JP2010114266A - 露光装置およびその制御方法、ならびにデバイス製造方法 - Google Patents

露光装置およびその制御方法、ならびにデバイス製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】有効光源分布の制御に要する時間を短縮するための好適な技術を提供する。
【解決手段】露光装置は、照明光学系によって原版を照明し該原版のパターンを投影光学系によって基板に投影し該基板を露光する。前記照明光学系は、前記投影光学系の瞳面における光強度分布を調整する調整機構を含む。前記露光装置は、前記投影光学系の瞳面における光強度分布を計測するための計測器と、前記瞳面における全体光量を検出する検出部と、前記計測器を使って計測された光強度分布および前記検出部によって検出された全体光量に基づいて、前記瞳面に目標光強度分布が形成されたときに前記検出部によって検出されるべき光量を目標光量として決定し、前記検出部によって検出される全体光量が前記目標光量となるように前記調整機構を制御する制御部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明光学系によって原版を照明し該原版のパターンを投影光学系によって基板に投影し該基板を露光する露光装置およびその制御方法ならびに該露光装置を用いてデバイスを製造するデバイス製造方法に関する。
半導体デバイスのパターンを微細化する技術として、形成するべきパターンに応じて最適な有効光源分布を使用する変形照明技術が使用されている。有効光源分布とは、投影光学系の瞳面における光強度分布を意味し、これは、基板に入射する光束の角度分布として理解することもできる。有効光源分布は、照明光学系における原版(レチクル又はマスクとも呼ばれる)が配置される面(物体面)のフーリエ変換面に相当する瞳面(例えば、ハエの目レンズの射出面近傍)の光強度分布を調整することによって制御することができる。変形照明の例として、例えば、輪帯照明、四重極照明、二重極照明等を挙げることができる(特許文献1、2)。
有効光源分布の対称性が投影光学系の像面に形成される像に対して与える影響が注目されている。有効光源分布の対称性を低下させる要因としては、例えば、光学素子の製造誤差や、偏光がミラーで反射されるときに光強度分布が変化することなどが考えられる。有効光源分布の対称性を高める方法としては、有効光源分布を計測しながら、光軸に垂直な面内で、独立駆動可能な複数枚の遮光板の位置を調整する方法が提案されている(特許文献3、4)。
特開平11−87232号公報 特開2003−318086号公報 特開2004−247527号公報 特開2006−19702号公報
近年は、半導体デバイスのパターンの微細化により、有効光源分布の対称性に対する要求が厳しくなってきている。そのため、遮光板を駆動して有効光源分布の対称性を調整する処理において、1回の遮光板の駆動だけで目標とする対象性が得られることは稀である。通常は、遮光板の駆動と有効光源分布の計測とを何度も繰り返して実行して、遮光板を少しずつ最適位置へ追い込む必要がある。
図7は、従来方法における有効光源分布の対称性を調整するシーケンスを示す図である。ステップ1101で遮光板の目標位置が算出され、ステップ1102で当該目標位置に遮光板が駆動される。ステップ1103で有効光源分布が計測され、ステップ1104で有効光源分布の計測結果に基づいて対称性が判定される。対称性が規格値を満足していれば遮光板の駆動による対称性の調整が終了する。一方、対称性が規格値を満足していなければ、ステップ1101に処理が戻される。
以上のように、従来は、遮光板によって有効光源分布の対称性を調整するシーケンスにおいて、有効光源分布の計測とそれに基づく遮光板の駆動が多数回にわたって実施されており、そのために長時間が消費されていた。ここで、1回の有効光源分布の計測は、例えば、基板ステージに配置された計測器に組み込まれたイメージセンサによってその撮像面に形成される像を撮像し、この像を投影光学系の瞳面における像に変換する処理を含む。
以上は、有効光源分布の対称性の向上に関する議論であるが、有効光源分布を目標有効光源分布に制御する場合においても、計測に要する時間の短縮が求められるであろう。
