JP2010126995A - 建具および建具の取付方法 - Google Patents

建具および建具の取付方法 Download PDF

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裕樹 高橋
Takeshi Taguchi
岳 田口
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Abstract

【課題】障子のサイズを変更可能であるとともに防虫性に優れた障子を備えた建具等を提供する。
【解決手段】室内外を連通する開口を形成する枠体に取り付けられ、2本の横框と2本の縦框とが矩形状に枠組みされた框体を有する障子を備えた建具であって、前記枠体を構成する下枠は、上方に突出して前記障子を支持する支持突片を有し、前記障子は、前記2本の縦框のうちの少なくとも一方の前記縦框の外周部と係合した状態で見付け方向にスライド可能なカバー部材と、前記カバー部材に取り付けられ、当該カバー部材とともにスライドして、前記カバー部材、前記框体、および、前記支持突片にて囲まれる領域を下方から覆う防虫部材と、を有する。
【選択図】図6

Description

本発明は、室内外を連通する開口を形成する枠体に取り付けられ、矩形状に枠組みされた框体を有する障子を備えた建具および建具の取付方法に関する。
従来、室内外を連通する開口を形成する枠体に取り付けられ、矩形状に枠組みされた框体を有する障子を備えた建具として、例えば、上框が固定框と可動框とで構成された框体を有する障子を備えた建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような建具の障子は、可動框が、上昇させることにより障子が枠体から外れることを防止するための外れ防止部材を兼ねることが記載されている。
実公昭60−35755号公報
しかしながら、上記従来の建具のように、可動框を上昇させた際には、固定框が固定されている縦框より上側に突出するため、可動框の端部は縦枠に覆われず開放された状態となる。このため、障子を閉めておいても可動框の開放された端部から室内に虫が侵入する虞があるという課題があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、障子のサイズを変更可能であるとともに防虫性に優れた障子を備えた建具および建具の取付方法を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、室内外を連通する開口を形成する枠体に取り付けられ、2本の横框と2本の縦框とが矩形状に枠組みされた框体を有する障子を備えた建具であって、前記枠体を構成する下枠は、上方に突出して前記障子を支持する支持突片を有し、前記障子は、前記2本の縦框のうちの少なくとも一方の前記縦框の外周部と係合した状態で見付け方向にスライド可能なカバー部材と、前記カバー部材に取り付けられ、当該カバー部材とともにスライドして、前記カバー部材、前記框体、および、前記支持突片にて囲まれる領域を下方から覆う防虫部材と、を有することを特徴とする建具である。
このような建具によれば、カバー部材は縦框の外周部と係合した状態で見付け方向にスライド可能なので、カバー部材をスライドさせることにより障子の幅を伸縮させること、すなわち障子のサイズを変更することが可能である。また、カバー部材をスライドさせて障子の幅を伸張させた際には、下框とカバー部材との間隔が広がることになるが、カバー部材には、当該カバー部材とともにスライドする防虫部材が設けられているので、障子の幅を伸張した状態であってもカバー部材、框体、および、支持突片にて囲まれる領域が防虫部材により下方から覆れる。このため、障子の幅を伸張した状態であっても、虫の室内への侵入を防止することが可能である。
かかる建具であって、前記カバー部材が前記障子の幅を広げる方向にスライドされて前記枠体に当接された状態で前記一方の縦框に固定されることが望ましい。
このような建具によれば、カバー部材が障子の幅を広げる方向にスライドされて枠体に当接された状態で一方の縦框に固定されるので、枠体と障子との間を隙間なく覆うことが可能である。また、カバー部材を、係合している一方の縦框に固定するので、障子の幅が広げられた状態維持させることが可能である。
