JP2010127864A - 測定装置 - Google Patents

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哲也 里
Toru Sugisawa
亨 杉澤
Wataru Takei
亘 武井
Toshinao Morita
俊直 森田
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Abstract

【課題】より簡易に、温度検出素子を備えた測定部のケーブルの特性に応じて、より正確な測定値を得ることのできる測定装置を提供する。
【解決手段】測定装置1は、温度検出素子21と温度検出素子21に接続された心線を備えたケーブル22とを有する測定部20と、ケーブル22によって測定部20が着脱可能に接続される装置本体10と、装置本体10に設けられケーブル22を介して温度検出素子21から装置本体10に入力される検出信号に基づいて温度測定値を求める変換器11と、ケーブル22の特性に応じて検出信号と温度測定値とを関係付けるための変換情報を変換器11に提供する変換情報提供手段12と、を有し、変換器11は、変換情報を用いて、装置本体10に接続された測定部20の温度検出素子21から入力された検出信号に基づき、該測定部20のケーブル22の特性に応じた温度測定値を求める構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、温度検出素子を有する温度センサ、又は温度検出素子を組み込んだpHセンサ、イオンセンサ、ORPセンサ若しくは電気伝導率センサなどとされる測定部が装置本体に対して着脱可能な測定装置に関するものである。
従来、温度検出素子として測温抵抗体を用いた温度センサが広く用いられている。測温抵抗体は、電気抵抗値が温度に応じて変化するものであり、このことを利用して温度を測定することができる。測温抵抗体としては、白金、ニッケル、銅などの金属、或いはサーミスタなどが用いられる。
温度センサは、単体で用いられる他、pHセンサ、イオンセンサ、ORPセンサ又は電気伝導率センサなどに内蔵されて、温度測定値により温度補償をするなどのために使用されている。
測温抵抗体を用いた温度センサとしては、4線式のものが広く用いられており、これはケーブルの心線(導線)自体の電気抵抗値が温度センサの測定値に影響を及ぼさないようになっている。
しかしながら、4線式の温度センサは、ケーブルの心線数が多く、ケーブルの断面積が大きくなってしまうことがある。特に、温度センサがpHセンサ等に組み込まれた測定部(プローブ)については、ケーブルの断面積が非常に大きくなってしまい、スペースや操作性の点で問題となることがある。
そこで、測温抵抗体を用いた温度センサとして4線式に代えて、心線数を減らした2線式のものを採用することが考えられるが、2線式のものでは、ケーブルの心線自体の電気抵抗値によって温度センサの測定値が影響を受けてしまう問題がある。
測定部と装置本体との間の距離が短い場合には問題とならないことが多いが、測定部と装置本体との間の距離が長く、ケーブルが長い場合には、ケーブルの心線自体の電気抵抗値が温度センサの測定値に与える影響は大きくなるため、その誤差を補正する必要性は高い。
従来は、2線式の温度センサを用いる場合に、より精密な測定が必要なときは、一般に、手計算によってケーブル又はその心線の長さ(以下、単に「ケーブルの長さ」という。)から温度を補正することを行っている。
しかしながら、上述のような手計算による補正は、煩雑であり、又誤りの原因にもなる。特に、ケーブルの長さの異なる複数種類の測定部を装置本体に着脱可能な測定装置においては、ケーブルの長さに応じて上述のような手計算による補正を行うことは、非常に煩雑であり、又誤りも発生させ易くなる。
ここで、特許文献1は、電気伝導率測定用の測定セルと温度測定素子とを備えた検出器を有する導電率計において、温度測定素子の両端を短絡する短絡スイッチを有し、この短絡スイッチにより温度測定素子の両端を短絡して測定した温度測定ケーブルの抵抗値を導電率測定ケーブルの抵抗値と見なし、導電率測定時の抵抗値から導電率測定ケーブルの抵抗値を減じて溶液抵抗値を求め、その溶液抵抗値から導電率を算出する方法が開示されている。
特許文献1に記載の方法によれば、温度測定ケーブルの電気抵抗値を求めることができるが、装置構成が複雑化するので好ましくない。
尚、以上では、ケーブルの長さの違いによる温度測定値の誤差について説明したが、長さが同じでもケーブルの心線の単位長さ当たりの電気抵抗値に係る特性(断面積など)の違いによる誤差、或いはこれら両方が異なる場合の誤差についても同様のことが言える。
特開2003―66077号公報
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたもので、より簡易に、温度検出素子を備えた測定部のケーブルの特性に応じて、より正確な測定値を得ることのできる測定装置を提供することを目的とする。
上記目的は本発明に係る測定装置にて達成される。要約すれば、本発明は、温度検出素子と前記温度検出素子に接続された心線を備えたケーブルとを有する測定部と、前記ケーブルによって前記測定部が着脱可能に接続される装置本体と、前記装置本体に設けられ前記ケーブルを介して前記温度検出素子から前記装置本体に入力される検出信号に基づいて温度測定値を求める変換器と、前記ケーブルの特性に応じて前記検出信号と前記温度測定値とを関係付けるための変換情報を前記変換器に提供する変換情報提供手段と、を有し、前記変換器は、前記変換情報を用いて、前記装置本体に接続された前記測定部の前記温度検出素子から入力された前記検出信号に基づき、該測定部の前記ケーブルの特性に応じた前記温度測定値を求めることを特徴とする測定装置である。
本発明の一実施態様によると、前記ケーブルの特性に係る特性情報を前記変換器に提供する特性情報提供手段として、前記測定部に、前記特性情報が記憶された測定部側記憶媒体が設けられている。他の実施態様によると、前記ケーブルの特性に係る特性情報を前記変換器に提供する特性情報提供手段として、前記装置本体に、操作者によって前記特性情報を入力するための入力手段が設けられている。他の実施態様によると、前記ケーブルの特性に係る特性情報を前記変換器に提供する特性情報提供手段として、前記測定部に、前記特性情報が付帯されたスイッチ、アナログスイッチ、抵抗器、コンデンサなどの物理量若しくは状態変更手段;電圧発生器、電流発生器、光発生器などの物理量発生手段;物理的形状変化;又はバーコードから成る群から選択される情報提示手段が設けられており、前記装置本体には更に、前記情報提示手段に付帯された前記ケーブルの特性に係る情報を認識するための認識手段が設けられている。
