JP2010135122A - 電極接続用接着剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】導電性粒子の平均粒径に係らず、電極接続用接着剤による接続対象の接着状態の良否判定を行うことのできる電極接続用接着剤を提供すること。
【解決手段】絶縁性の熱硬化性樹脂を主成分とし、導電性粒子と、潜在性硬化剤と、温度に対応して変色することによりその温度を示す示温剤とを含有する電極接続用接着剤2を介して、フレキシブルプリント配線板3の金属電極5と、配線基板1の配線電極4が接続されている。ここで、示温剤の変色により示す温度は、熱硬化性樹脂の硬化温度である。
【選択図】図1
【解決手段】絶縁性の熱硬化性樹脂を主成分とし、導電性粒子と、潜在性硬化剤と、温度に対応して変色することによりその温度を示す示温剤とを含有する電極接続用接着剤2を介して、フレキシブルプリント配線板3の金属電極5と、配線基板1の配線電極4が接続されている。ここで、示温剤の変色により示す温度は、熱硬化性樹脂の硬化温度である。
【選択図】図1
Description
本発明は、電極、回路等を設けた配線板や電子部品等を接着し、且つ電気的に接続するための電極接続用接着剤に関する。
近年の電子機器の小型化、高機能化の流れの中で、構成部品(例えば、液晶製品における電子部品)内の接続端子の微小化が進んでいる。このため、エレクトロニクス実装分野においては、そのような端子間の接続を容易に行える種々の電極接続用接着剤として、フィルム状の接着剤が広く使用されている。例えば、金メッキされた銅電極からなる金属電極が形成されたフレキシブルプリント基板(FPC)と、ITO電極からなる配線電極が形成されたガラス基板等の配線基板の接合や、ICチップ等の電子部品と配線基板の接合に使用されている。
この電極接続用接着剤は、絶縁性の樹脂組成物中に導電性粒子を分散させた接着剤であり、接続対象の間に挟まれ、加熱、加圧されて、接続対象を接着する。即ち、加熱、加圧により接着剤中の樹脂が流動し、例えば、フレキシブルプリント配線板の表面に形成された銅電極と、配線基板の表面に形成されたITO電極の隙間を封止すると同時に、導電性粒子の一部が対峙する銅電極とITO電極の間に噛み込まれて電気的接続が達成される。
この電極接続用接着剤による接続対象の接着状態の良否を確認は、接続対象に挟まれ、加圧、加熱されて、接続対象を接着する電極接続用接着剤のうち、接続対象である銅電極とITO電極に挟まれた電極接続用接着剤の導電性粒子の変形状態を光学顕微鏡により確認していた(例えば、特許文献1参照)。
図6及び図7を参照して、電極接続用接着剤が接続対象に挟まれ、加圧、加熱される構成および加圧した際の導電性粒子の変形状態について説明する。なお、図6及び図7は、接続対象として、フレキシブルプリント配線板100に設けられた2つの金属電極101,102と、ガラス基板110に設けられたITO電極である2つの配線電極111,112について説明する図である。
図6(a)及び図7(a)に示すように、フレキシブルプリント配線板100とガラス基板110との間には、電極接続用接着剤120が挟まれている。そして、ガラス基板110側より、光学顕微鏡を用いて、金属電極101,102と配線電極111,112のそれぞれの間に挟まれた電極接続用接着剤120の導電性粒子121の変形状態を確認する。
図6(a)では、金属電極101と配線電極111、および金属電極102と配線電極112のそれぞれが互いに平行に対向させることにより、金属電極101と配線電極111、および金属電極102と配線電極112のそれぞれの間に挟まれた電極接続用接着剤120の加圧、加熱が行われている。この場合において、図6(b)に示すように、金属電極101と配線電極111、および金属電極102と配線電極112のそれぞれの間に挟まれた電極接続用接着剤120の導電性粒子121は、それぞれ円形から星形に変形する。
