JP2010113402A - キャッシュサーバへのコンテンツ配信方法とシステムおよびプログラム - Google Patents

キャッシュサーバへのコンテンツ配信方法とシステムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】キャッシュサーバ相互でのコンテンツの補完を、キャッシュサーバおよびネットワークの負荷を増加させることなく、かつ、通常の通信品質を維持しながら行う。
【解決手段】ユーザ端末A(1)1cから、格納済みのコンテンツの要求を受けると(ステップS301)、キャッシュサーバA1bは、当該コンテンツをユーザ端末A(1)1cにダウンロードする(ステップS303)と共に、ユーザ端末A(1)1cに対して、当該コンテンツのアップロード指示を行い(ステップS305)、ユーザ端末A(1)1cは、指示に従って、当該コンテンツを格納していないキャッシュサーバB2bに対して、低優先クラスパケットを用いて、当該コンテンツをアップロードし(ステップS309)、キャッシュサーバB2bは、受信したコンテンツを格納する(ステップS310)。
【選択図】図3

Description

本発明は、インターネット等のネットワークにおけるキャッシュサーバ(キャッシュサーバ・コンピュータ装置)を用いたコンテンツの配信技術に係り、特に、キャッシュサーバで蓄積するコンテンツを各キャッシュサーバに効率的に配信することにより、ネットワークにおけるコンテンツ配信の効率を高め、ネットワークの通信品質の向上を図ると共に、ネットワークおよびキャッシュサーバの負荷の軽減を図るのに好適な技術に関するものである。
例えばインターネットにおいて、コンテンツをユーザ端末(クライアント・コンピュータ装置)に配信する場合、ネットワーク上の1箇所もしくは少数箇所に置かれたオリジナルコンテンツを持つオリジナルサーバ(サーバ・コンピュータ装置)から配布される。
しかしながら、多くのユーザ端末が常にオリジナルサーバからコンテンツのダウンロードを行うと、オリジナルサーバに高負荷がかかるといった問題がある。
また、ネットワーク上の様々な箇所のユーザ端末が、選択の余地なくオリジナルサーバからダウンロードするため、オリジナルサーバから遠いユーザ端末がダウンロードする場合、ネットワーク設備を多く利用することになると共に、ダウンロードに要する遅延が大きくなり、さらにオリジナルサーバの負荷が増加するという問題がある。
このような問題を解決するために、例えば特許文献1および非特許文献1に記載の技術がある。この技術について、図1を用いて説明する。
図1においては、ネットワークが複数のエリアA1〜C3に分かれており、それぞれのエリアにはユーザ端末A(1)1c〜A(3)1e,B(1)2c〜B(3)2e,C(1)3c〜C(3)3eとキャッシュサーバA1b,B2b,C3bが配置され、ルータ1a〜3a,T4を介して、オリジナルサーバ5に接続されている。
このように、この技術では、ネットワークを複数のエリアに分割し、各エリア内もしくは近いところに、各ユーザ端末向けのキャッシュサーバを配備し、エリア内のユーザ端末が、オリジナルサーバ5から新たなコンテンツをダウンロードすると、同じエリア内のキャッシュサーバに同コンテンツを格納する。
例えば、図1において、ユーザ端末A(1)1cが、新たなコンテンツをダウンロードする場合、キャッシュサーバA1bに目的のコンテンツが格納されているかを確認し、すでに格納されていれば、キャッシュサーバA1bから当該コンテンツをダウンロードするが、そうでない場合に限り、コンテンツをオリジナルサーバ5からキャッシュサーバA1bを経由してダウンロードする。
これにより、キャッシュサーバA1bにコンテンツを格納することができ、エリアA1内で他のユーザ端末A(2)1d,A(3)1eが同じコンテンツをダウンロードする場合には、キャッシュサーバA1bからダウンロードすることができるので、各ルータ1a,T4を経由してオリジナルサーバ5にアクセスする必要が無くなり、ネットワーク設備の利用とオリジナルサーバ5の負荷を低減することができる。
しかし、この技術だけでは、キャッシュサーバを使わない場合に比べて、キャッシュサーバを経由する分のネットワーク設備を多く利用することになるという問題がある。
キャッシュサーバは。ユーザ端末からのダウンロード処理を契機として、コンテンツを格納することになるので、まだエリア内で要求されていない状態では、コンテンツを格納することはできない。
例えば、図1において、エリアB2のユーザ端末B(1)2c〜B(3)2eは、ダウンロード目的のコンテンツが、エリアA1に配置されたキャッシュサーバA1bに格納されていても、オリジナルサーバ5から当該コンテンツをダウンロードしなければならない。
つまり、ユーザ端末が、まだキャッシュサーバに格納されていないコンテンツをダウンロードしようとした場合には、必ずオリジナルサーバからダウンロードする必要があり、ユーザ端末とオリジナルサーバ間のネットワーク設備とオリジナルサーバの負荷は高いままとなる問題がある。
これに対して、例えば特許文献2に記載のように、キャッシュサーバ相互でコンテンツの格納状況を確認し、予めユーザ端末が要求する前に、1方のキャッシュサーバが持っていないコンテンツを他方のキャッシュサーバに与えることも考えられている。
例えば、図1において、エリアA1に配置されたキャッシュサーバA1bが保持するコンテンツを、オリジナルサーバ5を介することなく、直接、エリアB2に配置されたキャッシュサーバB2bに与えることができる。
しかし、この場合、コンテンツを提供する側のキャッシュサーバの処理負荷が増加するという問題がある。同時に、キャッシュサーバ間のトラヒックが発生することになり、キャッシュサーバ間のネットワーク設備の負荷と、キャッシュサーバがネットワークに接続されているインターフェースの負荷が増加するという問題がある。
また、キャッシュサーバとネットワークの接続インターフェースについては、ユーザ端末がコンテンツをダウンロードするトラヒックと共用されるため、通信品質への影響が起こりうるという問題がある。特に、映像データを例とする大容量のコンテンツが多く存在する場合を想定すると、キャッシュサーバ間での連携のための負荷はさらに大きくなると考えられる。
特開平10−222411号公報 特開2005−312064号公報 巳波弘佳、朝香卓也, "WWW分散協調型キャッシュサーバのためのハイパーキャッシング方式", 1997年信学会通信ソサイエティ大会, pp.115, B−7−37.
