JP2010127520A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】おやすみタイマーが設定されている期間の温度制御に関して、就寝者にとってできるたけ快適な室温に制御すること。
【解決手段】制御部は、おやすみタイマをスタートすると、目標温度を設定温度+0.5℃に設定し、同時に活動量算出を開始。30分後、過去30分の活動量が『小』以下であるため、次の30分は目標温度を0.5℃増加で運転し、さらに30分後、活動量が『小』以上であるため、目標温度を0.5℃低下させ、30分後、活動量が『小』以下なので、目標温度を0.5℃増加させ、この目標温度で運転する。そして、次の30分後、活動量が『大』以上であるため、目標温度を1.0℃低下させ、30分後、活動量が『小』以下なので、目標温度を0.5℃増加させ、この目標温度で運転する。以降は活動量が『小』以下なので30分毎に順次、目標温度を0.5℃ずつ増加させ、この目標温度で運転する。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和機に係わり、より詳細には、おやすみタイマーが設定されている期間の温度制御に関する。
従来、空気調和機のおやすみタイマーが設定されている期間では、図6に示すような温度制御が行われていた。
図6は冷房運転又はドライ運転時の設定温度の時間的変化を示すものである。目標温度を時間の経過に応じて徐々に上昇させるためのおやすみパターンが複数種類(図には3種類)設定されている。おやすみパターンaはおやすみタイマーをセットするときの設定温度が低い場合(例えば、19〜21℃) に選択され、おやすみタイマーのセット時、0.5 時間経過時、1時間経過時及び2時間経過時にそれぞれ設定温度は 0.5℃づつ上昇して2時間経過後に 2.0℃の温度上昇値に到達する。この段階的に上昇する温度幅が上昇温度値である。
おやすみパターンbは設定温度が中位(例えば、21〜24℃) の場合に選択され、おやすみタイマーがセットされたときから0.5 時間経過時、1時間経過時及び2時間経過時に0.5 ℃づつ上昇して2時間経過後は 1.5℃の温度上昇値に到達する。
おやすみパターンcは設定温度が高い場合(例えば24〜26℃) に選択され、おやすみタイマーのセット後1時間経過時及び2時間経過時に設定温度は 0.5℃づつ上昇して2時間経過後 1.0℃の温度上昇値に到達する。
そして、複数のおやすみパターンの中の1個が、おやすみタイマーをセットするときの設定温度に応じて自動的に選択されて設定され、おやすみ運転中の設定温度はおやすみタイマーをセットセットするときの設定温度に対応するおやすみパターンに従って変化するように制御している(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、おやすみタイマー稼働中にも外気温は刻々変化し、これに従って室温も変化する。また、室内で就寝している人の体質(暑がり、寒がり)や着ている衣類、掛け布団の種類など、就寝者を取り巻く種々の条件により、適正な室温、つまり、室内機が目標とする温度は時間の経過も含めて微妙に変化する。
これら就寝者の種々の条件、時間(外気温の変化)などが、選択されたおやすみパターンと乖離した場合、就寝者にとっては寝苦しい状態となって目が覚めてしまい、再度、温度設定をやりなおして就寝することになる場合があった。
特許第3100270号公報(第2頁、図1)
本発明は以上述べた問題点を解決し、おやすみタイマーが設定されている期間の温度制御に関して、就寝者にとってできるたけ快適な室温に制御することを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するため、ユーザーが指定した指定時間の経過後に運転を停止すると共に、前記指定時間内で所定時間毎に段階的に室温の目標温度を変化させるおやすみタイマ機能を制御する制御手段を備えた空気調和機において、
前記ユーザーの動きを検知する検知手段を設け、
前記制御手段は、前記おやすみタイマ機能を制御中に、前記検知手段が検知した検知信号に基づいて前記ユーザーの活動量を算出し、同算出した活動量に対応させて前記目標温度を補正する。
