JP2010134477A - 遠近両用眼鏡レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】遠方を見ているときの緊張のない両眼視状態で近距離が見える、疲れない累進を含む遠近両用二重・多焦点眼鏡レンズを子供から大人にまで使用できるものとして提供する。
【解決手段】近見距離において両眼2の視線10を平行にするために、プリズム度付き近用レンズ7の左右各瞳孔距離(cm)に近用加入度数の球面凸レンズ度数Dディオプターを乗じて基底内方のプリズム度数Pプリズムディオプターを求め、前記プリズム度数Pプリズムディオプターをプリズム度付き近用レンズ7の近用部に付加して、両眼の近用視線を平行にした。
【選択図】図1

Description

本発明は、遠近両用眼鏡レンズに関する。その遠近両用眼鏡レンズは、1つは、近用において平行視線となるプリズム度付き二重焦点眼鏡レンズからなり、他の1つは、遠用から近用まで平行視線となるプリズムレンズ度を用いる累進多焦点眼鏡レンズからなる。
眼は近くを見るときに、図2のようにピントを合わせの緊張をしている。
近くが見づらい老眼は、水晶体の厚みを膨らませて網膜に焦点を結ぶ調節力不足が原因なので、この不足分を老眼鏡のレンズ度数にして見ているが、老眼の緊張を無くしているのではない。
既製老眼鏡並びに既製上掛けレンズはレンズの中心が固定されているので、瞳孔距離が正確にあう人は限られている。
従来のモニター用眼鏡及び学習用メガネと称するものは単なるサングラス、フィルターレンズまたは、弱度数の老眼鏡である。
老眼は従来の二重焦点レンズ及び累進多焦点の遠近両用レンズの近用部レンズで見る時は老眼の輻輳と緊張の調節をして近見をしている。
特開平 2−168225号公報 特開平 6−202040号公報
近くを見続ける状況下では、子供大人にかかわらず眼が疲れることは周知の事実である。現代生活では眼の酷使になる近方視の時間が多くなり、近視の増加と眼精疲労およびVDT障害などの近見障害は増加の一途である。
本発明は、この眼精疲労問題等の近見障害をその原因から根絶する対策としての眼鏡レンズと該メガネを得ることを目的とし、さらに該眼鏡レンズを用いた既製眼鏡の提供を目的としている。
上記目的を達成するため、図1に示されるように、はるか遠くを見ているリラックスした、調節と輻輳の働かない両眼視の状態を近見で再現することが本課題の解決方法であるとした。つまり、近見の見たい距離にピントを合わせた時の水晶体の調節力をそれに相当する焦点距離の凸レンズで代用させ近見での調節力を使わずに見えるようにし、かつ該凸レンズの焦点の距離で、寄り目になると同時に調節にも関係する外眼筋の輻輳緊張を排除する平行視線となる基底内方プリズム度数を付加したプリズム度付き近用レンズと該レンズを用いるメガネを発明した。
すなわち、その発明は、本願の特許請求の範囲の請求項1に記載されたとおりの、近見距離において両眼の視線を平行にするために(10)、製作メガネの左右各瞳孔距離(cm)に近用加入度数の球面凸レンズ度数Dディオプターを乗じて基底内方のプリズム度数Pプリズムディオプターを求め、前記プリズム度数Pプリズムディオプターを二重焦点レンズ(27)の近用部に付加して、両眼の近用視線を平行にした(10)、近用加入度数を用いる遠近両用眼鏡レンズである。
また、その発明は、本願の特許請求の範囲の請求項2に記載されたとおりの、両眼の遠用から近用までの距離において両眼の視線を平行にするために(10)、製作メガネの左右各瞳孔距離(cm)に近用加入度数の累進球面凸レンズ度数Dディオプターを乗じて基底内方のプリズム度数Pプリズムディオプターを求め、前記プリズム度数Pプリズムディオプターを累進多焦点レンズ(37)の近用部に付加して、両眼の遠用から近用までの視線を平行にした(10)、累進近用加入度数を用いる遠近両用眼鏡レンズである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、近見に関わる一切の調節と輻輳の緊張が介在しない遠見両眼視の状態で近くを見ることができ、その利点は、以下に記載されるような効果を奏する。