解決しようとする問題点は、従来の、キャッシュサーバ相互でコンテンツの補完を行う技術では、(1)コンテンツ提供側のキャッシュサーバの処理負荷が増加する点、(2)キャッシュサーバ間のネットワーク設備の負荷とネットワークの接続インターフェース負荷が増加する点、(3)ユーザ端末がコンテンツをダウンロードするトラヒックと共用されるため通常の通信品質への影響が発生する点である。
本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、キャッシュサーバ相互でコンテンツの補完を行う際にも、キャッシュサーバおよびネットワークの負荷を増加させることを回避でき、かつ、通常の通信品質を維持でき、さらに、新たにコンテンツをダウンロードする際の通信品質を向上させることを可能とすることである。
上記目的を達成するため、本発明では、キャッシュサーバは、既にキャッシュしているコンテンツを新たなユーザ端末がダウンロード要求してきた場合、要求されたコンテンツを提供すると共に、当該ユーザ端末に対して、他のキャッシュサーバに当該コンテンツをアップロードするよう指示し、このようにしてコンテンツを入手したユーザ端末が、コンテンツ提供元キャッシュサーバからの指示に従って、他のキャッシュサーバに、当該コンテンツをアップロードする。このことにより、キャッシュサーバ間での通信を行うことなく、各キャッシュサーバは、保持するコンテンツを相互に補完することができる。尚、ユーザ端末は、予め自ユーザ端末に割り当てられたアップロード先であるキャッシュサーバに当該コンテンツをアップロードする、あるいは、キャッシュサーバは、ユーザ端末に対して、コンテンツのアップロード先となるキャッシュサーバを指定し、当該ユーザ端末は、ダウンロードしたコンテンツを、指定されたキャッシュサーバにアップロードする。また、ユーザ端末からキャッシュサーバへのコンテンツのアップロードには、優先度の低いQoSクラスのパケットを用いることにより、通常の通信品質の劣化を回避する。
本発明によれば、キャッシュサーバからユーザ端末に指示して、このユーザ端末がダウンロードしたコンテンツを他のキャッシュサーバにアップロードし、また、アップロードするときには低優先パケットを利用することで、ユーザ端末において新たなコンテンツを迅速にダウンロードすることができると共に、他の優先パケットを利用した通信の品質を損なうことなく、キャッシュサーバならびにネットワーク設備を効率的に利用することができる。
以下、図を用いて本発明を実施するための最良の形態例を説明する。図1は、本発明に係るキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムを設けたネットワークの構成例を示すブロック図であり、図2は、図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムの従来の処理動作例を示すシーケンス図、図3は、図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムの本発明に係る第1の処理動作例を示すシーケンス図、図4は、図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムの本発明に係る第2の処理動作例を示すシーケンス図、図5は、図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムの本発明に係る第3の処理動作例を示すシーケンス図、図6は、図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムを構成するユーザ端末の本発明に係る構成例を示すブロック図、図7は、図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムを構成するキャッシュサーバの本発明に係る第1の構成例を示すブロック図、図8は、図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムを構成するキャッシュサーバの本発明に係る第2の構成例を示すブロック図、図9は、図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムを構成するキャッシュサーバの本発明に係る第3の構成例を示すブロック図、図10は、図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムの本発明に係る第4の処理動作例を示すシーケンス図、図11は、図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムの本発明に係る第5の処理動作例を示すシーケンス図、図12は、図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムの本発明に係る第6の処理動作例を示すシーケンス図、図13は、図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムの本発明に係る第7の処理動作例を示すシーケンス図である。
図1に示すネットワークでは、上述の「背景技術」の欄において説明したように、ネットワークが複数のエリアA1〜C3に分かれており、それぞれのエリアにはユーザ端末A(1)1c〜A(3)1e,B(1)2c〜B(3)2e,C(1)3c〜C(3)3eとキャッシュサーバA1b,B2b,C3bが配置され、ルータ1a〜3a,T4を介して、オリジナルサーバ5に接続されている。
このユーザ端末A(1)1c〜A(3)1e,B(1)2c〜B(3)2e,C(1)3c〜C(3)3eとキャッシュサーバA1b,B2b,C3bおよびオリジナルサーバ5のそれぞれは、CPU(Central Processing Unit)や主メモリ、表示装置、入力装置、外部記憶装置等を具備したコンピュータ構成からなり、光ディスク駆動装置等を介してCD−ROM等の記憶媒体に記録されたプログラムやデータを外部記憶装置内にインストールした後、この外部記憶装置から主メモリに読み込みCPUで処理することにより、各処理部の機能を実行する。
例えば、図6に示すようにユーザ端末61は、プログラムされたコンピュータ処理を実行する機能として、コンテンツダウンロード要求送信部61a、QoS制御部61b、パケット送信部61c、パケット受信部61d、アップロード要求受信部61e、コンテンツダウンロード受信部61f、コンテンツ格納部61g、コンテンツアップロード部61h等を有し、図7に示すようにキャッシュサーバ71は、プログラムされたコンピュータ処理を実行する機能として、パケット受信部71a、コンテンツ受信部71b、ダウンロード要求受信部71c、コンテンツ格納部71d、ダウンロード処理部71e、ダウンロード要求転送部71f、アップロード指示部71g、パケット送信部71h等を有している。
このような構成において、本例のキャッシュサーバ71は、コンテンツの複製をコンテンツ格納部71dに蓄積し、ネットワークで接続されたユーザ端末から要求されたコンテンツを送信する。
そして、本例では、このキャッシュサーバ71へのコンテンツ配信を以下の第1〜第8の技術を用いて行う。
第1の技術はキャッシュサーバ71の処理動作であり、キャッシュサーバ71は、既にキャッシュされたコンテンツを新たなユーザ端末がダウンロードを要求する場合、キャッシュサーバ71からコンテンツを提供するとともに、当該ユーザ端末に対して、他のキャッシュサーバに当該コンテンツをアップロードすることを指示する。このことにより、キャッシュサーバ間での通信を行うことなく、各キャッシュサーバで保持するコンテンツを相互に補完することができる。