また、前記制御手段は単位時間毎の前記活動量の算出を単位時間間隔で繰り返して実施し、同算出した活動量に対応して補正された前記目標温度で次の単位時間内の室温を制御する。
もしくは、前記制御手段は単位時間毎の前記活動量の算出を単位時間間隔で繰り返して実施し、同算出した活動量に対応して補正された前記目標温度で室温を制御すると共に、最後に前記目標温度を補正した時刻から前記所定時間の間だけ前記目標温度の変更がないことを確認した後、次の段階へ室温の目標温度を変化させる。
以上の手段を用いることにより、本発明による空気調和機によれば、
請求項1に係わる発明は、活動量に対応して目標温度を補正する処理を行う構成であるため、就寝者の種々の条件、時間(外気温の変化)などで就寝者が寝苦しいと感じて活動量が増加したことを検知して安眠できるように目標温度を補正するので、快適性を向上できる。
請求項2に係わる発明は、前述のように就寝者の快適性を向上できると共に、活動量の算出期間と、この活動量と対応する目標温度で空気調和機を運転する時間とが同じため、活動量に比例して目標温度を制御し、比較的正確な温度制御を行うことができる。
請求項3に係わる発明は、活動量の増加により目標温度を補正した後、段階的に目標温度を変更する所定期間だけ活動量を監視し、所定期間内に一定量の活動量が認められない場合にのみ、目標温度を1段階だけ変化させるため、請求項2に対して活動量の増加による目標温度補正を迅速に反映させることができる。
また、目標温度を補正した後、必ず一定時間だけ活動量の監視を行うため、補正された目標温度の室温へのフィードバックが適正かどうかを判断することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1(A)は空気調和機の室内機20と室外機30との要部ブロックを示しており、図1(B)はリモコン10の斜視図を示している。
図1(A)に示すように室内機20は、リモコン1から送信される赤外線信号を受信するリモコン受信部21と、室内の温度を検知する室温センサ27と、室温センサ27の検知信号を入力する室温センサ入力部25と、室外機30と通信を行う通信部22と、赤外線により人の動作を検知する赤外線センサ28と、送風ファンモータ23と、上下風向板の角度調節を行うステッピングモータ24と、これらを制御する制御部26とを備えている。なお、赤外線センサ28は人の動きを検知する検知手段であり、制御部26はマイコンとその制御プログラムとを備えた制御手段である。
図1(B)のリモコン1は表示部3とキー操作部2とを備えており、キー操作部2を操作することにより、この操作と対応する赤外線信号が出力される。室内機20は、この赤外線信号による指示に従って空気調和機を運転する。そして、このリモコン1にはおやすみタイマを設定する機能があり、冷房や除湿、暖房の各運転をこのおやすみタイマで設定された時間経過後に運転を自動停止するようになっている。なお、暖房運転の場合はユーザーが設定した設定温度に従って、指定時間後に運転停止となるだけであるが、冷房や除湿の場合は、背景技術で説明したように時間の経過と共に、設定温度から徐々に室温を高めるように制御を行う。
この実施例では赤外線センサ28を室内機20に備えており、人体が発する熱を検知することにより、室内機20が設置された室内で人のいる場所や人の動きを検知することができる。このため、人体の表面温度を検知し、この温度に適する温度に室温を制御したり、人のいる方向に送風することができる。このため、制御部26は常に人体の動きと人体の表面温度とを監視している。
一方、おやすみタイマがユーザーにより設定され、おやすみタイマ運転が開始されると制御部26は、赤外線センサ28から入力される人体の表面温度の急激な変化や、人体から発する熱による熱源の移動などにより、人体の活動量を算出・積算する。つまり、人体の表面温度の急激な変化は寝具の移動によるものであり人体の活動の結果を示し、また、人体から発する熱による熱源の移動は手足の移動や、寝返りなどの活動を示すものである。従ってこれらの活動が単位時間内に頻繁に発生すれば、就寝者が寝苦しいことを示すものであり、おやすみタイマによる段階的な室温上昇が就寝者に不快感を与えていると考えられる。
