JP2010114983A - 回転−直動変換アクチュエータ - Google Patents

回転−直動変換アクチュエータ Download PDF

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Abstract

【課題】2つの部分ハウジングを容易に連結できると共にこの連結後に容易に完成することができる回転−直動変換アクチュエータ。
【解決手段】前方側部分ハウジング10内に遊星差動ネジ型回転-直動変換機構20のナット20aがベアリング16を介して取り付けられ、フランジ部10bに保持支柱26を介してステータ28が取り付けられている。このためハウジング4では、ステータ28の内部にロータ22を挿入するのは部分ハウジング10,12同士を連結する前に前方側部分ハウジング10のみにて実行できる。したがって部分ハウジング10,12同士の連結作業は、前方側部分ハウジング10側におけるステータ28とロータ22とを対向させた部分を、後方側部分ハウジング12内に挿入して連結する作業となる。したがって2つの部分ハウジング10,12は容易に連結でき、連結後に容易にアクチュエータ2を完成することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動対象装置に取り付けられるハウジング内にベアリングを介して回転可能に回転部材を配置すると共に、この回転部材の外周に設けたロータを、ハウジング内に設けたステータにより回転させ、このことにより回転部材内から先端をハウジングの前方外部へ突出させた出力シャフトを軸方向に移動することで、この出力シャフトから前記駆動対象装置に駆動力を伝達する回転−直動変換アクチュエータに関する。
内燃機関などを駆動対象装置として、これに直動駆動力を付与するために取り付けられる回転−直動変換アクチュエータが知られている(例えば特許文献1,2参照)。特許文献1では内燃機関のバルブリフト装置を駆動する回転−直動変換アクチュエータ、特許文献2では自動車におけるステア・バイ・ワイヤ装置に適用したものである。
これら回転−直動変換アクチュエータのハウジング内にはベアリングを介して回転部材としての回転軸が回転可能に支持されている。この回転軸がハウジング内に形成されたモータの駆動、あるいは外部のモータにより循環するベルトにより回転され、このことでネジ軸が直動して軸方向に移動することによりバルブリフト装置やステアリング装置などの駆動対象装置側を駆動している。
特開2007−303408号公報(第4−5頁、図1) 特開2006−509979号公報(第4頁、図1)
このようなアクチュエータにおいて、製造や構成部品を全体的に簡略化する観点から、ハウジングを前後の2つの部分ハウジングとして別体に形成し内部に回転−直動変換機構を配置し、その後、2つの部分ハウジングを連結することにより一体のハウジングの完成と共に回転−直動変換アクチュエータの内部構成を完成する手法が考慮されている。
特許文献2では内部構成を収納するハウジングは前後に分割された構成を開示しているが、特許文献1では後部からカバーにてハウジング本体を覆っているが、内部構成を収納するハウジング本体は一体に形成されたものが開示されているのみである。
特許文献1の構成に対して、特許文献2のハウジングのごとく2分割した構成を適用しようとした場合、前方側の部分ハウジングには回転部材を回転可能に支持するベアリングを配置する必要があり、後方側の部分ハウジングには回転部材に取り付けたロータに回転駆動力を生じさせるステータを配置する必要がある。
しかしこのような配置で前方側の部分ハウジングと後方側の部分ハウジング同士を連結して、一体のハウジングの完成と共に回転−直動変換アクチュエータを完成しようとした場合、この連結時に、ステータの内部に、ロータが設けられた回転部材を配置することになる。
このようなハウジングの連結作業はハウジングの合わせ面を閉じつつ行われるため、背後のカバーを外していたとしても内部の視認性が悪化して迅速な連結作業が困難となるおそれがある。
更に、回転部材の後端部にセンサなどのステータの内径よりも大きい径の部材を配置している場合には、回転部材の後端部をステータの内部に通過させることができず、部分ハウジングの連結自体が不能となる場合がある。
このようなステータの内径よりも大きい径の部材については、部分ハウジング同士の連結後に、後端側のカバーを外した状態で、ステータの内部を貫通している回転部材の後端側に取り付けることも考えられるが、設計によってはカバーを外した開口部が十分に大きく形成できず、このような部材が連結済みのハウジング内部に挿入できない場合もある。
