JP2010126887A - 伸縮門扉 - Google Patents

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Abstract

【課題】組立作業性および固定強度を向上させることができるとともに良好な外観を有した伸縮門扉を提供すること。
【解決手段】縦桟6における外部突出片部63の第1切欠き部65に固定連結部品7の前方突出部751を位置決めさせた状態で、固定連結部品7を縦桟6の開口部62内部側に向かって押し込むだけで、固定連結部品7が縦桟6の所定位置に取り付けられるので、ワンアクションで固定連結部品7を縦桟6に嵌合させることができ、取付作業の作業性を向上させることができる。さらに、固定連結部品7を嵌合させた状態で、縦桟6における外部突出片部63の第1切欠き部65が連結部品本体部71で覆われ、外側から見えないようにできるので、伸縮門扉の外観意匠性を向上させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、見付け方向に伸縮自在な伸縮格子体と、この伸縮格子体に連結される一対の縦桟とを備えた伸縮門扉に関する。
従来、見付け方向に伸縮自在な伸縮格子体と、この伸縮格子体の見込み方向両側に対向して伸縮格子体に連結される一対の縦桟と、これら一対の縦桟の下端部同士を連結して見込み方向に延びる下材(取付部材)と、この下材に取り付けられた車輪とを備えた伸縮門扉が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された伸縮門扉では、伸縮格子体が縦桟に対して固定子および摺動子を介して連結され、固定子の位置で回転可能かつ上下移動不能に支持されるとともに、縦桟に沿って摺動子が上下スライドすることで、伸縮格子体が見付け方向に伸縮可能に構成されている。また、縦桟は、断面略C字形の開口近傍に左右の固定用内向片を有して形成され、これらの固定用内向片には、固定子に係合する切欠き部と、この切欠き部に隣り合う補助切欠き部とが形成されている。そして、縦桟を押し拡げつつ補助切欠き部に固定子の係合片を挿通させてから、縦桟の長手方向に固定子を移動させて再度縦桟を押し拡げつつ固定用内向片の切欠き部に係合片を係合させることで、固定子が縦桟に取り付けられるようになっている。
特許第3978742号公報
しかしながら、従来の伸縮門扉では、縦桟に固定子を取り付ける際に、先ず補助切欠き部に固定子の係合片を挿通し、次に切欠き部に向かって固定子を移動させる必要があり、取付作業に手間と時間がかかってしまうという不都合がある。また、切欠き部に向かって固定子を縦桟の長手方向に沿って移動させる際に、縦桟により固定子が削られるため、固定状態を安定して維持できない可能性もある。さらに、切欠き部に係合片を係合させて固定子を移動不能に取り付けた状態において、固定子から外れた位置に補助切欠き部が位置することから、組立後の伸縮門扉において補助切欠き部が露出することとなり、外観意匠性の点でも不都合がある。
本発明の目的は、組立作業性および固定強度を向上させることができるとともに良好な外観を有した伸縮門扉を提供することにある。
本発明の伸縮門扉は、見付け方向に伸縮自在な伸縮格子体と、この伸縮格子体の見込み方向両側に対向して当該伸縮格子体に連結される少なくとも一対の縦桟とを備えた伸縮門扉であって、前記一対の縦桟は、互いに対向する方向に開口する開口部と、この開口部に臨んで当該縦桟の見付け方向内側に突出する左右一対の突出片部とを有して形成され、これらの突出片部に嵌合される連結部品を介して前記伸縮格子体と連結され、前記縦桟の突出片部には、前記連結部品を嵌合させない状態で当該縦桟の長手方向に沿った所定位置に当該連結部品を位置決めする位置決め部と、前記連結部品を嵌合させた状態で当該縦桟の長手方向に沿った当該連結部品の移動を規制する規制部とが設けられ、前記連結部品は、前記一対の突出片部に嵌合する一対の嵌合部と、これら一対の嵌合部よりも前記縦桟の開口部の内部側に設けられる一対の傾斜面部と、前記縦桟の位置決め部に挿通される被位置決め部と、前記縦桟の規制部に規制される被規制部とを有して構成され、前記被位置決め部を前記位置決め部に位置決めさせた状態で前記連結部品を前記縦桟の開口部の内部に向かって押し込むことで、前記傾斜面部で当該開口部を押し拡げつつ当該連結部品が当該縦桟に嵌入されて前記嵌合部が前記突出片部に嵌合され、この嵌合状態において、前記被規制部が前記規制部に規制されることで前記連結部品が前記縦桟に移動不能に取り付けられることを特徴とする。