本発明は、上記の背景に鑑みてなされたものであり、例えば、有効光源分布の制御に要する時間を短縮するための好適な技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、照明光学系によって原版を照明し該原版のパターンを投影光学系によって基板に投影し該基板を露光する露光装置に係り、前記照明光学系は、前記投影光学系の瞳面における光強度分布を調整する調整機構を含み、前記露光装置は、前記瞳面における光強度分布を計測するための計測器と、前記瞳面における全体光量を検出する検出部と、前記計測器を使って計測された光強度分布および前記検出部によって検出された全体光量に基づいて、前記瞳面に目標光強度分布が形成されたときに前記検出部によって検出されるべき光量を目標光量として決定し、前記検出部によって検出される全体光量が前記目標光量となるように前記調整機構を制御する制御部とを備える。
本発明の第2の側面は、デバイスを製造するデバイス製造方法に係り、前記デバイス製造方法は、上記の露光装置の前記投影光学系の瞳面に目標光強度分布が形成されるように前記露光装置を調整する工程と、前記露光装置によって基板を露光する工程と、該基板を現像する工程とを含む。
本発明の第3の側面は、照明光学系によって原版を照明し該原版のパターンを投影光学系によって基板に投影し該基板を露光する露光装置を制御する制御方法に係り、前記照明光学系は、前記投影光学系の瞳面における光強度分布を調整する調整機構を含み、前記露光装置は、前記瞳面における光強度分布を計測するための計測器と、前記瞳面における全体光量を検出する検出部とを含み、前記制御方法は、前記計測器を使って計測された光強度分布および前記検出部によって検出された全体光量に基づいて、前記瞳面に目標光強度分布が形成されたときに前記検出部によって検出されるべき光量を目標光量として決定する工程と、前記検出部によって検出される全体光量が前記目標光量となるように前記調整機構を制御する工程とを含む。
本発明によれば、例えば、有効光源分布の制御に要する時間を短縮するための好適な技術が提供される。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明する。
図2は、本発明の好適な実施形態の露光装置の概略構成を示す図である。本発明の好適な実施形態の露光装置10は、照明装置100と、原版200を保持する原版ステージRSと、投影光学系300と、基板400を保持する基板ステージWSと、制御部500とを有する。露光装置10は、例えば、ステップ・アンド・スキャン方式として、または、ステップ・アンド・リピート方式として構成されうる。前者は、スキャナー(走査露光装置)と呼ばれ、後者は、ステッパ―と呼ばれる。
照明装置100は、光源部101と、光源から提供される光を使って原版200を照明する照明光学系110とを有する。照明された原版200のパターンは、投影光学系300によって基板400に投影される。これによって基板400が露光され、基板400に塗布されている感光剤に潜像が形成される。
光源部101は、光源として、例えば、波長が約193nmの光を発振するArFエキシマレーザー、又は、波長が約248nmの光を発振するKrFエキシマレーザー等のエキシマレーザーを含みうる。光源の種類は、エキシマレーザーには限定されず、例えば、水銀ランプまたはキセノンランプ等の他の光源であってもよく、また、光源の個数も1個には限定されない。また、光源部101は、光源としてレーザーが使用される場合、レーザーが生成するコヒーレントな光をインコヒーレント化するインコヒーレント化光学系を含むことが好ましい。
照明光学系110は、例えば、レンズ、ミラー、オプティカルインテグレータ、絞り等を含んで構成されうる。照明光学系110は、光束形状変換部120、結像光学系130、ハエの目レンズ140、集光光学系150、ハーフミラー191、光量センサ192、検出部193、マスキングブレード160、結像光学系170、折り曲げミラー181〜183を有しうる。
折り曲げミラー181、182は、光源部101から射出された光束を光束形状変換部120に導光する。光束形状変換部120は、光源部101から提供される光束の形状を照明モードに応じて変換してフーリエ変換面(投影光学系300の物体面のフーリエ変換面)Aに当該照明モードに応じた光強度分布を形成する。照明光学系110は、調整機構121を含み、調整機構121は、光束形状変換部120によってフーリエ変換面Aに形成される光強度分布を調整することによって投影光学系300の瞳面Pにおける光強度分布を調整する。
フーリエ変換面Aに形成された光強度分布は、レンズ131、132を含む結像光学系130により結像光学系130の倍率でハエの目レンズ140の入射面に投影される。ハエの目レンズ140の射出面に形成される多数の光源によって投影光学系300の瞳面Pに形成される像が有効光源分布である。
