ノーヒューズブレーカー(NFB)4と主幹漏電ブレーカー(ELB)5との間の狭いスペース6に重なるように配線してあるのが一般的である。
このため、電力線同士の重なりの最下部にある電力線3を図9(b)に示すように引き上げることで電力線1と電力線3とを束ねて強磁性体ブロック同士を結合する作業は、太く硬い電力線を引き寄せて束ねるという強い力を要する作業となって、通常は高所壁面に設置されている分電盤では高所作業になり危険でもある。
特開2004−297249号公報
本発明は上記技術的課題に鑑みて、特に小型の分電盤内等の狭いスペースに配設してある異相の2本の電力線に、無資格者である一般人が簡単に取り付け出来る異相線間カプラを提供することを目的とする。
本発明に係る異相線間カプラは、1対の分割フェライトコアを重ね合せて電力線挿通部を形成する磁気コアを2つと、第1コイル部と第2コイル部とを導線連結部で接続してある誘導導線体とを備え、一方の1対の分割フェライトコアの片方を第1コイル部の芯部に挿入することで一方の磁気コアに第1コイル部を巻装し、他方の1対の分割フェライトコアの片方を第2コイル部の芯部に挿入することで他方の磁気コアに第2コイル部を巻装し、1対の分割フェライトコアを重ね合わせた状態に保持する結束手段を有していることを特徴とする。
1対の分割フェライトコアは、対向する分割面に電力線に対応した凹部を形成することで、分割面同士を重ね合わせると電力線挿通部を形成することができる。
誘導導線体は、磁気コアの、対となっている分割フェライトコアのいずれかの分割面からコイル部の空芯部を通すことで磁気コアに巻装できる。
誘導導線体は、一方の磁気コアにおける磁束変化をこの磁気コアに巻装したコイル部における起電力に変換し、他方の磁気コアに巻装したコイル部における磁束変化として他方の磁気コアに磁束変化を与える。
これにより、2つの磁気コア同士は誘導導線体を介して、導線連結部の長さの範囲で配置自在としながら、電磁誘導作用で磁気的に結合できる。
このような異相線間カプラを用いると、既設配線されているL1相電力線、N相電力線、L2相電力線からなる単相三線配線のうち、例えばL1相電力線に一方の磁気コアを取り付けて、L2相電力線に他方の磁気コアを取り付けることで、L1相電力線とL2相電力線とを磁気的に結合して電気信号を伝達可能に出来る。
請求項2記載の発明に係る異相線間カプラは、結束手段が、一の側縁部で開閉自在に連結した1対のコアケースからなる結束ケースであることを特徴とする。
2つの磁気コアは2つの結束ケースにそれぞれ収納してあり、結束ケースの1対のコアケースには対となっている分割フェライトコアを一つづつ収納する。
結束ケースは、連結した一の側縁部を支点にしてコアケース同士の間を開閉出来るので、コアケース同士の間を閉じると1対の分割フェライトコア同士の分割面を重ね合わせて電力線挿通部を形成し、この電力線挿通部に電力線をクランプした状態で保持出来る。
請求項2記載の異相線間カプラの、異相の2本の電力線への取り付けは、先ず、一方の電力線に一方の結束ケースを開いて1対の分割フェライトコアの分割面同士の間に電力線を入れて、次いで、この結束ケースを閉じて電力線を電力線挿通部にクランプする。
そして、他方の電力線に対して同様に、他方の結束ケースを開いて1対の分割フェライトコアの分割面同士の間に電力線を入れて、次いで、この結束ケースを閉じて電力線を電力線挿通部にクランプする。
請求項3記載の発明に係る異相線間カプラは、結束手段が、1対の分割フェライトコアを重ね合せた状態で周囲部に巻きつけるバンド具であることを特徴とする。
バンド具は、電力線をクランプした一対の分割フェライトコアの周方向に巻いて結束できればよく、例えば分割フェライトコアの周囲部に巻きつけるバンド部と、バンド部を巻きつけ状態でロックするロック手段とを有するものが考えられる。