本発明の一実施態様によると、前記変換情報提供手段は、前記装置本体が有する本体側記憶媒体である。好ましい一実施態様によると、前記変換情報は、前記ケーブルの特性と、前記変換器による前記検出信号から前記温度測定値を求める処理過程において前記ケーブルの特性に応じて処理値から差し引くべき値に係る情報と、の関係を示す情報を含み、前記変換器は、該関係に基づいて前記ケーブルの特性に応じた誤差分が差し引かれた前記温度測定値を求める。又、他の好ましい一実施態様によると、前記変換情報は、前記ケーブルの特性毎の前記検出信号と前記温度測定値との関係を示す情報であり、前記変換器は、前記ケーブルの特性に応じて前記本体側記憶媒体から提供された前記ケーブルの特性に応じた前記検出信号と前記温度測定値との関係を示す情報を用いて前記温度測定値を求める。
本発明の一実施態様によると、前記変換情報提供手段は、前記測定部が有する測定部側記憶媒体である。好ましい一実施態様によると、前記変換情報は、前記ケーブルの特性と、前記変換器による前記検出信号から前記温度測定値を求める処理過程において前記ケーブルの特性に応じて処理値から差し引くべき値に係る情報と、の関係を示す情報を含み、前記変換器は、該関係に基づいて前記ケーブルの特性に応じた誤差分が差し引かれた前記温度測定値を求める。他の好ましい一実施態様によると、前記変換情報は、前記ケーブルの特性に応じた前記検出信号と前記温度測定値との関係を示す情報であり、前記変換器は、前記測定部側記憶媒体から提供された前記ケーブルの特性に応じた前記検出信号と前記温度測定値との関係を示す情報を用いて前記温度測定値を求める。
本発明の一実施態様によると、前記装置本体は、前記変換情報を、前記測定部側記憶媒体に記憶させる書き込み手段を有する。
本発明の一実施態様によると、前記装置本体は、前記変換情報を、前記装置本体の外部の情報伝達媒体から取り込む取り込み手段を有する。好ましい一実施態様によると、(a)前記情報伝達媒体は前記装置本体に取り外し可能に接続される着脱可能記憶媒体であり、前記取り込み手段は前記着脱可能記憶媒体から情報を読み取る読み取り手段であるか、又は、(b)前記情報伝達媒体は前記装置本体の外部の機器と前記装置本体とを通信可能に接続する通信手段であり、前記取り込み手段は前記通信手段を介して送信された情報を受信する受信手段である。
本発明の一実施態様によると、前記装置本体は、前記変換情報を、操作者によって入力するための変換情報入力手段を有する。
本発明の一実施態様によると、前記ケーブルの特性は、前記ケーブル若しくは前記心線の長さ、前記心線の単位長さ当たりの電気抵抗値に係る特性、又はこれらの両方である。又、本発明の他の実施態様によると、前記ケーブルの特性は、当該測定部における前記心線の電気抵抗値である。
本発明によれば、より簡易に、温度検出素子を備えた測定部のケーブルの特性に応じて、より正確な測定値を得ることができる。
以下、本発明に係る測定装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
1.測定装置の全体構成
図1は、本発明に係る測定装置の一実施例を示す概略ブロック図である。本実施例では、測定装置1は、溶液の電気伝導率の測定に用いられる電気伝導率測定装置とされる。
本実施例では、測定装置1は、電極法によって溶液の電気伝導率を測定するように構成される。即ち、測定装置1は、装置本体10と、温度センサと電気伝導率測定電極(電気伝導率セル)とが一体的に組み合わせており装置本体10に対して着脱可能な測定部(電気伝導率センサ)20と、を有する。
更に説明すると、装置本体10は、測定装置1の動作を統括的に制御し、検出信号から測定値を求めるコントローラ11(変換器,信号処理手段,制御手段)を有する。又、装置本体10には、コントローラ11に接続された、所定のプログラムやデータを記憶する本体側記憶媒体12、測定部20を接続するための本体側コネクタ13、電気伝導率測定用電源や検出信号の増幅回路等を備えた電気伝導率検出回路14、温度測定用電源や検出信号の増幅回路等を備えた温度検出回路15、電気伝導率又は温度の検出信号をアナログ−デジタル変換(A/D変換)するアナログ−デジタル変換器(A/D変換器)16、測定値や各種設定値等を表示する表示部17、測定操作や校正操作の開始又は停止の指示或いは各種設定値を入力する入力手段としての操作部18などが設けられている。操作部18には、データを入力するためのキーなどが設けられている。この他、装置本体10には、外部電源が接続され装置本体10の各部に作動電力を供給する電源回路等が設けられている。
測定部20は、温度センサ21と、一対の電極(白金黒メッキ電極)24a、24bから成る電気伝導率セル24と、温度センサ21及び電気伝導率セル24をそれぞれ装置本体10に接続するための対応する心線を備えたケーブル22と、ケーブル22の端部に設けられ測定部20を装置本体10に対して着脱可能に接続するための測定部側コネクタ23と、を有する。
温度センサ21は、温度検出素子として測温抵抗体を用いるものであり、特に、本実施例では、測温抵抗体としてサーミスタを用いる。温度検出素子としての測温抵抗体としては、この他、白金、ニッケル、銅などの金属を用いることもできる。又、本実施例では、温度センサ21は、2線式のものである。
このように、本実施例では、測定装置1は、温度検出素子としてのサーミスタとサーミスタに接続された導電体で形成された心線(導線)を備えるケーブル22とを有する測定部20と、ケーブル22によって測定部20が着脱可能に接続される装置本体10と、装置本体10に設けられケーブル22を介して温度検出素子から装置本体10に入力される検出信号に基づいて温度測定値を求める変換器としてのコントローラ11と、を有する。
電気伝導率を測定する際には、測定部20がビーカー等の容器6内に収容された被測定溶液61に浸漬される。そして、電気伝導率測定用の交流電源から、ケーブル22内の対応する心線を介して測定部20の電極24a、24b間に交流電圧が印加されて、その時流れる電流がケーブル22内の対応する心線を介して装置本体10の電気伝導率検出回路14で検出される。又、この時、温度センサ21には、温度測定用の直流電源から、ケーブル22内の対応する心線を介して直流電圧が印加されて、被測定溶液61の温度に対応するサーミスタの電気抵抗値に応じた温度センサ21の出力信号がケーブル22内の対応する心線を介して装置本体10の温度検出回路15で検出される。そして、電極24a、24b及び温度センサ21からの出力信号は、それぞれ電気伝導率検出回路14、温度検出回路15によって適当に増幅等された後、A/D変換器16に入力され、ここでA/D変換されてコントローラ11に入力される。
コントローラ11は、検出値にセル定数や温度などの補正を加えて電気伝導率を算出し、例えば装置本体10に設けられた表示部17において電気伝導率を表示させる信号を出力する。尚、本実施例では、測定部20は2つの電極を有するが、より多くの電極を有していてもよい。
コントローラ11は、測定値を、下記式(1)、
kT=kt/{1+α/100×(t−T)} ・・・(1)
(但し、Tは基準温度[℃]、tは溶液の温度[℃]、kTは電気伝導率[S/m]のT℃換算値、ktはt℃における電気伝導率[S/m]、αは溶液の温度係数[%])