一方、図7(a)では、金属電極101と配線電極111、および金属電極102と配線電極112のそれぞれが互いに傾いて対向することにより、金属電極101と配線電極111、および金属電極102と配線電極112の間に挟まれた電極接続用接着剤120の加圧、加熱が行われている。図7(b)に示すように、金属電極101と配線電極111に挟まれた電極接続用接着剤120は、円形から星形に変形するが、金属電極102と配線電極112の間に挟まれた電極接続用接着剤120の導電性粒子121は、円形のまま、もしくは、円形から楕円形に変形する。
ここで、導電性粒子121が、円形から星形に変形した場合を金属電極と配線電極の接続状態を良好とし、導電性粒子121が、円形のまま、もしくは、円形から楕円形に変形した場合を金属電極と配線電極の接続状態を不良とする。したがって、これらの導電性粒子121の変形状態を光学顕微鏡により観察することにより、電極接続用接着剤120による接続対象の接続状態の良否を判定していた。
特許第3622927号公報
とこで、近年、特に携帯電話の分野においては、小型化、軽量化の要求が強くなっており、それに伴い、電極、回路等を設けたフレキシブルプリント配線板の回路幅が狭く、電極が小さくなる傾向にあった。そのため、電極接続用接着剤の導電性粒子の平均粒径も小さくする必要がある。
しかしながら、導電性粒子の平均粒径が小さくなると、図6(b)及び図7(b)に示す導電性粒子121の変形状態の観察が困難となり、電極接続用接着剤120による接続対象の接続状態の良否判定を行うことができない不都合が生じてしまう場合があった。
そこで、本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、導電性粒子の平均粒径に係らず、電極接続用接着剤による接続対象の接着状態の良否判定を行うことのできる電極接続用接着剤を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、絶縁性の熱硬化性樹脂を主成分とし、導電性粒子と、潜在性硬化剤とを含有する電極接続用接着剤において、温度に対応して変色することにより、該温度を示す示温剤をさらに含有し、示温剤の変色により示す温度は、熱硬化性樹脂の硬化温度であることを特徴とする。
同構成によれば、示温剤によって所定の温度において熱硬化性樹脂が変色することにより、配線電極と金属電極との間に挟まれた電極接続用接着剤の接着状態を導電性粒子の変形状態にて確認するのではなく、示温剤の変色度合にて確認するため、導電性粒子の平均粒径に係らず、接続対象である配線電極と金属電極との電極接続用接着剤による接着状態を確認することができる。したがって、例えば、携帯電話の分野において、フレキシブルプリント配線板の回路幅が狭く、電極が小さいものに電極接続用接着剤を用いたとしても、配線電極と金属電極との接続状態を確認することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電極接続用接着剤であって、示温剤は、不可逆性であることを特徴とする。同構成によれば、加圧、加熱された電極接続用接着剤が常温に戻っても熱硬化性樹脂は変色したままである。その結果、加圧、加熱された後、常温に戻った電極接続用接着剤においても、配線電極と金属電極との電極接続用接着剤による接着状態を確認することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の電極接続用接着剤であって、導電性粒子のアスペクト比が5以上であることを特徴とする。同構成によれば、電極接続用接着剤を使用する場合に、導電性粒子間の接触確率が高くなる。その結果、導電性粒子の配合量を増やすことなく、配線電極と金属電極とを電気的に接続することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の電極接続用接着剤であって、フィルム形状を有することを特徴とする。同構成によれば、電極接続用接着剤の取り扱いが容易になるとともに、例えば、電極接続用接着剤を介して、加熱加圧処理を行うことにより、配線電極と金属電極を接続する際の作業性が向上する。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の電極接続用接着剤であって、導電性粒子の長径方向を、フィルム形状を有する接着剤の厚み方向に配向させたことを特徴とする。同構成によれば、隣り合う電極間の絶縁を維持して短絡を防止しつつ、多数の配線電極−金属電極間を一度に、かつ各々を独立して導電接続することが可能となるという効果が、より一層向上する。
