JP2010135573A - 炭化珪素半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

炭化珪素半導体装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】結晶欠陥等の影響を受けることなく広い温度範囲においてオン電圧を抑制し、低オン損失やサージ破壊回避が実現された炭化珪素パワー素子またはその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の炭化珪素半導体装置は、炭化珪素基板1と、基板1の第1主面1a上に積層された、炭化珪素ドリフト層2を備え、基板1は、第2主面1bからドリフト層2に達する除去領域15を備え、除去領域15上の領域がIGBT領域14、それ以外の領域がMOSFET領域13である。本発明の炭化珪素半導体装置の製造方法は、炭化珪素の基板1の第1主面1a上に、炭化珪素のドリフト層2を形成する工程と、基板1に、第2主面1bからドリフト層2に達する除去領域15を形成する工程と、除去領域15上の領域をIGBT領域14、それ以外の領域をMOSFET領域13として形成する工程と、を備えた。
【選択図】図2

Description

この発明は、炭化珪素半導体装置及びその製造方法に関するものである。
炭化珪素は珪素と比べて絶縁破壊電界が約10倍、バンドギャップが約3倍と大きく、縦型パワースイッチングデバイス用の材料として用いた場合、高耐圧、低オン損失、かつ高温動作可能なパワー素子を作成することが可能である。
例えば、非特許文献1に示される炭化珪素パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)およびIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)は、オフ耐圧10kVを有し、室温におけるオン時の静特性は図1のようになる。ゲート電圧20V時におけるMOSFETとIGBTの電流密度クロスポイントは〜35A/cm2である。素子温度が上昇するに従い電流密度クロスポイントは低下するため、定格電流密度を35A/cm2とした場合、室温以上ではIGBT、室温以下ではMOSFETの方が、定常オン損失の低減にとって有利であるといえる。
Proc. of 20th ISPSD p. 253, 2008 特開平7−302898号公報 特開2006−344779号公報
炭化珪素パワーMOSFETは高温動作が可能であり、室温〜300℃での実用動作が期待されるが、高温になるに従いMOSFETドリフト層のキャリア移動度が低下するため、オン電圧は増大する。例えば、300℃でのn型炭化珪素バルク中のキャリア移動度は室温と比べて1/4〜1/5となり、オン電圧は4〜5倍になる。この特性は、素子温度上昇によるスイッチング損失の増大や、サージ電流による熱破壊を招く可能性がある。
そのため、炭化珪素パワーMOSFETオン時のオン電圧が著しく増大した際に、その増大を抑制できる素子構造が望ましい。そのため、特許文献1や特許文献2に示される素子構造では、同一チップ素子内にMOSFETとIGBTが並列に接続されており、ゲートオン時においてMOSFETのオン電圧が過剰に増大すると、IGBT領域のコレクタ層から少数キャリア注入が起こり、素子のオン電圧が低減される。
ところで、炭化珪素結晶内には数種類の結晶欠陥が残留している。その中でも基底面転位は、電子/ホール再結合などにより発生するエネルギーを吸収して、素子耐圧に悪影響を及ぼす積層欠陥に成長する。そのため、炭化珪素によるバイポーラ型素子は実現が難しいと考えられており、炭化珪素IGBTも同様の課題を抱える。
又、nチャネル型の炭化珪素IGBTの場合、素子下面にコレクタ用のp型炭化珪素層が必要となるが、p型炭化珪素基板は低抵抗化の制御が比較的難しい。そのため、n型炭化珪素基板下面へイオン注入などを行ってp型にドーピングすることにより、コレクタ層を形成することが望ましい。ところが、n型炭化珪素基板内には高密度の結晶欠陥や残留不純物が含まれているため、IGBTオン時においてn型炭化珪素ドリフト層内に注入されるべきホールキャリアは、途中のn型炭化珪素基板内で消滅してしまう。