に基づいて基準温度Tでの電気伝導率に換算する。基準温度Tは、例えば25℃である。又、一般の用途では、温度係数αを2.00%とすることで十分な精度で電気伝導率を測定することができる。
2.温度測定値の誤差の補正
次に、本実施例の測定装置1における温度センサ21による温度測定値の誤差の補正について説明する。
前述のように、測温抵抗体を用いた2線式の温度センサ21では、ケーブル22の心線の電気抵抗値によって測定値が影響を受ける。特に、ケーブル22の長さが長い場合(例えば、10mを超えるようなケーブル)、ケーブル22の心線自体の電気抵抗値が測定値に与える影響は大きい。
一例として、ケーブル22が備える温度センサ21用の心線の電気抵抗値が約3.65Ω/10m(365Ω/km)であり、温度センサ21のサーミスタの電気抵抗値と温度測定値との関係が2.1kΩで25℃、0.2078kΩで90℃である場合を考える。この場合、ケーブル22の長さが10mであるとき、25℃の被測定溶液の温度を測定すると、サーミスタと心線との合成抵抗は、次式、
2.1kΩ+3.65Ω×2=2.1073kΩ
で計算され、対応する温度測定値は24.93℃となり、約0.3%の誤差が生じる。又、90℃の被測定溶液の温度を測定すると、サーミスタと心線との合成抵抗は、次式、
0.2078kΩ+3.65Ω×2=0.2151kΩ
で計算され、対応する温度測定値は88.82℃となり、約1.3%の誤差が生じる。
このように、ケーブル22の特性、ここでは長さの違いが、温度測定値に与える影響が無視できなくなることがある。
又、装置本体10に対して、ケーブル22の特性、ここでは長さの異なる複数種類の測定部20が着脱可能である場合には、それぞれの測定部20に応じた測定値の補正が必要となる。
そこで、本実施例では、測定装置1に、ケーブル22の特性に応じて温度センサ21からの検出信号と温度測定値とを関係付けるための情報(変換情報)をコントローラ11に提供する変換情報提供手段を設ける。そして、コントローラ11は、この変換情報提供手段によって提供された変換情報を用いて、装置本体10に接続された測定部20の温度センサ21から入力された検出信号に基づき、その測定部20のケーブル22の特性に応じた温度測定値を求める。
又、本実施例では、測定部20に、ケーブル22の特性に係る情報(特性情報)をコントローラ11に提供する特性情報提供手段を設ける。
特に、本実施例では、特性情報提供手段はケーブル22の特性に係る情報が記憶された測定部20が有する測定部側記憶媒体25である。又、本実施例では、変換情報提供手段は、装置本体10が有する本体側記憶媒体12である。
そして、コントローラ11は、測定部側記憶媒体25に記憶された特性情報に応じて、本体側記憶媒体12から提供された変換情報を用いて、装置本体10に接続された測定部20の温度センサ21の出力電圧値に基づき、該測定部20のケーブル22の特性に応じて補正した温度測定値を求める。
測定部側記憶媒体25としては、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory:電気的消去書き込み可能な読み出し専用メモリ)、フラッシュメモリ、電池バックアップ付きRAM、EPROM、ワンタイムROM、メモリ付きCPUなどを使用することができる。本実施例では、EEPROMを用いた。測定部側記憶媒体25は、例えば、図1、図2(a)に示すように測定部22の電極24a、24b、温度センサ21等が支持された測定部本体20aの端部に設けられたカバー内のプリント基板に取り付けることができる。或いは、測定部側記憶媒体25は、図2(b)に示すように本体側コネクタ13にケーブル22を接続するための測定部側コネクタ23内のプリント基板に取り付けることができる。或いは、測定部側記憶媒体25は、ケーブル22に設けられたプリント基板に取り付けることができる。これにより、コントローラ11は、測定部20が装置本体10に接続された状態で、所定のタイミングで、ケーブル22が備える対応する信号線や測定部側コネクタ23が備える対応する接点を介して、測定部側記憶媒体25に記憶された情報を読み込むことができる。
本実施例では、測定部側記憶媒体25には、ケーブル22の特性に係る情報として、ケーブル22の長さに係る情報を記憶させる。特に、本実施例では、ケーブル22の長さに係る情報としては、ケーブル22の長さ自体を示す情報を記憶させる。
又、測定部側記憶媒体25が記憶する情報は、測定部20の製造時や工場出荷時に測定部側記憶媒体25が測定部20に組み込まれた状態で、或いは製造時に測定部側記憶媒体25が単体又は他の要素と一緒に未だ測定部20に組み込まれていない状態で、測定部側記憶媒体25に記憶させることができる。
本体側記憶媒体12としては、EEPROM、フラッシュメモリ、電池バックアップ付きRAM、EPROM、ワンタイムROM、メモリ付きCPUなどを使用することができる。本実施例では、EEPROMを用いた。コントローラ11は、所定のタイミングで本体側記憶媒体12に記憶された情報を読み込むことができる。
尚、本実施例では、温度センサ21の出力電圧値は、サーミスタから、ケーブル22内の対応する心線、測定部側コネクタ23、本体側コネクタ13を介して温度検出回路15によって検出され、信号がA/D変換器16で処理されて、該出力電圧値を示すデジタル情報としてコントローラ11に入力された値である。
次に、温度測定値を補正する手順についてより具体的に説明する。
先ず、コントローラ11は、A/D変換器16により変換された出力電圧値から一度、ケーブル22の心線自体の電気抵抗値を含めた電気抵抗値に変換する。本実施例では、温度センサ21として2線式のものを使用している。従って、ケーブル22の心線自体の電気抵抗値Rは、下記式(2)に示すように、ケーブル22の心線自体の単位長さ当たりの電気抵抗値とケーブル22の長さを乗じた後に、これを2倍することによって求められる。
R=Rk×L×2 ・・・(3)
(但し、Rkはケーブルの心線の単位長さあたりの電気抵抗値[Ω/m]、Lはケーブルの長さ[m])
そして、コントローラ11は、一度ケーブル22の心線自体の電気抵抗値を含めたものとして変換された電気抵抗値から、上述のようにして求められるケーブル22の心線自体の電気抵抗値を差し引いた電気抵抗値を、サーミスタの電気抵抗値として求める。
次に、コントローラ11は、上述のようにして求めたサーミスタの電気抵抗値から温度測定値への変換を行う。この場合、サーミスタの電気抵抗値の大きさの範囲によって変換式を何種類かに分けるようにすることができる。本実施例では、サーミスタの電気抵抗値の大きさの範囲と、それに対応する変換式との関係が対応付けられるように、当該関係式を本体側記憶媒体12に記憶させた。
コントローラ11は、上述のようにして求めたサーミスタの電気抵抗値が該当する範囲内に対応する変換式を読み込んで、その変換式を用いて変換することによって、温度測定値を求めることができる。この値が、ケーブル22の長さに応じて補正された温度測定値となる。
