JP2010124462A - 基地局トランシーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】マクロセル/フェムトセルが混在する通信システムにおける干渉調整のコンセプトを提供する。
【解決手段】基地局トランシーバ100は、第2の基地局トランシーバ200の第2のカバレッジエリア212を取り囲む第1のカバレッジエリア112を有する無線インタフェース110を備える。基地局トランシーバは、第1の部分141を制御するコントローラ130であって、第2の基地局トランシーバ200と基地局トランシーバとの間の相互干渉を軽減するようなものである第2の部分142を、プール140と識別に関する情報とアクセス可能性に関する情報とに基づいて決定するコントローラを備える。通信ユニット120は、第1の部分141および/または第2の部分142に関する情報を第2の基地局トランシーバ200に伝達する。
【選択図】図1a

Description

本発明は、移動体通信システムの分野に属し、特に階層的セル構造を利用するネットワークの分野に属するものである。
現在の移動体通信システムは、種々の異なる無線リソースを利用しており、中でも例えば、キャリア(搬送波)またはサブキャリア(副搬送波)の観点からの周波数、タイムスロット、拡散コードまたはシーケンス、インタリービング・シーケンス、空間サブチャネルなどを利用している。ますます多様化する種々の無線リソースによって、ますます複雑な割当てアルゴリズムおよび方法が開発されている。更にネットワークトポロジ(ネットワーク接続)は、階層的構造に変化あるいは進歩しつつある。
現在のシステムでは、例えば家庭環境をカバーするために、いわゆるマイクロセル、ピコセル、及びフェムトセルのうちのいずれか又はこれらの組合せを配置することができる。これらマイクロセル、ピコセル、及びフェムトセルは、通常の無線セルの上に配置された小さな無線セルである。
従来のシステムにおいては、同じリソースを使用するフェムトセル・ユーザ装置(FUE=Femto−cell User Equipment)と、マクロセル・ユーザ装置(MUE=Macro−cell User Equipment)との間の干渉に関連する問題が生じる。一方、最新のネットワークでは、家庭環境で使用され得る小さな基地局すなわちFUEを配置することができる。これにより、家庭環境における通常の携帯電話または移動デバイスの使用が可能になる。しかしながら、これらのFUEは、移動体通信システムの運用者によって効率的に調整され得ないので、干渉の調整および干渉の軽減に関する問題が生じる。FUEは、移動体通信システムのバックボーンに直接接続されておらず、これは、例えば通信ネットワークの制御プレーンへシームレスに接続することを妨げることになる。フェムトセルは、無線リソースをマクロセルと共有する小型の(ミニ)プラグアンドプレイ家庭基地局である。用語「マクロセル」は、セルラー移動体通信システムの通常のセルを表す。フェムトセルは、家庭環境における例えばLTE(LTE=Long Term Evolution)およびLTE−A(LTE−A=LTE−Advanced)のカバレッジを向上させることを目的として作られている。フェムトセル基地局(FBS=Femto−cell base−station)およびFUEは、マクロセル基地局(MBS=Macro−cell Base−Station)とMUEとに干渉を引き起こす。逆のことも起こり得る、すなわち、MBSとMUEとは、MUEとFUEとに干渉を引き起こし得る。このようなシナリオ、すなわち、フェムトセルを配置することに起因する干渉は、従来の移動体通信システムにおける主要な懸念事項である。
本発明の目的は、マクロ/フェムトセル混合通信システムにおける干渉調整のための改善されたコンセプトを提供することである。
この目的は、請求項1に記載の基地局トランシーバと、請求項7に記載の通信するための方法と、請求項10に記載の基地局トランシーバと、請求項15に記載の通信するための方法とによって達成される。
本発明は、マクロセルとフェムトセルとの間のリソース割当てが調整され得るという発見に基づいている。例えば、拡張することが可能な従来のメッセージを使用することによって、いくつかの実施形態において、直接シグナリング(direct signaling)を使用することができる。シグナリングは、例えばバックボーンネットワークを介して、または無線(空中)インタフェースを介して実行することができる。他の実施形態においては、フェムトセル基地局がマクロセル基地局間の干渉調整メッセージをオーバヒアリング(overhear)し得るまたは傍受(eavesdrop)し得るという発見に基づいて、間接シグナリング(indirect signaling)を利用することができる。
本発明の1つの発見は、マクロセルとフェムトセルとの間の干渉の調整または干渉の軽減がどのリソース上で使用するべきかという情報を、またはどのリソースが他のフェムトセルまたはマクロセルのいずれかによって占有されているかという情報をフェムトセルに提供することによって、マクロセルとフェムトセルとの間の干渉の調整または干渉の軽減を実行することができるということである。このような情報の提供は、専用および/または明示的であり得る、すなわち、このような情報を含むメッセージは、例えば明白なアドレス指定によってフェムトセルに直接向けられ得る。このような情報の提供は、暗示的であり得る、および/または第3のセルにブロードキャストまたはアドレス指定され得る。また、このフェムトセルは、マクロセルと他のいずれかのセルとの間の通信をオーバヒアリングするまたは傍受するまたはスニフィングする(sniff:ネットワーク上のデータを傍受する)ことができ、これらのセル間の干渉の調整を決定でき、それに基づいてそれ自身が使用するリソースを調整することができる。この情報が実際にアドレス指定され得る他のセルは、もう1つのマクロセルまたはもう1つのフェムトセルとなり得る。
それによって、フェムトセルは、なおマクロセルとリソースを共有することができ、なお、例えば家庭環境においてLTEまたはLTE−Aのカバレッジを改善するために使用することができる。本実施形態は、フェムトセルによる干渉を調整することができ、この実施形態は、より高いシステム容量およびより良好なサービス品質となるという利点がある。
幾つかの実施形態は、同じリソースを共有するMUEとFUEとの間の空間的な分離が干渉低減のために有益であるという発見に基づいている。したがって、空間的な分離は、干渉調整のために利用され得る。空間的な分離は、MBSからFBSへのシグナリングメッセージの助けによってリソースを割り当てることによって達成することができ、MBSでは、例えば、特定のFBSに近いMUEによって使用されたリソースがこのようなリソースをFBSに再使用させないように指示される。
幾つかの実施形態は、例えばLTE内のメッセージまたはメッセージングについて見ると、既存の規格に対して最小の、または限定された影響しか与えない。一般に、幾つかの実施形態は、フェムトセルを利用するセルラーシステムにおいて使用され得る。幾つかの実施形態は、アップリンクならびにダウンリンクでもリソース割当てを行い得る。言い換えれば、干渉の調整は、両伝送方向に関して、すなわちアップリンクとダウンリンクとに関して、逆方向リンクまたは順方向リンクそれぞれに関して、実行され得る。干渉の調整は、フェムトセルとマクロセルとの間およびFUEとMUEとの間で確立され得る。
本発明の実施形態は、下記の添付図面を使用して詳述される。
基地局トランシーバの一実施形態を示す図である。 基地局トランシーバのもう1つの実施形態を示す図である。 マクロセル内のフェムトセル配置を示す図である。 多数の干渉シナリオを示す図である。 干渉調整シナリオを示す図である。 重大な干渉シナリオを示す図である。 ある干渉シナリオにおける有益なリソース割当てを示す図である。 シミュレーション結果を示す図である。 シミュレーション結果を示す図である。 セルラーネットワークにおける一実施形態内の信号伝達を示す図である。 一実施形態におけるもう1つの信号伝達方式を示す図である。 一実施形態のもう1つの信号伝達方式を示す図である。 なおもう1つの信号伝達シナリオを示す図である。 シミュレーション結果を示す図である。
下記において、用語「基地局」および「基地局トランシーバ」、ならびに「移動体」、「移動端末」、「トランシーバ局」、「ユーザ装置」は、同義語として使用される。更に、用語「基地局トランシーバ100」または「他の基地局トランシーバ100」は、マクロセルまたはMBSを表し、また、用語「基地局トランシーバ200」または「第2の基地局トランシーバ200」は、フェムトセルまたはFBSを表す。
図1aは、移動体通信システムにおいて動作する基地局トランシーバ100の一実施形態を示している。この移動体通信システムは、例えばGSM(GSM=Global System for Mobile Communications)、3GPP(3GPP=Third Generation Partnership Project(第3世代提携プロジェクト))によって指定される第3世代システム、UMTS(UMTS=Universal Mobile Communication Systems(ユニバーサル移動体通信システム))、CDMA(CDMA=Code Division Multiple Access(符号分割多元接続))、WCDMA(WCDMA=Wideband CDMA(広帯域CDMA))、LTE、LTE−Aなどといった任意の移動体通信システムを表し得る。