以上の問題に鑑み、本発明では、結晶欠陥や残留不純物の影響を受けることなく広い温度範囲においてオン電圧を抑制し、低オン損失やサージ破壊回避が実現された炭化珪素半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の炭化珪素半導体装置は、炭化珪素で構成され、互いに対向する第1、第2主面を有する基板と、基板の第1主面上に積層された、炭化珪素のドリフト層と、を備え、基板は第2主面側からドリフト層に達する除去領域を備え、除去領域の前記第1主面側の領域がIGBTとして動作するIGBT領域、それ以外の領域がMOSFETとして動作するMOSFET領域であり、MOSFET領域にIGBT領域が電気的に接続された構造を有する。
又、本発明の炭化珪素半導体装置の製造方法は、炭化珪素で構成され、互いに対向する第1、第2主面を有する基板の第1主面上に、炭化珪素のドリフト層を形成する工程と、基板に第2主面側からドリフト層に達する除去領域を形成する工程と、除去領域の前記第1主面側の領域をIGBTとして動作するIGBT領域、それ以外の領域をMOSFETとして動作するMOSFET領域とし、MOSFET領域にIGBT領域が電気的に接続された構造を形成する工程と、を備える。
本発明の炭化珪素半導体装置は、基板に第2主面側からドリフト層に達する除去領域を備え、除去領域の第1主面側の領域をIGBTとして動作するIGBT領域、それ以外の領域をMOSFETとして動作するMOSFET領域とした。基板を除去した領域にIGBT領域を形成することにより、基板中の結晶欠陥を避けてIGBT領域を形成することが出来る。
又、本発明の炭化珪素半導体装置の製造方法は、基板に、第2主面側からドリフト層に達する除去領域を形成する工程と、除去領域の第1主面側の領域をIGBTとして動作するIGBT領域、それ以外の領域をMOSFETとして動作するMOSFET領域として形成する工程と、を備える。基板を除去した領域にIGBT領域を形成することにより、基板中の結晶欠陥を避けてIGBT領域を形成することが出来る。
(実施の形態1)
<構成>
実施の形態1の炭化珪素半導体装置の一部断面図を図2に示す。炭化珪素からなるn型基板1の第1主面1a上に炭化珪素からなるn型ドリフト層2が積層され、n型ドリフト層2の表面には炭化珪素のp型ベース領域3、炭化珪素のn型ソース領域4、炭化珪素のp型コンタクト領域5が形成されている。具体的には、p型ベース領域3はn型ドリフト層2の表面に一定の間隔を有して複数個形成され、p型ベース領域3の表面層にはp型コンタクト領域5とこれを囲むn型ソース領域4が形成されている。p型コンタクト領域5とn型ソース領域4の一部領域の上部には、ソース電極8が形成され、n型ドリフト層2及びp型ベース領域3及びn型ソース領域4の一部領域の上部には、ゲート絶縁膜6が形成されている。さらに、ゲート絶縁膜6の上部にはゲート電極7が形成されている。
n型基板1の一部には、第2主面1b側(下面側)から局所的にn型ドリフト層2にまで達するビアホール15が形成され、ビアホール15においてn型炭化珪素ドリフト層2の下面内には、炭化珪素のp型コレクタ層10が形成されている。n型基板1の下面とp型コレクタ層10の下面に接して連続的にドレイン/コレクタ共通電極9が形成されている。さらに、ビアホール15の内側エッジ付近から、ビアホール15に対応するn型ドリフト層2の領域を囲うようにバナジウムイオンがn型炭化珪素ドリフト層2に注入され、分離領域11が形成されている。
分離領域11によってn型ドリフト層2におけるビアホール15上の領域とそれ以外の領域は電気的に絶縁され、ビアホール15上の領域がIGBTとして動作するIGBT領域14、それ以外の領域はMOSFETとして動作するMOSFET領域13である。これにより、MOSFET領域13の一部にIGBT領域14が電気的に接続された構造が形成される。なお、MOSFET領域13とIGBT領域14の面積比は、素子により構成されるアプリケーションの主な使用温度に応じてフレキシブルに決めることができる。
