JP5088291B2 - 帯域制御装置及び帯域制御方法ならびにそのプログラム、帯域制御システム - Google Patents
帯域制御装置及び帯域制御方法ならびにそのプログラム、帯域制御システム Download PDFInfo
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Description
図1は同実施形態による帯域制御システムの構成を示すブロック図である。
この図において、符号1は帯域制御サーバである。また2はユーザ端末である。また3はSIP(Session Initiation Protocol)サーバである。4はルータである。また5はコンテンツサーバである。そして、帯域サーバ1、SIPサーバ3、ルータ4は図示するように通信ネットワークを介して接続されており、これにより、帯域制御システムを構成している。またこの帯域制御システムにはユーザ端末2とコンテンツサーバ5が接続されており、ユーザ端末2はコンテンツサーバ5へ通信ネットワークを介してアクセスすることにより、所望のコンテンツをダウンロードすることができる。また図1で示すように、帯域制御サーバ1は、受信部11、送信部12、帯域判定部13、判定設定データベース(DB)14、判定結果データベース(DB)15、ユーザ帯域管理データベース(DB)16を備えている。またコンテンツサーバ5はユーザ管理部51を備えている。
図2で示すように帯域判定部13は、ユーザ端末2からのコンテンツへのアクセス要求を示す信号を受信するアクセス要求受信部131、アクセス要求に基づいてコンテンツへのアクセス可否を判定するアクセス可否判定部132、ユーザ端末2とアクセス先対象であるコンテンツを保持するコンテンツサーバ5との間のある通信経路における通信帯域のうちユーザ端末が通信に利用する際の割当帯域を算出する割当可能帯域算出部133、ルータに所望の通信経路における利用帯域の計測指示の情報を送信する利用帯域計測指示部134、所望の通信経路における現在の利用帯域の情報をルータより受信する利用帯域受信部135、所望の通信経路上に接続されるルータに対する利用帯域の制御を行う帯域制御部136を備える。
図1で示す判定設定DB14は、図3で示すような判定設定テーブルを記憶している。この判定設定テーブルは、ユーザ端末2を用いてコンテンツサーバ5へアクセスするユーザの分類ごとに、コンテンツサーバ5の配信するコンテンツへユーザ端末2がアクセスできる単位時間当たりの最大の間隔を示す最大アクセス間隔、単位時間当たりの最大のアクセス回数を示す最大アクセス回数、単位時間当たりの最大の同時アクセス数を示す最大同時アクセス数、最大判定スコアを対応付けて記憶している。そしてこの判定設定テーブルは、ユーザがユーザ端末2を用いてコンテンツサーバ5の配信するコンテンツへのアクセス時における制限の情報を記憶するデータテーブルであり、例えば有料ユーザに分類されるユーザの利用するユーザ端末2からは、最大アクセス間隔が30秒以上、最大アクセス回数が100回以上、複数のコンテンツに対する最大同時アクセス数が20以上、ユーザ毎に算出された最大判定スコアが1.0以上の何れかに該当するような場合などに、当該ユーザからのアクセスを制限すると判定するために利用する。なお、本実施形態においてはアクセスを制限するか否かの判定に、最大判定スコアのみを用いるものとする。
図1で示す判定結果DB15は、図4で示すような判定結果テーブルを記憶している。この判定結果テーブルは、ユーザ端末2を利用するユーザのユーザ名、そのユーザのコンテンツサーバ5への最終アクセス時刻、初期アクセス時刻、初期アクセス時刻から最終アクセス時刻までのアクセス時間帯におけるコンテンツへのアクセス間隔、アクセス回数、同時アクセス数を記憶している。またそれらの情報に基づいて算出されたアクセス回数スコア、アクセス間隔スコア、同時アクセススコアと、それら各スコアによって算出された判定スコアを対応付けて記憶している。
図1で示すユーザ帯域管理DB16は、図5で示すようなユーザ帯域管理テーブルを記憶している。このユーザ帯域管理テーブルは、ユーザ端末2を利用するユーザのユーザ名、そのユーザがコンテンツサーバ5からコンテンツの配信を受ける際に利用する通信ネットワークの最大帯域[bps]、現在の利用帯域[bps]、その利用帯域のうちユーザに割り当てることができる割当可能帯域[bps]を記憶している。通信ネットワークの最大帯域[bps]は予め記録されており、現在の利用帯域[bps]はユーザがコンテンツサーバ5からコンテンツの配信を受ける際に利用する通信ネットワークに接続されているルータなどから受信し、また割当可能帯域[bps]は、ユーザについて算出された上記各スコアや、最大帯域や利用帯域に基づいて算出される値である。
次に、帯域制御システムにおいてユーザ端末がアクセスするコンテンツの配信許可を行う場合の処理について説明する。