図1aの基地局トランシーバ100は、第2の基地局トランシーバ200の第2のカバレッジエリア212を取り囲む第1のカバレッジエリア112を有するように構成された無線インタフェース110を備えている。言い換えれば、階層的セル構造を確立することが可能であり、この実施形態は、カバレッジエリア112および212に従って少なくとも1つのフェムトセルをオーバーレイするアンブレラ(傘型)セル、すなわちマクロセルを確立するように構成され得る。
更に、基地局トランシーバ100のこの実施形態は、通信ユニット120を備えている。この通信ユニット120は、無線インタフェース110と、移動体通信システムの無線リソースのプール140からの無線リソースの第1の部分141とを使用して、移動体通信システム内で通信するように構成され、更に第2の基地局トランシーバ200の識別に関する情報とアクセス可能性に関する情報とを受信するように構成され得る。
言い換えれば、この通信ユニット120は、移動体通信システム内の無線インタフェース110を使用して通信するようになっている。幾つかの実施形態では、無線リソースとしてあらゆる種類の無線リソースが利用され得る。すなわち、移動体通信システムにおいて無線インタフェース110を介して通信するための基地局トランシーバ100によって、例えば伝送電力、キャリア(搬送波)、サブキャリア(副搬送波)、周波数、コード、タイムスロット、空間サブチャネル、送信または受信アンテナ、拡散またはチャネル化コード、スクランブリングコード、インタリービング・シーケンス、などのグループのうちの1つが利用され得る。
一般に、このようなすべての無線リソースは、移動体通信システムによって使用されるすべての無線リソースが集められ得る無線リソースのプール140に集約されるようになっている。移動体通信システムにおける重大な干渉状態を防止するために、無線リソースのプール140からの無線リソースは調整され得る。
言い換えれば、通信ユニット120は、もう1つのネットワークノード、例えばFBSおよびFUEの一方あるいは両方を第2の基地局トランシーバ200として識別し得る識別に関する情報を受信するように構成されている。ある幾つかの実施形態では、この情報は、識別されたデバイスから直接受信され得るが、例えば移動デバイスといった他のデバイスは、移動体通信システム内で測定(measurement)を実行するように構成されることが可能であり、この測定の次に、これらの測定値は、例えば、本願の基地局トランシーバ100に報告されるようになっている。
図1aによれば、基地局トランシーバ100は更に、コントローラ130を備えている。コントローラ130は、無線リソースの第1の部分141の制御に対応し、無線リソースのプール140と識別に関する情報とアクセス可能性に関する情報とに基づいて、無線リソースの第2の部分を決定するように構成されている。無線リソースのこの第2の部分142は、無線リソースの第2の部分142を使用する第2の基地局トランシーバ200と、無線リソースの第1の部分141を使用する基地局トランシーバ100との間の相互干渉が軽減されるようなものである。更に、通信ユニット120は、無線リソースの第1の部分141および第2の部分142のいずれか又は両方に関する情報を第2の基地局トランシーバ200に伝達するようになっている。
幾つかの実施形態では、多数のシナリオが考えられ得る。ある実施形態においては、移動局が接続確立およびハンドオーバーすることができるオープンアクセス・フェムトセル(open-access femto-cell)または第2の基地局トランシーバ200が存在し得る。他のフェムトセルまたは第2の基地局トランシーバ200は、例えば家庭環境におけるクローズドアクセス・フェムトセルであり得る。すなわち、選択された移動局だけが、クローズドアクセス・フェムトセルと接続を確立することができる。ある幾つかの実施形態では、フェムトセルまたは第2の基地局トランシーバ200の両種類は、基地局トランシーバ100、すなわちMBSまたはマクロセルによって干渉調整またはリソース調整され得る。ある幾つかの実施形態においては、クローズドアクセス・フェムトセルとの干渉調整は、FBSの近くにあるMUEが、このFBSにハンドオーバーすることができないので、より重要であり得る。それによって、MUEがFUEと同じ無線リソースを使用するとき、干渉はより厳しくなる。もしこのようなFBSがオープンアクセスFBSであったとすれば、上記MUEは、FBSにハンドオーバーすることができ、直ぐ近くにあるMUEによってFBSに引き起こされる干渉は回避され得る。したがって、この実施形態は、クローズドアクセスFBSについて重点が置かれ得るが、これに限定されない。
ある幾つかの実施形態においては、アクセス可能性に関する情報は、識別に関する情報と共に暗示的に供給され得る。言い換えれば、いったんフェムトセルまたは第2の基地局トランシーバ200の識別に関する情報が、基地局トランシーバ100において利用可能になると、アクセス可能性に関する情報は、フェムトセルまたは第2の基地局トランシーバ200のリストから導き出され得る。ある幾つかの実施形態においては、第2の基地局トランシーバ200は、一意であり得るが、FBSまたは第2の基地局トランシーバ200をオープンアクセスまたはクローズドアクセスFBSとして識別するある一定の形式の識別情報を持ち得る。他の実施形態においては、MBSは、例えば、そのMBSに対して設定されたMUEから測定報告を受信できる。また、MBSは、FBSから基準信号を受信することができる。このMUEは、FBSにアクセスしようと試み得る、あるいはこのような試みが失敗したかどうかを確定して報告し得る。すなわち、ある幾つかの実施形態においては、アクセス可能性に関する情報は、MUEの失敗したアクセスの試みに関する報告であり得る。
言い換えれば、コントローラ130は、無線リソースの第1の部分141と第2の部分142とを決定することによって干渉を調整するようになっている。第1の部分141と第2の部分142は、無線リソースの第1の部分141を使用する基地局トランシーバ100が無線リソースの第2の部分142を使用する第2の基地局トランシーバ200と同時に通信するときに干渉が軽減されるようなものであり得る。このような通信は、アップリンクおよびダウンリンクの一方または双方において行われ得る。無線リソースの第1の部分141と無線リソースの第2の部分142とは、これらが直交している、すなわち干渉も衝突も発生し得ないようなものであり得る。しかしながら、他の実施形態では、これら無線リソースの第1の部分141と第2の部分142は、全システムのシステム容量がなお最適化されるように制御されるやり方を行うときに、ある程度オーバーラップまたは衝突する可能性がある。言い換えれば、干渉を軽減することは、無線リソースの同時使用の最小化に、あるいはシステム容量が最適化されるやり方で無線リソースの衝突を調整することに繋がり得る。
言い換えれば、ある幾つかの実施形態において、基地局トランシーバ100は、リソースのプール140を全体的に使用するように構成され得る、すなわちリソースの第1の部分は、無線リソースのプール140の全体に拡張し得る。例えば、OFDMシステム(OFDM=Orthogonal Frequency Division Multiplexing(直交周波数分割多重化))において、基地局トランシーバ100は、第2の基地局トランシーバ200の識別に関する情報と第2の基地局トランシーバ200のアクセス可能性に関する情報とに基づいて、第2の基地局トランシーバ200が検出されたときに、無線リソースのプール140と第1の部分141とによって構成されたシステムのすべてのサブキャリアを動作させることができる。
基地局トランシーバ100は、移動体通信システムにおいて通信するために、すべてのサブキャリアを利用し得る。しかし、この場合、その伝送電力の全部を使用できない可能性があり、また、最大データ転送速度および各サブキャリアについて最も複雑な変調アルファベット(modulation alphabet)の一方あるいは両方を使用できない可能性がある。コントローラ130は、サブキャリアの数という点から無線リソースの第2の部分142を決定でき、サブキャリアの数は、全てのサブキャリアのサブセットとすることができる。また、コントローラ130は、第2の部分142に関する情報、すなわちサブキャリアのサブセットに関する情報を第2の基地局トランシーバ200に伝達し得る。また、コントローラ130は、このサブセットに含まれないサブキャリアを使用するように、すなわち第2の基地局トランシーバ200に伝達されたサブキャリア以外のサブキャリアを使用するように第1の部分141を制御することができる。
しかしながら、同じデータ転送速度を維持するために、基地局トランシーバ100は、他のサブキャリアに関して、すなわち無線リソースの第1の部分141について、より高いデータ転送速度、すなわち、より高い伝送電力とより複雑な変調アルファベットとを利用し得る。上記のシナリオは、実施形態の一例となるはずである。しかし、他の実施形態では、第1の部分141と第2の部分142とはオーバーラップし得る、すなわちサブキャリアは、基地局トランシーバ100と第2の基地局トランシーバ200とによって使用され得るが、衝突は、コントローラ130によって調整される。他の実施形態においては、上記のように、他の無線リソース、例えばタイムスロット、コード、周波数などが使用され得る。
