JP2010125641A - ボールペンのキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】弾性体を配設し易い、ボールペンのキャップを提供する。
【解決手段】本発明は、前記課題を解決するために、ボールを回転自在に抱持したボールペンチップのチップ先端部を密閉する密閉部材を配設するボールペンのキャップにおいて、前記密閉部材が、表層部と、該表層部の硬度より低い弾性体からなる内層部から構成した6面体以上の多面体からなるとともに、前記多面体の各面に窪み部を形成し、前記窪み部の底壁が、前記内層部に達することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ボールを回転自在に抱持したボールペンチップのチップ先端部を密閉する弾性体を配設するボールペンのキャップに関する。
従来から、インキ収容筒や軸筒の内部に低粘度の水性インキや剪断減粘性を付与したインキを直詰めにしたボールペンでは、軸筒にキャップを装着した状態でも、内圧の上昇やチップ先端部を下向きにしておくとチップ先端部からインキが漏れてしまう。そのため、キャップの内孔にゴム等からなる弾性体を配設し、キャップを装着した際に、チップ先端部を弾性体に圧接し、弾性体を圧縮変形させてチップ先端部を密封することにより、前記インキ漏れを防止する筆記具のキャップは知られている。
こうしたチップ先端部を密閉する弾性体としては、実公平5−3346号公報「筆記具のキャップ」で開示されている球状の弾性体や、実用新案登録第2566664号公報「塗布具」で開示されている、チップ先端部と当接する面と反対側に窪みを有する、縦断面が略H字形状であり、且つチップ先端部との当接面が平坦状及び球状の弾性体等が知られている。また、特開平10−315685号公報「筆記具のキャップ」では、弾性体の底面に窪み部を形成した弾性体が開示されている。
「実公平5−3346号公報」 「実用新案登録第2566664号公報」 「特開平10−315685号公報」
しかし、従来の弾性体において、特許文献1のような球状の弾性体は、方向性がないため、組立性において優れているが、チップ先端部を弾性体に圧接し、弾性体の圧縮変形のみによって、チップ先端部を密閉しているので、キャップをしたままの状態で長期保存すると弾性体が変形した状態を維持してしまうため、元の形状に戻りにくくなり、次にキャップをする時にチップ先端部を密閉しにくかった。
また、特許文献2のような当接面が平坦状の弾性体は、チップ先端部との当接部が平坦状であるため、急激にチップ先端部を密閉すると、弾性体とチップ先端部との間の空気が、ボールとチップ先端部の内壁との間から進入する、いわゆる空気の呑み込み現象が発生する問題があった
また、特許文献3は、弾性体の底面に窪み部を形成しているため、チップ先端部と弾性体とが徐々に密閉し、前述した空気の呑み込み現象が発生することを抑制できるが、窪み部をチップ先端側に向ける等、弾性体の配設に方向性が生じるので、組立性が低下する。
本発明は上記問題を鑑み、密閉部材を配設し易い、ボールペンのキャップを提供するものである。
前記目的を達成するために本発明では、ボールを回転自在に抱持したボールペンチップのチップ先端部を密閉する密閉部材を配設するボールペンのキャップにおいて、前記密閉部材が、表層部と、該表層部の硬度より低い弾性体からなる内層部から構成した6面体以上の多面体からなるとともに、前記多面体の各面に窪み部を形成し、前記窪み部の底壁が、前記内層部に達することを特徴とする。
また、前記表層部が、合成樹脂からなることを特徴とする。
本発明は、前述した構成なので、密閉部材を配設し易い、ボールペンのキャップを提供することができた。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。尚、図面中同じ部材、同じ部品については同じ番号を付してある。
図1から図3に示す、第1の実施の形態におけるボールペンのキャップ1は、キャップ本体2内に突起部2bが設けてあり、キャップ本体2の先端部には頭冠3を装着してある。また、頭冠3内には、リブ3aを形成してあり、このリブ3aに密閉部材4を圧入装着してある。
密閉部材4は、6面体からなる多面体で形成してあり、多面体の各面の略中央部に、チップ先端部10の少なくとも一部が進入する窪み部4cを形成してある。具体的には、密閉部材4は、合成樹脂からなる表層部4aと、表層部4aより硬度の低い弾性体からなる内層部4bの積層構造を2色成形により形成し、その後、各面に、底壁が略円弧状の窪み部4cを、窪み部4cの底壁が内層部4bに達するように削りとって形成してある。
また、ボールペンのキャップ1は、図3に示すように、前軸5と後軸6とを連結した軸筒本体内に、筆記具用インキ(図示せず)を直詰めしたインキ収容筒8の先端に、ボールを回転自在に抱持したボールペンチップ10を、チップホルダー9を介して装着したボールペンレフィルを配設したボールペンと、本発明のボールペンのキャップ1を着脱自在に嵌合して用いることができる。尚、前軸5にはグリップ部材7を装着してある。