この活動を数値に置き換えて活動量に換算する。具体的には例えば1秒毎に赤外線センサ28を介して人体も含む周辺の熱源の温度分布を面として測定して制御部26内に記憶し、1秒前の状態と今回の状態とを面の同じ場所で比較する。このため、この面をマトリクスで区画して、各マトリクスでの温度差を算出して絶対値として合計し、この値を移動量とする。温度分布の変化がなければ移動量もゼロとなるが、熱を発するもの、つまり、人体が動けば温度分布の変化が発生し、対応する移動量として算出される。
この実施例では活動量として活動の単位時間を30分とし、この30分で検出した人体の移動量を積分して活動量としている。そして、この30毎の活動量を3つのレベルに区分し、活動量が多い順に『大』、『小』、『無』としている。一方、おやすみタイマ機能を実現する制御では、おやすみタイマが設定された時点から、0.5時間(30分)毎に、おやすみタイマが設定された時点の設定温度を基準として、0.5℃ずつ制御すべき目標の温度を上昇させて室温を制御するようになっている。この時に制御の目標とする温度が目標温度である。従って、特に他の制御がなければ、目標温度=設定温度+0.5℃×Nとなる。ここでNは1から始まる整数であり、30分ごとに増加する。
制御部26は、このおやすみタイマの処理を基本的な制御とするが、前述した就寝者の活動量の状態によって、次の30分の目標温度を補正するような制御をおこなう。つまり、就寝者の寝苦しさを解消するように、活動量が『大』ならば、目標温度を1.0℃だけ低下させ、活動量が『小』ならば、目標温度を0.5℃だけ低下させ、活動量が『無』ならば、寝苦しくないと認識し、おやすみタイマの基本的な処理である目標温度を0.5℃だけ上昇させる。
このように、制御部26は、就寝者の活動量によって目標温度を補正しながら、おやすみタイマの終了時間まで、目標温度の補正とこの目標温度に従って室温を制御する。
図2はこの目標温度の変化を示すタイムチャートである。縦軸の上段は設定温度と、そこから補正される目標温度の変化分の温度を0.5℃毎の目盛りで示している。つまり、目標温度=設定温度+温度上昇の変化分になる。一方縦軸の下段は活動量を示しており、上方向が活動量『大』になる。横軸は時間であり、0.5H(30分)毎の目盛りになっている。
制御部26は、おやすみタイマをスタートすると、目標温度を設定温度+0.5℃に設定し、この目標温度で空気調和機を運転する。同時に活動量の算出も開始し、30分が経過すると過去30分の活動量を判断する。つまり、図2の0H〜0.5Hの間の活動量が『小』以下であるため、活動量が小さいので就寝者は安眠であると判断する。このため、次の30分は目標温度を0.5℃だけ増加させて運転する。
そして、30分後、0.5H〜1.0Hの活動量が『小』以上であるため、本来、目標温度を0.5℃増加させる処理を中止し、逆に目標温度を0.5℃だけ低下させる。そして30分運転し、1.0H〜1.5Hの活動量が『小』以下なので、目標温度を0.5℃だけ増加させ、この目標温度で空気調和機を運転する。
そして、次の30分後、1.5H〜2.0Hの活動量が『大』以上であるため、本来、目標温度を0.5℃だけ増加させる処理を中止し、逆に目標温度を1.0℃だけ低下させる。そして30分運転し、2.0H〜2.5Hの活動量が『小』以下なので、目標温度を0.5℃だけ増加させ、この目標温度で空気調和機を運転する。以降は活動量が『小』以下なので30分毎に順次、目標温度を0.5℃ずつ増加させ、この目標温度で空気調和機を運転する。
次に以上説明したおやすみタイマ処理を実現する制御部26の処理手順を図3のフローチャートを用いて説明する。また、図3において、STはステップを表し、これに続く数字はステップ番号を示す。また、図3中の『Y』はYesを、『N』はNoを示している。
おやすみタイマの設定がユーザーによって指示されると制御部26は、ユーザーによって指示された時間でおやすみタイマを起動する(ST1)。なお、おやすみタイマが起動されると、制御部26内の対応するタイマのカウントダウンが開始される。従って制御部26は、このおやすみタイマの値を監視することでおやすみタイマ処理の終了時間を知ることができる。