図1aによれば、通信ユニット120は、第1の部分141および第2の部分142の一方あるいは両方に関する情報を、第2の基地局トランシーバ200に伝達するようになっている。幾つかの実施形態においては、基地局トランシーバ100は、第2の基地局トランシーバ200と通信するためのネットワークインタフェースを備えることができ、または、通信ユニット120は、無線リソースの第1の部分141および第2の部分142の一方あるいは両方に関する情報を、識別に関する情報に基づいてネットワークインタフェースを介して第2の基地局トランシーバ200に伝達するように構成され得る。
このような通信は、高頻度の時間ベースで実行され得る。すなわち、コントローラ130は、無線リソースの第1の部分141と第2の部分142とをネットワークにおける干渉条件に適応させるために、無線リソースの第1の部分141と第2の部分142とを反復または連続するやり方で制御するように構成され得る。言い換えれば、干渉の調整または干渉の制御は、例えばネットワークにおける瞬間的干渉または負荷条件に基づいて順応するように実行され得る。
更に、基地局トランシーバ100の点から見たMBSは、このMBSによってサービスを受けるマクロセルにおけるリソース利用を決定するように構成され得る。例えば、第2の基地局トランシーバ200について、上記のMBSのカバレッジエリア112内にFBSが存在する可能性がある。一実施形態では、基準信号測定値を取得するように構成された移動端末は、第2の基地局トランシーバ200から基準信号を受信し得る。このUEは、第2の基地局トランシーバ200からの基準信号についての測定値を基地局トランシーバ100に報告し得る。すなわち、MBSは、MUEまたはFUEの測定値に基づいてFBSを決定し得る。MBSは、ネットワークインタフェースを介して実行され得る明示的なシグナリングによってこのMBSのカバレッジエリア内のFBSのリソースを調整し得る。このようなネットワークインタフェースは、ある無線インタフェース、例えば同様の無線インタフェースであり得る。しかしながら、他の実施形態では、これは有線インタフェースであり得る、すなわち、シグナリングは、移動体通信システムのバックボーンまたはバックホール(backhaul)または有線ネットワーク部を経由して、FBSが所属しているもう1つの通信システムに対して実行され得る。このようなシグナリングは、IP(IP=Internet Protocol)および/またはTCP(TCP=Transmission Control Protocol)データパケットに関して実行され得る。
ある幾つかの実施形態において、基地局トランシーバ100は、無線リソースの第2の部分142に関する情報の上記通信を実行するための第2の基地局トランシーバ200のアドレスを決定し得る。上記アドレスは、識別に関する情報から導き出され得る。第2の基地局トランシーバ200は、例えば、いったん上記アドレスがプラグインされると、中央ネットワークノード、例えばインターネットにおける例えばサーバまたはプロバイダに登録することができる。基地局トランシーバ100は、識別に関する情報に基づいて中央ノードから例えばIPアドレスを決定することができる。他の実施形態において、第2の基地局トランシーバ200は、例えばシステム情報を備える基準信号または放送信号に関して、基地局トランシーバ100からのダウンリンク信号を傍受または受信するように構成され得る。第2の基地局トランシーバ200は、基地局トランシーバ100が属する移動体通信システムを検出し、例えばインターネットを介して自分自身をこの移動体通信システムに登録することができる。基地局トランシーバ100は、第2の基地局トランシーバ200がそれ自身を公知にしたものへ、移動体通信システムのバックボーンを介して第2の部分142に関する情報を伝達し得る。
図1bは、移動体通信システムにおいて動作する基地局トランシーバ200のもう1つの実施形態を示している。図1bに描かれた基地局トランシーバ200は、FBSに対応し得る。図1bに描かれた基地局トランシーバ200は、他の基地局トランシーバ100の第2のカバレッジエリア112によって取り囲まれた第1のカバレッジエリア212を有するように構成された無線インタフェース210を備えている。上記の説明によれば、基地局トランシーバ200は、図1aを用いて説明された実施形態における第2の基地局トランシーバ200に対応し得る。
言い換えれば、図1aの基地局トランシーバ100は、図1bの他の基地局トランシーバ100に対応し得る。図1bに描かれた基地局トランシーバ200は、無線インタフェース210を備えている。この無線インタフェース210は、移動体通信システムの無線リソースのプール240からの無線リソースの部分242を使用して、この移動体通信システム内で通信するように構成され得る。このプール240は、プール140に対応し得る、すなわち、MBSおよびFBSは、同じ無線リソース上で動作し得る。他の実施形態において、FBSおよびMBSに関するプール240は、MBSおよびMUEに関するプール140より少ない無線リソースを備え得る。言い換えれば、フェムトリソースは予め制限される可能性がある。
更に、基地局トランシーバ200は、ネットワークノードの識別に関する情報と無線リソースの利用に関する情報とを受信するように構成されたネットワークインタフェース220を備えている。このネットワークインタフェース220は、例えば他のトランシーバ100からのダウンリンク信号に関して無線インタフェース210を介して、および/またはこのトランシーバが接続されたバックボーンあるいはバックホールあるいは有線ネットワークを介して、これらの情報を受信するように構成され得る。更に、基地局トランシーバ200は、ネットワークノードの識別に関する情報と無線リソースの利用に関する情報と無線リソースのプール240とに基づいて、無線リソースの部分242を制御するように構成されたコントローラ230を備えている。
上記の説明と実施形態によれば、基地局トランシーバ200は、例えば、MBSからのこのような情報を受信することができ、コントローラ230は、このような情報に基づいて部分242を制御することができる。
基地局トランシーバ200の幾つかの実施形態において、識別情報が基地局トランシーバ200自身に関連付けられていて、更にこの情報が他の基地局トランシーバ100から発生したという指示を備えている場合に、コントローラ230は、部分242を制御して、無線リソースの利用にしたがって無線リソースを使用する他の基地局トランシーバ100と無線リソースの部分242を利用する基地局トランシーバ200との間の相互干渉が軽減されるようにし得る。言い換えれば、他の基地局トランシーバ100は、リソースの利用について基地局トランシーバ200に知らせる基地局トランシーバ200へのメッセージを作成し得る。このメッセージの作成は、他の基地局トランシーバ100によって使用されたリソースについて基地局トランシーバ200に知らせることによって実行されて、基地局トランシーバ200が他のリソースを使用するように調整され得る。
別の実施形態では、他の基地局トランシーバ100すなわちMBSは、基地局トランシーバ200すなわちFBSに対して、このようなメッセージの中で指示されたリソースを使用するように明示的に命令することができる。このようなメッセージは、有線インタフェースまたはネットワークインタフェースを介して受信され得る。他の実施形態では、これは、無線インタフェースを介して受信され得る。
基地局トランシーバ200は、例えば多数のMBSおよび/またはFBSといった多数の他のネットワークノードの無線リソースの利用に関する情報を備える多数のメッセージを受信し得る。基地局トランシーバ200は、MBSによって供給される情報をFBSによって供給される情報より優先させるように構成され得る。言い換えれば、FBS間の干渉調整よりもマクロセル・フェムトセル間の干渉調整が優位に扱われ得る。他のシナリオでは、例えば、そのカバレッジエリア内にそれぞれの基地局トランシーバ200またはFBSが位置しているMBSからの1つの情報と他のMBSからの1つの情報といった多数のMBSからの情報が受信されて考慮され得る。言い換えれば、多数のMBSからの情報は、例えば、FBSが位置するMBSからの情報および1つ以上の近隣のMBSからの情報と考えられ得る。それと共に、特に干渉の調整が重要であるセルエッジ領域において多数の近隣のMBSからの情報が、FBSおよび基地局トランシーバ200のそれぞれによって考慮され得るという利点がある。
下記において、この実施形態が、特に標準化機構によって優先されたシナリオであるので、アップリンクのフェムト・マクロ干渉に重点が置かれた、より詳細な実施形態が説明される(3GPP TR 25.820、「3G Home NodeB Study Item Technical Report(第3世代ホームノードB研究項目技術報告)」2008年5月を参照のこと)。下記の実施形態は、LTEシグナリングの例に重点が置かれているが、従来の移動体通信システムにも等しく適用することが可能である。
下記の実施形態は、フェムトセルとマクロセルとの間のアップリンク干渉を調整することができる。この実施形態は、既存のLTEシグナリングを利用し、また既存の3GPP規格に大きな変更がないという更なる利点がある。