まず、コンテンツへのアクセス開始を希望するユーザの操作に基づいて、ユーザ端末2がコンテンツサーバ5へのアクセス要求をSIPサーバ3へ送信する(ステップS101)。SIPサーバ2はアクセス要求に基づいて、そのアクセス要求を送信したユーザ端末2を操作するユーザの情報と、アクセス先のコンテンツ情報(コンテンツサーバやコンテンツを特定するコンテンツIDなど)を特定し、アクセス要求に、そのユーザ情報やコンテンツ情報を付加して帯域判定サーバ1へ送信する(ステップS102)。なお、ユーザ情報の特定は、例えば、アクセス要求の信号パケット内に格納されているユーザ端末のID(MACアドレスやIPアドレス、端末番号など)を特定することにより行い、そのユーザ端末のIDに基づいて、SIPサーバ3が記憶しているユーザ端末のIDとユーザ情報の対応テーブルから、当該ユーザ情報を特定すればよい。ユーザ情報としてはユーザ名、ユーザ分類などがある。またコンテンツ情報の特定は、例えば、アクセス要求の信号パケット内に格納されているコンテンツIDを特定し、そのコンテンツIDに基づいて、SIPサーバ3が記憶しているコンテンツIDとコンテンツサーバ名、コンテンツサーバにおけるコンテンツ格納先(URL)の対応テーブルから、それらコンテンツサーバ名や、コンテンツ格納先等のコンテンツ情報を特定すればよい。
次に帯域制御による帯域制御処理について説明する。
帯域制御サーバ1のアクセス要求受信部131がユーザ端末2からのアクセス要求を受信することを契機に上述の処理が行われている間、当該帯域制御サーバ1の利用帯域計測指示部134は、アクセス要求に基づいてユーザ端末の情報(MACアドレスやIPアドレスなど)とコンテンツサーバ5(コンテンツサーバ名など)とを特定し、またそれらの情報に基づいて、ユーザ端末2とコンテンツサーバ5との間の通信経路上に位置するルータ情報(ルータ名やルータID)と、通信経路の情報(ルータに通信ケーブルが接続されているポート番号)などを特定する(ステップS201)。例えば、ユーザ端末2とコンテンツサーバ2のIPアドレスの対応関係からルータや通信経路を特定するデータテーブルなどを帯域制御サーバ1が保持していれば、このデータテーブルの情報に基づいて特定することができる。そして利用帯域計測指示部13は、ルータ情報と通信経路の情報とを格納した利用帯域計測指示を、そのルータ情報で示されるルータ4へ送信する(ステップS202)。
2・・・ユーザ端末
3・・・SIPサーバ
4・・・ルータ
5・・・コンテンツサーバ
131・・・アクセス要求受信部
132・・・アクセス可否判定部
133・・・割当可能帯域算出部
134・・・利用帯域計測指示部
135・・・利用帯域受信部
136・・・割当可能帯域算出部
137・・・帯域制御部
Claims (5)
- 端末を利用するユーザ毎のアクセス対象先へのアクセス頻度を示すアクセス頻度情報を記憶するアクセス頻度記憶手段と、
前記アクセス頻度情報の上限値を記憶するアクセス頻度上限値記憶手段と、
前記端末からの前記アクセス対象先へのアクセス要求を受信するアクセス要求受信手段と、
前記アクセス要求で示されるユーザの前記アクセス頻度情報を前記アクセス頻度記憶手段から読み取って、当該アクセス頻度情報と前記アクセス頻度情報の上限値との比較に基づいて、前記アクセス要求に対応するアクセス可否を判定するアクセス可否判定手段と、
少なくとも前記アクセス対象先へのアクセス頻度と、前記端末と前記アクセス対象先との通信経路における帯域情報とに基づいて、前記端末と前記アクセス対象先との間の通信経路における割当可能帯域を算出する割当可能帯域算出手段と、
前記アクセス可否の判定結果がアクセス可である場合に、前記算出した前記割当可能帯域による通信制御を、前記端末と前記アクセス対象先との間の通信経路上に設置された通信中継装置へ指示する帯域制御手段と、
を備えることを特徴とする帯域制御装置。 - 前記通信中継装置へ、前記端末と前記アクセス対象先との間の通信における利用帯域の計測要求を指示する利用帯域計測指示手段と、
前記利用帯域の計測要求に応じて計測された前記利用帯域の情報を前記通信中継装置より受信する利用帯域受信手段と、を備え、
前記割当可能帯域算出手段は、さらに前記利用帯域の情報に基づいて、前記端末と前記アクセス対象先との間の通信経路における割当可能帯域を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の帯域制御装置。 - 帯域制御装置における帯域制御方法であって、
アクセス頻度記憶手段が、端末を利用するユーザ毎のアクセス対象先へのアクセス頻度を示すアクセス頻度情報を記憶し、
アクセス頻度上限値記憶手段が、前記アクセス頻度情報の上限値を記憶し、
アクセス要求受信手段が、前記端末からの前記アクセス対象先へのアクセス要求を受信し、
アクセス可否判定手段が、前記アクセス要求で示されるユーザの前記アクセス頻度情報を前記アクセス頻度記憶手段から読み取って、当該アクセス頻度情報と前記アクセス頻度情報の上限値との比較に基づいて、前記アクセス要求に対応するアクセス可否を判定し、