本発明によれば、電極接続用接着剤に含有された導電性粒子の平均粒径に係らず、電極接続用接着剤による接続対象の接着状態の良否判定を行うことが可能になる。
以下に、本発明の好適な実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る電極接続用接着剤により、フレキシブルプリント配線板を実装した配線基板を示す断面図である。本実施形態の電極接続用接着剤を用いたフレキシブルプリント配線板等の配線板の実装方法としては、例えば、熱硬化性樹脂を主成分とする電極接続用接着剤を介して、加熱加圧処理を行うことにより、当該熱硬化性樹脂を硬化させ、フレキシブルプリント配線板の金属電極を配線基板の配線電極に接続する。
より具体的には、図1に示すように、透明なガラス基板である配線基板1上に、エポキシ樹脂等の絶縁性の熱硬化性樹脂を主成分とし、潜在性硬化剤と、導電性粒子を含有する導電性の電極接続用接着剤2を載置し、当該電極接続用接着剤2を所定の温度に加熱した状態で、配線基板1の方向へ所定の圧力で加圧し、電極接続用接着剤2を配線基板1上に仮接着する。なお、電極接続用接着剤2は、ペースト状で使用することができるが、フィルム形状を有する電極接続用接着剤2も好適に使用できる。次いで、フレキシブルプリント配線板3を下向きにした状態で、配線基板1の表面に形成された配線電極4と、フレキシブルプリント配線板3の表面に形成された金属電極5との位置合わせをしながら、フレキシブルプリント配線板3を電極接続用接着剤2上に載置することにより、配線基板1とフレキシブルプリント配線板3との間に電極接続用接着剤2を介在させる。次いで、電極接続用接着剤2を所定の温度に加熱した状態で、フレキシブルプリント配線板3を介して、当該電極接続用接着剤2を配線基板1の方向へ所定の圧力で加圧することにより、電極接続用接着剤2を加熱溶融させる(以下、「加熱加圧処理」という。)。なお、上述のごとく、電極接続用接着剤2は、熱硬化性樹脂を主成分としているため、当該電極接続用接着剤2は、上述の温度にて加熱すると、一旦、軟化するが、当該加熱を継続することにより、硬化することになる。そして、予め設定した電極接続用接着剤2の硬化時間が経過すると、電極接続用接着剤2の硬化温度の維持状態、および加圧状態を開放し、冷却を開始することにより、導電性の電極接続用接着剤2を介して、配線電極4と金属電極5を接続し、フレキシブルプリント配線板3を配線基板1上に実装する。
また、本発明の配線電極4としては、配線基板1上に形成されたITO電極が使用される。また、金属電極5としては、例えば、フレキシブルプリント配線板3の表面に、銅箔等の金属箔を積層し、当該金属箔を、常法により、露光、エッチング、メッキ処理することにより形成された金属製の金メッキが施された銅電極が使用される。
ここで、本実施形態においては、温度に対応して変色することにより、その温度を示す示温剤を電極接続用接着剤2が含有する点に特徴がある。特に、示温剤は、熱硬化性樹脂に添加される。これにより、電極接続用接着剤2を介して、加熱加圧処理を行うことにより、熱硬化性樹脂の硬化温度において示温剤が変色するため、フレキシブルプリント配線板3の金属電極5と配線基板1の配線電極4との接続状態の良否は、金属電極5と配線電極4に挟まれた示温剤の色、即ち、示温剤を含む電極接続用接着剤2の色によって判別することができる。
電極接続用接着剤2の熱硬化性樹脂に添加された示温剤としては、特定温度で不可逆的に変色する示温顔料と、バインダー樹脂と、有機溶剤とを含んでいる。