請求項3記載の異相線間カプラの異相の2本の電力線への取り付けは、先ず、一方の磁気コアの1対の分割フェライトコアを重ね合せて電力線挿通部に一方の電力線を通して、且つ、この一方の磁気コアの1対の分割フェライトコアの片方に誘導導線体の第1コイル部の芯部を挿入して第1コイル部を一方の磁気コアに巻装する。
次いで、この一方の磁気コアの1対のフェライトコア同士をバンド具で結束固定する。
そして、他方の磁気コアについても同様に、1対の分割フェライトコアを重ね合せて電力線挿通部に他方の電力線を通して、且つ、この他方の磁気コアの1対の分割フェライトコアの片方に誘導導線体の第2コイル部の芯部を挿入して第2コイル部を他方の磁気コアに巻装する。
次いで、この他方の磁気コアの1対のフェライトコア同士をバンド具で結束固定する。
請求項4記載の発明に係る異相線間カプラは、誘導導線体をフレキシブルプリント基板で形成してあることを特徴とする。
誘導導線体を、フレキシブルプリント基板製とすることで製造しやすくなり、また、形状が安定するのでコイル部の空芯部に分割フェライトコアを挿入しやすくなる。
請求項5記載の発明に係る異相線間カプラは、2つの結束ケースを連結してある導線カバーで、誘導導線体の導線連結部を覆ってあることを特徴とする。
導線カバーが結束ケース同士を連結してあることで、誘導導線体の導線連結部に引張負荷が加わることを防止し、導線連結部を覆ってあることで、外部接触などによる損傷から導線連結部を保護する。
導線カバー形状は、例えば導線連結部に沿い、周方向に覆う蛇腹形状が考えられる。
本発明に係る異相線間カプラにおいては、2組の分割フェライトコアを異相の2本の電力線にそれぞれクランプした状態にして、結束ケースやバンド具といった結束手段でこのクランプ状態を固定するだけでよい。
このため、電力線を外さずに取付出来て安全であり一般人が簡単に取り付けることができる。
2組の分割フェライトコア同士は誘導導線体で連結してあり、この誘導導線体の導線連結部を適当な長さとして捻ったり撓ませることで、2組の分割フェライトコアを互いに干渉しない電力線の取り付けやすいところに設置出来て、取付自由度が非常に高い。
このため、特に家庭用などの小型の分電盤内の、主幹ノーヒューズブレーカと主幹漏電ブレーカとの間の僅かな空間であっても容易に取り付け出来る。
誘導導線体はフレキシブルプリント基板製とすると、生産性が高く、また、形状安定生が高くなるため、分割フェライトコアへの巻装作業をコイル部の空芯部への差し込みだけで簡単に行えるようになる。
また、結束ケースを用いた異相線間カプラでは、2つの結束ケースを連結した導線カバーを誘導導線体を覆うように設けることで、誘導導線部に過度の張力が加わったり外部接触で損傷することを防止出来るため、取り付け作業が行いやすくなる。
図1に本発明に係る異相線間カプラの一形態例を示し、図1(a)は異相線間カプラ10の結束ケース21,22を開いた状態を示し、図1(b)は結束ケース21,22を閉じた状態を示す。
また、図2(a)は異相線間カプラ10の平面図を示し、図2(b)は異相線カプラ10の断面図を示す。
異相線カプラ10は、2つの結束ケース21,22と、結束ケース21,22にそれぞれに収納してある磁気コア11,12と、磁気コア11,12を連結してある誘導導線体30とを有している。
磁気コア11,12は、それぞれ1対の分割フェライトコア13よりなる。
1対の分割フェライトコア13は、結束ケースを閉じると対向する分割面13bの側を電力線に対応した電力線挿通凹部13aで凹ませてある。
これにより、結束ケース21,22を閉じて分割面13b同士を重ね合わせると、電力線挿通凹部13aが合わさって電力線挿通部20を形成する。
結束ケース21,22にそれぞれ収納してある1対の分割フェライトコアは、図1(a)に示すように結束ケース21,22を開いて分割面13b同士の間を拡げることで、電力線を電力線挿通凹部13aに入れることが出来る。
