JP2006346160A - 血液成分測定装置及び血液測定用チップ - Google Patents

血液成分測定装置及び血液測定用チップ Download PDF

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大祐 西内
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喜明 矢口
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Abstract

【課題】穿刺針によって出血させた血液を測定部まで効率的に導入し、微量の血液で成分測定を行う。
【解決手段】血液成分測定装置10は、ケーシング16の端部に穿刺針18を含む血液測定用チップ20を備え、前記血液測定用チップ20の保持ブロックには、血液が導入される導入口110を備えた導入ノズル94が前記穿刺針18の軸線と交差する面に沿って回動可能に設けられている。そして、前記穿刺針18によって測定者の皮膚を穿刺し、前記穿刺針18が当接部74より退避した後に、前記導入ノズル94が回動変位して導入口110が前記皮膚の血液と対向した位置となり、前記導入口110より試験紙へと血液が導かれる。
【選択図】図9

Description

本発明は、血液中のブドウ糖等の成分を測定するための血液成分測定装置及び血液測定用チップに関し、一層詳細には、軸線方向に進退可能な穿刺針を有する血液測定用チップ、及び該血液測定用チップが組み込まれた血液成分測定装置に関する。
近年、糖尿病患者には、血糖値の変動を自分自身で測定することによる日常的な自己管理が推奨されている。この血糖値の測定のために、例えば、血液中のブドウ糖量に応じて呈色する試薬が含浸された試験紙を装着し、該試験紙に血液を供給して呈色させ、その呈色の度合いを光学的に測定し、数値として血糖値を表示する血液成分測定装置が実用化されている。また、電気化学センサを用いた血液成分測定装置も実用化されている。
患者が自分の血液を採取する際には、軸線方向に進退可能な穿刺針を用い、前記穿刺針に対して弾性体による反発力を与えて瞬間的に突出させて該穿刺針を皮膚を穿刺することにより微量の血液を出血させる。このような穿刺針チップに試験紙等の測定部材を一体的に設け、血液成分測定装置に装着して測定を行うことにより、穿刺工程と測定工程とを自動的且つ連続的に行っている。
例えば、このような血液成分測定装置では、穿刺針を備えたランセットホルダが本体に対して着脱自在に装着され、前記本体には穿刺針と所定間隔離間して略平行にシャフト状の偏心カムが設けられている。この偏心カムは、モータに連結されて回転駆動し、前記偏心カムの先端部は半径外方向に拡径すると共に下方に向かって徐々に縮径している。前記偏心カムの外周面は、該偏心カムの中心となる回転中心より偏心して形成され、前記外周面に対して直交するようにバイオセンサが配設される。また、モータの回転量を検出するエンコーダを設け、前記モータの回転量を制御している。
このバイオセンサは、一端部が偏心カムの外周面に当接し、他端部が穿刺針側となるように配置され、前記穿刺針側に向かって変位自在に支持されている。
そして、穿刺針によって皮膚が穿刺されて該穿刺針が本体側へと退避した後に、モータの駆動作用下に偏心カムが回転駆動し、前記偏心カムの回転中心より偏心した外周面によってバイオセンサが穿刺針側に向かって押し出される。前記バイオセンサが、皮膚の穿刺箇所から出血した血液に接触することにより前記バイオセンサに接続された測定部で測定が行われる(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第WO 01/41643号パンフレット
ところで、特許文献1に係る従来技術においては、バイオセンサを穿刺箇所に向かって変位させるために偏心カムを駆動させる駆動源と、該駆動源の回転数を検出するエンコーダ等が必要となるため、血液成分測定装置の構造が複雑であり、その維持管理も煩雑である。また、この種の血液成分測定装置は、さほどに低廉ではない。
本発明は、前記課題を考慮してなされたものであり、穿刺により出血した血液を測定部まで効率的に導入することにより、微量の血液で成分測定を行うことが可能であり、しかも構造が簡素で維持管理も容易であり、且つ、製造コストが安価な血液成分測定装置及び血液測定用チップを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、軸線方向に進退可能な穿刺針を備えた血液測定用チップを有する血液成分測定装置において、
ハウジングと、
前記穿刺針が挿通可能な空所を有して皮膚に当接する当接部と、
採取された血液の成分を測定する測定部と、
前記穿刺針の軸線に対して交差する面に沿って回転可能に設けられ、前記測定部と連通した導入口を有する血液導入部と、
を備え、
前記穿刺針が前記皮膚を穿刺した後、前記血液導入部が回転変位して前記導入口が前記穿刺針の軸線に向かって変位することを特徴とする。
本発明によれば、当接部を皮膚に当接させ、前記当接部の空所を介して穿刺針を挿通させて前記皮膚を穿刺することにより、前記皮膚より血液を出血させる。そして、穿刺が終了した後に、導入口が穿刺針の軸線に向かうように血液導入部を前記軸線に対して交差する面に沿って回転変位させることにより、前記導入口を血液が出血している皮膚に向かって接近させる。