第2の技術はユーザ端末の処理動作であり、ユーザ端末は、キャッシュサーバからコンテンツをアップロードすることを指示された場合、コンテンツをダウンロードした後に、予め自ユーザ端末に割り当てられたアップロード先であるキャッシュサーバに対して、当該コンテンツを提供する。これにより、キャッシュサーバおよびそのインターフェースに負荷をかけることなく、他のキャッシュサーバにアップロードすることができる。この場合、コンテンツのアップロード先のキャッシュサーバは、ユーザ端末からのダウンロード要求に先立ってコンテンツを保持することになり、実際に要求があったときに、迅速にコンテンツを提供することが可能となる。
第3の技術では、キャッシュサーバが、ユーザ端末に対して、コンテンツのアップロード先となるキャッシュサーバを指定してアップロードの指示し、指示されたユーザ端末は、コンテンツをダウンロードした後に、キャッシュサーバが指定したキャッシュサーバに対して、当該コンテンツを提供する。これにより、固定的なアップロード先だけではなく、キャッシュサーバにおいて複数のアップロード先から、適切なものを選択する動的な指定が可能となる。
第4の技術では、キャッシュサーバが、新たに得られたコンテンツについて、複数のキャッシュサーバに当該コンテンツを格納しているかを問合せ、コンテンツが無いと回答したキャッシュサーバをアップロード先として特定し、ユーザ端末に対して、アップロード先となるキャッシュサーバを指定してアップロードを指示する。これにより、コンテンツを保持していないキャッシュサーバを選択してコンテンツをアップロードすることが可能となる。
第5の技術では、複数のQoSクラスを利用する。例えば、「AN architecture for differeNtiated services, IETF RFC2475.」で提案されている「diffserv アーキテクチャ」における「複数のQoSクラス」を利用する。「diffserv」では、優先クラスのパケットがある場合、ネットワークでは当該パケットが優先して帯域を利用することができ、それよりも低優先クラスのパケットは、優先クラスが利用した残りの帯域を利用することしかできない。そのため、低優先クラスによる優先クラスの品質劣化は起こらない。そこで、第5の技術では、第2の技術および第3の技術におけるユーザ端末において、アップロード先となるキャッシュサーバに、コンテンツダウンロードに使われるよりも低優先クラスのパケットを利用して、当該コンテンツをアップロードする。このように、キャッシュサーバへのアップロードに低優先クラスパケットを利用することにより、優先クラスを用いて通信している他のユーザには品質上の影響を与えないで、提供先のキャッシュサーバにコンテンツをアップロードすることができる。
第6の技術では、ユーザ端末が、キャッシュサーバにまだ格納されていないコンテンツをダウンロードした場合に、当該ユーザ端末はコンテンツダウンロードに使われるよりも低優先クラスのパケットを利用して、当該キャッシュサーバにコンテンツをアップロードする。こうすることにより、コンテンツダウンロード時のキャッシュサーバを経由する優先パケットを削減することができ、優先クラスを用いて通信している他のユーザには品質上の影響を与えない低優先パケットにより、キャッシュを行うことが可能となる。
第7の技術では、キャッシュサーバは、既にキャッシュしたコンテンツを新たなユーザ端末がダウンロードを要求してきた場合の回数を記録しておき、回数が予め定められた閾値未満のときには、当該ユーザ端末にコンテンツを提供する処理のみを行い、閾値以上となったときに、キャッシュサーバから当該ユーザ端末にコンテンツを提供するとともに、当該ユーザ端末に対して他のキャッシュサーバに当該コンテンツをアップロードすることを指示する。こうすることにより、ダウンロードの要求の少ないコンテンツを他のキャッシュサーバにアップロードする必要がなくなり、人気がありダウンロードされやすいコンテンツをキャッシュすることが可能となる。
第8の技術では、複数のキャッシュサーバをグループ化し、各キャッシュサーバでは、既にキャッシュしたコンテンツを新たなユーザ端末がダウンロード要求してきた場合の回数を記録しておき、さらに、同一のグループ内の他のキャッシュサーバにおける当該コンテンツのダウンロード回数を問合せ、それらを合算したダウンロードの合計回数を記憶して管理し、その合算値が閾値未満のときには、当該ユーザ端末にコンテンツを提供する処理のみを行い、閾値以上となったときに、キャッシュサーバから当該ユーザ端末にコンテンツを提供すると共に、当該ユーザ端末に対して、当該コンテンツを未だダウンロードしたことのない、すなわち当該コンテンツを保持していない他のキャッシュサーバに当該コンテンツをアップロードするようを指示する。こうすることにより、単一のキャッシュサーバにおけるダウンロード回数により判断するよりも、多くのキャッシュサーバにおけるダウンロード回数に基づいた判断ができ、より全体的な範囲において人気がありダウンロードされやすいコンテンツをキャッシュすることが可能となる。
以下、このような第1〜第8の技術の詳細を、各図面を用いて説明する。まず、実施例(1)について説明する。この実施例(1)は、上述の第1,2,5の技術に対応するものである。
本実施例(1)では、図1に示す通り、ネットワークを複数のエリアA1,B2,C3に分割し、各ユーザ端末A(1)1c,A(2)1d,A(3)1e,B(1)2c,B(2)2d,B(3)2e,C(1)3c,C(2)3d,C(3)3eはそれぞれのエリアA1,B2,C3に収容されている。
また、それぞれのエリアA1,B2,C3内には、キャッシュサーバA1b,B2b,C3bが配備されている。例えば、キャッシュサーバA1bはエリアA1に置かれており、エリアA1内のユーザ端末A(1)1c,A(2)1d,A(3)1eのそれぞれが、コンテンツをダウンロードするときに利用する。エリアB2、C3についても同様に、それぞれのユーザ端末B(1)2c,B(2)2d,B(3)2e,C(1)3c,C(2)3d,C(3)3eは、エリアB2,C3内のキャッシュサーバB2b、C3bを利用する。
このようなネットワーク構成において、ユーザ端末A(1)1cとキャッシュサーバA1bおよびオリジナルサーバ5では、図2に示すようにして、コンテンツの配信を行う。この図2においては、図1に示すキャッシュサーバA1bに、ユーザ端末A(1)1cが所望するコンテンツが格納されていなかった場合の処理動作例を示している。
すなわち、ユーザ端末A(1)1cが、新たなコンテンツをダウンロードする場合、キャッシュサーバA1bに対して目的のコンテンツの配信を要求し(ステップS201)、キャッシュサーバA1bは、要求されたコンテンツを保持しているか否かを確認する(ステップS202)。
キャッシュサーバA1bは、要求されたコンテンツを保持していなければ、オリジナルサーバ5に要求して(ステップS203)当該コンテンツをダウンロードし(ステップS204)、格納した後(ステップS205)、当該コンテンツをユーザ端末A1(1c)にダウンロードする(ステップS206)。
この結果、キャッシュサーバA1bには当該コンテンツが格納され、エリアA1内で他のユーザ端末A(2)1d,A(3)1eが同じコンテンツをダウンロードする場合には、キャッシュサーバA1bからダウンロードすることができる。
さらに、本例のキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムでは、図3に示す処理を行うことにより、キャッシュサーバA1bからダウンロードしたコンテンツを、別のエリアBに配置されたキャッシュサーバB2bに自動的にキャッシュさせる。
