JP2010119581A - ポンプ装置、生体成分測定装置及び人工膵臓装置 - Google Patents

ポンプ装置、生体成分測定装置及び人工膵臓装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の弾性チューブを同時に扱くことにより流体の移送を行うようにしたローラポンプの精度、安定性、信頼性、及び取扱いの簡便性を高める。
【解決手段】 複数のチューブからなるチューブ群30に対応するステータ42a〜42dを備えた圧板41を基板21に対して着脱可能に設ける。前記チューブ群からの反力に抗して前記圧板を基板に固定する固定機構として、前記圧板の表面に沿って滑動可能なように前記圧板にスライダ44を支持し、このスライダを手動操作して圧板上で移動させることにより基板に対する圧板の拘束または解放を行うように構成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、医療用機器として適用可能なポンプ装置に関し、より詳しくは、弾力性を有するチューブを作動流体通路として気体または液体等の流体の吸入及び吐出をさせるようにした形式のポンプ装置及びこのポンプ装置を使用した生体成分測定装置に関する。
弾力性を有するチューブを作動流体通路として流体の吸入及び吐出をさせる形式のポンプには、ローラポンプ、チューブポンプ、蠕動ポンプ、扱きポンプ、ペリスタルティックポンプなど各種名称のものが知られている。これらは互いに名称を異にするものの、ポンプの基本的な構造原理は共通している。すなわち、弾力性を有するチューブにローラ等からなる押圧部材を押し当てて変形させることでチューブ内に作動室を画成し、この押圧部材をチューブ長手方向に沿って移動させることでチューブ内の流体を移送、つまり吸入及び吐出作用を行わせる。
この種のポンプにおいて代表的なローラポンプと称されるものの一般的な構造が特許文献1に示されている。ローラポンプでは、ポンプ軸に取り付けたディスクの周囲に複数個のローラを放射状に配設した遊星ローラ機構を押圧部材として備えており、遊星運動する複数のローラをチューブに押し当てて転動させることで円滑に流体の移送を行えるようにしている。また、ローラの外周側にステータと呼ばれる案内部材を設け、この案内部材とローラとの間にチューブを挟み込むことでチューブを確実に変形させて流量の精度と安定性を高めている。
また、この種のポンプではチューブの交換を容易にするために、前述したステータ部を簡単な操作でポンプ本体から取り外せるようにしたものがある。さらには、ISMATEC社製の「高精度送液ポンプ」(例えば、「IPシリーズ」、「REGLOシリーズ」、「MCPシリーズ」、「BVPシリーズ」等)に見られるように、ステータ部とチューブとを組にしたカセット式として簡単に交換できるようにしたものがある。このカセット式のものでは、ステータ部と共に樹脂で一体成形した爪部分をポンプ本体に弾力的に係合することでステータ部及びチューブを簡単に装着できるようにしている。
特開2006−53574号公報
人工膵臓装置等に用いられる生体成分測定装置、例えば血糖値測定装置に適用されるポンプでは、チューブを基板面に沿って多数配設し、これらを共通の押圧部材で同時に駆動する機能が必要とされる。このような構成のものにおいてステータ等の案内部材を個々に着脱可能な構成にすると、作動時にチューブを介して押圧部材と案内部材との間に作用する押圧力が、寸法精度によっては個々に異なるものとなってしまう。このような押圧力のばらつきは流量の精度や安定性を損なうものである。
また、個々のチューブ毎に案内部材を着脱可能とした場合、案内部材が確実に取り付けられているか否かを各チューブ毎に確認する必要がある。多数のチューブを使用する機器では一部の案内部材の取付状態が不確実であったとしても、使用者がそれに気づくことなく運転が行われてしまうおそれを生じる。このことは、特に医療用機器に適用した場合の機器としての信頼性の観点から好ましくない。
請求項1の発明は、
内部を液体が流通する弾力性を有する複数のチューブを基板面に沿って並列的に配設すると共に、前記基板の裏面側にてチューブ長手方向に沿って所定の軌道上を移動する移動押圧部材と、この移動押圧部材と対向して移動押圧部材との間に前記チューブを挟み込む案内部材とを備え、前記移動押圧部材と案内部材とで挟み込んだチューブの圧縮部分を移動押圧部材の移動に伴いチューブ長手方向に移動させることにより流体の吸入及び吐出作用を行わせるようにしたポンプ装置において、
