JP2010128903A - 自動販売機 - Google Patents

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正光 水野
Naomi Hori
直美 堀
Shunnosuke Kahata
俊之介 加畑
Hirobumi Mochizuki
博文 望月
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Abstract

【課題】マッチングの演算回数を減らして効率的に利用者の顔検出処理を行える、自動販売機を提供する。
【解決手段】自動販売機10は、利用者を撮像して画像を生成するカメラ30を含む。カメラ30から出力される画像の中から画像キャプチャ装置32によって抽出された画像が第1バッファメモリ34に記憶される。第1バッファメモリ34に記憶された画像のうちイベント前所定時間分の画像が第2バッファメモリ36に複写される。コンピュータ38は、第2バッファメモリ36に記憶された画像を時系列の反対の順に読み出し、当該読み出した画像からテンプレートマッチングによって利用者の顔を検出する。コンピュータ38は、サイズの大きいパッチから順にテンプレートマッチングを行い、顔が検出されたときのパッチの横サイズがAピクセル以下または縦サイズがBピクセル以下であればテンプレートマッチングを終了する。
【選択図】図2

Description

この発明は自動販売機に関し、より特定的には、撮像した人物画像の特徴から顔検出を行う自動販売機に関する。
この種の従来技術の一例が特許文献1において開示されている。特許文献1には、カメラによって利用者を撮像して生成された画像から利用者の特徴を認識することによって、利用者の年齢や性別などを判別する自動販売機について記載されている。
特許第3787892号公報
しかし、特許文献1には、自動販売機の利用者の顔を効率よく検出するための具体的な手段については開示されていない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、マッチングの演算回数を減らして効率的に利用者の顔検出処理を行える、自動販売機を提供することである。
上述の目的を達成するために、請求項1に記載の自動販売機は、利用者を撮像して画像を生成する撮像手段と、前記生成された画像を記憶する記憶手段と、前記記憶手段から前記記憶された画像を時系列の反対の順に読み出し当該読み出した画像からテンプレートマッチングによって前記利用者の顔を検出する顔検出手段とを備える。
請求項2に記載の自動販売機は、請求項1に記載の自動販売機において、前記顔検出手段は、サイズの大きいパッチから順に前記テンプレートマッチングを行うことを特徴とする。
請求項3に記載の自動販売機は、請求項2に記載の自動販売機において、前記顔検出手段は、前記顔が検出されたときの前記パッチの横サイズが第1閾値以下または縦サイズが第2閾値以下であれば前記テンプレートマッチングを終了することを特徴とする。
請求項4に記載の自動販売機は、請求項1に記載の自動販売機において、前記利用者の購入動作に関するイベントを検出するイベント検知手段と、前記イベント検知手段によるイベント検知時の所定時間前から当該イベント検知時までに前記撮像手段によって得られた前記画像を顔検出の処理対象として決定する画像決定手段とをさらに含み、前記顔検出手段は、前記画像決定手段によって決定された前記画像について顔検出を行うことを特徴とする。
請求項5に記載の自動販売機は、請求項1に記載の自動販売機において、前記顔検出手段は、サイズの大きいパッチから順に前記テンプレートマッチングを行う第1手段と、サイズの小さいパッチから順に前記テンプレートマッチングを行う第2手段と、前記第1手段による前記テンプレートマッチングにおいて前記顔が検出されたときの前記パッチの横サイズが第3閾値以下でありかつ縦サイズが第4閾値以下であれば、それ以降は前記第2手段による前記テンプレートマッチングに切り替える切替手段とを含むことを特徴とする。
自動販売機の利用者は必ず遠いところから自動販売機に近づいてきて商品の購入動作を行う。請求項1に記載の自動販売機では、記憶手段に記憶された画像を時系列の反対の順に読み出す。これによって、利用者が自動販売機前にいるときから過去に遡るように、すなわち、顔のサイズが大きい画像から順に顔検出を行える。したがって、処理の早い段階で利用者の顔を検出でき、マッチングの演算回数を減らして効率的に顔検出できる。
