JP2010113941A - 遠隔操作用スイッチ操作体 - Google Patents

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Hiromasa Nishiwaki
弘誠 西脇
Kunio Takahashi
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Abstract

【課題】操作体の押圧方向に対して直交する方向に向けてケーブルを接続することができ、動作がスムーズで、構造が簡単な遠隔操作用スイッチ操作体を提供する。
【解決手段】ケーブル301に連結されケーブル301を前進・後退させる方向に直線移動するケーブル駆動体180と、ケーブル駆動体180の移動方向に直交する方向に直線移動する操作体50と、操作体50の直線移動を一旦回転移動に変換し且つこの回転移動をケーブル駆動体180の直線移動に変換する移動方向変換体90とを有する。移動方向変換体90を介することで、操作体50の直線移動をこれに直交するケーブル駆動体180の直線移動に変換してその動力をケーブル301に伝達する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチを内蔵したスイッチ本体をワイヤを介して遠隔操作する遠隔操作用スイッチ操作体に関するものである。
従来、スイッチを内蔵したスイッチ本体と、このスイッチ本体を操作する遠隔操作用のスイッチ操作体とをワイヤで連結し、前記スイッチ操作体を操作することで前記スイッチ本体のオンオフ状態を切り換えるスイッチ遠隔操作機構がある。この種のスイッチ遠隔操作機構によれば、スイッチ本体とスイッチ操作体とをそれぞれ最適な箇所に設置することができるので好適である。
そして従来のスイッチ操作体は、たとえば特許文献1の第5図に示すように、スイッチ操作体(51)に収納されている操作体(53)を押圧して移動させるその移動方向と同一方向に向けてケーブル(64)をスイッチ操作体(51)に接続する構成のものがほとんどであった。
一方たとえば、スイッチ操作体やスイッチ本体の設置位置によっては、操作体の押圧方向とは異なる方向に向けてケーブルをスイッチ操作体に接続した方が好適な場合がある。しかしながら、この種のスイッチ操作体として、操作体の押圧方向に対して交差する方向に向けてケーブルを接続する構造のもので、動作がスムーズで、構造が簡単で、組み立てが容易で、コンパクトなものはなかった。
特開昭54−101175号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、操作体の押圧方向に対して交差する方向に向けてケーブルを接続することができ、且つ動作がスムーズで、構造が簡単で、組み立てが容易な遠隔操作用スイッチ操作体を提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、一端がスイッチ本体に連結されるケーブルの他端を取り付け、取り付けたケーブルを前記スイッチ本体に向けて前進・後退させることでスイッチ本体のオンオフ状態を切り換える遠隔操作用スイッチ操作体において、前記ケーブルに連結されケーブルを前進・後退させる方向に直線移動するケーブル駆動体と、前記ケーブル駆動体の移動方向に交差する方向に直線移動する操作体と、前記操作体の直線移動を一旦回転移動に変換し且つこの回転移動を前記ケーブル駆動体の直線移動に変換する移動方向変換体と、を有し、前記移動方向変換体を介することで、前記操作体の直線移動をこれに交差するケーブル駆動体の直線移動に変換してその動力を前記ケーブルに伝達することを特徴とする遠隔操作用スイッチ操作体にある。
本願請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遠隔操作用スイッチ操作体において、前記移動方向変換体は、回転軸と、この回転軸から半径方向に離れてこの回転軸と同一方向を向く一対の第1、第2駆動軸とを具備し、前記操作体には、前記第1駆動軸を前記操作体の直線移動方向に交差する方向にスライド移動自在に挿入する第1軸ガイド部を設け、前記ケーブル駆動体には、前記第2駆動軸を前記ケーブル駆動体の直線移動方向に交差する方向にスライド移動自在に挿入する第2軸ガイド部を設けたことを特徴とする遠隔操作用スイッチ操作体にある。