以上の本発明によれば、縦桟の位置決め部に被位置決め部を位置決めさせた状態で連結部品を縦桟の開口部の内部に向かって押し込むだけで、縦桟の規制部に連結部品の被規制部が規制されるので、一度の押し込み作業で連結部品を縦桟に取り付けることができる。従って、連結部品の取付作業における手間を低減し作業時間を短縮することができ、伸縮門扉の組立作業性を向上させることができる。さらに、連結部品を縦桟の開口部の内部に向かって押し込むだけでよいため、縦桟の位置決め部から長手方向に外れた位置に余計な切欠き等を設ける必要がなく、このような切欠きが組立後に露出することもないため、伸縮門扉の外観意匠性を向上させることができる。また、従来のように、固定子を縦桟の長手方向に沿って移動させる必要がないため、縦桟による連結部品(固定子)の削れの発生を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る伸縮門扉1を一部断面して示す正面図である。
伸縮門扉1は、屋外に設けられるカーポートなどの前面に用いられるものであって、地面から立設された2本の支柱2と、これらの支柱2のうち一方(図1の右側)の支柱2に沿って固定される固定縦枠3と、他方(図1の左側)の支柱2に対して係脱自在に設けられる可動縦枠4と、これらの固定縦枠3と可動縦枠4との間にて見付け方向(図1の左右方向)に伸縮自在な伸縮格子体5と、伸縮格子体5の見込み方向両側に対向して一対で設けられて当該伸縮格子体5に連結される複数組の縦桟6とを備えて構成されている。
可動縦枠4の下端部には、地面上を転動するキャスター4Aが取り付けられるとともに、可動縦枠4の中間位置には、一方の支柱2に対して係脱操作可能な操作ハンドル4Bが設けられている。また、複数組の縦桟6のうち、見付け方向略中央に設けられる一組の縦桟6Aの下側には、図示しない下材を介してキャスター6Bが取り付けられており、伸縮格子体5の中間部の重量を支持するとともに、キャスター6Bが地面上を転動することで伸縮格子体5の開閉移動に追従できるように構成されている。そして、操作ハンドル4Bを操作して支柱2との係合を解除してから、可動縦枠4を図1の右側に向かって移動させることで、伸縮格子体5が縮んで伸縮門扉1が開放され、可動縦枠4を図1の左側に向かって移動させることで、伸縮格子体5が伸びて伸縮門扉1が閉鎖されるようになっている。
伸縮格子体5は、見付け方向一方から他方(図1の右側から左側)に向かって下がる傾斜を有した第1斜材5Aと、逆向きの傾斜を有した第2斜材5Bとが見込み方向に所定間隔離れて設けられるとともに、これらの第1斜材5Aと第2斜材5Bとを連結する軸材5C(図2参照)とを備えて構成されている。このような伸縮格子体5の第1および第2の斜材5A,5Bは、連結部品としての固定連結部品7および複数の摺動連結部品8を介して縦桟6に対して回動自在に連結されている。そして、固定連結部品7が縦桟6に対して上下移動不能に支持され、複数の摺動連結部品8が縦桟6に沿って上下スライド可能に連結されることで、伸縮格子体5が見付け方向に伸縮できるように構成されている。ここで、図2は、伸縮門扉1の要部を拡大して示す分解斜視図である。
次に、図3および図4も参照して固定連結部品7と縦桟6との連結構造について詳しく説明する。
縦桟6は、アルミ形材製で長尺状かつ断面略C字形に形成される縦桟本体61を有し、この縦桟本体61の略C字形の開口部62を伸縮格子体5側に向けて設けられ、開口部62に固定連結部品7および摺動連結部品8を保持することで伸縮格子体5と連結されている。そして、縦桟6には、縦桟本体61の端縁から開口部62に臨んで当該縦桟6の見付け方向内側に突出する左右一対の外部突出片部63と、これらの外部突出片部63よりも開口部62の内部側にて見付け方向内側に突出する左右一対の内部突出片部64とが形成されている。内部突出片部64は、外部突出片部63よりも突出寸法が長く形成され、つまり一対の内部突出片部64の先端間の距離が、一対の外部突出片部63の先端間の距離よりも小さく形成されている。そして、縦桟6の長手方向における固定連結部品7の連結位置に対応した位置には、外部突出片部63を切り欠いた左右一対の第1切欠き部65と、内部突出片部64を切り欠いた左右一対かつ上下2箇所の第2切欠き部66とが設けられている。上下の第2切欠き部66は、縦桟6の長手方向(上下方向)に関して第1切欠き部65を挟んだ対称位置に形成されている。