このように、本実施例では、測定部側記憶媒体25に、特性情報として、当該測定部20のケーブル22の長さを示す情報が記憶されている。そして、本体側記憶媒体12には、変換情報として、装置本体10に着脱可能な測定部20のケーブル22に対応する、ケーブル22の心線の単位長さ当たりの電気抵抗値とケーブル22の長さからケーブル22の心線自体の電気抵抗値を求めるための情報(演算式)、並びに、ケーブル22の心線自体の電気抵抗値を差し引いたサーミスタの電気抵抗値を求めるための情報(演算式)が記憶されている。即ち、本実施例では、変換情報は、ケーブル22の特性(本実施例では、長さ)と、変換器としてのコントローラ11による検出信号から温度測定値を求める処理過程においてケーブル22の特性に応じて処理値から差し引くべき値に係る情報(本実施例では、温度センサ21の出力電圧値から求まる電気抵抗値から差し引くべき、ケーブル22の長さに応じたケーブル22の心線自体の電気抵抗値の情報)と、の関係を示す情報を含む。そして、変換器としてのコントローラ11は、該関係を用いてケーブル22の特性に応じた誤差分が差し引かれた温度測定値(補正値)を求める。更に、本実施例では、本体側記憶媒体12には、変換情報として、サーミスタの電気抵抗値の範囲毎に、サーミスタの電気抵抗値から温度測定値を求めるための情報(演算式)が記憶されている。
尚、ケーブル22の心線自体の電気抵抗値を求めるための上述のような演算式の代わりに、ケーブル22の長さと、それに対応するケーブル22の心線の電気抵抗値とが関係付けられた、予め作成されたデータテーブルを本体側記憶媒体12に記憶させるようにしてもよい。又、サーミスタの電気抵抗値と温度測定値との関係を示す情報としては、上述のような演算式の代わりに、予め作成されたデータテーブルを本体側記憶媒体12に記憶させるようにしてもよい。又、温度センサ21の検出信号と温度測定値との関係を示す情報としては、サーミスタの電気抵抗値と温度測定値とが関係付けられたものの他、温度センサ21の出力信号がA/D変換器16で変換された出力電圧値等の任意の形態の検出信号と温度測定値とが関係付けられたものであってよい。
コントローラ11は、電気伝導率を測定する際に、上述の式(1)に従って電気伝導率を算出するあたり、被測定溶液の温度として、上述のようにして測定部20のケーブル22の長さに応じて求められた温度測定値を用いる。コントローラ11は、併せて、当該温度測定値を表示部17において表示させる信号を出力してもよい。
コントローラ11は、測定毎に測定部側記憶媒体25から情報を読み取ってもよいが、測定部側記憶媒体25から一旦読み取った情報を本体側記憶媒体12に記憶して、例えば装置本体10の電源がオフとされるまで或いは測定部20が交換されるまで、一旦読み取って本体側記憶媒体12に記憶した情報を用いるようにしてもよい。
特性情報提供手段は、コスト、或いは情報伝達の容易さ、更には付帯させることの可能な情報量などの点で、本実施例のように、好ましくは、電子的なメモリとされる記憶媒体である。この記憶媒体は、装置本体との間で無線にて通信可能な非接触型のものであってもよい。特性情報提供手段が記憶媒体である本実施例では、コントローラ11は、その記憶内容を読み込み、認識する手段の機能を有する。
ここで、本実施例では、上述のように、ケーブル22の長さからケーブル22の心線自体の電気抵抗値を求め、温度センサ21の出力電圧値から変換された電気抵抗値からケーブル22の心線自体の電気抵抗値を差し引くことでサーミスタの電気抵抗値を求め、そしてこのサーミスタの電気抵抗値を温度測定値に変換した。別法として、変換情報として、ケーブル22の特性毎の検出信号と温度測定値との関係を示す情報を、本体側記憶媒体12に記憶させることができる。そして、コントローラ11は、測定部側記憶媒体25に記憶された特性情報に応じて本体側記憶媒体12から提供された、ケーブル22の特性に応じた検出信号と温度測定値との関係を示す情報を用いて、測定装置10に接続された測定部20の温度センサ21から入力された検出信号に基づき、該測定部20のケーブル22の特性に応じた温度測定値を求めることができる。例えば、本体側記憶媒体12には、変換情報として、ケーブル22の長さに係る情報毎に、測定部20の温度センサ21の出力電圧値と温度測定値とが関係付けられた情報を記憶させることができる。即ち、測定部側記憶媒体25には、特性情報として当該測定部20のケーブル22の長さを示す情報が記憶される。そして、本体側記憶媒体12には、装置本体10に着脱可能な測定部20のケーブル22の長さを示す情報毎に対応付けられて、温度センサ21の出力電圧値と温度測定値とが関係付けられたデータテーブルが記憶される。コントローラ11は、このデータテーブルを用いてケーブル22の長さに応じた温度測定値(補正値)を求める。この場合、コントローラ11は、測定部側記憶媒体25からケーブル22の長さを示す情報を読み取って、その長さを認識する。そして、コントローラ11は、認識したケーブル22の長さに対応する、出力電圧値と温度測定値との関係を示すデータテーブルを選択し、選択したデータテーブルを用いて、温度検出回路15から入力される出力電圧値に対応する温度測定値を読み込む。
尚、測定部側記憶媒体25には、特性情報たるケーブル22の長さに係る情報として、ケーブル22の長さ自体を示す情報ではなく、ケーブル22の長さに応じた測定部20の種類・型式・製造番号等の識別情報を記憶させることができる。即ち、特性情報は、コントローラ11がそれを認識して、装置本体20に接続された測定部20のケーブル22の特性(本実施例では長さ)に応じて測定値を補正できるようにする情報であればよい。特性情報としてケーブル22の長さに応じた測定部20の種類・型式・製造番号等の識別情報を用いる場合には、当該識別情報からケーブル22の特性(本実施例では長さ)自体を認識できるように、変換情報の一部として当該特性と当該識別情報とを対応付けるための情報を、例えば、データテーブルとして本体側記憶媒体12に記憶させることができる。そして、コントローラ12が、そのデータテーブルを用いて、識別情報からケーブル22の長さを認識することができる。或いは、上述の別法のようにケーブル22の特性(本実施例では長さ)自体と、ある情報とが対応付けられたデータテーブルを用いる態様に関しては、当該特性自体の代わりに、識別情報と、その対応付けられるべき情報とが対応付けられたデータテーブルを用いることができる。
3.変換情報提供手段の設定
ここで、上述のような変換情報提供手段としての本願側記憶媒体12に記憶される変換情報(演算式やデータテーブル)は、使用者が使用を開始する前に予め、製造時や工場出荷時に本体側記憶媒体12が装置本体10に組み込まれた状態で、或いは製造時に本体側記憶媒体12が単体又は他の要素と一緒に未だ装置本体10に組み込まれていない状態で本体側記憶媒体12に記憶させることができる。