そして、図1(b)に示すように結束ケース21,22を閉じることで電力線を電力線挿通部20に通し、これにより分割フェライトコア13で周方向に囲んだクランプ状態に出来る。
図3(b)は電力線挿通部20を形成した状態で結束ケース21,22を取り除いた説明図を示す。
誘導導線体30はフレキシブルプリント基板製で、第1コイル部31と第2コイル部32とを導線連結部33で連結してある。
誘導導線体30は、磁気コア11に第1コイル部31を巻装し、磁気コア12に第2コイル部32を巻装して、磁気コア11と磁気コア12とを連結してある。
図3(a)は、誘導導線体30の平面図を示す。
第1コイル部31と第2コイル部32はいずれも螺旋状にパターン形成した導線34を有し、導線連結部33は第1コイル部31と第2コイル部32の互いの導線34を直列に接続してある。
導線連結部33の中間部は図示省略してある。
第1コイル部31には空芯部31aを貫通して設けてあり、第2コイル部32には空芯部32aを貫通して設けてある。
この空芯部には、分割フェライトコア13を分割面13bから通すことが出来る。
図3(b)に示すように、第1コイル部31は磁気コア11の一方の分割フェライトコア13を分割面13b側から空芯部31aに通して磁気コア11に巻装してある。
これにより、第1コイル部31は導線34を電力線挿通凹部13aを通した状態で、磁気コア11の分割フェライトコア13に巻き回しできる。
同様に第2コイル部32は磁気コア12の一方の分割フェライトコア13を分割面13b側から空芯部32aに通して磁気コア12に巻装してある。
これにより、第2コイル部32は導線34を電力線挿通凹部13aを通した状態で、磁気コア12の分割フェライトコア13に巻き回しできる。
磁気コア11と磁気コア12は、1対の分割フェライトコア13が電力線挿通凹部13aを閉じて合わさることで、中心軸位置に電力線挿通部20を有する円筒形となる。
分割フェライトコア13は、この円筒形を中心軸を通って2分割した半割形状としてある。
誘導導線体30は、磁気コア11の分割フェライトコア13における磁束変化を、この分割フェライトコア13に鎖交する第1コイル部31における起電力に変換し、第2コイル部32における磁束変化として、第2コイル部32に鎖交する磁気コア12の分割フェライトコア13における磁束変化とする。
そして、同様に磁気コア12の磁束変化を磁気コア11の磁束変化にする。
これにより誘導導線体30は、磁気コア11側と磁気コア12側の分割フェライトコア13を磁気的に結合している。
よって、図1(a)に示すように結束ケース21,22を開いた状態として、電力線を磁気コア11側と磁気コア12側の分割フェライトコア13の電力線挿通凹部13aの間に挟むように入れて、次いで、図1(b)に示すように結束ケース21,22を閉じ、対になっている分割フェライトコア13同士の間を閉じてそれぞれの電力線を分割フェライトコア13で周方向に囲むことで、一方の磁気コア側の電力線の電気信号電流が誘起する分割フェライトコアの磁束変化を、他方の磁気コア側の分割フェライトコアにおける磁束変化として、この磁束変化による電磁誘導作用により他方の電力線に電気信号を伝達出来る。
分割フェライトコア13は、それぞれ結束ケース21、22の1対のコアケース23に収納してある。
結束ケース21、22は樹脂製で、それぞれ1対のコアケース23の側縁部をヒンジ部23cで連結して、対になっているコアケース23同士の間を開閉出来るようにしてある。
誘導導線体30は、図3(c)に結束ケース21を開いた状態を示すように、コアケース23に設けてある通孔23aに導線連結部33を通してある。