かかる建具であって、前記防虫部材は、前記カバー部材の外側から下框の長手方向に沿って進入するビスにて固定されており、前記カバー部材には、前記枠体に当接される面に前記ビスの頭部が収容される凹部が設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、防虫部材を固定するためのビスは、カバー部材の外側から下框の長手方向に沿って進入するので、ビスの頭部はカバー部材の外側であって下框とは反対側に位置することになる。そして、カバー部材には、枠体に当接される面にビスの頭部が収容される凹部が設けられているので、ビスの頭部がカバー部材の、枠体に当接される面より外側に突出しない。このため、カバー部材を確実に枠体に当接させることが可能である。
かかる建具であって、前記凹部は、前記カバー部材の室外に臨む方向に開放されて形成されており、前記枠体は、前記カバー部材が前記枠体に当接された際に、前記凹部を室外側から覆う覆い壁部を有することが望ましい。
このような建具によれば、ビスの頭部が収容される凹部は、カバー部材の室外に臨む方向に開放されて形成されているので、カバー部材に防虫部材を取り付ける際には、障子が単体の状態にて凹部と隣接する空間を利用して容易に防虫部材を取り付けることが可能である。また、カバー部材が枠体に当接された際には、凹部を室外側から覆う覆い壁部により凹部およびビスの頭部が隠されるので、室外側からの美観に優れた建具を実現することが可能である。
かかる建具であって、前記枠体に解除可能に係止されて移動不能にロックされ前記開口の一部を閉塞する係止障子を備え、前記障子は、前記カバー部材がスライドされて当該障子の幅が広げられた状態にて、前記係止障子と前記枠体との間の領域を覆うことが望ましい。
このような建具によれば、障子にて、係止障子とともに開口を覆うことが可能である。また、カバー部材がスライドされて幅が広げられた障子にて、係止障子と枠体との間が覆れた状態では、係止障子に障子の他方の縦框が当接され、枠体にカバー部材が当接されるので、障子の見付け方向の移動を規制して障子を枠体に取り付けることが可能である。このため、カバー部材をスライドさせて固定するだけで、障子を見付け方向に移動しないように容易に取り付けることが可能である。
かかる建具であって、前記障子は、前記框体の内側に羽板を備えたガラリであることが望ましい。
このような建具によれば、開口の少なくとも一部すなわち、障子によって閉塞された領域であっても、室内外が連通されているので、換気することが可能である。
また、2本の横框と2本の縦框とが矩形状に枠組みされた框体と、前記2本の縦框のうちの少なくとも一方の前記縦框の外周部と係合した状態で見付け方向にスライド可能なカバー部材と、前記カバー部材に取り付けられ、当該カバー部材とともにスライドする防虫部材とを、有する障子を、前記カバー部材をスライドさせることにより前記障子の見付け方向の幅を狭くした状態にて、室内外を連通する開口を形成し前記障子を支持する支持突片を有する枠体に、けんどん方式にて装着する装着行程と、装着した前記障子の前記カバー部材をスライドさせることにより前記障子の見付け方向の幅を広げて前記カバー部材を前記枠体に当接させるとともに、前記カバー部材、前記框体、および、前記支持突片にて囲まれる領域を前記防虫部材にて下方から覆う拡幅工程と、前記障子が拡幅された状態にて、前記カバー部材を前記一方の縦框に固定する固定工程と、を有することを特徴とする建具の取付方法である。
このような建具の取り付け方法によれば、カバー部材をスライドさせて障子の幅を狭くした状態で枠体に、けんどん方式にて装着されるので、障子を容易に枠体に装着することが可能である。また、障子を装着した後には、カバー部材をスライドさせて障子の幅を広げて、すなわち障子のサイズを変更させて枠体に当接させるので枠体との間に隙間が形成されることなく障子を取り付けることが可能である。このとき、防虫部材もカバー部材とともにスライドされてカバー部材、框体、および、支持突片にて囲まれる領域を下方から覆うので、枠体に障子を装着し、装着した障子のカバー部材をスライドさせるだけで虫の侵入を防止した状態にて障子を取り付けることが可能である。
本発明によれば、障子のサイズを変更可能であるとともに防虫性に優れた障子を備えた建具および建具の取付方法を提供することが可能である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。