従って、穿刺が行われた後で、導入口が血液に対して接近するように血液導入部を回転変位させることにより、前記血液を導入口を通じて効率的に測定部へと導入することができるため、血液成分測定装置においてより微量の血液で測定を行うことが可能となる。
また、血液成分測定装置に、穿刺針の軸線を中心として回転可能に設けられ、血液導入部の回転動作を制御する回転体を備えるとよい。これにより、穿刺時に回転体によって血液導入部を穿刺針と接触しない位置に退避させて保持すると共に、穿刺が終了した後に、前記血液導入部を導入口が皮膚へと接近するように回転体の回転作用下に回転変位させることができる。これにより、血液導入部が穿刺時に誤って回転変位して穿刺針と接触することを阻止できる。
さらに、ハウジングの内部に、軸線方向に沿って変位自在に設けられ、回転体との係合作用下に該回転体の回転変位を規制するストッパと、
前記ストッパと連結され、該ストッパと共に変位することにより前記回転体の係止状態を解除する解除部と、
を備えるとよい。これにより、解除部を介してストッパを変位させ、回転体の係止状態を簡便に解除することができるため、前記回転体の回転作用下に穿刺針による穿刺動作及び血液導入部の回転動作を容易に行うことができる。
さらにまた、血液成分測定装置に、穿刺針の軸線と略平行に設けられ、血液導入部を回転可能に保持する支軸を備えることにより、前記血液導入部を支軸を支点として円滑且つ確実に回転変位させ、前記血液導入部を皮膚の血液と接近した位置とすることができる。
またさらに、血液測定用チップに当接部を設けることにより、該当接部を血液成分測定装置に対して着脱可能とすることができるため、簡便に交換することが可能となる。
また、血液測定用チップに血液導入部を設けることにより、該血液導入部を血液成分測定装置に対して着脱可能とすることができるため、血液成分の測定が完了した後に前記血液導入部を簡便に交換することが可能となる。
さらに、血液測定用チップに測定部を設けることにより、該測定部を血液成分測定装置に対して着脱可能とすることができるため、血液成分の測定が完了した後に前記測定部を簡便に交換することが可能となる。
さらにまた、本発明は、軸線方向に進退可能な穿刺針と、
前記穿刺針が挿通可能な空所を有し、皮膚に当接する当接部と、
採取された血液の成分を測定する測定部と、
前記穿刺針の軸線に対して交差する面に沿って回転可能に設けられ、前記測定部と連通した導入口を有する血液導入部と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、血液測定用チップにおける当接部を皮膚に当接させ、前記当接部の空所を介して穿刺針を挿通させて皮膚を穿刺することにより、前記皮膚より血液を出血させる。そして、穿刺工程が終了した後に、血液導入部を穿刺針の軸線に対して交差する面に沿って回転変位させることにより、血液を導入する導入口が穿刺針の軸線に向かって接近し、該血液導入部と血液とが接近した位置とすることができる。その結果、前記血液を血液導入部から導入口を介して効率的に測定部へと導入することができる。
また、血液導入部の回転により、導入口を穿刺針の軸線に向かって変位させるとよい。これにより、穿刺が終了した皮膚に対して導入口を接近させることができるため、前記導入口を介して前記皮膚より出血した血液を効率的に測定部へと導入することができる。
さらに、当接部に、穿刺針の軸線と略平行に形成され、血液導入部を回転可能に支持する支軸を備え、前記支軸を支点として前記血液導入部を回転変位させることにより、前記血液導入部を支軸を支点として円滑且つ確実に回転変位させ、前記血液導入部を皮膚の血液と接近した位置とすることができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、当接部を皮膚における穿刺箇所の周囲に当接させ、前記当接部の空所を介して穿刺針を挿通させて前記皮膚を穿刺した後、血液導入部の導入口を穿刺針の軸線に向かうように前記軸線に対して交差する面に沿って回転変位させ、前記血液が出血している皮膚に向かって接近させる。これにより、穿刺針によって出血した血液と血液導入部とを接近させることができ、前記血液を導入口から効率的に測定部へと導入し、血液成分測定装置及び血液測定用チップにおいてより微量の血液で測定を行うことができる。
また、血液成分測定装置及び血液測定用チップの構成を簡素化することにより製造コストを低減させることが可能となり、且つ、その維持管理を容易とすることができる。
本発明に係る血液成分測定装置及び血液測定用チップについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る血液成分測定装置を示す。なお、本実施の形態に係る血液成分測定装置10は、血液中のブドウ糖等の成分又はその成分量(以下、血糖値という)を測定するものである。
この血液成分測定装置10は、図1〜図4に示されるように、分離可能な第1及び第2ハウジング12、14からなるケーシング16と、前記ケーシング16に保持され、穿刺針18を含む血液測定用チップ20と、前記穿刺針18を軸線方向(図3中、矢印X1、X2方向)に進退動作させる穿刺ユニット22と、前記ケーシング16の内部に回転可能に設けられ、前記穿刺ユニット22を進退動作させる回転ロータ(回転体)24と、前記回転ロータ24の回転動作を規制するストッパ26と、前記回転ロータ24の係止状態を切り換える切換ボタン(解除部)28(図2及び図3参照)とを有する。