示温顔料としては、不可逆性顔料が好ましい。即ち、特定温度で変色した後は、再度温度が元に戻っても色は変色した色を維持する顔料であり、無機物または有機金属錯塩からなる。具体的には、塩化コバルト・ヘキサメチレンテトラミン錯塩、硫酸コバルト・ヘキサメチレンテトラミン錯塩、硝酸コバルト・ヘキサメチレンテトラミン錯塩、硝酸コバルト・硝酸ニッケル・ヘキサメチレンテトラミン錯塩、塩化ニッケル・ヘキサメチレンテトラミン錯塩、リン酸コバルト水和物、トリオクサラトコバルト(III)酸カリウム、水酸化銅、カルボナートテトラアンミンコバルト(III)硝酸錯塩、ヘキサアンミンコバルト(III)リン酸錯塩、シュウ酸ビスマス、シュウ酸銅・シュウ酸銅カリウム錯塩、シュウ酸コバルト、シュウ酸コバルト・シュウ酸ニッケル錯塩、シュウ酸ニッケル、シュウ酸鉛、フタロシアニン銅、モリブデン酸アンモニウム・酸化アルミニウム錯塩、リンマンガン酸アンモニウムが挙げられ、これらの中の単独または混合物が使用できる。
示温顔料としては、不可逆性顔料が好ましい。即ち、特定温度で変色した後は、再度温度が元に戻っても色は変色した色を維持する顔料であり、無機物または有機金属錯塩からなる。具体的には、塩化コバルト・ヘキサメチレンテトラミン錯塩、硫酸コバルト・ヘキサメチレンテトラミン錯塩、硝酸コバルト・ヘキサメチレンテトラミン錯塩、硝酸コバルト・硝酸ニッケル・ヘキサメチレンテトラミン錯塩、塩化ニッケル・ヘキサメチレンテトラミン錯塩、リン酸コバルト水和物、トリオクサラトコバルト(III)酸カリウム、水酸化銅、カルボナートテトラアンミンコバルト(III)硝酸錯塩、ヘキサアンミンコバルト(III)リン酸錯塩、シュウ酸ビスマス、シュウ酸銅・シュウ酸銅カリウム錯塩、シュウ酸コバルト、シュウ酸コバルト・シュウ酸ニッケル錯塩、シュウ酸ニッケル、シュウ酸鉛、フタロシアニン銅、モリブデン酸アンモニウム・酸化アルミニウム錯塩、リンマンガン酸アンモニウムが挙げられ、これらの中の単独または混合物が使用できる。
バインダー樹脂の成分は、例えばセルロース系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、石油系樹脂、シリコーン系樹脂を使用できる。
有機溶剤は、例えば、キシレン、メチルイソブチルケトン、トルエン、ブタノール、シクロヘキサノンの単独溶剤または混合溶剤が使用できる。この他、着色剤、分散剤、沈降防止剤、界面活性剤等を添加して、視認性等を改善することができる。
本発明に使用される電極接続用接着剤2としては、従来、配線基板1とフレキシブルプリント配線板3の接続に使用されてきた、エポキシ樹脂等の絶縁性の熱硬化性樹脂を主成分とし、当該樹脂中に導電性粒子が分散されたものが使用できる。例えば、エポキシ樹脂に、ニッケル、銅、銀、金あるいは黒鉛等の導電性粒子の粉末が分散されたものが挙げられる。ここで、熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、尿素樹脂、ポリイミド樹脂等が挙げられる。このうち、特に、熱硬化性樹脂としてエポキシ樹脂を使用することにより、電極接続用接着剤2のフィルム形成性、耐熱性、および接着力を向上させることが可能となる。また、電極接続用接着剤2は、上述の熱硬化性樹脂のうち、少なくとも1種を主成分としていれば良い。
なお、使用するエポキシ樹脂は、特に制限はないが、例えば、ビスフェノールA型、F型、S型、AD型、またはビスフェノールA型とビスフェノールF型との共重合型のエポキシ樹脂や、ナフタレン型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂等を使用することができる。また、高分子量エポキシ樹脂であるフェノキシ樹脂を用いることもできる。
また、エポキシ樹脂の分子量は、電極接続用接着剤2に要求される性能を考慮して、適宜選択することができる。高分子量のエポキシ樹脂を使用すると、フィルム形成性が高く、また、接続温度における樹脂の溶解粘度を高くでき、後述の導電性粒子の配向を乱すことなく接続できる効果がある。一方、低分子量のエポキシ樹脂を使用すると、架橋密度が高まって耐熱性が向上するという効果が得られる。また、加熱時に、上述の硬化剤と速やかに反応し、接着性能を高めるという効果が得られる。従って、分子量が15000以上の高分子量エポキシ樹脂と分子量が2000以下の低分子量エポキシ樹脂とを組み合わせて使用することにより、性能のバランスが取れるため、好ましい。なお、高分子量エポキシ樹脂と低分子量エポキシ樹脂の配合量は、適宜、選択することができる。また、ここでいう「平均分子量」とは、THF展開のゲルパーミッションクロマトグラフィー(GPC)から求められたポリスチレン換算の重量平均分子量のことをいう。