又、変換情報は、その全部又は一部を、操作者が入力手段(変換情報入力手段)としての装置本体10の操作部18のキー(操作キー)を用いて入力して、本体側記憶媒体12に記憶させることができる。又、変換情報は、その全部又は一部を、PC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器において作成して、或いはPC等の外部機器においてネットワークを介して他の機器からダウンロードして、通常は一旦その外部機器の有する記憶手段に記憶した後、装置本体10の外部の情報伝達媒体を介してその情報を装置本体10に伝達し、本体側記憶媒体12に記憶させるようになっていてもよい。
これにより、装置本体10に接続可能な測定部20の増加や設計変更等により、変換情報を変更、更新する必要が生じた場合などにも容易に対応できる。特に、PC等で作成したりダウンロードしたりした変換情報を、一括して装置本体10の外部の情報伝達媒体を介して本体側記憶媒体12に取り込むことで、簡単、迅速、且つ、正確に当該情報の設定を行うことができて好ましい。
例えば、図3に示すように、装置本体10には、コントローラ11に接続された、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)接続が可能な第1のインターフェース部19a、LAN(ローカルエリア・ネットワーク)接続が可能な第2のインターフェース部19bが設けられていてよい。
この場合、変換情報を操作者が装置本体10に設けられたキーを用いて手動操作で個別に入力するのではなく、測定装置1の外部の情報伝達媒体(情報通信又は記憶媒体)から取り込み、変換情報を本体側記憶媒体12に設定・保存する。
ここで、情報伝達媒体は、測定装置1、及びPC等の測定装置1の外部の機器(外部機器)に対して取り外し可能に接続される着脱可能記憶媒体であってよい。又、情報伝達媒体は、測定装置1とPC等の外部機器とを通信可能に接続する通信手段であってよい。
例えば、測定装置1は、装置本体10に、取り込み手段としての読み取り手段であるUSB接続が可能な第1のインターフェース部19aを有する。第1のインターフェース部19aは、コントローラ11に接続されている。第1のインターフェース部19aには、着脱可能記憶媒体としてのUSBメモリ(フラッシュメモリ)2が取り外し可能に接続される。そして、コントローラ11は、第1のインターフェース部19aに接続されたUSBメモリ2から、このUSBメモリ2に予め記憶されている所望の変換情報を、第1のインターフェース部19aを介して取り込み、本体側記憶媒体12に記憶させる。
変換情報は、PC等の外部機器において作成して、通常は、一旦この外部機器の有する(即ち、PC等の外部機器に内蔵されるか又はその外部機器に接続された)ハードディスク等の記憶手段に記憶される。このPC等の外部機器は、読み取り/書き込み手段としてのUSB接続が可能なインターフェース部を有する。この場合、作成する元となるデータは、使用者自身が実験等により求めてもよいが、装置本体10又は測定部20の製造元が資料を提供することができる。変換情報は、例えば外部機器としてのPC等にインストールされた表計算用のソフトウェアのような任意のソフトウェアを用いて入力し、例えばCSV形式のデータテーブルなどとしてPC等の外部機器の有する記憶手段に記憶させることができる。別法として、このような変換情報は、PC等の外部機器において、ネットワーク(LAN、インターネット等)を介して他の機器からダウンロードすることができる。この場合、装置本体10又は測定部20の製造元が当該変換情報をダウンロード可能に提供することができる。
そして、この外部機器の有する記憶手段に記憶された変換情報は、この外部機器にUSBメモリ2を接続することによって、そのUSBメモリ2に書き込むことができる。次いで、上述のように、このUSBメモリ2を外部機器から取り外し、測定装置1に接続して、変換情報をUSBメモリ2から測定装置1に一括で取り込むことができる。
USBメモリ2を用いて本体側記憶媒体12に変換情報を記憶させる動作は、操作者が操作部18に設けられたキーによって開始指示を入力することで開始するようになっていてもよい。或いは、この動作は、USBメモリ2が第1のインターフェース部19aに接続されたことをコントローラ11が認識して自動的に開始するようになっていてもよい。
一方、測定装置1は、本体10に、取り込み手段としての受信手段であるLAN接続が可能な第2のインターフェース部19bを有する。第2のインターフェース部19bは、コントローラ11に接続されている。第2のインターフェース部19bには、通信手段としての情報通信ケーブルであるLANケーブル3の一方の末端が取り外し可能に接続される。例えば、LANケーブル3の他方の末端は、外部機器としてのPC4に取り外し可能に接続される。外部機器としてのPC4は、受信/送信手段としてのLAN接続が可能なインターフェース部を有する。そして、コントローラ11は、PC4の有する記憶手段から、上述のようにしてこの記憶手段に予め記憶されている所望の変換情報を、第2のインターフェース部19bを介して取り込み、本体側記憶媒体12に記憶させる。或いは、PC4において入力する変換情報を、直接、測定装置1の本体側記憶媒体12に書き込むことができる。
LANケーブル3を用いて本体側記憶媒体12に変換情報を記憶させる動作は、操作者がPC4の操作部によって開始指示を入力することで開始するようになっていてよい。或いは、この動作は、測定装置1の操作部18に設けられたキーによって開始指示を入力することで開始するようになっていてもよい。
即ち、変換情報の設定方法は、(i)測定装置1の外部の機器(PC等の外部機器)4を用いて、変換情報を入力する段階と、(ii)該入力された変換情報を情報伝達媒体を介して伝達する段階と、(iii)該伝達された変換情報を測定装置1内に取り込む段階と、(iv)該取り込まれた変換情報を測定装置1内に設けられた本体側記憶媒体12に記憶させる段階と、を有する。
一実施態様では、上記(ii)の伝達する段階は、上記入力された変換情報を、外部機器4内に設けられた書き込み手段によって外部機器4から着脱可能記憶媒体(USBメモリ)2に記憶させることを含み、上記(iii)の取り込む段階は、外部機器4から取り外して測定装置1に接続された着脱可能記憶媒体2に記憶された変換情報を、測定装置1内に設けられた読み取り手段(第1のインターフェース部)19aによって読み取ることを含む。又、他の実施態様では、上記(ii)の伝達する段階は、上記入力された変換情報を、外部機器4内に設けられた送信手段によって、外部機器4と測定装置1とを通信可能に接続する通信手段(LANケーブル)3を通して送信することを含み、上記(iii)の取り込む段階は、通信手段3を通して送信された変換情報を、測定装置1内に設けられた受信手段(第2のインターフェース部)19bによって受信することを含む。
PC等の外部機器によれば、通常、測定装置1に設けられたキーよりも操作性の良い付属のキーボードを用いて、例えば数個〜数十個の設定データから成るデータテーブルも比較的容易に作成することができ、変換情報の作成時間を短縮し、又間違いの発生も少なくすることができる。又、ネットワークから変換情報をダウンロードする場合には、更に変換情報を作成する手間は省ける。