前記複数のチューブに対応する案内部材を備えた圧板を前記基板に対して開閉または着脱可能に設けると共に、
前記チューブ群からの反力に抗して前記圧板を基板に固定する固定機構を設け、
前記固定機構は、前記圧板の表面に沿って滑動可能なように支持された滑動部材を備え、この滑動部材を手動操作して圧板上で移動させることにより基板に対する圧板の拘束または解放を行うように構成したことを特徴とするポンプ装置である。
請求項2の発明は、
前記請求項1の発明において、その固定機構を、前記滑動部材または基板の何れか一方に設けたカムと、前記チューブ群からの反力に基づき前記カムのカム面に押圧されるように何れか他方に設けた従動子とを、それぞれ前記チューブ群の両側方に位置するように一組ずつ備え、
前記カムは、そのカム面を、前記滑動部材がその滑動行程の一端側を解放位置として、前記従動子がカム面から脱して前記圧板を基板に対して解放可能となす一方、前記滑動行程の他端側を拘束位置として、前記案内部材が移動押圧部材との間で前記チューブに所期の押圧力を加えるように従動子と係合するように形成し、
前記カム面は、前記拘束位置付近では前記チューブ群からの反力に基づきその分力が前記従動子を前記滑動行程の拘束側に付勢する方向に作用するように、かつこの拘束位置よりも解放側の滑動行程では前記分力が前記従動子を前記滑動行程の解放側に付勢する方向に作用するように、その圧力角を設定してあること
を特徴とするポンプ装置である。
請求項3の発明は、
前記請求項2の発明において、
その基板に、前記圧板を覆う蓋を備えると共に、前記滑動部材をこの蓋の裏面に対向する突出部を備えるものとし、
前記蓋には前記基板への取付け状態にて、前記滑動部材が前記拘束位置に在るときにのみ前記突出部を受容可能な凹部を形成してあることを特徴とするポンプ装置である。
請求項4の発明は、
前記請求項1から請求項3の何れか1つに記載のポンプ装置を生体成分を含む流体の移送装置として備えてなることを特徴とする生体成分測定装置である。
前記請求項1以下の各発明によれば、複数のチューブが並列的に配設された基板に対して、各チューブに対応する案内部材を備えた圧板を着脱可能に設けたことから、チューブ交換時に各チューブ毎に個々に案内部材を着脱する必要がない。したがって、チューブ交換にあたっての操作が極めて容易であることに加えて、圧板を基板に固定した状態で移動押圧部材と案内部材の間に生じる押圧力がチューブ毎に異なるような不具合を生じるおそれがないので流量の精度と安定性がより向上する。
また、この発明では、前記圧板の固定機構として、操作者が目視可能な圧板の表面に沿って滑動可能なように滑動部材を支持し、この滑動部材を手動操作して圧板上で移動させることにより基板に対する圧板の拘束または解放を行うようにした。これにより、操作者は基板に対する圧板の装着状態を滑動部材の操作を通じて感覚的に把握できるだけでなく、圧板が基板に対して固定されているか否かを圧板に対する滑動部材の位置を目視することでも確認できる。したがって、案内部材の装着状態が不完全なままポンプ装置が運転されてしまうような不具合を確実に防止することができ、すなわちポンプ装置ないしはこのポンプ装置を適用した生体成分測定装置等の医療用機器の信頼性がより向上する。
一方、この発明は複数のチューブを簡単な操作で同時に取り付けられるという操作の簡便性があり、このことから特に救急医療に携わるような多忙な医療従事者による操作あるいは取扱上のミスを回避できるという利点もある。
以下、この発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。なお、以下の各図面は実施形態の各部の構成や位置関係を説明するためのものであるので、その表現において必ずしも正規の機械製図法には準拠していない。また、各図につき互いに同一の部分には同一の符号を付して示してある。
図1〜図3は、それぞれこの発明をいわゆるローラポンプとして構成した実施形態の主要構成部分を示している。図において、21はローラポンプの基板、22は基板21に回転可能に支持したローラディスク、30は流体移送用のチューブ群、41は基板21に対して着脱可能に設けた圧板である。
ローラディスク22は、ポンプ軸23に取り付けた一対のディスク24、24間に、8個のローラ26をその回転中心がポンプ軸23と平行となるように等角度間隔で放射状に配設してなる遊星ローラ機構を構成する。ローラディスク22は基板21の背面側に回転可能に支持してあり、図示しないモータにより回転駆動する。なお、ローラディスク22は基板21に対して一体的に設ける必要はなく、基板21を着脱可能とする他の機器(例えば後述する人工膵臓装置)の側にローラディスク22を設けた構成とし、その上から基板21を被せるように取り付けることでローラポンプを構成するような分割構造のものとしてもよい。