コアケース23の側縁部にはケーブル用凹部23bとフック23dと係止爪23eとを設けてあり、コアケース23同士の間を閉じると、ケーブル用凹部23b同士が電力線挿通部20に対応する位置で対向して合わさり、フック23dが係止爪23eに係止してコアケース23同士を閉じた状態で固定出来る。
異相線間カプラ10の分電盤内の電力線への取付けは、先ず図1(a)に示すように結束ケース21,22を開き、対となっている分割フェライトコア13の電力線挿通凹部13a同士の間を開いておく。
図1(c)は異相線間カプラ10を異相の電力線(L2相線)1,電力線(L1相線)3に取り付けた状態を示す。
結束ケース21,22を開いた異相線間カプラ10は、例えば、先ず電力線(L1相線)3に結束ケース22側の電力線挿通凹部13aをあてがって結束ケース22を閉じてクランプし、次いで結束ケース21側の電力線挿通凹部13aを電力線(L2相線)1にあてがって結束ケース21を閉じてクランプすることで取り付ける。
図4は異相線間カプラ10を分電盤内に既設配線されている電力線(L1相線)3、電力線(L2相線)1に取り付けた状態を示す。
誘導導線体30の導線連結部33は捻りや撓みなどの変形が自在であるため、結束ケース21,22は導線連結部33の長さ範囲で、互いに干渉しない取り付けやすい位置に取り付け出来る。
図5は導線カバー50を設けた異相線間カプラ10aを示す。
図5(a)は結束ケースを閉じた状態の平面図を示し、図5(b)は結束ケースを開いた状態を示し、図5(c)は結束ケースを閉じた状態の斜視図を示す。
異相線間カプラ10aは、結束ケース21,22同士を連結した導線カバー50を、誘導導線体30aの導線連結部33を覆うように設けてある。
導線カバー50は、結束ケース21,22同士を連結する半割の蛇腹形状のカバーベース部51と、カバーベース部51に取り付ける半割の蛇腹形状のカバー取付部52とを有している。
カバーベース部51は、結束ケース21,22と一体に形成してあり、結束ケース21,22を開いた状態で内側で隣り合うコアケース23の側縁部同士を連結している。
導線カバー50は、カバー取付部52をカバーベース部51に取り付けることで、誘導導線体30aの導線連結部33を周方向に囲む蛇腹形状になる。
カバーベース部51へのカバー取付部52の取付けは、例えば弾性凸部を凹部に係止させるスナップ係止などで行う。
図6(a)は異相線カプラ10aに用いた誘導導線体30aを示し、図6(b)は結束ケースを閉じた際の磁気コア11と磁気コア12と誘導導線体30aの状態を示す。
誘導導線体30aは閉じた導線34aを曲げ加工して形成してある。
異相線間カプラ10aは、結束ケースを閉じることで誘導導線体30aのコイル部31,32の空芯部31a,32aにおいて分割フェライトコア13の分割面13bが合わさる。 これによりコイル部31,32の導線34aがそれぞれ電力線挿通凹部13aを通して分割フェライトコア13に巻き回した状態になる。
図7は異相線間カプラの別の形態例を示し、バンド具40を用いた異相線間カプラ10bを示す。
異相線間カプラ10bは、対となっている分割フェライトコア13同士を電力線挿通部20を形成した状態で束ねるためのバンド具40を有している。
バンド具40は、バンド部41の一端にロック部42を設けたもので、バンド部41を先端からロック部42のロック孔43に通すことでバンド部41をロック部42で固定する。
異相線間カプラ10bの異相の2本の電力線への取り付けは、先ず、磁気コア11の1対の分割フェライトコア13を電力線挿通凹部13aに電力線を入れて重ね合わせ、電力線挿通部20に一方の電力線を通した状態とし、なお且つ、この磁気コア11の1対の分割フェライトコア13の片方に、誘導導線体30の第1コイル部31の空芯部31aを分割面13b側から挿入して第1コイル部31を磁気コア11に巻装した状態にする。
次いで、この分割フェライトコア13を重ね合わせた状態とした磁気コア11の周囲部11aを周方向にバンド具40で結束して固定する。