尚、以上では、着脱可能記憶媒体はUSBメモリ2であるものとして説明したが、例えば、メモリーカード(フラッシュメモリ)、フレキシブルディスク、取り外し可能なハードディスクなどのその他の任意の着脱可能記憶媒体を利用することができる。読み取り手段/書き込み手段としてのインターフェース部は、それぞれの態様の記憶媒体に適合するように構成すればよい。又、以上では、情報通信ケーブルは、測定装置1とPC4とに直接接続されたLANケーブルであるものとして説明したが、例えば、RS232Cケーブル、USBケーブル等のその他の任意の情報通信ケーブルを利用することができる。又、上記実施例では通信手段は有線にて接続するものであったが、無線にて接続するものであってもよい。更に、情報通信ケーブルは、測定装置1とPC4とを直接接続することに限定されるものではなく、LANに接続された複数のPC4に接続可能とされていたり、別の単一又は複数の測定装置1に接続可能とされていたりしてよい。又、以上では、測定装置1が、第1、第2のインターフェース部19a、19bの両方を備えている場合を例として説明したが、これらのいずれか一方が設けられていてもよい。
4.効果
上述のように、本実施例によれば、測定部20と装置本体10との間の距離が長く、ケーブルが長い場合、更にはケーブル22の長さの異なる複数種類の測定部20を装置本体10に着脱可能である場合においても、より簡易に、温度センサ21を備えた測定部20のケーブル22の長さに応じてより正確な測定値を得ることができる。
5.変形例
本実施例に対して、以下のような変形例が考えられる。
本実施例では、特性情報はケーブル22の長さに係る情報であり、ケーブル22の長さの違いによる温度測定値の誤差を補正する場合について説明した。しかし、長さが同じでも、ケーブル22の心線の単位長さ当たりの電気抵抗値に係る特性(断面積など)の違い、或いはケーブル22の長さ及びケーブル22の心線の単位長さ当たりの電気抵抗値に係る特性(断面積など)の両方の違いによっても、温度測定値に誤差を生じる。
従って、装置本体10に接続可能な測定部20のケーブル22の長さが一定であり心線の単位長さ当たりの抵抗値が異なる場合には、特性情報は、ケーブル22の心線の断面積を示す情報などの、ケーブル22の心線の単位長さ当たりの電気抵抗値に係る特性を示す情報であってよい。この場合、変換情報は、例えば、ケーブル22の断面積を示す情報などから当該ケーブル22の心線自体の電気抵抗値を求めるための演算式、又はケーブル22の断面積を示す情報などと当該ケーブル22の心線自体の電気抵抗値とが関係付けられたデータテーブルを有していてよい。或いは、変換情報は、ケーブル22の断面積を示す情報など毎の、検出信号と温度測定値との関係を示すデータテーブルなどの情報であってもよい。
又、ケーブル22の長さ、及びケーブル22の心線の単位長さ当たりの電気抵抗値に係る特性(断面積など)の両方が異なる複数種類の測定部20が装置本体に接続可能な場合には、特性情報は、ケーブル22の長さに係る情報、及びケーブル22の単位長さ当たりの電気抵抗値に係る特性(断面積など)を示す情報であってよい。この場合、変換情報は、例えば、ケーブル22の長さに係る情報及びケーブル22の心線の断面積を示す情報などから、当該ケーブル22の心線自体の電気抵抗値を求めるための演算式、又はケーブル22の長さに係る情報とケーブル22の心線の断面積を示す情報などとの組み合わせと、当該ケーブル22の心線自体の電気抵抗値とが関係付けられたデータテーブルを有していてよい。或いは、変換情報は、ケーブル22の長さに係る情報とケーブル22の断面積を示す情報などとの組み合わせ毎の、検出信号と温度測定値との関係を示すデータテーブルなどの情報であってもよい。
又、特性情報は、ケーブル22の長さ、ケーブル22の心線の単位長さ当たりの電気抵抗値に係る特性(断面積など)、又はそれらの両方に応じた、当該測定部20におけるケーブル22の心線の電気抵抗値を示す情報であってもよい。この場合、当該電気抵抗値を示す情報自体を、上記実施例で演算式などにより求めるとして説明したケーブル22の心線自体の電気抵抗値の代わりに用いることで、上記実施例で説明したのと同様にして温度測定値を補正することができる。
尚、ケーブル22の長さに関して前述したのと同様、ケーブル22の心線の単位長さ当たりの電気抵抗値に係る特性(断面積など)自体、ケーブル22の長さ及びケーブル22の心線の単位長さ当たりの電気抵抗値に係る特性(断面積など)自体、又はケーブル22の心線の電気抵抗値自体の代わりに、それらに応じた測定部20の種類・型式・製造番号等の識別情報を測定部側記憶媒体25に記憶させることができる。
以上、本実施例によれば、より簡易に、温度検出素子を備えた測定部20のケーブル22の特性に応じて、より正確な測定値を得ることができる。
実施例2
次に、本発明に係る測定装置の他の実施例について説明する。本実施例の測定装置の基本的な構成及び動作は、実施例1のものと同じである。従って、実施例1のものと同一又はそれに相当する機能、構成を有する要素には同一符合を付して詳しい説明は省略する。
実施例1では、特性情報提供手段は、測定部20が有する測定部側記憶媒体25であった。斯かる態様は、ケーブル22の特性に係る情報を装置本体10側で自動的に読み込み、そして典型的には装置本体10側でケーブル22の特性による温度測定値の誤差を自動的に補正することができるため好ましい。
しかし、本発明は斯かる態様に限定されるものではなく、操作者がケーブル22の特性に係る情報を装置本体10に入力することで、装置本体10側でケーブル22の特性に係る情報を認識するようになっていてもよい。
図1又は図2を参照して、ケーブル22の特性に係る情報として、実施例1で説明したように、例えばケーブル22の長さに係る情報などを、装置本体10に接続された又は接続する測定部20に対応して、操作者が入力手段としての装置本体10の操作部18のキー(操作キー)を用いて入力する。これにより、コントローラ11は、入力されたその情報を認識することができる。そして、コントローラ11は、その認識した情報に応じて、温度測定値の補正をすることができる。
ここで、ケーブル22の特性に係る情報は、測定部20において、測定部本体20aやケーブル22或いは測定部側コネクタ23に記載するなどして付帯させることで使用者に提供することができる。或いは、ケーブル22の特性に係る情報は、測定部20のパッケージ、仕様書、説明書等の印刷物に記載するなどして測定部20とは別個に使用者に提供することができる。
以上、本実施例の構成によっても、より簡易に、温度検出素子を備えた測定部20のケーブル22の特性に応じて、より正確な測定値を得ることができる。
実施例3
次に、本発明に係る測定装置の更に他の実施例について説明する。本実施例の測定装置の基本的な構成及び動作は、実施例1のものと同じである。従って、実施例1のものと同一又はそれに相当する機能、構成を有する要素には同一符合を付して詳しい説明は省略する。