ローラ26は、この実施形態における移動押圧部材に相当し、ローラディスク22の回転に伴い、そのピッチ円に相当する円形軌道に沿って移動し、チューブ群30を扱く作用を担っている。
基板21にはローラディスク22の一部が表面側に突出するように開口部27が形成してある。基板21上には、ローラ26の進行方向の前後に位置するように開口部27の近傍にチューブ固定部28、29を設けてある。
チューブ群30は、この場合4チャンネルの流体移送に対応するように4本の弾性材からなるチューブ31a〜31dを備える。これら4本のチューブ31a〜31dは所定の間隔で設けた1対のバインダ部32、33により束ね、複数のチューブをまとめて交換できるようにユニット状のチューブ群を形成している。
1対のバインダ部32,33は、それぞれ前述したチューブ固定部28、29の外側に対向的に係止するように着脱自在に取り付けられる(図1または図3参照)。この取付状態においては、4本のチューブ31a〜31dはそれぞれ自由状態にあり、自身の弾性に基づく張力のみによってローラ26の外周部分に接している。
圧板41は、図2に示したように全体として矩形の平板状であり、その背面つまり前述したローラディスク22と対向する側に、チューブ群30の4本のチューブ31a〜31dと対応するように、4個のステータ42a〜42dを備えている。
各ステータ42a〜42dは、この実施形態における案内部材に相当する。そのローラディスク22との対向面がローラ26の回転軌道に対応する曲率半径を有する円弧状に形成してある。これら4個のステータ42a〜42dはそれぞれ、後述する固定機構を介して圧板41を基板21上に拘束した状態下で、前記円弧面とローラ26との間に挟まれたチューブ31a〜31dに所要の押圧力が作用するように図示しないバネ等を介して変位しうるように圧板41に支持してある。
また、圧板41には、各ステータ42a〜42dの両側面に位置するように板状のセパレータ43を設けてある。このセパレータ43は隣接するチューブ同士の干渉を防止する仕切りとしての機能と、ポンプ運転状態下でローラ26と接触する部分においてチューブが横方向(ポンプ軸方向)に偏らないように案内する機能とを有する。
なお、この実施形態では4本のチューブ31a〜31dに個々に対応するように4個のステータ42a〜42dを設けている。これにより各チューブ31a〜31dの仕様(例えば内径、弾性など)が異なる場合においてもそれぞれの仕様に対応して適切な押圧力を付与することが可能である。その一方、複数のチューブの仕様が互いに同一である場合には、これら同一仕様のチューブ群を共通のステータで同時に押圧するような構成とすることも可能である。
圧板41は、これを基板21に対して着脱可能である。この場合、基板21上に立設した1対の支持腕部51、51にピン52を介して圧板41の基部を回動可能に支持することで、前述したステータ42a〜42dが、所要の押圧力でチューブ群30を加圧する拘束位置と、前記押圧力を解放してチューブ群30の交換を可能にする解放位置との間で揺動しうるように図り、この開閉動作により基板21に対する圧板41の着脱をなしうるようにしている。もちろん、圧板41を適宜の位置決め手段、例えば基板21上に植えたピンと、これに嵌合するように圧板41に設けたピン孔などにより、基板21上の正しい拘束位置に位置決めできる限りにおいて、圧板41を基板21から完全に分離できるような構成としてもよい(前述したピンやピン孔は図面には示していない)。
チューブ群30からの反力に抗して圧板41を基板21に対して前述した拘束位置に固定するための固定機構として、この発明では拘束状態にてチューブ群30からの反力の作用方向(図1の矢印Aで示した方向)に対して交差しかつチューブ群30の側面に沿った方向に滑動可能なように前記圧板41に滑動部材を設ける。この実施形態では前記滑動部材に相当する部材はスライダ44である。
スライダ44は、圧板41の上面部を横断する逆U字形ないしはアーチ状をなし、その両端部にはそれぞれ圧板41の側面に沿って垂下する態様で脚部45を備えている。圧板41の両側面にはその長手方向に沿って長穴状の案内溝46を形成してある。両脚部45にはそれぞれ、前記案内溝46に摺動可能に嵌合する2つのピン47a、47bを並列的に備える。このピン47a、47bと案内溝46との係合に基づき、スライダ44は圧板41の上面に沿って平行移動可能に支持される。