本願請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の遠隔操作用スイッチ操作体において、前記操作体は第1ケース内にその直線移動方向が上下方向を向くように収納され、
前記移動方向変換体はその回転軸が軸支されるように第1ケース内に収納され、前記ケーブル駆動体は第2ケース内にその直線移動方向が水平方向を向くように収納されるとともに第1ケースの側面に設置され、前記移動方向変換体の第2駆動軸と前記ケーブル駆動体の第2軸ガイド部間の係合は、第1ケースの側面に設けた挿通部を通して行われることを特徴とする遠隔操作用スイッチ操作体にある。
請求項1に記載の発明によれば、移動方向変換体を用いることで、操作体の直線移動をこれに交差するケーブル駆動体の直線移動に変換してその動力をケーブルに伝達することができる。したがってケーブルのスイッチ操作体への接続方向を、操作体の押圧方向に対して交差する方向にすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、移動方向変換体に回転軸と第1、第2駆動軸とを設け、操作体に第1軸ガイド部、ケーブル駆動体に第2軸ガイド部を設けるという簡単な構成だけで、動作がスムーズで、構造が簡単で、組み立てが容易な遠隔操作用スイッチ操作体を構成することが可能になる。
請求項3に記載の発明によれば、操作体と移動方向変換体とをそれらが所望の動作をするように第1ケース内に収納し、ケーブル駆動体をそれが所望の動作をするように第2ケース内に収納した上で、第2ケースを第1ケースの側面に設置する構造なので、簡単な構造で確実に動作する遠隔操作用スイッチ操作体を構成でき、組み立ても容易に行える。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の1実施形態にかかる遠隔操作用スイッチ操作体(以下単に「スイッチ操作体」という)1の分解斜視図、図2はスイッチ操作体1を他の側から見た分解斜視図である。これらの図に示すように、スイッチ操作体1は、第1ケース本体11とカバー31とによって構成される第1ケース10と、第1ケース10内に収納される操作体50及び移動方向変換体90及び連結ピン120及び弾発ばね130と、第1ケース10の外周側面に取り付けられる第2ケース150と、第2ケース150内に収納されるケーブル駆動体180とを具持して構成されている。なお以下の説明において、「上」とは操作体50のつまみ部55が第1ケース10から突出する方向をいい、「下」とはその反対方向をいうものとする。
第1ケース10を構成する第1ケース本体11は、合成樹脂を一方の側面が解放された箱型に成形して構成されている。内部の収納部13は、下記する操作体50の操作体本体部51を上下方向に移動自在に挿入する寸法形状(略矩形状)に形成されている。第1ケース10の上面には、前記解放された開口部15側の上辺中央を矩形状に切り欠いてなるつまみ挿通部17が設けられている。つまみ挿通部17は、下記する操作体50のつまみ基部53を上下動自在にぴったり挿入する寸法形状(略矩形状)に形成されている。第1ケース10の開口部15の奥側の側面中央には、下記する移動方向変換体90の回転軸91の一方の端部(軸部103)を回動自在に挿入する円形の貫通孔からなる軸支部19が設けられ、軸支部19の下方には横長で略矩形状の貫通孔からなる挿通部21が設けられ、この挿通部21の周囲には複数個(6つ)の貫通する小孔からなる取付部23が設けられている。挿通部21には、下記する移動方向変換体90の第2駆動軸99と下記するケーブル駆動体180の第2軸ガイド部185との係合部分が配置される。