本実施例は、特性情報提供手段が実施例1、2とは更に異なる。
即ち、特性情報提供手段としては、スイッチ、アナログスイッチ、抵抗器、コンデンサなどの物理量若しくは状態変更手段;電圧発生器、電流発生器、光発生器などの物理量発生手段;物理的形状変化;又はバーコードから成る群から選択される情報提示手段を使用することができる。これらの情報提示手段は、例えば、本体側コネクタ13に測定部20のケーブル22を接続するための測定部側コネクタ23に設けることができる。これらの情報提示手段には、ケーブル22の特性に係る情報を予め付帯させておく。
一方、装置本体10側には、情報提示手段に付帯された情報を認識するための認識手段が設けられる。上記各種の情報提示手段に対応して、これを認識可能な認識手段を装置本体10側に設けることができる。例えば、情報提示手段が物理量若しくは状態変更手段である場合、認識手段はその物理量若しくは状態の変化を認識するための手段とし、情報提示手段が物理量発生手段であれば、認識手段はその物理量を受容し識別するための手段とし、情報提示手段が物理的形状変化であれば、その物理的形状変化を識別するための手段とし、更に情報提示手段がバーコードであれば、認識手段はバーコードを識別するための手段とすればよい。
以上、本実施例の構成によっても、より簡易に、温度検出素子を備えた測定部20のケーブル22の特性に応じて、より正確な測定値を得ることができる。
実施例4
次に、本発明に係る測定装置の更に他の実施例について説明する。本実施例の測定装置の基本的な構成及び動作は、実施例1のものと同じである。従って、実施例1のものと同一又はそれに相当する機能、構成を有する要素には同一符合を付して詳しい説明は省略する。
本実施例では、測定部20が有する測定部側記憶媒体25が変換情報提供手段として機能する。
つまり、本実施例では、例えば、変換情報として、その測定部20のケーブル22の心線自体の電気抵抗値を、温度センサ21の出力電圧値から変換された電気抵抗値から差し引くための情報(演算式)を、測定部側記憶媒体25に記憶させることができる。又、変換情報として、ケーブル22の特性に応じた検出信号と温度測定値との関係を示す情報を、測定部側記憶媒体25に記憶させることもできる。即ち、例えば実施例1において説明したケーブル22の特性毎の、検出信号と温度測定値との関係を示す情報のうち、当該測定部20のケーブル22の特性に対応する検出信号と温度測定値との関係を示す情報を、当該測定部20の測定部側記憶媒体25に記憶することに相当する。
そして、本実施例では、装置本体10のコントローラ11は、実施例1において特性情報に応じて本体側記憶媒体12に記憶された変換情報を用いて行ったのと同様にして、測定部側記憶媒体25から読み込まれた当該測定部20のケーブル22の特性に応じた変換情報を直接用いて温度測定値を求める。
ここで、変換情報は、使用者が使用を開始する前に予め、製造時や工場出荷時に測定部側記憶媒体25が測定部20に組み込まれた状態で、或いは製造時に測定部側記憶媒体25が単体又は他の要素と一緒に未だ測定部20に組み込まれていない状態で測定部側記憶媒体12に記憶させることができる。
又、変換情報は、その全部又は一部を、操作者が入力手段としての装置本体10の操作部18のキー(操作キー)を用いて入力して、装置本体10を介して、測定部側記憶媒体25に記憶させることができる。又、変換情報は、その全部又は一部を、PC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器において作成して、或いはPC等の外部機器においてネットワークを介して他の機器からダウンロードして、通常は一旦その外部機器の有する記憶手段に記憶した後、装置本体10の外部の情報伝達媒体を介してその情報を装置本体10に伝達し、装置本体10を介して、測定部側記憶媒体25に記憶させるようになっていてもよい。
即ち、図2を参照して、実施例1において取り込み手段としての第1、第2のインターフェース部19a、19bを用いて本体側記憶媒体12に変換情報を設定したのと同様にして、装置本体10を介して、該装置本体10に接続された測定部20の測定部側記憶媒体25に、変換情報を設定することができる。
この時、装置本体10が備えるコントローラ11は、測定部側記憶媒体25に記憶する変換情報を、該測定部側記憶媒体25に記憶させる書き込み手段として機能する。
尚、実施例1と同様に、装置本体10に本体側記憶媒体12が設けられていれば、測定部側記憶媒体25に記憶させる情報は、この本体側記憶媒体12に一旦記憶させた後に、その記憶した情報を読み込んで測定部側記憶媒体25に書き込んでもよい。
本実施例のように、測定部20が備える測定部側記憶媒体25に、その測定部20自身のための、即ち、その測定部20のケーブル22の特性に即した変換情報を記憶させることによっても、実施例1〜3と同様に、より簡易に、温度検出素子を備えた測定部20のケーブル22の特性に応じて、より正確な測定値を得ることができる。又、本実施例によれば、測定部20の種類の増加や設計変更などにも対応し易い。
以上、本発明を具体的な実施態様に則して説明したが、本発明は上述の実施態様に限定されるものではなく、必要に応じて種々に変形及び変更できるものである。
例えば、上記実施例では、既に温度センサ21に接続されたケーブル、所謂、固有ケーブルについて説明したが、これに限定されるものではなく、新たに追加のケーブルを延長ケーブルとして接続する場合にも本発明の原理を適用することができる。この場合には、既に測定部側記憶媒体25に記憶されている固有ケーブルの長さに該延長ケーブルの長さを加算した値を新たなケーブルの長さに係る情報として記憶させるか、既に記憶されている固有ケーブルの長さに係る情報に付加させて該延長ケーブルの長さを新たなケーブルの長さに係る情報として記憶させるようにすることができる。例えば、延長ケーブルの長さが5m、11m、17mである場合には、これらの長さを加算した値を測定部のケーブルの長さに係る情報として測定部側記憶媒体25に予め記憶させておくことができる。或いは、後で操作者が入力手段としての装置本体10の操作部18のキーを用いて、5m、11m、17mと、使用する延長ケーブルの長さを入力したり、又は該当するケーブルの型式番号等の識別番号を入力したりすることによって、測定部側記憶媒体25に記憶させることができる。そして、この場合、本体側記憶媒体12には、前記測定部側記憶媒体25に記憶された新たな長さに係る情報に応じて温度センサ21の検出信号と温度測定値とを関係付けるための変換情報を記憶させるようにすればよい。
又、上記実施例では、測定装置1の測定結果は、装置本体10に設けられた表示部17で表示するものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、測定結果は、本体10に接続されたプリンタによって印字して出力することができる。又、測定結果は、例えば、本体10と通信可能に接続されたPC等の外部機器に送信して、この外部機器の表示部で表示したり、この外部機器に接続されたプリンタによって印字して出力したりすることができる。
