JP2005538413A - 低下視力に使用の二重二焦点眼球内レンズ−眼鏡望遠装置 - Google Patents
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Abstract
視力が低下している人の視力を高めるために使用できる二重二焦点眼内レンズと眼鏡システムは、眼球内又は眼球の上に配置の第1の光学要素と目の外部に位置する第2の光学要素を含む。特に、第1の光学要素は、眼球内又は眼球の上に配置されるようになっている。この要素は、内側領域と外側環状領域を含み、これら領域は、それぞれ第1の光学強さと第2の光学強さをもつ。二つの領域をもつ第2の光学要素が目の外側に配置されており、第3の光学強さをもつ第1の領域が前記外側環状領域と光学的に組み合わされて、通常の視界が得られるなっており、前記それぞれの光学強さが眼のスタンダードな距離矯正を行うように選ばれている。第2の領域は、眼と位置的に合致したとき、第2の領域と第1の光学要素の内側領域がガリレオ式望遠鏡を形成し、これで見るイメージを拡大する。
Description
[関連出願へのクロスリファレンス]
この出願は、2002年9月4日に出願した合衆国特許出願第60/408,191号の利益を主張するもので、この出願全部を参考文献としてここに組み入れるものである。
この出願は、2002年9月4日に出願した合衆国特許出願第60/408,191号の利益を主張するもので、この出願全部を参考文献としてここに組み入れるものである。
[連邦政府により支援された研究または開発]
なし
なし
[発明の背景]
この発明は、一般的には、視力矯正システムに関し、特には、視力を損ねた、例えば、加齢又は疾患により視力が低下した患者に対する視力矯正システムに関するものである。
この発明は、一般的には、視力矯正システムに関し、特には、視力を損ねた、例えば、加齢又は疾患により視力が低下した患者に対する視力矯正システムに関するものである。
成人の視覚障害の主な原因の一つは、黄斑変性症として知られている眼の疾患である。一般に黄斑変性症は、網膜の黄斑として知られている網膜の中央部分に発症するもので、この部分は、角膜と水晶体により影像がはっきり見えるようになる眼の部分である。この眼の部分で人が正確に見えるようになる。網膜のごく一部、一般的には1〜5%が発症しても、この黄斑変性症により視力が20/200又は其れ以下のレベルに低下してしまう。このように、周辺への視力が損なわれていなくても、運転と読書には無理が生じてしまう。この状態を通常視力低下という。同じし得質の視力喪失を起こす疾患がほかにもいくつかある。
黄斑変性症の作用を逆転させる特定の治療は、現在の時点ではなく、効果的な治療がないため、別の光学系及び電子系を基礎にしたシステムを使用して視力低下を打ち消す助けをするようにしている。例えば、患者の眼鏡に取り付けた望遠鏡システムで、眼鏡を介して眺めたとき、所定の離れた対象物の網膜における影像のサイズを拡大させる。しかしながら、望遠鏡システムは、患者の視野をほぼ11〜14°(倍率3x)に狭めてしまい、これでは、患者の活動範囲を極端に限定してしまう。
視野が狭くなる点と関連しての問題の一部は、患者の眼の中に望遠鏡システムの一部をインプラントすることで解決されている。これらのシステムは、倍率が3xに上がっても、眼の外部にある望遠鏡システムよりも広い視野が得られるようになっている。しかしながら、1987年のBailyによる刊行物Contact Lens Association of Ophtalmologists Journal,13(4):217-221 の“眼の望遠システムの臨界視野(Critical view of an ocular telephoto system)" に指摘されているように、瞬間視野は、望遠鏡装着眼鏡で得られる視野よりも僅かではあるが広いとされている。さらに、これらのシステムの注視野もまた限られているもので、これは、これらのシステムが網膜イメージを固定化してしまい、眼の動きが網膜に最低のイメージの動きしか捉えられないからである(Dpesschate JT, De Vries H. 固定運動に独立の網膜の固定点上の光源像を得る方法(A method of obtaining the image of a light source on a fixed spot of the retina, independent of fixation movements.) Ophthalmologica 1948;127:65-73. Drasdo N. 視覚固定反射における強力コンタクトレンズの効果(The effect of high-powered contact lenses on the visual fixation reflex)Br J Physiol Opt 1970;25:14-22.)。