既に上記に述べられたように、フェムトセルは、リソースをマクロセルと共有する小型のプラグアンドプレイ家庭基地局である。これらは、例えば家庭環境におけるLTEおよびLTE−Aのカバレッジを向上させることを目的として作られている。図1cは、1つのマクロセルと多数のフェムトセルとを有するネットワークシナリオを示している。図1cは、例えば基地局トランシーバ100の一実施形態において動作し得るMBS180を示している。更に、図1cは、FBSあるいはフェムトセル190を示している。マクロセル180は、そのセルに属するMUE182を有する。すなわち、通信信号は、両側矢印184によって示されるように、基地局トランシーバ180とUE182との間で交換される。
例えば、基地局トランシーバ200の一実施形態に対応し得るFBS190には、フェムトUE192が属している。FBS190は、両側矢印194によって示されるように、フェムトUE192と通信する。更に、図1cのシナリオは、例示目的のために、多数の他のマクロUEと多数の他のフェムトセルとを示している。もしマクロUE182とフェムトUE192がそれぞれの基地局と通信するために同じ無線リソースを使用すれば、干渉が引き起こされる。これは、図1cにおいて干渉矢印186および196によって示されている。言い換えれば、もしマクロUE182とフェムトUE192が、それぞれの基地局に信号を送信するために同じ無線リソースを使用すれば、アップリンク干渉が引き起こされる。もしMBS180とFBS190が、それぞれのマクロUE182とフェムトUE192に信号を送信するために同じ無線リソースを使用すれば、ダウンリンク干渉が引き起こされる。したがって、干渉矢印186および196は、両側を向いている。図1cは、1つのマクロセル内に配置されたフェムトセルにおける有用な信号および干渉状態を示している。
3GPP TR 25.820、「3G Home NodeB Study Item Technical Report(第3世代ホームノードB研究項目技術報告)」(2008年5月)において、3GPPは、フェムトセルの配置に関する干渉シナリオを優先させている。これらのシナリオは、図2にリスト化されて図示されている。図2は、上部に表、下部にネットワーク図を示している。図2の下部のネットワーク図は、マクロセル250と、例えばアパートメントAに対応するフェムトセル260と、もう1つのアパートメントBに対応するもう1つのフェムトセル270と、もう1つのマクロセル280とを示している。マクロセル250内には、対応するMBS259と通信しているマクロUE251が存在している。マクロセル250の隣にフェムトセル260が存在し、フェムトセル260には、対応するFBS269と通信するフェムトUE261が存在する。フェムトUE261が信号をFS269に送信するとき、基地局トランシーバ259ではマクロUE251に対する干渉が起こる(矢印291によって示され、図2の上部の表の第1行が対応する)。このシナリオでは、ホームノードBに所属するUEあるいはFBS269は攻撃者として、アップリンクのマクロノードB、すなわちMBS259に対応する犠牲者に干渉を引き起こすことになる。
フェムトセル270には、FBS279と通信するフェムトUE271が存在する。次に、マクロセル280が存在しており、このマクロセル280では、マクロUE281がMBS289と通信している。FBS279はフェムトUE271と通信するので、これは、矢印292によって示されたマクロUE281に関するダウンリンクにおける干渉を引き起こすことになる(図2の上部の表の第2行が対応する)。このシナリオにおいては、ホームノードB、すなわちフェムト基地局279は、この場合における犠牲者であるMBS289に対して干渉を引き起こす攻撃者である。
マクロUE281は、MBS289に送信するときに、FBS279において干渉を引き起こす。図2の表の第3行は、マクロノードBに所属するマクロUE281または基地局トランシーバ289が、ホームノードBまたはFBS279に干渉を引き起こす攻撃者であるというシナリオに対応している。矢印293は、マクロノードB289に所属するマクロUE281がホームノードB279において引き起こす干渉を示している。矢印294は、ダウンリンクにおいてMBS259がフェムトUE261に対して引き起こす干渉を示している。図2の上部の表の第5行によれば、矢印295は、アップリンクにおいてフェムトUE271がFBS269に対して引き起こす干渉を示している。この表の最後の行にある矢印296は、ダウンリンクにおいてホームノードBまたはFBS279がもう1つのFBS269に対して引き起こす干渉を示している。
図2に示された表によれば、3GPPは、この表内の対応する行において矢印291および293によって与えられる2つの干渉シナリオを優先させている。干渉シナリオの図解はまた、技術報告3GPP TR 25.820(「3G Home NodeB Study Item Technical Report(第3世代ホームノードB研究項目技術報告)」2008年5月を参照のこと)における「3G Home NodeB Study Item(第3世代ホームノードB研究項目)」に見出すことができる。
下記では、主として図2に描かれた表の優先番号291および293を有する、すなわち行1および3の干渉シナリオをアドレス指定する実施形態が説明される。言い換えれば、下記ではアップリンクのマクロ・フェムト相互干渉を軽減するための方法を実行する実施形態が論じられる。この実施形態は、これらが既存のLTE規格に対して最小の影響(インパクト)しか与えない、あるいは全く影響を与えないという利点がある。
最初に、アップリンク伝送のために何が良いか、あるいは有利であるか、また何が悪いか、あるいは不利であるかが明らかにされる。まず、フェムトセル内のフェムトUEがマクロUEから遠く離れていて両者が同じリソースを使用するというシナリオについて考える。
図3は、マクロUE312の信号を受信するMBS310を示している。マクロUE312によってMBS310に送信された信号は、矢印314によって示されている。更に図3は、フェムトUE322が所属するフェムトセルを作り出すFBS320を示している。更に、図3は、フェムトUE332が所属するもう1つのFBS330を示している。図3に描かれたシナリオでは、フェムトUE332が矢印324によって示された信号をFBS330に送信することが想定されている。
図3に描かれたシナリオでは、アップリンク伝送すなわちUEから基地局への伝送が考えられている。この特定のシナリオにおいて、マクロUE312は、信号をFBS330に送信するために、フェムトUE332が使用しているものと同じ無線リソースを使用してMBS310に送信する。それによって、マクロUE312は、矢印316によって示されるように、FBS330において干渉を引き起こし、フェムトUE332は、矢印336によって示されるように、MBS310において干渉を引き起こすことになる。図3を見ると、このシナリオにおいて、フェムトセルで再使用されるリソースが、同じリソースを使用するMUEから空間的に離れるようなやり方でアップリンク無線リソースが選択されることが分かる。ここで、空間的な分離は、無線距離がある一定の減衰を示すような無線距離と理解される。一般に、減衰は、送信機の距離が大きくなるにつれて、すなわち、いわゆる自由空間伝播損失(free space propagation loss)によって大きくなる。
したがって、空間的な分離は、より大きな減衰を引き起こし、それとともに、空間的な分離は、大きな無線距離に対応する。異なるシナリオでは、間に屋内減衰成分、屋外減衰成分およびあらゆる種類の反射、屈折などが存在し得る。もし2つのネットワークデバイスが空間的に離れていれば、これは、自由空間において空間距離に対応するこれら2つの間の大きな減衰に対応する。これは、無線環境において、例えば無線経路上の壁その他の障害物によって引き起こされ得る2つの無線デバイス間の大きな減衰に対応し得る。
大きな空間的な分離を有する実施形態においては、FBS330が、マクロUE312から小さな干渉しか受けないという利点がある。更に、フェムトUE332は、ほんの小さな伝送電力しか必要とせず、これにより、FBS330において、バッテリ寿命を延ばしかつ環境にやさしいICT(ICT=Information−Communication Technology(情報通信技術))である高い信号対干渉比(SIR=Signal−to−Interference−Ratio)を達成する。更に、この小さな伝送電力により、フェムトUEは、MBS310において僅かな干渉を引き起こすことになる。
図4には、考慮すべき第2のシナリオが記載されている。図4は、マクロUE412と通信するMBS410を示している。ここでも、アップリンク通信について考えられており、すなわち、マクロUE412は、矢印414によって示される信号をMBS410に送信する。更に、このシナリオでは、フェムトUE422と通信するFBS420が存在する。フェムトUE422は、矢印424によって示される信号をFBS420に送信する。図3に描かれたシナリオとは反対に、フェムトUE422と同じアップリンクリソースを使用するマクロUE412は空間的に離れていない。すなわち、マクロUE412とFBS420との間の減衰はかなり小さい。したがって、マクロUE412は、矢印416によって示されるように、FBS420において大きな干渉を引き起こすことになる。フェムトUE422は、矢印426によって示されるように、MBS410において干渉を引き起こすことになる。このシナリオでは、フェムトセルUE422はマクロセルUE412に近接しており、したがって、これらの間の減衰は小さい。このシナリオの欠点は、FBS420においてマクロUE412からの大きな干渉が引き起こされることである。したがって、フェムトUE422は、FBS420において妥当なSIRを達成するために大きな伝送電力を必要となり、これは、バッテリ寿命を短くし、また環境にやさしいICTとはいえない。更に、フェムトUE422では伝送電力が大きいため、フェムトUE422が、MBS410において大きな干渉を引き起こすことになる。そのSIRを維持するために、マクロUE412は、その伝送電力などを更に増加させなければならない可能性がある。図3および図4で説明されてきた利点と欠点の考察から、FUEが、これらのFBSの近くにないMUEのリソースを再使用することが有益であることが分かる。このことは再び図5に示される。