顔のサイズが大きい画像から順に顔検出を行う場合には、請求項2に記載の自動販売機のようにサイズの大きいパッチから順にテンプレートマッチングを行うことによって、より効率的に利用者の顔を検出できる。
上述のように、自動販売機の利用者は必ず遠いところから自動販売機に近づいてきて商品の購入動作を行う。したがって、横サイズが第1閾値以下または縦サイズが第2閾値以下の顔が検出された場合、時間的にそれ以前の画像には、より遠い場所にいる利用者が写っているはずであり、横サイズが第1閾値以下または縦サイズが第2閾値以下の顔しか写っていない。ここで、第1閾値および第2閾値が、顔判別が不可能となるサイズであれば、それ以降画像からの顔検出処理を続けても、そこには顔判別ができない顔が写っているだけであり、テンプレートマッチングの回数が無駄に多くなり効率のよいテンプレートマッチングとはならない。請求項3に記載の自動販売機では、顔が検出されたときのパッチの横サイズ(顔の横サイズ)が第1閾値以下またはパッチの縦サイズ(顔の縦サイズ)が第2閾値以下であればテンプレートマッチングを終了し、それ以降のテンプレートマッチングは行わない。これによって、テンプレートマッチングの回数を大きく減らすことができる。
請求項4に記載の自動販売機では、利用者の購入動作に関するイベント検知時の所定時間前からイベント検知時までに撮像手段によって得られた画像について顔検出を行う。これによって、確実に利用者が自動販売機前にいるときから過去に遡って利用者の顔を効率よく検出できる。
請求項5に記載の自動販売機では、サイズの大きいパッチから順にテンプレートマッチングを行っている際に、顔が検出され、そのときのパッチの横サイズが第3閾値以下でありかつ縦サイズが第4閾値以下であれば、それ以降はサイズの小さいパッチから順にテンプレートマッチングを行う。このようにすれば、時間的に新しく自動販売機の近くに利用者がいるような状況では、顔が大きく写るため、大きなパッチからマッチングすることによってより少ないマッチング回数で顔検出できる。一方、時間的に古く自動販売機から離れて利用者がいるような状況では、顔が小さく写るため、小さなパッチからマッチングすることによってより少ないマッチング回数で顔検出できる。
この発明によれば、処理の早い段階で利用者の顔を検出でき、マッチングの演算回数を減らして効率的に顔検出できる。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。
図1はこの発明の一実施形態の自動販売機10を示す外観図である。図2は自動販売機10の電気的構成を示すブロック図である。
図1を参照して、自動販売機10は、商品見本12と、商品選択ボタン14と、硬貨投入口16と、紙幣投入口18と、電子決済機20と、商品取出口22と、硬貨返却口24とを備える。利用者は必要な貨幣を硬貨投入口16または紙幣投入口18から投入し、商品見本12を見ながら欲しい商品を決定し、その商品選択ボタン14を押す。すると、その商品が商品取出口22に供給され、必要に応じて釣り銭が硬貨返却口24に供給される。電子マネー、プリペイドカード、クレジットカードなどを用いた各種電子決済を電子決済機20で実行することによって、商品の購入費用を支払うようにしてもよい。
図2をも参照して、自動販売機10はさらに、自動販売機本体制御装置(以下、単に「本体制御装置」と略す。)26と、貨幣識別装置28と、カメラ30と、画像キャプチャ装置32と、第1バッファメモリ34と、第2バッファメモリ36と、コンピュータ38とを備える。
本体制御装置26は、自動販売機10全体の制御を統括する。
貨幣識別装置28は、紙幣および硬貨の投入を検知し、投入された紙幣および硬貨を識別する。
カメラ30は、自動販売機10前面のほぼ中央でかつ商品見本12と商品選択ボタン14との間辺りに埋設され、自動販売機10前方に立った利用者、特にその顔を撮像して画像(動画)を生成する。すなわち、カメラ30は利用者を撮像して複数フレームの画像を順次生成する。この実施形態では、利用者は商品を購入するために商品見本12および/または商品選択ボタン14に少なくとも1回は顔を向けることに着目し、カメラ30を上述の位置に設けている。なお、利用者は貨幣を投入するために硬貨投入口16および/または紙幣投入口18に少なくとも1回顔を向けることに着目し、カメラ30を硬貨投入口16および紙幣投入口18の周辺に埋設してもよい。また、利用者は商品を取り出すために商品取出口22に少なくとも1回顔を向けることに着目し、カメラ30を商品取出口22の周辺に埋設してもよい。