第1ハウジング12と第2ハウジング14とは、それぞれ開口した略直方体状に形成され、互いの開口部が対向するように組み付けられる。そして、前記第1及び第2ハウジング12、14の角部をねじ部材30(図2参照)によって締結することにより、前記第1及び第2ハウジング12、14が一体的に連結される。なお、第1及び第2ハウジング12、14の外観形状は略同一に形成される。
第1ハウジング12には、四方を取り囲むように側壁部32a〜32dが形成され、前記第1ハウジング12の一端部側となる側壁部32aには、半円状に切り欠かれた第1切欠孔34が形成されている。そして、第1ハウジング12に対して第2ハウジング14が組み付けられた際、第1切欠孔34と対向する第2ハウジング14の側壁部36a(図3参照)に第2切欠孔38が形成されている。この第2切欠孔38は、第1切欠孔34と略同一形状となる半円状に形成され、前記第1切欠孔34と第2切欠孔38とが合わされることにより単一の円形状となりボタン孔40として機能する。なお、このボタン孔40には、ケーシング16の内部に配設される切換ボタン28の押圧部42が挿通される。
また、第1ハウジング12には、該第1ハウジング12の軸線と略平行な側壁部32b、32cに第1凹部44がそれぞれ形成され、後述するベース部材46の取付フランジ48が装着される。この第1凹部44と対向する第2ハウジング14の側壁部36b、36cにも同様に、一組の第2凹部50が形成されている。すなわち、前記第1及び第2ハウジング12、14を組み合わせた際に、第1及び第2凹部44、50によってベース部材46が挟持されて保持される。
このベース部材46は、プレート状に形成される本体部52と、該本体部52の両側面より突出した一組の取付フランジ48と、前記取付フランジ48と略直交するように前記本体部52から所定長だけ突出したガイドシャフト54とからなる。
本体部52は、ケーシング16の軸線と略直交し、且つ、ガイドシャフト54が後述する第1孔部68側(矢印X1方向)となるように前記ケーシング16の内部に配設され、取付フランジ48がそれぞれ第1及び第2凹部44、50に挿入されて固定される。これにより、ベース部材46が、ケーシング16に対して確実に位置決めされる。
ガイドシャフト54は円筒状に形成され、その内部には、断面略長方形状に形成され、軸線方向に沿って貫通した第1貫通孔56が形成されている。この第1貫通孔56には、穿刺ユニット22におけるハブホルダ58の一部が挿通される。なお、前記第1貫通孔56は、ガイドシャフト54から本体部52の内部まで貫通している。また、本体部52には、ガイドシャフト54を中心として所定間隔離間した一組の挿通孔60が形成され、前記挿通孔60にはそれぞれ連結ボルト62(後述する)が挿通される。
さらに、本体部52には、ガイドシャフト54の上部側に該ガイドシャフト54と略平行に係止ピン64が装着され、前記係止ピン64には、ガイドシャフト54の外部に挿通されるロータばね66の一端部が係止される。
第1ハウジング12の他端部には、第1切欠孔34と対向する側壁部32dの略中央部に第1孔部68が形成され、前記第1孔部68と対向した第2ハウジング14の側壁部36dには第2孔部70が形成されている。この第1孔部68は、第1ハウジング12の内部側が一段高く形成された段状に形成され(図3参照)、その第1ハウジング12の内部側となる段部が断面略半円状に形成されると共に、前記段部に隣接した部位が断面略矩形状に形成されている(図2参照)。
一方、第2孔部70は、略矩形状に形成され、前記第1及び第2孔部68、70を介して測定者の皮膚72に当接可能な当接部74を含む血液測定用チップ20が装着される。この際、当接部74における円筒状の保持ブロック104が、第1孔部68において半円状の段部に係合され、矩形状に形成された当接部材102の一部が前記第1孔部68における矩形状に形成された部位に係合される。
また、第1ハウジング12の底壁部76には、第2ハウジング14側(図3中、矢印Z1方向)に向かって膨出して回転ロータ24の外周面を保持する保持部78が形成されている。この保持部78は、第1ハウジング12の軸線と略直交して形成される。なお、保持部78は、前記第1ハウジング12と対向する第2ハウジング14にも同様に形成されている。
一方、第1及び第2ハウジング12、14からなるケーシング16の内部には、第1及び第2孔部68、70が形成される側壁部32d、36dとベース部材46との間となる位置にストッパ26が設けられている。
このストッパ26は、略中央部に孔部80を有する略矩形状に形成され、前記孔部80を中心として一組のボルト孔82が所定間隔離間して形成される。なお、前記孔部80の内部には、回転ロータ24が挿通される。前記ボルト孔82には、長尺な連結ボルト62がそれぞれ挿通され、該連結ボルト62がベース部材46の挿通孔60を挿通した後に、切換ボタン28に螺合される。これにより、ストッパ26は、前記切換ボタン28と一体的に連結され、連結ボルト62がガイドされたベース部材46を介してケーシング16の軸線方向(矢印X1、X2方向)に沿って変位可能となる。