図5は、第1のマクロUE512および第2のマクロUE513と通信するMBS510についてのシナリオを示している。図をより良く理解するために、図5には通信矢印は描かれていない。更に、MBS510のマクロセル内には、フェムトUE522と通信する第1のFBS520および第2のフェムトUE532と通信する第2のFBS530が存在する。マクロUE512は、第2のフェムトUE532から空間的に離れており、それに対応して、矢印514によって示されるように同じリソースを使用する。同様に、マクロUE513は、フェムトUE522から空間的に離れており、それに対応して、矢印515によって示されるように同じリソースを使用する。要約すれば、図5は、同じリソースが空間的に離れたエンティティに割り当てられるといった有益なリソース割当ての実施形態を示している。この状況において、空間的に離れていることは、このようなエンティティ間の減衰が大きい、言い換えれば、例えばアップリンクにおける干渉が引き起こされるところであるマクロUE512とFBS530との間の減衰が大きいことを意味することに留意すべきである。同様に、マクロUE513とFBS520との間の減衰も大きい。
このような空間的な分離あるいは無線距離の利点は、数値的結果によって説明される。
図6は、上記の空間的な分離の利点を示すシミュレーション結果である。図6は、FBSにおけるSIR対フェムトUEからマクロUEへの相対的伝送電力を示している。図6の結果は、図6の説明文(キャプション)で与えられた多数のシナリオに関して、すなわち異なる空間的な分離に関する屋内シナリオおよび屋外シナリオに関して決定されている。種々のパラメータは、上記に説明されたように、より大きな減衰に移行する空間的な分離である。更に、屋内減衰が屋外減衰より大きい屋内および屋外のシナリオが考慮されている。最上部では内壁および外壁(建物)について考慮されており、これはまた、それぞれの減衰をモデル化している。言い換えれば、物理的な空間の分離の代わりに2つのネットワークエンティティ間の壁が減衰を増加させる可能性があり、この壁は、空間的な分離によって同様に達成され得るある一定の無線距離に対応し得る。
図6に示されるように、FBSにおけるSIRは、主として、第1にフェムトUEからマクロUEへの相対的伝送電力、第2にマクロUEとFBSとの間の距離、そして第3にこれが屋内または屋外の状況であるかどうか、という3つの要因に依存している。必要とされるSIRを達成するために、2つの戦略のうちの1つが追求され得る。第1にフェムトUEは大きな電力で発信でき、第2に同じリソースを使用するマクロUEとフェムトUEとの空間的な分離が利用され得る。
フェムトUEが大きな伝送電力で発信する第1のソリューション(解決策)は、2つの欠点を有する。第1に、全体的な伝送電力の増加が観測される可能性があり、これは、バッテリ寿命を短くし、さらに、環境にやさしくないITCにつながることになる。更に、MBSのSIRが低下する。同じリソースを使用するマクロUEとFUEの空間的な分離が実行される第2の実施形態では、伝送電力が節約される、すなわち、環境にやさしいITCではあるが、互いに近接したFUEとMUEとが異なるリソースを使用するようにフェムトUEとマクロUEとの間の調整が必要となる。したがって、この調整を実行し、また例えばシステムに対して、仮に影響を与えたとしても最小の影響を有する既存のLTE信号を利用することができる。
図7は、MBSにおけるSIR対フェムトUEとマクロUEとの間の相対的基地局距離に関するシミュレーション結果である。シミュレーションは、異なるパラメータに関して実行されており、図7では、フェムトUEの伝送電力はキャプションにしたがって変えられている。図7には、セル内で任意の精度の屋内MUEがあることを前提とする16個のアクティブなFUEに起因して生じるMBSにおけるSIRが示されている。更に、MBSにおける受信電力は、全電力で送信しているセルエッジMUEの受信電力に等しいことが仮定されている。もしFUEが−30dBmで送信すれば、MBSにおけるSIRは常に十分であることに注目されるべきである。これは、図7において、常に最小の必要SIRを示す点線より上にある直線によって示されている。しかしながら、もしMUEとFUEとが十分に離れてさえいれば、すなわち、図6から分かるように右手の丸で囲まれた領域によってマークされたように50mより大きく離れてさえいれば、−30dBmは、フェムトセル伝送にとって常に十分である。また10dBより大きなFUE伝送電力では最小SIRは決して達成されないことも注目され得る。例えば、もしMBSから40mにあるMUEが0dBmで送信すれば、近隣のFUEはそのFBSにおいて良好なSIRを達成するために−10dBmより大きな電力を必要とする(図6参照)。しかしながら、これは、この場合においてMBSにおけるSIRが低いため、実現可能ではない。
幾つかの実施形態は、セル間干渉調整(ICIC=Inter−Cell Interference Coordination)のために使用される既存のLTEシグナリングの手順を利用して、FUEおよびMUEのリソース使用を調整することができる。幾つかの実施形態は、既存のICICシグナリングから利益を取得し、それによって既存の規格への影響を小さい状態で維持する干渉調整方式を開発することができる。
幾つかの実施形態は、例えばLTEの既存のアップリンクICICメッセージを使用できる。これらのメッセージの1つは、送信しているMBSすなわちe−NodeBから見られるように、リソースブロックごとに干渉感度が高くなったことを示すアップリンク高干渉表示(HII=High Interference Indication)メッセージである。リソースブロックがこの関連におけるあらゆる種類の無線リソースを備え得ることは注目されるべきである。上記の説明によれば、リソースブロックは、リソースプールから予め決められた任意の無線リソースに対応し得る。LTEにおいて、HII内で受信された目標セルID(ID=identification)は、対応するHIIが意味されるセルを示す。言い換えれば、目標とされた基地局は、このようなメッセージ内で識別され得る。HIIの値は、更新を伝達する新しいメッセージがLTE規格で受信されるまで有効である。
もう1つのアップリンクICICメッセージは、例えばある幾つかのリソースブロック上で送信しているMBSによって経験される干渉レベルを示すアップリンク干渉過負荷表示(uplink interference overload indication)である。この値もまた、更新を伝達する新しいメッセージが受信されるまで有効である。
現在のところ、規格において、HIIメッセージは、特定の近隣のMBSにだけ送られることが可能であり、それによって、フェムトセルの干渉を調整するためのより高い可能性を提供し得る。干渉過負荷表示は、ブロードキャスト・メッセージである。HIIの原理は、図8に示されている。図8は、4つのMBS801、802、803および804を示している。更に、図8は、MBS801に接続されたMUE811と、MBS802に接続されたMUE812と、MBS803に接続された2つのMUE813および814とを示している。2つのMUEがMBS803に接続されているので、干渉の調整はアップリンクにおいて実行され得る。すなわち、MBS803は、HIIを近隣のMBS802および804に送り得る。これによって、近隣のMBS802および804は、これらそれぞれのアップリンクにおいてHIIに示された無線リソースを再使用することを回避することができる。
LTE ICICシグナリングに関する更なる詳細事項は、例えば3GPP TS36.420、「X2 general aspects and principles(X2一般的態様および原理)」2007年12月、および3GPP TS36.423「X2 application protocol(X2アプリケーションプロトコル)(X”AP)」2008年6月に見出され得る。
現在のところ、LTEにおいて、サービス中のMBS(serving MBS)は、近隣のMBSとだけアップリンクICICメッセージを交換できる。例えば、HIIに関してセルエッジMUEは、HIIが適切なMBSに送られるように検出されることが必要とされる。HIIシグナリングは、各FBSのためにHIIメッセージをカスタマイズすることによって拡張され得る。例えば、MUEは、自分がフェムトセルにごく接近しているかどうかを確定または決定をし得る。これは、例えば、MUEがセルエッジ領域内にあるかどうかを確定するために行われたのと同じやり方でMUEによってRSRP(RSRP=Reference Signal Received Power)を測定することによって行われ得る。言い換えれば、MBSとマクロセルとによって確立された移動体通信システムは、ある一定の受信電力で測定されたある一定の基準信号を報告するようにMUEを構成することができる。それによって、移動体通信システムは、FBSに近づきつつある、すなわちFBSカバレッジエリアに接近するMUEを認識している。言い換えれば、基地局トランシーバ100は、例えば測定報告の観点から移動体通信システムにおいて移動端末から無線インタフェースを介して情報を受信するように適応した通信ユニット120を備え得る。このような報告は、基準信号が測定されたFBSの識別ならびに測定された信号の強度に関する表示を含み得る。