割当可能帯域算出手段が、少なくとも前記アクセス対象先へのアクセス頻度と、前記端末と前記アクセス対象先との通信経路における帯域情報とに基づいて、前記端末と前記アクセス対象先との間の通信経路における割当可能帯域を算出し、
帯域制御手段が、前記アクセス可否の判定結果がアクセス可である場合に、前記算出した前記割当可能帯域による通信制御を、前記端末と前記アクセス対象先との間の通信経路上に設置された通信中継装置へ指示する
ことを特徴とする帯域制御方法。 - 端末を利用するユーザ毎のアクセス対象先へのアクセス頻度を示すアクセス頻度情報を記憶するアクセス頻度記憶手段と、
前記アクセス頻度情報の上限値を記憶するアクセス頻度上限値記憶手段と、
を備えた帯域制御装置のコンピュータを、
前記端末からの前記アクセス対象先へのアクセス要求を受信するアクセス要求受信手段、
前記アクセス要求で示されるユーザの前記アクセス頻度情報を前記アクセス頻度記憶手段から読み取って、当該アクセス頻度情報と前記アクセス頻度情報の上限値との比較に基づいて、前記アクセス要求に対応するアクセス可否を判定するアクセス可否判定手段、
少なくとも前記アクセス対象先へのアクセス頻度と、前記端末と前記アクセス対象先との通信経路における帯域情報とに基づいて、前記端末と前記アクセス対象先との間の通信経路における割当可能帯域を算出する割当可能帯域算出手段、
前記アクセス可否の判定結果がアクセス可である場合に、前記算出した前記割当可能帯域による通信制御を、前記端末と前記アクセス対象先との間の通信経路上に設置された通信中継装置へ指示する帯域制御手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。 - 帯域制御装置とSIPサーバとルータとを備えた帯域制御システムであって、
前記帯域制御装置が、
端末を利用するユーザ毎のアクセス対象先へのアクセス頻度を示すアクセス頻度情報を記憶するアクセス頻度記憶手段と、
前記アクセス頻度情報の上限値を記憶するアクセス頻度上限値記憶手段と、
前記端末からの前記アクセス対象先へのアクセス要求を前記SIPサーバを介して受信するアクセス要求受信手段と、
前記アクセス要求で示されるユーザの前記アクセス頻度情報を前記アクセス頻度記憶手段から読み取って、当該アクセス頻度情報と前記アクセス頻度情報の上限値との比較に基づいて、前記アクセス要求に対応するアクセス可否を判定するアクセス可否判定手段と、
少なくとも前記アクセス対象先へのアクセス頻度と、前記端末と前記アクセス対象先との通信経路における帯域情報とに基づいて、前記端末と前記アクセス対象先との間の通信経路における割当可能帯域を算出する割当可能帯域算出手段と、
前記アクセス可否の判定結果がアクセス可である場合に、前記算出した前記割当可能帯域による通信制御を、前記端末と前記アクセス対象先との間の通信経路上に設置された前記ルータへ指示する帯域制御手段と、を備える
ことを特徴とする帯域制御システム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008276661A JP5088291B2 (ja) | 2008-10-28 | 2008-10-28 | 帯域制御装置及び帯域制御方法ならびにそのプログラム、帯域制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008276661A JP5088291B2 (ja) | 2008-10-28 | 2008-10-28 | 帯域制御装置及び帯域制御方法ならびにそのプログラム、帯域制御システム |
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JP2010109428A JP2010109428A (ja) | 2010-05-13 |
JP5088291B2 true JP5088291B2 (ja) | 2012-12-05 |
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Family Applications (1)
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JP2008276661A Active JP5088291B2 (ja) | 2008-10-28 | 2008-10-28 | 帯域制御装置及び帯域制御方法ならびにそのプログラム、帯域制御システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003152783A (ja) * | 2001-11-19 | 2003-05-23 | Fujitsu Ltd | サーバ負荷分散装置 |
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2008
- 2008-10-28 JP JP2008276661A patent/JP5088291B2/ja active Active
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