この基礎理論の改良には、Allerganにより行われた二焦点IOL構造が含まれており、ここでは、IOL中央部分が度の強い凹レンズを含み、周縁部分が通常のIOL疑似有水晶体矯正を含んでいる。この構造は、IOLを望遠鏡としての高倍率の眼鏡レンズ又は拡大せず、該望遠鏡構造におけるよりも広い視野をもつノーマルの疑似有水晶体矯正と併用することができるようになっている。Allergenによる治験により、後者の使用が可能であり、IOLについては前記レンズの負の部分により形成されたピンぼけが甚だしいことになってしまうとしてなんら問題がないとされている。(例えば、Koziol,J.E., Peyman,G.A., Cionni, R., 他(1994年)“白内障と加齢による斑点退化のための望遠屈折率レンズシステムの測定とインプラント(Evaluation and implementation of a teledioptric lens system for cataract and age-related macular degeneration,)" Ophthalmic Surgery 25: 675-684 参照)。
しかしながら、発表された全ての研究(例えば、J.E.Koziol, G.A.Peyman, R.Cionni他 (1994) の“白内障と加齢による斑点退化のための望遠屈折率レンズシステムの測定とインプラント(Evaluation and implementation of a teledioptric lens system for cataract and age-relatetd macular degenaration)" Ophthalmic Surgery 25:675-684; 及びB.Garnier とX.Colonna De Lega (1992)の“高度の負の眼内レンズを用いる低視力援助(Low-vision aid using a high minus intraocular lens)" Applied Optics 31:3632-3636を参照)においては、患者は、前記システムの眼鏡レンズにおける望遠鏡からなんの効果も得られず、高倍率眼鏡要素の使用をすべて拒否している。このことは、高倍率のレンズ類が審美的見地から受け入れられない点又は狭い注視野になってしまう点又はそれら両者の点によるものとみられる。
一つの解決策として、二焦点コンタクトレンズと望遠鏡との組み合わせが使用されている。組合されたコンタクトレンズ/望遠鏡は、1936年にDallos(J.Dollos, コンタクト眼鏡,目には見えない眼鏡,Archives of Ophthalmokogy 1936;15:617-23) により記載されており、その後間もなく弱視用装置が紹介された(WM.Ludlam, コンタクトレンズ望遠を用いる臨床経験(Clinical experience with the contact lens telescope.) Am J Optom 1960;37:363-72, 初期結果のレビュー(for a review of early results) 参照)。また、コンタクトレンズと望遠鏡を組み合わせた構造のものが二種類あって、その一つは、シングルパワーのコンタクトレンズとのもの、他方のものは、二焦点コンタクトレンズとのものである(Filderman IP. 部分視野のテレコンレンズ(The telecon lens for the partially-sighted.) Am J Optom 及びArch Am Acad of Optom 1959;36:135-6)。 前者の構造にあっては、高倍率の望遠レンズと組み合わせた縮小倍率が高いコンタクトレンズは、拡大になる。Moore は、前記装置には、視界に限界があり、この装置は、周辺視力にさほどの必要性がない患者に有用であるとしているが、彼は、また、この構造は、しばしば患者が受け入れない点として望遠眼鏡の美的問題があると指摘しており、これは、厚くて見苦しく大きな高倍率レンズのためである(L.Moore 視力低下者のためのコンタクトレンズ(The contact lens for subnormal visual acuity.) Optics 1964;21:203-4参照)。