すなわち、実施の形態1の炭化珪素半導体装置は、炭化珪素で構成され、互いに対向する第1、第2主面1a,1bを有する第1導電型の基板としてのn型基板1と、n型基板1の第1主面1a上に積層され、炭化珪素で構成された第1導電型のドリフト層としてのn型ドリフト層2と、を備え、n型基板1は、第2主面1bからn型ドリフト層2に達する除去領域としてのビアホール15を備え、除去領域としてのビアホール15の第1主面1a側の領域がIGBTとして動作するIGBT領域14、それ以外の領域がMOSFETとして動作するMOSFET領域13であり、MOSFET領域13にIGBT領域14が並列に接続された構造を有する。n型基板1を除去してIGBTを形成することにより、IGBTにおけるホールキャリアは、n型基板1を介さずn型ドリフト層2に入るため、n型基板1に存在する結晶欠陥や残留不純物によるホール消滅は起こらない。
又、除去領域はn型基板1中に点在するビアホール15である。n型基板1中に点在するビアホール15上にIGBTを形成し、それ以外をMOSFETとすることし、オン電圧に応じてMOSFETとIGBTを切り換えて動作させることによって、低オン損失やサージ破壊回避を実現できる。
又、実施の形態1における炭化珪素半導体装置は、IGBT領域14においてドリフト層としてのn型ドリフト層2の除去領域としてのビアホール5側の面内に形成された第2導電型のコレクタ層としてのp型コレクタ層10と、基板としてのn型基板1の第2主面1b及びコレクタ層としてのp型コレクタ層10の除去領域としてのビアホール15側の面内に接して連続して形成された電極層としてのドレイン/コレクタ共通電極9と、を備えている。n型基板1を除去したビアホール15上にp型コレクタ層10を形成することにより、p型コレクタ層10から注入されるホールはn型基板1中の結晶欠陥や残留不純物に吸収されて消滅することはない。
又、実施の形態1の炭化珪素半導体装置は、n型ドリフト層2において、不純物ドーピングにより形成されてIGBT領域14とMOSFET領域13を絶縁する分離領域11を備えている。これにより、IGBT領域14を走行するホールキャリアがMOSFEET領域13に拡散するのを抑えることができる。又、MOSFETとIGBTの間の電気的絶縁は、イオン注入等の不純物ドーピングにより行われているため、両者を距離的に離す必要がなく、素子の活性領域面積を削る必要がない。
図2に示した構造は、実施の形態1の炭化珪素半導体装置の一部であり、実際は図2に示した構造が複数連続している。実施の形態1の炭化珪素半導体装置を下面から見た図が図7である。なお、図7において、ドレイン/コレクタ共通電極9は示していない。n型ドリフト層2には多数の基底面転位12が存在し、p型コレクタ層10は基底面転位12を選択的に避けて点在し、p型コレクタ層10とその上部のn型ドリフト層の周囲を分離領域11が囲っている。
すなわち、ビアホール15は、n型ドリフト領域2の基板面転位が存在しない領域に対応して選択的に形成される。これにより、ビアホール15上に形成するIGBT領域14を、基板面転位を避けて形成することになる。そのため、IGBT領域14においてp型コレクタ層10から注入されたホールは、n型ドリフト層2のうち基底面転位12が存在しない領域を走行するため、基底面転位12がホールを吸収して積層欠陥成長することはない。
<製造工程>
次に、実施の形態1の炭化珪素半導体装置の製造工程を図3〜図8に基づき概説する。
まず、n型基板1の第1主面1a上に、熱CVD(Chemical Vapor Deposition)法によりn型炭化珪素ドリフト層2を形成する(図3)。条件は、温度1500〜1600℃、気圧250mbar、キャリアガス流量:H2=50l/min、生成ガス流量:SiH4/C38/N2=9/4.5/1.5ccmであり、n型ドーピング濃度1×1014〜5×1016cm-3の炭化珪素で、膜厚は5〜200μmとする。
次に、n型ドリフト層2の上にパターンマスクを形成し、深さ1.0〜20.0μmの領域に濃度1×1015〜2×1018cm-3のAlイオンを選択的に注入して、p型ベース領域3を形成する。隣り合うp型ベース領域3の間隔は2〜10μmである。パターンマスク除去後、n型ドリフト層2の上に新たにパターンマスクを形成し、深さ0.3〜10.0μmの領域に濃度1×1019〜1×1020cm-3のNイオンを選択的に注入して、n型ソース領域4を形成する。パターンマスク除去後、n型ドリフト層2の上に新たにパターンマスクを形成して、深さ0.3〜12.0μmの領域に濃度1×10〜5×1020cm-3のAlイオンを選択的に注入して、p型コンタクト領域5を形成する(図4)。