第1ケース10を構成するカバー31は、金属板製であり、平板状で前記第1ケース本体11の開口部13を塞ぐ寸法形状の略矩形状のカバー本体部33と、カバー本体部33の左右両側辺の上部から突出して第1ケース本体11側を向くように折り曲げられる一対の側面部35と、両側面部35の先端からそれぞれ舌片状に突出する係止部37と、両側面部35の上辺から外方に向けて折り曲げられ中央に取付孔40を有する略矩形状の取付板部39と、カバー本体部33の下辺中央から突出して第1ケース本体11側を向くように折り曲げられる略コ字状の位置決め板部41とを具備して構成されている。カバー本体部33の中央には、下記する移動方向変換体90の回転軸91の一方の端部(軸支部101)を回動自在に挿入する円形の貫通孔からなる軸支部43が設けられている。
操作体50は、合成樹脂の一体成型品であり、前記第1ケース本体11の収納部13に上下動自在にぴったり収納される略矩形状の操作体本体部51と、操作体本体部51の上面から突出する略矩形状のつまみ基部53と、つまみ基部53の上面から突出する略四角柱状のつまみ部55とを具備して構成されている。操作体本体部51の中央には、前記第1ケース本体11とカバー31の側を向く面間を貫通する軸挿通孔57が設けられ、その側部には前記軸挿通孔57と同一方向に貫通する第1軸ガイド部59が設けられ、前記軸挿通孔57のもう一方の側部のカバー31側を向く面にはプッシュロック用のカム溝機構61が設けられ、また操作体本体部51の前記第1ケース本体11側を向く面の前記軸挿通孔57と第1軸ガイド部59を設けた部分には略矩形凹状の移動方向変換体挿入部63が設けられ、操作体本体部51の前記第1ケース本体11側を向く面の前記カム溝機構61を設けた反対面側の下部には略矩形凹状の切り欠きからなる弾発部材収納部65が設けられている。
ここで前記軸挿通孔57は、上下方向(鉛直方向)に長尺な長円形状であり、その左右方向の幅寸法は下記する移動方向変換体90の回転軸91の直径寸法よりも大きい寸法となっている。第1軸ガイド部59は、左右方向(水平方向)に長尺な略矩形状であり、その上下方向の幅寸法は下記する移動方向変換体90の第1駆動軸97の直径寸法とほぼ同一になっている。カム溝機構61は図5,図6に示すように、従来公知の各種プッシュロック用のカム溝機構(代表的にはハート型カム溝機構)であり、その内部に形成されるカム溝(環状溝)内を下記する連結ピン120のカム係合部121が定められた1方向にループ状に移動していくものである。即ちカム係合部121はロック解除時は図5に示す非ロック位置a1に位置し、カム係合部121に対して操作体50を下降してその後前記下降を解除することで図6に示すロック位置a2にロックされ、再び操作体50を下方に移動することでカム係合部121はロックが解除されて図5に示す元の非ロック位置a1に戻る構造になっている。図1,図2に戻って、凹状の移動方向変換体挿入部63の下辺は切り欠かれて、下記する移動方向変換体90の第2アーム部95を挿通する挿通部67となっている。
移動方向変換体90は、合成樹脂の一体成型品であり、柱形状の回転軸91と、回転軸91の外周側面から半径方向外方に向けて突出する第1,第2アーム部93,95と、第1,第2アーム部93,95の先端に設けられる第1,第2駆動軸97,99とを具備して構成されている。回転軸91の両端はその外径寸法を小さくしてなる軸部101,103となっている。また第1,第2駆動軸97,99は、第1,第2アーム部93,95によって、回転軸91から半径方向に離れて回転軸91と同一方向を向くように設置されている。
連結ピン120は、金属棒の両端を同一方向にほぼ直角に折り曲げ、その上端をカム係合部121、下端を軸支部123としている。
弾発ばね130は、この実施形態では円筒形状のコイルばね(圧縮コイルばね)によって構成されている。
第2ケース150は、合成樹脂を略矩形状に成型し、中央に水平方向に延びる長孔からなる挿通孔151を設け、第1ケース本体11側を向く面に略矩形状の横長の駆動体収納部153を設け、駆動体収納部153の周囲の側壁上に複数本(6本)の小突起からなる取付部155を設け、またその上下辺と一方の端部近傍に切り欠きまたは貫通孔からなる複数(5つ)の係止部157を設けて構成されている。