FBS IDであり得る識別に関して対応する情報は、サービス中のMBSにおいて注目され得る。更に、MUEは、FBSに接続しようと試み得る。例えば、家庭で頻繁に使用されるという理由で、クローズドアクセス・フェムトセルの場合に発生するように、もし近隣のMUEがこれに近接するフェムトセルに接続することを許されなければ、一実施形態ではサービス中のMBSにおいて、新しい情報に基づいて、またこのような情報が存在する場合にこのFBSに関する有効な既存のHII情報に基づいて、対応するFBSのために新しいHIIメッセージが準備され得る。言い換えれば、MBSは、MUEから報告を収集でき、それと共にFBSとの接続がMUEによって確立され得なかったことをMBSに知らせるもう1つの報告によってFBSを検出し、上記のFBSを識別することができる。それからMBSは、FBSが使用すると考えられる無線リソースの第2の部分142についてFBSに知らせるメッセージをFBSのために作成し得る。受信されたHIIメッセージまたは他の任意のメッセージに基づいて、FBSは、どのリソースをそれのFUEにスケジュールすべきかを決定することができる。幾つかの実施形態では、もし可能であれば、FBSは、自分に近接したMUEに割り当てられたリソースを割り当てることを回避する。
幾つかの実施形態では、LTEに関して指定されたHIIメッセージが使用され得る。このHIIメッセージは、目標セルIDと、物理リソースブロックがある一定の無線リソースに対応するPRB(PRB=Physical Resource Block(物理リソースブロック))をビットマップ内の各位置が表すビット列とを備える。各PRBに関するビット列内には、値「1」が高い干渉感度を示し、値「0」が低い干渉感度を示す2進値が存在するが、幾つかの実施形態においては、これは逆も同様に実現され得る。
更に、HIIメッセージは、特定のFBSのために意図されているので、これらのメッセージは、バックホールまたはバックボーンネットワークを介して放送することなく対応するFBSに直接向けられることが可能であり、これによってシグナリングの負担を妥当なレベルに維持し得る。言い換えれば、例えば基地局トランシーバ200に対応するFBSは、それ自身の識別情報であり得るネットワークノードの識別に関する情報に対応するそれ自身のセルIDを受信し得る。PRBのビットマップに基づいて、無線リソースの利用が決定されることが可能であり、それによって、基地局トランシーバ200は、それ自身のリソースを、すなわちリソースの部分を調整できる。
基地局トランシーバ100は、無線インタフェース110のカバレッジエリア112によって取り囲まれたカバレッジエリアを有する第3の基地局の識別に関するもう1つの情報とアクセス可能性に関するもう1つの情報とを受信する通信ユニット120を備え得る。コントローラ130は、無線リソースの第1の部分141と第2の部分142とを制御し、かつ無線リソースのプール140と識別に関する他の情報とアクセス可能性に関する他の情報とに基づいて無線リソースの第3の部分を決定するように構成され得る。言い換えれば、基地局トランシーバ100は、そのカバレッジエリア内の多数のFBSによって使用される無線リソースを調整するように構成可能である。
図9は、サーブ中MBS910がHIIメッセージを介してアップリンクのためのリソース利用を調整するシナリオを示している。図9は、3つのMBS910、920および930を示している。更に、図9は、3つのFBS940、950および960を示している。図9において矢印970、980、985および990は、アップリンク干渉を調整するためにサービス中のMBS910によって送出されたHIIメッセージを示している。これらのメッセージは、専用になっているので、フェムトセル940、950および960のため、ならびに近隣のMBS920および930のためには、異なるリソースが利用され得る。
幾つかの実施形態では、HIIは、サービス中のMBSの近隣にあるMBSのために使用され得る。また、サービス中のMBS内に位置するフェムトセルのためにもHIIを使用し得る。通信ユニット120は、例えば多数のUEのRSRPに関する多数の測定報告を利用することができ、それによって、そのカバレッジエリア内の多数のフェムトセルを調整することができる。ダウンリンクリソースを調整するためにも同様の機構が使用され得る、すなわち、基地局トランシーバ100は、情報を移動端末に送信するために第1の部分141を利用できる。
他の実施形態では、基地局トランシーバ200すなわちFBSは、MUEと同じやり方で構成され得るFUEの既存のRSRP測定値を利用できる。幾つかの実施形態では、RSRP測定値または報告は、上記のFUEがセルエッジ領域に在るかどうかを決定するために使用され得る。言い換えれば、コントローラ230は、基地局トランシーバ200と他の基地局トランシーバ100との間の無線距離または空間的な距離についての尺度を決定するように構成可能であり、また、コントローラ230は、この無線距離または空間的な距離に基づいて部分242を制御するように構成され得る。既に上記に述べられたように、無線距離は、FBSとMUEとの間の空間的な距離または何らかの減衰に起因するものであり、逆も同様であり得る。それによって、FBSまたは基地局トランシーバ200は、自分がMBSの近くに、あるいは幾分離れて位置しているかどうかを決定できる。基地局トランシーバ200は、例えば減衰、無線距離または空間的な距離がそれに基づいて決定され得る基準信号に関して、他の基地局トランシーバ100からの信号を受信するための手段を動作させることができる。この受信するための手段は、無線インタフェースに対応し得る。
コントローラ230は、自分が近距離範囲または遠距離範囲に位置するかどうかを無線距離または空間的な距離に基づいて決定するように構成され、また基地局トランシーバ200が遠距離範囲と決定したときに、アップリンクおよびダウンリンクの一方あるいは両方において他の基地局トランシーバ100によって利用される無線リソースが回避されるように無線リソースの部分242を制御するように構成可能である。言い換えれば、もし基地局トランシーバ200が、自分がMBSから遠く離れていると決定すれば、このトランシーバは、MBSのアップリンクに対して重要でないアップリンクリソースを使用し得る。遠距離範囲における減衰は、MBSとMUEとの間で大きいので、FBSは、MBSとこのようなMUEとの間で使用されたリソースを再使用することを回避しようとする。
言い換えれば、フェムトセルは、RSRP測定値に基づいて自分がセルエッジ領域にいるか、セル内部領域にいるかどうかを決定することができる。
幾つかの実施形態では、FBSすなわち基地局トランシーバ200は、極めて稀にしか移動しないことが、したがってマクロセル内の位置を確定するためのRSRP測定値は極めて稀に、例えば電源投入時だけ、または極めて粗い時間間隔で利用され得る。
一実施形態では、基地局トランシーバ200またはFBSがHIIを受信すると、これは、近隣のMBSと同様に反応し得る。一般に、FBSは、例えばHIIによって示された周波数範囲内でそれのFUEをスケジュールすることを回避しようとする。すなわち、FBSは、この高感度周波数範囲内でフェムトセル・マクロセル間アップリンク干渉を最小にしようとする。この実施形態では、MUEと同じセル領域、例えばセルエッジ領域またはセル内部領域にあるFUEが、同じリソースを使用することは防止され、またこの考えによって、同じリソースを共有するFUEとMUEは、本来的に、空間的に、あるいは無線距離または減衰の観点から分離されている。幾つかの実施形態では、フェムトセルと近隣のマクロセルとの間の干渉を防止するために、セルエッジ領域におけるフェムトセルもまた、対応するセルエッジ領域に属すると想定するサービス中のマクロセルに向けられたHIIを受信できる。言い換えれば、基地局トランシーバ200は、近隣のMBSに向けられたHIIメッセージをオーバヒアリングするあるいは傍受するように構成され得る。これは、バックボーンネットワークにおいて例えばTCP/IPデータパケットといったデータパケットを例えばオーバヒアリングする、傍受する、あるいはスニフィング(sniffing)することによって実行され得る。
セル内部FBS、すなわち自分がMBSの近くにいると検出した基地局トランシーバに関して、HIIメッセージは、近隣のMBSのために意図されたHIIメッセージの如何なるものにも高干渉ブロックとマークされないリソースブロックを決定するように構成され得る。すなわち、基地局トランシーバ200は、基地局トランシーバ200が近距離範囲を決定したときに、アップリンクおよびダウンリンクの一方あるいは両方において基地局トランシーバ100によって利用された無線リソースが再使用されるように無線リソースの部分242を制御するコントローラ230を備え得る。近距離範囲における減衰は、MBSとMUEとの間でかなり低いので、幾つかの実施形態では、FBSは、MBSとこのようなMUEとの間で使用されたリソースを、これらのリソースが遠距離範囲で使用されたリソースほど重要でないという理由で、再使用し得る。しかしながら、既に述べられたように、FBSはなお、アップリンクまたはダウンリンクのいずれかにおいて近隣のMUEのリソースを再使用しないようにする。