次に制御部26は、おやすみタイマ処理期間における室温の目標値である目標温度を、ユーザーがおやすみタイマの設定以前に行った通常運転での室温の設定値である設定温度にする(ST2)。これは制御部26内の『目標温度』記憶エリアに『設定温度』の値を書き込むことである。以降、制御部26はおやすみタイマ処理期間中はユーザーにより指示された『設定温度』の値に変えて『目標温度』エリア内に記憶されている温度値に従って室温を制御する。以降の説明において、『目標温度』の増減や設定とはこのエリア内の値を対象にすることを示す。
次に制御部26は、『目標温度』の値に0.5℃を加算する(ST3)。これはおやすみタイマ処理期間中の30分毎に段階的に増加する単位温度である。そして、この30分をカウントする段階タイマを起動する(ST4)。次におやすみタイマの値を確認し、おやすみタイマ終了時間か確認する(ST5)。おやすみタイマ終了時間の場合(ST5−Y)、空気調和機の運転を停止する(ST15)。
一方、おやすみタイマ終了時間でない場合(ST5−N)、運転モードが冷房または除湿か確認する(ST6)。運転モードが冷房または除湿でない場合(ST6−N)、つまり、暖房の場合は段階的な温度変更を実施しないため、ST5へジャンプして、タイマ運転時間のみ管理する。
運転モードが冷房または除湿の場合(ST6−Y)、段階タイマが30分経過したか確認する(ST7)。段階タイマが30分経過していない場合(ST7−N)、活動量の算出を行う(ST8)。これは前述したように、1秒毎に就寝者も含む周辺の温度分布を面として測定し、1秒前後の温度差を面のマトリクス毎に算出、絶対値で合計して移動量とし、この値を1秒毎に累計し、1800秒(30分)で除算して現在の活動量を算出している。そして、ST7へジャンプする。
一方、段階タイマが30分経過した場合(ST7−Y)、過去30分の活動量が算出完了となっているため、この活動量が『大』レベル以上であるか確認する(ST9)。活動量が『大』レベル以上でなければ(ST9−N)、活動量が『小』レベル以上であるか確認する(ST10)。活動量が『小』レベル以上でなければ(ST10−N)、活動量が『無』レベルであるので、ST3へジャンプする。
活動量が『小』レベル以上ならば(ST10−Y)、目標温度から0.5℃を減算する(ST11)。そして設定温度が目標温度よりも大きいか確認する(ST12)。設定温度が目標温度よりも大きい場合(ST12−Y)、目標温度を設定温度にする(ST13)。これはユーザーによって指示された温度以下には制御しないためである。そして、ST4へジャンプする。一方、設定温度が目標温度よりも小さいか等しい場合(ST12−N)、ST4へジャンプする。
また、ST9で活動量が『大』レベル以上の場合(ST9−Y)、目標温度から1.0℃を減算する(ST14)。そしてST12へジャンプする。
以上説明したように、活動量に対応して目標温度を補正する処理を行う構成であるため、就寝者の種々の条件、時間(外気温の変化)などで就寝者が寝苦しいと感じて活動量が増加したことを検知して安眠できるように目標温度を補正するので、快適性を向上できる。
また、活動量の算出期間と、この活動量と対応する目標温度で空気調和機を運転する時間とが同じため、活動量に比例して目標温度を制御し、比較的正確な温度制御を行うことができる。
次におやすみタイマ処理の別の実施例を説明する。なお、制御内容のみ実施例1と異なるため、ハードウェア構成は図1と同じである。
実施例1では過去30分ごとの活動量に対応して次の30分間の目標温度を決定するものであるが、少なくとも30分が経過しないと目標温度を変更しない特性がある。そこで、実施例2ではもう少し早く、例えば3分毎に次の30分間の温度制御を行うようにしている。
このため、この実施例では、過去30分ごとの活動量を算出すると共に、過去3分毎の活動量も算出している。この実施例では3分毎の変化量で次の30分の目標温度を決定しているため、就寝者の状態変化が3分間毎に周期的に繰り返される場合は活動量の変化がないと判定されるロジックとなっている。実際にこのような場合は就寝者が寝返りを定期的に繰り返しているため、寝苦しいと想像される。この状態を補間するため、30分毎の活動量も参照し、この活動量が『小』以上の場合は、現状の目標温度を維持させるようにしている。