本発明は、2つの部分ハウジングを容易に連結できると共にこの連結後に容易に完成することができる回転−直動変換アクチュエータの提供を目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の回転−直動変換アクチュエータは、駆動対象装置に取り付けられるハウジング内にベアリングを介して回転可能に回転部材を配置すると共に、この回転部材の外周に設けたロータを、ハウジング内に設けたステータにより回転させ、このことにより回転部材内から先端をハウジングの前方外部へ突出させた出力シャフトを軸方向に移動することで、この出力シャフトから前記駆動対象装置に駆動力を伝達する回転−直動変換アクチュエータであって、前記ハウジングは前記ベアリングの軸方向前後にて別体に形成された2つの部分ハウジング間の連結により構成されて、この2つの部分ハウジングの一方である前方側部分ハウジングでは内周側には前記ベアリングが取り付けられ、このベアリングの取り付け位置の外周側には支柱取付部が形成されており、この支柱取付部に前記ベアリングの軸方向後方に突出する保持支柱を設けて、この保持支柱の先端側に前記ステータを取り付けることにより、2つの部分ハウジングの他方である後方側部分ハウジング内にて前記ステータを前記ロータに対向させて保持していることを特徴とする。
前方側部分ハウジングの内周側に、回転部材を回転可能に配置しているベアリングが取り付けられている。そしてこの取り付け位置の外周側に支柱取付部が形成されて、この支柱取付部に軸方向後方に突出する保持支柱を設けて先端にステータを取り付けている。このように取り付けたステータは、後方側部分ハウジング内にてロータに対向した状態で保持されている。
このように前方側部分ハウジングに回転部材がベアリングを介して取り付けられ、更に同じく前方側部分ハウジングの支柱取付部に保持支柱を介してステータが取り付けられている構成である。したがって本発明の回転−直動変換アクチュエータの組み立てにおいて、ステータの内部に回転部材のロータ取り付け部分を挿入して配置する作業は、前方側部分ハウジングと後方側部分ハウジングとを連結する前に、前方側部分ハウジングのみにて行うことができる。
このため前方側部分ハウジングと後方側部分ハウジングとの連結作業時には、前方側部分ハウジングでは既にステータ内の正規の位置にロータが対向するように回転部材を配置した状態となっている。そして前方側部分ハウジングと後方側部分ハウジングとの連結作業は、前方側部分ハウジング側におけるステータとロータとを対向させた構成を、後方側部分ハウジング内に挿入して連結する作業となる。したがって2つの部分ハウジングは容易に連結できる。
このようにして2つの部分ハウジングを容易に連結できると共にこの連結後に容易に回転−直動変換アクチュエータを完成することができる。
請求項2に記載の回転−直動変換アクチュエータでは、請求項1に記載の回転−直動変換アクチュエータにおいて、前記保持支柱は、前記前方側部分ハウジングとは別体に形成されたものが、前記支柱取付部に連結されている構成であることを特徴とする。
このように保持支柱が前方側部分ハウジングとは別体に形成されて、支柱取付部に連結されているものであることにより、前方側部分ハウジングにベアリングを取り付けた後に、保持支柱を支柱取付部に連結して前方側部分ハウジングに一体化することができ、保持支柱がベアリング取り付け作業を邪魔することが無く、取り付け作業性が向上する。
請求項3に記載の回転−直動変換アクチュエータでは、請求項2に記載の回転−直動変換アクチュエータにおいて、前記前方側部分ハウジングの一部をかしめ加工部として、このかしめ加工部をかしめ加工することにより前記ベアリングが前記前方側部分ハウジングの内周側に取り付けられている構成であることを特徴とする。
特にかしめ加工にてベアリングを前方側部分ハウジングに取り付ける場合には、かしめ加工機の作業時に保持支柱が存在するとかしめ加工が困難となる。しかし前方側部分ハウジングにベアリングをかしめ加工にて取り付けた後に、保持支柱を支柱取付部に連結して前方側部分ハウジングに一体化することができるので、保持支柱がかしめ加工作業を邪魔することが無く、取り付け作業性が向上する。
請求項4に記載の回転−直動変換アクチュエータでは、請求項3に記載の回転−直動変換アクチュエータにおいて、前記前方側部分ハウジングは、前記かしめ加工部よりも、前記ベアリングの軸方向における前方側に前記支柱取付部を形成した構成であることを特徴とする。
このことにより保持支柱を取り付けていない支柱取付部自体も、かしめ加工機によるかしめ加工作業を邪魔することが無く、取り付け作業性が更に向上する。