ハエの目レンズ140から射出された光は、集光光学系150を通り、マスキングブレード160が配置された面を照明する。マスキングブレード160は、レンズ171、172を含む結像光学系170により、原版200が配置される面と光学的に共役な位置に配置され、原版200の面上における照明領域を決定する。原版200から通過した光は、投影光学系300を通して基板400に入射する。
検出部193は、照明光学系110に配置された光量センサ192の出力値に基づいて有効光源分布(瞳面Pにおける光強度分布)における全体光量を検出する。ハエの目レンズ140と集光光学系150との間には、ハーフミラー191が配置されている。ハーフミラー191は、原版200を照明するための光路から光の一部を分割して光量センサ192に提供する。ここで、検出部193について、定期的にまたは計画に従って、光量センサ192の出力値を有効光源分布(瞳面Pにおける光強度分布)の全体光量に換算するための係数が校正されうる。検出部193によって検出された全体光量を示す情報は、制御部500に供給される。
他の実施形式においては、検出部193は、計測器40によって計測される光強度分布に基づいて有効光源分布(瞳面Pにおける光強度分布)の全体光量を検出しうる。これは、該光強度分布を撮像した像の画素値の総和を計算し、その総和に係数を乗じることによってなされうる。
計測器40は、基板ステージWSに配置されていて、投影光学系300の瞳面における光強度分布を計測する。有効光源分布の計測時は、光路から原版200が取り除かれる。計測器40は、例えば、ピンホールが形成された遮光部材と、該ピンホールを通過した光によって形成される像を撮像するイメージセンサ(2次元の光電変換器アレイ)とを含みうる。イメージセンサは、一定の距離だけ該遮光部材から離隔して配置される。一定の距離は、瞳面Pにおける位置に対応する角度でピンホールを通過した光によって形成される像を要求される解像度で撮像することができる距離である。ここで、基板ステージWSを水平面内の複数の位置(複数の像高)に位置決めし、各位置において計測器40によって瞳面Pの光強度分布を計測してもよい。計測器40によって得られた光強度分布を示す情報は、制御部500に供給される。
典型的には、計測器40のイメージセンサによって撮像された像は、そのままでは瞳面Pの座標における光強度分布を表していないので、当該像は、瞳面Pの座標における光強度分布に変換されうる。この変換は、制御部500でなされてもよいし、計測器40でなされてもよいし、不図示の演算器によってなされてもよい。この変換には相応の演算時間を要するので、前述のように、計測器40を使ってなされる有効光源分布の計測の繰り返しによって、有効光源分布の調整に要する時間が長くなる。また、種々の像高における有効光源分布の計測も、有効光源分布の調整に要する時間を長くする。したがって、計測器40を使ってなされる有効光源分布の計測の回数は、最小化されるべきであり、1回のみなされることが好ましい。
有効光源分布の調整において、制御部500は、有効光源分布が目標有効光源分布(目標光強度分布)であるかどうか、典型的には対称性が目標性能を満たすか否かを判定する。この判定において、制御部500は、照明モードに応じた評価領域マップを使用する。評価領域マップは、複数の評価領域の配置を示すマップである。制御部500は、評価領域マップで示される複数の評価領域のそれぞれに入射する光の光量の間における比率に基づいて、有効光源分布が目標有効光源分布であるかどうか、典型的には対称性が目標性能を満たすかどうかを判定する。ここで、評価領域は、投影光学系300の瞳面Pにおける一部の領域であり、これは、計測器40に組み込まれたイメージセンサの撮像領域における一部の領域と等価である。
図4Aは、照明モード(有効光源分布のタイプ)を例示する図である。41は、「Dipole X照明」である。42は、「Dipole Y照明」である。43は、「X−Y方向四重極Cross Pole照明」である。44は、輪帯照明である。45は、「45°方向四重極(Quadrupole)照明」である。なお、基板400の面に平行な面をXY平面とするようにXYZ座標系が定義されている。Z軸(Z方向)は、投影光学系300の光軸に平行である。