固定連結部品7は、樹脂製の一体成形部材であって、第1または第2の斜材5A,5B側に位置する角形板状の連結部品本体部71と、この連結部品本体部71から縦桟6に向かって突出して軸材5Cを挿通保持する円筒状の軸保持部72と、連結部品本体部71の上下から縦桟6に向かって突出して軸保持部72にも連続する上下のフランジ部73と、これら上下のフランジ部73に渡り連結部品本体部71と対向する左右の連結部品壁部74と、これら左右の連結部品壁部74の中間部と軸保持部72とを連結する全体矩形状のブロック部75とを有して形成されている。
連結部品本体部71と左右の連結部品壁部74との間には、縦桟6の外部突出片部63を挿通可能な隙間が形成され、この隙間に外部突出片部63を受け入れることで、固定連結部品7が縦桟6の外部突出片部63に嵌合されるようになっている。すなわち、左右の連結部品壁部74における連結部品本体部71との対向面によって、左右一対の嵌合部741が構成され、これらの嵌合部741が外部突出片部63に当接することで、固定連結部品7が縦桟6の見込み方向に移動不能に取り付けられるようになっている。
上下のフランジ部73は、左右の連結部品壁部74から縦桟6に向かって互いに接近する方向に傾斜した左右一対の傾斜面部731と、これら一対の傾斜面部731の先端部から縦桟6の内部側に向かって延びる延出面部732とを有して、全体略楔状に形成されている。左右一対の傾斜面部731は、固定連結部品7が縦桟6に嵌合されない状態で、縦桟6の外部突出片部63に当接可能に設けられ、固定連結部品7が縦桟6の内部側に押し込まれる際に、傾斜面部731が外部突出片部63に摺接することによって縦桟6を押し拡げるように構成されている。また、左右一対の延出面部732は、固定連結部品7が縦桟6に嵌合された状態で、内部突出片部64の第2切欠き部66に係合されるようになっている。すなわち、第2切欠き部66によって内側規制部が構成され、延出面部732によって内側被規制部が構成され、第2切欠き部66が延出面部732に係合することで、固定連結部品7が縦桟6の長手方向に移動不能に規制されるようになっている。
左右のブロック部75は、連結部品壁部74から縦桟6に向かって延びて傾斜面部731よりも見込み方向の内部突出片部64側に突出した前方突出部751と、連結部品壁部74と連結部品本体部71とを連結して前記隙間を埋める後方突出部752とを有して形成されている。前方突出部751は、固定連結部品7が縦桟6に嵌合されない状態で、外部突出片部63の第1切欠き部65に挿通されるようになっている。すなわち、第1切欠き部65によって位置決め部が構成され、前方突出部751によって被位置決め部が構成され、第1切欠き部65が前方突出部751に係合することで、嵌合前の固定連結部品7が縦桟6の長手方向に移動不能に位置決めされるようになっている。また、後方突出部752は、固定連結部品7が縦桟6に嵌合された状態で、外部突出片部63の第1切欠き部65に係合されるようになっている。すなわち、第1切欠き部65によって外側規制部が構成され、後方突出部752によって外側被規制部が構成され、第1切欠き部65が後方突出部752に係合することで、固定連結部品7が縦桟6の長手方向に移動不能に規制されるようになっている。
以上のような固定連結部品7の縦桟6への取り付け手順としては、先ず、図4(A)に示すように、縦桟6の開口部62側から固定連結部品7をセットし、ブロック部75の前方突出部751を外部突出片部63の第1切欠き部65に挿通し、縦桟6の長手方向に沿った所定の取付位置に固定連結部品7を位置決めする。そして、固定連結部品7の傾斜面部731を外部突出片部63に当接させた状態で、図4(B)に示すように、固定連結部品7を縦桟6の開口部62内部側に向かって押し込むことで、傾斜面部731で開口部62を押し拡げつつ固定連結部品7を縦桟6に嵌合させる。そして、連結部品壁部74が外部突出片部63よりも開口部62の内部側に位置するまで固定連結部品7を押し込むことで、図4(C)に示すように、押し拡げられていた縦桟6がその弾性で初期の形状に戻る。これにより、連結部品本体部71と連結部品壁部74との隙間に外部突出片部63が挿入され、この外部突出片部63に嵌合部741が係合され、固定連結部品7が縦桟6から抜け出ないように嵌合される。