図3においては、図1の構成においてキャッシュサーバA1bに、ユーザ端末A(1)1cから要求されたコンテンツが既に格納されている場合の処理を示しており、ユーザ端末A(1)1cは、あるコンテンツをダウンロードしようとするとき、所属するエリアA1のキャッシュサーバA1bに対して、コンテンツ要求を送信する(ステップS301)。
要求を受けたキャッシュサーバA1bは、当該コンテンツの有無を確認し(ステップS302)、ここでは当該コンテンツを保持しているので、ユーザ端末A(1)1cに当該コンテンツをダウンロードし(ステップS303)、ユーザ端末A(1)1cは当該コンテンツを入手する(ステップS304)。
さらに、本例のキャッシュサーバA1bは、ユーザ端末A(1)1cに対して、当該コンテンツのアップロード指示を行い(ステップS305)、コンテンツアップロードを指示されたユーザ端末A(1)1cは、予め定められている他のエリアB2のキャッシュサーバB2bに対して、当該コンテンツの有無を問い合わせる(ステップS306)。
問い合わせを受けたキャッシュサーバB2bは、当該コンテンツを既に格納しているか否かを確認し(ステップS307)、格納していない場合には、問い合わせ元のユーザ端末A(1)1cに対して、当該コンテンツのアップロードを依頼する(ステップS308)。
依頼を受けたユーザ端末A(1)1cは、依頼されたコンテンツをキャッシュサーバB2bにアップロードし(ステップS309)、キャッシュサーバB2bは、受信したコンテンツを格納する(ステップS310)。
このアップロードの際、通常のダウンロードに使用するよりも低優先クラスのパケットを使用する。このように、低優先クラスパケットを利用することで、ダウンロード要求をしているユーザや、他のユーザトラヒックへの品質上の影響を与えることなく、他のキャッシュサーバにコンテンツを提供することができる。
また、この図3で説明した処理によれば、図1における経路「ユーザ端末A(1)1c〜ルータ1a〜ルータT4〜ルータ2a〜キャッシュサーバB2b」での高優先クラスのパケットの品質を劣化させることなく、キャッシュサーバA1bが保持するコンテンツをキャッシュサーバB2bに提供することができる。
従来の、「キャッシュサーバ間で連携して、コンテンツを別のキャッシュサーバへ提供する」技術では、例えば、図1の構成であれば、キャッシュサーバA1bからキャッシュサーバB2bにコンテンツが提供される場合、キャッシュサーバA1bに処理負荷がかかり、また、キャッシュサーバA1bとキャッシュサーバB2b間のネットワーク設備に高優先パケットが流れるため、それぞれのエリアA,Bに属する各ユーザ端末が利用しようとするトラヒックの品質を圧迫する可能性がある。特に、キャッシュサーバA1bからルータ1aに向かうインターフェースは、他のユーザ端末A(2)1d,A(3)1eがキャッシュサーバA1bからコンテンツをダウンロードする場合と同じ部分であり、品質を圧迫する可能性が高い。
これに対して、本例では、キャッシュサーバA1bからコンテンツをダウンロードしたユーザA(1)1cが、キャッシュサーバB2bに、低優先パケットによって提供するため、元のキャッシュサーバA1bからルータ1aに向かうインターフェースとリンクには負荷が生じない。
このような処理を行うユーザ端末A(1)1c〜A(3)1e,B(1)2c〜B(3)2e,C(1)3c〜C(3)3eについて、図6を用いて説明する。
ユーザ端末61は、コンテンツダウンロード要求送信部61aにより、コンテンツダウンロードの要求を生成し、この生成されたダウンロードの要求は、QoSクラス制御部61bを通じて優先パケットもしくは非優先パケットとしてパケット送信部61cに送られ、パケット送信部61cは、エリア内のキャッシュサーバに向けて当該パケットを送信する。
また、ユーザ端末61は、パケット受信部61dにより、ネットワークからパケットを受信すると、受信したパケットのうち、コンテンツを受信する場合には、コンテンツダウンロード受信部61fにパケットを振り分け、コンテンツダウンロード受信部61fにおいてコンテンツを構成した後にコンテンツ格納部61gに送る。
コンテンツ格納部61gでは、当該コンテンツをユーザ端末61内に保持するために記憶装置に蓄積する。
パケット受信部61dが受信したパケットが、アップロード要求であれば、当該パケットをアップロード要求受信部61eに振り分け、アップロード要求処理部61eにおいて、受信したパケットからアップロードすべきコンテンツの指定情報を読み込み、その指定情報をコンテンツアップロード部61hに送る。
コンテンツアップロード部61hは、予め特定のキャッシュサーバをアップロード先として記憶しており、アップロード要求処理部61eから送られてきた指定情報に従って、コンテンツ格納部61gから当該コンテンツを読み出し、アップロード先を指定して、QoSクラス制御部61bに送る。
QoSクラス制御部61bは、コンテンツアップロード部61hから送られてきたコンテンツを、低優先パケットとしてパケット送信部61cへ送り、パケット送信部61cは、指定されたアップロード先に、QoSクラス制御部61bからの低優先パケットを送出する。
次に、図1におけるキャッシュサーバA1b,B2b,C3bについて、図7を用いて説明する。
キャッシュサーバ71は、パケット受信部71aにより、ネットワークからのパケットを受信すると、受信したパケットのうち、ユーザ端末からのダウンロード要求はダウンロード要求受信部71cに送られる。
ダウンロード要求受信部71cでは、要求されているコンテンツがコンテンツ格納部71dに収容されているか否かを確認し、収容されている場合にはダウンロード処理部71eにユーザ端末へのダウンロードを指示する。
ダウンロード処理部71eは、コンテンツ格納部71dから、指定のコンテンツを読み出して、パケット送信部71hに送ると共に、アップロード指示部71gに対して、コンテンツの送り先であるユーザ端末に対してアップロードを指示するための指示を出す。
アップロード指示部71gは、アップロードを指示するパケットを生成し、パケット送信部71hへ送る。
パケット送信部71hは、ダウンロードを要求してきたユーザ端末に向けてコンテンツとアップロードの指示を優先パケットとして送信する。
また、アップロードの指示を受けたユーザ端末が送信してくるコンテンツを含むパケットは、パケット受信部71aからコンテンツ受信部71bに送られ、コンテンツ受信部71bにおいてコンテンツに構成されて、コンテンツ格納部71dに収容される。
また、ダウンロード要求受信部71cでは、要求されているコンテンツがコンテンツ格納部71dにおいて収容されていないと判断した場合には、ダウンロード要求転送部71fに対して、オリジナルサーバからの当該コンテンツのダウンロード指示を出す。
ダウンロード要求受信部71cからのダウンロード指示を受けたダウンロード要求転送部71fは、当該コンテンツがキャッシュサーバ71に送られるように、オリジナルサーバ(5)に向けて要求を転送する。
オリジナルサーバから送られてきたパケットは、パケット受信部71aを経てコンテンツ受信部71bで受けられ、コンテンツ受信部71bにおいてコンテンツとして再構成されてコンテンツ格納部71に収容され、さらに、ダウンロード処理部71eに送られて、要求元のユーザ端末に向けて優先パケットとして送られる。
次に、図4を用いて、本発明に係る他の実施例(2)について説明する。本例は、上述の第1,3,4の技術に対応するものであり、図1に示す構成での動作である。