次に、ビアホールを形成するにあたり、光学顕微鏡やX線トポグラフ、フォトルミネッセンスマッピング等によってn型ドリフト層2を詳しく観察し、基底面転位12が分布する位置座標を確認する。
そして、n型基板1をRIE(Reactive Ion Etching)により第2主面1b側から選択的に除去し、n型基板1にビアホール15を形成する。このとき、ビアホール15が形成される領域は、n型ドリフト層2に点在する基底面転位12が確認された領域を含まないようにする。ビアホール15の数はいくつであっても良い。又、ビアホール15領域のn型ドリフト層2下面に濃度1×1015〜1×1018cm-3のAlイオンを注入して、p型コレクタ層10を形成する(図5)。ビアホール15上の領域はIGBTとして動作するIGBT領域14であり、それ以外の領域はMOSFETとして動作するMOSFET領域13となる。
すなわち、実施の形態1の炭化珪素半導体装置の製造方法は、炭化珪素で構成され、互いに対向する第1、第2主面1a、1bを有する第1導電型の基板としてのn型基板1の第1主面1a上に、炭化珪素で構成された第1導電型のドリフト層としてのn型ドリフト層2を形成する工程と、n型基板1に、第2の主面1bからn型ドリフト層2に達する除去領域を形成する工程と、除去領域の第1主面1a側の領域をIGBTとして動作するIGBT領域、それ以外の領域をMOSFETとして動作するMOSFET領域とし、MOSFET領域にIGBT領域が電気的に接続された構造を形成する工程と、を備えている。このようにn型基板1を除去してIGBTを形成することにより、IGBTにおけるホールキャリアは、n型基板1を介さずn型ドリフト層2に入るため、n型基板1に存在する結晶欠陥や残留不純物によるホール消滅は起こらない。
又、基板としてのn型基板1に、除去領域としてn型基板1中に点在するビアホール15を形成する。n型基板1中に点在するビアホール15上にIGBT領域14を形成し、それ以外をMOSFET領域13とすることによって、低オン損失やサージ破壊回避を実現できる。
又、ドリフト層としてのn型ドリフト層2の基底面転位12が存在しない領域に対応して選択的にビアホール15を形成する。そのため、IGBT領域においてp型コレクタ層10から注入されたホールは、n型ドリフト層2のうち基底面転位12が存在しない領域を走行するため、基底面転位12がホールを吸収して積層欠陥成長することはない。次に、図5に示した過程で形成されたビアホール15の内側エッジ付近にバナジウムイオンを注入し、ビアホール10上部のn型ドリフト層2を囲うように分離領域11を形成する(図6)。この状態で素子基板を下面側から見た模式図が図7であり、ビアホール15の領域は基底面転位12を含まないように形成されている。
すなわち、ドリフト層としてのn型ドリフト層2において、不純物ドーピングによりIGBT領域14とMOSFET領域13を絶縁する分離領域11を形成する。分離領域11を設けることによって、IGBT領域14を走行するホールキャリアがMOSFET領域13に拡散するのを抑える事が出来る。又、炭化珪素は珪素と比較して大きなバンドギャップを有するため、バナジウム等の不純物ドーピングによりギャップ内準位を発生させることで、高温環境でも高抵抗を保持できる炭化珪素半絶縁領域を形成することができる。
次に、アニ−ル装置によって素子基板を1400〜2000℃でアニール処理し、前工程でイオン注入した領域を電気的に活性化させる。
次に、ゲート絶縁膜6を熱酸化技術あるいは絶縁膜積層技術により形成し、ゲート電極形成技術、リソグラフィ技術およびエッチング技術により、ゲート電極7を選択的に形成する(図8)。
次に、リソグラフィ技術、エッチング技術および電極形成技術により、ソース電極8をn型ソース領域4とp型コンタクト領域5に接触させて形成する(図9)。
最後に、電極形成技術により、素子基板下面のn型基板1とp型コレクタ層10に、ドレイン/コレクタ共通電極9を接触させて形成することで、図10に示すような素子構造の主要部が完成する。
すなわち、実施の形態1の炭化珪素半導体装置の製造方法は、IGBT領域においてドリフト層としてのn型ドリフト層2の除去領域としてのビアホール5側の面内に第2導電型のコレクタ層としてのp型コレクタ層10を形成する工程と、その後に、基板としてのn型基板1の第2主面1b側及びp型コレクタ層10の除去領域としてのビアホール5側の面に接して連続して電極層としてのドレイン/コレクタ共通電極9を形成する工程を備えている。ドレイン/コレクタ共通電極9は、MOSFET領域13ではドレイン電極となり、IGBT領域14ではコレクタ電極となる。IGBTにおいてオン電圧が上昇した時にp型コレクタ層10からホールが注入され、低オン損失やサージ破壊回避が実現できる。