また、本発明に使用される電極接続用接着剤2として、潜在性硬化剤を含有する接着剤が使用できる。この潜在性硬化剤は、低温での貯蔵安定性に優れ、室温では殆ど硬化反応を起こさないが、熱や光等により、速やかに硬化反応を行う硬化剤である。この潜在性硬化剤としては、イミダゾール系、ヒドラジド系、三フッ化ホウ素−アミン錯体、アミンイミド、ポリアミン系、第3級アミン、アルキル尿素系等のアミン系、ジシアンジアミド系、酸無水物系、フェノール系、および、これらの変性物が例示され、これらは単独または2種以上の混合物として使用できる。
また、これらの潜在性硬化剤中でも、低温での貯蔵安定性、および速硬化性に優れているとの観点から、イミダゾール系潜在性硬化剤が好ましく使用される。イミダゾール系潜在性硬化剤としては、公知のイミダゾール系潜在性硬化剤を使用することができる。より具体的には、イミダゾール化合物のエポキシ樹脂との付加物が例示される。イミダゾール化合物としては、イミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−プロピルイミダゾール、2−ドデシルイミダゾール、2−フィニルイミダゾール、2−フィニル−4−メチルイミダゾール、4−メチルイミダゾールが例示される。
また、特に、これらの潜在性硬化剤を、ポリウレタン系、ポリエステル系等の高分子物質や、ニッケル、銅等の金属薄膜およびケイ酸カルシウム等の無機物で被覆してマイクロカプセル化したものは、長期保存性と速硬化性という矛盾した特性の両立を図ることができるため、好ましい。従って、マイクロカプセル型イミダゾール系潜在性硬化剤が、特に好ましい。
また、電極接続用接着剤2として、図2に示すように、導電性粒子6を含む異方導電性接着剤も使用することができる。より具体的には、当該異方導電性接着剤として、例えば、上述のエポキシ樹脂等の絶縁性の熱硬化性樹脂を主成分とし、当該樹脂中に、微細な金属粒子(例えば、球状の金属微粒子や金属でメッキされた球状の樹脂粒子からなる金属微粒子)が多数、直鎖状に繋がった形状、または針形状を有する、所謂アスペクト比が大きい形状を有する金属粉末により形成された導電性粒子6が分散されたものを使用することができる。なお、ここで言うアスペクト比とは、図3に示す、導電性粒子6の短径(導電性粒子6の断面の長さ)Rと長径(導電性粒子6の長さ)Lの比のことをいう。
このような導電性粒子6を使用することにより、異方導電性接着剤として、電極接続用接着剤2の面方向(厚み方向Xに直行する方向であって、図2の矢印Yの方向)においては、隣り合う電極間の絶縁を維持して短絡を防止しつつ、厚み方向Xにおいては、多数の配線電極4−金属電極5間を、一度にかつ各々を独立して接続し、低抵抗を得ることが可能になる。
また、この異方導電性接着剤において、導電性粒子6の長径Lの方向を、フィルム状の異方導電性接着剤を形成する時点で、異方導電性接着剤の厚み方向Xにかけた磁場の中を通過させることにより、当該厚み方向Xに配向させて用いるのが好ましい。このような配向にすることにより、上述の、隣り合う電極間の絶縁を維持して短絡を防止しつつ、多数の配線電極4−金属電極5間を一度に、かつ各々を独立して導電接続することが可能になるという効果が、より一層向上する。
また、本発明に使用される金属粉末は、その一部に強磁性体が含まれるものが良く、強磁性を有する金属単体、強磁性を有する2種類以上の合金、強磁性を有する金属と他の金属との合金、および強磁性を有する金属を含む複合体のいずれかであることが好ましい。これは、強磁性を有する金属を使用することにより、金属自体が有する磁性により、磁場を用いて導電性粒子6を配向させることが可能になるからである。例えば、ニッケル、鉄、コバルトおよびこれらを含む2種類以上の合金等を挙げることができる。
また、導電性粒子6のアスペクト比は5以上であることが好ましい。このような導電性粒子6を使用することにより、電極接続用接着剤2として、異方導電性接着剤を使用する場合に、導電性粒子6間の接触確率が高くなる。従って、導電性粒子6の配合量を増やすことなく、配線電極4と金属電極5を電気的に接続することが可能になる。