二焦点レンズ構造においては、コンタクトレンズは、同心二焦点のものであって、アウター部分は、標準のコンタクトレンズ倍率のものであり、外面の中央部分は、縮小倍率が大きなものになっている(IP.Filderman, 部分視野のテレコンレンズ(The telecon lens for the partially-sighted.) Am J Optom and Arch Am Acad of Optom 1959;36-:135-6 参照)。Filderman は、二焦点眼鏡レンズに前記二焦点コンタクトレンズを組み合わせた。Filderman の二焦点眼鏡レンズでは、より小さな同心高倍率レンズを眼鏡レンズの中央に配置し、注視状態の初期における瞳孔に合わせるようになっていた。支持体の平らなレンズを前記コンタクトレンズのアウター部分に使用して、周辺を拡大せずに見えるようにする一方、前記コンタクトレンズの負の倍率部分と組み合わせたとき、狭まれた中央視界を拡大するようにした。Filderman は、彼のシステムを単眼使用して双眼多重となるようにすることを勧めており、この構造で見栄えがよくなり、多くの場合に使用されるようになると言っている(IP.Filderman, 部分視野のテレコンレンズ(The telecon lens for the partially-sighted.) Am J Optom and Arch Am Acad of Optom 1959;36:135-6 及び IP.Filderman, テレコン・レンズ系、修正ガリレオ型望遠鏡(The telecon lens system, a modified Galilen telescope.) Contacto 1959;3:94-6 参照)。
一般的にいって、現在では、弱視に対し具合よく使用されている望遠レンズのものだけが時々しか使用されていない。これらのものには、手持ちの望遠鏡及び視線の上に取り付けられて運転中一生懸命見る場合ですら約5〜10%程度の時間でしか使用しない双眼望遠鏡を含んでいる。眼鏡に取り付けの望遠鏡を支持レンズの中央に取り付ける場合があるが、これらのものは、コンピュータを使用しているときや楽器を演奏するなどのときのような定まった仕事をしているときに使用されるのが一般的である。この理由は、望遠鏡を使用している患者は、細かく鮮明に見たいとき拡大して見えるようにできればよいということと、安全に運転できればよいときに拡大せずに広い視野をたいことによる。後者の条件は、今日まで実施されているIOL(又はコンタクトレンズ)補助望遠鏡には合致しない。患者が第2の機能の目をもっているとしても、その患者が拡大した状態で二つのイメージを大幅に異なるように使用することはできない。
したがって、前記した現在のIOL補助望遠鏡の問題点を克服するIOL補助望遠鏡を提供することに利点がある。
[発明の概要]
視力が弱い人々の視力増強のための二重二焦点眼内レンズ(IOL)を記載する。一つの実施例においては、第1の光学要素は、第1の光学強さをもつ外側環状領域と第2の光学強さをもつ内側の部分とを含むようになっている。第1の光学要素は、IOLとして眼にインプラントされるか、又は、コンタクトレンズとして眼に配置される。第2の光学要素は、眼の外側にあって、下側領域と上側領域を含む。この第2の光学要素は、下側領域が普通に見るために瞳孔に合致するように位置されている。前記下側領域は、第3の光学強さをもつ部分をもち、前記外側環状領域の第1の光学強さと共に眼が必要とするスタンダードな距離補正を行うようになっている。前記上側領域は、第4の光学強さをもつ部分をもち、前記内側領域の第2の光学強さと共に網膜の影像を拡大するようになっている。これによって、使用者は、注視する向きを前記下側領域から上側領域に移して対象物をぐっと拡大できるようにして、それまで細かく見えなかったものを仔細に見ることができるようになる。要するに、前記第4の光学強さは、ポジティブな光学強さであり、前記内側領域の第2の光学強さは、ネガテイブなものであって、前記二つの光学要素が組み合わされてガリレオ式望遠鏡を形成するようになっている。
視力が弱い人々の視力増強のための二重二焦点眼内レンズ(IOL)を記載する。一つの実施例においては、第1の光学要素は、第1の光学強さをもつ外側環状領域と第2の光学強さをもつ内側の部分とを含むようになっている。第1の光学要素は、IOLとして眼にインプラントされるか、又は、コンタクトレンズとして眼に配置される。第2の光学要素は、眼の外側にあって、下側領域と上側領域を含む。この第2の光学要素は、下側領域が普通に見るために瞳孔に合致するように位置されている。前記下側領域は、第3の光学強さをもつ部分をもち、前記外側環状領域の第1の光学強さと共に眼が必要とするスタンダードな距離補正を行うようになっている。前記上側領域は、第4の光学強さをもつ部分をもち、前記内側領域の第2の光学強さと共に網膜の影像を拡大するようになっている。これによって、使用者は、注視する向きを前記下側領域から上側領域に移して対象物をぐっと拡大できるようにして、それまで細かく見えなかったものを仔細に見ることができるようになる。要するに、前記第4の光学強さは、ポジティブな光学強さであり、前記内側領域の第2の光学強さは、ネガテイブなものであって、前記二つの光学要素が組み合わされてガリレオ式望遠鏡を形成するようになっている。