図4は実施例2における目標温度の変化を示すタイムチャートである。縦軸の上段は設定温度と、そこから補正される目標温度の変化分の温度を0.5℃毎の目盛りで示している。つまり、目標温度=設定温度+温度上昇の変化分になる。一方縦軸の下段は活動量を示しており、上方向が活動量『大』になる。横軸は時間であり、0.5H(30分)毎の目盛りになっている。
制御部26は、おやすみタイマをスタートすると、目標温度を設定温度+0.5℃に設定し、この目標温度で空気調和機を運転する。同時に3分および30分毎の活動量の算出も開始し、3分毎の活動量を監視する。この3分毎の活動量が『小』レベルを越えないならば何も目標温度の変更は実施しない。30分が経過すると過去30分の活動量を判断する。つまり、0H〜0.5Hの間の活動量が『小』以下である場合、活動量が小さいので就寝者は安眠であると判断する。このため、目標温度を0.5℃だけ増加して運転する。
そして、0.75H頃に3分毎の活動量が『小』を越えたことを検知すると、制御部26は目標温度を0.5℃だけ低下させる。そして、30分間が経過するまで3分毎の活動量を監視する。ここでは、0.75H〜1.25Hの間は3分毎の活動量が『小』を越えていないため、および30分の活動量が『小』レベル以下であるため、目標温度を0.5℃だけ増加して運転する。
同様に1.25H〜1.75Hも活動量が『小』を越えていないため、目標温度を0.5℃だけ増加して運転する。
ところが、2.2H頃に3分間の活動量が『小』を越えたため、目標温度を0.5℃だけ低下させる。さらに、2.3H頃に3分間の活動量が『大』を越えたため、目標温度をさらに0.5℃だけ低下させる。そして、最後の目標温度変更から30分が経過して2.8Hになると、過去30分の活動量を確認し、活動量が『小』レベル以下であるため、目標温度を0.5℃だけ増加して運転する。同様にこの30分後、3.3Hでも目標温度を0.5℃だけ増加して運転する。
3.5Hで3分間の活動量が『小』を越えたので、目標温度を0.5℃だけ低下させる。そして、この状態が0.5H継続したので、4.0Hの時に、目標温度を0.5℃だけ増加して運転するのでなく現状の目標温度を継続させる。これは仕様により、現状の目標温度を継続させるのでなく、さらに、0.5℃だけ目標温度を低下させるようにしてもよい。この後は3分間の活動量と30分間の活動量共に『小』以下であるため、30分毎に目標温度を0.5℃ずつ上昇させて運転している。
ところで、図4の活動量のグラフはなめらかな曲線で記載しているが、前述のように3分間毎に就寝者の移動量を積分して活動量を算出しているため、実際は階段状のグラフとなる。従って、3分前の活動量に従ってそれ以降の目標温度を設定することになる。また、3分間の間に記録される移動量のデータは積分結果を算出した直後に、次の3分間毎の活動量を計測するためデータがクリアされる。目標温度の設定は、この算出された積分結果を用いて実施される。
次に以上説明したおやすみタイマ処理を実現する制御部26の処理手順を図5のフローチャートを用いて説明する。また、図5において、STはステップを表し、これに続く数字はステップ番号を示す。また、図5中の『Y』はYesを、『N』はNoを示している。
おやすみタイマの設定がユーザーによって指示されると制御部26は、ユーザーによって指示された時間でおやすみタイマを起動する(ST21)。なお、おやすみタイマが起動されると、制御部26内の対応するタイマのカウントダウンが開始される。従って制御部26は、このおやすみタイマの値を監視することでおやすみタイマ処理の終了時間を知ることができる。
次に制御部26は、おやすみタイマ処理期間における室温の目標値である目標温度を、ユーザーがおやすみタイマの設定以前に行った通常運転での室温の設定値である設定温度にする(ST22)。これは制御部26内の『目標温度』記憶エリアに『設定温度』の値を書き込むことである。以降、制御部26はおやすみタイマ処理期間中はユーザーにより指示された『設定温度』の値に変えて『目標温度』エリア内に記憶されている温度値に従って室温を制御する。以降の説明において、『目標温度』の増減や設定とはこのエリア内の値を対象にすることを示す。