本実施形態の建具1は、室内外を連通する開口を形成する枠体10と、図1〜図3に示すように枠体10内に固定され開口の一部を閉塞し、ガラス3が嵌め付けられて見付け方向に移動しないようにロックされた係止障子15と、係止障子15にて閉塞されない領域を閉塞可能であり、枠体10に沿って移動可能な可動障子16と、可動障子16の室外側に配置された通気可能な通気障子としてのガラリユニット20とを備えた建具1を例に挙げて説明する。以下の説明においては、建具1を室外側から見たときに上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向または見付け方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。
本実施形態の建具1は、枠体10を構成する上枠11と下枠12とに、それぞれ室外側および室外側の領域に見付け方向に沿ってレール11a、12aが見付け方向の全域に渡って設けられている。ここで、下枠12に設けられたレール12aは障子を支持する支持突片の一例である。左右の縦枠13、14には、室外側の縁部から見付け方向の中央側に向かって突出された覆い壁部としての突出壁部13a、14aがそれぞれ設けられている。
枠体10には、室外側の領域に、見付け方向において枠体10が形成する開口のほぼ中央に解除可能に係止された係止障子15と、室内側の領域に、枠体10に設けられたレール11a、12aに案内されて見付け方向に移動可能な2枚の可動障子16と、2枚の可動障子16の室外側の領域に、係止障子15と枠体10との間に介在されて各々の開口部を通気可能に覆うガラリユニット20と、が設けられている。
係止障子15は、矩形状の框体15aの内側に面材としてのガラス17が設けられ、解除可能なロック機構18により移動不能に枠体10に係止されている。ロック機構18を解除した場合には、枠体10の上枠11および下枠12に設けられたレール11a、12aに案内されて見付け方向に移動可能に設けられている。また、係止障子15の縦框15bには、上下の端部に係止障子15が見付け方向に移動する際にレール11a、12aと摺動する摺動片15cが設けられている。摺動片15cは、見付け方向において縦框15bより外側に、すなわち、係止障子15の幅が広がる方向に突出する部位を有しており、ガラリユニット20が取り付けられた際には、ガラリユニット20における開口の中央側に位置する縦框(以下、中央側縦框という)24が摺動片15cに当接される。
2枚の可動障子16は、枠体10が形成する開口の中央に係止障子15が係止された際に、係止障子15の左右に、枠体10との間に形成される開口部を閉塞可能に設けられている。また、可動障子16は、枠体10に設けられたレール11a、12aに案内されて見付け方向に移動可能に設けられている。
各々のガラリユニット20は、上下2本の横框21、22と見付け方向に間隔を隔てて配置される2本の縦框23、24とが矩形状に枠組みされた框体25を有し、2本の縦框23、24に掛け渡すように複数の羽板26が設けられている。上框21には、上枠11に設けられたレール11aが挿入される上溝部21aが設けられており、下框22には、下枠12に設けられたレール12aが挿入される下溝部22aが設けられている。
2本の縦框23、24には、矩形状の框体25として枠組みされた際に互いに対向する面23a、24aに、羽板26の縦断面形状とほぼ同じ形状のスリット23eが対向する位置に設けられており、羽板26の端部が挿入されて構成されている。また、2本の縦框23、24は、互いに対向する面23a、24aの、羽板26が挿入された部位より室内側の部位が互いに離れる方向に凹設されており、2本の縦框23、24の凹設された部位に掛け渡すように防虫用の網材27がゴム製の網戸ロープ28にて取り付けられている。
中央側縦框24には、開口の中央側に向かって突出する縦壁部24bが、中央側縦框24の長手方向に沿ってほぼ全長に渡って設けられている。縦壁部24bは、中央側縦框24が係止障子15の摺動片15cに当接された際に、係止障子15の縦框15bの室外側にて、係止障子15側の端部が当該縦框15bと接触しない程度の間隙を有しつつ見込み方向に重なるように形成されている。
ガラリユニット20は、見付け方向において係止障子15の両側にそれぞれ設けられているが、2つのガラリユニットは、左右が反転した形状をなしているが構成は同じなので、ここでは室外側から見て左側に位置するガラリユニット20を例に挙げて説明する。