この発明の別の実施例は、第1の実施例と第1の光学要素が同じであって、第1と第2の光学強さをそれぞれもつ内側領域と外側環状領域とをもっている。この実施例においては、第2の光学要素は、中間領域、上側領域、下側領域を含んでいる。この第2の光学要素は、中間領域が普通の見方では瞳孔に合うようになっている。この中間領域は、第3の光学強さをもち、この強さは、前記環状領域の第1の光学強さと共に眼により要求される標準の距離補正を行うようになっている。前記上側領域は、第4の光学強さをもち、この強さは、前記内側領域の第2の光学強さと共に第1のガリレオ式望遠鏡を作るようになっている。前記第1のガリレオ式望遠鏡は、網膜に無焦点の拡大影像をつくる。前記下側領域は、第5の光学強さをもち、この強さは、前記内側領域の第2の光学強さと共に第2のガリレオ式望遠鏡を作るようになっている。この第2のガリレオ式望遠鏡は、焦点距離が患者に近くなっており、前記上側領域で形成される第1のガリレオ式望遠鏡による網膜影像よりも大きな網膜影像を形成するようになっている。このようにして、前記第2のガリレオ式望遠鏡は、前記第1のガリレオ式望遠鏡よりも拡大度が大きく、はっきりとした影像をつくってくれる。このようにして、前記下側領域が例えば読書をする場合のように近いものを見る影像をつくる一方、前記上側領域は、離れたものを見る影像をつくる。
この発明の他の特徴、機能及びアスペクツは、以下の発明の詳細な説明から明らかになる。
この発明は、図面と関連させて以下の発明の詳細な説明を参照することでさらに完全に理解できる。
[発明の詳細な説明]
この発明による二焦点望遠眼内レンズ(IOL)眼鏡装置の好ましい実施例においては、第1の光学構成をもつ眼内レンズは、第2の光学構成をもつ眼鏡レンズと共に機能して二通り又は数通りの見方ができるようになっており、これらの見方は、視力が低下している人々にとり普通の見方と、さらによく見える見方になるものである。図1Aに示すように、望遠二焦点IOL眼鏡装置10は、互いに光学的に関連し合っているIOL20と眼鏡の支持レンズ11を含んでいる。
この発明による二焦点望遠眼内レンズ(IOL)眼鏡装置の好ましい実施例においては、第1の光学構成をもつ眼内レンズは、第2の光学構成をもつ眼鏡レンズと共に機能して二通り又は数通りの見方ができるようになっており、これらの見方は、視力が低下している人々にとり普通の見方と、さらによく見える見方になるものである。図1Aに示すように、望遠二焦点IOL眼鏡装置10は、互いに光学的に関連し合っているIOL20と眼鏡の支持レンズ11を含んでいる。
特に、IOL20は、第1の光学強さをもつ外側環状領域22と第2の光学強さをもつ内側領域24とを含んでいる。図1A,1Bは、さらに、下側領域14と上側領域16をそれぞれもつ眼鏡の支持レンズ11を図示している。特に、下側領域14は、注視の主の位置における眼の瞳孔に位置が合っている前記支持レンズの中央部分を含んでいる。この下側領域14は、第3の光学強さをもつ部分を含むこともでき、さらには、このような部分がなくてもよい。前記上側領域16は、眼鏡の支持レンズ11の上側領域である。特に、この上側領域は、前記支持レンズの上側部分を含み、注視の主の位置における眼の瞳孔に対し位置がずれている。前記上側領域は、さらに、第4の光学強さをもつレンズ18を含む。以下に詳しく述べるように、レンズ18は、一般的にポジティブパワーレンズ(凸レンズ)であり、これは、IOL20の内側レンズと関連し合ってIOL望遠システムを形成するのに使用されている。
第1の見方にあっては、前記支持レンズ11の下側領域14の光学部分は、IOL20の環状領域22と光学的に通じ合うようになっている。患者が通常(拡大しない)の状態でものを見るために使用される、この見方においては、第1の領域14の光学部分とIOL20の外側領域22が光学的に通じて見ようとするものが通常の広い視野角度で拡大されずに見えるようになる。したがって、前記支持レンズ11の下側領域14と環状の領域22内にそれぞれある第3と第1の光学強さが選択されて、前記二つの光学強さの組合せで眼にインプラントした偽水晶体でスタンダードな距離感の補正を行うようになっている。
この発明を使用している患者が対象物を見るとき、はっきりと細かく見えない場合には、この発明では、第2の見方ができる。この患者は、頭を傾げ、注視方向を変えて上部部分16内のレンズ18が瞳孔に合うようにし、IOL20の内側領域24光学的に結び付くようにする。一般的にいって、IOL20の内側領域24は、ネガティブな光学強さをもつレンズになっていて、眼鏡11の上側部分18内のレンズ18は、ポジティブな光学強さをもっている。上側領域16内のレンズ18とIOL20の内側領域のレンズ24は、角膜とレンズ24を介してはっきり見えるようにするもので、ガリレオ式望遠鏡システムを構成するようになっている。このガリレオ式望遠鏡出、対象物がより大きく拡大されて見えるようになるが、これに伴って視野が狭まる。一般的に言って、該望遠鏡の倍率は、3.0xまであげることができる。前記内側レンズ24の度数は、−30ジオプターから−100ジオプターである。支持レンズ11の上側領域16におけるレンズ18の光学強さは、屈折誤差に基づいて患者個々に調節され、ネガテイブなレンズの光学強さにより変えられる。一般的な患者については、レンズ18の度数は、+10〜+30にわたり変わるものである。