両脚部45にはさらに、ピン47bの下方に位置するように第3のピン47cを備える。このピン47cは、基板21上に固定されたカム60に対する従動子となるもので、スライダ44の滑動操作に伴いカム60とのあいだで圧板41の拘束または解放を可能にする。なお、これらスライダ44、ピン47c、カム60などからなる固定機構の構成は請求項2の記載に対応する。
すなわち、この実施形態の固定機構は、基板21に固定されるカム60と、チューブ群30からの反力に基づきカム60のカム面61に押圧されるように圧板41側に設けたピン47cとを、それぞれチューブ群30の両側方に位置するように一組ずつ備えてなるものである。
カム60は、そのカム面61を、前記スライダ44がその滑動行程の一端側(図1では右端側)を解放位置として、前記ピン47cがカム面61から脱して前記圧板41を基板21に対して解放可能となす一方、前記滑動行程の他端側(図1では左端側)を拘束位置として、ステータ42a〜42dがローラディスク22との間で前記チューブ群30に所期の押圧力を加えるようにピン47cと係合するように形成してある。
より詳細には、図4に示したように、カム面61は、前記拘束位置付近の領域61Aについては、チューブ群30からの反力Faに基づきその分力Fbが前記ピン47cを前記滑動行程の拘束側に付勢する方向に作用するように圧力角α1を設定してある。また、この拘束位置よりも解放側の滑動行程域61Bでは前記分力Fb’がピン47cを滑動行程の解放側に付勢する方向に作用するように圧力角α2を設定してある。
カム面61の形状としては、前記圧力角α1、α2の条件を満たすように、ピン47cの移動方向が基板21に対して略平行であると想定し、この線分を基準として前記拘束側の領域61Aについては時計方向にβ1の角度を、解放側の領域61Bについては反時計方向にβ2の角度を、それぞれ付与してある。具体的には、例えばβ1は約0.5度、β2は約10度程度とする。
この実施形態では、前述した圧力角の向きが反転する境界点Cを挟んで、拘束側の領域61Aに比較して解放側の領域61Bの長さが大となるように設定してある。これは次のような理由による。もしスライダ44による圧板41の固定操作が不完全であったとき、すなわちピン47cが前記境界点cに達しない位置でスライダ44の操作を終えてしまったようなときには、前述した分力Fb’によりピン47cと共にスライダ44が解放側に押し戻される。このとき、領域61Bの長さが大であるほどスライダ44が押し戻される距離も大となるため、そのスライダ44の大きな移動により、圧板固定のための操作が不完全であったことが操作者により目視で認識されやすくなるからである。
なお、スライダ44が重力の作用により解放側に移動するように基板21を傾斜してまたは鉛直方向に配置することで誤操作時のスライダ44の移動をより確実にすることができる。すなわち、第1にはスライダ44のピン47cがたまたま境界点cの部分に位置した状態で操作者が固定操作を終えてしまった場合、重力の作用によりこの境界点cから解放側への移動が促されてスライダ44が移動しやすくなるからであり、第2には解放領域61Bでのスライダ44の移動量も重力に加勢されてより大きくなるからである。
前記構成において、ピン47cがカム60の解放側の領域61Bよりもさらに解放側の領域61Cに移動した状態では、ピン47cはカム面61との係合状態が完全に解かれるので、チューブ交換等のために圧板41を開閉操作することが可能となる。これに対して、ピン47cが拘束側の領域61Aにあるときには圧板41は基板21に対してしっかりと拘束された状態になる。この状態ではステータ42a〜42dはローラディスク22との間でチューブ群30に所期の押圧力を付加しているので、ローラディスク22が回転すると、ローラ26とステータ42a〜42dとで挟み込んだチューブ群30の圧縮部分がローラ26の回転移動に伴いチューブ長手方向に移動する扱き動作がなされ、これによりチューブ群30内の流体の移送が行われる。
図5は、前述したスライダ44の操作に伴う圧板41の固定状態の変化を図示したものである。図の(a)(b)(c)はそれぞれ、スライダ44が拘束側領域にある状態、境界点C(図4)の付近にある状態、解放側領域にある状態をそれぞれ示している。この図にも見られるように、スライダ44を拘束側の位置(a)と解放側の位置(c)との間で操作するときには、その途中に必ず境界点を通過する状態(b)がある。この境界点では前述した圧力角の反転があり、機構的にはカム面61の凸形状になった部分をピン47cが通過することになるので、このときにスライダ44を操作する者の手指にはいわゆるクリック感ないし節度感が感取されることになる。この感覚に基づき、操作者は圧板41が基板21に対して確実に固定されたか否かを容易に判断することが可能になる。