図3に示すように利用者がカメラ30から距離D1,D2およびD3の位置にいるとき、それぞれ、図4(a),(b)および(c)に示すような画像が得られ、利用者がカメラ30に近づくほど利用者の顔は大きく写る。
画像入力手段である画像キャプチャ装置32は、カメラ30から順次出力される画像の中から所定時間おきに1フレームずつ画像を抽出し、第1バッファメモリ34に与える。
第1バッファメモリ34は、画像キャプチャ装置32からの新しい画像を順次蓄積していくとともに、空きの記憶領域がない場合は古い画像から順次消去していく。
第2バッファメモリ36には、第1バッファメモリ34に記憶された画像のうち所定時間分(所定フレーム分)の画像が転送され、時系列の反対の順に複写される。複写した画像には降順のフレーム番号が付加される。
コンピュータ38は、後述する図7,図8,図9,図11および図12に示す動作を行うためのプログラムやデータ等が格納される図示しないメモリを含む。コンピュータ38は、当該メモリに格納されたプログラムに従って、第1バッファメモリ34に転送指示を与え、第2バッファメモリ36に記憶された画像を、フレーム番号の大きい画像から順にすなわち時系列の反対の順に読み出し、画像の中から利用者の顔を検出する。
図5に第1バッファメモリ34に画像が記憶された状態の一例を示し、図6に第2バッファメモリ36に画像が記憶された状態の一例を示す。
たとえば図5に示すように、第1バッファメモリ34にフレーム毎の画像P1,P2,P3,・・・P(N−1),PNが順次格納されていく。そして、コンピュータ30から第1バッファメモリ34に転送指示があれば、たとえば図6に示すように、第2バッファメモリ36には画像PN,P(N−1),・・・P(N−4)の5つの画像が時系列の反対の順に格納される。各画像PN,P(N−1),・・・P(N−4)には降順のフレーム番号5,4,・・・1が付加される。そして、コンピュータ38によって、フレーム番号5の画像PNから順に読み出され、顔検出が行われる。
この実施形態において、カメラ30が撮像手段に相当する。記憶手段は第1バッファメモリ34および第2バッファメモリ36を含む。第1バッファメモリ34と第2バッファメモリ36とは同一メモリ内でエリアを分けて設けられてもよい。コンピュータ38が、顔検出手段、画像決定手段、第1手段、第2手段および切替手段として機能する。商品選択ボタン14、電子決済機20、貨幣識別装置28および本体制御装置26がイベント検知手段を構成する。
ついで、このような自動販売機10の動作の一例について説明する。
自動販売機10は、図7に示す画像取得処理および図8に示す顔検出処理を並行して実行する。
図7を参照して、画像取得処理について説明する。
画像キャプチャ装置32は、カメラ20から出力される画像を所定時間おきに1フレームずつ取得して第1バッファメモリ34に与え、図5に示すように当該画像が第1バッファメモリ34に格納されていく(ステップS1)。そして、コンピュータ38は、利用者の購入動作に関するイベントを検知したか否かを判断する(ステップS3)。利用者の購入動作に関するイベントは、硬貨投入口16または紙幣投入口18からの貨幣の投入、電子決済機20による電子決済、あるいは商品選択ボタン14の押し下げを含む。本体制御装置26は、貨幣識別装置28によって貨幣の投入が検知されたとき、商品選択ボタン14によって商品の選択が検知されたとき、および電子決済機20によって決済が検知されたとき、イベント検知信号をコンピュータ38に送信する。したがって、コンピュータ38は、本体制御装置26からのイベント検知信号の有無に基づいてイベントを検知したか否かを判断する。
イベントを検知するまでステップS1に戻り、一方、イベントを検知すればステップS5に進む。ステップS5では、コンピュータ38は、イベントの検知を契機として第1バッファメモリ34に、イベント検知時(イベント検知信号の受信時)の所定時間(たとえば10秒)前からイベント検知時までにカメラ30によって得られた画像の転送指示を与える。すると第1バッファメモリ34は、当該転送指示に応じて所定時間分(所定フレーム分)の画像を第2バッファメモリ36に転送する。図6に示すように、第2バッファメモリ36には、第1バッファメモリ34からの所定時間分の画像が時系列の反対の順に複写され、複写された画像に降順のフレーム番号が付加される(ステップS5)。第2バッファメモリ36に格納された画像が顔検出処理の対象となる。そして、ステップS1に戻る。
ついで、図8を参照して、顔検出処理について説明する。