<動作>
次に、上述の工程で製造された炭化珪素半導体装置の動作を説明する。
ゲート電極7に正の電圧を印加すると、p型ベース領域3のうち、ゲート絶縁膜6と接する界面近傍付近に電子反転層が形成され、MOSFETがオンする。前述したように、p型コレクタ層が形成されたビアホール上の領域がIGBT領域14であり、それ以外の領域がMOSFET領域13である。
ただし、オン電圧(ソース電極8とドレイン/コレクタ共通電極9の間の電位差)が、IGBTにおいてp型コレクタ層10とn型ドリフト層2で形成されるpn接合の順方向ビルトインポテンシャルよりも低い場合には、IGBTはオンしない。素子の温度上昇やサージ電流発生によりオン電圧が増大してビルトインポテンシャルを超えると、IGBTにおいてp型コレクタ層10からn型ドリフト層2へホールの注入が始まり、伝道度変調によりn型ドリフト層2の抵抗値が低減される。
炭化珪素MOSFETでは高温動作が期待されるが、高温になるに従いドリフト層の抵抗が著しく増大する。上記のデバイス構造では、素子温度上昇やサージ電流発生によりオン電圧がある値以上になると、IGBTにおいてホール注入が始まり、ドリフト層の抵抗値が低減される。このように、オン電圧が過剰に増大する前に、主たるオン伝導機構が自動的にMOSFETモードからIGBTモードに切り替わるため、広い温度範囲での低オン損失やサージ破壊回避が実現される。上記の動作において、MOSFET領域13とIGBT領域14の境界は不純物ドーピングで形成した分離領域11によって電気的に絶縁されるため、MOSFETのオン時において、IGBTの縦方向電圧降下(MOSFETのオン電圧と同等)の殆どは、IGBT裏面のpn接合(順方向)において起こる。そのため、素子オン電圧がpn順方向のビルトインポテンシャルを超えると、直ちにIGBTがオンされる。分離領域11は、IGBT領域14を走行するホールキャリアがMOSFET領域13に拡散するのを抑える働きも兼ねており、電子/ホール再結合エネルギーによる基底面転位から積層欠陥への成長は起こらない。係る電気的絶縁は、イオン注入等の不純物ドーピングにより行われるため、両者を距離的に離す必要がなく、素子の活性領域面積を削る必要がない。
一方、ゲート電極7に電圧を印加しない時は、ドレイン/コレクタ共通電極9に印加された電圧はp型ベース層3とn型ドリフト層2の間に広がる空乏層にかかり、MOSFETはOFFとなる。
<効果>
実施の形態1の炭化珪素半導体装置は、炭化珪素で構成され、互いに対向する第1、第2主面1a,1bを有する第1導電型の基板としてのn型基板1と、n型基板1の第1主面1a上に積層され、炭化珪素で構成された第1導電型のドリフト層としてのn型ドリフト層2と、を備え、n型基板1は、第2主面1bからn型ドリフト層2に達する除去領域としてのビアホール15を備え、除去領域としてのビアホール15の第1主面1a側の領域がIGBTとして動作するIGBT領域14、それ以外の領域がMOSFETとして動作するMOSFET領域13であり、MOSFET領域13にIGBT領域14が並列に接続された構造を有する。n型基板1を除去してIGBTを形成することにより、IGBTにおけるホールキャリアは、n型基板1を介さずn型ドリフト層2に入るため、n型基板1に存在する結晶欠陥や残留不純物によるホール消滅は起こらない。
又、除去領域はn型基板1中に点在するビアホール15である。n型基板1中に点在するビアホール15上にIGBTを形成し、それ以外をMOSFETとすることし、オン電圧に応じてMOSFETとIGBTを切り換えて動作させることによって、低オン損失やサージ破壊回避を実現できる。
さらに、実施の形態1における炭化珪素半導体装置は、IGBT領域14においてドリフト層としてのn型ドリフト層2の除去領域としてのビアホール5側の面内に形成された第2導電型のコレクタ層としてのp型コレクタ層10と、基板としてのn型基板1の第2主面1b及びコレクタ層としてのp型コレクタ層10の除去領域としてのビアホール15側の面内に接して連続して形成された電極層としてのドレイン/コレクタ共通電極9と、を備えている。n型基板1を除去したビアホール15上にp型コレクタ層10を形成することにより、p型コレクタ層10から注入されるホールはn型基板1中の結晶欠陥や残留不純物に吸収されて消滅することはない。