調節性眼精疲労および筋性眼精疲労並びに輻輳不全に本発明は遠方視状態で見ることが出来るので有効である。
近くを長時間見続けて調節力の緊張が一時的に戻らなくなった症状の仮性近視(VDT障害の場合も同様)は調節に関しての障害であり、発明メガネを装用して近くを見ていれば、遠くを眺めている望遠効果と同じ眼の状態を維持できるので、このことによる視力回復が期待でき近視予防になる。
老眼の人がこの発明品を使用すれば、眼が遠見状態のまま老眼の進行と関係なく近くを見ることができるので、老眼の進行によるわずらわしさがなく、疲れず快適かつ長期にわたり使用できる。
老眼の人においては、緊張を維持して見ている従来の老眼鏡よりも自分の調節力と輻輳を使える本発明品の方が眼前を広い焦点深度で見ることができる。
本発明の累進多焦点レンズや二重焦点レンズは、老眼の進行と関係なく使用できる、快適かつ経済的な遠近両用メガネレンズである。
特に、累進多焦点レンズは遠くから近くまで全く輻輳に負担をかけない遠方視の状態で見える装用感の良いものである。
発明の近用既製眼鏡は、小学生から学生までは学習用メガネとして、OAのモニターを見る人にはモニター用OAメガネとして、老眼の人には老眼鏡として使用できる、年齢と使用者の瞳孔距離が異なる場合にも完全対応する瞳孔距離の正確な万人向きの既製近用鏡である。
遠用メガネ常用者は、発明の既製近用鏡を常用鏡の内側に重ね掛けして装用すれば正面視ができ、外側の下方に重ね掛けすれば常用鏡が遠近両用二重焦点メガネのように使用できて便利である。
発明のプリズム度付き近用レンズにおける両眼遠方視状態の原理図である。 従来の近見の両眼視並びに近用鏡使用における両眼視機能の模式図である。 プリズム度付き単焦点近用鏡の斜視図である。 プリズム度付き単焦点近用鏡の正面図である。 プリズム度付き単焦点近用鏡の平面図である。 プリズム度付き単焦点近用鏡の側面図である。 プリズム度付き単焦点近用鏡と常用鏡を重ねた場合の使用例の正面図である。 プリズム度付き単焦点近用鏡と常用鏡を重ねた場合の使用例の側面図である。 プリズム度付き近用加入度の二重焦点レンズの実施例を示す斜視図である。 プリズム度付き近用加入度の二重焦点レンズの実施例を示す縦断面図である。 プリズム度付き近用加入度の累進レンズの実施例を示す横断面図である。 プリズム度付き近用加入度の累進レンズの実施例を示す縦断面図である。 卓上型遠見視力検査装置の一例の実施を示す正面図である。
発明の実施の形態を実施例にもとづき表1、表2を参照して説明する。表1、表2において、右視線RSと左視線LMは平行関係であり、近見対象物は近見焦点距離基準線CE上にあるとし、線分LRを瞳孔距離にとりLに左眼、Rに右眼が位置するものとすると同時に、本発明における左右眼鏡レンズ度数の中心設定位置である。
Figure 2010134477
Figure 2010134477
表中での例として、近見対象物を点Xとし眼前50cmの近見焦点離基準線上においたとき、点Xを左右視線上の点Y、点Zに移動させ、この点Y、点Zが調節力を使わずに見えれば、点Xを平行視線の遠方視状態で見ている事になる。
この例では、点Xの位置は近用加入度数2.0Dの凸レンズの焦点距離であると同時に水晶体の調節力を使わずに見る度数でありかつ遠点として設定する。
点Xの移動量であるベクトルXY、ベクトルXZの絶対値は、表1ではそれぞれ右瞳孔距離、左瞳孔距離と同等で、線分XYはRを起点とする2.00Dの線上にある三角形RXY、三角形RFAが相似形であるから辺FAに対応し、このベクトルFAが線分XYのプリズムディオプトリーであり、同様にして、ベクトルAFが線分XZの基底内方のプリズム度数である。
左右加入度数が同等であるこのXの例において、該プリズム度数を計算により求めれば、右(左)瞳孔距離3cmに該凸レンズ度数2.00Dを乗じた6プリズム度となり、メガネ枠に左右とも2.00ディオプターの凸レンズの基底内方6プリズム度付きレンズを瞳孔距離左右各3cmで調整加工する。
表1の例と瞳孔距離が同じで右瞳孔距離と左瞳孔距離が異なる場合は、表2の例になり、表1の近見焦点距離基準線CEが横移動して右視線RSまたは左視線LM寄りになるだけであり、左右プリズム度数の和が表1と同値のままで平行視線は変わらない。