ケーブル駆動体180は、合成樹脂を略矩形状に成型し、略矩形板状の駆動体基部181の第2ケース150側を向く面に前記第2ケース150の挿通孔151に挿通されて第2ケース150の反対面側から突出するケーブル係止部183を設け、また駆動体基部181の第1ケース本体11側を向く面に前記第1ケース本体11の挿通部21に挿入される第2軸ガイド部185を設けて構成されている。駆動体基部181は前記第2ケース150の駆動体収納部153に左右方向(前記操作体50の移動方向に直交する方向、水平方向)への移動が自在となるように収納される寸法形状に形成されている。ケーブル係止部183は略舌片薄板状に形成されている。第2軸ガイド部185は上下方向に向けて平行に設置された2つの板部材185a,185aの間に上下方向を向くスリット185bを設けることで形成されている。スリット185bの幅寸法は、前記移動方向変換体90の第2駆動軸99の外径寸法とほぼ同一であり、第2駆動軸99を回動自在で上下動自在にぴったり収納できる寸法に形成されている。
スイッチ操作体1を組み立てるには、まず第2ケース150の駆動体収納部153内にケーブル駆動体180を挿入し、その際ケーブル駆動体180のケーブル係止部183を第2ケース150の挿通孔151から突出する。次にこの第2ケース150を、第1ケース本体11の収納部13を設けた反対側の側面に当接し、第2ケース150の各取付部155を第1ケース本体11の各取付部23に挿入し、第1ケース本体11の収納部13側の側面から突出する各取付部155の先端を熱カシメによって固定する。このときケーブル駆動体180の第2軸ガイド部185は、第1ケース本体11の挿通部21内に挿入される。
次に第1ケース本体11の収納部13内に移動方向変換体90を収納し、その際移動方向変換体90の軸部103を第1ケース本体11の軸支部19に回動自在に挿入し、同時に移動方向変換体90の第2駆動軸99を第1ケース本体11の挿通部21内に挿入して第2軸ガイド部185のスリット185b内に挿入・係合する。
次に弾発ばね130を操作体50の弾発部材収納部65内に収納し、また連結ピン120のカム係合部121を操作体50のカム溝機構61に係合させ且つ連結ピン120の軸支部123を弾発ばね130の下側に位置させた状態で、この操作体50の操作体本体部51を第1ケース本体11の収納部13内に収納する。このとき移動方向変換体90の回転軸91は操作体50の軸挿通孔57に挿入され、移動方向変換体90の第1駆動軸97は操作体50の第1軸ガイド部59内に挿入される。
次に第1ケース本体11の収納部13を塞ぐようにカバー31を取り付け、その際カバー31の側面部35を第1ケース本体11の側面に位置させ、第1ケース本体11の反対面側に突出するカバー31の係止部37を第1ケース本体11側に折り曲げてカバー31を第1ケース本体11に固定する。このとき操作体50の軸挿通孔57を貫通した移動方向変換体90の回転軸91の軸支部101はカバー31の軸支部43に回動自在に軸支される。これによってスイッチ操作体1が完成する。なお上記組立手順はその一例であり、他の各種異なる組立手順を用いて組み立てても良いことはいうまでもない。また本発明の要部ではないので詳細な説明は省略しているが、このとき前記連結ピン120の軸支部123は、第1ケース本体11の収納部13内の底面位置に回動自在に固定されている。
図3は上記組み立てられたスイッチ操作体1に連結ケーブル300を介してスイッチ本体400を連結する状態を示す概略斜視図である。同図に示すように連結ケーブル300は、可撓性を有する棒状のケーブル301の両端に連結部370を取り付けて構成されている。ケーブル301にはその全長にわたってケーブル301を保持する帯状のケーブル保持帯305が取り付けられている。なお実際にはケーブル保持帯305を包むように可撓性を有する図示しない保護チューブが取り付けられるが、図3ではその記載を省略している。