左側のガラリユニット20は、左側の縦框23、すなわち左の縦枠13と対向する縦框23の外周部となる室外側の面23b、室内側の面23c、および縦枠13に臨む面23dを三方から覆うように構成され、外周部と係合した状態で、左の縦框23に対して見付け方向にスライド可能に設けられたカバー部材30を有している。カバー部材30は、室外側の面23bに当接される室外側壁部31と、室内側の面23cに当接される室内側壁部32と、室外側壁部31と室内側壁部32とを枠体10と対面する側にて連結する連結壁部33とを有し、縦框23の長手方向の長さとほぼ同じ長さに形成されている。室内側壁部32の、開口における中央側の縁は室内側に屈曲されて、カバー部材30をスライドする際に把持される把持部32bが設けられている。
また、図4に示すように、縦框23の室内側の面23cに沿って配置されるカバー部材30の室内側壁部32には、見付け方向に長く形成された長孔32aが形成されている。この長孔32aを貫通するビス34が縦框23に螺合されており、ビス34が締め込まれることにより、カバー部材30は縦框23に対して任意の位置にてスライド不能に固定される。
カバー部材30の縦枠13に臨む面を有する連結壁部33は、見込み方向においてほぼ半分から室外側の部位が、室外側に開放されるとともに室内側の部位より開口の中央側に位置するように窪む凹部33aが長手方向に沿って形成されている。凹部33aの下端部には、図5、図6に示すように、框体25の外方から下框22側に向かって侵入するビス35にて、カバー部材30および左の縦框23の下端の一部を覆う防虫部材36が取り付けられている。このため、防虫部材36は、カバー部材30とともに縦框23に対して見付け方向にスライドするように構成されている。
防虫部材36は、図7に示すように、ガラリユニット20が枠体10に装着された際に、カバー部材30および左の縦框23の下端部と下枠12のレール12aとにて囲まれる領域を覆うように構成されており、下框22、カバー部材30および左の縦框23の下に配置される防虫部36aと、カバー部材30の凹部33aに固定される固定部36bとを有している。
防虫部36aは、見込み方向の幅が、ガラリユニット20が下枠12のレール12aに支持された状態で、カバー部材30の室外側の部位とレール12aとの間をほぼ覆う幅を有している。防虫部36aの左側の縁部であって見込み方向におけるほぼ中央には、防虫部36aとほぼ直角をなすように上方に突出された固定部36bが設けられている。また防虫部36aは、固定部36bがビス35にて凹部33aに固定されてカバー部材30が最も枠体側にスライドされた際に、防虫部36aの右側の縁部36cが下框22の下側に位置するように構成されている。
そして、ガラリユニット20の取り付け方法は、まず、カバー部材30を縦框23に固定しているビス34を緩めた状態で、ガラリユニット20の見付け方向の幅が狭くなるようにカバー部材30をスライドさせておく。
見付け方向の幅が狭くなるようにカバー部材30をスライドさせたガラリユニット20の上端側が下端部側より前方に位置するように傾斜させた姿勢にて上枠11のレール11aが上溝部21aに挿入されるように上端側を上枠11に係合させる。その後、ガラリユニット20の下端側を前方に移動させてガラリユニット20をほぼ鉛直に立て、そのまま降下させて下枠12のレール12aが下溝部22aに挿入されるように取り付ける、所謂けんどん方式にて枠体10に装着する(装着工程)。このとき、ガラリユニット20は下枠12のレール12aに支持される。
次に、カバー部材30を縦框23に固定しているビス34が緩められた状態にて、ガラリユニット20の見付け方向の幅が広がる方向にカバー部材30をスライドさせる(拡幅工程)。このとき、カバー部材30は、枠体側の連結壁部33が左の縦枠13に当接され、右側に位置する中央側縦框24を係止障子15の縦框15bに設けられた摺動片15cに当接させる。このように、カバー部材30の連結壁部33が左の縦枠13に当接された状態では、カバー部材30の室外側に設けられた凹部33aが、左側の縦枠13に設けられた突出壁部13aに覆われるため、凹部33aにビス35にて固定されている防虫部材36の固定部36bもビス35自身も室外側から見えないように隠される。また、このときカバー部材30とともに防虫部材36もスライドされ、カバー部材30、左の縦框23、および、レール12aにて囲まれる領域を下方から覆っている。