請求項5に記載の回転−直動変換アクチュエータでは、請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転−直動変換アクチュエータにおいて、前記回転部材は遊星差動ネジ型回転−直動変換機構のナットであり、前記出力シャフトはサンシャフトであり、ナットとサンシャフトとの間にはプラネタリシャフトが配置されていることにより、前記ナット内に形成された前記サンシャフト、前記プラネタリシャフト及び前記ナット間のネジの噛み合い機構により回転−直動変換がなされる構成であることを特徴とする。
回転−直動変換アクチュエータはこのような遊星差動ネジ型回転−直動変換機構として構成しても良く、このような回転−直動変換アクチュエータにおいて、2つの部分ハウジングを容易に連結できると共にこの連結後に容易に回転−直動変換アクチュエータを完成することができる。
請求項6に記載の回転−直動変換アクチュエータでは、請求項1〜5のいずれか一項に記載の回転−直動変換アクチュエータにおいて、前記駆動対象装置は内燃機関であることを特徴とする。
このように内燃機関に適用することで、内燃機関全体としての生産性を高めることができる。
[実施の形態1]
図1に示した縦断面図は、上述した発明が適用された回転−直動変換アクチュエータ(以下、「アクチュエータ」と称する)2の構成を表している。このアクチュエータ2は、内燃機関を駆動対象装置として、そのシリンダヘッドあるいはカムキャリアの外面に取り付けられる。特に本実施の形態のアクチュエータ2はシリンダヘッド上の可変動弁機構を駆動するために、可変動弁機構に備えられたコントロールシャフトをその軸方向に駆動するものである。ここではアクチュエータ2は、ハウジング4の取り付け面4aにてカムキャリア6の外周面6aにボルトなどの締結により取り付けられるものとして説明する。
アクチュエータ2は、ハウジング4と、このハウジング4の背面側を閉塞するように配置された制御部8とを主要な外郭構成としている。ハウジング4は、軽合金系材料、ここではアルミニウム系材料にて成形された前方側部分ハウジング10と後方側部分ハウジング12とから構成されている。この2つの部分ハウジング10,12は、軸方向当接面10a,12aにて、ハウジング4の軸方向にて相互に当接した状態で、軸回りに均等間隔に配置された複数本のボルト14によりハウジング4の軸方向にて締結されて一体のハウジング4とされている。
ハウジング4には、前方側部分ハウジング10側の内部にベアリング16が取り付けられている。このベアリング16は、前方側部分ハウジング10にて後方側部分ハウジング12側に向けてハウジング4の軸方向に突出して形成されている円筒状のかしめ加工部18内に配置されている。このかしめ加工部18の先端部18aが、かしめ加工機によりかしめ加工されて、ベアリング16のアウターレース16aを把持することで、ベアリング16全体がその軸方向をハウジング4の軸方向と一致させて、ハウジング4内に取り付けられている。
このように前方側部分ハウジング10内にベアリング16が取り付けられていると共に、このベアリング16を介して、前方側部分ハウジング10の中心位置に遊星差動ネジ型回転−直動変換機構20が配置されている。この遊星差動ネジ型回転−直動変換機構20は、回転部材であるナット20a、サンシャフトである出力シャフト20b、及びナット20aと出力シャフト20bとの間に配置された複数のプラネタリシャフト20cを備えている。ナット20aとプラネタリシャフト20cとはギヤとネジとでそれぞれ噛み合い、同様にプラネタリシャフト20cと出力シャフト20bとの間についてもギヤとネジとでそれぞれ噛み合っている。
ナット20aの後端部にはロータ22が圧入により嵌合しており、更にこのロータ22の後端面には回転センサ(ホールセンサ等)用のマグネット環状配列体24がビス24aにて取り付けられている。このマグネット環状配列体24は、その外径が後述するステータ28の内径よりも大きい。
かしめ加工部18よりもハウジング4の軸方向(ベアリング16の軸方向と同じ)の前方方向(図示F)側には径方向に拡大したフランジ部10bが形成されている。このフランジ部10bにおける後方側部分ハウジング12側の面が前述した軸方向当接面10aとされている。したがってフランジ部10bが後方側部分ハウジング12の開口部分を覆うようにして前方側部分ハウジング10と後方側部分ハウジング12とが連結されている。
このフランジ部10bにおいては複数本のボルト14が貫通しているハウジング締結用ボルト貫通孔10cとは別に、支柱取付孔10dが軸回りに均等間隔に設けられている。この支柱取付孔10dには、軸方向後方へ突出するように保持支柱26が後方側部分ハウジング12に向けて取り付けられている。