まず、コンピュータ38は終了フラグを「0」にセットする(ステップS11)。終了フラグは顔検出処理を終了するか否かを示し、終了しないときには「0」にセットされ、終了するときには「1」にセットされる。そして、コンピュータ38は第2バッファメモリ36に未処理画像があるか否かを判断する(ステップS13)。第2バッファメモリ36に未処理画像がなければステップS11に戻り、一方、第2バッファメモリ36に未処理画像があれば、コンピュータ38は終了フラグが「1」であるか否かを判断する(ステップS15)。終了フラグが「1」でなければ、コンピュータ38は、第2バッファメモリ36に記憶されている画像とそのフレーム番号とを取得し(ステップS17)、コンピュータ38は、フレーム番号が1か否かを判断する(ステップS19)。フレーム番号が1であれば、コンピュータ38は終了フラグを「1」にセットし(ステップS21)、ステップS23へ進む。一方、ステップS19においてフレーム番号が1でなければ直接ステップS23に進む。ステップS23では、コンピュータ38は後述する大きいパッチからのマッチングを行い、コンピュータ38は顔が検出されたか否かを判断する(ステップS25)。顔が検出されると、コンピュータ38は、パッチの横サイズすなわち顔の横サイズが、第1閾値となるAピクセル(たとえば20ピクセル)以下、またはパッチの縦サイズすなわち顔の縦サイズが、第2閾値となるBピクセル(たとえば20ピクセル)以下であるか否かを判断する(ステップS27)。この条件を満たさなければステップS15に戻る。ステップS25において顔が検出されていないときもステップS15に戻る。そして、ステップS15において終了フラグが「0」である限り、コンピュータ38は、第2バッファメモリ36から画像を取得しマッチングを行う。ステップS27の条件を満たせば、コンピュータ38は終了フラグを「1」にセットし(ステップS29)、ステップS15へ戻る。ステップS15において終了フラグが「1」であれば、コンピュータ38は、第2バッファメモリ36に記憶されている所定時間分の画像を削除し、顔検出処理を終了し(ステップS31)、ステップS11に戻る。このように、検出された顔の横サイズがAピクセル以下または縦サイズがBピクセル以下になれば、テンプレートマッチングを終了する。
ついで、ステップS23の大きいパッチからのマッチング処理について図9を参照して説明する。図10はマッチングを説明するための図解図である。
図9および図10において、xは画像左下を原点としたときのパッチの左下のx座標、yは画像左下を原点としたときのパッチの左下のy座標、aはパッチの横サイズ、bはパッチの縦サイズ、Xは画像の横サイズ、Yは画像の縦サイズ、a MAXは横サイズaの最大値、b MAXは縦サイズbの最大値、a STEPは横サイズaを大きく(小さく)するときの変化ピクセル量、b STEPは縦サイズbを大きく(小さく)するときの変化ピクセル量、a MINは横サイズaの最小値、b MINは縦サイズbの最小値、x STEPはパッチを移動させるときのx軸方向の移動ピクセル量、y STEPはパッチを移動させるときのy軸方向の移動ピクセル量を示す。
図10に示すように、マッチングは、まず、画像の左下隅に配置されたパッチを右方向に移動させて進められる。右端までマッチングが終了すると、パッチは左端に戻されかつ所定量上側に移動される。そして、再びパッチを右方向に移動させてマッチングが進められる。顔を検出できない限り、この処理が画像の右上隅まで繰り返される。
図9を参照して、まず、コンピュータ38は、パッチの横サイズaを最大値a MAXに設定し、かつパッチの縦サイズbを最大値b MAXに設定し(ステップS51)、パッチの左下のx座標およびy座標を0に設定する(ステップS53)。このとき、パッチは図10において位置P1で示す画像の左下隅に配置される。
ついで、コンピュータ38は、当該y座標が(Y−b)以下か否かを判断し(ステップS55)、y座標が(Y−b)以下であれば、コンピュータ38は、当該x座標が(X−a)以下か否かを判断する(ステップS57)。当該x座標が(X−a)以下であれば、コンピュータ38は、(x,y)、(x,y+b)、(x+a,y)、(x+a,y+b)を頂点とする長方形領域(パッチ)の部分信号を求める(ステップS59)。
そして、コンピュータ38は、部分信号がそのパッチのサイズに対応するテンプレート信号に合致したか否か、すなわち顔を検出したか否かを判断する(ステップS61)。ここで、部分信号がテンプレート信号に合致するとは、部分信号がテンプレート信号に完全に合致している場合のみならず、部分信号がテンプレート信号に類似する程度(類似度)が所定以上である場合をも含む。両信号の比較には、たとえば両信号の色成分(R,G,B)が用いられる。