図4Bは、評価領域マップを例示する図である。図4Bにおいて、"1"、"2"、"3"、"4"が付された領域は、評価領域を意味する。照明モードが「Dipole X照明」(41)である場合には、評価領域マップ51が使用されうる。照明モードが「Dipole Y照明」(42)である場合には、評価領域マップ52が使用されうる。照明モードが「45°方向四重極(Quadrupole)照明」である場合および輪帯照明(44)であるときには、X方向における対称性については評価領域マップ51、Y方向における対称性については評価領域マップ52が使用されうる。ここで、X方向における対称性とは、Y軸に関する対称性を意味し、Y方向における対称性とは、X軸に関する対称性を意味する。
照明モードが「X−Y方向四重極Cross Pole照明」(45)である場合には、X方向における対称性については評価領域マップ53、Y方向における対称性については評価領域マップ54が使用される。照明モードが「X−Y方向四重極Cross Pole照明」(45)である場合には、評価領域マップ55を使用して、X方向における対称性およびY方向における対称性を同時に判定してもよい。
例えば、評価領域マップ51を使用して有効光源分布の対称性が目標性能を満たすかどうかを判定する場合を考える。この場合、制御部500は、評価領域1に入射する光の光量と評価領域2に入射する光の光量との比が1:1+Δ(Δは目標性能によって定まる値)であるときに、当該対称性が目標性能を満たすと判定することができる。
図3A、3Bを参照しながら、有効光源分布、即ち投影光学系300の瞳面Pにおける光強度分布を調整する調整機構121について説明する。図3A、3Bにおいて、AXは照明光学系110における光軸を示している。調整機構121は、例えば、複数の調整部材122a、122b、122c、122d(図2では、調整部材122として表記されている。)と、複数の調整部材122a、122b、122c、122dをそれぞれ独立して駆動する複数の駆動部123a、123b、123c、123dとを含む。複数の調整部材122a〜122dは、光束形状変換部120とハエの目レンズ140との間に配置されている。制御部500は、複数の駆動部123a〜123dを制御することによって、複数の調整部材122a〜122dの駆動を制御する。複数の調整部材122a、122b、122c、122dは、光の透過率が0%の部材、または100%未満(例えば数%)の部材で構成されている。
複数の調整部材122a〜122dは、照明光学系110の光軸AXに近づく方向および光軸AXから遠ざかる方向に、複数の駆動部123a〜123dによって駆動される。複数の調整部材122a〜122dが照明光学系110の光軸AXに近づく方向に駆動されると、光束形状変換部120から射出された光束の一部が遮蔽または減光する。
図3Bは、右側の調整部材122dを光軸AXの方向に駆動することによって、輪帯照明の光強度分布ANにおける右側の光強度を低下させることを模式的に示している。図3Bにおいて、有効光源分布ANを示すグラデーションにおける黒に近い階調値は光強度が弱いことを、白に近い階調値は光強度が強いことを模式的に示している。光強度が強い部分の一部を該当する調整部材122dによって遮蔽または減光することによって、有効光源分布の対称性を高めることができる。図3Bでは、輪帯照明の光強度分布ANの一部が欠損するように描かれている。しかしながら、調整部材122(122a〜122d)は、照明光学系110のフーリエ変換面Aから離れた位置に配置されている。よって、実際に形成される有効光源分布は、光強度分布ANにおける外形を維持した状態で一部分の光強度を低下させたものとなる(特開2006−19702号公報参照)。
図1は、本発明の好適な実施形態における有効光源分布の調整方法を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、制御部500によって制御される。ここでは、有効光源分布の対称性が目標性能を満たすように有効光源分布を調整する方法を説明するが、この方法は、有効光源分布が目標有効光源分布になるように調整することにも適用することができる。有効光源分布の対称性が目標性能を満たすように有効光源分布を調整することは、目標性能を満たす対称性を有する有効光源分布を目標有効光源分布として有効光源分布を調整することを意味する。
ステップ1001では、制御部500は、計測器40を使って有効光源分布を計測し、更に、評価領域1に入射する光の光量と評価領域2に入射した光の光量との比(R1:R2)を計算する。
ステップ1002では、制御部500は、検出部193に、投影光学系300の瞳面Pにおける全体光量Tを検出させる。検出部193は、前述のように、光量センサ192の出力値に基づいて投影光学系300の瞳面Pにおける全体光量Tを検出してもよいし、計測器40を使って計測される光強度分布に基づいて投影光学系300の瞳面Pにおける全体光量Tを検出してもよい。ステップ1001とステップ1002の実行の順序は、上記と逆であってもよいし、光源部101からの1回の光照射において同時に実行されてもよい。