さらに、仮に固定操作時のスライダ44の操作が不十分であって、ピン47cがカム面61の拘束側領域61Aに達するまえに、圧板41が固定されたと錯誤して操作者がスライダ44の操作をやめてしまったような場合には、既述したようにスライダ44がカム面61の解放側領域61Bに沿って解放方向へと押し戻されて、例えば図5の(c)に示したような状態になるので、このスライダ移動を目視することで、操作者は自分の操作が不完全であったことをすぐに認識させられることになる。
このようにして、圧板41の固定操作が不完全であるか否かが操作者の手指の感覚と目視とにより確実に認識されることから、基板21に対する圧板41の固定が不完全であることによるローラポンプの不具合や作動不良を確実に防止して、その信頼性をより高められるのである。
この実施形態ではスライダ44を介して圧板41に支持したピン47cと、基板21に設けたカム60とによって、圧板21の拘束または解放を行うための固定機構を構成している。前述したカム機構の原理上、カム60をスライダ44に取り付け、ピン47cを基板21に支持する構成であっても同様の作用が得られることは言うまでもない。
図6は、この発明の他の実施形態である。これは、基板21に防塵または誤操作防止のための蓋70を取り付けるようにしたローラポンプについての実施形態であり、請求項3の記載に対応するものである。
図において、蓋70は例えば透明なプラスチックからなり、基板21に装着した状態において圧板21及びチューブ群30(図1参照)などを含むポンプの主要機器部分をその内側に包含するように形成してある。
この蓋70には、基板21への取付状態にて、スライダ44が前記拘束位置に在るときにのみ、スライダ44の突出部が嵌入しうる凹部71を形成してある。前述のスライダ44の突出部としては、この場合圧板41を跨ぐブリッジ形状のスライダ44において、圧板41の表面よりも上方に突出した部分を利用している。
図6の(a)(b)(c)はそれぞれ図5に対応しており、すなわちスライダ44が拘束側領域にある状態、境界点付近にある状態、解放側領域にある状態をそれぞれ示している。図からも明らかなように、スライダ44が十分に拘束位置に移動した状態(a)のときにのみ、スライダ44の突出部が蓋70の凹部71に受容可能であり、それ以外の状態つまりスライダ44が拘束位置に達していない(b)や(c)の状態では、凹部71の周辺部分にスライダ44の突出部が干渉してしまうので互いに嵌まり合うことは不可能である。つまり、スライダ44が正しく拘束位置にあるときにのみ蓋70を基板21に正しく取り付けることができ、その反面、スライダ44が拘束位置に達していない状態のときには蓋70を基板21に正しく取り付けることができない。このようにして、この実施形態によれば、先の実施形態による過誤操作防止の効果に加えて、蓋70の取り付け操作によっても圧板41の固定が確実であるか否かを操作者に認識させることができ、これにより圧板41の固定ミスをさらに確実に防止することが可能になる。
上記実施形態において、圧板21や蓋70の固定または取り付けが正しくなされたか否かを電気電子的な検出手段、例えばマイクロスイッチや磁気センサなどを用いて検出する手段を併用してもよい。ただし、この発明では前述したように滑動部材(スライダ44)の機械的な作動とこれに伴う操作者の触覚や視覚を通じて直観的に誤操作を防止することができるので、前述した電気電子的な検出手段が故障した場合においても誤操作防止手段としての機能は有効であって、故障の可能性も極めて低い。
図7及び図8はこの発明を適用した生体成分測定装置に関する実施形態であり、請求項4の記載に対応するものである。この実施形態に係る生体成分測定装置は、例えば人工膵臓装置に適用される血糖値測定ユニットとして構成され、そのポンプ装置として図1に示したローラポンプを備えている。以下の説明において、前記ローラポンプと対応する構成部分を示す符号には、括弧内に図1〜図3で用いた符号を添えて示すことにする。
図7または図8において、血糖値測定ユニット2は、基板3(21)、グルコース測定流路4、較正液送液流路5、希釈液送液流路6、混合器7を主要な構成要素としている。