なお、導電性粒子6のアスペクト比は、CCD顕微鏡観察等の方法により直接測定するが、断面が円でない導電性粒子6の場合は、断面の最大長さを短径としてアスペクト比を求める。また、導電性粒子6は、必ずしもまっすぐな形状を有している必要はなく、多少の曲がりや枝分かれがあっても、問題なく使用できる。この場合、導電性粒子6の最大長さを長径としてアスペクト比を求める。
以上に説明した本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態においては、電極接続用接着剤2には、温度に対応して変色することにより、その温度を示す示温剤を含有する構成とし、この示温剤が変色する温度は、熱硬化性樹脂の硬化温度である。従って、配線電極4と金属電極5との電極接続用接着剤2による接続状態を示温剤の変色度合にて確認することにより、電極接続用接着剤2の熱硬化性樹脂の硬化度合が判る。即ち、電極接続用接着剤2の色によって、配線電極4と金属電極5との電極接続用接着剤2による接着状態を確認することができる。その結果、導電性粒子6の平均粒径に係らず、配線電極4と金属電極5との電極接続用接着剤2による接着状態を確認することができる。
(1)本実施形態においては、電極接続用接着剤2には、温度に対応して変色することにより、その温度を示す示温剤を含有する構成とし、この示温剤が変色する温度は、熱硬化性樹脂の硬化温度である。従って、配線電極4と金属電極5との電極接続用接着剤2による接続状態を示温剤の変色度合にて確認することにより、電極接続用接着剤2の熱硬化性樹脂の硬化度合が判る。即ち、電極接続用接着剤2の色によって、配線電極4と金属電極5との電極接続用接着剤2による接着状態を確認することができる。その結果、導電性粒子6の平均粒径に係らず、配線電極4と金属電極5との電極接続用接着剤2による接着状態を確認することができる。
(2)本実施形態においては、示温剤として、不可逆性の示温剤を用いる構成としている。従って、加圧加熱処理が行われた電極接続用接着剤2が常温に戻っても熱硬化性樹脂は変色したままである。その結果、電極接続用接着剤2に加圧加熱処理が行われた後、常温に戻った状態においても、配線電極4と金属電極5との電極接続用接着剤2による接着状態を確認することができる。
(3)本実施形態においては、導電性粒子6のアスペクト比を5以上とする構成としている。従って、電極接続用接着剤2を使用する場合に、導電性粒子6間の接触確率が高くなる。その結果、導電性粒子6の配合量を増やすことなく、配線電極4と金属電極5を電気的に接続することが可能となる。
(4)本実施形態においては、フィルム形状を有する電極接続用接着剤2を使用する構成としている。従って、電極接続用接着剤2の取り扱いが容易になるとともに、電極接続用接着剤2を介して、加熱加圧処理を行うことにより、配線電極4と金属電極5を接続する際の作業性が向上する。
(5)本実施形態においては、導電性粒子6の長径Lの方向を、フィルム形状を有する電極接続用接着剤2の厚み方向Xに配向させる構成としている。従って、隣り合う電極間の絶縁を維持して短絡を防止しつつ、多数の配線電極4−金属電極5間を一度に、かつ各々を独立して導電接続することが可能になるという効果が、より一層向上する。
なお、上記実施形態は以下のように変更しても良い。
・上記実施形態においては、電極接続用接着剤2を介して、フレキシブルプリント配線板3の金属電極5をガラス基板である配線基板1の配線電極4に接続する構成としたが、本発明の電極接続用接着剤2を、例えば、ICチップ等の電子部品の突起電極(または、バンプ)と配線基板1の配線電極4との接続に使用する構成としてもよい。
・上記実施形態においては、電極接続用接着剤2を介して、フレキシブルプリント配線板3の金属電極5をガラス基板である配線基板1の配線電極4に接続する構成としたが、本発明の電極接続用接着剤2を、例えば、ICチップ等の電子部品の突起電極(または、バンプ)と配線基板1の配線電極4との接続に使用する構成としてもよい。