次に制御部26は、『目標温度』の値に+0.5℃を加算する(ST23)。これはおやすみタイマ処理期間中の30分毎に段階的に増加する単位温度である。そして、この30分をカウントする段階タイマを起動する(ST24)。次におやすみタイマの値を確認し、おやすみタイマ終了時間か確認する(ST25)。おやすみタイマ終了時間の場合(ST25−Y)、空気調和機の運転を停止する(ST34)。
一方、おやすみタイマ終了時間でない場合(ST25−N)、運転モードが冷房または除湿か確認する(ST26)。運転モードが冷房または除湿でない場合(ST26−N)、つまり、暖房の場合は段階的な温度変更を実施しないため、ST25へジャンプして、タイマ運転時間のみ管理する。
運転モードが冷房または除湿の場合(ST26−Y)、段階タイマが30分経過したか確認する(ST27)。段階タイマが30分経過していない場合(ST27−N)、活動量の算出を行う(ST28)。これは前述したように、1秒毎に就寝者も含む周辺の温度分布を面として測定し、1秒前後の温度差を面のマトリクス毎に算出し、絶対値で合計して移動量とし、この値を1秒毎に累計し、1800秒(30分)で除算して30分毎の活動量を算出している。また、この移動量を1秒毎に累計し、180秒(3分)で除算して3分毎の活動量を算出している。なお、この3分毎の活動量の算出が終了しないと、つまり、3分間が経過しないと、このステップを抜けないようにしている。
次に、この3分毎の活動量が活動量が『大』レベルを越えたか確認し(ST29)、3分毎の活動量が『大』を越えていなければ(ST29−N)、次に3分毎の活動量が『小』レベルを越えたか確認し(ST30)、3分毎の活動量が『小』レベルを越えていなければ(ST30−N)、活動量なしと認識し、ST27へジャンプする。
なお、ST29,ST30においては、活動量の増大方向の変化、所謂『立ち上がりのエッジ検出』で判定を行っている。この判定は、例えば『大』レベルを越えたかの判定を行うST29の場合、3分間毎の活動量が前回に『小』または『無』であって、かつ、今回が『大』であるかの判断を行う処理を示す。これ以外の場合、例えば、3分間毎の活動量が前回に『大』であって、かつ、今回が『大』である場合、判定結果はNoになる。
ST29,ST30のステップで『レベル検出』を行うと、同じ活動量が3分以上継続した場合、目標温度がこれに対応して連続的に低下するため、これを防止するため『立ち上がりのエッジ検出』を行っている。これは仕様で決められるべきものあり、例えば活動量を3分間でなく15分間を単位時間とすれば、『レベル検出』で活動量を検出してもよい。本実施例では、寝返りなどの活動は1分程度の一時的なものがほとんどであると考え、3分毎の『立ち上がりのエッジ検出』を行っている。
ステップ毎の説明に戻り、次に、3分毎の活動量が『小』を越えてれば(ST30−Y)、目標温度から0.5℃を減算する(ST31)。そして段階タイマを30分で再起動する(ST32)。次に設定温度が目標温度よりも大きいか確認する(ST33)。設定温度が目標温度よりも大きい場合(ST33−Y)、目標温度を設定温度にする(ST37)。これはユーザーによって指示された温度以下には制御しないためである。そして、ST27へジャンプする。一方、設定温度が目標温度よりも小さいか等しい場合(ST33−N)、ST27へジャンプする。
また、ST29で活動量が『大』レベルを越えた場合(ST29−Y)、目標温度から0.5℃を減算する(ST36)。そしてST32へジャンプする。
一方、段階タイマが30分経過した場合(ST27−Y)、過去30分の活動量が『小』レベル以上であるか確認する(ST35)。活動量が『小』レベル以上でなければ(ST35−N)、連続した活動がないと判断して、1段階だけ目標温度を上昇させるためにST23へジャンプする。活動量が『小』レベル以上ならば(ST35−Y)、連続した活動ありと判断して、目標温度を現状維持とするためにST24へジャンプする。
以上説明したように、活動量の増加により目標温度を補正した後、段階的に目標温度を変更する所定期間、例えば30分だけ活動量を監視し、所定期間内に下限値、例えば『小』レベル以下の場合にのみ、目標温度を1段階だけ増加させるため、実施例1に比較して活動量の増加による目標温度補正を迅速に反映させることができる。