基板3(21)には、ローラ用開口部3A(27)、及び2個の開口部3Bを開口してある。基板3の背面側には、このローラ用開口部3A(27)を通してその一部が突出するようにローラディスク1A(22)を支持してある。2個の開口部3Bは、第1流路切替器1B及び第2流路切替器1Cの取付部分である。
グルコース測定流路4は、採取された血液をローラポンプによりコネクタ9iを介してグルコースセンサ4Aに移送させる。この実施形態では、採取された血液を混合器7に移送する血液移送流路4Bと、混合器7により血液と希釈液とが混合されて得られる血液含有試料液をグルコースセンサ4Aに送出する試料液移送流路4Dと、グルコースセンサ4Aにて測定が終了した流体をコネクタ9iを介して排液として移送する排液移送流路4Cとを備える。なお、このグルコース測定流路4を構成する複数の流路のうちローラポンプのローラディスク1A(22)により扱かれる部分が図1または図3に示したチューブ群30に相当する。
コネクタ9iは、試料液移送流路4Dがグルコースセンサ4Aの測定液導入流路8iと接続し、排液移送流路4Cがグルコースセンサ4Aの測定液導出流路8jと接続するようになっている。
血液移送流路4Bの一端にはコネクタ9aを装着し、このコネクタ9aは採血手段例えばカテーテル1Eにおける血液導出流路、例えば血液採取流路の端部に設けられたコネクタと着脱自在に結合できるように形成してある。前記血液移送流路4Bのコネクタ9aを装着した一端は、この基板3の外側に延在する。この血液移送流路4Bの一端部以外の部位は、基板3(21)の表面に他の流路と共に整列させ、その中央部は前記ローラ用開口部3A(27)及びローラディスク1A(22)上を横断するように配置する。
試料液移送流路4Dは、基板3(21)の表面に他の流路と共に整列させる。この試料液移送流路4Dの途中部分は、前記第1流路切替器1Bを介装するために、開口部3Bを横切るように配設する。
この基板3(21)には、さらに排液移送流路4Cを配設する。この排液移送流路4Cは、前記グルコースセンサ4Aで測定済みの液を排液として排液用タンク1Hに導出する流路である。この排液移送流路4Cの一端にはコネクタ9eを装着し、このコネクタ9eは前記排液用タンク1H内に排液を導入する導入管の端部に設けられたコネクタと着脱自在に結合できるように形成してある。排液移送流路4Cのコネクタ9eを装着した一端は、この基板3(21)の外側に延在する。この排液移送流路4Cの一端部以外の部位は、基板3(21)の表面に他の流路と共に整列させてある。また、この排液移送流路4Cの途中部分は、ローラ用開口部3A(27)及びローラディスク1A(22)上を横断するように配置する。
混合器7には、この血糖値測定ユニット2以外の部位、例えば人工膵臓装置本体に装備された希釈液用タンク1Fの希釈液を混合器7に移送する希釈液送液流路6を結合する。
この希釈液送液流路6の一端にはコネクタ9bを装着し、このコネクタ9bは希釈液用タンク1F内の希釈液を導出する希釈液導出流路である導出管の端部に設けられたコネクタと着脱自在に結合できるように形成してある。希釈液送液流路6のコネクタ9bが装着された一端は、この基板3の外側に延在する。この希釈液送液流路6の一端部以外の部位は、基板3の表面に、他の流路と共に整列させ、その中央部はローラ用開口部3A(27)及びローラディスク1A(22)上を横断するように配置し、前記コネクタ9bが結合する一端とは反対側の端部は混合器7に結合する。
第1流路切替器1Bには、この血糖値測定ユニット2以外の部位、例えば人工膵臓装置本体に装備された較正液用タンク1Gの較正液を試料液移送流路4Dに移送する較正液移送流路5を装着する。この較正液移送流路5の一端にはコネクタ9cを結合し、このコネクタ9cは前記較正液を導出する較正液導出流路である導出管の端部に設けられたコネクタと着脱自在に結合できるように形成してある。前記較正液移送流路5のコネクタ9cを装着した一端は、この基板3の外側に延在する。この較正液移送流路5の一端部以外の部位は、基板3の表面に他の流路と共に整列させてある。また、この較正液移送流路5の途中には第2流路切替器1Cを介装する。
第2流路切替器1Cには、第2希釈液移送流路6Aを取り付ける。この第2希釈液移送流路6Aの一端にはコネクタ9dを装着し、このコネクタ9dは前記希釈液用タンク1F内の希釈液例えば緩衝液を導出する第2導出管の端部に設けられたコネクタと着脱自在に結合できるように形成してある。第2希釈液移送流路6Aのコネクタ9dを装着した一端は、この基板3の外側に延在する。この第2希釈液移送流路6Aの一端部以外の部位は、この基板3の表面に他の流路と共に整列させてある。