連結ボルト62には、ストッパ26側となる一端部近傍の溝部84を介して係止リング86が装着されている。これにより、連結ボルト62が、係止リング86を介してストッパ26に係止され、前記連結ボルト62が前記ストッパ26から脱落することが防止される。
また、ストッパ26には、孔部80から所定間隔離間し、ベース部材46側(矢印X2方向)に向かって開口するように切り欠かれた一組の切欠溝88が形成され、前記切欠溝88に回転ロータ24の凸部90(後述する)が挿入されることにより該回転ロータ24の回転動作が規制される。この切欠溝88は、孔部80の軸線を中心として略対称となり、且つ、第1及び第2ハウジング12、14に対向する位置に形成されている。
血液測定用チップ20は、穿刺針18と、該穿刺針18を保持するハブ92と、前記ハブ92を軸線方向に沿って変位自在に保持し、且つ、測定者の皮膚72(図7参照)に当接可能な当接部74と、前記測定者の血液を導入する導入ノズル94に装着された試験紙(測定部)96とを含む。なお、この穿刺針18は予め滅菌処理されており、使用時までこの滅菌処理された状態が維持される。
ハブ92は円柱状に形成され、その一端部側に穿刺針18が突出しており、他端部側に形成された縮径部98が穿刺ユニット22のハブ把持部100(後述する)へと挿入される。これにより、前記ハブ92は、穿刺ユニット22に保持される。
当接部74は、図3及び図4に示されるように、測定者の皮膚72における穿刺箇所の周囲に当接する当接部材102と、該当接部材102を保持し、ケーシング16に対して保持される保持ブロック104と、前記保持ブロック104に対して回動するように設けられ、前記測定者から出血した血液を導入する導入ノズル(血液導入部)94とを有する。
当接部材102は、その略中央部に形成されて穿刺針18が挿通する中心孔106と、円弧状に窪んだ窪み部108とを有する。そして、当接部材102は、測定者に当接する端面から中心孔106に向かって徐々に縮径するテーパ面を有しているため、例えば、指先、てのひら等の皮膚72に当接させた際にどの表面も適度に押圧することができ、穿刺時に血液の出血を促進させることが可能となる。
この中心孔106は、穿刺針18及び導入ノズル94の導入口110(後述する)が挿通可能な直径で形成される。
窪み部108は、当接部材102の軸線と略直交する略水平方向(図1中、矢印Y方向)に沿って略同一断面形状となるように凹状に窪んでいる。これにより、測定者の皮膚72に当接させた際に、当接部材102に対して前記皮膚72を好適に密着させることが可能となる。
保持ブロック104は、略円柱状に形成され、ケーシング16の第1及び第2孔部68、70に挿入されて保持される。この保持ブロック104の一端部側には、当接部材102が連結されると共に、他端部側には、ケーシング16に装着された際に第2ハウジング14の内壁面と対向する装着溝112が軸線方向に沿って形成される。
また、保持ブロック104の内部には、軸線方向に沿って貫通した保持孔114が形成され、前記保持孔114の内部に穿刺針18を有するハブ92及び該ハブ92を保持するハブホルダ58が変位可能に保持される。
さらに、保持ブロック104の上部には、当接部材102側(矢印X1方向)となる一端部側に、装着溝112より保持孔114側(矢印Z2方向)に所定深さだけ窪んだ段部116が形成され、前記段部116には、導入ノズル94を回動可能に保持するノズル固定部材118がボルト120を介して固定されている(図2参照)。保持ブロック104の他端部側に形成された装着溝112は、該保持ブロック104の上部より所定深さだけ窪み、且つ、前記段部116に臨むように形成される。
ノズル固定部材118は、段部116に対して固定される板状の取付部122と、前記取付部122の上部に形成され、前記導入ノズル94を保持する支軸124を有する支持部126とからなり、前記支持部126及び支軸124が当接部材102の軸線と略平行となるように固定されている。換言すれば、前記支軸124に保持される導入ノズル94は、当接部材102の軸線と略直交する平面上に沿って回動可能に保持される。
そして、前記支軸124の内部には、軸線方向に沿って貫通した測定孔128が形成され、前記ノズル固定部材118が保持ブロック104に固定された際に、前記測定孔128が装着溝112と対向するように一直線上に配置される。
導入ノズル94は断面略扇状に形成され、その先細状となる先端部に形成されて測定者から出血した血液が導入される導入口110と、円弧状に形成された外周面から所定長だけ突出した作動ピン130とを含む。
この導入ノズル94は、その導入口110が当接部材102側(矢印X1方向)となるように配設され、前記導入口110とは反対側の側面に形成された支持穴132を介してノズル固定部材118の支軸124に支持される。すなわち、導入ノズル94は、当接部材102の軸線と交差する面、好ましくは、前記軸線と略直交した鉛直面上に沿って所定角度だけ回動可能に支持された状態となる。
また、導入ノズル94には、支持穴132の内部にさらに窪んだ装着穴134が形成され、前記装着穴134には所定の試薬が含有された試験紙96が装着されている。前記装着穴134は、支持穴132と同軸上に形成されると共に、導入ノズル94内に形成された通路136を介して導入口110と連通し、前記導入口110から導入された血液が通路136を介して装着穴134の試験紙96へと供給される(図4参照)。