ステップ1003では、制御部500は、ステップ1001で計算した評価領域1の光量と評価領域2の光量との比(R1:R2)およびステップ1002で検出された全体光量Tに基づいて目標光量TQを決定する。ここで、目標光量TQは、瞳面Pに目標有効光源分布(目標光強度分布)が形成されたときに検出部193によって検出されるべき全体光量である。ここでは、図4Bに示す評価領域マップ51を使用してX方向における対称性(Y軸に対する対称性)を調整する例について、ステップ1003における処理を具体的に説明する。この実施形態では、目標光量の決定とともに、複数の調整部材122a〜122dのうち駆動するべき調整部材が特定される。
目標光量TQは、ステップ1001で計算された比(R1:R2)と、ステップ1002で検出された光量Tとを使って次式で与えられうる。また、駆動するべき調整部材は、以下のとおりである。
<目標光量>
R1>R2の場合:TQ=T×(R2+R2)/(R1+R2)
R1<R2の場合:TQ=T×(R1+R1)/(R1+R2)
<駆動するべき調整部材>
R1>R2の場合:R1側の調整部材(122c)
R1<R2の場合:R2側の調整部材(122d)
ステップ1004では、制御部500は、駆動するべき調整部材の駆動位置を決定する。この決定方法としては種々の方法を採用することができる。例えば、調整部材の現在値に対して予め定められた駆動ピッチ分の値を加算または減算する方法を採用することができる。或いは、調整部材を複数の位置に駆動してそのときの全体光量を計測して、調整部材の位置と全体光量との関係を関数で近似し、その関数に基づいて調整部材の位置を決定する方法を採用してもよい。
ステップ1005では、制御部500は、ステップ1003で決定した調整部材をステップS1004で決定した駆動位置に駆動するように複数の駆動部123a〜123dのうち該当する駆動部を制御する。
ステップ1006では、制御部500は、検出部193に、投影光学系300の像面に入射する光の全体の光量(有効光源全体のスカラー光量値)を検出させる。
ステップ1007では、制御部500は、ステップ1006で検出された全体光量がステップ1003で決定した目標光量TQを満たしているか否かを判定し、満たしていれば調整処理を終了し、満たしていなければステップ1004〜1007を繰り返す。以上のように、全体光量を目標値として有効光源分布を制御することにより、制御時間を短縮することができる。
図5は、有効光源分布の調整例を示す図である。図5において、「調整前」の欄は、有効光源分布の対称性を調整する前における評価領域1の光量と評価領域2の光量と、検出部193によって検出された全体光量を示している。「目標光量」の欄は、目標光量TQの計算例を示している。「駆動する調整部材」の欄は、対称性の調整のために駆動するべき調整部材が調整部材122cであることを示している。「調整後」の欄は、有効光源分布の対称性を調整した後における評価領域1の光量と評価領域2の光量と、検出部193によって検出された光量を示している。
図5に示す例は、照明モードが「Dipole X照明」(41)であり、評価領域マップ51が使用される。調整前の有効光源分布における左右の光量の比(R1:R)2が6:4、全体光量Tが1000(単位なし)である。
ステップ1001で計測された有効光源分布に基づいて、例えばステップ1003において、左側領域(評価領域1)の光量と右側領域(評価領域2)の光量との比が6:4であることが計算される。ステップ1002では、検出部193によって検出された全体光量Tが1000であることが検出される。
ここで、全体光量Tに占める左側領域(評価領域1)の光量QL(単位なし)は、次式で計算することができる。
QL=T×R1/(R1+R2)
=1000×6/(6+4)
=600
また、全体光量Tに占める右側領域(評価領域2)の光量QR(単位なし)は、次式で計算することができる。
QR=T×R2/(R1+R2)
=1000×4/(4+6)
=400
また、調整完了時の全体光量である目標光量TQ(単位なし)は、ステップ1003において、次式で計算される。
TQ=(R2+R2)/(R1+R2)
=1000×(4+4)/(6+4)
=800
駆動される調整部材は、左側の調整部材122cであり、ステップ1004、1005、1006、1007を繰り返して実行されることによって調整部材の調整(即ち、有効光源分布の調整)が完了する。この例では、ステップ1006で検出された全体光量と目標光量TQとの差が許容範囲になった時点で調整が完了する。