図3における実施例(1)と異なるのは、図1の構成においてキャッシュサーバA1bが、ユーザ端末A(1)1cから要求されたコンテンツが格納されていない他のキャッシュサーバを特定して、特定したキャッシュサーバに対してアップロードするようユーザ端末に指示する点である。
図4において、キャッシュサーバA1bは、既に格納しているコンテンツに対してユーザ端末A(1)1cからの配信要求を受けると(ステップS401)、当該コンテンツの有無を確認した後(ステップS402)にユーザ端末A(1)1cに対してダウンロードする(ステップS403)。
その際、キャッシュサーバA1bは、他のキャッシュサーバB2b、C3cに対して、当該コンテンツの有無を確認し(ステップS405〜S408)、コンテンツが無いと回答してきた(ステップS408)キャッシュサーバC3bをアップロード先と決定し(ステップS409)、ユーザ端末A(1)1cに対して、ダウンロードしたコンテンツをキャッシュサーバC3bにアップロードするように指示する(ステップS410)。
この指示を受けたユーザ端末A(1)1cは、キャッシュサーバC3bに対して、当該コンテンツをアップロードし(ステップS411)、キャッシュサーバC3bは当該コンテンツを記憶装置に格納する(ステップS412)。
尚、キャッシュサーバA1bによるコンテンツアップロード先の決定については、他の技術によっても良いが、いずれにしろ、本例では、アップロード先を固定的に指定するのではなく、状況に応じた指定ができるため、より柔軟にネットワーク運用者のポリシーに従った運用が可能になる。
このような処理を行うユーザ端末A(1)1cの構成は図6で示したものと同様であるが、受信したパケットにおいて、どのキャッシュサーバに向けて送信すべきかが指定されている場合、アップロード要求受信部61eにおいて、その指定情報を読み込み、コンテンツアップロード部61hにおいて、宛先キャッシュサーバを指定通りに設定してアップロード処理を行う点が実施例(1)とは異なる。
また、このような処理を行うキャッシュサーバの構成を図8におけるキャッシュサーバ81として示す。その動作は、実施例(1)で説明した図7のキャッシュサーバ71と同様であるが、アップロード指示部81g、パケット受信部81a、パケット送信部81hのそれぞれの動作が異なる。
すなわち、アップロード指示部81gは、ユーザ端末にアップロードを指示するコンテンツについて、他の複数のキャッシュサーバにコンテンツを保持しているか問い合わせるためのパケットを生成し、それぞれのキャッシュサーバに向けてパケット送信部81hを通じて送信する。
パケット受信部81aでは、上記問合せに対する回答のパケットをアップロード指示部81gに送り、回答を受けたアップロード指示部81gでは、コンテンツを保持していないと回答したキャッシュサーバから提供先を選択し、アップロードを指示するパケットに、選択したキャッシュサーバを宛先とするように指定し、パケット送信部81hへ送る。
アップロード指示用パケットを受けたパケット送信部81hは、ダウンロードを要求したユーザ端末に向けてアップロードの指示を送信する。
次に、図5を用いて、本発明に係る他の実施例(3)について説明する。本例は、上述の第6の技術に対応するものであり、図1に示す構成での動作である。
図3における実施例(1)および図4における実施例(2)と異なるのは、図1の構成においてキャッシュサーバA1bが、ユーザ端末A(1)1cから要求されたコンテンツを格納していない点である。
図5において、ユーザ端末A(1)1cは、あるコンテンツをダウンロードしようとするとき、同じエリアAに所属するキャッシュサーバA1bに対してコンテンツの要求を行う(ステップS501)。
要求を受けたキャッシュサーバA1bは、当該コンテンツを格納しているか否かを確認し(ステップS502)、ここでは、要求されたコンテンツを格納していないので、キャッシュサーバA1b自身に当該コンテンツをアップロードするように、ユーザ端末A1に指示を出す(ステップS503)。その上で、オリジナルサーバ5に対して当該コンテンツの配信要求を転送する(ステップS504)。
この際、オリジナルサーバ5は、当該コンテンツを、キャッシュサーバを経由せずに、直接、ユーザ端末A(1)1cにダウンロードし(ステップS505)、ユーザ端末A(1)1cは、当該コンテンツを記憶装置に格納する(ステップS506)。
コンテンツを入手したユーザ端末A(1)1cは、当該コンテンツを、低優先パケットを利用して、キャッシュサーバA1bに対してアップロードし(ステップS507)、キャッシュサーバA1bは送られてきたコンテンツを記憶装置に格納する(ステップS508)。
従来の技術では、ユーザ端末A(1)1cが、キャッシュサーバA1bを経由してコンテンツをダウンロードすることで、キャッシュサーバA1bがコンテンツをキャッシュするが、本例では、オリジナルサーバ5から直接ユーザ端末A(1)1cにダウンロードするので、キャッシュサーバA1bを経由する分のトラヒックを削減することができる。
すなわち、図1において、ルータ1aからキャッシュサーバA1bを折り返す分のトラヒックを削減することができる。尚、その代りとして、ユーザ端末A(1)1cからキャッシュサーバA1bに向かうトラヒックが発生するが、低優先クラスを用いることで、ダウンロードに用いられている優先クラスの品質を損ねることはない。
さらに、キャッシュサーバA1bからユーザ端末A(1)1cにダウンロードする向きのトラヒックが発生しないため、キャッシュサーバA1bからダウンロードする他のユーザ端末A(2)1d,A(3)1eにおける通信品質を損ねたりすることもなく、帯域を多く用意する必要もなく、効率良くネットワークリ設備を使用することが可能となる。
本実施例(3)におけるユーザ端末の構成は、図6で示すユーザ端末61と同様である。また、本実施例(3)におけるキャッシュサーバの構成を図9に示す。
この図9に示すキャッシュサーバ91の処理動作は、図7に示す実施例(1)のキャッシュサーバ71と同様であるが、ダウンロード要求受信部91cにおいて、要求されているコンテンツがコンテンツ格納部91bに収容されていないと判断した場合の動作が異なる。
すなわち、ダウンロード要求受信部91cは、要求されているコンテンツがコンテンツ格納部91bに収容されていないと判断された場合、ダウンロード要求転送部91fに対して、オリジナルサーバ5からのダウンロード指示を出す。
ダウンロード要求転送部91fは、指示に従って、当該コンテンツがユーザ端末A(1)1cに直接送られるようにオリジナルサーバ5に向けて要求を転送し、その後、アップロード指示部91eに対して、ユーザ端末A(1)1cに対するアップロード指示を出す。
アップロード指示部91eは、ユーザ端末A(1)1cに対して、自キャッシュサーバ91へのアップロードを指示するためのパケットを生成して、パケット送信部91hへ送り、パケット送信部91hは、ダウンロードを要求したユーザ端末A(1)1cに向けて、アップロード指示部91eが生成したアップロード指示を優先パケットとして送信する。
キャッシュサーバ91からのアップロード指示を受けたユーザ端末A(1)1cは、キャッシュサーバ91に対して当該コンテンツを送信し、キャッシュサーバ91は、このように送信されてくるコンテンツを含むパケットを、パケット受信部91aを介してコンテンツ受信部91bで受信し、コンテンツ受信部91bにおいてコンテンツに構成して、コンテンツ格納部91dに送出して格納する。
次に、図10〜図12を用いて、本発明に係る他の実施例(4)について説明する。本例は、上述の第7の技術に対応するものであり、図1に示す構成での動作である。