又、ビアホール15は、n型ドリフト領域2の基板面転位が存在しない領域に対応して選択的に形成される。これにより、ビアホール15上に形成するIGBT領域14を、基板面転位を避けて形成することになる。そのため、IGBT領域14においてp型コレクタ層10から注入されたホールは、n型ドリフト層2のうち基底面転位12が存在しない領域を走行するため、基底面転位12がホールを吸収して積層欠陥成長することはない。
又、実施の形態1の炭化珪素半導体装置は、n型ドリフト層2において、不純物ドーピングにより形成されてIGBT領域14とMOSFET領域13を絶縁する分離領域11を備えている。これにより、IGBT領域14を走行するホールキャリアがMOSFEET領域13に拡散するのを抑えることができる。又、MOSFETとIGBTの間の電気的絶縁は、イオン注入等の不純物ドーピングにより行われているため、両者を距離的に離す必要がなく、素子の活性領域面積を削る必要がない。
又、実施の形態1の炭化珪素半導体装置の製造方法は、炭化珪素で構成され、互いに対向する第1、第2主面1a、1bを有する第1導電型の基板としてのn型基板1の第1主面1a上に、炭化珪素で構成された第1導電型のドリフト層としてのn型ドリフト層2を形成する工程と、n型基板1に、第2の主面1bからn型ドリフト層2に達する除去領域を形成する工程と、除去領域の第1主面1a側の領域をIGBTとして動作するIGBT領域、それ以外の領域をMOSFETとして動作するMOSFET領域とし、MOSFET領域にIGBT領域が電気的に接続された構造を形成する工程と、を備えている。このようにn型基板1を除去してIGBTを形成することにより、IGBTにおけるホールキャリアは、n型基板1を介さずn型ドリフト層2に入るため、n型基板1に存在する結晶欠陥や残留不純物によるホール消滅は起こらない。
又、基板としてのn型基板1に、除去領域としてn型基板1中に点在するビアホール15を形成する。n型基板1中に点在するビアホール15上にIGBT領域14を形成し、それ以外をMOSFET領域13とすることによって、低オン損失やサージ破壊回避を実現できる。
さらに、実施の形態1の炭化珪素半導体装置の製造方法は、IGBT領域においてドリフト層としてのn型ドリフト層2の除去領域としてのビアホール5側の面内に第2導電型のコレクタ層としてのp型コレクタ層10を形成する工程と、その後に、基板としてのn型基板1の第2主面1b側及びp型コレクタ層10の除去領域としてのビアホール5側の面に接して連続して電極層としてのドレイン/コレクタ共通電極9を形成する工程を備えている。ドレイン/コレクタ共通電極9は、MOSFET領域13ではドレイン電極となり、IGBT領域14ではコレクタ電極となる。IGBTにおいてオン電圧が上昇した時にp型コレクタ層10からホールが注入され、低オン損失やサージ破壊回避が実現できる。
又、ドリフト層としてのn型ドリフト層2の基底面転位12が存在しない領域に対応して選択的にビアホール15を形成する。そのため、IGBT領域においてp型コレクタ層10から注入されたホールは、n型ドリフト層2のうち基底面転位12が存在しない領域を走行するため、基底面転位12がホールを吸収して積層欠陥成長することはない。次に、図5に示した過程で形成されたビアホール15の内側エッジ付近にバナジウムイオンを注入し、ビアホール10上部のn型ドリフト層2を囲うように分離領域11を形成する(図6)。この状態で素子基板を下面側から見た模式図が図7であり、ビアホール15の領域は基底面転位12を含まないように形成されている。