このように縦桟6に嵌合された状態において、固定連結部品7におけるブロック部75の後方突出部752が外部突出片部63の第1切欠き部65に係合され、フランジ部73の延出面部732が内部突出片部64の第2切欠き部66に係合されることで、縦桟6の長手方向に沿った移動が規制された状態で固定連結部品7が取り付けられる。また、縦桟6に嵌合された固定連結部品7において、連結部品本体部71が外部突出片部63の外面部に当接し、ブロック部75の前方突出部751が内部突出片部64に当接することで、縦桟6の開口部62内部側に向かう方向に関しても固定連結部品7の移動が規制されるようになっている。従って、固定連結部品7は、縦桟6の見付け方向、見込み方向および上下方向(長手方向)のいずれの方向に関しても移動不能に縦桟6に取り付けられることとなる。
以上のように、縦桟6における外部突出片部63の第1切欠き部65に固定連結部品7の前方突出部751を位置決めさせた状態で、固定連結部品7を縦桟6の開口部62内部側に向かって押し込むだけで、固定連結部品7が縦桟6の所定位置に取り付けられるので、ワンアクションで固定連結部品7を縦桟6に嵌合させることができ、取付作業の作業性を向上させることができる。さらに、固定連結部品7を嵌合させた状態で、縦桟6における外部突出片部63の第1切欠き部65が連結部品本体部71で覆われ、外側から見えないようにできるので、伸縮門扉1の外観意匠性を向上させることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる以下の構成を備えていればよい。
(1)本発明の伸縮門扉は、見付け方向に伸縮自在な伸縮格子体と、この伸縮格子体の見込み方向両側に対向して当該伸縮格子体に連結される少なくとも一対の縦桟とを備えた伸縮門扉であって、前記一対の縦桟は、互いに対向する方向に開口する開口部と、この開口部に臨んで当該縦桟の見付け方向内側に突出する左右一対の突出片部とを有して形成され、これらの突出片部に嵌合される連結部品を介して前記伸縮格子体と連結され、前記縦桟の突出片部には、前記連結部品を嵌合させない状態で当該縦桟の長手方向に沿った所定位置に当該連結部品を位置決めする位置決め部と、前記連結部品を嵌合させた状態で当該縦桟の長手方向に沿った当該連結部品の移動を規制する規制部とが設けられ、前記連結部品は、前記一対の突出片部に嵌合する一対の嵌合部と、これら一対の嵌合部よりも前記縦桟の開口部の内部側に設けられる一対の傾斜面部と、前記縦桟の位置決め部に挿通される被位置決め部と、前記縦桟の規制部に規制される被規制部とを有して構成され、前記被位置決め部を前記位置決め部に位置決めさせた状態で前記連結部品を前記縦桟の開口部の内部に向かって押し込むことで、前記傾斜面部で当該開口部を押し拡げつつ当該連結部品が当該縦桟に嵌入されて前記嵌合部が前記突出片部に嵌合され、この嵌合状態において、前記被規制部が前記規制部に規制されることで前記連結部品が前記縦桟に移動不能に取り付けられていればよい。
以上の伸縮門扉によれば、縦桟の位置決め部に被位置決め部を位置決めさせた状態で連結部品を縦桟の開口部の内部に向かって押し込むだけで、縦桟の規制部に連結部品の被規制部が規制されるので、一度の押し込み作業で連結部品を縦桟に取り付けることができる。従って、連結部品の取付作業における手間を低減し作業時間を短縮することができ、伸縮門扉の組立作業性を向上させることができる。さらに、連結部品を縦桟の開口部の内部に向かって押し込むだけでよいため、縦桟の位置決め部から長手方向に外れた位置に余計な切欠き等を設ける必要がなく、このような切欠きが組立後に露出することもないため、伸縮門扉の外観意匠性を向上させることができる。また、従来のように、固定子を縦桟の長手方向に沿って移動させる必要がないため、縦桟による連結部品(固定子)の削れの発生を抑制することができる。