本実施例(4)の動作は図5における実施例(3)と同様であり、図1の構成においてキャッシュサーバA1bが、ユーザ端末A(1)1cから要求されたコンテンツを格納していない点が、図3における実施例(1)および図4における実施例(2)と異なる。
図10において、ユーザ端末A(1)1cは、あるコンテンツをダウンロードしようとするとき、同じエリアAに所属するキャッシュサーバA1bに対してコンテンツの要求を行う(ステップS1001)。
要求を受けたキャッシュサーバA1bは、当該コンテンツを格納しているか否かを確認し(ステップS1002)、ここでは、要求されたコンテンツを格納していないので、オリジナルサーバ5に対してコンテンツのダウンロード要求を行い(ステップS1003)、オリジナルサーバ5から当該コンテンツをダウンロードする(ステップS1004)。
そして、キャッシュサーバA1bが、オリジナルサーバ5から入手したコンテンツをユーザ端末A(1)1cにダウンロードし(ステップS1005)、これにより、ユーザ端末A(1)1cは、所望のコンテンツを入手して記憶装置に格納することができる(ステップS1006)。
さらに、本例では、キャッシュサーバA1bは、オリジナルサーバ5から入手してユーザ端末A(1)1cにダウンロードしたコンテンツを記憶装置に格納すると共に(ステップS1007)、そのダウンロード回数をカウントアップし(ステップS1008)、次の図11に示す処理を待つ。
図11において、ユーザ端末A(1)1cと同じエリアA1に属する他のユーザ端末A(2)1dが、図10においてユーザ端末A(1)1cがダウンロードしたコンテンツと同じコンテンツをダウンロードしようとするとき、同じエリアAに所属するキャッシュサーバA1bに対してコンテンツの要求を行う(ステップS1101)。
要求を受けたキャッシュサーバA1bは、当該コンテンツを格納しているか否かを確認し(ステップS1102)、ここでは、要求されたコンテンツを格納しているので、当該コンテンツを記憶装置から読み出してユーザ端末A(2)1dにダウンロードする(ステップS1103)。これにより、ユーザ端末A(2)1dは、所望のコンテンツを入手して記憶装置に格納することができる(ステップS1104)。
さらに、本例では、キャッシュサーバA1bは、ユーザ端末A(2)1dにダウンロードしたコンテンツに関してのダウンロード回数Dを1つカウントアップ(D←D+1)し(ステップS1105)、カウントアップした結果のダウンロード回数Dと予め定められた閾値Nとを比較する(ステップS1106)。ダウンロード回数Dが閾値N以下であれば、そのまま処理を終了して、次の図12に示す処理を待つ。
図12において、ユーザ端末A(1)1cおよびユーザ端末A(2)1dと同じエリアA1に属する他のユーザ端末A(3)1eが、図10,11においてユーザ端末A(1)1c,ユーザ端末A(2)1dがダウンロードしたコンテンツと同じコンテンツをダウンロードしようとするとき、同じエリアAに所属するキャッシュサーバA1bに対してコンテンツの要求を行う(ステップS1201)。
要求を受けたキャッシュサーバA1bは、当該コンテンツを格納しているか否かを確認し(ステップS1202)、ここでは、要求されたコンテンツを格納しているので、当該コンテンツを記憶装置から読み出してユーザ端末A(3)1eにダウンロードする(ステップS1203)。これにより、ユーザ端末A(3)1eは、所望のコンテンツを入手して記憶装置に格納することができる(ステップS1204)。
さらに、本例では、キャッシュサーバA1bは、ユーザ端末A(3)1eにダウンロードしたコンテンツに関してのダウンロード回数Dを1つカウントアップ(D←D+1)し(ステップS1205)、カウントアップした結果のダウンロード回数Dと予め定められた閾値Nとを比較する(ステップS1206)。
ダウンロード回数Dが閾値N以下であれば、図11におけるステップS1106の結果と同様であり、そのまま処理を終了するが、ここでは、ダウンロード回数Dが閾値N以上となった場合を示しており、この場合、キャッシュサーバA1bは、ユーザ端末A(3)1eに対して、当該コンテンツのアップロードを指示する(ステップS1207)。
このようにして、キャッシュサーバA1bからのコンテンツのアップロードの指示を受けたユーザ端末A(3)1eは、例えば、予め定められた他のエリアB2に配置されたキャッシュサーバB2bに対して、当該コンテンツを格納しているか否かを問い合わせる(ステップS1208)。
ユーザ端末A(3)1eからの問い合わせを受けたキャッシュサーバB2bは、当該コンテンツを格納しているか否かを確認し(ステップS1209)、ここでは、要求されたコンテンツを格納していないとし、問い合わせ元のユーザ端末A(3)1eに対して当該コンテンツのアップロードを依頼する(ステップS1210)。
キャッシュサーバB2bからのアップロード依頼を受けたユーザ端末A(3)1eは、通常のダウンロードに使用するパケットよりも低優先クラスのパケットを用いて、当該コンテンツをキャッシュサーバB2bにアップロードし(ステップS1211)、キャッシュサーバB2bにおいて当該コンテンツを記憶装置に格納する(ステップS1212)。
尚、ダウンロード回数Dと閾値Nは、例えば、図7に示す構成のキャッシュサーバ71におけるアップロード指示部71gにおいて図示していない記憶装置を用いて記憶・管理することができる。すなわち、コンテンツのダウンロードを行う毎に、ダウンロード処理部71eが、ダウンロード回数Dを増加させる指示をアップロード指示部71gに送ることで実現できる。また、ダウンロード回数Dと閾値Nとを比較する処理は、アップロード指示部71gにおいて行うことができる。
次に、図13を用いて、本発明に係る他の実施例(5)について説明する。本例は、上述の第8の技術に対応するものであり、図1に示す構成での動作である。
本実施例(5)の動作は図10〜12で説明した実施例(4)と同様であるが、図1の構成においてキャッシュサーバA1bが、ユーザ端末A(1)1cから要求されたコンテンツを既に格納している点が、実施例(4)と異なる。
図13において、ユーザ端末A(2)1dは、あるコンテンツをダウンロードしようとするとき、同じエリアAに所属するキャッシュサーバA1bに対してコンテンツの要求を行う(ステップS1301)。
要求を受けたキャッシュサーバA1bは、当該コンテンツを格納しているか否かを確認し(ステップS1302)、ここでは、要求されたコンテンツを格納しているので、当該コンテンツを記憶装置から読み出してユーザ端末A(2)1dにダウンロードする(ステップS1303)。これにより、ユーザ端末A(2)1dは、所望のコンテンツを入手して記憶装置に格納することができる(ステップS1304)。
そして、キャッシュサーバA1bは、ユーザ端末A(2)1dにダウンロードしたコンテンツに関してのダウンロード回数Dを1つカウントアップ(D←D+1)する(ステップS1305)。
さらに、本例では、キャッシュサーバA1bは、予め同じグループとして設定された異なるエリアB2に配置されたキャッシュサーバB2bに対して、キャッシュサーバB2bで記憶管理している当該コンテンツのダウンロード回数Dbを問い合わせ(ステップS1306)、キャッシュサーバB2bから回答されてきた(ステップS1307)ダウンロード回数Dbを、ステップS1305でカウントアップしたダウンロード回数Dと加算し、合計したダウンロード回数をDtotalとする(ステップS1308)。
その後、さらに、キャッシュサーバA1bは、予め同じグループとして設定された他のエリアC3に配置されたキャッシュサーバC3bに対しても、キャッシュサーバC3bで記憶管理している当該コンテンツのダウンロード回数Dcを問い合わせ(ステップS1309)、キャッシュサーバC3bから回答されてきた(ステップS1310)ダウンロード回数Dcを、ステップS1308で加算したダウンロード回数と加算する(Dtotal←Dtotal+Dc)(ステップS1311)。