支柱取付孔10dを貫通している保持支柱26の基部26aには外周面にネジが形成されており、この基部26aに取付ナット26bが螺入されて、保持支柱26をフランジ部10bに固定している。このことによりフランジ部10bを支柱取付部として、保持支柱26をかしめ加工部18よりも外周側で、かつかしめ加工部18よりも前方側から、保持支柱26を後方側部分ハウジング12内に突出状態に配置している。この保持支柱26の先端には螺入穴26cが設けられて、ステータ締結ボルト26dの螺入により、ステータ28を保持支柱26の先端に固定し、このことにより保持支柱26はステータ28をロータ22に対向させて保持している。
制御部8によりステータ28が電磁駆動されることによりロータ22に回転駆動力が生じる。このことによりロータ22と圧入により一体化されている遊星差動ネジ型回転−直動変換機構20のナット20aはその軸周りに回転する。このナット20aの回転により、ナット20a内部のプラネタリシャフト20cは自転しつつ出力シャフト20bの周りを公転する。このプラネタリシャフト20cの自転と公転とにより生じるネジの差動作用により、前方側部分ハウジング10の先端開口部に圧入されているホルダ30により軸周りの回転が阻止されている出力シャフト20bは、軸方向移動を生じることになる。この出力シャフト20bの軸方向移動に連動して、出力シャフト20bにリンク機構32を介して連結されているコントロールシャフトがカムキャリア6内の空間にて軸方向に移動し、この移動により内燃機関の可変動弁機構が機能して、内燃機関の各気筒において吸気バルブの最大バルブリフト量が連続的に調節される。
ここで前方側部分ハウジング10と後方側部分ハウジング12とはボルト14にて締結して一体のハウジング4として構成される前に、まず遊星差動ネジ型回転−直動変換機構20において、ナット20aには外周にベアリング16が取り付けられ、後端側外周にロータ22が圧入され、先端側外周にシールリング34が配置される。更に前方側部分ハウジング10には先端の開口部にホルダ30が圧入される。
そしてナット20aに取り付けられているベアリング16をかしめ加工部18に配置するように前方側部分ハウジング10内に遊星差動ネジ型回転−直動変換機構20を配置し、かしめ加工部18の先端部18aを、かしめ加工機にてかしめ加工して、ベアリング16をかしめ加工部18の先端部18aにて把持する。このことによりベアリング16を介してナット20aを回転可能に前方側部分ハウジング10内に配置する。
その後、フランジ部10bに保持支柱26を取付ナット26bにて締結すると、前方側部分ハウジング10における構成は図2に示すごとくとなる。尚、図2では保持支柱26をフランジ部10bに取り付けた状態は1ヶ所で示しているが、これを含めてフランジ部10bには保持支柱26は軸回りに3ヶ所取り付けられる。
この3本の保持支柱26の先端にステータ28をステータ締結ボルト26dにて固定する。このことによりステータ28は、その内周面をロータ22の外周面に対向した状態で前方側部分ハウジング10に固定されることになる。図2では、ステータ28は、ステータ締結ボルト26dを1ヶ所で貫通させた状態で示しているが、これを含めてステータ28は軸回りに3ヶ所でステータ締結ボルト26dを貫通させている。
次にマグネット環状配列体24をビス24aによりロータ22の後端に固定する。前述したごとくマグネット環状配列体24はその外径がステータ28の内径よりも大きいが、ステータ28を先にフランジ部10bに取り付けてロータ22に対向する位置に配置させているので、マグネット環状配列体24の取り付け時にステータ28に干渉することは無い。
そして図3に示すごとく、前方側部分ハウジング10におけるマグネット環状配列体24及びステータ28の取り付け側、すなわち軸方向後方側を後方側部分ハウジング12の内部空間12bに配置し、後方側部分ハウジング12の軸方向当接面12aに前方側部分ハウジング10の軸方向当接面10aを当接する。そして後方側部分ハウジング12に設けられた締結螺入孔12cに、ハウジング締結用ボルト貫通孔10cを貫通させたボルト14を締結することにより、一体のハウジング4を完成する。
この後、制御部8を後方側部分ハウジング12の背面側に取り付けることにより、アクチュエータ2の組み立てが完成し、図1に示したアクチュエータ構成となる。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(イ).前方側部分ハウジング10の内周側に、回転部材としてのナット20aを回転可能に配置しているベアリング16が、かしめ加工部18にかしめ加工により取り付けられている。そしてベアリング16が取り付けられているかしめ加工部18の外周側に、支柱取付部としてフランジ部10bが形成されて、このフランジ部10bにベアリング16の軸方向後方に突出する保持支柱26を設けて、その先端側にてステータ28を保持している。