図4は連結ケーブル300の連結部370の部分を反対側の面から見た要部斜視図である。図3,図4に示すように連結部370は、連結用ケース371内にケーブル301の端部を収納して構成されている。連結用ケース371のスイッチ操作体1側を向く面の外周辺近傍部分からは、その面に垂直に突出する3つの係止爪373と、2つのガイド突起375とが設けられている。3つの係止爪373は前記第2ケース150の係止部157の内の3つの係止部157にスナップイン係合によって係止されるものであり、2つのガイド突起375は残り2つの係止部157にぴったり挿入されて正確に位置決めするものである。連結用ケース371のスイッチ操作体1側を向く面には開口377が設けられ、その内部には前記ケーブル301の端部を取り付けた取付板303が露出しており、さらに取付板303には駆動体取付部307が設けられている。駆動体取付部307は矩形状の貫通孔であり、前記ケーブル駆動体180のケーブル係止部183をぴったり係合する寸法に形成されている。すなわち取付板303はケーブル301に連結され、一方連結用ケース371にはケーブル保持帯305が固定され、したがって連結用ケース371内で取付板303を直線移動すれば、ケーブル301がケーブル保持帯305内を前進・後退する。
そしてこの連結部370を前記スイッチ操作体1の第2ケース150の表面に当接して第2ケース150の5つの係止部157にそれぞれ3つの係止爪373と2つのガイド突起375とを挿入・係合すれば、両者は一体化される。このとき第2ケース150から突出しているケーブル駆動体180のケーブル係止部183は、連結部370の開口377内に露出している取付板303の駆動体取付部307に挿入・係止される。
一方スイッチ本体400は内部に図示しないスイッチ機構を内蔵しており、もう一方の連結部370が取り付けられる。このスイッチ本体400においても、内部のスイッチ機構のスイッチをオンオフ操作する直線移動する図示しないケーブル係止部が外部に突出しており、このケーブル係止部をその上に取り付ける連結部370内の取付板303の駆動体取付部307に挿入・係止する。これによってスイッチ操作体1のケーブル係止部183とスイッチ本体400のケーブル係止部とがケーブル301を介して連結される。
次に連結ケーブル300によってスイッチ本体400と連結されているスイッチ操作体1の動作を説明する。図5,図6はスイッチ操作体1の動作説明図であり、組み立てたスイッチ操作体1からカバー31を取り外し、取り外した側の面から見た概略平面図である。まず図5に示す状態は、操作体50が弾発ばね130の弾発力によって上方向に移動している状態を示しており、このとき操作体50の第1軸ガイド部59及びこれに係合している第1駆動軸97は上方位置に位置し、第2駆動軸99は第1ケース本体11の挿通部21内の図5に示す左側に位置している。したがって第2駆動軸99に係合しているケーブル駆動体180は図5に示す左側に位置しており、このときケーブル駆動体180にケーブル301を介して連結しているスイッチ本体400内のスイッチはオフ状態にあるとする。またこのとき連結ピン120のカム係合部121はカム溝機構61の非ロック位置a1に位置している。
そして弾発ばね130の弾発力に抗して、操作体50のつまみ部55を押圧することで操作体50を下降させた後、この押圧を解除すれば、図6に示すように、カム係合部121はロック位置a2にロックされる。このとき操作体50の第1軸ガイド部59及びこれに係合している第1駆動軸97は下降して下方位置に位置し、同時に第2駆動軸99は第1ケース本体11の挿通部21内を図6に示す右側に移動する。つまり移動方向変換体90は回転軸91を中心に回動する。このため第2駆動軸99とともに右側に移動したケーブル駆動体180に連結されているケーブル301も移動し、これによってケーブル駆動体180にケーブル301を介して連結されているスイッチ本体400も駆動・操作されてその内部のスイッチがオン状態に切り換わる。