この基板3には、この血糖値測定ユニット2以外の部位、例えば人工膵臓装置本体に設置される生理食塩水用タンク1D収容されているヘパリン含有の生理食塩水をカテーテル1Eに移送する生理食塩水移送流路10を付設してある。
この生理食塩水移送流路10の一端にはコネクタ9fを装着する。このコネクタ9fは、この血糖値測定ユニット2以外の部位、例えば人工膵臓装置本体に取り付けられた生理食塩水用タンク1D内の生理食塩水を導出する導出管の端部に取り付けられたコネクタと着脱自在に結合できるように形成してある。このコネクタ9fを取り付けた生理食塩水移送流路10の一端は、基板3の外側にまで延在する。またこの生理食塩水移送流路10の他端にはコネクタ9gを装着する。このコネクタ9gは、前記カテーテル1Eに設けられた導入管に取り付けられたコネクタと着脱自在に結合できるように形成してある。このコネクタ9gを取り付けた生理食塩水移送流路10の他端は、基板3の外側にまで延在する。この生理食塩水移送流路10の中央部つまり、基板の外側に延在する一端部及び他端部以外の部位は、基板3の表面に他の流路と共に整列させ、前記ローラ用開口部3A(27)及びローラディスク1A(22)上を横断するように配置する。
次に、この血糖値測定ユニット2を適用した人工膵臓装置においてグルコースを測定する際の作用について説明する。まず人工膵臓装置を作動させるにあたり、人工膵臓装置本体に血糖値測定ユニット2を接続する。具体的には、基板3(21)の各流路を、それぞれ、生理食塩水用タンク1D、カテーテル1E、希釈液用タンク1F、較正液用タンク1G及び排液用タンク1Hに接続し、各流路を前記ローラポンプ、第1流路切替器1B及び第2流路切替器1Cにセットする。このセットは、各流路におけるコネクタと血糖値測定ユニット2に付属する流路の末端にあるコネクタとを接続することにより行う。コネクタ同士の接続はきわめて簡単な操作である。このようにして、人工膵臓装置の配管接続作業を完了させる。
このようにして構成した人工膵臓装置のカテーテル1Eを患者の体内に留置する。次いで、生理食塩水用タンク1Dからカテーテル1Eへと生理食塩水を送りこむ。また、このカテーテル1Eにより採血された血液は、カテーテル1E内で生理食塩水と混合される。カテーテル1E内の血液は、ローラポンプのディスクローラ1A(22)に扱かれた血液移送流路4B内にて強制的に移送され混合器7に到る。
一方、前記ローラディスク1A(22)により扱かれて、希釈液が希釈液用タンク1Fから希釈液送液流路6へと送られる。この希釈液はさらに混合器7に送られる。
このとき第1流路切替器1Bは、試料液移送流路4Dに対して較正液移送流路5を不通状態にし、血液移送流路4Bと試料液移送流路4Dとを流通状態にしている。したがって、試料液は、試料液移送流路4D内を流通してコネクタ9iを介してグルコースセンサ4A内に注入される。グルコースセンサ4A内では、試料液中のグルコースが測定される。なお、測定されたグルコースの量のデータは人工膵臓装置本体の制御部に転送される。
一方、測定の終わった試料液は、測定液導出流路8j、コネクタ9i、排液移送流路4Cを通って、ローラディスク1A(22)によりしごかれて、グルコースセンサ4A外へ強制的に排出される。排出された試料液は、排液移送流路4Cを介して排液用タンク1Hに達し、排液用タンク1Hに貯留される。
このようにして、患者のグルコース測定が終了したら、体内に留置されたカテーテル1Eを取り出し、必要により、前記カテーテル及び各流路に存在する患者の血液を排液用タンク1Hに排出した後、基板3(21)の各流路を、それぞれグルコースセンサ4A、生理食塩水用タンク1D、カテーテル1E、希釈液用タンク1F、較正液用タンク1G及び排液用タンク1Hから取り外し、これにより測定作業は完了する。
ところで、前述したところから明らかなように、血糖値測定ユニットではその測定操作において精密を要する送液を安定して行う必要がある。したがって、これをこの発明に係るポンプ装置を備えた生体成分測定装置として構成することにより、その精度及び安定性を確実に高められると共に、チューブ交換の際の誤操作の可能性を減じて、その信頼性を大きく向上させることができ、取扱上の簡便性を向上させることができる。
なお、前述した実施形態ではこの発明をローラポンプとして構成した例を示したが、これに限られることなく、この発明は、並列的に配した複数のチューブを移動押圧部材と案内部材との間に挟みこみ、移動押圧部材によりチューブを扱く動作により流体移送作用を得るようにしたポンプ装置一般に適用可能であって、何れの場合も前述した作用効果を期待することができるものである。また、この発明の適用対象となる生体成分測定装置は、前述した血糖値測定のための機器に限られるものではなく、複数チャンネルでの流体移送が必要な種々の装置に適用して同様の作用効果を期待することができるものである。