更に、上記実施例では、測定装置1は電気伝導率測定装置であり、測定部20は電気伝導率セル24(電極24a、24b)と温度センサ21とが一体に設けられた電気伝導率センサであった。しかし、本発明は斯かる態様に限定されるものではなく、温度検出素子とこの温度検出素子に接続された心線を備えたケーブルとを有する測定部は、温度検出素子を組み込んだpHセンサ、イオンセンサ、ORPセンサなどのその他の任意の測定プローブであってもよいし、或いは温度検出素子を備えた単体の温度センサであってもよい。
尚、ケーブル又はその心線の長さが温度測定値に与える影響を補正する場合、ケーブル又は心線の長さは、ケーブルそのものの長さで代表することができることが多いが、より精密に心線の長さを基準として補正することもできる。
本発明に係る測定装置の一実施例のブロック図である。 測定部側記憶媒体の取り付け態様を示す部分断面図である。 本発明に係る測定装置の他の実施例のブロック図である。
符号の説明
1 測定装置
10 装置本体
11 コントローラ(変換器)
12 本体側記憶媒体
20 測定部
21 温度センサ
22 ケーブル
23 コネクタ
25 測定部側記憶媒体

Claims (16)

  1. 温度検出素子と前記温度検出素子に接続された心線を備えたケーブルとを有する測定部と、前記ケーブルによって前記測定部が着脱可能に接続される装置本体と、前記装置本体に設けられ前記ケーブルを介して前記温度検出素子から前記装置本体に入力される検出信号に基づいて温度測定値を求める変換器と、前記ケーブルの特性に応じて前記検出信号と前記温度測定値とを関係付けるための変換情報を前記変換器に提供する変換情報提供手段と、を有し、前記変換器は、前記変換情報を用いて、前記装置本体に接続された前記測定部の前記温度検出素子から入力された前記検出信号に基づき、該測定部の前記ケーブルの特性に応じた前記温度測定値を求めることを特徴とする測定装置。
  2. 前記ケーブルの特性に係る特性情報を前記変換器に提供する特性情報提供手段として、前記測定部に、前記特性情報が記憶された測定部側記憶媒体が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記ケーブルの特性に係る特性情報を前記変換器に提供する特性情報提供手段として、前記装置本体に、操作者によって前記特性情報を入力するための入力手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  4. 前記ケーブルの特性に係る特性情報を前記変換器に提供する特性情報提供手段として、前記測定部に、前記特性情報が付帯されたスイッチ、アナログスイッチ、抵抗器、コンデンサなどの物理量若しくは状態変更手段;電圧発生器、電流発生器、光発生器などの物理量発生手段;物理的形状変化;又はバーコードから成る群から選択される情報提示手段が設けられており、前記装置本体には更に、前記情報提示手段に付帯された前記ケーブルの特性に係る情報を認識するための認識手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  5. 前記変換情報提供手段は、前記装置本体が有する本体側記憶媒体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の測定装置。
  6. 前記変換情報は、前記ケーブルの特性と、前記変換器による前記検出信号から前記温度測定値を求める処理過程において前記ケーブルの特性に応じて処理値から差し引くべき値に係る情報と、の関係を示す情報を含み、前記変換器は、該関係に基づいて前記ケーブルの特性に応じた誤差分が差し引かれた前記温度測定値を求めることを特徴とする請求項5に記載の測定装置。
  7. 前記変換情報は、前記ケーブルの特性毎の前記検出信号と前記温度測定値との関係を示す情報であり、前記変換器は、前記ケーブルの特性に応じて前記本体側記憶媒体から提供された前記ケーブルの特性に応じた前記検出信号と前記温度測定値との関係を示す情報を用いて前記温度測定値を求めることを特徴とする請求項5に記載の測定装置。
  8. 前記変換情報提供手段は、前記測定部が有する測定部側記憶媒体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の測定装置。
  9. 前記変換情報は、前記ケーブルの特性と、前記変換器による前記検出信号から前記温度測定値を求める処理過程において前記ケーブルの特性に応じて処理値から差し引くべき値に係る情報と、の関係を示す情報を含み、前記変換器は、該関係に基づいて前記ケーブルの特性に応じた誤差分が差し引かれた前記温度測定値を求めることを特徴とする請求項8に記載の測定装置。
  10. 前記変換情報は、前記ケーブルの特性に応じた前記検出信号と前記温度測定値との関係を示す情報であり、前記変換器は、前記測定部側記憶媒体から提供された前記ケーブルの特性に応じた前記検出信号と前記温度測定値との関係を示す情報を用いて前記温度測定値を求めることを特徴とする請求項8に記載の測定装置。
  11. 前記装置本体は、前記変換情報を、前記測定部側記憶媒体に記憶させる書き込み手段を有することを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載の測定装置。
  12. 前記装置本体は、前記変換情報を、前記装置本体の外部の情報伝達媒体から取り込む取り込み手段を有することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の測定装置。
  13. (a)前記情報伝達媒体は前記装置本体に取り外し可能に接続される着脱可能記憶媒体であり、前記取り込み手段は前記着脱可能記憶媒体から情報を読み取る読み取り手段であるか、又は、
    (b)前記情報伝達媒体は前記装置本体の外部の機器と前記装置本体とを通信可能に接続する通信手段であり、前記取り込み手段は前記通信手段を介して送信された情報を受信する受信手段であることを特徴とする請求項12に記載の測定装置。
  14. 前記装置本体は、前記変換情報を、操作者によって入力するための変換情報入力手段を有することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の測定装置。
  15. 前記ケーブルの特性は、前記ケーブル若しくは前記心線の長さ、前記心線の単位長さ当たりの電気抵抗値に係る特性、又はこれらの両方であることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の測定装置。
  16. 前記ケーブルの特性は、当該測定部における前記心線の電気抵抗値であることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の測定装置。
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