次に再び操作体50を下方に押圧移動させれば、カム係合部121はロックが解除され、操作体50は上昇して図5の状態に戻り、カム係合部121は元の非ロック位置a1に戻り、移動方向変換体90は回転軸91を中心に回動し、第2駆動軸99に係合しているケーブル駆動体180も図5に示す左側に移動し、ケーブル駆動体180に連結されているケーブル301も移動し、これによってケーブル駆動体180にケーブル301を介して連結しているスイッチ本体400も駆動・操作されてその内部のスイッチはオフ状態に切り換わる。
以上説明したように、スイッチ操作体1は、一端がスイッチ本体400に連結されるケーブル301の他端を取り付け、取り付けたケーブル301をスイッチ本体400に向けて前進・後退させることでスイッチ本体400のオンオフ状態を切り換えるものであり、その構造は、ケーブル301に連結されケーブル301を前進・後退させる方向に直線移動(図では水平移動)するケーブル駆動体180と、ケーブル駆動体180の移動方向に交差する方向(図では直交方向)に直線移動(図では垂直移動)する操作体50と、操作体50の直線移動を一旦回転移動に変換し且つこの回転移動をケーブル駆動体180の直線移動に変換する移動方向変換体90と、を有し、移動方向変換体90を介することで、操作体50の直線移動をこれに交差するケーブル駆動体180の直線移動に変換してその動力をケーブル301に伝達するように構成している。つまりスイッチ操作体1は、移動方向変換体90を用いることで、操作体50の直線移動をこれに交差するケーブル駆動体180の直線移動に変換してその動力をケーブル301に伝達することができる。したがってケーブル301のスイッチ操作体1への接続方向を、操作体50の押圧方向に対して交差する方向にすることができ、スイッチ操作体1やスイッチ本体400の設置位置に合わせた、より好適なケーブル301に対するスイッチ操作体1の取付角度とすることができる。たとえば垂直方向に操作体50を押圧するように設置したスイッチ操作体1と、このスイッチ操作体1とほぼ同一水平面上で離れた位置に設置されるスイッチ本体400とを連結ケーブル300で連結するような場合、スイッチ操作体1に対して水平に接続した連結ケーブル300をそのまま水平方向に伸ばしてスイッチ本体400に連結すればよいので、このような場合に特に好適である。
また移動方向変換体90は、回転軸91と、回転軸91から半径方向に離れてこの回転軸91と同一方向を向く一対の第1、第2駆動軸97,99とを具備して構成されており、一方操作体50には第1駆動軸97を操作体50の直線移動方向に交差する方向にスライド移動自在に挿入する第1軸ガイド部59を設け、ケーブル駆動体180には第2駆動軸99をケーブル駆動体180の直線移動方向に交差する方向にスライド移動自在に挿入する第2軸ガイド部185を設けている。このように移動方向変換体90に回転軸91と第1,第2駆動軸97,99とを設け、操作体50に第1軸ガイド部59、ケーブル駆動体180に第2軸ガイド部185を設けるという簡単な構成だけで、動作がスムーズで、構造が簡単で、組み立てが容易なスイッチ操作体1を構成することができる。
またスイッチ操作体1は、操作体50を第1ケース10内にその直線移動方向が上下方向を向くように収納し、移動方向変換体90を回転軸91が軸支されるように第1ケース10内に収納し、一方ケーブル駆動体180を第2ケース150内にその直線移動方向が水平方向を向くように収納するとともに第1ケース10の側面に設置している。このように操作体50と移動方向変換体90とをそれらが所望の動作をするように第1ケース10内に収納し、ケーブル駆動体180をそれが所望の動作をするように第2ケース150内に収納した上で、第2ケース150を第1ケース10の側面に設置する構造なので、簡単な構造で確実に動作するスイッチ操作体1を構成でき、組み立ても容易に行える。
また上記実施形態では移動方向変換体90に設けた第1駆動軸97と第2駆動軸99の突出方向を、それぞれ回転軸91の回転中心軸方向に向かって逆方向としたので、回転軸91の一方の軸端側に操作体50を、他方の軸端側にケーブル駆動体180を容易に設置でき、操作体50と移動方向変換体90とケーブル駆動体180とを並列にコンパクトに設置できる。