この試験紙96は測定部として機能し、その材質としては、例えば、ポリエーテルスルホンが挙げられる。試薬としては、例えば、グルコースオキシターゼ(GOD)、ペルオキシターゼ(POD)、4−アミノアンチピリン、N−エチルN−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)等の発色剤が挙げられる。また、測定部としては、電気化学センサ等、他の測定システムを用いることもできる。
一方、第2ハウジング14の内部には、当接部74の装着溝112と対向するように発光素子(例えば、LED−Light Emitting Diode)及び測光素子(例えば、PD−Photo Detector)からなる光学測定部138が設けられている。この光学測定部138は、前記装着溝112に装着されることにより光学測定部138をノズル固定部材118に近接させることができ、該ノズル固定部材118の測定孔128を介して導入ノズル94に装着された試験紙96と対向するように設けられ、前記光学測定部138を介して読み取られた光学的変化量が、図示しない制御部で演算され表示部を通じて測定結果として表示される。この際、試験紙96は、導入ノズル94の回動中心となる部位に装着されているため、前記導入ノズル94が回動した場合においても、常に試験紙96が常に光学測定部138と対向した位置となる。
穿刺ユニット22は、図3及び図5に示されるように、軸線方向に沿って長尺に形成され、血液測定用チップ20のハブ92を保持するハブホルダ58と、前記ハブホルダ58の軸部140に係合されたスプリングガイド142とベース部材46との間に介装され、前記ハブホルダ58を切換ボタン28側(矢印X2方向)に付勢するリターンスプリング144とを有する。
ハブホルダ58は回転ロータ24の内部に配設され、該ハブホルダ58の一端部側に形成されてハブ92を保持するハブ把持部100と、該ハブホルダ58の他端部側に形成され、ベース部材46のガイドシャフト54に挿通される軸部140と、前記ハブ把持部100に隣接し、回転ロータ24の係合突部146に係合されるブロック部148とからなる。
ハブ把持部100は、複数のスリットを有する円筒状に形成され、その内部にハブ92の縮径部98が挿入されることにより前記ハブ92が保持される。そして、前記ハブ把持部100は、保持ブロック104における保持孔114の内部に変位自在に保持される。
また、軸部140は、ガイドシャフト54の第1貫通孔56に対応して断面略長方形状に形成され、該第1貫通孔56に挿通された後に、溝部84を介してスプリングガイド142が装着される。そして、スプリングガイド142とベース部材46との間にリターンスプリング144が介装される。
この際、ハブホルダ58の軸部140が、第1貫通孔56の形状に対応して断面略長方形状に形成されているため、前記軸部140を介して前記ハブホルダ58の回転変位が規制されると共に、前記ハブホルダ58が常にベース部材46のガイドシャフト54に挿通された状態となる。
ブロック部148は、ハブ把持部100と軸部140の間となる位置に略長方形状に形成され、前記軸部140側(矢印X2方向)となる端面には、該軸部140の軸線に対して所定角度傾斜した傾斜面を有する一組の係合部150a、150bが形成されている。この係合部150a、150bは、前記軸部140の軸線と略平行な両側面側にそれぞれ形成され、前記軸部140を中心として約180°回転させた軸対称な形状となる。換言すれば、一組の係合部150a、150bが、前記軸線を中心として互い違いとなるように形成され、前記係合部150a、150b同士が前記軸線に対して互いに等間隔離間している。
詳細には、例えば、図5に示されるように、一方の係合部150aが、第2ハウジング14側(矢印Z1方向)となる上方から第1ハウジング12側(矢印Z2方向)となる下方に向かい、且つ、軸部140側(矢印X2方向)からハブ把持部100側(矢印X1方向)に向かって徐々に傾斜するように形成された場合、他方の係合部150bは、第1ハウジング12側となる下方から第2ハウジング14側となる上方に向かい、且つ、軸部140側からハブ把持部100側に向かって傾斜するように形成される。
回転ロータ24は、その一端部側に形成され、ケーシング16の内部で切換ボタン28側(矢印X2方向)となるように配設されるロータ本体152と、他端部側において断面半円状に形成され、導入ノズル94の作動ピン130を押圧するアーム部154a、154bを有する半円筒部156と、前記ロータ本体152が拡径した拡径部158の内部に設けられ、ハブホルダ58の係合部150a、150bと係合可能な一組の係合突部146とを含む。
このロータ本体152の内部には、ベース部材46のガイドシャフト54が挿入され、前記ロータ本体152の内周面とガイドシャフト54の外周面との間にロータばね66が介装されている。前記ロータばね66は、例えば、周方向に沿った弾発力を有する捩りコイルばねからなり、その一端部がベース部材46の係止ピン64に係止され、他端部がロータ本体152に形成された係止溝160(図5参照)に挿入されて係止される。これにより、回転ロータ24は、ロータばね66の弾発力によって当接部74側から見て反時計回り(図6中、矢印A方向)に付勢される。