以下に、図4および図5を参照して、本発明を実施例、比較例に基づいて説明する。なお、本発明は、これらの実施例に限定されるものではなく、これらの実施例を本発明の趣旨に基づいて変形、変更することが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
(実施例)
(接着剤の作成)
導電性粒子として、長径Lの分布が1μmから11μm、短径Rの分布が0.2μmから0.3μmである直鎖状ニッケル微粒子を用いた。また、絶縁性の熱硬化性樹脂としては、2種類のビスフェノールA型の固形エポキシ樹脂〔(1)ジャパンエポキシレジン(株)製、商品名エピコート1256、および(2)エピコート1004〕、ナフタレン型エポキシ樹脂〔(3)大日本インキ化学工業(株)製、商品名エピクロン4032D〕を使用した。また、マイクロカプセル型潜在性硬化剤としては、(4)マイクロカプセル型イミダゾール系硬化剤〔旭化成エポキシ(株)製、商品名ノバキュアHX3941〕を使用し、示温剤としては、(5)銅系示温剤〔日油技研工業(株)製、商品名サーモペイント16〕を使用し、これら(1)〜(5)を重量比で(1)60/(2)20/(3)20/(4)25/(5)2の割合で配合した。
(接着剤の作成)
導電性粒子として、長径Lの分布が1μmから11μm、短径Rの分布が0.2μmから0.3μmである直鎖状ニッケル微粒子を用いた。また、絶縁性の熱硬化性樹脂としては、2種類のビスフェノールA型の固形エポキシ樹脂〔(1)ジャパンエポキシレジン(株)製、商品名エピコート1256、および(2)エピコート1004〕、ナフタレン型エポキシ樹脂〔(3)大日本インキ化学工業(株)製、商品名エピクロン4032D〕を使用した。また、マイクロカプセル型潜在性硬化剤としては、(4)マイクロカプセル型イミダゾール系硬化剤〔旭化成エポキシ(株)製、商品名ノバキュアHX3941〕を使用し、示温剤としては、(5)銅系示温剤〔日油技研工業(株)製、商品名サーモペイント16〕を使用し、これら(1)〜(5)を重量比で(1)60/(2)20/(3)20/(4)25/(5)2の割合で配合した。
これらのエポキシ樹脂、熱可塑性樹脂、潜在性硬化剤、および示温剤を、酢酸ブチルに溶解して、分散させた後、三本ロールによる混錬を行い、固形分が50重量%である溶液を作製した。この溶液に、固形分の総量(Ni粉末+樹脂)に締める割合で表される金属充填率が、0.5体積%となるように上記Ni粉末を添加した後、遠心攪拌ミキサーを用いて攪拌することによりNi粉末を均一に分散し、接着剤用の複合材料を作製した。次いで、この複合材料を離型処理したPETフィルム上にドクターナイフを用いて塗布した後、磁束密度100mTの磁場中、60℃で30分間、乾燥、固化させて、膜中の直鎖状粒子が磁場方向に配向した厚さ35μmのフィルム状の異方導電性をもつ電極接続用接着剤を作製した。
また、図4に示すように、フレキシブルプリント配線板3を配線基板1に向かい、2つの配線電極41,42と2つの金属電極51,52とがそれぞれ互いに平行となるようにした上で、3MPaにて加圧しつつ、電極接続用接着剤2の温度が潜在性硬化剤の硬化温度である200℃となるように加熱した。
(接続状態の良否判定)
配線基板1の配線電極4と金属電極5との間に挟まれた電極接続用接着剤2について、配線基板1の厚み方向Xにおけるフレキシブルプリント配線板3とは反対側よりガラス基板である配線基板1を通して目視にてその変色度合を観察した。
配線基板1の配線電極4と金属電極5との間に挟まれた電極接続用接着剤2について、配線基板1の厚み方向Xにおけるフレキシブルプリント配線板3とは反対側よりガラス基板である配線基板1を通して目視にてその変色度合を観察した。
(比較例)
実施例と同様の電極接続用接着剤2を用い、図5に示すように、フレキシブルプリント配線板3を配線基板1に向かい、2つの配線電極41,42に対して2つの金属電極51,52がそれぞれ互いに傾いた状態となるようにした上で、3MPaにて加圧しつつ、実施例と同じ温度で加熱した。
実施例と同様の電極接続用接着剤2を用い、図5に示すように、フレキシブルプリント配線板3を配線基板1に向かい、2つの配線電極41,42に対して2つの金属電極51,52がそれぞれ互いに傾いた状態となるようにした上で、3MPaにて加圧しつつ、実施例と同じ温度で加熱した。