調整が完了した段階で、左側領域の光量が初期状態(600)から調整部材で200(=600−400)だけ低下させた値(400)になり、右側領域の光量(400)と等しくなる。つまり、有効光源分布の調整により、左側領域の光量と右側領域の光量がともに400となり、対称性が許容範囲に制御される有効光源分布が得られる。
上記の例では、有効光源分布の左側領域と右側領域(上側領域と下側領域でも同様)の光量比を1:1に調整しているが、光量比は任意に設定することができる。初期状態(調整前)において評価領域1に入射する光の光量と評価領域2に入射する光の光量との比をR1:R2とし、検出部193によって検出される有効光源全体の全体光量をTとする。有効光源分布の評価領域1の光量と評価領域2の光量の比をW1:W2に調整する場合、ステップ1003において、目標光量TQを次式にしたがって計算すればよい。また、駆動するべき調整部材は、以下のとおりである。
<目標光量>
R1/W1>R2/W2の場合:TQ=T×(R2/W2×W1+R2)/(R1+R2)
R1/W1<R2/W2の場合:TQ=T×(R1/W1×W2+R1)/(R1+R2)
<駆動するべき調整部材>
R1/W1>R2/W2の場合:R1側の調整部材(122c)
R1/W1<R2/W2の場合:R2側の調整部材(122d)
以下、他の具体例として、照明モードが「X−Y方向四重極Cross Pole照明」(45)である場合における有効光源分布の調整方法を説明する。この場合には、評価領域マップ55が使用される。ここでは、X方向における対称性(Y軸に対する対称性)およびY方向における対称性(X軸に対する対称性)のほか、X方向とY方向とにおける光強度の差(HV差)を調整する方法を説明する。
図6(a)は、「X−Y方向四重極Cross Pole照明」における有効光源分布の調整方法を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、制御部500によって制御される。ここで、評価領域1、評価領域2、評価領域3、評価領域4の光量をW1:W2:W3:W4に調整するものとする。
ステップ2001では、制御部500は、計測器を使って有効光源分布を計測し、更に、評価領域マップ55における評価領域1、2、3、4にそれぞれ入射する光の光量の比R1:R2:R3:R4を計算する。
ステップ2002では、制御部500は、検出部193に、投影光学系300の瞳面Pにおける全体光量Tを検出させる。
ステップ2003では、制御部500は、ステップ2001で計算した比R1:R2:R3:R4およびステップ2002で検出された全体光量Tに基づいて目標光量TQ1、TQ2、TQ3、TQ4を計算する。以下において、MINは、R1/W1、R2/W2、R3/W3、R4/W4の中で最も小さい値であるものとする。
目標光量TQ1=T×(MIN×W1+R2+R3+R4)/(R1+R2+R3+R4)
目標光量TQ2=T×(MIN×W1+MIN×W2+R3+R4)/(R1+R2+R3+R4)
目標光量TQ3=T×(MIN×W1+MIN×W2+MIN×W3+R4)/(R1+R2+R3+R4)
目標光量TQ4=T×(MIN×W1+MIN×W2+MIN×W3+MIN×W4)/(R1+R2+R3+R4)
ステップ2004では、制御部500は、駆動部123cに指令して、検出部193によって検出される光量が目標光量TQ1となる位置に調整部材122cを駆動させる。
ステップ2005では、制御部500は、駆動部123dに指令して、検出部193によって検出される光量が目標光量TQ2となる位置に調整部材122dを駆動させる。
ステップ2006では、制御部500は、駆動部123aに指令して、検出部193によって検出される光量が目標光量TQ3となる位置に調整部材122aを駆動させる。
ステップ2007では、制御部500は、駆動部123bに指令して、検出部193によって検出される光量が目標光量TQ4となる位置に調整部材122bを駆動させる。
図6(b)は、図6(a)で示されたシーケンスの各工程における有効光源分布の情報を示している。当該情報はシミュレーション値を表している。初期状態(調整前)において、R1:R2:R3:R4=1:2:3:4、T=1000であるものとする。また、目標とする光量の比は、W1:W2:W3:W4=1:1:1:1であるとする。
全体光量Tに占める左側領域(評価領域1)の光量QLは、次式で計算することができる。