この発明の一実施形態の側面図。 前記実施形態の圧板部を一部を切り欠いて示した平面図。 前記実施形態の基板部を一部を切り欠いて示した平面図。 前記実施形態のカムの詳細を示す側面図。 前記実施形態の固定機構の作用を説明するための側面図。 この発明の他の実施形態の作用を説明するための側面図。 この発明を人工膵臓装置用の血糖値測定ユニットとして適用した実施形態の概略構成図。 図7の実施形態の基板部分の概略構成図。
符号の説明
3、21 ローラポンプの基板
1A、22 ローラディスク
23 ポンプ軸
24 ディスク
26 ローラ(移動押圧部材)
3A、27 開口部
28,29 チューブ固定部
30 チューブ群
31a、31b、31c、31d チューブ
32、33 バインダ部
41 圧板
42a、42b、42c、42d ステータ(案内部材)
43 セパレータ
44 スライダ(滑動部材)
45 スライダの脚部
46 案内溝
47a、47b ピン
47c ピン(従動子)
51 支持腕部
52 ピン
60 カム
61 カム面
70 蓋
71 凹部
α1、α2 圧力角
1B 第1流路切替器
1C 第2流路切替器
1D 生理食塩水用タンク
1E カテーテル
1F 希釈液用タンク
1G 較正液用タンク
1H 排液用タンク
2 血糖値測定ユニット(生体成分測定装置)
3B 開口部
4 グルコース測定流路
4A グルコースセンサ
4B 血液移送流路
4C 排液移送流路
4D 試料液移送流路
5 較正液送液流路
6 希釈液送液流路
7 混合器
8i 測定液導入流路
8j 測定液導出流路
9a、9b、9c、9d、9e,9f,9g,9h,9i コネクタ
10 生理食塩水移送流路

Claims (4)

  1. 内部を流体が流通する弾力性を有する複数のチューブを基板面に沿って並列的に配設すると共に、
    前記基板の裏面側にてチューブ長手方向に沿って所定の軌道上を移動する移動押圧部材と、
    この移動押圧部材と対向して移動押圧部材との間に前記チューブを挟み込む案内部材とを備え、
    前記移動押圧部材と案内部材とで挟み込んだチューブの圧縮部分を移動押圧部材の移動に伴いチューブ長手方向に移動させることにより流体の吸入及び吐出作用を行わせるようにしたポンプ装置において、
    前記複数のチューブに対応する案内部材を備えた圧板を前記基板に対して着脱可能に設けると共に、
    前記チューブ群からの反力に抗して前記圧板を基板に固定する固定機構を設け、
    前記固定機構は、前記圧板の表面に沿って滑動可能なように支持された滑動部材を備え、この滑動部材を手動操作して圧板上で移動させることにより基板に対する圧板の拘束または解放を行うように構成したこと
    を特徴とするポンプ装置。
  2. 前記固定機構は、前記滑動部材または基板の何れか一方に設けたカムと、前記チューブ群からの反力に基づき前記カムのカム面に押圧されるように何れか他方に設けた従動子とを、それぞれ前記チューブ群の両側方に位置するように一組ずつ備え、
    前記カムは、そのカム面を、前記滑動部材がその滑動行程の一端側を解放位置として、前記従動子がカム面から脱して前記圧板を基板に対して解放可能となす一方、前記滑動行程の他端側を拘束位置として、前記案内部材が移動押圧部材との間で前記チューブに所期の押圧力を加えるように従動子と係合するように形成し、
    前記カム面は、前記拘束位置付近では前記チューブ群からの反力に基づきその分力が前記従動子を前記滑動行程の拘束側に付勢する方向に作用するように、かつこの拘束位置よりも解放側の滑動行程では前記分力が前記従動子を前記滑動行程の解放側に付勢する方向に作用するように、その圧力角を設定してあること
    を特徴とする請求項1に記載のポンプ装置。
  3. 前記基板は、前記圧板を覆う蓋を備えると共に、前記滑動部材はこの蓋の裏面に対向する突出部を備え、前記蓋には前記基板への取付け状態にて、前記滑動部材が前記拘束位置に在るときにのみ前記突出部を受容可能な凹部を形成してあることを特徴とする請求項2に記載のポンプ装置。
  4. 前記請求項1から請求項3の何れか1つに記載のポンプ装置を生体成分を含む流体の移送装置として備えてなることを特徴とする生体成分測定装置。
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