また、ロータ本体152の外周面には、該外周面より突出した一組の凸部90が形成され、前記凸部90がストッパ26の軸線方向に沿った変位作用下に該ストッパ26の切欠溝88にそれぞれ挿入される。この凸部90は、回転ロータ24の軸線を中心として略対称となる略鉛直方向(矢印Z1、Z2方向)にそれぞれ形成されている。
さらに、ロータ本体152の内部には、軸線方向に沿って貫通し、ハブホルダ58の軸部140が挿通される第2貫通孔162が形成されている。
一方、半円筒部156は、当接部74側(矢印X1方向)となる端部に周方向に沿って突出した一組のアーム部154a、154bが形成されている。前記アーム部154a、154bは、互いに接近する方向に円弧状に所定長だけ延在している。
係合突部146は、ロータ本体152と半円筒部156との間に形成された拡径部158の内周面より該拡径部158の軸線に向かって半径内方向に突出すると共に、前記軸線を中心として略対称となる位置に形成されている。この係合突部146の形状は、前記拡径部158の内周面から軸線に向かって徐々に先細状となる断面略三角形状に形成されている。換言すれば、一組の係合突部146は、互いに向き合う方向に向かって徐々に細くなるテーパ状に形成されている。
そして、回転ロータ24の内部に挿入されたハブホルダ58は、その係合部150a、150bが前記係合突部146に当接するように配置される(図5参照)。
切換ボタン28は、円柱状に形成され、ケーシング16のボタン孔40に挿通される押圧部42と、前記押圧部42が形成されるプレート部164と、前記プレート部164において前記押圧部42とは反対方向に延在し、穿刺ユニット22の一部が挿入される膨出部166とを含む。
プレート部164には、押圧部42及び膨出部166を中心として所定間隔離間した一組のねじ穴168(図2参照)が形成され、前記ねじ穴168にはストッパ26及びベース部材46に挿通された連結ボルト62がそれぞれ螺合される(図7参照)。すなわち、ねじ穴168は、前記ベース部材46の挿通孔60及びストッパ26のボルト孔82と同軸上に形成される。
この連結ボルト62には、ベース部材46とプレート部164との間となる位置にボタンスプリング170(図2及び図7参照)が介装されている。これにより、切換ボタン28は、ボタンスプリング170の弾発力によって常にベース部材46から離間する方向(矢印X2方向)に付勢されている。
また、切換ボタン28は、連結ボルト62を介してストッパ26と連結されているため、前記切換ボタン28の押圧部42をケーシング16側(矢印X1方向)に向かって押圧することにより、ストッパ26も同様に当接部74側に向かって変位する。
本発明の実施の形態に係る血液成分測定装置10及び血液測定用チップ20は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
先ず、当接部74を介して血液測定用チップ20をケーシング16の第1及び第2孔部68、70に挿入し、穿刺ユニット22側(矢印X2方向)へと押し込む。これにより、前記当接部74の保持ブロック104に保持されたハブ92が縮径部98を介してハブホルダ58のハブ把持部100に挿入され、前記穿刺針18を含むハブ92が穿刺ユニット22に保持される。
この結果、血液成分測定装置10による血液測定の準備が完了した状態となる。その際、導入ノズル94の装着穴134に装着された試験紙96が、ノズル固定部材118の測定孔128を通じて第2ハウジング14の内部に装着された光学測定部138と対向した位置となる(図4参照)。なお、血液測定用チップ20には、光学測定部234を試験紙96に近接させるための装着溝112が設けられている。
ここでは、図3に示されるように、血液成分測定装置10を血液を採取する測定者に当接させず、ストッパ26によって穿刺ユニット22の軸線方向に沿った変位が規制された状態を初期状態として説明する。
この図3に示される初期状態から、図示しない測定者がケーシング16を把持し、血液成分測定装置10の当接部74を前記測定者の皮膚72に押し当てる。この際、図6に示されるように、回転ロータ24は、一方のアーム部154aを介して導入ノズル94における作動ピン130の一側面に当接し、前記導入ノズル94を時計回り方向(矢印B方向)に押圧している。そのため、導入ノズル94の導入口110が、当接部材102の中心孔106の中央より所定角度離間した位置に退避した状態にある。
そして、図7に示されるように、当接部74における当接部材102を測定者の皮膚72に押し当てたままの状態で、前記測定者が切換ボタン28の押圧部42をケーシング16側(矢印X1方向)へと押圧する。これにより、前記押圧部42がボタン孔40を介してケーシング16の内部へと変位すると共に、連結ボルト62を介して連結されたストッパ26が当接部74側(矢印X1方向)へと一体的に変位する。
そのため、ストッパ26の変位作用下に該ストッパ26の切欠溝88に係合されていた回転ロータ24の凸部90が前記切欠溝88より離脱し、前記回転ロータ24の回転規制状態が解除される。そのため、前記回転ロータ24が、該回転ロータ24とベース部材46との間に介装されたロータばね66の弾発作用下に当接部74側からみて反時計回り(図6中、矢印A方向)に所定速度で回転変位する。この際、回転ロータ24の内部に設けられたハブホルダ58は、ガイドシャフト54における第1貫通孔56との係合作用下に前記回転ロータ24と共に回転変位することがない。