このように前方側部分ハウジング10内に、遊星差動ネジ型回転−直動変換機構20のナット20aがベアリング16を介して取り付けられ、フランジ部10bに保持支柱26を介してステータ28が取り付けられている。このことから、ステータ28の内部にロータ22を挿入するのは、前方側部分ハウジング10と後方側部分ハウジング12とを連結する前に、前方側部分ハウジング10のみにて実行できる。
このため前方側部分ハウジング10と後方側部分ハウジング12との連結作業時には、前方側部分ハウジング10においては、既にステータ28内の正規の位置にロータ22が対向するようにナット20aを配置した状態となっている。
したがって前方側部分ハウジング10と後方側部分ハウジング12との連結作業は、前方側部分ハウジング10側におけるステータ28とロータ22とを対向させた部分を、後方側部分ハウジング12内に挿入して連結する作業となる。したがって2つの部分ハウジング10,12は容易に連結できる。
このようにして2つの部分ハウジング10,12を容易に連結できると共にこの連結後に容易にアクチュエータ2を完成することができる。
(ロ).保持支柱26は、前方側部分ハウジング10とは別体に形成されて、フランジ部10bには取付ナット26bにて連結されているものである。このことにより遊星差動ネジ型回転−直動変換機構20と共に前方側部分ハウジング10にベアリング16を取り付けた後に、保持支柱26をフランジ部10bに取付ナット26bにて連結して前方側部分ハウジング10に一体化することができる。このため、保持支柱26がベアリング16の取り付け作業を邪魔することが無く、取り付け作業性が向上する。
特に、かしめ加工にてベアリング16を前方側部分ハウジング10のかしめ加工部18に取り付けているので、かしめ加工機の作業時に、保持支柱26が存在するとかしめ加工が困難となる。しかし、前方側部分ハウジング10にベアリング16をかしめ加工にて取り付けた後に、保持支柱26をフランジ部10bに連結して前方側部分ハウジング10に一体化できるので、保持支柱26がかしめ加工作業を邪魔することが無く、取り付け作業性が向上する。
更に前方側部分ハウジング10は、かしめ加工部18よりも外周側にて、かつかしめ加工部18よりも軸方向前方側に保持支柱26が取り付けられるフランジ部10bを形成している。このことにより保持支柱26を取り付けていないフランジ部10b自体も、かしめ加工機によるかしめ加工作業を邪魔することが無く、取り付け作業性が更に向上する。
(ハ).このように一体のハウジング4を前方側部分ハウジング10と後方側部分ハウジング12とに別体に形成したアクチュエータ2において、前方側と後方側との部分ハウジング10,12の連結が容易なものとなるので、その生産性を高めることができる。更に本実施の形態のごとく内燃機関に適用することで、内燃機関全体としての生産性を高めることができる。
[その他の実施の形態]
(a).前記実施の形態においては、図1〜3に示したごとく、回転部材としてのナット20aを回転可能に保持するベアリング16は、かしめ加工により前方側部分ハウジング10内に取り付けられたが、これ以外の取り付け形態でも良い。
例えば、図4に示すアクチュエータ102のごとく、前方側部分ハウジング110と後方側部分ハウジング112とからなるハウジング104において、前方側部分ハウジング110は、ベアリング116のアウターレース116aを、かしめ加工部でなく、リング螺合部118に取り付けている。この円筒状のリング螺合部118内に、遊星差動ネジ型回転−直動変換機構120と共にベアリング116を配置して、リング螺合部118の外周面に形成された雄ネジに、内周面に雌ネジを有するリング118aを螺合する。このことにより、リング118aのフランジ118bを、ベアリング116のアウターレース116aに当接し圧締して、ベアリング116を前方側部分ハウジング110内に取り付けている。他の構成は、前記実施の形態1と同一である。
かしめ加工とリング118aの螺入作業との違いがあるが、このようにしても前記実施の形態1と同様な効果を生じさせることができる。
(b).前記実施の形態では、アクチュエータにて駆動される機構としては、内燃機関に設けられた吸気バルブの最大バルブリフト量を連続的に調節できる可変動弁機構であったが、内燃機関に設けられた排気バルブの最大バルブリフト量を連続的に調節できる可変動弁機構でも良い。更に、アクチュエータにて駆動される機構としては可変動弁機構に限らず他の機構でも良い。