ここで、対向する配線電極41と金属電極51の間、および配線電極42と金属電極52の間に挟まれた電極接続用接着剤2の変色度合の結果として、実施例では、配線電極41と金属電極51との間、および配線電極42と金属電極52の間に挟まれた電極接続用接着剤2がともに変色した結果が得られ、比較例では、配線電極41と金属電極51との間に挟まれた電極接続用接着剤2は変色したが、配線電極42と金属電極52の間に挟まれた電極接続用接着剤2は変色しなかった結果が得られた。
実施例では、配線電極41と金属電極51との間、および配線電極42と金属電極52の間に挟まれた電極接続用接着剤2がともに変色していることにより、電極接続用接着剤2に十分な加熱がなされていることが判る。これにより、配線電極41と金属電極51との間、および配線電極42と金属電極52との間に挟まれた電極接続用接着剤2のそれぞれに十分に熱が伝わることにより、硬化剤の硬化反応が十分に進んでいると考えられる。したがって、配線電極41と金属電極51との間、および配線電極42と金属電極52との間の接着状態はともに良好であると判断できる。
一方、比較例においては、配線電極41と金属電極51との間に挟まれた電極接続用接着剤2は変色したが、配線電極42と金属電極52の間に挟まれた電極接続用接着剤2は変色しないことにより、配線電極41と金属電極51との間の電極接続用接着剤2には十分な加熱がなされているが、配線電極42と金属電極52との間の電極接続用接着剤2には十分な加熱がなされていないことが判る。これにより、配線電極41と金属電極51との間に挟まれた電極接続用接着剤2には十分に熱が伝わるが、配線電極42と金属電極52との間に挟まれた電極接続用接着剤2には十分に熱が伝わっていないと考えられる。したがって、配線電極41と金属電極51との間の電極接続用接着剤2の接着状態は、良好であるが、配線電極42と金属電極52との間の電極接続用接着剤2の接着状態は、良好ではないと判断できる。
したがって、これら実施例および比較例により、示温剤を添加した熱硬化性樹脂を含有する電極接続用接着剤2の変色度合により、配線電極41,42と金属電極51,52との間の接続状態を確認することができる。
本発明の活用例としては、電極、回路等を設けた配線板や電子部品等を接着し、且つ電気的に接続するための電極接続用接着剤が挙げられる。
1…配線基板、2…電極接続用接着剤、3…フレキシブルプリント配線板、4,41,42…配線電極(ITO電極)、5,51,52…金属電極(銅電極)、6…導電性粒子、L…導電性粒子の長径、R…導電性粒子の短径、X…フィルム形状を有する電極接続用接着剤の厚み方向、Y…フィルム形状を有する電極接続用接着剤の面方向
Claims (5)
- 絶縁性の熱硬化性樹脂を主成分とし、導電性粒子と、潜在性硬化剤とを含有する電極接続用接着剤において、
温度に対応して変色することにより、該温度を示す示温剤をさらに含有し、
前記示温剤の変色により示す前記温度は、前記熱硬化性樹脂の硬化温度であることを特徴とする電極接続用接着剤。 - 前記示温剤は、不可逆性であることを特徴とする請求項1に記載の電極接続用接着剤。
- 前記導電性粒子のアスペクト比が5以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電極接続用接着剤。
- フィルム形状を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の電極接続用接着剤。
- 前記導電性粒子の長径方向を、前記フィルム形状を有する接着剤の厚み方向に配向させたことを特徴とする請求項4に記載の電極接続用接着剤。
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-
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- 2008-12-02 JP JP2008307818A patent/JP2010135122A/ja active Pending
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