コンピュータ38が顔を検出すると、そのときのパッチサイズ(顔サイズ)および顔情報をコンピュータ38内のメモリに記憶しておき、リターンして図8のステップS25に進む。一方、ステップS61において顔を検出できなければ、コンピュータ38は、xをx STEP分移動させ(ステップS63)、ステップS57に戻る。これによってパッチが右に所定量移動する。そして、顔が検出されない限り、xが(X−a)を超えるまで(図10に示す位置P2でのマッチングが終了するまで)パッチの右方向への移動とマッチングとが繰り返される。
ステップS57において、xが(X−a)を超えれば、コンピュータ38は、xを0に設定し(ステップS65)、yをy STEP分大きくし(ステップS67)、パッチを左端に戻しかつ上方向に移動させる。図10に示す位置P2にあったパッチは位置P3に移動する。そして、ステップS55に戻る。顔が検出されない限り、ステップS55においてyが(Y−b)を超えるまで(図10に示す位置P4でのマッチングが終了するまで)、上述の処理が繰り返される。
ステップS55においてyが(Y−b)を超えれば、コンピュータ38は、yを0に設定し(ステップS69)、パッチの横サイズaおよび縦サイズbをそれぞれa STEPおよびb STEP分小さくする(ステップS71)。そして、コンピュータ38は、パッチの横サイズaがa MIN以上でありかつ縦サイズbがb MIN以上であるか否かを判断する(ステップS73)。この条件を満たせば、ステップS55に戻り、サイズが小さくなったパッチで画像の左下隅から上述のマッチングが行われる。一方、ステップS73の条件を満たさなければ、全領域をマッチングしても顔を検出できなかったとして、図8のステップS25にリターンする。
このように動作する自動販売機10によれば、第2バッファメモリ36に格納された画像を時系列の反対の順に読み出す。これによって、利用者が自動販売機前にいるときから過去に遡るように、すなわち、顔のサイズが大きい画像から順に顔検出を行える。したがって、処理の早い段階で利用者の顔を検出でき、マッチングの演算回数を減らして効率的に顔検出できる。また、サイズの大きいパッチから順にテンプレートマッチングを行うことによって、より効率的に利用者の顔を検出できる。
さらに、AピクセルおよびBピクセルが顔判別が不可能となるサイズであれば、それ以降画像からの顔検出処理を続けても、そこには顔判別ができない顔が写っているだけであり、テンプレートマッチングの回数が無駄に多くなり効率のよいテンプレートマッチングとはならない。したがって、顔が検出されたときのパッチの横サイズ(顔の横サイズ)がAピクセル以下またはパッチの縦サイズ(顔の縦サイズ)がBピクセル以下であればテンプレートマッチングを終了し、それ以降のテンプレートマッチングは行わない。これによって、テンプレートマッチングの回数を大きく減らすことができる。
また、利用者の購入動作に関するイベント検知時の所定時間前からイベント検知時までにカメラ30によって得られた画像について顔検出を行う。これによって、確実に利用者が自動販売機前にいるときから過去に遡って利用者の顔を効率よく検出できる。
つぎに、自動販売機10の動作の他の例について説明する。
自動販売機10は、上述した図7に示す画像取得処理および図11に示す顔検出処理を並行して実行する。
図7に示す画像取得処理については上述のとおりであるのでその重複する説明は省略し、図11に示す顔検出処理について説明する。
図11に示す顔検出処理では、まず、コンピュータ38は、終了フラグを「0」にセットし、切替フラグを「0」にセットする(ステップS11a)。切替フラグは大きいパッチからテンプレートマッチングするか、小さいパッチからテンプレートマッチングするかを示し、大きいパッチからテンプレートマッチングするときは「0」にセットされ、小さいパッチからテンプレートマッチングするときは「1」にセットされる。
ステップS13a〜S21aの処理は、図8に示すステップS13〜S21の処理と同様であるので、その重複する説明は省略する。