発明によるプリズム度数付きの単焦点近用メガネを瞳孔距離が異なる使用者が装用した場合は、該レンズ度数設定中心R、LからHcm離れたところに瞳孔位置が移動したとすれば、この移動した瞳孔距離の眼前の焦点距離1/Dmにおける視線の横方向への移動量は、プレンティスの公式(Dディオプターに移動量Hcmを乗じた積)により得られる値に1/Dを乗じた積だから、Hcmとなり、これはレンズ度数設定中心と移動した瞳孔距離との差異Hcmそのものなので、装用者の瞳孔距離が移動しても該移動量と必ず一致し、平行視線となる。
左右加入度数が異なる場合、表1における例では、右凸レンズ加入度数2.5D、左凸レンズ加入度1.5Dとして、Rを起点をとする2.5Dの線とLを起点をとする1.5Dの線の交点Wを一例とすれば、この点は右加入度数2.5に左加入度数1.5を和して2にて除した商である2.0であり、両眼の視線はこの交点Wで平行となる。
上記のことから表1におけるこの点Xの例のように、表中の近見焦点距離基準線上の点が、ある適当な左右視線上に移動するように計算されたプリズム度数を付加された近用レンズによって製作されるあらゆる度数のメガネにおいては、瞳孔距離のさまざまな装用者が使用しても該近用レンズの焦点距離において完全な平行視線となることから、本発明で万人向けの既製近用鏡の提供ができた。
二重焦点レンズ27は、遠用度数を近視レンズとした一例だが、該近用部28に、両眼の視線を平行にするプリズム度を装用者の左右の各瞳孔距離にそれぞれ左右加入度数を乗じてプリズム度数を求め、該基底内方プリズム度を従来の近用レンズ設計に加える。
累進レンズ37では、遠用度数を近視レンズとした一例だが、加入度数が+0.25,+0.50,・・,+1.00,・・,+1.75,+2.00のように累進的なのでこの加入度数に装用者の左右瞳孔距離を乗じて基底内方のプリズム度数を累進的に求め、該加入度にこのプリズム度を付加して製作すると図のような形状のレンズになる。
メガネを常用している人は、発明の既製近用鏡13を常用メガネ14と重ね掛けして装用すれば図7、図8のように使用できる。
上記実施例では本発明眼鏡レンズ7、27、37の製造手段について言及はしていないが、眼鏡全体13を射出成型により製造するような場合を含め該製造手段を限定されないのは当然である。
1 近見対象物
2 眼球
3 普通の老眼鏡
4 緊張した水晶体
5 緊張した外眼筋
6 緊張した寄り目視線
7 プリズム度付き近用レンズ
8 緊張のない水晶体
9 緊張のない外眼筋
10 瞳孔距離と同じ幅の平行視線
11 左視線中心に移動した近見対象物
12 右視線中心に移動した近見対象物
13 単焦点近用鏡、既製老眼鏡、モニター用眼鏡、学習メガネ
14 常用メガネ
27 二重焦点レンズ
28 近用部
37 累進レンズ









Claims (2)

  1. 近見距離において両眼の視線を平行にするために(10)、製作メガネの左右各瞳孔距離(cm)に近用加入度数の球面凸レンズ度数Dディオプターを乗じて基底内方のプリズム度数Pプリズムディオプターを求め、前記プリズム度数Pプリズムディオプターを二重焦点レンズ(27)の近用部に付加して、両眼の近用視線を平行にした(10)、近用加入度数を用いる遠近両用眼鏡レンズ。
  2. 両眼の遠用から近用までの距離において両眼の視線を平行にするために(10)、製作メガネの左右各瞳孔距離(cm)に近用加入度数の累進球面凸レンズ度数Dディオプターを乗じて基底内方のプリズム度数Pプリズムディオプターを求め、前記プリズム度数Pプリズムディオプターを累進多焦点レンズ(37)の近用部に付加して、両眼の遠用から近用までの視線を平行にした(10)、累進近用加入度数を用いる遠近両用眼鏡レンズ。















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* Cited by examiner, † Cited by third party
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