(c).前記実施の形態では、回転−直動変換機構として遊星差動ネジ型回転−直動変換機構を採用していたが、送りネジ機構を用いても良い。
実施の形態1のアクチュエータの縦断面図。 実施の形態1の前方側部分ハウジングの組み立て作業説明図。 実施の形態1のハウジングの組み立て作業説明図。 他の実施の形態のアクチュエータの縦断面図。
符号の説明
2…アクチュエータ、4…ハウジング、4a…取り付け面、6…カムキャリア、6a…外周面、8…制御部、10…前方側部分ハウジング、10a…軸方向当接面、10b…フランジ部、10c…ハウジング締結用ボルト貫通孔、10d…支柱取付孔、12…後方側部分ハウジング、12a…軸方向当接面、12b…内部空間、12c…締結螺入孔、14…ボルト、16…ベアリング、16a…アウターレース、18…かしめ加工部、18a…先端部、20…遊星差動ネジ型回転−直動変換機構、20a…ナット、20b…出力シャフト、20c…プラネタリシャフト、22…ロータ、24…マグネット環状配列体、24a…ビス、26…保持支柱、26a…基部、26b…取付ナット、26c…螺入穴、26d…ステータ締結ボルト、28…ステータ、30…ホルダ、32…リンク機構、34…シールリング、102…アクチュエータ、104…ハウジング、110…前方側部分ハウジング、110b…フランジ部、112…後方側部分ハウジング、116…ベアリング、116a…アウターレース、118…リング螺合部、118a…リング、118b…フランジ、120…遊星差動ネジ型回転−直動変換機構、122…ロータ、126…保持支柱、128…ステータ。

Claims (6)

  1. 駆動対象装置に取り付けられるハウジング内にベアリングを介して回転可能に回転部材を配置すると共に、この回転部材の外周に設けたロータを、ハウジング内に設けたステータにより回転させ、このことにより回転部材内から先端をハウジングの前方外部へ突出させた出力シャフトを軸方向に移動することで、この出力シャフトから前記駆動対象装置に駆動力を伝達する回転−直動変換アクチュエータであって、
    前記ハウジングは前記ベアリングの軸方向前後にて別体に形成された2つの部分ハウジング間の連結により構成されて、この2つの部分ハウジングの一方である前方側部分ハウジングでは内周側には前記ベアリングが取り付けられ、このベアリングの取り付け位置の外周側には支柱取付部が形成されており、この支柱取付部に前記ベアリングの軸方向後方に突出する保持支柱を設けて、この保持支柱の先端側に前記ステータを取り付けることにより、2つの部分ハウジングの他方である後方側部分ハウジング内にて前記ステータを前記ロータに対向させて保持していることを特徴とする回転−直動変換アクチュエータ。
  2. 請求項1に記載の回転−直動変換アクチュエータにおいて、前記保持支柱は、前記前方側部分ハウジングとは別体に形成されたものが、前記支柱取付部に連結されている構成であることを特徴とする回転−直動変換アクチュエータ。
  3. 請求項2に記載の回転−直動変換アクチュエータにおいて、前記前方側部分ハウジングの一部をかしめ加工部として、このかしめ加工部をかしめ加工することにより前記ベアリングが前記前方側部分ハウジングの内周側に取り付けられている構成であることを特徴とする回転−直動変換アクチュエータ。
  4. 請求項3に記載の回転−直動変換アクチュエータにおいて、前記前方側部分ハウジングは、前記かしめ加工部よりも、前記ベアリングの軸方向における前方側に前記支柱取付部を形成した構成であることを特徴とする回転−直動変換アクチュエータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転−直動変換アクチュエータにおいて、前記回転部材は遊星差動ネジ型回転−直動変換機構のナットであり、前記出力シャフトはサンシャフトであり、ナットとサンシャフトとの間にはプラネタリシャフトが配置されていることにより、前記ナット内に形成された前記サンシャフト、前記プラネタリシャフト及び前記ナット間のネジの噛み合い機構により回転−直動変換がなされる構成であることを特徴とする回転−直動変換アクチュエータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の回転−直動変換アクチュエータにおいて、前記駆動対象装置は内燃機関であることを特徴とする回転−直動変換アクチュエータ。
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