有利な点としては、第1の見方で運転動作や運転方向に必要な快適で安全な広い視界を得ることができる一方、第2の見方で見る対象物の細かなところをよりよく見るために必要になる拡大度合いを高めて見ることができる。一般的には、患者は、頭部を僅かに傾げてレンズ18を介しての見方を変えて第1の見方モードと第2の見方モードのどちらかにする。この構成は、また、審美的にも有利なものであって、普通の二焦点レンズを用いている状態とさして変わりがなくなる。着用者が見苦しくならない重要な点は、会話をしているときの大まかにものを見る場合の人の目が普通の眼鏡レンズを通して見ているようになっている点である。
しかしながら、レンズ18の配置により該レンズの垂直サイズに限りがある。レンズ18の下限は、瞳孔によるものであり、レンズ18の上限は、眼鏡レンズによりきまる。このように、前記レンズの受光量を最大にするには、レンズ18を水平方向軸ができる限り長い楕円形にすべきである。これによって、拡大されたイメージが極めて明るくなる。
この発明の別のアスペクトは、患者の眼鏡の処方が眼鏡の支持レンズ11の下側領域14と上側領域16の両者に採用することができる点である。かくして、乱視矯正又は望遠鏡システムにより要求される球面補正から分かれた球面補正を必要とする人に適合する。これによって、各人は、上側領域16がその人達の処方にそって補正されていないときの強くなった不鮮明さにより、大きくなった拡大の利点を損なうことなく、この発明を使用することができる。
この発明の別のアスペクトにおいては、レンズ18を単純な形状、例えば、レンズ18を光強さが大きなシングルのものにするなどにする必要がある。多重レンズシステムは、この発明において使用でき、視界を広くすることができるが、一般的に言って、多重レンズシステムは、商品には適しておらず、したがって、患者に利用されない場合が多い。これに加え、多重レンズシステムの大まかな利点は、注視野に限定がある理由で、この発明には有用なものではない。場合によっては、品質に劣るレンズが視力の鋭敏でない人に向くことがある。また、スキャンニングする目の動きがこの発明に有用でないことから、広い視界におけるイメージがあまりよくなくても問題にはならない。
二通りの見方のモード以上の見方モードをもつ、この発明の別の実施例を図2A,2Bに図示する。この実施体においては、IOL20は、上記した通りのもので、外側領域22と内側領域24を有し、それぞれが第1の光学強さと第2の光学強さそれぞれを有している。この実施例においては、眼鏡の支持レンズ11は、下側領域30、上側領域16及び中間領域26を有している。この中間領域26は、第3の光学強さをもつ光学部分を含み、前記上側領域16は、第4の光学強さをもつ第1のレンズ18を含み、前記下側領域30は、第5の光学強さをもつ第2のレンズ28を含んでいる。
上記したように、第1の見方モードでは、中間領域26の光学部分は、患者が普通に見るために、IOL20の外側領域22よから光学的に通じているように構成されている。中間領域26の光学部分とIOL20の外側領域22とが光学的に通じていることで、見ようとしているものが普通で広い視野角で拡大されずに見えるようになる。したがって、下側領域30と環状領域22内それぞれの光学部分の第3と第1の光学強さは、前記二つの光学強さが組み合わされてスタンダードな距離偽水晶体矯正になるようになっている。
また、上記したように、この発明により患者は第2の見方モードができるようになっている。この患者が注視方向を変えることで、上側領域16内のレンズ18がIOL20の内側領域24と光学的に結ばれるようになる。大まかには、IOL20の内側領域24は、ネガテイブな光学強さをもつレンズとして構成され、上側部分18内のレンズ18は、ポジティブな光学強さをもつ。上側領域16内のレンズ18とIOL20の内側領域レンズ24は、角膜とレンズ24を介してはっきり見えるように構成され、かくして第1のガリレオ式望遠鏡を構成するようになっている。この第1のガリレオ式望遠鏡は、対象物の拡大度合いが大きくはなるが、視野が狭くなってしまう。前記第1のガリレオ式望遠鏡システムは、眼鏡の支持レンズ11の上側領域16のレンズ18にレンズ20の内側領域24を関連させて構成されたものであり、レンズ20の中間部分26と外側領域22のスタンダードな距離偽水晶体補正よりも離れたものを大きく拡大するが、それに伴い視野が狭まり、注視野が制限されてしまう。大まかには、前記第1のガリレオ式望遠鏡システムは、無焦点システムであり、対象物ポイントとイメージポイントが無限になっているように調節されたシステムのようなものである。したがって、前記第1のガリレオ式望遠鏡システムを設けたときには、レンズ16の光学強さは、通常調節されなくてよい。