そして、カバー部材30は、スライドされてガラリユニット20の幅が広げられた状態にて、左の縦框23にビス34にて固定される(固定工程)。カバー部材30が縦框23に固定されることにより、ガラリユニット20は見付け方向に伸縮できなくなり、係止障子15のガラリユニット側への移動が規制される。このため、係止障子15の左右両側にガラリユニット20が装着され、ガラリユニット20の中央側縦框24が係止障子15の摺動片15cに当接されカバー部材30が縦枠13に当接された状態で取り付けられると係止障子15の見付け方向の移動が規制され、ロック機構18を解除した状態であっても係止障子15が固定された状態となる。
本実施形態の建具1によれば、カバー部材30は縦框23の外周部と係合した状態で見付け方向にスライド可能なので、カバー部材30をスライドさせることによりガラリユニット20の見付け方向における幅を伸縮させること、すなわちガラリユニット20のサイズを変更することが可能である。
また、カバー部材30をスライドさせてガラリユニット20の幅を伸長させた際には、下框22とカバー部材30の連結壁部33との間隔が広がることになるが、カバー部材30には、当該カバー部材30とともにスライドする防虫部材36がビス35にて固定されているので、ガラリユニット20の幅を伸長した状態であってもカバー部材30、縦框23、および、レール12aにて囲まれた領域は防虫部材36により下方から覆れる。このため、ガラリユニット20の幅を伸張した状態であっても、室内への虫の侵入を防止することが可能である。
このとき、カバー部材30に防虫部材36を固定するためのビス35は、カバー部材30の外側から下框22の長手方向に沿って進入しており、ビス35の頭部35aは、カバー部材30に設けられ室外に臨む方向に開放されて形成された凹部33aに収容されているので、カバー部材30に防虫部材36を取り付ける際には、ガラリユニット20が単体の状態にて凹部33aの側方から容易に防虫部材36を取り付けることが可能である。
そして、防虫部材36が取り付けられた状態では、ビス35の頭部35aはカバー部材30の外側であって下框22とは反対側に位置して凹部33aに収容されているので、ビス35の頭部35aがカバー部材30の、枠体10に当接される面33bより外側に突出しない。このため、カバー部材30を確実に枠体10に当接させることが可能である。
さらに、カバー部材30が枠体10に当接された際には、凹部33aを室外側から覆う突出壁部13aにより凹部33aおよびビス35の頭部35aが隠されるので、室外側からの美観に優れた建具1を実現することが可能である。
また、上記実施形態の建具1は、カバー部材30をスライドさせてガラリユニット20の幅を狭くした状態で枠体10に、けんどん方式にて装着されるので、ガラリユニット20を容易に枠体10に装着することが可能である。また、ガラリユニット20を装着した後には、カバー部材30をスライドさせてガラリユニット20の幅を広げて、すなわちガラリユニット20のサイズを変更させて枠体10に当接させるので枠体10との間に隙間が形成されることなくガラリユニット20を取り付けることが可能である。このとき、防虫部材36もカバー部材30とともにスライドされてカバー部材30、縦框23、および、レール12aにて囲まれる領域を下方から覆うので、枠体10にガラリユニット20を装着し、装着したガラリユニット20のカバー部材30をスライドさせるだけで虫の侵入を防止した状態にガラリユニット20を取り付けることが可能である。
上記実施形態においては、係止障子15の左右に設けられる障子をガラリユニット20としたが、これに限らず、面格子などの面材を備えた形態であっても構わない。
また、上記実施形態においては、係止障子15の左右に設けられたガラリユニット20がいずれもカバー部材30を備えた例について説明したが、カバー部材30がいずれか一方のガラリユニットに設けられた構成であっても構わない。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
本実施形態に係る建具を室外側から見た外観図である。 本実施形態に係る建具の水平断面図である。 図2におけるA−A断面図である。 本実施形態に係るガラリユニットを室内側から見た正面図である。 防虫部材と下枠のレールとの配置を説明するための側面図である。 ガラリユニットを下方から見た図であり、上段はカバー部材を縮めた状態を示す図であり、下段はカバー部材を広げた状態を示す図である。 防虫部材を説明するための斜視図である。