磁気コア12側も同様に他方の電力線に取り付ける。
先ず、磁気コア12の1対の分割フェライトコア13を電力線挿通凹部13aに電力線を入れて重ね合わせ、電力線挿通部20に他方の電力線を通した状態とし、なお且つ、この磁気コア12の1対の分割フェライトコア13の片方に、誘導導線体30の第2コイル部32の空芯部32aを分割面13b側から挿入して第2コイル部32を磁気コア12に巻装した状態とする。
次いで、この分割フェライトコア13を重ね合わせた状態とした磁気コア12の周囲部12aを周方向にバンド具40で結束して固定する。
このように、2つの磁気コア間を誘導導線体30で連結できれば、1対の分割フェライトコア13の結束方法は特に限定されない。
異相線間カプラの一形態例を示し、(a)は結束ケースを開いた状態を示し、(b)は結束ケースを閉じた状態を示し、(c)は電力線に取り付けた状態を示す。 (a)は異相線間カプラの平面図を示し、(b)は異相線カプラの断面図を示す。 (a)は誘導導線体の平面図を示し、(b)は磁気コアと誘導導線体の状態説明図を示し、(c)は結束ケースを開いた状態の説明図を示す。 分電盤の電力線に異相線間カプラを取り付けた状態を示す。 導線カバーを設けた異相線間カプラの説明図を示す。 (a)は誘導導線体を示し、(b)は磁気コアと誘導導線体の状態説明図を示す。 バンド具を用いた異相線間カプラを示す。 異相の電力線間の従来の信号伝達方法を示す。 配電盤の電力線の状態を示す。
符号の説明
1 電力線(L2相線)
2 電力線(N相線)
3 電力線(L1相線)
4 主幹ノーヒューズブレーカー(NFB)
5 主幹漏電ブレーカー(ELB)
6 ブレーカー間スペース
10、10a、10b 異相線間カプラ
11、12 磁気コア
11a、12a 周囲部
13 分割フェライトコア
13a 電力線挿通凹部
13b 分割面
20 電力線挿通部
21、22 結束ケース
23 コアケース
23a 通孔
23b ケーブル用凹部
23c ヒンジ部
23d フック
23e 係止爪
30、30a 誘導導線体
31 第1コイル部
31a 空芯部
32 第2コイル部
32a 空芯部
33 導線連結部
34、34a 導線
40 バンド具
41 バンド部
42 ロック部
43 ロック孔
50 導線カバー
51 カバーベース部
52 カバー取付部

Claims (5)

  1. 1対の分割フェライトコアを重ね合せて電力線挿通部を形成する磁気コアを2つと、
    第1コイル部と第2コイル部とを導線連結部で接続してある誘導導線体とを備え、
    一方の1対の分割フェライトコアの片方を第1コイル部の空芯部に挿入することで一方の磁気コアに第1コイル部を巻装し、
    他方の1対の分割フェライトコアの片方を第2コイル部の空芯部に挿入することで他方の磁気コアに第2コイル部を巻装し、
    1対の分割フェライトコアを重ね合わせた状態に保持する結束手段を有していることを特徴とする異相線間カプラ。
  2. 結束手段は、一の側縁部で開閉自在に連結した1対のコアケースからなる結束ケースであることを特徴とする請求項1記載の異相線間カプラ。
  3. 結束手段は、1対の分割フェライトコアを重ね合せた状態で周囲部に巻きつけるバンド具であることを特徴とする請求項1記載の異相線間カプラ。
  4. 誘導導線体をフレキシブルプリント基板で形成してあることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の異相線間カプラ。
  5. 2つの結束ケースを連結してある導線カバーで、誘導導線体の導線連結部を覆ってあることを特徴とする請求項2記載の異相線間カプラ。
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