ここでは、キャッシュサーバC3bにおいては当該コンテンツを格納していないものとしており、そのダウンロード回数Dcは「0(ゼロ)」とする。
キャッシュサーバA1bは、ダウンロード回数Db,Dc(=0)を加算した結果のダウンロード回数Dtotalと予め定められた閾値Nとを比較し(ステップS1312)、ダウンロード回数Dtotalが閾値N以上の場合、ユーザ端末A(2)1dに対して、ダウンロード回数D=0を回答してきた当該コンテンツを格納していないキャッシュサーバC3bへのアップロードを指示する(ステップS1313)。
キャッシュサーバA1bからのアップロード依頼を受けたユーザ端末A(2)1dは、通常のダウンロードに使用するパケットよりも低優先クラスのパケットを用いて、当該コンテンツをキャッシュサーバC3bにアップロードし(ステップS1314)、キャッシュサーバC3bにおいて当該コンテンツを記憶装置に格納する(ステップS1315)。
尚、ステップS1312の比較処理の結果、ダウンロード回数Dtotalが閾値N以下であれば、また、ステップS1310でのキャッシュサーバC3bからのダウンロード回数Dcが「0(ゼロ)」でなければ、すなわち、グループ内のキャッシュサーバにおけるダウンロード回数が「0」となっているものがなければ、そのまま処理を終了する。
尚、ダウンロード回数Dtotalと閾値Nは、例えば、図7に示す構成のキャッシュサーバ71におけるアップロード指示部71gにおいて図示していない記憶装置を用いて記憶・管理することができる。すなわち、コンテンツのダウンロードを行う毎に、ダウンロード処理部71eが、ダウンロード回数を増加させる指示をアップロード指示部71gに送ることで実現できる。また、ダウンロード回数Dtotalと閾値Nとを比較する処理は、アップロード指示部71gにおいて行うことができる。
以上、図1〜図13を用いて説明したように、本例では、コンテンツの複製を記憶装置に蓄積し、ネットワークで接続されたユーザ端末から要求されたコンテンツを送信するキャッシュサーバ装置への、コンテンツ配信を行う際に、キャッシュサーバにおいて、要求のコンテンツを受信したユーザ端末に対し、受信したコンテンツを、他のキャッシュサーバ装置にアップロードするよう指示し、ユーザ端末において、キャッシュサーバ装置からの指示に従って、当該コンテンツを他のキャッシュサーバ装置にアップロードする。
尚、ユーザ端末が、キャッシュサーバ装置からの指示に従って、当該コンテンツを他のキャッシュサーバ装置にアップロードする際には、予め自ユーザ端末に割り当てられたキャッシュサーバに対して、受信したコンテンツをアップロードする。
あるいは、キャッシュサーバからユーザ端末に対して、アップロード先のキャッシュサーバ装置を指定し、ユーザ端末は、指定されたキャッシュサーバに、受信したコンテンツをアップロードする。
その際、キャッシュサーバは、他のキャッシュサーバに対して、要求元のユーザ端末に送信したコンテンツを格納しているか否かを問い合わせ、この問い合わせに対して当該コンテンツを格納していないと回答してきたキャッシュサーバを当該コンテンツのアップロード先として指定する。
また、ユーザ端末は、キャッシュサーバへのコンテンツのアップロードを、コンテンツのダウンロードで用いるパケットよりも低優位クラスのパケットを用いて行う。
また、キャッシュサーバは、コンテンツ毎のユーザ端末へのダウンロード回数を計数して記憶装置に記憶し、計数したダウンロード回数が予め定められた閾値を超えたか否かを判別し、計数したダウンロード回数が予め定められた閾値を超えた場合に、当該コンテンツのアップロードを、当該コンテンツのダウンロード先のユーザ端末に指示する。
また、キャッシュサーバは、ユーザ端末にコンテンツをダウンロードする際に、予め定められた同じグループに属する他のキャッシュサーバから、各キャッシュサーバにおける当該コンテンツのダウンロード回数を収集し、各ダウンロード回数を合計して記憶装置に記憶すると共に、当該コンテンツを蓄積していないキャッシュサーバ装置を特定し、合計したダウンロード回数が予め定められた閾値を超えたか否かを判別し、合計したダウンロード回数が予め定められた閾値を超えた場合に、当該コンテンツを、特定したキャッシュサーバ装置にアップロードするよう、当該コンテンツのダウンロード先のユーザ端末に指示する。
このように、本例では、ユーザ端末からのコンテンツ配信要求を受けたキャッシュサーバが、要求元のユーザ端末に対して、当該コンテンツのアップロードを指示して、指示を受けた要求元のユーザ端末が、取得したコンテンツをキャッシュサーバにアップロードしており、このことにより、ユーザ端末において新たなコンテンツを迅速にダウンロードすることができ、また、本例では、ユーザ端末が、取得したコンテンツをキャッシュサーバにアップロードする際には、低優先パケットを利用しており、このことにより、他の優先パケットを利用した通信の品質を損なうことを回避でき、キャッシュサーバならびにネットワーク設備を効率的に利用することができる。
尚、本発明は、図1〜図13を用いて説明した例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、図13に示した例では、キャッシュサーバB2bにおける当該コンテンツのダウンロード回数を入手して合計した後に、当該コンテンツを保持していないキャッシュサーバC3bを特定し、その後、各キャッシュサーバA,B,Cの当該コンテンツのダウンロード回数を合計する処理手順となっているが、先に、当該コンテンツを保持していないキャッシュサーバC3bを特定し、その後に、キャッシュサーバB2bにおける当該コンテンツのダウンロード回数を入手して合計し、閾値を超えたことを判別して、ユーザ端末(2)1dにアップロード指示を行う処理手順であっても良い。
また、ネットワークの分割エリアに関しても、3つのエリア(A,B,C)に限定されるものではなく、4以上の任意の数のエリアに分割した構成であっても良いし、各ユーザ端末の数も、本例のように各エリアに3個ずつ配置することに限定されるものではない。
また、本例のコンピュータ構成に関しても、キーボードや光ディスクの駆動装置の無いコンピュータ構成としても良い。また、本例では、光ディスクを記録媒体として用いているが、FD(Flexible Disk)等を記録媒体として用いることでも良い。また、プログラムのインストールに関しても、通信装置を介してネットワーク経由でプログラムをダウンロードしてインストールすることでも良い。