図11に示すステップS23aでは、コンピュータ38は、切り替えフラグが「0」であるか否かを判断する。切り替えフラグが「0」であれば、コンピュータ38は大きいパッチからマッチングを行う(ステップS25a)。このマッチングでは、上述した図9に示す処理が行われる。そして、コンピュータ38は、顔が検出されたか否かを判断し(ステップS27a)、顔が検出されると、コンピュータ38は、パッチの横サイズすなわち顔の横サイズが、第3閾値となるCピクセル以下であり、かつパッチの縦サイズすなわち顔の縦サイズが、第4閾値であるDピクセル以下であるか否かを判断する(ステップS29a)。CピクセルはAピクセル以上であり、たとえば30ピクセルに設定され、DピクセルはBピクセル以上であり、たとえば30ピクセルに設定される。ステップS29aの条件を満たせば、コンピュータ38は、以降のマッチングを小さいパッチから行うように切り替えフラグを「1」にセットし(ステップS31a)、ステップS33aに進む。ステップS29aの条件を満たさなければ直接ステップS33aに進む。ステップS33aでは、コンピュータ38は、パッチの横サイズすなわち顔の横サイズが、第1閾値であるAピクセル(たとえば20ピクセル)以下、またはパッチの縦サイズすなわち顔の縦サイズが、第2閾値であるBピクセル(たとえば20ピクセル)以下であるか否かを判断する。ステップS33aの条件を満たさなければステップS15aに戻る。ステップS27aにおいて顔が検出されていないときもステップS15aに戻る。
ステップS23aにおいて、切り替えフラグが「1」に設定されているときには、コンピュータ38は小さいパッチからマッチングを行う(ステップS37a)。このマッチングでは、後述する図12に示す処理が行われる。そして、コンピュータ38は、顔が検出されたか否かを判断し(ステップS39a)、顔が検出されるとステップS33aに進む。ステップS39aにおいて顔が検出されていないときにはステップS15aに戻る。そして、ステップS15aにおいて終了フラグが「0」である限り、コンピュータ38は、第2バッファメモリ36から画像を取得しマッチングを行う。ステップS33aの条件を満たせば、コンピュータ38は終了フラグを「1」にセットし(ステップS35a)、ステップS15aへ戻る。ステップS15aにおいて終了フラグが「1」であれば、コンピュータ38は、第2バッファメモリ36に記憶されている所定時間分の画像を削除し、顔検出処理を終了し(ステップS41a)、ステップS11aに戻る。
ついで、ステップS37aの小さいパッチからのマッチング処理について図12を参照して説明する。
図12に示すステップS51aでは、コンピュータ38は、パッチの横サイズaを最小値a MINに設定し、かつパッチの縦サイズbを最小値b MINに設定する。ステップS71aでは、コンピュータ38は、パッチの横サイズaおよび縦サイズbをそれぞれa STEPおよびb STEP分大きくする。ステップS73aでは、コンピュータ38は、パッチの横サイズaがCピクセル以下でありかつパッチの縦サイズbがDピクセル以下であるか否かを判断する。それ以外のステップS53a〜S69aの処理は、図9のステップS53〜S69の処理と同様であるので、その重複する説明は省略する。
このように動作する自動販売機10によれば、サイズの大きいパッチから順にテンプレートマッチングを行っている際に、顔が検出され、そのときのパッチの横サイズがCピクセル以下でありかつ縦サイズがDピクセル以下であれば、それ以降はサイズの小さいパッチから順にテンプレートマッチングを行う。このようにすれば、時間的に新しく自動販売機の近くに利用者がいるような状況では、顔が大きく写るため、大きなパッチからマッチングすることによってより少ないマッチング回数で顔検出できる。一方、時間的に古く自動販売機から離れて利用者がいるような状況では、顔が小さく写るため、小さなパッチからマッチングすることによってより少ないマッチング回数で顔検出できる。
なお、図8のステップS27および図11のステップS33aにおけるAピクセル(第1閾値)およびBピクセル(第2閾値)は、顔判別が不可能になる値(たとえば20ピクセル)に限定されず、検出された顔画像から入手すべき情報の程度に応じて設定されればよい。たとえば、その人物の特徴を抽出したい場合にはAおよびBは最低40ピクセルであることが望ましく、さらに詳細な情報を入手したい場合にはAおよびBは最低60ピクセルであることが望ましい。
また、図11に示すステップS29aにおいて切替フラグを切り替えるか否かを判断するためのCピクセルおよびDピクセルは、次のように設定される。