しかしながら、場合によっては、特に読書する距離を比較的長くとって読書するのに拡大が必要な場合、この発明のこの実施例においては、第3の見方モードはでき、これによって拡大度合いが第2レベルのものになる。支持眼鏡レンズ11の下側領域30におけるレンズ28は、IOL20の内側領域24と関連し合って第2のガリレオ式望遠鏡を形成し、快適に読書が楽しめる距離(即ち25cm)で焦点を結ぶようになっている。しかしながら、このレンズ28はレンズ18よりも度が強く、代表的には、3〜6度のオーダーで強くなっていて、前記第1の(無焦点)ガリレオ式システムよりも焦点距離が短くなっている。大まかには、第2のガリレオ式ソステムの拡大度合いは、患者個々に対し眼医者により調節できる。特に、拡大度合いは、レンズ28の度を強くしたり、弱くしたりして、第2のガリレオ式望遠鏡の焦点距離を変え、患者の特定の要望を取り入れることができる。かくして、患者の視力が悪くなったり、又は、変わったりするにつれ、前記第2のガリレオ式望遠鏡の焦点距離を調節することができる。
前記第1の実施例における上位レンズ18に関して述べたように、この実施例におけるレンズ18もまた縦寸法のサイズに限定があり、これは、レンズ28が患者の主たる注視方向にないからである。かくして、レンズ18は、瞳孔の底部よりも下方に延びることができず、さらに、眼鏡フレームよりも高くすることができない。したがって、一つの実施例においては、レンズ18を水平方向に長くして、該レンズによる受光量を最大にし、これによって、拡大されたイメージを最高に明るくする。
同様に、下位レンズ28は、縦寸法のサイズに限定があり、これは、該レンズが患者の主たる注視方向にないからである。かくして、第2のレンズは、瞳孔の上部よりも上方に延びることができず、さらに、眼鏡フレームよりも下にすることができない。したがって、一つの実施例においては、レンズ28を水平方向に長くして、該レンズによる受光量を最大にし、これによって、拡大されたイメージを最高に明るくする。
第1の実施例に関して述べたこの発明の他のアスペクトは、この実施例におけるアスペクトとみてよく、これらの記述を反復しない。
上記の実施例には、シングルの眼鏡支持レンズの記載が含まれているが、この発明は、双眼鏡構成で使用したとき、利点が付加される。スタンダードな偽水晶体セグメント、即ち、第1の実施例の支持レズ11の下側領域14と第2の実施例の中間領域14を含むレンズ18又はレンズ28により占められていない眼鏡レンズ領域により患者が普通に使用できる双眼鏡の視力が得られる。これによって、患者は、例えば、網膜の中央及び周辺に暗点が常時部分的に重なることがないように、視野が広くはっきり見えるようになる。眼鏡フレームの両側に配置された支持レンズの望遠鏡部分を併用するとき、双眼鏡のような視野が得られたり、得られなかったりする。非常に難しい主な点は、眼鏡の二つのサイドを垂直及び水平方向に合わせることである。正しく合わせられなかったり、安定させて合わせられなかったりすれば、望遠鏡部分の一方を一方の目のために取り除くことができる。この望遠鏡部分は、患者の視力が疾患の悪化又は加齢により変化するのに対応して両目のいずれかにスイッチすることができる。
上記したレンズ18,28は、眼鏡の支持レンズ11と一体な部分として作ることも、また、特別に設計された接着レンズとして作ることができる。さらに加えて、前記レンズ18,28の度数を特別に設計した接着レンズを付加したり、もとの接着レンズを取り外したり、別の接着レンズに替えたりして調節できる。レンズ18,28は、また、支持レンズに接着する代わりに、該支持レンズに挿入してもよい。
別の実施例においては、支持レンズ11は、レンズブランク(レンズに加工するための素材)でよく、このレンズの背面側の実質的な面全面に個人個人の眼鏡処方のもの(球面補正又は乱視矯正)を配置する。この変形例においては、レンズ18,28は、前記処方に影響を与えない。
支持レンズ11の背面に患者の眼鏡処方のものを配置することは、これらレンズの製造に利点がある。レンズブランクは、上側領域、又は上側領域と下側領域をもつものとして成形でき、これら領域は、上記した必要な光学強さをもつ。ついで、前記支持レンズの背面に眼鏡処方のものを形成し、矯正された望遠鏡的視界ならびに矯正された通常の視界が得られるようになる。
当業者であれば、二焦点望遠IOL眼鏡装置になる上記装置とシステムを変形したり、修整したりすることが、ここに記載の発明のコンセプトから逸脱することなしできるものである。例えば、前記実施例のものを用途及び部品の取扱指示書とともにキットにして詰め合わせることができる。したがって、この発明は、添付の請求の範囲の範囲と精神によりすべからく検討されるべきものである。