そして、回転ロータ24の係合突部146が、ハブホルダ58における係合部150a、150bの傾斜面に当接しながら回転することにより、前記係合部150a、150bが傾斜面を介して当接部74側(矢印X1方向)に向けて押し出される。この際、係合部150a、150bを含むハブホルダ58は、リターンスプリング144の弾発力に抗して変位する。
これにより、図8に示されるように、穿刺ユニット22を構成するハブホルダ58に保持された穿刺針18が、当接部材102の中心孔106を介して該中心孔106よりも外側まで押し出され、測定者の皮膚72を穿刺し、前記穿刺針18によって穿刺された皮膚72の穿刺箇所から血液が出血する。なお、穿刺ユニット22は、前記係合突部146がハブホルダ58の係合部150a、150bの傾斜面に沿って端部まで前記ハブホルダ58を押し出した時点でその変位が停止するため、穿刺針18の当接部材102からの突出量が規制される。換言すれば、穿刺針18による皮膚72への穿刺量が所定量に制御される。
この際、図9に示されるように、導入ノズル94の導入口110は、当接部材102の中心孔106の中央より所定角度離間した位置に退避した状態にある。
一方、穿刺ユニット22のリターンスプリング144が、該穿刺ユニット22の変位作用下に矢印X1方向へと圧縮されているため、前記穿刺ユニット22が指先を穿刺した後に、前記リターンスプリング144の弾発力によって即座に穿刺ユニット22が皮膚72から離間する方向(矢印X2方向)へと変位する(図11参照)。その結果、穿刺ユニット22は、切換ボタン28側に向かって所定距離だけ戻されて停止する。
次に、図10に示されるように、回転ロータ24がロータばね66の弾発力によってさらに反時計回り(矢印A方向)に回転変位することにより、他方のアーム部154bが、導入ノズル94の作動ピン130に当接する。この際、前記アーム部154bが当接する作動ピン130の側面は、一方のアーム部154aが当接する一側面とは反対側の他側面側となる。
そして、回転ロータ24の回転作用下にアーム部154bを介して作動ピン130が反時計方向(矢印A方向)に押圧されることにより、導入ノズル94がノズル固定部材118の支軸124を中心として反時計回り(矢印A方向)に所定角度だけ回動変位する。この際、導入ノズル94の他側面が、段部116に当接することにより、該導入ノズル94のさらなる回動変位が規制される。
その結果、図10及び図11に示されるように、導入ノズル94の導入口110が当接部材102における中心孔106の略中央部に臨み、前記導入口110が測定者の皮膚72における穿刺箇所と対向した位置となるため、前記穿刺箇所から出血した血液が導入口110に付着して通路136から導入される。そして、前記導入口110から毛細管現象によって通路136へと吸い上げられた血液が、装着穴134に装着された試験紙96まで導入され、前記血液は、前記試験紙96に含浸された試薬に反応して血液中の糖濃度に応じて呈色する。
最後に、採取された血液によって呈色した試験紙96は、ノズル固定部材118の測定孔128を介して光学測定部138と対向しているため、該光学測定部138によって該試験紙96の変色に基づく受光量の変化を光学的に読み取ることにより血液における血糖値を測定する。そして、当接部74及び穿刺針18からなる使用済みの血液測定用チップ20を所定の方法により廃棄する。
以上のように、本実施の形態では、血液を試験紙96へと導入する導入ノズル94を、当接部74における保持ブロック104に対して略鉛直面上に沿って回動可能に設けている。そして、測定者を穿刺針18によって穿刺する際に、予め前記導入ノズル94の導入口110を前記穿刺針18と一直線上とならない位置に退避させておき、穿刺が行われて穿刺針18が穿刺ユニット22側(矢印X2方向)へと退避した後に、前記導入ノズル94を回動変位させて導入口110が当接部材102の略中央に位置した状態とする。
これにより、穿刺針18によって出血した測定者の穿刺箇所を、導入ノズル94の回動作用下に導入口110と対向した位置とすることができるため、前記穿刺針18によって血液を出血させた後に、前記穿刺箇所と対向した導入口110を通じて前記血液を効率的に試験紙96へと導入することが可能となる。換言すれば、血液成分測定装置10においてより微量の血液で測定を行うことが可能となる。
なお、上述した実施の形態では、血液成分測定装置10の当接部74を測定者の皮膚72に押し当てて穿刺する場合について説明したが、この皮膚72は、例えば、前記測定者のてのひらや腕等でもよい。
さらに、血液成分測定装置10を簡素な構成とすることができるため、その製造コストを低減することができると共に、維持管理が容易となる。
また、本実施の形態に係る血液測定用チップ20では、該血液測定用チップ20に測定部として機能する試験紙96と穿刺針18を備える構成としているが、前記試験紙96を血液測定用チップ20以外に別個に設けるようにしてもよいし、当接部74を前記血液測定用チップ20とは別個に設けるようにしてもよい。