さらに、ドリフト層としてのn型ドリフト層2において、不純物ドーピングによりIGBT領域14とMOSFET領域13を絶縁する分離領域11を形成する。分離領域11を設けることによって、IGBT領域14を走行するホールキャリアがMOSFET領域13に拡散するのを抑える事が出来る。又、炭化珪素は珪素と比較して大きなバンドギャップを有するため、バナジウム等の不純物ドーピングによりギャップ内準位を発生させることで、高温環境でも高抵抗を保持できる炭化珪素半絶縁領域を形成することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1の炭化珪素半導体装置では、n型基板1にビアホール15を形成し、ビアホール15上の領域をIGBT領域14とした。しかし、必ずしもn型基板1にビアホール15を形成する必要はない。すなわち、n型基板1中の結晶欠陥等の位置座標を、光学顕微鏡やX線トポグラフ、フォトルミネッセンスマッピング等により観察し、n型基板1と、n型ドリフト層2の結晶欠陥の両方を避けてIGBTを形成すれば、n型基板1にビアホール15を設けなくとも良い。n型基板1にビアホールを設けず、n型基板1中の結晶欠陥を避けてIGBTを形成すること以外は、実施の形態1の炭化珪素半導体装置と同様であるため、記載を省略する。
すなわち、実施の形態1における炭化珪素半導体装置は、炭化珪素で構成された第1導電型の基体部としてのn型基板1及びn型基板1上に積層されたn型ドリフト層2とを備え、基体部としてのn型基板1及びn型基板1上に積層されたn型ドリフト層2は、平面視において区分される、IGBTとして動作するIGBT領域14とMOSFETとして動作するMOSFET領域13を備え、MOSFET領域13にIGBT領域14が電気的に接続された構造を有し、IGBT領域14は、基体部としてのn型基板1及びn型基板1上に積層されたn型ドリフト層2に存在する結晶欠陥を避けて点在する。n型基板1とn型ドリフト層2に存在する結晶欠陥を避けてIGBT領域14を形成することにより、IGBT領域14を走行するホールキャリアが結晶欠陥に吸収されて消滅することがない。
さらに、実施の形態1の炭化珪素半導体装置は、不純物ドーピングにより基体部としてのn型基板1及びn型基板1上に積層されたn型ドリフト層2に形成された、IGBT領域14とMOSFET領域13とを絶縁する分離領域11を備える。これによって、IGBT領域14を走行するホールキャリアがMOSFET領域13に拡散することを抑えることが出来る。また、MOSFETとIGBTの間の電気的絶縁は、イオン注入等の不純物ドーピングにより行われているため、両者を距離的に離す必要がなく、素子の活性領域面積を削る必要がない。
<効果>
実施の形態1における炭化珪素半導体装置は、炭化珪素で構成された第1導電型の基体部としてのn型基板1及びn型基板1上に積層されたn型ドリフト層2とを備え、基体部としてのn型基板1及びn型基板1上に積層されたn型ドリフト層2は、平面視において区分される、IGBTとして動作するIGBT領域14とMOSFETとして動作するMOSFET領域13を備え、MOSFET領域13にIGBT領域14が電気的に接続された構造を有し、IGBT領域14は、基体部としてのn型基板1及びn型基板1上に積層されたn型ドリフト層2に存在する結晶欠陥を避けて点在する。n型基板1とn型ドリフト層2に存在する結晶欠陥を避けてIGBT領域14を形成することにより、IGBT領域14を走行するホールキャリアが結晶欠陥に吸収されて消滅することがない。
さらに、実施の形態1の炭化珪素半導体装置は、不純物ドーピングにより基体部としてのn型基板1及びn型基板1上に積層されたn型ドリフト層2に形成された、IGBT領域14とMOSFET領域13とを絶縁する分離領域11を備える。これによって、IGBT領域14を走行するホールキャリアがMOSFET領域13に拡散することを抑えることが出来る。また、MOSFETとIGBTの間の電気的絶縁は、イオン注入等の不純物ドーピングにより行われているため、両者を距離的に離す必要がなく、素子の活性領域面積を削る必要がない。
MOSFETとIGBTの電流―電圧特性を示した図である。 実施の形態1に係る炭化珪素半導体装置の構造を示した図である。 実施の形態1に係る炭化珪素半導体装置の製造工程を示した図である。 実施の形態1に係る炭化珪素半導体装置の製造工程を示した図である。 実施の形態1に係る炭化珪素半導体装置の製造工程を示した図である。 実施の形態1に係る炭化珪素半導体装置の製造工程を示した図である。 IGBTが基底面転位を避けて形成される様子を示した図である。 実施の形態1に係る炭化珪素半導体装置の製造工程を示した図である。 実施の形態1に係る炭化珪素半導体装置の製造工程を示した図である。 実施の形態1に係る炭化珪素半導体装置の製造工程を示した図である。