また操作体50に軸挿通孔57を設けて、その中に、操作体50の上下動に支障が生じないように回転軸91を通したので、操作体50を避けて移動方向変換体90を設置する必要がなく、スイッチ操作体1のコンパクト化が図れる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば上記実施形態では、操作体50の直線移動方向とケーブル駆動体180の直線移動方向とをほぼ直交させたが、直交以外の任意の角度に交差する方向としてもよい。このとき上記実施形態では交差の角度を90°としたので、移動方向変換体90の回転軸91の回転中心軸に対して第1,第2駆動軸97,99がなす角度を約90°としているが、たとえば前記交差の角度を45°とするならば、移動方向変換体90の回転軸91の回転中心軸に対して第1,第2駆動軸97,99がなす角度もたとえば約45°にするのが好ましい。このとき第1ケース本体11に取り付ける第2ケース150の取付角度も上記実施形態のように水平ではなく、水平状態からたとえば約45°回転した傾斜角度とするのが好ましい。
スイッチ操作体1の分解斜視図である。 スイッチ操作体1を他の側から見た分解斜視図である。 スイッチ操作体1に連結ケーブル300を介してスイッチ本体400を連結する状態を示す概略斜視図である。 連結ケーブル300の連結部370の部分の要部斜視図である。 スイッチ操作体1の動作説明図である。 スイッチ操作体1の動作説明図である。
符号の説明
1 スイッチ操作体(遠隔操作用スイッチ操作体)
10 第1ケース
11 第1ケース本体
21 挿通部
31 カバー
50 操作体
51 操作体本体部
59 第1軸ガイド部
90 移動方向変換体
91 回転軸
97 第1駆動軸
99 第2駆動軸
150 第2ケース
180 ケーブル駆動体
185 第2軸ガイド部
301 ケーブル
400 スイッチ本体

Claims (3)

  1. 一端がスイッチ本体に連結されるケーブルの他端を取り付け、取り付けたケーブルを前記スイッチ本体に向けて前進・後退させることでスイッチ本体のオンオフ状態を切り換える遠隔操作用スイッチ操作体において、
    前記ケーブルに連結されケーブルを前進・後退させる方向に直線移動するケーブル駆動体と、前記ケーブル駆動体の移動方向に交差する方向に直線移動する操作体と、前記操作体の直線移動を一旦回転移動に変換し且つこの回転移動を前記ケーブル駆動体の直線移動に変換する移動方向変換体と、を有し、
    前記移動方向変換体を介することで、前記操作体の直線移動をこれに交差するケーブル駆動体の直線移動に変換してその動力を前記ケーブルに伝達することを特徴とする遠隔操作用スイッチ操作体。
  2. 請求項1に記載の遠隔操作用スイッチ操作体において、
    前記移動方向変換体は、回転軸と、この回転軸から半径方向に離れてこの回転軸と同一方向を向く一対の第1、第2駆動軸とを具備し、
    前記操作体には、前記第1駆動軸を前記操作体の直線移動方向に交差する方向にスライド移動自在に挿入する第1軸ガイド部を設け、
    前記ケーブル駆動体には、前記第2駆動軸を前記ケーブル駆動体の直線移動方向に交差する方向にスライド移動自在に挿入する第2軸ガイド部を設けたことを特徴とする遠隔操作用スイッチ操作体。
  3. 請求項1または2に記載の遠隔操作用スイッチ操作体において、
    前記操作体は第1ケース内にその直線移動方向が上下方向を向くように収納され、
    前記移動方向変換体はその回転軸が軸支されるように第1ケース内に収納され、
    前記ケーブル駆動体は第2ケース内にその直線移動方向が水平方向を向くように収納されるとともに第1ケースの側面に設置され、
    前記移動方向変換体の第2駆動軸と前記ケーブル駆動体の第2軸ガイド部間の係合は、第1ケースの側面に設けた挿通部を通して行われることを特徴とする遠隔操作用スイッチ操作体。
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