QL=T×R1/(R1+R2+R3+R4)
=1000×1/(1+2+3+4)
=100
全体光量Tに占める右側領域(評価領域2)の光量QRは、次式で計算することができる。
QR=T×R2/(R1+R2+R3+R4)
=1000×2/(1+2+3+4)
=200
全体光量Tに占める上側領域(評価領域3)の光量QTは、次式で計算することができる。
QT=T×R3/(R1+R2+R3+R4)
=1000×3/(1+2+3+4)
=300
全体光量Tに占める下側領域(評価領域4)の光量QBは、次式で計算することができる。
QB=T×R4/(R1+R2+R3+R4)
=1000×4/(1+2+3+4)
=400
ステップ2003で計算される目標光量TQ1、TQ2、TQ3、TQ4は、次の通りである。
MIN=MIN(1/1、2/1、3/1、4/1)=1
TQ1=1000×(1×1+2+3+4)/(1+2+3+4)=1000
TQ2=1000×(1×1+1×1+3+4)/(1+2+3+4)=900
TQ3=1000×(1×1+1×1+1×1+4)/(1+2+3+4)=700
TQ4=1000×(1×1+1×1+1×1+1×1)/(1+2+3+4)=400
ステップ2004では、左側の調整部材122cが検出部193によって検出される全体光量が1000となる位置に制御される。ただし、この例では、初期状態における全体光量Tが1000であり、目標光量TQ1も1000であるので、調整部材122cの駆動は不要である。よって、ステップ2004の終了後における左側領域(評価領域1)の光量は、初期状態と同じ100である。
ステップ2005では、右側の調整部材122dが検出部193によって検出される全体光量が900となる位置に駆動される。右側の調整部材122dによって右側領域(評価領域2)の光量が100(=1000−900)だけ低下するように調整されるので、ステップ2005の終了後における右側領域(評価領域2)の光量は100(=200−100)となる。
ステップ2006では、上側の調整部材122aが検出部193によって検出される全体光量が700となる位置に駆動される。上側の調整部材122aによって上側領域(評価領域3)の光量が200(=900−700)だけ低下するように調整されるので、ステップ2006の終了後における上側領域(評価領域3)の光量は100(=300−200)となる。
ステップ2007では、下側の調整部材122bが検出部193によって検出される全体光量が400となる位置に駆動される。下側の調整部材122bによって下側領域(評価領域4)の光量が300(=700−400)だけ低下するように調整されるので、ステップ2007の終了後における下側領域(評価領域4)の光量は100(=400−300)となる。
ステップ2007の終了後、評価領域1、2、3、4の光量が100:100:100:100=1:1:1:1となり、目標に一致する。
上記の実施形態では、4つの調整部材によって有効光源分布が調整されるが、調整部材の個数は任意の個数nとすることができる。評価領域マップにおける評価領域の個数は、調整部材の個数と同数とすることができるが、調整部材の個数と異なる個数であってもよい。
図1や図6(a)に示すシーケンスで第1段階の調整を実施し、その後に図7に示すシーケンスで第2段階の調整を実施してもよい。この場合、第1段階の調整によって有効光源分布が簡易に調整された後に第2段階の調整によって有効光源分布が精密に調整されうる。この場合、調整の全てを図7に示すシーケンスで実行する場合よりも、調整に要する全体時間を短縮することができる。
本発明の好適な実施形態のデバイス製造方法は、例えば、半導体デバイス、液晶デバイス等のデバイスの製造に好適である。本発明の好適な実施形態のデバイス製造方法は、上記の調整方法に従って露光装置の投影光学系の瞳面に目標光強度分布が形成されるように該露光装置を調整する工程と、該露光装置によって基板を露光する工程と、該基板を現像する工程とを含む。さらに、前記デバイス製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含みうる。
本発明の好適な実施形態における有効光源分布の調整方法を示すフローチャートである。 本発明の好適な実施形態の露光装置の概略構成を示す図である。 有効光源分布を調整する調整機構を例示する図である。 有効光源分布を調整する調整機構を例示する図である。 照明モード(有効光源分布のタイプ)を例示する図である。 評価領域マップを例示する図である。 有効光源分布の調整例を示す図である。 「X−Y方向四重極Cross Pole照明」における有効光源分布の調整方法を示すフローチャートである。 従来方法における有効光源分布の対称性を調整するシーケンスを示す図である。