これは、実際に近隣のMBSに向けられたメッセージをオーバヒアリングすることによって行われ得る。このような実施形態では、コントローラ230は、識別に関する情報が例えば近隣のMBSといった第2の基地局トランシーバ100とは異なる基地局に関連付けられていて、更にこの情報の発信源が他の基地局トランシーバ100であるという表示を備える場合に、無線リソース利用にしたがって無線リソースを使用する他の基地局トランシーバ100と無線リソースの部分242を利用する基地局トランシーバ200との間の相互干渉を軽減するように、部分242を制御する。
幾つかの実施形態では、サービス中()のセルの内部MUEのために使用されたリソースは、セル内部FBSのためのHIIリソースブロックとマークされ得る。図10は、このような実施形態を示している。図10は、4つのMBS1010、1011、1012および1013を示し、それらのうちの基地局トランシーバ1010は、サービス中の基地局と考えられるものとする。サービス中の基地局トランシーバ1010の周りには、例えば、1021および1022といったセル内部FBSを有するセル内部領域1020が存在する。更に、サービス中のセル1010は、例えば、セルエッジFBS1034またはセルエッジMUE1035を有する3つのセルエッジ領域1031、1032および1033を有する。図10は、一実施形態において1つのマクロセルがどのように1つの内部セル部と複数のセルエッジ部とに細分され得るかを示している。一般に、1つのマクロセルを、1つのMBSの周りに放射状に位置し得る多数のセル領域に細分できる。
図11は、HIIメッセージがセルエッジ部におけるFBSによって利用されるリソースを調整するためにどのように使用され得るかを示している。図11は、HIIメッセージを近隣のMBS1011に伝達するサービス中の基地局トランシーバ1010を示している。セルエッジ領域1031内には、多数のFBS1051、1052、1053および1054が存在する。近隣のMBS1011のために専用のHIIメッセージを示す矢印1060は、FBSが上記メッセージをオーバヒアリングし得ることを示している。前述のように、他の実施形態において、HIIメッセージは、専用および個別の一方あるいは両方のやり方で与えられ得る。
例えば、HIIメッセージは、サービス中のMBS1010から、近隣のMBS1011とセルエッジ領域1031内のFBS1051、1052、1053および1054に送られる。逆も同様であって、近隣のMBS1011から送られる同じHIIメッセージは、サービス中のMBS1010とMBS1011のセルエッジ領域内のFBSに送られ得る。MBS1011のセルエッジ領域内のFBSは、受信されたHIIに基づいてリソースをそれらのFUEに割り当てる方法を決定することができる。
フェムトセルとの干渉調整のために、HIIと共にアップリンク干渉過負荷表示シグナリング信号伝達(uplink interference overload indication signalling)が利用され得る。このメッセージはまた、LTE仕様の一部でもあり、またすべてのフェムトセルに送られ得る。大きく干渉されたMUEのリソースブロックを使用するフェムトセルは、これらのリソースブロックの使用を停止して、他のリソースブロックを選択し得る。代替として、フェムトセルは、これらのリソースブロックに対してフェムトセルの伝送電力を削減し得る。
幾つかの実施形態では、セル内部領域もまた、セル中心と、このセル中心とセルエッジとの間のセル領域とに分割され得る。一般に、1つのマクロセルは、例えばRSRP測定によって決定され得る多数の異なる領域に細分され得る。セル中心領域は、例えばFUEが地理的に位置するMBSからの強い信号を検出するFUEのRSRP測定によって認められ得る。他の実施形態では、より目標とされるリソース割当、すなわち図10および11に示されたように分割されたセル領域を有するようなリソース割当も、主として多数の異なるセル領域を使用して実行され得る。
図12は、FBSにおけるSIR対FUEからMUEへの相対的伝送電力についての実施形態のシミュレーション結果である。図12は、図6と同様のグラフを示している。図12では、幾つかの実施形態において平均SIRの改善が示されている。幾つかの実施形態は、同じ周波数あるいは無線リソースを使用するマクロおよびフェムトエンティティの空間的な分離を強制することができ、それによって、所定のFUEからMUEへの相対的伝送電力に関する平均SIRを大幅に改善することができる。図12は、従来の方法に関する、すなわち図12の矢印1201によって示されたリソース調整が実行されない場合のFBSにおける平均SIRを示している。更に図12は、矢印1202によって、調整は実行されないが最も重要なフェムトセルはスイッチオフされているときの従来の方法に関するFBSにおける平均SIRを示している。最後に、矢印1203は、フェムトおよびマクロリソース間の調整が上記の実施形態にしたがって実行された場合のFBSにおける平均SIRを示している。これらのSIR改善は、かなりのものである。
上記の実施形態は、主としてアップリンク伝送を考慮に入れて、またそれと共にアップリンク干渉調整を考慮に入れて考えられている。幾つかの実施形態は、ダウンリンク干渉調整も実行し得る。幾つかの実施形態は、アップリンク伝送に関して同様の論理の道筋にそって行われ得る。ダウンリンク伝送でも、FBSは、特定のFBSから遠く離れたMUEのために意図されたMBSのリソースを再使用することが有益である。例えば、LTE内の既存のダウリンクICICメッセージは、各PRBに関して伝送電力がある閾値より上にあるかないかどうかを示す。この情報は、フェムトセル・マクロセル間ダウンリンク干渉調整のためには十分でない可能性がある。
幾つかの実施形態は、フェムトセルとマクロセルとの間のダウンリンク干渉調整のために新しいメッセージを導入することができる。現在のところ、LTEでは、サービス中のMBSは、ダウンリンクICICメッセージを近隣のMBSとだけ交換する。MUEは、これらがフェムトセルにごく近接している場合に、それに応じて接続確立または所属することができる。これは、例えば、MUEがセルエッジ領域に在る場合に接続確立するために行われたのと同じやり方で、MUEによるRSRPの測定を行うことによって実行され得る。これに対応して、FBS識別情報がMBSによって注目され得る。更に、クローズドアクセス・フェムトセルの場合に起こるように、もし近隣のMBがそれの近隣のフェムトセルに接続することが許されなければ、サービス中のMBSにおいて対応するFBSのために新しいメッセージが準備され得る。この新しいメッセージは、新しい情報に基づいて、および/または、このような情報が存在すればこのFBSに関する既存の情報に基づいて作成され得る。
受信されたメッセージに基づいて、基地局トランシーバ200すなわちFBSは、FUEのためにそれのダウンリンク伝送に関してどのリソースをスケジュールすべきかを決定することができる。もし可能であれば、このFBSは、対応するMBSが伝送のために割り当てたリソースをこのFBSの近傍のMUEに割り当てることを回避することができる。
ダウンリンクメッセージは、目標セルIDと、位置がPRBを表す文字列とを含み、例えば、この文字列は、「1」という値が高干渉感度を示し、例えば「0」という値が低干渉感度を示し、逆もそれぞれ同様であることを示す。
幾つかの実施形態においては、フェムトセルが、家庭環境においてLTEおよびLTE−Aの一方あるいは両方のカバレッジをより効率的に改善するマクロセルとリソースを共有することができるという利点がある。幾つかの実施形態は、フェムトセル配置における干渉調整を可能にし、また効率的な干渉軽減法を可能にする。フェムトセルとマクロセルとの間の干渉を調整するために、既存のLTE/LTE−Aセル間干渉調整法およびシグナリングを再使用することができる。それによって、これらが既存のLTE規格に対して最小限の影響しか与えないという利点がある。本発明の実施形態では、相互干渉と全体的伝送電力とを引き下げることによりシステム容量を大幅に改善することができる。
本発明の方法のある一定の実施要件に応じて、本発明の方法は、ハードウエアまたはソフトウエアによって実現され得る。この実現は、ディジタル記憶媒体を使用して、特に本発明の方法が実行されるようなプログラム可能なコンピュータシステムと協同動作する電子的に読取り可能な制御信号を記憶したディスク、DVDまたはCDを使用して実行され得る。したがって、本発明は、コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で動作するときに本発明の方法を実行するために動作するプログラムコードであって機械可読キャリア(保持体)に記憶されたプログラムコードを有するコンピュータプログラム製品である。したがって、本発明の方法は、コンピュータプログラムがコンピュータ上で動作するときに本発明の方法の少なくとも1つを実行するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラムである。

Claims (16)

  1. 第2の基地局トランシーバ(200)の第2のカバレッジエリア(212)を取り囲む第1のカバレッジエリア(112)を有する無線インタフェース(110)と、