Claims (46)
- 以下の構成からなる眼の弱視力を改善する装置:
第1の光学強さと第2の光学強さをもち、眼に対し配置又は眼球内に配置できるサイズと形状になっている第1の光学要素;
眼の外側にあって、前記第1の光学要素と光学的に関連し合うサイズと形状になっている第2の光学要素であって、前記第2の光学要素は、第1と第2の領域を含み、前記第1の領域は、前記外側領域の前記第1の光学強さと関連して眼が要求するスタンダードな距離矯正を実質的に行えるように選択された光学強さをもつ第1の部分をもち、前記第2の領域は、前記第1の光学要素の前記内側領域と関連して網膜に写る影像が焦点の合った拡大イメージになるように選択された光学強さをもつ第2の部分をもつものであるもの。 - 前記第2の光学要素が眼鏡フレーム内に含まれる眼鏡レンズである請求項1の装置。
- 前記第1の光学要素の前記内側領域がネガティブな光学強さを有している第1のレンズになっており、前記第2の領域の前記第2の部分が前記ネガティブな光学強さを補償し、鮮明な(焦点が合っている)網膜影像を作るポジティブな光学強さを有していて、このようにしてガリレオ式望遠鏡システムを形成する第2のレンズを含む請求項1の装置。
- 前記第1の光学要素は、−30から−100ジオプターの間にあるネガテイブな光学強さをもつ請求項3の装置。
- 前記第2の光学要素の前記第2の領域は、+10から+40ジオプターの間にあるポジティブな光学強さをもつ請求項3の装置。
- 前記第1の光学要素の前記外側環状領域は、眼に前記第1の光学要素がインプラントされている対応する眼に必要な偽水晶体矯正に実質的に等しく、前記第2の領域の光学強さは、ゼロに実質的に等しくなっている請求項1の装置。
- 前記第1の光学要素の前記外側環状領域は、前記第2の光学要素の前記第2の領域と光学的に通じていて、前記外側環状領域の前記光学強さと前記第2の領域の前記光学とは、眼に前記第1の光学要素がインプラントされている対応する眼に必要な偽水晶体矯正に実質的に等しくなっている請求項1の装置。
- 前記眼鏡レンズの前記第1の領域は、前記支持レンズの下側領域であり、前記眼鏡の支持レンズの中央領域を実質的に含み、前記眼鏡レンズの前記第2の領域は、前記眼鏡レンズの上側領域である請求項2の装置。
- 前記上側領域の前記第2の領域は、水平方向に長くなっている形状のレンズを含み、前記水平方向に長くなっている形状は、実用上広い視界が得られるサイズと形状になっている請求項8の装置。
- 前記第2の領域の第2の部分は、レンズである請求項2の装置。
- 前記レンズは、単一の要素レンズである請求項10の装置。
- 前記レンズは、前記眼鏡の支持レンズと一体に形成されている請求項11の装置。
- 前記レンズは、前記眼鏡の支持レンズの面に接着されるものである請求項11の装置。
- 前記レンズは、前記眼鏡の支持レンズに挿入されている請求項11の装置。
- 前記支持レンズは、対応している眼の視力を矯正する眼鏡処方のものを含む請求項2の装置。
- 前記対応している眼の視力を矯正する眼鏡処方のものが前記支持レンズの背面にある請求項15の装置。
- 前記対応している眼の視力を矯正する眼鏡処方のものが前記支持レンズの前面にある請求項15の装置。
- 前記第1の光学要素が眼にインプラントされた眼内レンズである請求項1の装置。
- 前記第1の光学要素が眼の面にそうコンタクトレンズである請求項1の装置。
- 前記第1の光学要素が各眼に対する一対の光学要素であり、前記第2の光学要素が各眼に対する一対の光学要素であり、拡大されないで広い視野と拡大された網膜視野の両者に対し双眼鏡視界が得られる請求項1の装置。
- 前記第1の光学要素が各眼に対する一対の光学要素であり、前記第2の光学要素が単一の第2の光学要素であって、拡大されないで広い視野のための双眼鏡視界が得られ、拡大された網膜視野のための単眼式望遠鏡視界が得られる請求項1の装置。
- 以下の構成からなる眼の弱視力改善のための装置:
第1の光学強さをもつ外側環状領域と第2の光学強さをもつ内側領域で、前記光学要素は、眼に対し配置又は眼球内に配置できるサイズと形状になっているもの;
眼の外側にあって、前記第1の光学要素と光学的に関連し合うサイズと形状になっている第2の光学要素であって、前記第2の光学要素は、第1、第2及び第3の領域を含み、前記第1の領域は、前記第1の光学要素の外側領域と関連して、スタンダードな距離矯正を実質的に行えるように選択された光学強さをもつ部分をもち、前記第2の領域は、前記第1の光学要素の前記内側領域と関連して網膜に写る影像が離れた対象物の焦点の合った第1拡大イメージになるように選択された光学強さをもつ部分をもち、前記第3の領域は、前記第1の光学要素の前記内側領域と関連して網膜に写る影像が手許距離(読書)にある対象物の鮮明な第2拡大イメージになるように選択された光学強さをもつ部分をもつもの。 - 前記第2の光学要素は、眼鏡フレームに含まれた眼鏡レンズである請求項22の装置。