符号の説明
10 露光装置
40 計測器
100 照明装置
200 原版
300 投影光学系
400 基板
500 制御部
101 光源部
110 照明光学系
120 光束形状変換部
122 調整部材
123 駆動部
192 光量センサ
193 検出部

Claims (9)

  1. 照明光学系によって原版を照明し該原版のパターンを投影光学系によって基板に投影し該基板を露光する露光装置であって、
    前記照明光学系は、前記投影光学系の瞳面における光強度分布を調整する調整機構を含み、
    前記露光装置は、
    前記瞳面における光強度分布を計測するための計測器と、
    前記瞳面における全体光量を検出する検出部と、
    前記計測器を使って計測された光強度分布および前記検出部によって検出された全体光量に基づいて、前記瞳面に目標光強度分布が形成されたときに前記検出部によって検出されるべき光量を目標光量として決定し、前記検出部によって検出される全体光量が前記目標光量となるように前記調整機構を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする露光装置。
  2. 前記調整機構は、複数の調整部材と、前記複数の調整部材をそれぞれ独立して駆動する複数の駆動部とを含み、
    前記制御部は、前記検出部によって検出される全体光量が前記目標光量となるように、前記複数の駆動部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記制御部は、前記計測器を使って計測された光強度分布に基づいて、前記瞳面における複数の評価領域のそれぞれに入射する光の光量の間における比を計算し、当該比が前記目標光強度分布によって定まる比になるときの前記瞳面における全体光量を前記目標光量として決定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の露光装置。
  4. 前記制御部は、前記目標光量を決定するとともに、前記複数の調整部材のうち駆動するべき調整部材を決定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の露光装置。
  5. 前記検出部は、前記照明光学系に配置された光量センサの出力値に基づいて前記瞳面における全体光量を検出する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の露光装置。
  6. 前記検出部は、前記計測器を使って計測される光強度分布に基づいて前記瞳面における全体光量を検出する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の露光装置。
  7. 前記計測器は、基板を保持する基板ステージに配置されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の露光装置。
  8. デバイスを製造するデバイス製造方法であって、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の露光装置の前記投影光学系の瞳面に目標光強度分布が形成されるように前記露光装置を調整する工程と、
    該調整された前記露光装置によって基板を露光する工程と、
    該基板を現像する工程と、
    を含むことを特徴とするデバイス製造方法。
  9. 照明光学系によって原版を照明し該原版のパターンを投影光学系によって基板に投影し該基板を露光する露光装置を制御する制御方法であって、
    前記照明光学系は、前記投影光学系の瞳面における光強度分布を調整する調整機構を含み、
    前記露光装置は、前記瞳面における光強度分布を計測するための計測器と、前記瞳面における全体光量を検出する検出部とを含み、
    前記制御方法は、
    前記計測器を使って計測された光強度分布および前記検出部によって検出された全体光量に基づいて、前記瞳面に目標光強度分布が形成されたときに前記検出部によって検出されるべき光量を目標光量として決定する工程と、
    前記検出部によって検出される全体光量が前記目標光量となるように前記調整機構を制御する工程と、
    を含むことを特徴とする露光装置の制御方法。
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