(2)本発明の伸縮門扉では、前記縦桟における左右一対の突出片部は、それぞれ当該縦桟における前記開口部の内部側および外部側に設けられる内部突出片部および外部突出片部で構成され、これらの内部突出片部および外部突出片部にそれぞれ前記規制部を構成する内側規制部および外側規制部が設けられ、前記連結部品には、前記内側規制部および外側規制部に対応して前記被規制部を構成する内側被規制部および外側被規制部が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、見込み方向の内外両側で連結部品の移動を規制することができ、連結部品の傾きも防止することができる。また、外部突出片部よりも縦桟における開口部の内部側に位置して外部突出片部に比べて弾性変形しにくい内部突出片部も規制部としているため、外部突出片部のみで規制部を構成する場合と比べて規制力を向上することが可能となる。
(3)本発明の伸縮門扉では、前記縦桟において、前記外側規制部は、前記一対の外部突出片部の互いに対向する位置に一対で設けられ、これら一対の外側規制部に対し、当該縦桟の長手方向の一方および他方の対称位置に一対ずつの前記内側規制部が前記内部突出片部に設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、内側規制部が上下に一対ずつ、つまり少なくとも4箇所に設けられているので、規制強度を高めてより一層確実に連結部品の移動を規制することができる。
(4)本発明の伸縮門扉では、前記縦桟において、前記位置決め部は、前記一対の外部突出片部の互いに対向する位置に一対で設けられる切欠きで構成され、これら一対の切欠きによって前記外側規制部が構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、外部突出片部に形成した切欠きで位置決め部を構成することで、縦桟の長手方向の所定位置に連結部品をセットする際に、その位置が判別しやすくなって、取付作業の作業効率を向上させることができる。
また、前記(3)の構成とすれば、位置決め部(外部規制部)に対して縦桟の長手方向の一方および他方の対称位置に一対ずつの前記内側規制部が設けられているため、連結部品の上下方向(縦桟の長手方向)の向きを気にすることなく取り付けることができる。
これに対して、位置決め部に対して縦桟の長手方向の一方または他方のみに内部規制部が設けられている場合、または、一方および他方の両方だが非対称となる位置に内側規制部が設けられている場合においては、連結部品の上下方向の向きに方向性が生じてしまう。
(5)本発明の伸縮門扉では、前記連結部品における一対の傾斜面部は、前記縦桟における前記一対の外部突出片部に当接して当該縦桟の開口部を押し拡げ可能に構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、外部突出片部は内部突出片部よりも縦桟における開口部の外部側に位置していることから、内部突出片部に比べて外部突出片部の方が弾性変形しやすいため、押し拡げる際の力が小さくでき、連結部品を容易に押し込むことができる。
(6)本発明の伸縮門扉では、前記連結部品における一対の嵌合部は、前記縦桟における前記一対の外部突出片部に嵌合可能に構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、連結部品の嵌合部を外部突出片部に嵌合させることで、連結部品を縦桟から取り外す必要が生じた場合でも、外部突出片部を工具等で押し拡げつつ嵌合部を外部突出片部から外せばよいため、比較的容易に連結部品を取り外すことができ、メンテナンス性や部品交換性を向上させることができる。
また、前記実施形態に限らず、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態においては、カーポート等の前面に用いる伸縮門扉1について説明したが、本発明の伸縮門扉1としては、カーポート等に限らず、任意の場所に設置される門扉に用いるものであってもよい。
また、前記実施形態では、縦桟6に外部突出片部63と内部突出片部64とを形成し、外部突出片部63に外側規制部としての第1切欠き部65を形成し、内部突出片部64に内側規制部としての第2切欠き部66を形成したが、本発明の突出片部としては、内外のいずれか一方であってもよく、その場合には、規制部としても内外いずれかの突出片部に設けられていればよい。