本発明に係るキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムを設けたネットワークの構成例を示すブロック図である。 図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムの従来の処理動作例を示すシーケンス図である。 図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムの本発明に係る第1の処理動作例を示すシーケンス図である。 図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムの本発明に係る第2の処理動作例を示すシーケンス図である。 図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムの本発明に係る第3の処理動作例を示すシーケンス図である。 図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムを構成するユーザ端末の本発明に係る構成例を示すブロック図である。 図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムを構成するキャッシュサーバの本発明に係る第1の構成例を示すブロック図である。 図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムを構成するキャッシュサーバの本発明に係る第2の構成例を示すブロック図である。 図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムを構成するキャッシュサーバの本発明に係る第3の構成例を示すブロック図である。 図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムの本発明に係る第4の処理動作例を示すシーケンス図である。 図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムの本発明に係る第5の処理動作例を示すシーケンス図である。 図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムの本発明に係る第6の処理動作例を示すシーケンス図である。 図1におけるキャッシュサーバへのコンテンツ配信システムの本発明に係る第7の処理動作例を示すシーケンス図である。
符号の説明
1:エリアA、1a:ルータ、1b:キャッシュサーバA、1c〜1e:ユーザ端末A(1)〜A(3)、2:エリアB、2a:ルータ、2b:キャッシュサーバB、2c〜2e:ユーザ端末B(1)〜B(3)、3:エリアC、3a:ルータ、3b:キャッシュサーバC、3c〜3e:ユーザ端末C(1)〜C(3)、4:ルータT、5:オリジナルサーバ、61:ユーザ端末、61a:コンテンツダウンロード要求送信部、61b:QoSクラス制御部、61c:パケット送信部、61d:パケット受信部、61e:アップロード要求受信部、61f:コンテンツダウンロード受信部、61g:コンテンツ格納部、61h:コンテンツアップロード部、71,81,91:キャッシュサーバ、71a,81a,91a:パケット受信部、71b,81b,91b:コンテンツ受信部、71c,81c,91c:ダウンロード要求受信部、71d,81,91d:コンテンツ格納部、71e,81e,91e:ダウンロード処理部、71f,81f,91f:ダウンロード要求転送部、71g,81g,91g:アップロード指示部、71h,81h,91h:パケット送信部。

Claims (9)

  1. コンテンツの複製を記憶装置に蓄積し、ネットワークで接続されたユーザ端末から要求されたコンテンツを送信するキャッシュサーバ装置への、コンテンツ配信方法であって、
    上記キャッシュサーバ装置による、プログラムされたコンピュータ処理手順として、上記要求のコンテンツを受信したユーザ端末に対し、受信したコンテンツを、他のキャッシュサーバ装置にアップロードするよう指示する第1の手順を含み、
    上記ユーザ端末による、プログラムされたコンピュータ処理手順として、上記キャッシュサーバ装置からの指示に従って、当該コンテンツを他のキャッシュサーバ装置にアップロードする第2の手順を含む
    ことを特徴とするキャッシュサーバへのコンテンツ配信方法。
  2. 請求項1に記載のキャッシュサーバへのコンテンツ配信方法であって、
    上記第2の手順では、予め自ユーザ端末に割り当てられたキャッシュサーバ装置に上記受信したコンテンツをアップロードすることを特徴とするキャッシュサーバへのコンテンツ配信方法。
  3. 請求項1に記載のキャッシュサーバへのコンテンツ配信方法であって、
    上記第1の手順は、アップロード先のキャッシュサーバ装置を指定する手順を含み、
    上記第2の手順では、指定されたキャッシュサーバ装置に上記受信したコンテンツをアップロードすることを特徴とするキャッシュサーバへのコンテンツ配信方法。
  4. 請求項3に記載のキャッシュサーバへのコンテンツ配信方法であって、
    上記第1の手順は、
    上記他のキャッシュサーバ装置に対して、上記要求元のユーザ端末に送信したコンテンツを格納しているか否かを問い合わせる手順と、
    該問い合わせに対して当該コンテンツを格納していないと回答してきたキャッシュサーバ装置を当該コンテンツのアップロード先として指定する手順を含む
    ことを特徴とするキャッシュサーバへのコンテンツ配信方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のキャッシュサーバへのコンテンツ配信方法であって、
    上記第2手順では、
    上記キャッシュサーバ装置への上記受信したコンテンツのアップロードを、コンテンツのダウンロードで用いるパケットよりも低優位クラスのパケットを用いて行うことを特徴とするキャッシュサーバへのコンテンツ配信方法。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のキャッシュサーバへのコンテンツ配信方法であって、
    上記キャッシュサーバ装置による、プログラムされたコンピュータ処理手順として、
    コンテンツ毎のユーザ端末へのダウンロード回数を計数して記憶装置に記憶する手順と、
    計数したダウンロード回数が予め定められた閾値を超えたか否かを判別する手順とを含み、
    計数したダウンロード回数が予め定められた閾値を超えた場合に、上記第1の手順により、当該コンテンツのアップロードを該コンテンツのダウンロード先のユーザ端末に指示する
    こと特徴とするキャッシュサーバへのコンテンツ配信方法。
  7. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のキャッシュサーバへのコンテンツ配信方法であって、
    上記キャッシュサーバ装置による、プログラムされたコンピュータ処理手順として、
    上記ユーザ端末にコンテンツをダウンロードする際に、予め定められた同じグループに属する他のキャッシュサーバ装置から各キャッシュサーバ装置における当該コンテンツのダウンロード回数を収集し、各ダウンロード回数を合計して記憶装置に記憶すると共に、当該コンテンツを蓄積していないキャッシュサーバ装置を特定する手順と、
    合計したダウンロード回数が予め定められた閾値を超えたか否かを判別する手順と、
    を含み、
    合計したダウンロード回数が予め定められた閾値を超えた場合に、上記第1の手順により、当該コンテンツの上記特定したキャッシュサーバ装置に対するアップロードを、該コンテンツのダウンロード先のユーザ端末に指示すること特徴とするキャッシュサーバへのコンテンツ配信方法。
  8. コンテンツの複製を記憶装置に蓄積し、ネットワークで接続されたユーザ端末から要求されたコンテンツを送信するキャッシュサーバ装置にコンテンツを配信するシステムであって、
    プログラムされたコンピュータ処理を実行する手段として、請求項1から請求項7のいずれかに記載のキャッシュサーバへのコンテンツ配信方法における各手順を実行する手段を具備したことを特徴とするキャッシュサーバへのコンテンツ配信システム。
  9. コンピュータに、請求項1から請求項7のいずれかに記載のキャッシュサーバへのコンテンツ配信方法における各手順を実行させるためのプログラム。
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