さらに、本発明に係る血液成分測定装置及び血液測定用チップは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本発明の実施の形態に係る血液成分測定装置の外観斜視図である。 図1の血液成分測定装置における分解斜視図である。 図1の血液成分測定装置の全体縦断面図である。 図3における当接部近傍の拡大縦断面図である。 図2における回転ロータとハブホルダとの組み付け状態を示す一部切欠斜視図である。 図3の血液成分測定装置を当接部側から見た正面図である。 図3の血液成分測定装置において切換ボタンを押圧し、ストッパに係止された回転ロータの回転規制状態が解除された状態を示す一部縦断面図である。 図7の血液成分測定装置において穿刺ユニットの穿刺針が測定者側に向かって変位し、前記測定者の皮膚を穿刺した状態を示す縦断面図である。 図8の血液成分測定装置を当接部側から見た正面図である。 図9の血液成分測定装置において、導入ノズルが回転ロータの回転作用下にアーム部によって押圧されて回動変位し、当接部材の中心に前記導入ノズルの導入口が位置した状態を示す正面図である。 図8の血液成分測定装置において穿刺ユニットの穿刺針が皮膚を穿刺した後に、リターンスプリングの弾発力によって押し戻され、導入ノズルが回動変位して前記導入ノズルの導入口が測定者の穿刺箇所に対向した状態を示す縦断面図である。
符号の説明
10…血液成分測定装置 16…ケーシング
18…穿刺針 20…血液測定用チップ
22…穿刺ユニット 24…回転ロータ
26…ストッパ 28…切換ボタン
46…ベース部材 54…ガイドシャフト
58…ハブホルダ 66…ロータばね
72…皮膚 74…当接部
88…切欠溝 90…凸部
92…ハブ 94…導入ノズル
96…試験紙 104…保持ブロック
118…ノズル固定部材 128…測定孔
130…作動ピン 138…光学測定部
146…係合突部 152…ロータ本体
154a、154b…アーム部 156…半円筒部

Claims (10)

  1. 軸線方向に進退可能な穿刺針を備えた血液測定用チップを有する血液成分測定装置において、
    ハウジングと、
    前記穿刺針が挿通可能な空所を有して皮膚に当接する当接部と、
    採取された血液の成分を測定する測定部と、
    前記穿刺針の軸線に対して交差する面に沿って回転可能に設けられ、前記測定部と連通した導入口を有する血液導入部と、
    を備え、
    前記穿刺針が前記皮膚を穿刺した後、前記血液導入部が回転変位して前記導入口が前記穿刺針の軸線に向かって変位することを特徴とする血液成分測定装置。
  2. 請求項1記載の血液成分測定装置において、
    前記血液成分測定装置は、前記穿刺針の軸線を中心として回転可能に設けられ、前記血液導入部の回転動作を制御する回転体を備えることを特徴とする血液成分測定装置。
  3. 請求項2記載の血液成分測定装置において、
    前記ハウジングの内部には、軸線方向に沿って変位自在に設けられ、前記回転体との係合作用下に該回転体の回転変位を規制するストッパと、
    前記ストッパと連結され、該ストッパと共に変位することにより前記回転体の係止状態を解除する解除部と、
    を備えることを特徴とする血液成分測定装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の血液成分測定装置において、
    前記血液成分測定装置は、前記穿刺針の軸線と略平行に設けられ、前記血液導入部を回転可能に保持する支軸を備えることを特徴とする血液成分測定装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の血液成分測定装置において、
    前記血液測定用チップに、前記当接部が設けられることを特徴とする血液成分測定装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の血液成分測定装置において、
    前記血液測定用チップに、前記血液導入部が設けられることを特徴とする血液成分測定装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の血液成分測定装置において、
    前記血液測定用チップに、前記測定部が設けられることを特徴とする血液成分測定装置。
  8. 軸線方向に進退可能な穿刺針と、
    前記穿刺針が挿通可能な空所を有し、皮膚に当接する当接部と、
    採取された血液の成分を測定する測定部と、
    前記穿刺針の軸線に対して交差する面に沿って回転可能に設けられ、前記測定部と連通した導入口を有する血液導入部と、
    を備えることを特徴とする血液測定用チップ。
  9. 請求項8記載の血液測定用チップにおいて、
    前記血液導入部の回転により、前記導入口が前記穿刺針の軸線に向かって変位することを特徴とする血液測定用チップ。
  10. 請求項8又は9記載の血液測定用チップにおいて、
    前記当接部は、前記穿刺針の軸線と略平行に形成され、前記血液導入部を回転可能に支持する支軸を備え、前記支軸を支点として前記血液導入部が回転変位することを特徴とする血液測定用チップ。
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