まず、サイズが(a_MIN)×(b_MIN)からC×Dまでのパッチにおけるテンプレートマッチング回数の合計T1を求める。ついで、サイズがC×Dより大きいパッチにおけるテンプレートマッチング回数の合計T2を求める。そして、合計T1と合計T2との差を求める。C≧AかつD≧Bを満たす範囲において、T1とT2との差が最小になるときのパッチの横サイズCおよび縦サイズDが、求めるべきのCピクセルおよびDピクセルとなる。
以下、具体例を挙げて説明する。
Aピクセル=20、Bピクセル=20、画像の横サイズX=120、画像の縦サイズY=90とし、サイズa×b=20×20,30×30,40×40,50×50,60×60,70×70,80×80,90×90の各パッチについてマッチングを行う。
マッチング時には、まず、X軸方向に5ピクセルずつ移動させながらマッチングを行い、120ピクセル目まで探索が終了するとY軸方向に5ピクセル移動させ、さらに最初と同様にX軸方向に5ピクセルずつ移動させながらマッチングを行う。以降、X=120、Y=90の画像に対して探索が終了するまでこの動作を繰り返す。
この場合、図13に示すように、サイズ20×20から30×30までの探索回数の合計T1は562、サイズ40×40から90×90までの探索回数の合計T2は502となり、C×D=30×30のときにT1とT2との差が最小となる。このCおよびDは、C≧AかつD≧Bを満たすので、求めるべきCピクセル=30、Dピクセル=30となる。
この発明の一実施形態の自動販売機を示す外観図である。 この発明の一実施形態の自動販売機の電気的構成を示すブロック図である。 利用者とカメラとの距離による写り方を説明するための図解図である。 利用者とカメラとの距離がD1,D2およびD3のときに得られる各画像を示す図解図である。 第1バッファメモリに画像が記憶された状態の一例を示す図解図である。 第2バッファメモリに画像が記憶された状態の一例を示す図解図である。 この発明の画像取得処理動作の一例を示すフロー図である。 この発明の顔検出処理動作の一例を示すフロー図である。 この発明の大きいパッチからマッチングを行う場合の動作の一例を示すフロー図である。 マッチングを説明するための図解図である。 この発明の顔検出処理動作の他の例を示すフロー図である。 この発明の小さいパッチからマッチングを行う場合の動作の一例を示すフロー図である。 パッチサイズ毎のテンプレートマッチングの回数の一例を示すテーブルである。
符号の説明
10 自動販売機
12 商品見本
14 商品選択ボタン
16 硬貨投入口
18 紙幣投入口
20 電子決済機
22 商品取り出し口
24 硬貨返却口
26 自動販売機本体制御装置
28 貨幣識別装置
30 カメラ
32 画像キャプチャ装置
34 第1バッファメモリ
36 第2バッファメモリ
38 コンピュータ

Claims (5)

  1. 利用者を撮像して画像を生成する撮像手段と、
    前記生成された画像を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段から前記記憶された画像を時系列の反対の順に読み出し当該読み出した画像からテンプレートマッチングによって前記利用者の顔を検出する顔検出手段とを備える、自動販売機。
  2. 前記顔検出手段は、サイズの大きいパッチから順に前記テンプレートマッチングを行う、請求項1に記載の自動販売機。
  3. 前記顔検出手段は、前記顔が検出されたときの前記パッチの横サイズが第1閾値以下または縦サイズが第2閾値以下であれば前記テンプレートマッチングを終了する、請求項2に記載の自動販売機。
  4. 前記利用者の購入動作に関するイベントを検出するイベント検知手段と、
    前記イベント検知手段によるイベント検知時の所定時間前から当該イベント検知時までに前記撮像手段によって得られた前記画像を顔検出の処理対象として決定する画像決定手段とをさらに含み、
    前記顔検出手段は、前記画像決定手段によって決定された前記画像について顔検出を行う、請求項1に記載の自動販売機。
  5. 前記顔検出手段は、
    サイズの大きいパッチから順に前記テンプレートマッチングを行う第1手段と、
    サイズの小さいパッチから順に前記テンプレートマッチングを行う第2手段と、
    前記第1手段による前記テンプレートマッチングにおいて前記顔が検出されたときの前記パッチの横サイズが第3閾値以下でありかつ縦サイズが第4閾値以下であれば、それ以降は前記第2手段による前記テンプレートマッチングに切り替える切替手段とを含む、請求項1に記載の自動販売機。
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