符号の説明
1 建具、10 枠体、12 下枠、12a レール、13 縦枠、
13a 突出壁部、20 ガラリユニット、22 下框、23 縦框、25 框体、
26 羽板、30 カバー部材、31 室外側壁部、32 室内側壁部、
33 連結壁部、33a 凹部、35 ビス、35a 頭部、36 防虫部材

Claims (7)

  1. 室内外を連通する開口を形成する枠体に取り付けられ、2本の横框と2本の縦框とが矩形状に枠組みされた框体を有する障子を備えた建具であって、
    前記枠体を構成する下枠は、上方に突出して前記障子を支持する支持突片を有し、
    前記障子は、前記2本の縦框のうちの少なくとも一方の前記縦框の外周部と係合した状態で見付け方向にスライド可能なカバー部材と、
    前記カバー部材に取り付けられ、当該カバー部材とともにスライドして、前記カバー部材、前記框体、および、前記支持突片にて囲まれる領域を下方から覆う防虫部材と、を有することを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記カバー部材が前記障子の幅を広げる方向にスライドされて前記枠体に当接された状態で前記一方の縦框に固定されることを特徴とする建具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建具であって、
    前記防虫部材は、前記カバー部材の外側から下框の長手方向に沿って進入するビスにて固定されており、
    前記カバー部材には、前記枠体に当接される面に前記ビスの頭部が収容される凹部が設けられていることを特徴とする建具。
  4. 請求項3に記載の建具であって、
    前記凹部は、前記カバー部材の室外に臨む方向に開放されるように形成されており、
    前記枠体は、前記カバー部材が前記枠体に当接された際に、前記凹部を室外側から覆う覆い壁部を有することを特徴とする建具。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の建具であって、
    前記枠体に解除可能に係止されて移動不能にロックされ前記開口の一部を閉塞する係止障子を備え、
    前記障子は、前記カバー部材がスライドされて当該障子の幅が広げられた状態にて、前記係止障子と前記枠体との間の領域を覆うことを特徴とする建具。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の建具であって、
    前記障子は、前記框体の内側に羽板を備えたガラリであることを特徴とする建具。
  7. 2本の横框と2本の縦框とが矩形状に枠組みされた框体と、前記2本の縦框のうちの少なくとも一方の前記縦框の外周部と係合した状態で見付け方向にスライド可能なカバー部材と、前記カバー部材に取り付けられ、当該カバー部材とともにスライドする防虫部材とを、有する障子を、前記カバー部材をスライドさせることにより前記障子の見付け方向の幅を狭くした状態にて、室内外を連通する開口を形成し前記障子を支持する支持突片を有する枠体に、けんどん方式にて装着する装着行程と、
    装着した前記障子の前記カバー部材をスライドさせることにより前記障子の見付け方向の幅を広げて前記カバー部材を前記枠体に当接させるとともに、前記カバー部材、前記框体、および、前記支持突片にて囲まれる領域を前記防虫部材にて下方から覆う拡幅工程と、
    前記障子が拡幅された状態にて、前記カバー部材を前記一方の縦框に固定する固定工程と、
    を有することを特徴とする建具の取付方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4860338A (ja) * 1971-11-29 1973-08-24
JPS5117334A (en) * 1974-08-01 1976-02-12 Schubert & Salzer Maschinen Konhosareta seniotokusochi
JP2003013671A (ja) * 2001-07-03 2003-01-15 Sanzen Corp ルーバー

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