軸筒5の先端部に、キャップ本体2を嵌合すると、先ず、ボールペンチップ10の先端部が、密閉部材4の円弧状の窪み部4cに進入し、内層部4bに当接する。さらに嵌合が進むと、ボールペンチップ10の先端部が内層部4bに圧接し、内層部4bが変形することによりボールペンチップ10の先端部を密閉する。この密閉部材4によるボールペンチップ10の先端部の密閉と同時に、キャップ本体2の内壁に設けた突部2bが、前軸5の外壁に設けた突起部5aを乗り越し嵌合して、軸筒本体にキャップ1を着脱自在に装着することができる。
密閉部材4を6面体からなる多面体で形成することで、キャップ内への配設による方向性が球体には劣るものの、1方向又は2方向の配設方向からなる他の従来の密閉部材に比べ、挿入方向が6方向となるため、組立性が向上する。
また、密閉部材4は、硬度の高い表層部4aと、硬度の低い内層部4bの積層構造とし、窪み部4cの底壁が、内層部4bに達するように形成することで、頭冠3内のリブ3aに圧設する部分の硬度が高いため、密閉部材4の配設時に、変形して曲がった状態等、所望する位置に配設できないことを防止し、且つ容易に外れにくい。また、ボールペンチップ10の先端部に当接する部分を弾性体からなる内層部4bとし、硬度を低くすることで、変形しやすく、ボールペンチップ10の先端部を密閉しやすくすることができるので好ましい。
また、ボールペンチップ10の先端部に当接する窪み部4cを円弧状とし、ボールペンチップ10の先端部と当接する内層部4bの当接部を円弧状とすることで、急激にボールペンチップ10の先端部を覆うことがなく、前軸5とボールペンのキャップ1の嵌合に伴う、ボールペンチップ10内への空気の呑み込みが発生しにくい。
本実施の形態では、便宜上、ボールペンのキャップ1と軸筒5の嵌合方法として突部2aと突起部5aの乗り越え嵌合を用いたが、凹凸嵌合、圧入嵌合等、一般的に知られているキャップ1と軸筒5の嵌合方法を用いることができる。また、キャップ1と軸筒5を完全に装着した状態で、密閉部材4の内層部4bが圧縮変形し、ボールペンチップ10の先端部を密封することができれば、ボールペンチップ10の先端部と密閉部材4の接触時期は特に限定されない。
また、便宜上、密閉部材4を6面体からなる多面体で形成してあるが、8面体や10、12面体等、特に限定するものではないが、個々の面の面積、具体的には、多面体の各面の面積をボールペンチップの最大断面積よりも大きくし、6〜10面体とすることが最も好ましい。
また、便宜上、キャップ本体の先端部に頭冠を装着し、頭冠内に設けたリブに密閉部材を装着してあるが、キャップ本体内に直接、密閉部材を装着してもよい。
本発明における内層部に用いる弾性体は、弾性変形可能な天然ゴム、シリコーンゴム、ブチルゴム、フッ素ゴム、塩化ビニル樹脂、ブタジエンゴム、ウレタンゴム、ポリエチレン樹脂、その他合成ゴム等、一般的に知られている弾性体のなかから、チップ先端部の材質や構造、インキの成分等に応じて適宜選定すればよい。
尚、密閉部材に用いる内層部の硬度は、特に限定されるものではないが、JIS Aが60より大きいと、変形し難く、密閉性が低下するので、JIS Aで60以下とすることが好ましい。
表層部に用いる合成樹脂としては、ポリカーボネートを材料として形成される場合に限らず、例えば、ポリスチレン、スチレン・アクリロニトリル共重合体、ABS、ポリアセタール、ポリエステル、ポリプロピレン等、筆記具の筒体として一般的に知られている合成樹脂のなかから、適宜選定すればよい。
また、表層部には、前述した合成樹脂の他に、内層部より硬度の高い弾性体を用いることができるが、表層部として合成樹脂を用いることにより、組立性、成形性が著しく向上するので、表層部には合成樹脂を用いることが最も好ましい。
本発明のボールペンのキャップは、油性ボールペン用インキ、水性ボールペン用インキ、剪断減粘性インキ等、インキの種類に限定されることなく、キャップ式ボールペンとして広く実施可能である。
第1の実施の形態におけるボールペンのキャップを示す縦断面図である。 図1における密閉部材の拡大縦断面図である。 図1におけるキャップを軸筒に装着した状態を示す図である。
符号の説明
1 ボールペンのキャップ
2 キャップ本体
2a 凸部
3 頭冠
4 密閉部材
4a 表層部
4b 内層部
4c 窪み部
5 前軸
6 後軸
8 インキ収容筒
10 ボールペンチップ

Claims (2)

  1. ボールを回転自在に抱持したボールペンチップのチップ先端部を密閉する密閉部材を配設するボールペンのキャップにおいて、前記密閉部材が、表層部と、該表層部の硬度より低い弾性体からなる内層部から構成した6面体以上の多面体からなるとともに、前記多面体の各面に窪み部を形成し、前記窪み部の底壁が、前記内層部に達することを特徴とするボールペンのキャップ。
  2. 前記表層部が、合成樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載のボールペンのキャップ。
JP2008300565A 2008-11-26 2008-11-26 ボールペンのキャップ Pending JP2010125641A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012250347A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Mitsubishi Pencil Co Ltd 筆記具用キャップ及び消去性インクを有する筆記具

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