- 前記第1の光学要素の前記内側領域は、ネガテイブな光学強さをもつ第1のレンズであって、前記第1の光学要素の前記第2の領域は、ポジティブな光学強さをもつ第2のレンズであり、前記第1と第2のレンズそれぞれは、焦点をもち、前記第1と第2のレンズは、鮮明な(焦点が合っている)網膜影像を作り、このようにしてガリレオ式望遠鏡システムを形成し、第1の拡大を行う請求項22の装置。
- 前記第1の光学要素の前記内側領域は、ネガテイブな光学強さをもつ第1のレンズであって、前記第2の光学要素の前記第3の領域は、ポジティブな光学強さをもつ第3のレンズであり、前記第1と第3のレンズそれぞれは、焦点をもち、前記第1と第3のレンズは、鮮明な(焦点が合っている)網膜影像を作り、このようにしてガリレオ式望遠鏡システムを形成し、第2の拡大を行う請求項22の装置。
- 前記第1の光学要素の前記内側領域は、−30〜−100ジオプターのネガテイブな光学強さのものである請求項24または請求項25の装置。
- 前記第2の光学要素の前記第2の領域は、+12〜+55ジオプターのポジティブな光学強さのものである請求項24または請求項25の装置。
- 前記第2の光学要素の前記第3の領域は、前記第2の光学要素の前記第2の領域よりも2〜15ジオプター大きさのポジティブな光学強さのものである請求項24または請求項25の装置。
- 前記第1の光学要素の前記外側環状領域は、前記第1の光学要素がインプラントされている眼の偽水晶体矯正に必要な光学強さに実質的に等しいものである請求項22の装置。
- 前記第1の光学要素の前記外側環状領域は、前記第2の光学要素の前記第2の領域と光学的に通じていて、前記外側環状領域の前記光学強さと前記第2の領域の光学強さとは、前記第1の光学要素がインプラントされている眼の偽水晶体矯正に必要な光学強さに実質的に等しいものである請求項22の装置。
- 前記第1の領域の前記第1の領域は、前記眼鏡レンズの中間領域であり、前記眼鏡レンズの前記第2の領域は、前記眼鏡レンズの上側領域であり、前記第3の領域は、前記眼鏡レンズの下側領域である請求項23の装置。
- 前記眼鏡レンズの前記上側領域は、水平方向に長くなっている形状のレンズで、前記水平方向に長くなっている形状は、実用上広い視界が得られるサイズと形状になっている請求項31の装置。
- 前記眼鏡レンズの前記下側領域は、水平方向に長くなっている形状のレンズで、前記水平方向に長くなっている形状は、実用上広い視界が得られるサイズと形状になっている請求項31の装置。
- 前記第2の領域の前記部分は、レンズである請求項22の装置。
- 前記レンズは、前記単一の要素レンズである請求項34の装置。
- 前記レンズは、前記眼鏡の支持レンズと一体に形成されている請求項35の装置。
- 前記レンズは、前記眼鏡の支持レンズの面に接着されるものである請求項35の装置。
- 前記レンズは、前記眼鏡の支持レンズに挿入されている請求項23の装置。
- 前記支持レンズは、対応している眼の視力を矯正する眼鏡処方のものを含む請求項23の装置。
- 前記対応している眼の視力を矯正する眼鏡処方のものが前記支持レンズの背面にある請求項39の装置。
- 前記対応している眼の視力を矯正する眼鏡処方のものが前記支持レンズの前面にある請求項39の装置。
- 前記第1の光学要素が眼にインプラントされた眼内レンズである請求項22の装置。
- 前記第1の光学要素が眼の面にそうコンタクトレンズである請求項22の装置。
- 前記第1の光学要素が各眼に対する一対の光学要素であり、前記第2の光学要素が各眼に対する一対の光学要素であり、拡大されないで広い視野と拡大された網膜視野の両者に対し双眼鏡視界が得られる請求項22の装置。
- 前記第1の光学要素が各眼に対する一対の光学要素であり、前記第2の光学要素が単一の第2の光学要素であって、拡大されないで広い視野のための双眼鏡視界が得られ、拡大された網膜視野のための単眼式望遠鏡視界が得られる請求項22の装置。
- 以下の構成からなる眼の弱視力改善のための部品類のキット:
第1の光学強さをもつ外側環状領域と第2の光学強さをもつ内側領域で、前記光学要素は、眼に対し配置又は眼球内に配置できるサイズと形状になっているもの;
眼の外側にあって、前記第1の光学要素と光学的に関連し合うサイズと形状になっている第2の光学要素であって、前記第2の光学要素は、第1及び第2の領域を含み、前記第1の領域は、前記第1の光学要素の外側領域と関連して、拡大されない、視野が限られない周辺視界が得られるものであり、前記第2の領域は、前記第1の光学要素の前記内側領域と関連して網膜に写る影像が拡大されるようになっているもの;及び
前記キットの用途と使用の説明書を含む指導教育もの。
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