符号の説明
1 n型基板、2 n型ドリフト層、10 p型コレクタ層、11 分離領域、12 基底面転位、13 MOSFET領域、14 IGBT領域、15 ビアホール。

Claims (12)

  1. 炭化珪素で構成され、互いに対向する第1、第2主面を有する第1導電型の基板と、
    前記基板の前記第1主面上に積層され、炭化珪素で構成された第1導電型のドリフト層と、を備え、
    前記基板は、前記第2主面から前記ドリフト層に達する除去領域を備え、
    前記除去領域の前記第1主面側の領域がIGBTとして動作するIGBT領域、それ以外の領域がMOSFETとして動作するMOSFET領域であり、前記MOSFET領域に前記IGBT領域が電気的に接続された構造を有する、炭化珪素半導体装置。
  2. 前記除去領域は前記基板中に点在するビアホールである、請求項1に記載の炭化珪素半導体装置。
  3. 前記IGBT領域において前記ドリフト層の前記除去領域側の面内に形成された第2導電型のコレクタ層と、
    前記基板の前記第2主面及び前記コレクタ層の前記除去領域側の面に接して連続して形成された電極層と、をさらに備えた、請求項1に記載の炭化珪素半導体装置。
  4. 前記ビアホールは、前記ドリフト領域の基底面転位が存在しない領域に対応して選択的に形成される、請求項1〜3のいずれかに記載の炭化珪素半導体装置。
  5. 前記ドリフト層において、不純物ドーピングにより形成されて前記IGBT領域と前記MOSFET領域を絶縁する分離領域をさらに備えた、請求項1〜4のいずれかに記載の炭化珪素半導体装置。
  6. (a)炭化珪素で構成され、互いに対向する第1、第2主面を有する第1導電型の基板の前記第1主面上に、炭化珪素で構成された第1導電型のドリフト層を形成する工程と、
    (b)前記基板に、前記第2の主面から前記ドリフト層に達する除去領域を形成する工程と、
    (c)前記除去領域の前記第1主面側の領域をIGBTとして動作するIGBT領域、それ以外の領域をMOSFETとして動作するMOSFET領域とし、前記MOSFET領域に前記IGBT領域が電気的に接続された構造を形成する工程と、
    を備えた、炭化珪素半導体装置の製造方法。
  7. 前記工程(b)は、前記除去領域として前記基板中に点在するビアホールを形成する工程である、請求項6に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  8. 前記工程(c)は、前記IGBT領域において前記ドリフト層の前記除去領域側の面内に第2導電型のコレクタ層を形成する工程であり、
    (d)前記工程(c)の後に、前記基板の前記第2主面側及び前記コレクタ層の前記除去領域側の面に接して連続して電極層を形成する工程をさらに備えた、請求項6又は7に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  9. 前記工程(b)は、前記ドリフト層の基底面転位が存在しない領域に対応して選択的に前記ビアホールを形成する工程である、請求項7に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  10. 前記工程(c)は、前記ドリフト層において、不純物ドーピングにより前記IGBT領域と前記MOSFET領域を絶縁する分離領域を形成する工程を含む、請求項6〜9のいずれかに記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  11. 炭化珪素で構成された第1導電型の基体部を備え、
    前記基体部は、平面視において区分される、IGBTとして動作するIGBT領域とMOSFETとして動作するMOSFET領域を備え、前記MOSFET領域に前記IGBT領域が電気的に接続された構造を有し、
    前記IGBT領域は、前記基体部に存在する基底面転位を避けて点在する、炭化珪素半導体装置。
  12. 不純物ドーピングにより前記基体部に形成された、前記IGBT領域と前記MOSFET領域とを絶縁する分離領域をさらに備えた、請求項11に記載の炭化珪素半導体装置。
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