また、目標温度を補正した後、必ず一定時間(30分)だけ活動量の監視を行うため、補正された目標温度の室温へのフィードバックが適正かどうかを判断することができる。つまり、この一定時間(30分)内に活動量が一定量を越えたら、再度、目標温度を変化させて運転をおこなう。
なお、これらの実施例では赤外線センサを用いて活動量を算出しているが、これに限るものでなく、就寝者近辺を撮影できるカメラで動きを検知するような構成でもよいし、活動量の算出を別な方法で行ってもよい。
また、就寝時の活動量としては、冷房の時に布団を被るなどの動作も含まれるため、温度分布で移動量を算出する時に、高い温度から低い温度への変化を移動量として加算しない、または移動量から減算するようにするとよい。同様に暖房時は布団をめくる場合があるため低い温度から高い温度への変化を移動量として加算しない、または移動量から減算するようにするとよい。
また、これらの実施例では冷房や除湿運転の時のおやすみタイマ処理について説明しているが、これに限るものでなく、暖房運転におけるおやすみタイマ処理に適用してもよい。この場合、30分毎に目標温度を低下させる処理になる。
また、これらの実施例では就寝者の活動量に対応して目標温度を補正しているが、これに限るものでなく、一定の活動量を越えた場合に、段階的な温度変化処理自体を中止し、おやすみタイマ処理期間の残り時間を現在の設定温度で運転するようにしてもよい。
また、これらの実施例では段階的に変化させる期間を30分毎としているが、これに限るものでなく、例えば15分毎でもよいし、時間間隔を段階的に変化させ、15分、30分45分、1時間などと徐々に間隔を広げたり、不規則な間隔としてもよい。さらに段階的な温度変化も同様に、設定温度に対して、+0.5℃、+1.0℃、+1.5℃、+2.0℃などのように徐々に変化を大きくしたり、不規則な値にしてもよい。
本発明による空気調和機の実施例を示す、(A)はブロック図、(B)はリモコンの斜視図である。 本発明によるおやすみタイマ処理における目標温度変化を示す説明図である。 本発明によるおやすみタイマ処理を説明するフローチャートである。 本発明による別のおやすみタイマ処理における目標温度変化を示す説明図である。 本発明に別のよるおやすみタイマ処理を説明するフローチャートである。 従来のおやすみタイマ処理における目標温度変化を示す説明図である。
符号の説明
1 リモコン
2 キー操作部
3 表示部
10 リモコン
20 室内機
21 リモコン受信部
22 通信部
23 送風ファンモータ
24 ステッピングモータ
25 室温センサ入力部
26 制御部(制御手段)
27 室温センサ
28 赤外線センサ(検知手段)
30 室外機

Claims (3)

  1. ユーザーが指定した指定時間内で所定時間毎に段階的に室温の目標温度を変化させるおやすみタイマ機能を制御する制御手段を備えた空気調和機において、
    前記ユーザーの動きを検知する検知手段を設け、
    前記制御手段は、前記おやすみタイマ機能を制御中に、前記検知手段が検知した検知信号に基づいて前記ユーザーの活動量を算出し、同算出した活動量に対応させて前記目標温度を補正することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記制御手段は単位時間毎の前記活動量の算出を単位時間間隔で繰り返して実施し、同算出した活動量に対応して補正された前記目標温度で次の単位時間内の室温を制御することを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 前記制御手段は単位時間毎の前記活動量の算出を単位時間間隔で繰り返して実施し、同算出した活動量に対応して補正された前記目標温度で室温を制御すると共に、最後に前記目標温度を補正した時刻から前記所定時間の間だけ前記目標温度の変更がないことを確認した後、次の段階へ室温の目標温度を変化させることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
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