    前記無線インタフェース(110)と移動体通信システムの無線リソースのプール(140)からの無線リソースの第1の部分(141)とを使用して前記移動体通信システム内で通信する通信ユニット(120)であって、前記第2の基地局トランシーバ(200)の識別に関する情報とアクセス可能性に関する情報とを受信する通信ユニット(120)と、
    無線リソースの前記第1の部分(141)を制御し、かつ無線リソースの前記プール(140)と前記識別に関する情報と前記アクセス可能性に関する情報とに基づいて無線リソースの第2の部分(142)を決定するコントローラ(130)であって、無線リソースの前記第2の部分(142)は、無線リソースの前記第2の部分(142)を使用する前記第2の基地局トランシーバ(200)と無線リソースの前記第1の部分(141)を使用する前記基地局トランシーバ(100)との間の相互干渉を軽減するものである、コントローラ(130)と
    を備え、
    前記通信ユニット(120)は、無線リソースの前記第1の部分(141)および前記第2の部分(142)の一方あるいは両方に関する情報を前記第2の基地局トランシーバ(200)に伝達するものである、
    移動体通信システムにおいて動作する基地局トランシーバ。
  2. 前記基地局トランシーバ(100)は更に、前記第2の基地局トランシーバ(200)と通信するためのネットワークインタフェースを備え、前記通信ユニット(120)は、無線リソースの前記第1の部分(141)および第2の部分(142)の一方あるいは両方に関する情報を前記識別に関する情報に基づいて前記ネットワークインタフェースを介して前記第2の基地局トランシーバ(200)に伝達するものである、請求項1に記載の基地局トランシーバ。
  3. 前記コントローラ(130)は、無線リソースの前記第1の部分(141)と前記第2の部分(142)とを反復または連続するやり方で制御する、請求項1または2に記載の基地局トランシーバ。
  4. 前記通信ユニット(120)は、前記移動体通信システムにおいて移動端末から前記無線インタフェース(110)を介して前記情報を受信する、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の基地局トランシーバ。
  5. 前記通信ユニット(120)は、前記無線インタフェース(110)の前記カバレッジエリア(112)によって取り囲まれたカバレッジエリアを有する第3の基地局トランシーバの識別に関するもう1つの情報と、アクセス可能性に関するもう1つの情報とを受信するものであり、
    前記コントローラ(130)は、無線リソースの前記プール(140)と前記識別に関する他の情報と前記アクセス可能性に関する情報とに基づいて、無線リソースの第3の部分を決定するものであり、
    無線リソースの前記第3の部分は、無線リソースの前記第3の部分を使用する前記第3の基地局と無線リソースの前記第1の部分(141)を使用する前記基地局トランシーバ(100)との間の相互干渉を軽減するものであり、前記通信ユニット(120)は更に、無線リソースの前記第3の部分に関する情報を前記第3の基地局トランシーバに伝達するものである、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の基地局トランシーバ。
  6. 前記通信ユニット(120)は、情報を移動端末に送信するために前記第1の部分を利用するものである、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の基地局トランシーバ。
  7. 第2の基地局トランシーバ(200)の第2のカバレッジエリア(212)を取り囲む第1のカバレッジエリア(112)を有する無線インタフェース(110)を動作させるステップと、
    移動体通信システムの無線リソースのプール(140)からの無線リソースの第1の部分(141)を使用して前記移動体通信システム内で通信するステップと、
    前記第2の基地局トランシーバ(200)の識別に関する情報とアクセス可能性に関する情報とを受信するステップと、
    無線リソースの前記第1の部分(141)を制御するステップと、
    無線リソースの第2の部分(142)を利用する前記第2の基地局トランシーバ(200)と無線リソースの前記第1の部分を使用する前記基地局トランシーバ(100)との間の相互干渉を軽減するものである無線リソースの第2の部分(142)を、無線リソース前記プール(140)と前記識別に関する情報と前記アクセス可能性に関する情報とに基づいて決定するステップと、
    無線リソースの前記第2の部分(142)に関する情報を前記第2の基地局トランシーバ(200)に伝達するステップと
    を含む移動体通信システムにおいて通信する方法。
  8. コンピュータまたはプロセッサ上で動作するときに請求項7に記載の方法を実行するプログラムコードを有するコンピュータプログラム。
  9. 移動体通信システムにおいて動作する基地局トランシーバ(200)であって、
    別の基地局トランシーバ(100)の第2のカバレッジエリア(112)によって取り囲まれた第1のカバレッジエリア(212)を有する無線インタフェース(210)であって、前記移動体通信システムの無線リソースのプール(240)からの無線リソースの部分(242)を使用して前記移動体通信システムと通信する無線インタフェース(210)と、
    ネットワークノードの識別に関する情報と無線リソースの利用に関する情報とを受信するネットワークインタフェース(220)と、
    前記ネットワークノードの前記識別に関する情報と前記無線リソースの利用に関する情報と無線リソースの前記プール(240)とに基づいて、無線リソースの前記部分(242)を制御するコントローラ(230)と
    を備えるものである基地局トランシーバ。
  10. 前記識別に関する情報が前記基地局トランシーバ(200)に関連付けられ、更にこの情報の発信源が前記別の基地局トランシーバ(100)であるという表示を備える場合に、前記コントローラ(230)は、前記無線リソース利用にしたがって無線リソースを使用する前記別の基地局トランシーバ(100)と無線リソースの前記部分(242)を使用する前記基地局トランシーバ(200)との間の相互干渉を軽減するように、前記部分(242)制御するものである、請求項9に記載の基地局トランシーバ。
  11. 前記識別に関する情報が前記別の基地局トランシーバ(100)とは異なる基地局トランシーバに関連付けられていて、更にこの情報の発信源が前記別の基地局トランシーバ(100)であるという表示を備える場合に、前記コントローラ(230)は、前記無線リソース利用にしたがって前記無線リソースを使用する前記別の基地局トランシーバ(100)と無線リソースの前記部分(242)を利用する前記基地局トランシーバ(200)との間の相互干渉を軽減するように、前記部分(242)を制御するものである、請求項9に記載の基地局トランシーバ。
  12. 前記コントローラ(230)は、前記基地局トランシーバ(200)と前記別の基地局トランシーバ(100)との間の減衰、空間距離または無線距離についての尺度を決定するものであり、前記コントローラ(230)は、減衰、空間距離または無線距離についての前記尺度に基づいて前記部分(242)を制御するものである、請求項9ないし11のいずれか一項に記載の基地局トランシーバ。
  13. 前記コントローラ(230)は、前記尺度に基づいて前記基地局トランシーバ(200)と前記別の基地局トランシーバ(100)との間の近距離範囲および遠距離範囲の一方あるいは両方を決定するものであり、
    前記コントローラ(230)は、前記遠距離範囲が決定されたときに、アップリンクおよびダウンリンクの一方あるいは両方において前記別の基地局トランシーバ(100)によって利用された前記無線リソースが前記基地局トランシーバ(200)によって回避されるように無線リソースの前記部分(242)を制御するものである、請求項12に記載の基地局トランシーバ。
  14. 前記コントローラ(230)は、前記基地局トランシーバ(200)が前記近距離範囲を決定したときに、アップリンクおよびダウンリンクの一方あるいは両方において前記別の基地局トランシーバ(100)によって利用された前記無線リソースが再使用されるように無線リソースの前記部分(242)を制御するものである、請求項13に記載の基地局トランシーバ。
  15. 移動体通信システムにおいて通信する方法であって、
    別の基地局トランシーバ(100)の第2のカバレッジエリア(112)によって取り囲まれた第1のカバレッジエリア(212)を有する無線インタフェースを動作させるステップと、
    前記移動体通信システムの無線リソースのプール(240)からの前記無線リソースの部分(242)を使用して前記移動体通信システムと通信するステップと、
    無線ノードの識別に関する情報と無線リソースの利用に関する情報とを受信するステップと、
    前記ネットワークノードの前記識別に関する情報と前記無線リソースの利用に関する情報と無線リソースの前記プールとに基づいて無線リソースの前記部分(242)を制御するステップと
    を含む方法。
  16. コンピュータまたはプロセッサ上で動作するときに請求項15に記載の方法を実行するプログラムコードを有するコンピュータプログラム。
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