さらに、前記実施形態では、外部突出片部63の第1切欠き部65を位置決め部としても機能するように構成したが、規制部と位置決め部とが別であってもよいし、位置決め部が内部突出片部64に設けられていてもよい。また、連結部品の傾斜面部としても、外部突出片部63に摺接するものに限らず、内部突出片部64に摺接するように構成されていてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の実施形態に係る伸縮門扉を示す正面図である。 前記伸縮門扉の要部を拡大して示す分解斜視図である。 前記伸縮門扉の縦桟と連結部品を示す分解斜視図である。 前記縦桟と連結部品の取付手順を示す横断面図である。
符号の説明
5…伸縮格子体、6…縦桟、7…固定連結部品(連結部品)、62…開口部、63…外部突出片部、64…内部突出片部、65…第1切欠き部(位置決め部、外側規制部)、66…第2切欠き部(内側規制部)、731…傾斜面部、732…延出面部(内側被規制部)、741…嵌合部、751…前方突出部(被位置決め部)、752…後方突出部(外側被規制部)。

Claims (6)

  1. 見付け方向に伸縮自在な伸縮格子体と、この伸縮格子体の見込み方向両側に対向して当該伸縮格子体に連結される少なくとも一対の縦桟とを備えた伸縮門扉であって、
    前記一対の縦桟は、互いに対向する方向に開口する開口部と、この開口部に臨んで当該縦桟の見付け方向内側に突出する左右一対の突出片部とを有して形成され、これらの突出片部に嵌合される連結部品を介して前記伸縮格子体と連結され、
    前記縦桟の突出片部には、前記連結部品を嵌合させない状態で当該縦桟の長手方向に沿った所定位置に当該連結部品を位置決めする位置決め部と、前記連結部品を嵌合させた状態で当該縦桟の長手方向に沿った当該連結部品の移動を規制する規制部とが設けられ、
    前記連結部品は、前記一対の突出片部に嵌合する一対の嵌合部と、これら一対の嵌合部よりも前記縦桟の開口部の内部側に設けられる一対の傾斜面部と、前記縦桟の位置決め部に挿通される被位置決め部と、前記縦桟の規制部に規制される被規制部とを有して構成され、
    前記被位置決め部を前記位置決め部に位置決めさせた状態で前記連結部品を前記縦桟の開口部の内部に向かって押し込むことで、前記傾斜面部で当該開口部を押し拡げつつ当該連結部品が当該縦桟に嵌入されて前記嵌合部が前記突出片部に嵌合され、この嵌合状態において、前記被規制部が前記規制部に規制されることで前記連結部品が前記縦桟に移動不能に取り付けられる伸縮門扉。
  2. 前記縦桟における左右一対の突出片部は、それぞれ当該縦桟における前記開口部の内部側および外部側に設けられる内部突出片部および外部突出片部で構成され、これらの内部突出片部および外部突出片部にそれぞれ前記規制部を構成する内側規制部および外側規制部が設けられ、
    前記連結部品には、前記内側規制部および外側規制部に対応して前記被規制部を構成する内側被規制部および外側被規制部が設けられている請求項1に記載の伸縮門扉。
  3. 前記縦桟において、前記外側規制部は、前記一対の外部突出片部の互いに対向する位置に一対で設けられ、これら一対の外側規制部に対し、当該縦桟の長手方向の一方および他方の対称位置に一対ずつの前記内側規制部が前記内部突出片部に設けられている請求項2に記載の伸縮門扉。
  4. 前記縦桟において、前記位置決め部は、前記一対の外部突出片部の互いに対向する位置に一対で設けられる切欠きで構成され、これら一対の切欠きによって前記外側規制部が構成されている請求項2または請求項3のいずれかに記載の伸縮門扉。
  5. 前記連結部品における一対の傾斜面部は、前記縦桟における前記一対の外部突出片部に当接して当該縦桟の開口部を押し拡げ可能に構成されている請求項2から請求項4のいずれかに記載の伸縮門扉。
  6. 前記連結部品における一対の嵌合部は、前記縦桟における前記一対の外部突出片部に嵌合可能に構成されている請求項2から請求項5のいずれかに記載の伸縮門扉。
JP2008299163A 2008-11-25 2008-11-25 伸縮門扉 Active JP5185786B2 (ja)

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